JP3486510B2 - 油圧式動力伝達継手 - Google Patents
油圧式動力伝達継手Info
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Description
に使用する油圧式動力伝達継手に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の油圧式動力伝達継手としては、そ
の要部を示すと、例えば図4に示すようなものがある。
図4は油圧式動力伝達継手のロータリバルブの正面図で
ある。図4において、91は油圧式動力伝達継手のロー
タリバルブであり、ロータリバルブ91の表面には周方
向に複数個の吸入ポート92と複数個の吐出ポート94
が交互に形成され、吸入ポート92には吸入路93がそ
れぞれ連通している。 【0003】ロータリバルブ91には、第1の収納孔6
8が形成され、また、第1の収納孔68と連通部69を
介して連通する第2の収納孔70が形成されている。第
2の収納孔70は第1の収納孔68より小径に形成され
ている。第1の収納孔68は第1の連通孔71を介して
吐出ポート94に連通し、第2の収納孔70は第4の連
通孔72を介して吐出ポート94に連通している。 【0004】次に、図5は図4のA−A断面矢視図であ
る。図5において、第1の収納孔68はシール部材73
を介してストッパピン74により閉止され、第1の収納
孔68内には第1のスプールバルブ75が移動自在に収
納される。第1のスプールバルブ75とシール部材73
の間には第1の高圧室76が形成され、第1の高圧室7
6は第1の連通孔71を介して吐出ポート94に連通
し、第1の高圧室76には高圧が供給される。 【0005】第1のスプールバルブ75と第1の収納孔
68の内壁との間には第1のスプリング77が介装さ
れ、第1のスプリング77は第1のスプールバルブ75
を図中左方向に付勢する。第1の収納孔68には第1の
スプールバルブ75に続いて第1のピン部材78が収納
され、第1のピン部材78は一端が第1のスプールバル
ブ75により押圧され、他端が連通部69に摺動自在に
支持されている。 【0006】第1のピン部材78および第1のスプリン
グ77が収納される第1の収納孔68内は第1の低圧室
79が形成され、第1の低圧室79は第2の連通孔80
を介して低圧室側に連通している。第2の収納孔70内
には、第1のスプールバルブ75より小径の第2のスプ
ールバルブ81が移動可能に収納され、第2のスプール
バルブ81は第1のピン部材78により押圧されて図中
右方向に移動する第2の収納孔70には第3の連通孔8
2が開口し、第3の連通孔82は低圧室側に連通してい
る。 【0007】また、第2の収納孔70内には第2のスプ
リング83が収納され、第2のスプリング83中には第
2のピン部材84が収納されている。第2のスプリング
83は第2のスプールバルブ81により圧縮され、第2
のピン部材84は第2のスプールバルブ81の移動を阻
止する。第2の収納孔70には低圧室側に連通する流動
抵抗発生手段としてのオリフィス85が開口し、オリフ
ィス85は第2のスプールバルブ81の移動により閉止
されるようになっている。 【0008】第2のスプールバルブ81の図中右側であ
って、第2のスプリング83および第2のピン部材84
が収納される第2の収納孔70内には第2の高圧室86
が形成され、第2の高圧室86は第4の連通孔72を介
して吐出ポート94に連通している。吐出ポート94か
らの高圧は、第4の連通孔72を介して第2の高圧室8
6に入り、オリフィス85を通過するとともに、第2の
スプールバルブ81を図中左方向に押圧して第3の連通
孔82を閉止させる。 【0009】オリフィス85は、第2のピン部材84の
先端より図中左側に形成され、第2のスプールバルブ8
1が第2のピン部材84に当接すると、完全に閉止され
る。第2の収納孔70はシール部材87を介してストッ
パピン88により閉止されている。89は第1の収納孔
68に開口する第5の連通孔であり、第5の連通孔89
は、第1の連通孔71と第2の連通孔80の間に形成さ
れる。 【0010】第5の連通孔89は、低圧室側に連通し、
第1の高圧室76の油圧を低圧室側に逃がす。すなわ
ち、第5の連通孔89は初期状態にあっては第1のスプ
ールバルブ75により閉止されており、油圧がある所定
値に達すると、第1のスプールバルブ75により開口
し、第1の高圧室76に連通する。次に動作を説明す
