JP2886794B2 - 油圧式動力伝達継手 - Google Patents
油圧式動力伝達継手Info
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Description
用する油圧式動力伝達継手に関する。
の要部を示すと、例えば図6および図7に示すようなも
のがある。図6および図7において、1は油圧式動力伝
達継手のロータリバルブであり、ロータリバルブ1には
高圧室2が形成され、高圧室2は図示しない吐出ポート
に連通している。高圧室2内には弁体としてのボール3
が移動可能に収納され、ボール3は通常時にはピン部材
4により押圧、保持される。ピン部材4はボール5を介
して弾性部材としてのスプリング6により付勢され、ス
プリング6は、ロータリバルブ1に形成した収納孔7内
に収納されている。ピン部材4はボール5を介してピン
部材8により移動が阻止される。高圧室2はプラグ9に
より閉止され、高圧室2には低圧室に連通するオリフィ
ス10が開口している。
時、すなわち、ロックトルク以下の回転差域では高圧室
2の油圧によるピン部材4を押す力よりスプリング6に
よりボール5を介してピン部材4を押す力の方が大きい
ため、ピン部材4がボール3を押える。このため、流動
抵抗発生手段としてのオリフィス10は開放されてお
り、油がオリフィス10を通過する。通常時には矢印a
で示すように、スプリング6によるピン部材4を押す力
が大きい。矢印bはオリフィス10を通過する油の流れ
を示す。
性は、図8のcで示される。なお、図中Trはロックト
ルク、dはロックトルクTr以下の回転差域を示す。一
方、図7(A),(B)に示すように、ロックトルク以
上の回転差域では高圧室2の油圧によるピン部材4を押
す力a1がスプリング6によるピン部材4を押す力より
大きくなるため、ピン部材4が移動し、スプリング6が
圧縮され、ボール3がフリーとなって、オリフィス10
を閉止する。こうして継手はロックとなる。
ようなロック特性となる。解除時はボール3を押しのけ
る力が必要となり、図7(B)のオリフィス10とボー
ル3との接触位置とピン部材4とボール3との接触位置
との調整で自由に設定する。ハンチング防止のため、高
圧室2の油圧が若干低下してから解除することが望まし
い。すなわち、解除時にはトルクTはロックトルクTr
よりも低いトルクTkとする。
うな従来の油圧式動力伝達継手にあっては、油圧を保持
するため、ピン部材とピン部材が挿入される孔との間の
間隙を小さくしているために、油中の異物詰まりにより
ピン部材が固着するという問題があった。また、孔径も
小さいため、精度を確保することが困難であるという問
題もあった。
ロックするようにしているが、この時ボールの衝撃でオ
リフィスが破損してしまうという問題もあった。また、
オリフィスが形成される母体が焼結材であるため、硬化
させることができず、硬い材料を用いると、加工が困難
でコストがアップするという問題が生じる。本発明は、
このような従来の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、ピン部材とピン部材が挿入される孔との間の間隙を
オリフィスとすることで、異物によるピン部材の固着を
なくし、また、孔径も大きくでき、孔径精度も確保する
ことができ、さらに、ロック時のボールの衝撃も硬化さ
せたカラー部材で受けることで、耐久性を向上させるこ
とができる油圧式動力伝達継手を提供することを目的と
する。
に、本発明は、相対回転可能な入出力軸間に設けられ、
前記一方の軸に連結され、内側面に2つ以上の山を有す
るカム面を形成したカムハウジングと;前記他方の軸に
連結されるとともに、前記カムハウジング内に回転自在
に収納され、複数のプランジャー室を軸方向に形成した
ロータと;前記複数のプランジャー室のそれぞれに、リ
ターンスプリングの押圧を受けて往復移動自在に収納さ
れるとともに、前記両軸の相対回転時に前記カム面によ
って駆動される複数のプランジャーと;前記ロータに形
成され、前記プランジャー室と通じる吸入吐出孔と;前
記ロータの端面に回転自在に摺接するとともに、前記カ
ムハウジングとの間で所定の関係に位置決めされ、前記
吸入吐出孔との位置関係によって吸入弁および吐出弁の
作用をする複数の吸入ポート、吐出ポートを表面に形成
したロータリバルブと、前記プランジャーの駆動による
吐出油の流動により流動抵抗を発生する流動抵抗発生手
段を備え;前記両軸の回転速度差に応じたトルクを伝達
する油圧式動力伝達継手において、前記ロータリバルブ
に形成した高圧室内に、その位置が制御される弁体を収
納し、前記弁体を保持するピン部材のピン部と、前記高
圧室とピン部材を収納する収納孔とを連通させる連通孔
との間の間隙を前記流動抵抗発生手段としてのオリフィ
スとした。
が移動自在に収納されるカラー部材を設け、該カラー部
材の弁座に前記弁体が着座すると前記オリフィスが閉止
される。また、本発明は、相対回転可能な入出力軸間に
設けられ、前記一方の軸に連結され、内側面に2つ以上
の山を有するカム面を形成したカムハウジングと;前記
他方の軸に連結されるとともに、前記カムハウジング内
に回転自在に収納され、複数のプランジャー室を軸方向
に形成したロータと;前記複数のプランジャー室のそれ
ぞれに、リターンスプリングの押圧を受けて往復移動自
在に収納されるとともに、前記両軸の相対回転時に前記
カム面によって駆動される複数のプランジャーと;前記
ロータに形成され、前記プランジャー室と通じる吸入吐
出孔と;前記ロータの端面に回転自在に摺接するととも
に、前記カムハウジングとの間で所定の関係に位置決め
され、前記吸入吐出孔との位置関係によって吸入弁およ
び吐出弁の作用をする複数の吸入ポート、吐出ポートを
表面に形成したロータリバルブと、前記プランジャーの
駆動による吐出油の流動により流動抵抗を発生する流動
抵抗発生手段を備え;前記両軸の回転速度差に応じたト
ルクを伝達する油圧式動力伝達継手において、前記ロー
タリバルブに形成した高圧室内に、通常時にはピン部材
によりその位置が保持され、油圧が所定値以上になると
前記ピン部材が移動するためフリーとなる弁体を収納す
るとともに、フリーとなった弁体が閉止する前記流動抵
抗発生手段を有するカラー部材を設けた。
達継手によれば、ロータリバルブに形成した高圧室内
に、その位置が制御される弁体を収納し、弁体を保持す
るピン部材のピン部と、高圧室とピン部材を収納する収
納孔とを連通させる連通孔との間の間隙を流動抵抗発生
手段としてのオリフィスとしたため、連通孔とピン部材
とのすき間が大きくなり、油中の異物によりピン部材が
固着することがなくなる。また、孔径を大きくすること
ができるので、孔径精度もラフにすることができる。
れるカラー部材を設け、カラー部材の弁座に弁体が着座
するとオリフィスが閉止されるようにしたため、ロック
時の弁体の衝撃を別部材のカラー部材で受けるので、オ
リフィスが破損することがなく、耐久性を向上させるこ
とができる。また、ロータリバルブに形成した高圧室内
に、通常時にはピン部材によりその位置が保持され、油
圧が所定値以上になるとピン部材が移動するためフリー
となる弁体を収納するとともに、フリーとなって弁体が
閉止する流動抵抗発生手段を有するカラー部材を設けた
ため、ロック時に弁体の衝撃を受けてもカラー部材で受
けるので、オリフィスが破損することがなく、耐久性を
向上させることができる。
する。図1〜図3は本発明の一実施例を示す図である。
図2は本発明の一実施例に係る継手の断面図である。ま
ず、構成を説明すると、図2において、31は内側面に
2つ以上の山を有するカム面32を形成したカムであ
り、カム31は図示しない出力軸に連結され、出力軸と
一体で回転する。また、カム31は溶接部33でカムハ
ウジング34に固定され、カム31はカムハウジング3
4と一体で回転する。
収納されたロータであり、ロータ35は入力軸36に結
合され、入力軸36と一体で回転する。ロータ35に
は、軸方向に複数個のプランジャー室37が形成され、
プランジャー室37内は複数個のプランジャー38がリ
ターンスプリング39を介して摺動自在に収納されてい
る。また、ロータ35には複数の吸入吐出孔40が各プ
ランジャー室37に通じるように形成されている。
および吐出ポート44が形成されたロータリバルブであ
り、このロータリバルブ41の裏面には吐出ポート44
のそれぞれに連通する連通溝45が形成されている。ま
た、前記裏面には密着して蓋部材46が設けられ、連通
溝45を閉止している。また、ロータリバルブ41はカ
ムハウジング34の内周に形成した切欠き47に係合す
る位置決め用の突起48を有する。
開閉タイミングを決定するタイミング部材を構成し、切
欠き47と突起48がカム31とロータリバルブ41の
位相関係を規制する位置決め機構を構成している。プラ
ンジャー38が吸入行程にある場合は、ロータリバルブ
41の吸入ポート42とロータ35の吸入吐出孔40が
通じる位置関係となり、後述するオリフィス、吸入ポー
ト42、吸入路43、ロータ35の吸入吐出孔40を通
じて、プランジャー室37に油を吸入することができ
る。
場合は、吸入行程と逆の関係となり、ロータ35の吸入
吐出孔40はロータリバルブ41の吐出ポート44を介
して連通溝45に通じる。49はカムハウジング34と
一体で回転するベアリングリテーナーであり、ベアリン
グ50を介して入力軸36を支持している。ベアリング
リテーナー49とロータリバルブ41との間にはスラス
トニードルベアリング51が介装され、このスラストニ
ードルベアリング51側のフリクショントルクはロータ
35とロータリバルブ41の間のフリクショントルクよ
り小さくなるように設定されている。したがって、差動
回転の方向が変わると、ロータリバルブ41はロータ3
5とともにつれ回りし、ロータリバルブ41の位置決め
用の突起48がカムハウジング34の切欠き47に当た
るまで回転した後、カムハウジング34と一体で回転す
る。これにより、正転時または逆転時にも所定のタイミ
ングで吸入吐出孔40は強制的に開閉する。
間にはオイルシール52が設けられ、また、入力軸36
の内部には油の熱膨張・収縮を吸収するためのアキュム
レータピストン53が摺動自在に収納されている。54
はアキュムレータ室55への泥水の浸入を防止する蓋部
材である。アキュムレータ室55は油路56,57を介
して継手の内部に連通している。
4に連通する高圧室58が形成され、高圧室58の出口
部はプラグ59により閉止されている。なお、60は注
油孔、61はニードルベアリング、62はねじ孔、6
3,64はOリング、65,66はスナップリング、6
7は取付孔である。次に、図1は本発明の一実施例を示
す要部断面図である。
り、ロータリバルブ41には吐出ポート44が形成され
ている。また、ロータリバルブ41には通孔68を介し
て吐出ポート44に連通する高圧室58が形成され、高
圧室58内には硬化したカラー部材69が収納され、カ
ラー部材69に続いてプラグ59がねじ止めされてい
る。カラー部材69内には弁体としてのボール70が移
動自在に収納される収納室71が形成されている。収納
室71は開口部72を介して通孔68に連通し、開口部
73を介して連通孔74に連通している。連通孔74
は、ピン部材75を収納する収納孔76に連通し、収納
孔76内にはピン部材75が摺動自在に収納される。ピ
ン部材75は小径のピン部77と大径の基端部78を有
し、ボール70はピン部材75によりその位置が制御さ
れる。ピン部77と連通孔74との間の間隙は、流動抵
抗発生手段としてのオリフィス79になっている。した
がって、連通孔74の孔径は大きく形成することがで
き、孔径精度もラフにすることができる。ボール70が
ピン部材75により保持されているときは、オリフィス
79は開放されているが、ボール70がフリーになる
と、ボール70はカラー部材69の開口部73に形成さ
れた弁座80に着座し、オリフィス79を閉止する。
スプリング81により付勢されて、ボール70を保持
し、ボール70を収納する収納室71内の油圧がある所
定値以上に上昇すると、ピン部材75はスプリング81
に抗して右方向に移動し、ピン部材82に当接する。ピ
ン部材82はピン部材75の一定距離以上の移動を阻止
する。なお、83は低圧室側に連通する低圧孔である。
