JP3503005B2 - 円筒状基材の塗布方法 - Google Patents
円筒状基材の塗布方法Info
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Description
連続面を有する円筒状基材の外面上に、塗布液を均一に
塗布する塗布方法に関するものである。
基材の外面上への薄膜で均一な塗布に関連してスプレー
塗布法、浸漬塗布法、ブレード塗布法、ロール塗布法等
の種々の方法が検討されている。特に電子写真感光体ド
ラムのような薄膜で均一な塗布については生産性の優れ
た塗布装置を開発すべく検討されている。しかしなが
ら、従来のエンドレスに形成された連続面を有する基材
への塗布方法においては、均一な塗膜が得られなかった
り生産性が悪い等の短所があった。
した塗布液滴が該エンドレスに形成された連続面を有す
る基材の外周面上に到達するまでに溶媒が蒸発するため
に塗布液滴の固形分濃度が上昇してしまい、それにとも
ない塗布液滴の粘度上昇が起って液滴が面に到達したと
き、液滴が面上を充分に広がらないために、或いは乾燥
固化してしまった粒子が表面に付着するために、塗布表
面の平滑性の良いものがえられない。また該連続面を有
する基材への液滴の到達率が100%でなく塗布液のロ
スがあったり部分的にも不均一である為、膜厚コントロ
ールが非常に困難である。更に、高分子溶液等では糸引
きを起こす事があるため使用する溶媒及び樹脂に制限が
ある。
筒状基材の長さ方向にブレード若しくはロールを配置し
該円筒状基材を回転させて塗布を行い円筒状基材を1回
転させた後ブレード若しくはロールを後退させるもので
ある。しかしながらブレード若しくはロールを後退させ
る際、塗布液の粘性により、塗布膜厚の一部に他の部分
より厚い部分が生じ、均一な塗膜が得られない欠点があ
る。
表面の平滑性、塗布膜の均一性の悪い点は改良される。
粘度、表面張力、密度、温度等と塗布速度に支配され、
塗布液物性の調整が非常に重要となる。また塗布速度も
低いし、塗布液槽を満たすためにはある一定量以上の液
量が必要である。さらに重層する場合、下層成分が溶け
出し塗布液槽が汚染されやすい等の欠点がある。
記載の如く円形量規制型塗布装置(この中にはスライド
ホッパー型塗布装置が含まれる)が開発された。このス
ライドホッパー型塗布装置はエンドレスに形成された連
続周面を有する円筒状基材を連続的にその長手方向に移
動させながら、その周囲を環状に取り囲み、円筒状基材
の外周面に対して塗布液を塗布するものであって、さら
にこの塗布装置は環状の液溜まり室と、この液溜まり室
内の一部に対して外部から塗布液を供給する供給口と、
前記液溜まり室の内方に開口する塗布液分配スリットと
を有し、このスリットから流出した塗布液を斜め下方に
傾斜するスライド面上に流下させ、スライド面の下端の
唇状部のスライドエッジと円筒状基材との僅かな間隙部
分にビードを形成し、円筒状基材の移動に伴ってその外
周面に塗布するものである。このスライドホッパー型塗
布装置を用いることにより、少ない液量で塗布でき、塗
布液が汚染されず、生産性の高い、膜厚制御の容易な塗
布が可能となった。
ライドホッパー型塗布装置を用いてもなお塗布液によっ
ては塗布液膜切れ(ビード切れによるものが多い)、膜
厚の変動等の問題があり未だ満足のいくものではない。
たものであり、その第1の目的とするところのものは、
低粘度の塗布液においても膜厚変動がなく、ビード切れ
のない、優れた塗布方法を提供することにある。
複数の塗布層を同時に基材上に形成させるいわゆる同時
重層塗布による低粘度の塗布液においても、膜厚変動が
なく、ビード切れのない、優れた塗布方法を提供するこ
とにある。さらに又本発明の目的は、複数の塗布装置か
ら塗布層を逐次基材上に形成させるいわゆる逐次重層塗
布による低粘度の塗布液においても、膜厚変動がなく、
ビード切れのない、優れた塗布方法を提供することにあ
る。
ものは、高粘度の塗布液においても膜厚変動がなく、ビ
ード切れのない、優れた塗布方法を提供することにあ
る。
複数の塗布層を同時に基材上に形成させるいわゆる同時
重層塗布による高粘度の塗布液においても、膜厚変動が
なく、ビード切れのない、優れた塗布方法を提供するこ
とにある。さらに又本発明の目的は、複数の塗布装置か
ら塗布層を逐次基材上に形成させるいわゆる逐次重層塗
布による高粘度の塗布液においても、膜厚変動がなく、
ビード切れのない、優れた塗布方法を提供することにあ
る。
的は、エンドレスに形成された連続周面を有する円筒状
基材を移動させながら、塗布液を、前記基材側に開口す
る塗布液流出口を有する塗布液分配スリットを通して、
前記基材周面を取り囲むように基材全周にわたって近接
形成されたホッパー塗布面に設けられたスライド面上に
流出させ、前記基材とホッパー塗布面の先端部に連続的
に供給させて塗布する方法において、前記塗布液の粘度
を1以上10ミリパスカル・秒未満、前記基材表面及び
ホッパーの先端部の間隙を30〜200μm、並びに前
記塗布液分配スリット間隙を50〜200μmとしたこ
とを特徴とする円筒状基材の塗布方法により達成され
る。(第1発明)本発明(第1発明)で用いられる塗布
方法では、1以上10ミリパスカル・秒の低粘度塗布液
を用いたとき、前記基材表面とホッパー塗布面の先端部
との間隙(コータギャップとも言う)が30〜200μ
mであり、かつ前記塗布液分配スリット間隙が50〜2
00μmであるとする。前記コータギャップが30μm
未満のときには、ビードの安定性に欠く為、適正な膜厚
に制御できず膜厚変動も大きい。又ギャップ間隔に余裕
が無いためコータと基材とがぶつかり易い。200μm
より大きいときには、ビード切れが起き易く膜厚変動も
大きい。前記塗布液分配スリット間隙が50μm未満の
ときは、膜厚変動が大きく信頼性に欠ける。200μm
より大きいときには、液スライド面上の液膜が乱れ易い
ため膜厚変動が大きい。
は、基材の移動速度や塗布液膜厚等によるので一概に定
められないが、20〜50mm/secの範囲に収める
ことにより、より一層の安定した塗布ができる。
粘度は22℃の時の値であり、通常実験室や工程プロセ
スで用いられる任意の粘度計が用いられるが、いわゆる
B型粘度計といわれるものが簡便でよい。
は同時重層塗布方法や逐次重層塗布方法にも同様に適用
される。逐次重層塗布方法においては、下層が未乾の状
態で、即ち乾燥ゾーンを通さないで逐次に塗布しても良
いし、乾燥ゾーンを通して乾燥させた上に重層させても
良い。
に形成された連続周面を有する円筒状基材を移動させな
がら、塗布液を塗布液分配スリットを通して、前記基材
周面を取り囲むように基材全周にわたって近接形成され
たホッパー塗布面に設けられたエンドレスの塗布液流出
口から該ホッパー塗布面にあるスライド面上に流出さ
せ、前記基材とホッパー塗布面の先端部に連続的に供給
させて塗布する方法において、前記塗布液の粘度を10
以上600ミリパスカル・秒未満、前記基材表面及びホ
ッパーの先端部の間隙を50〜500μm、並びに前記
塗布液分配スリット間隙を50〜500μmとしたこと
を特徴とする円筒状基材の塗布方法により達成される。
(第2発明) 本発明(第2発明)で用いられる塗布方法では、10以
上600ミリパスカル・秒の高粘度塗布液を用いたと
き、前記基材表面とホッパー塗布面の先端部との間隙
(コータギャップとも言う)が50〜500μmであ
り、かつ前記塗布液分配スリット間隙が50〜500μ
mであるとする。前記コータギャップが50μm未満の
ときには、ビードの安定性に欠く為、適正な膜厚に制御
できず膜厚変動も大きい。500μmより大きいときに
は、ビード切れが起き易く膜厚変動も大きい。前記塗布
液分配スリット間隙が50μm未満のときは、膜厚変動
が大きく信頼性に欠ける。500μmより大きいときに
は、液スライド面上の液膜が乱れ易いため膜厚変動が大
きい。
は、基材の移動速度や塗布液膜厚等によるので一慨に定
められないが、5〜30mm/secの範囲に収めるこ
とにより、より一層の安定した塗布ができる。
粘度は22℃の時の値であり、通常実験室や工程プロセ
スで用いられる任意の粘度計が用いられるが、いわゆる
B型粘度計といわれるものが簡便でよい。
は同時重層塗布方法や逐次重層塗布方法にも同様に適用
される。逐次重層塗布方法においては、下層が未乾の状
態で、即ち乾燥ゾーンを通さないで逐次に塗布しても良
いし、乾燥ゾーンを通して乾燥させた上に重層させても
良い。
1は本発明に係わる塗布装置例の縦断面図で、図2はそ
の斜視図である。
垂直状に重ね合わせた円筒状基材1A,1Bを連続的に
矢示方向に上昇移動させ、その周囲を取り囲み、基材1
の外周面に対しスライドホッパー型塗布装置の塗布に直
接係わる部分(塗布ヘッドと略称する)10により塗布
液Lが塗布される。なお、基材としては中空ドラム例え
ばアルミニウムドラム、プラスチックドラムのほかシー
ムレスベルト型の基材でも良い。前記塗布ヘッド10に
は、基材1側に開口する塗布液流出口11を有する幅狭
の塗布液分配スリット(スリットと略称する)12が水
平方向に形成されている。このスリット12は環状の塗
布液分配室13に連通し、この環状の塗布液分配室13
には貯留タンク4内の感光液Lを圧送ポンプ5により供
給管14を介して供給するようになっている。他方、ス
リット12の塗布液流出口11の下側には、連続して下
方に傾斜し基材の外寸よりやや大なる寸法で終端をなす
ように形成されたスライド面15が形成されている。さ
らに、このスライド面15終端より下方に延びる唇状部
16が形成されている。かかる塗布装置による塗布にお
いては、基材1を引き上げる過程で、塗布液Lをスリッ
ト12から押し出し、スライド面15に沿って流下させ
ると、スライド面終端に至った感光液は、そのスライド
面終端と基材1の外周面との間にビードを形成した後、
基材表面に塗布される。
て配置されているため基材を傷つける事なく、また性質
の異なる層を多層形成させる場合においても、既に塗布
された層を損傷することなく塗布できる。
成する重層塗布装置例を示している。図示したのは2層
の重層塗布装置であるが、同様構造によって、或いはそ
れらの組み合わせによって3層以上の重層塗布装置を提
供することができる。なお図3,図4において図1と同
一の構成については同一符号を用いて示している。
Bによる塗布層を同時に円筒状基材1上に形成させるい
わゆる同時重層塗布装置を示している。処理液LA,L
Bを貯留した貯留タンク4A,4Bからはそれぞれ圧送
ポンプ5A,5Bを介して塗布ヘッド20の水平方向に
形成された幅狭の塗布液分配スリット12A,12Bを
通り円筒状基材1側に環状に開口する塗布液流出口11
A,11Bが設けられていて、塗布液流出口11A,1
1Bの下側には共通の連続して下方に傾斜し、円筒状基
材1の外寸よりやや大なる寸法で終端をなすように形成
されたスライド面15と、さらにこのスライド面15終
端より下方に延びる唇状部16が形成されている。かか
る塗布装置においては、円筒状基材1を引き上げる過程
で、塗布液LA,LBをスリット12A,12Bから押
出しスライド面15に沿って流下させると塗布液LA,
LBは2層をなして流下し、スライド面15の終端に至
った2層の塗布液LA,LBは円筒状基材1の外周面と
の間にビードを形成したのち基材表面に2層の塗布液L
A,LBが同時に塗布される。
LBによる塗布層を逐次基材上に形成させるいわゆる逐
次重層塗布装置を示している。複数の塗布装置では各々
複数の処理液分配スリット12、塗布液流出口11、及
びホッパー塗布面のあるスライド面15を設け、処理液
LA,LBを貯留した貯留タンク4A,4Bからそれぞ
れ圧送ポンプ5A,5Bを介して塗布ヘッド10A,1
0Bの各塗布液分配スリット12に処理液LA,LBを
供給し、各々塗布液流出口11から各々のホッパー塗布
面にあるスライド面15上に流出させ、処理液LA,L
Bの塗布層を円筒状基材1上に逐次形成させる。
基材は、ある間隙を持って配置されているため基材を傷
つける事なく、また性質の異なる層を多層形成させる場
合においても、既に塗布された層を損傷することなく塗
布できる。更に性質が異なり同一溶媒に溶解する層を多
層形成させる際にも、浸漬塗布方法と比べて溶媒中に存
在する時間がはるかに短いので、下層成分が上層側へ殆
ど溶出しないし、塗布槽にも溶出することなく塗布でき
る。
を要求する電子写真感光体ドラム、静電記録体の製造、
ローラ表面上への被覆、エンドレス帯状物等の外周面へ
の塗膜形成等に用いられそれらに制限される事はない。
即ちエンドレスに形成された連続面を有する基材の外周
面の塗布方法として用いられる。塗布は基材自体が移動
しても塗布装置が移動しても良く、更に円筒状基材を回
転しても良い。
されるものではない。
発明及び第2発明)について説明するが、これに限定さ
れるものではない。
施した直径80mm、高さ355mmのアルミニウムド
ラム支持体を用いた。
UCL−1、UCL−2、UCL−3を表1の如くの粘
度になるようにポリマー濃度(溶媒量の添加による)を
調整し、図1或いは図3,図4に記載の如くのスライド
ホッパー型塗布装置を用いて、表1に記載の如くコータ
ギャップ及びスリットギャップを調整し塗布し、塗布ド
ラムNo.1−1〜1−9を得た。なお基材の移動速度
は23mm/secで行った。
10 積水化学社製) アセトン/シクロヘキサノン=10/1(Vol比) UCL−3塗布液組成物 エチレン−酢酸ビニル系共重合体(エルバックス426
0 三井デュポンケミカル社製) トルエン/n−ブタノール=5/1(Vol比) 塗布結果を示したのが表1である。又、長さ方向の膜厚
プロフィールを図5に示す。図5(a)は塗布ドラムN
o.1−2、図5(b)は塗布ドラムNo.1−6につ
いてこれを示している。
施した直径80mm、高さ355mmのアルミニウムド
ラム支持体を用いた。
CGL−1、CGL−2、CGL−3を分散調整し、表
2の如くの粘度になるように固形分濃度(溶媒量の添加
による)を調整し、図1或いは図3,図4に記載の如く
のスライドホッパー型塗布装置を用いて、表2に記載の
如くコータギャップ及びスリットギャップを調整し塗布
し、塗布ドラムNo.2−1〜2−9を得た。なお基材
の移動速度は37mm/secで行った。
M−1:BX−L=3:1に固定)をサンドミルを用い
て20時間分散したもの。
社製) 1,2−ジクロロエタン 上記塗布液組成物(固形分については固形分重量比CG
M−2:L−1250=2:1に固定)をサンサミルを
用いて25時間分散したもの。
分重量比CGM−3:KR−5240=2:1に固定)
をサンドミルを用いて17時間分散したもの。
記塗布組成物CGL−4を分散調整し、表3の如くの粘
度になるように固形分濃度(溶媒量の添加による)を調
整し、図4に記載の如くのスライドイホッパー型重層塗
布装置を用いて、表3の塗布条件で逐次重層塗布を行っ
た。
分重量比CGM−4:BX−L=2:1に固定)をサン
ドミルを用いて20時間分散したもの。
表1〜3から明らかな如く塗布液のビード切れ、塗布ム
ラ、色ムラや膜厚変動等がなく、また重層性も優れるこ
とがわかる。
なる有機感光体を組み上げ実写テストを行ったところ、
塗布ムラに起因する画像ムラはなく良好な画像が得られ
た。
施した直径80mm、高さ355mmのアルミニウムド
ラム支持体を用いた。
CTL−1、CTL−2、CTL−3を表1の如くの粘
度になるようにポリマー濃度(溶媒量の添加による)を
調整し、図1に記載の如くのスライドホッパー型塗布装
置を用いて、表4に記載の如くコータギャップ及びスリ
ットギャップを調整し塗布し、塗布ドラムNo.1−1
〜1−9を得た。なお基材の移動速度は8mm/sec
で行った。
=0.89:1に固定 CTL−2塗布液組成物 CTM−2 ポリカーボネート(Z−200 三菱瓦斯化学社製) 1,2−ジクロロエタン 固形分については固形分重量比CTM−1:Z−200
=0.89:1に固定 CTL−3塗布液組成物 CTM−3 ポリカーボネート(Z−200 三菱瓦斯化学社製) 1,2−ジクロロエタン
1:Z−200=0.89:1に固定塗布結果を示した
のが表4である。
施した直径80mm、高さ355mmのアルミニウムド
ラム支持体を用いた。
PCL−1、OCL−2を分散調整し、表2の如くの粘
度になるように固形分濃度(溶媒量の添加による)を調
整し、図1に記載の如くのスライドホッパー型塗布装置
を用いて、表5に記載の如くコータギャップ及びスリッ
トギャップを調整し塗布し、塗布ドラムNo.2−1〜
2−9を得た。なお基材の移動速度は20mm/sec
で行った。
分重量比CGM−4:Z−200:CTM−4=10:
20:15に固定)をサンドミルを用いて20時間分散
したもの。
ン社製) 1,2−ジクロロエタン 上記塗布液組成物(固形分については固形分重量比Z−
200:トスパール=100:1に固定)をサンドミル
を用いて3時間分散したもの。
CTL−4を、実施例5の塗布ドラムNo.2−2上に
前記OCL塗布組成物を、表6の如くの粘度になるよう
に固形分濃度(溶媒量の添加による)を調整し、図4に
記載の如くのスライドホッパー型重層塗布装置を用い
て、表6の塗布条件で逐次重層塗布を行った。
=0.75:1に固定塗布結果を示したのが表6であ
る。
表4〜6から明らかな如く塗布液のビード切れ、塗布ム
ラや膜厚変動等がなく、また重層性も優れることがわか
る。
なる有機感光体を組み上げ実写テストを行ったところ、
塗布ムラに起因する画像ムラはなく良好な画像が得られ
た。
法によるときは、塗布液が低粘度のときも(第1発
明)、塗布液が高粘度のときも(第2発明)、円筒状基
材に対して膜厚変動がなく、塗布液のビード切れ、塗布
ムラ、色ムラがない優れた塗布方法を提供することとな
った。また同一塗布装置から複数の塗布層を同時に基材
上に形成させる同時重層塗布方法によっても、複数の塗
布装置から塗布層を逐次基材上に形成させる逐次重層塗
布方法によっても、膜厚変動がなく、ビート切れのな
い、優れた塗布方法を提供することとなった。
材上に多層からなる有機感光体を組み上げて実写テスト
を行ったところ、塗布ムラに起因する画像ムラは認めら
れず、良好な画像を得ることができた。
である。
である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 エンドレスに形成された連続周面を有す
る円筒状基材を移動させながら、塗布液を、前記基材側
に開口する塗布液流出口を有する塗布液分配スリットを
通して、前記基材周面を取り囲むように基材全周にわた
って近接形成されたホッパー塗布面に設けられたスライ
ド面上に流出させ、前記基材とホッパー塗布面の先端部
に連続的に供給させて塗布する方法において、前記塗布
液の粘度を1以上10ミリパスカル・秒未満、前記基材
表面及びホッパーの先端部の間隙を30〜200μm、
並びに前記塗布液分配スリット間隙を50〜200μm
としたことを特徴とする円筒状基材の塗布方法。 - 【請求項2】 前記基材の移動速度が20〜50mm/
secであることを特徴とする請求項1記載の円筒状基
材の塗布方法。 - 【請求項3】 各々複数の塗布液分配スリット及び塗布
液流出口を設け、異なる塗布液を塗布液分配スリット及
び塗布液流出口から同一ホッパー塗布面にあるスライド
面上に流出させ、複数の塗布層を同時に基材上に形成さ
せることを特徴とする請求項1又は2記載の円筒状基材
の塗布方法。 - 【請求項4】 各々複数の塗布液分配スリット、塗布液
流出口及びホッパー塗布面を設け、異なる塗布液を各々
の塗布液分配スリットに供給し、各々の塗布液流出口か
ら各々のホッパー塗布面にあるスライド面上に流出さ
せ、複数の塗布層を基材上に逐次形成させることを特徴
とする請求項1又は2記載の円筒状基材の塗布方法。
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---|---|---|---|
JP12802395A JP3503005B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 円筒状基材の塗布方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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1995
- 1995-05-26 JP JP12802395A patent/JP3503005B2/ja not_active Expired - Fee Related
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