JP2886796B2 - 油圧式動力伝達継手 - Google Patents

油圧式動力伝達継手

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JP2886796B2
JP2886796B2 JP454495A JP454495A JP2886796B2 JP 2886796 B2 JP2886796 B2 JP 2886796B2 JP 454495 A JP454495 A JP 454495A JP 454495 A JP454495 A JP 454495A JP 2886796 B2 JP2886796 B2 JP 2886796B2
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忠彦 加藤
和寿 嶌田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の駆動力配分に使
用する油圧式動力伝達継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧式動力伝達継手としては、そ
の要部を示すと、例えば図4および図5に示すようなも
のがある。図4および図5において、1は油圧式動力伝
達継手のロータリバルブであり、ロータリバルブ1には
高圧室2が形成され、高圧室2は図示しない吐出ポート
に連通している。高圧室2内には弁体としてのボール3
が移動可能に収納され、ボール3は通常時にはピン部材
4により押圧、保持される。ピン部材4はボール5を介
して弾性部材としてのスプリング6により付勢され、ス
プリング6は、ロータリバルブ1に形成して収納孔7内
に収納されている。ピン部材4はボール5を介してピン
部材8により移動が阻止される。高圧室2はプラグ9に
より閉止され、高圧室2には低圧室に連通するオリフィ
ス10が開口している。
【0003】図4(A),(B)に示すように、通常
時、すなわち、ロックトルク以下の回転差域では高圧室
2の油圧によるピン部材4を押す力よりスプリング6に
よりボール5を介してピン部材4を押す力の方が大きい
ため、ピン部材4がボール3を押える。このため、流動
抵抗発生手段としてのオリフィス10は開放されてお
り、油がオリフィス10を通過する。通常時には矢印a
で示すように、スプリング6によるピン部材4を押す力
が大きい。矢印bはオリフィス10を通過する油の流れ
を示す。
【0004】したがって、この通常時におけるトルク特
性は図6のcで示される。なお、図中Trはロックトル
ク、dはロックトルクTr以下の回転差域を示す。一
方、図5(A),(B)に示すように、ロックトルク以
上の回転差域では高圧室2の油圧によるピン部材4を押
す力a1がスプリング6によるピン部材4を押す力より
大きくなるため、ピン部材4が移動し、スプリング6が
圧縮され、ボール3がフリーとなって、オリフィス10
を閉止する。こうして継手はロックとなる。
【0005】このときのトルク特性は図7のeに示すよ
うなロック特性となる。解除時はボール3を押しのける
力が必要となり、図4(B)のオリフィス10とボール
3との接触位置とピン部材4とボール3との接触位置の
調整で自由に設定する。ハンチング防止のため、高圧室
2の油圧が若干低下してから解除することが望ましい。
すなわち、解除時にトルクTはロックトルクTrよりも
低いトルクTkとする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の油圧式動力伝達継手にあっては、ロックトル
クまでの所定の油圧になるまでボールがオリフィスを閉
止しないようにスプリングの力でピン部材を押える必要
がある。この場合、高圧室内が低い油圧のときは問題は
ないが、高い油圧までピン部材を押えるには大きなスプ
リング力が必要となり、スプリングを収納するスペース
が大きくなる。また、ピン部材が摺動する孔に異物が詰
まると、ピン部材が固着し、また、ロック時のボールの
衝撃によりオリフィスが破損してしまうという問題もあ
った。さらに、部品点数も増加し、加工部位も増加する
という問題もあった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、ボールを押えるスプリング力
は小さくてすみ、スペースの縮小が可能で、固着、オリ
フィスの破損を防止し、かつ、部品点数、加工部位を削
減することができる油圧式動力伝達継手を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、次のように構成する。まず、本発明は、
相対回転可能な入出力軸間に設けられ、一方の軸に連結
され、内側面に2つ以上の山を有するカム面を形成した
カムハウジングと;他方の軸に連結されるとともに、カ
ムハウジング内に回転自在に収納され、複数のプランジ
ャー室を軸方向に形成したロータと;複数のプランジャ
ー室のそれぞれに、リターンスプリングの押圧を受けて
