JP3034445B2 - 火力調整レバーを備えたガス機器 - Google Patents

火力調整レバーを備えたガス機器

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JP3034445B2
JP3034445B2 JP7162470A JP16247095A JP3034445B2 JP 3034445 B2 JP3034445 B2 JP 3034445B2 JP 7162470 A JP7162470 A JP 7162470A JP 16247095 A JP16247095 A JP 16247095A JP 3034445 B2 JP3034445 B2 JP 3034445B2
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陽一郎 石垣
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、火力調整レバーのガ
イド部材を強化したガス機器に関する。
【0002】
【従来の技術】こんろ等のガス機器では、火力を強火力
〜弱火力の間で増減する火力調整機構が設けられてい
る。この火力調整機構は、スライド式の火力調整レバー
により操作される。火力調整レバーは、両端部に移動範
囲を限定するための止め部が必要となる。このレバー止
めを含むレバーガイドは、衝撃や摩擦により変形や磨耗
が生じるため、耐久性の観点から機械的強度が大きいこ
とが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス機器では、
ガス機器のハウジングにスリットを形成し、レバー止め
を含むレバーガイドとしていた。このため、板厚を大き
くすることが困難で耐久性が低く、またスリット部分に
補強板を固着すれば、機械的強度は増大できるが、部品
数は増加してしまう欠点があった。この発明の目的は、
簡単な構成で火力調整レバーのレバー止めを含むレバー
ガイドを機械的強度の大きい部材で形成できるガス機器
の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、バーナと、
該バーナの火力を調整するための火力調整弁が設けられ
た弁機構と、前記火力調整弁の弁開度を調整するための
火力調整レバーとを有するガス機器において、前記火力
調整レバーは、前記弁機構のボディに締結されたレバー
基板に回動自在に取り付けられており、前記火力調整レ
バーの回動範囲を制限するためのレバー止めを有するレ
バーガイドを前記レバー基板の先端部を折り曲げて形成
したことを特徴とする。
【0005】請求項2に記載のガス機器は、前記バーナ
はテーブルこんろのグリルに装着された上グリルバーナ
および下グリルバーナであり、前記火力調整弁は前記上
グリルバーナおよび前記下グリルバーナの火力を強火力
〜弱火力の間で調整するとともに、消火させる一対の火
力調整弁からなり、前記火力調整レバーは、同一の支点
により前記レバー基板の上面および下面に回動自在に取
り付けられた前記上火力調整レバーおよび前記下火力調
整レバーからなり、前記一対の火力調整弁の火力を調整
することを特徴とする。
【0006】請求項3に記載のガス機器は、レバーガイ
ドは、略H字形の正面形状を有し、横部材の上下に前記
上火力調整レバーおよび前記下火力調整レバーの先端部
がスライド移動できる横長のスリットを形成し、各スリ
ットの両端は、前記上火力調整レバーおよび前記下火力
調整レバーのレバー止めとなっていることを特徴とす
る。
【0007】請求項4に記載のガス機器は、前記横部材
の右端部には、略2等辺三角形の回動板が支点により回
転自在に取り付けられ、消火位置側縦部材の内側縁の上
下端からは、爪が突設されており、該爪および前記回動
板は、前記上火力調整レバーまたは前記下火力調整レバ
ーのいずれか一方が消火位置に設定されているとき、い
ずれか他方を消火位置に投入することを阻止する択一機
構となっていることを特徴とする。
【0008】
【発明の作用および効果】この発明では、強度部材であ
