JPH08501792A - 10−デアセチルバッカチン▲i▼▲i▼▲i▼を得る方法 - Google Patents

10−デアセチルバッカチン▲i▼▲i▼▲i▼を得る方法

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JPH08501792A JP6508792A JP50879294A JPH08501792A JP H08501792 A JPH08501792 A JP H08501792A JP 6508792 A JP6508792 A JP 6508792A JP 50879294 A JP50879294 A JP 50879294A JP H08501792 A JPH08501792 A JP H08501792A
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Abstract

(57)【要約】 イチイの木(タクセス種)の種々の部分から、植物物質の抽出およびメタノール抽出物からの選択的結晶化により、10−デアセチルバッカチンIIIを得る方法。

Description

【発明の詳細な説明】10−デアセチルバッカチンIIIを得る方法 本発明は、タキソール(Taxol)、タキソテール(Taxotere)またはそれらの 同族体の半合成法による製造のために使用される中間生成物をこれらの中間生成 物を含有する植物の種々の部分から選択的に得る方法に関する。 特に、本発明はイチイ(yew)の種々の種の樹皮、幹、根または葉からの10 −デアセチルバッカチンIII(10-deacetylbaccatin III)の製造に関する。 顕著な抗癌性および抗白血病性を示す一般式: のタキソールおよびタキソテール並びにそれらの同族体は数種の癌、例えば胸部 、前立腺、結腸、胃、腎臓または睾丸の癌、そして特に卵巣の癌処置用の注目に 値する化学療法剤を構成する。 特に、一般式(I)において、Arは場合により置換されていてもよいフェニ ル基を示し、Rは水素原子またはアセチル基もしくはN−置換されたカルバモイ ル基を示し、R′は水素原子またはN−置換されたカルバモイル基を示し、そし てR1はフェニル基または基R2−O−を示し、ここでR2はアルキル、アルケニ ル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ビシクロアルキル、フェ ニルまたはヘテロシクリル基 を示す。 タキソールはArおよびR1がフェニル基を示しそしてRがアセチル基を示し そしてR′が水素原子を示す一般式(I)の生成物に相当し、そしてタキソテー ルはArがフェニル基を示し、RおよびR′が水素原子を示しそしてR1がt− ブトキシ基を示す一般式(I)の生成物に相当する。 少量で種々のイチイ中に天然状態で存在するタキソールは植物の完全な破壊を 行わずに単離することが困難である。例えば、タキソールはC.H.O.フアン (Huang)他、J.Natl.Prod.、49、665(1986)の方法により単離す ることができ、該方法はタクセス・ブレヴィフォリア(Taxus brevifolia)の地 上樹皮をメタノールで処理し、抽出物を濃縮し、濃縮物をジクロロメタンで抽出 し、再濃縮し、残渣をヘキサン−アセトン混合物(重量により1−1)中に分散 させ、可溶性部分をフロリシル(Florisil)カラム上でクロマトグラフィーによ り精製して粗製タキソールを得、それをメタノール−水およびヘキサン−アセト ン混合物からの連続的再結晶化並びにその後のクロマトグラフィーおよびさらな る結晶化により精製することからなっている。このようにして抽出されたタキソ ールの量は使用した植物部分の0.005〜0.017%にしかすぎない。 天然状態では存在しないタキソテールは、例えば米国特許第4,814,47 0号もしくは米国特許第4,924,012号または国際出願PCT WO 9 2/09589に記載されている方法による式: の10−デアセチルバッカチンIIIの部分的合成により製造できる。 タキソールはまた米国特許第4,857,653号に記載されている条件下で のタキソテール中間生成物を介する方法によりまたはヨーロッパ特許第400, 971号もしくはヨーロッパ特許第428,376号に記載されている条件下で のバッカチンIIIのエステル化によりまたは米国特許第4,924,011号に 記載されている条件下での10−デアセチルバッカチンIIIのエステル化および アセチル化により10−デアセチルバッカチンIIIの使用を含む方法によっても 製造できる。 多種のイチイ(タクセス・バッカタ(Taxus baccata)、タクセス・ブレヴィ フロリア(Taxus brevifloria)、タクセス・カナデンシス(Taxuscanadensis) 、タクセス・クピダタ(Taxus cupidat)、タクセス・フロリダナ(Taxus flori dana)、タクセス・メディア(Taxus media)およびタクセス・ワリチアナ(Tax us wallichiana))がタキサン誘導体を含有しており、それらのうちの主要なも のは本質的にタキソールおよび10−デアセチルバッカチンIIIであり、特に他 の誘導体は場合により糖類と結合されていてもよいセファロマニン、10−デア セチルセファロマニンまたはバッカチンIIIである。 タキソールは主として幹および樹皮中に存在するが、10−デアセチルバッカ チンIIIは本質的に葉に存在する。さらに、葉の中の10−デ アセチルバッカチンIIIの含有量は樹皮、幹または葉の中に存在するタキソール の含有量より一般的にはるかに多い。 その結果、イチイからの直接的抽出によるものよりはるかに多量のタキソール の製造用およびタキソテールの製造用に必須である10−デアセチルバッカチン IIIを得ることが特に重要である。 イチイの葉からの10−デアセチルバッカチンIIIの抽出は植物の全体的破壊 をもたらさず、植物の葉を各々の成長サイクル後に再び使用できる。 一般的に、イチイの種々の部分(樹皮、幹、根、葉、など)の中に存在するタ キサンを抽出するための既知の方法は時間と費用がかかるクロマトグラフィー技 術の使用が必要であり、それは植物中に最初から存在するタキサン誘導体の完全 で且つ定量的な分離を不可能にする。 針結晶のエタノール中での湿潤粉砕、例えば塩化メチレンの如き有機溶媒を用 いる抽出および連続的クロマトグラフィーを使用する米国特許第4,814,4 70号に記載の方法に従うと、葉の中に存在する10−デアセチルバッカチンII Iの約40%を単離できる。 イチイの種々の部分中に存在するタキサンから誘導される種々の成分も逆転液 相クロマトグラフィーを用いる方法により分離でき、それらは特に国際出願PC T WO 92/07842に記載されている。これらの方法は本質的にはイチイ の粗製抽出物を上部でタキサン誘導体が不動化される吸着剤上での逆転液相クロ マトグラフィーにより処理し、タキサン誘導体を溶離しそしてそれらを単離する ことからなる。この方法によると、葉の中に存在する10−デアセチルバッカチ ンIIIの約25%を単離できる。 クロマトグラフィー技術を含まない簡単な方法により10−デアセチルバッカ チンIIIをイチイの種々の部分、特に葉から選択的に抽出できることを今見いだ し、そしてこれが本発明の主題を構成する。例えば、葉の中に存在する10−デ アセチルバッカチンIIIの約75%を抽出できる。 特に、本発明に従う方法は 1)イチイ[タクセス・エスピー(Taxus sp.)]の地上部分を脂肪族アルコー ルで処理して10−デアセチルバッカチンIIIを含有するアルコール抽出物を得 、 2)場合により濃縮された該アルコール抽出物を水で希釈し、 3)得られたアルコール水溶液中に存在する不溶物を濾過、沈澱または遠心によ り分離し、 4)得られたアルコール水溶液から事実上全てのアルコールを除去し、 5)このようにして得られた水相から10−デアセチルバッカチンIIIを適当な 有機溶媒で抽出し、 6)このようにして得られた有機抽出物から溶媒を除去し、 7)このようにして得られた残渣から10−デアセチルバッカチンIIIを有機溶 媒中で選択的に結晶化させ、次に 8)精製された10−デアセチルバッカチンIIIを単離するか、 或いは 1)イチイ(タクセス・エスピー)の地上部分を脂肪族アルコールで処理して1 0−デアセチルバッカチンIIIを含有するアルコール抽出物を得、 2)アルコール抽出物を有機溶媒で抽出し、 3)得られたアルコール水相を沈澱により分離し、 4)アルコール水相を水で希釈し、 5)得られたアルコール水溶液中に存在する不溶物を濾過、沈澱または遠心によ り分離し、 6)濾過されたアルコール水相から有機溶媒を用いて10−デアセチルバッカチ ンIIIを抽出し、 7)10−デアセチルバッカチンIIIを含有する有機抽出物から溶媒を完全にま たは部分的に除去し、 8)得られた溶液または残渣から10−デアセチルバッカチンIIIを有機溶媒中 で選択的に結晶化させ、そして 9)精製された10−デアセチルバッカチンIIIを単離する ことからなる。 本発明に従う方法はイチイの適当な部分、例えば樹皮、幹、根または葉に適用 できる。本発明に従う方法を行うために使用されるイチイは好適にはタクセス・ バッカタ、タクセス・ブレヴィフロリア、タクセス・カナデンシス、タクセス・ クピダタ、タクセス・フロリダナ、タクセス・メディアまたはタクセス・ワリチ アナ種に属する。一般的には10−デアセチルバッカチンIIIが比較的富んでい るイチイの葉(タクセス・バッカタ、タクセス・ブレヴィフロリア)を使用する ことが特に有利である。該方法のさらに良好な適用のためには、地上のそして場 合により乾燥されていてもよい形態のイチイの種々の部分を使用することが好ま しい。使用される断片は寸法では0.5から2、3ミリメートルまで変動できる 。簡便さのために、平均寸法が1mmより小さい断片を使用することが有利であ る。イチイの地上のそして場合により乾燥されていてもよい 部分は、植物の新鮮部分の凍結および解凍操作の前後または植物の新鮮部分の凍 結および解凍操作の間に入れられる粉砕および任意の乾燥操作により得られる。 アルコール抽出物は、イチイの地上のそして場合により乾燥されていてもよい 部分をメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールおよびt−ブ タノールから選択される脂肪族アルコールの中で撹拌することにより得られる。 メタノールを使用することが特に有利である。 10−デアセチルバッカチンIIIを含有するアルコール抽出物は下記の方法の 1種に従い処理できる: 1)10−デアセチルバッカチンIIIを含有するアルコール抽出物を水を加え ることにより希釈してアルコール水溶液を与える。 該方法を使用するには、希釈および水相中のアルコール含有量の特定条件を採 用して10−デアセチルバッカチンIIIの損失を避けそしてできるだけ大量の不 溶性生成物を除去することが有利である。これらの条件下では、水での希釈前に 10−デアセチルバッカチンIIIを含有するアルコール抽出物を濃縮することが 必要であるかもしれない。 特に、任意に好ましくは減圧下での蒸留により濃縮されていてもよいアルコー ル抽出物に対する水の添加による希釈は、希釈剤混合物の重量対アルコール抽出 物中に存在する乾燥物質の重量の比を4〜8の間にし且つ水−アルコール希釈剤 混合物が10〜30%のアルコールを含有するような方法で行うべきである。 このようにして得られたアルコール水溶液中に不溶性である生成物は一般的技 術によりそして好適には濾過、沈澱または遠心により除去される。除去を濾過に より行う時には、例えば滴虫土(セライト)の如きフィ ルター媒体および凝集剤の存在下で行うことが有利である。 混合物の成分の熱分解を回避するかまたは制限するために、このようにして得 られたアルコール水溶液からのアルコールの除去は好ましくは任意のり発泡防止 剤の存在下における好ましくは減圧下での蒸留により行われる。 一般的には、アルコール含有量が一般的に1%より低いこのようにして得られ た水溶液中に存在する10−デアセチルバッカチンIIIを、エーテル類、例えば メチルt−ブチルエーテル、エチルt−ブチルエーテル、メチルn−ブチルエー テル、メチルn−アミルエーテル、エチルt−アミルエーテル、t−ブチルイソ プロピルエーテル、エチルイソブチルエーテル、t−ブチルn−プロピルエーテ ルまたはエチルn−ヘキシルエーテル、並びに脂肪族エステル類、例えば酢酸エ チル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸t−ブチル、t −ブチル酢酸メチル、プロピオン酸t−ブチルまたは酢酸t−アミルから選択さ れる有機溶媒を用いて1回またはそれ以上抽出する。メチルt−ブチルエーテル 、エチルt−ブチルエーテル、酢酸エチルおよび酢酸n−ブチルが特に非常に有 利である。酢酸エチルまたは酢酸n−ブチルを使用することがさらに特に有利で ある。 2)使用されたイチイの葉からの水を含有するアルコール抽出物を例えばトル エンまたはキシレンの如き芳香族炭化水素類から選択される適当な有機溶媒で抽 出する。 アルコール水性抽出物を水の添加により希釈して溶液中のアルコール含有量を 20〜40重量%の間にし、そして次に存在する不溶物を分離するために濾過ま たは沈澱または遠心する。10−デアセチルバッカチ ンIIIを含有する得られたアルコール水溶液を、エーテル類、例えばメチルt− ブチルエーテル、エチルt−ブチルエーテル、メチルn−ブチルエーテル、メチ ルn−アミルエーテル、エチルt−アミルエーテル、t−ブチルイソプロピルエ ーテル、エチルイソブチルエーテル、t−ブチルn−プロピルエーテルまたはエ チルn−ヘキシルエーテル、並びに脂肪族エステル類、例えば酢酸エチル、酢酸 プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸t−ブチル、t−ブチル酢 酸メチル、プロピオン酸t−ブチルまたは酢酸t−アミルから選択される有機溶 媒で1回またはそれ以上抽出する。メチルt−ブチルエーテル、エチルt−ブチ ルエーテル、酢酸エチルおよび酢酸n−ブチルが特に非常に有利である。酢酸エ チルまたは酢酸n−ブチルを使用することがさらに特に有利である。 いずれかの工程により得られた有機抽出物を任意に弱塩基の水溶液(例えば炭 酸水素水溶液)および/または水で洗浄する。任意の乾燥後に、抽出物の有機溶 媒を一般的方法によりそして特に減圧下での蒸留により完全にまたは部分的に除 去して一般的には固体の残渣を与え、そこから10−デアセチルバッカチンIII を単離する。 10−デアセチルバッカチンIIIの選択的結晶化は有機溶媒中または有機溶液 の混合物中の溶液から行われる。10−デアセチルバッカチンIIIの選択的結晶 化を可能にし且つ有効利用できる溶媒はニトリル類、例えばアセトニトリルおよ びプロピオニトリルであり、それらは場合により脂肪族アルコール、例えばメタ ノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールもしくはn−ブタノール 、または脂肪族エステル、例えば酢酸エチル、酢酸n−ブチルもしくは酢酸t− ブチル、またはケト ン類、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルプロピルケトン、メチルn −ブチルケトンおよびメチルイソブチルケトンと混合されていてもよい。選択的 結晶化を場合によりエタノールおよび/またはアセトンおよび/または酢酸エチ ルおよび/または酢酸n−ブチと組み合わされていてもよいアセトニトリルの中 で行うことが特に有利である。 沈澱した10−デアセチルバッカチンIIIを濾過、沈澱または遠心により単離 できる。 本発明の抽出方法により得られる10−デアセチルバッカチンIIIは特にヨー ロッパ特許第0 253 738号、ヨーロッパ特許第0 253 739号、ヨー ロッパ特許第0 336 840号、ヨーロッパ特許第0 336 841号、WO 第92 09589号、ヨーロッパ特許第0 400 971号およびヨーロッパ 特許第0 428 376号に記載されている条件下でタキソールもしくはタキソ テールまたはそれらの誘導体を製造するために使用できる。 下記の実施例で本発明に従う方法を説明する。実施例1 200リットルのメタノール、1.4kgのガラスウールおよび250kgの 平均粒子寸法が約0.8mmの粉砕されたイチイの葉(タクセス・バッカタ)を パーコレーターの中に入れた。400リットルの純粋メタノールを加えた。パー コレーターに頂部を介して新しい溶媒を870リットル/時の速度で供給しそし てメタノール抽出物をパーコレーターの底部で集めることによりパーコレーショ ンを行った。パーコレーションを20℃において5時間続けた。集められたメタ ノール溶液を減圧(70−80kPa)下で40℃において蒸発器中で蒸発させ て固体含有量 が40〜80重量%の濃縮物を得た。 353gの乾燥抽出物、420gのメタノールおよび40gの水を含有するメ タノール抽出物(上記の条件下で製造された)を使用したが、ここで存在する1 0−デアセチルバッカチンIIIの量は1130mgであった。 メタノール抽出物を2リットル反応器の中に加え、その後、撹拌しながら15 90cm3の水を加えた。混合物を1時間撹拌しそして次に35gのセライトお よび25cm3の「ゼタグ(Zetag)87」凝集剤を連続的に1時間にわたり撹拌 しながら加えた。得られた最終的懸濁液を直径が130mmのNo.4半融ガラ ス上で濾過した。不溶性生成物およびセライトを100gの水−メタノール混合 物(重量により8−2)で洗浄した。 濾液を2リットル反応器の中に入れ、そして次に2cm3のシリコーン426 Rを加えた。混合物を減圧(7.3−11kPa)下で35〜42℃の間の温度 において蒸留し、外側浴の温度は45〜50℃の間であった。蒸留物(909g )および0.5%のメタノールを含有する濃縮物(1432g)が得られた。 濃縮物を700cm3の酢酸エチルで1回そして350cm3部分の酢酸エチル で2回抽出した。一緒にした有機相を700cm3の0.1M炭酸ナトリウム溶 液で2回、次に350cm3の水で1回洗浄した。pHは8であった。有機相( 1049g)を減圧(1.33−21.3kPa)下で40℃において濃縮乾固 した。16.2gの乾燥抽出物がこのようにして得られた。実施例2 500cm3の丸底フラスコ中に実施例1に記載されている条件下で得られた 9.3%の10−デアセチルバッカチンIIIを含有する45.5gの乾燥抽出物 を加え、そして次に18cm3の酢酸エチルを加えた。均質混合物を撹拌しそし て50℃に加熱した。136cm3のアセトニトリルを次に15分間にわたり5 0℃において加えた。懸濁液を約1時間撹拌し、そして次に約20℃の温度に約 3時間にわたり冷却した。沈澱をNo.3半融ガラス(直径:35mm)上での 濾過により分離し、そして次に20cm3のアセトニトリルでそして次に20c m3のジイソプロピルエーテルで2回洗浄した。生成物を減圧(1.33kPa )下で40℃において2時間乾燥した。75.8%の10−デアセチルバッカチ ンIIIを含有する5.2gの白色生成物がこのようにして得られた。 結晶化収率は53.6%であった。実施例3 1リットルの丸底フラスコ中に3.48gの10−デアセチルバッカチンIII を含有する39.6gの乾燥物質の酢酸エチル中溶液275.2gを加えた。こ の溶液を減圧(6.0kPa)下で濃縮した。164gの酢酸エチルが集められ た。36cm3のエタノールを濃縮物に加え、そして混合物を10℃に冷却した 。60cm3のアセトニトリルを次に撹拌しながら(30回転/分)ゆっくり( 約1/2時間)加えた。懸濁液を10℃において1時間撹拌し、そして次に84 cm3のアセトニトリルを急速添加した。撹拌を10℃で15時間続けた。沈澱 をNo.3半融ガラス(直径:35mm)上での濾過により分離し、そして次に 20cm3のアセトニトリルで2回そして次に20cm3のジイソプロピルエーテ ルで2回洗浄した。生成物を減圧(0.27kPa)下で40℃ において12時間にわたり乾燥した。93.8%の10−デアセチルバッカチン IIIを含有する2.85gの白色結晶性粉末がこのようにして得られた。 結晶化母液および洗浄液(247g)を減圧(2.7kPa)下で40℃にお いて濃縮した。36gの乾燥物質がこのようにして得られ、そして18cm3の エタノールで抽出した。次に72cm3のアセトニトリルをゆっくり加えた。混 合物を約20℃の温度で15時間撹拌した。沈澱を濾過により分離しそして5c m3のアセトニトリルで2回そして5cm3のジイソプロピルエーテルで2回洗浄 した。乾燥後に、62.7%の10−デアセチルバッカチンIIIを含有する0. 662gの微細粉末が得られた。実施例4 実施例1に記載されている条件下で製造された、1840gの乾燥抽出物、1 117gのメタノールおよび329gの水からなり且つ7.17gの10−デア セチルバッカチンIIIを含有するメタノール抽出物を使用した。 メタノール抽出物を10リットル反応器の中に加え、そして次に激しく撹拌し ながら1.5リットルのトルエンで3回抽出した。メタノール水相を沈澱により 分離し(3020g)、水(3800g)の添加により希釈し、そして次に濾過 した。42gの残渣がこのようにして分離された。 濾過されたメタノール水溶液を1540cm3の酢酸n−ブチルで3回抽出し た。一緒にした有機相を減圧(1.33kPa)下で40℃において濃縮して3 0%の固体含有量を有する溶液を得、そして次に濾過 した。得られた残渣(4g)を50cm3の酢酸n−ブチルで洗浄した。有機濾 液を一緒にしそして再び減圧(1.33kPa)下で40℃において濃縮して6 5%の固体含有量を有する溶液(すなわち95g)を得た。 このようにして得られた濃縮物を500cm3の丸底フラスコ中に加えた。4 5cm3のエタノールを加えた。均質混合物を撹拌しそして40℃に加熱した。 270cm3のアセトニトリルを次に40℃で1時間にわたり加えた。懸濁液を 撹拌しながら2時間にわたり−10℃に冷却し、そして次に−10℃に一夜保っ た。沈澱を半融ガラス上で濾別し、35cm3のアセトニトリルで2回そして次 に35cm3のジイソプロピルエーテルで2回洗浄し、そして次に減圧(1.3 3kPa)下で40℃において一夜乾燥した。 84.2%の10−デアセチルバッカチンIIIを含有する5.92gの白色生 成物がこのようにして得られた。 最初のメタノール抽出物中に存在する10−デアセチルバッカチンIIIを基に した収率は69.5%であった。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年4月26日 【補正内容】 31.精製された10−デアセチルバッカチンIIIを濾過、沈澱または遠心によ り単離することを特徴とする、請求の範囲第2項、第3項、第4項、第5項およ び第6項の1つに記載の方法。 32.10−デアセチルバッカチンIIIをイチイの葉から抽出することを特徴と する、請求の範囲第1項〜第31項の1つに記載の方法。 33.イチイがタクセス・バッカタ、タクセス・ブレヴィフロリア、タクセス・ カナデンシス、タクセス・クピダタ、タクセス・フロリダナ、タクセス・メディ アまたはタクセス・ワリチアナ変種に属することを特徴とする、請求の範囲第3 2項に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルグラフ,ロドルフ フランス国エフ―91170ビリ―シヤテイヨ ン・アレーデユポタージエ16

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.イチイ[タクセス・エスピー(Taxus sp.)]の種々の部分のメタノール抽 出物から10−デアセチルバッカチンIIIを得る方法。 2.1)イチイの地上部分を脂肪族アルコールで処理して10−デアセチルバッ カチンIIIを含有するアルコール抽出物を得、 2)場合により濃縮されていてもよい該アルコール抽出物を水で希釈し、 3)得られたアルコール水溶液中に存在する不溶物を濾過、沈澱または遠心によ り分離し、 4)得られたアルコール水溶液から事実上全てのアルコールを除去し、 5)このようにして得られた水相中に存在する10−デアセチルバッカチンIII を適当な有機溶媒で抽出し、 6)このようにして得られた有機抽出物から溶媒を除去し、 7)このようにして得られた残渣から10−デアセチルバッカチンIIIを選択的 に結晶化させ、次に 8)精製された10−デアセチルバッカチンIIIを単離する ことを特徴とする、イチイ(タクセス・エスピー)の種々の部分のメタノール抽 出物から10−デアセチルバッカチンIIIを得る方法。 3.1)イチイの地上部分を脂肪族アルコールで処理して10−デアセチルバッ カチンIIIを含有するアルコール抽出物を得、 2)アルコール抽出物を有機溶媒で抽出し、 3)アルコール水相を沈澱により分離し、 4)アルコール水相を水で希釈し、 5)得られたアルコール水溶液中に存在する不溶物を濾過、沈澱または遠心によ り分離し、 6)濾過された水有機相から有機溶媒を用いて10−デアセチルバッカチンIII を抽出し、 7)10−デアセチルバッカチンIIIを含有する有機抽出物から溶媒を完全にま たは部分的に除去し、 8)得られた溶液または残渣から10−デアセチルバッカチンIIIを有機溶媒中 で選択的に結晶化させ、そして 9)10−デアセチルバッカチンIIIを単離する ことを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の10−デアセチルバッカチンIII を得る方法。 4.イチイの地上のそして場合により乾燥されていてもよい部分をメタノール、 エタノール、プロパノール、イソプロパノールおよびt−ブタノールから選択さ れる脂肪族アルコール中で撹拌することによりアルコール抽出物を得ることを特 徴とする、請求の範囲第2項および第3項のいずれかに記載の方法。 5.脂肪族アルコールがメタノールであることを特徴とする、請求の範囲第4項 に記載の方法。 6.植物の新鮮部分の凍結および解凍操作の前後または植物の新鮮部分の凍結お よび解凍操作の間に入れられる粉砕および任意の乾燥操作によりイチイの場合に より乾燥されていてもよい地上部分を得ることを特徴とする、請求の範囲第2項 および第3項のいずれかに記載の方法。 7.場合により濃縮されていてもよいメタノール抽出物を水で希釈して希釈剤混 合物の重量対アルコール抽出物中に存在する乾燥物質の重量の比を4〜8の間に し且つアルコール水溶液を得るための水−アルコール希釈剤混合物が10〜30 %のアルコールを含有することを特徴とする、 請求の範囲第2項、第4項、第5項および第6項の1つに記載の方法。 8.不溶物をアルコール水溶液から濾過、沈澱または遠心により分離することを 特徴とする、請求の範囲第2項、第4項、第5項および第6項の1つに記載の方 法。 9.アルコールをアルコール水溶液から任意に減圧下での蒸留により除去するこ とを特徴とする、請求の範囲第2項、第4項、第5項および第6項の1つに記載 の方法。 10.アルコールの除去後に得られる水相から有機溶媒を用いて10−デアセチ ルバッカチンIIIを抽出することを特徴とする、請求の範囲第2項、第4項、第 5項および第6項の1つに記載の方法。 11.有機溶媒がエーテル類および脂肪族エステル類から選択されることを特徴 とする、請求の範囲第10項に記載の方法。 12.エーテル類がメチルt−ブチルエーテル、エチルt−ブチルエーテル、メ チルn−ブチルエーテル、メチルn−アミルエーテル、エチルt−アミルエーテ ル、t−ブチルイソプロピルエーテル、エチルイソブチルエーテル、t−ブチル n−プロピルエーテルおよびエチルn−ヘキシルエーテルから選択されることを 特徴とする、請求の範囲第11項に記載の方法。 13.脂肪族エステル類が酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸 n−ブチル、酢酸t−ブチル、t−ブチル酢酸メチル、プロピオン酸t−ブチル および酢酸t−アミルから選択されることを特徴とする、請求の範囲第10項に 記載の方法。 14.有機溶媒が酢酸エチルまたは酢酸n−ブチルであることを特徴とする、請 求の範囲第10項に記載の方法。 15.アルコール相を芳香族炭化水素類から選択される有機溶媒で抽出すること を特徴とする、請求の範囲第3項、第4項、第5項および第6項の1つに記載の 方法。 16.芳香族炭化水素がトルエンおよびキシレンから選択されることを特徴とす る、請求の範囲第12項に記載の方法。 17.沈澱により分離されたアルコール水相を水の添加により希釈して溶液中の アルコール含有量を20〜40重量%の間にすることを特徴とする、請求の範囲 第3項、第4項、第5項および第6項の1つに記載の方法。 18.希釈されたアルコール水溶液から不溶物を濾過、沈澱または遠心により分 離することを特徴とする、請求の範囲第3項、第4項、第5項および第6項の1 つに記載の方法。 19.アルコール水相から有機溶媒を用いて10−デアセチルバッカチンIIIを 抽出することを特徴とする、請求の範囲第3項、第4項、第5項および第6項の 1つに記載の方法。 20.溶媒がエーテル類および脂肪族エステル類から選択されることを特徴とす る、請求の範囲第19項に記載の方法。 21.エーテル類がメチルt−ブチルエーテル、エチルt−ブチルエーテル、メ チルn−ブチルエーテル、メチルn−アミルエーテル、エチルt−アミルエーテ ル、t−ブチルイソプロピルエーテル、エチルイソブチルエーテル、t−ブチル n−プロピルエーテルおよびエチルn−ヘキシルエーテルから選択されることを 特徴とする、請求の範囲第20項に記載の方法。 22.脂肪族エステル類が酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピ ル、酢酸n−ブチル、酢酸t−ブチル、t−ブチル酢酸メチル、プロピオン酸t −ブチルおよび酢酸t−アミルから選択されることを特徴とする、請求の範囲第 21項に記載の方法。 23.有機溶媒が酢酸エチルまたは酢酸n−ブチルであることを特徴とする、請 求の範囲第21項に記載の方法。 24.10−デアセチルバッカチンIIIを含有する有機抽出物を任意の減圧にお ける蒸留により完全にまたは部分的に濃縮することを特徴とする、請求の範囲第 3項、第4項、第5項および第6項の1つに記載の方法。 25.場合により脂肪族アルコールまたは脂肪族エステルまたは脂肪族ケトンと 混合されていてもよい脂肪族ニトリル類から選択される有機溶媒から10−デア セチルバッカチンIIIを選択的に結晶化させることを特徴とする、請求の範囲第 2項、第3項、第4項、第5項および第6項の1つに記載の方法。 26.脂肪族ニトリル類がアセトニトリルおよびプロピオニトリルから選択され ることを特徴とする、請求の範囲第25項に記載の方法。 27.脂肪族アルコールがメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパ ノールおよびn−ブタノールから選択されることを特徴とする、請求の範囲第2 5項に記載の方法。 28.脂肪族エステルが酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチルおよび 酢酸t−ブチルから選択されることを特徴とする、請求の範囲第25項に記載の 方法。 29.ケトンがアセトン、メチルエチルケトン、メチルプロピルケトン、メチル n−ブチルケトンおよびメチルイソブチルケトンから選択されることを特徴とす る、請求の範囲第25項に記載の方法。 30.選択的結晶化を場合によりエタノールおよび/または酢酸エチルもしくは n−ブチルおよび/またはアセトンと組み合わされていてもよいアセトニトリル の中で行うことを特徴とする、請求の範囲第25項に記載の方法。 31.精製された10−デアセチルバッカチンIIIを濾過、沈澱または遠心によ り単離することを特徴とする、請求の範囲第2項、第3項、第4項、第5項およ び第6項の1つに記載の方法。 32.10−デアセチルバッカチンIIIをイチイの葉から抽出することを特徴と する、請求の範囲第1項〜第31項の1つに記載の方法。 33.イチイがタクセス・バッカタ、タクセス・ブレヴィフロリア、タクセス・ カナデンシス、タクセス・クピダタ、タクセス・フロリダナ、タクセス・メディ アまたはタクセス・ワリチアナ変種に属することを特徴とする、請求の範囲第3 2項に記載の方法。 34.タキソール、タキソテールまたはそれらの誘導体の製造のための、請求の 範囲第1項〜第31項の1つに記載の方法により得られる10−デアセチルバッ カチンIIIの使用。 35.請求の範囲第1項〜第31項の1つに記載の方法を使用することにより得 られる時の10−デアセチルバッカチンIII。
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