JPH08507085A - アゼチジノンの合成方法 - Google Patents

アゼチジノンの合成方法

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JPH08507085A JP7504054A JP50405495A JPH08507085A JP H08507085 A JPH08507085 A JP H08507085A JP 7504054 A JP7504054 A JP 7504054A JP 50405495 A JP50405495 A JP 50405495A JP H08507085 A JPH08507085 A JP H08507085A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、β−(置換−アミノ)アミド、β−(置換−アミノ)酸エステルまたはβ−(置換−アミノ)チオールカルボン酸エステルをシリル化剤および環化剤と反応させることよりなる、ペネムの合成における中間体としておよび低コレステロール血症薬として有用なアゼチジノン、特にC−3およびC−4位置で置換されたそして環窒素で任意に置換されたアゼチジノンの製造方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 アゼチジノンの合成方法背景 本発明は低コレステロール血症薬としておよびペネムの合成用中間体として有 用なアゼチジノンの製造方法に関する。 WO93/02048にはアゼチジノンを製造するための立体選択的方法が記 載されている。C−3およびC−4位置の置換基がトランス相対立体化学構造を 有するアゼチジノンを製造する1つの方法は、キラル補助体としてオキサゾリジ ノンを使用する方法においてカルボン酸、アルデヒドおよびアミンから製造され るヒドロキシアミドを環化することよりなる。記載の方法は次の工程よりなる: (a)カルボン酸を塩素化剤と反応させ; (b)キラルオキサゾリジノン、好ましくはR−(+)−4−ベンジルオキサ ゾリジノンを、強塩基または第3アミン塩基で脱プロトン化し、そして得られる 陰イオンを段階(a)の生成物で処理し; (c)段階(b)の生成物を (i) ジアルキル硼素トリフレートおよび第3アミン塩基;または (ii)TiCl4およびテトラメチルエチレンジアミン(TMEDA) またはTMEDAとトリエチルアミンとの混合物 のいずれかでエノール化し、次にアルデヒドと縮合し; (d)段階(c)の生成物を塩基および過酸化水素で加水分解し; (e)任意に活性化剤を加えて、脱水性カップリング剤で処理することによっ て、段階(d)の生成物をアミンと縮合し;そして (f)段階(e)の生成物を (i) ジアルキルアゾジカルボキシレートおよびトリアルキルホスフィ ン;または (ii)塩化ジ−もしくはトリ−クロロベンゾイル、塩基および相転移 触媒の水溶液、次いで得られるジ−またはトリ−クロロベンゾエートを塩基およ び相転移触媒の水溶液で処理する;または (iii)ジアルキルクロロホスフェート、塩基および相転移触媒の水溶 液;または (iv) 塩化ジ−もしくはトリ−クロロベンゾイルおよび金属水素化物 、と反応させることによって段階(e)の生成物を環化する。 WO 93/02048の別の方法では、上記のようなトランス相対立体化学 構造を有するアゼチジノンは、キラル補助体としてオキサゾリジノン、好ましく はS−フェニル−オキサゾリジノンを使用する方法においてカルボン酸およびイ ミンから製造したβ−アミノアミド誘導体を環化することによって製造される。 この方法は次の段階よりなる: (a)カルボン酸を塩素化剤と反応させ; (b)キラルオキサゾリジノン、好ましくはS−フェニル−オキサゾリジノン を、強塩基または第3アミン塩基で脱プロトン化し、そして得られる陰イオンを 段階(a)の生成物で処理し; (c)段階(b)の生成物をTiCl4およびテトラメチルエチレンジアミン (TMEDA)でエノール化し、次にイミンと縮合し、そして; (d)強非求核性塩基、好ましくはアルカリ金属ビストリメチルシリルアミド で処理することによって段階(c)の生成物を環化する。発明の概要 本発明は、中性条件下でアゼチジノンを製造するための簡単で高収率の方法を 提供する。アゼチジノンはWO93/02048およびPCT国際出願PCT/ US94/00421に記載のように低コレステロール血症薬として有用であり 、そしてまた抗菌剤の公知のグループであるペネムの合成における中間体として 有用である。この方法はC−3およびC−4位置の各々で任意にモノ−、ジ−ま たは非置換され、そして環窒素で置換されているアゼチジノンの製造に応用しう る。この方法によって製造されるC−3,C−4ジ置換アゼチジノンの立体化学 構造は出発物質によって決まる:ラセミ、立体特異または光学対掌化合物は、相 当す る出発物質を用いるときに得られる。特に、この方法はC−3およびC−4位置 で置換され、そして環窒素で任意に置換されたアゼチジノンの立体特異的な製造 に有用である。 広義には、本発明はβ−(置換−アミノ)アミド、β−(置換−アミノ)酸エ ステルまたはβ−(置換−アミノ)チオールカルボン酸エステルをシリル化剤お よび環化剤と反応させることよりなるアゼチジノンの製造方法に関する。 