JPH0832625B2 - 有核顆粒およびその製造法 - Google Patents

有核顆粒およびその製造法

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JPH0832625B2
JPH0832625B2 JP63018176A JP1817688A JPH0832625B2 JP H0832625 B2 JPH0832625 B2 JP H0832625B2 JP 63018176 A JP63018176 A JP 63018176A JP 1817688 A JP1817688 A JP 1817688A JP H0832625 B2 JPH0832625 B2 JP H0832625B2
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mesh
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、顆粒強度が強くしかも崩壊性のすぐれた有
核顆粒およびその製造法に関する。
従来の技術 近年、薬物放出制御システム(ドラッグデリバリーシ
ステム)に関する検討が数多くおこなわれ、特に経口投
与用剤形としては、顆粒に各種コーティングをほどこし
たいわゆるコーティング顆粒を用いることが多くなり、
そのまま顆粒剤とするか、あるいはカプセルに充填した
カプセル剤として開発されている。
該理由としては、生物薬剤学的な観点から錠剤に比べ
て顆粒剤の方が、胃排出速度,吸収性等においても個体
差がみられず、又食事の影響もほとんどうけないことが
挙げられる。
球形顆粒の製造に関しては、押し出し造粒後、マルメ
ライザーを用いて球形化する方法が一般的に知られてい
るが、真球度に乏しく、粒度分布が大きいため均一なコ
ーティングが難かしく精度の高い放出制御製剤を作るこ
とが困難であるとされている。
一方、近年、遠心流動型コーティング造粒装置(以
下、CF装置と省略することもある。)が開発され、これ
を用いて球形化する方法が検討されるようになってき
た。
該方法は、球形核顆粒あるいは核の表面に、水あるい
は結合剤を含む溶液をスプレーしながら主薬を含む散布
剤をコーティングするもので、真球度が高くかつ粒度分
布の小さい球形顆粒が得られる。[ドラッグ・デベロッ
プメント・アンド・インダストリアル・ファーマシー
(Drug Development and Industrial Pharmacy),11
(8),1523-1541(1985)参照] 薬物放出制御製剤をつくるためには得られた球形顆粒
の表面を、薬物の放出を制御する目的でワックスあるい
はポリマーでコーティングをするが該コーティング法と
して一般的には、流動層コーティングが行われている。
発明が解決しようとする課題 しかし、流動層コーティングにおいては、その初期に
球形顆粒の破壊,ケズレ等の障害がしばしば生じる。該
障害は、顆粒剤において薬物の放出制御機能をそこなう
のみならず、顆粒製造時の収率にも大きな影響を及ぼす
ため顆粒強度の強いしかも崩壊がすみやかな球形顆粒の
製造が要望されていた。
課題を解決するための手段 本発明者らは、この様な事情に鑑み、CF装置を用い
て、顆粒強度の強いしかも崩壊のすみやかな球形顆粒に
ついて鋭意検討した結果、本発明を完成した。
すなわち本発明は、 (1)主薬と低置換度ヒドロキシプロピルセルロースと
を配合してなる粉状散布剤で被覆された有核顆粒および (2)核顆粒に、水性結合剤を噴霧しながら主薬と低置
換度ヒドロキシプロピルセルロースとを配合してなる粉
状散布剤で該核顆粒を被覆することを特徴とする有核顆
粒の製造法に関する。
本発明において用いられる低置換度ヒドロキシプロピ
ルセルロース(以下、L-HPCと省略することもある。)
のヒドロキシプロポキシル基含量は、一般に約4〜20%
であり、好ましくは5.0〜16.0%、より好ましくは10.0
〜13.0%である。また、該L-HPCの平均粒子径としては
一般に200μm以下であればよく、好ましくは100μm以
下、より好ましくは30μm以下である。
主薬としては、顆粒剤として投与されるものならば特
に限定されず、例えば中枢神経系薬物としては、ジアゼ
パム,イデベノン,アスピリン,イブプロフエン,パラ
セタモール,ナプロキセン,ピロキシカム,ジクロフェ
ナック,インドメタシン,スリンダック,ロラゼパム,
ニトラゼパム,フェニトイン,アセトアミノフエン,エ
テンザミド,ケトプロフエンなどが、循環器系薬物とし
ては、モルシドミン,ビンポセチン,プロプラノーロ
ル,メチルドパ,ジピリダモール,フロセミド,トリア
ムテレン,ニフェジピン,アテノロール,スピロノラク
トン,メトプロロール,ピンドロール,カプトプリル,
硝酸イソソルビドなどが、呼吸器系薬物としては、アム
レキサノクス,デキストロメトルファン,テオフィリ
ン,プソイドエフェドリン,サルブタモール,グアイフ
ェネシンなどが、消化器系薬物としては、後述するベン
