JP3814192B2 - 点火器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作部材を支点部材を中心として回動させる点火操作によってガスの噴出およびガスへの点火を行う点火器において、通常は操作部材の回動操作を禁止するか、発火装置の操作量不足またはリセット阻止により点火不能とする一方、使用に際してこれらを解消し点火可能となるようにした操作機構を備えた点火器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
点火器、例えば点火棒は操作部材を押し込むことにより、簡単に点火できる便利なものであるが、不用意に点火することができないように、もしくは、偶発的な点火が生起しないようにロック機構などを設置することが要求され、これまで各種の機構を備えた点火器が提案されている。
【0003】
例えば、特開平8−61673号公報には、操作部材の一部にロック部が干渉して点火ロックするロック部材を、操作部材の移動方向と交差する方向に移動可能に設置し、このロック部材をロック方向に付勢する付勢部材を配設し、さらに、前記ロック部材は付勢部材に抗して移動可能な解除操作部を有し、この解除操作部を操作部材の操作部の近傍に突設してなる機構を有する点火器が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなロック機構は、操作機構の操作部材の操作がスライドタイプのものであり、本発明が対象とする操作部材が回動タイプのものにそのまま適用することはできない。
【0005】
また、これらの点火ロックを行う機構においては、操作部材の点火操作を行う前に、ロック解除部材などの操作部材から離れた位置の別部材の操作を行うことは、点火操作に多段階操作が必要でその操作性に難点があるために、一連の操作によって点火可能状態への移行および点火が安定して行えるように設けることが望まれる。また、点火操作後には、操作部材から指を離すことに伴って自動的に点火不能な初期状態へ復帰することが望まれる。
【0006】
本発明はこの点に鑑み、操作部材の回動操作によって点火を行うについて、点火不能状態の確保と、これを解除する一連の点火操作が良好な操作性を確保しつつ得られるようにした操作機構を備えた点火器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の点火器は、棒状部の先端に配設されガスを噴出する噴出ノズルと、燃料を収容するタンク部と、該タンク部から前記噴出ノズルへのガスの供給を開閉するバルブ機構と、点火用の放電電圧を発生する発火装置と、前記バルブ機構および発火装置を作動して点火操作を行う操作機構とを備えた点火器において、前記操作機構は、本体ケースの中間に配置され、回動操作可能であるとともに回動操作方向と異なる方向への移動による補助操作可能な操作部材と、該操作部材の回動中心となり本体ケースに支持される支点部材と、前記操作部材の回動に応じて前記発火装置を作動させる連係部材と、前記操作部材が非操作状態にある際に係合状態となって該操作部材の回動を禁止して点火ロックする一方前記補助操作に伴って係合が外れるロック部材と、前記操作部材をロック方向に付勢し前記ロック部材を係合させる付勢部材とを備え、前記操作部材の点火操作は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記補助操作を行い、前記ロック部材の係合を外して点火ロックを解除してから連続的に前記操作部材を前記支点部材を中心に回動操作して点火操作を行うものであり、該操作部材の復帰移動に伴って初期状態に自動的に復帰することを特徴とするものである。
【0010】
記操作機構の一例としては、前記支点部材と前記本体ケースとの間に、前記付勢部材の付勢力で互いに係合して点火ロックする前記ロック部材を備え、前記補助操作で前記支点部材を移動させて点火ロックを解除するように構成すればよい。その際、前記ロック部材は、前記支点部材または本体ケースに突起状に設けられ、本体ケースまたは支点部材に設けられた係合部と係合して点火ロックするように構成し得る。
【0011】
また、操作機構の他例としては、前記連係部材と前記本体ケースとの間に、前記付勢部材の付勢力で互いに係合して点火ロックする前記ロック部材を備え、前記補助操作で前記連係部材を移動させて点火ロックを解除するように構成すればよい。その際、前記ロック部材は、前記本体ケースまたは前記連係部材に、連係部材または本体ケースに設けられた係合部と干渉する突起状に設けられ、係合部から外れたロック解除時には、連係部材または本体ケースに形成された溝内を通過して、前記連係部材の回動を許容するように構成し得る。
【0012】
また、前記付勢部材は、前記操作部材のロック解除方向への移動に応じて摺動する押圧部材と、該押圧部材を付勢するバネとを備え、前記押圧部材に前記操作部材の一部がその回動に応じて摺動可能に接しているように設けるのが好適である。
【0013】
一方、本発明の第2の点火器としては、棒状部の先端に配設されガスを噴出する噴出ノズルと、燃料を収容するタンク部と、該タンク部から前記噴出ノズルへのガスの供給を開閉するバルブ機構と、点火用の放電電圧を発生する発火装置と、前記バルブ機構および発火装置を作動して点火操作を行う操作機構とを備えた点火器において、前記操作機構は、本体ケースの中間に配置され、回動操作可能であるとともに回動操作方向と異なる前後方向への移動による補助操作可能な操作部材と、該操作部材の回動中心となり本体ケースに支持される支点部材と、前記操作部材の回動に応じて前記発火装置を作動させる連係部材とを備え、前記操作部材の回動操作に伴う前記連係部材を介した前記発火装置の操作量は、放電位置までの操作量より少なく設定されるとともに、前記操作部材が回動操作方向と異なる前後方向の補助操作により、前記連係部材を介して前記発火装置を作動する方向に移動可能に設置され、前記操作部材の点火操作は、前記支点部材を中心とした回動操作に加えて、該回動操作方向と異なる方向に補助操作を相前後して連続的に行って前記発火装置を放電位置まで作動させるものであり、該操作部材の復帰移動に伴って初期状態に自動的に復帰することを特徴とするものである。
【0014】
さらに、本発明の第3の点火器としては、棒状部の先端に配設されガスを噴出する噴出ノズルと、燃料を収容するタンク部と、該タンク部から前記噴出ノズルへのガスの供給を開閉するバルブ機構と、点火用の放電電圧を発生する発火装置と、前記バルブ機構および発火装置を作動して点火操作を行う操作機構とを備えた点火器において、前記操作機構は、本体ケースの中間に配置され、回動操作可能であるとともに回動操作方向と異なる前後方向への移動による補助操作可能な操作部材と、該操作部材の回動中心となり本体ケースに支持される支点部材と、前記操作部材の回動に応じて前記発火装置を作動させる連係部材と、前記発火装置が次の点火作動が可能となるリセット位置となるまでの復帰移動を阻止するリセット阻止部材とを備え、前記操作部材の点火操作は、回動操作方向と異なる前後方向に補助操作を行って前記リセット阻止部材に抗して前記発火装置をリセット位置まで作動させてから、連続的に前記支点部材を中心に回動操作するものであり、該操作部材の復帰移動に伴って初期状態に自動的に復帰することを特徴とするものである。この場合に、前記リセット阻止部材は、前記操作部材を前記発火装置の作動方向に付勢してリセットを阻止するように設けるのが好適である。
【0015】
上記第2および第3の点火器の操作機構における前記操作部材の補助操作は、該操作部材の支点位置を前記発火装置の作動方向と平行に移動させるものが好適である。
【0016】
前記各方式の操作機構における前記連係部材が、前記操作部材の回動操作を発火装置に伝達するリンク部材で構成されていてもよい。
【0017】
本発明の点火器では、操作部材の点火操作が、回動操作と補助操作とが連続的に行われない場合には、バルブ機構および発火装置の少なくとも一方の作動が実行できずに点火不能であり、一方、操作部材を、支点部材を中心とした回動操作を行うとともに、これと前後して回動操作方向と異なる方向への補助操作を連続的に行った場合に、バルブ機構および発火装置の作動が実行できて、噴出した燃料ガスに点火が行える。この操作部材の操作を解放すると、操作部材が復帰回動して消火するとともに、操作部材が点火不能な初期状態に自動復帰するものであり、不使用時には常時不用意な点火を防止することで所期の機能を得ている。
【0018】
例えば、前記第1の点火器の操作機構を有するものでは、操作部材が非操作状態で付勢部材によってロック位置にある際には、ロック部材が係合した点火ロック状態にあり、操作部材の回動操作が禁止されている。そして、操作部材を付勢部材に抗して回動操作と異なる方向に補助操作してロック解除すると、前記ロック部材の係合が外れ、これにより操作部材の回動操作が可能となり、点火操作に伴って噴出した燃料ガスに点火が行われる。この操作部材の操作を解放すると、操作部材が復帰回動するとともに、付勢部材の付勢により操作部材が点火ロック状態に移動して自動復帰する。
【0019】
また、前記第2の点火器の操作機構を有するものでは、操作部材が補助操作されることなく単に回動操作された際には、操作部材の回動操作に伴う連係部材を介した発火装置の操作量は放電位置までの操作量より少なく放電が行われずに点火不能であり、前記操作部材の回動操作に加えて、該回動操作方向と異なる方向へ補助操作を行って発火装置を放電位置まで作動させることにより放電し、噴出した燃料ガスに点火が行われる。この操作部材の操作を解放すると、操作部材が復帰回動するとともに、補助操作を要する位置に自動復帰する。
【0020】
さらに、前記第3の点火器の操作機構を有するものでは、発火装置の復帰移動がリセット阻止部材により阻止されて発火装置がリセット状態とならず、操作部材が補助操作されることなく単に回動操作された際には、発火装置による放電が行われずに点火不能であり、操作部材を回動操作方向と異なる方向に補助操作を行って前記リセット阻止部材に抗して発火装置をリセット位置まで作動させてから回動操作させることにより放電し、噴出した燃料ガスに点火が行われる。この操作部材の操作を解放すると、操作部材が復帰回動するとともに、補助操作を要する位置に自動復帰する。
【0021】
【発明の効果】
本発明の点火器によれば、操作部材の回動操作に前後して、この回動操作と異なる方向への操作部材の補助操作を必要としたことにより、適切な使い方を知らない者による点火可能状態への移行を困難として、不用意な点火を阻止することができるとともに、復帰移動時には自動的に点火不能な初期状態に復帰することにより点火可能状態に放置されることがなく、消火状態においては確実な点火不能状態を確保して信頼性を高めることができる。また、操作部材の補助操作と回動操作とを連係して行え、点火操作が多段階操作でなく、一連に行えて操作性に優れ安定した点火が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の各実施の形態を詳細に説明する。
【0023】
<第1の実施の形態>
この実施の形態の点火棒による点火器を図1〜図10に示す。図1は外観斜視図、図2は中央縦断平面図、図3は一部断面で示す操作機構の平面図、図4〜図7は図3の各部断面図、図8〜図10は操作状態の断面図である。なお、これらの図面では、タンク部、バルブ機構などの断面部分のハッチングを一部省略しており、後述の図面でも同様である。
【0024】
本実施形態の点火器(点火棒)1は、図1〜図2に示すように、ブタンガス等の高圧ガス燃料を収容する基部のタンク部2と、点火操作を行う操作機構5が配設された中間の操作部3と、該操作部3から前方に延び先端にガス噴出ノズル9を有する棒状部4とによって構成される。操作機構5は回動操作される操作部材51(操作ボタン)を備え、この操作機構5によって駆動されるように連係して、タンク部2からガス噴出ノズル9へのガスの供給を開閉するバルブ機構7と、点火用の放電電圧を発生させる発火装置の一つである圧電ユニット8とが設置されている。
【0025】
タンク部2は、有底筒状のタンク本体21と、このタンク本体21の開口を閉塞する蓋部材22と、タンク本体21の外側に装着されたタンクカバー23を備え、蓋部材22にガスの供給を開閉する公知のバルブ機構7が配設されている。このバルブ機構7は、中心部にノズル部材71を有し、該ノズル部材71は略L字状の作動レバー72の一端部が係止されて開閉作動される。バルブ機構7から供給されたガスは、ガスパイプ73によって棒状部4の先端部に設置された噴出ノズル9に供給される。
【0026】
操作部3は、水平方向で上下に分割された本体ケース31(器具本体)を備え、この本体ケース31の先端側には棒状部4の内筒41が一体に成形されている。棒状部4は、上記内筒41の先端部における中心部に前記ガスパイプ73の先端に接続された噴出ノズル9を備え、内筒41の外周部分に棒状の金属筒体43が装着され、金属筒体43の先端面に開口された火口から炎を噴出するようになっている。この金属筒体43には噴出ノズル9の近傍に突出する不図示の放電電極が設けられている。
【0027】
また、上記本体ケース31の上ケース31aには、中央部に操作機構5の操作部材51が設置される窓部32が開口され、この窓部32の周縁の上ケース31aには保護部33が突出形成されている。保護部33は棒状部4側の部分が高く形成され、操作部材51を囲むように設けられる。
【0028】
前記操作機構5は、表面に操作部51aを有する回動可能な操作部材51と、該操作部材51のバルブ機構7の中心線と直交する方向の回動中心となる軸状の支点部材52と、操作部材51の回動に応じて前記圧電ユニット8を作動させる連係部材53(連係レバー)と、操作部材51の回動を禁止して点火ロックするロック部材54と、操作部材51をロック方向に付勢する付勢部材6とを備えている。
【0029】
また、上記操作部材51と前記蓋部材22の間に圧電ユニット8が設置されている。この圧電ユニット8は操作部材51の回動操作に応じて放電電圧を発生するもので、そのスライド部分に突起部81が設けられ、この突起部81が点火操作に伴う後退移動時に前記作動レバー72の端部に当接し、これを回動させてバルブ機構7のノズル部材71を開作動させてガスの送給を行うように連係されている。また、圧電ユニット8で発生した放電電圧は公知の通電機構を介して棒状部4の噴出ノズル9および放電電極に通電され、点火用の放電火花が発生される。
【0030】
前記操作機構5の操作部材51は、平面が略楕円形状で、棒状部4側の前部が高く形成され、斜めに形成された上表面が操作部51aに設けられ、使用者の指が操作部51aに掛けられて押し込むように点火操作される。この操作部材51の点火操作は、前記支点部材52を中心とした回動操作と、この回動操作方向と異なる方向への補助操作すなわち操作部材51の後部を押し込む操作とを連続的に行うものである。
【0031】
図3〜図5に示すように、操作部材51の両側面におけるタンク部2側の下部には横方向に延びる丸棒状の支点部材52(回転軸)の基端が固着され、一方、固定部分としての本体ケース31における下ケース31bの底面の両側には支承部34が立設され、この支承部34の上端には上下方向に長い受け溝34a(図5参照)が形成されている。この支承部34の受け溝34aに上記支点部材52が挿入され、この支点部材52を中心として操作部材51が支持される。これにより、操作部材51は前部側が円弧移動するように回動自在に、かつ、後部側が上下方向に移動可能となっている。
【0032】
この実施の形態では、前記支点部材52の回転を規制することによって操作部材51の回動を禁止して点火不能となるようにロック部材54が設けられている。つまり、支点部材52は両端部の上部に突起状のロック部材54(係合突起)を備え、このロック部材54が上ケース31aの下面に形成された溝状の係合部35に係合可能である。両者が係合した際には、支点部材52の回転すなわち操作部材51の回動操作が禁止されて、点火ロック状態となる。ロック解除の補助操作は、操作部材51の後部側を押し込んで、支点部材52を下方に移動させた際に、ロック部材54が係合部35から外れることによって行われ、操作部材51の回動が許容される。なお、図示の場合は、ロック部材54は矩形状の突起で、係合部35は凹溝状であるが、ロック部材54をピン状に、係合部35を穴状に形成してもよい。また、係合のための凹凸形状は、上記と逆に、上ケース31a側に凸状のロック部材を支点部材52側に凹状の係合部を設けてもよい。
【0033】
また、支点部材52の中心位置近傍における操作部材51の底面には、図6に示すように、下方に延びる突起51bを備え、この突起51bが付勢部材6によって上方に付勢される。付勢部材6は下ケース31bの底面に設けられたガイド部61を上下に摺動する押圧部材62を備え、この押圧部材62の内部にコイルバネ63が縮装されて、押圧部材62が上方に付勢される。押圧部材62の円弧凹面に形成された上端面に、上記突起51bの円弧凸面に形成され下端部が当接し、操作部材51が回動した状態でも両者が摺動可能に接触してなり、操作部材51の後部および支点部材52が上方のロック方向に付勢される。
【0034】
さらに、前記操作部材51は、図7に示すように、後部に下方に延びる連係部材53を備え、この連係部材53の後端下部に圧電ユニット8の先端が当接するようになっている。そして、操作部材51の回動時には連係部材53によって圧電ユニット8を後退移動させるように作用する。また、圧電ユニット8に内蔵された不図示のリターンスプリングによって連係部材53が復帰方向に付勢され、操作部材51の前部が上方に突出する方向に回動する力を受ける。
【0035】
なお、図4に示すように、前記支点部材52の補強のために、操作部材51から両側の支点部材52の下部に連結する補強リブ55が設置されている。
【0036】
本実施形態の点火器1について、その作用を説明する。まず、図1〜図7に示すように、操作部材51の操作が行われていない非操作状態(放置状態)にある場合には、操作部材51および支点部材52は付勢部材6によって上昇位置にあって、ロック部材54が係合部35に係合している。この状態で操作部材51を回動操作しようとしても、支点部材52の回転禁止により操作部材51は回動不能すなわち点火不能な点火ロック状態にある。
【0037】
次に、点火時には、図8および図9に示すように、まず操作部材51の操作部51aに指をかけて、その後部側部分を矢印方向に、付勢部材6の付勢力に抗して押し込むように補助操作を行う。これにより、支点部材52が下方に移動してロック部材54が係合部35から外れて解除位置に移動し、ロック解除状態となって操作部材51の回動操作が可能になる。
【0038】
そして、図10に示すように、操作部材51の後部を押し込んだ補助操作のまま、この操作部材51の前部を矢印方向に押し込むように回動操作すると、この点火操作により連係部材53が圧電ユニット8を後退移動させ、その突起部81が作動レバー72を回動させ、ノズル部材71を引き上げバルブ機構7を開作動してガスパイプ73を通して噴出ノズル9へガスを供給する。また、圧電ユニット8の作動に伴って放電電圧が発生され、棒状部4の放電電極と噴出ノズル9との間に放電火花が発生し、噴出ガスへの点火が行われる。
【0039】
使用を中止するために操作部材51の回動押し込みを解放するか指を離すと、圧電ユニット8内の不図示のリターンスプリングにより連係部材53を介して操作部材51は、逆方向に復帰回動して初期の位置に戻るとともに、支点部材52も逆方向にロック部材54が係合部35に係合するように回転し、付勢部材6の付勢力によってロック部材54が係合部35に係合し、点火ロック状態に自動的に復帰する。
【0040】
なお、上記実施形態では、前記支点部材52は操作部材51に固着しているが、この支点部材52を本体ケース31側に取り付けて、操作部材51を回動可能にかつ上下移動可能に支持するようにしてもよい。その際、支点部材52は回転および上下移動しないように固定し、操作部材51を長穴などによって上下移動可能とし、ロック部材54は、操作部材51を押し込んで下方に移動させる補助操作を行った際に、係合が外れるように支点部材52と操作部材51との間に設置すればよい。
【0041】
さらに、前記付勢部材6は支点部材52を付勢するようにしてもよい。例えば、支承部34に支点部材52の端部を上方に付勢する付勢部材6を付設し、この支点部材52を介して操作部材51を付勢する。
【0042】
また、放電電圧を発生させる発火装置としては、前述の圧電ユニット8に代わり、電池を用いた放電回路で構成してもよい。後述の各実施形態においても同様である。
【0043】
本実施形態によれば、操作部材51の回動操作を行う前に、その回動操作と異なる方向に、操作部材51の後部を押し込み操作するロック解除のための補助操作を必要とし、非使用状態では常にロック部材54が係合部35に係合して点火不能状態となり、使用後は自動的にロック状態に復帰することにより、不用意な点火を阻止する所期のロック機能が得られるとともに、通常の使用におけるロック解除の補助操作から点火用の回動操作もスムーズに行え、操作性が良好である。
【0044】
<第2の実施の形態>
図11〜図17に他の実施形態の点火器を示し、図11は操作機構部分の断面平面図、図12〜図14は各部の断面図、図15〜図17は作動状態を示す断面図である。
【0045】
本実施形態の点火器10(点火棒)は、操作機構50が異なるものであって、その他の機構は前例と同様に構成されており、同一部分には同一符号を付している。
【0046】
本実施形態の操作機構50は、前例と同様の操作部材51を備え、この操作部材51は両側の支点部材52によって支承部34の上端に回動可能にかつ上下移動可能に保持され、その後部には下方に延びて圧電ユニット8を作動させる連係部材53を有している。また、操作部材51の後部は、前例と同様の構造に設けられた付勢部材6によって、上方のロック方向に付勢されている。この操作部材51の点火操作は、前記支点部材52を中心とした回動操作と、この回動操作方向と異なる方向への補助操作すなわち操作部材51の後部を押し込む操作とを連続的に行うものである。
【0047】
そして、操作部材51の回動を禁止して点火ロックするロック部材57は、前記連係部材53の移動を阻止するように設置されている。つまり、連係部材53の側部における下ケース31bの底面にはブラケット37が立設され、このブラケット37の連係部材53と面する側面にロック部材57(係合突起)を備えている。また、付勢部材6の枠状のガイド部61における連係部材53と面する側面にもロック部材57を備えている。
【0048】
このロック部材57はピン状の突起で構成され、このロック部材57が連係部材53における先端の係合部53aの後端に係合可能である。両者が係合した際には、連係部材53の回動すなわち操作部材51の回動操作が禁止されて、点火ロック状態となる。ロック解除の補助操作は、操作部材51の後部側を押し込んで、連係部材53を下方に移動させた際に、ロック部材57が係合部53aから外れて、連係部材53の側面に形成された溝53bに移行することによって行われ、操作部材51の回動が許容される。
【0049】
上記溝53bは、連係部材53の前端部から後端部に連通するように、支点部材52を中心とする円弧状に形成されている。また、下端の係合部53aは、後端側が切り欠かれており、図12に示す係合状態においてロック部材57の上部は上記溝53bの後端側に臨んで形成されている。さらに、溝53bの前端側は上下に広がるようにそれぞれテーパー状の曲面に形成され、復帰時にロック部材57の案内を行うようになっている。
【0050】
なお、図示の場合は、ブラケット37およびガイド部61にピン状のロック部材57を、連係部材53に係合部53aおよび溝53bを形成しているが、逆に、連係部材53にロック部材57を、ブラケット37およびガイド部61に係合部53aおよび溝53bを形成するようにしてもよい。また、ロック部材57は連係部材53の両側に係合するようにしているが、いずれか片方でもよい。
【0051】
本実施形態においては、図12〜図13に示すように、操作部材51の操作が行われていない非操作状態(放置状態)にある場合には、操作部材51および連係部材53は付勢部材6によって上昇位置にあって、ロック部材57が係合部53aに係合している。この状態で操作部材51を回動操作しようとしても、連係部材53の回動禁止により操作部材51は回動不能で点火ロック状態にある。
【0052】
次に、点火時には、図14および図15に示すように、まず操作部材51の操作部51aに指をかけて、その後部側部分を矢印方向に、付勢部材6の付勢力に抗して押し込むように補助操作を行う。これにより、連係部材53が下方に移動してロック部材57が係合部53aから外れて溝53bに進入した解除位置に移行し、ロック解除状態となって操作部材51の回動操作が可能になる。
【0053】
そして、図16に示すように、操作部材51の後部を押し込んだ補助操作のまま、この操作部材51の前部を矢印方向に押し込むように回動操作すると、ロック部材57が溝53bを通過することで連係部材53が回動して圧電ユニット8を後退移動させ、作動レバー72を回動させて噴出ノズル9へガスを供給するとともに、放電により噴出ガスへの点火が行われる。
【0054】
使用を中止するために操作部材51の回動押し込みを解放すると、図17に示すように、圧電ユニット8内のリターンスプリングにより連係部材53および操作部材51は逆方向に復帰回動するが、その際、ロック部材57は連係部材53の溝53bを前部側から後部側に通過して、初期の位置に戻り、その後、付勢部材6によって上方に移動してロック部材57が係合部53aに係合し、点火不能状態に自動的に復帰する。また、操作部材51が復帰回動する前に、操作部材51から指を離して、付勢部材6によって連係部材53が上方に移動した場合には、ロック部材57は溝53bの前側の曲面に案内されて通過し、初期位置に復帰する。
【0055】
本実施形態においても同様に、ロック部材57によって操作部材51の所期のロックおよび解除機能が得られるとともに自動復帰動作が得られ、さらに、その操作性が良好である。
【0056】
前述の実施形態の他、操作部材の補助操作(ロック解除操作)は、その回動操作と異なる方向であれば、上下方向のほか、前後方向または左右方向でもよく、その方向に応じた係脱構造を有するロック部材の設置が適宜行える。
【0057】
<第3の実施の形態>
図18〜図20に他の実施形態の点火器を示し、図18は操作機構の非操作状態を示す要部断面側面図、図19は図18の回動操作状態を示す要部断面側面図、図20は図19からさらに補助操作を行った状態の要部断面側面図である。
【0058】
本実施形態の点火器(点火棒)100は、操作機構150が異なるものであって、その他の機構は前例と同様に構成されており、同一部分には同一符号を付している。
【0059】
本実施形態の操作機構150は、第1の実施形態と外形が同様の、操作部15aを表面に有する操作部材151を備え、この操作部材151は両側の支点部材152によって支承部134の上端に回動可能にかつ前後移動可能に保持され、その後部には下方に延びて圧電ユニット8を作動させる連係部材153を有している。つまり、操作部材151の両側面におけるタンク部2側の下部には横方向に延びる丸棒状の支点部材152(回転軸)の基端が固着され、一方、固定部分としての本体ケース31における下ケース31bの底面の両側には支承部134が立設され、この支承部134の上端には前後方向に長い受け溝134aが形成されている。この支承部134の受け溝134aに上記支点部材152が挿入され、操作部材151が支持される。これにより、操作部材151は前部側が円弧移動するように回動自在に、かつ、全体が前後方向すなわち圧電ユニット8の作動方向と平行に移動可能となっている。
【0060】
そして、操作部材151の点火操作は、支点部材152を中心とした回動操作と、これに加えて、該回動操作方向と異なる方向への補助操作すなわち操作部材151の全体を後方へ圧電ユニット8の作動方向へ移動させる操作とを連続的に行うものである。圧電ユニット8は、先端が放電位置Pまで後退操作された際に放電を行うようになっている。
【0061】
前記操作部材151は、非操作状態すなわち復帰状態では、図18に示すように、支点部材152が支承部134の受け溝134aの前部側に位置し、この位置での操作部材151の回動操作では、図19に示すように、この操作部材151を矢印の方向に最大回動操作しても、連係部材153を介した圧電ユニット8に対する操作量は、放電位置Pまでの操作量より少なく不足量dだけ不足するように設定され、この状態では圧電ユニット8の放電は行われない。
【0062】
また、前記支点部材152が支承部134の受け溝134aの後部側に位置するまでの補助操作による移動量は、前記不足量dより大きく設定され、操作部材151を前記回動操作に加えて、図20に示すように、回動操作方向と異なる矢印の後退方向への補助操作により、前記連係部材153を介して前記圧電ユニット8を放電位置Pまで操作して圧電ユニット8の放電が行われるようになっている。
【0063】
本実施形態の作用は、前述のように、操作部材151の補助操作が行われていない場合には、図18に示すように、操作部材151の支点部材152が受け溝134aの前部位置にあり、この位置での操作部材151の回動操作では、図19に示すように、連係部材153を介しての圧電ユニット8の操作量は不足して放電位置Pまで至らずに放電されず、点火不能状態にある。そして、図20に示すように、操作部材151を回動操作に加えて、矢印方向に後退移動させるように補助操作を行うことにより、連係部材153がさらに圧電ユニット8を後退移動させて放電位置Pまで操作することにより、放電が行われ噴出ガスへの点火が行われる。なお、補助操作を回動操作より先行させて行ってもよい。
【0064】
そして、使用を中止するために操作部材151の回動操作および後退補助操作を解放すると、圧電ユニット8内のリターンスプリングにより連係部材153および操作部材151は逆方向に復帰回動するとともに前進移動し、図18に示すような初期の位置に戻り、回動操作だけでは点火不能な状態に自動的に復帰する。
【0065】
本実施形態においても同様に、操作部材151の単純な回動操作による点火不能状態の確保と、これを解除する一連の点火操作が得られるとともに自動復帰動作が得られ、その操作性が良好である。
【0066】
<第4の実施の形態>
図21〜図23に他の実施形態の点火器を示し、図21は操作機構の非操作状態を示す要部断面側面図、図22は図21の補助操作を行った状態の要部断面側面図、図23は図22からさらに回動操作状態を示す要部断面側面図である。
【0067】
本実施形態の点火器200(点火棒)は、操作機構250が異なるものであって、その他の機構は前例と同様に構成されており、同一部分には同一符号を付している。
【0068】
本実施形態の操作機構250は、第3の実施形態と同様の操作部材151を備え、この操作部材151は両側の支点部材152によって支承部134の上端に回動可能にかつ前後方向に長い受け溝134aに沿って圧電ユニット8の作動方向と平行に前後移動可能に保持され、その後部には下方に延びて圧電ユニット8を作動させる連係部材153を有している。
【0069】
そして、操作部材151の点火操作は、支点部材152を中心とした回動操作と、これに先行して、該回動操作方向と異なる方向への補助操作すなわち操作部材151の全体を前方へ圧電ユニット8の作動方向と反対側へ前進移動させる操作とを連続的に行うものである。圧電ユニット8は、先端が放電位置Pまで後退操作されると放電し、リセット位置Sまで戻ると、次の放電動作が可能となる。
【0070】
操作機構250は、圧電ユニット8が前進してリセット位置Sとなるまでの復帰移動を阻止するリセット阻止部材260を備えている。このリセット阻止部材260は、前記操作部材151の前方位置における上ケース31aの保護部33に設置されたガイド部261を前後に摺動に摺動する押圧部材262を備え、この押圧部材262の背部にコイルバネ263(板バネ、樹脂バネ、その他の弾性材でもよい)が縮装されて、押圧部材262が後方に付勢される。押圧部材262の後端が、操作部材151の前端部にこの操作部材151が回動操作された状態でも常に当接して、操作部材151を後方へ、すなわち圧電ユニット8が前進する復帰移動の最終移動を阻止するように付勢している。
【0071】
そして、図21に示す操作部材151の非操作状態すなわち前回の点火操作からの復帰状態においては、圧電ユニット8がリセット位置Sに復帰移動する前の位置で停止するように、リセット阻止部材260が操作部材151、連係部材153を介して圧電ユニット8を付勢し、その復帰移動を阻止している。つまり、このリセット阻止部材260は、操作部材151の補助操作の復帰移動を行って、支点部材152を受け溝134aの後部位置に移動させるものである。この非操作状態では圧電ユニット8はリセットされず、この位置からでの操作部材151の回動操作では、圧電ユニット8を放電位置Pまで作動させても放電は行われない。
【0072】
また、前記支点部材152が支承部134の受け溝134aの前部側に位置するまでの補助操作による移動量は、前記圧電ユニット8のリセット位置Sへの移動を許容するものであり、操作部材151を回動操作に先行して、図22に示すように、リセット阻止部材260の付勢に抗して回動操作方向と異なる矢印の前進方向への補助操作により、前記連係部材153を介して前記圧電ユニット8をリセット位置Sまで前進させてリセットを行い、その後の圧電ユニット8の放電位置Pまでの作動により放電が行われるようになっている。
【0073】
本実施形態の作用は、前述のように、操作部材151の補助操作が行われていない初期状態では、図21に示すように、操作部材151の支点部材152が受け溝134aの後部位置にあって圧電ユニット8は未リセット状態であり、この位置での操作部材151の回動操作では圧電ユニット8の放電は行われずに、点火不能状態にある。そして、図22に示すように、操作部材151をリセット阻止部材260の付勢に抗して矢印方向に前進移動させるように補助操作を行うことにより、圧電ユニット8をリセット位置Sまで前進させてリセットを行い、続いて、図23に示すように、操作部材151を矢印の方向に回動操作させると、圧電ユニット8が放電位置Pまで後退した際に放電が行われ、噴出ガスへの点火が行われる。なお、操作部材151の回動操作は、補助操作後に後退した位置で行っても放電が可能である。
【0074】
そして、使用を中止するために操作部材151の回動操作および補助操作を解放すると、圧電ユニット8内のリターンスプリングにより連係部材153および操作部材151は逆方向に復帰回動するが、リセット阻止部材260の付勢により、圧電ユニット8の復帰移動の最終部分が阻止され、図21に示すように、圧電ユニット8のリセットが行われていない初期の位置に戻り、回動操作だけでは点火不能な状態に自動的に復帰する。
【0075】
本実施形態においても同様に、操作部材151の単純な回動操作による点火不能状態の確保と、これを解除する一連の点火操作が得られるとともに自動復帰動作が得られ、その操作性が良好である。
【0076】
<第5の実施の形態>
図24〜図26に他の実施形態の点火器を示し、図24は操作機構の非操作状態を示す要部断面側面図、図25は図24の回動操作状態を示す要部断面側面図、図26は図25からさらに補助操作を行った状態の要部断面側面図である。
【0077】
本実施形態の点火器300(点火棒)は、全体の形態も多少異なっているが、操作機構350の操作と連係構造が異なるものであり、形態が異なっても機能が同一の部分には同一符号を付している。
【0078】
本実施形態の点火器(点火棒)300における操作機構350は、回動可能な操作部材351と、該操作部材351の前端近傍で回動中心となる軸状の支点部材352と、操作部材351の回動に応じて圧電ユニット8を作動させる連係部材353(リンク部材)と、圧電ユニット8の先端に装着される押し部材354とを備えている。
【0079】
前記操作機構350の操作部材351は、後部が高く形成され、斜めに形成された上表面が操作部351aに設けられ、使用者の指が操作部351aに掛けられて後部側を押し込むように回動操作される。この操作部材351の点火操作は、前記支点部材352を中心とした回動操作と、これに加えて、回動操作方向と異なる方向への補助操作すなわち操作部材351を圧電ユニット8の作動方向へ後退移動させる操作とを連続的に行うものである。圧電ユニット8は、放電位置Pまで後退操作された際に放電を行う。
【0080】
前記操作部材351は前部両側の横方向に延びる丸棒状の支点部材352を備え、この支点部材352が本体ケース31における下ケース31bの底面の両側に立設された支承部134の上端に前後方向に長く形成された受け溝134aに回動可能にかつ前後移動可能に保持され、この操作部材151は後部側が円弧移動するように回動自在に、かつ、全体が前後方向すなわち圧電ユニット8の作動方向と平行に移動可能となっている。
【0081】
さらに、前記操作部材351は、中間部に下方に向けて開口した係合溝351bを備え、この係合溝351bにはリンク状の連係部材353の前端軸部353aが回動可能に嵌合されている。この連係部材353の後端軸部353bは、押し部材354の前部に形成された前方に向けて開口した係合溝354aに回動可能に嵌合されている。押し部材354は後方に向いた挿入部354bに圧電ユニット8の前端部が挿入嵌合されている。
【0082】
上記連係部材353は、操作部材351の回動に応じて揺動し、押し部材354を前後方向に摺動させるもので、操作部材351が回動操作された際に、押し部材354を後退移動させて圧電ユニット8を操作するように、操作部材351と圧電ユニット8を連係している。
【0083】
なお、本体ケース31の上ケース31aには、操作部材351が設置される窓部32が開口され、この窓部32の周縁の上ケース31aには保護部133が突出形成されている。保護部133は前側の部分が高く形成され、操作部材351の前部を囲むように設けられる。
【0084】
前記操作部材351は、非操作状態すなわち復帰状態では、図24に示すように、支点部材352が支承部134の受け溝134aの前部側に位置し、この位置での操作部材351の回動操作では、図25に示すように、この操作部材351を矢印の方向に最大回動操作しても、連係部材353を介した圧電ユニット8に対する操作量は、放電位置Pまでの操作量より少なく不足量dだけ不足するように設定され、この状態では圧電ユニット8の放電は行われない。
【0085】
また、前記支点部材352が支承部134の受け溝134aの後部側に位置するまでの補助操作による移動量は、前記不足量dより大きく設定され、操作部材351を前記回動操作に加えて、図26に示すように、回動操作方向と異なる矢印の後退方向への補助操作により、前記連係部材353を介して前記圧電ユニット8を放電位置Pまで操作して圧電ユニット8の放電が行われるようになっている。これらの機能は前述の第3の実施の形態と同様のものである。
【0086】
本実施形態の作用は、前述のように、操作部材351の補助操作が行われていない場合には、図24に示すように、操作部材351の支点部材352が受け溝134aの前部位置にあり、この位置での操作部材351の回動操作では、図25に示すように、連係部材353(リンク部材)を介しての圧電ユニット8の操作量は不足して放電位置Pまで至らずに放電されず、点火不能状態にある。そして、図26に示すように、操作部材351を回動操作に加えて、矢印方向に後退移動させるように補助操作を行うことにより、連係部材353がさらに圧電ユニット8を後退移動させて放電位置Pまで操作することにより、放電が行われ噴出ガスへの点火が行われる。なお、補助操作を回動操作より先行させて行ってもよい。
