JPH08320032A - 遠心クラッチ - Google Patents

遠心クラッチ

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JPH08320032A
JPH08320032A JP7125275A JP12527595A JPH08320032A JP H08320032 A JPH08320032 A JP H08320032A JP 7125275 A JP7125275 A JP 7125275A JP 12527595 A JP12527595 A JP 12527595A JP H08320032 A JPH08320032 A JP H08320032A
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rotor
drive
centrifugal
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Takamasa Onda
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D43/00Automatic clutches
    • F16D43/28Automatic clutches actuated by fluid pressure
    • F16D43/284Automatic clutches actuated by fluid pressure controlled by angular speed

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】入力側の回転数が所定値以上となるのに応じて
入力側および出力側を結合するようにした遠心クラッチ
において、クラッチオフ時の変速ショックを緩和すると
ともに変速操作力を比較的小さくする。 【構成】入力部材13のドライブプレート13bと、入
力部材13と相対回転不能のドライブアウター30との
間に密閉液室35が形成され、ドライブプレート13b
と、出力部材16と、ドライブアウター30に結合され
るローターケース31とで構成されるポンプケーシング
37内に、出力部材16と相対回転不能であるインナー
ローター39と、ローターケース31に相対回転可能に
嵌合されるアウターローター40とが収納されてトロコ
イドポンプ32が構成され、密閉液室35内の作動液を
ポンプ室38に導く吸入口42が、遠心力が大となるの
に応じて遠心制御弁33で閉じられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力側の回転数が所定
値以上となるのに応じて入力側および出力側を結合する
ようにした遠心クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる遠心クラッチは、たとえば
特開昭62−67333号公報等により既に知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
複数枚の駆動クラッチ板と、それらの駆動クラッチ板に
対向する複数枚の被動クラッチ板との摩擦係合によって
入力側および出力側間の動力伝達を行うようにしている
が、クラッチオフ時の変速ショックが比較的大きく、し
かも比較的大きな変速操作力を必要とする。すなわち変
速シックの大きさは、(クラッチオフ時の従動側の慣性
マス)×回転数で定まるが、上記従来のものでは、入力
部材の回転軸線から半径方向に比較的離れた位置に複数
枚の被動クラッチ板が配設されることから前記慣性マス
が比較的大きくなるものであり、また変速操作時にはク
ラッチばねを圧縮するために比較的大きな力が必要であ
る。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、クラッチオフ時の変速ショックを緩和すると
ともに変速操作力を比較的小さくし得るようにした遠心
クラッチを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、回転軸線と直交する平面内
で円板状に形成されるドライブプレートを一体に有して
入力側に連なる入力部材と;該入力部材の回転軸線と同
一軸線まわりの回転を可能として円筒状に形成されると
ともに軸方向一端が前記ドライブプレートの一面に摺接
されて出力側に連なる出力部材と;前記入力部材に対す
る相対回転を不能として該入力部材に連結されるととも
に前記ドライブプレートの他面との間に密閉液室を形成
するドライブアウターと;出力部材の外周とは偏心した
内周を有して出力部材を囲繞する円筒部を有してドライ
ブアウターに結合されるローターケースと;前記ドライ
ブプレート、出力部材およびローターケースで構成され
るポンプケーシング内のポンプ室に、出力部材に相対回
転不能に結合されるインナーローターと、ローターケー
スの円筒部に相対回転可能に嵌合されてインナーロータ
ーに噛合されるアウターローターとが収納されるととも
に、ポンプ室からの吐出液を密閉液室に導く吐出口なら
びに密閉液室内の作動液をポンプ室に導く吸入口がドラ
イブプレートに設けられて成るトロコイドポンプと;ド
ライブプレートの回転に伴って作用する遠心力が大とな
るのに応じて前記吸入口を閉塞する側に作動することを
可能として密閉液室に臨むドライブプレートの他面に支
承される遠心制御弁と;を備えることを特徴とする。
【0006】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、吸入口を開放する方向に前
記遠心制御弁を駆動し得るクラッチオフ操作手段を備え
ることを特徴とする。
【0007】さらに請求項3記載の発明によれば、上記
請求項1または2記載の発明の構成に加えて、ドライブ
アウターは、ドライブプレートにその回転軸線方向に沿
って規制された範囲での相対移動を可能として連結され
る。
【0008】
【作用】上記請求項1記載の構成によれば、入力側から
の回転入力に応じて入力部材のドライブプレートが回転
するが、そのドライブプレートの回転数が比較的低い状
態では、遠心制御弁に作用する遠心力は吸入口を閉じる
側に該遠心制御弁を作動せしめる程大きくはなく、その
状態では、ローターケースがドライブプレートとともに
回転するのに応じてアウターローターのインナーロータ
ーヘの噛合位置が順次変化し、トロコイドポンプでポン
プ作用が生じるが、吸入口および吐出口がともに開放状
態にあるため作動液の流通抵抗が小さく、トロコイドポ
ンプは空転状態となり、出力部材には動力が伝達されな
い。また入力側からの回転入力が大となるのに応じて入
力部材のドライブプレートが比較的高速で回転するよう
になると、遠心制御弁に作用する遠心力が大きくなるこ
とにより該遠心制御弁が吸入口を閉じる側に作動せしめ
られ、トロコイドポンプの吐出量増大に加えて吸入口が
閉じられることに伴い、作動液の流通抵抗増大によりポ
ンプ室の圧力が増大し、その反動でインナーローターす
なわち出力部材に回転動力が伝達されることになる。
【0009】上記請求項2記載の発明の構成によれば、
クラッチオフ操作手段により吸入口を開放する側に遠心
制御弁を駆動せしめると、流通抵抗の減少により出力部
材側への動力伝達が遮断されることになる。
【0010】さらに上記請求項3記載の発明の構成によ
れば、入力側からの回転入力が大となるのに応じて入力
部材のドライブプレートが比較的高速で回転している状
態では、トロコイドポンプの吐出量増大および吸入口の
閉鎖により密閉液室の圧力が増大するが、ドライブプレ
ートに対してドライブアウターすなわちローターケース
が規制された範囲で軸方向に相対移動可能であることに
伴い、密閉液室内の高圧によりローターケースがインナ
ーローターおよびアウターローターをドライブプレート
の一面に押付ける方向に移動し、その押付けによる摩擦
抵抗の発生により出力部材側への回転動力伝達の増大が
可能となり、またインナーローターおよびアウターロー
ターとドライブプレートとの間の間隙が小さくなり、作
動液の洩れが減少してポンプ効率が向上する。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明を自動二輪車の遠心
クラッチに適用したときの一実施例について説明する。
【0012】図1ないし図4は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は遠心クラッチの縦断面図、図2は図
1の2−2線拡大断面図、図3はトロコイドポンプの部
分背面図、図4は図3の4矢視側面図である。
【0013】先ず図1において、図示しないエンジンの
側部にはクラッチケース5が結合されており、該クラッ
チケース5内に形成されるクラッチ室6に、エンジンの
クランク軸7と、該クランク軸7に相対回転自在に支承
される出力歯車8との間に介設されるワンウェイクラッ
チ9および遠心クラッチ10が収納され、出力歯車8は
図示しない変速機に連なる減速歯車11に噛合される。
【0014】クランク軸7には、円筒状のブッシュ12
が装着されるとともに、遠心クラッチ10の構成要素で
ある入力部材13に設けられた円筒状のボス部13aが
一端を前記ブッシュ12に当接させるようにしてスプラ
イン結合され、クランク軸7の端部には、ボス部13a
を前記ブッシュ12との間に挟持するナット14が螺合
される。而して出力歯車11は、ブッシュ12を介して
クランク軸7に回転自在に支承されるものであり、クラ
ンク軸7に対する相対回転が可能である。
【0015】図2を併せて参照して、ワンウェイクラッ
チ9は、入力部材13のボス部13aと、該ボス部13
aを同軸に囲撓するとともに出力歯車11に噛合するギ
ヤ15を一体に有する円筒状の出力部材16と、ボス部
13aおよび出力部材16間の周方向に間隔をあけた位
置に配置される複数のローラーキー17…と、各ローラ
ーキー17…の外方側に共通に係止されるばね18とを
備える。
【0016】ボス部13aの外周面の周方向に間隔をあ
けた複数個所には、内方凹部19…が設けられる。また
出力部材16の内周面は、ボス部13aの外周面に近接
対向するものであり、該出力部材16の内周面には、前
記内方凹部19…に対応する複数の外方凹部20…が設
けられる。
【0017】内方凹部19は、ローラーキー17の内方
側に噛合可能な内方噛合部21と、一端が該内方噛合部
21に連設されるとともにボス部13aの周方向一側
(図2の下側)に向かうにつれて半径方向外方位置とな
るように傾斜した内方傾斜面22とから成り、内方噛合
部21は、ローラーキー17の内方側略1/4周の外面
に当接可能として円弧状に形成される。
【0018】また外方凹部20は、ローラーキー17全
体を収容可能な収容部23と、一端が該収容部23に連
設されるとともに前記ボス部13aの周方向一側(図2
の下側)に向かうにつれて半径方向内方位置となるよう
に傾斜した外方傾斜面24と、ローラーキー17を前記
内方噛合部21との間に挟むことを可能として外方傾斜
面24の他端に連設される外方噛合部25とから成る。
而して収容部23は、ローラーキー17がボス部13a
の外周面に接触することを回避するようにローラーキー
17全体を収容し得る形状に形成され、外方噛合部25
は、ローラーキー17を前記内方噛合部21との間に挟
むことを可能として円弧状に形成される。
【0019】各ローラーキー17…の軸方向中央部にお
ける外周には、環状の係止溝26がそれぞれ設けられ
る。またばね18は、外力が作用しない自由状態では両
端がほぼ連なる円形となるようにばね線材を彎曲成形し
て成るものであり、全てのローラーキー17…の係止溝
26に外方側から係止される。而して全てのローラーキ
ー17…に係止したときに、ばね18は、その両端を離
反させた状態となり、その状態でばね18は、各ローラ
ーキー17…を内方凹部19…側に付勢するばね力を発
揮する。
【0020】また出力部材16には、ローラーキー17
の移動に応じたばね18の変位を許容して該ばね18を
収納する環状溝27が、出力部材16の内周面に開口す
るようにして設けられる。
【0021】このようなワンウェイクラッチ9によれ
ば、図2の矢印28で示すように、外方凹部20の外方
噛合部25をローラーキー17に噛合させる方向に出力
部材16が回転せしめられると、出力部材16の回転数
がばね18のばね力で定まる設定回転数以下の状態で
は、外方凹部20の外方噛合部25と内方凹部19の内
方噛合部21との間にローラーキー17が挟まれて、出
力部材16と、クランク軸7に対して相対回転不能なボ
ス部13aとの間で動力伝達が行なわれる。すなわちワ
ンウェイクラッチ9が動力伝達状態となる。而してクラ
ンク軸7すなわちボス部13aが、出力部材16を超え
る回転数で回転し始めると、各ローラーキー17…が、
ばね18のばね力に抗して外方凹部20の収容部23に
収容されることになり、これにより出力部材16および
ボス部13a間の動力伝達が遮断され、クランク軸7の
回転に応じてボス部13aが空転するようになる。
【0022】再び図1において、遠心クラッチ10は、
ボス部13aにより入力側すなわちクランク軸7に連な
る入力部材13と、出力側すなわち出力歯車8に連なる
出力部材16と、入力部材13に対して軸方向に規制さ
れた範囲での相対移動を許容されるが軸線まわりの相対
回転を不能として入力部材13に連結されるドライブア
ウター30と、ドライブアウター30に結合されるロー
ターケース31と、入力部材13および出力部材16間
に設けられるトロコイドポンプ32と、トロコイドポン
プ32内への作動液の流通抵抗を入力部材13の回転数
増大に応じて高める遠心制御弁33と、該遠心制御弁3
3を強制的に駆動し得るクラッチオフ操作手段34とを
備える。
【0023】入力部材13は、クランク軸7に固定され
るボス部13aと、クランク軸7の回転軸線に直交する
平面内で円板状に形成されてボス部13aの一端に一体
に連設されるドライブプレート13bと、該ドライブプ
レート13bの中間部からボス部13aとは反対側に突
設される円筒部13cとを備える。而して入力部材13
の一端は、ドライブプレート13bの一面すなわち前記
円筒部13cとは反対側の面に摺接される。
【0024】ドライブアウター30は、外筒部30aの
基端と、内筒部30bの基端と、外筒部30aおよび内
筒部30b間に配置される中間筒部30cの基端とが連
結板部30dで共通に連結されて成るものであり、中間
筒部30cの先端側(図2の左端側)には、ドライブプ
レート13b側に臨む段部30eを介して嵌合凹部30
fが設けられる。而して内筒部30bは入力部材13の
円筒部13cに液密に嵌合され、中間筒部30cの嵌合
凹部30fには、ドライブプレート13bの外周部が液
密に嵌合される。これによりドライブアウター30の内
筒部30bおよび中間筒部30c間でドライブプレート
13bおよびドライブアウター30間には環状の密閉液
室35が形成される。しかもドライブプレート13bに
は、クランク軸7の軸線と平行な1あるいは複数の連結
軸29の一端が圧入、固定されており、該連結軸29の
他端は、ドライブアウター30の連結板部30dに軸方
向の摺動を可能として嵌合される。したがってドライブ
アウター30は、相対回転を不能とするが軸線方向の相
対移動を可能としてドライブプレート13bに連結され
ることになる。
【0025】ローターケース31は、内周部を出力部材
16の外周に摺接させて円板状に形成されるものであ
り、このローターケース31の外周部は、ドライブアウ
ター30における外筒部30aの先端に液密に嵌合され
る。しかも複数のボルト36によりローターケース31
はドライブアウター30に結合される。
【0026】ロータケース31には、ドライブアウター
30における中間筒部30cの嵌合凹部30fに嵌合さ
れてドライブプレート13bの一面に近接、対向する円
筒部31aが一体に設けられており、この円筒部31a
は、出力部材16の外周とは偏心した内周を有して該出
力部材16を囲繞する。而してドライブアウター30お
よびローターケース31のドライブプレート13bに対
する軸方向相対移動は、ドライブプレート13bの両面
がドライブアウター30の段部30eならびにローター
ケース31の円筒部31aに当接する範囲に規制され
る。
【0027】トロコイドポンプ32のポンプケーシング
37は、ドライブプレート13b、出力部材16および
ローターケース31で構成され、該ポンプケーシング3
7内に形成されたポンプ室38に、出力部材16に相対
回転不能に結合されるインナーローター39と、ロータ
ーケース31の円筒部31aに相対回転可能に嵌合され
るとともにインナーローター39に噛合されるアウター
ローター40とが収納される。
【0028】インナーローター39およびアウターロー
ター40の回転軸線方向に沿う厚みは、ローターケース
31における円筒部31aの軸方向長さよりもわずかに
厚く形成される。
【0029】図3および図4を併せて参照して、ドライ
ブプレート13bの他面すなわち密閉液室35に臨む面
には、トロコイドポンプ32の作動によりポンプ室38
からの吐出液を密閉液室35に導く吐出口41と、密閉
液室35内の作動液をポンプ室38に導く吸入口42と
が設けられる。
【0030】吸入口42は、ドライブプレート13bの
回転軸線を中心とする円弧状に形成される。遠心制御弁
33は、ドライブプレート13bの他面に摺接する平板
状であって円弧状に形成されるものであり、ドライブプ
レート13bおよびドライブアウター30間にわたる連
結軸29で、遠心制御弁33の一端部が回動可能に支承
される。而して遠心制御弁33は図3の実線で示すよう
に吸入口42を開放する位置と、図3の鎖線で示すよう
に吸入口42を閉鎖する位置との間で回動可能である。
また連結軸29には、ドライブアウター30における内
筒部30bの外面に対向するとともに前記内筒部30b
とは反対側で遠心制御弁33の一端部に当接する当接板
部43aを有するバルブレバー43が回動可能に支承さ
れており、このバルブレバー43とドライブアウター3
0における内筒部30bとの間には、連結軸29を囲繞
するねじりばね44が設けられる。而して該ねじりばね
44は、吸入口42を開放する側に遠心制御弁33を移
動させる側にバルブレバー43を付勢するとともに当接
板部43aを前記内筒部30bの外面から離反させる方
向のばね力を発揮する。
【0031】ドライブアウター30の外面には、一部を
内筒部30b内に嵌合させるアウターカバー45が結合
される。
【0032】クラッチオフ操作手段34は、外端を前記
バルブレバー43の当接板部43aに対向させて内筒部
30bおよびアウターカバー45をその半径方向に移動
自在に貫通するとともに内端には傾斜した受圧面46a
が設けられる押圧ロッド46と、受圧面46aに当接す
るとともにアウターカバー45に軸方向移動可能に嵌合
される外輪47aを有するベアリング47と、該ベアリ
ング47により軸方向の移動および軸線まわりの回転を
可能としてアウターカバー45に支承されるレリーズ板
48と、図示しない操作機構との間に設けられるカム機
構49とを備える。
【0033】カム機構49は、クランク軸7と同一軸線
上でクラッチケース5に支持される調節ボルト50と、
ボス51aを調節ボルト50に螺合させた固定カム板5
1と、ボス51aで回転自在に支承される可動カム板5
2と、両カム板51,52の相対向する凹部53,54
間に挿入されたスラストボール55とを備える。而して
固定カム板51の回転を阻止するために、基端が固定カ
ム板51に固定された回り止めピン56がクラッチケー
ス5に嵌合される。また可動カム板52はレリーズ板4
8に重合されており、レリーズ板48および可動カム板
52の相対回転を不能とするために、レリーズ板48に
基端が固定されたピン57が可動カム板52に嵌合され
る。
【0034】このようなクラッチオフ操作手段34によ
れば、カム機構49の可動カム板52を所定角度だけ回
動せしめると、両カム板51,52の相対回転に伴って
スラストボール55が両凹部53,54の斜面を登りつ
つ可動カム板52を固定カム板51から離反せしめる方
向に押圧する。これにより、ベアリング47の外輪47
aが押圧ロッド46の受圧面46aを押し、押圧ロッド
46はその軸方向外方に移動せしめられる。これによ
り、バルブレバー43が押圧ロッド46で押され、吸入
口42を閉じる位置に在る遠心制御弁33が吸入口42
を開く方向に回動せしめられることになる。
【0035】次にこの実施例の作用について説明する
と、図示しないキック始動装置による回転運動が出力歯
車8を介してワンウェイクラッチ9の出力部材16に、
図2の矢印28で示すように与えられると、その出力部
材16とともにトロコイドポンプ32のインナーロータ
ー39が回転し、トロコイドポンプ32がポンプ作動す
るが、遠心制御弁33はねじりばね44のばね力により
吸入口42を開いた位置に在り、ポンプ室38および密
閉液室35間での作動液の流通抵抗が弱く、ポンプ室3
8の圧力も比較的小さいため、トロコイドポンプ42は
空転状態となる。一方、出力部材16は、その外方凹部
20の外方噛合部25をローラーキー17に噛合させる
方向に回転し、ばね18のばね力で定まる設定回転数以
下の状態では、外方凹部20の外方噛合部25と内方凹
部19の内方噛合部21との間にローラーキー17が挟
まれて、出力部材16と、クランク軸7に対して相対回
転不能な入力部材13のボス部13aとの間で動力伝達
が行なわれる。すなわちワンウェイクラッチ9が動力伝
達状態に在り、上記キック始動装置からの動力がクラン
ク軸7に入力され、エンジンが始動されることになる。
【0036】而してエンジンが始動され、クランク軸7
すなわち入力部材13のボス部13aが、出力部材16
を超える回転数で回転し始めると、各ローラーキー17
…が、ばね18のばね力に抗して外方凹部20の収容部
23に収容されることになる。これによりワンウェイク
ラッチ9による動力伝達が遮断され、クランク軸7から
の回転動力が出力部材16に伝達されることはない。
【0037】この際、クランク軸7からの回転入力に応
じて入力部材13のドライブプレート13bが回転する
が、そのドライブプレート13bの回転数がアイドル回
転数以下の比較的低い状態では、遠心制御弁33に作用
する遠心力はねじりばね44のばね力よりも小さく、吸
入口42は開いたまであり、その状態では、ローターケ
ース31がドライブプレート13bとともに回転するの
に応じてアウターローター40のインナーローター39
ヘの噛合位置が順次変化し、トロコイドポンプ32でポ
ンプ作用が生じるが、吸入口42および吐出41口がと
もに開放状態にあるため作動液の流通抵抗が小さく、ト
ロコイドポンプ32は空転状態となり、出力部材16に
は動力が伝達されない。
【0038】エンジン回転数がアイドル回転数以上にな
ると、入力部材13のドライブプレート13bが比較的
高速で回転するのに伴って、遠心制御弁33に作用する
遠心力が増大し、遠心制御弁33はねじりばね44のば
ね力に打ち勝って吸入口42を閉じる側に回動する。こ
のため、トロコイドポンプ32の吐出量増大に加えて吸
入口42が閉じられることに伴い、作動液の流通抵抗増
大によりポンプ室38および密閉液室35の圧力が増大
し、その反動でインナーローター39すなわち出力部材
16に回転動力が伝達され、自動二輪車の発進が可能と
なる。
【0039】エンジン回転数がさらに上昇すると、遠心
力の増大に伴って遠心制御弁33は吸入口42を全閉す
る位置まで作動し、トロコイドポンプ32の吐出量増大
および吸入口42の全閉により密閉液室35の圧力が増
大する。而してドライブプレート13bに対してドライ
ブアウター30すなわちローターケース31が規制され
た範囲で軸方向に相対移動可能であり、しかもローター
ケース31における円筒部31aの長さはインナーロー
ター39およびアウターローター40の厚みよりもわず
かに小さく設定されているので、密閉液室35内の高圧
によりローターケース31がインナーローター39およ
びアウターローター40をドライブプレート13bの一
面に押付ける方向に移動し、その押付けによる摩擦抵抗
の発生により出力部材16側への回転動力伝達がさらに
増大されることになる。しかもインナーローター39お
よびアウターローター40がドライブプレート13bの
一面に押付けられることに伴い、インナーローター39
およびアウターローター40とドライブプレート13b
との間の間隙がなくなり、作動液の洩れが減少してポン
プ効率が向上することになる。
【0040】出力部材16の回転数が設定回転数よりも
低い状態でのエンジンブレーキ時には、ワンウェイクラ
ッチ9が動力伝達状態となることに伴いエンジンに負荷
が作用してエンジンブレーキ状態を得ることができ、ま
た出力部材16の回転数が設定回転数以上であるときの
エンジンブレーキ時には、遠心制御弁33が吸入口42
を閉じた閉弁位置にあるため流通抵抗が比較的高く、し
たがってポンプ室38内の圧力が高いことによる反力に
より、出力部材16とともに回転するインナーローター
39からアウターローター40、ローターケース31、
ドライブプレート13bおよびボス部13aを介してク
ランク軸7が駆動され、それによりエンジンブレーキ状
態が得られることになる。
【0041】さらに自動二輪車の走行中での変速操作時
には、クラッチオフ操作手段34により遠心制御弁33
が吸入口42を開く方向に作動せしめられる。すなわち
遠心制御弁33が吸入口42を全閉する位置に在るとき
にバルブレバー43の当接板部43aは押圧ロッド46
の外端に近接、対向しており、当接板部43aが押圧ロ
ッド46で押されることにより、遠心制御弁33が吸入
口42を開く方向に回動せしめられることになる。これ
により、作動液の流通抵抗減少に伴ってポンプ室38の
圧力が低下し、反力低下に伴ってトロコイドポンプ32
が空転することになり、クランク軸7および出力部材1
6間でのトロコイドポンプ32を介しての動力伝達が遮
断される。またワンウェイクラッチ9では、遠心力によ
りローラーキー17が収容部23に収容されることによ
り動力伝達を遮断した状態にある。したがってクランク
軸7および出力部材16間での動力伝達が遮断され、変
速機での変速作動が円滑に行われる。
【0042】このような遠心クラッチ10において、ト
ロコイドポンプ32は、入力部材13の回転軸線に近接
した位置にコンパクトに纏めて構成可能であり、慣性マ
スを比較的小さくすることができるので、変速操作時の
変速ショックを緩和することができる。しかも変速操作
にあたっては、遠心制御弁33を回動駆動すればよいの
で、変速操作にあたっての操作力を比較的小さくするこ
とが可能となる。
【0043】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0044】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、入力部材のドライブプレートと、入力部材に相対回
転不能に連結されたドライブアウターとの間に密閉液室
が形成され、前記ドライブプレートと、出力部材と、ド
ライブアウターに結合されるローターケースとで構成さ
れるポンプケーシングのポンプ室内に、出力部材に相対
回転不能に結合されるインナーローターと、ローターケ
ースに相対回転可能に嵌合されてインナーローターに噛
合されるアウターローターとが収納されてトロコイドポ
ンプが構成され、密閉液室内の作動液をポンプ室に導く
吸入口を、ドライブプレートの回転に伴って作用する遠
心力が大となるのに応じて閉塞する側に作動することが
可能な遠心制御弁がドライブプレートに支承されるの
で、トロコイドポンプを入力部材の回転中心付近にコン
パクトに構成することによる変速操作時の慣性マス低減
による変速ショックの緩和を可能とし、変速時には遠心
制御弁を回動操作するだけでよいことにより変速操作力
を減少することができる。
【0045】また請求項2記載の発明によれば、クラッ
チオフ操作手段で吸入口を開放する方向に前記遠心制御
弁を駆動することができるので、軽い操作力で容易にク
ラッチオフ状態を得ることができる。
【0046】さらに請求項3記載の発明によれば、ドラ
イブアウターは、ドライブプレートにその回転軸線方向
に沿って規制された範囲での相対移動を可能として連結
されるので、ドライブプレートが比較的高速で回転して
いる状態では、密閉液室内の高圧によりインナーロータ
ーおよびアウターローターをドライブプレートの一面に
押付ける方向にローターケースを移動させることによ
り、出力部材側に伝達される回転動力をより増大するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遠心クラッチの縦断面図である。
【図2】図1の2−2線拡大断面図である。
【図3】トロコイドポンプの部分背面図である。
【図4】図3の4矢視側面図である。
【符号の説明】
13・・・入力部材 13b・・・ドライブプレート 16・・・出力部材 30・・・ドライブアウター 31・・・ローターケース 31a・・・円筒部 32・・・トロコイドポンプ 33・・・遠心制御弁 34・・・クラッチオフ操作手段 35・・・密閉液室 37・・・ポンプケーシング 38・・・ポンプ室 39・・・インナーローター 40・・・アウターローター 41・・・吐出口 42・・・吸入口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸線と直交する平面内で円板状に形
    成されるドライブプレート(13b)を一体に有して入
    力側に連なる入力部材(13)と;該入力部材(13)
    の回転軸線と同一軸線まわりの回転を可能として円筒状
    に形成されるとともに軸方向一端が前記ドライブプレー
    ト(13b)の一面に摺接されて出力側に連なる出力部
    材(16)と;前記入力部材(13)に対する相対回転
    を不能として該入力部材(13)に連結されるとともに
    前記ドライブプレート(13b)の他面との間に密閉液
    室(35)を形成するドライブアウター(30)と;出
    力部材(16)の外周とは偏心した内周を有して出力部
    材(16)を囲繞する円筒部(31a)を有してドライ
    ブアウター(30)に結合されるローターケース(3
    1)と;前記ドライブプレート(13b)、出力部材
    (16)およびローターケース(31)で構成されるポ
    ンプケーシング(37)内のポンプ室(38)に、出力
    部材(16)に相対回転不能に結合されるインナーロー
    ター(39)と、ローターケース(31)の円筒部(3
    1a)に相対回転可能に嵌合されてインナーローター
    (39)に噛合されるアウターローター(40)とが収
    納されるとともに、ポンプ室(38)からの吐出液を密
    閉液室(35)に導く吐出口(41)ならびに密閉液室
    (35)内の作動液をポンプ室(38)に導く吸入口
    (42)がドライブプレート(13b)に設けられて成
    るトロコイドポンプ(32)と;ドライブプレート(1
    3b)の回転に伴って作用する遠心力が大となるのに応
    じて前記吸入口(42)を閉塞する側に作動することを
    可能として密閉液室(35)に臨むドライブプレート
    (13b)の他面に支承される遠心制御弁(33)と;
    を備えることを特徴とする遠心クラッチ。
  2. 【請求項2】 吸入口(42)を開放する方向に前記遠
    心制御弁(33)を駆動し得るクラッチオフ操作手段
    (34)を備えることを特徴とする請求項1記載の遠心
    クラッチ。
  3. 【請求項3】 ドライブアウター(30)は、ドライブ
    プレート(13b)にその回転軸線方向に沿って規制さ
    れた範囲での相対移動を可能として連結されることを特
    徴とする請求項1または2記載の遠心クラッチ。
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