JP3599129B2 - 遠心クラッチ - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D43/00Automatic clutches
    • F16D43/28Automatic clutches actuated by fluid pressure
    • F16D43/284Automatic clutches actuated by fluid pressure controlled by angular speed

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、入力側の回転数が所定値以上となるのに応じて入力側および出力側を結合するようにした遠心クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる遠心クラッチは、たとえば特開昭62−67333号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のものでは、複数枚の駆動クラッチ板と、それらの駆動クラッチ板に対向する複数枚の被動クラッチ板との摩擦係合によって入力側および出力側間の動力伝達を行うようにしているが、クラッチオフ時の変速ショックが比較的大きく、しかも比較的大きな変速操作力を必要とする。すなわち変速シックの大きさは、(クラッチオフ時の従動側の慣性マス)×回転数の2乗で定まるが、上記従来のものでは、入力部材の回転軸線から半径方向に比較的離れた位置に複数枚の被動クラッチ板が配設されることから前記慣性マスが比較的大きくなるものであり、また変速操作時にはクラッチばねを圧縮するために比較的大きな力が必要である。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、クラッチオフ時の変速ショックを緩和するとともに変速操作力を比較的小さくし得るようにした遠心クラッチを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、回転軸線と直交する平面内で円板状に形成されるドライブプレートを一体に有して入力側に連なる入力部材と;該入力部材の回転軸線と同一軸線まわりの回転を可能として円筒状に形成されるとともに軸方向一端が前記ドライブプレートの一面に摺接されて出力側に連なる出力部材と;前記入力部材に対する相対回転を不能として該入力部材に連結されるとともに前記ドライブプレートの他面との間に密閉液室を形成するドライブアウターと;出力部材の外周とは偏心した内周を有して出力部材を囲繞する円筒部を有してドライブアウターに結合されるローターケースと;前記ドライブプレート、出力部材およびローターケースで構成されるポンプケーシング内のポンプ室に、出力部材に相対回転不能に結合されるインナーローターと、ローターケースの円筒部に相対回転可能に嵌合されてインナーローターに噛合されるアウターローターとが収納されるとともに、ポンプ室からの吐出液を密閉液室に導く吐出口ならびに密閉液室内の作動液をポンプ室に導く吸入口がドライブプレートに設けられて成るトロコイドポンプと;ドライブプレートの回転に伴って作用する遠心力が大となるのに応じて前記吸入口を閉塞する側に作動することを可能として密閉液室に臨むドライブプレートの他面に支承される遠心制御弁と;吸入口を開放する方向に前記遠心制御弁を駆動し得るクラッチオフ操作手段と;を備えることを特徴とする。
【0006】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、ドライブアウターが、ドライブプレートにその回転軸線方向に沿って規制された範囲での相対移動を可能として連結されることを特徴とする。
【0007】
さらに請求項記載の発明は、回転軸線と直交する平面内で円板状に形成されるドライブプレートを一体に有して入力側に連なる入力部材と;該入力部材の回転軸線と同一軸線まわりの回転を可能として円筒状に形成されるとともに軸方向一端が前記ドライブプレートの一面に摺接されて出力側に連なる出力部材と;前記入力部材に対する相対回転を不能として該入力部材に連結されるとともに前記ドライブプレートの他面との間に密閉液室を形成するドライブアウターと;出力部材の外周とは偏心した内周を有して出力部材を囲繞する円筒部を有してドライブアウターに結合されるローターケースと;前記ドライブプレート、出力部材およびローターケースで構成されるポンプケーシング内のポンプ室に、出力部材に相対回転不能に結合されるインナーローターと、ローターケースの円筒部に相対回転可能に嵌合されてインナーローターに噛合されるアウターローターとが収納されるとともに、ポンプ室からの吐出液を密閉液室に導く吐出口ならびに密閉液室内の作動液をポンプ室に導く吸入口がドライブプレートに設けられて成るトロコイドポンプと;ドライブプレートの回転に伴って作用する遠心力が大となるのに応じて前記吸入口を閉塞する側に作動することを可能として密閉液室に臨むドライブプレートの他面に支承される遠心制御弁と;を備え、ドライブアウター、ドライブプレートにその回転軸線方向に沿って規制された範囲での相対移動を可能として連結されることを特徴とする
