JPH0829527A - 移動体識別装置 - Google Patents

移動体識別装置

Info

Publication number
JPH0829527A
JPH0829527A JP16825794A JP16825794A JPH0829527A JP H0829527 A JPH0829527 A JP H0829527A JP 16825794 A JP16825794 A JP 16825794A JP 16825794 A JP16825794 A JP 16825794A JP H0829527 A JPH0829527 A JP H0829527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
antenna
communication
response
received
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16825794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3201155B2 (ja
Inventor
Toshihide Ando
俊秀 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP16825794A priority Critical patent/JP3201155B2/ja
Priority to US08/503,091 priority patent/US5774795A/en
Priority to DE1995634766 priority patent/DE69534766T2/de
Priority to SG1995000896A priority patent/SG33424A1/en
Priority to EP19950111327 priority patent/EP0693741B1/en
Priority to MYPI95002068A priority patent/MY114184A/en
Publication of JPH0829527A publication Critical patent/JPH0829527A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3201155B2 publication Critical patent/JP3201155B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B15/00Arrangements or apparatus for collecting fares, tolls or entrance fees at one or more control points
    • G07B15/06Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems
    • G07B15/063Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems using wireless information transmission between the vehicle and a fixed station
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/01Detecting movement of traffic to be counted or controlled
    • G08G1/017Detecting movement of traffic to be counted or controlled identifying vehicles

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンテナの送信可能な通信エリアとIUから
の応答信号の受信可能な通信エリアとを同じ範囲として
複数のアンテナを設ける場合でも境界部で通信不能領域
が発生するのを防止する。 【構成】 自動車に搭載するIU23は、アンテナ39
でパイロット信号を受信すると、続いて受信する無変調
搬送電波を応答信号で変調して送信するので、応答信号
の出力は低下する。アンテナユニット25aは、発振器
32の所定周波数の信号を変調回路31により変調して
アンテナ30から送信し、その後無変調搬送電波を送信
する。パイロット信号の送信時には、出力レベルをL1
に低下させる。他の信号の送信時にはL2の出力レベル
に戻す。質問信号に対するIU23の応答信号の出力レ
ベル低下を防止して双方間の通信エリアを同等とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信エリア内に存在す
る移動体に付された応答ユニットに対してアンテナユニ
ットから質問信号を送信すると共に、その応答ユニット
からの応答信号を受信することによりその応答ユニット
を識別するようにした移動体識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の移動体識別装置としては、例え
ば、有料道路等における料金徴収システムに利用された
ものがある。これは、図11に示すように、有料道路1
を通行する自動車2にあらかじめ応答ユニットとしての
車載器(Invehicle Unit,以下IUと略称する)3をフ
ロントガラスの上部近傍に配設するようにし、有料道路
1の所定箇所にはその自動車2のIU3と通信するため
のアンテナ4を設けたゲート5を設置する構成としてい
る。
【0003】そして、図示しない制御装置によりアンテ
ナ4から通信エリアSdにパイロット信号を所定周期で
繰り返し送信し、通信エリアSd内を通過する自動車2
のIU3から送信されるパイロット信号に対応した応答
信号を受信すると、以後、制御装置によりアンテナ4か
ら料金徴収処理をするための読出し信号や書込み信号等
の質問信号を送信し、これに対する応答信号を受信する
ようにしている。
【0004】この場合、IU3は、生成した応答信号を
自らの電波信号として出力するのではなく、アンテナ4
側からパイロット信号あるいは質問信号を送信した後に
無変調の搬送電波を送信し、IU3においては、受信し
た搬送電波を応答信号で変調して反射することによりア
ンテナ4側に応答するようにしている。つまり、IU3
側においては、電波を出力するための発振回路や電源等
が不要となり、簡単且つ小形で安価なIU3を形成する
ことができるものである。
【0005】また、応答信号を受信したアンテナ4側に
おいては、制御装置に入力される受信信号に基づいて、
識別コードや道路の使用に応じた料金徴収データあるい
は残金データの処理を行うようになっている。これによ
り、有料道路1の利用者に対して、インターチェンジな
どにおいてその都度自動車2を停車して料金徴収処理の
ためのカードや金銭の授受を行う必要がなくなり、有料
道路で発生しやすい料金所における渋滞を解消すると共
に、金銭やカードの授受等の煩わしい取扱い作業をなく
すことができ、また、料金所の従業員にとっては、自動
車から発せられる排気ガスによる健康上の害を受けるこ
とがなくなるという利点もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な構成のものでは、IU3の消費電力を低減させるため
に、アンテナ4から送信される無変調の搬送電波を応答
信号により変調することでアンテナ4に電波信号を送信
しているので、実際には、パイロット信号や質問信号が
到達可能な通信エリアSd(ダウンリンクエリア)に対
して、IU3からの応答の電波信号が到達可能な応答通
信エリアSu(アップリンクエリア)は、通信エリアS
dよりも小さい範囲となる。
【0007】つまり、図11に示す状態において、応答
通信エリアSu内に存在している自動車2のIU3は、
パイロット信号に応じて出力する応答信号の電波信号を
アンテナ4に到達させることができるが、図中破線で示
す自動2a車のIU3aは、通信エリアSd内には存在
するが応答通信エリアSu内から外れた領域に位置して
おり、この場合には、受信したパイロット信号に応じて
送信する応答信号の電波信号がアンテナ4に到達しない
ことになる。したがって、実質的に通信可能な領域はア
ップリンクエリアである通信エリアSuとなるのであ
る。
【0008】このことは、例えば、図12に示すよう
に、複数のアンテナ6,7を用いて広い範囲で通信可能
となるように構成した場合に、次のような不具合が発生
する。すなわち、隣接して設けられるアンテナ6,7は
それぞれアップリンクエリアとなる通信エリアSu1,
Su2を図示のように設定している。この場合、通信エ
リアSu1およびSu2は、隣接する部分で一部重複す
る領域Supが発生するように設定されている。これ
は、通信エリアSu1とSu2との境界部分を通過する
自動車のIUと通信ができなくなるのを防止するためで
ある。
【0009】そして、アンテナ6および7は互いに異な
る周波数の電波信号を異なるタイミングで出力するよう
に構成されており、これによって、上述の境界部分であ
る通信エリアSupを通過する自動車がある場合でも、
例えばアンテナ6から先にパイロット信号を受けたとす
ると、IU3はその応答信号を生成してそのアンテナ6
から受ける無変調の搬送電波を変調して送信するので、
このとき、アンテナ7からパイロット信号を受けてもこ
れに応ずることなくアンテナ6との通信が確実に行える
ようになる。
【0010】しかしながら、前述のように、IU3によ
る応答信号が送信可能な通信エリアSu1及びSu2を
設定するためには、図12にも示しているように、ダウ
ンリンクエリアとしては図中に破線で示すような広い範
囲Sd1,Sd2を設定することになる。そこで、例え
ば、図示のように2台の自動車2b,2cがアンテナ6
の通信エリアSu1内に存在する場合に、自動車2cの
IU3cがアンテナ7により設定する通信エリアSu2
の領域からは外れているがダウンリンクエリアSd2に
は入っている場合には、アンテナ7から先にパイロット
信号を受けた場合に、その応答信号を出力してもアンテ
ナ7には到達せず、アンテナ6には到達することにな
る。一方、アンテナ6の通信エリアSu1内には他の自
動車2bが存在しており、そのIU3bがアンテナ6か
ら受けるパイロット信号に対して応答信号を出力すると
きにIU3cの応答信号と干渉して通信が正しく行えな
くなるという不具合がある。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、アンテナからの通信信号の通信エリア
と移動体に付された応答ユニットによる応答信号の通信
エリアとを同じ範囲とすることができ、これによって複
数の隣接するアンテナを設ける場合でも境界部分におい
て通信が不能となる領域が発生するのを防止することが
できるようにした移動体識別装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の移動体識別装置
は、移動体に設けられ、通信信号を受信するとその通信
信号に続けて受信する無変調の搬送電波を応答信号で変
調して送信するようにした応答ユニットと、前記移動体
の通過領域に対応して設けられたアンテナを通じて前記
通信信号を送信すると共にこれに続けて無変調の搬送電
波を送信し、前記応答ユニットからの前記応答信号を前
記アンテナを介して受信するとその受信信号に基づいて
前記移動体を識別する制御手段と、前記アンテナにおけ
る前記通信信号の送信エリアと前記応答ユニットからの
前記応答信号の受信エリアとがほぼ一致するように、前
記制御手段から前記通信信号の期間中は前記アンテナの
出力を所定レベル低下させる通信領域設定手段とを設け
て構成したところに特徴を有する。
【0013】また、本発明の移動体識別装置は、移動体
に設けられ、呼出信号を受信するとその呼出信号に続け
て受信する無変調の搬送電波を呼出応答信号で変調して
送信すると共に、その後質問信号を受信するとその質問
信号に続けて受信する無変調の搬送電波を質問応答信号
で変調して送信する応答ユニットと、前記移動体の通過
領域に対応して設けられたアンテナを通じて前記呼出信
号を送信すると共にこれに続けて無変調の搬送電波を送
信し、前記応答ユニットからの呼出応答信号を受信した
ときには続けて質問信号を送信すると共にこれに続けて
無変調の搬送電波を送信し、前記応答ユニットからの質
問応答信号を前記アンテナを介して受信するとその質問
応答信号に基づいて前記移動体を識別する制御手段と、
前記アンテナにおける前記呼出信号の送信エリアと前記
応答ユニットからの前記応答信号の受信エリアとがほぼ
一致するように、前記制御手段から前記呼出信号の期間
中は前記アンテナの出力を所定レベル低下させる通信領
域設定手段とを設けて構成したところに特徴を有する。
【0014】そして、上記各構成において、前記アンテ
ナを、前記応答ユニットの受信可能な所定周波数領域内
で割り当てた異なる周波数の電波信号のそれぞれで送信
および受信を行うように複数個設けると共に、前記制御
手段を、前記複数のアンテナのうち前記送信エリアが互
いに重なるものに対する信号の出力タイミングを異なる
ように制御する構成とすることもできる。
【0015】
【作用および発明の効果】請求項1記載の移動体識別装
置によれば、応答ユニットは、移動体の移動に伴って送
信エリア内に入ると、通信信号を受信したときに応答信
号を生成してその応答信号により無変調の搬送電波を変
調することにより送信するようになる。このとき、応答
信号のレベルはアンテナから送信される無変調の搬送電
波を利用していることからその搬送電波のレベルよりも
低いレベルになる。これに対応して、通信領域設定手段
は、制御手段がアンテナを通じて通信信号を送信すると
きには、アンテナによる出力を所定レベルだけ低下させ
て送信エリアが狭くなるように設定し、制御手段がアン
テナを通じて無変調の搬送電波を送信するときには、ア
ンテナによる出力を所定レベルに戻してそのとき応答ユ
ニットからの応答信号が送信される場合にその応答信号
を受信可能な受信エリアが上記した送信エリアとほぼ一
致するように制御する。
【0016】これにより、アンテナ側では、送信エリア
内において応答ユニットが通信信号を受信した場合に
は、その送信エリアとほぼ一致する領域に設定された受
信エリア内から応答信号を受けることができ、通信エラ
ーの発生を防止して確実に応答ユニットとの通信が行え
るようになる。
【0017】請求項2記載の移動体識別装置によれば、
応答ユニットは、移動体の移動に伴って送信エリア内に
入ると、呼出信号を受信したときに呼出応答信号を生成
してその呼出応答信号により無変調の搬送電波を変調す
ることにより送信するようになる。このとき、呼出応答
信号のレベルはアンテナから送信される無変調の搬送電
波を利用していることからその搬送電波のレベルよりも
低いレベルになる。これに対応して、通信領域設定手段
は、制御手段がアンテナを通じて通信信号を送信すると
きには、アンテナによる出力を所定レベルだけ低下させ
て送信エリアが狭くなるように設定し、制御手段がアン
テナを通じて無変調の搬送電波を送信するときには、ア
ンテナによる出力を所定レベルに戻してそのとき応答ユ
ニットからの応答信号が送信される場合にその応答信号
を受信可能な受信エリアが上記した送信エリアとほぼ一
致するように制御する。
【0018】そして、制御手段は、アンテナを通じて呼
出応答信号を受信すると、質問信号を生成して送信する
と共にこれに続けて無変調の搬送電波を送信するように
なり、応答ユニットは、質問信号を受信するとその質問
信号に応じた質問応答信号を生成し、質問信号に続けて
受信する無変調の搬送電波を質問応答信号で変調して送
信するようになる。これにより、アンテナ側では所定の
通信が終了すると再び呼出信号を出力するようになる。
【0019】この結果、アンテナ側においては、送信エ
リア内において応答ユニットが呼出信号を受信した場合
には、その送信エリアとほぼ一致する領域に設定された
受信エリア内から呼出応答信号を受けることができ、通
信エラーの発生を防止して確実に応答ユニットとの通信
が行え、また、質問信号を送信したときにその通信エリ
ア内に呼出信号を受信していない他の応答ユニットが存
在する場合でも、呼出信号を受信した応答ユニットのみ
に対して質問信号を送信してその応答信号を受信するこ
とができるようになり、その通信処理が終了した後に他
の応答ユニットに対して呼出信号を出力して通信処理を
実施することができるようになる。
【0020】請求項3記載の移動体識別装置によれば、
複数のアンテナのうちの送信エリアが重なるものに対し
て制御手段により異なるタイミングで信号を出力させる
ので、その重なる通信エリアに移動体が存在する場合
に、いずれか一方のアンテナから出力される通信信号を
先に受けることになり、しかも、その通信エリアの両者
のアンテナから送信される通信信号および無変調の搬送
電波の周波数は異なる周波数に設定されているので、確
実に一方のアンテナと通信することができるようにな
る。これにより、複数のアンテナにより移動体が通過す
る領域として広い領域を未検出の領域を残すことなくカ
バーしながら確実に通信を行うことができるようにな
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明を有料道路の料金徴収システム
に適用した場合の一実施例について図1ないし図10を
参照しながら説明する。まず、全体構成の外観を示す図
2において、料金徴収処理を行うべき有料道路20は、
複数例えば5本のレーン(車線)21a〜21eに分け
られている。移動体としての自動車22は、車室内の例
えばフロントガラス中央上部近傍に応答ユニットである
車載器(In-vehicle Unit ;以下IUと略称する)23
をそれぞれ搭載した状態で走行するようにしている(図
1,図3参照)。
【0022】有料道路20には、図示のように、所定位
置にゲート24が道路を跨ぐように配設されており、有
料道路20の各レーン21a〜21eの各上方に位置し
て複数のアンテナユニットとして例えば5個のアンテナ
ユニット25a〜25eが配設されている。これら5個
のアンテナユニット25a〜25eのそれぞれは、通信
エリア26a〜26eを各レーン21a〜21eの路面
に向けて斜め下方に設定している。また、これらの通信
エリア26a〜26eは、図1に示すように、隣接する
もの同士が一部互いに重なるように設定されており、そ
の領域をそれぞれ重複通信エリア27a〜27dとして
いる(図3参照)。
【0023】図3は全体の概略構成を模式的に示したも
ので、アンテナユニット25a〜25eは、アンテナコ
ントローラ(以下コントローラと略称する)28に接続
されている。コントローラ28は、制御手段および通信
領域設定手段としての機能を兼ね備えたもので、これら
アンテナユニット25a〜25eの送受信の制御を行な
うと共に、ホストコンピュータ等の信号処理装置29と
通信データの授受を行なうようになっている。
【0024】図1は電気的構成を示すもので、まず、ア
ンテナユニット25aの構成について述べる。送受信用
のアンテナ30は、例えば、プリント基板上に作られた
マイクロストリップラインによるパッチアンテナ等を用
いたもので、指向性の向上および遠距離通信対応のため
にそのパッチアンテナを複数個配列したアレーアンテナ
として構成されているものである。
【0025】変調回路31は、発振器32から与えられ
る周波数f1の発振出力を搬送電波としてこれに前記コ
ントローラ28から与えられる質問信号で変調し、サー
キュレータ33を介してアンテナ30に出力するもので
ある。この場合、発振器32は、所定周波数領域として
割当てられた例えば2.45GHz帯の準マイクロ波を
搬送電波として出力するために、その周波数帯域のうち
の周波数f1で発振出力を発生する。なお、アンテナ3
0は、発振器32により設定された周波数f1の狭い範
囲の電波のみを選択的に受信するように構成されてい
る。
【0026】復調等の信号処理を行なう受信回路34は
混合器35に接続されており、混合器35には発振器3
3から搬送電波が与えられると共に、サーキュレータ3
3を介してアンテナ30から応答信号に応じた電波信号
が与えられるようになっている。搬送電波と応答信号に
応じた電波信号とは混合器35にて合成された後、受信
回路34に与えられる。受信回路34は、与えられた合
成信号を復調して応答信号を得ると共に、コントローラ
28に出力するようになっている。
【0027】アンテナユニット24b〜25eにおいて
は、発振器32の発振周波数が異なる点を除いてアンテ
ナユニット25aと同様の構成となっている。すなわ
ち、アンテナユニット25aにおける発振器32の発振
周波数がf1に設定されているのに対して、図4に示す
ように、アンテナユニット25b〜25eにおける各発
振器32の発振周波数f2〜f5は、互いに重ならない
ような狭い帯域の周波数に設定されている。なお、これ
らの発振周波数f1〜f5は、前述の所定周波数帯域内
で割当てられたものであり、また、隣接するアンテナユ
ニット同士間では周波数がなるべく離れた値となるよう
に設定されている。
【0028】次に、コントローラ28において、コント
ロール回路36は、アンテナユニット25a〜25eの
各変調回路31,受信回路34および発振器32に接続
されている。そして、コントローラ28は、質問信号を
後述する所定タイミングで変調回路31に出力し、受信
回路34を介して応答信号を受付けると共に、後述する
パイロット信号の出力タイミングで発振器32の出力レ
ベルを所定量だけ低下させるようになっている。また、
このコントロール回路36は、インターフェース回路3
7を介して前述の信号処理装置29に接続されている。
そして、電源回路38は図示しない交流電源から給電さ
れると、所定の直流電圧に変換してコントロール回路3
6,インターフェース回路37に給電すると共に、各ア
ンテナユニット36a〜36eに給電するようになって
いる。
【0029】さて、応答ユニットとしてのIU23にお
いて、アンテナ39は、プリント基板上に形成されたマ
イクロストリップアンテナであり、受信可能な周波数帯
域が図4の破線で示すような広い領域に設定されてい
る。すなわち、各アンテナユニット25a〜25eから
出力される質問信号の周波数f1〜f5の全てを受信可
能とするように設定されている。
【0030】制御回路40は、CPU,ROMおよびR
AM等を含んで構成されるもので、予め記憶されたプロ
グラムに従ってパイロット信号あるいは質問信号を受け
るとこれに応じて識別コード等の各種データを応答信号
として出力するように構成されている。この制御回路4
0は、送信回路41を介してアンテナ39に接続される
と共に、受信回路42を介してアンテナ39に接続され
ている。
【0031】なお、送信回路41は応答信号に応じた変
調処理を行なってアンテナ39が受ける無変調の搬送電
波を変調して送信させる。受信回路42はアンテナ39
により受信した電波を復調して質問信号として制御回路
40に与える。また、制御回路40には書込みおよび読
出し可能な不揮発性メモリとしてのデータメモリ43が
接続されている。バッテリ44は、IU23a内の各回
路に給電するようになっている。
【0032】次に本実施例の作用について図5ないし図
10をも参照して説明する。まず、コントローラ28の
コントロール回路36は、図5に示すタイミングで各ア
ンテナユニット25a〜25eに通信信号(この場合、
通信信号は、後述するパイロット信号としてのパイロッ
ト信号および質問信号を含めたものである。)を出力し
ている。コントロール回路28は、奇数番目のアンテナ
ユニット25a,25cおよび25eに対しては同じタ
イミングで周期T1で通信信号を繰り返し出力し、偶数
番目のアンテナユニット25bおよび25dに対しては
それらと時間T2(例えばT1/2の時間)だけ遅れた
タイミングで通信信号を周期T1で繰り返し出力してい
る。
【0033】各アンテナユニット25a〜25eにおい
ては、変調回路31により、発振器32から与えられて
いる搬送電波をコントローラ28から与えられた通信信
号で変調し、マイクロ波の信号としてアンテナ30から
各通信エリア25a〜25eに向けて出力する。
【0034】この場合、通信信号としては、パイロット
信号Spおよび質問信号Skの2種類有り、それぞれ繰
り返し出力周期T1のうちの時間taの出力期間中に送
信するように設定されており、残りの時間tb(ta+
tb=T1)が応答信号の受信期間として設定されてい
る。そして、パイロット信号Spおよび質問信号Skの
出力期間taは、互いに隣接する位置関係にある例えば
アンテナユニット25a,25b間で重複しないように
設定されている。
【0035】また、各アンテナユニット25a〜25e
は、コントローラ28から通信信号が与えられていない
期間tb(=T1−ta)の間は、変調回路31にて変
調が行なわれない状態であるが、発振器32からの搬送
電波は無変調のままアンテナ30から各通信エリア26
a〜26eに出力されるようになっている。つまり、各
アンテナユニット25a〜25eのそれぞれは、常に電
波を出力している状態であり、そのうち繰り返し周期T
1のうちの時間taの期間だけパイロット信号Sp,質
問信号Skの電波を出力しているのである。
【0036】そして、各アンテナユニット25a〜25
eのアンテナ30から出力される電波の出力レベルは、
上述したパイロット信号Spが出力レベルL1であるの
に対して、質問信号Skおよび無変調の搬送電波が出力
レベルL1よりも所定レベルだけ高い出力レベルL2に
設定されるようになっている。このような信号の授受の
制御は、アンテナユニット25a〜25eにおいては、
図6に示す通信プログラムにより実行され、IU23に
おいては図7に示す通信プログラムにより実行されるよ
うになっている。
【0037】すなわち、アンテナユニット25a〜25
eは、それぞれ図6に示す通信プログラムを実行開始す
ると、所定の初期設定動作を実行した後(ステップS
1)、アンテナ30に対する出力レベルをL1に設定し
(ステップS2)、この後、パイロット信号Spを送信
する。これに続いて、アンテナ30の出力レベルをL2
(L2>L1)に設定する(ステップS3)と共に、無
変調の搬送電波を出力して(ステップS4)所定周期で
ある時間T1の期間が経過するまでパイロット応答信号
Apが受信されるのを待機する。
【0038】そして、アンテナユニット25a〜25e
は、周期T1が経過してもパイロット応答信号Apを受
信しないときにはステップS6で「NO」と判断して再
びステップS2に戻って以下ステップS2〜S6を繰り
返し実行し、パイロット応答信号Apを受信したとき、
つまり、通信エリア26a〜26e内にIU23が存在
するときにはには「YES」と判断してステップS7に
移行する。すると、アンテナユニット25a〜25e
は、料金徴収のためのデータ等をIU23から読出すた
めの質問信号Skを送信し(ステップS7)、続いて無
変調の搬送電波を送信して(ステップS8)IU23か
らの質問応答信号Akを受信するのを待機し、これを受
信するとその受信処理を実行するようになる(ステップ
S9)。
【0039】続いて、アンテナユニット25a〜25e
は、例えば、IU23に書き込むべきデータ等を含んだ
質問信号Skをを送信する場合には、通信が終了してい
ないことからステップS10で「NO」と判断してステ
ップS7に戻り、その質問信号Skを送信して(ステッ
プS7)以下ステップS8,S9を経て通信が終了する
とステップS10で「YES」と判断して再びステップ
S2に戻って上述の内容を繰り返し実行するようにな
る。
【0040】そして、上述のように、パイロット信号S
pの送信期間中のみアンテナ30による出力レベルをL
1として、質問信号Skおよび無変調の搬送電波の送信
期間中のアンテナ30の出力レベルをL2としているの
で、IU23によるパイロット信号Spの受信可能な通
信エリア26a〜26eは、アンテナ30によるIU2
3から送信されるパイロット応答信号Apおよび質問応
答信号Akを受信可能な通信エリアとほぼ一致した領域
となる。
【0041】一方、IU23においては、図7に示す通
信プログラムを実行開始すると、ステップT1にて所定
の初期設定処理を実行した後、パイロット信号Spを受
信するのを待機する状態となっており(ステップT
2)、通信エリア26a〜26eのいずれかに侵入して
アンテナユニット25a〜25e側からパイロット信号
Spをアンテナ39により受信すると、受信回路42に
より通信信号に復調されて制御回路40に入力され、こ
れによって「YES」と判断してステップT3に移行す
るようになる。IU23は、続けてアンテナ39に受信
する無変調の搬送電波に対して、送信回路41を介して
出力するパイロット応答信号Apにより変調して送信し
(ステップT3)、この後、所定時間が経過するまでの
間ステップT4,T5を繰り返し実行しながら質問信号
Skを受信するのを待機するようになる。
【0042】そして、IU23は、質問信号Skをアン
テナユニット25a〜25eのいずれかから受信する
と、その質問信号Skの内容に応じた受信処理として、
料金徴収のための送信データの作成あるいは書き込みの
処理のために、記憶すべきデータがある場合には、制御
回路40により書込み処理を実行してデータメモリ43
にデータを書込み、読出すべきデータがある場合には読
み出し処理を実行してデータメモリ43からデータを読
み出すといった処理をを実行し(ステップT6)、この
後、質問応答信号Akを作成して無変調の搬送電波を質
問応答信号Akにより変調して送信する(ステップT
7)。IU23は、受信した質問信号Skに通信終了の
信号が含まれている場合には、続くステップT8で「N
O」と判断してステップT4に戻って質問信号Skを待
機し、通信終了の信号が含まれている場合には「YE
S」と判断して通信終了処理を実施し(ステップT
9)、この後ステップT2に戻るようになる。
【0043】なお、IU23は、ステップT4,T5を
繰り返し実行して待機している期間中に質問信号Skを
受信しない場合には、ステップT5で「YES」と判断
して、通信にエラーが発生していることを内部処理した
上で(ステップT10)、再びステップT2に戻ってパ
イロット信号Spの受信待機状態となる。これは、装置
の故障等により不具合であるが、次にゲートを通過する
際に受信可能な状態となるように設定するためである。
【0044】さて、このようにパイロット信号Spが各
通信エリア25a〜25eに出力されている状態で、図
3に示すように、2台の自動車22a,22bが有料道
路20のレーン21a,21bをそれぞれ走行するうち
にゲート24に近付いた場合に、IU23a,23bの
それぞれが通信エリア26a,26bに侵入すると、I
U23bはアンテナユニット25bからパイロット信号
Spを受信してパイロット応答信号Apを送信すると共
に質問信号Skに応じて質問応答信号Akを授受するよ
うになり、これよりも少し遅れて通信エリア26aに侵
入したIU23aはアンテナユニット25aから受信す
るパイロット信号Spに応じて同様な通信処理を行うよ
うになる。
【0045】これにより、それぞれの自動車22a,2
2bがゲート24部分を通過する際に、自動的にIU2
3a,23bと通信を行って料金徴収の処理が行われる
ようになる。また、アンテナユニット25a〜25e側
から送信されるパイロット信号Spの受信可能な通信エ
リア26a〜26eがIU23a,23bによりパイロ
ット応答信号Apを送信可能な通信エリアとほぼ一致す
るので、確実に通信することができるようになる。
【0046】次に、3台の自動車22c〜22eが例え
ば通信エリア26aに同時に接近した場合について図9
および図10を参照して説明する。図9は、自動車22
cが最初に通信エリア26aに侵入し、続いて自動車2
2dが通信エリア26aに侵入しようとしている状態を
示すと共に、自動車22eは通信エリア26aの側方を
通過するときにアンテナユニット25aのパイロット信
号Sp以外の信号が受信可能な領域つまりダウンリンク
エリア26adを横切って通過する状態を示している。
【0047】この場合には、図10に示すように、最初
に通信エリア26aに侵入する自動車22cのIU23
cがアンテナユニット25aからのパイロット信号Sp
を受信し、IU23cがこれに応答して通信を開始す
る。このIU23cによる通信中に自動車22dが通信
エリア26aに侵入するようになるが、このときアンテ
ナユニット25aはIU23cと通信しているため、質
問信号Skを出力している状態であるので、IU23d
はその質問信号Skを受信しても通信動作を開始するこ
とはなく、無視した状態となる。
【0048】この後、IU23cとアンテナユニット2
5aとの通信が終了してアンテナユニット25aから再
びパイロット信号Spが出力されるようになると、今度
はIU23dがこれを受信して通信を開始する。なお、
このとき、IU23cは、すでに通信が終了しているの
で、通信エリア26a内に存在している場合でも、その
後パイロット信号Spを受信してもこれを無視するよう
になっている。したがって、IU23dのみがアンテナ
ユニット25aと通信を行うようになる。
【0049】また、ダウンリンクエリア26adを通過
する自動車22eのIU23eは、パイロット信号Sp
の受信可能な通信エリア26aからはずれた位置を通過
するので、パイロット信号Spを受信することはなく、
したがって質問信号Skを受けても通信は行わない状態
でそのまま通過する。なお、実際には自動車22eは図
3に示しているように、アンテナユニット25bの通信
エリア26bを通過することになるので、IU23e
は、アンテナユニット25bから受信するパイロット信
号Spに応じて通信を実行することができるようにな
る。
【0050】なお、自動車22のIU23が、例えばア
ンテナユニット25aおよび25bの各通信エリア26
aおよび26bの重複通信エリア27aを通過する場合
には、IU23が重複通信エリア27cに侵入すると、
アンテナユニット25aおよび25bのそれぞれは、前
述したようにパイロット信号Spの出力タイミングがT
2だけずれているので、IU23は、アンテナユニット
25c,25dのいずれか一方から先にパイロット信号
Spを受信するようになり、IU23は、その受信した
側のアンテナユニット25aまたは25bと通信を実行
することができる。
【0051】また、この場合に、アンテナユニット25
aおよび25bが通信可能な時間を分割していないの
で、通常の時分割による通信と異なり通信時間が制限さ
れることがなくなるので、自動車22が例えば高速走行
している場合でも、通信時間が確保されるようになり、
アンテナユニット25cあるいは25dと確実に通信で
きて識別されるようになる。
【0052】このような本実施例によれば、次のような
効果を得ることができる。すなわち、第1に、アンテナ
ユニット25a〜25eから信号を送信するときには、
パイロット信号Spの送信時のみその出力レベルをL1
として他の信号の出力レベルL2よりも所定レベルだけ
低下させ、これによって、通信エリア26a〜26e内
でパイロット信号Spを受信したIU23はその後受信
する無変調の搬送電波を変調することにより確実にアン
テナユニット25a〜25e側にパイロット応答信号A
pを送信することができるようになる。また、アンテナ
ユニット25a〜25eから質問信号Skを送信すると
きには、出力レベルL2で行うので、IU23により安
定した入力レベルで確実に受信することができるように
なる。
【0053】また、IU23とアンテナユニット25a
〜25eとの間の通信を、パイロット信号Spと質問信
号Skとにより分けて行い、IU23は、パイロット信
号Spを受信した場合のみに次の質問信号Skを受信し
て質問応答信号Akを送信する構成としているので、I
U23が質問信号Skの受信をしている通信エリア内に
他のIU23が侵入してもその通信が終了してからパイ
ロット信号Spを受信するようになり、2つのIU23
が競合することがなく通信を行うことができるようにな
る。
【0054】そして、5個のアンテナユニット25a〜
25eを隣接するもの同士の通信エリア26a〜26e
が重なるように設定した場合でも、各アンテナユニット
25a〜25eの発振器32の発振周波数をf1〜f5
のように狭い周波数領域に割り当てると共に、コントロ
ーラ28により、アンテナユニット25a〜25eの重
複通信エリア27a〜27dを構成しているもの同士の
パイロット信号Sp,質問信号Skの出力タイミングを
時間T2だけずらすように制御しているので、各アンテ
ナユニット25a〜25eは、通過する自動車22のI
U23と混信することなく、確実且つ迅速に通信するこ
とができる。
【0055】本発明は、上記実施例にのみ限定されるも
のではなく、次のように変形また拡張できる。アンテナ
ユニット25a〜25eによる無変調の搬送電波の送信
は、変調回路31によりパイロット信号Spあるいは質
問信号Skを送信しないときに発振器32による出力を
自動的に常時出力する構成としても良い。
【0056】IU23のデータメモリ43は、IU23
に一体に組み込むもの以外に、メモリカードやプリペイ
ドカードなどを着脱可能に設ける構成としても良い。
【0057】通信信号をパイロット信号Spと質問信号
Skに分けずに、1回の質問信号で通信を終了する構成
としても良い。
【0058】3個以上の通信エリアが重なるように設定
する場合には、その各アンテナユニットのパイロット信
号Sp,質問信号Skの出力タイミングを異なるように
設定すれば混信を防止して確実に通信を行なうことがで
きる。
【0059】通信エリアが重複しないアンテナユニット
については、周波数を同じに設定しても良い。
【0060】有料道路の料金徴収システム以外に、例え
ば、工場内などで品物の運搬を行う無人搬送車の運行制
御システムや、工場内のラインを流れる製品に付して工
程管理を行なうシステムに適用したり、あるいは室内へ
の人の入退室等の管理を行なうシステムに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気的構成図
【図2】配置状態で示す全体の外観斜視図
【図3】全体の概略構成図
【図4】アンテナ及びIUの周波数特性図
【図5】質問信号出力のタイミングチャート
【図6】アンテナ側の制御プログラム
【図7】IUの制御プログラム
【図8】アンテナとIUとの間の通信状態を示すタイム
チャート
【図9】通信エリアに2台の自動車が侵入する場合の状
態説明図
【図10】通信エリアに2台の自動車が侵入する場合の
図8相当図
【図11】従来例を示す通信エリアの説明図
【図12】通信不能状態が発生する場合の状態説明図
【符号の説明】
20は有料道路、22は自動車(移動体)、23は車載
器(IU,応答ユニット)、25a〜25eはアンテナ
ユニット、26a〜26eは通信エリア、27a〜27
dは重複通信エリア、28はアンテナコントローラ(制
御手段、通信領域設定手段)、29は信号処理装置、3
0はアンテナ、31は変調回路、32は発振器、33は
サーキュレータ、34は受信回路、36はコントロール
回路、39はアンテナ、40は制御回路、41は送信回
路、42は受信回路、43はデータメモリである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に設けられ、通信信号を受信する
    とその通信信号に続けて受信する無変調の搬送電波を応
    答信号で変調して送信するようにした応答ユニットと、 前記移動体の通過領域に対応して設けられたアンテナを
    通じて前記通信信号を送信すると共にこれに続けて無変
    調の搬送電波を送信し、前記応答ユニットからの前記応
    答信号を前記アンテナを介して受信するとその受信信号
    に基づいて前記移動体を識別する制御手段と、 前記アンテナにおける前記通信信号の送信エリアと前記
    応答ユニットからの前記応答信号の受信エリアとがほぼ
    一致するように、前記制御手段から前記通信信号の期間
    中は前記アンテナの出力を所定レベル低下させる通信領
    域設定手段とを具備したことを特徴とする移動体識別装
    置。
  2. 【請求項2】 移動体に設けられ、呼出信号を受信する
    とその呼出信号に続けて受信する無変調の搬送電波を呼
    出応答信号で変調して送信すると共に、その後質問信号
    を受信するとその質問信号に続けて受信する無変調の搬
    送電波を質問応答信号で変調して送信する応答ユニット
    と、 前記移動体の通過領域に対応して設けられたアンテナを
    通じて前記呼出信号を送信すると共にこれに続けて無変
    調の搬送電波を送信し、前記応答ユニットからの呼出応
    答信号を受信したときには続けて質問信号を送信すると
    共にこれに続けて無変調の搬送電波を送信し、前記応答
    ユニットからの質問応答信号を前記アンテナを介して受
    信するとその質問応答信号に基づいて前記移動体を識別
    する制御手段と、 前記アンテナにおける前記呼出信号の送信エリアと前記
    応答ユニットからの前記応答信号の受信エリアとがほぼ
    一致するように、前記制御手段から前記呼出信号の期間
    中は前記アンテナの出力を所定レベル低下させる通信領
    域設定手段とを具備したことを特徴とする移動体識別装
    置。
  3. 【請求項3】 前記アンテナは、前記応答ユニットの受
    信可能な所定周波数領域内で割り当てた異なる周波数の
    電波信号のそれぞれで送信および受信を行うように複数
    個設けられ、 前記制御手段は、前記複数のアンテナのうち前記送信エ
    リアが互いに重なるものに対する信号の出力タイミング
    を異なるように制御する構成とされていることを特徴と
    する請求項1または2記載の移動体識別装置。
JP16825794A 1994-07-20 1994-07-20 移動体識別装置 Expired - Fee Related JP3201155B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16825794A JP3201155B2 (ja) 1994-07-20 1994-07-20 移動体識別装置
US08/503,091 US5774795A (en) 1994-07-20 1995-07-17 Mobile object identification device
DE1995634766 DE69534766T2 (de) 1994-07-20 1995-07-19 Vorrichtung zum Identifizieren beweglicher Objekte
SG1995000896A SG33424A1 (en) 1994-07-20 1995-07-19 Mobile object identification device
EP19950111327 EP0693741B1 (en) 1994-07-20 1995-07-19 Mobile object identification device
MYPI95002068A MY114184A (en) 1994-07-20 1995-07-20 Mobile object identification device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16825794A JP3201155B2 (ja) 1994-07-20 1994-07-20 移動体識別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0829527A true JPH0829527A (ja) 1996-02-02
JP3201155B2 JP3201155B2 (ja) 2001-08-20

Family

ID=15864660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16825794A Expired - Fee Related JP3201155B2 (ja) 1994-07-20 1994-07-20 移動体識別装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5774795A (ja)
EP (1) EP0693741B1 (ja)
JP (1) JP3201155B2 (ja)
DE (1) DE69534766T2 (ja)
MY (1) MY114184A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013061995A (ja) * 2007-10-16 2013-04-04 Hochiki Corp 警報器

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3211674B2 (ja) * 1996-08-22 2001-09-25 株式会社デンソー 車両用通信装置
JP2001036545A (ja) * 1999-05-17 2001-02-09 Sony Corp 情報処理装置および方法、情報処理システム、並びに媒体
JP4131056B2 (ja) * 1999-06-15 2008-08-13 株式会社デンソー 移動体通信装置および固定局通信装置ならびに移動体通信装置の通信方法
FR2820518B1 (fr) 2001-02-02 2003-04-25 Siemens Automotive Sa Procede de controle de l'etat d'un organe de securite
FR2834398B1 (fr) * 2001-12-27 2005-06-03 Siemens Vdo Automotive Procede d'emission d'une requete vers un badge
US7215964B2 (en) * 2003-06-06 2007-05-08 Nokia Corporation Asymmetric radio access network, and associated method, for communicating data at high data rates
DE10338070A1 (de) 2003-08-19 2005-03-17 Henkel Kgaa Auf Substratoberflächen aufziehende Mittel
WO2005112285A1 (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha 無線通信装置
JP5397028B2 (ja) * 2009-06-05 2014-01-22 富士通株式会社 電波制御装置、電波制御システムおよび電波制御方法
US8106813B2 (en) * 2010-01-27 2012-01-31 Unnikrishna Sreedharan Pillai Multichannel constant envelope orthogonal waveforms using receiver design
TWI458271B (zh) * 2010-05-17 2014-10-21 Ind Tech Res Inst 無線感測裝置與方法
EP2407799B1 (en) * 2010-07-16 2018-04-11 Sivers Ima AB Method and device for continuous wave radar measurements
JP6572808B2 (ja) * 2016-03-14 2019-09-11 株式会社オートネットワーク技術研究所 通信システム及び通信装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4303904A (en) * 1979-10-12 1981-12-01 Chasek Norman E Universally applicable, in-motion and automatic toll paying system using microwaves
GB8408538D0 (en) * 1984-04-03 1984-05-16 Senelco Ltd Transmitter-responder systems
JPS60247334A (ja) * 1984-05-23 1985-12-07 Hitachi Ltd 無線送信機及び受信機
JP2629889B2 (ja) * 1988-09-30 1997-07-16 ソニー株式会社 情報カード識別装置
JPH02171677A (ja) * 1988-12-23 1990-07-03 Matsushita Electric Works Ltd 移動体識別システム
BE1003237A5 (fr) * 1989-06-02 1992-02-04 Baets Thierry De Systeme de taxation ou peage automatique pour vehicules routiers.
US5056109A (en) * 1989-11-07 1991-10-08 Qualcomm, Inc. Method and apparatus for controlling transmission power in a cdma cellular mobile telephone system
US5086389A (en) * 1990-05-17 1992-02-04 Hassett John J Automatic toll processing apparatus
US5144553A (en) * 1990-05-17 1992-09-01 Hassett John J Electronic vehicle toll collection system and method
SE467386B (sv) * 1990-10-05 1992-07-06 Ericsson Telefon Ab L M Foerfarande foer reglering av uteffekt i mobilradiosystem
DE4124181C2 (de) * 1991-07-20 1997-01-23 Daimler Benz Ag Verfahren zum Betreiben eines Handsenders zum Steuern von Fahrzeugfunktionen
KR100251666B1 (ko) * 1992-04-29 2000-04-15 윌리엄 비. 켐플러 충전제어에의한무선주파수식별시스템
WO1994000921A1 (en) * 1992-06-25 1994-01-06 Nippondenso Co., Ltd. Mobile object identification device
IT1257419B (it) * 1992-09-03 1996-01-15 Marconi Spa Impianto e metodo di rilevamento automatico di veicoli in movimento, con interscambio di dati, in particolare con addebito automatico di pedaggi.
GB9220412D0 (en) * 1992-09-28 1992-11-11 Texas Instruments Holland Transponder systems for automatic identification purposes

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013061995A (ja) * 2007-10-16 2013-04-04 Hochiki Corp 警報器

Also Published As

Publication number Publication date
US5774795A (en) 1998-06-30
DE69534766T2 (de) 2006-09-21
JP3201155B2 (ja) 2001-08-20
EP0693741A3 (en) 1999-03-03
MY114184A (en) 2002-08-30
DE69534766D1 (de) 2006-04-13
EP0693741A2 (en) 1996-01-24
EP0693741B1 (en) 2006-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0829527A (ja) 移動体識別装置
JP3211674B2 (ja) 車両用通信装置
JP3185576B2 (ja) 車両用通信装置
US20060240777A1 (en) Decreasing mutual interference between multiple bluetooth piconets by controlling the channel usage with the help of the adaptive frequency hopping methods
JP2001338315A (ja) 有料道路料金収受システム
KR100554548B1 (ko) 협역 무선 연속 통신 방법 및 시스템
CN101832069A (zh) 车载装置及通信方法
JP3456195B2 (ja) 狭域通信の通信接続方式
JPH07230560A (ja) 非接触式自動改札機
US5708972A (en) Vehicle communication system and method providing high responsivity to multiple polling units
JPH05110490A (ja) 移動体通信システム
JP3082440B2 (ja) 移動体識別装置
JPH08153223A (ja) 非接触icカード装置
EP1772970B1 (en) Radio interrogator system and radio communication method thereof
JP3201154B2 (ja) 移動体識別装置
JP3208048B2 (ja) 車両運行管理システムの通信方法
JP3444311B2 (ja) 移動体識別装置の応答器
JPH08293050A (ja) 車両用通信装置
JPH0830822A (ja) 通信装置
JP3521227B2 (ja) 電波式情報用レーンマーカ装置およびその制御方法
JP2001094486A (ja) 車載器の消費電力の低減方法
JP2002223187A (ja) 狭域通信用車載装置
JPH05197728A (ja) 情報処理機能を有する応答器及び該応答器を用いた移動体識別装置
JP2002183781A (ja) 路車間通信システム
JPH05242393A (ja) 自動搬送台車

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140622

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees