JP3236784B2 - 平板系屋根瓦 - Google Patents

平板系屋根瓦

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JP3236784B2 JP25302796A JP25302796A JP3236784B2 JP 3236784 B2 JP3236784 B2 JP 3236784B2 JP 25302796 A JP25302796 A JP 25302796A JP 25302796 A JP25302796 A JP 25302796A JP 3236784 B2 JP3236784 B2 JP 3236784B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建物の屋
根葺きに用いる平板系屋根瓦に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の平板系屋根瓦として、例えば、
抄造法やフローオン方式でスラリーを脱水成形してなる
生板を加圧成形及び養生硬化させることにより平板状に
形成されたものがあり、かかる平板系屋根瓦は幅方向で
互いに隣接しかつ屋根流れ方向で一部が重なり合うよう
に葺き上げられる。
【0003】このような平板系屋根瓦では、一般に、そ
の厚さが5〜7mm程度でかつ厚さ方向に湾曲しない平
板状に形成され、葺き上げ後の瓦本体の軒先側縁で形成
される段差があまり目立たないようになっているため、
葺き上げ後の屋根の外観が平面的で薄っぺらな印象にな
り、屋根の重厚感ないし高級感を付与し難いという欠点
がある。
【0004】そこで、従来より、瓦本体の軒先側縁に形
成された凹凸部を幅方向に並ぶ他の瓦本体の凹凸部と連
続させて波打ち模様を形成するとともに、屋根流れ方向
の奇数段と偶数段に現れる各波打ち模様の位相をすべて
揃わせることにより、葺き上げ後の屋根に立体感を付与
するようにした平板系屋根瓦が提案されている(例え
ば、特開平7−150690号公報、特開平7−173
906号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の平板系屋根瓦は、上記のように厚さが5〜7mm程度
というかなり薄肉に形成されていて、そもそも瓦本体の
軒先側縁の段差が余り目立たないものであるので、従来
のように、単に屋根流れ方向の奇数段と偶数段に現れる
波打ち模様の位相を揃わせるだけでは、光の方向や見る
角度によっては葺き上げ後の屋根にさほど立体感を感じ
ないことがある。
【0006】本発明は、このような実情に鑑み、瓦本体
の軒先側縁で構成される波打ち模様に対応して屋根の表
面に明度のコントラストを付けることにより、葺き上げ
後の屋根により確実に立体感を付与できる平板系屋根瓦
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、本発明
は、幅方向で互いに隣接しかつ屋根流れ方向で一部が重
なり合うように葺き上げられる平板状の瓦本体を備え、
この瓦本体の軒先側縁に形成された凹凸部を幅方向に並
ぶ他の瓦本体の凹凸部と連続させて波打ち模様を形成す
るとともに、屋根流れ方向の奇数段と偶数段に現れる前
記波打ち模様の位相をすべて揃わせることにより葺き上
げ後の屋根に立体感を付与するようにした平板系屋根瓦
において、前記瓦本体の表面の幅方向における凸部に対
応する領域が凹部に対応する領域よりも明度が小さい濃
色となり、かつ、その明度が幅方向において徐々に変化
るように、その明度が幅方向において濃淡に色分けさ
れていることを特徴とする(請求項1)。
【0008】この場合、凸部に対応する領域が凹部に対
応する領域よりも濃色となるように色分けされているの
で、瓦本体の軒先側縁で構成される波打ち模様に対応し
て屋根の表面に明度のコントラストが付き、このため、
凹部が浮き上がりかつ凸部が沈んで見える状況がその明
度のコントラストによってより強調されることになる。
【0009】上記瓦本体の表面の色分けは、上記のよう