ツイミダゾール系薬物、シメチジン,ラニチジン、パン
クレアチン,5−アミノサリチル酸などが、抗生物質およ
び化学療法剤としては、セファレキシン,セファクロー
ル,セフラジン,アモキシリン,ピバンピシリン,バカ
ンピシリン,ジクロキサシリン,エリスロマイシン,エ
リスロマイシンステアレート,リンコマイシン,ドキシ
サイクリン,トリメトプリム,スルファメトキサゾール
などが、代謝系薬物としては、セラペプターゼ,グリペ
ンクラミド,塩化カリウムなどが、ビタミン系薬物とし
ては、ビタミンB1,ビタミンB2,ビタミンB6,ビタミンC,
フルスルチアミンなどが挙げられる。
該ベンツイミダゾール系化合物としては、アメリカ特
許第4045563号明細書,アメリカ特許第4255431号明細
書,ヨーロッパ特許第45200号公開公報,アメリカ特許
第4472409号明細書,ヨーロッパ特許第5129号公開公
報,イギリス特許第2134523号公開公報,ヨーロッパ特
許第174726号公開公報,ヨーロッパ特許第175464号公開
公報およびヨーロッパ特許第208452号公開公報等に記載
された抗潰瘍作用を有する化合物が挙げられ、次の一般
式(I)で示される。
[式中、R1は水素,アルキル,ハロゲン,シアノ,カル
ボキシ,カルボアルコキシ,カルボアルコキシアルキ
ル,カルバモイル,カルバモイルアルキル,ヒドロキ
シ,アルコキシ,ヒドロキシアルキル,トリフルオロメ
チル,アシル,カルバモイルオキシ,ニトロ,アシルオ
キシ,アリール,アリールオキシ,アルキルチオまたは
アルキルスルフィニルを、R2は水素,アルキル,アシ
ル,カルボアルコキシ,カルバモイル,アルキルカルバ
モイル,ジアルキルカルバモイル,アルキルカルボニル
メチル,アルコキシカルボニルメチル,アルキルスルホ
ニルを、R3およびR5は同一または異って水素,アルキ
ル,アルコキシまたはアルコキシアルコキシを、R4は水
素,アルキル,フッ素化されていてもよいアルコキシま
たはアルコキシアルコキシを、mは0ないし4の整数を
それぞれ示す。] 一般式(I)の化合物は前記公開公報に記載された方
法またはそれに準じた方法により製造することができ
る。
一般式(I)における公知化合物の置換基について以
下に簡単に説明する。
上記式中、R1で示されるアルキルとしては、炭素数1
ないし7のものが、カルボアルコキシのアルコキシとし
ては炭素数1ないし4のものが、カルボアルコキシアル
キルのアルコキシとしては炭素数1ないし4の、アルキ
ルとしては炭素数1ないし4のものが、カルバモイルア
ルキルのアルキルとしては炭素数1ないし4のものが、
アルコキシとしては炭素数1ないし5のものが、ヒドロ
キシアルキルのアルキルとしては炭素数1ないし7のも
のが、アシルとしては炭素数1ないし4のものが、アシ
ルオキシのアシルとしては炭素数1ないし4のものが、
アリールとしてはフェニルが、アリールオキシのアリー
ルとしてはフェニルが、アルキルチオのアルキルとして
は炭素数1ないし6のものが、アルキルスルフィニルの
アルキルとしては炭素数1ないし6のものがあげられ
る。
また、R2で示されるアルキルとしては炭素数1ないし
5のものが、アシルとしては炭素数1ないし4のもの
が、カルボアルコキシのアルコキシとしては炭素数1な
いし4のものが、アルキルカルバモイルのアルキルとし
ては炭素数1ないし4のものが、ジアルキルカルバモイ
ルのアルキルとしてはそのアルキルがそれぞれ炭素数1
ないし4のものが、アルキルカルボニルメチルのアルキ
ルとしては炭素数1ないし4のものが、アルコキシカル
ボニルメチルのアルコキシとしては炭素数1ないし4の
ものが、アルキルスルホニルのアルキルとしては炭素数
1ないし4のものがあげられる。
R3,R4およびR5で示されるアルキルとしては炭素数1
ないし4のものが、アルコキシとしては炭素数1ないし
8のものが、アルコキシアルコキシのアルコキシとして
は炭素数1ないし4のものがあげられる。
またR4で示されるフッ素化されていてもよいアルコキ
シのアルコキシとしては炭素数1ないし8のものがあげ
られる。
該ベンツイミダゾール系化合物をより具体的に例示す
ると2-[[3−メチル−4-(2,2,2−トリフルオロエト
キシ)−2−ピリジル]メチルスルフィニル]ベンツイ
ミダゾール,5−メトキシ−2-[(4−メトキシ−3,5−
ジメチル−2−ピリジル)メチルスルフィニル]ベンツ
イミダゾール等が挙げられる。
該核顆粒としては、例えばショ糖(75重量部)をコー
ンスターチ(25重量部)で自体公知の方法によりコーテ
ィングしたノンパレル(Nonpareil)および結晶セルロ
ースを用いた球形核顆粒等が挙げられ、また、核顆粒自
体が主薬と異なる前記した主薬成分であってもよい。該
核顆粒の平均粒度としては、一般に14〜80メッシュであ
る。
該水性結合剤としては、水,エタノール(濃度:50%
(V/V)以下が好ましい)あるいは、結合剤の水または
エタノール溶液等が挙げられ、該溶液の濃度は一般に0.
1〜80%(W/V)、好ましくは0.5〜70%(W/V)である。
該結合剤としては、例えばグラニウ糖,ヒドロキシプロ
ピルセルロース,ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス,メチルセルロース,ポリビニルピロリドン,プルラ
ン,アラビアゴム等が挙げられ、これらの二種以上を併
用してもよい。
本発明において主薬とL-HPCとを配合してなる粉状散
布剤中には、さらに粉状の添加剤を配合してもよく、該
添加剤としては、例えば賦形剤(例、乳糖,コーンスタ
ーチ,グラニウ糖,結晶セルロース,軽質無水ケイ酸
等),結合剤(例、α化デンプン,メチルセルロース,
カルボキシメチルセルロース,ヒドロキシプロピルセル
ロース,ヒドロキシプロピルメチルセルロース,ポリビ
ニルピロリドン,プルラン,デキストリン,アラビアゴ
ム等),崩壊剤(例、カルボキシメチルセルロースカル
シウム,デンプン等),安定化剤(例、炭酸マグネシウ
ム,炭酸カルシウム,L−システイン等),着色剤(例、
タルク,ベンガラ,タール系色素等)などが用いられ
る。
本発明において、該散布剤は主薬,L-HPCおよび上記の
添加剤を均一に混和することによって得られ、その粒度
としては一般に約100μm以下、好ましくは約50μm以
下である。
L-HPCの散布剤に対する配合量は、約5〜90%(W/W)
が好ましく、約10〜60%(W/W)がより好ましい。
主薬の散布剤に対する配合量は、薬物の種類やその投
与量などによって異なるが、たとえば約2〜70%(W/
W)であり、好ましくは約5〜50%(W/W)である。
次に、本発明の有核顆粒の製造法について詳述する。
核顆粒に水性結合剤を噴霧しながら粉状散布剤で該顆粒
を被覆する条件としては、水性結合剤と散布剤の比率が
約1:1〜1:2が適当であり、また製造温度は特に調整する
必要はなく、一般に室温(1〜30℃)でよい。また、乾
燥後篩過することにより粒度のそろった球形の有核顆粒
が得られる。用いられる篩としては例えば12〜32メッシ
ュの丸篩が挙げられ、12メッシュを通過し、32メッシュ
を通過しない顆粒を選別すればよい。
かくして得られた有核顆粒を、味のマスキング、腸溶
性あるいは胃溶性、持続性をもたせる目的で、自体公知
の方法によりコーティングしてもよく、さらに、自体公
知の方法でカプセルにつめてもよい。
該コーティング剤としては、例えばヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース,エチルセルロース,ヒドロキシメ
チルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,ポリ
オキシエチレングリコール,ツイーン80,プルロニックF
68,ヒマシ油,セルロースアセテートフタレート,ヒド
ロキシプロピルメチルセルロースフタレート,ヒドロキ
シメチルセルロースアセテートサクシネート,オイドラ
キット(ローム社製,西ドイツ,アクリル酸系共重合
物),カルボキシメチルエチルセルロース,ポリビニル
アセタルジエチルアミノアセテート,ワックス類および
タルク,酸化チタン,ベンガラ等の色素などが挙げられ
る。
実施例 以下に実施例および実験例を挙げて本発明をさらに詳
細に説明するが、これらは本発明を限定するものではな
い。
実施例1 ノンパレル(20〜28メッシュ)2250gをCF装置(CF-36
0,フロイント社製,日本)に入れ、ローター回転数を20
0rpmとし、室温でヒドロキシプロピルセルロース溶液
(3%(W/V))2000mlを25ml/minで噴霧しながらあら
かじめ混和して得られた下記組成の散布剤1次いで散布
剤2を45g/minで散布コーティングし、40℃,16時間真空
乾燥し、丸篩を用いて12から32メッシュの球形有核顆粒
を得た。
[散布剤1] 化合物A 450g 炭酸マグネシウム 450g グラニウ糖 450g コーンスターチ 450g L-HPC 450g (ヒドロキシプロポキシル基置換度:10.0〜13.0%(W/
W),平均粒子径30μm以下、以後、これと同じ置換度
および平均粒子径のものを用いた。) 化合物A:2-[[3−メチル−4-(2,2,2−トリフル
オロエトキシ)−2−ピリジル]メチルスルフィニル]
ベンツイミダゾール [散布剤2] グラニウ糖 420g コーンスターチ 360g L-HPC 360g 実施例2 実施例1で得た顆粒3800gを流動層コーティング機
(大河原社製,日本)に入れ、送風50℃,品温40℃にコ
ントロールし下記組成の腸溶性フィルム液を50ml/minで
噴霧して腸溶性コーティングをおこない、腸溶性有核顆
粒を得た。該顆粒を、カプセル充填機(パークデービス
社製,米国)を用いて2号硬カプセルに充填しカプセル
剤を製造した。
[腸溶性フィルム液] オイドラギット L30D-55 628g タルク 192g ポリエチレングリコール6000 64g 酸化チタン 64g ツイーン80 32g 水 4400ml [カプセル剤の組成] 腸溶性顆粒 240mg2号硬カプセル 65mg 305mg(1カプセルあたり) 実施例3 ノンパレル(20〜28メッシュ)85gをミニCF装置(フ
ロイント社製)に入れ、ローター回転速度を400rpmとし
水(50ml)を2.5ml/minで噴霧しながら下記組成の散布
剤を、5g/minで散布コーティングし、40℃、16時間真空
乾燥後、丸篩を用いて12から32メッシュの球形有核顆粒
を得た。
[散布剤] パンクレアチン 20g グラニウ糖 40g コーンスターチ 20g L-HPC 20g 実施例4 ノンパレル(24〜32メッシュ)2kgをCF装置(CF-360,
フロイント社製)に入れ、ローター回転速度を200rpmと
し、ヒドロキシプロピルセルロース1%(W/V)溶液(1
000ml)を20ml/minで噴霧しながら、下記組成の散布剤
を40g/minで散布コーティングし、40℃,16時間真空乾燥
後、丸篩を用いて12から32メッシュの球形有核顆粒を得
た。
[散布剤] セラペプターゼ 50g グラニウ糖 1350g コーンスターチ 200g L-HPC 400g 次に得られた球形有核顆粒300gを流動層コーティング
機(大河原社製、日本)に入れ、送風50℃,品温40℃に
コントロールし、下記組成の腸溶性フィルム液50ml/min
で噴霧して腸溶性コーティングをおこない腸溶性有核顆
粒を得た。
[腸溶性フィルム液] ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート 1000g
ヒマシ油 100g タルク 20g アセトン 10000ml 実施例5 ノンパレル(24〜32メッシュ)85gをミニCF装置(フ
ロイント社製)に入れ、ローター回転速度を400rpmとし
50%(W/V)グラニウ糖液(50ml)を5ml/minで噴霧しな
がら下記組成の散布剤を10g/minで散布コーティング
し、40℃、16時間真空乾燥後、丸篩を用いて12から32メ
ッシュの球形有核顆粒を得た。
[散布剤] モルシドミン 5g グラニウ糖 55g コーンスターチ 20g L-HPC 20g 実施例6 ノンパレル(24〜32メッシュ)85gをミニCF装置(フ
ロイント社製)に入れ、ローター回転速度を400rpmとし
ヒドロキシプロピルメチルセルロース1%(W/V)溶液
(50ml)を2.5ml/minで噴霧しながら下記組成の散布剤
を5g/minで散布コーティングし40℃,16時間真空乾燥
後、丸篩を用いて12から32メッシュの球形有核顆粒を得
た。
[散布剤] イデベノン 20g グラニウ糖 20g コーンスターチ 25g L-HPC 35g 実施例7 結晶セルロース球形核顆粒(20〜32メッシュ)85gを
ミニCF装置(フロイント社製)に入れ、ローター回転速
度を300rpmとしプルラン1%(W/V)溶液(50ml)を2.5
ml/minで噴霧しながら下記組成の散布剤を5g/minで散布
コーティングし、40℃,16時間真空乾燥後、丸篩を用い
て12から32メッシュの球形有核顆粒を得た。
[散布剤] アムレキサノクス 25g ヒドロキシプロピルメチルセルロース 20g コーンスターチ 25g L-HPC 30g 実施例8 ビタミンCの結晶(42〜60メッシュ品)80gをミニCF
装置(フロイント社製)に入れ、ローター回転速度を40
0rpmとしヒドロキシプロピルセルロース2%(W/V)溶
液(60ml)を2.5ml/minで噴霧しながら下記組成の散布
剤を5g/minで散布コーティングし、40℃,16時間真空乾
燥後、丸篩を用いて12から32メッシュの球形有核顆粒を
得た。
[散布剤] セファクロール 50g グラニウ糖 20g コーンスターチ 10g L-HPC 40g 実施例9 グラニウ糖結晶(42〜60メッシュ品)85gをミニCF装
置(フロイント社製)に入れ、ローター回転速度を400r
pmとし、水(50ml)を2.5ml/minで噴霧しながら下記組
成の散布剤を5g/minで散布コーティングし、40℃,16時
間真空乾燥後、丸篩を用いて12から32メッシュの球形有
核顆粒を得た。
[散布剤] フルスルチアミン 5g グラニウ糖 35g コーンスターチ 30g L-HPC 30g 実施例10 ノンパレル(20〜28メッシュ)1650gをCF装置(CF-36
0フロイント社製,日本)に入れ、ローター回転数を250
rpmとし、室温でヒドロキシプロピルセルロース溶液
(2%(W/V))1050mlを30ml/minで噴霧しながら、あ
らかじめ混和して得られた下記組成の散布剤1、次いで
散布剤2を、60g/minで散布コーティングし、40℃,16時
間真空乾燥した後、丸篩を用いて14から32メッシュの球
形有核顆粒を得た。
[散布剤1] 化合物A 450g 炭酸マグネシウム 336g グラニウ糖 297g コーンスターチ 300g L-HPC 354g [散布剤2] グラニウ糖 300g コーンスターチ 246g L-HPC 246g 実施例11 得られた顆粒3800gを流動層コーティング機(大河原
社製,日本)に入れ、送風65℃,品温40℃でコントロー
ルし、下記組成の腸溶性フィルム液を50ml/minで噴霧し
て腸溶性コーティングを行ない、腸溶性有核顆粒を得
た。
該顆粒にタルクおよび軽質無水ケイ酸を混合し、カプ
セル充填機(パークデービス社製,米国)を用いて1号
硬カプセルに充填しカプセル剤を製造した。
[腸溶性フィルム液] オイドラギット L30D-55 2018g(固形分650g) タルク 182g ポリエチレングリコール6000 60g 酸化チタン 60g ツイーン80 27g 水 4230ml [1カプセル中の組成] 実施例1 実施例3の方法において、散布剤中のL-HPCを第1表
に示す各成分に変えた散布剤でコーティングし球形有核
顆粒を製造した。得られた該顆粒(12〜32メッシュ品)
5gを、50mlのステンレスシリンダー(50ml容,直径32m
m)に入れ、粉砕機(スペックス社製,スペックスミ
ル)で30分間振とうしたのち32メッシュの丸篩で篩過し
篩上の量を測定して残存率を求め顆粒強度を求めた。さ
らに、第11改正日本薬局方崩壊試験法に従い崩壊時間の
測定もおこなった。
以上の結果から、本発明の有核顆粒は強度が強く、し
かも崩壊性がすぐれていることが明らかである。
発明の効果 本発明の有核顆粒は、顆粒強度が強いのでさらに均一
にコーティング(例、持続性コーティング,胃溶性コー
ティング,腸溶性コーティング等)することが可能で、
かつ崩壊性にすぐれている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主薬と低置換度ヒドロキシプロピルセルロ
    ースとを配合してなる粉状散布剤で被覆された有核顆
    粒。
  2. 【請求項2】核顆粒に、水性結合剤を噴霧しながら主薬
    と低置換度ヒドロキシプロピルセルロースとを配合して
    なる粉状散布剤で該核顆粒を被覆することを特徴とする
    有核顆粒の製造法。
JP63018176A 1987-01-29 1988-01-28 有核顆粒およびその製造法 Expired - Lifetime JPH0832625B2 (ja)

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