JP3326134B2 - 油圧式動力伝達継手 - Google Patents
油圧式動力伝達継手Info
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- JP3326134B2 JP3326134B2 JP11642099A JP11642099A JP3326134B2 JP 3326134 B2 JP3326134 B2 JP 3326134B2 JP 11642099 A JP11642099 A JP 11642099A JP 11642099 A JP11642099 A JP 11642099A JP 3326134 B2 JP3326134 B2 JP 3326134B2
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
- B60K17/34—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
- B60K17/348—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed
- B60K17/35—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed including arrangements for suppressing or influencing the power transfer, e.g. viscous clutches
- B60K17/3505—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed including arrangements for suppressing or influencing the power transfer, e.g. viscous clutches with self-actuated means, e.g. by difference of speed
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D31/00—Fluid couplings or clutches with pumping sets of the volumetric type, i.e. in the case of liquid passing a predetermined volume per revolution
- F16D31/02—Fluid couplings or clutches with pumping sets of the volumetric type, i.e. in the case of liquid passing a predetermined volume per revolution using pumps with pistons or plungers working in cylinders
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D43/00—Automatic clutches
- F16D43/28—Automatic clutches actuated by fluid pressure
- F16D43/284—Automatic clutches actuated by fluid pressure controlled by angular speed
Description
に使用され、特にトルク特性を可変とする油圧式動力伝
達継手に関する。
えば下記のようなものがある。
な入出力軸間に設けられ、前記一方の軸に連結され、内
側面に2つ以上の山を有するカム面に形成したカムハウ
ジングと;前記他方の軸に連結されるとともに、前記カ
ムハウジング内に回転自在に収納され、複数のプランジ
ャー室を軸方向に形成したロータと;前記複数のプラン
ジャー室のそれぞれに、リターンスプリングの押圧を受
けて往復移動自在に収納されるとともに、前記両軸の相
対回転時に前記カム面によって駆動される複数のプラン
ジャーと;前記ロータに形成され、前記プランジャー室
に通じる吸入吐出孔と;前記ロータの端面に回転自在に
摺接するとともに、前記カムハウジングとの間で所定の
