JPH08285269A - ガス機器の燃焼調整装置 - Google Patents

ガス機器の燃焼調整装置

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JPH08285269A
JPH08285269A JP7088520A JP8852095A JPH08285269A JP H08285269 A JPH08285269 A JP H08285269A JP 7088520 A JP7088520 A JP 7088520A JP 8852095 A JP8852095 A JP 8852095A JP H08285269 A JPH08285269 A JP H08285269A
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N1/00Regulating fuel supply
    • F23N1/007Regulating fuel supply using mechanical means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N5/00Systems for controlling combustion
    • F23N5/26Details
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C3/00Stoves or ranges for gaseous fuels
    • F24C3/12Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F24C3/126Arrangement or mounting of control or safety devices on ranges

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組み付けおよび調節が容易であり耐久性が向
上できる点火時の火力調整機構を備えたガス機器の燃焼
調整装置の提供。 【構成】 点火時の火力調整機構300は、滑動機構に
より滑動自在に支持され、一端に点・消火機構100の
動作により付勢される力点傾斜面66を有し、他端にニ
ードルピン23を強火力位置または弱火力位置のいずれ
か一方から中火力方向に押す作用傾斜面67を有する戻
し部材6と、該戻し部材6の他端側により係合されると
ともに一端に固定部材への支点682を有し、他端に戻
し部材6の往動に伴い支点682回りに回動してニード
ルピン23を強火力位置または弱火力位置のいずれか他
方から中火力方向に押す作用部69を有する回動腕68
とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、点火時においてバー
ナの火力を点火の容易かつ安全なレベルに自動設定する
火力調整機構に関わる。
【0002】
【従来の技術】テーブルこんろ等のガス機器では、バー
ナの点火および消火を行うための点・消火機構と、バー
ナの火力を増減させるための火力調整機構とが設けられ
ている。点・消火操作は、操作性の観点から点・消火ボ
タンなど点火摘みの前後方向の押し操作によりなされる
ものが多いが、摘みの回動操作によりなされるガス機器
も存在する。火力調整操作は、火力を弱→中→強または
この逆に連続的に調整するためスライド式の操作レバー
が設けられ、該操作レバーの前端に取付けられた火力調
整用の操作摘みを左右方向などにスライド操作してなさ
れる。
【0003】ガス機器においては、放電火花等の点火源
で燃料ガスと燃焼用空気との混合気に着火させる直接
(ダイレクト)着火方式が採用されている。この直接着
火を円滑、確実に行うためには、バーナの火力は点火時
に中火力以上の火力に設定してあることが望ましい。ま
た、近年、大火力バーナの使用が要望されており、高齢
者や割烹着など袖のある衣服をまとっている使用者にと
って、点火時の火力が大きすぎると危険である。このた
め、従来より、点火操作に連動して、火力調整のための
操作レバーを点火に好適な中火力位置に強制的に自動設
定させる点火時の火力調整機構が多数提案されている。
【0004】この種の点火時の火力調整機構は、点火操
作に連動して火力調整のための操作レバーを常に中火力
位置に移動させるための戻しレバーを備える。この戻し
レバーは、一つの支点を中心として回動し、一端に点火
操作により動かされる可動部材により付勢される力点を
有し、他端に前記火力調節のための操作レバーを駆動す
るための作用部を有する。この構成により、点火操作時
において操作レバーが中火力位置以外に設定されている
と、点火操作に連動して回動する戻しレバーの作用で操
作レバーは強制的かつ自動的にバーナの火力が中火力と
なる位置に戻され、円滑で穏やかな安全点火がなされ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、組
み付けおよび調節が容易であり耐久性が向上でき、点火
操作の終了後は戻し部材が自重によって自動的に基の位
置に戻り、かつ、ガス機器の型式に応じて点火位置の設
定を所望に設計変更することが容易にできる点火時の火
力調整機構を備えたガス機器の燃焼調整装置の提供にあ
る。なお、この発明において中火力とは、強火力と弱火
力との間の点火に最も好適な所定範囲の火力を意味す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、手動操作に
より動作する点・消火機構と、ニードルピンの回動によ
り弁開度が増減されバーナの火力を強火力から弱火力ま
で調整するための火力調整弁と、点火時における前記点
・消火機構の動作に連動して、前記ニードルピンを中火
力位置に設定させるための点火時の火力調整機構とを備
えたガス機器の燃焼調整装置において、前記点火時の火
力調整機構は、一端に前記点・消火機構の動作により付
勢される力点傾斜面を有し、他端に前記ニードルピンを
強火力位置または弱火力位置のいずれか一方から中火力
方向に押す作用傾斜面を有する戻し部材と、該戻し部材
を前記ニードルピン方向へ往復動自在に保持する滑動機
構と、一端にバルブボディ、装置ハウジング等の固定部
材への支点を有し、中間部が前記戻し部材の他端側によ
り係合され、他端に作用部が設けられた回動腕とからな
り、前記ニードルピンが中火力位置以外に設定されてい
るとき、点火時における前記点・消火機構の動作に連動
して、前記作用傾斜面または前記回動腕の作用部のいず
れか一方が前記ニードルピンを中火力位置方向に回動さ
せることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の火力調整機構は、前記戻
し部材は板体であり、力点傾斜面の傾斜角α、作用傾斜
面の傾斜角βは、45度≦α≦60度、30度≦β≦4
5度であることを特徴とする。請求項3に記載の火力調
整機構は、前記滑動機構は、前記戻し部材に設けた長手
方向のガイド穴と、該ガイド穴を貫通して設けられた固
定ガイド部材とからなることを特徴とする。請求項4に
記載の火力調整機構は、前記固定部材への支点を、前記
固定ガイド部材に固定され、前記戻し部材の脱落防止の
ための固定カバー板に設けた。請求項5に記載の火力調
整機構は、前記固定部材への支点を、前記火力調整弁が
設けられた火力調整弁ボディに形成した。
【0008】
【発明の作用および効果】請求項1に記載の発明は、操
作力を力点傾斜面および作用傾斜面の楔効果または回動
腕の押力でニードルピンの回動に転換しているので点火
時における中火力位置へのニードルピンの回動が滑らか
にできる。また、構造が簡単で、組み付けおよび調節が
容易であり耐久性が向上できる。請求項2に記載の構成
では、戻し部材の力点傾斜面および作用傾斜面の角度を
選定することにより、ガス機器の型式に対応して設計変
更が容易にできるとともに、点・消火機構の操作量と操
作力が適性にでき操作性に優れる。
【0009】請求項3に記載の構成では、滑動機構を簡
単な構造でコンパクトに形成できるとともに、点火操作
後に戻し部材が自重で点火前の位置に戻るため、再点火
のために戻し部材を復帰させる機構が不要である。請求
項4の構成では、戻し部材と回動腕とを1つのアッセン
ブリーにできるので、組み付けが容易になる。請求項5
の構成では、固定部材への支点の構造強度が大きくで
き、耐久性に優れる。
【0010】
【実施例】図1〜図5は、こんろバーナBの点・消火機
構100、火力増減機構200、および点火時の火力調
整機構300を含む燃焼調整ユニットUを示す。この燃
焼調整ユニットUは、図6に示すテーブルこんろTの内
部に装着される。テーブルこんろTの前面には、点・消
火機構100を作動させるための点・消火ボタン10
が、図示しないスプリングにより前方に付勢されて前後
方向に揺動自在に取り付けられている。
【0011】点・消火ボタン10の上方には、火力増減
機構200を作動させるためのスライド式操作摘み20
が、左右方向にスライド自在に設けられている。スライ
ド式操作摘み20のスライド位置は、図6において、右
端が弱火力、中間が中火力、左端が強火力となってい
る。
【0012】図3に示す如く、点・消火機構100は、
内部に安全弁Sおよびメイン弁Mが設けられ、前後方向
に水平的に取り付けられた筒状のバルブボディ1を備え
る。バルブボディ1の前部(図示左部)の上面には火力
増減機構200の火力調整弁ボディ2Bが縦に締結され
ている。火力調整弁ボディ2Bは筒状を呈し、内腔の上
端部には火力調整弁2が設けられている。バルブボディ
1の前端面には、点・消火ボタン10によって作動する
スイッチ機構3が締結されている。
【0013】火力調整弁ボディ2Bの上端には、火力調
整弁2を動作させ、バーナBの火力を調整するための操
作レバー4が左右方向に回動自在に取付けられている。
操作レバー4は、この実施例では、火力調整弁ボディ2
Bの上端面に締結された底無し箱状のブラケット41の
上壁面に支点42により回動自在に支持されている。操
作レバー4の前端部には、前記スライド式操作摘み20
が固着されている。
【0014】スイッチ機構3は、ネジによってバルブボ
ディ1の前端面に締結され、断面略十字形のガイド面を
形成するガイド枠31と、該ガイド枠31内に前後動自
在に嵌め込まれた作動子32とを備える。作動子32
は、正面形状が略十字形となっており、棒状基部33、
棒状基部33から上方に突設された翼形のレバー作用部
34、棒状基部33から左右方向に突設されたマイクロ
スイッチ作動部35を有する。
【0015】作動子32は、ガイド枠31との間に介装
されたスプリング37により前方(図示左方)に付勢さ
れている。ガイド枠31の左側面には、マイクロスイッ
チ(図示せず)が取り付けられ、前記マイクロスイッチ
作動部35の変位に伴い開閉する。作動子32は、図5
に示す突出位置(消火位置)から押し込まれると、図3
に示す押し込み位置(点火位置)に達する。この状態で
押し込みを開放すると、図示しないハートカムまたは変
形ハートカムによるプッシュ・プッシュ機構により中間
位置(燃焼位置)に係止され、中間位置から再度押し込
まれると元の突出位置(消火位置)に戻る。
【0016】バルブボディ1の軸孔11は、後部(図示
右部)に安全弁Sの電磁石12が嵌着され、内部は燃料
ガス通路13となっている。バルブボディ1の前部(図
示左部)には下方に開口した流入口14が設けられ、さ
らに前部には上方に開口し火力調整弁ボディ2Bに連通
した流出口15が形成されている。軸孔11内には、先
端が作動子32の棒状基部33の先端(図示右端)に当
接した作動棒5が、前後動自在に挿入されている。作動
棒5は、スプリング51によって前方向に付勢され、作
動子32に連動して前後方向に変位する。
【0017】燃料ガス通路13の流出口15が設けられ
た部分は径小に形成されてメイン弁口16となってお
り、作動棒5に外嵌され前記スプリング51が背設され
た鍔状メイン弁体52とともにメイン弁Mを形成してい
る。メイン弁Mと流入口14との間には、絞り壁54が
形成され安全弁Sの安全弁口55となっている。作動棒
5の後部には、安全弁Sの鍔状安全弁体56が安全弁ス
プリングとともに外嵌され、作動棒5が前側(図示左
側)に位置したとき安全弁口55を閉じる。
【0018】火力調整弁ボディ2Bの内腔はガス通路2
1となっており、ガス通路21の上端部には火力調整弁
2の弁体22が摺動自在に嵌め込まれている。弁体22
の弁穴はこんろバーナBに燃料ガスを供給するためのガ
ス流出路24に連結している。弁体22は、上端部が火
力調整弁ボディ2Bの上部に露出しており、露出部には
弁体22を回動させるためのニードルピン23が直交方
向に取り付けられている。
【0019】ニードルピン23は、火力調整弁ボディ2
Bの上端から側方に延び、前記箱状のブラケット41の
右側壁に設けられカム溝として作用する傾斜スリット4
0を通じて外部に突出している。傾斜スリット40は、
ニードルピン23の回動量を弁体22の軸方向の移動量
に変換して火力調整弁2の弁開度を増減させる。ニード
ルピン23が上端(前側端)に設定されているとき火力
調整弁2の弁開度は最大となりバーナBの火力は最強と
なる。ニードルピン23が下端(先側端)に設定されて
いるとき火力調整弁2の弁開度は最小となりバーナBの
火力は最弱となる。
【0020】点火時の火力調整機構300は、火力調整
弁ボディ2Bの右側壁に滑動自在に装着され、上下方向
に所定のストロークで往復動する板金製の戻し部材6
と、該戻し部材6を滑動自在に保持するための滑動機構
60とからなる。戻し部材6は、プレス成形、樹脂の射
出成形、鋳造などで製造される。
【0021】滑動機構60は、この実施例では、固定部
材である火力調整弁ボディ2Bの右側壁に上下方向に突
設された2つの円柱凸部611、612からなる固定ガ
イド部材61と、戻し部材6に列設され、それぞれ円柱
凸部611、612に嵌合された2つの長円形スリット
621、622からなるガイド穴62とで構成される。
円柱凸部611、612の先端には固定カバー板65が
締結され、戻し部材6の脱落を阻止している。なお、滑
動機構60は、1つの凸条と1つの長円形スリットとの
組み合わせであっても、板状の戻し部材6の両側を活動
自在に保持する断面コ字形のレール部材であってもよ
い。
【0022】戻し部材6は、下端に点・消火機構のスイ
ッチ機構3の動作により付勢される力点傾斜面66が形
成され、上端に前記ニードルピン23を弱火力位置から
中火力方向に押し上げるための作用傾斜面67が設けら
れている。戻し部材6の上端部には、前記ニードルピン
23を強火力位置から中火力方向に押し下げるための回
動腕68が設けられている。
【0023】この実施例では、力点傾斜面66は板金製
の戻し部材6の下端前部を直角に曲げた面として形成さ
れており、作用傾斜面67は板金製の戻し部材6の上端
縁で形成されている。回動腕68は略く字形を呈し、下
端681が前記固定カバー板65の後方への延長部65
1に支点682で固定カバー板65に回転自在に支持さ
れている。回動腕68の中間折れ曲がり部683は、戻
し部材6の上端に係合しており、戻し部材6の上昇に連
動して回動腕68は右回転方向に回動する。
【0024】回動腕68の上端は、戻し部材6の上昇
(往動)に伴い支点682回りに回動して前記ニードル
ピン23を強火力位置から中火力方向に押し下げる作用
部69となっている。なお、この実施例とは逆に、ニー
ドルピン23を弱火力位置から中火力方向に押し上げる
ため回動腕68を使用し、ニードルピン23を強火力位
置から中火力方向に押し下げる機構として作用傾斜面6
7を採用してもよい。
【0025】この実施例では、図2に示す如く、力点傾
斜面66の傾斜角αおよび作用傾斜面67の傾斜角β
は、戻し部材6の長手方向(滑動方向)に対し45度の
傾斜角を有する。傾斜角αは90度に近いほど操作力が
小さくでき、傾斜角βは小さいほど操作力が小さくでき
る。また、スイッチ機構3の操作量(ストローク)が反
比例して増大するため、操作量と操作力を適性に設定す
るためには、45度≦α≦60度、30度≦β≦45度
であることが望ましい。傾斜角βおよび傾斜角αはガス
機器の仕様に応じて適宜設計される。
【0026】操作レバー4は、前記ブラケット41の上
壁面に支点42により回動自在に支持されたレバー基板
43と、該レバー基板43から前方に段44を介して延
長された前側延長部45に連結されたレバー本体7と、
レバー基板43とレバー本体7との間に設けられたスプ
リングジョイント8とからなる。
【0027】レバー基板43の右側方(支点42の右側
方)には、延長され略直角に下方に折り曲げられるとと
もに切込み溝が形成されたフォーク状部46となってお
り、前記ニードルピン23の先端に係合している。前側
延長部45の前端からは逆L字形の爪47、47が下方
に突設されている。レバー本体7は、板金をプレス成形
して形成され、幅の狭い先端係止部71、幅の広い中間
部72、幅の狭い前端部73からなる。
【0028】スプリングジョイント8は、レバー本体の
中間部72の左端から上方に延設された支壁部81、該
支壁部81の前端から横方向に延設された腕部82から
なるスプリング保持手段83を有する。レバー基板43
の前側延長部45には矩形窓84が形成され、レバー本
体の中間部72には、内部に前記スプリングジョイント
8のジョイントスプリング85の他端を支持するため、
略直角に切り起こされた切り起こし爪86が形成されて
いる。
【0029】切り起こし爪86は矩形窓84を挿通して
上方に突き出しており、ジョイントスプリング85の一
端が引っ掛けられている。ブラケット41の前面壁に
は、段87付の切り欠き88が形成され、レバー本体の
先端係止部71か差し込まれている。スプリングジョイ
ント8は、スライド式操作摘み20を持ち上げ(図1参
照)、レバー本体7を10度程度傾斜させた場合にの
み、先端係止部71が段87の係合から外れて、操作レ
バー4を中火力位置から弱火力位置へスライド可能とし
ている。
【0030】操作レバー4が図6において左端側の強火
力位置または右端側の弱火力位置に設定されていると
き、ニードルピン23は、上端側位置(図5参照)また
は下端側位置(図1参照)に維持されて火力調整弁2は
大開度または小開度になっている。また、スイッチ機構
3が操作されていないとき、図5に示す如く、安全弁S
およびメイン弁Mは閉弁するとともに、戻し部材6は下
位に設定されている。
【0031】つぎに、このガス機器の燃焼調整装置の作
用を説明する。点火時において、図1または図5に示す
ように操作レバー4が弱火力位置または強火力位置に設
定されているとき、点・消火ボタン10を押すと、作動
子32が押し込まれる。このとき、図3に示す如く、棒
状基部33は作動棒5を押し込み、メイン弁Mおよび安
全弁Sを開き、マイクロスイッチ作動部35はマイクロ
スイッチをオンしてバーナBに付設したスパーカーPで
火花放電を発生させる。
【0032】この動作に連動して、図3に示す如く、レ
バー作用部34が前方に突き出している力点傾斜面66
に当たり、戻し部材6を図1〜3および図5に示す下位
位置から図4に示す上位位置まで押し上げる。この動作
に連動して、図4に示す如く、ニードルピン23が上端
側位置(図5参照)または下端側位置(図1参照)に維
持されて火力調整弁2が大開度または小開度になってい
る場合は、回動腕69または作用傾斜面67の作用でニ
ードルピン23は中火力位置である中間位置(点火火力
位置)に回動する。ニードルピン23の回動はフォーク
部46を介して操作レバー4を回動させ、操作レバー4
を中火力位置に変位させる。
【0033】なお、この実施例では中火力位置が一点と
なっているが、中火力は一定の幅を有しており、操作レ
バー4が強火力位置に設定されているときは、中火力位
置の上位に変位し、操作レバー4が弱火力位置に設定さ
れているときは、中火力位置の下位に変位するようにし
てもよい。点火に適性な中火力範囲は幅を有するため、
このように中火力に一定の幅を持たせる構成は、中火力
が一点の場合に比較して操作性など実用性に優れる。
【0034】この結果、点火時においてバーナBの火力
は点火に適した中火力位置の火力に自動的に設定され、
点火が円滑になされる。点火されたバーナBの火炎によ
りバーナBに付設された熱電対N(図3参照)の起電力
で安全弁Sの電磁石12が磁化して安全弁Sおよびメイ
ン弁Mが開弁状態に維持し、燃焼が持続する。
【0035】点・消火ボタン10の押し操作をやめ、開
放すると作動子32は前方に戻り、戻し部材は下位に降
下するとともに、プッシュ・プッシュ機構により図4に
も二点鎖線で示す中間位置に係止される。燃焼中に点・
消火ボタン10を押すと、プッシュ・プッシュ機構が解
除され、作動子32は図5に示すように点火前の位置に
復帰する。これによりメイン弁Mおよび安全弁Sが閉
じ、バーナBの燃焼は停止する。
【0036】図7は他の実施例を示す。この実施例で
は、回動腕68の支点682を火力調整弁ボディ2Bの
右側壁に突設して凸部2Cに設けている。この構成によ
り、支点682の構造強度が大きくでき、点火時に火力
調整機構300の耐久性が向上できる。なお、支点68
2はバルブボディ1、又はテーブルこんろTのハウジン
グ、或いはこれらに固定された部材に設けてもよい。
【0037】上記実施例では押圧式の点・消火機構を用
いているが、回動式のダイヤル状摘みと、回転動を軸方
向の前後動に変換する機構との組み合わせを用いてもよ
い。また、滑動機構60は戻し部材6を上下方向に往復
滑動自在に保持できる所望の機構が採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガス機器の燃焼調整装置の斜視図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】ガス機器の燃焼調整装置の断面図である。
【図4】ガス機器の燃焼調整装置の要部拡大図である。
【図5】ガス機器の燃焼調整装置の断面図である。
【図6】テーブルこんろの斜視図である。
【図7】他の実施例のガス機器の燃焼調整装置の要部拡
大図である。
【符号の説明】
1 バルブボディ 2 火力調整弁 3 スイッチ機構 4 操作レバー 6 戻し部材 23 ニードルピン 42 支点 60 滑動機構 61 固定ガイド部材 62 ガイド穴 65 固定カバー板 66 力点傾斜面 67 作用傾斜面 68 回動腕 69 作用部 100 点・消火機構 200 火力増減機構 300 点火時の火力調整機構 682 固定部材への支点(支点) B こんろバーナ 2B 火力調整弁ボディ(固定部材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動操作により動作する点・消火機構
    と、ニードルピンの回動により弁開度が増減されバーナ
    の火力を強火力から弱火力まで調整するための火力調整
    弁と、点火時における前記点・消火機構の動作に連動し
    て、前記ニードルピンを中火力位置に設定させるための
    点火時の火力調整機構とを備えたガス機器の燃焼調整装
    置において、 前記点火時の火力調整機構は、一端に前記点・消火機構
    の動作により付勢される力点傾斜面を有し、他端に前記
    ニードルピンを強火力位置または弱火力位置のいずれか
    一方から中火力方向に押す作用傾斜面を有する戻し部材
    と、該戻し部材を前記ニードルピン方向へ往復動自在に
    保持する滑動機構と、一端に固定部材への支点を有し、
    中間部が前記戻し部材の他端側により係合され、他端に
    作用部が設けられた回動腕とからなり、 前記ニードルピンが中火力位置以外に設定されていると
    き、点火時における前記点・消火機構の動作に連動し
    て、前記作用傾斜面または前記回動腕の作用部のいずれ
    か一方が前記ニードルピンを中火力位置方向に回動させ
    ることを特徴とするガス機器の燃焼調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記戻し部材は板体
    であり、力点傾斜面の傾斜角α、作用傾斜面の傾斜角β
    は、45度≦α≦60度、30度≦β≦45度であるこ
    とを特徴とするガス機器の燃焼調整装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記滑動機構は、前
    記戻し部材に設けた長手方向のガイド穴と、該ガイド穴
    を貫通して設けられた固定ガイド部材とからなることを
    特徴とするガス機器の燃焼調整装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記固定部材への支
    点は、前記固定ガイド部材に固定され、前記戻し部材の
    脱落を防止する固定カバー板に設けられた支点であるこ
    とを特徴とするガス機器の燃焼調整装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記固定部材への支
    点は、前記火力調整弁が設けられた火力調整弁ボディに
    形成されたことを特徴とするガス機器の燃焼調整装置。
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