る。 【0011】差動回転数ΔNが小さく、油圧がある所定
値に達するまでの初期状態においては、図6(A)に示
すように、第1の連通孔71を介して第1の高圧室76
に油圧が供給されるが、第1のスプリング77および第
2のスプールバルブ81により第1のスプールバルブ7
5および第1のピン部材78は図中右方向に移動しな
い。 【0012】一方、第4の連通孔72を介して第2の高
圧室86に油圧が供給されると、油圧は第2のスプール
バルブ81を図中左方向に移動させるとともに、オリフ
ィス85を通過して、低圧室側に供給される。この初期
状態においては、第5の連通孔89は、第1のスプール
バルブ75により閉止されている。したがって、図7
(A)のaに示すようなトルク特性となる。 【0013】次に、差動回転数ΔNが大きくなり、油圧
がある所定値に達し、油圧により第1のスプールバルブ
75にかかる力と第2のスプールバルブ81にかかる力
の差が、第1のスプリング77のスプリング力より大き
くなると、図6(B)に示すように、第1のスプールバ
ルブ75が第1のスプリング77に抗して右方向に移動
し、第1のピン部材78が第2のスプールバルブ81を
右方向に押圧する。 【0014】第1のスプールバルブ75が右方向に移動
すると、第5の連通孔89は開き始め、低圧室側に油圧
を逃がす。これにより、第1の高圧室76の油圧が低下
すると、第1のスプールバルブ75は左方向に移動し
て、第5の連通孔89を閉止する。また、第2のスプー
ルバルブ81がオリフィス85を閉止すると、第2の高
圧室86の油圧が上昇して第2のスプールバルブ81は
左方向に移動して再びオリフィス85を開く。このよう
な調圧状態において、図7(B)のbに示すように、ト
ルクリミッターのトルク特性が得られる。 【0015】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の油圧式動力伝達継手にあっては、スプールと
収納孔との間のクリアランスを狭くして高圧室からのオ
イルリークを防止し、トルクの低下を回避しようとする
と、コンタミ詰りによるスプールの作動不良が生じると
いう問題があった。 【0016】コンタミ詰りによるスプールの作動不良を
回避するため、スプールと収納孔とのクリアランスを広
くすると、高圧室からのオイルリークによりトルクが低
下するという問題があった。本発明は、このような従来
の問題点に鑑みてなされたものであって、スプールバル
ブの代りにボールバルブを用いることでクリアランスで
のシールを廃止し、コンタミ詰りによる作動不良を回避
し、オイルリークによるトルクの低下を防止することが
できる油圧式動力伝達継手を提供することを目的とす
る。 【0017】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は次のように構成する。まず、本発明は、相
対回転可能な入出力軸間に設けられ、一方の軸に連結さ
れ、内側面に2つ以上の山を有するカム面に形成したカ
ムハウジングと;他方の軸に連結されるとともに、カム
ハウジング内に回転自在に収納され、複数のプランジャ
ー室を軸方向に形成したロータと;複数のプランジャー
室のそれぞれに、リターンスプリングの押圧を受けて往
復移動自在に収納されるとともに、両軸の相対回転時に
カム面によって駆動される複数のプランジャーと;ロー
タに形成され、プランジャー室に通じる吸入吐出孔と;
ロータの端面に回転自在に摺接するとともに、カムハウ
ジングとの間で所定の関係に位置決めされ、吸入吐出孔
との位置関係によって吸入弁および吐出弁の作用をする
複数の吸入ポート、吐出ポートを表面に形成したロータ
リバルブと、プランジャーの駆動による吐出油の流動に
より流動抵抗を発生する流動抵抗発生手段を備え;両軸
の回転速度差に応じたトルクを伝達する油圧式動力伝達
継手を対象とする。 【0018】このような油圧式動力伝達継手につき本発
明は、ロータリバルブの吐出ポートに連通する高圧室に
連通するとともに低圧室側に連通する収納孔を設け、こ
の収納孔内に収納され油圧が所定値を越えるとき収納孔
を開くボールを設けた。また、収納孔の入口に形成され
た弁座にボールを押える押え部材を設けるとともに、押
え部材を介してボールを付勢する弾性部材を設けた。 【0019】さらに、収納孔内には所定の開口面積を有
するドレーン孔を形成した。このような構成を備えた本
発明の油圧式動力伝達継手によれば、油圧が所定値を越
えるときは、ボールが収納孔を開いて、オイルをドレー
