JPH07248031A - 油圧式動力伝達継手 - Google Patents

油圧式動力伝達継手

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JPH07248031A
JPH07248031A JP4205494A JP4205494A JPH07248031A JP H07248031 A JPH07248031 A JP H07248031A JP 4205494 A JP4205494 A JP 4205494A JP 4205494 A JP4205494 A JP 4205494A JP H07248031 A JPH07248031 A JP H07248031A
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suction
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悟 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧式動力伝達継手に関し、ロック機構をも
つことで走破性を向上させ、急発進時にロック機構が働
いてもリリーフ機構によりトルクを制限し、さらにAB
Sの誤作動を防止することを目的とする。 【構成】 入出力軸の相対回転方向が正転時に、ロータ
との摺接によって弁体11に作用する摩擦回転力が所定
の値を越えた場合に、一方のオリフィス22を閉止し、
逆転時に開く閉止弁24を設けるとともに、正転時は他
方のオリフィス11を閉止し、高圧室内の圧力が所定の
値を越えた場合に他方のオリフィス61を開放し、入出
力軸の相対回転方向が逆転時に、ロータとの摺接によっ
て弁体11に作用する摩擦回転力が所定の値を越えた場
合に、他方のオリフィス61を強制的に開放するリリー
フ弁63を設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の駆動力配分に使
用する油圧式動力伝達継手に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特願平3−248595号
で、継手の差動方向が正転の場合と逆転の場合でトルク
特性を変えるようにした油圧式動力伝達継手を提案して
いる。すなわち、この油圧式動力伝達継手は、相対回転
可能な入出力軸間に設けられ、前記一方の軸に連結さ
れ、内側面に2つ以上の山を有するカム面を形成したカ
ムハウジングと;前記他方の軸に連結されるとともに、
前記カムハウジング内に回転自在に収納され、複数のプ
ランジャー室を軸方向に形成したロータと;前記複数の
プランジャー室の各々に往復移動自在に収納されるとと
もに、前記両軸の相対回転時に前記カム面によって駆動
される複数のプランジャーと;前記ロータのプランジャ
ーを収納しない一方の端面に開口し、前記プランジャー
室と通じる吸入吐出孔と;前記ロータの端面に回転自在
に摺接するとともに、前記カムハウジングとの間で所定
の角度回転可能に位置決めされ、前記吸入吐出孔との位
置関係によって吸入弁および吐出弁の作用をする複数の
吸入ポート、吐出ポートを表面に形成した弁体と、吐出
ポートを連通してなる高圧室と、高圧室から継手内低圧
室への出口部に流動抵抗を発生する手段を備え;前記両
軸の回転速度差に応じたトルクを伝達する油圧式動力伝
達継手において、前記弁体に、前記流動抵抗発生手段と
してのオリフィスを、2個設けるとともに、少なくとも
一方のオリフィスと高圧室との導通状態を制御するスプ
ール状の切り換え弁を設け、前記カムハウジングまたは
それと一体に固定された部材に、前記弁体との位置関係
によって前記切り換え弁の作動を制御するカム面を設け
たものである。
【0003】また、本出願人は、特願平5−19804
8号で継手の差動方向が正転の場合のみロックするよう
にした油圧式動力伝達継手を提案している。すなわち、
この油圧式動力伝達継手は、相対回転可能な入出力軸間
に設けられ、前記一方の軸に連結され、内側面に複数の
山を持ったカム面を形成したカムハウジングと、前記他
方の軸に連結されるとともに、前記カムハウジング内に
回転自在に収納され、片側側面に開口する複数のプラン
ジャー室を形成したロータと、前記複数のプランジャー