【0008】
【作 用】
上記請求項1〜3の各発明の構成によれば、入力側からの回転入力に応じて入力部材のドライブプレートが回転するが、そのドライブプレートの回転数が比較的低い状態では、遠心制御弁に作用する遠心力は吸入口を閉じる側に該遠心制御弁を作動せしめる程大きくはなく、その状態では、ローターケースがドライブプレートとともに回転するのに応じてアウターローターのインナーローターヘの噛合位置が順次変化し、トロコイドポンプでポンプ作用が生じるが、吸入口および吐出口がともに開放状態にあるため作動液の流通抵抗が小さく、トロコイドポンプは空転状態となり、出力部材には動力が伝達されない。また入力側からの回転入力が大となるのに応じて入力部材のドライブプレートが比較的高速で回転するようになると、遠心制御弁に作用する遠心力が大きくなることにより該遠心制御弁が吸入口を閉じる側に作動せしめられ、トロコイドポンプの吐出量増大に加えて吸入口が閉じられることに伴い、作動液の流通抵抗増大によりポンプ室の圧力が増大し、その反動でインナーローターすなわち出力部材に回転動力が伝達されることになる。
【0009】
また特に請求項1の発明の構成によれば、クラッチオフ操作手段により吸入口を開放する側に遠心制御弁を駆動せしめると、流通抵抗の減少により出力部材側への動力伝達が遮断されることになる。
【0010】
また特に請求項2,3の各発明の構成によれば、入力側からの回転入力が大となるのに応じて入力部材のドライブプレートが比較的高速で回転している状態では、トロコイドポンプの吐出量増大および吸入口の閉鎖により密閉液室の圧力が増大するが、ドライブプレートに対してドライブアウターすなわちローターケースが規制された範囲で軸方向に相対移動可能であることに伴い、密閉液室内の高圧によりローターケースがインナーローターおよびアウターローターをドライブプレートの一面に押付ける方向に移動し、その押付けによる摩擦抵抗の発生により出力部材側への回転動力伝達の増大が可能となり、またインナーローターおよびアウターローターとドライブプレートとの間の間隙が小さくなり、作動液の洩れが減少してポンプ効率が向上する。
【0011】
【実施例】
以下、図面により本発明を自動二輪車の遠心クラッチに適用したときの一実施例について説明する。
【0012】
図1ないし図4は本発明の一実施例を示すものであり、図1は遠心クラッチの縦断面図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3はトロコイドポンプの部分背面図、図4は図3の4矢視側面図である。
【0013】
先ず図1において、図示しないエンジンの側部にはクラッチケース5が結合されており、該クラッチケース5内に形成されるクラッチ室6に、エンジンのクランク軸7と、該クランク軸7に相対回転自在に支承される出力歯車8との間に介設されるワンウェイクラッチ9および遠心クラッチ10が収納され、出力歯車8は図示しない変速機に連なる減速歯車11に噛合される。
【0014】
クランク軸7には、円筒状のブッシュ12が装着されるとともに、遠心クラッチ10の構成要素である入力部材13に設けられた円筒状のボス部13aが一端を前記ブッシュ12に当接させるようにしてスプライン結合され、クランク軸7の端部には、ボス部13aを前記ブッシュ12との間に挟持するナット14が螺合される。而して出力歯車は、ブッシュ12を介してクランク軸7に回転自在に支承されるものであり、クランク軸7に対する相対回転が可能である。
【0015】
図2を併せて参照して、ワンウェイクラッチ9は、入力部材13のボス部13aと、該ボス部13aを同軸に囲撓するとともに出力歯車に噛合するギヤ15を一体に有する円筒状の出力部材16と、ボス部13aおよび出力部材16間の周方向に間隔をあけた位置に配置される複数のローラーキー17…と、各ローラーキー17…の外方側に共通に係止されるばね18とを備える。
【0016】
ボス部13aの外周面の周方向に間隔をあけた複数個所には、内方凹部19…が設けられる。また出力部材16の内周面は、ボス部13aの外周面に近接対向するものであり、該出力部材16の内周面には、前記内方凹部19…に対応する複数の外方凹部20…が設けられる。
【0017】
内方凹部19は、ローラーキー17の内方側に噛合可能な内方噛合部21と、一端が該内方噛合部21に連設されるとともにボス部13aの周方向一側(図2の下側)に向かうにつれて半径方向外方位置となるように傾斜した内方傾斜面22とから成り、内方噛合部21は、ローラーキー17の内方側略1/4周の外面に当接可能として円弧状に形成される。
【0018】
また外方凹部20は、ローラーキー17全体を収容可能な収容部23と、一端が該収容部23に連設されるとともに前記ボス部13aの周方向一側(図2の下側)に向かうにつれて半径方向内方位置となるように傾斜した外方傾斜面24と、ローラーキー17を前記内方噛合部21との間に挟むことを可能として外方傾斜面24の他端に連設される外方噛合部25とから成る。而して収容部23は、ローラーキー17がボス部13aの外周面に接触することを回避するようにローラーキー17全体を収容し得る形状に形成され、外方噛合部25は、ローラーキー17を前記内方噛合部21との間に挟むことを可能として円弧状に形成される。
【0019】
各ローラーキー17…の軸方向中央部における外周には、環状の係止溝26がそれぞれ設けられる。またばね18は、外力が作用しない自由状態では両端がほぼ連なる円形となるようにばね線材を彎曲成形して成るものであり、全てのローラーキー17…の係止溝26に外方側から係止される。而して全てのローラーキー17…に係止したときに、ばね18は、その両端を離反させた状態となり、その状態でばね18は、各ローラーキー17…を内方凹部19…側に付勢するばね力を発揮する。
【0020】
また出力部材16には、ローラーキー17の移動に応じたばね18の変位を許容して該ばね18を収納する環状溝27が、出力部材16の内周面に開口するようにして設けられる。
【0021】
このようなワンウェイクラッチ9によれば、図2の矢印28で示すように、外方凹部20の外方噛合部25をローラーキー17に噛合させる方向に出力部材16が回転せしめられると、出力部材16の回転数がばね18のばね力で定まる設定回転数以下の状態では、外方凹部20の外方噛合部25と内方凹部19の内方噛合部21との間にローラーキー17が挟まれて、出力部材16と、クランク軸7に対して相対回転不能なボス部13aとの間で動力伝達が行なわれる。すなわちワンウェイクラッチ9が動力伝達状態となる。而してクランク軸7すなわちボス部13aが、出力部材16を超える回転数で回転し始めると、各ローラーキー17…が、ばね18のばね力に抗して外方凹部20の収容部23に収容されることになり、これにより出力部材16およびボス部13a間の動力伝達が遮断され、クランク軸7の回転に応じてボス部13aが空転するようになる。
【0022】
再び図1において、遠心クラッチ10は、ボス部13aにより入力側すなわちクランク軸7に連なる入力部材13と、出力側すなわち出力歯車8に連なる出力部材16と、入力部材13に対して軸方向に規制された範囲での相対移動を許容されるが軸線まわりの相対回転を不能として入力部材13に連結されるドライブアウター30と、ドライブアウター30に結合されるローターケース31と、入力部材13および出力部材16間に設けられるトロコイドポンプ32と、トロコイドポンプ32内への作動液の流通抵抗を入力部材13の回転数増大に応じて高める遠心制御弁33と、該遠心制御弁33を強制的に駆動し得るクラッチオフ操作手段34とを備える。
【0023】
入力部材13は、クランク軸7に固定されるボス部13aと、クランク軸7の回転軸線に直交する平面内で円板状に形成されてボス部13aの一端に一体に連設されるドライブプレート13bと、該ドライブプレート13bの中間部からボス部13aとは反対側に突設される円筒部13cとを備える。而して入力部材13の一端は、ドライブプレート13bの一面すなわち前記円筒部13cとは反対側の面に摺接される。
【0024】
ドライブアウター30は、外筒部30aの基端と、内筒部30bの基端と、外筒部30aおよび内筒部30b間に配置される中間筒部30cの基端とが連結板部30dで共通に連結されて成るものであり、中間筒部30cの先端側(図2の左端側)には、ドライブプレート13b側に臨む段部30eを介して嵌合凹部30fが設けられる。而して内筒部30bは入力部材13の円筒部13cに液密に嵌合され、中間筒部30cの嵌合凹部30fには、ドライブプレート13bの外周部が液密に嵌合される。これによりドライブアウター30の内筒部30bおよび中間筒部30c間でドライブプレート13bおよびドライブアウター30間には環状の密閉液室35が形成される。しかもドライブプレート13bには、クランク軸7の軸線と平行な1あるいは複数の連結軸29の一端が圧入、固定されており、該連結軸29の他端は、ドライブアウター30の連結板部30dに軸方向の摺動を可能として嵌合される。したがってドライブアウター30は、相対回転を不能とするが軸線方向の相対移動を可能としてドライブプレート13bに連結されることになる。
【0025】
ローターケース31は、内周部を出力部材16の外周に摺接させて円板状に形成されるものであり、このローターケース31の外周部は、ドライブアウター30における外筒部30aの先端に液密に嵌合される。しかも複数のボルト36によりローターケース31はドライブアウター30に結合される。
【0026】
ロータケース31には、ドライブアウター30における中間筒部30cの嵌合凹部30fに嵌合されてドライブプレート13bの一面に近接、対向する円筒部31aが一体に設けられており、この円筒部31aは、出力部材16の外周とは偏心した内周を有して該出力部材16を囲繞する。而してドライブアウター30およびローターケース31のドライブプレート13bに対する軸方向相対移動は、ドライブプレート13bの両面がドライブアウター30の段部30eならびにローターケース31の円筒部31aに当接する範囲に規制される。
【0027】
トロコイドポンプ32のポンプケーシング37は、ドライブプレート13b、出力部材16およびローターケース31で構成され、該ポンプケーシング37内に形成されたポンプ室38に、出力部材16に相対回転不能に結合されるインナーローター39と、ローターケース31の円筒部31aに相対回転可能に嵌合されるとともにインナーローター39に噛合されるアウターローター40とが収納される。
【0028】
インナーローター39およびアウターローター40の回転軸線方向に沿う厚みは、ローターケース31における円筒部31aの軸方向長さよりもわずかに厚く形成される。
【0029】
図3および図4を併せて参照して、ドライブプレート13bの他面すなわち密閉液室35に臨む面には、トロコイドポンプ32の作動によりポンプ室38からの吐出液を密閉液室35に導く吐出口41と、密閉液室35内の作動液をポンプ室38に導く吸入口42とが設けられる。
【0030】
吸入口42は、ドライブプレート13bの回転軸線を中心とする円弧状に形成される。遠心制御弁33は、ドライブプレート13bの他面に摺接する平板状であって円弧状に形成されるものであり、ドライブプレート13bおよびドライブアウター30間にわたる連結軸29で、遠心制御弁33の一端部が回動可能に支承される。而して遠心制御弁33は図3の実線で示すように吸入口42を開放する位置と、図3の鎖線で示すように吸入口42を閉鎖する位置との間で回動可能である。また連結軸29には、ドライブアウター30における内筒部30bの外面に対向するとともに前記内筒部30bとは反対側で遠心制御弁33の一端部に当接する当接板部43aを有するバルブレバー43が回動可能に支承されており、このバルブレバー43とドライブアウター30における内筒部30bとの間には、連結軸29を囲繞するねじりばね44が設けられる。而して該ねじりばね44は、吸入口42を開放する側に遠心制御弁33を移動させる側にバルブレバー43を付勢するとともに当接板部43aを前記内筒部30bの外面から離反させる方向のばね力を発揮する。
【0031】
ドライブアウター30の外面には、一部を内筒部30b内に嵌合させるアウターカバー45が結合される。
【0032】
クラッチオフ操作手段34は、外端を前記バルブレバー43の当接板部43aに対向させて内筒部30bおよびアウターカバー45をその半径方向に移動自在に貫通するとともに内端には傾斜した受圧面46aが設けられる押圧ロッド46と、受圧面46aに当接するとともにアウターカバー45に軸方向移動可能に嵌合される外輪47aを有するベアリング47と、該ベアリング47により軸方向の移動および軸線まわりの回転を可能としてアウターカバー45に支承されるレリーズ板48と、図示しない操作機構との間に設けられるカム機構49とを備える。
【0033】
カム機構49は、クランク軸7と同一軸線上でクラッチケース5に支持される調節ボルト50と、ボス51aを調節ボルト50に螺合させた固定カム板51と、ボス51aで回転自在に支承される可動カム板52と、両カム板51,52の相対向する凹部53,54間に挿入されたスラストボール55とを備える。而して固定カム板51の回転を阻止するために、基端が固定カム板51に固定された回り止めピン56がクラッチケース5に嵌合される。また可動カム板52はレリーズ板48に重合されており、レリーズ板48および可動カム板52の相対回転を不能とするために、レリーズ板48に基端が固定されたピン57が可動カム板52に嵌合される。
【0034】
このようなクラッチオフ操作手段34によれば、カム機構49の可動カム板52を所定角度だけ回動せしめると、両カム板51,52の相対回転に伴ってスラストボール55が両凹部53,54の斜面を登りつつ可動カム板52を固定カム板51から離反せしめる方向に押圧する。これにより、ベアリング47の外輪47aが押圧ロッド46の受圧面46aを押し、押圧ロッド46はその軸方向外方に移動せしめられる。これにより、バルブレバー43が押圧ロッド46で押され、吸入口42を閉じる位置に在る遠心制御弁33が吸入口42を開く方向に回動せしめられることになる。
【0035】
次にこの実施例の作用について説明すると、図示しないキック始動装置による回転運動が出力歯車8を介してワンウェイクラッチ9の出力部材16に、図2の矢印28で示すように与えられると、その出力部材16とともにトロコイドポンプ32のインナーローター39が回転し、トロコイドポンプ32がポンプ作動するが、遠心制御弁33はねじりばね44のばね力により吸入口42を開いた位置に在り、ポンプ室38および密閉液室35間での作動液の流通抵抗が弱く、ポンプ室38の圧力も比較的小さいため、トロコイドポンプ42は空転状態となる。一方、出力部材16は、その外方凹部20の外方噛合部25をローラーキー17に噛合させる方向に回転し、ばね18のばね力で定まる設定回転数以下の状態では、外方凹部20の外方噛合部25と内方凹部19の内方噛合部21との間にローラーキー17が挟まれて、出力部材16と、クランク軸7に対して相対回転不能な入力部材13のボス部13aとの間で動力伝達が行なわれる。すなわちワンウェイクラッチ9が動力伝達状態に在り、上記キック始動装置からの動力がクランク軸7に入力され、エンジンが始動されることになる。
【0036】
而してエンジンが始動され、クランク軸7すなわち入力部材13のボス部13aが、出力部材16を超える回転数で回転し始めると、各ローラーキー17…が、ばね18のばね力に抗して外方凹部20の収容部23に収容されることになる。これによりワンウェイクラッチ9による動力伝達が遮断され、クランク軸7からの回転動力が出力部材16に伝達されることはない。
【0037】
この際、クランク軸7からの回転入力に応じて入力部材13のドライブプレート13bが回転するが、そのドライブプレート13bの回転数がアイドル回転数以下の比較的低い状態では、遠心制御弁33に作用する遠心力はねじりばね44のばね力よりも小さく、吸入口42は開いたまであり、その状態では、ローターケース31がドライブプレート13bとともに回転するのに応じてアウターローター40のインナーローター39ヘの噛合位置が順次変化し、トロコイドポンプ32でポンプ作用が生じるが、吸入口42および吐出41口がともに開放状態にあるため作動液の流通抵抗が小さく、トロコイドポンプ32は空転状態となり、出力部材16には動力が伝達されない。
【0038】
エンジン回転数がアイドル回転数以上になると、入力部材13のドライブプレート13bが比較的高速で回転するのに伴って、遠心制御弁33に作用する遠心力が増大し、遠心制御弁33はねじりばね44のばね力に打ち勝って吸入口42を閉じる側に回動する。このため、トロコイドポンプ32の吐出量増大に加えて吸入口42が閉じられることに伴い、作動液の流通抵抗増大によりポンプ室38および密閉液室35の圧力が増大し、その反動でインナーローター39すなわち出力部材16に回転動力が伝達され、自動二輪車の発進が可能となる。
【0039】
エンジン回転数がさらに上昇すると、遠心力の増大に伴って遠心制御弁33は吸入口42を全閉する位置まで作動し、トロコイドポンプ32の吐出量増大および吸入口42の全閉により密閉液室35の圧力が増大する。而してドライブプレート13bに対してドライブアウター30すなわちローターケース31が規制された範囲で軸方向に相対移動可能であり、しかもローターケース31における円筒部31aの長さはインナーローター39およびアウターローター40の厚みよりもわずかに小さく設定されているので、密閉液室35内の高圧によりローターケース31がインナーローター39およびアウターローター40をドライブプレート13bの一面に押付ける方向に移動し、その押付けによる摩擦抵抗の発生により出力部材16側への回転動力伝達がさらに増大されることになる。しかもインナーローター39およびアウターローター40がドライブプレート13bの一面に押付けられることに伴い、インナーローター39およびアウターローター40とドライブプレート13bとの間の間隙がなくなり、作動液の洩れが減少してポンプ効率が向上することになる。
【0040】
出力部材16の回転数が設定回転数よりも低い状態でのエンジンブレーキ時には、ワンウェイクラッチ9が動力伝達状態となることに伴いエンジンに負荷が作用してエンジンブレーキ状態を得ることができ、また出力部材16の回転数が設定回転数以上であるときのエンジンブレーキ時には、遠心制御弁33が吸入口42を閉じた閉弁位置にあるため流通抵抗が比較的高く、したがってポンプ室38内の圧力が高いことによる反力により、出力部材16とともに回転するインナーローター39からアウターローター40、ローターケース31、ドライブプレート13bおよびボス部13aを介してクランク軸7が駆動され、それによりエンジンブレーキ状態が得られることになる。
【0041】
さらに自動二輪車の走行中での変速操作時には、クラッチオフ操作手段34により遠心制御弁33が吸入口42を開く方向に作動せしめられる。すなわち遠心制御弁33が吸入口42を全閉する位置に在るときにバルブレバー43の当接板部43aは押圧ロッド46の外端に近接、対向しており、当接板部43aが押圧ロッド46で押されることにより、遠心制御弁33が吸入口42を開く方向に回動せしめられることになる。これにより、作動液の流通抵抗減少に伴ってポンプ室38の圧力が低下し、反力低下に伴ってトロコイドポンプ32が空転することになり、クランク軸7および出力部材16間でのトロコイドポンプ32を介しての動力伝達が遮断される。またワンウェイクラッチ9では、遠心力によりローラーキー17が収容部23に収容されることにより動力伝達を遮断した状態にある。したがってクランク軸7および出力部材16間での動力伝達が遮断され、変速機での変速作動が円滑に行われる。
【0042】
このような遠心クラッチ10において、トロコイドポンプ32は、入力部材13の回転軸線に近接した位置にコンパクトに纏めて構成可能であり、慣性マスを比較的小さくすることができるので、変速操作時の変速ショックを緩和することができる。しかも変速操作にあたっては、遠心制御弁33を回動駆動すればよいので、変速操作にあたっての操作力を比較的小さくすることが可能となる。
【0043】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上のように請求項1〜3の各発明によれば、入力部材のドライブプレートと、入力部材に相対回転不能に連結されたドライブアウターとの間に密閉液室が形成され、前記ドライブプレートと、出力部材と、ドライブアウターに結合されるローターケースとで構成されるポンプケーシングのポンプ室内に、出力部材に相対回転不能に結合されるインナーローターと、ローターケースに相対回転可能に嵌合されてインナーローターに噛合されるアウターローターとが収納されてトロコイドポンプが構成され、密閉液室内の作動液をポンプ室に導く吸入口を、ドライブプレートの回転に伴って作用する遠心力が大となるのに応じて閉塞する側に作動することが可能な遠心制御弁がドライブプレートに支承されるので、トロコイドポンプを入力部材の回転中心付近にコンパクトに構成することによる変速操作時の慣性マス低減による変速ショックの緩和を可能とし、変速時には遠心制御弁を回動操作するだけでよいことにより変速操作力を減少することができる。
【0045】
また特に請求項1の発明によれば、クラッチオフ操作手段で吸入口を開放する方向に前記遠心制御弁を駆動することができるので、軽い操作力で容易にクラッチオフ状態を得ることができる。
【0046】
また特に請求項2,3の各発明によれば、ドライブアウターは、ドライブプレートにその回転軸線方向に沿って規制された範囲での相対移動を可能として連結されるので、ドライブプレートが比較的高速で回転している状態では、密閉液室内の高圧によりインナーローターおよびアウターローターをドライブプレートの一面に押付ける方向にローターケースを移動させることにより、出力部材側に伝達される回転動力をより増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遠心クラッチの縦断面図である。
【図2】図1の2−2線拡大断面図である。
【図3】トロコイドポンプの部分背面図である。
【図4】図3の4矢視側面図である。
【符号の説明】
13・・・入力部材
13b・・・ドライブプレート
16・・・出力部材
30・・・ドライブアウター
31・・・ローターケース
31a・・・円筒部
32・・・トロコイドポンプ
33・・・遠心制御弁
34・・・クラッチオフ操作手段
35・・・密閉液室
37・・・ポンプケーシング
38・・・ポンプ室
39・・・インナーローター
40・・・アウターローター
41・・・吐出口
42・・・吸入口

Claims (3)

  1. 回転軸線と直交する平面内で円板状に形成されるドライブプレート(13b)を一体に有して入力側に連なる入力部材(13)と;該入力部材(13)の回転軸線と同一軸線まわりの回転を可能として円筒状に形成されるとともに軸方向一端が前記ドライブプレート(13b)の一面に摺接されて出力側に連なる出力部材(16)と;前記入力部材(13)に対する相対回転を不能として該入力部材(13)に連結されるとともに前記ドライブプレート(13b)の他面との間に密閉液室(35)を形成するドライブアウター(30)と;出力部材(16)の外周とは偏心した内周を有して出力部材(16)を囲繞する円筒部(31a)を有してドライブアウター(30)に結合されるローターケース(31)と;前記ドライブプレート(13b)、出力部材(16)およびローターケース(31)で構成されるポンプケーシング(37)内のポンプ室(38)に、出力部材(16)に相対回転不能に結合されるインナーローター(39)と、ローターケース(31)の円筒部(31a)に相対回転可能に嵌合されてインナーローター(39)に噛合されるアウターローター(40)とが収納されるとともに、ポンプ室(38)からの吐出液を密閉液室(35)に導く吐出口(41)ならびに密閉液室(35)内の作動液をポンプ室(38)に導く吸入口(42)がドライブプレート(13b)に設けられて成るトロコイドポンプ(32)と;ドライブプレート(13b)の回転に伴って作用する遠心力が大となるのに応じて前記吸入口(42)を閉塞する側に作動することを可能として密閉液室(35)に臨むドライブプレート(13b)の他面に支承される遠心制御弁(33)と;吸入口(42)を開放する方向に前記遠心制御弁(33)を駆動し得るクラッチオフ操作手段(34)と;を備えることを特徴とする遠心クラッチ。
  2. ドライブアウター(30)は、ドライブプレート(13b)にその回転軸線方向に沿って規制された範囲での相対移動を可能として連結されることを特徴とする、請求項1に記載の遠心クラッチ。
  3. 回転軸線と直交する平面内で円板状に形成されるドライブプレート(13b)を一体に有して入力側に連なる入力部材(13)と;該入力部材(13)の回転軸線と同一軸線まわりの回転を可能として円筒状に形成されるとともに軸方向一端が前記ドライブプレート(13b)の一面に摺接されて出力側に連なる出力部材(16)と;前記入力部材(13)に対する相対回転を不能として該入力部材(13)に連結されるとともに前記ドライブプレート(13b)の他面との間に密閉液室(35)を形成するドライブアウター(30)と;出力部材(16)の外周とは偏心した内周を有して出力部材(16)を囲繞する円筒部(31a)を有してドライブアウター(30)に結合されるローターケース(31)と;前記ドライブプレート(13b)、出力部材(16)およびローターケース(31)で構成されるポンプケーシング(37)内のポンプ室(38)に、出力部材(16)に相対回転不能に結合されるインナーローター(39)と、ローターケース(31)の円筒部(31a)に相対回転可能に嵌合されてインナーローター(39)に噛合されるアウターローター(40)とが収納されるとともに、ポンプ室(38)からの吐出液を密閉液室(35)に導く吐出口(41)ならびに密閉液室(35)内の作動液をポンプ室(38)に導く吸入口(42)がドライブプレート(13b)に設けられて成るトロコイドポンプ(32)と;ドライブプレート(13b)の回転に伴って作用する遠心力が大となるのに応じて前記吸入口(42)を閉塞する側に作動することを可能として密閉液室(35)に臨むドライブプレート(13b)の他面に支承される遠心制御弁(33)と;を備え、
    ドライブアウター(30)は、ドライブプレート(13b)にその回転軸線方向に沿って規制された範囲での相対移動を可能として連結されることを特徴とする遠心クラッチ。
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