ン孔からドレーンするので、従来のようにクリアランス
でシールする必要がなく、オイルリークによるトルクの
低下を防止し、コンタミ詰りによる作動不良を回避する
ことができる。 【0020】 【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態を示す
断面図である。図1において、1は内側面に2つ以上の
山を有するカム面2を形成したカムであり、カム1は図
示しない出力軸に連結され、出力軸と一体で回転する。
また、カム1は溶接部3でカムハウジング4に固定さ
れ、カム1はカムハウジング4と一体で回転する。 【0021】5はカムハウジング4内に回転自在に収納
されたロータであり、ロータ5は入力軸6に結合され、
入力軸6と一体で回転する。ロータ5には、軸方向に複
数個のプランジャー室7が形成され、プランジャー室7
内は複数個のプランジャー8がリターンスプリング9を
介して摺動自在に収納されている。また、ロータ5には
複数の吸入吐出孔10が各プランジャー室7に通じるよ
うに形成されている。 【0022】11は表面に吸入ポート12、吸入路13
および吐出ポート14が形成されたロータリバルブであ
り、このロータリバルブ11の裏面には吐出ポート14
のそれぞれに連通する連通溝15が形成されている。ま
た、前記裏面には密着して蓋部材16が設けられ、連通
溝15を閉止している。また、ロータリバルブ11はカ
ムハウジング4の内周に形成した切欠き17に係合する
位置決め用の突起18を有する。 【0023】ロータリバルブ11は、吸入吐出孔10の
開閉タイミングを決定するタイミング部材を構成し、切
欠き17と突起18がカム1とロータリバルブ11の位
相関係を規制する位置決め機構を構成している。プラン
ジャー8が吸入工程にある場合は、ロータリバルブ11
の吸入ポート12とロータ5の吸入吐出孔10が通じる
位置関係となり、図示しないオリフィス、吸入ポート1
2、吸入路13、ロータ5の吸入吐出孔10を通じて、
プランジャー室7に油を吸入することができる。 【0024】また、プランジャー8が吐出工程にある場
合は、吸入工程と逆の関係となり、ロータ5の吸入吐出
孔10はロータリバルブ11の吐出ポート14を介して
連通溝15に通じる。19はカムハウジング4と一体で
回転するベアリングリテーナーであり、ベアリング20
を介して入力軸6を支持している。ベアリングリテーナ
ー19とロータリバルブ11との間にはスラストニード
ルベアリング21が介装され、このスラストニードルベ
アリング21側のフリクショントルクはロータ5とロー
タリバルブ11の間のフリクショントルクより小さくな
るように設定されている。したがって、差動回転の方向
が変わると、ロータリバルブ11はロータ5とともにつ
れ回りし、ロータリバルブ11の位置決め用の突起18
がカムハウジング4の切欠き17に当たるまで回転した
後、カムハウジング4と一体で回転する。これにより、
正転時または逆転時にも所定のタイミングで吸入吐出孔
10は強制的に切替わる。 【0025】ベアリングリテーナー19と入力軸6の間
にはオイルシール22が設けられ、また、入力軸6の内
部には油の熱膨張・収縮を吸収するためのアキュムレー
タピストン23が摺動自在に収納されている。24はア
キュムレータ室25のOリング摺動部への泥水の侵入を
防止する蓋部材である。アキュムレータ室25は油路2
6,27を介して継手の内部に連通している。ロータリ
バルブ11には前記吐出ポート14に連通する高圧室2
8が形成され、高圧室28の出口部はプラグ29により
閉止されている。なお、30は注油孔、31はニードル
ベアリング、32はねじ孔、33,34はOリング、3
5,36はスナップリング、37は取付孔である。 【0026】また、流動抵抗発生手段としてのオリフィ
スは図1には図示していないが、高圧室28と低圧室側
とを連通するように設けられている。次に、図2は継手
の要部説明図である。図2において、4はカムハウジン
グであり、カムハウジング4には切欠き17が形成さ
れ、切欠き17にはロータリバルブ11の位置決め用の
突起18が係合する。カムハウジング4内にはロータリ
バルブ11が収納され、ロータリバルブ11とカムハウ
ジング4は一体で回転する。 【0027】ロータリバルブ11の表面には周方向に複
数個の吸入ポート12と複数個の吐出ポート14が交互
に形成され、吸入ポート12には吸入路13がそれぞれ
