JP2742356B2 - ガス制御装置 - Google Patents

ガス制御装置

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JP2742356B2
JP2742356B2 JP4214084A JP21408492A JP2742356B2 JP 2742356 B2 JP2742356 B2 JP 2742356B2 JP 4214084 A JP4214084 A JP 4214084A JP 21408492 A JP21408492 A JP 21408492A JP 2742356 B2 JP2742356 B2 JP 2742356B2
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正長 西浦
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株式会社ハーマン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス器具におけるガス
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、特開昭63ー251718号
公報のように、操作釦を器具栓本体に対して回転自在且
つ前後方向に移動自在とし、操作釦を最奥まで押し込ん
で点火し、ここで操作釦への押し込みを解除してやるこ
とで操作釦が前方に突出してガス通路が開いている状態
を維持し、操作釦を回転することで火力調整を行うよう
にし、操作釦が前方に突出している使用状態で操作釦を
押し込むと消火するようにしたものが知られている。そ
して、点火時に点火性能を良くするために、点火時のみ
パージ点火をして一時的にガス量を多く流して点火する
ことが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の前者
の従来例にあっては、ガスの流路にパージ流路を別に形
成する必要があり、また、消火時に小火にしたまま、次
の点火をすると、上記パージ流路により点火時は一時的
にガス量が増えて点火はするが、操作釦より手を離すと
パージ流路が閉じて設定火力に戻り、急激絞りと同様に
急激に小火に戻るため小火に戻った瞬間にエアー過剰の
状態となって失火してしまうという問題があった。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、従来の
ようにパージ流路を必要とせず、また、点火が操作釦の
操作のみでワンタッチで簡単にでき、また操作釦を離し
ても失火してしまうというような恐れがなくて点火が確
実に行えるガス制御装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のガス制御装置
は、前後方向に移動自在な操作釦2を設け、操作釦2の
前後方向の異なる3つの位置にそれぞれガス通路Gを開
いた状態を継続維持している使用位置と、ガス通路Gを
閉じた消火位置と、点火をする点火位置とを設け、火力
調整手段を操作するための火力調整用つまみ24を操作
釦2の外周部に回動自在に被嵌し、操作釦2の押圧操作
に連動して操作釦2の外周部に回動自在に被嵌した火力
調整用つまみ24を大火位置にリセットするリセット手
段を設けて成ることを特徴とするものであって、このよ
うな構成を採用することで、上記した従来例の問題点を
解決して本発明の目的を達成したものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、火力調整手段を操作するため
の火力調整用つまみ24を操作釦2の外周部に回動自在
に被嵌し、操作釦2の押圧操作に連動して操作釦2の外
周部に回動自在に被嵌した火力調整用つまみ24を大火
位置にリセットするリセット手段を設けてあるので、点
火、消火は操作釦2を押圧操作して行い、点火状態では
操作釦2の外周の火力調整用つまみ24を回転して火力
調整を行うものである。そして、小火の位置に火力調整
用つまみ2を位置させた状態で操作釦2を押して消火し
た場合、リセット手段により火力調整用つまみが大火位
置に回転してリセットされるものであり、このことによ
り、次の点火時に操作釦2を押し操作すると必ず火力調
整手段が大火の状態で点火がおこなわれることになり、
点火時に必要なガス量が得られ、また、操作釦2から指
を離した直後も依然として大流量のガスが流れているの
で従来のような急激絞りの状態とならずエアー過剰の状
態による失火等が発生しないようになっている。また、
前後方向に移動自在な操作釦2の外周部に火力調整つま
み24を回動自在に被嵌してあるので、操作釦2を操作
して点火、消火するには操作釦2の押圧操作のみであ
り、この操作釦2を押圧操作する際、操作釦2が回転し
ないので、操作性が良く、また、操作釦2の押圧操作に
より火力調整用つまみ2が回動するが、この火力調整用
つまみ2には指が触れず、したがって、上記操作釦2の
押圧操作の操作性を損なうことがないものである。
【0007】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。ガス制御装置Aはガスオーブン、グリル、
ガスコンロ、またはこれらの組み合わされたガス器具の
器具本体の器具前面の操作パネルP付近に取付けられる
ものである。そして、このガス制御装置Aは点火手段
と、消火手段と、火力調整手段とを備えたものである。
以下ガス制御装置Aにつき説明する。
【0008】図2に示すように器具栓本体1には導入口
8と導出口9とが形成してあり、導入口8から導入され
たガスを導出口9をへてバーナー部10へと供給するこ
とができるようになっている。器具栓本体1の内部には
導入口8の近傍から導出口9へと向けて順に安全弁11
用の弁孔12、主弁13用の弁孔14及びガス量調節弁
15用の弁孔16を形成している。弁孔12を開閉する
安全弁11は電磁弁となっていて、操作釦2の押し込み
操作にて押し込まれる押し棒17にて安全弁11の弁体
11aをスプリング18に抗して弁孔12から離して開
弁し、そして、安全弁11に電気的に接続されているサ
ーモカップリングTにてバーナー部10における燃焼を
感熱にて検出し、燃焼に伴う感熱結果にて安全弁11の
開成状態を維持し、この開成維持は操作釦2を戻すこと
に伴う押し棒17の弁体11aからの離間にかかわらず
行われ、そしてバーナー部10における燃焼が不測に消
火して断たれた場合に、サーモカップリングTによる排
熱信号にて電磁弁よりなる安全弁11が自動的に閉成作
動されて安全をはかるようにしてある。主弁13用の弁
孔14には主弁13を押し棒17に取付けて配置してあ
り、操作釦2をスプリング19に抗して押し込み操作す
ることで主弁13を開き、操作釦2への押し込み力の解
除にてスプリング19を介して押し棒17とともに戻し
て主弁13を閉成することができるようにしてある。ガ
ス量調節弁15用の弁孔16にはガス量調節弁15を設
けてあり、操作釦2の回転操作(後述)に連動してガス
量調節弁15を弁孔16に対して突入及び脱出させ、弁
孔16からバーナー部10へのガス量を変更調節し、こ
のことにより火力調整を行うものであり、これが火力調
整手段となっている。
【0009】次に、操作釦2の操作系を詳述する。操作
釦2は図1、図2に示すように後方に向けて突出部25
を突設した本体2aと、本体2aの前面側に取着される
前面体2bとで構成してある。器具栓本体1にはガイド
部材26がねじにより取付けてあり、このガイド部材2
6の挿入孔部27内に突出部25がスライド自在にはめ
込んであり、スプリング28により突出部25が挿入孔
部27から飛び出す方向のばね力を付勢してある。突出
部25にはハートカム溝29が設けてある。このハート
カム溝29は図11、図12、図13に示すような形状
をしており、第1溝29a、第2溝29b、第3溝29
cを略ハート型に連通して形成してあり、第1溝29a
の後端部は第3溝29cよりも浅く、第3溝29cの前
端は第2溝29bの後端部よりも浅く、第2溝29bの
前端は第1溝29aの前端部よりも浅くなっている。ま
た第3溝29cは後方に向けて延して形成してある。ガ
イド部材26の前端部付近の側面には図9に示すように
弁ロック板31の一端部が軸30を中心に回動自在に取
付けてあり、またガイド部材26の側面の略中央にはガ
イド部材26の前後方向と交差する方向に長孔32が形
成してある。弁ロック板31の後端部には孔33が設け
てあり、この孔33は弁ロック板31を回動した場合に
上記ガイド部材26の長孔32と連通するように設けて
ある。ガイド部材26の後端部付近の側面部にはコ字状
をしたカム用ピン34の後端部の軸部34aを回動自在
に軸支し、このカム用ピン34の前端部の軸部34bを
弁ロック板31の孔33、長孔32を挿通して突出部2
5のハートカム溝29に差し込んである。ガイド部材2
6には弁押さえ板35がガイド部材26に対して移動自
在に外嵌してある。この弁押さえ板35には開口部36
が設けてあり、上記カム用ピン34の前端部の軸部34
bがこの開口部36に挿入してある。開口部36の後端
縁には段部37が設けてある。弁押さえ板35には当た
り部38が設けてあり、操作釦2を後方に押し込んだ際
に突出部25に設けた被当たり部39が当たり部38に
当たって押されることで後方に移動するようになってい
る。また、当たり部38が移動すると押し棒17の前端
部を押し操作するようになっている。図11乃至図13
には器具栓本体1に対して前後方向に移動自在な操作釦
2の前後方向における異なる3つの位置(ガス通路を開
いた状態を継続維持している使用位置と、ガス通路を閉
じた消火位置と、点火をする点火位置)が示してある
が、さらに、このガス通路を開いた状態を継続維持して
いる使用位置と、ガス通路を閉じた消火位置と、点火を
する点火位置におけるにハートカム溝29とカム用ピン
34の軸部34bと長孔32とのそれぞれの位置関係が
示してある。すなわち、操作釦2の消火位置(実施例に
おいては図2に示す器具本体の操作パネルPの前面より
僅かに操作釦2の前面が突出している位置が消火位置で
ある)ではスプリング28により突出部25が前方に押
されているが、この状態では図12に示すように軸部3
4bがハートカム溝29の第2溝29bの後端部の鉤状
に曲がった部分に位置していて操作釦2が図2の状態よ
り前方に飛び出さないように位置保持している。この状
態でスプリング28のばね力に抗して操作釦2を後方に
押し込むと軸部34bは第2溝29bにガイドされなが
ら第2溝29bを移動して第2溝29bの前端部から第
1溝29aの前端部に移動する。この状態が最奥への押
し込み状態であってこの時に後述のようにして点火が行
われる。そして、この状態から操作釦2への押し込みを
解除すると、スプリング28のばね力により操作釦2が
前方に移動し、軸部34bが第1溝29aの前端部から
後端部に移動し、更に、第1溝29aの後端部から第3
溝29cに移動して図11のように第3溝29cの後端
部まで移動し、第3溝29cの後端部に位置した時点で
それ以上の操作釦2の移動を阻止し操作釦2の突出状態
を保持するようになっている。つまり図4に示すように
操作釦2の前面が器具本体の操作パネルPの前面より前
方に飛び出している位置が使用位置である。
【0010】ところで、弁押さえ板35には図1、図9
に示すようにスイッチ押さえ部41が設けてあり、操作
釦2を押し込んで弁押さえ板35を後方に移動させたて
最奥部まで押し込んだ状態の時にのみスイッチ押さえ部
41により点火用スイッチ(図示せず)を操作して点火
させるようになっており、この場合、点火位置では図8
に示すように軸部34bが長孔32に沿って移動すると
共に弁ロック板31の後端部の係止片31aが段部37
の前方に位置し、更に、この状態で操作釦2への押し込
みを解除することでスプリング19のばね力により押し
棒17が前方に移動して当たり部38を押して弁押さえ
板35を前方に移動するが、弁押さえ板35の段部37
が図3のように係止片31aに当たって前方への移動が
阻止される。したがって、押し棒17は少し前方に移動
した状態のままで止まり、主弁13を開成状態に保ち、
開閉弁21を閉成状態とするものである。更に、このガ
ス通路Gを開いた状態を継続維持している使用位置から
操作釦2を押し込んで前述のように消火位置に操作釦2
を位置させると、図6のように長孔32を軸部34bが
移動して係止片31aを段部37から外す。するとスプ
リング19のばね力により押し棒17が前方に押圧され
ているので押し棒17が当たり部38を押して弁押さえ
板35が前方に移動し、消火スイッチ42へのスイッチ
操作部40による押圧操作を解除して消火スイッチ42
をオフにするものであり、また、スプリング19により
押し棒17が前方に押圧されることで、主弁13が閉じ
るものである。
【0011】操作釦2の外周部には火力調整手段を操作
するための火力調整用つまみ24が回動自在に被嵌して
ある。すなわち操作釦2の本体2aの前方から火力調整
用つまみ24を回動自在に被嵌した後に本体2aの前面
部に操作釦2の前面部を構成する前面体2bを取着して
ある。この場合、図4に示すように操作釦2の前面体2
bの前面部外周部2cは大径となっていて、この操作釦
2の前面外周部2cの後方側に円筒状をした火力調整用
つまみ24が回転自在に配置してあり、操作釦2の前面
外周部2cの外面と火力調整用つまみ24の外面とが面
一になるようにしてある。つまり、操作釦2の前面部を
押圧する場合には火力調整用つまみ24を指で誤って触
れることがないようになっており、また、火力調整時に
は円筒状の火力調整用つまみ24を指でつまんで操作釦
2から独立して回転操作できるようになっている。
【0012】火力調整用つまみ24の後端部には環状部
46が設けてあり、この環状部46には図1、図2のよ
うにギア47が設けてある。器具栓本体1内の弁孔16
部分にはガス量調節弁15の調整棒48を押し引き自在
に挿通してあり、この調整棒48に直交させてピン49
が突出してあり、このピン49を器具栓本体1に取付け
た筒体50に対向させて形成した長孔51に挿合してピ
ン49を筒体50から突出し、この突出したピン49を
筒体50に回転自在に被嵌した被動ギア52のらせん状
凹溝53に挿合し、環状部46のギア47を被動ギア5
2に噛合してある。ここで、筒体50に調整棒48を挿
入した場合、調整棒48に一方方向(図の実施例では前
方側)へのばね力を付勢する押しばね60を被装して一
端部を調整棒48の段に当てた状態で調整棒48と共に
押しばね60を筒体50に前方より差込み(この場合、
ピン49を筒体50の長孔51に挿合して差込み)、筒
体50の前端部に止めキャップ61を取付けて上記押し
ばね60の前端を止めキャップ61に弾接させてある。
そして、この止めキャップ61の前端部の鍔62は筒体
5に回転自在に被嵌される筒状の被動ギア52の前面側
に位置して被動ギア52が筒体5から前方に外れないよ
うになっている。
【0013】ガイド部材26の前端部にはリセットピン
90が貫挿してあり、このリセットピン90は操作釦2
に設けた長孔91を貫挿しており、リセットピン90の
両端部が火力調整用つまみ24の後部内面に設けたカム
筒部93の内面のカム溝94にはまり込んでいる。カム
溝94の一側縁は図5に展開図を示すように操作釦2の
押圧操作方向と平行な方向の直線状側縁95となってい
て、この直線状側縁95が大火位置となっており、ま
た、大火位置となる直線状側縁95と対向する他側縁は
前方側ほど直線状側縁95側に近づき且つ後方側程直線
状側縁95から離れるように傾斜した傾斜縁96となっ
ており、該傾斜縁96の後端部は直線状側縁95と平行
な後端直線縁部97となっていて、この後端直線縁部9
7が小火位置となっており、更に、傾斜縁96の前端部
は直線状側縁95と平行な前端直線縁部98となってい
て、この前端直線縁部98が大火位置となっている。
【0014】しかして、操作釦2がガス通路を開いた状
態を継続維持している使用位置に位置している状態、つ
まり、使用状態においては操作釦2が前方に移動してい
るため操作釦2の外周に回動自在に取付けた火力調整用
つまみ24も前方に移動し、このため、リセットピン9
0はカム溝94の後端部に位置していることになる。し
たがって、この状態においては、大火位置である直線状
側縁95の後端部がリセットピン90に当たる位置から
小火位置である後端直線縁部97がリセットピン90に
当たる位置までの範囲で(つまり大火から小火までの範
囲で)火力調整用つまみ24を回動操作して火力の調整
ができるものである。一方、消火に当たっては、操作釦
2を押して使用位置から消火位置にして消火するのであ
るが、操作釦2を押すと操作釦2の外周に回動自在に取
付けた火力調整用つまみ24も後方に移動する。この場
合、リセットピン90が図5のイのように消火直前に大
火位置に位置している時は、そのままリセットピン90
は図5のイからロの位置に位置することになる。しかし
ながら、リセットピン90が図5のハのように消火直前
に小火位置に位置している時は、火力調整用つまみ24
が後方に移動すると傾斜縁96がリセットピン90に当
たり、このため、火力調整用つまみ24の後方への移動
に伴って火力調整用つまみ24が回転してリセットピン
90がニ位置を経て、消火位置では大火位置であるロ位
置に位置することになる。このことにより、消火時には
火力調整用つまみ24は必ず大火位置までリセットされ
るのである。このように消火直前の使用状態における火
力調整の状態にかかわらず、消火のために操作釦2を押
すと自動的に火力調整用つまみ24が大火位置にリセッ
トされるので、次に、操作釦2の前面部を押圧操作して
点火する際には、必ず大火状態でガスが流れて点火され
ることになり、この結果、従来のようにパージ回路を設
けなくても、確実な点火ができることになる。そして、
点火後直ちに操作釦2の前面から指を離して押圧を解除
してガスが流れる使用状態にした場合、大火状態である
ため、点火直後に操作釦2から指を離しても、従来のよ
うに急激絞りと同様にエアー過剰な状態とならず、失火
等の恐れがないものである。
【0015】なお、図中70は操作釦2の外周部に設け
た孔に挿入したクリック用係止体であって、ばね71に
より外方に弾性付勢されており、火力調整用つまみ24
の内面に設けた係止溝(図示せず)に係止自在となって
いる。このクリック用係止体70と係止溝との係止は例
えば小火位置乃至大火位置等であり、クリック用係止体
70が係止溝72に係止することでクリック音を発生す
ると共にクリック性が得られるようにしてある。
【0016】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、前後
方向に移動自在な操作釦を設け、操作釦の前後方向の異
なる3つの位置にそれぞれガス通路を開いた状態を継続
維持している使用位置と、ガス通路を閉じた消火位置
と、点火をする点火位置とを設け、火力調整手段を操作
するための火力調整用つまみを操作釦の外周部に回動自
在に被嵌し、操作釦の押圧操作に連動して操作釦の外周
部に回動自在に被嵌した火力調整用つまみを大火位置に
リセットするリセット手段を設けてあるので、点火、消
火は操作釦を押圧操作して行い、点火状態では操作釦の
外周の火力調整用つまみを回転して火力調整を行うこと
ができて操作部が簡略化されるとともに誤操作がないよ
うにできるものであり、しかも、小火の位置に火力調整
用つまみを位置させた状態で操作釦を押して消火した場
合、リセット手段により火力調整用つまみが大火位置に
回転してリセットされることで、従来のようにパージ流
路を別途形成しなくとも次の点火時に操作釦を押し操作
すると必ず火力調整手段が大火の状態で点火がおこなわ
れ、点火時に必要なガス量が確実に得られ、また、操作
釦から指を離した直後も依然として大流量のガスが流れ
ていることとなり、従来のような急激絞りの状態となら
ずエアー過剰の状態による失火等が発生せず、簡単且つ
確実な点火ができるものである。また、操作釦の押圧操
作に連動して操作釦の外周部に回動自在に被嵌した火力
調整用つまみを大火位置にリセットするリセット手段を
設けてあるので、操作釦を操作して点火、消火するには
操作釦の押圧操作のみであり、この操作釦を押圧操作す
る際、操作釦が回転しないので、操作性が良いものであ
り、この時、リセット手段により火力調整用つまみが回
動するが、火力調整用つまみは操作釦の外周部に回動自
在に被嵌してあるため、操作釦を指で押圧操作する際に
火力調整用つまみを指で触れる必要がなく、点火、消火
の操作に当たって火力調整用つまみの回動が邪魔になる
ことがなく、上記操作釦の操作性が良くなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分解斜視図である。
【図2】同上の消火状態の断面図である。
【図3】(a)(b)は同上の使用状態における係止片
と段部との関係を示す側面図及びこの場合におけるハー
トカム溝と軸部との位置関係を示す側面図である。
【図4】(a)(b)は同上の操作釦、火力調整用つま
み、リセットピンの燃焼状態における位置関係を示す側
面断面図及び底面図である。
【図5】同上に用いるカム筒部の展開図である。
【図6】(a)(b)は同上の消火状態における係止片
と段部との関係を示す側面図及びこの場合におけるハー
トカム溝と軸部との位置関係を示す側面図である。
【図7】(a)、(b)、(c)、(d)は操作釦の側
面図、ハートカム部分の底面図、ガイド部材の側面図、
ガイド部材の断面図である。
【図8】(a)(b)は同上の点火状態における係止片
と段部との関係を示す側面図及びこの場合におけるハー
トカム溝と軸部との位置関係を示す側面図である。
【図9】同上の一部破断した側面図である。
【図10】同上の表示帯の取付けとハートカム溝を示す
一部破断した側面図である。
【図11】同上の使用位置におけるハートカム溝部分を
示す一部破断した側面図である。
【図12】同上の消火位置におけるハートカム溝部分を
示す一部破断した側面図である。
【図13】同上の点火位置におけるハートカム溝部分を
示す一部破断した側面図である。
【符号の説明】
2 操作釦 24 火力調整用つまみ G ガス通路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に移動自在な操作釦を設け、操
    作釦の前後方向の異なる3つの位置にそれぞれガス通路
    を開いた状態を継続維持している使用位置と、ガス通路
    を閉じた消火位置と、点火をする点火位置とを設け、火
    力調整手段を操作するための火力調整用つまみを操作釦
    の外周部に回動自在に被嵌し、操作釦の押圧操作に連動
    して操作釦の外周部に回動自在に被嵌した火力調整用つ
    まみを大火位置にリセットするリセット手段を設けて成
    ることを特徴とするガス制御装置。
JP4214084A 1992-08-11 1992-08-11 ガス制御装置 Expired - Lifetime JP2742356B2 (ja)

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