35との間に回転差が生じないときは、プランジャー3
8は作動せず、トルクは伝達されない。なお、このと
き、プランジャー38はリターンスプリング39により
カム面32に押し付けられている。次に、カム31とロ
ータ35との間に回転差が生じると、吐出行程にあるプ
ランジャー38はカム31のカム面32により軸方向に
押し込まれる。
と通じているため、プランジャー38はプランジャー室
37の油を吸入吐出孔40からロータリバルブ41の吐
出ポート44に押し出す。吐出ポート44に押し出され
た油は、通孔68、収納室71、オリフィス79を通っ
て、収納孔76、低圧孔83を経て吸入路43から吸入
ポート42に供給される。このとき、オリフィス79の
抵抗により収納室71、通孔68、吐出ポート44およ
びプランジャー室37の油圧が上昇し、プランジャー3
8に反力が発生する。このプランジャー反力に逆ってカ
ム31を回転させることによりトルクが発生し、カム3
1とロータ35との間でトルクが伝達される。なお、吐
出ポート44は連通溝45で連通されているため、吐出
行程にあるすべてのプランジャー室37の油圧は等しく
なる。
となり、吸入吐出孔40は吸入ポート42と通じるた
め、吸入路43の油は、吸入ポート42、吸入吐出孔4
0を介してプランジャー室37に吸入され、プランジャ
ー38はカム31のカム面32に沿って戻る。通常時、
すなわち、ロックトルク以下の回転差域では、図1およ
び図3に示すように、収納室71の油圧によるピン部材
75を押す力よりもスプリング81によるピン部材75
を押す力が大きいため、ピン部材75によりボール70
が保持され、油はオリフィス79を通過する。
性は、図8のcで示される。なお、図中Trはロックト
ルク、dはロックトルクTr以下の回転差域を示す。次
に、図1および図3に示すように、収納室71の油圧が
上昇し、ロックトルクTr以上の回転差域では、収納室
71の油圧によるピン部材75を押す力がスプリング8
1によるピン部材75を押す力より大きくなるため、ピ
ン部材75が図1および図3中右方向に移動し、スプリ
ング81が縮み、ボール70がフリーとなり、ボール7
0は弁座80に着座し、オリフィス79を閉止する。
ようなロック特性となる。解除時は弁座80とボール7
0の接触面積と内圧との積よりスプリング81の力が大
きくなるトルクで決まるため、接触面積によって自由に
設定する。ハンチング防止のため、収納室71の油圧が
若干低下してから解除することが望ましい。すなわち、
解除時にはトルクTはロックトルクTrよりも低いトル
クTkとする。
材75のピン部77と連通孔74との間の間隙をオリフ
ィス79としたため、異物によるピン部材75の固着が
なくなる。連通孔74の孔径も大きくすることができ、
孔径精度もラフにすることができる。また、ロック時の
ボール70の衝撃もカラー部材69で受けるので耐久性
を向上させることができる。すなわち、ロック時にはボ
ール70がカラー部材69の弁座80に着座するので、
ボール70の衝撃を受けてもオリフィス79が破損する
ことがない。
部断面図である。図4において、ロータリバルブ41に
は吐出ポート44が形成されている。吐出ポート44に
は通孔68を介して高圧室58が形成され、高圧室58
の一部には硬化させたカラー部材95が収納され、カラ
ー部材95に続いてプラグ84がねじ止めされている。
体としてのボール70が移動自在に収納されている。ボ
ール70は、通常時には高圧室58と収納孔76を連通
する連通孔85内に摺動自在に挿入されるピン部材86
により保持され、カラー部材95に形成されている流動
抵抗発生手段としてのオリフィス87が開放されてい
る。高圧室58の油圧が上昇してロックトルク以上の回
転差域では、ピン部材86がスプリング81に抗して右
方向に移動して、ボール70はフリーとなり、オリフィ
ス87を閉止する。収納孔76内にはピン部材86を左
方向に付勢するスプリング81と、ピン部材86とスプ
リング81との間に介装されるボール88と、ピン部材
86の右方向への移動を阻止するピン部材82が収納さ
