JPH0828667B2 - D/a変換器 - Google Patents
D/a変換器Info
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- JPH0828667B2 JPH0828667B2 JP1019979A JP1997989A JPH0828667B2 JP H0828667 B2 JPH0828667 B2 JP H0828667B2 JP 1019979 A JP1019979 A JP 1019979A JP 1997989 A JP1997989 A JP 1997989A JP H0828667 B2 JPH0828667 B2 JP H0828667B2
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Description
本発明は、D/A変換器に関する。
従来、第10図を伴って次に述べるD/A変換器が提案さ
れている。 すなわち、Nビツト(ただし、NはKよりも大きな整
数)のデジタル信号Aを出力するデジタル信号源1を有
する。 また、そのデジタル信号源1からのデジタル信号A
と、後述するデジタル遅延回路5からのデジタル信号E
とを入力し、それらの差のデジタル信号Bを出力するデ
ジタル減算回路2を有する。 さらに、そのデジタル減算回路2からのデジタル信号
Bを入力し、そのデジタル信号Bを積分した積分出力を
デジタル信号Cとして出力するデジタル積分器3を有す
る。 また、そのデジタル積分器3からのデジタル信号Cを
入力し、デジタル信号源1からのデジタル信号Aのビッ
ト数Nに比し少ないビット数Kを有するデジタル信号D
を出力する局部量子化器4を有する。 さらに、局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力
し、そのデジタル信号Dに1D/A変換動作周期だけ遅延を
与え、デジタル信号Dが1D/A変換動作周期だけ遅延して
いるデジタル信号Eを出力させるデジタル遅延回路5を
有する。 また、局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力
し、そのデジタル信号Dをアナログ信号Fに変換し、そ
して、そのアナログ信号Fを出力端子7に出力するD/A
変換回路6を有する。 以上が、従来提案されているD/A変換器の構成であ
る。 このような構成を有するD/A変換器によれば、デジタ
ル遅延回路5の伝達関数をZ関数でZ-1とし、局部量子
化器4から出力されるデジタル信号Dを入力するデジタ
ル遅延回路5から出力されるデジタル信号Eを、Z関数
で E=DZ-1 ……(1) で表せば、デジタル信号源1及びデジタル遅延回路5か
らそれぞれ出力されるデジタル信号A及びBを入力する
デジタル減算回路2から出力されるデジタル信号Bは、 B=A−E =A−DZ-1 ……(2) で表される。 このため、デジタル減算回路2から出力されるデジタ
ル信号Bを入力するデジタル積分器3から出力されるデ
ジタル信号Cは、デジタル積分器3を1段構成としてい
る場合(D/A変換器が、いわゆる1次シェーピング形D/A
変換器である場合)でみて、 C=CZ-1+B =CZ-1+A−DZ-1 ……(3) C=B/(1−Z-1) =(A−DZ-1)/(1−Z-1) ……(4) で表される。 従って、デジタル積分器3から出力されるデジタル信
号Cを入力する局部量子化器4から出力されるデジタル
信号Dは、局部量子化器4に伴う量子化雑音をQとする
とき、 D=C+Q =(A−DZ-1)/(1−Z-1) ……(5) で表され、従って、 D=A+(1−Z-1)Q ……(6) で表される。 よって、局部量子化器4から出力されるデジタル信号
Dを入力するD/A変換回路6から出力されるアナログ信
号Fは、D/A変換回路6に誤差を伴わないとすれば、 F=D =A+(1−Z-1)Q ……(7) で表される。 この場合、(7)式の(1−Z-1)は1次高域通過ろ
波器の周波数レスポンス特性を有しているので、デジタ
ル信号源1から出力されるデジタル信号Aが、D/A変換
回路6から出力されるアナログ信号Fでみて、そのアナ
ログ信号FがD/A変換動作周期の逆数で表される周波数
に比し十分狭い帯域幅で得られる、というデジタル信号
であれば、(7)式の(1−Z-1)Qで表される量子化
雑音は十分小さい値を有する。 従って、第12図に示す従来のD/A変換器の場合、D/A変
換回路6に誤差を伴わないとすれば、局部量子化器4に
量子化雑音を伴うとしても、アナログ信号Fを、量子化
雑音を十分小さな値でしか伴っていない信号として得る
ことができる。
れている。 すなわち、Nビツト(ただし、NはKよりも大きな整
数)のデジタル信号Aを出力するデジタル信号源1を有
する。 また、そのデジタル信号源1からのデジタル信号A
と、後述するデジタル遅延回路5からのデジタル信号E
とを入力し、それらの差のデジタル信号Bを出力するデ
ジタル減算回路2を有する。 さらに、そのデジタル減算回路2からのデジタル信号
Bを入力し、そのデジタル信号Bを積分した積分出力を
デジタル信号Cとして出力するデジタル積分器3を有す
る。 また、そのデジタル積分器3からのデジタル信号Cを
入力し、デジタル信号源1からのデジタル信号Aのビッ
ト数Nに比し少ないビット数Kを有するデジタル信号D
を出力する局部量子化器4を有する。 さらに、局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力
し、そのデジタル信号Dに1D/A変換動作周期だけ遅延を
与え、デジタル信号Dが1D/A変換動作周期だけ遅延して
いるデジタル信号Eを出力させるデジタル遅延回路5を
有する。 また、局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力
し、そのデジタル信号Dをアナログ信号Fに変換し、そ
して、そのアナログ信号Fを出力端子7に出力するD/A
変換回路6を有する。 以上が、従来提案されているD/A変換器の構成であ
る。 このような構成を有するD/A変換器によれば、デジタ
ル遅延回路5の伝達関数をZ関数でZ-1とし、局部量子
化器4から出力されるデジタル信号Dを入力するデジタ
ル遅延回路5から出力されるデジタル信号Eを、Z関数
で E=DZ-1 ……(1) で表せば、デジタル信号源1及びデジタル遅延回路5か
らそれぞれ出力されるデジタル信号A及びBを入力する
デジタル減算回路2から出力されるデジタル信号Bは、 B=A−E =A−DZ-1 ……(2) で表される。 このため、デジタル減算回路2から出力されるデジタ
ル信号Bを入力するデジタル積分器3から出力されるデ
ジタル信号Cは、デジタル積分器3を1段構成としてい
る場合(D/A変換器が、いわゆる1次シェーピング形D/A
変換器である場合)でみて、 C=CZ-1+B =CZ-1+A−DZ-1 ……(3) C=B/(1−Z-1) =(A−DZ-1)/(1−Z-1) ……(4) で表される。 従って、デジタル積分器3から出力されるデジタル信
号Cを入力する局部量子化器4から出力されるデジタル
信号Dは、局部量子化器4に伴う量子化雑音をQとする
とき、 D=C+Q =(A−DZ-1)/(1−Z-1) ……(5) で表され、従って、 D=A+(1−Z-1)Q ……(6) で表される。 よって、局部量子化器4から出力されるデジタル信号
Dを入力するD/A変換回路6から出力されるアナログ信
号Fは、D/A変換回路6に誤差を伴わないとすれば、 F=D =A+(1−Z-1)Q ……(7) で表される。 この場合、(7)式の(1−Z-1)は1次高域通過ろ
波器の周波数レスポンス特性を有しているので、デジタ
ル信号源1から出力されるデジタル信号Aが、D/A変換
回路6から出力されるアナログ信号Fでみて、そのアナ
ログ信号FがD/A変換動作周期の逆数で表される周波数
に比し十分狭い帯域幅で得られる、というデジタル信号
であれば、(7)式の(1−Z-1)Qで表される量子化
雑音は十分小さい値を有する。 従って、第12図に示す従来のD/A変換器の場合、D/A変
換回路6に誤差を伴わないとすれば、局部量子化器4に
量子化雑音を伴うとしても、アナログ信号Fを、量子化
雑音を十分小さな値でしか伴っていない信号として得る
ことができる。
第10図に示す従来のD/A変換器の場合、D/A変換回路6
に周波数依存性を有する誤差を伴うのが余儀なくされる
ことから、その周波数依存性を有する誤差の伝達関数を
Heで表し、それに応じてD/A変換回路6の伝達関数を
(1+He)で表すとき、デジタル積分器3を1段構成と
している場合でみて、D/A変換回路6から出力されるア
ナログ信号Fが、 F=(1+He){A+(1−Z-1)Q} ={A+(1−Z-1)Q}+{A+(1−Z-1)Q}He…
…(8) で表されので、アナログ信号Fに、 G={A+(1−Z-1)Q}He ……(9) で表される誤差Gを伴う、という欠点を有していた。 よって、本発明は、上述した欠点のない、新規なD/A
変換器を提案せんとするものである。
に周波数依存性を有する誤差を伴うのが余儀なくされる
ことから、その周波数依存性を有する誤差の伝達関数を
Heで表し、それに応じてD/A変換回路6の伝達関数を
(1+He)で表すとき、デジタル積分器3を1段構成と
している場合でみて、D/A変換回路6から出力されるア
ナログ信号Fが、 F=(1+He){A+(1−Z-1)Q} ={A+(1−Z-1)Q}+{A+(1−Z-1)Q}He…
…(8) で表されので、アナログ信号Fに、 G={A+(1−Z-1)Q}He ……(9) で表される誤差Gを伴う、という欠点を有していた。 よって、本発明は、上述した欠点のない、新規なD/A
変換器を提案せんとするものである。
本願第1番目の発明によるD/A変換器は、デジタル信
号源と、そのデジタル信号源からデジタル信号と後記論
理回路からのデジタル信号とを入力する第1のデジタル
減算回路と、その第1のデジタル減算回路からのデジタ
ル信号と後記デジタル遅延回路からのデジタル信号とを
入力する第2のデジタル減算回路と、その第2のデジタ
ル減算回路からのデジタル信号を積分するデジタル積分
器と、そのデジタル積分器からのデジタル信号を入力
し、上記デジタル信号源からのデジタル信号に比し少な
いビット数を有するデジタル信号を出力する局部量子化
器と、その局部量子化器からのデジタル信号を1D/A変換
動作周期だけ遅延させるデジタル遅延回路と、上記局部
量子化器からのデジタル信号をアナログ信号に変換する
D/A変換回路と、上記局部量子化器からのデジタル信号
を入力し、且つ上記D/A変換器に伴う周波数依存性を有
する誤差の伝達関数をHeで表し、これに応じて上記D/A
変換器の伝達関数を(1+He)で表すとき、Heで表され
る伝達関数を有する論理回路とを有する。 さらに、本願第2番目の発明によるD/A変換器は、デ
ジタル信号源と、そのデジタル信号源からのデジタル信
号と後記デジタル加算回路からのデジタル信号とを入力
するデジタル減算回路と、そのデジタル減算回路からの
デジタル信号を積分するデジタル積分器と、そのデジタ
ル積分器からのデジタル信号を入力し、上記デジタル信
号源からのデジタル信号に比し少ないビット数を有する
デジタル信号を出力する局部量子化器と、その局部量子
化器からのデジタル信号を1D/A変換動作周期だけ遅延さ
せるデジタル遅延回路と、そのデジタル遅延回路からの
デジタル信号と後記論理回路からのデジタル信号とを入
力するデジタル加算回路と、上記局部量子化器からのデ
ジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路と、
上記局部量子化器からのデジタル信号を入力し、且つ上
記D/A変換器に伴う周波数依存性を有する誤差の伝達関
数をHeで表し、これに応じて上記D/A変換器の伝達関数
を(1+He)で表すとき、(1/(1+He))で表される
伝達関数を有する論理回路とを有する。 また、本願第3番目の発明によるD/A変換器は、デジ
タル信号源と、そのデジタル信号源からのデジタル信号
と後記デジタル遅延回路からのデジタル信号とを入力す
る第1のデジタル減算回路と、その第1のデジタル減算
回路からのデジタル信号を積分する第1のデジタル積分
器と、その第1のデジタル積分器からのデジタル信号と
後記第2のデジタル積分器からのデジタル信号とを入力
する第2のデジタル減算回路と、その第2のデジタル減
算回路からのデジタル信号を入力し、上記デジタル信号
源からのデジタル信号に比し少ないビット数を有するデ
ジタル信号を出力する局部量子化器と、上記局部量子化
器からのデジタル信号を1D/A変換動作周期だけ遅延させ
るデジタル遅延回路と、上記局部量子化器からのデジタ
ル信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路と、上記
局部量子化器からのデジタル信号を入力し、且つ上記D/
A変換器に伴う周波数依存性を有する誤差の伝達関数をH
eで表し、これに応じて上記D/A変換器の伝達関数を(1
+He)で表すとき、(1/(1+He))で表される伝達関
数を有する論理回路と、その論理回路からのデジタル信
号を積分する第2のデジタル積分器とを有する。 さらに、本願第4番目の発明によるD/A変換器は、デ
ジタル信号源と、そのデジタル信号源からのデジタル信
号と後記デジタル遅延回路からのデジタル信号とを入力
する第1のデジタル減算回路と、上記第1のデジタル減
算回路からのデジタル信号を積分するデジタル積分器
と、そのデジタル積分器からのデジタル信号を入力し、
上記デジタル信号源からのデジタル信号に比し少ないビ
ット数を有するデジタル信号を出力する局部量子化器
と、その局部量子化器からのデジタル信号を1D/A変換動
作周期だけ遅延させるデジタル遅延回路と、上記局部量
子化器からのデジタル信号を入力し、且つ後記D/A変換
器に伴う周波数依存性を有する誤差の伝達関数をHeで表
し、これに応じて後記D/A変換器の伝達関数を(1+H
e)で表すとき、Heで表される伝達関数を有する論理回
路と、上記局部量子化器からのデジタル信号と上記論理
回路からのデジタル信号とを入力する第2のデジタル減
算回路と、上記第2のデジタル減算回路からのデジタル
信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路とを有す
る。 さらに、本願第5番目の発明によるD/A変換器は、デ
ジタル信号源と、そのデジタル信号源からのデジタル信
号を入力し、且つ後記D/A変換器に伴う周波数依存性を
有する誤差の伝達関数をHeで表し、これに応じて後記D/
A変換器の伝達関数を(1+He)で表すとき、Heで表さ
れる伝達関数を有する論理回路と、上記デジタル信号源
からのデジタル信号と上記論理回路からのデジタル信号
とを入力する第1のデジタル減算回路と、その第1のデ
ジタル減算回路からのデジタル信号と後記デジタル遅延
回路からのデジタル信号とを入力する第2のデジタル減
算回路と、その第2のデジタル減算回路からのデジタル
信号を積分するデジタル積分器と、そのデジタル積分器
からのデジタル信号を入力し、上記デジタル信号源から
のデジタル信号に比し少ないビット数を有するデジタル
信号を出力する局部量子化器と、その局部量子化器から
のデジタル信号を1D/A変換動作周期だけ遅延させるデジ
タル遅延回路と、上記局部量子化器からのデジタル信号
をアナログ信号に変換するD/A変換回路とを有する。 また、本願第6番目の発明によるD/A変換器は、デジ
タル信号源と、そのデジタル信号源からのデジタル信号
を入力し、且つ後記D/A変換器に伴う周波数依存性を有
する誤差の伝達関数をHeで表し、これに応じて後記D/A
変換器の伝達関数を(1+He)で表すとき、Heで表され
る伝達関数を有する論理回路と、上記デジタル信号源か
らのデジタル信号と後記デジタル遅延回路からのデジタ
ル信号とを入力する第1のデジタル減算回路と、上記第
1のデジタル減算回路からのデジタル信号を積分するデ
ジタル積分器と、そのデジタル積分器からのデジタル信
号を入力し、上記デジタル信号源からのデジタル信号に
比し少ないビット数を有するデジタル信号を出力する局
部量子化器と、その局部量子化器からのデジタル信号を
1D/A変換動作周期だけ遅延させるデジタル遅延回路と、
上記局部量子化器からのデジタル信号と上記論理回路か
らのデジタル信号とを入力する第2のデジタル減算回路
と、その第2のデジタル減算回路からのデジタル信号を
アナログ信号に変換するD/A変換回路とを有する。 また、本願第7番目の発明によるD/A変換器は、デジ
タル信号源と、そのデジタル信号源からのデジタル信号
を入力し、且つ後記D/A変換器に伴う周波数依存性を有
する誤差の伝達関数をHeで表し、これに応じて後記D/A
変換器の伝達関数を(1+He)で表すとき、Heで表され
る伝達関数を有する論理回路と、上記デジタル信号源か
らのデジタル信号と後記デジタル加算回路からのデジタ
ル信号とを入力するデジタル減算回路と、上記デジタル
減算回路からのデジタル信号を積分するデジタル積分器
と、上記デジタル積分器からのデジタル信号を入力し、
上記デジタル信号源からのデジタル信号に比し少ないビ
ット数を有するデジタル信号を出力する局部量子化器
と、その局部量子化器からのデジタル信号を1D/A変動動
作周期だけ遅延させるデジタル遅延回路と、そのデジタ
ル遅延回路からのデジタル信号と上記論理回路からのデ
ジタル信号とを入力するデジタル加算回路と、上記局部
量子化器からのデジタル信号をアナログ信号に変換する
D/A変換回路とを有する。 さらに、本願第8番目の発明によるD/A変換器は、デ
ジタル信号源と、そのデジタル信号源からのデジタル信
号を入力し、且つ後記D/A変換器に伴う周波数依存性を
有する誤差の伝達関数をHeで表し、これに応じて後記D/
A変換器の伝達関数を(1+He)で表すとき、Heで表さ
れる伝達関数を有する論理回路と、その論理回路からの
デジタル信号を積分する第1のデジタル積分器と、上記
デジタル信号源からのデジタル信号と後記デジタル遅延
回路からのデジタル信号とを入力する第1のデジタル減
算回路と、上記第1のデジタル減算回路からのデジタル
信号を積分する第2のデジタル積分器と、上記第2のデ
ジタル積分器からのデジタル信号と上記第1のデジタル
積分器からのデジタル信号とを入力する第2のデジタル
減算回路と、その第2のデジタル減算回路からのデジタ
ル信号を入力し、上記デジタル信号源からのデジタル信
号に比し少ないビット数を有するデジタル信号を出力す
る局部量子化器と、その局部量子化器からのデジタル信
号を1D/A変換動作周期だけ遅延させるデジタル遅延回路
と、上記局部量子化器からのデジタル信号をアナログ信
号に変換するD/A変換回路とを有する。
号源と、そのデジタル信号源からデジタル信号と後記論
理回路からのデジタル信号とを入力する第1のデジタル
減算回路と、その第1のデジタル減算回路からのデジタ
ル信号と後記デジタル遅延回路からのデジタル信号とを
入力する第2のデジタル減算回路と、その第2のデジタ
ル減算回路からのデジタル信号を積分するデジタル積分
器と、そのデジタル積分器からのデジタル信号を入力
し、上記デジタル信号源からのデジタル信号に比し少な
いビット数を有するデジタル信号を出力する局部量子化
器と、その局部量子化器からのデジタル信号を1D/A変換
動作周期だけ遅延させるデジタル遅延回路と、上記局部
量子化器からのデジタル信号をアナログ信号に変換する
D/A変換回路と、上記局部量子化器からのデジタル信号
を入力し、且つ上記D/A変換器に伴う周波数依存性を有
する誤差の伝達関数をHeで表し、これに応じて上記D/A
変換器の伝達関数を(1+He)で表すとき、Heで表され
る伝達関数を有する論理回路とを有する。 さらに、本願第2番目の発明によるD/A変換器は、デ
ジタル信号源と、そのデジタル信号源からのデジタル信
号と後記デジタル加算回路からのデジタル信号とを入力
するデジタル減算回路と、そのデジタル減算回路からの
デジタル信号を積分するデジタル積分器と、そのデジタ
ル積分器からのデジタル信号を入力し、上記デジタル信
号源からのデジタル信号に比し少ないビット数を有する
デジタル信号を出力する局部量子化器と、その局部量子
化器からのデジタル信号を1D/A変換動作周期だけ遅延さ
せるデジタル遅延回路と、そのデジタル遅延回路からの
デジタル信号と後記論理回路からのデジタル信号とを入
力するデジタル加算回路と、上記局部量子化器からのデ
ジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路と、
上記局部量子化器からのデジタル信号を入力し、且つ上
記D/A変換器に伴う周波数依存性を有する誤差の伝達関
数をHeで表し、これに応じて上記D/A変換器の伝達関数
を(1+He)で表すとき、(1/(1+He))で表される
伝達関数を有する論理回路とを有する。 また、本願第3番目の発明によるD/A変換器は、デジ
タル信号源と、そのデジタル信号源からのデジタル信号
と後記デジタル遅延回路からのデジタル信号とを入力す
る第1のデジタル減算回路と、その第1のデジタル減算
回路からのデジタル信号を積分する第1のデジタル積分
器と、その第1のデジタル積分器からのデジタル信号と
後記第2のデジタル積分器からのデジタル信号とを入力
する第2のデジタル減算回路と、その第2のデジタル減
算回路からのデジタル信号を入力し、上記デジタル信号
源からのデジタル信号に比し少ないビット数を有するデ
ジタル信号を出力する局部量子化器と、上記局部量子化
器からのデジタル信号を1D/A変換動作周期だけ遅延させ
るデジタル遅延回路と、上記局部量子化器からのデジタ
ル信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路と、上記
局部量子化器からのデジタル信号を入力し、且つ上記D/
A変換器に伴う周波数依存性を有する誤差の伝達関数をH
eで表し、これに応じて上記D/A変換器の伝達関数を(1
+He)で表すとき、(1/(1+He))で表される伝達関
数を有する論理回路と、その論理回路からのデジタル信
号を積分する第2のデジタル積分器とを有する。 さらに、本願第4番目の発明によるD/A変換器は、デ
ジタル信号源と、そのデジタル信号源からのデジタル信
号と後記デジタル遅延回路からのデジタル信号とを入力
する第1のデジタル減算回路と、上記第1のデジタル減
算回路からのデジタル信号を積分するデジタル積分器
と、そのデジタル積分器からのデジタル信号を入力し、
上記デジタル信号源からのデジタル信号に比し少ないビ
ット数を有するデジタル信号を出力する局部量子化器
と、その局部量子化器からのデジタル信号を1D/A変換動
作周期だけ遅延させるデジタル遅延回路と、上記局部量
子化器からのデジタル信号を入力し、且つ後記D/A変換
器に伴う周波数依存性を有する誤差の伝達関数をHeで表
し、これに応じて後記D/A変換器の伝達関数を(1+H
e)で表すとき、Heで表される伝達関数を有する論理回
路と、上記局部量子化器からのデジタル信号と上記論理
回路からのデジタル信号とを入力する第2のデジタル減
算回路と、上記第2のデジタル減算回路からのデジタル
信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路とを有す
る。 さらに、本願第5番目の発明によるD/A変換器は、デ
ジタル信号源と、そのデジタル信号源からのデジタル信
号を入力し、且つ後記D/A変換器に伴う周波数依存性を
有する誤差の伝達関数をHeで表し、これに応じて後記D/
A変換器の伝達関数を(1+He)で表すとき、Heで表さ
れる伝達関数を有する論理回路と、上記デジタル信号源
からのデジタル信号と上記論理回路からのデジタル信号
とを入力する第1のデジタル減算回路と、その第1のデ
ジタル減算回路からのデジタル信号と後記デジタル遅延
回路からのデジタル信号とを入力する第2のデジタル減
算回路と、その第2のデジタル減算回路からのデジタル
信号を積分するデジタル積分器と、そのデジタル積分器
からのデジタル信号を入力し、上記デジタル信号源から
のデジタル信号に比し少ないビット数を有するデジタル
信号を出力する局部量子化器と、その局部量子化器から
のデジタル信号を1D/A変換動作周期だけ遅延させるデジ
タル遅延回路と、上記局部量子化器からのデジタル信号
をアナログ信号に変換するD/A変換回路とを有する。 また、本願第6番目の発明によるD/A変換器は、デジ
タル信号源と、そのデジタル信号源からのデジタル信号
を入力し、且つ後記D/A変換器に伴う周波数依存性を有
する誤差の伝達関数をHeで表し、これに応じて後記D/A
変換器の伝達関数を(1+He)で表すとき、Heで表され
る伝達関数を有する論理回路と、上記デジタル信号源か
らのデジタル信号と後記デジタル遅延回路からのデジタ
ル信号とを入力する第1のデジタル減算回路と、上記第
1のデジタル減算回路からのデジタル信号を積分するデ
ジタル積分器と、そのデジタル積分器からのデジタル信
号を入力し、上記デジタル信号源からのデジタル信号に
比し少ないビット数を有するデジタル信号を出力する局
部量子化器と、その局部量子化器からのデジタル信号を
1D/A変換動作周期だけ遅延させるデジタル遅延回路と、
上記局部量子化器からのデジタル信号と上記論理回路か
らのデジタル信号とを入力する第2のデジタル減算回路
と、その第2のデジタル減算回路からのデジタル信号を
アナログ信号に変換するD/A変換回路とを有する。 また、本願第7番目の発明によるD/A変換器は、デジ
タル信号源と、そのデジタル信号源からのデジタル信号
を入力し、且つ後記D/A変換器に伴う周波数依存性を有
する誤差の伝達関数をHeで表し、これに応じて後記D/A
変換器の伝達関数を(1+He)で表すとき、Heで表され
る伝達関数を有する論理回路と、上記デジタル信号源か
らのデジタル信号と後記デジタル加算回路からのデジタ
ル信号とを入力するデジタル減算回路と、上記デジタル
減算回路からのデジタル信号を積分するデジタル積分器
と、上記デジタル積分器からのデジタル信号を入力し、
上記デジタル信号源からのデジタル信号に比し少ないビ
ット数を有するデジタル信号を出力する局部量子化器
と、その局部量子化器からのデジタル信号を1D/A変動動
作周期だけ遅延させるデジタル遅延回路と、そのデジタ
ル遅延回路からのデジタル信号と上記論理回路からのデ
ジタル信号とを入力するデジタル加算回路と、上記局部
量子化器からのデジタル信号をアナログ信号に変換する
D/A変換回路とを有する。 さらに、本願第8番目の発明によるD/A変換器は、デ
ジタル信号源と、そのデジタル信号源からのデジタル信
号を入力し、且つ後記D/A変換器に伴う周波数依存性を
有する誤差の伝達関数をHeで表し、これに応じて後記D/
A変換器の伝達関数を(1+He)で表すとき、Heで表さ
れる伝達関数を有する論理回路と、その論理回路からの
デジタル信号を積分する第1のデジタル積分器と、上記
デジタル信号源からのデジタル信号と後記デジタル遅延
回路からのデジタル信号とを入力する第1のデジタル減
算回路と、上記第1のデジタル減算回路からのデジタル
信号を積分する第2のデジタル積分器と、上記第2のデ
ジタル積分器からのデジタル信号と上記第1のデジタル
積分器からのデジタル信号とを入力する第2のデジタル
減算回路と、その第2のデジタル減算回路からのデジタ
ル信号を入力し、上記デジタル信号源からのデジタル信
号に比し少ないビット数を有するデジタル信号を出力す
る局部量子化器と、その局部量子化器からのデジタル信
号を1D/A変換動作周期だけ遅延させるデジタル遅延回路
と、上記局部量子化器からのデジタル信号をアナログ信
号に変換するD/A変換回路とを有する。
また、本願第1−3番目の発明によるD/A変換器によ
れば、デジタル信号源から出力されるデジタル信号をA
とし、またデジタル遅延回路の伝達関数をZ関数でZ-1
とし、さらに局部量子化器の量子化雑音をQとすると
き、デジタル積分器(本願第3番目の発明によるD/A変
換器の場合、第1及び第2のデジタル積分器の双方)を
1段構成としている場合でみて、局部量子化器から出力
されるデジタル信号が、{A+(1−Z-1)Q}/(1
+He)で表されるので、(1+He)の伝達関数を有する
D/A変換回路から出力されるアナログ信号が、{A+
(1−Z-1)Q}で表される。 このため、本願第1−3番目の発明によるD/A変換器
によれば、D/A変換回路から、それに周波数依存性を有
する誤差を伴うとしても、それにもとずく誤差を伴わな
いアナログ信号を出力させることができる。 さらに、本願第4番目の発明によるD/A変換器によれ
ば、本願第1−3番目の発明によるD/A変換器の場合と
同様に、デジタル信号源から出力されるデジタル信号を
Aとし、またデジタル遅延回路の伝達関数をZ関数でZ
-1とし、さらに局部量子化器の量子化雑音をQとすると
き、デジタル積分器を1段構成としている場合でみて、
第2のデジタル減算回路から出力されるデジタル信号
が、{A+(1−Z-1)Q}(1+He)で表されるの
で、(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路から出
力されるアナログ信号が、(1−He2){A+(1−
Z-1)Q}で表される。 このため、本願第4番目の発明によるD/A変換器によ
れば、D/A変換回路から、それに周波数依存性を有する
誤差を伴うとしても、その誤差の伝達関数Heが1よりも
十分小さい限り、その誤差にもとずく誤差を無視し得る
値でしか伴なっていないアナログ信号を出力させること
ができる。 さらに、本願第5番目の発明によるD/A変換器によれ
ば、本願第1−3番目の発明によるD/A変換器の場合と
同様に、デジタル信号源から出力されるデジタル信号を
Aとし、またデジタル遅延回路の伝達関数をZ関数でZ
-1とし、さらに局部量子化器の量子化雑音をQとすると
き、デジタル積分器を1段構成としている場合でみて、
局部量子化器から出力されるデジタル信号が、(1−H
e)A+(1−Z-1)Qで表されるので、(1+He)の伝
達関数を有するD/A変換回路から出力されるアナログ信
号が、(1−He2)A+(1−He)(1−Z-1)Qで表さ
れる。 このため、本願第5番目の発明によるD/A変換器によ
れば、D/A変換回路から、それに周波数依存性を有する
誤差を伴うとしても、その誤差の伝達関数が1より十分
小さい限り、デジタル積分器を1段構成としている場合
でみて、第10図で前述したように、(1−Z-1)Qが小
さな値を有するので、D/A変換回路に伴う周波数依存性
を有する誤差にもとずく誤差を無視し得る値でしか伴な
っていないアナログ信号を出力させることができる。 また、本願第6番目の発明によるD/A変換器によれ
ば、本願第1−3番目の発明によるD/A変換器の場合と
同様に、デジタル信号源から出力されるデジタル信号を
Aとし、またデジタル遅延回路の伝達関数をZ関数でZ
-1とし、さらに局部量子化器の量子化雑音をQとすると
き、デジタル積分器を1段構成としている場合でみて、
第2のデジタル減算回路から出力されるデジタル信号
が、本願第5番目の発明によるD/A変換器の場合と同様
に、(1−He)A+(1−Z-1)Qで表されるので、
(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路から出力さ
れるアナログ信号は、本願第5番目の発明によるD/A変
換器の場合と同様に、(1−He2)A+(1−He)(1
−Z-1)Qで表される。 このため、本願第6番目の発明によるD/A変換器によ
る場合も、D/A変換回路から、本願第5番目の発明によ
るD/A変換器の場合と同様に、D/A変換器に周波数依存性
を有する誤差を伴うとしても、その誤差の伝達関数が1
より十分小さい限り、デジタル積分器を1段構成として
いる場合でみて、第10図で前述したように、(1−
Z-1)Qが小さな値を有するので、D/A変換器に伴う周波
数依存性を有する誤差にもとずく誤差を無視し得る値で
しか伴なっていないアナログ信号を出力させることがで
きる。 さらに、本願第7−8番目の発明によるD/A変換器に
よれば、本願第1−3番目の発明によるD/A変換器の場
合と同様に、デジタル信号源から出力されるデジタル信
号をAとし、またデジタル遅延回路の伝達関数をZ関数
でZ-1とし、さらに局部量子化器の量子化雑音をQとす
るとき、デジタル積分器(本願第8番目の発明によるD/
A変換器の場合、第1及び第2のデジタル積分器の双
方)を1段構成としている場合でみて、局部量子化器か
ら出力されるデジタル信号が、本願第5番目の発明によ
るD/A変換器の場合と同様に、(1−He)A+(1−
Z-1)Qで表されるので、(1+He)の伝達関数を有す
るD/A変換回路から出力されるアナログ信号は、本願第
5番目の発明によるD/A変換器の場合と同様に、(1−H
e2)A+(1−He)(1−Z-1)Qで表される。 このため、本願第7−8番目の発明によるD/A変換器
による場合も、D/A変換回路から、本願第5番目の発明
によるD/A変換器の場合と同様に、D/A変換器に周波数依
存性を有する誤差を伴うとしても、その誤差の伝達関数
が1より十分小さい限り、デジタル積分器(本願第8番
目の発明によるD/A変換器の場合、第1及び第2のデジ
タル積分器の双方)を1段構成としている場合でみて、
第10図で前述したように、(1−Z-1)Qが小さな値を
有するので、D/A変換器に伴う周波数依存性を有する誤
差にもとずく誤差を無視し得る値でしか伴なっていない
アナログ信号を出力させることができる。
れば、デジタル信号源から出力されるデジタル信号をA
とし、またデジタル遅延回路の伝達関数をZ関数でZ-1
とし、さらに局部量子化器の量子化雑音をQとすると
き、デジタル積分器(本願第3番目の発明によるD/A変
換器の場合、第1及び第2のデジタル積分器の双方)を
1段構成としている場合でみて、局部量子化器から出力
されるデジタル信号が、{A+(1−Z-1)Q}/(1
+He)で表されるので、(1+He)の伝達関数を有する
D/A変換回路から出力されるアナログ信号が、{A+
(1−Z-1)Q}で表される。 このため、本願第1−3番目の発明によるD/A変換器
によれば、D/A変換回路から、それに周波数依存性を有
する誤差を伴うとしても、それにもとずく誤差を伴わな
いアナログ信号を出力させることができる。 さらに、本願第4番目の発明によるD/A変換器によれ
ば、本願第1−3番目の発明によるD/A変換器の場合と
同様に、デジタル信号源から出力されるデジタル信号を
Aとし、またデジタル遅延回路の伝達関数をZ関数でZ
-1とし、さらに局部量子化器の量子化雑音をQとすると
き、デジタル積分器を1段構成としている場合でみて、
第2のデジタル減算回路から出力されるデジタル信号
が、{A+(1−Z-1)Q}(1+He)で表されるの
で、(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路から出
力されるアナログ信号が、(1−He2){A+(1−
Z-1)Q}で表される。 このため、本願第4番目の発明によるD/A変換器によ
れば、D/A変換回路から、それに周波数依存性を有する
誤差を伴うとしても、その誤差の伝達関数Heが1よりも
十分小さい限り、その誤差にもとずく誤差を無視し得る
値でしか伴なっていないアナログ信号を出力させること
ができる。 さらに、本願第5番目の発明によるD/A変換器によれ
ば、本願第1−3番目の発明によるD/A変換器の場合と
同様に、デジタル信号源から出力されるデジタル信号を
Aとし、またデジタル遅延回路の伝達関数をZ関数でZ
-1とし、さらに局部量子化器の量子化雑音をQとすると
き、デジタル積分器を1段構成としている場合でみて、
局部量子化器から出力されるデジタル信号が、(1−H
e)A+(1−Z-1)Qで表されるので、(1+He)の伝
達関数を有するD/A変換回路から出力されるアナログ信
号が、(1−He2)A+(1−He)(1−Z-1)Qで表さ
れる。 このため、本願第5番目の発明によるD/A変換器によ
れば、D/A変換回路から、それに周波数依存性を有する
誤差を伴うとしても、その誤差の伝達関数が1より十分
小さい限り、デジタル積分器を1段構成としている場合
でみて、第10図で前述したように、(1−Z-1)Qが小
さな値を有するので、D/A変換回路に伴う周波数依存性
を有する誤差にもとずく誤差を無視し得る値でしか伴な
っていないアナログ信号を出力させることができる。 また、本願第6番目の発明によるD/A変換器によれ
ば、本願第1−3番目の発明によるD/A変換器の場合と
同様に、デジタル信号源から出力されるデジタル信号を
Aとし、またデジタル遅延回路の伝達関数をZ関数でZ
-1とし、さらに局部量子化器の量子化雑音をQとすると
き、デジタル積分器を1段構成としている場合でみて、
第2のデジタル減算回路から出力されるデジタル信号
が、本願第5番目の発明によるD/A変換器の場合と同様
に、(1−He)A+(1−Z-1)Qで表されるので、
(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路から出力さ
れるアナログ信号は、本願第5番目の発明によるD/A変
換器の場合と同様に、(1−He2)A+(1−He)(1
−Z-1)Qで表される。 このため、本願第6番目の発明によるD/A変換器によ
る場合も、D/A変換回路から、本願第5番目の発明によ
るD/A変換器の場合と同様に、D/A変換器に周波数依存性
を有する誤差を伴うとしても、その誤差の伝達関数が1
より十分小さい限り、デジタル積分器を1段構成として
いる場合でみて、第10図で前述したように、(1−
Z-1)Qが小さな値を有するので、D/A変換器に伴う周波
数依存性を有する誤差にもとずく誤差を無視し得る値で
しか伴なっていないアナログ信号を出力させることがで
きる。 さらに、本願第7−8番目の発明によるD/A変換器に
よれば、本願第1−3番目の発明によるD/A変換器の場
合と同様に、デジタル信号源から出力されるデジタル信
号をAとし、またデジタル遅延回路の伝達関数をZ関数
でZ-1とし、さらに局部量子化器の量子化雑音をQとす
るとき、デジタル積分器(本願第8番目の発明によるD/
A変換器の場合、第1及び第2のデジタル積分器の双
方)を1段構成としている場合でみて、局部量子化器か
ら出力されるデジタル信号が、本願第5番目の発明によ
るD/A変換器の場合と同様に、(1−He)A+(1−
Z-1)Qで表されるので、(1+He)の伝達関数を有す
るD/A変換回路から出力されるアナログ信号は、本願第
5番目の発明によるD/A変換器の場合と同様に、(1−H
e2)A+(1−He)(1−Z-1)Qで表される。 このため、本願第7−8番目の発明によるD/A変換器
による場合も、D/A変換回路から、本願第5番目の発明
によるD/A変換器の場合と同様に、D/A変換器に周波数依
存性を有する誤差を伴うとしても、その誤差の伝達関数
が1より十分小さい限り、デジタル積分器(本願第8番
目の発明によるD/A変換器の場合、第1及び第2のデジ
タル積分器の双方)を1段構成としている場合でみて、
第10図で前述したように、(1−Z-1)Qが小さな値を
有するので、D/A変換器に伴う周波数依存性を有する誤
差にもとずく誤差を無視し得る値でしか伴なっていない
アナログ信号を出力させることができる。
【実施例1】 次に、第1図を伴って本願第1番目の発明によるD/A
変換器の実施例を述べよう。 第1図において、第10図との対応部分には同一符号を
付して詳細説明を省略する。 第1図に示す本発明によるD/A変換器は、次の事項を
除いて、第10図で上述した従来のD/A変換器と同様の構
成を有する。 すなわち、デジタル減算回路2がデジタル信号源1か
らのデジタル信号Aとデジタル遅延回路5からのデジタ
ル信号Eとを入力している構成を第10図で上述した従来
のD/A変換器が有しているのに代え、デジタル減算回路
8と、論理回路9(伝達関数Heを有する)とを有し、そ
して、論理回路9(伝達関数Heを有する)がデジタル信
号源(1)からのデジタル信号Aを入力し、また、デジ
タル減算回路8がデジタル信号源1からのデジタル信号
Aと論理回路9からのデジタル信号Iとを入力し、さら
に、デジタル減算回路2がデジタル減算回路8からのデ
ジタル信号Jとデジタル遅延回路5からのデジタル信号
Eとを入力している構成を有する。 以上が、本願第1番目の発明によるD/A変換器の実施
例の構成である。 このような構成を有する本発明によるD/A変換器によ
れば、上述した事項を除いて、第10図で上述した従来の
D/A変換器と同様の構成を有するので、詳細説明は省略
するが、局部量子化器4から出力されるデジタル信号D
が、デジタル積分器3を1段構成としている場合でみ
て、 D={A+(1−Z-1)Q}/(1+He) ……(10) で表される。 従って、局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力
し且つ(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路6か
ら出力されるアナログ信号Fが、第10図で前述した従来
のD/A変換器の場合において、D/A変換回路6から、それ
に誤差を伴わない場合に得られる前述した(7)式で表
されるアナログ信号Fと同様に、 F={A+(1−Z-1)Q} ……(11) で表される。 以上のことから、第1図に示す本発明によるD/A変換
器の場合、D/A変換回路6から、それに周波数依存性を
有する誤差を有していても、それにもとずく誤差を伴わ
ないアナログ信号Fを出力させることができる。
変換器の実施例を述べよう。 第1図において、第10図との対応部分には同一符号を
付して詳細説明を省略する。 第1図に示す本発明によるD/A変換器は、次の事項を
除いて、第10図で上述した従来のD/A変換器と同様の構
成を有する。 すなわち、デジタル減算回路2がデジタル信号源1か
らのデジタル信号Aとデジタル遅延回路5からのデジタ
ル信号Eとを入力している構成を第10図で上述した従来
のD/A変換器が有しているのに代え、デジタル減算回路
8と、論理回路9(伝達関数Heを有する)とを有し、そ
して、論理回路9(伝達関数Heを有する)がデジタル信
号源(1)からのデジタル信号Aを入力し、また、デジ
タル減算回路8がデジタル信号源1からのデジタル信号
Aと論理回路9からのデジタル信号Iとを入力し、さら
に、デジタル減算回路2がデジタル減算回路8からのデ
ジタル信号Jとデジタル遅延回路5からのデジタル信号
Eとを入力している構成を有する。 以上が、本願第1番目の発明によるD/A変換器の実施
例の構成である。 このような構成を有する本発明によるD/A変換器によ
れば、上述した事項を除いて、第10図で上述した従来の
D/A変換器と同様の構成を有するので、詳細説明は省略
するが、局部量子化器4から出力されるデジタル信号D
が、デジタル積分器3を1段構成としている場合でみ
て、 D={A+(1−Z-1)Q}/(1+He) ……(10) で表される。 従って、局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力
し且つ(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路6か
ら出力されるアナログ信号Fが、第10図で前述した従来
のD/A変換器の場合において、D/A変換回路6から、それ
に誤差を伴わない場合に得られる前述した(7)式で表
されるアナログ信号Fと同様に、 F={A+(1−Z-1)Q} ……(11) で表される。 以上のことから、第1図に示す本発明によるD/A変換
器の場合、D/A変換回路6から、それに周波数依存性を
有する誤差を有していても、それにもとずく誤差を伴わ
ないアナログ信号Fを出力させることができる。
【実施例2】 次に、第2図を伴って本願第2番目の発明によるD/A
変換器の実施例を述べよう。 第2図において、第1図との対応部分には同一符号を
付して詳細説明を省略する。 第2図に示す本発明によるD/A変換器は、次の事項を
除いて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器と同
様の構成を有する。 すなわち、デジタル減算回路2がデジタル減算回路8
からのデジタル信号Jとデジタル遅延回路5からのデジ
タル信号Eとを入力している構成を第1図で上述した本
発明によるD/A変換器が有しているのに代え、デジタル
減算回路8が省略され、これに応じてデジタル遅延回路
5からのデジタル信号Eと論理回路9からのデジタル信
号Iとを入力し、それらの加算されたデジタル信号Kを
出力するデジタル加算回路10を有し、そして、デジタル
減算回路2がデジタル信号源1からのデジタル信号Aと
デジタル加算回路10からのデジタル信号Kとを入力して
いる構成を有する。 以上が、本願第2番目の発明によるD/A変換器の実施
例の構成である。 このような構成を有する本発明によるD/A変換器によ
れば、上述した事項を除いて、第1図で上述した本発明
によるD/A変換器と同様の構成を有するので、詳細説明
は省略するが、局部量子化器4から出力されるデジタル
信号Dが、デジタル積分器3を1段構成としている場合
でみて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器の場
合と同様に、 D={A+(1−Z-1)Q}/(1+He) ……(12) で表される。 従って、局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力
し且つ(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路6か
ら出力されるアナログ信号Fが、第1図で上述した本発
明によるD/A変換器の場合と同様に、 F={A+(1−Z-1)Q} ……(13) で表される。 以上のことから、第2図に示す本発明によるD/A変換
器の場合も、第1図で上述した本発明によるD/A変換器
の場合と同様に、D/A変換回路6から、それに周波数依
存性を有する誤差を有していても、それにもとずく誤差
を伴わないアナログ信号Fを出力させることができる。
変換器の実施例を述べよう。 第2図において、第1図との対応部分には同一符号を
付して詳細説明を省略する。 第2図に示す本発明によるD/A変換器は、次の事項を
除いて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器と同
様の構成を有する。 すなわち、デジタル減算回路2がデジタル減算回路8
からのデジタル信号Jとデジタル遅延回路5からのデジ
タル信号Eとを入力している構成を第1図で上述した本
発明によるD/A変換器が有しているのに代え、デジタル
減算回路8が省略され、これに応じてデジタル遅延回路
5からのデジタル信号Eと論理回路9からのデジタル信
号Iとを入力し、それらの加算されたデジタル信号Kを
出力するデジタル加算回路10を有し、そして、デジタル
減算回路2がデジタル信号源1からのデジタル信号Aと
デジタル加算回路10からのデジタル信号Kとを入力して
いる構成を有する。 以上が、本願第2番目の発明によるD/A変換器の実施
例の構成である。 このような構成を有する本発明によるD/A変換器によ
れば、上述した事項を除いて、第1図で上述した本発明
によるD/A変換器と同様の構成を有するので、詳細説明
は省略するが、局部量子化器4から出力されるデジタル
信号Dが、デジタル積分器3を1段構成としている場合
でみて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器の場
合と同様に、 D={A+(1−Z-1)Q}/(1+He) ……(12) で表される。 従って、局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力
し且つ(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路6か
ら出力されるアナログ信号Fが、第1図で上述した本発
明によるD/A変換器の場合と同様に、 F={A+(1−Z-1)Q} ……(13) で表される。 以上のことから、第2図に示す本発明によるD/A変換
器の場合も、第1図で上述した本発明によるD/A変換器
の場合と同様に、D/A変換回路6から、それに周波数依
存性を有する誤差を有していても、それにもとずく誤差
を伴わないアナログ信号Fを出力させることができる。
【実施例3】 次に、第3図を伴って本願第3番目の発明によるD/A
変換器の実施例を述べよう。 第3図において、第1図との対応部分には同一符号を
付して詳細説明を省略する。 第3図に示す本発明によるD/A変換器は、次の事項を
除いて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器と同
様の構成を有する。 すなわち、デジタル減算回路2がデジタル減算回路8
からのデジタル信号Jとデジタル遅延回路5からのデジ
タル信号Eとを入力し、また、局部量子化器4がデジタ
ル積分器3からのデジタル信号Cを入力し、さらに、デ
ジタル減算回路8がデジタル信号源1からのデジタル信
号Aと論理回路9からのデジタル信号Iとを入力してい
る構成を第1図で上述した本発明によるD/A変換器が有
しているのに代え、論理回路9からのデジタル信号Iを
入力し、その積分出力をデジタル信号Lとして出力する
他のデジタル積分器11を有し、そして、デジタル減算回
路(2)がデジタル信号源(1)からのデジタル信号A
とデジタル遅延回路(5)からのデジタル信号Eとを入
力し、また、デジタル減算回路8がデジタル積分器3か
らのデジタル信号Cとデジタル積分器11からのデジタル
信号Lとを入力し、さらに、局部量子化器4がデジタル
減算回路8からのデジタル信号Jを入力している構成を
有する。 以上が、本願第3番目の発明によるD/A変換器の実施
例の構成である。 このような構成を有する本発明によるD/A変換器によ
れば、上述した事項を除いて、第1図で上述した本発明
