JP2001173752A - トルクコンバータ - Google Patents

トルクコンバータ

Info

Publication number
JP2001173752A
JP2001173752A JP35841299A JP35841299A JP2001173752A JP 2001173752 A JP2001173752 A JP 2001173752A JP 35841299 A JP35841299 A JP 35841299A JP 35841299 A JP35841299 A JP 35841299A JP 2001173752 A JP2001173752 A JP 2001173752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
oil
impeller
torque converter
rotation speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35841299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4331841B2 (ja
JP2001173752A5 (ja
Inventor
Tokuji Yoshimoto
篤司 吉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yutaka Giken Co Ltd
Original Assignee
Yutaka Giken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yutaka Giken Co Ltd filed Critical Yutaka Giken Co Ltd
Priority to JP35841299A priority Critical patent/JP4331841B2/ja
Publication of JP2001173752A publication Critical patent/JP2001173752A/ja
Publication of JP2001173752A5 publication Critical patent/JP2001173752A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4331841B2 publication Critical patent/JP4331841B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details
    • F16H41/30Details relating to venting, lubrication, cooling, circulation of the cooling medium

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルクコンバータにおいて,異物ポケットを
設けずとも,侵入した異物を,動力伝達に支障を来すこ
となく,オイルと共に外部に排出する。 【解決手段】 タービン羽根車11の外周及び背面を覆
うポンプ延長部35をポンプ羽根車10に連設してポン
プ組立体36を構成し,このポンプ組立体36の外周部
に,ポンプ羽根車10の回転数が常用回転数未満のとき
ポンプ組立体36内を外部に開放してポンプ組立体36
内のオイルを異物と共に遠心力により流出させ,ポンプ
羽根車10の回転数が常用回転数以上になると前記オイ
ルの流出を停止する弁手段50を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトルクコンバータに
関し,特に,エンジンのクランク軸に連なるポンプ羽根
車と,このポンプ羽根車に対向して負荷に連なるタービ
ン羽根車とを備え,タービン羽根車の外周及び背面を覆
うポンプ延長部をポンプ羽根車に連設してポンプ組立体
を構成し,ポンプ羽根車及びタービン羽根車間にオイル
ポンプの吐出油路を接続したトルクコンバータの改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】オイルポンプからトルクコンバータ内に
供給されるオイルには,切粉や摩耗粉などの異物が含ま
れていることがあるので,そのような異物を捕集する異
物ポケットをトルクコンバータ内に設けることが既に知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上記のよう
な異物ポケットは,トルクコンバータの特別な分解修理
を行わない限り清掃されることはないので,多量の異物
を収容するに足る充分な容積が必要がある。しかしなが
ら,異物ポケットを大容量に形成することは,トルクコ
ンバータの大型化を招くことになって好ましくない。
【0004】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,異物ポケットを設けずとも,侵入した異物を,動
力伝達に支障を来すことなく,オイルと共に外部に排出
し得るようにして,異物ポケットを不要にした前記トル
クコンバータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,エンジンに連なるポンプ羽根車と,この
ポンプ羽根車に対向して負荷に連なるタービン羽根車と
を備え,タービン羽根車の外周及び背面を覆うポンプ延
長部をポンプ羽根車に連設してポンプ組立体を構成し,
ポンプ羽根車及びタービン羽根車間にオイルポンプの吐
出油路を接続したトルクコンバータにおいて,ポンプ組
立体の外周部に,ポンプ羽根車の回転数が常用回転数未
満のときポンプ組立体内を外部に開放してポンプ組立体