れている。収納孔76には排出孔89が開口し、排出孔
89は収納孔76内に漏れてきた油を低圧室側に排出す
る。収納孔76はストッパピン90により閉止され、ス
トッパピン90とボール88の間にスプリング81とピ
ン部材82が介装されている。
ており、加工孔91はプラグ92により閉止されてい
る。通常時にはボール70はスプリング81によりボー
ル88を介して付勢されたピン部材86により保持さ
れ、加工孔91を閉止している。カラー部材95に形成
されたオリフィス87の一端側にはボール70が着座す
る弁座93が形成され、他端側には低圧室94が形成さ
れている。
室58の油圧によるピン部材86を押す力よりもボール
88を介してスプリング81によるピン部材86を押す
力が大きいため、ボール70はピン部材86により保持
され、加工孔91を閉止している。したがって、油には
カラー部材95に形成したオリフィス87を通過して低
圧室94に入る。
図8のcで示される。一方、高圧室58の油圧が上昇
し、ロックトルク以上の回転差域では、高圧室58の油
圧によるピン部材86を押す力がボール88を介してス
プリング81によるピン部材86を押す力より大きくな
るため、ピン部材86が右方向に移動し、スプリング8
1が縮み、ボール70がフリーになる。
95の弁座93に着座し、オリフィス87を閉止する。
このときのトルク特性は、図9のeに示すようなロック
特性となる。本実施例においては、別部材のカラー部材
95にオリフィス87を形成したため、ロック時のボー
ル70の衝撃でオリフィス87が破損してしまうことが
なく、耐久性を向上させることができる。
ば、弁体を保持するピン部材のピン部と連通孔との間の
間隙を流動抵抗発生手段としてのオリフィスとしたた
め、異物によりピン部材が固着することを防止すること
ができる。連通孔の孔径を大きくすることができるの
で、孔径精度もラフにすることができる。
で受けるようにしたため、オリフィスが破損することが
なく、耐久性を向上させることができる。他の実施例に
おいては、オリフィスをカラー部材に形成したため、ロ
ック時の弁体の衝撃をカラー部材で受けるので、オリフ
ィスが破損することがなく、耐久性を向上させることが
できる。
Claims (3)
- 【請求項1】相対回転可能な入出力軸間に設けられ、前
記一方の軸に連結され、内側面に2つ以上の山を有する
カム面を形成したカムハウジングと;前記他方の軸に連
結されるとともに、前記カムハウジング内に回転自在に
収納され、複数のプランジャー室を軸方向に形成したロ
ータと;前記複数のプランジャー室のそれぞれに、リタ
ーンスプリングの押圧を受けて往復移動自在に収納され
るとともに、前記両軸の相対回転時に前記カム面によっ
て駆動される複数のプランジャーと;前記ロータに形成
され、前記プランジャー室と通じる吸入吐出孔と;前記
ロータの端面に回転自在に摺接するとともに、前記カム
ハウジングとの間で所定の関係に位置決めされ、前記吸
入吐出孔との位置関係によって吸入弁および吐出弁の作
用をする複数の吸入ポート、吐出ポートを表面に形成し
たロータリバルブと、 前記プランジャーの駆動による吐出油の流動により流動
抵抗を発生する流動抵抗発生手段を備え;前記両軸の回
転速度差に応じたトルクを伝達する油圧式動力伝達継手
において、 前記ロータリバルブに形成した高圧室内に、その位置が
制御される弁体を収納し、前記弁体を保持するピン部材
のピン部と、前記高圧室とピン部材を収納する収納孔と
を連通させる連通孔との間の間隙を前記流動抵抗発生手
段としてのオリフィスとしたことを特徴とする油圧式動
力伝達継手。 - 【請求項2】前記高圧室内に前記弁体が移動自在に収納
されるカラー部材を設け、該カラー部材の弁座に前記弁
体が着座すると前記オリフィスが閉止されることを特徴
とする請求項1記載の油圧式動力伝達継手。 - 【請求項3】相対回転可能な入出力軸間に設けられ、前
記一方の軸に連結され、内側面に2つ以上の山を有する
カム面を形成したカムハウジングと;前記他方の軸に連
結されるとともに、前記カムハウジング内に回転自在に
収納され、複数のプランジャー室を軸方向に形成したロ
