JPH05203142A - ガス制御装置 - Google Patents

ガス制御装置

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JPH05203142A
JPH05203142A JP1364092A JP1364092A JPH05203142A JP H05203142 A JPH05203142 A JP H05203142A JP 1364092 A JP1364092 A JP 1364092A JP 1364092 A JP1364092 A JP 1364092A JP H05203142 A JPH05203142 A JP H05203142A
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JP
Japan
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fire
spring
operation button
valve
gas
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Application number
JP1364092A
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English (en)
Inventor
Masanaga Nishiura
正長 西浦
Yoichi Hosokawa
陽一 細川
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Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エア過剰によってバーナが失火せず、バック
バックファイヤ現象も生じない。 【構成】 点火手段と、消火手段と、火力調節手段とを
備えたガス制御装置Aである。火力調節手段に大火側か
ら小火への火力調節時に小火から大火側に戻すためのば
ね力が蓄勢されるばね65を設ける。ばね65による大
火側への移動を阻止する抵抗部68を設け、この抵抗部
68は消火の際に解除されるように設定してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス器具におけるガス
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ガス器具のガス制御におい
て、点火及び消火を行う点・消火釦と、火力調節を行う
火力調節レバーとの別々の操作部材により点・消火と火
力調節とを行うものが知られている。そして、このもの
は消火の際に火力調節レバーが小火位置より大火位置に
リセットするようになっている。
【0003】また、他の従来例としては、例えば特開昭
63ー251718号公報のように、操作釦を器具栓本
体に対して回転自在且つ前後方向に移動自在とし、操作
釦を最奥まで押し込んで点火し、ここで操作釦への押し
込みを解除してやることで操作釦が前方に突出してガス
通路が開いている状態を維持し、操作釦を回転すること
で火力調節を行うようにし、操作釦が前方に突出してい
る使用状態で操作釦を押し込むと消火するようにしたも
のが知られている。そして、点火時に点火性能を良くす
るために、点火時のみパージ点火をして一時的にガス量
を多く流して点火することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の前者
の従来例にあっては、点・消火釦を使用位置から押して
消火位置に戻す際に点・消火釦を回転しながら押して小
火位置より大火位置に同時にリセットできるが、この場
合、点・消火釦を後方へ押す操作中に点・消火釦が同時
に回転するという動作となって操作に違和感がある。
【0005】また、後者の従来例にあっては、小火の状
態で消火した場合、点火時のみパージ点火をして一時的
にガス量を多く流して点火しても、点火終了後ガス量が
急減して、瞬間的にガスバーナの混合管内がエア過剰と
なってバーナが失火、あるいはバックファイヤ現象を起
こすという問題がある。本発明は上記の従来例の問題点
に鑑みて発明したものであって、その目的とするところ
は、エア過剰によるバーナの失火、あるいはバックファ
イヤ現象を防止でき、また、消火操作性に違和感がない
ガス制御装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するため、本発明のガス制御
装置は、点火手段と、消火手段と、火力調節手段とを備
えたガス制御装置Aにおいて、大火側から小火への火力
調節時に小火から大火側に戻すためのばね力が蓄勢され
るばね65と、該ばね65による大火側への移動を阻止
する抵抗部68を有すると共に、消火の際に抵抗部68
が解除されるように設定して成ることを特徴とするもの
である。
【0007】
【作用】本発明によれば、点火手段と、消火手段と、火
力調節手段とを備えたガス制御装置Aにおいて、大火側
から小火への火力調節時にを小火から大火側に戻すため
のばね力が蓄勢されるばね65と、該ばね65による大
火側への移動を阻止する抵抗部68を有すると共に、消
火の際に抵抗部68が解除されるように設定してあるこ
とで、使用中に大火側から小火に火力を調節すると小火
から大火側にもどるためのばね力が蓄勢されるが、この
使用中には抵抗部68により上記蓄勢されたばね65の
復帰力による移動が阻止されて小火の状態を保つように
なっており、一方、消火すると抵抗部68が解除される
ことで、小火のまま消火しても、蓄勢されたばね力によ
り自動的に大火側にリセットされるものである。そし
て、このように、消火時に自動的に大火側にリセットさ
れることで、エア過剰によるバーナの失火、あるいはバ
ックファイヤ現象を防止するものであり、また、消火の
際に抵抗部68が解除されることで例えば操作釦2を押
して消火操作をしている時には違和感がないようにでき
る。
【0008】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。ガス制御装置Aはガスオーブン、グリル、
ガスコンロ、またはこれらの組み合わされたガス器具の
器具本体の器具前面の操作パネルP付近に取付けられる
ものである。そして、このガス制御装置Aは点火手段
と、消火手段と、火力調節手段とを備えたものである。
以下ガス制御装置Aにつき説明する。
【0009】図2に示すように器具栓本体1には導入口
8と導出口9とが形成してあり、導入口8から導入され
たガスを導出口9をへてバーナー部10へと供給するこ
とができるようになっている。器具栓本体1の内部には
導入口8の近傍から導出口9へと向けて順に安全弁11
用の弁孔12、主弁13用の弁孔14及びガス量調節弁
15用の弁孔16を形成している。弁孔12を開閉する
安全弁11は電磁弁となっていて、操作釦2の押し込み
操作にて押し込まれる押し棒17にて安全弁11の弁体
11aをスプリング18に抗して弁孔12から離して開
弁し、そして、安全弁11に電気的に接続されているサ
ーモカップリングTにてバーナー部10における燃焼を
感熱にて検出し、燃焼に伴う感熱結果にて安全弁11の
開成状態を維持し、この開成維持は操作釦2を戻すこと
に伴う押し棒17の弁体11aからの離間にかかわらず
行われ、そしてバーナー部10における燃焼が不測に消
火して断たれた場合に、サーモカップリングTによる排
熱信号にて電磁弁よりなる安全弁11が自動的に閉成作
動されて安全をはかるようにしてある。主弁13用の弁
孔14には主弁13を押し棒17に取付けて配置してあ
り、操作釦2をスプリング19に抗して押し込み操作す
ることで主弁13を開き、操作釦2への押し込み力の解
除にてスプリング19を介して押し棒17とともに戻し
て主弁13を閉成することができるようにしてある。ガ
ス量調節弁15用の弁孔16にはガス量調節弁15を設
けてあり、操作釦2の回転操作(後述)に連動してガス
量調節弁15を弁孔16に対して突入及び脱出させ、弁
孔16からバーナー部10へのガス量を変更調節するこ
とができるようにしてある。
【0010】器具栓本体1内の主弁12よりもガス供給
方向下流側のガス通路Gにおいて主弁13の近傍部分と
ガス量調節弁15よりも上流側部分とを連通するパージ
流路20を形成してあり、このパージ流路20の入口部
分い開閉弁21を設けてある。この開閉弁21は操作釦
2の押し込みストロークの最奥部である点火位置の押し
込み操作時に押し棒17を押して開成し、操作釦2の戻
りによりスプリング19にて押し棒17を戻して開閉弁
21を閉成してパージ流路弁孔22を閉じるようになっ
ている。
【0011】このように、バーナー部10にガスを供給
するガス通路Gにバーナー部10へのガス供給量を増大
するパージ流路20を接続し、パージ流路20に設けた
開閉弁21の開閉操作を操作釦2の点火操作に連動して
開閉操作自在に構成することで、点火時の操作釦2の押
し込み操作にてガス通路Gからバーナー部10にガスを
供給するとともにパージ流路20の開閉弁21を開いて
パージ流路20からのガス量を増大し、確実な点火を行
うことができるようにしてある。
【0012】次に、操作釦2の操作系を詳述する。操作
釦2は図1、図2に示すように内殻体23に対して外殻
体24を回転操作自在に外装させた2重構造となってい
て、内殻体23には後方に向けて突出部25が突設して
ある。器具栓本体1にはガイド部材26がねじにより取
付けてあり、このガイド部材26の挿入孔部27内にス
ライド自在にはめ込んであり、スプリング28により突
出部25が挿入孔部27から飛び出す方向のばね力を付
勢してある。突出部25にはハートカム溝29が設けて
ある。このハートカム溝29は図11、図12、図13
に示すような形状をしており、第1溝29a、第2溝2
9b、第3溝29cを略ハート型に連通して形成してあ
り、第1溝29aの後端部は第3溝29cよりも浅く、
第3溝29cの前端は第2溝29bの後端部よりも浅
く、第2溝29bの前端は第1溝29aの前端部よりも
浅くなっている。また第3溝29cは後方に向けて延し
て形成してある。ガイド部材26の前端部付近の側面に
は図9に示すように弁ロック板31の一端部が軸30を
中心に回動自在に取付けてあり、またガイド部材26の
側面の略中央にはガイド部材26の前後方向と交差する
方向に長孔32が形成してある。弁ロック板31の後端
部には孔33が設けてあり、この孔33は弁ロック板3
1を回動した場合に上記ガイド部材26の長孔32と連
通するように設けてある。ガイド部材26の後端部付近
の側面部にはコ字状をしたカム用ピン34の後端部の軸
部34aを回動自在に軸支し、このカム用ピン34の前
端部の軸部34bを弁ロック板31の孔33、長孔32
を挿通して突出部25のハートカム溝29に差し込んで
ある。ガイド部材26には弁押さえ板35がガイド部材
26に対して移動自在に外嵌してある。この弁押さえ板
35には開口部36が設けてあり、上記カム用ピン34
の前端部の軸部34bがこの開口部36に挿入してあ
る。開口部36の後端縁には段部37が設けてある。弁
押さえ板35には当たり部38が設けてあり、操作釦2
を後方に押し込んだ際に突出部25に設けた被当たり部
39が当たり部38に当たって押されることで後方に移
動するようになっている。また、当たり部38が移動す
ると押し棒17の前端部を押し操作するようになってい
る。図11乃至図13には器具栓本体1に対して前後方
向に移動自在な操作釦2の前後方向における異なる3つ
の位置(ガス通路を開いた状態を継続維持している使用
位置と、ガス通路を閉じた消火位置と、点火をする点火
位置)が示してあるが、さらに、このガス通路を開いた
状態を継続維持している使用位置と、ガス通路を閉じた
消火位置と、点火をする点火位置におけるにハートカム
溝29とカム用ピン34の軸部34bと長孔32とのそ
れぞれの位置関係が示してある。すなわち、図12に示
された操作釦2のの消火位置(実施例においては器具本
体の操作パネルPの前面より僅かに操作釦2の前面が突
出している位置が消火位置である)ではスプリング28
により突出部25が前方に押されているが、軸部34b
がハートカム溝29の第2溝29bの後端部の鉤状に曲
がった部分に位置していて操作釦2が図12の状態より
前方に飛び出さないように位置保持している。この状態
で図13のようにスプリング28のばね力に抗して操作
釦2を後方に押し込むと軸部34bは第2溝29bにガ
イドされながら第2溝29bを移動して第2溝29bの
前端部から第1溝29aの前端部に移動する。この図1
3の状態が最奥への押し込み状態であってこの時に後述
のようにして点火が行われる。そして、図13の状態か
ら操作釦2への押し込みを解除すると、スプリング28
のばね力により操作釦2が前方に移動し、軸部34bが
第1溝29aの前端部から後端部に移動し、更に、第1
溝29aの後端部から第3溝29cに移動して図11の
ように第3溝29cの後端部まで移動し、第3溝29c
の後端部に位置した時点でそれ以上の操作釦2の移動を
阻止し操作釦2の突出状態を保持するようになってい
る。つまり操作釦2の前面が器具本体の操作パネルPの
前面より前方に飛び出している位置が使用位置である。
【0013】ところで、弁押さえ板35には図1、図9
に示すようにスイッチ押さえ部40、41が設けてあ
り、操作釦2を押し込んで弁押さえ板35を後方に移動
させたて最奥部まで押し込んだ状態の時にのみスイッチ
押さえ部41により点火用スイッチ(図示せず)を操作
して点火させるようになっており、また、消火位置から
操作釦2を押し込んで弁押さえ板35を後方に移動させ
ると、スイッチ押さえ部40により最奥部の少し手前か
ら消火スイッチ42を操作してオンするものである。こ
の場合、点火位置では図8に示すように軸部34bが長
孔32に沿って移動すると共に弁ロック板31の後端部
の係止片31aが段部37の前方に位置し、更に、この
状態で操作釦2への押し込みを解除することでスプリン
グ19のばね力により押し棒17が前方に移動して当た
り部38を押して弁押さえ板35を前方に移動するが、
弁押さえ板35の段部37が図3のように係止片31a
に当たって前方への移動が阻止される。したがって、押
し棒17は少し前方に移動した状態のままで止まり、主
弁13を開成状態に保ち、開閉弁21を閉成状態とする
ものである。更に、弁押さえ板35が最奥への押し込み
位置(点火位置)から少し前方に移動した状態で段部3
7部分で係止片31に当たって移動を阻止されること
で、スイッチ押さえ部40により消火スイッチ42の押
圧操作によるオン状態を継続するものである。更に、こ
のガス通路Gを開いた状態を継続維持している使用位置
から操作釦2を押し込んで前述のように消火位置に操作
釦2を位置させると、図6のように長孔32を軸部34
bが移動して係止片31aを段部37から外す。すると
スプリング19のばね力により押し棒17が前方に押圧
されているので押し棒17が当たり部38を押して弁押
さえ板35が前方に移動し、消火スイッチ42へのスイ
ッチ操作部40による押圧操作を解除して消火スイッチ
42をオフにするものであり、また、スプリング19に
より押し棒17が前方に押圧されることで、主弁13が
閉じるものである。
【0014】操作釦2は前述のように内殻体23に対し
て外殻体24を回転操作自在に外装させた2重構造とな
っている。外殻体24は図1、図2に示すように筒部2
4aの外側にキャップ24bを被覆して構成してある。
内殻体23には一対の表示帯挿入孔43が設けてあり、
図10のように器具栓本体1に設けたガイド部材26に
一端部を固着した表示帯4が図10のように一方の表示
帯挿入孔43の後端部から前方に向けて挿入され、更に
他方の表示帯挿入孔43の前端部から後方に向けて挿入
してあり、両表示帯挿入孔43の前端部間において表示
帯4がUターンさせてある。この表示帯4の他端を自由
端となっている。そして、外殻体24の前面中央部には
窓部3が設けてあり、上記表示帯4のUターンした屈曲
先端部5が窓部3に対向するようにしてある。表示帯4
は弾性を有する合成樹脂フィルムや弾性を有する金属板
等により形成してある。窓部3には透明板45を設けて
ある。しかして、操作釦2を前後方向に移動させると、
一端がガイド部材26に固着した表示帯4は他端が自由
端であるため、操作釦2の窓部3に沿ってUターンする
部分が変化していき、このため、窓部3から見える表示
帯4のUターンした屈曲先端部5の位置が変化していく
ものである。そして、本発明においては、この表示帯4
には、操作釦2が使用位置に位置している状態で窓部3
から見える表示帯4のUターンした屈曲先端部5と消火
位置に位置している状態で窓部3から見える表示帯のU
ターンした屈曲先端部5とが異なって見えるように表示
帯4に着色部6を設けてある。例えば透明の合成樹脂フ
ィルムよりなる表示帯4に一色刷りにより操作釦2が使
用位置に位置している状態で窓部3から見える表示帯4
のUターンした屈曲先端部5のみに着色(例えば赤色)
してある。このように透明のフィルムに該当する部分の
み一色刷りすると二色刷りするものより安価となる。勿
論、操作釦2が使用位置に位置している状態で窓部3か
ら見える表示帯4のUターンした屈曲先端部5が消火位
置に位置している状態で窓部3から見える表示帯4のU
ターンした屈曲先端部5と異なって見えるように各々の
該当する部分に異なる色を施してもよいものである。図
中44は他方の表示帯挿入孔43の後端部から連出した
表示帯ガイドであって、表示帯4の自由端部がこの表示
帯ガイド44にそってガイドされながら移動するもので
ある。
【0015】外殻体24の後端部には環状部46が設け
てあり、この環状部46には図1、図2のようにギア4
7が設けてある。器具栓本体1内のパージ流路弁孔22
部分にはガス量調節弁15の調整棒48を押し引き自在
に挿通してあり、この調整棒48に直交させてピン49
が突出してあり、このピン49を器具栓本体1に取付け
た筒体50に対向させて形成した長孔51に挿合してピ
ン49を筒体50から突出し、この突出したピン49を
筒体50に回転自在に被嵌した被動ギア52のらせん状
凹溝53に挿合し、環状部46のギア47を被動ギア5
2に噛合してある。ここで、筒体50に調整棒48を挿
入した場合、調整棒48に一方方向(図の実施例では前
方側)へのばね力を付勢する押しばね60を被装して一
端部を調整棒48の段に当てた状態で調整棒48と共に
押しばね60を筒体50に前方より差込み(この場合、
ピン49を筒体50の長孔51に挿合して差込み)、筒
体50の前端部に止めキャップ61を取付けて上記押し
ばね60の前端を止めキャップ61に弾接させてある。
そして、この止めキャップ61の前端部の鍔62は筒体
5に回転自在に被嵌される筒状の被動ギア52の前面側
に位置して被動ギア52が筒体5から前方に外れないよ
うになっている。
【0016】しかして、操作釦2のその押し込む操作位
置にかかわらず外殻体24を回動させることで、被動ギ
ア52を回動させ、ピン49を介して調整棒48を回動
及び押し引き操作して、パージ流路弁孔22の開量を変
更調整してガス量の変更調整を行うことができるように
してある。上記のような構成の火力調節手段には大火側
(すなわち大火又は中火)から小火への火力調節時に小
火から大火側(すなわち大火又は中火)に戻すためのば
ね力が蓄勢されるばね65を設けてある。ここで、火力
調節手段に設けた上記ばね65は中火の状態が自由状態
であってもよく、また、大火の状態が自由状態であって
もよい。添付図面に示す実施例においては、図14に示
すように止めキャップ61の胴体部63に係止部64を
設け、コイル状に巻いたばね65を胴体部63に被嵌
し、該ばね65の一端部を上記係止部64に係止し、ま
たばね材65の前部のL字状の曲がった部分を止めキャ
ップ61の鍔62の切欠66から外に出し、L字状に曲
がった部分の先端を被動ギア52の前端部に設けた係止
部67に係止してある。そして、このばね65は操作釦
2を回動して被動ギア52を大火側から小火に回動した
場合に小火から大火側に被動ギア52を回動させようと
するばね力が蓄勢されるように設定してある。したがっ
て、このままの状態では使用中に操作釦2を回して大火
側から小火に火力調節をした場合、操作釦2から指を離
すとせっかく小火にしたのに大火側に戻ってしまうが、
本発明にあっては、ばね65による大火方向への移動を
阻止する抵抗部68が設けてある。そして、この抵抗部
68は消火の際に解除されるように設定してある。すな
わち、内殻体23の外面側にピン駆動板69をシーソ動
自在に取付けてあり、このピン駆動板69の前端部には
二股部70が設けてあり、後端部には案内傾斜片71が
設けてある。また、内殻体23には保持ピン71が内殻
体23の軸心と直交する方向に設けた孔72に移動自在
に挿入してあると共に、ばね材73により外方に向けて
のばね力を付与してあり、保持ピン71の頭部74の基
部に設けた膨大部75に前記ピン駆動板69の二股部7
0を当てている。また、ガイド部材26の前部には突起
76が設けてある。
【0017】しかして、図2、図3に示す使用中におい
てはピン駆動板69が突起部76から外れているため、
ばね材73のばね力により保持ピン71は外方に飛び出
しており、保持ピン71の先端の頭部74が外殻体24
の筒部24aの内面に当たることになる。ここで、筒部
24aを操作釦2を小火に回動した場合に上記頭部74
と対向する部分80を図4に示すように他の部分81に
比べて厚肉としてこの部分の径を小径としておくことで
操作釦2を小火に回動すると頭部74が筒部24aの内
面に弾接して操作釦2がばね65による小火から大火側
への復帰ばね力が蓄勢されているにもかかわらず回転せ
ず、小火状態を保持するようになっている。つまり、本
実施例においては保持ピン71がばね65による大火側
への移動を阻止する抵抗部68となっている。しかし
て、図2、図3の状態から操作釦2を押し込んで図5、
図6のように消火にすると、ピン駆動板69の後端部の
案内傾斜片71がガイドとなって突起部76(図の実施
例では軸30が突起部76となっている)にピン駆動板
69の後部が乗り上げてシーソ動して保持ピン71をば
ね材73のばね力に抗して押し込み、抵抗部68である
保持ピン71が外殻体24の筒部24aの内面から離れ
るものであり、このことにより消火後は直ちにばね65
のばね力が効き、小火の状態で消火したとしても消火後
に自動的に被動ギア52が回動されて大火側にリセット
されることになる。なお、図5、図6の消火状態におい
て、点火のために操作釦2を押し込んだ場合、図7、図
8に示すようにピン駆動板69の後部が突起部76に乗
り上げた状態が継続維持されることとなり、この図7、
図8に示す点火状態で操作釦2を押し込んでいる指を離
すと、図2、図3の使用状態となり、ピン駆動板69の
後端部が突起部76から離れて図2のように保持ピン7
1の先端の頭部74が外殻体24の筒部24aの内面に
当たることになる。
【0018】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、大火
側から小火への火力調節時に小火から大火側に戻すため
のばね力が蓄勢されるばねと、該ばねによる大火側への
移動を阻止する抵抗部を有すると共に、消火の際に抵抗
部が解除されるように設定してあるので、使用中に大火
側から小火に火力を調節すると小火から大火側にもどる
ためのばね力が蓄勢されるが、この使用中には抵抗部に
より上記蓄勢されたばねの復帰力による移動が阻止され
て小火の状態を保つことができるものであり、しかも、
消火すると抵抗部が解除されることで、小火のまま消火
しても、蓄勢されたばね力により自動的に大火側にリセ
ットされるものであり、このように消火時に自動的に大
火側にリセットされることで、エア過剰によるバーナの
失火、あるいはバックファイヤ現象を防止するものであ
り、また、消火の際に抵抗部が解除されるので、例えば
操作釦を押して消火操作をするものの場合など操作釦を
押して消火操作する操作が違和感が生じないようにでき
るものである。また、抵抗部があるので、小火調整がし
やすくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分解斜視図である。
【図2】同上の使用状態の平面断面図である。
【図3】(a)(b)は同上の使用状態における係止片
と段部との関係を示す側面図及びこの場合におけるハー
トカム溝と軸部との位置関係を示す側面図である。
【図4】同上の操作釦の外殻体の一部を省略した正面図
である。
【図5】同上の消火状態の平面断面図である。
【図6】(a)(b)は同上の消火状態における係止片
と段部との関係を示す側面図及びこの場合におけるハー
トカム溝と軸部との位置関係を示す側面図である。
【図7】同上の点火状態の平面断面図である。
【図8】(a)(b)は同上の点火状態における係止片
と段部との関係を示す側面図及びこの場合におけるハー
トカム溝と軸部との位置関係を示す側面図である。
【図9】同上の一部破断した側面図である。
【図10】同上の表示帯の取付けとハートカム溝を示す
一部破断した側面図である。
【図11】同上の操作釦が使用位置に位置している場合
の表示帯及びハートカム溝部分を示す一部破断した側面
図である。
【図12】同上の操作釦が消火位置に位置している場合
の表示帯及びハートカム溝部分を示す一部破断した側面
図である。
【図13】同上の操作釦が点火位置に位置している場合
の表示帯及びハートカム溝部分を示す一部破断した側面
図である。
【図14】同上の止めキャップ、ばね、被動ギアを示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
A ガス制御装置 65 ばね 68 抵抗部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点火手段と、消火手段と、火力調節手段
    とを備えたガス制御装置において、大火側から小火への
    火力調節時に小火から大火側に戻すためのばね力が蓄勢
    されるばねと、該ばねによる大火側への移動を阻止する
    抵抗部を有すると共に、消火の際に抵抗部が解除される
    ように設定して成ることを特徴とするガス制御装置。
JP1364092A 1992-01-29 1992-01-29 ガス制御装置 Pending JPH05203142A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010534900A (ja) * 2007-07-26 2010-11-11 ▲寧▼波▲ボ▼盛▲閥▼▲門▼管件有限公司 キッチン・バス用スイッチ

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