連通している。吐出ポート14とロータリバルブ11の
外周との間には高圧路(高圧室)41が形成され、高圧
路41はプラグ42により閉止されている。ロータリバ
ルブ11には収納孔43が形成され、収納孔43は連通
路44を介して高圧路41に連通している。収納孔43
の連通路44側には弁座45が形成され、弁座45には
ボール46が着座可能となっている。 【0028】収納孔43内には弁座45に着座するボー
ル46と、ボール46を押える押え部材47と、押え部
材47を介してボール46を弁座45に押圧する弾性部
材としてのスプリング48が収納されている。押え部材
47は収納孔43を左右に分割する円板部47Aと円板
部47Aに固定された棒状部47Bとにより構成されて
いる。 【0029】スプリング48は、円板部47Aと収納孔
43の内壁との間に介装され、所定の付勢力で押え部材
47を介してボール46を左方向に付勢する。収納孔4
3の開口側にはロールピン49が打ち込まれている。円
板部47Aの図中左側の収納孔43には所定の開口面積
をもつドレーン孔50が形成されている。高圧路41の
油圧が所定値に達するまでは、油圧がボール46に作用
する力よりスプリング48がボール46を付勢する付勢
力の方が大きいため、ボール46は弁座45に着座して
連通路44を閉止したままであり、オイルは収納孔43
に入らず、ドレーン孔50がドレーンされない。 【0030】油圧が所定値を越えてスプリング48の付
勢力より大きくなると、ボール46は弁座45から離れ
て連通路44を開き、オイルは収納孔43内に入り、ド
レーン孔50からドレーンする。ドレーン孔50により
油圧は一定値に調圧され、トルクは一定値に制限され
る。次に、作用を説明する。 【0031】図1において、カム1とロータ5との間に
回転差が生じないときは、プランジャー8は作動せず、
トルクは伝達されない。なお、このとき、プランジャー
8はリターンスプリング9によりカム面2に押し付けら
れている。次に、カム1とロータ5との間に回転差が生
じると、吐出工程にあるプランジャー8はカム1のカム
面2により軸方向に押し込まれる。 【0032】この時、吸入吐出孔10は吐出ポート14
と通じているため、プランジャー8はプランジャー室7
の油を吸入吐出孔10からロータリバルブ11の吐出ポ
ート14に押し出す。吐出ポート14に押し出された油
は、オリフィスを通って吸入路13から吸入ポート12
に供給される。このとき、オリフィスの抵抗により吐出
ポート14、プランジャー室7などの油圧が上昇し、プ
ランジャー8に反力が発生する。このプランジャー反力
に逆ってカム1を回転させることによりトルクが発生
し、カム1とロータ5との間でトルクが伝達される。 【0033】なお、吐出ポート14は連通溝15で連通
されているため、吐出工程にあるすべてのプランジャー
室7の油圧は等しくなる。さらに、カム1が回転する
と、吸入工程となり、吸入吐出孔10は吸入ポート12
と通じるため、吸入路13の油は、吸入ポート12、吸
入吐出孔10を介してプランジャー室7に吸入され、プ
ランジャー8はカム1のカム面2に沿って戻る。 【0034】初期状態においては、図2に示すように、
差動回転数が小さく、油圧が高くないので、吐出ポート
14から高圧路41、連通路44を通って油圧がボール
46に作用しても、油圧よりもスプリング48の付勢力
が大きく、ボール46は弁座45に着座したままであ
る。したがって、オイルは収納孔43内に供給されず、
ドレーン孔50よりドレーンされない。このため、図7
(A)のaに示すような通常のトルク特性になる。 【0035】次に、差動回転数が大きくなり、油圧が所
定値を越えると、図3に示すように、ボール46に作用
する力がスプリング48の付勢力より大きくなり、ボー
ル46は弁座45を離れて、連通路44を開く。このた
め、吐出ポート14からの高圧のオイルは、高圧路4
1、連通路44を通って収納孔43内に入り、ドレーン
孔50から低圧室側にドレーンされる。ドレーン孔50
の開口面積は所定値に設定されており、トルクは一定値
に調圧される。したがって、図7(B)のbに示すよう
なトルクリミッターのトルク特性が得られる。 【0036】従来のスプールのクリアランスの設定で
は、コンタミ詰りによるスプールの作動不良回避と高圧
室のオイルリークによるトルク低下の回避を両立させる
ことはできなかったが、本発明においては、ロータリバ
ルブ11に、吐出ポート14に連通するとともに低圧室
側に連通する収納孔43を形成し、油圧が所定値を越え
るとき収納孔43を開くボール46を収納孔43内に収
納したため、クリアランスでのシールを廃止することが
でき、オイルリークによるトルクの低下を防止すること
ができ、また、コンタミ詰りによる作動不良を回避する
ことができる。 【0037】なお、本実施形態においては、オリフィス
を高圧室28の吐出側に設けるようにしたが、ロータリ
バルブに形成した高圧室内に弁体を収納し、弁体を保持
するピン部材のピン部と高圧室とピン部材を収納する収
納孔とを連通させる連通孔との間をオリフィスとしても
良い。 【0038】 【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、コンタミ詰りによる作動不良を回避することがで
き、また、オイルリークによるトルク低下を防止するこ
とができる。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】相対回転可能な入出力軸間に設けられ、前
記一方の軸に連結され、内側面に2つ以上の山を有する
カム面に形成したカムハウジングと; 前記他方の軸に連結されるとともに、前記カムハウジン
グ内に回転自在に収納され、複数のプランジャー室を軸
方向に形成したロータと; 前記複数のプランジャー室のそれぞれに、リターンスプ
リングの押圧を受けて往復移動自在に収納されるととも
に、前記両軸の相対回転時に前記カム面によって駆動さ
れる複数のプランジャーと; 前記ロータに形成され、前記プランジャー室に通じる吸
入吐出孔と; 前記ロータの端面に回転自在に摺接するとともに、前記
カムハウジングとの間で所定の関係に位置決めされ、前
記吸入吐出孔との位置関係によって吸入弁および吐出弁
の作用をする複数の吸入ポート、吐出ポートを表面に形
成したロータリバルブと、 前記プランジャーの駆動による吐出油の流動により流動
抵抗を発生する流動抵抗発生手段を備え; 前記両軸の回転速度差に応じたトルクを伝達する油圧式
動力伝達継手において、 前記ロータリバルブの前記吐出ポートに連通する高圧室
に連通するとともに低圧室側に連通する収納孔と、 該収納孔内に収納され油圧が所定値を越えるとき収納孔
を開くボールと、前記収納孔の入口に形成された弁座に前記ボールを押え
る押え部材と、 該押え部材を介して前記ボールを付勢する弾性部材と、 を備え、 前記収納孔内に所定の開口面積を有するドレーン孔を形
成し たことを特徴とする油圧式動力伝達継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26389296A JP3486510B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 油圧式動力伝達継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26389296A JP3486510B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 油圧式動力伝達継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10110748A JPH10110748A (ja) | 1998-04-28 |
JP3486510B2 true JP3486510B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=17395713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26389296A Expired - Lifetime JP3486510B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 油圧式動力伝達継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3486510B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP26389296A patent/JP3486510B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10110748A (ja) | 1998-04-28 |
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