さらに詳しくは、本発明はシリル化剤および弗化物イオン触媒環化剤を、 i)カルバモイル部分がB−C(O)−[式中、Bは (式中、Xは−O−、−S−または−N(C1−C6アルキル)−であり;Yは= Oまたは=Sであり;R12およびR13は独立してC1−C6アルキル、フェニル、 ナフチル、置換フェニル、置換ナフチル、低級アルコキシカルボニルおよびベン ジルよりなる群から選択され、ここでフェニルおよびナフチル上の置換基は低級 アルキル、フェニルおよびベンジルよりなる群から選択される1−3個の置換基 であるか、あるいはR12またはR13の一方は上記定義通りであり、他方は水素で ある)よりなる群から選択される脱プロトン化キラル補助体であるか;あるいは Bは(R14)(R15)N−(式中、R14およびR15は独立して低級アルキル、ア リールおよびベンジルよりなる群から選択される)である] である、β−(置換−アミノ)アミド、 ii)カルボン酸エステル部分がR14−O−C(O)−(式中、R14は低級ア ルキル、アリールまたはベンジルである)である、β−(置換−アミノ)酸エス テル;および iii)チオールカルボン酸エステル部分がR14−S−C(O)−(R14は低 級アルキル、アリールまたはベンジルである)である、β−(置換−アミノ) チオールカルボン酸エステル、 よりなる群から選択される適当に保護された化合物と反応させることよりなる、 アゼチジノンの製造方法に関する。 あるいは、Bが上記定義通りの脱プロトン化キラル補助体であるとき、環化は キラル補助体の1価の塩、すなわち式: (式中、X、Y、R12およびR13は上記定義通りであり、Zは、アリールアルキ ル−アルキルアンモニウム、アリール−アルキルアンモニウムおよびテトラアル キルアンモニウムのような第4アンモニウム陽イオンまたはこれらの混合物およ びアルカリ金属よりなる群から選択される) の化合物を加えることによって行うことができる。アリールアルキル−アルキル アンモニウム基の例はベンジルトリエチル−アンモニウムおよびベンジル−トリ メチルアンモニウムであり;アリール−アルキルアンモニウムの例はフェニルト リエチルアンモニウムおよびフェニルトリメチルアンモニウムであり;代表的な テトラアルキルアンモニウム基は炭素原子数1−6のアルキル基を含み、例えば テトラn−ブチルアンモニウムであり、代表的なアルカリ金属はナトリウム、カ リウム、セシウムおよびリチウムである。 β−(置換アミノ)アミドが上の(i)で定義したような脱プロトン化キラル 補助体を含む出発物質を用いるプロセスでは、非キラル補助体、すなわちR12お よびR13の各々が水素である上記定義通りの補助体を用いることもできる。出発 物質に非キラル補助体を用いるプロセスでは、環化に弗化物イオン触媒またはキ ラルもしくは非キラル補助体の塩のいずれかを用いることができる。また、非キ ラル補助体の塩は、キラル補助体を含む出発物質を用いるプロセスにおける環化 剤として使用することもできる。 本発明の特に好ましい具体例は、アゼチジノン、特に構造式I [式中、 Qは水素、低級アルキル、フェニル−(CH20-3−または(W−置換)フェ ニル−(CH20-3−であり; Rはフェニル、W−置換フェニル、ナフチル、W−置換ナフチル、ベンゾジオ キソリル、ヘテロアリール、W−置換ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリー ルまたはW−置換ベンゾ縮合ヘテロアリールであり、ここでヘテロアリールはピ ロリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、イミダゾリル 、チアゾリル、ピラゾリル、チエニル、オキサゾリルおよびフラニル、並びに窒 素含有ヘテロアリールの場合はそのN酸化物よりなる群から選択され; R1およびR2は独立してHまたはRから選択され; Wは低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、低級アルコキシ、アルコキシア ルキル、アルコキシアルコキシ、アルコキシカルボニルアルコキシ、(低級アル コキシイミノ)低級アルキル、低級アルキレンジオイル、低級アルキル低級アル キレンジオイル、アリルオキシ、−CF3,−OCF3、ベンジル、R3−ベンジ ル、ベンジルオキシ、R3−ベンジルオキシ、フェノキシ、R3−フェノキシ、ジ オキソラニル、NO2、−NR45、NR45(低級アルキル)−、NR45( 低級アルコキシ)−、OH、ハロゲノ、−NHC(O)OR6、−NHC(O) R6、R72SNH−、(R72S)2N−、−S(O)2NH2、−S(O)0-2 4、t−ブチルジメチル−シリルオキシメチル、 て選択される1−3個の置換基であり; AおよびDは独立して結合;C3−C6シクロアルキレン;C1−C10アルキレ ン;C1−C10アルケニレン;C1−C10アルキニレン;独立してフェニル、W− 置換フェニル、ヘテロアリールおよびW−置換ヘテロアリール(ヘテロアリール は上で定義した通りである)から選択される1つ以上の置換基で置換された定義 通りのアルキレン、アルケニレンもしくはアルキニレン鎖;−O−、−S−、− SO−、−SO2−、−NR8、−C(O)−、C3−C6シクロアルキレン、フェ ニレン、W−置換フェニレン、ヘテロアリーレンおよびW−置換ヘテロアリーレ ンよりなる群から独立して選択される1つ以上の基により中断された定義通りの アルキレン、アルケニレンもしくはアルキニレン鎖;またはフェニル、W−置換 フェニル、ヘテロアリールおよびW−置換ヘテロアリールよりなる群から独立し て選択される1つ以上の置換基で置換された定義通りの中断されたアルキレン、 アルケニレンもしくはアルキニレン鎖であるか;あるいはR2−Dはハロゲノ、 OH、低級アルコキシ、−OC(O)R6、−NR45、−SHおよび−S(低級 アルキル)よりなる群から選択され; R3は低級アルキル、低級アルコキシ、−COOH、NO2、−NR45、OH またはハロゲノよりなる群から独立して選択される1−3個の基であり; R4およびR5はHおよび低級アルキルから独立して選択され; R6は低級アルキル、フェニル、R3−フェニル、ベンジルまたはR3−ベンジ ルであり; R7はOH、低級アルキル、フェニル、ベンジル、R3−フェニルまたはR3− ベンジルであり; −NR45、低級アルキル、フェニルまたはR3−フェニルであり; R9は−O−、−CH2−、−NH−または−N(低級アルキル)−であり; あるいはQおよびR2−Dは一緒になって基: (式中、 16およびR17は独立して−CH2−、−CH(低級アルキル)−、−C(ジ −低級アルキル)−、−CH=CH−および−C(低級アルキル)=CH−より なる群から選択されるか;あるいはR18が隣接するR16と一緒になって、または R18が隣接するR17と一緒になって−CH=CH−または−CH=C(低級アル キル)−基を形成し; uおよびvは独立して0、1、2または3であり、但し、共にゼロではなく; またR16が−CH=CH−または−C(低級アルキル)=CH−であるとき、v は1であり;R17が−CH=CH−または−C(低級アルキル)=CH−である とき、uは1であり;vが2または3であるとき、R16は同じものでも異なるも のでもよく;uが2または3であるとき、R17同じものでも異なるものでもよく ;そして qは0、1、2、3、4、5または6である) を形成する] で表されるEO93/02048およびPCT/US94/00421に記載の 立体特異的アゼチジノンの製造方法に関するものであって、式II (式中、A、D、Q、R、R1およびR2は上記定義通りであり、そしてGはB、 (R14)−O−または(R14)−S−であり、BおよびR14は上記定義通りであ る) の化合物をシリル化剤および弗化物イオン触媒環化剤と反応させるか、あるいは Bがキラル補助体であるであるときは、シリル化剤およびこのキラル補助体の塩 と反応させることよりなり、但し、置換基A、D、Q、R、R1およびR2が−N H2、−SHおよび−OHよりなる群から選択される置換基を含む場合、これら の置換基はシリル化剤との反応前に適当に保護される、上記の方法に関する。本 発明の特に好ましい具体例は、式Qが水素であり、置換基R2−D−およびR1− A−がトランス相対立体化学構造を有する式Iの化合物の製造法であって、式II a (式中、A、D、R、R1およびR2は上記定義通りであり、GはB、(R14)− O−または(R14)−S−であり、BおよびR14は上記定義通りである) の化合物を、シリル化剤および弗化物イオン触媒環化剤と反応させるか、あるい はBがキラル補助体であるとき、シリル化剤および上記キラル補助体の塩と反応 させ、但し、置換基A、D、R、R1およびR2が−NH2、−SHおよび−OH よりなる群から選択される置換基を含む場合、これらの置換基はシリル化剤との 反応前に適当に保護されるのが好ましい、上記の方法に関する。詳細な説明 ここで使用するβ−(置換−アミノ)アミド、β−(置換−アミノ)酸エステ ルおよびβ−(置換−アミノ)チオールカルボン酸エステルという用語は、窒素 がβ−炭素に、水素分子におよび非水素置換基に結合している化合物である第2 アミンを指すβ−アミノアミド、β−アミノ酸エステルおよびβ−アミノチオー ルカルボン酸エステルを意味する。 「アリール」とはフェニル、W−置換フェニル、ナフチルまたはW−置換ナフ チルを意味する。 ここで使用する「低級アルキル」という用語は、炭素原子数1−6の直鎖また は分枝鎖アルキルを意味し、「低級アルコキシ」は同様に炭素原子数1−6のア ルコキシ基を意味し; 「アルケニル」は、鎖に1つ以上の共役または非共役二重結合を有する線状ま たは枝分かれ炭素鎖を意味し、そして「アルカジエニル」は鎖に2つの二重結合 を有する鎖を意味し; 同様に、「アルキニル」は鎖に1つ以上の三重結合を有する線状または枝分か れ炭素鎖を意味する。 アルキル、アルケニルまたはアルキニル鎖が2つの他のものと結合する場合、 従って2価である場合、アルキレン、アルケニレンおよびアルキニレンという用 語を用いる。 「シクロアルキル」は炭素原子数3−6の飽和炭素環を意味し、「シクロアル キレン」は相当する2価の環を意味し、他の基に結合する場合は全ての位置異性 体を含む。 「ハロゲノ」は弗素、塩素、臭素またはヨウ素基を意味する。 「ヘテロアリール」は上記定義通りのヘテロアリール基に対する全ての位置異 性体を含み、例えば、2−ピリジル、3−ピリジルおよび4−ピリジルを含む。 ベンゾ縮合ヘテロアリールは、ベンゼン基がヘテロアリール環上の隣接炭素原子 に結合することによって形成される基を意味し;例はインドリル、キノリル、キ ナゾリニル、キノキサリニル、ベンゾトリアゾリル、インダゾリル、ベンゾキサ ゾリル、ベンゾチエニルおよびベンゾフラニルである。 「フェニレン」はオルト、メタまたはパラ配列で結合した2価フェニル基を意 味し、そして「ヘテロアリーレン」は同様に2価ヘテロアリール基を意味し、全 ての位置異性体を含む。 「(低級アルコキシイミノ)低級アルキル」は基(C1−C6低級アルコキシ) −N=CH−(C1−C5低級アルキル)を意味する。「低級アルキレンジオイル 」は式−OC(O)(CH21-4C(O)OHの基を意味し、「低級アルキル低 級アルキレンジオイル」は式−OC(O)(CH21-4C(O)O−(低級アル キル)の基を意味する。 R3−ベンジルおよびR3−ベンジルオキシはフェニル環上で置換されたベンジ ルおよびベンジルオキシ基を意味する。 AおよびDで定義した通りの炭素鎖は、任意に置換されたフェニルまたはヘテ ロアリール基によって置換されているとき、異なる炭素原子上の独立した置換基 、もしくは1つの炭素原子上の2つの置換基を含んでいても、またはこれらの両 方の場合であってもよい。当業者であれば、存在する二重または三重結合の数、 鎖の炭素原子の入れ替えおよび鎖の炭素原子上の置換基の存在が全て鎖の長さに よって決まることを認識するであろう:より短い炭素鎖はより長い炭素鎖と同じ 数の二重もしくは三重結合、炭素の入れ替えまたは置換基に応じることはできな い。一般に、不飽和炭素鎖は1−4個の共役または非共役の二重または三重結合 を含む。炭素原子が入れ替わる場合、1−4個の入れ替え基が存在してもよい。 同様に、鎖の炭素原子が置換されるとき、1−4個の置換基が存在してもよい。 AおよびD中のアルキレン鎖の例はメチレン、エチレン、プロピレン、ブチレ ンおよびデシレンである。 不飽和AおよびD基の例はエチレンおよびアセチレンである。 鎖の炭素原子が入れ替えられているAおよびD基の例は−CH2CH2O−、− OCH2CH2−、−CH2O−、−CH2CH2CH2O−、−CH2OCH2−、− CH2CH2OCH2−、−CH2CH2−NH−、−CH2CH2−N(CH3)−お よび−O−CH2C(O)−NH−である。 この方法によって製造されるアゼチジノン、特に式Iの化合物は、少なくとも 2つの非対称炭素原子を有し、従って、光学対掌体および回転異性体を含めた全 ての異性体の製造が考えられる。本発明によって製造される化合物は、ラセミ混 合物を含めた、純粋な形または混合した形のdおよびl異性体を含む。例えば、 式Iの化合物のAおよびDが二重結合を含むとき、本発明によって製造される異 性体化合物は幾何異性体も含む。 本方法の成分を加える順序はアゼチジノン生成物の製造には重要ではない。例 えば、出発β−(置換−アミノ)アミド、β−(置換−アミノ)酸エステルまた はβ−(置換−アミノ)チオールカルボン酸エステルをまずシリル化剤と反応さ せ、 次に環化剤と反応させても、あるいは出発化合物をシリル化剤および環化剤の混 合物に混合してもよい。 シリル化は、出発物質をシリル−エノールエーテルシリル化剤、例えばビスト リメチルシリルアセトアミド(BSA)、N−メチル−O−トリメチルシリルア セトアミドまたはイソ−プロペニルオキシトリメチルシラン、好ましくはBSA と、適当な不活性有機溶媒中、0−110℃、好ましくは約20−90℃、さら に好ましくは周囲温度(例えば、約25℃)で反応させることによって行う。反 応は乾燥不活性雰囲気中で行うのが好ましく、例えば溶媒は一般的には分子ふる いで乾燥し、反応は窒素下で行う。シリル化および環化を順次行うとき、すなわ ちシリル化剤をまず出発物質と反応させるとき、シリル化反応を約2時間まで続 けることができるが、環化段階はシリル化の直後に行うか、あるいはシリル化剤 および環化剤を同時に加えるのが好ましい。 当業者であれば、環化を望ましいように進めるために、β−(置換−アミノ) アミド、β−(置換−アミノ)酸エステルまたはβ−(置換−アミノ)チオール カルボン酸エステル出発物質に存在する−NH2、−SHおよび−OH置換基は 、優先的にシリル化されたり、あるいはは分子の置換アミノ部分(すなわち、式 IIの−NH−R)のシリル化に加えてシリル化されたりしない基に変換しなけれ ばならない。当業界で周知の適当な保護基は−NH2の場合は:t−ブチルジメ チルシリル、ベンジル、ベンゾイルおよびt−ブトキシカルボニルであり;−S Hの場合は:トリフェニルメチルであり;そして−OHの場合は:低級アルコキ シ、例えばメトキシ、ベンジルオキシおよびt−ブチルジメチルシリルである。 分子内環化の触媒に用いられる弗化物イオン源は一般に第4アルキル−、アリ ールアルキル−またはアリールアルキルアルキルアンモニウム弗化物塩またはそ の水和物またはその混合物(アルキル−、アリールアルキル−またはアリールア ルキルアルキルアンモニウムはZについて上で定義した通りである)、あるいは アルカリ金属弗化物塩またはその水和物、例えば弗化セシウムまたは弗化カリウ ムである。水和第4アンモニウム弗化物塩を用いるとき、試薬は触媒量、すなわ ち約1−20モル%、好ましくは約5モル%で加え、無水第4アンモニウム弗化 物塩を用いるとき、理論量以下の触媒量を加えることができる。アルカリ金属弗 化物塩を用いるとき、出発β−アミノ化合物と比べて理論量以下の触媒量で加え 、使用溶媒への試薬の溶解度(試薬が少ないほど、より高い溶解度が必要である )によって決める。シリル化剤の後に反応混合物を加えるならば、弗化物試薬は シリル化から得られる反応混合物へ直接加え、約0−110℃、好ましくは約2 0−60℃で約0.5−約6時間、好ましくは約1時間反応させる。シリル化試 薬および弗化物試薬を同時に加えるとき、反応は同様な反応条件下で行う。 あるいは、出発β−アミノ化合物がキラル補助体を含む化合物を環化するには 、上記定義通りのキラル補助体の塩を触媒中の弗化物イオンの代わりに用いて反 応を触媒してもよい。キラル補助体含有β−アミノ化合物は還流温度以下の室温 で1時間、上記のようなシリル化試薬と不活性雰囲気、例えばN2の下、適当な 不活性溶媒中で反応させる。キラル補助体の塩は反応混合物へシリル化剤と同時 に加えてもよく、あるいはシリル化から得られる反応混合物に触媒量でまたは出 発β−アミノ化合物と較べた理論量で直接加えてもよく、混合物は約0−110 ℃、好ましくは約20−60℃でさらに1時間反応させる。 弗化物イオンまたはキラル補助体塩プロセスのいずれかから得られるアゼチジ ノンは、適当な標準的な方法、例えばカラムクロマトグラフィーまたは結晶化に よって精製することができる。 上で使用した「適当な不活性有機溶媒」という用語は、実施する反応において 反応性ではなく、かつ反応体のための溶媒である有機溶媒または溶媒の組み合わ せを意味する。一般的な適した溶媒はハロゲン化合物、例えばジクロロメタン; 複素環式化合物、例えばテトラヒドロフラン(THF);DMSO;ジメチルホ ルムアミド(DMF);アセトニトリル;および炭素環式芳香族、例えばトルエ ンである。好ましいのはトルエン、THFおよびジクロロメタンである。 出発β−(置換−アミノ)アミド、β−(置換−アミノ)酸エステルまたはβ −(置換−アミノ)チオールカルボン酸エステルは公知であるか、あるいは公知 の方法を用いて当業者が製造することができる。Bがキラル補助体の基である式 IIおよびIIaのβ−アミノアミド化合物は、WO93/02048に記載されて い る。 キラル補助体の塩は公知の方法で製造され、例えば2−オキサゾリジノンのテ トラn−ブチルアンモニウム塩は、THFのような不活性溶媒中、0℃で30分 間、キラル補助体を水素化ナトリウムのような強塩基で脱プロトン化し、その後 、テトラn−ブチルアンモニウム塩化物または臭化物塩を加え、そしてさらに3 0分間撹拌することによって製造することができる。 