JPH08310448A - 車両の後部車体構造 - Google Patents
車両の後部車体構造Info
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- JPH08310448A JPH08310448A JP11959295A JP11959295A JPH08310448A JP H08310448 A JPH08310448 A JP H08310448A JP 11959295 A JP11959295 A JP 11959295A JP 11959295 A JP11959295 A JP 11959295A JP H08310448 A JPH08310448 A JP H08310448A
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- hinge
- back door
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バックドア2を横開き式とするにも拘らず、
バックドア2が支持されるヒンジ取付部位の強度を大幅
に強化して、バックドア2が下がったりするのを阻止可
能とする。 【構成】 車体1を構成するリヤクォータインナパネル
11とリヤクォータアウタパネル12との間の空間内で
ヒンジ3の取付部近傍に、相対向する前壁61及び後壁
62とこれら前後壁61,62の幅方向一端を連結する
側壁63とを備え、全長に渡って断面略コ字状とされた
リインホースメント6を立設して、その前壁61と後壁
62及び側壁63の各下端部をそれぞれホイールハウス
18に結合した。
バックドア2が支持されるヒンジ取付部位の強度を大幅
に強化して、バックドア2が下がったりするのを阻止可
能とする。 【構成】 車体1を構成するリヤクォータインナパネル
11とリヤクォータアウタパネル12との間の空間内で
ヒンジ3の取付部近傍に、相対向する前壁61及び後壁
62とこれら前後壁61,62の幅方向一端を連結する
側壁63とを備え、全長に渡って断面略コ字状とされた
リインホースメント6を立設して、その前壁61と後壁
62及び側壁63の各下端部をそれぞれホイールハウス
18に結合した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体の後方開口部に横
開き式のバックドアを揺動可能に支持するようにした車
両の後部車体構造に関する。
開き式のバックドアを揺動可能に支持するようにした車
両の後部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に備えたバックドアの開閉操作をよ
り低い位置で容易に行えるようにするため、車体の後方
開口部で車幅方向一側に複数のヒンジを取付け、該各ヒ
ンジを介してバックドアを横方向に開閉自由に支持する
ことが行われている。そして、斯かる車両においては、
前記バックドアの開閉時に、該バックドアの自重により
前記ヒンジの取付部位に大きな荷重が集中的にかかり、
該バックドアの遊端側が下がりぎみとなるため、この取
付部位の強度を強化する必要がある。
り低い位置で容易に行えるようにするため、車体の後方
開口部で車幅方向一側に複数のヒンジを取付け、該各ヒ
ンジを介してバックドアを横方向に開閉自由に支持する
ことが行われている。そして、斯かる車両においては、
前記バックドアの開閉時に、該バックドアの自重により
前記ヒンジの取付部位に大きな荷重が集中的にかかり、
該バックドアの遊端側が下がりぎみとなるため、この取
付部位の強度を強化する必要がある。
【0003】そこで、従来では、例えば実開平2ー10
5076号公報に記載されているように、前記車体を構
成するリヤクォータアウタパネルとリヤクォータインナ
パネルとの間の空間で前記ヒンジの取付部位に、この取
付部位の強度を部分的に強化可能なヒンジリインホース
メントを配設し、該リインホースメントで前記ヒンジ取
付部位を部分的に補強することが行われている。
5076号公報に記載されているように、前記車体を構
成するリヤクォータアウタパネルとリヤクォータインナ
パネルとの間の空間で前記ヒンジの取付部位に、この取
付部位の強度を部分的に強化可能なヒンジリインホース
メントを配設し、該リインホースメントで前記ヒンジ取
付部位を部分的に補強することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
に、前記ヒンジリインホースメントを介してヒンジ取付
部位の強度を部分的に補強するだけでは、このヒンジ取
付部位の剛性を充分には高めることができないため、長
期使用したりすると、前記バックドアのヒンジ取付部位
とは反対側が下がったりする不都合がある。
に、前記ヒンジリインホースメントを介してヒンジ取付
部位の強度を部分的に補強するだけでは、このヒンジ取
付部位の剛性を充分には高めることができないため、長
期使用したりすると、前記バックドアのヒンジ取付部位
とは反対側が下がったりする不都合がある。
【0005】本発明の目的は、バックドアの開閉操作を
低い位置で容易に行えるようにするため、該バックドア
を横開き式とするにも拘らず、このバックドアが支持さ
れるヒンジ取付部位の強度を大幅に強化できて、前記バ
ックドアが下がったりするのを確実に阻止できる後部車
体構造を提供することにある。
低い位置で容易に行えるようにするため、該バックドア
を横開き式とするにも拘らず、このバックドアが支持さ
れるヒンジ取付部位の強度を大幅に強化できて、前記バ
ックドアが下がったりするのを確実に阻止できる後部車
体構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明は、車体1の後部に設けた開口部10に、横
開き式のバックドア2をヒンジ3を介して揺動自由に支
持した車両の後部車体構造であって、前記車体1の側方
に配設されたリヤクォータインナパネル11とリヤクォ
ータアウタパネル12との間の空間内における前記ヒン
ジ3の取付部近傍に、相対向する前壁61及び後壁62
とこれら前後壁61,62の幅方向一端を連結する側壁
63とを備えた全長に渡って断面略コ字状のリインホー
スメント6を立設して、該リインホースメント6におけ
る前記前壁61と後壁62及び側壁63の各下端部をホ
イールハウス18に結合したのである。
め、本発明は、車体1の後部に設けた開口部10に、横
開き式のバックドア2をヒンジ3を介して揺動自由に支
持した車両の後部車体構造であって、前記車体1の側方
に配設されたリヤクォータインナパネル11とリヤクォ
ータアウタパネル12との間の空間内における前記ヒン
ジ3の取付部近傍に、相対向する前壁61及び後壁62
とこれら前後壁61,62の幅方向一端を連結する側壁
63とを備えた全長に渡って断面略コ字状のリインホー
スメント6を立設して、該リインホースメント6におけ
る前記前壁61と後壁62及び側壁63の各下端部をホ
イールハウス18に結合したのである。
【0007】
【作用】以上の後部車体構造によれば、前記車体1のリ
ヤクォータインナパネル11とリヤクォータアウタパネ
ル12の間の空間内で前記ヒンジ3の取付部近傍に、断
面略コ字状とされたリインホースメント6が上下方向に
立設され、このリインホースメント6の前壁61と後壁
62及び側壁63の各下端部が、それぞれ車体下部側に
配設されるホイールハウス18にそれぞれ結合されてい
るため、前記リインホースメント6を介して前記車体1
のヒンジ取付部位の強度を上下方向全体にわたって補強
し、この車体1に対するヒンジ3の取付強度を大幅に強
化することができるし、しかも前記バックドア2を横開
き式とする場合、該バックドア2の開閉時に、その自重
により前記ヒンジ3の取付部位に大きな荷重が集中的に
かかるにも拘らず、前記リインホースメント6がいわゆ
る突っ張り部材としての役割を果たして、前記車体にお
けるヒンジの取付部位、即ちバックドアの支持部が例え
ば車幅方向内方に倒れようとするのを阻止するので、ヒ
ンジ3に支持される前記バックドア2が下がったりする
のを阻止することができる。
ヤクォータインナパネル11とリヤクォータアウタパネ
ル12の間の空間内で前記ヒンジ3の取付部近傍に、断
面略コ字状とされたリインホースメント6が上下方向に
立設され、このリインホースメント6の前壁61と後壁
62及び側壁63の各下端部が、それぞれ車体下部側に
配設されるホイールハウス18にそれぞれ結合されてい
るため、前記リインホースメント6を介して前記車体1
のヒンジ取付部位の強度を上下方向全体にわたって補強
し、この車体1に対するヒンジ3の取付強度を大幅に強
化することができるし、しかも前記バックドア2を横開
き式とする場合、該バックドア2の開閉時に、その自重
により前記ヒンジ3の取付部位に大きな荷重が集中的に
かかるにも拘らず、前記リインホースメント6がいわゆ
る突っ張り部材としての役割を果たして、前記車体にお
けるヒンジの取付部位、即ちバックドアの支持部が例え
ば車幅方向内方に倒れようとするのを阻止するので、ヒ
ンジ3に支持される前記バックドア2が下がったりする
のを阻止することができる。
【0008】
【実施例】図4は、本発明にかかる後部車体構造の適用
例を示しており、同図では、車体1の後方側に開口部1
0を形成し、該開口部10に横開き式のバックドア2を
前記車体1の後部で車幅方向一側に設けた上下一対のヒ
ンジ3,3を介して横方向に揺動自由に支持させてい
る。
例を示しており、同図では、車体1の後方側に開口部1
0を形成し、該開口部10に横開き式のバックドア2を
前記車体1の後部で車幅方向一側に設けた上下一対のヒ
ンジ3,3を介して横方向に揺動自由に支持させてい
る。
【0009】また、前記開口部10が形成される前記車
体1の後部側は、図1乃至図3で明らかなように、この
車体1の後方両側に配設されたリヤクオータインナパネ
ル11と、該パネル11の外部側に配設されるリヤクオ
ータアウタパネル12と、前記各リヤクオータインナパ
ネル11の下部間に架設されるロアバック13とで構成
され、これらリヤクオータインナパネル11とロアバッ
ク13とで囲まれる内方側に前記開口部10を形成する
と共に、前記リヤクオータインナパネル11とリヤクオ
ータアウタパネル12との後端部間で前記開口部10の
外周囲には、外面側が開放された概略コ形状の連結部材
14を一体状に結合して、この連結部材14の内面側に
前記各ヒンジ3を取付けるためのナットなどから成る取
付部材15,15を固着している。
体1の後部側は、図1乃至図3で明らかなように、この
車体1の後方両側に配設されたリヤクオータインナパネ
ル11と、該パネル11の外部側に配設されるリヤクオ
ータアウタパネル12と、前記各リヤクオータインナパ
ネル11の下部間に架設されるロアバック13とで構成
され、これらリヤクオータインナパネル11とロアバッ
ク13とで囲まれる内方側に前記開口部10を形成する
と共に、前記リヤクオータインナパネル11とリヤクオ
ータアウタパネル12との後端部間で前記開口部10の
外周囲には、外面側が開放された概略コ形状の連結部材
14を一体状に結合して、この連結部材14の内面側に
前記各ヒンジ3を取付けるためのナットなどから成る取
付部材15,15を固着している。
【0010】そして、図3で明らかなように、前記連結
部材14の内方外面側に前記ヒンジ3を配して、その外
方からボルトなどの締結部材3aを前記取付部材15へ
と螺締することにより、前記ヒンジ3を連結部材14に
固定するのである。尚、前記ロアバック13は、インナ
部材13aとアウタ部材13bとで内部中空の閉鎖断面
構造に形成している。
部材14の内方外面側に前記ヒンジ3を配して、その外
方からボルトなどの締結部材3aを前記取付部材15へ
と螺締することにより、前記ヒンジ3を連結部材14に
固定するのである。尚、前記ロアバック13は、インナ
部材13aとアウタ部材13bとで内部中空の閉鎖断面
構造に形成している。
【0011】さらに、各図の実施例では、前記リヤクオ
ータインナパネル11の車幅方向外方側に第1ホイルハ
ウスカバー部材16を一体形成し、また、前記リヤクオ
ータインナパネル11の車幅方向内方で車室側には別部
材から成る第2ホイルハウスカバー部材17を一体状に
組付けて、これら各カバー部材16,17でリヤ側のホ
イールハウス18を形成すると共に、前記第2ホイルハ
ウスカバー部材17の内方側には車室のフロア19を敷
設している。
ータインナパネル11の車幅方向外方側に第1ホイルハ
ウスカバー部材16を一体形成し、また、前記リヤクオ
ータインナパネル11の車幅方向内方で車室側には別部
材から成る第2ホイルハウスカバー部材17を一体状に
組付けて、これら各カバー部材16,17でリヤ側のホ
イールハウス18を形成すると共に、前記第2ホイルハ
ウスカバー部材17の内方側には車室のフロア19を敷
設している。
【0012】また、前記リヤクオータインナパネル11
は、その後端側を車幅方向内方側に一体状に延出形成す
るのではなく、該リヤクオータインナパネル11を前記
開口部10の開口端面位置にまで形成し、このリヤクオ
ータインナパネル11の後端側に、該リヤクオータイン
ナパネル11に対し屈曲しながら車幅方向内方側に向け
て直交状に延びるエクステンションパネル4を固着する
と共に、このエクステンションパネル4の先端側を前記
ロアバック13に結合一体化して、これらロアバック1
3とエクステンションパネル4とで前記開口部10の下
縁部を形成するようにしている。
は、その後端側を車幅方向内方側に一体状に延出形成す
るのではなく、該リヤクオータインナパネル11を前記
開口部10の開口端面位置にまで形成し、このリヤクオ
ータインナパネル11の後端側に、該リヤクオータイン
ナパネル11に対し屈曲しながら車幅方向内方側に向け
て直交状に延びるエクステンションパネル4を固着する
と共に、このエクステンションパネル4の先端側を前記
ロアバック13に結合一体化して、これらロアバック1
3とエクステンションパネル4とで前記開口部10の下
縁部を形成するようにしている。
【0013】更に詳述すると、前記エクステンションパ
ネル4は、図2で明らかなように、全体が緩やかな勾配
で湾曲する概略L形状に形成され、その長さ方向一端側
を前記リヤクオータインナパネル11の後方外部側で前
記第1ホイルハウスカバー部材16の形成部位に溶接手
段により結合して、第1ホイルハウスカバー部材16と
共にホイールハウスを画成すると共に、長さ方向他端側
を前記ロアバック13の車幅方向外端で外面側に溶接手
段により結合一体化し、前記エクステンションパネル4
を介して前記ロアバック13とリヤクオータインナパネ
ル11との間を連続状に接合一体化し、これらエクステ
ンションパネル4及びロアバック13を介して前記開口
部10を形成するのである。斯くすることにより、前記
開口部10を容易に確保することができながら、前記リ
ヤクオータインナパネル11に車幅方向内方側に延びる
延出部を一体形成する従来の場合に較べ、このリヤクオ
ータインナパネル11をプレスで製作するときの成形性
を高めることができ、また、前記エクステンションパネ
ル4の成形も容易に行うことができる。
ネル4は、図2で明らかなように、全体が緩やかな勾配
で湾曲する概略L形状に形成され、その長さ方向一端側
を前記リヤクオータインナパネル11の後方外部側で前
記第1ホイルハウスカバー部材16の形成部位に溶接手
段により結合して、第1ホイルハウスカバー部材16と
共にホイールハウスを画成すると共に、長さ方向他端側
を前記ロアバック13の車幅方向外端で外面側に溶接手
段により結合一体化し、前記エクステンションパネル4
を介して前記ロアバック13とリヤクオータインナパネ
ル11との間を連続状に接合一体化し、これらエクステ
ンションパネル4及びロアバック13を介して前記開口
部10を形成するのである。斯くすることにより、前記
開口部10を容易に確保することができながら、前記リ
ヤクオータインナパネル11に車幅方向内方側に延びる
延出部を一体形成する従来の場合に較べ、このリヤクオ
ータインナパネル11をプレスで製作するときの成形性
を高めることができ、また、前記エクステンションパネ
ル4の成形も容易に行うことができる。
【0014】また、図1の実施例では、前記リヤクオー
タインナパネル11の後端下部側と前記ロアバック13
の車幅方向外端側との間に、これら両者間を連続状に連
結する接合部材5を介装させ、これら接合部材5とロア
バック13とで前記開口部10の車室内方側を形成して
いる。
タインナパネル11の後端下部側と前記ロアバック13
の車幅方向外端側との間に、これら両者間を連続状に連
結する接合部材5を介装させ、これら接合部材5とロア
バック13とで前記開口部10の車室内方側を形成して
いる。
【0015】そして、図1〜図3で示すように、相対向
する前壁61及び後壁62と、これら前後壁61,62
の幅方向一端を連結する側壁63と、前記前壁61から
前方に向けて延びる突片64とを備え、上下方向全長に
渡って断面略コ字状とされた第1リインホースメント6
を形成し、この第1リインホースメント6を、前記リヤ
クォータインナパネル11とリヤクォータアウタパネル
12との間の後方空間内で、前記ヒンジ3の取付部近傍
に上下方向に立設させて、前記前壁61に設ける突片6
4の上部側を前記リヤクォータインナパネル11に溶接
手段により固着すると共に、前記前壁61と後壁62及
び側壁63の各下端部を、前記ホイールハウス18を構
成する第1ホイルハウスカバー部材16及び前記エクス
テンションパネル4に結合させる。
する前壁61及び後壁62と、これら前後壁61,62
の幅方向一端を連結する側壁63と、前記前壁61から
前方に向けて延びる突片64とを備え、上下方向全長に
渡って断面略コ字状とされた第1リインホースメント6
を形成し、この第1リインホースメント6を、前記リヤ
クォータインナパネル11とリヤクォータアウタパネル
12との間の後方空間内で、前記ヒンジ3の取付部近傍
に上下方向に立設させて、前記前壁61に設ける突片6
4の上部側を前記リヤクォータインナパネル11に溶接
手段により固着すると共に、前記前壁61と後壁62及
び側壁63の各下端部を、前記ホイールハウス18を構
成する第1ホイルハウスカバー部材16及び前記エクス
テンションパネル4に結合させる。
【0016】また、図2の実施例では、前記前壁61の
下端部を前記エクステンションパネル4に結合させるに
あたって、前記前壁61に前方に延びる取付片65を一
体状に設け、該取付片65を前記エクステンションパネ
ル4と第1ホイルハウスカバー部材16とに跨って溶接
手段により固着している。
下端部を前記エクステンションパネル4に結合させるに
あたって、前記前壁61に前方に延びる取付片65を一
体状に設け、該取付片65を前記エクステンションパネ
ル4と第1ホイルハウスカバー部材16とに跨って溶接
手段により固着している。
【0017】以上のように、前記リヤクォータインナパ
ネル11とリヤクォータアウタパネル12との間で前記
ヒンジ3の取付部近傍に、断面略コ字状とした第1リイ
ンホースメント6を上下方向に立設して、その前壁61
に設けた取付片65と後壁62及び側壁63の各下端部
を前記エクステンションパネル4にそれぞれ結合するこ
とにより、前記ヒンジ3が取付けられる前記連結部材1
4の強度を上下方向全体にわたって補強することがで
き、該連結部材14に対する前記ヒンジ3の取付強度を
強化できるし、前記リインホースメント6がいわゆる突
っ張り部材としての役割を果たして、前記車体における
ヒンジの取付部位、即ちバックドアの支持部が例えば車
幅方向内方(図1において矢印X方向)に倒れようとす
るのを阻止するのであって、従って、前記バックドア2
を横開き式とする場合、該バックドア2の開閉時に、そ
の自重により前記ヒンジ3の取付部位に大きな荷重が集
中的にかかるにも拘らず、該ヒンジ3に支持される前記
バックドア2が下がったりするのを阻止できる。
ネル11とリヤクォータアウタパネル12との間で前記
ヒンジ3の取付部近傍に、断面略コ字状とした第1リイ
ンホースメント6を上下方向に立設して、その前壁61
に設けた取付片65と後壁62及び側壁63の各下端部
を前記エクステンションパネル4にそれぞれ結合するこ
とにより、前記ヒンジ3が取付けられる前記連結部材1
4の強度を上下方向全体にわたって補強することがで
き、該連結部材14に対する前記ヒンジ3の取付強度を
強化できるし、前記リインホースメント6がいわゆる突
っ張り部材としての役割を果たして、前記車体における
ヒンジの取付部位、即ちバックドアの支持部が例えば車
幅方向内方(図1において矢印X方向)に倒れようとす
るのを阻止するのであって、従って、前記バックドア2
を横開き式とする場合、該バックドア2の開閉時に、そ
の自重により前記ヒンジ3の取付部位に大きな荷重が集
中的にかかるにも拘らず、該ヒンジ3に支持される前記
バックドア2が下がったりするのを阻止できる。
【0018】さらに、各図の実施例では、前記リヤクオ
ータインナパネル11と前記第1リインホースメント6
とで囲まれる空間内に、上下方向に延び、前記ヒンジ取
付部材15が固着される連結部材14の強度を前記第1
リインホースメント5と共に更に強化する第2リインホ
ースメント7を配設して、この第2リインホースメント
7の下部側を前記エクステンションパネル4に結合一体
化している。
ータインナパネル11と前記第1リインホースメント6
とで囲まれる空間内に、上下方向に延び、前記ヒンジ取
付部材15が固着される連結部材14の強度を前記第1
リインホースメント5と共に更に強化する第2リインホ
ースメント7を配設して、この第2リインホースメント
7の下部側を前記エクステンションパネル4に結合一体
化している。
【0019】前記第2リインホースメント7は、横断面
略階段形状に形成され、その長さ方向前端側を前記リヤ
クオータインナパネル11と前記第1リインホースメン
ト6の突片64との間に挟着させた状態で溶接手段によ
り固着すると共に、長さ方向後端側を前記リヤクオータ
インナパネル11と連結部材14とにそれぞれ形成した
後部フランジ11a,14a間に挟着させた状態で溶接
手段により固着し、また、前記第2リインホースメント
7の凹陥状中間部7aを前記連結部材14におけるヒン
ジ3の取付部位と対接させて溶接手段で固着する一方、
前記第2リインホースメント7の下端側一部を前記エク
ステンションパネル4の上部側に突設した上部フランジ
4aに結合一体化させている。そして、前記第1リイン
ホースメント6における後壁62の先端側を、前記第2
リインホースメント7の凹陥状中間部7aが形成される
角部に突合せた状態で、前記第1リインホースメント6
に設けた突片64と第2リインホースメント7の先端側
とを前記リヤクオータインナパネル11側に固着するこ
とにより、前記第1リインホースメント6の上部側を前
記リヤクオータインナパネル11に支持させている。
略階段形状に形成され、その長さ方向前端側を前記リヤ
クオータインナパネル11と前記第1リインホースメン
ト6の突片64との間に挟着させた状態で溶接手段によ
り固着すると共に、長さ方向後端側を前記リヤクオータ
インナパネル11と連結部材14とにそれぞれ形成した
後部フランジ11a,14a間に挟着させた状態で溶接
手段により固着し、また、前記第2リインホースメント
7の凹陥状中間部7aを前記連結部材14におけるヒン
ジ3の取付部位と対接させて溶接手段で固着する一方、
前記第2リインホースメント7の下端側一部を前記エク
ステンションパネル4の上部側に突設した上部フランジ
4aに結合一体化させている。そして、前記第1リイン
ホースメント6における後壁62の先端側を、前記第2
リインホースメント7の凹陥状中間部7aが形成される
角部に突合せた状態で、前記第1リインホースメント6
に設けた突片64と第2リインホースメント7の先端側
とを前記リヤクオータインナパネル11側に固着するこ
とにより、前記第1リインホースメント6の上部側を前
記リヤクオータインナパネル11に支持させている。
【0020】更に詳しく説明すると、前記リヤクオータ
インナパネル11における第1ホイルハウスカバー部材
16の形成部位から上方に向けて突設された上部部材1
1bと、前記第2ホイルハウスカバー部材17の上部側
に突設された上部フランジ17aとを対接させると共
に、前記リヤクオータインナパネル11における第1ホ
イルハウスカバー部材16の形成部位上方側に前記エク
ステンションパネル4を被嵌させ、このエクステンショ
ンパネル4の上部側に突設した上部フランジ4aを前記
リヤクオータインナパネル11の上部部材11bの外面
側と対接させ、また、前記上部フランジ4aの外面側に
前記第2リインホースメント7の下端側を対接させて、
該リインホースメント7の下端側と前記各フランジ4
a,17a及び上部部材11bとをそれぞれ溶接手段で
固着するのである。斯くすることにより、下端側が前記
各フランジ4a,17a及び上部部材11bに固着さ
れ、上端側が前記リヤクオータインナパネル11とリヤ
クオータアウタパネル12とに固着された前記第2リイ
ンホースメント7を介して前記連結部材14の強度を、
前記第1リインホースメント6と相俟って大幅に強化す
ることができ、前記連結部材14に前記各ヒンジ3を介
して支持される前記バックドア2の支持強度を一層高め
ることができる。
インナパネル11における第1ホイルハウスカバー部材
16の形成部位から上方に向けて突設された上部部材1
1bと、前記第2ホイルハウスカバー部材17の上部側
に突設された上部フランジ17aとを対接させると共
に、前記リヤクオータインナパネル11における第1ホ
イルハウスカバー部材16の形成部位上方側に前記エク
ステンションパネル4を被嵌させ、このエクステンショ
ンパネル4の上部側に突設した上部フランジ4aを前記
リヤクオータインナパネル11の上部部材11bの外面
側と対接させ、また、前記上部フランジ4aの外面側に
前記第2リインホースメント7の下端側を対接させて、
該リインホースメント7の下端側と前記各フランジ4
a,17a及び上部部材11bとをそれぞれ溶接手段で
固着するのである。斯くすることにより、下端側が前記
各フランジ4a,17a及び上部部材11bに固着さ
れ、上端側が前記リヤクオータインナパネル11とリヤ
クオータアウタパネル12とに固着された前記第2リイ
ンホースメント7を介して前記連結部材14の強度を、
前記第1リインホースメント6と相俟って大幅に強化す
ることができ、前記連結部材14に前記各ヒンジ3を介
して支持される前記バックドア2の支持強度を一層高め
ることができる。
【0021】また、各図の実施例では、前記リヤクオー
タインナパネル11と第2リインホースメント7とで囲
まれる空間内部で、この第2リインホースメント7の前
端側と中間部7aの形成部位とにかけて第3リインホー
スメント8を設けており、斯くするときには、該第3リ
インホースメント8と前記第1及び第2リインホースメ
ント6,7との3つの補強材でもって、前記ヒンジ3が
取付けられる連結部材14の剛性を更に強化できるので
あり、従って、前記バックドア2を横開き式としたと
き、該バックドア2の開閉時に前記ヒンジ3の取付部位
に大きな荷重が集中的にかかるにも拘らず、該ヒンジ3
に支持される前記バックドア2が下がったりするのを一
層確実に阻止することができる。
タインナパネル11と第2リインホースメント7とで囲
まれる空間内部で、この第2リインホースメント7の前
端側と中間部7aの形成部位とにかけて第3リインホー
スメント8を設けており、斯くするときには、該第3リ
インホースメント8と前記第1及び第2リインホースメ
ント6,7との3つの補強材でもって、前記ヒンジ3が
取付けられる連結部材14の剛性を更に強化できるので
あり、従って、前記バックドア2を横開き式としたと
き、該バックドア2の開閉時に前記ヒンジ3の取付部位
に大きな荷重が集中的にかかるにも拘らず、該ヒンジ3
に支持される前記バックドア2が下がったりするのを一
層確実に阻止することができる。
【0022】尚、以上の実施例では、前記第1リインホ
ースメント6の前壁61と後壁62及び側壁63の各下
端部を、前記ホイールハウス18を構成する第1ホイル
ハウスカバー部材16とロアバック13とを接合する前
記エクステンションパネル4に結合させるようにした
が、前記第1リインホースメント6の下端部は前記ホイ
ールハウス18に直接固定するようにしてもよい。
ースメント6の前壁61と後壁62及び側壁63の各下
端部を、前記ホイールハウス18を構成する第1ホイル
ハウスカバー部材16とロアバック13とを接合する前
記エクステンションパネル4に結合させるようにした
が、前記第1リインホースメント6の下端部は前記ホイ
ールハウス18に直接固定するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
車体1の側方に配設されたリヤクォータインナパネル1
1とリヤクォータアウタパネル12との間の空間内でヒ
ンジ3の取付部近傍に、相対向する前壁61及び後壁6
2とこれら前後壁61,62の幅方向一端を連結する側
壁63とを備えた全長に渡って断面略コ字状のリインホ
ースメント6を立設して、該リインホースメント6にお
ける前記前壁61と後壁62及び側壁63の各下端部を
ホイールハウス18に結合したから、前記リインホース
メント6により前記ヒンジ3が取付けられる車体1の強
度を上下方向全体にわたって補強して、この車体1に対
するヒンジ3の取付強度を大幅に強化することが出来
て、前記リインホースメント6がいわゆる突っ張り部材
としての役割を果たし、前記車体におけるヒンジの取付
部位が例えば車幅方向内方に倒れようとするのを阻止す
ることが出来、従って、前記バックドア2を横開き式と
した場合、該バックドア2の開閉時に、その自重により
前記ヒンジ3の取付部位に大きな荷重が集中的にかかる
にも拘らず、該ヒンジ3に支持される前記バックドア2
が下がったりするのを阻止することができる。
車体1の側方に配設されたリヤクォータインナパネル1
1とリヤクォータアウタパネル12との間の空間内でヒ
ンジ3の取付部近傍に、相対向する前壁61及び後壁6
2とこれら前後壁61,62の幅方向一端を連結する側
壁63とを備えた全長に渡って断面略コ字状のリインホ
ースメント6を立設して、該リインホースメント6にお
ける前記前壁61と後壁62及び側壁63の各下端部を
ホイールハウス18に結合したから、前記リインホース
メント6により前記ヒンジ3が取付けられる車体1の強
度を上下方向全体にわたって補強して、この車体1に対
するヒンジ3の取付強度を大幅に強化することが出来
て、前記リインホースメント6がいわゆる突っ張り部材
としての役割を果たし、前記車体におけるヒンジの取付
部位が例えば車幅方向内方に倒れようとするのを阻止す
ることが出来、従って、前記バックドア2を横開き式と
した場合、該バックドア2の開閉時に、その自重により
前記ヒンジ3の取付部位に大きな荷重が集中的にかかる
にも拘らず、該ヒンジ3に支持される前記バックドア2
が下がったりするのを阻止することができる。
【図1】本発明の後部車体構造を示す斜視図で車室内方
側から見た図面。
側から見た図面。
【図2】同じく後部車体構造の斜視図で車室外方側から
見た図面。
見た図面。
【図3】同要部の平断面図。
【図4】本発明の適用例として示す車両の背面図。
1……車体 10…開口部 11…リヤクオータインナパネル 12…リヤクオータアウタパネル 18…ホイールハウス 2……バックドア 3……ヒンジ 6……リインホースメント 61…前壁 62…後壁 63…側壁
Claims (1)
- 【請求項1】 車体(1)の後部に設けた開口部(1
0)に、横開き式のバックドア(2)をヒンジ(3)を
介して揺動自由に支持した車両の後部車体構造であっ
て、車体(1)の側方に配設されたリヤクォータインナ
パネル(11)とリヤクォータアウタパネル(12)と
の間の空間内における前記ヒンジ(3)の取付部近傍
に、相対向する前壁(61)及び後壁(62)とこれら
前後壁(61,62)の幅方向一端を連結する側壁(6
3)とを備えた全長に渡って断面略コ字状のリインホー
スメント(6)を立設して、該リインホースメント
(6)における前記前壁(61)と後壁(62)及び側
壁(63)の各下端部をホイールハウス(18)に結合
していることを特徴とする車両の後部車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11959295A JP2963641B2 (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 車両の後部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11959295A JP2963641B2 (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 車両の後部車体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08310448A true JPH08310448A (ja) | 1996-11-26 |
JP2963641B2 JP2963641B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=14765202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11959295A Expired - Fee Related JP2963641B2 (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 車両の後部車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2963641B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006298224A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-02 | Suzuki Motor Corp | 車体の後部パネル構造 |
CN100360366C (zh) * | 2003-10-08 | 2008-01-09 | 本田技研工业株式会社 | 汽车的前车身构造 |
JP2021014219A (ja) * | 2019-07-12 | 2021-02-12 | スズキ株式会社 | 車体後部構造 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102554931B1 (ko) * | 2018-07-25 | 2023-07-11 | 현대자동차주식회사 | 차량의 리어 쿼터부 보강구조 |
-
1995
- 1995-05-18 JP JP11959295A patent/JP2963641B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100360366C (zh) * | 2003-10-08 | 2008-01-09 | 本田技研工业株式会社 | 汽车的前车身构造 |
JP2006298224A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-02 | Suzuki Motor Corp | 車体の後部パネル構造 |
JP4702603B2 (ja) * | 2005-04-22 | 2011-06-15 | スズキ株式会社 | 車体の後部パネル構造 |
JP2021014219A (ja) * | 2019-07-12 | 2021-02-12 | スズキ株式会社 | 車体後部構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2963641B2 (ja) | 1999-10-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |