JP3658242B2 - 油圧式動力伝達継手のドレーン機構 - Google Patents

油圧式動力伝達継手のドレーン機構 Download PDF

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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D43/00Automatic clutches
    • F16D43/28Automatic clutches actuated by fluid pressure
    • F16D43/286Automatic clutches actuated by fluid pressure controlled by torque

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧式動力伝達継手に用いられ、特に温度2WD機構とトルクリミッタ機構を兼用したドレーン機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の油圧式動力伝達継手に用いられるドレーン機構としては、例えば図5に示すようなものがある。
【0003】
図5において、101はバルブであり、バルブ101は入力軸と出力軸の回転速度差に応じたトルクを伝達する油圧式動力伝達継手に用いられる。バルブ101はロータに連結され、ロータと一体で回転する。ロータは後輪に連結されたメインシャフトに結合され、メインシャフトと一体で回転する。
【0004】
バルブ101には収納孔102が形成され、収納孔102には高圧室103からの油圧を排出するドレーン孔104が形成されたドレーンプラグ105が収納されている。ドレーンプラグ105内にはドレーン孔104を開閉するドレーンピン106が摺動自在に設けられている。107は固定ピンであり、固定ピン107はバルブ101に挿入、固定され、ドレーンピン106の移動を規制する。
【0005】
バルブ101の収納孔102内には低圧室108が形成され、リターンスプリング109,110に付勢されて、ドレーンピン106を押圧し、ドレーン孔104を閉止するようにサーモスイッチ111が設けられている。サーモスイッチ111は所定温度になると、固定ピン107に当たり、ドレーンピン106がドレーン孔104を開く方向に移動する。
【0006】
作動前においては、図5の上半分で示すように、ドレーンピン106はサーモスイッチ111を介してリターンスプリング109,110により左方向に押圧され、ドレーン孔104を閉止している。すなわち、ドレーンピン106はリターンスプリング109,110により左方向に付勢されたサーモスイッチ111により左方向に押圧されて、ドレーン孔104を閉止している。
【0007】
サーモスイッチ111の頭部ピン112は、リターンスプリング109,110により付勢されて、図6に示すように、ドレーンピン106に形成した凹部113に挿入されるが、固定ピン107には当接しないで、わずかな間隙が保持されている。
【0008】
所定温度になると、サーモスイッチ111の頭部ピン112が図5中左方向に伸びて固定ピン107に当たり、反力によりサーモスイッチ111はリターンスプリング109,110に抗して図5の下半分に示すように右方向に移動する。サーモスイッチ111が右方向に移動すると、ドレーンピン106を押圧する力がカットされ、ドレーンピン106はフリーになり高圧室103からの高圧により図5中右方向に移動してドレーン孔104を開く。このため、高圧室103のオイルは、矢印Aで示すように、ドレーン孔104を通って、ドレーン室114に入り、ドレーン通路115に入る。
【0009】
すなわち、図6に示すように、ドレーンピン106がドレーン孔104を開くと、高圧室103のオイルは、矢印Bで示すように、ドレーン孔104を通ってドレーン室114に入り、その後ドレーン通路115を通って低圧室にドレーンされる。ドレーンピン106の移動は、図6に示すようにドレーンピン106の凹部113の底部が固定ピン107に当接することでこれ以上移動することが阻止される。
【0010】
