JP2952139B2 - 油圧式動力伝達継手 - Google Patents

油圧式動力伝達継手

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JP2952139B2
JP2952139B2 JP21112893A JP21112893A JP2952139B2 JP 2952139 B2 JP2952139 B2 JP 2952139B2 JP 21112893 A JP21112893 A JP 21112893A JP 21112893 A JP21112893 A JP 21112893A JP 2952139 B2 JP2952139 B2 JP 2952139B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の駆動力配分に使
用する油圧式動力伝達継手に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、例えば特願平2−1847
35号において、次のような油圧式動力伝達継手を提案
している。この油圧式動力伝達継手は、相対回転可能な
入出力軸間に設けられ、前記一方の軸に連結され、内側
面に2つ以上の山を有するカム面を形成したカムハウジ
ングと;前記他方の軸に連結されるとともに、前記カム
ハウジング内に回転自在に収納され、複数のプランジャ
ー室を軸方向に形成したロータと;前記複数のプランジ
ャー室のそれぞれに、リターンスプリングの押圧を受け
て往復移動自在に収納されるとともに、前記両軸の相対
回転時に前記カム面によって駆動される複数のプランジ
ャーと;前記ロータに形成され、前記プランジャー室と
通じる吸入吐出孔と;前記ロータの端面に回転自在に摺
接するとともに、前記カムハウジングとの間で所定の関
係に位置決めされ、前記吸入吐出孔との位置関係によっ
て吸入弁および吐出弁の作用をする複数の吸入ポート、
吐出ポートを表面に形成した弁体と、前記プランジャー
の駆動による吐出油の流動により流動抵抗を発生する手
段を備え;前記両軸の回転速度差に応じたトルクを伝達
する油圧式動力伝達継手において、前記弁体の吸入ポー
ト、吐出ポートを形成しない裏面に設けられ、前記吐出
ポートのそれぞれを連通する連通溝と、前記裏面に密着
して設けた蓋部材と、前記連通溝もしくは前記吐出ポー
トと低圧室との間に設けられた流動抵抗発生手段を備え
たものである。
【0003】すなわち、この油圧式動力伝達継手にあっ
ては、正転と逆転でカムとの位置関係が自動的に変わる
ことで、正転、逆転のいずれでも吸入、吐出の弁作用を
行うロータリーバルブを設け、正転、逆転のいずれの場
合でもトルク伝達を行うことができるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の油圧式動力伝達継手にあっては、ロータリー
バルブおよびロータリーバルブの位置変更を容易にする
ためのスラストニードルベアリングなどが必要であり、
また、スラストニードルベアリングのために、リテーナ
に焼入れを施したり、または、焼入れしたプレートを必
要とした。その結果、コストが高くなるという問題点が
あった。
【0005】また、吐出油がオリフィスから直接低圧室
に吐出され、キャビテーションなどによるノイズが発生
するという問題点もあった。本発明は、このような従来
の問題点に鑑みてなされたものであって、ロータリーバ
ルブ、スラストニードルベアリングなどを不要としてコ
ストが安く、また、キャビテーションの発生を抑制し、
ノイズの発生を防止することができる油圧式動力伝達継
手を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、相対回転可能な入出力軸間に設けられ、
前記両軸の差動回転によって駆動される油圧ポンプと;
該油圧ポンプの出口部に設けられ吐出油の流動抵抗を発
生する流動抵抗発生手段を備え;前記両軸の回転速度差
に応じたトルクを伝達する油圧式動力伝達継手におい
て;前記入出力軸の一方と結合され複数の山を持ったカ
ムと、他方の軸に結合され片側側面に開口する複数のプ
ランジャー室を持ったロータと、前記プランジャー室に
収納されるとともに、前記カムとロータの相対回転にと
もなって前記カムに規制されて往復移動する複数のプラ
ンジャーと、前記ロータのプランジャーを収納しない他
の端面に開口し、各々のプランジャー室に通じる流動抵
抗発生手段および吸入孔としての複数のオリフィスと、
前記ロータの端面に接して設けられるスラスト受け部材
と、前記ロータまたは該スラスト受け部材に設けられ前
記複数のオリフィスに連通する中圧室としての連通溝
と、前記ロータとスラスト受け部材の密着を助ける予圧
機構を備えるとともに;前記プランジャーの上死点前後
の所定の区間において、前記プランジャー室への油の補
給を可能とする補給弁機構を設けたことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、前記プランジャーの下死
点前後の所定の区間において、前記プランジャー室の圧
油を継手内の低圧室に逃がすための、開放弁機構を設け
たことを特徴とする。また、本発明は、前記補給機構
が、前記スラスト受け部材に形成した補給ポートと、前
記ロータに形成した補給孔からなることを特徴とする
【0008】また、本発明は、前記補給弁機構が、前記
プランジャー室の側壁に形成した吸入孔とプランジャー
のスカート部からなることを特徴とする。また、本発明
は、前記開放弁機構が、前記スラスト受け部材に形成し
た開放ポートと、前記ロータに形成した補給孔からなる
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】このような構成を備えた本発明の油圧式動力伝
達継手によれば、吐出行程のプランジャー室の油はオリ
フィスを通って、中圧室としての連通溝に入り、入った
油は、吸入行程のプランジャー室にオリフィスを通って
入るため、ロータリーバルブ、およびスラストニードル
ベアリングが不要になり、また、スラストニードルベア
リングのために、スラスト受け部材に焼入れを施した
り、焼入れしたプレートを必要としたが、これらが不要
になる。その結果、コストが安価になる。
【0010】また、オリフィスからの吐出油が直接低圧
室に出ないため、キャビテーションの発生を抑制するこ
とができ、ノイズが出なくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図8は本発明の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明すると、図1において、1は内側面に
2つ以上の山を有するカム面2を形成したカムであり、
カム1は図示しない出力軸に連結され、出力軸と一体で
回転する。また、カム1はカムハウジング3に固定さ
れ、カムハウジング3はカム1と一体で回転する。
【0012】4はカムハウジング3内に回転自在に収納
されたロータであり、ロータ4は入力軸5に結合され、
入力軸5と一体で回転する。ロータ4には、軸方向に複
数個のプランジャー室6が形成され、プランジャー室6
内は複数個のプランジャー7がリターンスプリング8を
介して摺動自在に収納されている。
【0013】リターンスプリング8は、予圧機構として
の機能を有し、ロータ4とスラスト受け部材としてのリ
テーナ33の密着を助ける。このロータ4の端面を図2
に示す。図2において、9は中圧室としての連通溝であ
り、連通溝9はオリフィス10を介して各プランジャー
室6に連通している。オリフィス10は、プランジャー
室6ごとに複数個形成され、プランジャー7の吐出行程
において、流動抵抗発生手段としての機能を有し、ま
た、プランジャー7の吸入行程において、プランジャー
室7に油を吸入する吸入孔としての機能を有する。
【0014】連通溝9の外側には排油溝11が形成さ
れ、排油溝11はロータ4の外周端部に延在している。
したがって、連通溝9から外側にリークする油は、排油
溝11を通って、ロータ4の外周側に排出される。ロー
タ4の外周側には各プランジャー室6に通じる複数個の
補給孔12が形成され、補給孔12はプランジャー7の
上死点前後の所定の区間において、プランジャー室6に
油の補給ができるようになっている。なお、13はロー
タ4の内周に形成されたスプラインである。
【0015】再び、図1において、33はロータ4の端
面に接して設けられたスラスト受け部材としての前記リ
テーナであり、リテーナ33はベアリング14で支持さ
れ、カムハウジング3と一体で回転する。リテーナ33
とカムハウジング3の間には油のもれを防止するOリン
グ15が介装されている。また、リテーナ33と入力軸
5の間にはカバー16が設けられ、カバー16の内側で
あって、リテーナ33と入力軸5との間には油のもれを
防止するオイルシール17が設けられている。
【0016】また、リテーナ33が右方向に移動するの
を阻止するストッパリング18がカムハウジング3の内
周に設けられ、また、リテーナ33が右方向に移動する
のを阻止するストッパリング19がベアリング14に設
けられている。次に、リテーナ33とカムハウジング3
を図3に示す。図3において、カムハウジング3の内周
には、突起3Aと切欠き3Bが交互に形成され、リテー
ナ33の外周には突起3Aと切欠き3Bにそれぞれ係合
する切欠き33Aと突起33Bが交互に形成されてい
る。したがって、カムハウジング3とリテーナ33は係
合し、一体に回転する。
【0017】リテーナ33の外周には周方向に複数個の
補給ポート20及び開放ポート20Aが交互に形成され
ている。すなわち、補給ポート20は、カム谷の前後と
なるような位置に形成され、開放ポート20Aは、カム
山の頂上部となる位置に形成される。補給ポート20と
前記ロータ4に形成した補給孔12が全体として、プラ
ンジャー室6に油の補給を可能とする補給弁機構を構成
している。
【0018】また、開放ポート20Aと前記ロータ4に
形成した補給孔12が全体として、プランジャー室6の
圧油を逃がす開放弁機構を構成している。再び図1にお
いて、21,22は入力軸5に形成された連通路であ
り、連通路21,22を介して継手の内部はアキュムレ
ータ室23に連通している。アキュムレータ室23には
摺動自在にアキュムレータピストン24が収納され、ア
キュムレータピストン24は内圧に応じて移動し、温度
変化による封入油の体積変化を吸収する。25は蓋部材
であり、蓋部材25はアキュムレータピストン24のス
トッパとしての機能も有する。アキュムレーターピスト
ン24の内部に空気26が入れられている。
【0019】なお、27は注油孔、28A,28Bはボ
ルト孔、29はニードルベアリング、30はストッパリ
ング、31はOリングである。次に、作用を説明する。
カム1とロータ4との間に回転差が生じないときは、プ
ランジャー7は作動せず、トルクは伝達されない。な
お、このとき、プランジャー7はリターンスプリング8
によりカム面2に押しつけられている。
【0020】次に、カム1とロータ4との間に回転差が
生じると、吐出行程にあるプランジャー7はカム1のカ
ム面2により軸方向に押し込まれる。プランジャー室6
の油は、オリフィス10を通って、中圧室である連通溝
9に吐出される。また、中圧室内の油はオリフィス10
を通って吸入行程にあるプランジャー室6に入るが、こ
の時のオリフィス10の抵抗により中圧室に圧力が発生
する。
【0021】すなわち、図4に示すように、油は吐出行
程のプランジャー室6、吐出行程のオリフィス10を通
って、連通溝9に入り、さらに、吸入行程のオリフィス
10を通って吸入行程のプランジャー室6に入る。吐出
行程のプランジャー室6の圧力はPo、吐出行程のオリ
フィス10の抵抗圧力はP1、中圧室の圧力はPb、吸
入行程のオリフィス10の抵抗圧力はP2、吸入行程の
プランジャー室6の圧力はPiとなる。
【0022】したがって、図5に示すように、吸入行程
のオリフィス10の抵抗圧力P2が中圧室の圧力Pbと
なる。吐出行程の、オリフィス10の抵抗及び前記中圧
室の圧力により、プランジャー室6の油圧が上昇し、プ
ランジャー7に反力が発生する。このプランジャー反力
に逆ってカム1を回転させることにより、トルクが発生
し、カム1とロータ4との間でトルクが伝達される。
【0023】このときのトルク特性を図6のAに示す。
トルクTは差動回転数ΔNの2乗に比例したものにな
る。これらの油の流れは、図7の矢印(B)で示され
る。ただし、プランジャー7とプランジャー室6のスキ
マなどからリークがあるため、吐出行程においてプラン
ジャー7によって吐き出された油の全量が吸入行程のプ
ランジャー室6に入ることはなく、この状態で吸入吐出
のサイクルをくり返すといずれは吸入する油がなくなっ
てしまい、トルクが出なくなる。よって、何らかの手段
でリークによる不足分を補給する必要がある。
【0024】吸入行程の最後においては、図8に示すよ
うに、リテーナ33に形成した補給ポート20はロータ
4の補給孔12を介してプランジャー室6に連通し、不
足分の油が補給される。すなわち、プランジャー7とプ
ランジャー室6のスキマからのリークする油やロータ4
に形成した排油溝11から排油される油が補給ポート2
0、補給孔12を通ってプランジャー室6に入る。
【0025】なお、吐出行程の終わり、すなわち、プラ
ンジャー7の下死点において、プランジャー7がカム山
の頂上を通過する時に、プランジャー室6の圧力が残っ
ていると、プランジャー7が回転する危険がある。この
ため、開放ポート20Aを設けて、吐出行程の終了する
よりわずかに早くプランジャー室6の圧油を逃がすこと
により、プランジャー7の回転を防止するようにしてい
る。
【0026】すなわち、プランジャー室6の圧油は、補
給孔12、開放ポート20Aを通って低圧室34に逃げ
る。なお、図7および図8中矢印Cは、ロータ4の回転
方向を示すが、回転方向が逆方向になっても、吐出行程
が吸入行程となり、吸入行程が吐出行程になるだけで、
ロータリーバルブがなくても、正転、逆転のいずれでも
トルク伝達を行うことができる。
【0027】本実施例においては、従来必要であったロ
ータリーバルブおよびスラストニードルベアリングが不
要になる。また、スラストニードルベアリングのために
リテーナ33に焼入れを施したり、または、焼入れたプ
レートを必要としたが、これらが不要になる。したがっ
て、コストが安価になる。また、オリフィス10からの
吐出油が直接低圧室34に吐出されず、中圧室である連
通溝9あるいは吸入行程のプランジャー室6に吐出され
るため、キャビテーションの発生を抑制することがで
き、ノイズが出なくなる。
【0028】次に、図9は本発明の他の実施例を示す図
である。図9において、32は吸入孔であり、吸入孔3
2はロータ4の側壁に形成され、プランジャー室6と連
通している。吸入孔32は、プランジャー7の上死点前
後の所定の区間において、プランジャー室6に連通する
ようになっている。本実施例においては、補給ポート2
0および補給孔12がなく、代りに吸入孔32及びプラ
ンジャー7のスカート部が補給弁機構を構成している。
【0029】吐出行程のプランジャー室6の油はオリフ
ィス10を通って、中圧室である連通溝9に吐出され
る。連通溝9に吐出された油は、吸入行程のプランジャ
ー室6にオリフィス10を通って吸入される。この場
合、プランジャー7とプランジャー室6のスキマからの
リークがあるため、全量が吸入行程のプランジャー室6
に入ることはない。
【0030】吸入行程の最後で吸入孔32がプランジャ
ー室6に連通するため、不足分の油が吸入孔32からプ
ランジャー室6に補給される。本実施例においても、前
記実施例と同様な効果を得ることができる。なお、他の
実施例では、前記実施例の場合の開放弁機構は設けてい
ない。また、これらの実施例では中圧室をロータ4とリ
テーナ33の密着によりシールしているが、他の手段に
よりシールしてもさしつかえはない。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、吐出行程のプ
ランジャー室の油をオリフィスを通って中圧室である連
通溝に吐出し、吸入行程のプランジャー室に連通溝の油
をオリフィスから吸入するようにしたため、ロータリー
バルブ、スラストニードルベアリングなどが不要とな
り、コストが安価になる。また、オリフィスからの吐出
油が直接低圧室に出ないため、キャビテーションの発生
を抑制することができ、ノイズが出なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図
【図2】ロータの端面を示す図
【図3】リテーナとハウジングを示す図
【図4】圧力変化の説明図
【図5】圧力変化を示すグラフ
【図6】トルク特性を示すグラフ
【図7】吐出油の流れを示す図
【図8】補給ポートの開閉を示す図
【図9】本発明の他の実施例を示す断面図
【符号の説明】
1:カム 2:カム面 3:カムハウジング 3A:突起 3B:切欠き 4:ロータ 5:入力軸 6:プランジャー室 7:プランジャー 8:リターンスプリング 9:連通溝(中圧室) 10:オリフィス 11:排油溝 12:補給孔 13:スプライン 14:ベアリング 15:Oリング 16:カバー 17:オイルシール 18,19:ストッパリング 20:補給ポート 20A:開放ポート 21,22:連通路 23:アキュムレータ室 24:アキュムレータピストン 25:蓋部材 26:空気 27:注油孔 28A,28B:ボルト孔 29:ニードルベアリング 30:ストッパリング 31:Oリング 32:吸入孔 33:リテーナ(スラスト受け部材) 33A:切欠き 33B:突起 34:低圧室

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対回転可能な入出力軸間に設けられ、前
    記両軸の差動回転によって駆動される油圧ポンプと;該
    油圧ポンプの出口部に設けられ吐出油の流動抵抗を発生
    する流動抵抗発生手段を備え;前記両軸の回転速度差に
    応じたトルクを伝達する油圧式動力伝達継手において;
    前記入出力軸の一方と結合され複数の山を持ったカム
    と、 他方の軸に結合され片側側面に開口する複数のプランジ
    ャー室を持ったロータと、 前記プランジャー室に収納されるとともに、前記カムと
    ロータの相対回転にともなって前記カムに規制されて往
    復移動する複数のプランジャーと、 前記ロータのプランジャーを収納しない他の端面に開口
    し、各々のプランジャー室に通じる流動抵抗発生手段お
    よび吸入孔としての複数のオリフィスと、 前記ロータの端面に接して設けられるスラスト受け部材
    と、 前記ロータまたは該スラスト受け部材に設けられ前記複
    数のオリフィスに連通する中圧室としての連通溝と、 前記ロータとスラスト受け部材の密着を助ける予圧機構
    を備えるとともに;前記プランジャーの上死点前後の所
    定の区間において、前記プランジャー室への油の補給を
    可能とする補給弁機構を設けたことを特徴とする油圧式
    動力伝達継手。
  2. 【請求項2】前記プランジャーの下死点前後の所定の区
    間において、前記プランジャー室の圧油を継手内の低圧
    室に逃がすための、開放弁機構を設けたことを特徴とす
    る請求項1の油圧式動力伝達継手。
  3. 【請求項3】前記補給弁機構が、前記スラスト受け部材
    に形成した補給ポートと、前記ロータに形成した補給孔
    からなることを特徴とする請求項1の油圧式動力伝達継
    手。
  4. 【請求項4】前記補給弁機構が、前記プランジャー室の
    側壁に形成した吸入孔とプランジャーのスカート部から
    なることを特徴とする請求項1の油圧式動力伝達継手。
  5. 【請求項5】前記開放弁機構が、前記スラスト受け部材
    に形成した開放ポートと、前記ロータに形成した補給孔
    からなることを特徴とする請求項2の油圧式動力伝達継
    手。
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