JPH08323266A - 塗布方法及び塗布装置 - Google Patents

塗布方法及び塗布装置

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JPH08323266A
JPH08323266A JP13517895A JP13517895A JPH08323266A JP H08323266 A JPH08323266 A JP H08323266A JP 13517895 A JP13517895 A JP 13517895A JP 13517895 A JP13517895 A JP 13517895A JP H08323266 A JPH08323266 A JP H08323266A
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JP
Japan
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coating
coating liquid
base material
cylindrical base
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Application number
JP13517895A
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English (en)
Inventor
Akira Ohira
晃 大平
Junji Ujihara
淳二 氏原
Eiichi Kijima
栄一 木島
Masanari Asano
真生 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/007Slide-hopper coaters, i.e. apparatus in which the liquid or other fluent material flows freely on an inclined surface before contacting the work

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 膜厚精度、膜切れのない、塗布ムラや膜厚変
動のない優れた塗布方法及び塗布装置を提供する。 【構成】 長手方向に移動する円筒状基材の周囲を環状
に取り囲んだ塗布装置により前記円筒状基材に塗布する
塗布方法において、前記塗布装置の塗布ヘッドがCr含
量10〜30%、C含量0.01〜1.2%の組成を有
するステンレス鋼であることを特徴とする塗布方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンドレスに形成され
た連続面を有する円筒状基材の外面上に、塗布液を均一
に塗布する塗布方法及び塗布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンドレスに形成された連続面を有する
円筒状基材の外面上へ薄膜を均一に塗布する方法とし
て、スプレー塗布法、浸漬塗布法、ブレード塗布法、ロ
ール塗布法等の方法が検討されている。特に、電子写真
感光体ドラムのような薄膜で均一な塗布については生産
性の優れた塗布方法、装置を開発すべく検討されてい
る。
【0003】スプレー塗布法ではスプレーガンより噴出
した塗布液滴が該エンドレスに形成された連続面を有す
る円筒状基材の外周面上に到達するまでに溶媒が蒸発す
るために塗布液滴の固形分濃度が上昇してしまい、それ
にともない塗布液滴の粘度上昇が起って液滴が面に到達
したとき、液滴が面上を充分に広がらないために、ある
いは乾燥して固体化してしまった粒子が表面に付着する
ために、塗布表面の平滑性の良いものが得られない。ま
た、連続面を有する円筒状基材への液滴の到達率が10
0%でなく塗布液のロスがあったり部分的にも不均一で
あるため、膜厚コントロールが困難である。更に、高分
子溶液等では糸引きを起こす事があるため使用する溶媒
及び樹脂に制限がされてしまう。
【0004】ブレード塗布法、ロール塗布法では、例え
ば円筒状基材の軸方向にブレードもしくはロールを配置
し該円筒状基材を回転させて塗布を行い円筒状基材を1
回転させた後、ブレードもしくはロールを後退させるも
のである。しかしながらブレードもしくはロールを後退
させる際、塗布液の粘性により、塗布膜厚の一部に他の
部分より厚い部分が生じ、均一な塗膜が得られない欠点
がある。
【0005】浸漬塗布法では、上記におけるような塗布
液表面の平滑性、塗布膜の均一性の悪い点は改良され
る。しかしながら、塗布膜厚の制御が塗布液物性の例え
ば、粘度、表面張力、密度、温度等と塗布速度に支配さ
れ、塗布液物性の調製が重要となる。また塗布速度も低
いし、塗布液槽を満たすためにはある一定量以上の液量
が必要である。さらに重層する場合、下層成分が溶け出
し塗布液槽が汚染されやすい等の欠点がある。
【0006】そこで、スライドホッパー型を含む円形量
規制型塗布装置の技術が開示されている。このスライド
ホッパー型の塗布装置はエンドレスに形成された連続周
面を有する円筒状基材を連続的にその軸方向に移動させ
ながら、その周囲を環状に取り囲み、円筒状基材の外周
面に対して塗布液を塗布するものであって、さらにこの
塗布装置は環状の液分配室(液溜まり室とも言う)と、
この液分配室の一部に対して外部から塗布液を供給する
供給口と、前記液分配室の内方に開口する塗布液分配ス
リットとを有し、このスリットから流出した塗布液を斜
め下方に傾斜するスライド面上に流下させ、スライド面
の下端の唇状部のスライドエッジと円筒状基材との僅か
な間隙部分にビードを形成し、円筒状基材の移動に伴っ
てその外周面に塗布するものである。この塗布装置を用
いることにより、少ない液量で塗布でき、塗布液が汚染
されず、生産性の高い、膜厚制御の容易な塗布が可能と
なることが知られている。(特開昭58−189061
号公報参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来知
られている塗布方法、塗布装置では、膜厚精度が十分満
足されているとはいえず、特に、供給側とその反対部と
膜厚変動が十分でない。また、特に、ビード切れに塗布
液の膜切れが多く、塗布ムラも十分満足されているとは
言えず、塗布欠陥が出易い。また、溶媒中の残存酸素、
微量ハロゲン、酸素、アルカリ等の耐食性に弱く、さら
に装置のスライド面等のサビの発生のため工程を止めて
塗布ヘッド(コーターヘッド)を磨く必要性で、また、
重量が重いので操作性が悪く、交換、保守、運搬に時間
がかかると言った問題がある。
【0008】本発明は上記の課題に鑑みなされたもの
で、膜厚精度、膜切れのない、塗布ムラや膜厚変動のな
い優れた塗布方法及び装置を提供することを目的として
いる。また、複数の塗布層を同時に形成する同時重層塗
布、及び複数の塗布層を逐次、円筒状基材の上に形成さ
せる逐次重層塗布等の塗布方法及び装置を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記のよう
な手段により達成される。即ち、(1)長手方向に移動
する円筒状基材の周囲を環状に取り囲んだ塗布装置によ
り前記円筒状基材に塗布する塗布方法において、前記塗
布装置の塗布ヘッドがCr含量10〜30%、C含量
0.01〜1.2%の組成を有するステンレス鋼である
ことを特徴とする塗布方法であり、(2)長手方向に移
動する円筒状基材の周囲を環状に取り囲んだ塗布装置に
より前記円筒状基材に塗布する塗布方法において、前記
塗布装置の塗布ヘッドがCr含量10〜30%、C含量
0.01〜1.2%の組成を有するステンレス鋼である
ことを特徴とする塗布装置であり、(3)長手方向に移
動する円筒状基材の周囲を環状に取り囲んだ塗布装置に
より前記円筒状基材に塗布する塗布方法において、前記
塗布装置の塗布ヘッドがCr含量15〜30%、Ni含
量4.0〜35.0%の組成を有するステンレス鋼であ
ることを特徴とする塗布方法であり、(4)長手方向に
移動する円筒状基材の周囲を環状に取り囲んだ塗布装置
により前記円筒状基材に塗布する塗布方法において、該
塗布装置の塗布ヘッドがCr含量15〜30%、Ni含
量4.0〜35.0%の組成を有するステンレス鋼であ
ることを特徴とする塗布装置であり、(5)長手方向に
移動する円筒状基材の周囲を環状に取り囲んだ塗布装置
により前記円筒状基材に塗布する塗布方法において、チ
タンを含む材料より形成された塗布装置により塗布する
塗布方法であり、(6)長手方向に移動する円筒状基材
の周囲を環状に取り囲んだ塗布装置により前記円筒状基
材に塗布する塗布方法において、該塗布装置の塗布ヘッ
ドがチタンを含む材料より形成されたことを特徴とする
塗布装置である。
【0010】
【作用】以上のように構成した作用について説明する。
【0011】請求項1の塗布方法は、長手方向に移動す
る円筒状基材の周囲を環状に取り囲んだ塗布装置により
円筒状基材に塗布する塗布方法において、塗布装置の塗
布ヘッドがCr含量10〜30%、C含量0.01〜
1.2%の組成を有するステンレス鋼で構成する。その
結果として、加工精度が良く、膜厚精度が良く、塗布液
特に電荷輸送物質(CTM)に対して分解を促進する金
属イオンの流失がない。さらに、錆の発生がなく塗布欠
陥がない。Cr含量が10%未満のとき、サビや腐食の
発生が有り塗布欠陥がでやすい。また、30%より大き
くなると加工精度が難しくなり、電子写真の感光体の各
層の膜厚を制御するのが困難となる。また、C含量が
1.2%より大きくなると加工しずらくなり精度が出
ず、0.01%より小さくなるとCrの添加の特性が引
き出せず腐食に対して弱くなる。なお、ステンレス鋼と
しては、Cr含量13%のマルテンサイト系やCr含量
18%のフェライト系が好ましく用いられる。
【0012】請求項2の塗布方法は、請求項1記載にお
いて、各々複数の塗布液分配スリット及び塗布液流出口
を設けて、異なる塗布液を塗布液分配スリット及び塗布
液流出口から同一のホッパー塗布面にあるスライド面上
に流出さる。そして複数の塗布層を同時に円筒状基材の
上に形成させる。その結果として、同時重層塗布しても
請求項1と同様の効果を得る。
【0013】請求項3の塗布方法は、請求項1記載にお
いて、各々複数の塗布液分配スリット、塗布液流出口及
びホッパー塗布面を設け、異なる塗布液を各々の塗布液
分配スリットに供給し、各々の塗布液流出口から各々の
ホッパー塗布面にあるスライド面上に流出させる。そし
て複数の塗布層を円筒状基材の上に逐次形成させる。そ
の結果として、逐次重層塗布しても請求項1と同様の効
果を得る。
【0014】請求項4の塗布装置は、長手方向に移動す
る円筒状基材の周囲を環状に取り囲んだ塗布装置により
円筒状基材に塗布する塗布方法において、塗布装置の塗
布ヘッドがCr含量10〜30%、C含量0.01〜
1.2%の組成を有するステンレス鋼としている。その
結果として、加工精度が良く、膜厚精度が良く、塗布液
特に電荷輸送物質(CTM)に対して分解を促進する金
属イオンの流失がない。さらに、錆の発生がなく塗布欠
陥がない。Cr含量が10%未満のとき、サビや腐食の
発生が有り塗布欠陥がでやすい。また、30%より大き
くなると加工精度が難しくなり、電子写真の感光体の各
層の膜厚を制御するのが困難となる。また、C含量が
1.2%より大きくなると加工しずらくなり精度が出
ず、0.01%より小さくなるとCrの添加の特性が引
き出せず腐食に対して弱くなる。なお、ステンレス鋼と
しては、Cr含量13%のマルテンサイト系やCr含量
18%のフェライト系が好ましく用いられる。
【0015】請求項5の塗布装置は、前記ステンレス鋼
が強磁性体となっている。その結果として、請求項4に
おいて、磁性により加工時の固定が容易となり、これを
利用して加工精度をさらに上げることが出来る。
【0016】請求項6の塗布方法は、長手方向に移動す
る円筒状基材の周囲を環状に取り囲んだ塗布装置により
前記円筒状基材に塗布する塗布方法において、前記塗布
装置の塗布ヘッドがCr含量15〜30%、Ni含量
4.0〜35.0%の組成を有するステンレス鋼とす
る。その結果として、溶液中の残存酸素、微量ハロゲ
ン、酸、アルカリ等による腐食に強く、長期の連続塗布
が可能となる。さらに塗布液特に電荷輸送物質(CT
M)に対して分解を促進する金属イオンの流失がない。
Cr含量が15%未満のとき、サビや腐食の発生が有り
塗布欠陥がでやすく、また、30%より大きくなると加
工精度が難しくなり、例えば、電子写真の感光体の各層
の膜厚を制御するのが困難となる。さらに、Ni含量が
4.0%より小さいと耐食性に劣り、35.0%より大
きくなると加工困難となる。なお、Cr含量18%、N
i含量8%、C含量0.2%の18−8系ステンレス鋼
が好ましく用いられる。
【0017】請求項7の塗布方法は、各々複数の塗布液
分配スリット及び塗布液流出口を設け、異なる塗布液を
塗布液分配スリット及び塗布液流出口から同一のホッパ
ー塗布面にあるスライド面上に流出させ、複数の塗布層
を同時に円筒状基材の上に形成させる。その結果とし
て、同時に重層塗布しても請求項6と同様の効果を得
る。
【0018】請求項8の塗布方法は、各々複数の塗布液
分配スリット、塗布液流出口及びホッパー塗布面を設
け、異なる塗布液を各々の塗布液分配スリットに供給
し、各々の塗布液流出口から各々のホッパー塗布面にあ
るスライド面上に流出させ、複数の塗布層を円筒状基材
の上に逐次形成させる。その結果として、逐次重層塗布
しても請求項6と同様の効果を得る。
【0019】請求項9の塗布装置は、長手方向に移動す
る円筒状基材の周囲を環状に取り囲んだ塗布装置により
円筒状基材に塗布する塗布方法において、塗布装置塗布
ヘッドがCr含量15〜30%、Ni含量4.0〜3
5.0%の組成を有するステンレス鋼にする。その結果
として、溶液中の残存酸素、微量ハロゲン、酸、アルカ
リ等による腐食に強く、長期の連続塗布が可能となり、
さらに塗布液特に電荷輸送物質(CTM)に対して分解
を促進する金属イオンの流失がない。Cr含量が15%
未満のとき、サビや腐食の発生が有り塗布欠陥がでやす
く、また、30%より大きくなると加工精度が難しくな
り、例えば、電子写真の感光体の各層の膜厚を制御する
のが困難となる。さらに、Ni含量が4.0%より小さ
いと耐食性に劣り、35.0%より大きくなると加工困
難となる。なお、Cr含量18%、Ni含量8%、C含
量0.2%のいわゆる18−8系ステンレス鋼が好まし
く用いられる。
【0020】請求項10の塗布装置は、前記ステンレス
鋼に含まれるC含有量が0.2%以下とする。その結果
として、請求項9において、より溶液中の残存酸素、微
量ハロゲン、酸、アルカリ等による腐食に強く、長期の
連続塗布が可能となり、さらに塗布液特に電荷輸送物質
(CTM)に対して分解を促進する金属イオンの流失が
ない。
【0021】請求項11の塗布方法は、長手方向に移動
する円筒状基材の周囲を環状に取り囲んだ塗布装置によ
り円筒状基材に塗布する塗布方法において、チタンを含
む材料より形成された塗布装置により塗布する。その結
果として、塗布性が良く特にスライド面へのゴミの発生
や付着がない。また、重量が軽いので操作性が良い(ス
テンレスの約56%)。また、溶液中の残存酸素、微量
ハロゲン、酸、アルカリ等による腐食に強く、長期の連
続塗布が可能となり、さらに塗布液特に電荷輸送物質
(CTM)に対して分解を促進する金属イオンの流失が
ない。好ましいチタン材料としては工業用純チタン、T
i−6A1−4V合金、Ti−15Mo−5Zr合金、
Ti−10V−2Fe−3Al合金等が好ましい。(6
Alとは6wt%のAlが混入していることを示す)。
【0022】請求項12の塗布方法は、各々複数の塗布
液分配スリット及び塗布液流出口を設け、異なる塗布液
を塗布液分配スリット及び塗布液流出口から同一のホッ
パー塗布面にあるスライド面上に流出させる。そして、
複数の塗布層を同時に円筒状基材の上に形成させる。そ
の結果として、同時重層塗布しても請求項11と同様の
効果を得る。
【0023】請求項13の塗布方法は、各々複数の塗布
液分配スリット、塗布液流出口及びホッパー塗布面を設
けて、異なる塗布液を各々の塗布液分配スリットに供給
する。そして、各々の塗布液流出口から各々のホッパー
塗布面にあるスライド面上に流出させ、複数の塗布層を
円筒状基材の上に逐次形成させる。その結果として、逐
次重層塗布しても請求項11と同様の効果を得る。
【0024】請求項14の塗布装置は、長手方向に移動
する円筒状基材の周囲を環状に取り囲んだ塗布装置によ
り前記円筒状基材に塗布する塗布方法において、該塗布
装置の塗布ヘッドがチタンを含む材料より形成される。
その結果として、塗布性が良く特にスライド面へのゴミ
の発生や付着がない。また、重量が軽いので操作性が良
い(ステンレスの約56%)。溶液中の残存酸素、微量
ハロゲン、酸、アルカリ等による腐食に強く、長期の連
続塗布が可能となり、さらに塗布液特に電荷輸送物質
(CTM)に対して分解を促進する金属イオンの流失が
ない。なお、好ましいチタン材料としては工業用純チタ
ン、Ti−6A1−4V合金、Ti−15Mo−5Zr
合金、Ti−10V−2Fe−3Al合金等が好まし
い。(6Alとは6wt%のAlが混入していることを
示す)。
【0025】請求項15の塗布装置は、前記材料がチタ
ン含有量75%である。その結果として、より塗布性が
良く特にスライド面へのゴミの発生や付着がない。ま
た、重量が軽いので操作性が良い(ステンレスの約56
%)。溶液中の残存酸素、微量ハロゲン、酸、アルカリ
等による腐食に強く、長期の連続塗布が可能となり、さ
らに塗布液特に電荷輸送物質(CTM)に対して分解を
促進する金属イオンの流失がない。チタン含有量が75
%よりすくないとチタンの有利な面、例えば耐食性、軽
量性等が害されることになる。
【0026】
【実施例】次に、実施例により本発明を説明するが、こ
れに限定されるものではない。図1は、本発明の塗布装
置の塗布状態を示す断面図で、図に於いて中心線Yに沿
って垂直状に重ね合わしたエンドレスに形成された円筒
状基材1A,1Bと、円筒状基材1A,1Bに順次感光
用の塗布液2を塗布する塗布装置を示す。図のように前
記円筒状基材1Aを取り囲むように、塗布液2のホッパ
ー塗布面のスライド面4が形成され、スライド面4に供
給される塗布液2を前記円筒状基材1Aに順次塗布する
ように構成している。塗布方法としては、塗布ヘッド3
を固定し、円筒状基材1Aを中心線Yに沿って矢印方向
に上昇移動させながら上端部より塗布を行う。前記塗布
ヘッド3のホッパー塗布面のスライド面4に塗布液2を
供給するため、外部に設けた塗布液タンク5より送液ポ
ンプ6の塗布液供給部6Aを前記塗布ヘッド3に接続
し、塗布液2を供給する。次に供給された塗布液2は、
前記塗布ヘッド3内に形成した環状の塗布液分配室7に
供給されて塗布液分配スリット8よりエンドレスの塗布
液流出口9より前記ホッパー塗布面のスライド面4に塗
布液2が連続的に供給し、塗布液2は円筒状基材1Aの
全周面に塗布される。
【0027】図2は、図1の塗布装置の一部を切欠して
示す斜視図である。以上の塗布装置を用いて円筒状基材
1A,1Bに塗布液2を塗布した時の実施例及び比較例
を以下に示す。
【0028】〈実施例1−1〉円筒状基材(塗布ドラム
とも言う)1A,1Bの導電性支持体としては鏡面加工
を施した直径80mm、高さ355mmのアルミニウム
のドラム支持体を用いた。円筒状基材(塗布ドラム)の
ドラム支持体上に下記の如く塗布液組成物UCL−1〜
3を調製し、図1に記載のスライドホッパー型塗布装置
(コーターNo.1・・・材質Cr−13%、C−0.1
5%のステンレス鋼)を用いて、表1に記載の如く塗布
し、塗布ドラムNo.A1−1〜No.A1−3を得
た。
【0029】 UCL−1塗布液組成物 共重合ナイロン樹脂(CM−8000 東レ社製) 2g メタノール/n−ブタノール=10/1(Vol比) 1000ml UCL−2塗布液組成物 塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体(エスレックMF−10積水化学社製) 5g アセトン/シクロヘキサノン=10/1(Vol比) 700ml UCL−3塗布液組成物 エチレン−酢酸ビニル系共重合体(エルバックス4260 三井デュポンケミ カル社製 50g トルエン/n−ブタノール=5/1(Vol比) 2000ml 結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】本発明の塗布によれば、表1より明らかの
ように、腐食性に優れ、長期信頼性の高いコーターであ
って、また塗布欠陥もない。さらに加工精度が良く、膜
厚精度が良好であった。
【0032】〈実施例1−2〉円筒状基材(塗布ドラム
とも言う)1A,1Bの導電性支持体としては鏡面加工
を施した直径80mm、高さ355mmのアルミニウム
のドラム支持体を用いた。前記円筒状基材(塗布ドラ
ム)のドラム支持体上に下記の如く塗布液組成物CGL
−1、−3、−4を調製し、図1に記載の如くのスライ
ドホッパー型塗布装置(コーターNo.2・・・Cr−1
8%、C−0.1%のステンレス鋼)を用いて、表2に
記載の如く塗布し、塗布ドラムNo.A2−1〜No.
A2−3を得た。
【0033】 CGL−1塗布液組成物 フルオレノン型ジスアゾ顔料(CGM−1) 25g ブチラール樹脂(エスレックBX−L 積水化学社製) 10g メチルエチルケトン 1430ml 上記塗布液組成物をサンドミルを用いて20時間分散し
たもの。
【0034】 CGL−3塗布液組成物 Y−型チタニルフタロシアニン(CGM−3) 10g シリコーン樹脂(KR−5240 信越化学社製) 10g t−酢酸ブチル 1000ml 上記塗布液組成物をサンドミルを用いて17時間分散し
たもの。
【0035】 CGL−4塗布液組成物 ペリレン系顔料(CGM−4) 50g ブチラール樹脂(エスレックBX−L 積水化学社製) 50g メチルエチルケトン 2400ml 上記塗布液組成物をサンドミルを用いて20時間分散し
たものである。
【0036】なお、上記のCGM−1,CGM−3,C
GM−4の化学式を化1、化2、化3に示し、以降実施
例に記載されている同一名称は同じ化学式である。
【0037】
【化1】
【0038】
【化2】
【0039】
【化3】
【0040】塗布結果を表2に示す。
【0041】
【表2】
【0042】本発明の塗布によれば、表2より明らかの
ように、腐食性に優れ、長期信頼性の高いコーターであ
って、また塗布欠陥もない。さらに加工精度が良く、膜
厚精度が良好であった。
【0043】〈実施例1−3〉円筒状基材(塗布ドラム
とも言う)1A,1Bの導電性支持体としては鏡面加工
を施した直径80mm、高さ355mmのアルミニウム
のドラム支持体を用いた。前記ドラム支持体上に下記の
如く塗布液組成物CTL−1を調製し、図1に記載のス
ライドホッパー型塗布装置を用いて、表3に従い塗布
し、塗布ドラムNo.A3−1〜No.A3−2を得
た。
【0044】 CTL−1塗布液組成物 CTM−1 500g ポリカーボネート(Z−200 三菱瓦斯化学社製) 560g 1,2−ジクロロエタン 2800ml 上記のCTM−1の化学式を化4を示し、なお以降の実
施例に記載されている同じ名称は同じ化学式である。
【0045】
【化4】
【0046】塗布結果を表3に示す。
【0047】
【表3】
【0048】本発明の塗布によれば、表3より明らかの
ように、腐食性に優れ、長期信頼性の高いコーターであ
って、また、塗布欠陥もない。さらに、加工精度が良
く、膜厚精度が良好であった。図5の塗布ドラムNo.
A3−1の長手方向の膜厚プロフィールを示す。横軸に
塗布ドラムの長手方向の長さ、縦軸に膜厚を示してい
る。図のように、長手方向の塗布ムラ、段ムラがなく良
好であった。
【0049】〈実施例1−4〉円筒状基材(塗布ドラム
とも言う)1A,1Bの導電性支持体としては鏡面加工
を施した直径80mm、高さ355mmのアルミニウム
のドラム支持体を用いた。このドラム支持体3本上にそ
れぞれ実施例1のUCL−1液を用い、塗布ドラムN
o.A1−1と同じようにして塗布した。触指乾燥後、
この上に実施例1−2のCGL−1、−3及び−4液を
塗布ドラムNo.A2−1と同じようにして、それぞれ
重層した。重層性は良好であった。触指乾燥後、更にこ
の上に各々、実施例1−3の塗布液組成物CTL−1を
図1に記載のスライドホッパー型塗布装置(実施例1−
1と同じ)を用いて逐次重層塗布し、90℃の乾燥ゾー
ンを経て塗布ドラム(電子写真感光体ドラム)No.A
4−1〜No.A4−3を得た。塗布結果を表4に示
す。
【0050】
【表4】
【0051】本発明の塗布によれば、表4より明らかの
ように、腐食性に優れ、長期信頼性の高いコーターであ
って、また、塗布欠陥もない。さらに、加工精度が良
く、膜厚精度が良好であった。重層塗布性は良好であ
り、長手方向の塗布膜厚ムラもなかった。
【0052】〈電子写真感光体の評価〉以上のようにし
て得られた塗布ドラム(電子写真感光体ドラム)No.
A4−1〜A4−3をコニカ(株)社製複写機U−BI
X4045を用いて以下に述べる画像評価を行った。
【0053】[画像評価]1000枚コピー後の画像サ
ンプルを見て、カブリ、画像ムラ、黒ポチ、白ポチ及び
中間調画像での白スジ、黒スジ、濃淡ムラ等の塗布欠陥
による画像欠陥が出ていないか調べた。又、画像ムラは
反射濃度計で測定した。最高濃度Dmaxは、10点の
濃度測定を行いそのバラツキ幅により下記の如く評価し
た。
【0054】 Dmax 0.01〜0.05 ○(実用レベルで良好) 0.06〜0.15 △(実用レベルでやや不可) 0.16〜 ×(不可) 黒スジは黒い部分のDmaxを測定し、0.06以上を
不可、×とした。なおカブリは感度低下によると考えら
れる。
【0055】その結果を表5に示す。
【0056】
【表5】
【0057】本発明の塗布によれば、表5より明らかの
ように、画像ムラ、画像欠陥、カブリ等電子写真性能を
悪化させる事がなく良好であった。
【0058】〈実施例2−1〉 (実施例及び比較例)円筒状基材(塗布ドラムとも言
う)1A,1Bの導電性支持体としては鏡面加工を施し
た直径80mm、高さ355mmのアルミニウムのドラ
ム支持体を用いた。前記ドラム支持体上に下記の如く塗
布液組成物UCL−1〜3を調製し、図1に記載の如く
のスライドホッパー型塗布装置(コーターNo.1・・・
材質18−8ステンレス鋼)を用いて、表6に記載の如
く塗布し、塗布ドラムNo.B1−1〜No.B1−4
を得た。比較例としてコーターNo.2・・・SUS−1
ステンレス鋼を用いた。なおコーターは2つとも製造後
1年を経たものを用いた。
【0059】 UCL−1塗布液組成物 共重合ナイロン樹脂(CM−8000 東レ社製) 2g メタノール/n−ブタノール=10/1(Vol比) 1000ml UCL−2塗布液組成物 塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体(エスレックMF−10積水化学社製) 5g アセトン/シクロヘキサノン=10/1(Vol比) 700ml UCL−3塗布液組成物 エチレン−酢酸ビニル系共重合体(エルバックス4260 三井デュポンケミ カル社製) 50g トルエン/n−ブタノール=5/1(Vol比) 2000ml その結果を表6に示す。
【0060】
【表6】
【0061】本発明の塗布によれば、表6より明らかの
ように、腐食性に優れ、長期信頼性の高いコーターであ
って、また、塗布欠陥もない。さらに、加工精度が良
く、膜厚精度が良好であった。
【0062】〈実施例2−2〉 (実施例及び比較例)円筒状基材(塗布ドラムとも言
う)1A,1Bの導電性支持体としては鏡面加工を施し
た直径80mm、高さ355mmのアルミニウムのドラ
ム支持体を用いた。前記ドラム支持体上に下記の如く塗
布液組成物CGL−1、−3、−4を調製し、図1に記
載のスライドホッパー型塗布装置(実施例、比較例とも
に実施例2−1と同じ)を用いて、表7に記載の如く塗
布し、塗布ドラムNo.B2−1〜No.B2−4得
た。
【0063】 CGL−1塗布液組成物 フルオレノン型ジスアゾ顔料(CGM−1) 25g ブチラール樹脂(エスレックBX−L 積水化学社製) 10g メチルエチルケトン 1430ml 上記塗布液組成物をサンドミルを用いて20時間分散し
たもの。
【0064】 CGL−3塗布液組成物 Y−型チタニルフタロシアニン(CGM−3) 10g シリコーン樹脂(KR−5240 信越化学社製) 10g t−酢酸ブチル 1000ml 上記塗布液組成物をサンドミルを用いて17時間分散し
たもの。
【0065】 CGL−4塗布液組成物 ペリレン系顔料(CGM−4) 50g ブチラール樹脂(エスレックBX−L 積水化学社製) 50g メチルエチルケトン 2400ml 上記塗布液組成物をサンドミルを用いて20時間分散し
たもの。
【0066】その結果を表7に示す。
【0067】
【表7】
【0068】本発明の塗布によれば、表7より明らかの
ように、腐食性に優れ、長期信頼性の高いコーターであ
って、また、塗布欠陥もない。さらに、加工精度が良
く、膜厚精度が良好であった。
【0069】〈実施例2−3〉円筒状基材(塗布ドラム
とも言う)1A,1Bの導電性支持体としては鏡面加工
を施した直径80mm、高さ355mmのアルミニウム
のドラム支持体を用いた。前記ドラム支持体上に下記の
如く塗布液組成物CTL−1を調製し、図1に記載のス
ライドホッパー型塗布装置(実施例2−1と同じコータ
ーNO.1)を用いて、表8に従い塗布し、塗布ドラム
No.B3−1を得た。
【0070】 CTL−1塗布液組成物 CTM−1 500g ポリカーボネート(Z−200 三菱瓦斯化学社製) 560g 1,2−ジクロロエタン 2800ml その結果を表8に示す。
【0071】
【表8】
【0072】本発明の塗布によれば、表8より明らかの
ように、腐食性に優れ、長期信頼性の高いコーターであ
って、また、塗布欠陥もない。さらに、加工精度が良
く、膜厚精度が良好であった。又塗布ドラムNo.B3
−1の長手方向の膜厚プロフィールは図5と同様な膜厚
プロフィールで、長手方向の塗布ムラ、段ムラがなく良
好であった。
【0073】〈実施例2−4〉円筒状基材(塗布ドラム
とも言う)1A,1Bの導電性支持体としては鏡面加工
を施した直径80mm、高さ355mmのアルミニウム
のドラム支持体を用いた。このドラム支持体3本上にそ
れぞれ実施例1のUCL−1液を用い、塗布ドラムN
o.B1−1と同じようにして塗布した。触指乾燥後、
この上に実施例2−2のCGL−1、−3及び−4液を
塗布ドラムNo.B2−1と同じようにしてそれぞれ重
層した。重層性は良好であった。触指乾燥後、更にこの
上に各々、実施例2−3の塗布液組成物CTL−1を図
1に記載のスライドホッパー型塗布装置(実施例2−1
と同じコーターNo.1)を用いて逐次重層塗布し、9
0℃の乾燥ゾーンを経て塗布ドラム(電子写真感光体ド
ラム)No.B4−1〜No.B4−3を得た。その結
果を表9に示す。
【0074】
【表9】
【0075】本発明の塗布によれば、表9より明らかの
ように、腐食性に優れ、長期信頼性の高いコーターであ
って、また、塗布欠陥もない。さらに、加工精度が良
く、膜厚精度が良好であった。重層塗布性は良好であ
り、長手方向の塗布膜厚ムラもなかった。
【0076】〈電子写真感光体の評価〉以上のようにし
て得られた塗布ドラム(電子写真感光体ドラム)No.
B4−1〜B4−3をコニカ(株)社製複写機U−BI
X4045を用いて以下に述べる画像評価を行った。
【0077】[画像評価]1000枚コピー後の画像サ
ンプルを見て、カブリ、画像ムラ、黒ポチ、白ポチ及び
中間調画像での白スジ、黒スジ、濃淡ムラ等の塗布欠陥
による画像欠陥が出ていないか調べた。又、画像ムラは
反射濃度計で測定した。
【0078】最高濃度Dmaxは、10点の濃度測定を
行いそのバラツキ幅により下記の如く評価した。
【0079】 Dmax 0.01〜0.05 ○(実用レベルで良好) 0.06〜0.15 △(実用レベルでやや不可) 0.16〜 ×(不可) 黒スジは黒い部分のDmaxを測定し、0.06以上を
不可、×とした。なお、カブリは感度低下によると考え
られる。
【0080】その結果を表10に示す。
【0081】
【表10】
【0082】本発明の塗布によれば、表10より明らか
のように、画像ムラ、画像欠陥、カブリ等電子写真性能
を悪化させる事がなく良好であった。
【0083】〈実施例3−1〉 (実施例及び比較例)円筒状基材(塗布ドラムとも言
う)1A,1Bの導電性支持体としては鏡面加工を施し
た直径80mm、高さ355mmのアルミニウムのドラ
ム支持体を用いた。前記ドラム支持体上に下記の如く塗
布液組成物UCL−1〜3を調製し、図1に記載の如く
のスライドホッパー型塗布装置(コーターNo.1・・・
材質工業用純チタン)を用いて、表11に記載の如く塗
布し、塗布ドラムNo.C1−1〜No.C1−4を得
た。比較例としてコーターNo.2・・・SUS−1ステ
ンレス鋼を用いた。なおコーターは2つとも製造後1年
を経たものを用いた。
【0084】 UCL−1塗布液組成物 共重合ナイロン樹脂(CM−8000 東レ社製) 2g メタノール/n−ブタノール=10/1(Vol比) 1000ml UCL−2塗布液組成物 塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体(エスレックMF−10積水化学社製) 5g アセトン/シクロヘキサノン=10/1(Vol比) 700ml UCL−3塗布液組成物 エチレン−酢酸ビニル系共重合体(エルバックス4260 三井デュポンケミ カル社製) 50g トルエン/n−ブタノール=5/1(Vol比) 2000ml その結果を表11に示す。
【0085】
【表11】
【0086】本発明の塗布によれば、表11より明らか
のように、腐食性に優れ、長期信頼性の高いコーターで
あって、また、塗布欠陥もない。さらに、加工精度が良
く、膜厚精度が良好であった。また軽いためコーターの
保守、交換に費やす時間が短縮できた。
【0087】〈実施例3−2〉 (実施例及び比較例)円筒状基材(塗布ドラムとも言
う)1A,1Bの導電性支持体としては鏡面加工を施し
た直径80mm、高さ355mmのアルミニウムのドラ
ム支持体を用いた。前記ドラム支持体上に下記の如く塗
布液組成物CGL−1、−3、−4を調製し、図1に記
載の如くのスライドホッパー型塗布装置(実施例、比較
例ともに実施例3−1と同じ)を用いて、表12に記載
の如く塗布し、塗布ドラムNo.C2−1〜No.C2
−4得た。
【0088】 CGL−1塗布液組成物 フルオレノン型ジスアゾ顔料(CGM−1) 25g ブチラール樹脂(エスレックBX−L 積水化学社製) 10g メチルエチルケトン 1430ml 上記塗布液組成物をサンドミルを用いて20時間分散し
たもの。
【0089】その結果を表12に示す。
【0090】
【表12】
【0091】本発明の塗布によれば、表12より明らか
のように、腐食性に優れ、長期信頼性の高いコーターで
あって、また、塗布欠陥もない。さらに、加工精度が良
く、膜厚精度が良好であった。また軽いためコーターの
保守、交換に費やす時間が短縮できた。
【0092】〈実施例3−3〉円筒状基材(塗布ドラム
とも言う)1A,1Bの導電性支持体としては鏡面加工
を施した直径80mm、高さ355mmのアルミニウム
のドラム支持体を用いた。前記ドラム支持体上に下記の
如く塗布液組成物CTL−1を調製し、図1に記載の如
くのスライドホッパー型塗布装置(コーターNo.3・・
・Ti−6Al−4V合金)を用いて、表13に従い塗
布し、塗布ドラムNo.C3−1を得た。
【0093】 CTL−1塗布液組成物 CTM−1 500g ポリカーボネート(Z−200 三菱瓦斯化学社製) 560g 1,2−ジクロロエタン 2800ml その結果を表13に示す。
【0094】
【表13】
【0095】本発明の塗布によれば、表13より明らか
のように、腐食性に優れ、長期信頼性の高いコーターで
あって、また、塗布欠陥もない。さらに、加工精度が良
く、膜厚精度が良好であった。又塗布ドラムNo.C3
−1の長手方向の膜厚プロフィールは図5と同様な膜厚
プロフィールで、長手方向の塗布ムラ、段ムラがなく良
好であった。
【0096】〈実施例3−4〉円筒状基材(塗布ドラム
とも言う)1A,1Bの導電性支持体としては鏡面加工
を施した直径80mm、高さ355mmのアルミニウム
のドラム支持体を用いた。このドラム支持体3本上にそ
れぞれ実施例1のUCL−1液を用い、塗布ドラムN
o.C1−1と同じようにして塗布した。触指乾燥後、
この上に実施例3−2のCGL−1、−3及び−4液を
塗布ドラムNo.C2−1と同じようにしてそれぞれ重
層した。重層性は良好であった。触指乾燥後、更にこの
上に各々、実施例3−3の塗布液組成物CTL−1を図
1に記載のスライドホッパー型塗布装置(実施例3−3
と同じコーターNo.3)を用いて逐次重層塗布し、9
0℃の乾燥ゾーンを経て塗布ドラム(電子写真感光体ド
ラム)No.C4−1〜No.C4−3を得た.その結
果を表14に示す。
【0097】
【表14】
【0098】本発明の塗布によれば、表14より明らか
のように、腐食性に優れ、長期信頼性の高いコーターで
あって、また、塗布欠陥もない。さらに、加工精度が良
く、膜厚精度が良好であった。重層塗布性は良好であ
り、長手方向の塗布膜厚ムラもなかった。また軽いため
コーターの保守、交換に費やす時間が短縮できた。
【0099】〈電子写真感光体の評価〉以上のようにし
て得られた塗布ドラム(電子写真感光体ドラム)No.
C4−1〜C4−3をコニカ(株)社製複写機U−BI
X4045を用いて以下に述べる画像評価を行った。
【0100】[画像評価]1000枚コピー後の画像サ
ンプルを見て、カブリ、画像ムラ、黒ポチ、白ポチ及び
中間調画像での白スジ、黒スジ、濃淡ムラ等の塗布欠陥
による画像欠陥が出ていないか調べた。又、画像ムラは
反射濃度計で測定した。
【0101】最高濃度Dmaxは、10点の濃度測定を
行いそのバラツキ幅により下記の如く評価した。
【0102】 Dmax 0.01〜0.05 ○(実用レベルで良好) 0.06〜0.15 △(実用レベルでやや不可) 0.16〜 ×(不可) 黒スジは黒い部分のDmaxを測定し、0.06以上を
不可、×とした。なお、カブリは感度低下によると考え
られる。
【0103】その結果を表15に示す。
【0104】
【表15】
【0105】本発明の塗布によれば、表15より明らか
のように、画像ムラ、画像欠陥、カブリ等電子写真性能
を悪化させる事がなく良好であった。また、軽いためコ
ーターの保守、交換に費やす時間が短縮できた。図3
は、本発明の他の実施例を示す塗布装置による塗布状態
を示す断面図である、さらに、さらに詳しくは、前記図
1の実施例に用いられた塗布装置を用いてエンドレスに
形成した円筒状基材1A,1Bに感光体となる塗布液を
同時に重層塗布する他の実施例を示す。図に於いて、中
心線Yに沿って垂直状に重ね合わした円筒状基材1A,
1Bと、該円筒状基材1A,1Bに順次感光用の塗布液
2を塗布する塗布装置を示す。図の様に前記円筒状基材
1A取り囲む様に、塗布液2,2Aのスライド面4が形
成され、該スライド面4に供給される塗布液2,2Aを
前記円筒状基材1Aに順次塗布する様に構成している。
塗布方法としては、前記塗布ヘッド3を固定し、前記円
筒状基材1Aを中心線Yに沿って矢印方向に上昇移動さ
せながら上端部より塗布を行う。前記塗布ヘッド3のス
ライド面4に塗布液2,2Aを供給するため、外部に設
けた塗布液タンク5,51より送液ポンプ6の塗布液供
給部6Aを下位置に、送液ポンプ61の塗布液供給部6
Bを上位置に各々取り付けて前記塗布ヘッド3に接続
し、塗布液2,2Aを供給する。
【0106】次に供給された塗布液2,2Aは、前記塗
布ヘッド3内に形成した環状の塗布液分配室7には前記
塗布液2を供給し、塗布ヘッド3内に形成した環状の塗
布液分配室71には前記塗布液2Aを供給する。先ず供
給された塗布液2は塗布液分配スリット8よりエンドレ
スの塗布液流出口9より前記スライド面4に塗布液2が
連続的に供給され、前記円筒状基材1Aの全周面に先ず
塗布液2に塗布される。
【0107】更に前記塗布液分配室71には前記塗布液
2Aが供給される。供給された塗布液2Aは塗布液分配
スリット81よりエンドレスの塗布液流出口91より前
記塗布された塗布液2の面上に連続的に供給され、前記
円筒状基材1Aの全周面に先ず、塗布液2の表面に塗布
液2Aが重層塗布される。
【0108】図4は本発明の他の実施例を示す塗布装置
による塗布状態を示す断面図で、さらに詳しくは、前記
図1の実施例に使用されている塗布ヘッドを上下に配置
し、前記図3に示すようにエンドレスに形成した円筒状
基材1A、1Bに塗布液の重層塗布を行う実施例であ
る。先ず、前記図1と同様にスライド面4に供給される
塗布液2を前記円筒状基材1Aに順次塗布する。塗布方
法としては、前記塗布ヘッド3を固定し、前記円筒状基
材1Aを中心線Yに沿って矢印方向に上昇移動させなが
ら上端部より塗布を行う。前記塗布ヘッド3のスライド
面4に塗布液2を供給するため、外部に設けた塗布液タ
ンク5より送液ポンプ6の塗布液供給部6Aを前記塗布
ヘッド3に接続し、塗布液2を供給する。次に供給され
た塗布液2は、前記塗布ヘッド3内に形成した環状の塗
布液分配室7に供給されて塗布液分配スリット8よりエ
ンドレスの塗布液流出口9より前記スライド面4に塗布
液2が連続的に供給され、塗布液2は前記円筒状基材1
Aの全周面に一層目が塗布される。
【0109】更に前記塗布ヘッド3の上部に塗布ヘッド
32が設けられ、一層目の塗布液2が塗布された塗布液
2は熱ヒータHで乾燥され、円筒状基材1Aは矢示方向
に上昇し、塗布ヘッド32のスライド面42に進入す
る。スライド面42に供給される塗布液2Aを前記円筒
状基材1Aに塗布された塗布液2面上に順次重層塗布す
る。塗布方法としては、前記同様に前記塗布ヘッド32
を固定し、前記円筒状基材1Aを中心線Yに沿って矢印
方向に上昇移動させながら上端部より重層塗布を行う。
前記塗布ヘッド32のスライド面42に塗布液2Aを供
給するため、外部に設けた塗布液タンク52より送液ポ
ンプ62の塗布液供給部6Cを前記塗布ヘッド32に接
続し、塗布液2Aを供給する。次に供給された塗布液2
Aは、前記塗布ヘッド装置32内に形成した環状の塗布
液分配室72に供給されて塗布液分配スリット82より
エンドレスの塗布液流出口92より前記スライド面42
に塗布液2Aが連続的に供給され、塗布液2Aは前記円
筒状基材1Aに塗布された塗布液2の全周面に塗布され
る。
【0110】
【発明の効果】以上のように構成したので、下記のよう
な効果を奏する。
【0111】請求項1によれば、加工精度が良く、膜厚
精度が良く、塗布液、特に電荷輸送物質(CTM)に対
して分解を促進する金属イオンの流失がない。さらに、
錆の発生がなく塗布欠陥がない。
【0112】請求項2によれば、請求項1において、同
時重層塗布しても請求項1と同様の効果を得る。
【0113】請求項3によれば、請求項1において、逐
次重層塗布しても請求項1と同様の効果を得る。
【0114】請求項4によれば、加工精度が良く、膜厚
精度が良く、塗布液特に電荷輸送物質(CTM)に対し
て分解を促進する金属イオンの流失がない。さらに、錆
の発生がなく塗布欠陥がない。
【0115】請求項5によれば、請求項4において、磁
性により加工時の固定が容易となるり、加工精度が向上
する。
【0116】請求項6によれば、溶液中の残存酸素、微
量ハロゲン、酸、アルカリ等による腐食に強く、長期の
連続塗布が可能となり、さらに塗布液特に電荷輸送物質
(CTM)に対して分解を促進する金属イオンの流失が
ない。
【0117】請求項7によれば、請求項6において、同
時重層塗布しても請求項6と同様の効果を得る。
【0118】請求項8によれば、請求項6において、逐
次重層塗布しても請求項6と同様の効果を得る。
【0119】請求項9によれば、溶液中の残存酸素、微
量ハロゲン、酸、アルカリ等のよる腐食に強く、長期の
連続塗布が可能となり、さらに塗布液特に電荷輸送物質
(CTM)に対して分解を促進する金属イオンの流失が
ない。
【0120】請求項10によれば、請求項9において、
より溶液中の残存酸素、微量ハロゲン、酸、アルカリ等
による腐食に強く、長期の連続塗布が可能となり、さら
に塗布液特に電荷輸送物質(CTM)に対して分解を促
進する金属イオンの流失がない。
【0121】請求項11によれば、塗布性が良く、特に
スライド面へのゴミの発生や付着がなく、また、重量が
軽いので操作性が良い(ステンレスの約56%)。ま
た、溶液中の残存酸素、微量ハロゲン、酸、アルカリ等
のよる腐食に強く、長期の連続塗布が可能となり、さら
に塗布液特に電荷輸送物質(CTM)に対して分解を促
進する金属イオンの流失がない。
【0122】請求項12によれば、請求項11におい
て、同時重層塗布しても請求項11と同様の効果を得
る。
【0123】請求項13によれば、請求項11におい
て、逐次重層塗布しても請求項11と同様の効果を得
る。
【0124】請求項14によれば、塗布性が良く特にス
ライド面へのゴミの発生や付着がない。また、重量が軽
いので操作性が良い(ステンレスの約56%)。溶液中
の残存酸素、微量ハロゲン、酸、アルカリ等による腐食
に強く、長期の連続塗布が可能となり、さらに塗布液特
に電荷輸送物質(CTM)に対して分解を促進する金属
イオンの流失がない。
【0125】請求項15によれば、より塗布性が良く特
にスライド面へのゴミの発生や付着がない。また、重量
が軽いので操作性が良い(ステンレスの約56%)。溶
液中の残存酸素、微量ハロゲン、酸、アルカリ等による
腐食に強く、長期の連続塗布が可能となり、さらに塗布
液特に電荷輸送物質(CTM)に対して分解を促進する
金属イオンの流失がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布装置の塗布状態を示す縦断面図で
ある。
【図2】図1の塗布装置の一部を切欠して示す斜視図で
ある。
【図3】本発明の他の実施例を示す塗布装置による塗布
状態を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す塗布装置による塗布
状態を示す断面図である。
【図5】塗布ドラムのNo.A3−1の長手方向の膜厚
プロフィールを示す図である。
【符号の説明】
1A,1B 円筒状基材 2,2A 塗布液 3,32 塗布ヘッド 4,42 スライド面 5,51,52 塗布液タンク 6,61,62 送液ポンプ 6A,6B,6C 塗布液供給部 7,71,72 塗布液分配室 8,81,82 塗布液分配スリット 9,91,92 塗布液流出口 H 熱ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 真生 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に移動する円筒状基材の周囲を
    環状に取り囲んだ塗布装置により前記円筒状基材に塗布
    する塗布方法において、前記塗布装置の塗布ヘッドがC
    r含量10〜30%、C含量0.01〜1.2%の組成
    を有するステンレス鋼であることを特徴とする塗布方
    法。
  2. 【請求項2】 各々複数の塗布液分配スリット及び塗布
    液流出口を設け、異なる塗布液を塗布液分配スリット及
    び塗布液流出口から同一のホッパー塗布面にあるスライ
    ド面上に流出させ、複数の塗布層を同時に円筒状基材の
    上に形成させることを特徴とする請求項1記載の塗布方
    法。
  3. 【請求項3】 各々複数の塗布液分配スリット、塗布液
    流出口及びホッパー塗布面を設け、異なる塗布液を各々
    の塗布液分配スリットに供給し、各々の塗布液流出口か
    ら各々のホッパー塗布面にあるスライド面上に流出さ
    せ、複数の塗布層を円筒状基材の上に逐次形成させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の塗布方法。
  4. 【請求項4】 長手方向に移動する円筒状基材の周囲を
    環状に取り囲んだ塗布装置により前記円筒状基材に塗布
    する塗布方法において、前記塗布装置の塗布ヘッドがC
    r含量10〜30%、C含量0.01〜1.2%の組成
    を有するステンレス鋼であることを特徴とする塗布装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ステンレス鋼が強磁性体であること
    を特徴とする請求項4記載の塗布装置。
  6. 【請求項6】 長手方向に移動する円筒状基材の周囲を
    環状に取り囲んだ塗布装置により前記円筒状基材に塗布
    する塗布方法において、前記塗布装置の塗布ヘッドがC
    r含量15〜30%、Ni含量4.0〜35.0%の組
    成を有するステンレス鋼であることを特徴とする塗布方
    法。
  7. 【請求項7】 各々複数の塗布液分配スリット及び塗布
    液流出口を設け、異なる塗布液を塗布液分配スリット及
    び塗布液流出口から同一のホッパー塗布面にあるスライ
    ド面上に流出させ、複数の塗布層を同時に円筒状基材の
    上に形成させることを特徴とする請求項6記載の塗布方
    法。
  8. 【請求項8】 各々複数の塗布液分配スリット、塗布液
    流出口及びホッパー塗布面を設け、異なる塗布液を各々
    の塗布液分配スリットに供給し、各々の塗布液流出口か
    ら各々のホッパー塗布面にあるスライド面上に流出さ
    せ、複数の塗布層を円筒状基材の上に逐次形成させるこ
    とを特徴とする請求項6記載の塗布方法。
  9. 【請求項9】 長手方向に移動する円筒状基材の周囲を
    環状に取り囲んだ塗布装置により前記円筒状基材に塗布
    する塗布方法において、該塗布装置の塗布ヘッドがCr
    含量15〜30%、Ni含量4.0〜35.0%の組成
    を有するステンレス鋼であることを特徴とする塗布装
    置。
  10. 【請求項10】 前記ステンレス鋼に含まれるC含有量
    が0.2%以下であことを特徴とする請求項9記載の塗
    布装置。
  11. 【請求項11】 長手方向に移動する円筒状基材の周囲
    を環状に取り囲んだ塗布装置により前記円筒状基材に塗
    布する塗布方法において、チタンを含む材料より形成さ
    れた塗布装置により塗布する塗布方法。
  12. 【請求項12】 各々複数の塗布液分配スリット及び塗
    布液流出口を設け、異なる塗布液を塗布液分配スリット
    及び塗布液流出口から同一のホッパー塗布面にあるスラ
    イド面上に流出させ、複数の塗布層を同時に円筒状基材
    の上に形成させることを特徴とする請求項11記載の塗
    布方法。
  13. 【請求項13】 各々複数の塗布液分配スリット、塗布
    液流出口及びホッパー塗布面を設け、異なる塗布液を各
    々の塗布液分配スリットに供給し、各々の塗布液流出口
    から各々のホッパー塗布面にあるスライド面上に流出さ
    せ、複数の塗布層を円筒状基材の上に逐次形成させるこ
    とを特徴とする請求項11記載の塗布方法。
  14. 【請求項14】 長手方向に移動する円筒状基材の周囲
    を環状に取り囲んだ塗布装置により前記円筒状基材に塗
    布する塗布方法において、該塗布装置の塗布ヘッドがチ
    タンを含む材料より形成されたことを特徴とする塗布装
    置。
  15. 【請求項15】 前記材料がチタン含有量75%である
    ことを特徴とする請求項14記載の塗布装置。
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