によるD/A変換器と同様の構成を有するので、詳細説明
は省略するが、局部量子化器4から出力されるデジタル
信号Dが、デジタル積分器3を1段構成としている場合
でみて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器の場
合と同様に、 D={A+(1−Z-1)Q}/(1+He) ……(14) で表される。 従って、局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力
し且つ(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路6か
ら出力されるアナログ信号Fが、第1図で上述した本発
明によるD/A変換器の場合と同様に、 F={A+(1−Z-1)Q} ……(15) で表される。 以上のことから、第3図に示す本発明によるD/A変換
器の場合も、第1図で上述した本発明によるD/A変換器
の場合と同様に、D/A変換回路6から、それに周波数依
存性を有する誤差を有していても、それにもとずく誤差
を伴わないアナログ信号Fを出力させることができる。
変換器の実施例を述べよう。 第3図において、第1図との対応部分には同一符号を
付して詳細説明を省略する。 第3図に示す本発明によるD/A変換器は、次の事項を
除いて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器と同
様の構成を有する。 すなわち、デジタル減算回路2がデジタル減算回路8
からのデジタル信号Jとデジタル遅延回路5からのデジ
タル信号Eとを入力し、また、局部量子化器4がデジタ
ル積分器3からのデジタル信号Cを入力し、さらに、デ
ジタル減算回路8がデジタル信号源1からのデジタル信
号Aと論理回路9からのデジタル信号Iとを入力してい
る構成を第1図で上述した本発明によるD/A変換器が有
しているのに代え、論理回路9からのデジタル信号Iを
入力し、その積分出力をデジタル信号Lとして出力する
他のデジタル積分器11を有し、そして、デジタル減算回
路(2)がデジタル信号源(1)からのデジタル信号A
とデジタル遅延回路(5)からのデジタル信号Eとを入
力し、また、デジタル減算回路8がデジタル積分器3か
らのデジタル信号Cとデジタル積分器11からのデジタル
信号Lとを入力し、さらに、局部量子化器4がデジタル
減算回路8からのデジタル信号Jを入力している構成を
有する。 以上が、本願第3番目の発明によるD/A変換器の実施
例の構成である。 このような構成を有する本発明によるD/A変換器によ
れば、上述した事項を除いて、第1図で上述した本発明
によるD/A変換器と同様の構成を有するので、詳細説明
は省略するが、局部量子化器4から出力されるデジタル
信号Dが、デジタル積分器3を1段構成としている場合
でみて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器の場
合と同様に、 D={A+(1−Z-1)Q}/(1+He) ……(14) で表される。 従って、局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力
し且つ(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路6か
ら出力されるアナログ信号Fが、第1図で上述した本発
明によるD/A変換器の場合と同様に、 F={A+(1−Z-1)Q} ……(15) で表される。 以上のことから、第3図に示す本発明によるD/A変換
器の場合も、第1図で上述した本発明によるD/A変換器
の場合と同様に、D/A変換回路6から、それに周波数依
存性を有する誤差を有していても、それにもとずく誤差
を伴わないアナログ信号Fを出力させることができる。
【実施例4】 次に、第4図を伴って本願第4番目の発明によるD/A
変換器の実施例を述べよう。 第4図において、第1図との対応部分には同一符号を
付して詳細説明を省略する。 第4図に示す本発明によるD/A変換器は、次の事項を
除いて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器と同
様の構成を有する。 すなわち、デジタル減算回路8がデジタル信号源1か
らのデジタル信号Aと論理回路9からのデジタル信号I
とを入力し、また、デジタル減算回路2がデジタル減算
回路からのデジタル信号Jとデジタル遅延回路5からの
デジタル信号Eとを入力し、さらにD/A変換器6が局部
量子化器4からのデジタル信号Dを入力している構成を
第1図で上述した本発明によるD/A変換器が有している
のに代え、デジタル減算回路2がデジタル信号源1から
のデジタル信号Aとデジタル遅延回路5からのデジタル
信号Eとを入力し、また、デジタル減算回路8が局部量
子化器4からのデジタル信号Dと論理回路9からのデジ
タル信号Iとを入力し、さらに、D/A変換器6がデジタ
ル減算回路8からのデジタル信号Jを入力している構成
を有する。 以上が、本願第4番目の発明によるD/A変換器の実施
例の構成である。 このような構成を有する本発明によるD/A変換器によ
れば、上述した事項を除いて、第1図で上述した本発明
によるD/A変換器と同様の構成を有するので、詳細説明
は省略するが、デジタル減算回路8から出力されるデジ
タル信号Jが、デジタル積分器3を1段構成としている
場合でみて、 J={A+(1−Z-1}Q}・(1−He) ……(16) で表される。 従って、デジタル減算回路8からのデジタル信号Jを
入力し且つ(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路
6から出力されるアナログ信号Fが、 F=(1−He2)・{A+(1−Z-1)Q} ……(17) で表される。 以上のことから、第4図に示す本発明によるD/A変換
器の場合、D/A変換回路6から、それに周波数依存性を
有する誤差を有していても、その誤差の伝達関数Heが1
よりも十分小さい限り、その誤差ににもとずく誤差を無
視し得る値でしか伴っていないアナログ信号Fを出力さ
せることができる。
変換器の実施例を述べよう。 第4図において、第1図との対応部分には同一符号を
付して詳細説明を省略する。 第4図に示す本発明によるD/A変換器は、次の事項を
除いて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器と同
様の構成を有する。 すなわち、デジタル減算回路8がデジタル信号源1か
らのデジタル信号Aと論理回路9からのデジタル信号I
とを入力し、また、デジタル減算回路2がデジタル減算
回路からのデジタル信号Jとデジタル遅延回路5からの
デジタル信号Eとを入力し、さらにD/A変換器6が局部
量子化器4からのデジタル信号Dを入力している構成を
第1図で上述した本発明によるD/A変換器が有している
のに代え、デジタル減算回路2がデジタル信号源1から
のデジタル信号Aとデジタル遅延回路5からのデジタル
信号Eとを入力し、また、デジタル減算回路8が局部量
子化器4からのデジタル信号Dと論理回路9からのデジ
タル信号Iとを入力し、さらに、D/A変換器6がデジタ
ル減算回路8からのデジタル信号Jを入力している構成
を有する。 以上が、本願第4番目の発明によるD/A変換器の実施
例の構成である。 このような構成を有する本発明によるD/A変換器によ
れば、上述した事項を除いて、第1図で上述した本発明
によるD/A変換器と同様の構成を有するので、詳細説明
は省略するが、デジタル減算回路8から出力されるデジ
タル信号Jが、デジタル積分器3を1段構成としている
場合でみて、 J={A+(1−Z-1}Q}・(1−He) ……(16) で表される。 従って、デジタル減算回路8からのデジタル信号Jを
入力し且つ(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路
6から出力されるアナログ信号Fが、 F=(1−He2)・{A+(1−Z-1)Q} ……(17) で表される。 以上のことから、第4図に示す本発明によるD/A変換
器の場合、D/A変換回路6から、それに周波数依存性を
有する誤差を有していても、その誤差の伝達関数Heが1
よりも十分小さい限り、その誤差ににもとずく誤差を無
視し得る値でしか伴っていないアナログ信号Fを出力さ
せることができる。
【実施例5】 次に、第5図を伴って本願第5番目の発明によるD/A
変換器の実施例を述べよう。 第5図において、第1図との対応部分には同一符号を
付して詳細説明を省略する。 第5図に示す本発明によるD/A変換器は、次の事項を
除いて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器と同
様の構成を有する。 すなわち、論理回路9が局部量子化器4からのデジタ
ル信号Dを入力し、また、デジタル減算回路8がデジタ
ル信号源1からのデジタル信号Aと論理回路9からのデ
ジタル信号Iとを入力している構成を第1図で上述した
本発明によるD/A変換器が有しているのに代え、論理回
路9がデジタル信号源1からのデジタル信号Aを入力
し、また、デジタル減算回路8がデジタル信号源1から
のデジタル信号Aと論理回路9からのデジタル信号Iと
を入力している構成を有する。 以上が、本願第5番目の発明によるD/A変換器の実施
例の構成である。 このような構成を有する本発明によるD/A変換器によ
れば、上述した事項を除いて、第1図で上述した本発明
によるD/A変換器と同様の構成を有するので、詳細説明
は省略するが、局部量子化器4から出力されるデジタル
信号Dが、デジタル積分器3を1段構成としている場合
でみて、 D=(1−He)A+(1−Z-1)Q ……(18) で表される。 従って、局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力
し且つ(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路6か
ら出力されるアナログ信号Fが、 F=(1−He2)A+(1−He)・(1−Z-1)Q ……
(19) で表される。 以上のことから、第5図に示す本発明によるD/A変換
器の場合、D/A変換回路6から、それに周波数依存性を
有する誤差を有していても、デジタル積分器3を1段構
成としている場合でみて、その誤差の伝達関数Heが1よ
り十分小さい限り、第10図で上述したように、(1−Z
-1)Qが小さな値を有するので、D/A変換回路6に伴う
周波数依存性を有する誤差にもとずく誤差を無視し得る
値でしか伴なっていないアナログ信号Fを出力させるこ
とができる。
変換器の実施例を述べよう。 第5図において、第1図との対応部分には同一符号を
付して詳細説明を省略する。 第5図に示す本発明によるD/A変換器は、次の事項を
除いて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器と同
様の構成を有する。 すなわち、論理回路9が局部量子化器4からのデジタ
ル信号Dを入力し、また、デジタル減算回路8がデジタ
ル信号源1からのデジタル信号Aと論理回路9からのデ
ジタル信号Iとを入力している構成を第1図で上述した
本発明によるD/A変換器が有しているのに代え、論理回
路9がデジタル信号源1からのデジタル信号Aを入力
し、また、デジタル減算回路8がデジタル信号源1から
のデジタル信号Aと論理回路9からのデジタル信号Iと
を入力している構成を有する。 以上が、本願第5番目の発明によるD/A変換器の実施
例の構成である。 このような構成を有する本発明によるD/A変換器によ
れば、上述した事項を除いて、第1図で上述した本発明
によるD/A変換器と同様の構成を有するので、詳細説明
は省略するが、局部量子化器4から出力されるデジタル
信号Dが、デジタル積分器3を1段構成としている場合
でみて、 D=(1−He)A+(1−Z-1)Q ……(18) で表される。 従って、局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力
し且つ(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路6か
ら出力されるアナログ信号Fが、 F=(1−He2)A+(1−He)・(1−Z-1)Q ……
(19) で表される。 以上のことから、第5図に示す本発明によるD/A変換
器の場合、D/A変換回路6から、それに周波数依存性を
有する誤差を有していても、デジタル積分器3を1段構
成としている場合でみて、その誤差の伝達関数Heが1よ
り十分小さい限り、第10図で上述したように、(1−Z
-1)Qが小さな値を有するので、D/A変換回路6に伴う
周波数依存性を有する誤差にもとずく誤差を無視し得る
値でしか伴なっていないアナログ信号Fを出力させるこ
とができる。
【実施例6】 次に、第6図を伴って本願第6番目の発明によるD/A
変換器の実施例を述べよう。 第6図において、第1図との対応部分には同一符号を
付して詳細説明を省略する。 第6図に示す本発明によるD/A変換器は、次の事項を
除いて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器と同
様の構成を有する。 すなわち、デジタル減算回路2がデジタル減算回路8
からのデジタル信号Jとデジタル遅延回路5からのデジ
タル信号Eとを入力し、また、論理回路9が局部量子化
器4からのデジタル信号Dを入力し、さらにD/A変換器
6が局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力してい
る構成を第1図で上述した本発明によるD/A変換器が有
しているのに代え、デジタル減算回路2がデジタル信号
源1からのデジタル信号Aとデジタル遅延回路5からの
デジタル信号Eとを入力し、また、論理回路9(第1図
で上述した本発明によるD/A変換器の場合と同様に伝達
関数Heを有する)がデジタル信号源1からのデジタル信
号Aを入力し、さらに、デジタル減算回路8が局部量子
化器4からのデジタル信号Dと論理回路9からのデジタ
ル信号Iとを入力し、また、D/A変換器6がデジタル減
算回路8からのデジタル信号Jを入力している構成を有
する。 以上が、本願第6番目の発明によるD/A変換器の実施
例の構成である。 このような構成を有する本発明によるD/A変換器によ
れば、上述した事項を除いて、第1図で上述した本発明
によるD/A変換器と同様の構成を有するので、詳細説明
は省略するが、デジタル減算回路8から出力されるデジ
タル信号Jが、デジタル積分器3を1段構成としている
場合でみて、第5図で上述した本発明によるD/A変換器
の場合のデジタル信号Dと同様に、 J=(1−He)A+(1−Z-1)Q ……(20) で表される。 従って、デジタル減算回路8からのデジタル信号Jを
入力し且つ(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路
6から出力されるアナログ信号Fが、第5図で上述した
本発明によるD/A変換器の場合と同様に、 F=(1−He2)A+(1−He)・(1−Z-1)Q ……
(21) で表される。 以上のことから、第6図に示す本発明によるD/A変換
器の場合も、第5図で上述した本発明によるD/A変換器
の場合と同様に、D/A変換回路6から、それに周波数依
存性を有する誤差を有していても、デジタル積分器3を
1段構成としている場合でみて、その誤差の伝達関数He
が1より十分小さい限り、第10図で上述したように(1
−Z-1)Qが小さい値を有するので、D/A変換回路6に伴
う周波数依存性を有する誤差にもとずく誤差を無視し得
る値でしか伴なっていないアナログ信号Fを出力させる
ことができる。
変換器の実施例を述べよう。 第6図において、第1図との対応部分には同一符号を
付して詳細説明を省略する。 第6図に示す本発明によるD/A変換器は、次の事項を
除いて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器と同
様の構成を有する。 すなわち、デジタル減算回路2がデジタル減算回路8
からのデジタル信号Jとデジタル遅延回路5からのデジ
タル信号Eとを入力し、また、論理回路9が局部量子化
器4からのデジタル信号Dを入力し、さらにD/A変換器
6が局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力してい
る構成を第1図で上述した本発明によるD/A変換器が有
しているのに代え、デジタル減算回路2がデジタル信号
源1からのデジタル信号Aとデジタル遅延回路5からの
デジタル信号Eとを入力し、また、論理回路9(第1図
で上述した本発明によるD/A変換器の場合と同様に伝達
関数Heを有する)がデジタル信号源1からのデジタル信
号Aを入力し、さらに、デジタル減算回路8が局部量子
化器4からのデジタル信号Dと論理回路9からのデジタ
ル信号Iとを入力し、また、D/A変換器6がデジタル減
算回路8からのデジタル信号Jを入力している構成を有
する。 以上が、本願第6番目の発明によるD/A変換器の実施
例の構成である。 このような構成を有する本発明によるD/A変換器によ
れば、上述した事項を除いて、第1図で上述した本発明
によるD/A変換器と同様の構成を有するので、詳細説明
は省略するが、デジタル減算回路8から出力されるデジ
タル信号Jが、デジタル積分器3を1段構成としている
場合でみて、第5図で上述した本発明によるD/A変換器
の場合のデジタル信号Dと同様に、 J=(1−He)A+(1−Z-1)Q ……(20) で表される。 従って、デジタル減算回路8からのデジタル信号Jを
入力し且つ(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路
6から出力されるアナログ信号Fが、第5図で上述した
本発明によるD/A変換器の場合と同様に、 F=(1−He2)A+(1−He)・(1−Z-1)Q ……
(21) で表される。 以上のことから、第6図に示す本発明によるD/A変換
器の場合も、第5図で上述した本発明によるD/A変換器
の場合と同様に、D/A変換回路6から、それに周波数依
存性を有する誤差を有していても、デジタル積分器3を
1段構成としている場合でみて、その誤差の伝達関数He
が1より十分小さい限り、第10図で上述したように(1
−Z-1)Qが小さい値を有するので、D/A変換回路6に伴
う周波数依存性を有する誤差にもとずく誤差を無視し得
る値でしか伴なっていないアナログ信号Fを出力させる
ことができる。
【実施例7】 次に、第7図を伴って本願第7番目の発明によるD/A
変換器の実施例を述べよう。 第7図において、第1図との対応部分には同一符号を
付して詳細説明を省略する。 第7図に示す本発明によるD/A変換器は、次の事項を
除いて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器と同
様の構成を有する。 すなわち、デジタル減算回路8がデジタル信号源1か
らのデジタル信号Aと論理回路9からのデジタル信号I
とを入力し、また、デジタル減算回路2がデジタル減算
回路8からのデジタル信号Jとデジタル遅延回路5から
のデジタル信号Eとを入力し、さらに、論理回路9が局
部量子化器4からのデジタル信号Dを入力している構成
を第1図で上述した本発明によるD/A変換器が有してい
るのに代え、デジタル減算回路8が省略され、これに応
じてデジタル遅延回路5からのデジタル信号Eと論理回
路9からのデジタル信号Iとを入力し、それらの加算さ
れたデジタル信号Kを出力するデジタル加算回路10を有
し、そして、デジタル減算回路2がデジタル減算回路10
からのデジタル信号Kとデジタル信号源1からのデジタ
ル信号Aとを入力し、また、論理回路9(第1図で上述
した本発明によるD/A変換器の場合と同様に伝達関数He
を有する)がデジタル信号源1からのデジタル信号Aを
入力している構成を有する。 以上が、本願第7番目の発明によるD/A変換器の実施
例の構成である。 このような構成を有する本発明によるD/A変換器によ
れば、上述した事項を除いて、第1図で上述した本発明
によるD/A変換器と同様の構成を有するので、詳細説明
は省略するが、局部量子化器4から出力されるデジタル
信号Dが、デジタル積分器3を1段構成としている場合
でみて、第5図で上述した本発明によるD/A変換器の場
合と同様に、 D=(1−He)A+(1−Z-1)Q ……(22) で表される。 従って、局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力
し且つ(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路6か
ら出力されるアナログ信号Fが、第5図で上述した本発
明によるD/A変換器の場合と同様に、 F=(1−He2)A+(1−He)・(1−Z-1)Q ……
(23) で表される。 以上のことから、第7図に示す本発明によるD/A変換
器の場合も、第5図で上述した本発明によるD/A変換器
の場合と同様に、D/A変換回路6から、それに周波数依
存性を有する誤差を有していても、デジタル積分器3を
1段構成としている場合でみて、その誤差の伝達関数He
が1より十分小さい限り、第10図で上述したように(1
−Z-1)Qが小さな値を有するので、D/A変換回路6に伴
う周波数依存性を有する誤差にもとずく誤差を無視し得
る値でしか伴なっていないアナログ信号Fを出力させる
ことができる。
変換器の実施例を述べよう。 第7図において、第1図との対応部分には同一符号を
付して詳細説明を省略する。 第7図に示す本発明によるD/A変換器は、次の事項を
除いて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器と同
様の構成を有する。 すなわち、デジタル減算回路8がデジタル信号源1か
らのデジタル信号Aと論理回路9からのデジタル信号I
とを入力し、また、デジタル減算回路2がデジタル減算
回路8からのデジタル信号Jとデジタル遅延回路5から
のデジタル信号Eとを入力し、さらに、論理回路9が局
部量子化器4からのデジタル信号Dを入力している構成
を第1図で上述した本発明によるD/A変換器が有してい
るのに代え、デジタル減算回路8が省略され、これに応
じてデジタル遅延回路5からのデジタル信号Eと論理回
路9からのデジタル信号Iとを入力し、それらの加算さ
れたデジタル信号Kを出力するデジタル加算回路10を有
し、そして、デジタル減算回路2がデジタル減算回路10
からのデジタル信号Kとデジタル信号源1からのデジタ
ル信号Aとを入力し、また、論理回路9(第1図で上述
した本発明によるD/A変換器の場合と同様に伝達関数He
を有する)がデジタル信号源1からのデジタル信号Aを
入力している構成を有する。 以上が、本願第7番目の発明によるD/A変換器の実施
例の構成である。 このような構成を有する本発明によるD/A変換器によ
れば、上述した事項を除いて、第1図で上述した本発明
によるD/A変換器と同様の構成を有するので、詳細説明
は省略するが、局部量子化器4から出力されるデジタル
信号Dが、デジタル積分器3を1段構成としている場合
でみて、第5図で上述した本発明によるD/A変換器の場
合と同様に、 D=(1−He)A+(1−Z-1)Q ……(22) で表される。 従って、局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力
し且つ(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路6か
ら出力されるアナログ信号Fが、第5図で上述した本発
明によるD/A変換器の場合と同様に、 F=(1−He2)A+(1−He)・(1−Z-1)Q ……
(23) で表される。 以上のことから、第7図に示す本発明によるD/A変換
器の場合も、第5図で上述した本発明によるD/A変換器
の場合と同様に、D/A変換回路6から、それに周波数依
存性を有する誤差を有していても、デジタル積分器3を
1段構成としている場合でみて、その誤差の伝達関数He
が1より十分小さい限り、第10図で上述したように(1
−Z-1)Qが小さな値を有するので、D/A変換回路6に伴
う周波数依存性を有する誤差にもとずく誤差を無視し得
る値でしか伴なっていないアナログ信号Fを出力させる
ことができる。
【実施例8】 次に、第8図を伴って本願第8番目の発明によるD/A
変換器の実施例を述べよう。 第8図において、第1図との対応部分には同一符号を
付して詳細説明を省略する。 第8図に示す本発明によるD/A変換器は、次の事項を
除いて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器と同
様の構成を有する。 すなわち、デジタル減算回路8がデジタル信号源1か
らのデジタル信号Aと論理回路9からのデジタル信号I
とを入力し、また、論理回路9が局部量子化器4からの
デジタル信号Dを入力し、さらに、局部量子化器4がデ
ジタル積分器3からのデジタル信号Cを入力している構
成を第1図で上述した本発明によるD/A変換器が有して
いるのに代え、論理回路9からのデジタル信号Iを入力
し、そのデジタル信号Iの積分出力をデジタル信号Kと
して出力するデジタル積分器11を有し、そして、デジタ
ル減算回路2がデジタル信号源1からのデジタル信号A
とデジタル遅延回路5からのデジタル信号Eとを入力
し、また、デジタル減算回路8がデジタル積分器3から
のデジタル信号Cとデジタル積分器11からのデジタル信
号Lとを入力し、さらに、局部量子化器4がデジタル減
算回路8からのデジタル信号Jを入力し、さらに、論理
回路9(第1図で上述した本発明によるD/A変換器の場
合と同様に伝達関数Heを有する)がデジタル信号源1か
らのデジタル信号Aを入力している構成を有する。 以上が、本願第8番目の発明によるD/A変換器の実施
例の構成である。 このような構成を有する本発明によるD/A変換器によ
れば、上述した事項を除いて、第1図で上述した本発明
によるD/A変換器と同様の構成を有するので、詳細説明
は省略するが、局部量子化器4から出力されるデジタル
信号Dが、デジタル積分器3及び11を1段構成としてい
る場合でみて、第5図で上述した本発明によるD/A変換
器の場合と同様に、 D=(1−He)A+(1−Z-1)Q ……(24) で表される。 従って、局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力
し且つ(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路6か
ら出力されるアナログ信号Fが、第5図で上述した本発
明によるD/A変換器の場合と同様に、 F=(1−He2)A+(1+He)・(1−Z-1)Q ……
(25) で表される。 以上のことから、第8図に示す本発明によるD/A変換
器の場合も、第5図で上述した本発明によるD/A変換器
の場合と同様に、D/A変換回路6から、それに周波数依
存性を有する誤差を有していても、デジタル積分器3を
1段構成としている場合でみて、その誤差の伝達関数He
が1より十分小さい限り、第10図で上述したように(1
−Z-1)Qが小さな値を有するので、D/A変換回路6に伴
う周波数依存性を有する誤差にもとずく誤差を無視し得
る値でしか伴なっていないアナログ信号Fを出力させる
ことができる。 なお、上述においては、本発明によるD/A変換器の作
用効果を、デジタル積分器3(またはデジタル積分器3
及び11)を1段構成としている場合(D/A変換器が、い
わゆる1次シェーピング形D/A変換器である場合)で主
として説明したが、デジタル積分器3(またはデジタル
積分器3及び11)を2段以上の多段構成としている場合
でも、上述したと同様の作用効果が得られることは明ら
かである。 ただし、デジタル積分器3(またはデジタル積分器3
及び11)を3段構成としている場合においては、詳細説
明は省略するが、第1図で上述した本発明によるD/A変
換器の構成を例としてみて、その局部量子化器4からの
デジタル信号Dが、 D=A+(1−Z-1)3Q ……(26) で表されるので、この場合において、D/A変換回路6をP
WM方式のD/A変換回路構成としている場合、D/A変換回路
6から出力されるアナログ信号Fが、この場合のD/A変
換回路6に発生する2次高周波歪にもとずく誤差を伴っ
て得られることから、第1図〜第8図で上述した本発明
によるD/A変換器の各例において、そのデジタル積分器
3またはデジタル積分器3及び11の双方を3段構成と
し、またD/A変換回路6をPWM方式のD/A変換回路構成と
している場合、論理回路9の前述した伝達関数Heを、α
の定数、pを論理回路9への入力デジタル信号の値とす
るとき、 He=α・p2・(1−Z-1)2 ……(27) で表される伝達関数とすれば、この場合のD/A変換回路
6から、この場合にD/A変換回路6に発生する2次高周
波歪にもとずく誤差をほとんど伴っていないアナログ信
号Fを出力させることができる。 なお、この場合の(27)式で上述した伝達関数Heを有
する論理回路9としては、第9図に示すような、入力端
子21に供給されるデジタル信号を2つの入力端子に入力
し、その2乗されたデジタル信号を出力するデジタル乗
算器22と、そのデジタル乗算器22からのデジタル信号と
入力端子2からの上述した定数αとを入力し、それらの
乗算されたデジタル信号を出力する他のデジタル乗算器
23と、そのデジタル乗算器23から出力されるデジタル信
号を入力し、そのデジタル信号に対して1D/A変換動作周
期だけ遅延しているデジタル信号を出力するデジタル遅
延回路25と、デジタル乗算器23から出力されるデジタル
信号とデジタル遅延回路25から出力されるデジタル信号
とを入力し、それらの差のデジタル信号を出力するデジ
タル減算回路26と、そのデジタル減算回路26から出力さ
れるデジタル信号を入力し、そのデジタル信号に対して
1D/A変換動作周期だけ遅延しているデジタル信号を出力
するデジタル遅延回路27と、デジタル減算回路26からの
デジタル信号とデジタル遅延回路27からのデジタル信号
とを入力し、それらの差のデジタル信号を出力端子29に
出力するデジタル減算回路28とを有する構成とし得る。 その他、本発明の精神を脱することなしに、種々の変
型、変更をなし得るであろう。
変換器の実施例を述べよう。 第8図において、第1図との対応部分には同一符号を
付して詳細説明を省略する。 第8図に示す本発明によるD/A変換器は、次の事項を
除いて、第1図で上述した本発明によるD/A変換器と同
様の構成を有する。 すなわち、デジタル減算回路8がデジタル信号源1か
らのデジタル信号Aと論理回路9からのデジタル信号I
とを入力し、また、論理回路9が局部量子化器4からの
デジタル信号Dを入力し、さらに、局部量子化器4がデ
ジタル積分器3からのデジタル信号Cを入力している構
成を第1図で上述した本発明によるD/A変換器が有して
いるのに代え、論理回路9からのデジタル信号Iを入力
し、そのデジタル信号Iの積分出力をデジタル信号Kと
して出力するデジタル積分器11を有し、そして、デジタ
ル減算回路2がデジタル信号源1からのデジタル信号A
とデジタル遅延回路5からのデジタル信号Eとを入力
し、また、デジタル減算回路8がデジタル積分器3から
のデジタル信号Cとデジタル積分器11からのデジタル信
号Lとを入力し、さらに、局部量子化器4がデジタル減
算回路8からのデジタル信号Jを入力し、さらに、論理
回路9(第1図で上述した本発明によるD/A変換器の場
合と同様に伝達関数Heを有する)がデジタル信号源1か
らのデジタル信号Aを入力している構成を有する。 以上が、本願第8番目の発明によるD/A変換器の実施
例の構成である。 このような構成を有する本発明によるD/A変換器によ
れば、上述した事項を除いて、第1図で上述した本発明
によるD/A変換器と同様の構成を有するので、詳細説明
は省略するが、局部量子化器4から出力されるデジタル
信号Dが、デジタル積分器3及び11を1段構成としてい
る場合でみて、第5図で上述した本発明によるD/A変換
器の場合と同様に、 D=(1−He)A+(1−Z-1)Q ……(24) で表される。 従って、局部量子化器4からのデジタル信号Dを入力
し且つ(1+He)の伝達関数を有するD/A変換回路6か
ら出力されるアナログ信号Fが、第5図で上述した本発
明によるD/A変換器の場合と同様に、 F=(1−He2)A+(1+He)・(1−Z-1)Q ……
(25) で表される。 以上のことから、第8図に示す本発明によるD/A変換
器の場合も、第5図で上述した本発明によるD/A変換器
の場合と同様に、D/A変換回路6から、それに周波数依
存性を有する誤差を有していても、デジタル積分器3を
1段構成としている場合でみて、その誤差の伝達関数He
が1より十分小さい限り、第10図で上述したように(1
−Z-1)Qが小さな値を有するので、D/A変換回路6に伴
う周波数依存性を有する誤差にもとずく誤差を無視し得
る値でしか伴なっていないアナログ信号Fを出力させる
ことができる。 なお、上述においては、本発明によるD/A変換器の作
用効果を、デジタル積分器3(またはデジタル積分器3
及び11)を1段構成としている場合(D/A変換器が、い
わゆる1次シェーピング形D/A変換器である場合)で主
として説明したが、デジタル積分器3(またはデジタル
積分器3及び11)を2段以上の多段構成としている場合
でも、上述したと同様の作用効果が得られることは明ら
かである。 ただし、デジタル積分器3(またはデジタル積分器3
及び11)を3段構成としている場合においては、詳細説
明は省略するが、第1図で上述した本発明によるD/A変
換器の構成を例としてみて、その局部量子化器4からの
デジタル信号Dが、 D=A+(1−Z-1)3Q ……(26) で表されるので、この場合において、D/A変換回路6をP
WM方式のD/A変換回路構成としている場合、D/A変換回路
6から出力されるアナログ信号Fが、この場合のD/A変
換回路6に発生する2次高周波歪にもとずく誤差を伴っ
て得られることから、第1図〜第8図で上述した本発明
によるD/A変換器の各例において、そのデジタル積分器
3またはデジタル積分器3及び11の双方を3段構成と
し、またD/A変換回路6をPWM方式のD/A変換回路構成と
している場合、論理回路9の前述した伝達関数Heを、α
の定数、pを論理回路9への入力デジタル信号の値とす
るとき、 He=α・p2・(1−Z-1)2 ……(27) で表される伝達関数とすれば、この場合のD/A変換回路
6から、この場合にD/A変換回路6に発生する2次高周
波歪にもとずく誤差をほとんど伴っていないアナログ信
号Fを出力させることができる。 なお、この場合の(27)式で上述した伝達関数Heを有
する論理回路9としては、第9図に示すような、入力端
子21に供給されるデジタル信号を2つの入力端子に入力
し、その2乗されたデジタル信号を出力するデジタル乗
算器22と、そのデジタル乗算器22からのデジタル信号と
入力端子2からの上述した定数αとを入力し、それらの
乗算されたデジタル信号を出力する他のデジタル乗算器
23と、そのデジタル乗算器23から出力されるデジタル信
号を入力し、そのデジタル信号に対して1D/A変換動作周
期だけ遅延しているデジタル信号を出力するデジタル遅
延回路25と、デジタル乗算器23から出力されるデジタル
信号とデジタル遅延回路25から出力されるデジタル信号
とを入力し、それらの差のデジタル信号を出力するデジ
タル減算回路26と、そのデジタル減算回路26から出力さ
れるデジタル信号を入力し、そのデジタル信号に対して
1D/A変換動作周期だけ遅延しているデジタル信号を出力
するデジタル遅延回路27と、デジタル減算回路26からの
デジタル信号とデジタル遅延回路27からのデジタル信号
とを入力し、それらの差のデジタル信号を出力端子29に
出力するデジタル減算回路28とを有する構成とし得る。 その他、本発明の精神を脱することなしに、種々の変
型、変更をなし得るであろう。
第1図は、本願第1番目の発明によるD/A変換器の実施
例を示す系統的接続図である。 第2図は、本願第2番目の発明によるD/A変換器の実施
例を示す系統的接続図である。 第3図は、本願第3番目の発明によるD/A変換器の実施
例を示す系統的接続図である。 第4図は、本願第4番目の発明によるD/A変換器の実施
例を示す系統的接続図である。 第5図は、本願第5番目の発明によるD/A変換器の実施
例を示す系統的接続図である。 第6図は、本願第6番目の発明によるD/A変換器の実施
例を示す系統的接続図である。 第7図は、本願第7番目の発明によるD/A変換器の実施
例を示す系統的接続図である。 第8図は、本願第8番目の発明によるD/A変換器の実施
例を示す系統的接続図である。 第9図は、本発明によるD/A変換器に用い得る論理回路
の具体的実施例を示す系統的接続図である。 第10図は、従来のD/A変換器を示す系統的接続図であ
る。 1……デジタル信号源 2、8……デジタル減算回路 3、11……デジタル積分器 4……局部量子化器 5……デジタル遅延回路 6……D/A変換回路 7……出力端 9……論理回路 10……デジタル加算回路 22、23……デジタル乗算器 25、27……デジタル遅延回路 26、28……デジタル減算回路
例を示す系統的接続図である。 第2図は、本願第2番目の発明によるD/A変換器の実施
例を示す系統的接続図である。 第3図は、本願第3番目の発明によるD/A変換器の実施
例を示す系統的接続図である。 第4図は、本願第4番目の発明によるD/A変換器の実施
例を示す系統的接続図である。 第5図は、本願第5番目の発明によるD/A変換器の実施
例を示す系統的接続図である。 第6図は、本願第6番目の発明によるD/A変換器の実施
例を示す系統的接続図である。 第7図は、本願第7番目の発明によるD/A変換器の実施
例を示す系統的接続図である。 第8図は、本願第8番目の発明によるD/A変換器の実施
例を示す系統的接続図である。 第9図は、本発明によるD/A変換器に用い得る論理回路
の具体的実施例を示す系統的接続図である。 第10図は、従来のD/A変換器を示す系統的接続図であ
る。 1……デジタル信号源 2、8……デジタル減算回路 3、11……デジタル積分器 4……局部量子化器 5……デジタル遅延回路 6……D/A変換回路 7……出力端 9……論理回路 10……デジタル加算回路 22、23……デジタル乗算器 25、27……デジタル遅延回路 26、28……デジタル減算回路
Claims (8)
- 【請求項1】デジタル信号源と、 上記デジタル信号源からデジタル信号と後記論理回路か
らのデジタル信号とを入力する第1のデジタル減算回路
と、 上記第1のデジタル減算回路からのデジタル信号と後記
デジタル遅延回路からのデジタル信号とを入力する第2
のデジタル減算回路と、 上記第2のデジタル減算回路からのデジタル信号を積分
するデジタル積分器と、 上記デジタル積分器からのデジタル信号を入力し、上記
デジタル信号源からのデジタル信号に比し少ないビット
数を有するデジタル信号を出力する局部量子化器と、 上記局部量子化器からのデジタル信号を1D/A変換動作周
期だけ遅延させるデジタル遅延回路と、 上記局部量子化器からのデジタル信号をアナログ信号に
変換するD/A変換回路と、 上記局部量子化器からのデジタル信号を入力し、且つ上
記D/A変換器に伴う周波数依存性を有する誤差の伝達関
数をHeで表し、これに応じて上記D/A変換器の伝達関数
を(1+He)で表すとき、Heで表される伝達関数を有す
る論理回路とを有することを特徴とするD/A変換器。 - 【請求項2】デジタル信号源と、 上記デジタル信号源からのデジタル信号と後記デジタル
加算回路からのデジタル信号とを入力するデジタル減算
回路と、 上記デジタル減算回路からのデジタル信号を積分するデ
ジタル積分器と、 上記デジタル積分器からのデジタル信号を入力し、上記
デジタル信号源からのデジタル信号に比し少ないビット
数を有するデジタル信号を出力する局部量子化器と、 上記局部量子化器からのデジタル信号を1D/A変換動作周
期だけ遅延させるデジタル遅延回路と、 上記デジタル遅延回路からのデジタル信号と後記論理回
路からのデジタル信号とを入力するデジタル加算回路
と、 上記局部量子化器からのデジタル信号をアナログ信号に
変換するD/A変換回路と、 上記局部量子化器からのデジタル信号を入力し、且つ上
記D/A変換器に伴う周波数依存性を有する誤差の伝達関
数をHeで表し、これに応じて上記D/A変換器の伝達関数
を(1+He)で表すとき、Heで表される伝達関数を有す
る論理回路とを有することを特徴とするD/A変換器。 - 【請求項3】デジタル信号源と、 上記デジタル信号源からのデジタル信号と後記デジタル
遅延回路からのデジタル信号とを入力する第1のデジタ
ル減算回路と、 上記第1のデジタル減算回路からのデジタル信号を積分
する第1のデジタル積分器と、上記第1のデジタル積分
器からのデジタル信号と後記第2のデジタル積分器から
のデジタル信号とを入力する第2のデジタル減算回路
と、 上記第2のデジタル減算回路からのデジタル信号を入力
し、上記デジタル信号源からのデジタル信号に比し少な
いビット数を有するデジタル信号を出力する局部量子化
器と、 上記局部量子化器からのデジタル信号を1D/A変換動作周
期だけ遅延させるデジタル遅延回路と、 上記局部量子化器からのデジタル信号をアナログ信号に
変換するD/A変換回路と、 上記局部量子化器からのデジタル信号を入力し、且つ上
記D/A変換器に伴う周波数依存性を有する誤差の伝達関
数をHeで表し、これに応じて上記D/A変換器の伝達関数
を(1+He)で表すとき、Heで表される伝達関数を有す
る論理回路と、 上記論理回路からのデジタル信号を積分する第2のデジ
タル積分器とを有することを特徴とするD/A変換器。 - 【請求項4】デジタル信号源と、 上記デジタル信号源からのデジタル信号と後記デジタル
遅延回路からのデジタル信号とを入力する第1のデジタ
ル減算回路と、 上記第1のデジタル減算回路からのデジタル信号を積分
するデジタル積分器と、 そのデジタル積分器からのデジタル信号を入力し、上記
デジタル信号源からのデジタル信号に比し少ないビット
数を有するデジタル信号を出力する局部量子化器と、 上記局部量子化器からのデジタル信号を1D/A変換動作周
期だけ遅延させるデジタル遅延回路と、 上記局部量子化器からのデジタル信号を入力し、且つ後
記D/A変換器に伴う周波数依存性を有する誤差の伝達関
数をHeで表し、これに応じて後記D/A変換器の伝達関数
を(1+He)で表すとき、Heで表される伝達関数を有す
る論理回路と、 上記局部量子化器からのデジタル信号と上記論理回路か
らのデジタル信号とを入力する第2のデジタル減算回路
と、 上記第2のデジタル減算回路からのデジタル信号をアナ
ログ信号に変換するD/A変換回路とを有することを特徴
とするD/A変換器。 - 【請求項5】デジタル信号源と、 上記デジタル信号源からのデジタル信号を入力し、且つ
後記D/A変換器に伴う周波数依存性を有する誤差の伝達
関数をHeで表し、これに応じて後記D/A変換器の伝達関
数を(1+He)で表すとき、Heで表される伝達関数を有
する論理回路と、 上記デジタル信号源からのデジタル信号と上記論理回路
からのデジタル信号とを入力する第1のデジタル減算回
路と、 上記第1のデジタル減算回路からのデジタル信号と後記
デジタル遅延回路からのデジタル信号とを入力する第2
のデジタル減算回路と、 上記第2のデジタル減算回路からのデジタル信号を積分
するデジタル積分器と、 上記デジタル積分器からのデジタル信号を入力し、上記
デジタル信号源からのデジタル信号に比し少ないビット
数を有するデジタル信号を出力する局部量子化器と、 上記局部量子化器からのデジタル信号を1D/A変換動作周
期だけ遅延させるデジタル遅延回路と、 上記局部量子化器からのデジタル信号をアナログ信号に
変換するD/A変換回路とを有することを特徴とするD/A変
換器。 - 【請求項6】デジタル信号源と、 上記デジタル信号源からのデジタル信号を入力し、且つ
後記D/A変換器に伴う周波数依存性を有する誤差の伝達
関数をHeで表し、これに応じて後記D/A変換器の伝達関
数を(1+He)で表すとき、Heで表される伝達関数を有
する論理回路と、 上記デジタル信号源からのデジタル信号と後記デジタル
遅延回路からのデジタル信号とを入力する第1のデジタ
ル減算回路と、 上記第1のデジタル減算回路からのデジタル信号を積分
するデジタル積分器と、 そのデジタル積分器からのデジタル信号を入力し、上記
デジタル信号源からのデジタル信号に比し少ないビット
数を有するデジタル信号を出力する局部量子化器と、 上記局部量子化器からのデジタル信号を1D/A変換動作周
期だけ遅延させるデジタル遅延回路と、 上記局部量子化器からのデジタル信号と上記論理回路か
らのデジタル信号とを入力する第2のデジタル減算回路
と、 上記第2のデジタル減算回路からのデジタル信号をアナ
ログ信号に変換するD/A変換回路とを有することを特徴
とするD/A変換器。 - 【請求項7】デジタル信号源と、 上記デジタル信号源からのデジタル信号を入力し、且つ
後記D/A変換器に伴う周波数依存性を有する誤差の伝達
関数をHeで表し、これに応じて後記D/A変換器の伝達関
数を(1+He)で表すとき、Heで表される伝達関数を有
する論理回路と、 上記デジタル信号源からのデジタル信号と後記デジタル
加算回路からのデジタル信号とを入力するデジタル減算
回路と、 上記デジタル減算回路からのデジタル信号を積分するデ
ジタル積分器と、 上記デジタル積分器からのデジタル信号を入力し、上記
デジタル信号源からのデジタル信号に比し少ないビット
数を有するデジタル信号を出力する局部量子化器と、 上記局部量子化器からのデジタル信号を1D/A変換動作周
期だけ遅延させるデジタル遅延回路と、 上記デジタル遅延回路からのデジタル信号と上記論理回
路からのデジタル信号とを入力するデジタル加算回路
と、 上記局部量子化器からのデジタル信号をアナログ信号に
変換するD/A変換回路とを有することを特徴とするD/A変
換器。 - 【請求項8】デジタル信号源と、 上記デジタル信号源からのデジタル信号を入力し、且つ
後記D/A変換器に伴う周波数依存性を有する誤差の伝達
関数をHeで表し、これに応じて後記D/A変換器の伝達関
数を(1+He)で表すとき、Heで表される伝達関数を有
する論理回路と、 上記論理回路からのデジタル信号を積分する第1のデジ
タル積分器と、 上記デジタル信号源からのデジタル信号と後記デジタル
遅延回路からのデジタル信号とを入力する第1のデジタ
ル減算回路と、 上記第1のデジタル減算回路からのデジタル信号を積分
する第2のデジタル積分器と、 上記第2のデジタル積分器からのデジタル信号と上記第
1のデジタル積分器からのデジタル信号とを入力する第
2のデジタル減算回路と、 上記第2のデジタル減算回路からのデジタル信号を入力
し、上記デジタル信号源からのデジタル信号に比し少な
いビット数を有するデジタル信号を出力する局部量子化
器と、 上記局部量子化器からのデジタル信号を1D/A変換動作周
期だけ遅延させるデジタル遅延回路と、 上記局部量子化器からのデジタル信号をアナログ信号に
変換するD/A変換回路とを有することを特徴とするD/A変
換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1019979A JPH0828667B2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | D/a変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1019979A JPH0828667B2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | D/a変換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02200012A JPH02200012A (ja) | 1990-08-08 |
JPH0828667B2 true JPH0828667B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=12014304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1019979A Expired - Fee Related JPH0828667B2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | D/a変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0828667B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3772970B2 (ja) * | 2001-10-29 | 2006-05-10 | ソニー株式会社 | D/a変換器および出力増幅回路 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6286920A (ja) * | 1985-10-14 | 1987-04-21 | Hitachi Ltd | 復号器 |
JPS63252017A (ja) * | 1987-04-09 | 1988-10-19 | Toshiba Corp | Da変換器 |
-
1989
- 1989-01-30 JP JP1019979A patent/JPH0828667B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02200012A (ja) | 1990-08-08 |
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