JPH0425850Y2 - - Google Patents

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JPH0425850Y2
JPH0425850Y2 JP13013085U JP13013085U JPH0425850Y2 JP H0425850 Y2 JPH0425850 Y2 JP H0425850Y2 JP 13013085 U JP13013085 U JP 13013085U JP 13013085 U JP13013085 U JP 13013085U JP H0425850 Y2 JPH0425850 Y2 JP H0425850Y2
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groove
small
roof
grooves
flat roofing
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、家屋に屋根の葺くために用いられる
平板屋根材に関するものである。
[背景技術] 第10図は平板屋根材A′を葺くことによつて
屋根を構成したものを示すものであるが、平板屋
根材A′は50×60cm程度の比較的大きな面積を有
して形成されるために、この比較的大きな平板屋
根材A′を葺き並べた状態は単調でおおざつぱな
感じを受け、安つぽい感じを与えることになる。
そこでこの場合には平板屋根材として小さなもの
を用いて多数枚の平板屋根材を葺き並べること
で、小さな平板屋根材がち密に配列されたいわゆ
る小割り感を出し、外観美を高めることがなされ
ている。
しかしながらこのように平板屋根材として小さ
なものを用いる場合、屋根を葺きあげるには極め
て多数枚の平板屋根材を必要とすることになり、
屋根葺き施工が煩雑となつて施工に手間を要する
ことになるという問題があつた。
[考案の目的] 本考案は、上記の点に鑑みて為されたものであ
り、比較的大きな寸法であつても小割り感のある
屋根葺きをおこなうことができる平板屋根材を提
供することを目的とするものである。
[考案の開示] しかして本考案に係る平板屋根材は、屋根板1
の表面に軒棟方向で小割り溝2を設け、小割り溝
2を浅溝3と浅溝3の溝底に設けられ浅溝3の溝
幅よりも溝幅の狭い深溝4とによつて形成して成
ることを特徴とするものであり、かかる浅溝3と
深溝4とによつて形成される小割り溝2によつて
平板屋根材が複数の平板屋根材に分割された形状
に見えるようにし、小さな平板屋根材を多数枚並
べたような小割り感のある外観で屋根葺きができ
るようにして上記目的を達成したものであつて、
以上本考案を実施例により詳述する。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、屋根
板1はセメント板、石綿セメント板、繊維補強セ
メント板、ケイ酸カルシウム板などで横寸法が60
cm程度、縦寸法(軒棟方向の寸法)が50cm程度、
厚みが4〜10mm程度に形成され、その上縁(棟側
の端縁)には山部8が突出して設けてある。屋根
板1の表面には木目調や石目調子など深さが0.2
〜2.0mm程度の凹凸模様が形成してある。屋根板
1においてその棟側部分は他の屋根板1によつて
覆われ、軒側部分において露出することになる
が、この露出部分9において屋根板1の表面には
軒棟方向で小割り溝2が形成してある。小割り溝
2は屋根板1の強度が十分であるときには軒棟方
向全長に亘つて設けるようにしてもよいが、踏み
割れの強度があまり低下しないように露出部分9
においてのみ設けるようにするのが好ましい。ま
た小割り溝2は屋根板1に一本乃至数本設けられ
るものであるが、屋根板1を幅方向にほぼ等間隔
で分割する位置において設けられる。
この小割り溝2は浅い浅溝3と深い深溝4とに
よつて形成されるものであり、第2図aに示すよ
うに深溝4は浅溝3の溝底の端部において浅溝3
の全長に亘つて設けられる。浅溝3は深さを0.5
〜3mmに、幅を屋根板1の厚みの2〜3倍程度に
形成され、また深溝4は浅溝3の溝底からさらに
0.5〜3mm深くなるように深さを形成されると共
に幅を0.5〜3mmに形成される。深溝4は第2図
bのように浅溝3の溝底の両側端部にそれぞれ設
けるようにしてもよい。また屋根板1の側端部に
おいて端部小割り溝10を設けるようにしてもよ
く、この端部小割り溝10は小割り溝2を第2図
aのように形成する場合は第3図aのように浅溝
3と同じ深さの浅溝11として形成され、小割り
溝2を第2図bのように形成する場合は第3図b
のように浅溝11と深溝4と同じ寸法で浅溝11
の溝底に設けられる深溝12とによつて形成され
ることになる。尚、屋根板1としてはその外形が
第4図a,bに示すようなものを用いることもで
きる。
しかして上記のように屋根板1に小割り溝2を
設けて形成される平板屋根材Aを葺き並べて屋根
を施工するにあたつては、第5図に示すように、
まず軒に沿つて平板屋根材Aをその側端面同士を
突き合わせ当接して横に並べる。次にこの並べた
平板屋根材Aの棟側端部上に他の平板屋根材Aの
軒側端部を重ねながら軒に沿つて側端面同士を突
き合わせ当接して横に並べるが、このとき下側の
平板屋根材Aの山部8を上側の平板屋根材Aの突
き合わせ端部が位置するようにして平板屋根材A
の葺き並べをおこなう。以下同様にして平板屋根
材Aを第10図に示すような配列で葺き並べて屋
根葺き施工をおこなうものである。
このように平板屋根材Aを葺き並べたものにあ
つて、平板屋根材Aの側端間で平板屋根材Aが分
割されている外観が生じるのはもちろん、平板屋
根材Aに設けた小割り溝2によつて各平板屋根材
Aが複数の平板屋根材に分割されたような外観と
なり、屋根全体としては第6図に示すように小さ
な平板屋根材を多数枚葺き並べた小割り感を呈す
ることになる。そして、小割り溝2は浅溝3と深
溝4とによつて形成されていて、浅溝3と深溝4
との間で太陽光線による影の出方が異なることに
なるため、小割り溝2の存在がこの陰影によつて
強調され、平板屋根材の側端の突き合わせ部分の
ような感じを与えて小割り溝2による小割り感の
表現を明確におこなうことができることになるも
のである。尚、第3図a,bのように平板屋根材
Aの側端に端部小割り溝10を設けるようにして
おけば、小割り溝2による平板屋根材Aの分割様
外観と同じ分割様外観を平板屋根材A間に与える
ことができ、小割り感を一層強調することができ
ることになる。
第7図は本考案の他の実施例を示すもので、こ
のものでは屋根板1の一方の側端に端部小割り溝
10を、側端以外の部分において屋根板1の表面
に一本乃至複数本の小割り溝2をそれぞれ設け、
そしてこの小割り溝2や端部小割り溝10の前端
部分において屋根板1の一部を切り込んで切欠き
込み部13を設けるようにすると共に小割り溝2
を境にして屋根板1の前端の突出寸法を交互に長
くあるいは短く設定して長片14と短片15とが
交互に形成されるようにし、屋根板1の前端に段
差が形成されるようにしたものである。また小割
り溝2は第8図に示すように浅溝3と深溝4とに
よつて形成されるようにしてある。小割り溝2や
端部小割り溝10の幅寸法は屋根板1の板厚の2
〜3倍程度に、溝幅は板厚の1/3〜1/2程度にそれ
ぞれ設定され、また深溝4は浅溝3の溝底からさ
らに0.5〜3mm深くなるように深さを形成される
と共に幅を0.5〜3mmに形成される。さらに長片
14と短片15との先端間の段差寸法aは屋根板
1の板厚の1〜5倍程度に設定される。
このように形成される平板屋根材Aにあつて、
上記実施例と同様にして第9図のように屋根葺き
をおこなうものであるが、上記実施例のものと同
様に小割り溝2や端部小割り溝10によつて第6
図のように屋根に小割り感を出すことができる。
しかもこのものでは小割り溝2や端部小割り溝1
0の前端の切り込み部13で小割り溝2や端部小
割り溝10の存在が強調され、また小割り溝2を
境にして屋根板1の前端に長片14と短片15と
の間の段差が存在して小割り溝2による平板屋根
材Aの分割表現が強調され、小割り溝2と端部小
割り溝10の存在及び切り込み部13や屋根板1
の前端の段差による強調効果で、小割り感を明瞭
に表現できることになるものである。
[考案の効果] 上述のように本考案にあつては、屋根板の表面
に軒棟方向で小割り溝を設けてあるので、平板屋
根材を葺き並べた状態において、平板屋根材の側
端間で平板屋根材が分割されている外観が生じる
のはもちろん、小割り溝によつて各平板屋根材が
複数の平板屋根材に分割されたような外観とな
り、屋根全体としては小さな平板屋根材を多数枚
葺き並べた小割り感を出すことができ、しかも小
割り溝を浅溝と浅溝の溝底に設けられ浅溝の溝幅
よりも溝幅の狭い深溝とによつて形成してあるの
で、浅溝と深溝との間で太陽光線による影の出方
が異なつて小割り溝の存在をこの陰影によつて強
調することができて、小割り溝による小割り感の
表現を明確におこなうことができるものである。
そしてこのように小割り溝で小割り感の表現がお
こなえるために、平板屋根材として比較的大きな
ものを用いることができるものであり、小さな平
板屋根材を多数枚用いる必要なく施工を容易にお
こなうことができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案の一実施例の平面図と正
面図、第2図a,bは同上の一部切欠拡大斜視
図、第3図a,bは同上の一部切欠拡大斜視図、
第4図a,bは同上の他の実施例の平面図、第5
図は同上における平板屋根材の配列状態を示す平
面図、第6図は同上の平板屋根材を屋根に葺き上
げた状態の縮小斜視図、第7図a,bは本考案の
他の実施例の平面図と正面図、第8図は同上の一
部の拡大断面図、第9図は同上の平板屋根材の配
列状態を示す平面図、第10図は従来例の縮小斜
視図である。 1は屋根板、2は小割り溝、3は浅溝、4は深
溝である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋根板の表面に軒棟方向で小割り溝を設け、小
    割り溝を浅溝と浅溝の溝底に設けられ浅溝の溝幅
    よりも溝幅の狭い深溝とによつて形成して成る平
    板屋根材。
JP13013085U 1985-08-27 1985-08-27 Expired JPH0425850Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13013085U JPH0425850Y2 (ja) 1985-08-27 1985-08-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13013085U JPH0425850Y2 (ja) 1985-08-27 1985-08-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6238314U JPS6238314U (ja) 1987-03-06
JPH0425850Y2 true JPH0425850Y2 (ja) 1992-06-22

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ID=31027336

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JP13013085U Expired JPH0425850Y2 (ja) 1985-08-27 1985-08-27

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH088167Y2 (ja) * 1987-12-23 1996-03-06 松下電工株式会社 屋根葺き構造

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JPS6238314U (ja) 1987-03-06

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