関係に位置決めされ、前記吸入吐出孔との位置関係によ
って吸入弁および吐出弁の作用をする複数の吸入ポー
ト、吐出ポートを表面に形成したロータリバルブと、前
記プランジャーの駆動による吐出油の流動により流動抵
抗を発生する流動抵抗発生手段を備え;前記両軸の回転
速度差に応じたトルクを伝達する。
前後軸に異径タイヤを装着した場合、車速の上昇に伴っ
て差動回転数が上昇し、トルクが上昇して、車両前後デ
ファレンシャルのトルクがこもると、走行抵抗が増加す
る。
(遠心力)に応じて内部に設けたおもり部が保持スプリ
ング力に抗して移動し、内部圧をリリーフすることによ
り伝達トルク性能を切り換えるようにしたものが提案さ
れている(図5、参照)。
ブの部分断面図である。
あり、カムハウジング101内にはロータリバルブ10
2が回動自在に収納される。ロータリバルブ102は外
周に位置決め用の突起102Aを有し、突起102Aは
カムハウジング101の内周に形成した切欠き101A
に係合する。
ート103と吸入ポート104が交互に形成され、吸入
ポート104にはロータリバルブ102の外周面まで延
在して形成された吸入路105が連通している。
バルブ102の外周には収納孔106が形成されてい
る。収納孔106は周方向に長い長孔として形成され、
底面には凸部が形成されている。収納孔106にはおも
り部材107が放射方向(遠心方向)に移動自在に収納
される。
底面に対応するように形成され、凹部を有し、上面には
スプリング108,109がそれぞれ収納されるスプリ
ング収納孔110,111がそれぞれ形成されている。
収納孔106と吐出ポート103との間にはドレーン孔
112が形成され、吐出ポート103と収納孔106は
ドレーン孔112を介して連通可能となっている。
3を収納する収納溝114が形成されている。収納溝1
14にボール113が収納され、ボール113は通常時
にはドレーン孔112を閉止している。おもり部材10
7と収納孔106との間には所定の間隙が形成されてい
る。
ング力でおもり部材107を押圧しており、ドレーン孔
112の出口側に形成した収納溝114に収納されたボ
ール113はスプリング108,109のスプリング力
によりドレーン孔112を閉止し、所定の車速になっ
て、遠心力でおもり部材107が遠心方向に移動する
と、ボール113はドレーン孔112を開く。
もり部材107がスプリング108,109に抗して移
動し、ボール113がドレーン孔112を開き、内部圧
をリリーフすることによって、図6に示すように、トル
クΔTが可変となる。
なったときのトルク特性を示し、bは車速Vが所定の車
速V2になったときのトルク特性を示し、矢印cで示す
ように、車速Vに応じて伝達トルクが低下する。こうし
て、走行抵抗の増加を防止する。
トの釣り合いを説明する説明図である。
08,109のスプリング力P、矢印fはおもり部材1
07に作用する遠心力mrω2、矢印gはボール113
を介しておもり部材107を遠心方向に押し上げる内部
油圧による押し上げ力ΔP・Aをそれぞれ示す。Aはボ
ール113がドレーン孔112に接触する接触面積を示
し、ΔPは吐出圧を示す。吐出圧ΔPは、伝達トルクΔ
Tに比例する(Δp∝ΔT)。したがって、トルク特性
が切り換えられるポイント(車速で示される)の釣り合
いは、以下のようになる。
示す。
式動力伝達継手にあっては、おもり部材の両側をスプリ
ングで するようになっており、トルク特性が切り換
えられるポイントの釣り合いは、 2P−m・r・ω2 −ΔP・A=0 で示されるため、次のような問題点があった。
2P=ΔP・Aとなるが、早期ドレーンを防止するため
ΔP≧P0 (P0 はドレーン孔が開放されないために必
要な所定圧力)の条件が必要であり、切換後の燃費性能
を向上させ、走行抵抗増加を防止するために接触面積A
はできるだけ大きくしたい。
リング力を大きくしなければならないが、スプリング力
と接触面積Aとは直接に釣り合っているという関係があ
るため、スプリングを収納するスペースが大きく必要と
なり、継手の外径が大きくなるという問題があった。
条件においては、釣り合いの式は、2P=m・r・ω2
+C、すなわち、ω2 =(2P・C)/m・r とな
る。前記のように切換後の燃費性能を向上させ、走行抵
抗増加を抑制するためには、車速V(ω)をできるだけ
小さくしたい。スプリング力Pを一定とすると、おもり
部材のm(質量)は出切るだけ大きくしたいが、mと他
の荷重の釣り合いが直接の関係があるため、継手の全長
および外径が大きくなり、大型化するという問題があっ
た。
用いてトルク特性を切り換えていたため、トルク切換え
後のトルクダウン量が大きく、車両挙動変化に影響を及
ぼすという問題もあった。
てなされたものであって、スプリングを収納するスペー
スを大幅に削減し、継手の小型化を図り、車両挙動変化
を防止することができる油圧式動力伝達継手を提供する
ことを目的とする。
に、本発明は、次のように構成する。
けられ、前記一方の軸に連結され、内側面に2つ以上の
山を有するカム面に形成したカムハウジングと;前記他
方の軸に連結されるとともに、前記カムハウジング内に
回転自在に収納され、複数のプランジャー室を軸方向に
形成したロータと;前記複数のプランジャー室のそれぞ
れに、リターンスプリングの押圧を受けて往復移動自在
に収納されるとともに、前記両軸の相対回転時に前記カ
ム面によって駆動される複数のプランジャーと;前記ロ
ータに形成され、前記プランジャー室に通じる吸入吐出
孔と;前記ロータの端面に回転自在に摺接するととも
に、前記カムハウジングとの間で所定の関係に位置決め
され、前記吸入吐出孔との位置関係によって吸入弁およ
び吐出弁の差用をする複数の吸入ポート、吐出ポートを
表面に形成したロータリバルブと、前記プランジャーの
駆動による吐出油の流動により流動抵抗を発生する流動
抵抗発生手段を備え;前記両軸の回転速度差に応じたト
ルクを伝達する油圧式動力伝達継手において、前記ロー
タリバルブの前記吐出ポートの外側に形成される収納孔
と、該収納孔内に回転支点を中心として遠心力により揺
動自在に収納されるおもり部材と、前記収納孔と前記吐
出ポートを連通するドレーン孔と、前記おもり部材の回
転内側に設けられ前記ドレーン孔を閉止し遠心力により
おもり部材が揺動したときドレーン孔を開くボールと、
前記回転支点の反対側の前記おもり部材の端部を回転内
側へ付勢するスプリングとを備え、前記回転支点から前
記ボールの中心までの距離をR1、前記回転支点から前
記おもり部材の重心までの距離をR2、前記回転支点か
ら前記スプリングの中心までの距離をR3としたとき、
R3≒R2>R1またはR2>R3>R1の関係となる
ように距離を設定した。
ールおよびスプリングからなるトルク特性可変機構を複
数セット設けた。
おもり部材の回転支点からドレーン孔を閉止するボール
の中心までの距離をR1、回転支点からおもり部材の重
心までの距離をR2、回転支点からスプリングの中心ま
での距離をR3としたとき、R3≒R2>R1またはR
2>R3>R1の関係となるように距離を設定したの
で、車速をゼロとしたときのスプリング力はR1/R3
のスプリング力で同性能が得られ、スプリング収納スペ
ースを大幅に削減することができ、継手の小型化を図る
ことができる。また、ボールを押し上げる押し上げ力が
一定の時のおもり部材の質量はR1/R2ですみ、継手
の外径および全長を大幅に縮小することができ、継手の
小型化を図ることができる。さらに、トルク特性可変機
構を複数個設けて、トルク特性を段階的に変えるため、
トルク変化による車両挙動変化を防止することができ
る。
断面図である。
を有するカム面2を形成したカムであり、カム1は図示
しない出力軸に連結され、出力軸と一体で回転する。ま
た、カム1は溶接部3でカムハウジング4に固定され、
カム1はカムハウジング4と一体で回転する。
されたロータであり、ロータ5は入力軸6に結合され、
入力軸6と一体で回転する。
ャー室7が形成され、プランジャー室7内は複数個のプ
ランジャー8がリターンスプリング9を介して摺動自在
に収納されている。また、ロータ5には複数の吸入吐出
孔10が各プランジャー室7に通じるように形成されて
いる。
および吐出ポート14が形成されたロータリバルブであ
り、このロータリバルブ11の裏面には吐出ポート14
のそれぞれに連通する連通溝15が形成されている。ま
た、前記裏面には密着して蓋部材16が設けられ、連通
溝15を閉止している。
グ4の内周に形成した切欠き17に係合する位置決め用
の突起18を有する。
開閉タイミングを決定するタイミング部材を構成し、切
欠き17と突起18がカム1とロータリバルブ11の位
相関係を規制する位置決め機構を構成している。
ロータリバルブ11の吸入ポート12とロータ5の吸入
吐出孔10が通じる位置関係となり、後述するオリフィ
ス、吸入ポート12、吸入路13、ロータ5の吸入吐出
孔10を通じて、プランジャー室7に油を吸入すること
ができる。
合は、吸入工程と逆の関係となり、ロータ5の吸入吐出
孔10はロータリバルブ11の吐出ポート14を介して
連通溝15に通じる。
ベアリングリテーナーであり、ベアリング20を介して
入力軸6を支持している。ベアリングリテーナー19と
ロータリバルブ11との間にはスラストニードルベアリ
ング21が介装され、このスラストニードルベアリング
21側のフリクショントルクはロータ5とロータリバル
ブ11の間のフリクショントルクより小さくなるように
設定されている。
ロータリバルブ11はロータ5とともにつれ回りし、ロ
ータリバルブ11の位置決め用の突起18がカムハウジ
ング4の切欠き17に当たるまで回転した後、カムハウ
ジング4と一体で回転する。これにより、正転時または
逆転時にも所定のタイミングで吸入吐出孔10は強制的
に切替わる。
にはオイルシール22が設けられ、また、入力軸6の内
部には油の熱膨張・収縮を吸収するためのアキュムレー
タピストン23が摺動自在に収納されている。24はア
キュムレータ室25のOリング摺動部への泥水の侵入を
防止する蓋部材である。
介して継手の内部に連通している。ロータリバルブ11
には前記吐出ポート14に連通する高圧室28が形成さ
れ、高圧室28の出口部はプラグ29により閉止されて
いる。なお、30は注油孔、31はニードルベアリン
グ、32はねじ孔、33,34はOリング、35,36
はスナップリング、37は取付孔である。
ある。
カムハウジングであり、カムハウジング4内にはロータ
リバルブ11が回動自在に収納されている。カムハウジ
ング4の内周には切欠き17が形成され、切欠き17に
はロータリバルブ11の外周に形成した突起18が係合
する。ロータリバルブ11には周方向に吐出ポート14
と吸入ポート12が交互に形成され、吸入ポート12に
はロータリバルブ11の外周面まで延在して形成された
吸入路13が連通している。
側であってロータリバルブ11の外周には二つの収納孔
38,39が形成されている。収納孔38,39は周方
向に長い長孔として形成されている。収納孔38,39
にはおもり部材40,41が回転支点42,43を中心
に放射方向(遠心方向)に揺動自在にそれぞれ収納され
る。おもり部材40,41の回転内側の底面が収納孔3
8,39の底面にそれぞれ対応するように、略湾曲形成
されている。おもり部材40,41は、上面が湾曲形成
され、回転支点42,43の反対側の端部にはスプリン
グ収納孔44,45がそれぞれ形成されている。スプリ
ング収納孔44,45にはスプリング46,47がそれ
ぞれ収納されている。
にはドレーン孔48,49が形成され、吐出ポート14
と収納孔38,39はドレーン孔48,49を介してそ
れぞれ連通可能となっている。ドレーン孔48,49の
出口側に対応したおもり部材40,41の底面部には収
納溝50,51がそれぞれ形成されている。
それぞれ収納され、ボール52,53は通常時には、ド
レーン孔48,49をそれぞれ閉止している。おもり部
材40,41と収納孔38,39との間には所定の間隙
54,55がそれぞれ形成されている。
力でおもり部材40,41の各端部を押圧しており、お
もり部材40,41の底面側の収納溝50,51に収納
されたボール52,53はドレーン孔48,49を閉止
しているが、一方のボール52がドレーン孔48に接触
する接触面積の方が他方のボール53がドレーン孔49
に接触する接触面積より大きく形成されている。したが
って、所定の車速になって、遠心力によりおもり部材4
1が遠心方向に揺動すると、ボール53はドレーン孔4
9を開き、車速がさらに前記車速より早いある所定値に
なって、遠心力によりおもり部材40が遠心方向に揺動
すると、ボール52はドレーン孔48を開く。こうして
トルクを段階的に変化させるようにしている。
トの釣り合いを説明する説明図である。
あり、おもり部材40,41は回転支点42,43を中
心として遠心方向に揺動する。52,53はドレーン孔
48,49を閉止するボールであり、ボール52,53
がドレーン孔48,49に接触する接触面積をA、吐出
圧をΔPとすると、おもり部材40,41を押し上げる
押し上げ力としてΔP・Aがおもり部材40,41に作
用する。46,47はおもり部材40,41を付勢する
スプリングであり、スプリング46,47はスプリング
力Pでおもり部材40,41の端部を押圧する。
の中心までの距離をR1、回転支点42,43からおも
り部材40,41の重心56までの距離をR2、回転支
点42,43からスプリング46,47の中心までの距
離をR3とすると、釣り合いは以下になる。
することにより、車速Vがゼロのときは、R3P=R1
ΔP・A , P=(R1/R3)ΔP・Aとなり、ス
プリング46,47のスプリング力PについてはR1/
R3のスプリング力で従来と同性能が得られ、スプリン
グ46,47を収納するスペースを大幅に削減すること
ができる。
3−R2 m・r・ω2 −R1と、ω2 =(R3P−R
1C)/R2mrとなり、Pを一定とすると、質量m
は、接触面積Aの拡大要求についてはR1/R2でよく
なる。したがって、継手の外径および全長を小さくする
ことができ、大幅な小型化を図ることができる。
回転差が生じないときは、プランジャー8は作動せず、
トルクは伝達されない。なお、このとき、プランジャー
8はリターンスプリング9によりカム面2に押し付けら
れている。
生じると、吐出行程にあるプランジャー8はカム1のカ
ム面2により軸方向に押し込まれる。
と通じているため、プランジャー8はプランジャー室7
の油を吸入吐出孔10からロータリバルブ11の吐出ポ
ート14に押し出す。
フィスを通って吸入路13から吸入ポート12に供給さ
れる。このとき、オリフィスの抵抗により吐出ポート1
4、プランジャー室7などの油圧が上昇し、プランジャ
ー8に反力が発生する。
転させることによりトルクが発生し、カム1とロータ5
との間でトルクが伝達される。なお、吐出ポート14は
連通溝15で連通されているため、吐出行程にあるすべ
てのプランジャー室7の油圧は等しくなる。
なり、吸入吐出孔10は吸入ポート12と通じるため、
吸入路13の油は、吸入ポート12、吸入吐出孔10を
介してプランジャー室7に吸入され、プランジャー8は
カム1のカム面2に沿って戻る。
遠心力も所定値に達しないので、トルクダウンは行われ
ない。すなわち、車速Vが一定値V1に達しないとき
は、おもり部材40,41に作用する遠心力は、スプリ
ング46,47のスプリング力より小さいため、おもり
部材40,41は揺動しない。このため、ボール52,
53はドレーン孔48,49を閉じたままである。した
がって、このときのトルク特性は、図4のDで示される
ような通常のトルク特性となる。
が増加するが、スプリング46,47のスプリング力
P、吐出圧ΔP、R1,R2,R3が同一であるため、
接触面積Aが小さい方のドレーン孔49をボール53が
開く。このため、図4の矢印Eで示すようにトルクΔT
は、トルクダウンし、Fで示すようなトルク特性とな
る。
と、遠心力が増加し、接触面積Aが大きい方のドレーン
孔48をボール52が開く。このため、図4の矢印Gで
示すように、トルクΔTは、さらにトルクダウンし、H
で示すようなトルク特性となる。
配置することにより、トルク特性を段階的に行うことが
でき、トルク変化による車両挙動変化を防止することが
できる。
2,53の中心までの距離をR1、回転支点42,43
からおもり部材40,41の重心46までの距離をR
2、回転支点42,43からスプリング46,47の中
心までの距離をR3としたとき、R3≒R2>R また
は R2>R3>R1 としたため、車速Vをゼロとし
たときのスプリング力についてはR1/R3のスプリン
グ力で従来と同性能が得られる。したがって、スプリン
グ収納スペースを大幅に削減することができ、継手の小
型化を図ることができる。
上げ力ΔP・Aが一定の時は、おもり部材40,41の
質量mがR1/R2ですむため、継手の外径および全長
を大幅に縮小することができ、継手の小型化を図ること
ができる。
ば、おもり部材の回転支点からドレーン孔を閉止するボ
ールの中心までの距離をR1、回転支点からおもり部材
の重心までの距離をR2、回転支点からスプリングの中
心までの距離をR3としたとき、R3≒R2>R1また
はR2>R3>R1の関係となるように距離を設定した
ため、車速をゼロとしたときのスプリング力はR1/R
3のスプリング力で従来と同性能が得られ、スプリング
収納スペースを大幅に削減することができ、継手の小型
化を図ることができる。また、ボールを押し上げる押し
上げ力が一定の時のおもり部材の質量はR1/R2です
み、継手の外径および全長を大幅に縮小することがで
き、継手の小型化を図ることができる。さらに、トルク
特性可変機構を複数個設けて、トルク特性を段階的に変
えるため、トルク変化による車両挙動変化を防止するこ
とができる。
Claims (2)
- 【請求項1】相対回転可能な入出力軸間に設けられ、前
記一方の軸に連結され、内側面に2つ以上の山を有する
カム面に形成したカムハウジングと; 前記他方の軸に連結されるとともに、前記カムハウジン
グ内に回転自在に収納され、複数のプランジャー室を軸
方向に形成したロータと; 前記複数のプランジャー室のそれぞれに、リターンスプ
リングの押圧を受けて往復移動自在に収納されるととも
に、前記両軸の相対回転時に前記カム面によって駆動さ
れる複数のプランジャーと; 前記ロータに形成され、前記プランジャー室に通じる吸
入吐出孔と; 前記ロータの端面に回転自在に摺接するとともに、前記
カムハウジングとの間で所定の関係に位置決めされ、前
記吸入吐出孔との位置関係によって吸入弁および吐出弁
の作用をする複数の吸入ポート、吐出ポートを表面に形
成したロータリバルブと、 前記プランジャーの駆動による吐出油の流動により流動
抵抗を発生する流動抵抗発生手段を備え; 前記両軸の回転速度差に応じたトルクを伝達する油圧式
動力伝達継手において、 前記ロータリバルブの前記吐出ポートの外側に形成され
る収納孔と、 該収納孔内に回転支点を中心として遠心力により揺動自
在に収納されるおもり部材と、 前記収納孔と前記吐出ポートを連通するドレーン孔と、 前記おもり部材の回転内側に設けられ前記ドレーン孔を
閉止し遠心力によりおもり部材が移動したときドレーン
孔を開くボールと、 前記回転支点の反対側の前記おもり部材の端部を回転内
側へ付勢するスプリングとを備え、 前記回転支点から前記ボールの中心までの距離をR1、
前記回転支点から前記おもり部材の重心までの距離をR
2、前記回転支点から前記スプリングの中心までの距離
をR3としたとき、R3≒R2>R1またはR2>R3
>R1の関係となるように距離を設定することを特徴と
する油圧式動力伝達継手。 - 【請求項2】請求項1記載の油圧式動力伝達継手におい
て、 前記収納孔、おもり部材、ドレーン孔、ボールおよびス
プリングからなるトルク特性可変機構を複数セット設け
たことを特徴とする油圧式動力伝達継手。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11642099A JP3326134B2 (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | 油圧式動力伝達継手 |
EP00107878A EP1046830B1 (en) | 1999-04-23 | 2000-04-12 | Hydraulic power transmission joint |
DE60009192T DE60009192T2 (de) | 1999-04-23 | 2000-04-12 | Hydraulisches Antriebsgelenk |
US09/553,016 US6283264B1 (en) | 1999-04-23 | 2000-04-20 | Hydraulic power transmission joint |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11642099A JP3326134B2 (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | 油圧式動力伝達継手 |
Publications (2)
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