本発明の方法の特に好ましい具体例は式IIbのβ−(置換−アミノ)アミド、 すなわちGがB′である式IIaの化合物、上記のような脱プロトン化キラル補助 体の反応よりなる;本方法から得られるキラル補助体の塩は再使用のために回収 することができるので、出発β−(置換−アミノ)アミドの一部としてキラル補 助体を使用することは特に望ましいことである。C−3およびC−4置換基がト ランス相対立体化学構造を有する式Iの化合物の製造で例示されるさらに好まし い具体例を反応経路Aに示す。このプロセスはA、D、X、Y、R、R1、R2、 R12およびR13が上記定義通りである式IIbの化合物を、シリル化剤および弗化 物イオンと反応させて、Qが水素である式Iaの化合物を製造することよりなる 。反応経路A 反応経路Aに示す反応では、式IIbの出発物質において、XおよびYが各々酸 素、そしてR12が水素であるのが好ましい。式IIbのさらに好ましい化合物は、 XおよびYが各々酸素、R12が水素、そしてR13がフェニル、ベンジルまたはイ ソプロピルである化合物である。好ましいシリル化剤はBSAであり、好ましい 弗化物イオン源はテトラn−ブチルアンモニウム弗化物またはその水和物、好ま しくはその三水和物である。 次の実施例は本発明を説明するものである。実施例はC−3、C−4二置換化 合物を目指すものであり、反応体および中間体の立体化学構造は次の実施例にお いて様々な構造式で示されているが、本発明の方法は立体化学に関係なくアゼチ ジノンについて実施するものであり、単に望ましいラセミまたは立体化学配置を 有する反応体の選択または望ましい配置の生成物を得る反応条件の選択にかかわ るのみであることは無論のことである。製造1 PhCH2CH2CH2CH2COOH + SOCl2 → PhCH2CH2CH2CH2COCl段階A : 5−フェニル吉草酸(50g、281mmol)を含むトルエン(50m l)の撹拌懸濁液に、SOCl2(40ml、548mmol)を加える。混合物を 油浴中で3時間90℃に加熱する。過剰のSOCl2をトルエンとの共沸混合物 として減圧下留去する。再度トルエン(50ml)を加え、トルエンおよび残留 SOCl2を減圧下で留去する。CH2Cl2(200ml)を反応フラスコ中の 粗製酸塩化物に加え、得られる溶液を段階Bに直接使用する。 段階B: CH2Cl2(600ml)に(4S)−4−フェニル−2−オキサゾ リジノン(38.6g、236.8mmol)、トリエチルアミン(TEA)(80 ml、574mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(2g、1 6.4mmol)を加える。混合物を撹拌し、氷浴中で〜5℃に冷却する。温度を〜 5℃に保ちながら、段階Aの溶液を徐々に加える。添加完了後、混合物を室温に 温め、一晩撹拌する。水(400ml)を加え、30分間撹拌して、過剰の酸塩 化物を分解する。有機層を分離し、水性層をCH2Cl2(200ml)で抽出す る。有機層を一緒にし、水性2N H2SO4(600ml)で、次いでブライン 溶液(200ml)、飽和NaHCO3(400ml)およびブライン溶液(2 00ml)で洗浄する。有機層を減圧下で濃縮し、得られる残留物をCH2Cl2 に溶解して全体積を1000mlにする。この溶液を段階Cで用いる。 段階C: 段階Bの生成物(238ml、56.4mmol)のCH2Cl2溶液を− 20℃ないし−25℃に冷却する。温度を−20℃より下に保ちながら、TiC l4のCH2Cl2(56ml、56mmol)の1モル溶液を徐々に加える。添加完 了後、その温度で10分間撹拌する。Hunig塩基(N,N−ジイソプロピル エチルアミン)(19.5ml、112mmol)を徐々に加える;特徴のある暗赤 色が認められる。混合物を30分間−20℃ないし−25℃で撹拌する。アニス アルデヒドおよびp−アニシジンから誘導されたシッフ塩基(26.86g、1 11.5mmol)のCH2Cl2(200ml)溶液を徐々に加え、温度を−20℃ より下に保ちながら1時間撹拌する。氷酢酸(18ml)のCH2Cl2(32m l)溶液を、温度を−20℃より下に保ちながら加えることによって急冷する。 30分間撹拌し続け、その後、反応混合物を0℃の水性2N H2SO4(600 ml)に注ぐ。30分間撹拌し、次に酢酸エチル(EtOAc)(1リットル) を加え、有機層がはっきり分離するまで撹拌する。有機層を分離し、水性層をC H2Cl2(50ml)で抽出し、有機層を一緒にし、飽和NaHCO3溶液で、 次にブライン溶液で洗浄する。有機層を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAcお よびヘキサンから結晶化して、純粋な式のβ−アミノカルボニル化合物を得る 。実施例1 のβ−アミノアミド(15g、26.6mmol)を含むふるい乾燥トルエン (225ml)の撹拌懸濁液に約90℃で、N2雰囲気下、BSA(10ml、 40.5mmol)を加え、反応混合物を約1時間約90℃で加熱する。弗化テトラ n−ブチルアンモニウム三水和物(420mg、1.33mmol)を加え、1時間 90℃で加熱して10.2gの式1aの化合物を得る(収率96%)、99%d e、99.9%ee。実施例1A 実施例1に示す式のβ−アミノアミド(20g、35.5mmol)を含むふる い乾燥トルエン(400ml)の撹拌懸濁液に約90℃でN2雰囲気下、BSA (15ml、60.75mmol)を加え、約90℃で2時間加熱する。55−60 ℃に冷却し、弗化テトラn−ブチルアンモニウム三水和物(560mg、1.7 8mmol)を加え、55−60℃で2時間加熱して、実施例1に示す式1aの化合 物13.62gを得る(収率96%)、99%de、99.9%ee。実施例1B 実施例1に示す式のβ−アミノアミド(20g、35.5mmol)を含むトル エン(200ml)の撹拌懸濁液に室温でBSA(15ml、60.75mmol) を、次に弗化テトラn−ブチルアンモニウム三水和物(112mg、0.35mm ol)を加えた。反応の進行をHPLCによってモニターする;1.5時間後、化 合物1aを得る(14.2g)収率99.8%)、99%de、99.9%ee 。実施例1C 実施例1に示す式のβ−アミノアミド(5.014g、8.9mmol)を含む DMSO(35ml)の撹拌懸濁液に室温でBSA(3.8ml、15.2mmol )を、次にCsF(68mg、0.445mmol)を加えた。反応の進行をHPL Cによってモニターする;さらにBSA(2ml)を加え、4時間撹拌して、化 合物1aを得る(2.8g、収率79%)、96%de、99.9%ee。実施例2 のβ−アミノアミド(5g、8.9mmol)を含む乾燥THF(75ml) の撹拌懸濁液にBSA(5.4ml、21.85mmol)を加え、次にN2雰囲気 下で16時間還流する。無水CsF(1.35g、8.9mmol)を加え,6時間 還流して、式1bの化合物3.42gを得る(収率96%)、99%de。実施例2A 段階1: 0℃の(R)−4−フェニル−2−オキサゾリジノン(174mg 、1.06mmol)を含むTHF(4ml)の撹拌溶液に、NaH(4.3mg、 60%の油中エマルジョン、0.106mmol)を加える。30分にわたって温度 を室温に上げ、次いで臭化テトラn−ブチルアンモニウム(34mg、0.10 6 mmol)を混合物に加え、さらに30分間撹拌して(R)−4−フェニル−2−オ キサゾリジノンテトラn−ブチルアンモニウム塩を得る。 段階2: 式のβ−アミノアミド(0.604g、1.06mmol)を含むふ るい乾燥THF(8ml)の撹拌溶液に、還流下、N2雰囲気の下で、BSA( 0.66ml、2.66mmol)を加える。1時間還流加熱し、次に段階1の生成 物(0.106mmol)のTHF(4ml)溶液を加える。1時間加熱を続けて生 成物1b(0.37g、収率87%)を得る、97%de、99.9%ee。 同様な方法で、還流下、室温にて、(S)−4−フェニル−2−オキサゾリジ ノンテトラn−ブチルアンモニウム塩および製造1の化合物を用いて化合物1 aを製造する。
【手続補正書】 【提出日】1996年1月9日 【補正内容】 (1)請求の範囲を以下の通り補正する。 『1. β−(置換−アミノ)アミド、β−(置換−アミノ)酸エステルまたは β−(置換−アミノ)チオールカルボン酸エステルをシリル化剤および環化剤と 反応させることよりなる、アゼチジノンの製造方法。 2. シリル化剤および弗化物イオン触媒環化剤を、 i) カルバモイル部分がB−C(O)−[式中、Bは (式中、Xは−O−、−S−または−N(C1−C6アルキル)−であり;Yは= Oまたは=Sであり;R12およびR13は独立してC1−C6アルキル、フェニル、 ナフチル、置換フェニル、置換ナフチル、低級アルコキシカルボニルおよびベン ジルよりなる群から選択され、ここでフェニルおよびナフチル上の置換基は低級 アルキル、フェニルおよびベンジルよりなる群から選択される1−3個の置換基 であるか、あるいはR12またはR13の一方は上記定義通りであり、他方は水素で ある)よりなる群から選択される脱プロトン化キラル補助体であるか;あるいは Bは(R14)(R15)N−(式中、R14およびR15は独立して低級アルキル、ア リールおよびベンジルよりなる群から選択される)である] である、β−(置換−アミノ)アミド、 ii)カルボン酸エステル部分がR14−O−C(O)−(式中、R14は低級ア ルキル、アリールまたはベンジルである)である、β−(置換−アミノ)酸エス テル;および iii)チオールカルボン酸エステル部分がR14−S−C(O)−(R14は低 級アルキル、アリールまたはベンジルである)である、β−(置換−アミノ)チ オールカルボン酸エステル、 よりなる群から選択される適当に保護された化合物と反応させることよりなる、 請求項1に記載の方法。 3. カルバモイル部分がB−C(O)−[式中、Bは (式中、Xは−O−、−S−または−N(C1−C6アルキル)−であり;Yは= Oまたは=Sであり;R12およびR13は独立してC1−C6アルキル、フェニル、 ナフチル、置換フェニル、置換ナフチル、低級アルコキシカルボニルおよびベン ジルよりなる群から選択され、ここでフェニルおよびナフチル上の置換基は低級 アルキル、フェニルおよびベンジルよりなる群から選択される1−3個の置換基 であるか、あるいはR12またはR13の一方は上記定義通りであり、他方は水素で ある)よりなる群から選択される脱プロトン化キラル補助体である] である、適当に保護されたβ−(置換−アミノ)アミドを、 シリル化剤および式: (式中、X、Y、R12およびR13は上記定義通りであるか、あるいはR12および R13は各々水素であり、Zは第4アンモニウム陽イオンおよびアルカリ金属より なる群から選択される) の1価の塩である環化剤と反応させることよりなる、アゼチジノンを製造するた めの請求項1の方法。 』
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD),AM,AU, BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,FI,G E,HU,JP,KG,KR,KZ,LK,LV,MD ,MG,MN,NO,NZ,PL,RO,RU,SI, SK,TJ,TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 タン,チョー−ホン アメリカ合衆国ニュージャージー州07922, バークレー・ハイツ,パインウッド・クレ ッセント 30

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. β−(置換−アミノ)アミド、β−(置換−アミノ)酸エステルまたはβ −(置換−アミノ)チオールカルボン酸エステルをシリル化剤および環化剤と反 応させることよりなる、アゼチジノンの製造方法。 2. シリル化剤および弗化物イオン触媒環化剤を、 i)カルバモイル部分がB−C(O)−[式中、Bは (式中、Xは−O−、−S−または−N(C1−C6アルキル)−であり;Yは= Oまたは=Sであり;R12およびR13は独立してC1−C6アルキル、フェニル、 ナフチル、置換フェニル、置換ナフチル、低級アルコキシカルボニルおよびベン ジルよりなる群から選択され、ここでフェニルおよびナフチル上の置換基は低級 アルキル、フェニルおよびベンジルよりなる群から選択される1−3個の置換基 であるか、あるいはR12またはR13の一方は上記定義通りであり、他方は水素で ある)よりなる群から選択される脱プロトン化キラル補助体であるか;あるいは Bは(R14)(R15)N−(式中、R14およびR15は独立して低級アルキル、ア リールおよびベンジルよりなる群から選択される)である] である、β−(置換−アミノ)アミド、 ii)カルボン酸エステル部分がR14−O−C(O)−(式中、R14は低級ア ルキル、アリールまたはベンジルである)である、β−(置換−アミノ)酸エス テル;および iii)チオールカルボン酸エステル部分がR14−S−C(O)−(R14は低 級アルキル、アリールまたはベンジルである)である、β−(置換−アミノ)チ オールカルボン酸エステル、 よりなる群から選択される適当に保護された化合物と反応させることよりなる、 請求項1に記載の方法。 3. カルバモイル部分がB−C(O)−[式中、Bは (式中、Xは−O−、−S−または−N(C1−C6アルキル)−であり;Yは= Oまたは=Sであり;R12およびR13は独立してC1−C6アルキル、フェニル、 ナフチル、置換フェニル、置換ナフチル、低級アルコキシカルボニルおよびベン ジルよりなる群から選択され、ここでフェニルおよびナフチル上の置換基は低級 アルキル、フェニルおよびベンジルよりなる群から選択される1−3個の置換基 であるか、あるいはR12またはR13の一方は上記定義通りであり、他方は水素で ある)よりなる群から選択される脱プロトン化キラル補助体である] である、適当に保護されたβ−(置換−アミノ)アミドを、 シリル化剤および式: (式中、X、Y、R12およびR13は上記定義通りであるか、あるいはR12および R13は各々水素であり、Zは第4アンモニウム陽イオンおよびアルカリ金属より なる群から選択される) の1価の塩である環化剤と反応させることよりなる、アゼチジノンを製造するた めの請求項1の方法。 4. 式 [式中、 Qは水素、低級アルキル、フェニル−(CH20-3−または(W−置換)フェ ニル−(CH20-3−であり; Rはフェニル、W−置換フェニル、ナフチル、W−置換ナフチル、ベンゾジオ キソリル、ヘテロアリール、W−置換ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリー ルおよびW−置換ベンゾ縮合ヘテロアリールであり、ここでヘテロアリールはピ ロリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、イミダゾリル 、チアゾリル、ピラゾリル、チエニル、オキサゾリルおよびフラニル、並びに窒 素含有ヘテロアリールの場合はそれらのN酸化物よりなる群から選択され; R1およびR2は独立してHまたはRから選択され; Wは低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、低級アルコキシ、アルコキシア ルキル、アルコキシアルコキシ、アルコキシカルボニルアルコキシ、(低級アル コキシイミノ)低級アルキル、低級アルキレンジオイル、低級アルキル低級アル キレンジオイル、アリルオキシ、−CF3,−OCF3、ベンジル、R3−ベンジ ル、ベンジルオキシ、R3−ベンジルオキシ、フェノキシ、R3−フェノキシ、ジ オキソラニル、NO2、−NR45、NR45(低級アルキル)−、NR45( 低級アルコキシ)−、OH、ハロゲノ、−NHC(O)OR6、−NHC(O) R6、R72SNH−、(R72S)2N−、−S(O)2NH2、−S(O)0-2 4、t−ブチルジメチル−シリルオキシメチル、 て選択される1−3個の置換基であり; AおよびDは独立して結合;C3−C6シクロアルキレン;C1−C10アルキレ ン;C1−C10アルケニレン;C1−C10アルキニレン;フェニル、W−置換フェ ニル、ヘテロアリールおよびW−置換ヘテロアリール(ヘテロアリールは上記定 義通りである)よりなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で置換され た定義通りのアルキレン、アルケニレンもしくはアルキニレン鎖;−O−、−S −、−SO−、−SO2−、−NR8、−C(O)−、C3−C6シクロアルキレン 、フェニレン、W−置換フェニレン、ヘテロアリーレンおよびW−置換ヘテロア リーレンよりなる群から独立して選択される1つ以上の基により中断された定義 通りのアルキレン、アルケニレンもしくはアルキニレン鎖;またはフェニル、W −置換フェニル、ヘテロアリールおよびW−置換ヘテロアリールよりなる群から 独立して選択される1つ以上の置換基で置換された定義通りの中断されたアルキ レン、アルケニレンもしくはアルキニレン鎖であるか;あるいはR2−Dはハロ ゲノ、OH、低級アルコキシ、−OC(O)R6、−NR45、−SHおよび− S(低級アルキル)よりなる群から選択され; R3は低級アルキル、低級アルコキシ、−COOH、NO2、−NR45、OH またはハロゲノよりなる群から独立して選択される1−3個の基であり; R4およびR5はHおよび低級アルキルから独立して選択され; R6は低級アルキル、フェニル、R3−フェニル、ベンジルまたはR3−ベンジ ルであり; R7はOH、低級アルキル、フェニル、ベンジル、R3−フェニルまたはR3− ベンジルであり; −NR45、低級アルキル、フェニルまたはR3−フェニルであり; R9は−O−、−CH2−、−NH−または−N(低級アルキル)−であり; あるいはQおよびR2−Dは一緒になって基: (式中、 16およびR17は独立して−CH2−、−CH(低級アルキル)−、−C(ジ −低級アルキル)−、−CH=CH−および−C(低級アルキル)=CH−より なる群から選択されるか;あるいはR18は隣接するR16と一緒になって、または R18は隣接するR17と一緒になって−CH=CH−または−CH=C(低級アル キル)−基を形成し; uおよびvは独立して0、1、2または3であり、但し、共にゼロではなく; またR16が−CH=CH−または−C(低級アルキル)=CH−であるとき、v は1であり;R17が−CH=CH−または−C(低級アルキル)=CH−である とき、uは1であり;vが2または3であるとき、R16は同じものでも異なるも のでもよく;uが2または3であるとき、R17は同じものでも異なるものでもよ く;そして qは0、1、2、3、4、5または6である) を形成する] で表されるアゼチジノンの製造方法であって、式II [式中、A、D、Q、R、R1およびR2は上記定義通りであり、そしてGはB、 (R14)−O−または(R14)−S−であり、Bは (式中、Xは−O−、−S−または−N(C1−C6アルキル)−であり;Yは= Oまたは=Sであり;R12およびR13は独立してC1−C6アルキル、フェニル、 ナフチル、置換フェニル、置換ナフチル、低級アルコキシカルボニルおよびベン ジルよりなる群から選択され、ここでフェニルおよびナフチル上の置換基は低級 アルキル、フェニルおよびベンジルよりなる群から選択される1−3個の置換基 であるか、あるいはR12またはR13の一方は上記定義通りであり、他方は水素で ある)よりなる群から選択される脱プロトン化キラル補助体であるか;あるいは Bは(R14)(R15)N−であり、そしてR14およびR15は独立して低級アルキ ル、アリールおよびベンジルよりなる群から選択される] の化合物を、シリル化剤および弗化物イオン触媒環化剤と反応させるか、あるい はBが上記定義通りの脱プロトン化キラル補助体であるときは、シリル化剤およ びこのキラル補助体の塩と反応させることよりなり、但し、置換基A、D、Q、 R、R1およびR2が−NH2、−SHおよび−OHよりなる群から選択される置 換基を含む場合、これらの置換基はシリル化剤との反応前に適当に保護される、 請求項1、2または3のいずれかの方法。 5. 式 (式中、A、D、R、R1、R2およびGは請求項4で定義した通りである) の化合物を、シリル化剤および弗化物イオン触媒環化剤と反応させることよりな る、請求項4の方法。 6. 式 [式中、A、D、R、R1およびR2は請求項4で定義した通りであり、G′はB ′であり、B′は (式中、Xは−O−、−S−または−N(C1−C6アルキル)−であり;Yは= Oまたは=Sであり;R12およびR13は独立してC1−C6アルキル、フェニル、 ナフチル、置換フェニル、置換ナフチル、低級アルコキシカルボニルおよびベン ジルよりなる群から選択され、ここでフェニルおよびナフチル上の置換基は低級 アルキル、フェニルおよびベンジルよりなる群から選択される1−3個の置換基 であるか、あるいはR12またはR13の一方は上記定義通りであり、他方は水素で ある)よりなる群から選択される脱プロトン化キラル補助体である] の化合物を、シリル化剤および式 (式中、X、Y、R12およびR13は上記定義通りであるか、あるいはR12および R13は各々水素であり、Zは第4アンモニウム陽イオンおよびアルカリ金属より なる群から選択される) の1価の塩である環化剤と反応させることよりなる、請求項4の方法。 7. シリル化剤がシリル−エノールエーテルである、請求項1、2、3、4、 5または6のいずれかの方法。 8. シリル化剤がビストリメチルシリルアセトアミド、N−メチル−O−トリ メチルシリルアセトアミドまたはイソプロペニルオキシトリメチルシランである 、請求項1、2、3、4、5、6または7のいずれかの方法。 9. 弗化物イオン触媒が第4アルキルアンモニウム弗化物塩もしくはその水和 物、第4アリールアルキルアンモニウム弗化物塩もしくはその水和物、第4アリ ールアルキルアルキルアンモニウム弗化物塩もしくはその水和物、またはそれら の混合物、およびアルカリ金属弗化物塩もしくはその水和物よりなる群から選択 される、請求項1、2、4、5、7または8のいずれかの方法。 10. 弗化物イオン触媒が弗化テトラn−ブチルアンモニウム、弗化セシウム 、弗化カリウムまたはその水和物である、請求項1、2、4、5、7、8または 9のいずれかの方法。 11. β−(置換−アミノ)アミド、β−(置換−アミノ)酸エステルまたは β−(置換−アミノ)チオールカルボン酸エステルをシリル化剤と反応させるこ とよりなる、請求項1、2または3のいずれかの方法。 12. 式 (式中、XおよびYは各々酸素、R12は水素およびR13はフェニル、ベンジルま たはイソプロピルである) のβ−(置換−アミノ)アミドを、ビストリメチルシリルアセトアミドおよび弗 化テトラn−ブチルアンモニウム、弗化セシウムまたはその水和物と反応させる ことよりなる、請求項1、2、4、5、7、8、9、10または11のいずれか の方法。 13. 式 のβ−(置換−アミノ)アミドを、ビストリメチルシリルアセトアミドおよび弗 化テトラn−ブチルアンモニウム、弗化セシウムまたはその水和物と反応させる ことよりなる、式 の化合物を製造するための請求項12の方法。 14. 式 のβ−(置換−アミノ)アミドを、ビストリメチルシリルアセトアミドおよび( S)−4−フェニル−2−オキサゾリジノンテトラn−ブチルアンモニウム塩と 反応させることよりなる、請求項3または6の方法。 15. 式 のβ−(置換−アミノ)アミドを、ビストリメチルシリルアセトアミドおよび( S)−4−フェニル−2−オキサゾリジノンテトラn−ブチルアンモニウム塩と 反応させることよりなる、式 の化合物を製造する請求項14の方法。
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