往復移動自在に収納されるとともに、両軸の相対回転時
にカム面によって駆動される複数のプランジャーと;ロ
ータに形成され、プランジャー室と通じる吸入吐出孔
と;ロータの端面に回転自在に摺接するとともに、カム
ハウジングとの間で所定の関係に位置決めされ、吸入吐
出孔との位置関係によって吸入弁および吐出弁の作用を
する複数の吸入ポート、吐出ポートを表面に形成したロ
ータリバルブと、プランジャーの駆動による吐出油の流
動により流動抵抗を発生する流動抵抗発生手段を備え;
両軸の回転速度差に応じたトルクを伝達する油圧式動力
伝達継手を対象とする。
【0009】このような油圧式動力伝達継手につき、本
発明にあっては、ロータリバルブに形成され吐出ポート
に連通する高圧室内に、流動抵抗発生手段としてのオリ
フィスを形成したカラー部材を設け、カラー部材内にオ
リフィスを通過した油の流量抵抗力が作用する弁体と弁
体を付勢する弾性部材を設けるとともに、流量抵抗力が
所定値以上になったとき弁体が着座して流路を閉止する
弁座を設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】このような構成を備えた本発明の油圧式動力伝
達継手によれば、高圧室内に、流動抵抗発生手段として
のオリフィスを形成したカラー部材を設け、カラー部材
内にオリフィスを通過した油の流量抵抗力が作用する弁
体と弁体を付勢する弾性部材を設けるとともに、流量抵
抗力が所定値以上になったとき弁体が着座して流路を閉
止する弁座を設けたため、弁体が弁座に着座するまでの
力は、油の流量抵抗力のみとなり、弁体を押える弾性部
材の付勢力を小さくすることができ、スペースを縮小す
ることが可能となる。
【0011】また、従来例のようなピン部材などの部品
点数を削減することができ、ピン部材を収納する収納孔
などの加工部位も削減することができる。さらに、ピン
部材が不要となるので、異物によるピン部材の固着もな
くなり、また、カラー部材に流動抵抗発生手段としての
オリフィスを形成したため、ロック時の弁体による衝撃
でオリフィスが破損してしまうことがなくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図3は本発明の一実施例を示す図である。
図3は本発明の一実施例を示す継手の断面図である。ま
ず、構成を説明すると、図3において、31は内側面に
2つ以上の山を有するカム面32を形成したカムであ
り、カム31は図示しない出力軸に連結され、出力軸と
一体で回転する。また、カム31は溶接部33でカムハ
ウジング34に固定され、カム31はカムハウジング3
4と一体で回転する。
【0013】35はカムハウジング34内に回転自在に
収納されたロータであり、ロータ35は入力軸36に結
合され、入力軸36と一体で回転する。ロータ35に
は、軸方向に複数個のプランジャー室37が形成され、
プランジャー室37内は複数個のプランジャー38がリ
ターンスプリング39を介して摺動自在に収納されてい
る。また、ロータ35には複数の吸入吐出孔40が各プ
ランジャー室37に通じるように形成されている。
【0014】41は表面に吸入ポート42、吸入路43
および吐出ポート44が形成されたロータリバルブであ
り、このロータリバルブ41の裏面には吐出ポート44
のそれぞれに連通する連通溝45が形成されている。ま
た、前記裏面には密着して蓋部材46が設けられ、連通
溝45を閉止している。また、ロータリバルブ41はカ
ムハウジング34の内周に形成した切欠き47に係合す
る位置決め用の突起48を有する。
【0015】ロータリバルブ41は、吸入吐出孔40の
開閉タイミングを決定するタイミング部材を構成し、切
欠き47と突起48がカム31とロータリバルブ41の
位相関係を規制する位置決め機構を構成している。プラ
ンジャー38が吸入行程にある場合は、ロータリバルブ
41の吸入ポート42とロータ35の吸入吐出孔40が
通じる位置関係となり、後述するオリフィス、吸入ポー
ト42、吸入路43、ロータ35の吸入吐出孔40を通
じて、プランジャー室37に油を吸入することができ
る。
【0016】また、プランジャー38が吐出行程にある
場合は、吸入行程と逆の関係となり、ロータ35の吸入
吐出孔40はロータリバルブ41の吐出ポート44を介
して連通溝45に通じる。49はカムハウジング34と
一体で回転するベアリングリテーナーであり、ベアリン
グ50を介して入力軸36を支持している。ベアリング
リテーナー49とロータリバルブ41との間にはスラス
トニードルベアリング51が介装され、このスラストニ
ードルベアリング51側のフリクショントルクはロータ
35とロータリバルブ41の間のフリクショントルクよ
り小さくなるように設定されている。したがって、差動
回転の方向が変わると、ロータリバルブ41はロータ3
5とともにつれ回りし、ロータリバルブ41の位置決め
用の突起48がカムハウジング34の切欠き47に当た
るまで回転した後、カムハウジング34と一体で回転す