るレバー基板の先端部を折り曲げてレバー止めを有する
レバーガイドを形成している。このため、簡単な構成で
火力調整レバーのレバー止めを含むレバーガイドを機械
的強度の大きい部材で形成できる。この結果、耐久性の
向上と部品数の低減とが達成できる。
【0009】請求項2または請求項3に記載の構成で
は、上下2つの火力調整レバーのレバーガイドをレバー
基板の先端部を折り曲げて形成でき、コンパクトに形成
できるとともに、組み付け性に優れる利点がある。請求
項4に記載の構成では、択一機構の作動時に消火位置に
設定されている一方の火力調整レバーは爪により固定さ
れるため、他方の火力調整レバーの操作の衝撃で消火位
置から飛び出す不都合が阻止できる。
【0010】
【実施例】次に、この発明の実施例を図に基づき説明す
る。図1ないし図3は、ガス機器としてのテーブルこん
ろTに設けられたグリルバーナ用弁機構Aを示す。この
弁機構Aは、いずれも鋳造された主バルブボディ1、ガ
バナ弁ボディ2および火力調整弁ボディ3からなり、点
・消火機構100、ガバナ弁200、および火力増減機
構300を有する。
【0011】この弁機構Aは、図4に示すテーブルこん
ろTの内部の右端部に装着され、図5に示すグリル庫4
00内の天井に設置された燃焼板式の上グリルバーナG
1 、およびグリル庫400内の両側の下部に取り付けら
れた一対のパイプバーナからなる下グリルバーナG2 へ
の燃料ガスの供給を司る。火力増減機構300は、火力
調整レバー機構500により手動操作される。
【0012】テーブルこんろTは、ハウジングHの上面
の左右にこんろバーナB1 、B2 を設け、こんろバーナ
B1 、B2 間にグリル庫400を配している。ハウジン
グHの前面は操作面となっており、点・消火機構100
を作動させ上グリルバーナG1 および下グリルバーナG
2 を点火または消火させるための点・消火ボタン101
が、図示しないスプリングにより前方に付勢されて前後
方向に揺動自在に取り付けられている。
【0013】操作面の点・消火ボタン101の上方に
は、火力調整レバー機構500を操作するためのスライ
ド式操作摘み301および302が、左右方向にスライ
ド自在に設けられている。スライド式操作摘み301お
よび302のスライド位置は、図4において、右端が消
火、中間が弱火力、左端が強火力となっている。
【0014】図3に示す如く、点・消火機構100は、
内部に安全弁Sおよびメイン弁Mが設けられ、前後方向
に水平的に取り付けられた筒状の主バルブボディ1を備
える。主バルブボディ1の前部(図示左部)の上面に
は、ガバナ弁200のガバナ弁ボディ2が締結されてい
る。主バルブボディ1の後部(図示右部)の上面には、
火力増減機構300の火力調整弁ボディ3が締結されて
いる。
【0015】バルブボディ1の前端面には、点・消火ボ
タン101によって作動するスイッチ機構4が締結され
ている。スイッチ機構4は、ネジによって主バルブボデ
ィ1の前端面に締結されたスイッチ枠41と、該スイッ
チ枠41内に前後動自在に嵌め込まれたスイッチ本体4
2とを備える。
【0016】スイッチ本体42は、スプリング43によ
り前方(図示左方)に付勢されており、突出位置(消火
位置)から押し込まれると、押し込み位置(点火位置)
に達する。この状態で押し込みを開放すると、ハートカ
ムまたは変形ハートカムによるプッシュ・プッシュ機構
44により中間位置(燃焼位置)に係止され、中間位置
から再度押し込まれると元の突出位置(消火位置)に戻
る。
【0017】図3に示す如く、主バルブボディ1の軸孔
11は、後部(図示右部)に安全弁Sの電磁石12が嵌
着され、内部は燃料ガスのガス流路13となっている。
主バルブボディ1の後部(図示左部)には下方に開口し
た流入口14が設けられ、前部には上方に開口しガバナ
弁ボディ2に連通した流出口15が形成されている。
【0018】軸孔11内には、先端がスイッチ本体42
の先端(図示右端)に当接した弁軸棒5が、前後動自在
に挿入されている。弁軸棒5は、スプリング51によっ
て前方向に付勢され、点・消火ボタン101の操作によ
