JP3663283B2 - 着火器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作部材の操作によって噴出ノズルから炎を噴出する着火器において、通常は操作部材の点火操作をロックする一方、使用に際してロックを解除して連続的な点火操作をも可能とするようにした着火器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、特開平7−293878号等に示されるように、ライター、点火棒等の着火器において点火操作を行う操作部材の操作をロックするロック部材を設け、このロック部材の非操作時には操作部材の点火操作をロックし、ロック部材の解除操作に伴って点火可能とする一方、前記ロック部材を点火操作に連係して自動復帰するように設けた点火制御機能を付設した構造が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のような着火器においては、1回の点火操作毎にロック部材の解除操作を行う必要があり、1回の点火操作で点火しなかった場合の再点火操作が煩雑となっている。
【0004】
従って、点火操作を終了して着火器を保管する場合には、ロック部材の解除操作を行わない限り、自動的に点火ロック状態となって確実に点火規制を行うことと、点火操作時には、たまたま点火操作の際に着火できない時に着火の度毎にロック部材の解除操作を行わなくても、連続的な点火操作が行えるようにすることの両機能を確保できることが望ましい。
【0005】
本発明はこの点に鑑み、非使用状態における点火操作の規制状態に自動的に復帰すると共に連続点火操作が簡易に行えるようにした着火器を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明の着火器は、ガスを噴出する噴出ノズルを備え、ガスタンクと該ガスタンクから前記噴出ノズルへのガスの供給を開閉するバルブ機構および点火用の放電電圧を発生する圧電ユニットが設置されると共に、前記バルブ機構と圧電ユニットとを駆動して点火操作を行う操作部材摺動自在に設置されてなる着火器において、ロック位置と解除位置とに移動可能で、ロック位置で前記操作部材による点火操作をロックし、解除位置で前記操作部材による1回の点火操作を許容するロック手段と、上記ロック手段解除位置に保持することが可能な、前記ロック手段と別体に設けられた規制手段とを備え、前記ロック手段を前記解除位置へ保持することにより、前記操作部材による連続点火操作を許容するよう構成されてなることを特徴とするものである。
【0007】
また、前記ロック手段は、解除位置で操作部材の点火操作を許容すると共に、その点火操作に伴ってロック位置へ自動復帰するように設けるのが好適である。
【0008】
さらに、前記ロック手段を解除位置に保持する保持手段と、点火操作に連係して上記保持手段によるロック手段の保持を解放する解放手段とを備えるのが好ましい。その際、前記規制手段は、非作動時における非規制位置で前記解放手段によるロック手段のロック位置への復帰移動を許容し、作動時における規制位置で前記解放手段によるロック手段のロック位置への復帰移動を途中で阻止し、規制位置から非規制位置への作動で復帰途中状態からロック位置へ移動させるように設けるのが好ましい。
【0009】
【発明の効果】
以上のような本発明の着火器によれば、ロック手段を解除位置に操作していないロック位置にある場合においては、操作部材による点火操作が行えず点火ロック状態となる一方、ロック手段を解除位置に操作すると操作部材による1回の点火操作が行え、この点火操作の後にはロック部材は点火ロック状態に自動復帰することが可能となる。また、このロック手段に加えて規制手段を規制位置に操作すると、操作部材の連続的な点火操作が可能となり、非規制位置に戻すと点火ロック状態となり、良好な点火制御機能が確保できる。
【0010】
また、規制手段の操作により操作部材の連続的な繰り返し点火が行えるために、1回の点火操作によっては点火燃焼が行えなかった場合の再点火操作が容易に行え、操作性に優れると共に、この規制手段の非規制位置への移動に伴って点火ロック状態への復帰が行える。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の着火器の実施の形態を詳細に説明する。図1は着火器の一例としての点火棒の要部断面図を示している。
【0012】
点火棒1は、本体部2と該本体部2から棒状に延びた延長先部3(先端部分は図示省略)とによって構成されている。上記本体部2は、外郭部分が合成樹脂によりほぼ中央で縦に分割されたケース5で形成され、各図ではその一方を図示している。
【0013】
前記本体部2の基端側には、ケース5内にブタンガス等の高圧ガスを収容する合成樹脂で成形されたガスタンク7が設置され、このガスタンク7の上壁部分にはガスの供給を開閉するバルブ機構8が配設されている。このバルブ機構8には、前記ガスタンク7内に挿入された芯9を経てガスが送給されるもので、そのガス通路にノズル部材10が介装されている。このノズル部材10の先端部分には、該ノズル部材10を開操作する回動レバー14の一端部が係合され、該回動レバー14の作動によりノズル部材10の前進移動によって通路が開かれガスの供給が行われたり、バルブ機構8内に配設したスプリングによる後退移動で通路が閉じてガスの供給が停止されたりする。なお、ガスの供給量すなわち炎の大きさは、調整スリーブ12に連接されて外部に突出した炎調整つまみ13の回動によって調整される。
【0014】
さらに、ノズル部材10の最先端部には、弾性材によるシールドパッキン15が装着されている。前記ノズル部材10の延長線上には、前記シールドパッキン15に接触するスリーブ部材16が設置され、このスリーブ部材16にはコネクタパイプ17の一端が接続され、該コネクタパイプ17の他端がガスパイプ18の一端に接続されている。そして、該ガスパイプ18は延長先部3の先端部にまで延びて、図示しない噴出ノズルに接続されガスを送給する。
【0015】
また、前記本体部2のケース5には、前記バルブ機構8の側方に、該バルブ機構8の中心線と平行にスライド自在に操作部材20(点火ボタン)が配設され、該操作部材20の内方に前記ガスタンク7との間に圧電ユニット22が設置されている。
【0016】
前記操作部材20は、ケース5に摺動自在に支持された筒状部分20bを有し、該筒状部分20bの先端部に斜めに操作部20aが設けられ、一方の側面に後述の係止突起20cおよび解放突起20e(図3B参照)が設けられている。また、筒状部分20bのバルブ機構8側の端部には摺動方向に延長された脚部20dが連接されている。該脚部20dが点火移動時に前記回動レバー14の端部に連係してこれを回動させるように構成されている。
【0017】
すなわち、前記回動レバー14は略L字状に形成され、中間部分の支点を中心にして回動自在に支持され、前記操作部材20の脚部20dによって回動操作されるものであり、点火操作に伴う回動で前記バルブ機構8のノズル部材10を引き出すように移動させて開作動してガスを送給するものである。
【0018】
また、前記圧電ユニット22は放電電圧を給電するものであって、伸縮作動するスライド部22aが前記操作部材20の筒状部分20bに嵌合され、該操作部材20の後退作動に伴ってスライド部22aが没入移動し、放電電圧を発生するように構成されている。この圧電ユニット22の電極に接続されたリード線23(2本)は延長先部3内を先端部に延びて配設され、先端部分の図示しない噴出ノズルと放電電極に接続される。
【0019】
前記ケース5には、上記操作部材20の操作部20aの外側に指を挿入する空間を形成しつつ囲むガイド枠24が一体に形成されている。
【0020】
一方、上記のような構造の点火棒1に対し、前記操作部材20の点火操作を規制する点火制御機構が設置されている。
【0021】
この制御機構は、図2〜図9に示すように、前記操作部材20の点火操作を阻止してロックするロック手段26と、該ロック手段26の動作を規制する規制手段27を備え、ロック手段26をロック位置から解除位置に操作した際に、前記操作部材20による1回の点火操作を許容し、このロック手段26の解除操作に加えて規制手段27を外部からの動作を受けない非作動時における非規制位置から作動時の規制位置に操作した際に、前記操作部材20による連続点火操作を許容するように連係されている。
【0022】
つまり、前記操作部材20の内方におけるケース5の内側面に、該操作部材20の押し込み操作をロックするロック手段26を構成するロック部材30が設置され、その側方に連係して規制手段27を構成する規制部材34が設置されている。
【0023】
前記ロック部材30は、平板状の操作部30aの裏面に干渉突起30bが立設されてなる。ケース5には鍵状の摺動溝31が開口され、この摺動溝31に対し、上記操作部30aがケース5外面に露出し、干渉突起30bがケース5内方に突出するように装着され、該摺動溝31に沿ってロック部材30が左方のロック位置と右方の解除位置とに左右方向に移動自在とされている。
【0024】
上記ロック部材30がロック位置にある際には、その干渉突起30bは前記操作部材20の係止突起20cと干渉して該操作部材20の押し込み作動を阻止するように設けられ、解除位置に移動したロック部材30の干渉突起30bには、前記操作部材20の解放突起20eが当接可能に設けられている。
【0025】
また、前記摺動溝31の延長部分のケース5内面にはスプリング受け33が設けられ、このスプリング受け33内に縮装されたコイルスプリングによる第1弾性部材32の他端が前記ロック部材30の干渉突起30bの側面に係止し、このロック部材30をロック位置の方向に付勢している。
【0026】
前記摺動溝31は左端のロック位置から右端の解除位置にほぼ長溝状に延び、その解除位置側端部の前側縁部に段状に第1保持部31aが連接されて、前記ロック部材30を解除位置に保持する保持手段となり、この保持状態を前記操作部材20の解放突起20e(解放手段)が押圧して解放するようになっている。また中間部の側方には段状に第2保持部31bが形成され、復帰途中のロック部材30を保持可能になっている。なお、ロック部材30の干渉突起30bは、頭部が摺動溝31の幅より大きく根元部が狭く形成され、根元部分が摺動溝31内を移動するように設けられている。
【0027】
次に、前記規制部材34はケース5のガイド枠24の下方に連続する位置に配設され、下部側の基端34aがピン35によってケース5に回動自在に支持され、使用者に操作される表側操作部34bがケース5表面から突出可能に設けられ、突出した非規制位置とケース表面と連続する規制位置とに揺動可能である。
【0028】
上記規制部材34の操作部34bからケース5内に延びる一方の側板の内縁辺の一部に、前記ロック部材30の方向に延びるレバー部34cが設けられている。さらに、この規制部材34は、前記ピン35を中心とした板ばねによる第2弾性部材36の付勢力で操作部34bがケース5表面より突出した非規制位置の方向に付勢される。そして、上記規制部材34が非規制位置にあるときには、前記レバー部34cの上辺は前記摺動溝31の中間位置の第2保持部31bを覆って、摺動溝31が直線状となるように設けられている。また、規制部材34がケース5内方への規制位置に移動されると、上記第2保持部31bを開放し、この部分にロック部材30が係止可能となる。
【0029】
以上のような点火棒1の点火制御機構についてその作用を説明する。まず、図2,図4,図5(A)に示す状態が、ロック部材30がロック位置で、規制部材34が非規制位置(放置状態)で、操作部材20がガイド枠24内に突出している非操作状態であり、この状態ではロック部材30は左方の干渉位置にあってその干渉突起30bが操作部材20の係止突起20cの前方に位置して干渉し、操作部材20の押し込み動作は不能で点火操作は行えない。なお、この状態では、規制部材34は非規制位置から規制位置に押し込み操作が可能であるが、何ら作用しない。
【0030】
次に点火棒1を使用する場合には、図5(B)に示すように、ロック部材30の操作部30aを第1弾性部材32の付勢力に抗して右方の解除位置にスライド操作すると、このロック部材30が摺動溝31内を移動して端部の第1保持部31aに係合して解除位置が保持される。このロック部材30の解除位置への移動に伴い、その干渉突起30bが操作部材20の係止突起20cの前方の干渉位置から解放位置に移動し、操作部材20の押し込みによる点火操作が可能となる。
【0031】
そして、操作部材20を点火操作すると、操作部材20の移動に伴って回動レバー14を介してノズル部材10を引き出しバルブ機構8を開作動してガスパイプ18を通して噴出ノズルへガスを供給する。また、操作部材20の操作に伴って圧電ユニット22から放電電圧(交流電圧)が発生され、延長先部3の放電電極と噴出ノズルとの間に印加され、噴出ガスへの点火が行われる。
【0032】
上記操作部材20の押し込み動作に伴い、まず図6(A)に示すように、操作部材20の解放突起20eがロック部材30の干渉突起30bに当接して、これを移動させて第1保持部31aとの係合を外し、ロック部材30はその第1弾性部材32の付勢力によって左方の復帰方向に移動し、図6(B)のように、干渉突起30bが操作部材20の係止突起20cの側面に当接した状態の復帰途中で停止する。
【0033】
続いて、操作部材20の押し込みを解放すると、圧電ユニット22内のスプリングの弾発力により操作部材20は突出移動して初期の位置に戻ると共に、前記図5(A)に示すように、ロック部材30は第1弾性部材32の弾性力によって、摺動溝31の端部に移動してその干渉突起30bが操作部材20の係止突起20cとの干渉位置に移動して、操作部材20の押し込みを阻止する初期のロック状態に自動的に復帰するものである。
【0034】
上記のようにロック部材30のロック位置から解除位置への操作に伴い操作部材20による1回の点火操作が行え、その後は自動的に点火ロック状態に復帰する。この時、規制部材34については操作することなく非規制位置としておく。
【0035】
次に、連続点火を行う場合には、図7(A)に示すように、まず、ロック部材30をロック位置から解除位置に操作すると共に、これに加えて規制部材34の操作部34bを押し込むように非規制位置から規制位置に操作する。この規制部材34の操作に伴い、そのレバー部34cは回動して摺動溝31の中間の第2保持部31bを開く。
【0036】
そして、操作部材20を点火操作すると、まず、図7(B)に示すように、操作部材20の解放突起20eがロック部材30の干渉突起30bに当接して、その第1保持部31aへの係止状態を解放して、第1弾性部材32によってロック部材30は復帰方向に移動を開始する。
【0037】
このロック部材30の干渉突起30bは、図8(A)のように、中間の第2保持部31bに係止して途中停止する。この状態から図8(B)のように、操作部材20が戻されても、ロック部材30は第2保持部31bに保持されたままで、干渉突起30bは係止突起20cとの干渉位置には復帰しない。
【0038】
したがって、規制部材34を押し込み続けることによる規制位置への操作を継続すると、前記ロック部材30は操作部材20と干渉しない位置に保持されたままとなり、この操作部材20は繰り返して点火操作が行える。
【0039】
連続点火を終了するために、操作部材20および規制部材34から手を離すと、図9(A)に示すように、規制部材34は第2弾性部材36の付勢力によって非規制位置の方向に回動し、レバー部34cの上辺が第2保持部31bに係止しているロック部材30の干渉突起30bを押し上げてその係止を外す。
【0040】
これにより、図9(B)のように、ロック部材30は第1弾性部材32の付勢力によって摺動溝31の端部にまで移動し、操作部材20の係止突起20cと干渉可能なロック位置に復帰するものである。
【0041】
次に、図10および図11は他の実施の形態を示し、操作部材20の点火操作を阻止してロックするロック手段26のロック部材30は前例と同様に構成され、このロック部材30の動作を規制する規制手段27の規制部材41の形態が異なる例である。
【0042】
前記ロック部材30は前例同様に操作部材20の係止突起20cと干渉する干渉突起30bを有し、このロック部材30が摺動する摺動溝31には、該ロック部材30を解除位置に保持する第1保持部31aが前例同様に形成されているが、中間部の第2保持部31bについては形成されていない。
【0043】
一方、前記規制部材41は、上部側の基端41aがピン35によってケース5に回動自在に支持され、使用者に操作される表側操作部41bがケース5表面から突出可能に設けられ、突出した非規制位置とケース表面と連続する規制位置とに揺動可能である。
【0044】
また、上記規制部材41の基端部41aからケース5内に延びるフック状の保持部41cが設けられ、この保持部41cにより復帰途中のロック部材30を保持可能になっている。つまり、上記規制部材41が非規制位置にあるときには、保持部41cの先端は前記摺動溝31から離れて、この摺動溝31に沿って移動するロック部材30とは干渉せず、規制部材41がケース5内方への規制位置に移動されると、上記保持部41cの先端が摺動溝31内に突出し、ロック部材30を係止可能となっている。
【0045】
なお、前記規制部材41は、前記ピン35を中心とした板ばねによる第2弾性部材36の付勢力で操作部41bがケース5表面より突出した非規制位置の方向に付勢される。その他は前例と同様に設けられ、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0046】
図10に示す状態が、ロック部材30がロック位置で、規制部材41が非規制位置にあり、この状態ではロック部材30の干渉突起30bにより操作部材20の押し込み動作は不能で点火操作は行えない。
【0047】
図11(A)は、ロック部材30を解除位置にスライド操作し、規制部材41は非規制位置のままの状態であり、ロック部材30は摺動溝31の第1保持部31aに係合して解除位置が保持される。このロック部材30の移動に伴い、操作部材20の押し込みによる点火操作が可能となる。この状態から操作部材20を点火操作すると、前例と同様に、操作部材20の解放突起20eがロック部材30に当接して第1保持部31aとの係合を外し、ロック部材30はその第1弾性部材32の付勢力によって左方の復帰方向に移動して自動復帰する。このようにロック部材30の解除操作に伴い操作部材20による1回の点火操作が行え、その後は自動的に点火ロック状態に復帰する。
【0048】
図11(B)は、ロック部材30を解除操作すると共に、規制部材41の操作部41bを押し込んで非規制位置から規制位置に操作した状態であり、連続点火が可能となる。上記規制部材41の操作に伴い、その保持部41cは回動して先端部が摺動溝31内に突出する。そして、操作部材20を点火操作すると、その解放突起20eによってロック部材30の第1保持部31aとの係止状態を解放して、ロック部材30は復帰方向に移動を開始するが、このロック部材30は干渉突起30bが規制部材41の保持部41cに当接して中間位置に途中停止する。この状態ではロック部材30はロック位置にまで移動せず、操作部材20の連続操作を許容する。また、規制部材41から手を離すと、保持部41cが回動してロック部材30の係止を解除して、このロック部材30がロック位置に復帰するものであり、前例と同様の機能が得られる。
【0049】
なお、前述のような実施の形態において、そのロック手段26の配設位置は、ケース5の他側面部分に設けるようにしてもよい。また、ロック部材30、規制部材34,41の操作に伴う移動は、前記実施の形態のような摺動、回動のほかに、押し込み移動等の組み合わせに適宜設計変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係る着火器としての点火棒の要部を縦断面にして示す側面図
【図2】点火制御機構に関連する部品のみの断面側面図
【図3】操作部材の背面側斜視図を併記した図2の分解斜視図
【図4】図2の組立状態の斜視図
【図5ないし図9】図1の作動状態を示す要部断面側面図
【図10】本発明の他の実施の形態を示す点火棒の要部断面斜視図
【図11】図10の作動状態を示す要部断面斜視図
【符号の説明】
1 点火棒(着火器)
2 本体部
5 ケース
7 ガスタンク
8 バルブ機構
20 操作部材
20a 操作部
20c 係止突起
20e 解放突起(解放手段)
26 ロック手段
27 規制手段
30 ロック部材
30a 操作部
30b 干渉突起
31 摺動溝
31a 第1保持部(保持手段)
31b 第2保持部
32 第1弾性部材(第1弾性手段)
34,41 規制部材
34b,41b 操作部
34c レバー部
41c 保持部
35 ピン
36 第2弾性部材(第2弾性手段)

Claims (4)

  1. ガスを噴出する噴出ノズルを備え、ガスタンクと該ガスタンクから前記噴出ノズルへのガスの供給を開閉するバルブ機構および点火用の放電電圧を発生する圧電ユニットが設置されると共に、前記バルブ機構と圧電ユニットとを駆動して点火操作を行う操作部材が摺動自在に設置されてなる着火器において、
    ロック位置と解除位置とに移動可能で、ロック位置で前記操作部材による点火操作をロックし、前記解除位置で前記操作部材による1回の点火操作を許容するロック手段と、
    記ロック手段を前記解除位置に保持することが可能な、前記ロック手段と別体に設けられた規制手段とを備え、
    前記ロック手段を前記解除位置へ保持することにより前記操作部材による連続点火操作を許容するよう構成されてなることを特徴とする着火器。
  2. 前記ロック手段は、前記解除位置で前記操作部材の点火操作を許容すると共に、その点火操作に伴って前記ロック位置へ自動復帰することを特徴とする請求項1に記載の着火器。
  3. 前記ロック手段を前記解除位置に保持する保持手段と、点火操作に連係して記保持手段による前記ロック手段の保持を解放する解放手段とを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の着火器。
  4. 前記規制手段は、非作動時における非規制位置で前記解放手段による前記ロック手段の前記ロック位置への復帰移動を許容し、作動時における規制位置で前記解放手段による前記ロック手段の前記ロック位置への復帰移動を途中で阻止し、前記規制位置から前記非規制位置への作動で復帰途中状態から前記ロック位置へ移動させることを特徴とする請求項3に記載の着火器。
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