JPH0840119A - 連係作動装置 - Google Patents

連係作動装置

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JPH0840119A
JPH0840119A JP17825294A JP17825294A JPH0840119A JP H0840119 A JPH0840119 A JP H0840119A JP 17825294 A JP17825294 A JP 17825294A JP 17825294 A JP17825294 A JP 17825294A JP H0840119 A JPH0840119 A JP H0840119A
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東 定 夫 伊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクリユーロツドの軸方向の移動の規制時に
おいて生じる荷重による不具合を低減すること。 【構成】 ストツパ(69,70)と当接する突部(7
1,72)をハウジング(64,64a,64b)に一
体的に形成して、ナツト部材(62)に生じる回転方向
のロツク荷重を突部(69,70)とストツパ(71,
72)との当接を介してスクリユーロツド(61)に働
くようなことがないようにすると共に突部(69,7
0)とストツパ(71,72)との当接による当接荷重
の応力をスクリユーロツド(61)とナツト部材(6
2)との螺合部分全体に分散させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連係作動装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の連係作動装置としては、
実公平3−44591号公報に示されるものが知られて
いる。これは、駆動機構に連係されたナツト部材と、被
駆動部材に連係されナツト部材と螺合するスクリユーロ
ツドと、ナツト部材を収容し且つ回転自在に支持するハ
ウジングと、スクリユーロツドに固定されたストツパと
を有し、駆動機構の駆動によりナツト部材が回転し、こ
のナツト部材の回転でスクリユーロツドが軸方向に移動
させられ、これにより、被駆動部材が動かされるもので
あつた。。又、この従来装置では、ナツト部材の両側面
に突部をナツト部材の両側面に固定された弾性体より別
体で形成し、スクリユーロツドに固定されたストツパと
突部(弾性体)とを当接させることで、スクリユーロツ
ドの軸方向の移動を規制し、これにより、スクリユーロ
ツドの軸方向の移動の範囲を規定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
装置であると、スクリユーロツドの軸方向の移動が規制
される際、突部がナツト部材に形成されているためにナ
ツト部材に生じている回転方向のロツク荷重が突部(弾
性体)とストツパとの当接を介してナツト部材からスク
リユーロツドに働いてしまう。この結果、スクリユーロ
ツドに連係される被駆動部材にその動作とは無関係のね
じれ等の偏荷重が生じ、被駆動部材のきしみや異音,ガ
タの増加等様々な悪影響を与える恐れがある。又、突部
とストツパとの当接時にスクリユーロツドに生じる軸方
向の当接荷重によつてナツト部材とスクリユーロツドと
の食いつきが生じるが、突部がナツト部材に形成されて
いるために突部とストツパとの当接による当接荷重の応
力が突部とストツパとが当接する付近のスクリユーロツ
ドとナツト部材との螺合部分に集中する。このため、こ
の螺合部分での食いつきが局部的に過大となり、次作動
時に作動不良を来す恐れがある。
【0004】故に、本発明は、スクリユーロツドの軸方
向の移動の規制時において生じる荷重による不具合を低
減することを、その技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、ハウジン
グの外側面に先端がナツト部材の側端面より外方に突出
するように一体的に形成されスクリユーロツドの移動の
範囲規定のためにストツパと当接する突部を有した、こ
とである。
【0006】より好ましくは、前記ナツト部材の両側面
と前記ハウジングの内側面との間に前記突部と前記スト
ツパとの当接時に前記ナツト部材と前記ハウジングとに
より挟圧されて前記ナツト部材と前記ハウジングとの間
の摩擦力を増大させるスラストワツシヤを配設する、と
良い。
【0007】より好ましくは、前記ハウジングを弾性力
を持つ樹脂製とする、と良い。
【0008】
【作用】上記技術的手段によれば、突部がハウジングに
一体的に形成されているので、突部とストツパとが当接
してスクリユーロツドの軸方向の移動が規制される際、
ナツト部材に生じている回転方向のロツク荷重が突部と
ストツパとの当接を介してスクリユーロツドに働くよう
なことがない。よつて、スクリユーロツドに働く回転方
向のロツク荷重は軽減される。又、突部とストツパとの
当接による当接荷重の応力はスクリユーロツドとナツト
部材との螺合部分全体に分散されることとなる。よつ
て、スクリユーロツドとナツト部材との噛合部分での局
部的且つ過大な食いつきは低減される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0010】図1に示されるように、車両のフロア(図
示せず)上には、スライド機構1によつてフロアに対し
てフロントバーチカル機構2及びリヤバーチカル機構3
と共に前後動させられ、フロントバーチカル機構2によ
つてフロア及びスライド機構1に対して前部分が、リヤ
バーチカル機構3によつてフロア及びスライド機構1に
対して後部分が夫々上下動させられる車両のシートクツ
シヨン(その構成部品であつてリクライニング機構9を
介して車両のシートバツク(図示せず)が支持されるロ
アアーム4のみを図示)が載置されている。フロントバ
ーチカル機構2及びリヤバーチカル機構3は、シートク
ツシヨンとスライド機構1との間に配設されている。
【0011】図1ないし図3に示されるように、スライ
ド機構1は、アツパレール11及びロアレール12から
構成されている。ロアレール12はブラケツト13を介
してフロアに固定されており、アツパレール11はロア
レール12にその長手方向(シートクツシヨンの前後動
方向)に摺動自在に支持されている。ロアレール12と
アツパレール11とによる閉塞空間内にはアツパレール
11をロアレール12に対して摺動させる連係作動装置
5が配設されている。この連係作動装置5は、アツパレ
ール11に回転自在に支持されたスクリユーロツド51
及びロアレール12に回転不能に固定され且つスクリユ
ーロツド51に螺合されたナツト部材52から構成され
ている。この構成により、スクリユーロツド51を回転
させることで、ナツト部材52が固定であることからス
クリユーロツド51がナツト部材52に対してスクリユ
ーロツド51の軸方向に移動させられ、これにより、ア
ツパレール11がロアレール12に対して摺動させられ
る。結果、シートツシヨンがフロアに対してフロントバ
ーチカル機構2及びリヤバーチカル機構3と共に前後動
させられる。尚、スクリユーロツド51の回転は、スク
リユーロツド51にウオームギヤ及びウオームホイール
ギヤより構成される減速機構(図示せず)を介して連結
されたモータ53の駆動によつてなされる。減速機構は
アツパレール11にブラケツト14を介して固定された
減速ギヤボツクス54内に収容されており、モータ53
は、減速ギヤボツクス54に支持されている。又、シー
トクツシヨンの前動規制は、アツパレール11に形成さ
れた切り起こしフランジ片11aがナツト部材52と当
接することで行われ、シートクツシヨンの後動規制は、
減速ギヤボツクス54がナツト部材52と当接すること
で行われる。
【0012】図1,4及び図5に示されるように、フロ
ントバーチカル機構2は、回転軸21及びリンク22,
23,24から構成されている。回転軸21はシートク
ツシヨンのロアアーム4の前側に回転自在に支持されて
いる。リンク22は、回転軸21に固定されており、そ
の先端にはリンク23の一端がピン25で回動自在に連
結されている。リンク23の他端は、スライド機構1の
アツパアーム11にブラケツト14を介してピン26で
回転自在に連結されている。又、リンク24は、回転軸
21に固定されており、その先端には後述するフロント
バーチカル機構用の連係作動装置6を介してフロントバ
ーチカル機構用の駆動機構8が連係されている。
【0013】図1に示されるように、リヤバーチカル機
構3は、回転軸31及びリンク32,33から構成され
ている。回転軸31はスライド機構1のアツパレール1
1に固定された腕形状のブラケツト34を介して回転自
在に支持されている。リンク32は、回転軸31に固定
されており、その先端はシートクツシヨンのロアアーム
4の後側にピン35で回動自在に連結されている。又、
リンク33は、回転軸31に固定されており、その先端
には後述するリヤバーチカル機構用の連係作動装置6を
介してリヤバーチカル機構用の駆動機構8が連係されて
いる。
【0014】次に本発明の主要部であるフロント及びリ
ヤバーチカル機構用の両連係作動装置6について説明す
る。
【0015】図4ないし図6に示されるように、連係作
動装置6は、駆動機構8を備え、シートクツシヨンのロ
アアーム4に形成された水平フランジ41に支持されて
おり、スクリユーロツド61及びナツト部材62を主と
して構成されている。このように、連係作動装置6及び
駆動機構8がシートクツシヨンのロアアーム4側に支持
されているので、スライド機構1側に連係作動装置6及
び駆動機構8を支持させるための大型のブラケツト等が
不要となり、部品点数が削減され、コスト低減や軽量化
がなされることとなる。スクリユーロツド61は、その
一端側でピン63によりフロントバーチカル機構用であ
ればリンク24(図5示)に、リヤバーチカル用であれ
ばリンク33(図6示)に回動自在に連結されている。
ナツト部材62は、スクリユーロツド61に螺合されて
おり、外周面にウオーム歯81が形成されている。この
ナツト部材62は減速ギヤボツクス64内に収容され移
動不能とされている。この減速ギヤボツクス64は、組
み合わせられることで減速ギヤボツクス64の収容空間
を構成する二つの樹脂製のハウジング64a,64bか
らなるものであつて、ハウジング64bに固定されたブ
ラケツト65を介してロアアーム4の水平フランジ41
に固定されたブラケツト66にピン67でスクリユーロ
ツド61の軸方向と直交する方向に回動自在に支持され
ている。これにより、連係作動装置6が水平フランジ4
1に支持されることとなる。減速ギヤボツクス64のハ
ウジング64a,64bには同心の貫通穴64c,64
dが形成されている。この貫通穴64c,64dにスク
リユーロツド61が挿通されると共に収容空間に配設さ
れ且つスクリユーロツド61に螺合されているナツト部
材62がその両端で回転自在に嵌挿支持されている。
又、ナツト部材62の両側面とハウジング64a,64
bの内側面との間にはスラストワツシヤ68が夫々配設
されている。この構成において、ナツト部材62を回転
させることで、ナツト部材52がハウジング64a,6
4bによつて移動不能であることからスクリユーロツド
51がナツト部材52に対してその軸方向に移動させら
れることとなる。
【0016】スクリユーロツド61のネジ部の軸方向両
端側には径方向に延在するワツシヤ状の対のストツパ6
9,70が固定されている。又、ハウジング64a,6
4bの外側面には貫通穴64c,64d周りで外方に突
出する環状の突部71,72がストツパ69,70と当
接するように一体で形成されている。この突部71,7
2は樹脂製であることからストツパ69,70との当接
により弾性変形されるものであつて、この突部71,7
2とストツパ69,70との当接時にナツト部材62の
両側端面とストツパ69,70とが当接しないように突
部71,72の先端とナツト部材62の両側端面との間
には隙間Aが設定されている。この突部71,72とス
トツパ69,70との当接でスクリユーロツド61のそ
の軸方向における移動の範囲を規定している。減速ギヤ
ボツクス64内にはナツト部材62の外周面に形成され
たウオーム歯81と噛合するウオームギヤ82が収容さ
れており、このウオームギヤ82は減速ギヤボツクス6
4に支持されたモータ83の回転軸に固着されている。
これら、ウオーム歯81,ウオームギヤ82及びモータ
83が駆動機構8を構成し、モータ83が作動してウオ
ームギヤ82が回転させられることでウオームギヤ82
とウオーム歯81との噛合によりナツト部材62が回転
させられる。
【0017】次にフロントバーチカル機構2及びリヤバ
ーチカル機構3の作動を連係作動装置6の作動も含めて
説明する。
【0018】フロントバーチカル機構用の駆動機構8の
作動によりナツト部材62が回転してスクリユーロツド
61がその軸方向に移動させられる(フロントバーチカ
ル機構用の連係作動装置6が作動させられる)と、リン
ク24が前後方向(図1示左右方向)に押引されて回動
し回転軸21が回転する。この回転軸21の回転により
リンク22が上下方向(図1示上下方向)に回動させら
れリンク23を上下方向に移動させようとする。この
際、リンク23はピン26によりアツパレール11に支
持されているので、結果、これにより、リンク23がピ
ン26を中心に回動してシートクツシヨンのロアアーム
4の前側が上下動させられてシートクツシヨンの前部分
が上下動する。又、リヤバーチカル機構用の駆動機構8
の作動によりナツト部材62が回転してスクリユーロツ
ド61がその軸方向に移動させられる(リヤバーチカル
機構用の連係作動装置6が作動させられる)と、リンク
33が前後方向(図1示左右方向)に押引されて回動し
回転軸31が回転する。この回転軸31の回転によりリ
ンク32が上下方向(図1示上下方向)に回動させら
れ、結果、これにより、シートクツシヨンのロアアーム
4の後側が上下動させられてシートクツシヨンの後部分
が上下動する。尚、スクリユーロツド61の移動とリン
ク24,33の回動との軌跡の違いは、連係作動装置6
がピン67を中心に揺動することで吸収される。
【0019】スクリユーロツド61が一方向にある程度
移動すると、ストツパ69と突部71とが突部71を弾
性変形させながら当接する。これにより、スクリユーロ
ツド61の一方向の移動が規制され、この規制によつて
ナツト部材62に生じる回転方向のロツク荷重を検出し
て過負荷検知等で過負荷検知等で駆動機構8の作動が停
止させられる。結果、フロントバーチカル機構2ではシ
ートクツシヨンの前部分の最大限の下動が、リヤバーチ
カル機構3ではシートクツシヨンの後部分の最大限の上
動が夫々規定される。又、スクリユーロツド61が他方
向にある程度移動すると、ストツパ70と突部72とが
突部71を弾性変形させながら当接する。これにより、
スクリユーロツド61の他方向の移動が規制され、この
規制によつてナツト部材62に生じる回転方向のロツク
荷重を検出して過負荷検知等で駆動機構8の作動が停止
させられる。結果、フロントバーチカル機構2ではシー
トクツシヨンの前部分の最大限の上動が、リヤバーチカ
ル機構3ではシートクツシヨンの後部分の最大限の下動
が夫々規定される。このように、ストツパ69,70と
突部71,72とが当接する際、突部71,72が弾性
変形させられる。これにより、ストツパ69,70と突
部71,72との当接時にスクリユーロツド61に生じ
る軸方向の当接荷重が吸収され、ナツト部材62とスク
リユーロツド61との螺合部分での食いつきが軽減され
る。スクリユーロツド61の移動が規制されると、この
スクリユーロツド61の規制でナツト部材62が逆にハ
ウジング64a,64bに押付けられてスラストワツシ
ヤ68が挟圧され、この間の摩擦力が増大させられる。
これにより、ナツト部材62に生じる回転方向ロツク荷
重が軽減される。
【0020】上記したように、突部71,72がハウジ
ング64a,64bに一体的に形成されているので、突
部71,72とストツパ69,70とが当接してスクリ
ユーロツド61の軸方向の移動が規制される際、ナツト
部材62に生じている回転方向のロツク荷重が突部7
1,72とストツパ69,70との当接を介してスクリ
ユーロツド61に働くようなことがない。よつて、スク
リユーロツド61に働く回転方向のロツク荷重は低減さ
れ、フロントバーチカル機構2及びリヤバーチカル機構
3にねじれ等の偏荷重を生じさせない。これにより、フ
ロントバーチカル機構2及びリヤバーチカル機構3(特
に各種リンク)にきしみや異音,ガタの増加等の悪影響
を与えるようなことがない。又、突部71,72とスト
ツパ69,70との当接による当接荷重の応力はスクリ
ユーロツド61とナツト部材62との螺合部分全体に分
散されることとなる。よつて、スクリユーロツド61と
ナツト部材62との噛合部分での局部的且つ過大な食い
つきが低減される。これにより、次作動時に作動不良を
来すようなことがなくなる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ストツパと当接する突
部をハウジングに一体的に形成したので、ナツト部材に
生じる回転方向のロツク荷重が突部とストツパとの当接
を介してスクリユーロツドに働くようなことがない。こ
れにより、スクリユーロツドに働く回転方向のロツク荷
重を軽減することができる。又、突部とストツパとの当
接による当接荷重の応力をスクリユーロツドとナツト部
材との螺合部分全体に分散して、これにより、スクリユ
ーロツドとナツト部材との噛合部分での局部的且つ過大
な食いつきを低減することができる。
【0022】又、本発明によれば、突部とストツパとの
当接時にナツト部材とハウジングとにより挟圧されるス
ラストワツシヤが配設されているので、突部とストツパ
との当接によりナツト部材とハウジングとの間の摩擦力
が増大させられる、これにより、ナツト部材に生じる回
転方向ロツク荷重を軽減することができる。
【0023】更に、本発明によれば、ハウジングを弾性
力を持つ樹脂製としたので、突部がナツト部材との当接
時に弾性変形させられる。これにより、ストツパと突部
との当接時にスクリユーロツドに生じる軸方向の当接荷
重を吸収してナツト部材とスクリユーロツドとの螺合部
分での食いつきを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連係作動装置をフロントバーチカ
ル機構及びリヤバーチカル機構で採用したパワーシート
の斜視図である。
【図2】図1のスライド機構を示す平面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】本発明に係る連係作動装置を図1のフトントバ
ーチカル機構で示す斜視図である。
【図5】本発明に係る連係作動装置を図1のフロントバ
ーチカル機構で示す平面図である。
【図6】本発明に係る連係作動装置を図1のリヤバーチ
カル機構で示す断面図である。
【符号の説明】
2 フロントバーチカル機構(被駆動部材) 3 リヤバーチカル機構(被駆動部材) 6 連係作動装置 8 駆動機構 62 ナツト部材 61 スクリユーロツド 64 減速ギヤボツクス(ハウジング) 64a ハウジング 64b ハウジング 68 スラストワツシヤ 69,70 ストツパ 71,72 突部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動機構に連係されたナツト部材と、被
    駆動部材に連係され前記ナツト部材と螺合するスクリユ
    ーロツドと、前記ナツト部材を収容し且つ回転自在に支
    持するハウジングと、前記スクリユーロツドに固定され
    たストツパとを有し、前記ナツト部材の回転で前記スク
    リユーロツドが軸方向に前記ストツパにより規定される
    範囲内で移動させられる連係作動装置において、前記ハ
    ウジングの外側面に先端が前記ナツト部材の側端面より
    外方に突出するように一体的に形成され前記スクリユー
    ロツドの移動の範囲規定のために前記ストツパと当接す
    る突部を有する連係作動装置。
  2. 【請求項2】 前記ナツト部材の両側面と前記ハウジン
    グの内側面との間に前記突部と前記ストツパとの当接時
    に前記ナツト部材と前記ハウジングとにより挟圧されて
    前記ナツト部材と前記ハウジングとの間の摩擦力を増大
    させるスラストワツシヤを配設した、請求項1記載の連
    係作動装置。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングを弾性力を持つ樹脂製と
    した請求項1記載の連係作動装置。
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