り作動されるスイッチ本体42に連動して前後方向に変
位し、ガス流路13を開閉する作用を有する。
【0019】ガス流路13の流出口15が設けられた部
分は径小に形成されて弁口16となっており、弁軸棒5
に外嵌されスプリング51が背設された鍔状メイン弁体
52とともにメイン弁Mを形成している。メイン弁Mと
流入口14との間には、絞り壁54が形成され安全弁S
の弁口55となっている。弁軸棒5の後部には、安全弁
Sの鍔状安全弁体56が安全弁スプリングとともに外嵌
され、弁軸棒5が前側(図示左側)に位置したとき弁口
55を閉じる。
【0020】ガバナ弁ボディ2は、ゴム製のダイヤフラ
ム21が収容されている前部2Aと、火力調整弁ボディ
3に連なるガス流路が設けられた後部2Bとからなる。
前部2Aは、下方に開口し主バルブボディ1の流出口1
5に連通したガバナ流入口22、上方に開口した皿状の
ダイヤフラム室23、およびガバナ流入口22とダイヤ
フラム室23との間に隔壁に設けられたガバナ弁口24
を有する。
【0021】後部2B内には、ダイヤフラム室23から
下方に延長された中間縦流路25と、該縦流路25に連
通するとともに、後方に向かって断面積が漸増するガバ
ナ流出口26が設けられている。ダイヤフラム室23に
は、板金製のキャップ27が被せられ、ダイヤフラム2
1は、外周がダイヤフラム室23の縁とキャップ27の
縁との間に挟持されている。
【0022】ダイヤフラム21の中心部には、弁体保持
部材28が取り付けられており、該保持部材28の上面
とキャップ27の天井に設けた付勢力調整ネジ機構29
との間には、調整スプリング2Sが介装されている。弁
体保持部材28には、ガバナ弁口24の開口度合いを調
整するためのガバナ弁体20が下方に突設されている。
ガバナ弁体20は、先端の径大部が、ガバナ流出口26
を挿通して配され、ダイヤフラム21の下面に加わるガ
ス圧が増大すると上方に変位して弁開度を低減させる。
【0023】火力調整弁ボディ3は、左右2連の縦筒部
3B、3Aを有する前部と、上グリルバーナG1 および
下グリルバーナG2 への左右2連の横筒状流出口3D、
3Cを有する後部からなる。縦筒部3B、3Aの上端部
には上グリルバーナG1 および下グリルバーナG2 の火
力を調整するための左火力調整弁40および右火力調整
弁30が設けられている。
【0024】火力調整弁ボディ3の上端面には、火力調
整弁30、40の弁開度を増減させるためのリンクレバ
ー機構45が取り付けられている。リンクレバー機構4
5は、左リンクレバー4Bと右リンクレバー4Aとを有
し、火力調整弁ボディ3の上端面に締結された底無し箱
状のブラケット31の上壁面に設けた1つの支点32に
より回動自在に支持されている。
【0025】右リンクレバー4Aは、支点32の右側方
に延長され先端が下方に折り曲げられて切込み溝が形成
されたフォーク部となっている作用腕46と、支点32
の前方向に延長され、先端がL字形に下方に折り曲げら
れて切込み溝が形成されたフォーク部となっている被動
腕47とを有する。
【0026】左リンクレバー4Bは、右リンクレバー4
Aの上に重ねられており、支点32の左側方に延長され
先端が下方に折り曲げられて切込み溝が形成されたフォ
ーク部となっている作用腕48と、支点32の前方向に
延長され、先端が切込み溝が形成されたフォーク部とな
っている被動腕49とを有する。
【0027】図3に示す如く、左右の縦筒部3B、3A
は、下部前面にガバナ弁ボディ2の後端(流出口26の
先端)に連結された共通の流入口3Iが設けられ、中間
部後面に各縦筒部3A、3Bから後方に延長された横筒
状の流出口3C、3Dが並設されている。図2に示す如
く、右縦筒部3Aおよび左縦筒部3Bには、上端部に右
火力調整弁30の弁体3aおよび左火力調整弁40の弁
体3bが回動および上下動自在に嵌め込まれている。
【0028】各弁体3a、3bは、円柱状を呈するとと
もに、上端部が縦筒部3A、3Bの上部に露出して右縦
筒部3Aおよび左縦筒部3Bに嵌め込まれており、露出
部には弁体3a、3bを回動させ弁開度を増減させるた
めの右ニードルピン33、左ニードルピン34が直交方
向に取り付けられている。
【0029】右ニードルピン33、左ニードルピン34
は、火力調整弁ボディ3の各縦筒部3A、3Bの上端か
ら側方に延び、箱状のブラケット31の右左側壁に設け
られカム溝として作用する右側傾斜スリット35、左側
傾斜スリット36を通じて外部に突出している。各ニー
ドルピン33、34の先端部は、作用腕46、48のフ
ォーク部に係合している。
【0030】右側傾斜スリット35および左側傾斜スリ
ット36は、右リンクレバー4Aまたは左リンクレバー
4Bにより駆動される右ニードルピン33または左ニー
ドルピン34の回動量を、弁体3a、3bの軸方向の移
動量に変換して火力調整弁30、40の弁開度を増減さ
せる。
【0031】右左ニードルピン33、34が上端(前側
端)に設定されているとき火力調整弁30、40の弁開
度は最大となり上グリルバーナG1 および下グリルバー
ナG2 の火力は最強となる。ニードルピン33、34が
下端(先側端)に設定されているとき火力調整弁30、
40の弁開度は最小〜閉弁となり上グリルバーナG1お
よび下グリルバーナG2 の火力は最弱〜消火となる。
【0032】ガバナ弁ボディ2の上部にはネジ穴を有す
る3つの締結座18が上方に突き出して設けられてお
り、火力調整レバー機構500が締結されている。火力
調整レバー機構500は、レバー基板6と、該レバー基
板6の上面に支点61により回動自在に装着され、上グ
リルバーナG1 の火力を調整するための上火力調整レバ
ー6Aと、レバー基板6の下面に支点61により回動自
在に装着され、下グリルバーナG2 の火力を調整するた
めの下火力調整レバー6Bとを有する。
【0033】レバー基板6は、3つのネジ17が締結座
18のネジ穴にねじ込まれることにより、ガバナ弁ボデ
ィ2に締結されている。レバー基板6は、中心にガバナ
弁200のキャップ27が挿通する穴62が開けられて
おり、前端にレバー基板6の延長部を上方に折り曲げて
形成したレバーガイド7が設けられている。上火力調整
レバー6Aおよび下火力調整レバー6Bの前端部には、
スライド式操作摘み301および302が固着されてい
る。
【0034】上火力調整レバー6Aおよび下火力調整レ
バー6Bは、支点61の後端に先端延長部を上方に曲げ
て形成した爪63、64を有し、それぞれリンクレバー
4Aおよび4Bの被動腕47、49の先端切り欠きに係
合している。上火力調整レバー6Aおよび下火力調整レ
バー6Bの支点61の前側には、ガバナ弁200のキャ
ップ27を迂回する(よける)ための左湾曲部65(図
1、図6参照)および右湾曲部66(図7〜図11参
照)がそれぞれ左右方向に形成されている。
【0035】レバー基板6の右先端の上面には、下火力
調整レバー6Bに操作力を付与するためのカム機構8
(図7〜図11参照)が設けられている。レバー基板6
の左前端の下面には、上火力調整レバー6Aに操作力を
付与するためのカム機構9(図6参照)が設けられてい
る。
【0036】カム機構8は、下火力調整レバー6Bの支
点61の右側方から上向きに立設された下レバーピン8
1と、レバー基板6に開けられたピン挿通穴67と、カ
ム板82とを有する。カム板82は、レバー基板6の右
先端に設けられたカム板支点83に回転自在に取り付け
られている。
【0037】カム板82の右側縁はカム縁84となって
おり、カム縁84には挿通穴67を通じてレバー基板6
の上方に突き出している下レバーピン81に摺接してい
る。レバー基板6とカム板82との間には、カム板支点
83に支持された捩じりバネ85が取り付けられ、カム
板82を左回転方向に付勢している。
【0038】カム機構9は、カム機構8と対称的な構造
を有し、上火力調整レバー6Aの支点61の左側方か
ら、レバー基板6の左側縁を迂回してレバー基板6の下
方に突設された上レバーピン91と、カム板92とを有
する。カム板92は、カム板82と同じ部品を裏返しに
して使用されており、レバー基板6の左前端に設けられ
たカム板支点93に回転自在に取り付けられている。
【0039】カム板92の左側縁はカム縁94となって
おり、カム縁94にはレバー基板6の下方に突き出して
いる上レバーピン91に摺接している。レバー基板6と
カム板92との間には、カム板支点93に支持された捩
じりバネ85と同一の捩じりバネ95が取り付けられ、
カム板92を右回転方向に付勢している。
【0040】これらカム機構8、9は、上火力調整レバ
ー6Aまたは下火力調整レバー6Bが強火力と弱火力の
間でスライド操作される際に所定の操作力を付与する。
また、弱火力位置から消火位置に操作される際には、よ
り大きな操作力を必要とさせ、かつ消火操作の途中で上
火力調整レバー6Aまたは下火力調整レバー6Bが放さ
れた場合には、弱火力に自動復帰させるスプリングバッ
ク機能を付与している。さらに、カム縁84の弱火力位
置と消火位置との中間には、勾配が逆転するが大不連続
点89が形成されており、下レバーピン81が大不連続
点89を越えると、前記スプリングバック機能により消
火位置に自動投入される。
【0041】レバーガイド7は、図12に示す如く略H
字形の正面形状を有し、横部材71の上下に上火力調整
レバー6Aおよび下火力調整レバー6Bの先端部がスラ
イド移動できる横長のスリット72および73を形成し
ている。スリット72および73は、いずれもプレス成
形されて横長で矩形の切り欠きおよび打抜きとなってい
る。
【0042】各スリット72および73の両端は、上火
力調整レバー6Aおよび下火力調整レバー6Bの先端部
のレバー止めとなっている。強度部材であり、板厚の厚
いレバー基板6を延長してレバーガイド7を形成するこ
とにより、部品数の増大を招かずに機械的強度の大きい
レバーガイドが形成できる利点がある。
【0043】横部材71の右端部には、頂角部分が円弧
となっている略2等辺三角形の回動板74が支点75に
より回転自在に取り付けられている。レバー基板6とレ
バーガイド7とは、ほぼ直角に折り曲げられており、折
り曲げ部には、補強リブとしての傾斜凹み76、76が
形成されている。また、右側(消火位置側)縦部材の内
側縁の上下端からは、爪77、77が一体成形されると
ともに、左方向に突設されている。
【0044】爪77、77は、上火力調整レバー6Aお
よび下火力調整レバー6Bの侵入を円滑にするための傾
斜面78、78を有する。また、爪77、77は、回動
板74との干渉を確実かつ長期的に回避するために、段
79、79を介して後方に平行的に変位して設けられて
いる。さらに、横部材71の前面の左側部には、回動板
74の回り止めである突起7A、7Bが上下に並設され
ている。
【0045】図12の(イ)に示す如く、回動板74お
よび爪77、77は、上火力調整レバー6Aおよび下火
力調整レバー6Bのいずれか一方が消火位置に設定され
ているとき、いずれか他方を消火位置に投入しようと操
作しても、爪77と回動板74との間に前記一方の火力
調整レバーが挟まり、回動板74をロックする。このた
め、例えば図12の(ロ)に示す如く、下火力調整レバ
ー6Bが消火位置に設定されているときは、上火力調整
レバー6Aの消火位置への投入が阻止される。
【0046】すなわち、上火力調整レバー6Aおよび下
火力調整レバー6Bの双方が同時に消火位置に投入され
ることを阻止する択一機構70を構成している。これに
より、上グリルバーナG1 および下グリルバーナG2
は、グリルの使用中は少なくともいずれか一方が燃焼し
ている条件が得られる。
【0047】図6は、弱火力の位置に設定された上火力
調整レバー6Aおよび左リンクレバー4Bの連結状態を
示す。図7〜図11は、それぞれ強火力〜弱火力、弱位
置へのスプリングバック、消火の各位置に設定された下
火力調整レバー6Bおよび右リンクレバー4Aの連結状
態を示す。
【0048】この実施例では、レバーガイド7の機械的
強度が大きくできるので、上下の火力調整レバー6A、
6Bとの衝突や摺動に対して変形、磨耗などが防止でき
る。このため、耐久性が向上できる。また、レバー基板
6の上下に、各々火力調整レバー6A、6Bを取り付け
たことにより、火力調整レバー機構500の組み付けが
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テーブルこんろのグリルバーナの弁機構の斜視
図である。
【図2】火力調整レバー機構およびリンクレバー機構を
外した弁機構の斜視図である。
【図3】テーブルこんろのグリルバーナの弁機構の断面
図である。
【図4】テーブルこんろの斜視図である。
【図5】グリルバーナと弁機構の概略構成図である。
【図6】グリルバーナの弁機構の平面図である。
【図7】グリルバーナの弁機構の平面図である。
【図8】グリルバーナの弁機構の平面図である。
【図9】グリルバーナの弁機構の平面図である。
【図10】グリルバーナの弁機構の平面図である。
【図11】グリルバーナの弁機構の平面図である。
【図12】レバーガイドの正面図である。
【符号の説明】
1 主バルブボディ 2 ガバナ弁ボディ 3 火力調整弁ボディ 6 レバー基板 6A 上火力調整レバー 6B 下火力調整レバー 7 レバーガイド 30 右火力調整弁 40 左火力調整弁 400 グリル庫 500 火力調整レバー機構 A グリルバーナ用弁機構 G1 上グリルバーナ G2 下グリルバーナ T テーブルこんろ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/26 F23N 1/00 102 F23K 5/00 301

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナと、該バーナの火力を調整するた
    めの火力調整弁が設けられた弁機構と、前記火力調整弁
    の弁開度を調整するための火力調整レバーとを有するガ
    ス機器において、 前記火力調整レバーは、前記弁機構のボディに締結され
    たレバー基板に回動自在に取り付けられており、前記火
    力調整レバーの回動範囲を制限するためのレバー止めを
    有するレバーガイドを前記レバー基板の先端部を折り曲
    げて形成したことを特徴とするガス機器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記バーナはテーブ
    ルこんろのグリルに装着された上グリルバーナおよび下
    グリルバーナであり、前記火力調整弁は前記上グリルバ
    ーナおよび前記下グリルバーナの火力を強火力〜弱火力
    の間で調整するとともに、消火させる一対の火力調整弁
    からなり、前記火力調整レバーは、同一の支点により前
    記レバー基板の上面および下面に回動自在に取り付けら
    れた上火力調整レバーおよび下火力調整レバーからな
    り、前記一対の火力調整弁の火力を調整することを特徴
    とするガス機器。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記レバーガイド
    は、略H字形の正面形状を有し、横部材の上下に前記上
    火力調整レバーおよび前記下火力調整レバーの先端部が
    スライド移動できる横長のスリットを形成し、各スリッ
    トの両端は、前記上火力調整レバーおよび前記下火力調
    整レバーのレバー止めとなっていることを特徴とするガ
    ス機器。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記横部材の右端部
    には、略2等辺三角形の回動板が支点により回転自在に
    取り付けられ、消火位置側縦部材の内側縁の上下端から
    は、爪が突設されており、該爪および前記回動板は、前
    記上火力調整レバーまたは前記下火力調整レバーのいず
    れか一方が消火位置に設定されているとき、いずれか他
    方を消火位置に投入することを阻止する択一機構となっ
    ていることを特徴とするガス機器。
JP7162470A 1995-06-28 1995-06-28 火力調整レバーを備えたガス機器 Expired - Lifetime JP3034445B2 (ja)

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