図7はトルク特性を示し、図7(A)はドレーンピン106が作動する前、すなわち、所定温度以下においては、差動回転数ΔNの2乗に比例したトルクΔTが得られる。これに対して、所定温度以上になってドレーンピン106が作動した後のトルク特性は、図7の(B)に示すように、ドレーン孔104の径が小さいため、ドレーン能力が不足し、作動回転数ΔNの増加に伴ってトルクΔTも増加し続ける。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の油圧式動力伝達継手のドレーン機構にあっては、ドレーン孔の径が小さく形成されているため、油圧を高圧に設定することができるものの、所定温度以上のドレーンピンの作動後も、ドレーン能力が不足するため、作動回転数の増加に伴い、トルクが増加し続けるという問題があった。また、所定トルク以上に達したとき、トルクを一定にするトルクリミッタとして機能する場合、ドレーン能力が不足しているため、差動回転とともにトルクも上昇してしまうという問題もあった。
【0012】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたのものであって、ドレーン能力の不足を解消し、所定トルクに達したときトルクを一定に保つことができ、温度2WD機構とトルクリミッタ機構との兼用ができる油圧式動力伝達継手のドレーン機構を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明は次のように構成する。
【0014】
請求項1の発明は、入力軸と出力軸の回転速度差に応じたトルクを伝達する油圧式動力伝達継手に用いられ、
バルブ内に収納され第1の高圧室からのオイルを導入する連通孔が形成されたリミッタプラグと、
該リミッタプラグ内に摺動自在に設けられ所定温度に達したときは押し付け力がカットされて前記連通孔を開き、所定トルクに達したときは前記第1の高圧室からの高圧で前記連通孔を開くリミッタピンと、
前記バルブに挿入固定されサーモスイッチをドレーン方向へ移動させるための固定ピンと、
前記バルブの低圧室内にリターンスプリングに付勢されて前記リミッタピンを押圧し前記連通孔を閉止するように設けられ所定温度になると前記固定ピンに当接して前記連通孔を開く方向に移動し、所定トルクに達したとき前記リミッタピンに押圧されて移動するサーモスイッチと、
前記バルブ内に収納され第2の高圧室からのオイルを排出するドレーン孔が形成されたドレーンプラグと、
該ドレーンプラグ内にドレーンスプリングにより付勢されて摺動自在に設けられ、前記第2の高圧室からのオイルが導入され前記連通孔に連通する前記第1の高圧室を有し、所定温度に達したとき急速に前記ドレーン孔を開き、所定のトルクに達したとき徐々にバランスを取りながら前記ドレーン孔を開くドレーンピンと、を備える。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1記載の油圧式動力伝達継手のドレーン機構において、前記ドレーンピンに前記第2の高圧室と低圧側とを連通させるオリフィスを形成した。
【0016】
請求項3の発明は、請求項1記載の油圧式動力伝達継手のドレーン機構において、前記ドレーンピンの第2高圧室の受圧面積と、第1高圧室の受圧面積の差を小さくして(例えば、第2高圧室面積/第1高圧室面積≦1.1)トルクリミッタ(調圧)機能を兼用し、差動回転が上昇しても、一定の調圧が可能なリミッタ機構とした。
【0017】
このような構成を備えた本発明によれば、バルブ内に収納され第1の高圧室からのオイルを導入する連通孔が形成されたリミッタプラグと、リミッタプラグ内に摺動自在に設けられ所定温度に達したときは押し付け力がカットされて連通孔を開き、所定トルクに達したときは第1の高圧室からの高圧で連通孔を開くリミッタピンと、バルブに挿入固定されサーモスイッチをドレーン方向に移動させるための固定ピンと、バルブの低圧室内にリターンスプリングに付勢されてリミッタピンを押圧し連通孔を閉止するように設けられ所定温度になると固定ピンに当接して連通孔を開く方向に移動し、所定トルクに達したときリミッタピンに押圧されて移動するサーモスイッチと、バルブ内に収納され第2の高圧室からのオイルを排出するドレーン孔が形成されたドレーンプラグと、ドレーンプラグ内にドレーンスプリングにより付勢されて摺動自在に設けられ、第2の高圧室からのオイルが導入され連通孔に連通する第1の高圧室を有し、所定温度に達したとき急速にドレーン孔を開き、所定のトルクに達したとき徐々にバランスを取りながらドレーン孔を開くドレーンピンと、を備えるので、従来のように、所定温度に達してもドレーン能力不足のために差動回転数の増加に伴い、トルクが増加し続けることがなく、トルクをなくすことができ、ドレーンピン自身が油圧バランスで作動し、トルクを一定に保つことができ、温度2WD機構とトルクリミッタ機構とを兼用することができる。その結果、継手の異常温度上昇を防止することができ、また、急発進等でのピークトルクをカットできるため、パワートレーン全体を軽量化することができる。
【0018】
また、ドレーンピンに第2の高圧室と低圧側とを連通させるオリフィスを形成したので、オリフィス機構の構成を簡単にすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のドレーン機構が用いられる油圧式動力伝達継手の断面図である。
【0020】
図1において、1はコンパニオンフランジであり、コンパニオンフランジ1は前輪駆動軸(一方の軸)である図示しないプロペラシャフトに連結されている。コンパニオンフランジ1にはカムハウジング軸部2が挿入され、スプライン結合されている。カムハウジング軸部2の外周にはフロントベアリング3が設けられ、フロントベアリング3を介してカムハウジング軸部2はデフケース4に支持されている。デフケース4とコンパニオンフランジ1との間にはシール部材5およびカバー6が設けられ、シール部材5およびカバー6によりごみなどの異物の侵入およびデフオイルの流出を防止している。カムハウジング軸部2には溶接部7でハウジング8が固定され、内側面には2つ以上の山を有するカム面9が形成されている。カムハウジング軸部2はこのカム面9によりカムとしての機能を持つ。また、カムハウジング軸部2にはオイルを継手内部に注入し、または排出するためのプラグ10,11が挿入されている。
【0021】
12はハウジング8内に回転自在に収納されたロータであり、ロータ12はメインシャフト(他方の軸)13に係合され、メインシャフト13と一体で回転する。メインシャフト13内にはドライブピニオンギア14が挿入、固定され、メインシャフト13はドライブピニオンギア14と一体で回転する。
【0022】
ロータ12には、軸方向に複数個のプランジャ室15が形成されプランジャ室15内は複数個のプランジャ16がリターンスプリング17を介して摺動自在に収納されている。
【0023】
プランジャ16の頭部側には吸入路18が形成され、吸入路18は低圧室19に連通している。吸入路18とプランジャ室15は連通孔20により連通し、連通孔20はボールよりなる吸入用のワンウェイバルブ21により開閉される。
【0024】
プランジャ室15の内部には弁座22が形成され、弁座22にはワンウェイバルブ21が着座する。弁座22の段部にはチェックプラグ23が設けられ、チェックプラグ23とワンウェイバルブ21との間にはワンウェイバルブ21を押圧し、位置決めるためのチェックスプリング(図示しない)が介装されている。
【0025】
チェックプラグ23とロータ12の底部との間には前記のリターンスプリング17が介装されている。ロータ12には吐出孔24が形成され、吐出孔24はプランジャ室15に連通している。吐出孔24にはボールよりなる吐出用のワンウェイバルブ25が設けられている。すなわち、吐出孔24には弁座26が形成され、弁座26にはワンウェイバルブ25が着座する。
【0026】
27はバルブであり、バルブ27にはロータ12の吐出孔24に連通する高圧室28が形成されている。高圧室28に規制部材29が突出してバルブ27に設けられ、規制部材29はワンウェイバルブ25を所定の位置に位置決めする。
【0027】
バルブ27にはオリフィス30が設けられたオリフィス部材31が設けられ、高圧室28はオリフィス30に連通している。バルブ27とロータ12はピン32により位置決めされ、ボルト33で固定されている。
【0028】
