JPH08503022A - 高い強さおよび導電率を有する銅合金と、その製造の方法 - Google Patents

高い強さおよび導電率を有する銅合金と、その製造の方法

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JPH08503022A JP6511145A JP51114594A JPH08503022A JP H08503022 A JPH08503022 A JP H08503022A JP 6511145 A JP6511145 A JP 6511145A JP 51114594 A JP51114594 A JP 51114594A JP H08503022 A JPH08503022 A JP H08503022A
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Abstract

(57)【要約】 クロム、ジルコニウム、コバルトおよび/または鉄、およびチタンの特定の添加物を含む銅基合金と共に、該銅合金の処理の方法が開示される。処理の一方法は、高い強さと、高い導電率とを有する銅合金を生じる。処理の第2方法は、正に一層高い強さと、最小の低下の導電率とを有する銅合金を生じる。

Description

【発明の詳細な説明】 高い強さおよび導電率を有する銅合金と、その製造の方法 本発明は、高い強さと、高い導電率とを有する銅合金に関する。特に、銅・ジ ルコニウム・クロム基合金は、電気的および電子的の用途のための銅合金を形成 するためにコバルト(および/または鉄)と、チタンとの添加によって改質され る。 コネクタのような電気的な構成要素と、リードフレームのような電子的な構成 要素とは、銅の高い導電率を活用するために銅合金から製造される。C1020 0(99.95重量%の最低銅含有量を有する酸素無し銅)のような純銅は、該 構成要素が挿入および除去に関連する力を受ける用途に対して過度に弱い約37 kg/mm2(52ksi)の降伏強さをスプリングテンパー(弾性限の上限を上昇させ る焼もどし法)において有している。銅の強さを増大するため、広い範囲の合金 用元素は、銅に添加されている。大抵の場合には、合金用添加物によって達成さ れる降伏強さの増大と結果として生じる導電率の低減との間にかね合いが存在す る。 この明細書の全体にわたって、C10200のような合金の表示は、統一番号 付け法(Unified Numbering System)の表示を利用する。構成要素の%は、他の 態様に示されなければ重量%である。 電気的および電子的の用途のために、ジルコニウムと、ジルコニウムおよびク ロムの混合物とは、銅に屡々添加される。例えば、銅合金C15100(公称成 分0.05%〜0.15%ジルコニウムと、残部銅)は、95%IACSの導電 率を有している(IACSは、非合金の銅が100%IACSの導電率を有して いるとして定義される国際焼鈍銅基準を表わす)。C15100は、46kg/mm 2(66ksi)よりも大きくないスプリングテンパーの降伏強さを有している。銅 ・ジルコニウムの金属間化合相は、合金の強さを増大する熱処理(析出硬化)に 続いて個々別々の第2相として銅母組織から析出する。しかしながら、C151 00の降伏強さは、小型化される用途において一層高い強さのコネクタおよび リードフレームに対する現在の傾向に対して依然として過度に低い。 一層高い強さは、クロムおよびジルコニウムの混合物を銅に添加することによ って得られる。C18100(公称成分0.4%−1.0%のクロム、0.08 %−0.2%のジルコニウム、0.03%−0.06%のマグネシウムおよび残 部銅)は、47−50kg/mm2(67−72ksi)の降伏強さにおいて80%IA CSの導電率を有している。C18100の導電率は、受入れ可能であるが、降 伏強さは、所望なよりも僅かに低い。また、銅/クロムの2成分から成る合金に 対して約0.65%の銅中のクロムの最大固溶度以上のクロム含有量は、劣った 表面特性および不均等な化学的食刻特性(chemical etching characteristics) に寄与する大きい第2相の分散を生じる。 半導体ディバイスの寿命を延長するために高い熱消散を必要とするリードフレ ームと、抵抗加熱が有害である高電流を運ぶ電気コネクタとに対して、約70% IACS以上の導電率と、約56kg/mm2(80ksi)以上の降伏強さとを有する ことは、望ましい。 該合金は、室温と、上昇される(200℃まで)常用温度との双方において良 好な応力緩和抵抗特性を有せねばならない。外部応力が金属ストリップへ加えら れるとき、該金属は、等しく反対の内部応力を展開することによって反作用する 。金属が歪んだ位置で保持されれば、内部応力は、時間および温度の双方の関数 として低減する。応力緩和と呼ばれるこの現象は、微小塑性流れにより弾性ひず みが塑性ひずみあるいは永久ひずみに置換されるために生じる。銅基電気コネク タは、延長される時間にわたり組合わされる部材上にしきい値接触力(threshol dcontact force)以上を維持せねばならないばね接触部材に屡々形成される。応 力緩和は、開放回路へ導くしきい値(threshold)以下に接触力を低下する。従 って、電気的および電子的の用途のための銅合金は、室温および高い周囲温度の 双方において応力緩和に対する高い抵抗を有すべきである。 最小曲げ半径(MBR)は、如何に過酷な曲げが該曲げの外側半径に沿う「オ レンジ剥離」ないし折断なしに金属ストリップに形成可能であるかを定める。