内のオイルをリークさせ,ポンプ羽根車の回転数が常用
回転数以上になると前記オイルのリークを停止する弁手
段を設けたことを第1の特徴とする。
【0006】この第1の特徴によれば,ポンプ羽根車の
回転数が常用回転数未満のときには,弁手段によりポン
プ組立体の外周部が開放されるので,トルクコンバータ
内のオイルの一部が遠心力を受けて外部にリークする。
その際,トルクコンバータ内のオイル中に摩耗粉等の異
物が存在すれば,その異物は,それに働く遠心力により
オイルと共にトルクコンバータ外に排出される。したが
って,トルクコンバータ内には異物を滞留させないの
で,異物ポケットをトルクコンバータに設ける必要はな
くなり,トルクコンバータのコンパクト化を図ることが
できる。
【0007】ポンプ羽根車の回転数が常用回転数以上に
なると,弁手段がオイルのリークを停止するので,トル
クコンバータ内の圧力を正常に復して,正規の伝動効率
を確保することができる。
【0008】また本発明は,上記特徴に加えて,前記弁
手段を,ポンプ組立体の外周壁に開口する逃がし孔と,
ポンプ組立体に取付けられ,ポンプ羽根車の回転数が常
用回転数未満のとき前記逃がし孔を開き,ポンプ羽根車
の回転数が常用回転数以上になると前記逃がし孔を閉じ
る遠心弁とから構成したことを第2の特徴とする。
【0009】この第2の特徴によれば,ポンプ組立体か
らの異物の排出及びオイルのリーク停止を簡単に行うこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0011】図1は本発明に係るトルクコンバータの縦
断面図,図2は図1の2−2線断面図,図3は図2の3
部拡大図である。
【0012】先ず,図1において,エンジンEのクラン
クケース1にベアリング3を介して支承されるクランク
軸2に,クランクケース1の右外側面側から1次減速装
置4の駆動ギヤ4a,トルクコンバータT及び変速クラ
ッチCcが順次取付けられ,クランク軸2の出力が変速
クラッチCc,トルクコンバータT及び1次減速装置4
を介して,図示しない多段変速機の入力軸に伝達するよ
うになっている。
【0013】トルクコンバータTは,ポンプ羽根車1
0,タービン羽根車11及びステータ羽根車12から構
成される。ポンプ羽根車10は変速クラッチCcに隣接
して配置され,このポンプ羽根車10の中心部に形成さ
れたボス10aは,ステータ羽根車12の中心部に形成
されたボス12aの右側面に対向して配置されると共
に,ニードルベアリング13を介してクランク軸2に支
承される。
【0014】ポンプ羽根車10の外側面には,変速クラ
ッチCcの出力部に係合する伝動板15が固着されてい
る。したがって,変速クラッチCcの出力トルクは,こ
の伝動板15を介してポンプ羽根車10に伝達される。
変速クラッチCcは,図示しない多段変速機の切換え時
に,変速ショックを回避すべくオフ状態に制御されるも
のである。
【0015】またクランク軸2上には,ポンプ羽根車1
0のボス10aと,クランク軸2を支持する前記ボール
ベアリング3との間で円筒状のステータ軸20が配設さ
れ,このステータ軸20の右端に形成されたドグ20a
がステータ羽根車12のボス12aの内周に形成された
切欠き40に係合される。こうしてステータ軸20はス
テータ羽根車12に連結される。このステータ軸20
は,その右端部がニードルベアリング14を介してクラ
ンク軸2に相対回転自在に支承される。ステータ軸20
の左端部にはステータアーム板16が固着されており,
このステータアーム板16が中間部に有する円筒部16
aの外周面がボールベアリング17を介してクランクケ
ース1に支承される。またステータアーム板16の外周
部はフリーホイール18を介してクランクケース1に支
持される。
【0016】タービン羽根車11の中心部に固設された
ボス11aはステータ軸20にニードルベアリング21
を介して相対回転自在に支承されると共に,ステータ羽
根車12のボス12aの左端面に対向して配置される。
【0017】ステータ羽根車12のボス12aは,ポン
プ羽根車10及びタービン羽根車11のボス10a,1
1aによって軸方向の移動が規制されるようになってお
り,ポンプ羽根車10及びステータ羽根車12のボス1
0a,12aの対向面にオイル入口30としての放射状
溝が形成される。
【0018】タービン羽根車11のボス11aにはター
ビン軸19が一体に連設されており,その左端部はステ
ータアーム板16の円筒部16a内周面にボールベアリ
ング22を介して支承される。このタービン軸19とク
ランク軸2間には,ステータ軸20の横孔23を貫通し
て一方向クラッチ24が設けられる。この一方向クラッ
チ24は,タービン軸19に逆負荷が加えられたときオ
ン状態となって,タービン軸19及びクランク軸2間を
直結するようになっている。
【0019】タービン軸19の左端部外周には,1次減
速装置4の駆動ギヤ4aが一体に形成され,変速機の入
力軸に設けられる被動ギヤ4bがこの駆動ギヤ4aに噛
合される。こうして構成される1次減速装置4は,クラ
ンクケース1とトルクコンバータTとの間に配置され
る。
【0020】ポンプ羽根車10に,タービン羽根車11
の外周を囲繞する円筒部10bが一体に形成され,この
円筒部10bの開放口にタービン羽根車11の背面を覆
うサイドカバー34が嵌合されると共に止め環37で固
定される。上記円筒部10bとサイドカバー34とでポ
ンプ延長部35が構成され,このポンプ延長部35とポ
ンプ羽根車10とでポンプ組立体36が構成される。
【0021】サイドカバー34はタービン軸19の外周
面に相対回転可能に嵌合される。そしてサイドカバー3
4は,タービン羽根車11の背面との間に,ポンプ羽根
車10及びタービン羽根車11間の油路に連通する油室
41を画成する。
【0022】ポンプ羽根車10の軸方向位置は,クラン
ク軸2の中間段部2aに固定される押し板42がボス1
0aの外端面に当接することにより決定され,タービン
羽根車11の軸方向位置は,タービン軸19を支承する
ボールベアリング17によって決定される。
【0023】クランク軸2には,その右端面に開口する
上流供給油路25aと,クランク軸2周りの潤滑部に連
なる下流供給油路25bとが設けられ,上流供給油路2
5aには,クランク軸2により駆動されるオイルポンプ
27の吐出通路26が接続される。その吐出通路26に
はオイルフィルタ38が介裝され,オイルポンプ27は
油溜め28から吸い上げたオイルをオイルフィルタ38
を通して上流供給油路25aに圧送するようになってい
る。油溜め28は,クランクケース1の底部に形成され
る。
【0024】またクランク軸2には,上流供給油路25
aをステータ羽根車12のボス12a内周面に連通する
入口孔32が穿設される。したがって,この入口孔32
は,ボス12aの切欠き40を介してオイル入口30と
連通する。
【0025】またタービン軸19には,タービン羽根車
11背面側の油室41に連なるオイル出口31が穿設さ
れ,このオイル出口31は,ステータ軸20の横孔23
と,クランク軸2に穿設された出口孔33とを介して下
流供給油路25bに連通する。
【0026】図1及び図2に示すように,ポンプ延長部
35の円筒部10bには,その周方向に等間隔に並んで
油室41を外部に開放する複数の逃がし孔45が穿設さ
れ,これら逃がし孔45を開閉する複数の遠心弁46が
円筒部10bに設けられる。各遠心弁46は,図3に明
示するように,対応する逃がし孔45の近傍の円筒部1
0b内面に基端をリベット48で固着されて,先端部を
対応する逃がし孔45に対向させる弾性弁板47と,こ
の弾性弁板47の先端に付設される重錘49とから構成
される。
【0027】而して,弾性弁板47は,ポンプ羽根車1
0の常用回転数未満(望ましくはエンジンEのアイドル
回転数未満の所定値未満)のときには,それ自体の弾性
力で逃がし孔45を開いており(図3実線示状態),ポ
ンプ羽根車10の常用回転数以上(望ましくはエンジン
Eのアイドル回転数未満の所定値以上)になると,遠心
力により円筒部10bの内周面に向かって撓んで対応す
る逃がし孔45を閉じる(図3鎖線示状態)ようになっ
ている。上記逃がし孔45及び遠心弁46によって弁手
段50が構成される。
【0028】次に,この第1実施例の作用について説明
する。
【0029】エンジンEの運転中,クランク軸2により
駆動されるオイルポンプ27がクランク軸2の上流供給
油路25aにオイルを圧送すると,そのオイルは,先ず
流入孔32,切欠き40及びオイル入口30を通ってト
ルクコンバータT内に流入し,ポンプ羽根車10及びタ
ービン羽根車11間の油路を満たし,さらに油室41を
満たした後,オイル出口31から横孔23へ移って一方
向クラッチ24を潤滑し,そして出口孔33を経てクラ
ンク軸2の下流供給油路25bへと流れ,クランク軸2
周りの潤滑に供される。こうしてトルクコンバータT内
ではオイルが新旧入れ替わり,その冷却が図られる。
【0030】変速クラッチCcのオン状態により,クラ
ンク軸2の回転がポンプ羽根車10に伝達されると,ト
ルクコンバータT内のオイルは,ポンプ羽根車10の回
転により,ポンプ羽根車10→タービン羽根車11→ス
テータ羽根車12→ポンプ羽根車10のようにトルクコ
ンバータT内を循環しながら,ポンプ羽根車10の回転
トルクをタービン羽根車11に伝達する。このとき,ポ
ンプ羽根車10及びタービン羽根車11間でトルクの増
幅作用が生じていれば,それに伴う反力がステータ羽根
車12に負担され,ステータ羽根車12は,フリーホイ
ール18のロック作用によりクランクケース1に固定的
に支持される。
【0031】トルク増幅作用を終えると,ステータ羽根
車12は,これが受けるトルク方向の反転により,フリ
ーホイール18を空転させながらポンプ羽根車50及び
タービン羽根車51と共に同一方向へ回転するようにな
る。
【0032】ところで,ポンプ羽根車10の回転数が常
用回転数未満のときには,遠心弁46の開弁により逃が
し孔45を開放しているので,トルクコンバータT内の
オイルの一部が遠心力を受けてポンプ組立体36の円筒
部10bの逃がし孔45から外部にリークする。その
際,トルクコンバータT内のオイル中に摩耗粉等の異物
が存在すれば,その異物は,遠心力によりオイルと共に
逃がし孔45からトルクコンバータT外に排出される。
ポンプ組立体36外に排出された異物は,オイルと共に
クランクケース1底部の油溜め28に戻され,再びオイ
ルポンプ27により吸入,圧送されたとき,オイルフィ
ルタ38により除去される。
【0033】かくして,トルクコンバータT内には異物
を滞留させないので,従来のような異物ポケットをトル
クコンバータTに設ける必要はなくなり,トルクコンバ
ータTのコンパクト化を図ることができる。
【0034】ポンプ羽根車10の回転数が常用回転数以
上になると,遠心弁46は閉弁して逃がし孔45を閉鎖
するので,逃がし孔45からのオイルのリークがなくな
り,トルクコンバータT内の圧力を正常に復して,正規
の伝動効率を確保することができる。
【0035】また,トルクコンバータT内からの僅かな
オイルリークは,トルクコンバータTの伝動効率に殆ど
影響を与えないものであり,しかもトルクコンバータT
からのリークオイルは,クランクケース1底部の油溜め
28で回収されるので,遠心弁46の閉弁状態での多少
のオイルリークや,円筒部10b及びサイドカバー34
の嵌合部からの多少のオイルリークは,トルクコンバー
タTの性能上,許容される。したがって,遠心弁46の
製作が容易となり,また円筒部10b及びサイドカバー