室の各々に、リターンスプリングの押圧を受けて往復移
動自在に収納されるとともに、前記両軸の相対回転時に
ともなって前記カムハウジングによって駆動される複数
のプランジャーと、前記ロータのプランジャーを収納し
ない他の端面に開口し、前記プランジャー室と通じる吸
入吐出孔と;前記ロータの端面に回転自在に摺接すると
ともに、前記カムハウジングとの間で所定の関係に位置
決めされ、前記吸入吐出孔との位置関係によって吸入
弁、吐出弁の作用をする複数の吸入ポート、吐出ポート
を表面に形成した弁体と、前記弁体の内部に設けられ、
前記吐出ポートからの吐出油を集合させる集合室と;前
記集合室の出口部に流動抵抗を発生する手段を備え;前
記両軸の回転速度差に応じたトルクを伝達する油圧式動
力伝達継手において;前記ロータとの摺接によって前記
弁体に作用するフリクショントルクを検出し、前記両軸
の相対回転方向が一方向の場合のみ荷重に変換する荷重
変換機構と、前記荷重変換機構からの押圧を受けて、前
記流動抵抗発生手段を閉止する閉止弁と、前記荷重変換
機構を前記閉止弁とは逆方向に所定の荷重で付勢するば
ね部材を備えたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の油圧式動力伝達継手にあっては、前者の場合
には、ロック機構がないため、砂地や悪路での走破性が
悪く、長時間走行すると、継手温度が高くなり過ぎると
いう問題があった。一方、後者の場合には、前進急発進
時、ロックすると大きなトルクが発生し、駆動系全体に
大きな負担がかかるため、これに耐えられる部品にする
ことが必要になり、コストアップの原因となる。また、
ABS付車両に適用しようとすると、前後輪に対する差
動制限効果が高過ぎて、ABSが誤動作するという問題
があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、ロック機構をもつことで走破
性を向上させ、急発進時にロック機構が働いてもリリー
フ機構によりトルクを制限し、さらにABSの誤作動を
防止することができる油圧式動力伝達継手を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、相対回転可能な入出力軸間に設けられ、
前記一方の軸に連結され、内側面に2つ以上の山を有す
るカム面を形成したカムハウジングと;前記他方の軸に
連結されるとともに、前記カムハウジング内に回転自在
に収納され、複数のプランジャー室を軸方向に形成した
ロータと;前記複数のプランジャー室の各々に往復移動
自在に収納されるとともに、前記両軸の相対回転時に前
記カム面によって駆動される複数のプランジャーと;前
記ロータのプランジャーを収納しない一方の端面に開口
し、前記プランジャー室と通じる吸入吐出孔と;前記ロ
ータの端面に回転自在に摺接するとともに、前記カムハ
ウジングとの間で所定の角度回転可能に位置決めされ、
前記吸入吐出孔との位置関係によって吸入弁および吐出
弁の作用をする複数の吸入ポート、吐出ポートを表面に
形成した弁体と、吐出ポートを連通して成る高圧室と、
高圧室から継手内低圧室への出口部に流動抵抗を発生す
る手段を備え;前記両軸の回転速度差に応じたトルクを
伝達する油圧式動力伝達継手において、前記弁体の突起
に、前記流動抵抗発生手段としてのオリフィスを2個設
けるとともに、入出力軸の相対回転方向が正転時に、前
記ロータとの摺接によって前記弁体に作用する摩擦回転
力が所定の値を越えた場合に、前記一方のオリフィスを
閉止し、逆転時に開く閉止弁を設けるとともに、正転時
は前記他方のオリフィスを閉止し、高圧室内の圧力が所
定の値を越えた場合に前記他方のオリフィスを開放し、
入出力軸の相対回転方向が逆転時に、前記ロータとの摺
接によって前記弁体に作用する摩擦回転力が所定の値を
越えた場合に、前記他方のオリフィスを強制的に開放す
るリリーフ弁を設けたことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、前記閉止弁を押すための
プレート部を有し、正転時であって、そのばね力より強
い摩擦回転力が作用するとき第1のオリフィスを閉止
し、逆転時には第1のオリフィスを開放するように閉止
弁を付勢する第1ばね部材と、前記リリーフ弁を押すた
めのプレート部を有し、正転時に高圧室からの油圧より
そのばね力が強いとき第2のオリフィスを閉止し、逆転
時であって摩擦回転力がばね力より強いとき第2のオリ
フィスを開放するようにリリーフ弁を付勢する第2ばね
部材を備えたことを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記第1ばね部材のばね
力より前記第2ばね部材のばね力を強くしたことを特徴
とする。
【0009】
【作用】このような構成を備えた本発明の油圧式動力伝
達継手によれば、常時は一方のオリフィスを開放状態に
保持するとともに、正転時でかつ弁体に作用するフリク
ショントルクが所定の値を越えた場合に限って、前記オ
リフィスを閉止する。また、常時は、他方のオリフィス
を閉止状態に保持するとともに、高圧室の圧力が所定の
値を越えた場合には圧油をリリーフし、かつ、逆転時で
弁体に作用するフリクショントルクが所定の値を越えた
場合には、高圧室の圧力が前記リリーフ圧力以下であっ
ても前記他方のオリフィスを強制的に開放するようにし
た。
【0010】すなわち、正転時にフリクショントルクが
所定の値を越えたとき閉止弁により一方のオリフィスを
閉じるようにしたため、砂地および悪路での走破性が良
く、継手温度が上昇し過ぎることもなくなる。また、急
発進時、万が一ロック機構が働いても、リリーフするこ
とによりトルクが制限されるため、継手に大きな負担を
与えることがなくなり、同時に部品の強化も省くことが
できるので、コストアップすることもなくなる。さら
に、逆転時強制リリーフが働くため、トルク特性を低く
押さえることかできるようになりABSの誤動作を防止
することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図11は本発明の一実施例を示す図であ
る。図6は本発明の一実施例に係る継手の断面図であ
る。まず、構成を説明すると、図6において、1は内側
面に2つ以上の山を有するカム面2を形成したカムであ
り、カム1は図示しない出力軸に連結され、出力軸と一
体で回転する。また、カム1は溶接部3によりカムハウ
ジング4に固定され、カムハウジング4はカム1と一体
で回転する。
【0012】5はカムハウジング4内に回転自在に収納
されたロータであり、ロータ5は入力軸6に結合され、
入力軸6と一体で回転する。ロータ5には、軸方向に複
数個のプランジャー室7が形成され、プランジャー室7
内は複数個のプランジャー8がリターンスプリング9を
介して摺動自在に収納されている。また、ロータ5には
複数の吸入吐出孔10が各プランジャー室7に通じるよ
うに形成されている。
【0013】11は表面に吸入ポート12、吸入路13
および吐出ポート14が形成されたロータリーバルブ
(弁体)であり、このロータリーバルブ11の裏面には
吐出ポート14のそれぞれに連通する連通溝15が形成
されている。また、前記裏面には密着して蓋部材16が
設けられている。ここで、図1〜図5にカムハウジング
4とロータリーバルブ11の位置関係を示す。
【0014】図1〜図5において、カムハウジング4の
内周には周方向に複数個の突起17A,17Bが形成さ
れ、突起17A,17Bの間には切欠き18A,18B
が形成されている。ロータリーバルブ11は、カムハウ
ジング4の切欠き18A,18Bに係合する位置決め用
の突起19A,19Bを有する。
【0015】ロータリーバルブ11の突起19Aには、
高圧室としての集合室20が形成され、集合室20は各
吐出ポート14に連通している。集合室20の出口部に
は流動抵抗発生手段としての第1のオリフィス22が横
向きに形成されている。第1のオリフィス22の出口側
の突起19Aには第1のオリフィス22を通った油が継
手内低圧室に吐き出される吐出油路23が形成されてい
る。
【0016】また、第1のオリフィス22と同芯上に突
起19Aには軸方向に移動可能に閉止弁24が設けら
れ、閉止弁24はその先端が球面またはテーパ面の棒状
部材よりなる。この閉止弁24を外側から押圧する第1
ばね部材25を図7に示す。図7において、26は閉止
弁24を押圧するプレート部、27はプレート部26の
戻り方向の位置決めを行うためのストッパ部であり、こ
れらのプレート部26、ストッパ部27は連結部28に
連結される。プレート部26には湾曲部29が延在さ
れ、湾曲部29の端部にはピン孔30が形成されてい
る。プレート部26、ストッパ部27および連結部28
は突起19Aを取り巻くように配置され、湾曲部29は
ロータリーバルブ11の外周部に沿って設けられ、湾曲
部29の端部はピン31によりロータリーバルブ11に
固定される。プレート部26、ストッパ部27は常時閉
止弁24を押さない方向にばね力により付勢されてい
る。
【0017】このような第1ばね部材25により押圧さ
れる閉止弁24は、入出力軸の相対回転が正転時にロー
タ5との摺接によってロータリーバルブ11に作用する
摩擦回転力(フリクショントルク)が所定値(第1ばね
部材25のばね力)を越えた場合に、第1のオリフィス
(一方のオリフィス)22を閉止し、フリクショントル
クが閉止弁24に作用しない逆転時には第1のオリフィ
ス22は常時開放されている。
【0018】なお、ロータリーバルブ11に作用するフ
リクショントルクは、基本的には継手の伝達トルクに比
例する。前記突起19Aの反対側の突起19Bには、高
圧室としての集合室20が形成され、集合室20は各吐
出ポート14に連通している。集合室20の出口部には
リリーフ油路としての第2のオリフィス61が横向きに
形成されている。第2のオリフィス61の出口側の突起
19Bには第2のオリフィス61を通った油が継手内低
圧室に吐き出される吐出油路62が形成されている。
【0019】また、第2のオリフィス61と同芯上に突
起19Bには軸方向に移動可能にリリーフ弁63が設け
られ、リリーフ弁63はその先端が球面またはテーパ面
の棒状部材よりなる。64は第2ばね部材であり、第2
ばね部材64はリリーフ弁63を常時閉止する方向に付
勢している。第2ばね部材64は、図7に示すものと同
様に、リリーフ弁63を押圧するためのプレート部65
と、プレート部65の戻り方向の位置決めを行うための
ストッパ部66と、これらのプレート部65およびスト
ッパ部66を連結する連結部67と、プレート部65か
ら延在され、ピン68により固定されるピン孔69を有
する湾曲部70を有する。
【0020】リリーフ弁63は、フリクショントルクが
作用しない正転時には、第2ばね部材64のばね力によ
り第2のオリフィス61を閉止し、集合室20の圧力が
第2ばね部材64のばね力を越える場合に第2のオリフ
ィス61を開放する。また、リリーフ弁63にフリクシ
ョントルクが作用する逆転時には、第2ばね部材64の
ばね力がフリクショントルクより強いときは、第2のオ
リフィス61を閉止状態に保持し、ばね力よりフリクシ
ョントルクが強くなると強制的に第2のオリフィス61
を開放する。
【0021】したがって、第2ばね部材64のばね力
は、第1ばね部材25のばね力より強く設定されてい
る。図1の矢印Aに示す方向にロータリーバルブ11が
回転する正転時に、カムハウジング4の突起17Aにプ
レート部26が当たり、フリクショントルクで閉止弁2
4を押すが、第1ばね部材25のばね力の方がフリクシ
ョントルクより強いときは、閉止弁24は第1のオリフ
ィス22の開放状態を保持している。
【0022】一方、フリクショントルクがリリーフ弁6
3に作用しない正転時に、第2ばね部材64のばね力が
集合室20からの油圧より強いときは、リリーフ弁63
は第2のオリフィス61を閉止状態に保持する。このよ
うな正転非ロック時には、通常のトルク特性となる。次
に、図2に示すように、正転時であって、閉止弁24に
作用するフリクショントルクが第1ばね部材25のばね
力を越えると、閉止弁24はプレート部26で押圧され
て、第1のオリフィス22を閉止する。
【0023】一方、第2ばね部材64のばね力は集合室
20からの油圧より強いので、リリーフ弁63は第2の
オリフィス61を閉止したままである。このように、第
1,第2のオリフィス22,61は閉止されるので、ロ
ック特性となる。次に、図3に示すように、正転時であ
って、前記図2の場合よりトルクが上昇した場合には、
閉止弁24は第1のオリフィス22を閉止したままであ
るが、第2のばね部材64のばね力よりも集合室20か
らの油圧が強くなるため、リリーフ弁63は第2のオリ
フィス61を開く。これによって、正転リリーフ特性と
なる。
【0024】次に、図4の矢印Bで示す方向にロータリ
ーバルブ11が回転する逆転時には、フリクショントル
クは、閉止弁24に作用せず、閉止弁24は第1のオリ
フィス22を開放状態に保持する。一方、ロータリーバ
ルブ11の突起19Bがカムハウジング4の突起17B
に当り、フリクショントルクがリリーフ弁63に作用す
るが、フリクショントルクより、第2ばね部材64のば
ね力が強いときは、リリーフ弁63は第2のオリフィス
61を閉止したままである。この逆転時には、通常のト
ルク特性となる。
【0025】次に、図5に示すように、第1のオリフィ
ス22が開放されている逆転時において、リリーフ弁6
3に作用するフリクショントルクが第2ばね部材64の
ばね力より強くなると、リリーフ弁63は第2のオリフ
ィス61を開く。これにより、強制リリーフ特性にな
る。再び図6において、ロータリーバルブ11は、吸入
吐出孔10の開閉タイミングを決定するタイミング部材
を構成し、切欠き18A,18Bと突起19A,19B
がカム1とロータリーバルブ11の位相関係を規制する
位置決め機構を構成している。
【0026】プランジャー8が吸入行程にある場合は、
ロータリーバルブ11の吸入ポート12とロータ5の吸
入吐出孔10が通じる位置関係となり、第1のオリフィ
ス22、吐出油路23、吸入路13、吸入ポート12、
ロータ5の吸入吐出孔10を通じて、プランジャー室7
に油を吸入することができる。また、プランジャー8が
吐出行程にある場合は、吸入行程と逆の関係となり、ロ
ータ5の吸入吐出孔10はロータリーバルブ11の吐出
ポート14を介して集合室20に通じる。
【0027】32はカムハウジング4と一体で回転する
リテーナであり、リテーナ32はベアリング33を介し
て入力軸6を支持している。リテーナ32とロータリー
バルブ11との間には蓋部材16および焼入れプレート
34を介してスラストニードルベアリング35が介装さ
れ、このスラストニードルベアリング35側のフリクシ
ョントルクはロータ5とロータリーバルブ11の間のフ
リクショントルクより小さくなるように設定されてい
る。したがって、差動回転の方向が変わると、ロータリ
ーバルブ11はロータ5とともにつれ回りし、ロータリ
ーバルブ11の位置決め用の突起19A,19Bがカム
ハウジング4の突起17A,17Bに当たるまで回転し
た後、カムハウジング4と一体で回転する。これによ
り、正転時または逆転時にも所定のタイミングで吸入吐
出孔10を強制的に開閉する。
【0028】リテーナ32と入力軸6の間にはカバー3
6が設けられ、カバー36の内部であって、リテーナ3
2と入力軸6との間にはオイルシール37が介装されて
いる。オイルシール37は油が継手の外部にリークする
のを防止する。38,39は入力軸6に形成された連通
路であり、連通路38,39を介して継手の内部とアキ
ュムレータ室40が連通している。アキュムレータ室4
0内は、アキュムレータピストン41が移動自在に収納
され、アキュムレータピストン41は継手の内圧に応じ
て移動する。すなわち、アキュムレータピストン41は
継手内に封入された封入油の熱膨張を吸収する。
【0029】42は入力軸6に設けられた蓋であり、蓋
42はアキュムレータピストン41のストッパとしての
機能も有する。アキュムレータピストン41内には空気
43が封入されている。なお、44は注油孔、45はね
じ孔、46はニードルベアリング、47,48はストッ
パリング、49,50はOリングである。
【0030】次に、作用を説明する。カム1とロータ5
との間に回転差が生じないときは、プランジャー8は作
動せず、トルクは伝達されない。なお、このとき、プラ
ンジャー8はリターンスプリング9によりカム面2に押
しつけられている。次に、カム1とロータ5との間に回
転差が生じると、吐出行程にあるプランジャー8はカム
1のカム面2により軸方向に押し込まれる。
【0031】このとき、吸入吐出孔10は吐出ポート1
4と通じているため、プランジャー8はプランジャー室
7の油を吸入吐出孔10からロータリーバルブ11の吐
出ポート14に押し出す。吐出ポート14に押し出され
た油は、連通溝15、集合室20、第1のオリフィス2
2を通って吐出油路23から吸入路13に供給される。
このとき、第1のオリフィス22の抵抗により連通溝1
5、集合室20、吐出ポート14およびプランジャー室
7の油圧が上昇し、プランジャー8に反力が発生する。
このプランジャー反力に逆ってカム1を回転させること
によりトルクが発生し、カム1とロータ5との間でトル
クが伝達される。なお、各吐出ポート14は集合室20
で連通されているため、吐出行程にあるすべてのプラン
ジャー室7の油圧は等しくなる。
【0032】さらに、カム1が回転すると、吸入行程と
なり、吸入吐出孔10は吸入ポート12と通じるため、
吸入路13の油は、吸入ポート12、吸入吐出孔10を
介してプランジャー室7に吸入され、プランジャー8は
カム1のカム面2に沿って戻る。このような正転非ロッ
ク時には、図1に示すように、閉止弁24に作用するフ
リクショントルクより第1ばね部材25のばね力の方が
強いため、閉止弁24は第1のオリフィス22を開き、
一方、第2ばね部材64のばね力が集合室20からの油
圧より強いとき、リリーフ弁63は第2のオリフィス6
1を閉止する。
【0033】したがって、図8のCに示すような通常の
トルク特性を示す。すなわち、正転非ロック時には、回
転速度差ΔNの2乗に比例するトルク特性Cとなる。次
に、砂地などの低μ路で高トルクが発生すると、ロータ
リーバルブ11に作用するフリクショントルクが大きく
なり、第1ばね部材25のばね力を越えると、図2に示
すように、閉止弁24が第1のオリフィス22を閉止す
る。
【0034】また、第2ばね部材64のばね力が集合室
20からの油圧より強いため、リリーフ弁63は第2の
オリフィス61を閉止したままである。このような正転
ロック時には、トルク特性は、図8のE点からF点へ移
動し、Dに示すようなロック特性となる。したがって、
前進時であって、砂地などの低μ路で高トルクが発生す
る場合に、第1,第2オリフィス22,61を閉じて、
ロックするため、走破性を向上させることができ、継手
温度が上昇し過ぎることもなくなる。
【0035】次に、図3に示すように、閉止弁24に作
用するフリクショントルクが第1ばね部材25のばね力
を越えて、閉止弁24が第1のオリフィス22を閉止し
ている状態において、第2ばね部材64のばね力より集
合室20からの油圧が強くなると、リリーフ弁63は第
2のオリフィス61を開く。この正転リリーフ時のトル
ク特性は、図8のGに示される。
【0036】したがって、急発進時に万が一ロック機構
が働いても、リリーフ弁63が第2のオリフィス61を
開き、トルクが制限されるため、継手に大きな負担を与
えることがなく、同時に部品の強化も省くことができる
ため、コストがアップすることがない。次に、図4に示
すように、逆転時においては、矢印Bで示す方向にロー
タリーバルブ11が回転し、突起19Aは突起17Aか
ら離れる。フリクショントルクは閉止弁24に作用しな
いため、第1のオリフィス22は開放状態となる。一
方、ロータリーバルブ11の突起19Bはカムハウジン
グ4の突起17Bに当り、フリクショントルクがリリー
フ弁63に作用するが、フリクショントルクより第2ば
ね部材64のばね力が強いため、リリーフ弁63は第2
のオリフィス61を閉止状態に保持する。
【0037】この逆転時のトルク特性は、図8のHに示
すように、回転速度差ΔNの2乗に比例して通常の特性
となる。このように、逆転時にはロックしないようにし
たため、図9に示すように、前輪51側であって、前輪
側デファレンシャル装置52の近傍に本継手53を装着
した車両では、通常の前進運転状態であれば、タイトコ
ーナ旋回中にロックすることがなく、タイトコーナブレ
ーキング現象の発生を防止することができる。
【0038】なお、図9中、54はエンジン、55はト
ランスミッション、56はトランスファ、57は後輪、
58は後輪側デファレンシャル装置、59は後輪側プロ
ペラシャフト、60は前輪側プロペラシャフトである。
次に、図5に示すように、逆転時に閉止弁24が第1の
オリフィス22を開いている状態において、リリーフ弁
63に作用するフリクショントルクが第2ばね部材64
のばね力を越えると、リリーフ弁63は第2のオリフィ
ス61を開く。こうして、逆転時に強制リリーフとな
り、図8のIに示すようなトルク特性となる。このよう
に、逆転時にトルクを低く押えることができるので、A
BSの誤動作を防止することができる。
【0039】次に、図10はリリーフ弁63に作用する
フリクショントルク、油圧反力、ばね力の説明図であ
る。図10において、矢印LはフリクショントルクFt
を、矢印Mは油圧反力Faを、矢印Nは第2ばね部材6
4のばね力を、それぞれ示す。油圧反力Fa は以下の
(1),(3)式で示され、フリクショントルクFt
(2)式で示され、トルクTは(1),(2),(3)
式より得られる。 Fa =P*Sa =ka ・T ・・・(1) P :高圧室油圧 Sa :オリフィス断面積 T :トルク ka :比例定数 Ft =kt ・T ・・・(2) kt :比例定数 Fa =Fs −Ft ・・・(3) (1),(2),(3)式より ka ・T=Fs −kt ・T ・・・(4) 次に、図11は閉止弁24に作用するフリクショントル
ク、ばね力、油圧反力の説明図である。
【0040】図11において、矢印Oはフリクショント
ルクF1t を、矢印Pは第1ばね部材25のばね力を、
矢印Qは油圧反力F1a を、それぞれ示す。油圧反力F
a は、以下の(5),(7)式で示され、フリクショ
ントルクF1t は(6)式で示され、(5),(6),
(7)式より(8)式が得られる。(8)式より第1の
オリフィス22の完全閉止時のロックポイントT1l
得られる。
【0041】このT1l は図8のF点で示される。 F1a =k1a ・T1 ・・・(5) F1t =k1t ・T1 ・・・(6) F1a =F1t −F1s ・・・(7) k1a ・T1=k1t ・T1−F1s ・・・(8) T1l =F1s /(k1t −k1a ) ・・・(9) 次に、(7)式において、F1a =0とおくと、以下の
(10),(11)式が得られる。
【0042】(11)式のT1lsは、第1のオリフィス
22の閉止開始時のロックポイントを示し、図8のE点
で示される。 F1s =F1t ・・・(10) k1t ・T1=F1s T1ls=F1s /k1t ・・・(11) 次に、(3)式において、Ft =0とおくと、下記の
(12)式に示すような正転リリーフ時のリリーフポイ
ントTr が得られる。 ka ・T=Fsr =Fs /ka ・・・(12) Tr は、図8のR点で示される。
【0043】次に、逆転リリーフ時のロックポイントT
b は、以下の(13)式または(14)式で得られる。
ロックポイントTb は、図8のJ点で示される。
【0044】
【数1】
【0045】図8において、正転時E点からF点に移動
し、Dで示すようなロック特性になるようにしたため、
砂地および悪路での走破性が良く、継手温度が上昇し過
ぎることもなくなる。また、急発進時、万が一Dで示す
ようなロック特性になっても、Gで示すようにリリーフ
するようにしたため、トルクが制限されるので、継手に
大きな負担を与えることがなくなり、同時に部品の強化
も省くことができるため、コストアップすることもなく
なる。
【0046】さらに、逆転時に強制的にリリーフさせ
て、Iで示す特性としたため、トルク特性を低く押さえ
ることができるようになり、ABSの誤動作を抑制する
ことができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、正転時にロックするようにしたため、砂地および悪
路での走破性が良く、継手温度が上昇し過ぎることもな
くなる。また、急発進時、万が一ロック機構が働いて
も、リリーフすることによりトルクが制限されるため、
継手に大きな負担を与えることがなくなり、同時に部品
の強化も省くことができるので、コストアップすること
もなくなる。
【0048】さらに、逆転時、強制リリーフが働くた
め、トルク特性を低く押さえることができるようにな
り、ABSの誤動作を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正転非ロック時の状態
を示す図
【図2】正転ロック時の状態を示す図
【図3】正転リリーフ時の状態を示す図
【図4】逆転非リリーフ時の状態を示す図
【図5】逆転強制リリーフ時の状態を示す図
【図6】継手全体の断面図
【図7】ばね部材の斜視図
【図8】トルク特性を示すグラフ
【図9】継手の配置を示す図
【図10】フリクショントルク、油圧反力、ばね力の説
明図
【図11】フリクショントルク、油圧反力、ばね力の他
の説明図
【符号の説明】
