JP2002530989A - シグマ−デルタd/aコンバータ - Google Patents

シグマ−デルタd/aコンバータ

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JP2002530989A
JP2002530989A JP2000584600A JP2000584600A JP2002530989A JP 2002530989 A JP2002530989 A JP 2002530989A JP 2000584600 A JP2000584600 A JP 2000584600A JP 2000584600 A JP2000584600 A JP 2000584600A JP 2002530989 A JP2002530989 A JP 2002530989A
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adder
stage
converter
sigma
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イェロンネク ビョールン
ニエンホイス デトレーフ
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Robert Bosch GmbH
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Abstract

(57)【要約】 本発明はN段を有するシグマ−デルタD/Aコンバータ(300)に関し、ここで第n段(ただしn=1,2,3,…、N)は、第1加算器(10)と、量子化器(16)と、第2加算器(20)とを有し、第1加算器は有効信号x(k)(12)とエラー信号errn(k-1)とをに加算して入力信号en(k)(14)を形成し、量子化器(16)は入力信号en(k)(14)を所定の量子化関数にしたがって出力信号yn(k)(18)に量子化し、第2加算器は入力信号en(k)(14)と、反転された出力信号yn(k)とを加算してxn(k)(21)を形成して、この信号を遅延素子(22)に供給し、この遅延素子は信号xn(k)(21)を、エラー信号errn(k-1)よりも1クロック周期だけ遅延させて第1加算器(10)に出力する。ここで第2加算器(20)と遅延素子(22)との間に絶対値低減化器(24)が設けられており、この絶対値低減化器は信号xn(k)(21)を、xn(k)=0の場合に変更せずに維持し、その他の場合に信号xn(k)(21)の絶対値|xn(k)|を、表し得る最小の少なくとも1数単位だけ低減化し、ここでシグマ−デルタD/Aコンバータ(300)の第n段の量子化器(16)の量子化関数はつぎのように表される。 【数1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の属する技術分野 本発明は、請求項1の上位概念に記載された、N段を有するシグマ−デルタD
/Aコンバータに関し、ここで第n段(ただしn=1,2,3,…,N)は、第
1加算器と、量子化器と、第2加算器とを含んでおり、第1加算器は有効信号な
いしは有効信号x(k)と、エラー信号errn(k-1)とを加算して入力信号en(k)を形成
し、量子化器はこの入力信号en(k)を所定の量子化関数によって量子化して出力
信号yn(k)を形成し、第2加算器は入力信号en(k)と、反転された出力信号yn(k)
とを加算してxn(k)を形成しかつこれを遅延素子に供給し、この遅延素子は信号x n (k)を、エラー信号errn(k-1)よりも1クロック周期だけ遅延させて第1加算器
に出力する。
【0002】 従来の技術 請求項1の上位概念に記載されたシグマ−デルタD/AコンバータはSteven R
. Norsworthy,Richard Schreiner,およびGabor C. Temes著の刊行物"Delta Si
gma Data Converter, Theory, Design and Simulation" IEEE Press 1997,ISB
N 0-7803-1045-4から公知である。このような公知のシグマ−デルタD/Aコン
バータには、これが漸近的に安定でない、要するに安定でないという欠点がある
。ここではシグマ−デルタD/Aコンバータによって、このコンバータの入力信
号がゼロの場合、すなわちコンバータが起動されていない場合に、場合によって
は不所望のリミットサイクルが形成されてしまうことがある。ここでこのリミッ
トサイクルは場合によっては大きな振幅を有することがあり、この大きな振幅は
、例えば、放送の有効信号の変調が休止している時にNF振幅として可聴となっ
てしまうか、またはSN比が低下してしまう。さらにシグマ−デルタD/Aコン
バータは、入力信号がない場合、いわゆる「デジタルノイズ」を形成してしまう
。すなわち「ゼロの入力信号」(k≧k0なるすべてのkに対してx(k)≡0)は一義
的に「ゼロの出力信号」にコピーされず、D/Aコンバータの出力値の列にコピ
ーされ、ここでこの出力値の列はゼロ位置を中心に振動してノイズを発生してし
まう。この原因は、理想的な離散的積分器ならびに使用された量子化器にある。
上記のような影響によって、このようなD/Aコンバータの機能の能力および使
用が損なわれてしまう。
【0003】 本発明の説明、課題、解決手段および利点 本発明の課題は、請求項1の上位概念に記載されたシグマ−デルタD/Aコン
バータを改善して、上記のような欠点を取り除くことである。
【0004】 この課題は請求項1の特徴部分に記載された特徴を有するシグマ−デルタD/
Aコンバータによって解決される。
【0005】 このために本発明では、第2加算器と遅延素子の間に絶対値低減化器が設けら
れており、この絶対値低減化器は、xn(k)=0の場合に信号xn(k)を変更せずに維持
し、その他の場合には信号xk(n)の絶対値|xn(k)|を、表し得る最小の少なくと
も1数単位だけ小さくする。シグマ−デルタD/Aコンバータの第n段量子化器
の量子化関数はつぎの通りである。
【0006】
【数2】
【0007】 ここでabs()は絶対値関数を表す。これの利点は、本発明のシグマ−デルタD
/Aコンバータが漸近的安定な特性を有する、すなわちシグマ−デルタD/Aコ
ンバータの積分器の任意の開始値はすべて、有限の時間で状態0に到達すること
である。さらにD/Aコンバータの出力段の必要な段数が最小化され、これによ
って後段の回路コストが低減される。
【0008】 本発明の装置の有利な発展形態は、請求項2から4に記載されている。
【0009】 有利には第n段(ただしn>1)の有効信号は、第(n−1)段の第2加算器
の出力信号xn-1(k)であり、2つまたはそれ以上の段の場合、第n段は、量子化
器に後置接続される(n−1)個の差分化器を有する。
【0010】 すべての段の出力信号は最終的につぎのように合成される。すなわち最初の(
N−1)個の段(ただしn>1)がそれぞれ第3加算器を有し、この第3加算器
が、第1段の場合には量子化器に、また第2〜(n−1)段の場合には差分化器
に後置接続され、第1〜(N−2)段の各第3加算器は、高位の次段の各第3加
算器に接続され、第(N−1)段の第3加算器は、第N段の最後の差分化器に接
続されるようにすることによって合成される。
【0011】 図面の簡単な説明 以下では本発明を、添付の図に基づいて詳しく説明する。ここで、 図1は、本発明のシグマ−デルタD/Aコンバータの第1の有利な実施形態を
示しており、 図2は、本発明のシグマ−デルタD/Aコンバータの第2の有利な実施形態を
示しており、 図3は、本発明のシグマ−デルタD/Aコンバータの第2の有利な実施形態を
示している。
【0012】 本発明の有利な実施例 本発明のシグマ−デルタD/Aコンバータ100である、図1に示した第1の
有利な実施形態は1段形(N=1)である。この実施形態には第1加算器10が
含まれており、この第1加算器10は有効信号x(k)を12において受け取り、こ
の有効信号x(k)と、エラー信号err1(k-1)とを加算して入力信号e1(k)、信号14
を形成する。後続の量子化器16は入力信号e1(k)を、所定の量子化関数にした
がって量子化し、18における出力信号y1(k)を形成する。第2の加算器20に
よって、入力信号e1(k)と、反転された出力信号y1(k)と加算して21におけるx1 (k)を形成し、この信号を遅延素子22に供給する。遅延素子22は、信号x1(k)
を、エラー信号err1(k)よりも1クロック周期だけ遅延させて第1加算器10に
出力する。
【0013】 第2加算器20と遅延素子22の間には絶対値低減化器24が設けられており
、この絶対値低減化器24は信号x1(k)を、x1(k)=0の場合には変更せず維持し、
その他の場合には信号x1(k)の絶対値|x1(k)|を、表し得る最小の少なくとも1
単位だけ小さくする。絶対値低減化器24の相応の出力信号z1(k)は、26に出
力され、遅延素子22に対する入力信号を形成する。このシグマ−デルタD/A
コンバータのただ1つの段にある量子化器の量子化関数q1(e1(k))は、本発明で
はつぎのように表される。
【0014】
【数3】
【0015】 ここでk=1,2,3,…は、第k番目のサンプリング値を表しており、した
がって離散的な時間と同等である。サンプリング周波数がfaの場合、2つのサ
ンプリング過程間の時間ないしは周期TはT=1/faによって与えられる。したがっ
