JPH0831538A - 接触部品を備えた電気導体をコネクタシェルに自動的に接続するための装置 - Google Patents
接触部品を備えた電気導体をコネクタシェルに自動的に接続するための装置Info
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- JPH0831538A JPH0831538A JP10216591A JP10216591A JPH0831538A JP H0831538 A JPH0831538 A JP H0831538A JP 10216591 A JP10216591 A JP 10216591A JP 10216591 A JP10216591 A JP 10216591A JP H0831538 A JPH0831538 A JP H0831538A
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- electrical conductor
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- connector shell
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R43/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
- H01R43/20—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for assembling or disassembling contact members with insulating base, case or sleeve
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】電気導体にコネクタシエルを自動取り付けする
装置を提供する。 【構成】ケーブル加工ラインの末端において、工業用ロ
ボット1によって1つのコネクタシエル5が1つの電気
導体8の両方の接触部品の上に取り付けられる。電気導
体8の各端部は、別の移送モジュール40のダブルグリ
ッパ11によって掴まれ、取り付け位置32において1
つの定置グリッパ20に移送される。この移送の前に、
電気導体8がダブルグリッパ11だけによって掴まれて
いる時には、コネクタシエル5が接触部品の上に取り付
けられその取り付け力が試験される。定置グリッパ20
が電気導体8を捕らえた後には、1つの新たな電気導体
8を掴むために移送位置30へダブルグリッパ11が逆
のサイクル動作を行う。
装置を提供する。 【構成】ケーブル加工ラインの末端において、工業用ロ
ボット1によって1つのコネクタシエル5が1つの電気
導体8の両方の接触部品の上に取り付けられる。電気導
体8の各端部は、別の移送モジュール40のダブルグリ
ッパ11によって掴まれ、取り付け位置32において1
つの定置グリッパ20に移送される。この移送の前に、
電気導体8がダブルグリッパ11だけによって掴まれて
いる時には、コネクタシエル5が接触部品の上に取り付
けられその取り付け力が試験される。定置グリッパ20
が電気導体8を捕らえた後には、1つの新たな電気導体
8を掴むために移送位置30へダブルグリッパ11が逆
のサイクル動作を行う。
Description
【関連特許出願の一部継続出願】本出願は、1989年
6月30日付で出願された出願番号07/374,27
1号を有する別の特許出願の一部継続出願である。この
結果として、この後者の出願の全開示内容が、その図面
を含めて、本明細書で説明されるように本出願に組み込
まれる。
6月30日付で出願された出願番号07/374,27
1号を有する別の特許出願の一部継続出願である。この
結果として、この後者の出願の全開示内容が、その図面
を含めて、本明細書で説明されるように本出願に組み込
まれる。
【産業上の利用分野】本発明は、段階的に漸進する移送
モジュールを有するケーブル加工場所と少なくとも1つ
の工業用ロボットを備えたグリッパシステムとの間にお
いて、接触部品を有する電気導体とコネクタシェルとを
自動的に接続するための装置に関わる。1つのロボット
グリッパが前記工業用ロボットに備えられ、このロボッ
トグリッパは全方向に動くことが可能である。更に別の
回転可能な移送モジュールが、1対の外側グリッパと1
対の内側グリッパとを用いて1つの電気導体の両端を各
々に掴む1つのダブルグリッパと、少なくとも1つの心
出し装置と、少なくとも1つの固定された取り外し装置
とを有する。
モジュールを有するケーブル加工場所と少なくとも1つ
の工業用ロボットを備えたグリッパシステムとの間にお
いて、接触部品を有する電気導体とコネクタシェルとを
自動的に接続するための装置に関わる。1つのロボット
グリッパが前記工業用ロボットに備えられ、このロボッ
トグリッパは全方向に動くことが可能である。更に別の
回転可能な移送モジュールが、1対の外側グリッパと1
対の内側グリッパとを用いて1つの電気導体の両端を各
々に掴む1つのダブルグリッパと、少なくとも1つの心
出し装置と、少なくとも1つの固定された取り外し装置
とを有する。
【従来の技術】接触部品を有する電気導体のコネクタシ
ェル内への取り付けのための装置は、例えばドイツ特許
出願公開DE−OS 2,740,377号に開示され
ている。この装置は、1つのクリンプ装置が1つのプラ
グ装置と組み合わされた所謂「剛性結束システム」であ
る。このグリッパは互いに垂直に作動する2つのピスト
ンシリンダ装置によって動かされる。引張り場所は、コ
ネクタシェルのための更に別のピストンシリンダによっ
て作動させられる。このコネクタシェル自体と更に別の
作動及び支持手段とは、剛性的な相互依存関係にある。
この相互依存関係はその装置の構造と予め決められた移
動経路とに基づいて決まる。従って、導体を有する望ま
しい接触部品を任意のコネクタシェルの中に適宜自由に
取り付けることは、上記の特許文献に開示された装置の
場合には不可能である。更に、接触部品を有する電気導
体のコネクタシェル内への自動取り付けのためのプロセ
スと装置とが、(スイス特許出願CH−02,524/
88−6号に基づく)欧州特許出願EP−0,348,
615号に開示されており、本発明はこの文献に開示さ
れたプロセスと装置とを改善するものである。このスイ
ス特許出願文献は、コネクタシェルがロボットグリッパ
によって加工済みケーブルの両端部に取り付けられ及び
加工済みケーブルの端部が1つのダブルグリッパによっ
てケーブル加工場所の末端において掴まれる、プロセス
と装置とを開示する。前記ケーブルの両端部は1つのダ
ブルグリッパによって掴まれるが、この場合には、前記
ダブルグリッパの前部部分は前記ケーブルのコネクタ接
点を掴み、前記ダブルグリッパの後部部分は前記ケーブ
ルの絶縁部分を掴む。前記ダブルグリッパの両方のグリ
ッパは、互いに独立的に制御されることが可能である。
前記コネクタシェルの取り付けのためには、前記ダブル
グリッパの両方のグリッパが閉じられ、前記ケーブルの
端部をコネクタシェルの取り付け方向及び/又は挿入方
向に保持する。これらのコネクタシェルは1つのロボッ
トアームの一方のグリッパによって保持され、各々の場
合に、ケーブルの端部に等間隔に取り付けられている。
コネクタ接点又はコネクタシェルにおける欠陥部分を検
出するために、且つ不良な取り付けを排除するために、
ロボットグリッパに配置されたセンサによって取り付け
力が調整される。誤り又は欠陥が見つからないならば、
前記ダブルグリッパの前部部分が開かれて外向きに拡が
り、前記コネクタシェルが、ロボットアームによってケ
ーブルの端部の上に完全に取り付けられる。この取り付
けられたケーブル接続が完全な取り付け状態であること
が、ロボットグリッパに配置された別のセンサによって
ロボットアームの離脱の動きを監視することによって制
御される。ロボットグリッパの揺動が、ダブルグリッパ
によって新たに掴まれたケーブルの端部への取り付けの
ためのコネクタを自由にするために、取り付けられたケ
ーブルを偏向板の下に動かすように作用する。この取り
付け装置の欠点の1つは、前記センサの両方を取り付け
ることによってロボットグリッパの重量が大きくなると
いうことと、このことによって、ロボットグリッパの動
きに必要とされる高い精度が損なわれるということであ
る。更に別の欠点は、取り付け力と取り外し力との監視
の故に、及び、コネクタシェルに接続されたケーブルの
偏向の故に、ケーブルの一方の端部へのコネクタシェル
の接続と取り付けに必要なロボットの動作のために要す
る時間が、ケーブル加工ラインのサイクル時間よりも長
いということである。この欠点はケーブル加工ラインの
生産能力を低減させる。接点部品を有する電気導体をコ
ネクタシェルへ組み合せ及び自動的に接続するためのプ
ロセスにおいては、適正な挿入が行われることが可能で
あるように、そうした物品を互いに対して心出しするこ
とが必要とされる。KunitadaTominoiに
対する欧州特許出願公開第0,041,332号は、電
気コネクタハウジングの中に端子を挿入する方法のため
の装置を開示する。SMC Corporation
は、空気圧で作動させられる2つのフィンガーを備える
平行グリッパと2つのフィンガーを備える傾斜グリッパ
とを、スイス国内で販売する。この企業は、グリップ作
用を与えるために使用されることが可能な、例えばモデ
ルMHC20D、MHP25D等に関連するフライヤを
販売する。SMC Corporationのグリッパ
のような1つ以上のグリッパを単一のフレームに対して
取り付けることは、ダブルグリッパのような多連グリッ
パを結果的にもたらす。既に開示されている誘導近接ス
イッチは、GERHARD BALLUFF&CO.,
(Postfach 1159,D−7303 Neu
hausen,Federal Republic o
f Germany)によって市販される。そうした誘
導近接スイッチは、移動要素の接近を測定する上で有用
である。
ェル内への取り付けのための装置は、例えばドイツ特許
出願公開DE−OS 2,740,377号に開示され
ている。この装置は、1つのクリンプ装置が1つのプラ
グ装置と組み合わされた所謂「剛性結束システム」であ
る。このグリッパは互いに垂直に作動する2つのピスト
ンシリンダ装置によって動かされる。引張り場所は、コ
ネクタシェルのための更に別のピストンシリンダによっ
て作動させられる。このコネクタシェル自体と更に別の
作動及び支持手段とは、剛性的な相互依存関係にある。
この相互依存関係はその装置の構造と予め決められた移
動経路とに基づいて決まる。従って、導体を有する望ま
しい接触部品を任意のコネクタシェルの中に適宜自由に
取り付けることは、上記の特許文献に開示された装置の
場合には不可能である。更に、接触部品を有する電気導
体のコネクタシェル内への自動取り付けのためのプロセ
スと装置とが、(スイス特許出願CH−02,524/
88−6号に基づく)欧州特許出願EP−0,348,
615号に開示されており、本発明はこの文献に開示さ
れたプロセスと装置とを改善するものである。このスイ
ス特許出願文献は、コネクタシェルがロボットグリッパ
によって加工済みケーブルの両端部に取り付けられ及び
加工済みケーブルの端部が1つのダブルグリッパによっ
てケーブル加工場所の末端において掴まれる、プロセス
と装置とを開示する。前記ケーブルの両端部は1つのダ
ブルグリッパによって掴まれるが、この場合には、前記
ダブルグリッパの前部部分は前記ケーブルのコネクタ接
点を掴み、前記ダブルグリッパの後部部分は前記ケーブ
ルの絶縁部分を掴む。前記ダブルグリッパの両方のグリ
ッパは、互いに独立的に制御されることが可能である。
前記コネクタシェルの取り付けのためには、前記ダブル
グリッパの両方のグリッパが閉じられ、前記ケーブルの
端部をコネクタシェルの取り付け方向及び/又は挿入方
向に保持する。これらのコネクタシェルは1つのロボッ
トアームの一方のグリッパによって保持され、各々の場
合に、ケーブルの端部に等間隔に取り付けられている。
コネクタ接点又はコネクタシェルにおける欠陥部分を検
出するために、且つ不良な取り付けを排除するために、
ロボットグリッパに配置されたセンサによって取り付け
力が調整される。誤り又は欠陥が見つからないならば、
前記ダブルグリッパの前部部分が開かれて外向きに拡が
り、前記コネクタシェルが、ロボットアームによってケ
ーブルの端部の上に完全に取り付けられる。この取り付
けられたケーブル接続が完全な取り付け状態であること
が、ロボットグリッパに配置された別のセンサによって
ロボットアームの離脱の動きを監視することによって制
御される。ロボットグリッパの揺動が、ダブルグリッパ
によって新たに掴まれたケーブルの端部への取り付けの
ためのコネクタを自由にするために、取り付けられたケ
ーブルを偏向板の下に動かすように作用する。この取り
付け装置の欠点の1つは、前記センサの両方を取り付け
ることによってロボットグリッパの重量が大きくなると
いうことと、このことによって、ロボットグリッパの動
きに必要とされる高い精度が損なわれるということであ
る。更に別の欠点は、取り付け力と取り外し力との監視
の故に、及び、コネクタシェルに接続されたケーブルの
偏向の故に、ケーブルの一方の端部へのコネクタシェル
の接続と取り付けに必要なロボットの動作のために要す
る時間が、ケーブル加工ラインのサイクル時間よりも長
いということである。この欠点はケーブル加工ラインの
生産能力を低減させる。接点部品を有する電気導体をコ
ネクタシェルへ組み合せ及び自動的に接続するためのプ
ロセスにおいては、適正な挿入が行われることが可能で
あるように、そうした物品を互いに対して心出しするこ
とが必要とされる。KunitadaTominoiに
対する欧州特許出願公開第0,041,332号は、電
気コネクタハウジングの中に端子を挿入する方法のため
の装置を開示する。SMC Corporation
は、空気圧で作動させられる2つのフィンガーを備える
平行グリッパと2つのフィンガーを備える傾斜グリッパ
とを、スイス国内で販売する。この企業は、グリップ作
用を与えるために使用されることが可能な、例えばモデ
ルMHC20D、MHP25D等に関連するフライヤを
販売する。SMC Corporationのグリッパ
のような1つ以上のグリッパを単一のフレームに対して
取り付けることは、ダブルグリッパのような多連グリッ
パを結果的にもたらす。既に開示されている誘導近接ス
イッチは、GERHARD BALLUFF&CO.,
(Postfach 1159,D−7303 Neu
hausen,Federal Republic o
f Germany)によって市販される。そうした誘
導近接スイッチは、移動要素の接近を測定する上で有用
である。
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電気
導体の端部へのコネクタシェルの接続と取り付けと検査
とに要するサイクル時間がケーブル加工ラインのサイク
ル時間よりも長くはない、電気導体にコネクタシェルを
取り付けるための装置を提供することである。本発明の
別の目的は、そのロボットグリッパの動きの精度が損な
われない装置を提供することである。本発明の更に別の
目的は、電気導体を有する同一の又は異なったコネクタ
シェルに、工業用ロボットを用いて完全に自動的に、同
一又は異なった接触部品が装着される又は取り付けられ
ることが可能なシステムを提供することである。本発明
のこれらの及びその他の目的及び利点が、以下の説明か
ら明らかになるだろう。
導体の端部へのコネクタシェルの接続と取り付けと検査
とに要するサイクル時間がケーブル加工ラインのサイク
ル時間よりも長くはない、電気導体にコネクタシェルを
取り付けるための装置を提供することである。本発明の
別の目的は、そのロボットグリッパの動きの精度が損な
われない装置を提供することである。本発明の更に別の
目的は、電気導体を有する同一の又は異なったコネクタ