プランジャ16が吸入工程にあるときは、プランジャ16の頭部に設けた吸入用のワンウェイバルブ21が開き、低圧室19、吸入路18、連通孔20を通じて、プランジャ室15にオイルを吸入する。このとき、ロータ12の吐出孔24に設けた吐出用のワンウェイバルブ25は閉じて、高圧室28からのオイルの逆流を阻止する。また、プランジャ16が吐出工程にあるときは、吐出側のワンウェイバルブ25が開き、プランジャ室15のオイルは、吐出孔24、高圧室28からオリフィス30に供給される。このとき、吸入用のワンウェイバルブ21は閉じて連通孔20、吸入路18から低圧室19にオイルがリークするのを防止する。
【0029】
34はベアリングリテーナであり、ベアリングリテーナ34はハウジング8に圧入、固定され、スナップリング35により位置決めされている。
【0030】
ベアリングリテーナ34はハウジング8と一体で回転する。ベアリングリテーナ34は通孔36が形成され、通孔36は低圧室19に連通している。また、ベアリングリテーナ34とバルブ27およびベアリングリテーナ34とメインシャフト13との間にはニードルベアリング37,38がそれぞれ介装され、また、ベアリングリテーナ34とメインシャフト13との間にはオイルシール39が設けられ、オイルシール39によりオイルの流出を防止している。
【0031】
ベアリングリテーナ34の外側にはオイルの熱膨張、収縮を吸収するためのアキュムレータピストン40が摺動自在に設けられ、アキュムレータピストン40によりアキュムレータ室41が画成されている。アキュムレータ室41はベアリングリテーナ34の通孔36を介して低圧室19に連通している。
【0032】
アキュムレータピストン40とハウジング8との間およびアキュムレータピストン40とベアリングリテーナ34との間にはオイルのもれを防止するOリング42,43がそれぞれ介装されている。44はアキュームリテーナであり、アキュームリテーナ44の外周端部はハウジング8に固定されている。アキュームリテーナ44とアキュムレータピストン40の底部との間にはリターンスプリング45,46が介装されている。
【0033】
ベアリングリテーナ34の延在部の外周にはリアベアリング47が設けられ、リアベアリング47を介してベアリングリテーナ34はデフケース4に支持されている。なお、48はメインシャフト13の開口部に設けられた潤滑用油溝、49はシール部材である。
【0034】
図2は本発明の一実施形態を示す断面図である。
【0035】
図2の上半分は作動前の状態を示し、下半分は作動後の状態を示す。
【0036】
図2において、27はバルブであり、バルブ27はロータ12に連結され、ロータ12と一体で回転する。バルブ27には収納孔50が形成され、収納孔50にはねじ部51が形成され、スイッチプラグ52がねじ込まれている。
【0037】
バルブ27の上端部にはニードルベアリング37の受座53が形成され、受座53から収納孔50を貫通して、固定ピン54が挿入され、ニードルベアリング37が抜け止めとなり固定されている。収納孔50には金属製のリミッタプラグ55が挿入され、リミッタプラグ55は断面が略コの字形状に形成されている。リミッタプラグ55には高圧側に連通する連通孔56が形成されている。連通孔56はその径が小さく形成され、高圧に設定することができるようにしている。
【0038】
リミッタプラグ55内にはリミッタピン60が連通孔56を開閉可能に収納され、連通孔56を開閉するための突起61を有する。突起61は断面が略三角形状に形成され、突起61のテーパ部が連通孔56の開口端部に当接する。
【0039】
リミッタピン60の突起61の反対側は開放され、図3に示すように、凹部63が形成されている。リミッタピン60の凹部63を貫通して固定ピン54が設けられ、リミッタピン60が移動して連通孔56を開いた状態では凹部63の底部が固定ピン54に当接して、リミッタピン60の移動が規制されるようになっている。
【0040】
リミッタピン60がリミッタプラグ55に収納されるドレーン室64にはリミッタプラグ55に形成した排出孔57が開口し、排出孔57はプラグ27に形成したドレーン通路65に連通している。連通孔56を貫通したオイルは、ドレーン室64、排出孔57を経てドレーン通路65に入り、その後低圧室にドレーンされる。
【0041】
スイッチプラグ52内には低圧室66が形成され、低圧室66内にはサーモスイッチ67が移動自在に収納される。サーモスイッチ67の外周には段部68が形成され、段部68とスイッチプラグ52との間にはリターンスプリング69が介装され、また、サーモスイッチ67の底部とスイッチプラグ52との間にもリターンスプリング70が介装されている。サーモスイッチ67は、これらのリターンスプリング69,70に付勢されて、リミッタピン60を図中左方向に押圧し、リミッタピン60で連通孔56を閉止している。
【0042】
サーモスイッチ67の先端部中央には頭部ピン71が一体に形成され、所定温度以内の作動前においては、頭部ピン71と固定ピン54の間にはわずかな間隙が保持されている。所定温度になると、頭部ピン71が伸びて固定ピン54に当り、反力でサーモスイッチ67がリターンスプリング69,70に抗して図中右方向に移動して、高圧側からの高圧でリミッタピン60が図中右方向に移動して連通孔56が開くようになっている。
【0043】
また、所定トルク以上になると、連通孔56を通ってリミッタピン60に作用する高圧によって、リミッタピン60は、リターンスプリング69,70に抗して右方向に移動し、徐々に連通孔56を開く。
【0044】
バルブ27に形成された収納孔50の底部にはドレーンプラグ72が収納され、ドレーンプラグ72にはドレーン孔73が形成されている。ドレーンプラグ72内にはドレーンスプリング74に付勢されたドレーンピン75が摺動自在に収納されている。ドレーンピン75に内部には、第1の高圧室76が形成され、第1の高圧室76は連通孔56を介してリミッタプラグ55のドレーン室64に連通するとともに先端部に形成された通孔77を介してバルブ27に形成した第2の高圧室78に連通している。
【0045】
第1の高圧室76内にはドレーンスプリング74が介装され、ドレーンスプリング74の一端はドレーンピン75の通孔77側内壁に、他端はリミッタプラグ55に係止されている。ドレーンピン75とドレーンプラグ72との間にはオイルシール79が装着され、また、ドレーンピン75にはオリフィス80が形成されている。オリフィス80を介してドレーンプラグ72とドレーンピン75との間には形成されたドレーン室81と第1の高圧室76は連通し、オイルがオリフィス80を通過するときの油圧抵抗により、トルクを発生させる。ドレーン室81はドレーン通路82に連通し、ドレーン室81に入ったオイルはドレーン通路82から矢印Cで示すように、低圧室にドレーンされる。
【0046】
所定の温度に達すると、サーモスイッチ67は頭部ピン71が伸びることで作動し、リミッタピン55が連通孔56を開くため、ドレーンピン75の第1の高圧室76の油圧は一気にゼロになり、ドレーンスプリング74のスプリング力より勝る第2の高圧室78の油圧により、ドレーンピン75がドレーン孔73を開いてオイルをドレーンする。
【0047】
一方、サーモスイッチが作動しない状態で所定トルクに達したときは、第1の高圧室76の油圧がリターンスプリング69,70のスプリング力より大きくなり、リミッタピン60が連通孔56を開き調圧するため、第1の高圧室76の油圧+ドレーンスプリング74のスプリング力と第2の高圧室78の油圧のつり合いが変化し、ドレーンピン75自身が油圧で徐々にバランスしながら、ドレーン孔73を開き、第2の高圧室のオイルをドレーンし、調圧する。
【0048】
第2の高圧室78には3本の高圧路83,84,85を介して高圧ポート86に連通している。オイルは高圧ポート86から矢印Dで示すように、高圧路83,84,85を通って第2の高圧室78に供給される。
【0049】
次に、作用を説明する。
【0050】
通常時においては、高圧ポート86から油圧は矢印Dで示すように高圧路83,84,85を通って第2の高圧室78に供給されている。第2の高圧室78のオイルはドレーンピン75の通孔77を通って第1の高圧室76に入り、さらに連通孔56を通ってリミッタピン60に作用している。したがって、第1の高圧室76と第2の高圧室78の油圧は同一になっている。
【0051】
リターンスプリング69,70は、サーモスイッチ67を介してリミッタピン60を押圧しており、リターンスプリング69,70のスプリング力は第1の高圧室76の油圧より勝っており、リミッタピン60は、連通孔56を閉止している。また、ドレーンピン75は、ドレーンスプリング74と、第1高圧室の油圧反力により左方向に付勢されて、ドレーン孔73を閉止している。したがって、油圧はシールされている。
【0052】
一方、第1の高圧室76に入った油圧は、オリフィス80を通って、ドレーン室81から矢印Cで示すように、ドレーン通路82を経て低圧室にドレーンされる。この通常時のトルク特性は、図4のEに示すように、差動回転数ΔNの2乗に比例するトルクΔTが得られる。
【0053】
所定の温度に達すると、サーモスイッチ67の頭部ピン71は図2中左方向に伸びて、固定ピン54に当たり、その反力で図2の下半分に示すように、サーモスイッチ67はリターンスプリング69,70に抗して右方向に移動する。このため、リミッタピン60を押し付ける力がカットされ、リミッタピン60は強制的にリリーフされる。
【0054】
リミッタピン60が連通孔56を開くと、ドレーン室64内の油圧はドレーン通路71から低圧室にドレーンされ、ドレーンピン75の第1の高圧室76の油圧が一気にゼロになり、ドレーンスプリング74のスプリング力に勝る第2の高圧室78の油圧によりドレーンピン75は図2の下半分に示すように、ドレーン孔73を開き、オイルをドレーンする。このときのトルク特性は、図4のFで示すように、トルクはほとんどなくなる。従来のように所定の温度に達しても、ドレーン能力の不足のため差動回転数ΔNの増加に伴ってトルクΔTが増加することがない。
【0055】
次に、サーモスイッチが作動しない状態で所定のトルクに達すると、第1の高圧室76の油圧とリターンスプリング69,70のスプリングのつり合いが変化し、リミッタピン60に作用する第1の高圧室76の油圧がリターンスプリング69,70のスプリング力に勝り、リミッタピン60は連通孔56を開き調圧する。このため、第1の高圧室76の油圧+ドレーンスプリング74のスプリング力と第2の高圧室78の油圧のつり合いが変化し、第2の高圧室78の油圧が第1の高圧室76の油圧+ドレーンスプリング74のスプリング力に勝り、ドレーンピン75がドレーン孔73を徐々に開く。こうしてドレーンピン75自身が油圧で徐々にバランスをとりながら、オイルをドレーンする。このときのトルク特性は、図4のGに示され、所定のトルクΔT1以上では、トルクΔTを一定に保つことができる。
【0056】
このように、ドレーンピン75自身が油圧バランスで作動し、トルクΔTを一定に保持することができ、温度2WD機構とトルクリミッタ機構とを兼用することができ、トルクリミッタの機能も持つことができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、バルブ内に収納され第1の高圧室からのオイルを導入する連通孔が形成されたリミッタプラグと、リミッタプラグ内に摺動自在に設けられ所定温度に達したときは押し付け力がカットされて連通孔を開き、所定トルクに達したときは第1の高圧室からの高圧で連通孔を開くリミッタピンと、バルブに挿入固定されサーモスイッチをドレーン方向に移動させるための固定ピンと、バルブの低圧室内にリターンスプリングに付勢されてリミッタピンを押圧し連通孔を閉止するように設けられ所定温度になると固定ピンに当接して連通孔を開く方向に移動し、所定トルクに達したときリミッタピンに押圧されて移動するサーモスイッチと、バルブ内に収納され第2の高圧室からのオイルを排出するドレーン孔が形成されたドレーンプラグと、ドレーンプラグ内にドレーンスプリングにより付勢されて摺動自在に設けられ、第2の高圧室からのオイルが導入され連通孔に連通する第1の高圧室を有し、所定温度に達したとき急速にドレーン孔を開き、所定のトルクに達したとき徐々にバランスを取りながらドレーン孔を開くドレーンピンと、を備えるため、従来のように、所定温度に達してもドレーン能力不足のために差動回転数の増加に伴い、トルクが増加し続けることがなく、トルクをなくすことができ、ドレーンピン自身が油圧バランスで作動し、トルクを一定に保つことができ、温度2WD機構とトルクリミッタ機構とを兼用することができる。その結果、継手の異常温度上昇を防止することができ、また、急発進等でのピークトルクをカットできるため、パワートレーン全体を軽量化することができる。
【0058】
また、ドレーンピンに第2の高圧室と低圧側とを連通させるオリフィスを形成したため、オリフィス機構の構成を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドレーン機構が用いられる油圧式動力伝達継手の断面図
【図2】本発明の一実施形態を示す断面図
【図3】図2のA−A断面矢視図
【図4】トルク特性を示すグラフ
【図5】従来例を示す断面図
【図6】ドレーンピンを示す断面図
【図7】従来のトルク特性を示すグラフ
【符号の説明】
1:コンパニオンフランジ
2:カムハウジング軸部
3:フロントベアリング
4:デフケース
5,49:シール部材
6:カバー
7:溶接部
8:ハウジング
9:カム面
10,11:フラグ
12:ロータ
13:メインシャフト
14:ドライブピニオンギア
15:プランジャ室
16:プランジャ
17:リターンスプリング
18:吸入路
19:低圧室
20:連通孔
21:吸入用のワンウェイバルブ
22,26:弁座
23:チェックプラグ
24:吐出孔
25:吐出用のワンウェイバルブ
27:バルブ
28:高圧室
29:規制部材
30:オリフィス
31:オリフィス部材
32:ピン
33:ボルト
34:ベアリングリテーナ
35:スナップリング
36:通孔
37,38:ニードルベアリング
39:オイルシール
40:アキュムレータピストン
41:アキュムレータ室
42,43:Oリング
44:アキュームリテーナ
45,46:リターンスプリング
47:リアベアリング
48:潤滑用油溝
50:収納孔
51:ねじ部
52:スイッチプラグ
53:受座
54:固定ピン
55:リミッタプラグ
56:連通孔
57:排出孔
60:リミッタピン
61:突起
63:凹部
64:ドレーン室
65:ドレーン通路
66:低圧室
67:サーモスイッチ
68:段部
69,70:リターンスプリング
71:頭部ピン
72:ドレーンプラグ
73:ドレーン孔
74:ドレーンスプリング
75:ドレーンピン
76:第1の高圧室
77:通孔
78:第2の高圧室
79:オイルシール
80:オリフィス
81:ドレーン室
82:ドレーン通路
83,84,85:高圧路
86:高圧ポート

Claims (3)

  1. 入力軸と出力軸の回転速度差に応じたトルクを伝達する油圧式動力伝達継手に用いられ、
    バルブ内に収納され第1の高圧室からのオイルを導入する連通孔が形成されたリミッタプラグと、
    該リミッタプラグ内に摺動自在に設けられ所定温度に達したときは押し付け力がカットされて前記連通孔を開き、所定トルクに達したときは前記第1の高圧室からの高圧で前記連通孔を開くリミッタピンと、
    前記バルブに挿入固定されサーモスイッチをドレーン方向に移動させるための固定ピンと、
    前記バルブの低圧室内にリターンスプリングに付勢されて前記リミッタピンを押圧し前記連通孔を閉止するように設けられ所定温度になると前記固定ピンに当接して前記連通孔を開く方向に移動し、所定トルクに達したとき前記リミッタピンに押圧されて移動するサーモスイッチと、
    前記バルブ内に収納され第2の高圧室からのオイルを排出するドレーン孔が形成されたドレーンプラグと、
    該ドレーンプラグ内にドレーンスプリングにより付勢されて摺動自在に設けられ、前記第2の高圧室からのオイルが導入され前記連通孔に連通する前記第1の高圧室を有し、所定温度に達したとき急速に前記ドレーン孔を開き、所定のトルクに達したとき徐々にバランスを取りながら前記ドレーン孔を開くドレーンピンと、
    を備えたことを特徴とする油圧式動力伝達継手のドレーン機構。
  2. 請求項1記載の油圧式動力伝達継手のドレーン機構において、前記ドレーンピンに前記第2の高圧室と低圧側とを連通させるオリフィスを形成したことを特徴とする油圧式動力伝達継手のドレーン機構。
  3. 請求項1記載の油圧式動力伝達継手のドレーン機構において、サーモスイッチが作動しない状態では前記ドレーンピンの第2高圧室の受圧面積と、第1高圧室の受圧面積の差を小さくしてトルクリミッタ機能を兼用したことを特徴とする油圧式動力伝達継手のドレーン機構。
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