1:カム 2:カム面 3:溶接部 4:カムハウジング 5:ロータ 6:入力軸 7:プランジャー室 8:プランジャー 9:リターンスプリング 10:吸入吐出孔 11:ロータリーバルブ(弁体) 12:吸入ポート 13:吸入路 14:吐出ポート 15:連通溝 16:蓋部材 17A,17B,19A,19B:突起 18A,18B:切欠き 20:集合室 22:第1のオリフィス(流動抵抗発生手段) 23:吐出油路 24:閉止弁 25:第1ばね部材 26:プレート部 27:ストッパ部 28:連結部 29:湾曲部 30:ピン孔 31:ピン 32:リテーナ 33:ベアリング 34:焼入れプレート 35:スラストニードルベアリング 36:カバー 37:オイルシール 38,39:連通路 40:アキュムレータ室 41:アキュムレータピストン 42:蓋 43:空気 44:注油孔 45:ねじ孔 46:ニードルベアリング 47,48:ストッパリング 49,50:Oリング 51:前輪 52:前輪側デファレンシャル装置 53:継手 54:エンジン 55:トランスミッション 56:トランスファ 57:後輪 58:後輪側デファレンシャル装置 59:後輪側プロペラシャフト 60:前輪側プロペラシャフト 61:第2のオリフィス 62:吐出油路 63:リリーフ弁 64:第2ばね部材 65:プレート部 66:ストッパ部 67:連結部 68:ピン 69:ピン孔 70:湾曲部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対回転可能な入出力軸間に設けられ、前
    記一方の軸に連結され、内側面に2つ以上の山を有する
    カム面を形成したカムハウジングと;前記他方の軸に連
    結されるとともに、前記カムハウジング内に回転自在に
    収納され、複数のプランジャー室を軸方向に形成したロ
    ータと;前記複数のプランジャー室の各々に往復移動自
    在に収納されるとともに、前記両軸の相対回転時に前記
    カム面によって駆動される複数のプランジャーと;前記
    ロータのプランジャーを収納しない一方の端面に開口
    し、前記プランジャー室と通じる吸入吐出孔と;前記ロ
    ータの端面に回転自在に摺接するとともに、前記カムハ
    ウジングとの間で所定の角度回転可能に位置決めされ、
    前記吸入吐出孔との位置関係によって吸入弁および吐出
    弁の作用をする複数の吸入ポート、吐出ポートを表面に
    形成した弁体と、 吐出ポートを連通して成る高圧室と、 高圧室から継手内低圧室への出口部に流動抵抗を発生す
    る手段を備え;前記両軸の回転速度差に応じたトルクを
    伝達する油圧式動力伝達継手において、 前記弁体の突起に、前記流動抵抗発生手段としてのオリ
    フィスを2個設けるとともに、 入出力軸の相対回転方向が正転時に、前記ロータとの摺
    接によって前記弁体に作用する摩擦回転力が所定の値を
    越えた場合に、前記一方のオリフィスを閉止し、逆転時
    に開く閉止弁を設けるとともに、 正転時は前記他方のオリフィスを閉止し、高圧室内の圧
    力が所定の値を越えた場合に前記他方のオリフィスを開
    放し、入出力軸の相対回転方向が逆転時に、前記ロータ
    との摺接によって前記弁体に作用する摩擦回転力が所定
    の値を越えた場合に、前記他方のオリフィスを強制的に
    開放するリリーフ弁を設けたことを特徴とする油圧式動
    力伝達継手。
  2. 【請求項2】前記閉止弁を押すためのプレート部を有
    し、正転時であって、そのばね力より強い摩擦回転力が
    作用するとき第1のオリフィスを閉止し、逆転時には第
    1のオリフィスを開放するように閉止弁を付勢する第1
    ばね部材と、前記リリーフ弁を押すためのプレート部を
    有し、正転時に高圧室からの油圧よりそのばね力が強い
    とき第2のオリフィスを閉止し、逆転時であって摩擦回
    転力がばね力より強いとき第2のオリフィスを開放する
    ようにリリーフ弁を付勢する第2ばね部材を備えたこと
    を特徴とする請求項1の油圧式動力伝達継手。
  3. 【請求項3】前記第1ばね部材のばね力より前記第2ば
    ね部材のばね力を強くしたことを特徴とする請求項2の
    油圧式動力伝達継手。
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