シェルに、工業用ロボットを用いて完全に自動的に、同
一又は異なった接触部品が装着される又は取り付けられ
ることが可能なシステムを提供することである。本発明
のこれらの及びその他の目的及び利点が、以下の説明か
ら明らかになるだろう。
【課題を解決するための手段】本発明は、接触部品を有
する電気導体とコネクタシェルとの自動取り付けのため
の装置を提供する。1つのケーブル加工ラインは段階的
に漸進する移送モジュールを有する。1つのグリッパシ
ステムは、自在に動くことが可能な1つのロボットグリ
ッパを有する工業用ロボットを少なくとも1つ有する。
1つの回転可能な移送モジュールは、第1の側部と第2
の側部とを有し且つ1対の内側グリッパと1対の外側グ
リッパとを組み込んだ、1つのダブルグリッパを含む。
このダブルグリッパは、その外側グリッパ対と内側グリ
ッパ対とを用いて、1つの電気導体の2つの端部をその
都度毎に掴む。第1の取り付け試験装置が、ダブルグリ
ッパの第1の側部上に配置されている。第2の取り付け
試験装置が、ダブルグリッパの第2の側部上に配置され
ている。本発明の装置は、1つの心出し装置と1つの固
定的に据え付けられた取り外し装置とを含む。1つの定
置グリッパが、ダブルグリッパの外側グリッパ対と内側
グリッパ対との間で電気導体の端部を掴む。コネクタの
接続を試験し検査するための1つの制御装置が、定置グ
リッパ上に配置されている。前記ダブルグリッパの内側
グリッパ対と外側グリッパ対は、1つの共通案内軌道上
に支持され、掴まれた電気導体の軸に平行な方向に前記
共通案内軌道上を滑動する。外側グリッパ対の作用条件
を維持するために、外側グリッパ対の上に、圧縮応力が
与えられた1つの外側スプリングが配置されることが可
能である。内側グリッパ対の作用条件を維持するため
に、圧縮応力が与えられた1つの内側スプリングが内側
グリッパ対の上に配置されることが可能である。1つの
外側センサが外側グリップ対に配置されることが可能で
ある。この外側センサは外側グリップ対の作用位置から
の逸脱時に応答することが可能である。1つの内側セン
サが内側グリップ対に配置されることが可能である。こ
の内側センサは内側グリップ対の作用位置からの逸脱時
に応答することが可能である。内側センサと外側センサ
には、その各々の前部側部が薄板金突縁で覆われること
に反応する無接触プローブが備えられている。1つの制
御装置が、コネクタシェルを保持するロボットグリッパ
の逆転動作と取り付け動作の再開とを起動することが可
能である。この制御装置は、相関的動作を開始させる最
終制御要素を備えることが可能である。定置グリッパの
制御装置には、取り付け圧力と引き抜き圧力とを監視す
るための空気圧ピストン−シリンダユニットが備えられ
ることが可能である。ダブルグリッパ内の複数の挿入開
口は、様々な接触部品を受けることが可能である。これ
らの複数の挿入開口は様々な寸法を有することが可能で
ある。外側グリッパ対は、掴まれた電気導体の軸方向に
対して垂直に滑動可能な形で支持されることが可能であ
る。取り付け手順の間に定置グリッパを滑動可能な形で
支持するために、掴まれた電気導体の軸方向に対して平
行に1つの滑動軌道が配置されることが可能である。こ
の定置グリッパは、空気圧による制御装置によって作用
位置に保持されることが可能である。1つの支持ブラケ
ットがヨークに配置されることが可能である。1つの無
接触センサが前記支持ブラケットに配置され、前記定置
グリッパのずれを監視することが可能である。欠陥のあ
る電気導体を取り除くための1つの除去装置が、前記定
置グリッパに配置可能である。前記ダブルグリッパの外
側グリッパ対には、1つの電気導体を支持するために、
複数の挿入用開口が備えられることが可能である。接触
部品を有する電気導体をコネクタシェルに自動的に取り
付けるための方法は、次のプロセス段階を有する。1つ
のグリッパによって支持された1つのグリッパ工具を用
いて、少なくとも1つのコネクタシェルがコネクタシェ
ルマガジンから掴み出される。1つの電気導体の2つの
接触部品が、ケーブル加工ラインの1つの端部において
心出しされる。これらの2つの接触部品は、1つのダブ
ルグリッパの2つのグッリパ対の各々によって、絶縁さ
れた導体において休止位置に維持される。少なくとも1
つのグリッパが電気導体の1つの接触部品の方向に動か
される。1つの凹部を有する1つのコネクタシェルが、
その凹部が電気導体の接触部品と一直線に並ぶように移
動させられる。前記ダブルグリッパの1つの前部グリッ
パ対だけが開く。この前部グリッパ対は電気導体の接触
部品を掴む。電気導体の接触部品をコネクタシェルの凹
部の中に挿入するために、前記ロボットグリッパによっ
てコネクタシェルが電気導体の接触部品の上に完全に移
動させられる。ダブルグリッパの後部グリッパ対が開
く。完成された装着済みのケーブルハーネスを得るため
に、1つの固定取り外し装置の下方で、挿入された電気
導体に対して、グリッパによる取り外し動作が行われ
る。電気導体の接触部品のコネクタシェルへの挿入プロ
セスは、グリッパの戻り動作の後に、挿入力がそのプリ
セット値を超過する時に、繰り返されることが可能であ
る。挿入プロセスの反復が不必要となった後に、電気導
体が取り除かれることが可能である。電気導体の接触部
品上へのコネクタシェルの組み合せプロセスの結果を試
験するために、挿入方向に対して反対方向にグリッパが
動かされることが可能である。電気導体の第2の接触部
品を個々のコネクタシェルに差し込むために、ダブルグ
リッパがその縦軸の周りに1/2回転させられることが
可能である。完成された装着済みのケーブルハーネスは
結合されることが可能であり、このケーブルハーネスは
電気的に試験されることが可能である。本発明の利点
は、加工済みのケーブルの2つの端部を受けるための、
2つの固定グリッパのインライン形の配置を含む。2つ
の固定グリッパが、取り付け圧力と引き抜き圧力とを別
々に空気圧によって監視することによって、コネクタシ
ェルの適正な接続と完全な取り付けとを同時に制御す
る。一方では、こうした2つの固定グリッパのインライ
ン形の配置が、ロボットグリッパのサイクル時間を減少
させ,このサイクル時間をケーブル加工ラインのサイク
ル時間に適合させ、他方では、ケーブルの端部に1つの
コネクタシェルを完全に接続し取り付けるための監視装
置を、ロボットグリッパからダブルグリッパへ又はロボ
ットグリッパから固定グリッパへ移動することによっ
て、ロボットグリッパに対する多大な重量増加は発生さ
れず、従って、ロボットグリッパの動作シーケンスが妨
害されることがない。本発明に関し特徴的であると認め
られる新規性のある特徴が、添付の特許請求で説明され
る。しかし、本発明自体は、その構造及び動作方法の両
方に関して、その追加的な目的及び利点と共に、添付の
図面を参照することによって、以下の特定の実施例の説
明から最も良く理解されるだろう。添付の図面では、本
発明の様々な実施可能な具体例の中の幾つかが示され
る。
する電気導体とコネクタシェルとの自動取り付けのため
の装置を提供する。1つのケーブル加工ラインは段階的
に漸進する移送モジュールを有する。1つのグリッパシ
ステムは、自在に動くことが可能な1つのロボットグリ
ッパを有する工業用ロボットを少なくとも1つ有する。
1つの回転可能な移送モジュールは、第1の側部と第2
の側部とを有し且つ1対の内側グリッパと1対の外側グ
リッパとを組み込んだ、1つのダブルグリッパを含む。
このダブルグリッパは、その外側グリッパ対と内側グリ
ッパ対とを用いて、1つの電気導体の2つの端部をその
都度毎に掴む。第1の取り付け試験装置が、ダブルグリ
ッパの第1の側部上に配置されている。第2の取り付け
試験装置が、ダブルグリッパの第2の側部上に配置され
ている。本発明の装置は、1つの心出し装置と1つの固
定的に据え付けられた取り外し装置とを含む。1つの定
置グリッパが、ダブルグリッパの外側グリッパ対と内側
グリッパ対との間で電気導体の端部を掴む。コネクタの
接続を試験し検査するための1つの制御装置が、定置グ
リッパ上に配置されている。前記ダブルグリッパの内側
グリッパ対と外側グリッパ対は、1つの共通案内軌道上
に支持され、掴まれた電気導体の軸に平行な方向に前記
共通案内軌道上を滑動する。外側グリッパ対の作用条件
を維持するために、外側グリッパ対の上に、圧縮応力が
与えられた1つの外側スプリングが配置されることが可
能である。内側グリッパ対の作用条件を維持するため
に、圧縮応力が与えられた1つの内側スプリングが内側
グリッパ対の上に配置されることが可能である。1つの
外側センサが外側グリップ対に配置されることが可能で
ある。この外側センサは外側グリップ対の作用位置から
の逸脱時に応答することが可能である。1つの内側セン
サが内側グリップ対に配置されることが可能である。こ
の内側センサは内側グリップ対の作用位置からの逸脱時
に応答することが可能である。内側センサと外側センサ
には、その各々の前部側部が薄板金突縁で覆われること
に反応する無接触プローブが備えられている。1つの制
御装置が、コネクタシェルを保持するロボットグリッパ
の逆転動作と取り付け動作の再開とを起動することが可
能である。この制御装置は、相関的動作を開始させる最
終制御要素を備えることが可能である。定置グリッパの
制御装置には、取り付け圧力と引き抜き圧力とを監視す
るための空気圧ピストン−シリンダユニットが備えられ
ることが可能である。ダブルグリッパ内の複数の挿入開
口は、様々な接触部品を受けることが可能である。これ
らの複数の挿入開口は様々な寸法を有することが可能で
ある。外側グリッパ対は、掴まれた電気導体の軸方向に
対して垂直に滑動可能な形で支持されることが可能であ
る。取り付け手順の間に定置グリッパを滑動可能な形で
支持するために、掴まれた電気導体の軸方向に対して平
行に1つの滑動軌道が配置されることが可能である。こ
の定置グリッパは、空気圧による制御装置によって作用
位置に保持されることが可能である。1つの支持ブラケ
ットがヨークに配置されることが可能である。1つの無
接触センサが前記支持ブラケットに配置され、前記定置
グリッパのずれを監視することが可能である。欠陥のあ
る電気導体を取り除くための1つの除去装置が、前記定
置グリッパに配置可能である。前記ダブルグリッパの外
側グリッパ対には、1つの電気導体を支持するために、
複数の挿入用開口が備えられることが可能である。接触
部品を有する電気導体をコネクタシェルに自動的に取り
付けるための方法は、次のプロセス段階を有する。1つ
のグリッパによって支持された1つのグリッパ工具を用
いて、少なくとも1つのコネクタシェルがコネクタシェ
ルマガジンから掴み出される。1つの電気導体の2つの
接触部品が、ケーブル加工ラインの1つの端部において
心出しされる。これらの2つの接触部品は、1つのダブ
ルグリッパの2つのグッリパ対の各々によって、絶縁さ
れた導体において休止位置に維持される。少なくとも1
つのグリッパが電気導体の1つの接触部品の方向に動か
される。1つの凹部を有する1つのコネクタシェルが、
その凹部が電気導体の接触部品と一直線に並ぶように移
動させられる。前記ダブルグリッパの1つの前部グリッ
パ対だけが開く。この前部グリッパ対は電気導体の接触
部品を掴む。電気導体の接触部品をコネクタシェルの凹
部の中に挿入するために、前記ロボットグリッパによっ
てコネクタシェルが電気導体の接触部品の上に完全に移
動させられる。ダブルグリッパの後部グリッパ対が開
く。完成された装着済みのケーブルハーネスを得るため
に、1つの固定取り外し装置の下方で、挿入された電気
導体に対して、グリッパによる取り外し動作が行われ
る。電気導体の接触部品のコネクタシェルへの挿入プロ
セスは、グリッパの戻り動作の後に、挿入力がそのプリ
セット値を超過する時に、繰り返されることが可能であ
る。挿入プロセスの反復が不必要となった後に、電気導
体が取り除かれることが可能である。電気導体の接触部
品上へのコネクタシェルの組み合せプロセスの結果を試
験するために、挿入方向に対して反対方向にグリッパが
動かされることが可能である。電気導体の第2の接触部
品を個々のコネクタシェルに差し込むために、ダブルグ
リッパがその縦軸の周りに1/2回転させられることが
可能である。完成された装着済みのケーブルハーネスは
結合されることが可能であり、このケーブルハーネスは
電気的に試験されることが可能である。本発明の利点
は、加工済みのケーブルの2つの端部を受けるための、
2つの固定グリッパのインライン形の配置を含む。2つ
の固定グリッパが、取り付け圧力と引き抜き圧力とを別
々に空気圧によって監視することによって、コネクタシ
ェルの適正な接続と完全な取り付けとを同時に制御す
る。一方では、こうした2つの固定グリッパのインライ
ン形の配置が、ロボットグリッパのサイクル時間を減少
させ,このサイクル時間をケーブル加工ラインのサイク
ル時間に適合させ、他方では、ケーブルの端部に1つの
コネクタシェルを完全に接続し取り付けるための監視装
置を、ロボットグリッパからダブルグリッパへ又はロボ
ットグリッパから固定グリッパへ移動することによっ
て、ロボットグリッパに対する多大な重量増加は発生さ
れず、従って、ロボットグリッパの動作シーケンスが妨
害されることがない。本発明に関し特徴的であると認め
られる新規性のある特徴が、添付の特許請求で説明され
る。しかし、本発明自体は、その構造及び動作方法の両
方に関して、その追加的な目的及び利点と共に、添付の
図面を参照することによって、以下の特定の実施例の説
明から最も良く理解されるだろう。添付の図面では、本
発明の様々な実施可能な具体例の中の幾つかが示され
る。
【実施例】本発明によって、1つの段階的に前進可能な
移送モジュール10を備えた1つのケーブル加工ライン
と、全方向に動くことが可能な1つのロボットグリッパ
3を有する少なくとも1つの工業用ロボット1を備える
1つのグリッパシステムとの間の、接触部品8.1、
8.2を有する電気導体8とコネクタシェル5との自動
取り付けのための装置が提供される。1つの付加的な回
転可能な移送モジュール40は、その外側グリッパ対1
1.1と内側グリッパ対11.2とを用いて電気導体8
の2つの端部をその都度毎に掴む、1つのダブルグリッ
パ11を有する。少なくとも1つの心出し装置19と少
なくとも1つの固定された取り外し装置18とが備えら
れている。前記ダブルグリッパ11はその両側部上に各
々1つの取り付け試験装置を有する。各々に1つの定置
グリッパ20が備えられる。この定置グリッパ20は、
ダブルグリッパ11の外側グリッパ対11.1と内側グ
リッパ対11.2との間で、電気導体8の端部を掴む。
コネクタ接続を試験し検査するための1つの制御装置2
1が、前記定置グリッパ20上に配置されている。前記
ダブルグリッパの外側グリッパ対11.1と内側グリッ
パ対11.2とは、掴まれた電気導体8の軸に平行な方
向に1つの共通案内軌道11.5上に支持され且つ前記
軌道上を滑動することが可能である。外側グリッパ対1
1.1と内側グリッパ対11.2の各々は、その作用位
置を維持するために、圧縮応力を与えられた1つのスプ
リング24を有することが可能である。外側グリッパ対
11.1と内側グリッパ対11.2の各々は、更に、1
つのセンサ25を有する。これらのセンサ25は、外側
グリッパ対11.1と内側グリッパ対11.2とが作用
位置から逸脱する時に反応することが可能である。これ
らのセンサ25には、その各々の前部側部が薄板金突縁
11.8で覆われることにより反応する無接触プローブ
が備えられることが可能である。1つの制御装置が、コ
ネクタシェル5を保持するロボットグリッパ3の逆転動
作と取り付け動作の再開とを起動する。この制御装置は
相関的動作の開始をもたらさないことが可能である。ダ
ブルグリッパ11の外側グリッパ対11.1は、電気導
体8を受けるための1つ以上の挿入用開口22、23を
備えることが可能である。定置グリッパ20の制御装置
21には、取り付け圧力P1と引き抜き圧力P2とを監
視するために、1つの空気圧ピストン−シリンダユニッ
トが備えられることが可能である。様々な接触部品8.
1、8.2を受けるための挿入開口22、23は、様々
な寸法を有することが可能である。外側グリップ対1
1.1は、掴まれた電気導体8の軸方向に垂直に滑動可
能な形で支持されることが可能である。定置グリッパ2
0は、掴まれた電気導体8の軸に平行な滑動軌道20.
1上に滑動可能な形で支持されることが可能である。定
置グリッパ20は、空気圧制御装置21によって作用位
置に保持されることが可能である。1つの無接触センサ
46が支持ブラケット42に配置されることが可能であ
り、定置グリッパ20のずれを監視することが可能であ
る。欠陥のある電気導体8を取り除くために、1つの除
去装置26が定置グリッパ20に配置されることが可能
である。接触部品8.1、8.2を有する電気導体8を
コネクタシェル5内にグリッパシステムを用いて自動的
に取り付けるための方法は、次のプロセス段階を有す
る。1つのロボットグリッパ3によって支持された1つ
のグリッパ工具4が、コネクタシェルマガジン7.1、
7.2、7.3から少なくとも1つのコネクタシェル5
を掴み出す。1つの電気導体8の2つの接触部品8.
1、8.2が、ケーブル加工ライン9の1つの端部にお
いて心出しされ、ダブルグリッパ11の2つのグッリパ
対11.1、11.2の各々によって、接触部品8.
1、8.2において及び電気導体8において休止位置に
維持される。少なくとも1つのグリッパ3が電気導体8
の接触部品8.1、8.2の方向に移動し、凹部を有す
る1つのコネクタシェル5を、その凹部の1つが電気導
体8の接触部品8.1、8.2と一直線に並ぶように移
動させる。前記ダブルグリッパ11の電気導体8の接触
部品8.1、8.2を掴んでいる1つの前部グリッパ対
11.1だけが開く。ロボットグリッパ3が、コネクタ
シェル5を電気導体8の接触部品8.1、8.2の上に
完全に移動させる。ダブルグリッパ11の1つの後部グ
リッパ対11.2が開く。グリッパ3は、1つの固定取
り外し装置18の下方の取り外し動作を、挿入された電
気導体に対して行う。電気導体8の接触部品8.1、
8.2へのコネクタシェル5の滑り嵌めプロセスは、ロ
ボットグリッパ3の戻り動作の後に、プリセットされた
挿入力の超過が生じる時に反復されることが可能であ
る。この滑り嵌めプロセスの反復が不必要となった後
に、電気導体8が取り除かれることが可能である。好ま
しくは、電気導体8の接触部品8.1、8.2上へのコ
ネクタシェル5のアセンブリプロセスの結果を試験する
ために、挿入方向に対して反対方向にロボットグリッパ
3が動くか否かが試されることが好ましい。電気導体8
の第2の接触部品8.2を個々のコネクタシェル5に差
し込むために、ダブルグリッパ11はその縦軸周りに1
/2回転させられることが可能である。完成された装着
済みのケーブルハーネス13は結合されることが可能で
あり、このケーブルハーネス13は電気的に試験される
ことが可能である。1つの工業用ロボットが図1、2、
3に参照番号1で示される。この工業用ロボット1は、
1つのロボットグリッパアーム2と1つのロボットグリ
ッパ3とを有する。1つのコネクタシェル5用の又は複
数の同一のもしくは様々なコネクタシェル5用の様々な
グリッパ工具4が、ロボットグリッパ3を用いて掴まれ
ることが可能である。コネクタシェルのグリップのため
のグリッパ工具4を有するロボットグリッパ3が、ロボ
ットグリッパアーム2に配置されている。個々のコネク
タシェルを掴むために、グリッパ工具は従来の空気圧グ
リッパ要素から組み立てられる。これらのグリッパ工具
4は、工業用ロボットの区域内の工具マガジン6の中に
配列され支持されている。通常の条件の下では、これら
のグリッパ工具はプログラム変更の際にだけ交換され、
従ってこの交換は比較的稀れにしか行われない。この操
作と交換は、原則的に手動で行われることが可能であ
る。ロボットグリッパにおけるグリッパ工具の配置は、
図7と図8とに更に明瞭に図解されている。工業用ロボ
ット1のロボットグリッパ3は、意図される各々のケー
ブルハーネス加工に対応する望ましいコネクタシェル5
を受けるために、グリッパ工具4を工具マガジン6から
拾い上げることが可能である。この場合に、ロボットグ
リッパ3とグリッパ工具4との間の接続部分に、スナッ
プ接続及び/又は合せ接続が備えられている。この接続
部分は本発明の一部分ではなく、従って更に詳細に説明
されることはない。グリッパ工具4は完全なプログラム
変更の場合にしか交換される必要がなく、このプログラ
ム変更は非常に稀にしか行われないが故に、ロボットグ
リッパ3にグリッパ工具4を手動で取り付けることも可
能である。図に示されたグリッパ工具4は、3つの同一
のグリッパモジュール4.1及びグリッパ4.2を有
し、これらのグリッパモジュール4.1の各々は互いに
等距離に配置され、各々に1つの同一なコネクタシェル
5を保持する。コネクタシェル5は、工業用ロボット1
のロボットグリッパ3が届く範囲内にあるコネクタシェ
ルマガジン7の中に格納され、この工業用ロボットは例
えば平行方向に隣合わせて配置された3つのコネクタシ
ェルマガジン7.1、7.2、7.3を備える。3つの
コネクタシェルマガジン7.1、7.2、7.3の各々
の間の距離は、グリッパ工具4のグリッパモジュール
4.1の各々の間の距離と同一である。ロボットグリッ
パ3のグリッパ工具4によって各々のコネクタシェル5
が取り出される時には、コネクタシェルマガジン7.
1、7.2、7.3に新たなコネクタシェル5が自動的
に補給される。コネクタシェルの供給は本発明の一部分
ではなく、従って、更に詳細に説明されることはない。
こうして、複数の同一のコネクタシェル5が、又は、関
連する装置の場合には、複数の異なったコネクタシェル
5が、グリッパ工具4とロボットグリッパ3とによっ
て、1つの加工サイクルの中に同時に入れられる。図7
と図8に、1つのブラケット52が一点鎖線で示され
る。完成されたケーブルハーネスのコネクタシェルを備
えた電気導体8が追加的に固定されなければならない時
に、このブラケット52が備えられる。この場合には、
ロボットグリッパ3が、ブラケット52上の開口51の
中に噛み合うロボットグリッパ工具4の固着ペグによっ
て取り付けられ、空気圧で駆動されるハンドルが、コネ
クタシェル5内に電気導体8を固着し固定する。電気導
体8の接触部品8.1、8.2が、本発明の主題には属
していないケーブル加工ライン9において準備される。
電気導体8の接触部品8.1、8.2は、第1の移送モ
ジュール10によってクロックサイクルで前進させられ
る。電気導体8の2つの接触部品8.1、8.2と電気
導体8自体との各々は、その移送位置にある間に、加工
ライン9の末端において定置中間モジール33によって
捕らえられる。電気導体8の製造のための加工ラインと
工業用ロボットによる前記電気導体8のコネクタシェル
への取り付け場所との間の区域が、図3に図解され、こ
の区域に、これらの部品を取り付けるための装置が据え
付けられる。1つのヨーク41と、このヨーク41に取
り付けられた1つの支持ブラケット42とによって、別
の移送モジュール40が導体平面31上に配置される。
別の移送モジュール40は、移送位置30と取り付け位
置32との間を移動することが可能なように、滑動ガイ
ド43の上に配置される。空気圧調整部材44によっ
て、前記モジュール40の前進後退の動きが与えられ
る。回転モジュール45を備えたダブルグリッパ11
が、移送モジュール40に取り付けられている。定置中
間モジュール33の移送位置30では、ダブルグリッパ
11は電気導体8の両端を捕らえる。更に2つの定置グ
リッパ20がヨーク41の支持ブラケット42に配置さ
れている。2つの定置グリッパ20は、別の移送モジュ
ール40のダブルグリッパ11から、取り付け位置22
において電気導体8の端部を捕らえる。ダブルグリッパ
11は、複数の独立した従来形の空気圧グリッパ要素を
有する。電気導体を適正に掴むために、これらのグリッ
パ要素が移送モジュール10に配置されている。各々の
グリッパ要素は移動可能であり、互いに独立的に制御可
能である。これは、コネクタシェルが電気導体の接触部
品の上に完全に滑り嵌められることを可能にする。この
場合には電気導体も内側グリッパ対11.2によって掴
まれ、一方、外側グリッパ11.1は開かれており、コ
ネクタシェルを自由に挿入することが可能である。この
挿入段階が、添付図面の図9から図15に概略的に図解
されている。このダブルグリッパは工業用ロボットに配
置されるのではなく、ケーブル加工ラインの末端に配置
された移送モジュール10に配置されている。コネクタ
シェル5を備えた電気導体8の偏向のために、更に各々
の定置グリッパ20毎に1つの固定取り外し装置18
が、同一の支持ブラケット42に固定的に据え付けられ
る。移送位置30にある電気導体8の各々の端部に対し
て、心出しモジュール34を有する1つの心出し装置1
9が備えられている。図3と図9に図解されるこの心出
し装置19の目的は、電気導体がダブルグリッパによっ
て確実に掴まれる前に、コネクタシェルの挿入のために
望ましい位置に電気導体の接触部品を動かすことであ
る。電気導体8の接触部品8.1、8.2は、心出し装
置19と心出しモジュール34とによって、望ましい位
置に動かされることが可能である。心出し装置19の配
置が、図5に更に詳細に図解される。心出し装置19
は、1つのブラケット39と、心出しモジュール34
と、1つの回転モジュール34.1と、掴まれた電気導
体8の軸に対して垂直に配置された1つの滑動ガイド3
5と、1つの空気圧滑動装置36と、掴まれた電気導体
8の軸に対して平行に配置された1つの滑動ガイド37
と、1つの空気圧滑動装置38とを含む。従って心出し
モジュール34は、2つの平面内に滑動可能な形で支持
され、空気圧によって前進させられ、中間モジュール3
3によって保持された電気導体の端部へと動かされるこ
とが可能である。心出しモジュール34は、180度ま
で旋回させられることが可能な2つのグリッパ対34.
2、34.3を有する。電気導体8の接触部分8.1
は、グリッパ対34.2、34.3によって望ましい位
置に動かされることが可能である。電気導体8が別の移
送モジュール40のダブルグリッパ11によって捕らえ
られる前に、回転モジュール34.1は、接触部品8.
1を例えばその縦軸に対して90度まで、180度ま
で、又は270度まで回転させることが可能である。ダ
ブルグリッパ11は、別の移送モジュール40によって
移送位置30と取り付け位置32との間を前後に動かさ
れる。それによって、掴まれた電気導体8の接触部品
8.1、8.2はその電気導体平面内に位置させられ
る。ダブルグリッパ11は図4により詳細に図解され
る。ダブルグリッパは各々に、2つの外側グリッパ対1
1.1と2つの内側グリッパ対11.2とを含む。ダブ
ルグリッパ11は、回転モジュール45と別の移送モジ
ュール40とに接続される。空気圧調整部材44によっ
て、別の移送モジュール40の移動が引き起こされる。
掴まれた電気導体8の軸に対して垂直に、外側グリップ
対11.1が、内側グリップ対11.2の滑動ガイド1
1.6の上に滑動可能な形に支持される。外側グリッパ
対11.1は、グリッパ対11.1を作用区域に出し入
れするために、空気圧装置11.3を用いて上下に動か
されることが可能であり、又は、グリッパ対11.1の
各々は、別の空気圧装置11.7によって別々に開閉さ
れることが可能でる。内側グリッパ対11.2は、その
グリッパを揺動して開閉させるための別の空気圧装置1
1.4に取り付けられる。外側グリッパ対11.1と内
側グリッパ対11.2は、電気導体8の掴まれた端部の
軸に平行な1つの共通ガイド軌道11.5の上に滑動可
能な形で据え付けられる。外側グリッパ対11.1と内
側グリッパ対11.2は、圧縮応力を与えられたスプリ
ング24の力によって作用位置に維持される。外側グリ
ッパ対11.1と内側グリッパ対11.2に生じる可能
性のある、掴まれた電気導体の軸方向に沿ったずれを、
センサ25が監視する。挿入力と引き抜き力とを検査す
るためのセンサが、ロボットグリッパ3に配置される。
グリッパ工具に対するコネクタシェルのずれを監視する
ために、従来形の無接触センサが、使用されることが可
能であり、前記ずれは、前記挿入力がプリセット値を越
える時に生じる。例えば、この実施例では、前記無接触
センサは、グリッパ対11.1、11.2のずれが生じ
て前記センサの前部側部が薄板金突縁11.8で覆われ
る時に前記センサが起動されるように配置される。外側
グリッパ対11.1は、望まれるように接触部品8.
1、8.2が心出し装置19によって一直線に並べられ
た後に、接触部品8.1、8.2の後部領域内で電気導
体8の加工済の端部を掴み、一方、内側グリッパ対1
1.2が、電気導体8の絶縁領域内で電気導体8を掴
む。取り付け位置32にある間に電気導体8を受入れ及
び捕らえるために、接触部品8.1、8.2の直ぐ後ろ
で、定置グリッパ20の各々が、ダブルグリッパ11の
2つのグリッパ対11.1、11.2の間において電気
導体8の各々の端部を掴むように、ダブルグリッパ11
の2つのグリッパ対11.1、11.2が互いに一定の
間隔を置いて配置される。定置グリッパは図6に更に詳
細に図解される。1つの定置グリッパ20が、電気導体
8の接触部品8.1、8.2に対して、ヨーク41の各
々の支持ブラケット42に配置される。各々の定置グリ
ッパ20は、掴まれた電気導体8の軸に平行な滑動軌道
20.1の上を滑動する形で案内され、空気圧制御装置
21によって作用位置に維持される。ロボットグリッパ
3によって電気導体の接触部品8.1、8.2上にコネ
クタシェル5を取り付ける時に、その取り付け力、又
は、最終取り付け後の引き抜き力の各々が、空気圧制御
装置21によって検査される。取り付け力がプリセット
された固定値を越える時に生じる可能性がある定置グリ
ッパ20のずれに、非接触センサ46が反応する。こう
したずれが検出される時には、電気導体が排出される。
放出装置26が、定置グリッパ20のグリップ 装置の
領域内に配置される。排除された電気導体8は放出装置
26によって作業区域から取り除かれる。引き抜き力の
検査時に、コネクタシェル5が、固定的に設定され引き
抜き力を下回る引き抜き力で電気導体8の接触部品8.
1、8.2から引き抜かれることが可能であるならば、
この場合には、電気コネクタ8も同様に除去され放出さ
れる。コネクタシェル5を装着した電気導体8の偏向を
生じさせるために、固定取り外し装置18が、各々の定
置グリッパ20領域内に支持ブラケット42に配置され
る。この固定取り外し装置は、挿入された電気導体を偏
向させるという働きだけを有する。この取り外し装置は
固定的に据え付けられ、前記働き以外の働きは全く行わ
ない。この取り外し装置の下方に電気導体を据えるため
に必要な動作は、掴まれたコネクタシェルに対してロボ
ットグリッパによって行われる。電気導体の接触部品を
製造するためのケーブル加工ライン9の末端が、図2の
概略図の上部部分に示される。ダブルグリッパ11を備
えた移送モジュール10は、前記ケーブル加工ライン9
末端と工業用ロボット1との間に配置される。ケーブル
加工ライン9によってダブルグリッパに周期的に移送さ
れる電気ケーブルは、移送モジュールによって工業用ロ
ボットの区域内に周期的に移動させられ、この区域内で
は、ロボットグリッパが、グリッパ工具によってコネク
タシェルマガジンから取り出され掴まれるコネクタシェ
ルを、完全なケーブルハーネスが形成されるまで周期的
に給送される電気ケーブルの上に挿入する。ケーブルハ
ーネスは、掴まれたコネクタシェルによって、工業用ロ
ボットによって伸張された状態で、工業用ロボットの下
方に示される搬送装置14に移送される。図1に示され
るように、接触部品8.1、8.2を有する電気導体8
とコネクタシェル5とを自動的に接続するための装置の
後に、1つの排出ビンが配置され、完全に組立られたケ
ーブルハーネス13が前記排出ビンの中に入れられるこ
とが可能である。この代わりに、図2に示されるように
1つの搬送装置14が備えられることが可能である。こ
れらの追加的な変形例は本発明の直接の目的ではなく、
従って、更に詳細に説明されることはない。この搬送装
置14は、1つのツインベルト駆動装置であることが可
能であり、この駆動装置は、各々の場合に、互いに上下
の位置に平行に配置され且つ各々に別々に動かされるこ
とが可能な、2つの継目なしゴムベルト対15、16を
有する。互いに上下に配置されたゴムベルトは、異なっ
た回転方向に駆動される。ケーブルハーネス13は、好
ましくは伸張された状態において、同一方向に動く前記
ツインベルト駆動装置の2つの中央ゴムベルトストラン
ドの間に締め付けられ、且つこれらに沿って運ばれる。
完成されたケーブルハーネスの結合のための結合装置1
7が、この搬送装置の始点に配置されることが可能であ
る。図示されていない別の排出グリッパが備えられ、上
記のような排出装置又は搬送装置内に配置されることが
可能である。この排出グリッパは、完成されたケーブル
ハーネスと取り付けに欠陥のあるケーブルハーネスと
を、工業用ロボット1のグリッパ3から取り出す。例え
ばこの排出グリッパは、完全なケーブルハーネスをハン
ガ支持軸受の第1の滑動軌道上に滑動させ吊り下げ、欠
陥のあるケーブルハーネスをハンガ支持軸受の第2の滑
動軌道上に滑動させ吊り下げる。その後で各々のケーブ
ルハーネスは、その長さとは無関係にコネクタシェルに
よって前記滑動軌道内に垂れ下がり、後続の処理段階の
準備が整う。この解決策は、工業用ロボット1のロボッ
トグリッパ3がケーブルハーネスを前記排出グリッパに
移送するための経路が短くてすむという利点を有する。
従って、取り付けが済んでいない新たなコネクタシェル
を掴むための、工業用ロボット1のロボットグリッパ3
の準備がより速やかに整うことになる。図9から図15
は、接触部品8.1、8.2を備えた電気導体端部にコ
ネクタシェル5を付着させ且つ取り付けるための各々の
段階を連続的に示す。これらの図面の個々の部品は、図
1から図8の照合番号と同一の照合番号で示される。電
気導体8は、その移送位置30では中間モジュール33
によって保持される(図9)。互いに180度ずらされ
たグリッパ対34.2、34.3有する心出しモジュー
ル34が、接触部品8.1、8.2にまで運ばれ、グリ
ッパ対34.2、34.3が接触部品8.1を掴む。中
間モジュール33の次には、ダブルグリッパの外側グリ
ップ対11.1と内側グリップ対11.2とが、電気導
体8をその両側で掴むことが可能である。図1に示され
るように、電気導体8と接触部品8.1とが、取り付け
位置において外側グリップ対11.1と内側グリップ対
11.2とによって掴まれ、定置グリッパ20の開いた
グリッパの間に送り込まれる。ロボットグリッパ3のグ
リッパ工具によって掴まれたコネクタシェル5が、既に
取り付けられた接触部品8.1に装着され、その後で掴
まれた接触部品8.1に運ばれる。図11は、接触部品
8.1に取り付けられたコネクタシェルを図解する。外
側グリップ対11.1と内側グリップ対11.2とを有
する移動可能な形に支持されたダブルグリッパ11が、
圧縮応力を与えられたスプリング24によって作用位置
に維持される。センサ25が、ダブルグリッパに生じる
可能性のある作用位置からの逸脱を薄板金突縁11.8
の補助によって監視する。図12に示されるように、電
気導体の端部は定置グリッパ20によって掴まれ、一
方、外側グリッパ11.1対が開かれて電気導体8から
引き離され、内側グリッパ対11.2が回転させられて
電気導体から引き離される。取り付け力P1又は引き抜
き力P2の各々に関する空気圧制御装置21が概略的に
図解され、且つ定置グリッパ20に組み合わされてい
る。図13は、コネクタシェル5が接触部品8.1の上
に完全に取り付けられている実施例を示す。図14で
は、接触部品8.1からのコネクタシェル5の取り外し
と引き抜きとが示され、この場合には、引き抜き力は空
気圧制御装置21の引き抜き力P2によって検査され
る。定置グリッパ20は、欠陥のある電気導体8を作業
区域から排除するために備えられた1つの排出装置26
を有する。図15は、正しく取り付けられた電気導体8
が、定置グリッパ20が開いている時に、固定取り外し
装置18の作用を受けたコネクタシェル5の取り外し動
作によってどのように置かれるかを示し、このことは更
に図12、13、14に図解される。上記の装置は次の
ように動作する。独立したケーブル加工場所の加工ライ
ン9の上で、ケーブルハーネス13の製造のために電気
導体8が一定の長さに切断され、その導体の端部が加工
され、その端部に接触部品8.1、8.2が装着され
る。電気導体8が、ケーブル加工ライン9の端部におい
て、移送位置30にある第1の移送モジュール10によ
って定置中間モジュール33に移送される。定置中間モ
ジュール33の位置では、電気導体8の接触部品8.
1、8.2が、互いに180度ずらされたグリッパ対3
4.2、34.3を有する心出し装置19の心出しモジ
ュール34によって望ましい位置に移され、それに続い
て、電気導体8がダブルグリッパ11によって取り上げ
られる(第1段階)。準備された接触部品8.1、8.
2の各々が、その接触部品8.1、8.2の後部区域に
おいて、ダブルグリッパ11の外側グリッパ対11.1
によって掴まれ、一方、内側グリッパ対11.2が、電
気導体8の絶縁区域内でこの電気導体8を掴む。こうし
てダブルグリッパ11によって掴まれた電気導体8は、
別の移送モジュール40によって1つの運転サイクルに
おいて移送位置に動かされる。この移送位置では、2つ
の定置グリッパ20が、外側グリッパ対11.1と内側
グリッパ対11.2との間に突き出す。ケーブル加工場
所の外側に配置された、電気導体8とコネクタシェル5
との自動取り付けのための装置は、その時までに、コネ
クタシェル5の取り付けのための準備が整う。2つの工
業用ロボットの各々のグリッパアーム2が、ロボットグ
リッパ3とグリッパ工具と共に、平行に配置されたコネ
クタシェルマガジン7.1、7.2、7.3の前部側部
に向かって旋回する。例えば、グリッパ工具4は、コネ
クタシェルマガジン7によって一列に事前配置された3
つのコネクタシェル5を、グリッパモジュール4.1の
グリッパ4.2を用いて掴む。コネクタシェルマガジン
7.1、7.2、7.3から取り出されたコネクタシェ
ル5は、自動的に供給される次のコネクタシェル5によ
って直ちに入れ換えられる。工業用ロボット1のグリッ
パアーム2は、掴まれたコネクタシェル5と共に導体平
面31内を移動して、ダブルグリッパによって保持され
た電気導体8の第1の接触部品8.1、8.2の前方に
位置する取り付け位置区域内に移動する。この場合に、
コネクタシェル5の特定の挿入開口の軸は、電気導体8
の掴まれた接触部品8.1、8.2の軸及び形状と同一
平面にあり、これらの掴まれた接触部品8.1、8.2
は、挿入された心出し装置19によって一直線に合わさ
れる(第2段階)。電気導体8の接触部品8.1、8.
2が挿入開口の中に入り込むまで、ここでロボットグリ
ッパ3が、グリッパ工具4と掴まれたコネクタシェル5
と共に、電気導体8の接触部品8.1、8.2に向かっ
て軸方向に移動させられる(第3段階)。コネクタシェ
ルの取り付けの間、電気導体8の接触部品8.1、8.
2の欠陥又は心の狂いによってコネクタシェルに生じる
損傷が、掴まれた電気導体8の軸に平行に滑動可能な形
で支持され且つ圧縮応力を与えられたスプリング24に
よって通常の作用位置に保持される、ダブルグリッパ1
1の2つのグリッパ対11.1、11.2によって防止
される。例えばコネクタシェル5に対して接触部品8.
1、8.2が何らかの理由から接触し噛み合う場合に
は、その時には2つのグリッパ対11.1、11.2
が、コネクタシェル5によってスプリング24の力に抗
して僅かにずらされる。この時はグリッパ対11.1、
11.2の薄板金突縁11.8が、無接触センサ25の
前部側部を覆う。センサ25が応答し、ロボットグリッ
パ3によるコネクタシェル5の取り付け動作が中断され
る。コネクタシェル5の僅かな逆方向の動きに続いて、
2回目の取り付けの試みが行われ、この試みではより容
易な取り付けを可能にするために、場合に応じて、掴ま
れたコネクタシェル5を伴うロボットグリッパ3が追加
の相関的な動作を行うことが可能である。この操作が上
手く行かなかった時には、その電気導体8が取り除か
れ、新たに装着された電気導体が要求され、この電気導
体に対して制御された動きが与えられる。電気導体8の
完全な接触部品8.1、8.2にコネクタシェル5を取
り付ける際にスプリング24が摩擦力によって影響され
ないように、及び、2つのグリッパ対11.1、11.
2の作用位置が維持されるようにスプリング24に与え
られる圧縮応力が選択される。完全で無欠陥の取り付け
の後に、定置グリッパ20が閉じて、電気導体8をダブ
ルグリッパ11から受け取る。この時点では電気導体8
の端部が定置グリッパ20だけによって保持されるよう
に、ダブルグリッパ11の外側グリッパ対11.1と内
側グリップ対11.2が開かれ、外側グリッパ対11.
1が、空気圧装置11.3と滑動ガイド11.6とによ
って導体平面31の外に移動させられる。ダブルグリッ
パ11が別の移送モジュール40と共に逆の運転サイク
ル動作を行い、ケーブル加工ラインから新たな電気導体
8を取り出すための移送位置に達する間に、コネクタシ
ェル5が接触部品8.1、8.2の上に取り付けられ、
これと同時に、この取り付け力が例えば定置グリッパ2
0の空気圧制御装置21を用いて検査される。取り付け
圧力P1が固定的に事前設定された選択可能な値を越え
る時には、その場合には電気導体8の接触部品8.1、
8.2に欠陥があり、その電気導体8が排出される(第
4段階)。取り付け圧力P1がそのプリセット値に達し
ないならば、その時にはロボットグリッパによって、コ
ネクタシェル5が電気導体8の接触部品8.1、8.2
の上に完全に滑り嵌められる。それに続いて引き抜き力
も定置グリッパ20の空気圧制御装置21を用いて検査
される(第5段階)。引き抜き圧力P2が固定的に設定
された選択可能な一定値に達しない時には、その時には
コネクタ接続の取り付け支持が不充分であり、電気導体
8が排除される。この排除は、例えば電気導体8の接触
部品8.1、8.2からコネクタシェル5を取り外すこ
とによって、及び、定置グリッパ20を開き、排出装置
26を経由して電気導体8を作業区域から排出すること
によって行われることが可能である。引き抜き圧力P2
が予め決められた設定値に達する時には、その時には、
定置グリッパ20が開いて電気導体8を自由にする。コ
ネクタシェル5は電気導体8と共に引き離され、ロボッ
トグリッパ3によって取り付け方向と反対の方向に定置
グリッパ20から取り外される。コネクタシェルに接続
された最後の導体8が、他の電気導体8と共に、ロボッ
トグリッパ3による対応する引き抜き動作によって、固
定取り外し装置18の下方に据えられる。これは、コネ
クタシェル5を電気導体8の更に別の接触部品8.1、
8.2の上に取り付けるために必要な自由空間を与え
る。電気導体8の挿入が求められるコネクタシェル5挿
入開口の全てに電気導体8が挿入され終わり、且つ完全
に取り付けが完了した1つのケーブルハーネスが形成さ
れ終わるまで、更に別の電気導体8が、別の移送モジュ
ール40のダブルグリッパ11によって周期的に掴ま
れ、定置グリッパ20に移送され、上記と同一の方法で
コネクタシェルと組み合わされる。これに加えて、コネ
クタシェルに対して、工業用ロボット1のロボットグリ
ッパ3を1つのコネクタシェルの1つの挿入開口から任
意の別の挿入開口へと滑動させることがこのために必要
であり、個々の挿入開口の軸が、掴まれた電気導体8の
接触部品8.1、8.2の軸と一直線に合わされる。こ
の代わりに、接触部品8.1、8.2の形状と位置が、
挿入可能な心出し装置19によって、コネクタシェル5
の挿入開口の形状と位置に適合させられることが可能で
ある。欠陥のある電気導体8の排除時には、プログラム
された取り付け手順の全ての実行が完了するまで、コネ
クタシェル5の取り付けが、次の電気導体8とコネクタ
シェル5の次の開口とを用いて続けられる。1つの又は
複数の電気導体8が欠けている、不完全にしか装着され
ていないケーブハーネスの各々が、その端部におい自動
的に切り離され、後制御と後取り付けとによって補われ
る。通常は、電気導体8の第2の接触部品8.2が、上
記のように第2の工業用ロボット1を用いて、第1の接
触部品8.1と同時にコネクタシェル5に接続され取り
付けられる。しかし、同一の工業用ロボット1を用いて
上記の方法で第2の接触部品8.2をコネクタシェル5
に供給し取り付けるために、第1の接触部品8.1の取
り付けの直後に、ダブルグリッパ11又は回転モジュー
ル45のいずれかを用いて、移送位置30と取り付け位
置32の間の中間位置にある電気導体8を水平平面内で
180度だけ回転するすることが、サイクル時間の損失
があるものの容易に可能である。例えば異なった接触部
品をそれらに対応する開口22、23で受けるために、
図16に示されるような、接触部品8.1、8.2を受
け入れるための1つ以上の挿入開口を、ダブルグリッパ
の外側グリッパ対11.1のグリッパに備え付けること
も可能である。この場合には、このグリッパは、掴まれ
た電気導体8の軸方向に対して垂直に移動させられて少
なくとも2つの位置に置かれることが可能である。上記
の要素の各々が、又はその2つ以上の組合せが、上記の
タイプとは異なる他のタイプの電気導体自動取り付け装
置に対しても、有益に応用され得ることが理解されるだ
ろう。本発明は、電気コネクタを接続シェル内の接触部
品に自動的に取り付けるための装置に関して図解され説
明されてきた。しかし本発明の思想から何ら逸脱するこ
となく、様々な部分的変更と構造的変更とが行われるこ
とが可能であるが故に、本発明は上記実施例で示された
詳細だけに限定されることはない。更なる分析を行わず
とも上述の内容が本発明の骨子を完全に明らかにするが
故に、当業者は、現行の知識を適用することによって、
従来技術の観点から見て本発明の一般的な又は特定の側
面の不可欠な特質を明らかに構成する特徴を欠落させる
ことなく、本発明を様々な応用物に適用することが可能
である。特許証によって保護されることが求められる新
たに特許請求される内容が、添付の特許請求項に記載さ
れている。
移送モジュール10を備えた1つのケーブル加工ライン
と、全方向に動くことが可能な1つのロボットグリッパ
3を有する少なくとも1つの工業用ロボット1を備える
1つのグリッパシステムとの間の、接触部品8.1、
8.2を有する電気導体8とコネクタシェル5との自動
取り付けのための装置が提供される。1つの付加的な回
転可能な移送モジュール40は、その外側グリッパ対1
1.1と内側グリッパ対11.2とを用いて電気導体8
の2つの端部をその都度毎に掴む、1つのダブルグリッ
パ11を有する。少なくとも1つの心出し装置19と少
なくとも1つの固定された取り外し装置18とが備えら
れている。前記ダブルグリッパ11はその両側部上に各
々1つの取り付け試験装置を有する。各々に1つの定置
グリッパ20が備えられる。この定置グリッパ20は、
ダブルグリッパ11の外側グリッパ対11.1と内側グ
リッパ対11.2との間で、電気導体8の端部を掴む。
コネクタ接続を試験し検査するための1つの制御装置2
1が、前記定置グリッパ20上に配置されている。前記
ダブルグリッパの外側グリッパ対11.1と内側グリッ
パ対11.2とは、掴まれた電気導体8の軸に平行な方
向に1つの共通案内軌道11.5上に支持され且つ前記
軌道上を滑動することが可能である。外側グリッパ対1
1.1と内側グリッパ対11.2の各々は、その作用位
置を維持するために、圧縮応力を与えられた1つのスプ
リング24を有することが可能である。外側グリッパ対
11.1と内側グリッパ対11.2の各々は、更に、1
つのセンサ25を有する。これらのセンサ25は、外側
グリッパ対11.1と内側グリッパ対11.2とが作用
位置から逸脱する時に反応することが可能である。これ
らのセンサ25には、その各々の前部側部が薄板金突縁
11.8で覆われることにより反応する無接触プローブ
が備えられることが可能である。1つの制御装置が、コ
ネクタシェル5を保持するロボットグリッパ3の逆転動
作と取り付け動作の再開とを起動する。この制御装置は
相関的動作の開始をもたらさないことが可能である。ダ
ブルグリッパ11の外側グリッパ対11.1は、電気導
体8を受けるための1つ以上の挿入用開口22、23を
備えることが可能である。定置グリッパ20の制御装置
21には、取り付け圧力P1と引き抜き圧力P2とを監
視するために、1つの空気圧ピストン−シリンダユニッ
トが備えられることが可能である。様々な接触部品8.
1、8.2を受けるための挿入開口22、23は、様々
な寸法を有することが可能である。外側グリップ対1
1.1は、掴まれた電気導体8の軸方向に垂直に滑動可
能な形で支持されることが可能である。定置グリッパ2
0は、掴まれた電気導体8の軸に平行な滑動軌道20.
1上に滑動可能な形で支持されることが可能である。定
置グリッパ20は、空気圧制御装置21によって作用位
置に保持されることが可能である。1つの無接触センサ
46が支持ブラケット42に配置されることが可能であ
り、定置グリッパ20のずれを監視することが可能であ
る。欠陥のある電気導体8を取り除くために、1つの除
去装置26が定置グリッパ20に配置されることが可能
である。接触部品8.1、8.2を有する電気導体8を
コネクタシェル5内にグリッパシステムを用いて自動的
に取り付けるための方法は、次のプロセス段階を有す
る。1つのロボットグリッパ3によって支持された1つ
のグリッパ工具4が、コネクタシェルマガジン7.1、
7.2、7.3から少なくとも1つのコネクタシェル5
を掴み出す。1つの電気導体8の2つの接触部品8.
1、8.2が、ケーブル加工ライン9の1つの端部にお
いて心出しされ、ダブルグリッパ11の2つのグッリパ
対11.1、11.2の各々によって、接触部品8.
1、8.2において及び電気導体8において休止位置に
維持される。少なくとも1つのグリッパ3が電気導体8
の接触部品8.1、8.2の方向に移動し、凹部を有す
る1つのコネクタシェル5を、その凹部の1つが電気導
体8の接触部品8.1、8.2と一直線に並ぶように移
動させる。前記ダブルグリッパ11の電気導体8の接触
部品8.1、8.2を掴んでいる1つの前部グリッパ対
11.1だけが開く。ロボットグリッパ3が、コネクタ
シェル5を電気導体8の接触部品8.1、8.2の上に
完全に移動させる。ダブルグリッパ11の1つの後部グ
リッパ対11.2が開く。グリッパ3は、1つの固定取
り外し装置18の下方の取り外し動作を、挿入された電
気導体に対して行う。電気導体8の接触部品8.1、
8.2へのコネクタシェル5の滑り嵌めプロセスは、ロ
ボットグリッパ3の戻り動作の後に、プリセットされた
挿入力の超過が生じる時に反復されることが可能であ
る。この滑り嵌めプロセスの反復が不必要となった後
に、電気導体8が取り除かれることが可能である。好ま
しくは、電気導体8の接触部品8.1、8.2上へのコ
ネクタシェル5のアセンブリプロセスの結果を試験する
ために、挿入方向に対して反対方向にロボットグリッパ
3が動くか否かが試されることが好ましい。電気導体8
の第2の接触部品8.2を個々のコネクタシェル5に差
し込むために、ダブルグリッパ11はその縦軸周りに1
/2回転させられることが可能である。完成された装着
済みのケーブルハーネス13は結合されることが可能で
あり、このケーブルハーネス13は電気的に試験される
ことが可能である。1つの工業用ロボットが図1、2、
3に参照番号1で示される。この工業用ロボット1は、
1つのロボットグリッパアーム2と1つのロボットグリ
ッパ3とを有する。1つのコネクタシェル5用の又は複
数の同一のもしくは様々なコネクタシェル5用の様々な
グリッパ工具4が、ロボットグリッパ3を用いて掴まれ
ることが可能である。コネクタシェルのグリップのため
のグリッパ工具4を有するロボットグリッパ3が、ロボ
ットグリッパアーム2に配置されている。個々のコネク
タシェルを掴むために、グリッパ工具は従来の空気圧グ
リッパ要素から組み立てられる。これらのグリッパ工具
4は、工業用ロボットの区域内の工具マガジン6の中に
配列され支持されている。通常の条件の下では、これら
のグリッパ工具はプログラム変更の際にだけ交換され、
従ってこの交換は比較的稀れにしか行われない。この操
作と交換は、原則的に手動で行われることが可能であ
る。ロボットグリッパにおけるグリッパ工具の配置は、
図7と図8とに更に明瞭に図解されている。工業用ロボ
ット1のロボットグリッパ3は、意図される各々のケー
ブルハーネス加工に対応する望ましいコネクタシェル5
を受けるために、グリッパ工具4を工具マガジン6から
拾い上げることが可能である。この場合に、ロボットグ
リッパ3とグリッパ工具4との間の接続部分に、スナッ
プ接続及び/又は合せ接続が備えられている。この接続
部分は本発明の一部分ではなく、従って更に詳細に説明
されることはない。グリッパ工具4は完全なプログラム
変更の場合にしか交換される必要がなく、このプログラ
ム変更は非常に稀にしか行われないが故に、ロボットグ
リッパ3にグリッパ工具4を手動で取り付けることも可
能である。図に示されたグリッパ工具4は、3つの同一
のグリッパモジュール4.1及びグリッパ4.2を有
し、これらのグリッパモジュール4.1の各々は互いに
等距離に配置され、各々に1つの同一なコネクタシェル
5を保持する。コネクタシェル5は、工業用ロボット1
のロボットグリッパ3が届く範囲内にあるコネクタシェ
ルマガジン7の中に格納され、この工業用ロボットは例
えば平行方向に隣合わせて配置された3つのコネクタシ
ェルマガジン7.1、7.2、7.3を備える。3つの
コネクタシェルマガジン7.1、7.2、7.3の各々
の間の距離は、グリッパ工具4のグリッパモジュール
4.1の各々の間の距離と同一である。ロボットグリッ
パ3のグリッパ工具4によって各々のコネクタシェル5
が取り出される時には、コネクタシェルマガジン7.
1、7.2、7.3に新たなコネクタシェル5が自動的
に補給される。コネクタシェルの供給は本発明の一部分
ではなく、従って、更に詳細に説明されることはない。
こうして、複数の同一のコネクタシェル5が、又は、関
連する装置の場合には、複数の異なったコネクタシェル
5が、グリッパ工具4とロボットグリッパ3とによっ
て、1つの加工サイクルの中に同時に入れられる。図7
と図8に、1つのブラケット52が一点鎖線で示され
る。完成されたケーブルハーネスのコネクタシェルを備
えた電気導体8が追加的に固定されなければならない時
に、このブラケット52が備えられる。この場合には、
ロボットグリッパ3が、ブラケット52上の開口51の
中に噛み合うロボットグリッパ工具4の固着ペグによっ
て取り付けられ、空気圧で駆動されるハンドルが、コネ
クタシェル5内に電気導体8を固着し固定する。電気導
体8の接触部品8.1、8.2が、本発明の主題には属
していないケーブル加工ライン9において準備される。
電気導体8の接触部品8.1、8.2は、第1の移送モ
ジュール10によってクロックサイクルで前進させられ
る。電気導体8の2つの接触部品8.1、8.2と電気
導体8自体との各々は、その移送位置にある間に、加工
ライン9の末端において定置中間モジール33によって
捕らえられる。電気導体8の製造のための加工ラインと
工業用ロボットによる前記電気導体8のコネクタシェル
への取り付け場所との間の区域が、図3に図解され、こ
の区域に、これらの部品を取り付けるための装置が据え
付けられる。1つのヨーク41と、このヨーク41に取
り付けられた1つの支持ブラケット42とによって、別
の移送モジュール40が導体平面31上に配置される。
別の移送モジュール40は、移送位置30と取り付け位
置32との間を移動することが可能なように、滑動ガイ
ド43の上に配置される。空気圧調整部材44によっ
て、前記モジュール40の前進後退の動きが与えられ
る。回転モジュール45を備えたダブルグリッパ11
が、移送モジュール40に取り付けられている。定置中
間モジュール33の移送位置30では、ダブルグリッパ
11は電気導体8の両端を捕らえる。更に2つの定置グ
リッパ20がヨーク41の支持ブラケット42に配置さ
れている。2つの定置グリッパ20は、別の移送モジュ
ール40のダブルグリッパ11から、取り付け位置22
において電気導体8の端部を捕らえる。ダブルグリッパ
11は、複数の独立した従来形の空気圧グリッパ要素を
有する。電気導体を適正に掴むために、これらのグリッ
パ要素が移送モジュール10に配置されている。各々の
グリッパ要素は移動可能であり、互いに独立的に制御可
能である。これは、コネクタシェルが電気導体の接触部
品の上に完全に滑り嵌められることを可能にする。この
場合には電気導体も内側グリッパ対11.2によって掴
まれ、一方、外側グリッパ11.1は開かれており、コ
ネクタシェルを自由に挿入することが可能である。この
挿入段階が、添付図面の図9から図15に概略的に図解
されている。このダブルグリッパは工業用ロボットに配
置されるのではなく、ケーブル加工ラインの末端に配置
された移送モジュール10に配置されている。コネクタ
シェル5を備えた電気導体8の偏向のために、更に各々
の定置グリッパ20毎に1つの固定取り外し装置18
が、同一の支持ブラケット42に固定的に据え付けられ
る。移送位置30にある電気導体8の各々の端部に対し
て、心出しモジュール34を有する1つの心出し装置1
9が備えられている。図3と図9に図解されるこの心出
し装置19の目的は、電気導体がダブルグリッパによっ
て確実に掴まれる前に、コネクタシェルの挿入のために
望ましい位置に電気導体の接触部品を動かすことであ
る。電気導体8の接触部品8.1、8.2は、心出し装
置19と心出しモジュール34とによって、望ましい位
置に動かされることが可能である。心出し装置19の配
置が、図5に更に詳細に図解される。心出し装置19
は、1つのブラケット39と、心出しモジュール34
と、1つの回転モジュール34.1と、掴まれた電気導
体8の軸に対して垂直に配置された1つの滑動ガイド3
5と、1つの空気圧滑動装置36と、掴まれた電気導体
8の軸に対して平行に配置された1つの滑動ガイド37
と、1つの空気圧滑動装置38とを含む。従って心出し
モジュール34は、2つの平面内に滑動可能な形で支持
され、空気圧によって前進させられ、中間モジュール3
3によって保持された電気導体の端部へと動かされるこ
とが可能である。心出しモジュール34は、180度ま
で旋回させられることが可能な2つのグリッパ対34.
2、34.3を有する。電気導体8の接触部分8.1
は、グリッパ対34.2、34.3によって望ましい位
置に動かされることが可能である。電気導体8が別の移
送モジュール40のダブルグリッパ11によって捕らえ
られる前に、回転モジュール34.1は、接触部品8.
1を例えばその縦軸に対して90度まで、180度ま
で、又は270度まで回転させることが可能である。ダ
ブルグリッパ11は、別の移送モジュール40によって
移送位置30と取り付け位置32との間を前後に動かさ
れる。それによって、掴まれた電気導体8の接触部品
8.1、8.2はその電気導体平面内に位置させられ
る。ダブルグリッパ11は図4により詳細に図解され
る。ダブルグリッパは各々に、2つの外側グリッパ対1
1.1と2つの内側グリッパ対11.2とを含む。ダブ
ルグリッパ11は、回転モジュール45と別の移送モジ
ュール40とに接続される。空気圧調整部材44によっ
て、別の移送モジュール40の移動が引き起こされる。
掴まれた電気導体8の軸に対して垂直に、外側グリップ
対11.1が、内側グリップ対11.2の滑動ガイド1
1.6の上に滑動可能な形に支持される。外側グリッパ
対11.1は、グリッパ対11.1を作用区域に出し入
れするために、空気圧装置11.3を用いて上下に動か
されることが可能であり、又は、グリッパ対11.1の
各々は、別の空気圧装置11.7によって別々に開閉さ
れることが可能でる。内側グリッパ対11.2は、その
グリッパを揺動して開閉させるための別の空気圧装置1
1.4に取り付けられる。外側グリッパ対11.1と内
側グリッパ対11.2は、電気導体8の掴まれた端部の
軸に平行な1つの共通ガイド軌道11.5の上に滑動可
能な形で据え付けられる。外側グリッパ対11.1と内
側グリッパ対11.2は、圧縮応力を与えられたスプリ
ング24の力によって作用位置に維持される。外側グリ
ッパ対11.1と内側グリッパ対11.2に生じる可能
性のある、掴まれた電気導体の軸方向に沿ったずれを、
センサ25が監視する。挿入力と引き抜き力とを検査す
るためのセンサが、ロボットグリッパ3に配置される。
グリッパ工具に対するコネクタシェルのずれを監視する
ために、従来形の無接触センサが、使用されることが可
能であり、前記ずれは、前記挿入力がプリセット値を越
える時に生じる。例えば、この実施例では、前記無接触
センサは、グリッパ対11.1、11.2のずれが生じ
て前記センサの前部側部が薄板金突縁11.8で覆われ
る時に前記センサが起動されるように配置される。外側
グリッパ対11.1は、望まれるように接触部品8.
1、8.2が心出し装置19によって一直線に並べられ
た後に、接触部品8.1、8.2の後部領域内で電気導
体8の加工済の端部を掴み、一方、内側グリッパ対1
1.2が、電気導体8の絶縁領域内で電気導体8を掴
む。取り付け位置32にある間に電気導体8を受入れ及
び捕らえるために、接触部品8.1、8.2の直ぐ後ろ
で、定置グリッパ20の各々が、ダブルグリッパ11の
2つのグリッパ対11.1、11.2の間において電気
導体8の各々の端部を掴むように、ダブルグリッパ11
の2つのグリッパ対11.1、11.2が互いに一定の
間隔を置いて配置される。定置グリッパは図6に更に詳
細に図解される。1つの定置グリッパ20が、電気導体
8の接触部品8.1、8.2に対して、ヨーク41の各
々の支持ブラケット42に配置される。各々の定置グリ
ッパ20は、掴まれた電気導体8の軸に平行な滑動軌道
20.1の上を滑動する形で案内され、空気圧制御装置
21によって作用位置に維持される。ロボットグリッパ
3によって電気導体の接触部品8.1、8.2上にコネ
クタシェル5を取り付ける時に、その取り付け力、又
は、最終取り付け後の引き抜き力の各々が、空気圧制御
装置21によって検査される。取り付け力がプリセット
された固定値を越える時に生じる可能性がある定置グリ
ッパ20のずれに、非接触センサ46が反応する。こう
したずれが検出される時には、電気導体が排出される。
放出装置26が、定置グリッパ20のグリップ 装置の
領域内に配置される。排除された電気導体8は放出装置
26によって作業区域から取り除かれる。引き抜き力の
検査時に、コネクタシェル5が、固定的に設定され引き
抜き力を下回る引き抜き力で電気導体8の接触部品8.
1、8.2から引き抜かれることが可能であるならば、
この場合には、電気コネクタ8も同様に除去され放出さ
れる。コネクタシェル5を装着した電気導体8の偏向を
生じさせるために、固定取り外し装置18が、各々の定
置グリッパ20領域内に支持ブラケット42に配置され
る。この固定取り外し装置は、挿入された電気導体を偏
向させるという働きだけを有する。この取り外し装置は
固定的に据え付けられ、前記働き以外の働きは全く行わ
ない。この取り外し装置の下方に電気導体を据えるため
に必要な動作は、掴まれたコネクタシェルに対してロボ
ットグリッパによって行われる。電気導体の接触部品を
製造するためのケーブル加工ライン9の末端が、図2の
概略図の上部部分に示される。ダブルグリッパ11を備
えた移送モジュール10は、前記ケーブル加工ライン9
末端と工業用ロボット1との間に配置される。ケーブル
加工ライン9によってダブルグリッパに周期的に移送さ
れる電気ケーブルは、移送モジュールによって工業用ロ
ボットの区域内に周期的に移動させられ、この区域内で
は、ロボットグリッパが、グリッパ工具によってコネク
タシェルマガジンから取り出され掴まれるコネクタシェ
ルを、完全なケーブルハーネスが形成されるまで周期的
に給送される電気ケーブルの上に挿入する。ケーブルハ
ーネスは、掴まれたコネクタシェルによって、工業用ロ
ボットによって伸張された状態で、工業用ロボットの下
方に示される搬送装置14に移送される。図1に示され
るように、接触部品8.1、8.2を有する電気導体8
とコネクタシェル5とを自動的に接続するための装置の
後に、1つの排出ビンが配置され、完全に組立られたケ
ーブルハーネス13が前記排出ビンの中に入れられるこ
とが可能である。この代わりに、図2に示されるように
1つの搬送装置14が備えられることが可能である。こ
れらの追加的な変形例は本発明の直接の目的ではなく、
従って、更に詳細に説明されることはない。この搬送装
置14は、1つのツインベルト駆動装置であることが可
能であり、この駆動装置は、各々の場合に、互いに上下
の位置に平行に配置され且つ各々に別々に動かされるこ
とが可能な、2つの継目なしゴムベルト対15、16を
有する。互いに上下に配置されたゴムベルトは、異なっ
た回転方向に駆動される。ケーブルハーネス13は、好
ましくは伸張された状態において、同一方向に動く前記
ツインベルト駆動装置の2つの中央ゴムベルトストラン
ドの間に締め付けられ、且つこれらに沿って運ばれる。
完成されたケーブルハーネスの結合のための結合装置1
7が、この搬送装置の始点に配置されることが可能であ
る。図示されていない別の排出グリッパが備えられ、上
記のような排出装置又は搬送装置内に配置されることが
可能である。この排出グリッパは、完成されたケーブル
ハーネスと取り付けに欠陥のあるケーブルハーネスと
を、工業用ロボット1のグリッパ3から取り出す。例え
ばこの排出グリッパは、完全なケーブルハーネスをハン
ガ支持軸受の第1の滑動軌道上に滑動させ吊り下げ、欠
陥のあるケーブルハーネスをハンガ支持軸受の第2の滑
動軌道上に滑動させ吊り下げる。その後で各々のケーブ
ルハーネスは、その長さとは無関係にコネクタシェルに
よって前記滑動軌道内に垂れ下がり、後続の処理段階の
準備が整う。この解決策は、工業用ロボット1のロボッ
トグリッパ3がケーブルハーネスを前記排出グリッパに
移送するための経路が短くてすむという利点を有する。
従って、取り付けが済んでいない新たなコネクタシェル
を掴むための、工業用ロボット1のロボットグリッパ3
の準備がより速やかに整うことになる。図9から図15
は、接触部品8.1、8.2を備えた電気導体端部にコ
ネクタシェル5を付着させ且つ取り付けるための各々の
段階を連続的に示す。これらの図面の個々の部品は、図
1から図8の照合番号と同一の照合番号で示される。電
気導体8は、その移送位置30では中間モジュール33
によって保持される(図9)。互いに180度ずらされ
たグリッパ対34.2、34.3有する心出しモジュー
ル34が、接触部品8.1、8.2にまで運ばれ、グリ
ッパ対34.2、34.3が接触部品8.1を掴む。中
間モジュール33の次には、ダブルグリッパの外側グリ
ップ対11.1と内側グリップ対11.2とが、電気導
体8をその両側で掴むことが可能である。図1に示され
るように、電気導体8と接触部品8.1とが、取り付け
位置において外側グリップ対11.1と内側グリップ対
11.2とによって掴まれ、定置グリッパ20の開いた
グリッパの間に送り込まれる。ロボットグリッパ3のグ
リッパ工具によって掴まれたコネクタシェル5が、既に
取り付けられた接触部品8.1に装着され、その後で掴
まれた接触部品8.1に運ばれる。図11は、接触部品
8.1に取り付けられたコネクタシェルを図解する。外
側グリップ対11.1と内側グリップ対11.2とを有
する移動可能な形に支持されたダブルグリッパ11が、
圧縮応力を与えられたスプリング24によって作用位置
に維持される。センサ25が、ダブルグリッパに生じる
可能性のある作用位置からの逸脱を薄板金突縁11.8
の補助によって監視する。図12に示されるように、電
気導体の端部は定置グリッパ20によって掴まれ、一
方、外側グリッパ11.1対が開かれて電気導体8から
引き離され、内側グリッパ対11.2が回転させられて
電気導体から引き離される。取り付け力P1又は引き抜
き力P2の各々に関する空気圧制御装置21が概略的に
図解され、且つ定置グリッパ20に組み合わされてい
る。図13は、コネクタシェル5が接触部品8.1の上
に完全に取り付けられている実施例を示す。図14で
は、接触部品8.1からのコネクタシェル5の取り外し
と引き抜きとが示され、この場合には、引き抜き力は空
気圧制御装置21の引き抜き力P2によって検査され
る。定置グリッパ20は、欠陥のある電気導体8を作業
区域から排除するために備えられた1つの排出装置26
を有する。図15は、正しく取り付けられた電気導体8
が、定置グリッパ20が開いている時に、固定取り外し
装置18の作用を受けたコネクタシェル5の取り外し動
作によってどのように置かれるかを示し、このことは更
に図12、13、14に図解される。上記の装置は次の
ように動作する。独立したケーブル加工場所の加工ライ
ン9の上で、ケーブルハーネス13の製造のために電気
導体8が一定の長さに切断され、その導体の端部が加工
され、その端部に接触部品8.1、8.2が装着され
る。電気導体8が、ケーブル加工ライン9の端部におい
て、移送位置30にある第1の移送モジュール10によ
って定置中間モジュール33に移送される。定置中間モ
ジュール33の位置では、電気導体8の接触部品8.
1、8.2が、互いに180度ずらされたグリッパ対3
4.2、34.3を有する心出し装置19の心出しモジ
ュール34によって望ましい位置に移され、それに続い
て、電気導体8がダブルグリッパ11によって取り上げ
られる(第1段階)。準備された接触部品8.1、8.
2の各々が、その接触部品8.1、8.2の後部区域に
おいて、ダブルグリッパ11の外側グリッパ対11.1
によって掴まれ、一方、内側グリッパ対11.2が、電
気導体8の絶縁区域内でこの電気導体8を掴む。こうし
てダブルグリッパ11によって掴まれた電気導体8は、
別の移送モジュール40によって1つの運転サイクルに
おいて移送位置に動かされる。この移送位置では、2つ
の定置グリッパ20が、外側グリッパ対11.1と内側
グリッパ対11.2との間に突き出す。ケーブル加工場
所の外側に配置された、電気導体8とコネクタシェル5
との自動取り付けのための装置は、その時までに、コネ
クタシェル5の取り付けのための準備が整う。2つの工
業用ロボットの各々のグリッパアーム2が、ロボットグ
リッパ3とグリッパ工具と共に、平行に配置されたコネ
クタシェルマガジン7.1、7.2、7.3の前部側部
に向かって旋回する。例えば、グリッパ工具4は、コネ
クタシェルマガジン7によって一列に事前配置された3
つのコネクタシェル5を、グリッパモジュール4.1の
グリッパ4.2を用いて掴む。コネクタシェルマガジン
7.1、7.2、7.3から取り出されたコネクタシェ
ル5は、自動的に供給される次のコネクタシェル5によ
って直ちに入れ換えられる。工業用ロボット1のグリッ
パアーム2は、掴まれたコネクタシェル5と共に導体平
面31内を移動して、ダブルグリッパによって保持され
た電気導体8の第1の接触部品8.1、8.2の前方に
位置する取り付け位置区域内に移動する。この場合に、
コネクタシェル5の特定の挿入開口の軸は、電気導体8
の掴まれた接触部品8.1、8.2の軸及び形状と同一
平面にあり、これらの掴まれた接触部品8.1、8.2
は、挿入された心出し装置19によって一直線に合わさ
れる(第2段階)。電気導体8の接触部品8.1、8.
2が挿入開口の中に入り込むまで、ここでロボットグリ
ッパ3が、グリッパ工具4と掴まれたコネクタシェル5
と共に、電気導体8の接触部品8.1、8.2に向かっ
て軸方向に移動させられる(第3段階)。コネクタシェ
ルの取り付けの間、電気導体8の接触部品8.1、8.
2の欠陥又は心の狂いによってコネクタシェルに生じる
損傷が、掴まれた電気導体8の軸に平行に滑動可能な形
で支持され且つ圧縮応力を与えられたスプリング24に
よって通常の作用位置に保持される、ダブルグリッパ1
1の2つのグリッパ対11.1、11.2によって防止
される。例えばコネクタシェル5に対して接触部品8.
1、8.2が何らかの理由から接触し噛み合う場合に
は、その時には2つのグリッパ対11.1、11.2
が、コネクタシェル5によってスプリング24の力に抗
して僅かにずらされる。この時はグリッパ対11.1、
11.2の薄板金突縁11.8が、無接触センサ25の
前部側部を覆う。センサ25が応答し、ロボットグリッ
パ3によるコネクタシェル5の取り付け動作が中断され
る。コネクタシェル5の僅かな逆方向の動きに続いて、
2回目の取り付けの試みが行われ、この試みではより容
易な取り付けを可能にするために、場合に応じて、掴ま
れたコネクタシェル5を伴うロボットグリッパ3が追加
の相関的な動作を行うことが可能である。この操作が上
手く行かなかった時には、その電気導体8が取り除か
れ、新たに装着された電気導体が要求され、この電気導
体に対して制御された動きが与えられる。電気導体8の
完全な接触部品8.1、8.2にコネクタシェル5を取
り付ける際にスプリング24が摩擦力によって影響され
ないように、及び、2つのグリッパ対11.1、11.
2の作用位置が維持されるようにスプリング24に与え
られる圧縮応力が選択される。完全で無欠陥の取り付け
の後に、定置グリッパ20が閉じて、電気導体8をダブ
ルグリッパ11から受け取る。この時点では電気導体8
の端部が定置グリッパ20だけによって保持されるよう
に、ダブルグリッパ11の外側グリッパ対11.1と内
側グリップ対11.2が開かれ、外側グリッパ対11.
1が、空気圧装置11.3と滑動ガイド11.6とによ
って導体平面31の外に移動させられる。ダブルグリッ
パ11が別の移送モジュール40と共に逆の運転サイク
ル動作を行い、ケーブル加工ラインから新たな電気導体
8を取り出すための移送位置に達する間に、コネクタシ
ェル5が接触部品8.1、8.2の上に取り付けられ、
これと同時に、この取り付け力が例えば定置グリッパ2
0の空気圧制御装置21を用いて検査される。取り付け
圧力P1が固定的に事前設定された選択可能な値を越え
る時には、その場合には電気導体8の接触部品8.1、
8.2に欠陥があり、その電気導体8が排出される(第
4段階)。取り付け圧力P1がそのプリセット値に達し
ないならば、その時にはロボットグリッパによって、コ
ネクタシェル5が電気導体8の接触部品8.1、8.2
の上に完全に滑り嵌められる。それに続いて引き抜き力
も定置グリッパ20の空気圧制御装置21を用いて検査
される(第5段階)。引き抜き圧力P2が固定的に設定
された選択可能な一定値に達しない時には、その時には
コネクタ接続の取り付け支持が不充分であり、電気導体
8が排除される。この排除は、例えば電気導体8の接触
部品8.1、8.2からコネクタシェル5を取り外すこ
とによって、及び、定置グリッパ20を開き、排出装置
26を経由して電気導体8を作業区域から排出すること
によって行われることが可能である。引き抜き圧力P2
が予め決められた設定値に達する時には、その時には、
定置グリッパ20が開いて電気導体8を自由にする。コ
ネクタシェル5は電気導体8と共に引き離され、ロボッ
トグリッパ3によって取り付け方向と反対の方向に定置
グリッパ20から取り外される。コネクタシェルに接続
された最後の導体8が、他の電気導体8と共に、ロボッ
トグリッパ3による対応する引き抜き動作によって、固
定取り外し装置18の下方に据えられる。これは、コネ
クタシェル5を電気導体8の更に別の接触部品8.1、
8.2の上に取り付けるために必要な自由空間を与え
る。電気導体8の挿入が求められるコネクタシェル5挿
入開口の全てに電気導体8が挿入され終わり、且つ完全
に取り付けが完了した1つのケーブルハーネスが形成さ
れ終わるまで、更に別の電気導体8が、別の移送モジュ
ール40のダブルグリッパ11によって周期的に掴ま
れ、定置グリッパ20に移送され、上記と同一の方法で
コネクタシェルと組み合わされる。これに加えて、コネ
クタシェルに対して、工業用ロボット1のロボットグリ
ッパ3を1つのコネクタシェルの1つの挿入開口から任
意の別の挿入開口へと滑動させることがこのために必要
であり、個々の挿入開口の軸が、掴まれた電気導体8の
接触部品8.1、8.2の軸と一直線に合わされる。こ
の代わりに、接触部品8.1、8.2の形状と位置が、
挿入可能な心出し装置19によって、コネクタシェル5
の挿入開口の形状と位置に適合させられることが可能で
ある。欠陥のある電気導体8の排除時には、プログラム
された取り付け手順の全ての実行が完了するまで、コネ
クタシェル5の取り付けが、次の電気導体8とコネクタ
シェル5の次の開口とを用いて続けられる。1つの又は
複数の電気導体8が欠けている、不完全にしか装着され
ていないケーブハーネスの各々が、その端部におい自動
的に切り離され、後制御と後取り付けとによって補われ
る。通常は、電気導体8の第2の接触部品8.2が、上
記のように第2の工業用ロボット1を用いて、第1の接
触部品8.1と同時にコネクタシェル5に接続され取り
付けられる。しかし、同一の工業用ロボット1を用いて
上記の方法で第2の接触部品8.2をコネクタシェル5
に供給し取り付けるために、第1の接触部品8.1の取
り付けの直後に、ダブルグリッパ11又は回転モジュー
ル45のいずれかを用いて、移送位置30と取り付け位
置32の間の中間位置にある電気導体8を水平平面内で
180度だけ回転するすることが、サイクル時間の損失
があるものの容易に可能である。例えば異なった接触部
品をそれらに対応する開口22、23で受けるために、
図16に示されるような、接触部品8.1、8.2を受
け入れるための1つ以上の挿入開口を、ダブルグリッパ
の外側グリッパ対11.1のグリッパに備え付けること
も可能である。この場合には、このグリッパは、掴まれ
た電気導体8の軸方向に対して垂直に移動させられて少
なくとも2つの位置に置かれることが可能である。上記
の要素の各々が、又はその2つ以上の組合せが、上記の
タイプとは異なる他のタイプの電気導体自動取り付け装
置に対しても、有益に応用され得ることが理解されるだ
ろう。本発明は、電気コネクタを接続シェル内の接触部
品に自動的に取り付けるための装置に関して図解され説
明されてきた。しかし本発明の思想から何ら逸脱するこ
となく、様々な部分的変更と構造的変更とが行われるこ
とが可能であるが故に、本発明は上記実施例で示された
詳細だけに限定されることはない。更なる分析を行わず
とも上述の内容が本発明の骨子を完全に明らかにするが
故に、当業者は、現行の知識を適用することによって、
従来技術の観点から見て本発明の一般的な又は特定の側
面の不可欠な特質を明らかに構成する特徴を欠落させる
ことなく、本発明を様々な応用物に適用することが可能
である。特許証によって保護されることが求められる新
たに特許請求される内容が、添付の特許請求項に記載さ
れている。
【図1】1つの工業用ロボットと1つの回転可能なグリ
ッパモジュールとを使用する、ケーブル加工場所の末端
に配置された、コネクタシェルと接触部品付きの電気導
体との自動接続のための装置の概略的な側部立面図であ
る。
ッパモジュールとを使用する、ケーブル加工場所の末端
に配置された、コネクタシェルと接触部品付きの電気導
体との自動接続のための装置の概略的な側部立面図であ
る。
【図2】2つの工業用ロボットと、回転可能なダブルグ
リッパを有する1つの別の移送モジュールと、2つの固
定グリッパモジュールと、部分的に伸張された状態の完
成ケーブルハーネスの排出移送のための1つの移送装置
とを有する、図1による実施例の概略的な上部平面図で
ある。
リッパを有する1つの別の移送モジュールと、2つの固
定グリッパモジュールと、部分的に伸張された状態の完
成ケーブルハーネスの排出移送のための1つの移送装置
とを有する、図1による実施例の概略的な上部平面図で
ある。
【図3】図2の切断線III−III沿った別の移送モ
ジュールの部分的断面を伴った側部立面図である。
ジュールの部分的断面を伴った側部立面図である。
【図4】その両方のグリッパ対が1つの電気導体の一方
の端部を各々に掴む、回転モジュールと移送モジュール
とを有するダブルグリッパの側部断面図である。
の端部を各々に掴む、回転モジュールと移送モジュール
とを有するダブルグリッパの側部断面図である。
【図5】電気導体端部の接触部品の正確な心出しのため
の心出しモジュールと中間モジュールとの側部立面図で
ある。
の心出しモジュールと中間モジュールとの側部立面図で
ある。
【図6】コネクタシェルに取り付ける電気導体の端部を
受け入れ及び収容するための1つの定置グリッパと、固
定取り外し装置と、定置取り外し装置との上部平面図で
ある。
受け入れ及び収容するための1つの定置グリッパと、固
定取り外し装置と、定置取り外し装置との上部平面図で
ある。
【図7】装着された1つのグリッパ工具を有するロボッ
トグリッパの最下部分の断面図である。
トグリッパの最下部分の断面図である。
【図8】3つの同一のコネクタシェルを受けるための、
図7によるグリッパ工具の断面図である。
図7によるグリッパ工具の断面図である。
【図9】心出しモジールによる接触部品の心出しの間に
おいて中間モジュールによって保持された1つの電気導
体の一方の端部を示す、コネクタシェルを電気導体の接
触部品に取り付ける第1の段階の断面立面図である。
おいて中間モジュールによって保持された1つの電気導
体の一方の端部を示す、コネクタシェルを電気導体の接
触部品に取り付ける第1の段階の断面立面図である。
【図10】ロボットグリッパのグリッパ工具によって掴
まれ及び取り上げられ、ダブルグリッパによって掴まれ
た電気導体の心出しされた端部に据えられ、更には取り
付け位置に移送されるコネクタシェルを示す、コネクタ
シェルを電気導体の接触部品に取り付ける第2の段階の
断面立面図である。
まれ及び取り上げられ、ダブルグリッパによって掴まれ
た電気導体の心出しされた端部に据えられ、更には取り
付け位置に移送されるコネクタシェルを示す、コネクタ
シェルを電気導体の接触部品に取り付ける第2の段階の
断面立面図である。
【図11】ロボットグリッパを用いて取り付けられ、電
気導体端部における取り付け力の同時モニターに伴わ
れ、ダブルグリッパによって掴まれるコネクタシェル
と、それに続く定置グリッパを用いた電気導体の捕捉と
を示す、コネクタシェルを電気導体の接触部品に取り付
ける第3の段階の断面立面図である。
気導体端部における取り付け力の同時モニターに伴わ
れ、ダブルグリッパによって掴まれるコネクタシェル
と、それに続く定置グリッパを用いた電気導体の捕捉と
を示す、コネクタシェルを電気導体の接触部品に取り付
ける第3の段階の断面立面図である。
【図12】両方のグリッパが開いたダブルグリッパと、
定置グリッパを用いて掴まれた電気導体の端部と、定置
グリッパによる取り付け圧力P1の監視とを示す、コネ
クタシェルを電気導体の接触部品に取り付ける第4の段
階の断面立面図である。
定置グリッパを用いて掴まれた電気導体の端部と、定置
グリッパによる取り付け圧力P1の監視とを示す、コネ
クタシェルを電気導体の接触部品に取り付ける第4の段
階の断面立面図である。
【図13】ロボットグリッパを用いた電気導体端部への
コネクタシェルの取り付けを示す、コネクタシェルを電
気導体の接触部品に取り付ける第5の段階の断面立面図
である。
コネクタシェルの取り付けを示す、コネクタシェルを電
気導体の接触部品に取り付ける第5の段階の断面立面図
である。
【図14】定置グリッパからのコネクタシェルの引き抜
きによる取り外し圧力P2の監視を示す、コネクタシェ
ルを電気導体の接触部品に取り付ける別の第5の段階の
断面立面図である。
きによる取り外し圧力P2の監視を示す、コネクタシェ
ルを電気導体の接触部品に取り付ける別の第5の段階の
断面立面図である。
【図15】ダブルグリッパの外側グリッパ対に関する実
行可能な別の実施例を示す、コネクタシェルを電気導体
の接触部品に取り付ける第6の段階の断面立面図であ
る。
行可能な別の実施例を示す、コネクタシェルを電気導体
の接触部品に取り付ける第6の段階の断面立面図であ
る。
【図16】1つのグリッパ要素の概略図である。
1 工業用ロボット 3 ロボットグリッパ 5 コネクタシェル 7.1、7.2、7.3 コネクタシェルマガジン 8 電気導体 8.1、8.2 接触部品 10 移送モジュール 11 ダブルグリッパ 11.1 外側グリップ対 11.2 内側グリップ対 18 固定取り外し装置 19 心出し装置 20 定置グリッパ 21 制御装置 22、23 挿入開口 24 スプリング 25 センサ
Claims (20)
- 【請求項1】 接触部品を備えた電気導体をコネクタシ
ェルに自動的に接続するための装置であって、段階的に
前進する1つの移送モジュールを有する1つのケーブル
加工ラインと、全方向に動くことが可能な1つのロボッ
トグリッパを有する少なくとも1つの工業用ロボットを
含む1つのグリッパシステムと、第1の側部及び第2の
側部を有し且つ1対の外側グリッパと1対の内側グリッ
パとを含み、前記1対の外側グリッパ及び前記1対の内
側グリッパを用いてその都度毎に前記電気導体の2つの
端部を掴むための1つのダブルグリッパを備えた、1つ
の回転可能な移送モジュールと、前記ダブルグリッパの
前記第1の側部上に配置された第1の取り付け試験装置
と、前記ダブルグリッパの前記第2の側部上に配置され
た第2の取り付け試験装置と、1つの心出し装置と、1
つの固定据え付け取り外し装置と、前記ダブルグリッパ
の外側グリッパ対と内側グリッパ対との間で前記電気導
体の端部を掴むための1つの定置グリッパと、前記定置
グリッパ上に配置された、コネクタ接続の試験及び検査
のための1つの制御装置とを有する装置。 - 【請求項2】 掴まれた1つの電気導体の軸に対して平
行方向にその共通案内軌道上を前記ダブルグリッパの前
記外側及び内側グリップ対を滑動させるための、前記外
側及び内側グリッパ対を支持する1つの共通案内軌道
と、前記外側グリッパ対の作用位置を維持するための、
前記外側グリッパ対の上に配置された、圧縮応力が与え
られた1つの外側スプリングと、前記内側グリッパ対の
作用位置を維持するための、前記内側グリッパ対の上に
配置された、圧縮応力が与えられた1つの内側スプリン
グと、前記外側グリッパ対に配置された、前記外側グリ
ッパ対が作用位置から逸脱する時に応答する1つの外側
センサと、前記内側グリッパ対に配置された、前記内側
グリッパ対が作用位置から逸脱する時に応答する1つの
内側センサとを更に有する請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 前記外側センサと前記内側センサとに、
薄板金突縁によって各々の前部側部が覆われることによ
って応答する1つの非接触プローブが備えられている請
求項2に記載の装置。 - 【請求項4】 前記コネクタシェルを保持する前記ロボ
ットグリッパの逆転動作と取り付け動作の再開とを起動
するための、且つ相関的動作を開始させる最終制御要素
が備えられている、1つの制御装置を更に含む請求項2
に記載の装置。 - 【請求項5】 前記定置グリッパの前記制御装置が、取
り付け圧力と引き抜き圧力との監視のための1つの空気
圧ピストン−シリンダ装置を備える請求項1に記載の装
置。 - 【請求項6】 様々な接触部品を受け取るための、各々
に異なった大きさと寸法を有する複数の挿入開口を前記
ダブルグリッパ内に更に有し、また前記外側グリップ対
が前記掴まれた電気導体の軸方向に対して垂直方向に滑
動可能な形で支持されている請求項5に記載の装置。 - 【請求項7】 取り付け手順の間において前記定置グリ
ッパを滑動可能な形で支持するために、掴まれた電気導
体の軸に平行に配置された1つ滑動軌道を更に有し、ま
た前記定置グリッパが前記空気圧制御装置によって作用
位置に保持されている請求項5に記載の装置。 - 【請求項8】 1つのヨークと、前記ヨークに配置され
た1つの支持ブラケットと、前記支持ブラケットに配置
され且つ前記定置グリップのずれを監視するための1つ
の無接触センサとを更に有する請求項7に記載の装置。 - 【請求項9】 欠陥のある電気導体を取り除くための、
前記定置グリップに配置された1つの排出装置を更に有
する請求項5に記載の装置。 - 【請求項10】 前記ダブルグリッパの前記外側グリッ
パ対が、1つの電気導体を支持するための複数の挿入開
口を備える請求項1に記載の装置。 - 【請求項11】 段階的に前進可能な移送モジュールを
有する1つのケーブル加工ラインと、全方向に動くこと
が可能な1つのロボットグリッパを有する少なくとも1
つの工業用ロボットを備える1つのグリッパシステムと
の間の、接触部品を有する電気導体をコネクタシェルと
に自動的に取り付けるための装置であって、前記装置で
は別の1つの回転可能な移送モジュールが、その1対の
外側グリッパ及び1対の内側グリッパを用いてその都度
毎に1つの電気導体の2つの端部を掴む1つのダブルグ
リッパを有し、少なくとも1つの心出し装置と少なくと
も1つの固定取り外し装置とが備えられており、前記ダ
ブルグリッパがその両側部に1つの取り付け試験装置を
有し、各々の場合に、前記ダブルグリッパの前記外側グ
リッパ対と前記内側グリッパ対との間で前記電気導体の
端部を掴む1つの定置グリッパが備えられ、前記定置グ
リッパには、コネクタ接続を試験し検査するための1つ
の制御装置が備えられている装置。 - 【請求項12】 前記ダブルグリッパの前記外側グリッ
パ対と前記内側グリッパ対が、掴まれた電気導体の軸に
対して平行方向に1つの共通案内軌道上に滑動可能な形
で支持され、前記外側及び内側グリッパ対の各々が、作
用位置を維持するための、圧縮応力が与えられた1つの
スプリングを有し、前記外側及び内側グリッパ対の各々
が、前記外側及び内側グリッパ対が作用位置から逸脱す
る時に応答する1つの外側センサを有し、薄板金突縁に
よってその前部側部が覆われることによって応答する1
つの無接触プローブが前記センサに備えられており、1
つの制御装置が、前記コネクタシェルを保持する前記ロ
ボットグリッパの逆転動作と取り付け動作の再開とを起
動し、また前記制御装置が相関的動作の開始をもたらす
ことはなく、前記ダブルグリッパの外側グリッパ対には
1つの電気導体を受け取るための1つ以上の挿入開口が
備えられている請求項11に記載の装置。 - 【請求項13】 前記定置グリッパの前記制御装置が、
取り付け圧力と引き抜き圧力との監視のための1つの空
気圧ピストン−シリンダ装置を備え、様々な接触部品を
受け取るための複数の挿入開口が異なった寸法を有し、
前記外側グリップ対が、掴まれた電気導体の軸方向に対
して垂直方向に滑動可能な形で支持されており、前記定
置グリッパが、掴まれた電気導体の軸に平行な1つの滑
動軌道上に滑動可能な形で支持され、前記定置グリッパ
が前記空気圧制御装置によって作用位置に保持され、1
つの無接触プローブが前記支持ブラケットに配置されて
且つ前記定置グリップのずれを監視し、欠陥のある電気
導体を取り除くために1つの排出装置が前記定置グリッ
パに配置されている請求項11に記載の装置。 - 【請求項14】 接触部品を有する電気導体をコネクタ
シェルの中に自動的に取り付けるための装置であって、
電気導体の接触部品のためのケーブル加工ラインと、前
記ケーブル加工ラインの末端に配置された1つの心出し
装置と、1つの回転可能な移送モジュールと、1つの電
気導体の2つの接触部品をその接触部品と前記導体の絶
縁区域とにおいて掴むための、前記回転可能移送モジュ
ールに取り付けられた1つのダブルグリッパと、1つの
コネクタシェルの中に挿入された電気導体のための少な
くとも1つの固定的に配置された取り外し装置と、前記
ケーブル加工ラインの外側に配置され、また少なくとも
1つのコネクタシェルを掴む1つのグリッパ工具を有し
且つ全方向に移動可能である、1つの工業用ロボットの
少なくとも1つのロボットグリッパとを有する装置。 - 【請求項15】 挿入力のプリセット値の超過を測定す
る時にコネクタシェル内への電気導体の接触部品の挿入
プロセスの反復を開始させるための、前記ロボットグリ
ッパに配置された1つのセンサを更に有し、前記ダブル
グリッパの2つの前部グリッパ対と2つの後部グリッパ
対とを含むグリッパ対が、互いに独立して動作可能で且
つ制御可能であり、前記センサが前記ロボットグリッパ
に配置され、前記センサが、1つの組立プロセスの完了
後に、挿入方向に対して反対方向に方向付けられた動作
の引き抜き力を監視する請求項14に記載の装置。 - 【請求項16】 そのグリッパが完成された装着済みの
ケーブルハーネスを伸張させるように働く、伸張状態に
あるケーブルハーネスを受け取るための1つの搬送装置
と、前記工業用ロボットと搬送装置との間に配置された
1つの結合装置と、前記工業用ロボットと搬送装置との
間に配置された1つの電気試験装置とを更に有する請求
項14に記載の装置。 - 【請求項17】 接触部品を有する電気導体をコネクタ
シェルに自動的に取り付けるための方法であって、1つ
のロボットグリッパによって支持された1つのグリッパ
工具を用いてコネクタシェルマガジンから少なくとも1
つのコネクタシェルを掴み上げる段階と、ケーブル加工
ラインの末端において1つの電気導体の2つの接触部品
を心出しする段階と、1つのダブルグリッパの2対のグ
リッパの各々によって絶縁導体において前記2つの接触
部品を休止位置に維持する段階と、少なくとも1つのグ
リッパを前記電気導体の接触部品の方向に移動させる段
階と、前記電気導体の接触部品と一直線に合わせるべき
凹部を有する、1つの前記コネクタシェルを移動させる
段階と、前記ダブルグリッパの前部グリッパ対だけを開
き、前記前部グリッパ対が前記電気導体の前記接触部品
を掴む段階と、前記接触部品を前記コネクタシェルの凹
部の中に挿入するために、前記ロボットグリッパを用い
て前記電気導体の前記接触部品上に前記コネクタシェル
を完全に移動させる段階と、前記ダブルグリッパの後部
グリッパ対を開く段階と、完成された装着済みケーブル
ハーネスを得るために、挿入された電気導体に対して、
1つの固定された取り外し装置の下方でロボットグリッ
パによって取り外し動作を行う段階とを有する方法。 - 【請求項18】 前記ロボットグリッパの戻り動作の後
に、挿入力がそのプリセット値を超過した時に、前記電
気導体の接触部品へのコネクタシェルの挿入プロセスを
反復する段階と、前記挿入プロセスの反復が不必要にな
った後に、1つの電気導体を排出する段階と、前記電気
導体の接触部品の上にコネクタシェルを取り付けるプロ
セスの結果を試験するために、前記挿入方向に対して逆
向きの方向に前記ロボットグリッパを移動させる段階
と、前記電気導体の第2の接触部品を個々のコネクタシ
ェルに差し込むための、前記ダブルグリッパをその縦軸
の周りに1/2回転させる段階と、1つの完成した装着
済みケーブルハーネスを結合する段階と、前記ケーブル
ハーネスを電気的に試験する段階とを更に含む請求項1
7に記載の方法。 - 【請求項19】 接触部品を有する電気導体をコネクタ
シェルの中に1つのグリッパシステムを用いて自動的に
取り付けるための方法であって、1つのロボットグリッ
パによって支持された1つのグリッパ工具がコネクタシ
ェルマガジンから少なくとも1つのコネクタシェルを掴
み上げる段階と、ケーブル加工ラインの末端において1
つの電気導体の2つの接触部品が心出しされ、1つのダ
ブルグリッパの2対のグリッパの各々によって前記接触
部品と前記電気導体とにおいて前記2つの接触部品が休
止位置に維持される段階と、少なくとも1つのロボット
グリッパが前記電気導体の接触部品の方向に移動し、前
記電気導体の接触部品と一直線に合わせるべき凹部の1
つを有する1つの前記コネクタシェルを移動させる段階
と、前記ダブルグリッパの前部グリッパ対だけが開き、
前記前部グリッパ対が前記電気導体の前記接触部品を掴
む段階と、前記ロボットグリッパが前記電気導体の前記
接触部品上に前記コネクタシェルを完全に移動させる段
階と、前記ダブルグリッパの後部グリッパ対が開く段階
と、前記ロボットグリッパが、挿入された前記電気導体
に対して1つの固定された取り外し装置の下方で取り外
し動作を行う段階とを有する方法。 - 【請求項20】 前記電気導体の前記接触部品における
前記コネクタシェルの滑り嵌めプロセスが、前記ロボッ
トグリッパの戻り動作の後に、装着力がそのプリセット
値を超過した時に反復され、前記滑り嵌めプロセスの反
復が不必要になった後に前記電気導体が排出され、前記
電気導体の接触部品の上にコネクタシェルを取り付ける
プロセスの結果を試験するために前記ロボットグリッパ
が前記挿入方向に対して逆向きの方向への移動を試み、
前記電気導体の第2の接触部品をコネクタシェルに差し
込むために前記ダブルグリッパがその縦軸の周りに1/
2回転させられ、完成した装着済みケーブルハーネスを
結合し、更に前記ケーブルハーネスが電気的に試験され
る請求項19に記載の方法。
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