34の嵌合部にシール部材を介裝する等の油密構造をポ
ンプ組立体36に採用する必要がなくなり,コスト低減
に寄与し得る。
【0036】遠心弁46の開閉を切換えるポンプ羽根車
10の回転数を,エンジンEのアイドル回転数以下の所
定値に設定するときは,エンジンEが始動後,アイドリ
ング状態になるまでに,トルクコンバータT内の異物の
排出を完了させることができ,アイドリング状態では,
トルクコンバータTからの遠心力によるオイルリークを
実質的に阻止して,トルクコンバータTの作動開始に備
えることができる。
【0037】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可
能である。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,エンジンに連なるポンプ羽根車と,このポンプ羽根
車に対向して負荷に連なるタービン羽根車とを備え,タ
ービン羽根車の外周及び背面を覆うポンプ延長部をポン
プ羽根車に連設してポンプ組立体を構成し,ポンプ羽根
車及びタービン羽根車間にオイルポンプの吐出油路を接
続したトルクコンバータにおいて,ポンプ組立体の外周
部に,ポンプ羽根車の回転数が常用回転数未満のときポ
ンプ組立体内を外部に開放してポンプ組立体内のオイル
をリークさせ,ポンプ羽根車の回転数が常用回転数以上
になると前記オイルのリークを停止する弁手段を設けた
ので,ポンプ羽根車の回転数が常用回転数未満のときに
は,遠心力を利用してトルクコンバータ内のオイルの一
部と共にオイル中の摩耗粉等の異物をトルクコンバータ
外に排出することができ,したがって,トルクコンバー
タ内には異物を滞留させないので,異物ポケットをトル
クコンバータに設ける必要はなくなり,トルクコンバー
タのコンパクト化を図ることができる。またポンプ羽根
車の回転数が常用回転数以上になると,オイルの前記リ
ークを停止してトルクコンバータ内の圧力を正常に復
し,正規の伝動効率を確保することができる。
【0039】また本発明の第2の特徴によれば,前記弁
手段を,ポンプ組立体の外周壁に開口する逃がし孔と,
ポンプ組立体に取付けられ,ポンプ羽根車の回転数が常
用回転数未満のとき前記逃がし孔を開き,ポンプ羽根車
の回転数が常用回転数以上になると前記逃がし孔を閉じ
る遠心弁とから構成したので,ポンプ組立体からの異物
の排出及びオイルのリーク停止を簡単に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトルクコンバータの縦断面図。
【図2】図1の2−2線断面図。
【図3】図2の3部拡大図。
【符号の説明】
E・・・・・エンジン T・・・・・トルクコンバータ 10・・・・ポンプ羽根車 11・・・・タービン羽根車 26・・・・吐出油路 27・・・・オイルポンプ 30・・・・オイル入口 31・・・・オイル出口 35・・・・ポンプ延長部 36・・・・ポンプ組立体 41・・・・油室 45・・・・逃がし孔 46・・・・遠心弁 50・・・・弁手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)に連なるポンプ羽根車
    (10)と,このポンプ羽根車(10)に対向して負荷
    に連なるタービン羽根車(11)とを備え,タービン羽
    根車(11)の外周及び背面を覆うポンプ延長部(3
    5)をポンプ羽根車(10)に連設してポンプ組立体
    (36)を構成し,ポンプ羽根車(10)及びタービン
    羽根車(11)間にオイルポンプ(27)の吐出油路
    (26)を接続したトルクコンバータにおいて,ポンプ
    組立体(36)の外周部に,ポンプ羽根車(10)の回
    転数が常用回転数未満のときポンプ組立体(36)内を
    外部に開放してポンプ組立体(36)内のオイルをリー
    クさせ,ポンプ羽根車(10)の回転数が常用回転数以
    上になると前記オイルのリークを停止する弁手段(5
    0)を設けたことを特徴とする,トルクコンバータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトルクコンバータにおい
    て,前記弁手段(50)を,ポンプ組立体(36)の外
    周部に開口する逃がし孔(45)と,ポンプ組立体(3
    6)に取付けられ,ポンプ羽根車(10)の回転数が常
    用回転数未満のとき前記逃がし孔(45)を開き,ポン
    プ羽根車(10)の回転数が常用回転数以上になると前
    記逃がし孔(45)を閉じる遠心弁(46)とから構成
    したことを特徴とする,トルクコンバータ。
JP35841299A 1999-12-17 1999-12-17 トルクコンバータ Expired - Fee Related JP4331841B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35841299A JP4331841B2 (ja) 1999-12-17 1999-12-17 トルクコンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35841299A JP4331841B2 (ja) 1999-12-17 1999-12-17 トルクコンバータ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001173752A true JP2001173752A (ja) 2001-06-26
JP2001173752A5 JP2001173752A5 (ja) 2006-05-11
JP4331841B2 JP4331841B2 (ja) 2009-09-16

Family

ID=18459168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35841299A Expired - Fee Related JP4331841B2 (ja) 1999-12-17 1999-12-17 トルクコンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4331841B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016176564A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 富士重工業株式会社 車両用駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016176564A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 富士重工業株式会社 車両用駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4331841B2 (ja) 2009-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010236581A (ja) 車両用駆動装置
US20120118102A1 (en) Dual drive pump system with one way clutches
US9885404B2 (en) Power transfer device
JP3815805B2 (ja) 自動変速機のポンプ吐出量制御装置
EP1937999B1 (en) Power train mechanism
JP5352552B2 (ja) オイルポンプ構造
JP4119215B2 (ja) オイルの受け渡し構造
JP2001173752A (ja) トルクコンバータ
JP2001173634A (ja) オイルフィルタを備えたクランク軸
JP5029100B2 (ja) 自動変速機
JPH06221274A (ja) 自動変速機用オイルポンプ
JP2005030517A (ja) オイルポンプの駆動装置
JPH08121567A (ja) オイルポンプ構造
JP2004286144A (ja) 補機駆動装置
JP3350633B2 (ja) ギヤ駆動式のオイルポンプ
JP4329457B2 (ja) ベルト式無段変速機
CN100360834C (zh) 用于车辆的动力传动装置
JP3599129B2 (ja) 遠心クラッチ
JP4291937B2 (ja) バッフルプレート付き流体継手
JP2574940B2 (ja) トルクコンバーター駆動型油圧ポンプ装置
JP2005036687A (ja) 油圧ポンプ
JP3740934B2 (ja) 自動変速機用オイルポンプ
JP2002130332A (ja) 流体クラッチ
JP2573446Y2 (ja) オイルポンプの支持構造
JP2001159458A (ja) トルクコンバータ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060316

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4331841

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130626

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130626

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140626

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees