JPH0845606A - 電気コンタクト及びそれを使用する電気コネクタ - Google Patents
電気コンタクト及びそれを使用する電気コネクタInfo
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- JPH0845606A JPH0845606A JP7108080A JP10808095A JPH0845606A JP H0845606 A JPH0845606 A JP H0845606A JP 7108080 A JP7108080 A JP 7108080A JP 10808095 A JP10808095 A JP 10808095A JP H0845606 A JPH0845606 A JP H0845606A
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- electrical contact
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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- H01R13/15—Pins, blades or sockets having separate spring member for producing or increasing contact pressure
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- H01R13/22—Contacts for co-operating by abutting
- H01R13/24—Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted
- H01R13/2407—Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted characterized by the resilient means
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハウジングキャビティ内での振動が抑えら
れ、フレッティングコロージョンが防止される電気コン
タクトを提供すること。 【構成】 電気コンタクト2は内側コンタクト4とスプ
リング部材6とを有する。スプリング部材6の頂壁30
及び底壁32には長さ方向に延びるビーム60と、各ビ
ーム60の中間位置で横方向に延びる突起68とが打ち
抜き形成される。突起68の端は側壁28より外方に突
出する。電気コンタクト2がコネクタのハウジングキャ
ビティ内に挿入配置されるとき、突起68の端がキャビ
ティ内壁に弾性的に当接するので、電気コンタクト2の
キャビティ内での摺動が防止される。
れ、フレッティングコロージョンが防止される電気コン
タクトを提供すること。 【構成】 電気コンタクト2は内側コンタクト4とスプ
リング部材6とを有する。スプリング部材6の頂壁30
及び底壁32には長さ方向に延びるビーム60と、各ビ
ーム60の中間位置で横方向に延びる突起68とが打ち
抜き形成される。突起68の端は側壁28より外方に突
出する。電気コンタクト2がコネクタのハウジングキャ
ビティ内に挿入配置されるとき、突起68の端がキャビ
ティ内壁に弾性的に当接するので、電気コンタクト2の
キャビティ内での摺動が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気コンタクト、特に振
動を受ける環境下での電気的接続に好適である電気コネ
クタ用の電気コンタクト及びそれを含む電気コネクタに
関する。
動を受ける環境下での電気的接続に好適である電気コネ
クタ用の電気コンタクト及びそれを含む電気コネクタに
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に使用される電気コネクタの如
く、振動を受けて使用される電気コネクタはフレッティ
ングコロージョン(微摺動腐食)を生じ易い。即ち、振
動はフレッティングコロージョンの原因となる微摺動を
電気コンタクト間に生じさせる。嵌合する電気コンタク
ト間の相対移動を減らすために、内側及び外側コンタク
トを有する電気コンタクトの内側コンタクトの相手コン
タクトとの接触部と導体接続部との間に、縦方向に弾性
を付与する弾性部を形成することは公知である。縦方向
の弾性によりコネクタの他の部分から接触部が分離さ
れ、相手コンタクトとのフローティング(遊動)を可能
にする。従って、両者の間に微摺動は生じない。このよ
うなリセプタクル型の電気コンタクトの例が欧州特許出
願第492479号の明細書に開示される。
く、振動を受けて使用される電気コネクタはフレッティ
ングコロージョン(微摺動腐食)を生じ易い。即ち、振
動はフレッティングコロージョンの原因となる微摺動を
電気コンタクト間に生じさせる。嵌合する電気コンタク
ト間の相対移動を減らすために、内側及び外側コンタク
トを有する電気コンタクトの内側コンタクトの相手コン
タクトとの接触部と導体接続部との間に、縦方向に弾性
を付与する弾性部を形成することは公知である。縦方向
の弾性によりコネクタの他の部分から接触部が分離さ
れ、相手コンタクトとのフローティング(遊動)を可能
にする。従って、両者の間に微摺動は生じない。このよ
うなリセプタクル型の電気コンタクトの例が欧州特許出
願第492479号の明細書に開示される。
【0003】更に、内側コンタクトの外側にスプリング
部材を設けることも行われる。スプリング部材は内側コ
ンタクトよりもより強度が大きく、より弾性の大きな材
料を含む。外側のスプリング部材は複数の目的を達成す
るためのものであり、例えば電気コンタクトをハウジン
グ内に固定するための弾性ロック用ランスを提供し、内
側コンタクトを保護し、更に内側コンタクトの接触アー
ムの接触の弾性を補う弾性アームを具える。外側のスプ
リング部材は内側コンタクトが縦方向の弾性を付与する
弾性部を有し、フローティングを可能とする場合にも有
効である。接触部はハウジングキャビティ内壁に対して
摩擦が防止され、更に接触部に対して相手コンタクトが
当たるとき、損傷を受けにくくする弾性を付与する。
部材を設けることも行われる。スプリング部材は内側コ
ンタクトよりもより強度が大きく、より弾性の大きな材
料を含む。外側のスプリング部材は複数の目的を達成す
るためのものであり、例えば電気コンタクトをハウジン
グ内に固定するための弾性ロック用ランスを提供し、内
側コンタクトを保護し、更に内側コンタクトの接触アー
ムの接触の弾性を補う弾性アームを具える。外側のスプ
リング部材は内側コンタクトが縦方向の弾性を付与する
弾性部を有し、フローティングを可能とする場合にも有
効である。接触部はハウジングキャビティ内壁に対して
摩擦が防止され、更に接触部に対して相手コンタクトが
当たるとき、損傷を受けにくくする弾性を付与する。
【0004】
【発明が解決すべき課題】従来の電気コンタクトの問題
は、電気コンタクトをハウジングのキャビティ内に挿入
させるため電気コンタクトをキャビティ内壁間に遊びと
なる空間を構成している点であり、これにより振動を受
ける環境下で電気コンタクトがキャビティ内で振動(ガ
タつき)してしまうことがある。この振動は嵌合する電
気コンタクト間に縦方向に弾性を付与する弾性部の有無
に拘らず生じ得る。
は、電気コンタクトをハウジングのキャビティ内に挿入
させるため電気コンタクトをキャビティ内壁間に遊びと
なる空間を構成している点であり、これにより振動を受
ける環境下で電気コンタクトがキャビティ内で振動(ガ
タつき)してしまうことがある。この振動は嵌合する電
気コンタクト間に縦方向に弾性を付与する弾性部の有無
に拘らず生じ得る。
【0005】従って、本発明は電気コンタクトのキャビ
ティ内での上記の如き振動を防止することを目的とする
ものであり、キャビティ内での振動を減らす手段を具え
る電気コンタクトを提供することを目的とする。
ティ内での上記の如き振動を防止することを目的とする
ものであり、キャビティ内での振動を減らす手段を具え
る電気コンタクトを提供することを目的とする。
【0006】更に、本発明の他の目的は振動を減らす手
段を具える電気コンタクトを比較的廉価に提供すること
である。
段を具える電気コンタクトを比較的廉価に提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、相手コンタク
トと接触する接触部及び導体接続部を有する内側コンタ
クトと、外側の枠状支持部材とを有する電気コンタクト
において、前記支持部材の少なくとも一面には長さ方向
に略平行に延びる1対の両持ち梁状のビームと、該各ビ
ームの略中央位置から前記一面と略直交配置された面を
超えて側方に向けて突出する突起とが打ち抜き形成され
ることを特徴とする。
トと接触する接触部及び導体接続部を有する内側コンタ
クトと、外側の枠状支持部材とを有する電気コンタクト
において、前記支持部材の少なくとも一面には長さ方向
に略平行に延びる1対の両持ち梁状のビームと、該各ビ
ームの略中央位置から前記一面と略直交配置された面を
超えて側方に向けて突出する突起とが打ち抜き形成され
ることを特徴とする。
【0008】また本発明は、略矩形断面のコンタクト受
容キャビティを具えるハウジング、及び内側コンタクト
と、該内側コンタクトの一部を包囲して置かれる外側の
枠状支持部材とを含む電気コンタクトを有し、該支持部
材の少なくとも一面には長さ方向に略平行に延びる1対
の両持ち梁状ビームと、該ビームの略中央位置から、前
記一面と略直交配置された面を超えて側方へ向けて延出
される突起とが打ち抜き形成され、前記電気コンタクト
が前記コンタクト受容キャビティ内に配置されるとき、
前記突起が前記コンタクト受容キャビティの内壁面に弾
性的に当接することを特徴とする電気コネクタを提供す
る。
容キャビティを具えるハウジング、及び内側コンタクト
と、該内側コンタクトの一部を包囲して置かれる外側の
枠状支持部材とを含む電気コンタクトを有し、該支持部
材の少なくとも一面には長さ方向に略平行に延びる1対
の両持ち梁状ビームと、該ビームの略中央位置から、前
記一面と略直交配置された面を超えて側方へ向けて延出
される突起とが打ち抜き形成され、前記電気コンタクト
が前記コンタクト受容キャビティ内に配置されるとき、
前記突起が前記コンタクト受容キャビティの内壁面に弾
性的に当接することを特徴とする電気コネクタを提供す
る。
【0009】本発明の目的は以下の構成により達成され
る。即ち、電気コンタクトは相手コンタクトと接触する
接触部を具える内側コンタクト、及びハウジングのキャ
ビティ内壁に当接する突起を含む支持部材を有する。突
起は支持部材に打ち抜き形成された弾性ビームに形成さ
れる。外側のバックアップ用スプリング部材を有する電
気コンタクトにおいては、支持部材はスプリング部材の
一部となる。略平坦な弾性ビームが支持部材の対向壁に
打ち抜き形成されることが好ましい。
る。即ち、電気コンタクトは相手コンタクトと接触する
接触部を具える内側コンタクト、及びハウジングのキャ
ビティ内壁に当接する突起を含む支持部材を有する。突
起は支持部材に打ち抜き形成された弾性ビームに形成さ
れる。外側のバックアップ用スプリング部材を有する電
気コンタクトにおいては、支持部材はスプリング部材の
一部となる。略平坦な弾性ビームが支持部材の対向壁に
打ち抜き形成されることが好ましい。
【0010】
【実施例】以下に本発明の好適実施例となる電気コンタ
クトを図面を参照して詳細に説明する。
クトを図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1乃至図4を参照すると、リセプタクル
型電気コンタクト2は内側コンタクト4及び外側のスプ
リング部材(支持部材)6を含む。内側コンタクト4は
導体接続部8、基部9、弾性部10及び更に長さ方向に
延びる接触部12を有する。導体接続部8はワイヤ導体
の導電性を有する撚り線を圧着する圧着バレル14を有
する。導体接続部8は他の導体接続手段としても構成さ
れ得る。弾性部10は略箱状に形成され、縦方向に弾性
撓み可能にするために横方向に延びるスロット16、1
7が形成される。この手段は欧州特許出願第49247
9号に示されるものと類似する。
型電気コンタクト2は内側コンタクト4及び外側のスプ
リング部材(支持部材)6を含む。内側コンタクト4は
導体接続部8、基部9、弾性部10及び更に長さ方向に
延びる接触部12を有する。導体接続部8はワイヤ導体
の導電性を有する撚り線を圧着する圧着バレル14を有
する。導体接続部8は他の導体接続手段としても構成さ
れ得る。弾性部10は略箱状に形成され、縦方向に弾性
撓み可能にするために横方向に延びるスロット16、1
7が形成される。この手段は欧州特許出願第49247
9号に示されるものと類似する。
【0012】接触部12は弾性部10の前端に結合さ
れ、対向する側壁20より延びる対向接触アーム18を
含む。接触アーム18の他端は接触アーム18と略直角
方向に延びる支持壁22に結合される。支持壁22は側
壁20の横端の間を延びる頂壁又は底壁24から打ち抜
き形成される。接触アーム18は対向配置され、内側に
曲げられ、挿入された相手の雄型(タブ)コンタクトと
接触される接触部分26を含む。このアーチ状(略弧
状)の接触部分26は間隔Gをもって対向配置される。
これは、第1にタブコンタクトの挿入力を減らす(嵌合
力の最大値は対向して接触するコンタクトビームを分離
するときに生じる)ためであり、第2に支持壁22及び
接触アーム18の組合せによれば大きな弾性力が得られ
るものの、片持ち梁状のアームと比較して可撓性が小さ
くなり、間隔Gはビームの撓み量を減らし、より剛性の
大きな構成とするためである。
れ、対向する側壁20より延びる対向接触アーム18を
含む。接触アーム18の他端は接触アーム18と略直角
方向に延びる支持壁22に結合される。支持壁22は側
壁20の横端の間を延びる頂壁又は底壁24から打ち抜
き形成される。接触アーム18は対向配置され、内側に
曲げられ、挿入された相手の雄型(タブ)コンタクトと
接触される接触部分26を含む。このアーチ状(略弧
状)の接触部分26は間隔Gをもって対向配置される。
これは、第1にタブコンタクトの挿入力を減らす(嵌合
力の最大値は対向して接触するコンタクトビームを分離
するときに生じる)ためであり、第2に支持壁22及び
接触アーム18の組合せによれば大きな弾性力が得られ
るものの、片持ち梁状のアームと比較して可撓性が小さ
くなり、間隔Gはビームの撓み量を減らし、より剛性の
大きな構成とするためである。
【0013】外側のスプリング部材6は弾性を有するス
テンレス鋼の如きシート状金属の打抜き、折り曲げによ
り略箱状に形成される。箱状体は対向する側壁28及び
その横端の間に略直角に延びる頂壁30及び底壁32を
有する。頂壁30は箱を折り曲げ形成するときに形成さ
れる縦方向の継目34を含む。この継目34はレーザ溶
接36によって埋められ、剛性を増し箱状体を強化す
る。外側のスプリング体は更に後端41に組み付け用タ
ブ38を有する。タブ38は内側コンタクト4の基部9
の側壁40の端と組み合い、固定される。これにより外
側のスプリング部材6は導体接続部8の近傍の基部9で
内側コンタクト4に確実に固定される。接触部12はス
プリング部材6の内側で遊動可能にして保持される。ス
プリング部材6は更に側壁28から突出するロック用ラ
ンス44を含み、これにより電気コンタクト2をキャビ
ティ内に固定する。スプリング部材4の嵌合端46にお
いて、側壁28は接触アーム18の端48に回り込んで
略U字状に延びる。U字状部50は複数の目的を達成す
る。目的の1つは、接触アーム18が相手コンタクトに
よって、変形されることを防止し、内側コンタクト4を
保護することにある。
テンレス鋼の如きシート状金属の打抜き、折り曲げによ
り略箱状に形成される。箱状体は対向する側壁28及び
その横端の間に略直角に延びる頂壁30及び底壁32を
有する。頂壁30は箱を折り曲げ形成するときに形成さ
れる縦方向の継目34を含む。この継目34はレーザ溶
接36によって埋められ、剛性を増し箱状体を強化す
る。外側のスプリング体は更に後端41に組み付け用タ
ブ38を有する。タブ38は内側コンタクト4の基部9
の側壁40の端と組み合い、固定される。これにより外
側のスプリング部材6は導体接続部8の近傍の基部9で
内側コンタクト4に確実に固定される。接触部12はス
プリング部材6の内側で遊動可能にして保持される。ス
プリング部材6は更に側壁28から突出するロック用ラ
ンス44を含み、これにより電気コンタクト2をキャビ
ティ内に固定する。スプリング部材4の嵌合端46にお
いて、側壁28は接触アーム18の端48に回り込んで
略U字状に延びる。U字状部50は複数の目的を達成す
る。目的の1つは、接触アーム18が相手コンタクトに
よって、変形されることを防止し、内側コンタクト4を
保護することにある。
【0014】縦方向に弾性を付与する弾性部10によ
り、接触部12は縦方向の動きに対して動きが制限さ
れ、過剰な応力が防止される。この制限は第1の方向に
ついてはスプリング部材4のU字状部50により、第2
の方向については、応力制限タブ52による。この応力
制限タブ52はスプリング部材4の底壁32の打ち抜き
により形成され、横方向のスロット17内に進入するよ
う配置される。応力制限タブ52は接触部12の後端5
4近傍に位置し、特に接触アーム18間への相手タブコ
ンタクトの挿入の間の、弾性部10への過剰な応力集中
が防止される。接触部分26と相手タブコンタクトとの
相対移動を避けるため、両者に加わる摩擦力は弾性部1
0の弾性力より大きくとる必要があり、従って応力制限
タブ52が設けられないと、弾性部10は相手タブコン
タクトとの接触時に過剰な押圧力を受け破損する虞れが
ある。振動の初期のサイクルにおいては、応力制限タブ
52はスロット17の略中央部に位置し接触部12がタ
ブ52に当接しない。
り、接触部12は縦方向の動きに対して動きが制限さ
れ、過剰な応力が防止される。この制限は第1の方向に
ついてはスプリング部材4のU字状部50により、第2
の方向については、応力制限タブ52による。この応力
制限タブ52はスプリング部材4の底壁32の打ち抜き
により形成され、横方向のスロット17内に進入するよ
う配置される。応力制限タブ52は接触部12の後端5
4近傍に位置し、特に接触アーム18間への相手タブコ
ンタクトの挿入の間の、弾性部10への過剰な応力集中
が防止される。接触部分26と相手タブコンタクトとの
相対移動を避けるため、両者に加わる摩擦力は弾性部1
0の弾性力より大きくとる必要があり、従って応力制限
タブ52が設けられないと、弾性部10は相手タブコン
タクトとの接触時に過剰な押圧力を受け破損する虞れが
ある。振動の初期のサイクルにおいては、応力制限タブ
52はスロット17の略中央部に位置し接触部12がタ
ブ52に当接しない。
【0015】更に、相手タブコンタクトと接触部12と
の間のフレッティングコロージョンを抑えるために、外
側のスプリング部材6を対応するキャビティ内に支持さ
せ、振動による慣性力が減らされる点は有利である。外
側のスプリング部材6は頂壁30及び底壁32の面から
打ち抜き形成されるビーム60を含む。従って、スロッ
ト62はビーム60を壁30、32から離間させ、ビー
ム60は対向する縦方向の端64、66で壁30、32
に結合される。突起68は端64、66の間のビーム6
0の中央に位置し、側壁28を超えて横方向に延びる。
頂壁30又は底壁32に対向して配置される突起68は
ハウジングキャビティの幅より大きな幅Dを有するよう
形成される。従って、電気コンタクトがハウジングキャ
ビティに挿入されると、突起68はハウジングキャビテ
ィの内壁に摩擦係合し、ビーム60は弾性的に内方へ撓
む。従って、外側のスプリング部材6はビーム60によ
る弾性力によりキャビティ内に強固に固定され、振動を
受ける環境下で電気コンタクト2の微摺動を減少する。
の間のフレッティングコロージョンを抑えるために、外
側のスプリング部材6を対応するキャビティ内に支持さ
せ、振動による慣性力が減らされる点は有利である。外
側のスプリング部材6は頂壁30及び底壁32の面から
打ち抜き形成されるビーム60を含む。従って、スロッ
ト62はビーム60を壁30、32から離間させ、ビー
ム60は対向する縦方向の端64、66で壁30、32
に結合される。突起68は端64、66の間のビーム6
0の中央に位置し、側壁28を超えて横方向に延びる。
頂壁30又は底壁32に対向して配置される突起68は
ハウジングキャビティの幅より大きな幅Dを有するよう
形成される。従って、電気コンタクトがハウジングキャ
ビティに挿入されると、突起68はハウジングキャビテ
ィの内壁に摩擦係合し、ビーム60は弾性的に内方へ撓
む。従って、外側のスプリング部材6はビーム60によ
る弾性力によりキャビティ内に強固に固定され、振動を
受ける環境下で電気コンタクト2の微摺動を減少する。
【0016】頂壁30又は底壁32の面に打ち抜き加工
して形成されるビーム60及び突起68によれば、ビー
ムは廉価に、比較的強固に形成され、効果的で強い弾性
力を付与する。側壁28に対して垂直方向への摺動時
に、ビーム60はシート状金属の面内で作用し、平行方
向の摺動に対してはねじれ方向に作用する。
して形成されるビーム60及び突起68によれば、ビー
ムは廉価に、比較的強固に形成され、効果的で強い弾性
力を付与する。側壁28に対して垂直方向への摺動時
に、ビーム60はシート状金属の面内で作用し、平行方
向の摺動に対してはねじれ方向に作用する。
【0017】スロット62及びビーム60の寸法は容易
に変更可能であり、材料のねじれや面内の変位に対して
適当な弾性力が付与される。
に変更可能であり、材料のねじれや面内の変位に対して
適当な弾性力が付与される。
【0018】ビーム60は上述の如く縦方向に弾性を有
する内側コンタクト4の外側に要求されるスプリング部
材6に形成される必要は無く、内側コンタクト4から打
ち抜き加工により形成しても良い。更に、スプリング部
材6はバックアップスプリングを含む電気コンタクトに
使用可能であり、フレッティングコロージョンを減らす
ために内側コンタクトのフローティング機能は必ずしも
必要ではないが、外側のスプリング部材の弾性ビームと
縦方向に弾性を付与する弾性部との組合せは有効であ
る。
する内側コンタクト4の外側に要求されるスプリング部
材6に形成される必要は無く、内側コンタクト4から打
ち抜き加工により形成しても良い。更に、スプリング部
材6はバックアップスプリングを含む電気コンタクトに
使用可能であり、フレッティングコロージョンを減らす
ために内側コンタクトのフローティング機能は必ずしも
必要ではないが、外側のスプリング部材の弾性ビームと
縦方向に弾性を付与する弾性部との組合せは有効であ
る。
【0019】以上の如く本発明を好適実施例に基づき詳
述したが、これはあくまでも例示的なものであり、本発
明を限定するものではない。当業者には様々な変形、変
更が可能であることが理解できよう。
述したが、これはあくまでも例示的なものであり、本発
明を限定するものではない。当業者には様々な変形、変
更が可能であることが理解できよう。
【0020】
【発明の効果】本発明の電気コンタクトは支持部材に形
成された弾性ビームから横方向に延びる突起によってコ
ネクタのハウジングキャビティ内に支持されるので、振
動又はガタつきが確実に抑えられ、フレッティングコロ
ージョンが防止されるので、摺動環境下で長時間使用し
ても接触不良が防止できる。
成された弾性ビームから横方向に延びる突起によってコ
ネクタのハウジングキャビティ内に支持されるので、振
動又はガタつきが確実に抑えられ、フレッティングコロ
ージョンが防止されるので、摺動環境下で長時間使用し
ても接触不良が防止できる。
【0021】更に、上述の構成によれば、弾性ビーム及
び突起はキャビティ断面の縦横のいずれの方向の振動も
防止するよう作用するので、摺動の防止の信頼性が高
い。
び突起はキャビティ断面の縦横のいずれの方向の振動も
防止するよう作用するので、摺動の防止の信頼性が高
い。
【図1】本発明の好適実施例となる電気コンタクトの側
面図。
面図。
【図2】図1の電気コンタクトの平面図。
【図3】図1の電気コンタクトの線3−3に沿う断面を
示す部分断面平面図。
示す部分断面平面図。
2 電気コンタクト 4 内側コンタクト 6 支持部材(スプリング)部材 8 導体接続部 60 ビーム 68 突起
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例となる電気コンタクトの側
面図。
面図。
【図2】図1の電気コンタクトの平面図。
【図3】図1の電気コンタクトの線3−3に沿う断面を
示す部分断面平面図。
示す部分断面平面図。
【図4】図1の電気コンタクトの時計方向に略90°回
動された正面図。
動された正面図。
【符号の説明】 2 電気コンタクト 4 内側コンタクト 6 支持部材(スプリング)部材 8 導体接続部 60 ビーム 68 突起
Claims (2)
- 【請求項1】 相手コンタクトと接触する接触部及び導
体接続部を有する内側コンタクトと、外側の枠状支持部
材とを有する電気コンタクトにおいて、 前記支持部材の少なくとも一面には長さ方向に略平行に
延びる1対の両持ち梁状のビームと、該各ビームの略中
央位置から前記一面と略直交配置された面を超えて側方
に向けて突出する突起とが打ち抜き形成されることを特
徴とする電気コンタクト。 - 【請求項2】 略矩形断面のコンタクト受容キャビティ
を具えるハウジング、及び内側コンタクトと、該内側コ
ンタクトの一部を包囲して置かれる外側の枠状部材とを
含む電気コンタクトを有し、 該支持部材の少なくとも一面には長さ方向に略平行に延
びる1対の両持ち梁状ビームと、該ビームの略中央位置
から前記一面と略直交配置された面を超えて側方へ向け
て延出する突起とが打ち抜き形成され、 前記電気コンタクトが前記コンタクト受容キャビティ内
に配置されるとき、前記突起が前記コンタクト受容キャ
ビティの内壁面に弾性的に当接することを特徴とする電
気コネクタ。
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