て第k番目のサンプリング値は、経過した時間t(k)=k*Tに相応する。
【0016】 本発明のシグマ−デルタコンバータ200である、図2に示した第2の有利な
実施形態は2段形(N=2)である。ここで図1の形式の2つの段は、第1段の
第2加算器20の出力側x1(k)が、第2段の第1加算器10に対する入力側とし
て使用されるように相互に結合されている。さらにこの第2段の量子化器16に
デジタル差分化器28が後置接続されており、このデジタル差分化器28の出力
は、第1段の付加的な第3加算器30に供給されており、これによって32にお
いて出力信号y(k)が得られる。各段において同じ素子にはすべて同じ参照符号が
付されているため、これらの部材の説明については上記の図1に関連する説明を
参照されたい。さらに第2段に対して、14における入力信号en(k)、18にお
ける出力信号yn(k)、21における信号xn(k)および26におけるzn(k)の各イン
デックスnを1つだけ増やすと、第2段において所定の箇所に信号e2(k),y2(k)
,x2(k)およびz2(k)が得られる。
【0017】 第1段の量子化関数q1(e1(k))は、図1の第1の有利な実施形態100と等し
い。第2段の量子化関数q2(e2(k))はつぎのように表される。
【0018】
【数4】
【0019】 本発明のシグマ−デルタD/Aコンバータ300である、第3の有利な実施形
態では、第2実施形態に類似して第3段が設けられており(N=3)、この第3
段は2つの差分化器28を有する。各段において同じ素子にはすべて同じ参照符
号が付されているため、これらについては図1および2に関連する上記の説明を
参照されたい。第3段の対応する信号e3(k),y3(k),x3(k)およびz3(k)はそれぞ
れ、箇所14,18,21および26に出力される。各出力信号y1(k),y2(k)お
よびy3(k)もまた各段の第3加算器30を介して32における出力信号y(k)に合
成される。
【0020】 第1および第2段の量子化関数q1(e1(k))およびq2(e2(k))はそれぞれ、図2の
第2実施形態200の第1および第2段と等しい。第3段の量子化関数q3(e3(k)
)はつぎのように表される。
【0021】
【数5】
【0022】 n段(ただしn=1,2,3,…,N)を有する実施形態に対して第n段の各
量子化関数qn(en(k))はつぎのように表される。
【0023】
【数6】
【0024】 ここで各信号en(k),yn(k),Xn(k)およびzn(k)は、第n段においてそれぞれ1
4,18,21および26に出力される。第2段および後続の各第n段のそれぞ
れ最後の差分化器28の後ろに、それぞれ信号ynd(k)34が出力される。
【0025】 各段の絶対値低減化器24では、従来のように切り上げないしは切り下げが行
われるのではなく、xn(k)=0でなければ、つねに信号xn(k)の絶対値が小さくされ
る。言い換えると各絶対値低減化器24は、シグマ−デルタD/Aコンバータか
らエネルギーを取り除くため、このことからすでに分かるようにリミットサイク
ルが発生することはない。しかしながらこのことを以下に付加的に、図1の有利
な第1の実施形態100に基づき数学的にも明らかにしておきたい。
【0026】 x(k)は、値域が−1〜1である、12におけるデジタル入力信号である。e1(k
)は量子化器16の入力信号である。y(k)は1段のシグマ−デルタD/Aコンバ
ータ100の32における出力信号である。このような1段のシグマ−デルタA
/Dコンバータの場合、y1(k)=y(k)が成り立つ。入力信号x(k)は第k0番目のサン
プリング値に対して、またそれ以前、すなわち時点t0=k0*Tまではゼロとは等し
くなく、時点t0からx(k)=0であるとする。すなわち
【0027】
【数7】
【0028】 これは例えば通信システムにおいて、t0から変調休止がある場合に発生する。
遅延素子22ではこの時点t0に、シグマ−デルタD/Aコンバータが起動されな
い時間区間に対する開始値またはスタート値とみなすことのできる数値I0がある
。絶対値低減化器24はつぎの関数を実行する。
【0029】
【数8】
【0030】 ここでLSBは表し得る最小数単位を表す。択一的に複数のLSBを加算ない
しは減算するようにしてよい。
【0031】 時点t0にI0=vz*b/2(w-1)であるとし、ここでvzは正負符号+ないしは−であり
、bは数値であり、wは2の補数表現における語幅である。例えば16ビットの
場合、絶対値は15ビットであり、1ビットは正負符号として使用される。
【0032】 第1の場合にb>214であるとすると、これは遅延素子における値がI0>1/2で
あることに相応する。これによって e1(k) = B[e1(k−1)−y1(k−1)] = B[e1(k−1)−q1(e1(k−1))] ここでBは絶対値低減化器24の絶対値低減化関数であり、q1は量子化器16
の量子化関数である。さらに仮定と代入によって e1(0)=I0=b/215>1/2 e1(1) = B[b/215−215/215], e1(0) > 1/2 ⇒ q(e1(0))=1 = B[(b-215)/215], (b-215)/215 < 0 = (b+1-215)/215 つぎが成立する。0>e1(1)>-1/2 e1(2) = B[e1(1)-q(e1(1))], q(e1(1))=0 = B[e1(1)] = (b+2-215)/215 したがって一般につぎのようになる。
【0033】
【数9】
【0034】 したがって出力値列y1(k)に対してつぎが成り立つ。
【0035】
【数10】
【0036】 第2の場合に0<b<214であるとする。この場合に同様に
【0037】
【数11】
【0038】 であり、すべてのkに対してy1(k)=0である。この第3番目の214<b<0の場合、
第2番目の場合と同様であり、第4番目のb<−214の場合、第1番目の場合と同
様であること分かる。
【0039】 考察した1段の場合も、複数の段を有する実施形態200ないしは300の場
合も、シグマ−デルタD/Aコンバータの第1段は、起動されていない場合、す
なわち入力信号x(k)がゼロに等しい場合、有限の時間の後に信号e1(k)=0を供給
する。この時間は最悪の場合に対してつぎのように推定することができる。
【0040】 tmax=(1/2*2(W-1)+1)*T ただしT=1/fa,faはサンプリング周波数。
【0041】 この最大時間の後、信号e1(k)=0であり、したがって第2加算器の出力信号も
同様にx1(k)=0である。第2段は第1段と同様に動作し、有限の時間の後に、出
力信号y2(k)=0を供給する。この原理は自然なやり方でn段のシグマ−デルタD
/Aコンバータに拡張することができる。
【0042】 さらに本発明の各段の量子化器を適当に選択することによって、出力信号y(k)
の値域を狭められる。このことを以下、図2の2段のシグマ−デルタD/Aコン
バータを用いて詳しく説明する。
【0043】 第1段の量子化器16の後の信号y1(k)の取り得る値は1, 0, −1である。第2
段の量子化器16の後の信号y2(k)の取り得る値は1/2, 0, −1/2である。第2段
の差分化器28の後でy2d(k)が取り得る値は1, 1/2, 0, −1/2, −1である。し
たがって第1段の第3加算器30の後で信号y(k)の取り得る値は 2, 1 1/2, 1, 1/2, 0, −1/2, −1, −1 1/2, −2 である。
【0044】 しかしながら値2および−2は出力側32に存在しない。このことは矛盾によっ
て示すことができる。
【0045】 仮定:y(k)=2 y(k)=2 ⇔ y1(k)=1かつy2d(k)=1 ⇔ y1(k)=1かつy2(k)=1/2かつy2(k−1)=−1/2 ⇔ e1(k)>1/2かつe2(k)>1/4かつe2(k-1)<−1/4 q1,q2,…,qnが、第1番目、第2番目、…、第n番目の段の各量子化関
数に等しければさらに以下が得られる。
【0046】 e2(k) = e2(k-1)-q2(e2(k-1))+(e1(k)-q1(e1(k))) = -1/4-eps1-(-1/2)+(1/2+eps2-1) ただしeps1, eps2 > 0 = eps2-eps1-1/4 ⇔ 1/4+eps3 = eps2-eps1-1/4 ただしeps3 > 0 ⇔ 1/2 = eps2-eps1-eps3 しかしながらこれは矛盾である。なぜならばeps2 <= 1/2かつeps1, eps3 > 0であるからである。同様にしてy(k)=−2になり得ないことが示される。
【0047】 本発明のシグマ−デルタD/Aコンバータ300である、図3の第3の有利な
実施形態に対して、32における出力信号y(k)の取り得る値域についてつぎが成
り立つ。
【0048】 信号y1(k)の取り得る値は1, 0, −1であり、 信号y2(k)の取り得る値は1/2, 0, −1/2であり、 信号y3(k)の取り得る値は1/4, 0, −1/4であり、 第2段の差分化素子28の後でy2d(k)の取り得る値は 1, 1/2, 0, −1/2, 1 であり、 第3段の差分化素子28の後でy3d(k)の取り得る値は 1, 3/4, 1/2, 1/4, 0, −1/4, −1/2, −3/4, 1 であり、したがって信号y(k)は32において以下の理論上の値域を有する: 3, 2.75, 2.5, 2.25, 2, 1.75, 1.5, 1.25, 1, 0.75, 0.5, 0.25, 0, -0.25, -0.5, -0.75, -1, -1.25, -1.5, -1.75, -2, -2.25, -2.5, -2.75, -3 これらの25個の状態のうち、つぎの15個の状態だけが発生する 1.75, 1.5, 1.25, 1, 0.75, 0.5, 0.25, 0, -0.25, -0.5, -0.75, -1, -1.25, -1.5, -1.75 このことも同様の矛盾によって同じように示すことができる。
【0049】 まとめると本発明では漸近的に安定な特性と、例えば3つの段(図3)とを有
するシグマ−デルタD/Aコンバータが得られ、ここでこのコンバータにはリミ
ットサイクルは存在せず、かつゼロの入力信号を有限の時間でゼロの出力信号に
コピーし、これによってノイズの低減化が、本発明のシグマ−デルタD/Aコン
バータが起動されない時間において行われる。量子化関数qn(en(k))を適当に選
択することによって、例えば、図3の3段のシグマ−デルタD/Aコンバータ3
00は15段階の出力だけしか必要とせず、これによって後続の回路、例えば抵
抗回路または相応の電流ポンプの相応のコストを、ワード幅wが長い、例えば3
2ビットの場合にも格段に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシグマ−デルタD/Aコンバータの第1の有利な実施形態を示す図で
ある。
【図2】 本発明のシグマ−デルタD/Aコンバータの第2の有利な実施形態を示す図で
ある。
【図3】 本発明のシグマ−デルタD/Aコンバータの第3の有利な実施形態を示す図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 (300)の第n段の量子化器(16)の量子化関数は つぎのように表される。 【数1】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N段を有するシグマ−デルタD/Aコンバータ(100,2
    00,300)であって、 第n段(ただしn=1,2,3,…,N)は、第1加算器(10)と、量子化
    器(16)と、第2加算器(20)とを含み、 前記第1加算器(10)は、有効信号x(k)(12)とエラー信号errn(k-1)と
    を加算して入力信号en(k)(14)を形成し、 前記量子化器(16)は、入力信号en(k)(14)を所定の量子化関数にした
    がって量子化して出力信号yn(k)(18)を形成し、 前記第2加算器(20)は、入力信号en(k)(14)と、反転された出力信号y n (k)とを加算して信号xn(k)(21)を形成しかつ当該信号xn(k)を遅延素子(2
    2)に供給し、 該遅延素子(22)は、信号xn(k)(21)を、エラー信号errn(k-1)よりも1
    クロック周期だけ遅延させて第1加算器(10)に出力する形式のシグマ−デル
    タD/Aコンバータにおいて、 第2加算器(20)と遅延素子(22)との間に、絶対値低減化器(24)が
    設けられており、 該絶対値低減化器(24)は、信号xn(k)(21)を、xn(k)=0の場合には変更
    せず維持し、その他の場合には信号xn(k)(21)の絶対値|xn(k)|を、表し得
    る最小の少なくとも1数単位だけ小さくし、 シグマ−デルタD/Aコンバータ(100,200,300)の第n段の量子
    化器(16)の量子化関数はつぎのように表される 【数1】 ことを特徴とする シグマ−デルタD/Aコンバータ。
  2. 【請求項2】 第n段(ただしn>1)の有効信号は、第(n−1)段の第
    2加算器(20)の出力信号xn-1(k)である 請求項1に記載のシグマ−デルタD/Aコンバータ(200,300)。
  3. 【請求項3】 第n段は(n−1)個の差分化器(28)を有しており、 該差分化器(28)は量子化器(16)に後置接続されている 請求項1または2に記載のシグマ−デルタD/Aコンバータ(200,300
    )。
  4. 【請求項4】 最初の(N−1)個の段(ただしN>1)はそれぞれ、第3
    加算器(30)を有しており、 該第3加算器(30)は、第1段の場合には量子化器(16)に、また第2〜
    (N−1)段の場合には差分化器(28)に後置接続されており、 第1〜(N−2)段の各第3加算器(30)は、より高位の次段の各第3加算
    器(30)に接続されており、 第(N−1)段の第3加算器(30)は、第N段の最後の差分化器(28)に
    接続されている 請求項1から3までのいずれか1項に記載のシグマ−デルタD/Aコンバータ
    (200,300)。
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