に明度のコントラスト(陰影)で凹部をより浮き立たせ
かつ凸部をより沈んで見せるには、凸部に対応する領域
に近づくに従って濃くなるよう、その明度が幅方向にお
いて徐々に変化するように付与することが好ましい。
【0010】また、本発明は、瓦本体の表面の幅方向に
おける凸部に対応する領域が凹部に対応する領域よりも
あらくなり、かつ、そのあらさが幅方向において徐々に
変化するように、当該瓦本体の表面あらさがその幅方向
において区分されていることを特徴とする(請求項2,
)。この場合、瓦本体の表面を流下する雨水に含まれ
る塵埃が比較的あらい凸部に対応する領域に付着し、同
領域がほかの領域に比べて黒ずみやすくなるので、経年
変化によって明度の色分けが自然につくことになる。
【0011】なお、瓦本体の表面あらさの区分について
も、上記と同じ理由により、同表面あらさがその幅方向
において徐々に変化するように付与することが好まし
い。更に、瓦本体の色分けや表面あらさの区分付けの方
法は、表面塗装や微細な凹凸付け等種々の手段を採用で
きるが、これらは瓦本体の表面に粒状体をまぶすことに
よって付与することができる(請求項)。
【0012】この場合、従来からよく用いられている既
設の粒状体の散布装置による散布位置を変更するだけで
色分け又は表面あらさの区分が可能となるので、設備ラ
インの大幅な変更を要せずに本発明を採用できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1乃至図6は、本発明の第一の
実施形態を示している。図1及び図3に示すように、本
実施形態に係る平板系屋根瓦1は、幅方向で互いに重な
らないように隣接して並設され、かつ、屋根流れ方向で
一部が重なり合うように葺き上げられる平板状の瓦本体
2を備えており、この瓦本体2は、全体が横長のほぼ五
角形状でかつ平板状を呈する窯業系材料より構成されて
いる。
【0014】この瓦本体2の棟側縁(図1の上縁)に
は、瓦本体2の幅方向中央から左右両側に向かうに従っ
て軒先側(図1の下側)に傾斜した傾斜辺3が形成さ
れ、同瓦本体2の幅方向両側縁には、その縁部を小三角
形上に切り欠いて形成した横目印4が設けられている。
本実施形態の屋根瓦1(瓦本体2)は、軒先側から棟側
に向かって順次ラップして葺き上げることにより、屋根
流れ方向で互いにラップする奇数段と偶数段の瓦本体2
同士がその幅方向長の半分の長さだけずれる千鳥葺きと
されるもので、このさい、前記横目印4は葺き上げ後に
外部に露出することになる当該瓦本体2の働き長さHを
特定する.すなわち、これから設置しようとする瓦本体
2の横目印4を先に設置してある他の瓦本体2の頂点5
に重ね合わせるようにして当該瓦本体2を棟側に向かっ
て順次ラップして葺き上げて行けば、屋根流れ方向で互
いにラップする奇数段と偶数段の瓦本体2同士がその幅
方向長の半分の長さだけずれることになるとともに、屋
根流れ方向の奇数段と偶数段との間隔(働き長さH)を
揃えられるようになっている。
【0015】瓦本体2の内部には、同瓦本体2を野地板
に固定するための釘が挿通される四つの釘孔6A,6B
が幅方向に間隔を置いて設けられている。このうち、左
右両側の釘孔6Aは、中央側にある二つの釘孔6Bより
もやや軒先側に配置されており、これにより、四本の釘
がすべて野地板の接合線上に揃うのを回避するようにし
ている。なお、瓦本体2の横幅が小さい場合には、釘孔
を二つしか設けない場合もある。
【0016】図1及び図3に示すように、瓦本体2の軒
先側縁(図1の下縁)には、葺き上げ後の屋根に立体感
を付与するための凹凸部7,8が形成されている。この
うち、凹部7は、軒先側縁の左右両側部の幅方向大半を
棟側に向かって浅く円弧状にえぐりとることによって形
成されており、かかる凹部7は、瓦本体2の左右対称位
置でかつ当該瓦本体2の幅方向長さの半分だけ互いに離
れる位置に、同形同寸のものが一対形成されている。
【0017】他方、凸部8は、軒先側縁の幅方向の左右
両端部と中央部を前記凹部7の形成跡として残すことに
よって構成されていて、このうち、幅方向中央側の凸部
8Aの下縁は、左右両側の凸部8Bの下縁のほぼ二倍の
長さを有する。このため、図3に示すように、瓦本体2
が奇数又は偶数の同じ段において幅方向に並設される
と、幅方向で隣合う瓦本体2の左右両側の凸部8B同士
が二つ突き合わされて中央側の凸部8Bと同じ長さにな
り、凹凸部7,8が屋根の幅方向に一定ピッチで並ぶ波
打ち模様9が形成されることになる。
【0018】また、本実施形態の場合、瓦本体2の各凹
部7は、同形同寸の一対のものが瓦本体2の左右対称位
置でかつ当該瓦本体2の幅方向長さの半分だけ互いに離
れる位置に形成されているので、図3に示すように、瓦
本体2をその幅方向長さの半分だけずれた千鳥状に葺き
上げると、屋根流れ方向の奇数段と偶数段に現れる前記
波打ち模様9の位相がすべて自然に揃うようになってい
る。
【0019】図1に示すように、本実施形態の瓦本体2
の表面は、その幅方向における凸部8に対応する第一領
域10が凹部7に対応する第二領域11よりも明度が小
さい濃色となるように濃淡に色分けされていて、この色
分けは、第一領域10に近づくに従って次第に濃くなる
よう、その明度が幅方向において徐々に変化するように
付与されている。
【0020】なお、第一領域10と第二領域11とを境
界線を境に明確に色分けしてもよいが、凹部7をより浮
き立たせかつ凸部8をより沈んで見せるためには、上記
のように明度が幅方向において徐々に変化するようにす
る方が効果がある。そして、かかる瓦本体2表面の濃淡
付けは、表面塗装で行うこともできるが、本実施形態で
は瓦本体2の表面に表面けい砂粒(粒状体)をまぶすこ
とによって行っている。
【0021】すなわち、この種のカラーベストよりなる
瓦本体2は、通常、図2に示すように、セメント及びけ
い砂を主原料としかつ無機繊維で補強された基材12
と、この基材12の表面側に積層された着色セメント1
3と、この着色セメント13の積層後に散布して付着さ
れた着色けい砂粒(粒状体)14と、養生硬化後に塗布
される表面塗装15とからなる積層構造を採用してい
る。
【0022】そこで、本実施形態では、瓦本体2の表面
色を決定する着色セメント13より濃い色の着色けい砂
粒14を、凸部8に対応する第一領域10ほど高密度に
散布することにより、瓦本体2の明度を幅方向において
徐々に変化させるようにしている。この場合、自然石調
の風合いを出すため、着色けい砂粒14の散布装置は本
発明のような色分けをしない通常の屋根瓦1の設備ライ
ンにも備えられているので、上記のように着色けい砂粒
14の散布密度で濃淡の色分けを行うようにすれば、着
色けい砂粒14の散布位置を変更するだけで瓦本体2の
明度の色分けを行える利点がある。
【0023】これに対して、明度が徐々に変化するよう
な瓦本体2の色分けを表面塗装15で行う場合、特殊な
塗装機器を必要とするため設備コストが高くなるという
欠点がある。一方、本実施形態では、着色けい砂粒14
の散布によって濃淡の色分けを行っているので、瓦本体
2の表面あらさも、凸部8に対応する第一領域10が凹
部7に対応する第二領域11よりもあらくなるように幅
方向において区分されていることになる。
【0024】従って、この場合、後述のように、瓦本体
2の表面を流下する雨水に含まれる塵埃が主として第一
領域10に付着し、同領域10の方が第二領域11より
も黒ずみやすくなっているので、経年変化によって明度
の色分けが自然につくことになるという効果もある。な
お、瓦本体2の表面の色分けは、上記のように材料の色
自体で変化をつけるだけでなく、例えば、養生前のプレ
ス工程において多数の微細な凹部や溝を第一領域10に
集中的に施すような、瓦本体2の表面凹凸状態を変化さ
せることによっても行える。
【0025】上記構成に係る平板系屋根瓦1は、図3に
示すように、屋根の幅方向においては重ならないように
並設され、屋根流れ方向においては一つ前の軒先側の屋
根瓦1の上に重なるように葺き上げられ、このさい、一
つ前の軒先側の屋根瓦1に対してその幅方向長さの半分
だけずれるように設置される。このさい、本実施形態で
は、多数の凹凸部7,8が連続してなる波打ち模様9の
位相が屋根流れ方向の奇数段と偶数段ですべて揃ってい
るだけでなく、瓦本体2の表面における凸部8に対応す
る第一領域10が凹部7に対応する第二領域11よりも
濃色となるよう濃淡に色分けされているので、軒先側縁
で構成される波打ち模様9に対応して屋根の表面に明度
のコントラストが付くことになる。
【0026】このため、波打ち模様9の凹部7が浮き上
がりかつ凸部8が沈んで見える状況が明度のコントラス
トによって強調され、これにより、例えば図4や図5に
示すように見る方向が変化しても屋根が波打ったように
立体的に見え、葺き上げ後の屋根の立体感が確実に増大
することになる。また、図3に示すように、瓦本体2の
表面を流れる雨水16は凹部7の縁部の水切り作用によ
って凸部8に集中しやすいので、主として第一領域10
に沿って流下することになる。
【0027】この場合、本実施形態では、瓦本体2の表
面に着色けい砂粒14をまぶすことによってその表面を
色分けするだけでなく、その表面あらさも第一領域10
に至るほどあらくしているので、雨水に含まれている塵
埃が第一領域10に付着しやすくなっている。このた
め、屋根の施工後長期間が経過すると、第一領域10が
第二領域11よりも黒ずみ、経年変化により明度のコン
トラストが自然に強調されて行くという利点がある。
【0028】上記屋根瓦1は、建物の屋根面に直接施工
する場合だけでなく、例えば図6に示す屋根パネル17
にも採用することができる。すなわち、この屋根パネル
17は、工場で予め上記屋根瓦1が葺かれているユニッ
ト化されたもので、下面側に垂木18が固着された合板
製の野地板19と、この野地板19の上面側に敷設した
アスファルトルーフィング20と、同ルーフィング20
上に葺き上げられた当該屋根瓦1よりなる。
【0029】しかして、これらの屋根パネル17は、施
工現場においてクレーン等で吊り上げられて小屋組に固
定され、この小屋組上で互いに面一に接合されることに
より、屋根面を構成することになる。図7及び図8は、
本発明の第二の実施形態を示している。本実施形態が第
一の実施形態と異なる点は、凹部7が頂角が鈍角の二等
辺三角形状に形成され、凸部8が凹部7と同じ二等辺三
角形状に形成されている点にあり、従って、この場合の
波打ち模様9は同一の山形がジグザグに連続した形状と
なる。
【0030】なお、その他の構造及び主な作用効果は第
一の実施形態と同様であるため、図7及び図8に第一の
実施形態と同じ符号を付すことにより、その詳細説明を
省略する。図9乃至図11は、本発明の第三の実施形態
を示している。本実施形態では、第一及び第二の実施形
態の場合と異なり、屋根瓦1(瓦本体2)が奇数段と偶
数段とでその幅方向長さの3分の1だけずらして配置さ
れ、このずれ量に対応して、凹部7が瓦本体2を三等分
する位置に形成されている。
【0031】また、図9の凹部7は図1の場合と同様の
円弧状を採用しているが、図10の凹部7はほぼ台形状
に形成され、図11の凹部は片側(図では右側)に向か
ってより深くなるように傾斜した波形に形成されてい
る。これらの各図から分かるように、屋根瓦1の幅方向
のずれ量や凹部7の形状が若干変化しても、要するに、
波打ち模様9の位相が揃えてありかつ凹凸部7,8が形
成される領域10,11に対応して濃淡の色分けを施し
てあれば、施工後の屋根に立体感を付与することができ
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
瓦本体の軒先側縁で構成される波打ち模様に対応して屋
根の表面に明度のコントラストを付けることができるの
で、葺き上げ後の屋根により確実に立体感を付与するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示す屋根瓦の平面図
である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】同屋根瓦の配列パターンを示す平面図である。
【図4】同屋根瓦の葺き上げ状態を正面から見た斜視図
である。
【図5】同屋根瓦の葺き上げ状態を斜めから見た斜視図
である。
【図6】同屋根瓦を採用した屋根パネルの斜視図であ
る。
【図7】本発明の第二の実施形態を示す屋根瓦の平面図
である。
【図8】同屋根瓦の配列パターンを示す平面図である。
【図9】本発明の第三の実施形態を示す屋根瓦の配置パ
ターンを示す平面図である。
【図10】同配置パターンを示す平面図である。
【図11】同配置パターンを示す平面図である。
【符号の説明】
1 屋根瓦 2 瓦本体 7 凹部 8 凸部 9 波打ち模様 10 凸部に対応する領域(第一領域) 11 凹部に対応する領域(第二領域) 14 粒状体(着色けい砂粒)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−173906(JP,A) 特開 昭48−55908(JP,A) 実開 昭61−20714(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 1/00 - 1/34 E04F 13/00 - 13/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅方向で互いに隣接しかつ屋根流れ方向
    で一部が重なり合うように葺き上げられる平板状の瓦本
    体(2)を備え、この瓦本体(2)の軒先側縁に形成さ
    れた凹凸部(7)(8)を幅方向に並ぶ他の瓦本体
    (2)の凹凸部(7)(8)と連続させて波打ち模様
    (9)を形成するとともに、屋根流れ方向の奇数段と偶
    数段に現れる前記波打ち模様(9)の位相をすべて揃わ
    せることにより葺き上げ後の屋根に立体感を付与するよ
    うにした平板系屋根瓦において、 前記瓦本体(2)の表面の幅方向における凸部(8)に
    対応する領域(10)が凹部(7)に対応する領域(1
    1)よりも明度が小さい濃色となり、かつ、その明度が
    幅方向において徐々に変化するように、当該瓦本体
    (2)の表面がその幅方向において濃淡に色分けされて
    いることを特徴とする平板系屋根瓦。
  2. 【請求項2】 瓦本体(2)の表面の幅方向における凸
    部(8)に対応する領域(10)が凹部(7)に対応す
    る領域(11)よりもあらくなり、かつ、そのあらさが
    幅方向において徐々に変化するように、当該瓦本体
    (2)の表面あらさがその幅方向において区分されてい
    る請求項1に記載の平板系屋根瓦。
  3. 【請求項3】 幅方向で互いに隣接しかつ屋根流れ方向
    で一部が重なり合うように葺き上げられる平板状の瓦本
    体(2)を備え、この瓦本体(2)の軒先側縁に形成さ
    れた凹凸部(7)(8)を幅方向に並ぶ他の瓦本体
    (2)の凹凸部(7)(8)と連続させて波打ち模様
    (9)を形成するとともに、屋根流れ方向の奇数段と偶
    数段に現れる前記波打ち模様(9)の位相をすべて揃わ
    せることにより葺き上げ後の屋根に立体感を付与するよ
    うにした平板系屋根瓦において、 前記瓦本体(2)の表面の幅方向における凸部(8)に
    対応する領域(10)が凹部(7)に対応する領域(1
    1)よりもあらくなり、かつ、そのあらさが幅方向にお
    いて徐々に変化するように、当該瓦本体(2)の表面あ
    らさがその幅方向において区分されていることを特徴と
    する 平板系屋根瓦。
  4. 【請求項4】 瓦本体(2)の色分け又は表面あらさの
    区分若しくはこれらの双方が、当該瓦本体の表面に粒状
    体(14)をまぶすことによって付与されて いる請求項
    1〜3のいずれかに記載の平板系屋根瓦。
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