ータと;前記複数のプランジャー室のそれぞれに、リタ
ーンスプリングの押圧を受けて往復移動自在に収納され
るとともに、前記両軸の相対回転時に前記カム面によっ
て駆動される複数のプランジャーと;前記ロータに形成
され、前記プランジャー室と通じる吸入吐出孔と;前記
ロータの端面に回転自在に摺接するとともに、前記カム
ハウジングとの間で所定の関係に位置決めされ、前記吸
入吐出孔との位置関係によって吸入弁および吐出弁の作
用をする複数の吸入ポート、吐出ポートを表面に形成し
たロータリバルブと、 前記プランジャーの駆動による吐出油の流動により流動
抵抗を発生する流動抵抗発生手段を備え;前記両軸の回
転速度差に応じたトルクを伝達する油圧式動力伝達継手
において、 前記ロータリバルブに形成した高圧室内に、通常時には
ピン部材によりその位置が保持され、油圧が所定値以上
になると前記ピン部材が移動するためフリーとなる弁体
を収納するとともに、フリーとなった弁体が閉止する前
記流動抵抗発生手段を有するカラー部材を設けたことを
特徴とする油圧式動力伝達継手。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP454295A JP2886794B2 (ja) | 1995-01-17 | 1995-01-17 | 油圧式動力伝達継手 |
US08/565,763 US5706658A (en) | 1995-01-17 | 1995-11-30 | Rotary shaft coupler with rotary valve plate position dependent on direction of shaft rotation |
KR1019950052505A KR0151500B1 (ko) | 1995-01-17 | 1995-12-20 | 유압식 동력전달 커플러 |
US08/923,991 US5983635A (en) | 1995-01-17 | 1997-09-05 | Rotary shaft coupler with rotary valve plate position dependent on direction of shaft rotation |
US08/924,816 US6226988B1 (en) | 1995-01-17 | 1997-09-05 | Rotary shaft coupler with rotary valve plate position dependent on direction of shaft rotation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP454295A JP2886794B2 (ja) | 1995-01-17 | 1995-01-17 | 油圧式動力伝達継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08193626A JPH08193626A (ja) | 1996-07-30 |
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ID=11586946
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP454295A Expired - Fee Related JP2886794B2 (ja) | 1995-01-17 | 1995-01-17 | 油圧式動力伝達継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2886794B2 (ja) |
-
1995
- 1995-01-17 JP JP454295A patent/JP2886794B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08193626A (ja) | 1996-07-30 |
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