る。これにより、正転時または逆転時にも所定のタイミ
ングで吸入吐出孔40は強制的に開閉する。
【0017】ベアリングリテーナー49と入力軸36の
間にはオイルシール52が設けられ、また、入力軸36
の内部には油の熱膨張・収縮を吸収するためのアキュム
レータピストン53が摺動自在に収納されている。54
はアキュムレータ室55への泥水の浸入を防止する蓋部
材である。アキュムレータ室55は油路56,57を介
して継手の内部に連通している。
【0018】ロータリバルブ41には前記吐出ポート4
4に連通する高圧室58が形成され、高圧室58の出口
部はプラグ59により閉止されている。なお、60は注
油孔、61はニードルベアリング、62はねじ孔、6
3,64はOリング、65,66はスナップリング、6
7は取付孔である。次に、図1は本発明の一実施例を示
す要部断面図、図2は図1のA−A断面矢視図である。
【0019】図1および図2において、41は前記ロー
タリバルブであり、ロータリバルブ41には吐出ポート
44が形成されている。吐出ポート44は通孔68を介
して高圧室58に連通しており、高圧室58内にはカラ
ー部材69が収納され、カラー部材69に続いてプラグ
59がねじ止めされている。カラー部材69は硬化され
た材料よりなり、カラー部材69には流動抵抗発生手段
としてのオリフィス70が形成されている。また、カラ
ー部材69の内部には弁体としてのボール71を収納す
る収納室72が形成されている。収納室72はオリフィ
ス70、通孔68を介して吐出ポート44に連通してい
る。
【0020】したがって、オリフィス70を通過した油
の流量抵抗力がボール71に作用するようになってい
る。収納室72にはボール71が着座するテーパ面の弁
座73が形成されている。また、カラー部材69の内部
には弁座73に続いて流路74が形成されている。ま
た、流路74からの油を低圧室側に逃がすためのドレー
ン孔76がロータリバルブ41に形成されている。
【0021】ドレーン孔76の内壁とボール71の間に
は弾性部材としてのスプリング77が介装されている。
オリフィス70を通過した油の流量抵抗力がある所定値
に達するまではボール71はスプリング77により保持
され、流路74は開放されている。油の流量抵抗力が所
定値を超えると、油の流量抵抗力でボール71はスプリ
ング77の付勢力に抗して右方向に移動し、弁座73に
着座し、流路74を閉止する。
【0022】したがって、ボール71が弁座73に着座
するまでの力は油の流動抵抗力のみであり、ボール71
を押えるスプリング77の付勢力は小さくてすむ。次
に、作用を説明する。カム31とロータ35との間に回
転差が生じないときは、プランジャー38は作動せず、
トルクは伝達されない。なお、このとき、プランジャー
38はリターンスプリング39によりカム面32に押し
付けられている。
【0023】次に、カム31とロータ35との間に回転
差が生じると、吐出行程にあるプランジャー38はカム
31のカム面32により軸方向に押し込まれる。この
時、吸入吐出孔40は吐出ポート44と通じているた
め、プランジャー38はプランジャー室37の油を吸入
吐出孔40からロータリバルブ41の吐出ポート44に
押し出す。
【0024】吐出ポート44に押し出された油は通孔6
8、オリフィス70を通って、収納室72、流路74、
ドレーン孔76を経て吸入路43から吸入ポート42に
供給される。このとき、オリフィス70の抵抗により通
孔68、吐出ポート44およびプランジャー室37の油
圧が上昇し、プランジャー38に反力が発生する。この
プランジャー反力に逆ってカム31を回転させることに
よりトルクが発生し、カム31とロータ35との間でト
ルクが伝達される。なお、吐出ポート44は連通溝45
で連通されているため、吐出行程にあるすべてのプラン
ジャー室37の油圧は等しくなる。
【0025】さらに、カム31が回転すると、吸入行程
となり、吸入吐出孔40は吸入ポート42と通じるた
め、吸入路43の油は、吸入ポート42、吸入吐出孔4
0を介してプランジャー室37に吸入され、プランジャ
ー38はカム31のカム面32に沿って戻る。ここで、
通常時においては、図1の矢印Aに示すように、吐出ポ
ート44からの油は、通孔68、オリフィス70を通
り、収納室72、流路74、ドレーン孔76を経て低圧
室側に供給される。ボール71に作用する、オリフィス
70を通過した油の流量抵抗力は、スプリング77によ
るボール71を押える力より小さいため、ボール71は
スプリング77により収納室72の内壁に押えられてい
る。したがって、ボール71は移動しないので、流路7
4は開放されている。
【0026】したがって、この通常時におけるトルク特
性は、図6のcで示される。次に、油圧が上昇して、ロ
ックトルクTr以上の回転差域では、オリフィス70を
通過した油の流量抵抗力はある所定値以上となり、ボー
ル71は図1中矢印Bで示すように、右方向にスプリン
グ77を圧縮して移動し、弁座73に着座する。したが
って、流路74は閉止され、油は流れなくなる。
【0027】このときのトルク特性は、図7のeに示す
ようなロック特性となる。このように、オリフィス70
を通過した油の流量抵抗力がある所定値に達するまで
は、ボール71は移動せず、スプリング77により保持
されるため、ボール71を押えるスプリング77の付勢
力は小さくてすむ。したがって、スプリング77が収納
されるスペースを縮小することができる。
【0028】また、従来例で用いられたピン部材など部
品点数を削減することができ、またピン部材を収納する
収納孔などの加工部位を削減することができる。また、
ピン部材を用いていないので、異物によるピン部材の固
着がなくなり、また、カラー部材69にオリフィス70
を形成しているため、ロック時のボール71の衝撃によ
るオリフィス70の破損がなくなる。
【0029】なお、カラー部材69にオリフィス70を
形成しているため、孔径を変えることで、トルクチュー
ニングが容易になる。
【0030】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、流動抵抗発生手段としてのオリフィスを形成したカ
ラー部材を設け、カラー部材内にオリフィスを通過した
油の流量抵抗力が作用する弁体と、弁体を付勢する弾性
部材を設け、流量抵抗力が所定値以上になったとき、弁
体が着座して流路を閉止する弁座を設けたため、弁体を
押える弾性部材のスプリングの付勢力を小さくすること
ができ、スペースの縮小を図ることができる。
【0031】また、部品点数を削減し、加工部位を削減
することが可能となる。さらに、従来のような異物によ
るピン部材の固着もなくなり、ロック時の弁体の衝撃に
よるオリフィスの破損もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部断面図
【図2】図1のA−A断面矢視図
【図3】継手の断面図
【図4】通常時の従来例を示す図
【図5】ロック時の従来例を示す図
【図6】通常時のトルク特性を示すグラフ
【図7】ロック時のトルク特性を示すグラフ
【符号の説明】
31:カム 32:カム面 33:溶接部 34:カムハウジング 35:ロータ 36:入力軸 37:プランジャー室 38:プランジャー 39:リターンスプリング 40:吸入吐出孔 41:ロータリバルブ 42:吸入ポート 43:吸入路 44:吐出ポート 45:連通溝 46:蓋部材 47:切欠き 48:突起 49:ベアリングリテーナー 50:ベアリング 51:スラストニードルベアリング 52:オイルシール 53:アキュムレータピストン 54:蓋部材 55:アキュムレータ室 56,57:油路 58:高圧室 59:プラグ 60:注油孔 61:ニードルベアリング 62:ねじ孔 63,64:Oリング 65,66:スナップリング 67:取付孔 68:通孔 69:カラー部材 70:オリフィス(流動抵抗発生手段) 71:ボール(弁体) 72:収納室 73:弁座 74:流路 76:ドレーン孔 77:スプリング(弾性部材)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対回転可能な入出力軸間に設けられ、前
    記一方の軸に連結され、内側面に2つ以上の山を有する
    カム面を形成したカムハウジングと;前記他方の軸に連
    結されるとともに、前記カムハウジング内に回転自在に
    収納され、複数のプランジャー室を軸方向に形成したロ
    ータと;前記複数のプランジャー室のそれぞれに、リタ
    ーンスプリングの押圧を受けて往復移動自在に収納され
    るとともに、前記両軸の相対回転時に前記カム面によっ
    て駆動される複数のプランジャーと;前記ロータに形成
    され、前記プランジャー室と通じる吸入吐出孔と;前記
    ロータの端面に回転自在に摺接するとともに、前記カム
    ハウジングとの間で所定の関係に位置決めされ、前記吸
    入吐出孔との位置関係によって吸入弁および吐出弁の作
    用をする複数の吸入ポート、吐出ポートを表面に形成し
    たロータリバルブと、 前記プランジャーの駆動による吐出油の流動により流動
    抵抗を発生する流動抵抗発生手段を備え;前記両軸の回
    転速度差に応じたトルクを伝達する油圧式動力伝達継手
    において、 前記ロータリバルブに形成され前記吐出ポートに連通す
    る高圧室内に、前記流動抵抗発生手段としてのオリフィ
    スを形成したカラー部材を設け、該カラー部材内に前記
    オリフィスを通過した油の流量抵抗力が作用する弁体と
    該弁体を付勢する弾性部材を設けるとともに、流量抵抗
    力が所定値以上になったとき弁体が着座して流路を閉止
    する弁座を設けたことを特徴とする油圧式動力伝達継
    手。
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