該 MBRは、外側導線がプリント回路ボードへの挿入のために90゜の角度に曲げ られるリードフレームの重要な特性である。また、コネクタは、種々な角度のベ ンドを形成される。ここにtが金属ストリップの厚さであるベンド(bend)の成 形性のMBR/tは、金属ストリップが破損することなくそのまわりに曲げられ るマンドレルの曲率の最小半径と、金属の厚さとの比である。 約2.5以下のMBR/tは、金属ストリップの圧延方向に対して垂直の曲げ 軸線の「良い方向」(good way)で作られるベンドに望ましい。約2.5以下の MBRは、金属ストリップの圧延方向に対して平行な曲げ軸線の「悪い方向」( bad way)で作られるベンドに望ましい。 要するに、電気的および電子的の用途に対して望ましい銅合金は、下記の特性 の總ての組合わせを有している。 ・70%IACSよりも大きい導電率。 ・56kg/mm2(80ksi)よりも大きい降伏強さ。 ・150℃までの高い温度における応力緩和に対する抵抗。 ・「良い方向」および「悪い方向」における2.5よりも小さいMBR/t。 該銅合金は、酸化に抵抗して均等に食刻(etch)せねばならない。均等な食刻 は、鋭く滑らかな垂直のリード壁を食刻されるリードフレームに与える。また、 予清掃の際の均等な化学的食刻は、電気分解または無電解の手段による良好な被 覆を促進する。 アクツ等(Akutsu et al)に対する米国特許第4,872,048号は、リー ドフレーム用銅合金を開示する。該特許は、0.05−1%のクロムと、0.0 05−0.3%のジルコニウムと、0.001−0.05%のリチウムまたは5 −60ppmの炭素のいづれかとを含有する銅合金を開示する。また、種々なその 他の添加物の約2%までは、存在してもよい。2つの開示される実例は、80kg /mm2(114ksi)の引張り強さと、69%IACSの導電率とを有する合金2 1(0.98%クロム、0.049%ジルコニウム、0.026%リチウム、0 .41%ニッケル、0.48%錫、0.63%チタン、0.03%シリコン、0 .13%燐、残部銅)と、73kg/mm2(104ksi)の引張り強さと、63%I ACSの導電率とを有する合金75(0.75%クロム、0.019%ジルコ ニウム、30ppm炭素、0.19%コバルト、0.22%錫、0.69%チタン 、0.13%ニオブ、残部銅)とである。 ゴスダーストベニイ メタロブ(Gosudarstvenny Metallov)に対する英国特 許第1,353,430号は、錫およびチタンを含む銅・クロム・ジルコニウム 合金を開示する。合金1は、0.5%クロム、0.13%チタン、0.25%錫 、0.12%ジルコニウムおよび残部の銅を含み、62−67kg/mm2(88− 95ksi)の引張り強さと、72%IACSの導電率とを有している。 オリンコーポレーション(Olin Corporation)に対する英国特許第1,549 ,107号は、ニオブを含む銅・クロム・ジルコニウム合金を開示する。処理の 方法に依存して、0.55%クロム、0.15%ジルコニウム、0.25%ニオ ブおよび残部の銅を含む合金は、51−64kg/mm2(73−92ksi)の降伏応 力と、71−83%IACSの導電率とを有している。 上記で明示される要件を満足する銅合金に対する当該技術における必要性が残 存することは、明らかである。従って、本発明の目的は、該合金を提供すること である。銅合金がコバルトおよびチタン、鉄およびチタン、またはコバルト、鉄 およびチタンの特定の濃度を含む銅・クロム・ジルコニウム合金であることは、 本発明の特徴である。本発明の他の特徴は、コバルト対チタン、鉄対チタン、ま たはコバルト+鉄対チタンの原子%比が高い導電率を与えると共に合金の強さを 維持するように制御されることである。 特許請求される銅合金が約56kg/mm2(79ksi)以上の降伏強さを有し、複 数の工程中時効硬化焼鈍の付加により降伏強さが約62kg/mm2(89ksi)以上 に増大されることは、本発明の利点である。本発明の更に他の利点は、特許請求 の合金の導電率が73%IACS以上であって、或る実施例では、77%IAC Sを越えることである。本発明の別の利点は、該銅合金が3000時間にわたる 150℃への露出後に残る応力の95%以上を有する優れた強さ緩和抵抗を示す ことである。本発明の更に別の利点は、幾つかの処理の具現に続いて、合金のM BR/tが特許請求される銅合金に対して良い方向において約1.8であって、 悪い方向において約2.3であることである。 従って、0.5重量%までのクロムの効果的な量と、約0.05重量%から約 0.25重量%までのジルコニウムと、約0.1重量%から約1重量%までのM と、約0.05重量%から約0.5重量%のチタンと、残部の銅とから本質的に 成り、ここにMがコバルト、鉄およびこれ等の混合物から成る群から選択される 銅合金が提供される。 上述の目的、特徴および利点は、次の明細書および図面から一層明らかになる 。 第1図は、遷移金属添加物としてニッケルを有しクロム、ジルコニウムおよび チタンを含む銅基合金の顕微鏡写真である。 第2図は、遷移金属添加物としてコバルトを有しクロム、ジルコニウムおよび チタンを含む銅基合金の顕微鏡写真である。 第3図は、コバルト/チタンの重量%比の導電率への効果を線図で示す。 第4図は、本発明によりクロム、ジルコニウム、コバルトおよび/または鉄、 およびチタンを含む銅合金の最初の処理をブロック図で示す。 第5図は、高い強さおよび高い導電率のために該銅合金を更に処理する第1実 施例をブロック図で示す。 第6図は、特別な高い強さと、導電率の最小の低下とを伴って該銅合金を更に 処理する第2実施例をブロック図で示す。 本発明の銅合金は、本質的に、クロム、ジルコニウム、コバルトおよび/また は鉄およびチタンから成っている。クロムは、析出硬化によって強さを増大する のに有効な量から約0.8%までの量で存在する。ジルコニウムは、約0.05 %から約0.40%までの量で存在する。コバルトは、約0.1%から約1%ま での量で存在する。コバルトの一部または總てのいづれかは、鉄または他の遷移 元素の等しい重量%で置換されてもよい。チタンは、約0.05%から約0.7 %までの量で存在する。該合金の残部は、銅である。 クロム−クロムは、析出硬化(時効)によって合金の強さを増大するのに有効 な量から約1.0%までの量で合金に存在する。好ましくは、最大のクロム含有 量は、約0.5%である。銅合金におけるクロムが最大固溶度限界に近ずくと、 粗い第2相の析出物が増大する。粗い析出物は、合金の強さを増大することなく 銅合金の表面特性と、食刻(etching)およびメッキの特性との双方に有害に作 用する。 また、合金中に存在するコバルト、鉄およびチタンは、コバルト−Xまたは鉄 −Xを含む種々な析出物を形成するように結合し、ここに、Xは、主にチタンで あるが、幾らかのクロムおよびジルコニウムを含む。下記で論議されるように、 Ti格子点の一部は、通常ジルコニウムまたはクロムによって占められる。過剰 な鉄、コバルトまたはチタンが銅母組織における固溶体中に未反応のままであれ ば、導電率は、低減される。クロムは、導電率のこの低減を減少するように付加 的なチタンに結合する。好適なクロム含有量は、約0.1%から約0.4%まで であり、最も好適なクロム含有量は、約0.25%から約0.35%までである 。 ジルコニウム−ジルコニウムの含有量は、約0.05%から約0.40%まで である。好適な最大ジルコニウム含有量は、約0.25%である。ジルコニウム 含有量が過度に低ければ、該合金は、応力緩和に対し劣った抵抗を有する。ジル コニウム含有量が過度に高ければ、強さにおいて如何なる増大をも与えることな く合金の表面特性および食刻特性の双方に有害な影響を与える粗い粒子が形成す る。好適なジルコニウム含有量は、約0.1%から約0.2%までである。 ハフニウムは、同一の重量%においてジルコニウムの一部または全部に対する 好適な代用物である。ハフニウムに関連する余分な費用は、その使用をあまり望 ましくしないものにしている。 遷移元素(“M”)−コバルト、鉄およびこれ等の混合物から成る集団から選 択される遷移元素(“M”)は、約0.1%から約1%までの量で存在する。コ バルトおよび鉄は、一般に置換可能であるが、鉄は、導電率に僅かな低減(約5 −6%IACS低下)を伴って強さに僅かな増大(約4−5ksiの改善)を与え る。コバルトおよび/または鉄の含有量が過度に高ければ、粗い第2相粒子が、 鋳造の際に形成される。粗い析出物は、合金の表面特性および食刻特性の双方に 有害な影響を与える。“M”が銅母組織中に固溶体で残るように不十分なチタン またはクロムが存在すれば、該合金の導電率は、低下する。コバルトおよび/ま たは鉄の含有量が過度に低ければ、該合金は、時効による析出硬化を受けず、該 合金の強さが増大しない。コバルトおよび/または鉄の好適な量は、約0.25 %から約0.6%までである。最も好適な量は、約0.3%から約0.5%まで である。 出願人等は、コバルトおよび/または鉄の幾らかまたは總てがニッケルで置換 可能と信じる。しかしながら、ニッケルの有用さは、銅の導電率におけるニッケ ルの効果によって示唆されるが、ニッケルはあまり好適ではない。第1表に示さ れるように、ニッケルは、純銅に固溶体として存在すると、コバルトまたは鉄の いづれよりも銅の導電率に少い効果しかもたらさない。102.6%IACSか らの導電率の低下は、高純度銅において現在達成される最高値からの導電率の低 下を表わす。 驚ろくべきことに、遷移金属が固溶体から析出されるとき、ニッケルは、第2 表に示されるようにコバルトまたは鉄のいづれよりも導電率に一層有害な効果を 有している。第2表の合金は、公称導電率を測定するのに先立って溶体化焼鈍、 冷間圧延および500℃において2時間にわたる時効の手順によって処理された 。該合金は、最大導電率を測定するのに先立って48時間にわたり500℃に加 熱することによって過剰に時効された。 第1図は、第2表のニッケル含有合金の1000倍に拡大された顕微鏡写真で あり、第2図は、第2表のコバルト含有合金の1000倍に拡大された顕微鏡写 真である。ニッケル含有合金は、粗い第2相の析出物が分布している。コバルト 含有合金は、粗い第2相の析出物が殆なく、むしろ微細な粒子4の均等な分散を 含む。粗い析出物2は、圧延またはその他の加工の際に潜在的な割れの開始個所 であり、回避されるべきである。従って、本発明の好適な合金は、約0.25% 以下のニッケル、好ましくは約0.15%以下のニッケル、最も好ましくは0. 10%以下のニッケルを含む。 ニオブ、バナジウムおよびマンガンのようなその他の遷移元素は、使用されて もよい。マンガンのようなあまり反応的でない遷移金属は、あまり好適ではない 。固溶体に残留のマンガンおよびチタンは、導電率を受入れ不能なレベルまで低 減する。ニオブおよびバナジウムは、チタンに反応しないが、強さを増大する元 素の分散相を与える。 チタン−チタンは、約0.05%から約0.7%までの量で存在する。好適な 最大のチタン含有量は、約0.5%である。チタンは、六方晶系の結晶構造を有 する第2相析出物を形成するように“M”と化合する。該第2相は、主として結 晶形CoTiまたはFeTiである。Ti格子点の一部は、ジルコニウムまたはクロムの原 子によって占められる。チタンに対するコバルトおよび/または鉄の好適な比( 重量%において)は、約1.2:1から約7.0:1までである。一層好適な比 は、約1.4:1から約5.0:1までであり、最も好適な範囲は、約1.5: 1から約3:1までである。コバルト、鉄およびチタンの含有量が好適な比から 変化する際、余分は、銅母組織における固溶体に残り、合金の導電率を低減する 。この効果は、導電率に対してCo/Tiの比を比較する第3図に線図で示される。 導電率は、約1.2:1の比において劇的に低下し、該比は、該値よりも上に維 持されるべきである。 添加物 本発明の合金は、少量の他の元素の添加によって特定の用途に対して向くよう に造られる特性を有してもよい。該添加物は、導電率または曲げ成形性のような 望ましい特性を有意に低減することなく所望の特性の向上を達成するのに効果的 な量においてなされる。これ等の他の元素の全体の含有量は、約5%以下であり 、 好ましくは約1%以下である。 マグネシウムは、はんだ付け性能およびはんだの付着を改善するために添加さ れてもよい。好適なマグネシウム含有量は、約0.05%から約0.2%までで ある。また、マグネシウムは、合金の応力緩和特性を改善する。 導電率を有意に低減することなく機械加工性は、硫黄、セレン、テルル、鉛ま たはビスマスの添加物によって向上可能である。これ等の機械加工性向上添加物 は、合金内に別個の相を形成し、導電率を低下しない。好適な含有量は、約0. 05%から約0.5%までである。 脱酸剤は、約0.001%から約0.1%までの好適な量で添加されてもよい 。好適な脱酸剤は、硼素、リチウム、ベリリウム、カルシウム、および個々のま たはミッシュメタルとしての希土類金属を含む。硼化物を形成する硼素は、合金 の強さをも増大するために有益である。 導電率の低下を伴って強さを増大する添加物は、アルミニウムおよび錫を含み 、1%までの量で添加されてもよい。 一層安い価格の合金のために、銅の20%までは、亜鉛で置換されてもよい。 亜鉛希釈剤は、価格を低減して、黄色を帯びる合金を与える。好適な亜鉛含有量 は、約5%から約15%までである。 本発明の合金は、任意の好適な工程によって形成される。2つの好適な方法は 、第4図から第6図までに示される。第4図は、2つの好適な方法に一般的な工 程の段階をブロック図で示す。第5図は、高い強さおよび高い導電率の双方を有 する合金を作るための次の処理段階を示す。第6図は、導電率における最小の犠 牲を伴って正に一層高い強さを有する合金を作る代りの処理段階をブロック図で 示す。 第4図を参照すると、該合金は、任意の好適な工程によって鋳造10される。 1つの好例の工程では、陰極の銅は、保護木炭被覆の下でシリカるつぼ内で溶解 される。次に、コバルトおよび/または鉄の所望の量が添加される。次に、チタ ンは、溶融物に添加され、次に、クロムおよびジルコニウムが添加される。次に 、溶融物は、鋼の鋳型に注入されて、鋳塊に鋳造される。 次に、該鋳塊は、約30分から約24時間までにわたりほぼ約850℃と10 50℃との間の温度に圧延12に先立って加熱され、これは、また該合金を少く とも部分的に均質化する。好ましくは、加熱は、約2−3時間にわたり約900 ℃−950℃までである。 代りに、該鋳塊は、当該技術で「ストリップ鋳造」として周知の薄いスラブに 直接に鋳造される。該スラブは、約2.5mmから約25mm(0.1″−1″)ま での厚さを有している。次に、鋳造されたストリップは、冷間圧延されるか、ま たは鋳造後の再結晶/均質化の焼鈍によって処理されて次に冷間圧延されるかの いづれかである。 均質化12に続いて、該鋳塊は、約50%以上の減面率まで、好ましくは約7 5%から約95%までの範囲の減面率まで熱間圧延14される。この明細書の全 体にわたって、圧延による減面率は、他の態様に明示されなければ、横断面の面 積の縮小として与えられる。熱間圧延での変形14は、単一のパスでもよく複数 パスを必要としてもよい。最後の熱間圧延での変形14に直ぐ続いて、該鋳塊は 、固溶体に合金用元素を維持するように室温まで代表的に水中の急冷16によっ て時効温度より下に急速に冷却される。出願人等の工程において明示される急冷 段階の各々は、好適であるが、随意であり、各急冷段階は、当該技術で周知の急 速冷却の任意のその他の手段によって置換えられてもよい。 急冷16に続いて、処理段階の2つの異なる系列(シーケンス)は、僅かに異 なる特性を有する合金を生じる。第1工程(“工程1”と呼ばれる)は、第5図 に示される。該合金は、高い強さと、高い導電率とを達成する。第2工程(“工 程2”と呼ばれる)は、導電率の最小の犠牲によって一層高い強さを達成する。 第5図は、工程1を示す。該合金は、約25%以上の減面率で、好ましくは約 60%から約90%までの減面率で冷間圧延される。該冷間圧延18は、中間の 再結晶焼鈍を伴って、またはなしに、多重パスまたは単一パスでもよい。冷間圧 延18に続いて、該合金は、約30秒から約2時間にわたって約750℃から約 1050℃までの温度に加熱することによって溶体化20される。好ましくは、 該溶体化20は、約30秒から2分までにわたり約900℃から約925℃まで の温度においてである。 該合金は、次に急冷22された後、最終厚さまで冷間圧延24される。冷間圧 延24は、約25%以上の減面率であり、好ましくは、約60%から約90%ま での範囲内の減面率である。冷間圧延24は、中間再結晶焼鈍を伴って、または なしに多重パスまたは単一パスでもよい。 該合金が冷間圧延24によって最終厚さまで縮小された後、該合金の強さは、 析出時効26によって増大される。該合金は、約15分から約16時間までにわ たり約350℃から約600℃までの温度に加熱することによって時効される。 好ましくは、該合金は、約1時間から約8時間にわたり約425℃から約525 ℃までの温度に加熱される。工程1は、強さ、導電率および成形性の最適の組合 わせが必要の際に利用される。 導電率の僅かな低減において一層高い強さが必要であれば、第6図に示される ように工程2が利用される。急冷16(第4図)に続いて、該合金は、溶体化厚 さ(solutionizing gauge)まで冷間圧延28される。該冷間圧延の縮小変形は 、約25%以上であり、好ましくは約60%から約90%までの範囲内である。 冷間圧延段階28は、中間の再結晶焼鈍を伴って、またはなしに多重パスまたは 単一パスでもよい。 冷間圧延28に続いて、該合金は、約15秒から約2時間までにわたり約75 0℃から約1050℃までの温度に加熱することによって溶体化30される。一 層好ましくは、溶体化温度は、約30秒から約2分にわたり約900℃から約9 25℃までである。溶体化30に続いて、該合金は、時効温度よりも下に代表的 に水中で急冷32によるように急速に冷却される。 次に、該合金は、約25%から約50%までの減面率で冷間圧延34される。 該縮小変形は、中間の溶体化再結晶焼鈍を伴う多重パスまたは単一パスでもよい 。冷間圧延34に続いて、該合金は、再結晶を回避するのに十分に低い温度で時 効36される。時効36は、好ましくは、約15分から約8時間までの時間にわ たり約350℃から約600℃までの温度においてである。一層好ましくは、非 再結晶の析出硬化処理36は、約2時間から約3時間までにわたり約450℃か ら約500℃までの温度においてである。 非再結晶の時効36に続いて、該合金は、約30%から約60%までの減面率 で冷間圧延38される。冷間圧延段階38に続いて、該合金は、約30分から約 5時間までにわたり約350℃から約600℃までの範囲内の温度で第2非再結 晶析出硬化焼鈍40を随意に与えられる。好ましくは、この随意の第2非再結晶 析出硬化焼鈍40は、約2時間から約4時間までにわたり約450℃から約50 0℃までの温度においてである。随意の該第2非再結晶析出硬化段階40の正確 な時間および温度は、該合金の導電率を最大化するように選択される。 次に、該合金は、中間の亜再結晶焼鈍(sub-recrystallization)を伴うかま たはなしに多重パスまたは単一パスにおいて最終厚さに約35%から約65%ま での減面率で冷間圧延42される。冷間圧延42に続いて、該合金は、ストラン ド(strand)焼鈍のために約10秒から約10分までにわたり約300℃から約 600℃までの温度において安定化リリーフ(relief)焼鈍44を与えられる。 ベル(bell)焼鈍に対して、安定化リリーフ焼鈍44は、約15分から約8時間 までにわたり約400℃までの温度においてである。一層好適には、約1時間か ら約2時間にわたり約250℃から約400℃までにおけるベル焼鈍である。安 定化焼鈍44に続いて、該合金は、ストランド焼鈍されれば、急冷46される。 急冷は、一般に、ベル焼鈍に続いて利用されない。工程2は、導電率の最小の犠 牲によって最大の強さを有する合金を作る。 他の工程の実施例では、均質化焼鈍(第4図の符号48)は、工程1または工 程2のいづれかに含まれる。均質化焼鈍48は、冷間圧延段階(第5図の18ま たは第6図の28)の前または後で熱間圧延段階14と溶体化段階(第5図の2 0または第6図の30)との間に挿入される。均質化焼鈍48は、約15分から 約8時間にわたり約350℃から約750℃までの温度においてである。好まし くは、均質化焼鈍48は、約6時間から約8時間にわたり約550℃から約65 0℃までの温度においてである。 一般に、工程1によって作られる合金は、高い強さ、高い導電率および成形性 がコネクタおよびリードフレームの用途におけるように必要である場合に利用さ れる。工程2は、一層高い強さと、優れた応力緩和抵抗とが必要であって、導電 率における或る最小の低下が許容され、例えば高い強さの導線を必要とするリー ドフレームと共に、自動車の用途に対するように上昇される温度にさらされる電 気コネクタの用途において利用される。 本発明の合金の利点は、下記の実例によって明らかである。該実例は、好例で あって、本発明の範囲を制限するように意図されない。 実 例 本発明の合金の電気的および機械的の特性は、リードフレームおよびコネクタ の用途において従来使用される銅合金に比較された。星印を前に付けた合金H, I,Pは、本発明の合金であり、一方、他の合金は、通常の合金または合金G, K,Lのようにクロムの寄与またはチタンに対する“M”の比の寄与のいづれか を示すための好適な成分の変形物のいづれかである。 合金AからMまでおよびPは、上述の方法によって作られた。各合金の5.2 kg(10ポンド)の鋳塊は、保護木炭被覆の下でシリカるつぼ炉内で陰極の銅を 溶解し、所要のコバルトおよび/または鉄の添加物を装入した後、クロムおよび チタンを加え、特定の合金に対して所要なようにジルコニウムおよびマンガンを 続いて添加することによって作られた。各溶解物は、次に鋼鋳型に注入され、該 鋳型は、凝固の際に4.45cm(1.75″)の厚さと、10.16cm(4″) の長さおよび巾の双方とを有する鋳塊を作った。合金N,Oは、H08(スプリ ング)テンパーを有するストリップとして得られる市販用合金である。合金Qは 、HR04(ハード(hard)リリーフ焼鈍)テンパーにおいて市販用に作られる ストリップとして得られる合金C15100である。 第4表は、工程1で処理される合金AからMまでとRの電気的および機械的の 特性を示す。合金H,I,Jは、銅クロムジルコニウム合金ベースライン(base line)(合金B)と同様に銅ジルコニウム合金ベースライン(合金C)よりも 高い強さを有している。驚ろくべきことに、約0.3重量%のクロムを有する合 金H,I,Jは、殆3倍多いクロム含有量を有する合金Aにほぼ等しい降伏強さ および極限引張り強さを有している。 導電率を向上するクロムの効果は、合金Gと、合金Iとを比較することによっ て示される。該合金の間の成分における唯一の有意の差異は、0.29%クロム の合金Iにおける存在である。合金Iの導電率72.0%IACSは、合金Gの 導電率65.1%IACSよりも有意に高い。 (コバルトおよび/または鉄):チタンに対する2:1の重量比の重要性は、 約1:1の比を有する合金K,Lに対して2:1の比を有する合金H,Iを比較 することによって立証される。合金H,Iおよび合金K,Lの強さは、ほぼ等し いが、合金K,Lの導電率は、約20%IACS低い。 合金D,Rは、特定の用途に対してチタンが除去されてもよいことを示す。該 銅・クロム・ジルコニウム・コバルト合金は、一層良好な成形性、食刻およびめ っきの特性を有し著しく高いクロムを含む合金に等しい強さを有している。導電 率は、チタン含有合金のものよりも高いが、強さの低下が生じている。クロム、 ジルコニウムおよびコバルトの範囲は、本発明の他の合金のものと同一であるこ とが考えられる。 第5表は、工程2によって処理されるときの合金AからE,GからJ、および Rの特性を示す。1つの例外は、工程の時効焼鈍において単一に処理された合金 Cである。合金Cは、30秒にわたり900℃において溶体化された後に水で急 冷された熱間圧延板(第1図の16)から2.54mm(0.10″)の厚さに冷 間圧延された。次に、該合金は、50%の縮小まで冷間圧延され、7時間にわた り450℃において時効された後、0.64mm(0.025″)の最終厚さまで 50%の減面率で冷間圧延された。次に、合金Cは、5分にわたり350℃にお いてリリーフ焼鈍された。 本発明の合金H,I,Jの總ては、本発明の合金のものの殆3倍のクロム含有 量を有する市販用合金C181(合金A)を含む通常の合金よりも高い強さを有 している。更に、意味のある強さの増大即ち降伏強さに関し5.6−8.4kg/ mm2(8−12ksi)の増大は、導電率の低下を殆伴わない。 工程2は、合金Cのような2成分から成る銅ジルコニウム合金に優る約21kg /mm2(30ksi)の降伏強さの改善を有する本発明の合金を生じる。クロム添加 の利点は、合金G(0%Cr)の導電率を合金I(0.29%Cr)の導電率に 比較することによって明らかである。合金Gは、59.3%IACSの導電率を 有し、合金Iは、75.5%IACSの導電率を有している。 第6表は、2成分から成る銅・ジルコニウム合金(合金C,Q)または3成分 から成る銅・ジルコニウム・クロム合金(合金A)のいづれのものよりも良好で ある本発明の合金の応力緩和を示す。第6表の第2欄の「工程型式」、即ち、 ・時効硬化 =工程1による処理。 ・2−IPA=工程中焼鈍2回を伴う工程2による処理。 ・1−IPA=第2析出硬化焼鈍(第3図の40)を削除した工程中焼鈍1回 を伴う工程2による処理。 本発明の合金が特に好適な一用途は、第7表に示されるように電子回路パッケ ージ用リードフレームである。合金N,Oは、電子回路のパッケージの用途に通 常使用される合金を示す。合金Nは、銅合金C197であり、合金Oは、C18 070であり、市場で入手可能なリードフレーム合金である。本発明の合金の合 金Pは、通常のリードフレーム合金のものに同等の導電率を有している。合金P の降伏強さは、合金N,Oのものよりも著しく高い。最小曲げ半径は、合金Pに 対して一層小さく、応力緩和に対する抵抗は、著しく改善される。 本発明の合金は、電気コネクタおよびリードフレームのような電気的および電 子的の用途に対して特別な有用さを有しているが、該合金は、高い強さおよび/ または良好な導電率が必要である任意の用途に使用されてもよい。該用途は、導 電性ロッド、電線および母線を含む。その他の用途は、溶接棒のような高い導電 性と、応力緩和に対する抵抗とを必要とするものを含む。 本発明により、上述の目的、概念および利点を完全に満足させ電気的および電 子的の用途に特に好適であり高い強さと、高い導電率とによって特徴づけられる 銅合金が提供されたことは、明らかである。本発明は、その特定の実施例および 実例の組合わせで述べられたが、多くの変更、変形および改変が前述の説明によ って当該技術の熟達者に明白であることは、明らかである。従って、添付の請求 の範囲の精神および広い範囲内に属する総ての該変更、変形および改変を包含す ることが意図される。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年8月25日 【補正内容】 請求の範囲 1.強さを増大するために効果的な約1.0重量%までの量のクロムと,約0 .05重量%から約0.40重量%までのジルコニウム、ハフニウムまたはこれ 等の混合物と,約0.1重量%から約1.0重量%までの“M”と,約0.05 重量%から約0.7重量%のチタンとから本質的に成り,ここに、“M”はコバ ルト、鉄、ニッケルおよびこれ等の混合物から成る群から選択され,最大のニッ ケル含有量は0.25重量%であり,“M”対チタン、即ちM:Tiの原子比が 、約1.2:1から約7.0:1までである銅合金。 2.請求の範囲第1項に記載の銅合金において,前記合金が、強さを増大する ために効果的な約0.5重量%までの量のクロムと、約0.05重量%から約0 .25重量%までのジルコニウムと、約0.1重量%から約1.0重量%までの “M”と、約0.05重量%から約0.5重量%までのチタンとから本質的に成 り,ここに、“M”が、コバルト、鉄、ニッケルおよびこれ等の混合物から成る 群から選択され,“M”対チタン、即ちM:Tiの原子比が、約1.5:1から 約30:1までである銅合金。 3.強さを増大するために効果的な約1.0重量%までの量のクロムと,約0 .05重量%から約0.40重量%までのジルコニウム、ハフニウムまたはこれ 等の混合物と,約0.1重量%から約1.0重量%までの“M”と,約0.05 重量%から約0.5重量%までのチタンとから本質的に成り,ここに、“M”は 、コバルト、鉄、ニッケルおよびこれ等の混合物から成る群から選択され、合計 のニッケル量は0.15重量%よりも少い、銅合金。 4.請求の範囲第1項または第3項に記載の銅合金において,“M”が、コバ ルト、鉄およびこれ等の混合物から成る群から選択される銅合金。 5.約0.1重量%から約0.4重量%までのクロムと,約0.05重量%か ら約0.40重量%のジルコニウム、ハフニウムまたはこれ等の混合物と,約0 .25重量%から約0.6重量%までの“M”とから本質的に成り,ここに“M ”が、コバルト、鉄、ニッケルおよびこれ等の混合物から成る群から選択され, このとき、全体のニッケル含有量が、0.15重量%よりも少い銅合金。 6.請求の範囲第1項、第3項または第5項のいづれか1つの項に記載の銅合 金において,前記合金が、ニオブ、バナジウム、マンガン、マグネシウム、硫黄 、セレン、テルル、鉛、ビスマス、リチウム、ベリリウム、カルシウム、硼素、 アルミニウム、錫および個々にまたはミッシュメタルとしてのいづれかの希土類 金属の群から選択される1つまたはそれ以上の添加物の5重量%までを更に含む 銅合金。 7.請求の範囲第6項に記載の銅合金において,前記添加物が、約0.05重 量%から約0.2重量%までのマグネシウムである銅合金。 8.請求の範囲第1項、第3項または第5項のいづれか1つの項に記載の合金 において,20重量%までの亜鉛を更に含む合金。 9.請求の範囲第1項、第3項または第5項のいづれか1つの項に記載の合金 から製造されるリードフレーム。 10.請求の範囲第1項、第3項または第5項のいづれか1つの項に記載の合金 から製造される電気コネクタ。 11.請求の範囲第1項、第3項または第5項に記載の合金のいづれか1つから 製造される電線。 12.銅合金の製造のための方法において, a) 硬度を増大するために効果的な約1.0重量%までの量のクロムと、約 0.05重量%から約0.40重量%までのジルコニウムと、約0.1重量%か ら約1.0重量%までの“M”と、約0.05重量%から約0.7重量%までの チタンとから本質的に成る銅合金を鋳造(10)し,ここに、“M”が、鉄、コ バルト、ニッケルおよびこれ等の混合物から成る群から選択され, b) 少くとも部分的に均質化するために該銅合金を加熱(12)し, c) 約50%以上の面積の縮小のために該銅合金を熱間圧延(14)し, d) 約25%以上の減面率で該銅合金を冷間圧延(18)し, e) 該銅合金を溶体化(20)し, f) 最終厚さまで該銅合金を冷間圧延(24)し,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CZ,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,M G,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU,SD ,SK,UA,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.強さを増大するために効果的な約1.0重量%までの量のクロムと,約0 .05重量%から約0.40重量%までのジルコニウム、ハフニウムまたはこれ 等の混合物と,約0.1重量%から約1.0重量%までの“M”と,約0.05 重量%から約0.7重量%までのチタンとから本質的に成る成分を備え,ここに 、“M”はコバルト、鉄、ニッケルおよびこれ等の混合物から成る群から選択さ れ,“M”対チタン、即ちM:Tiの原子比が、約1.2:1から約7.0:1 までであることを特徴とする銅合金。 2.請求の範囲第1項に記載の銅合金において,前記合金が、強さを増大する ために効果的な約0.5重量%までの量のクロムと、約0.05重量%から約0 .25重量%までのジルコニウムと、約0.1重量%から約1.0重量%までの “M”と、約0.05重量%から約0.5重量%までのチタンとから本質的に成 り,ここに、“M”が、コバルト、鉄、ニッケルおよびこれ等の混合物から成る 群から選択され,“M”対チタン、即ちM:Tiの原子比が、約1.5:1から 約3.0:1までであることを特徴とする銅合金。 3.強さを増大するために効果的な約1.0重量%までの量のクロムと,約0 .05重量%から約0.40重量%までのジルコニウム、ハフニウムまたはこれ 等の混合物と,約0.1重量%から約1.0重量%までの“M”と,約0.05 重量%から約0.7重量%までのチタンとから本質的に成る成分を備え、ここで “M”は、コバルト、鉄、ニッケルおよびこれ等の混合物から成る群から選択さ れ、合計のニッケル量は約0.15重量%よりも少ないことを特徴とする銅合金 。 4.請求の範囲第1項または第3項に記載の銅合金において,“M”が、コバ ルト、鉄およびこれ等の混合物から成る群から選択されることを特徴とする銅合 金。 5. 強さを増大するために効果的な約1.0重量%までの量のクロムと,0 .05重量%から約0.40重量%のジルコニウム、ハフニウムまたはこれ等の 混合物と,約0.1重量%から約1.0重量%までの“M”とから本質的に成る 成分を備え,ここに、“M”が、コバルト、鉄、ニッケルおよびこれ等の混合物 か ら成る群から選択され,このとき、全体のニッケル含有量が、0.15重量%よ りも少いことを特徴とする銅合金。 6.請求の範囲第1項、第3項または第5項のいづれか1つの項に記載の銅合 金において,前記合金が、ニオブ、バナジウム、マンガン、マグネシウム、硫黄 、セレン、テルル、鉛、ビスマス、リチウム、ベリリウム、カルシウム、硼素、 アルミニウム、錫および個々にまたはミッシュメタルとしてのいづれかの希土類 金属の群から選択される1つまたはそれ以上の添加物の5重量%までを更に含む 銅合金。 7.請求の範囲第6項に記載の銅合金において,前記添加物が、約0.05重 量%から約0.2重量%までのマグネシウムであることを特徴とする銅合金。 8.請求の範囲第1項、第3項または第5項の任意の1つの項に記載の合金に おいて,20重量%までの亜鉛を更に含む合金。 9.請求の範囲第1項、第3項または第5項のいづれか1つの項に記載の合金 から製造されるリードフレーム。 10.請求の範囲第1項、第3項または第5項のいづれか1つの項に記載の合金 から製造される電気コネクタ。 11.請求の範囲第1項、第3項または第5項に記載の合金のいづれか1つから 製造される電線。 12.銅合金の製造のための方法において, a) 硬度を増大するために効果的な約1.0重量%までの量のクロムと、約 0.05重量%から約0.40重量%までのジルコニウムと、約0.1重量%か ら約1.0重量%までの“M”と、約0.05重量%から約0.7重量%までの チタンとから本質的に成る銅合金を鋳造(10)し,ここに、“M”が、鉄、コ バルト、ニッケルおよびこれ等の混合物から成る群から選択され, b) 少くとも部分的に均質化するために該銅合金を加熱(12)し, c) 約50%以上の面積の縮小のために該銅合金を熱間圧延(14)し, d) 約25%以上の減面率で該銅合金を冷間圧延(18)し, e) 該銅合金を溶体化(20)し, f) 最終厚さまで該銅合金を冷間圧延(24)し, g) 該銅合金を析出(26)時効する 手順を備えることを特徴とする方法。 13.請求の範囲第12項に記載の方法において,前記銅合金が、手順c(14 )、e(20)の少くとも1つの後に急冷(16,22)されることを特徴とす る方法。 14.請求の範囲第12項に記載の方法において,手順d(18)、f(24) が、各反復に続く中間の再溶体化再結晶焼鈍(20)を伴って反復されることを 特徴とする方法。 15.銅合金の製造のための方法において, a) クロムと、ジルコニウムとを含む銅合金を鋳造(10)し, b) 少くとも部分的に均質化するために該銅合金を加熱(12)し, c) 約50%以上の減面率で該銅合金を熱間圧延(14)し, d) 約25%以上の減面率で該銅合金を冷間圧延(28)し, e) 該銅合金を溶体化(30)し, f) 約25%から約50%までの減面率で該銅合金を冷間圧延(34)し, g) 再結晶を本質的に回避するために十分に低い温度において該銅合金を時 効硬化(36)し, h) 最終厚さまで該銅合金を冷間圧延(42)し, i) 焼鈍によって該銅合金を安定化(44)する 手順を備えることを特徴とする方法。 16.請求の範囲第15項に記載の方法において,手順f(34)、g(36) が、少くとも1回反復されることを特徴とする方法。 17.請求の範囲第14項に記載の方法において,前記銅合金が、手順c、e、 iの少くとも1つに続いて急冷(16,32,46)されることを特徴とする方 法。 18.請求の範囲第12項または第15項に記載の方法において,約15分から 約8時間までにわたる約350℃から約650℃までにおける均質化焼鈍を備え ることを特徴とする方法。 19.請求の範囲第27項に記載の方法において,前記安定化リリーフ焼鈍手順 iが、約10秒から約10分までにわたり約300℃から約600℃までの温度 でのストランド焼鈍であることを特徴とする方法。 20.請求の範囲第19項に記載の方法において,前記安定化リリーフ焼鈍手順 i(44)が、約1時間から約2時間までにわたり約250℃から約400℃ま での温度でのベル焼鈍であることを特徴とする方法。 21.請求の範囲第12項または第15項に記載の方法において,手順a(10 )が、ストリップ鋳造によってであり,手順c(14)が、省略されることを特 徴とする方法。 22.請求の範囲第21項に記載の方法において,手順b(12)が、また省略 されることを特徴とする方法。
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