【0087】
そして、使用を中止するために操作部材351の回動操作および後退補助操作を解放すると、圧電ユニット8内のリターンスプリングにより連係部材353および操作部材351は逆方向に復帰回動するとともに前進移動し、図24に示すような初期の位置に戻り、回動操作だけでは点火不能な状態に自動的に復帰する。
【0088】
本実施形態においても同様に、前端支持の操作部材351およびリンク部材による連係部材353を備えた操作機構350においても、操作部材351の単純な回動操作による点火不能状態の確保と、これを解除する一連の点火操作が得られるとともに自動復帰動作が得られ、その操作性が良好である。
【0089】
<第6の実施の形態>
図27〜図29に他の実施形態の点火器を示し、図27は操作機構の非操作状態を示す要部断面側面図、図28は図27の補助操作を行った状態の要部断面側面図、図29は図28からさらに回動操作状態を示す要部断面側面図である。
【0090】
本実施形態の点火器400(点火棒)は、操作機構450が異なるものであって、その他の機構は第5の実施の形態と同様に構成されており、同一部分には同一符号を付している。また、点火操作は第4の実施の形態と同様の技術思想によるものである。
【0091】
本実施形態の操作機構450は、第5の実施形態と同様の前端支点の操作部材351およびリンク部材による連係部材353を備え、この操作部材351は前部両側の支点部材352によって支承部134の上端に回動可能にかつ前後方向に長い受け溝134aに沿って圧電ユニット8の作動方向と平行に前後移動可能に保持され、その内部には操作部材351と押し部材を連結して圧電ユニット8を作動させる連係部材353が配設されている。
【0092】
そして、操作部材351の点火操作は、支点部材352を中心とした回動操作と、これに先行して、該回動操作方向と異なる方向への補助操作すなわち操作部材351の全体を前方へ圧電ユニット8の作動方向と反対側へ前進移動させる操作とを連続的に行うものである。圧電ユニット8は、前述と同様に、放電位置Pまで後退操作されると放電し、リセット位置Sまで戻ると次の放電動作が可能となる。
【0093】
操作機構450は、圧電ユニット8が前進してリセット位置Sとなるまでの復帰移動を阻止するリセット阻止部材460を備えている。このリセット阻止部材460は、前記操作部材351の前方位置における上ケース31aに設置されたガイド部461を前後に摺動に摺動する押圧部材462を備え、この押圧部材462の背部にコイルバネ463(板バネ、樹脂バネ、その他の弾性材でもよい)が縮装されて、押圧部材462が後方に付勢される。押圧部材462の後端が、操作部材351の前端部にこの操作部材351が回動操作された状態でも常に当接して、操作部材351を後方へ、すなわち圧電ユニット8が前進する復帰移動の最終移動を阻止するように付勢している。
【0094】
そして、図27に示す操作部材351の非操作状態すなわち前回の点火操作からの復帰状態においては、圧電ユニット8がリセット位置Sに復帰移動する前の位置で停止するように、リセット阻止部材460が操作部材351、連係部材353を介して圧電ユニット8を付勢し、その復帰移動を阻止している。つまり、このリセット阻止部材460は、操作部材351の補助操作の復帰移動を行って、支点部材152を受け溝134aの後部位置に移動させるものである。この非操作状態では、圧電ユニット8はリセットされず、この位置からでの操作部材351の回動操作では、圧電ユニット8を放電位置Pまで作動させても放電は行われない。
【0095】
また、前記支点部材352が支承部134の受け溝134aの前部側に位置するまでの補助操作による移動量は、前記圧電ユニット8のリセット位置Sへの移動を許容するものであり、操作部材351を回動操作に先行して、図28に示すように、リセット阻止部材460の付勢に抗して回動操作方向と異なる矢印の前進方向への補助操作により、前記連係部材353を介して前記圧電ユニット8をリセット位置Sまで前進させてリセットを行い、その後の圧電ユニット8の放電位置Pまでの作動により放電が行われるようになっている。
【0096】
本実施形態の作用は、前述のように、操作部材351の補助操作が行われていない初期状態では、図27に示すように、操作部材351の支点部材352が受け溝134aの後部位置にあって圧電ユニット8は未リセット状態であり、この位置での操作部材351の回動操作では圧電ユニット8の放電は行われずに、点火不能状態にある。そして、図28に示すように、操作部材351をリセット阻止部材460の付勢に抗して矢印方向に前進移動させるように補助操作を行うことにより、連係部材353および押し部材354を介して、圧電ユニット8をリセット位置Sまで前進させてリセットを行い、続いて、図29に示すように、操作部材351を矢印の方向に回動操作させると、圧電ユニット8が放電位置Pまで後退した際に放電が行われ、噴出ガスへの点火が行われる。なお、操作部材351の回動操作は、補助操作後に後退した位置で行っても放電が可能である。
【0097】
そして、使用を中止するために操作部材351の回動操作および補助操作を解放すると、圧電ユニット8内のリターンスプリングにより連係部材353および操作部材351は逆方向に復帰移動するが、リセット阻止部材460の付勢により、圧電ユニット8の復帰移動の最終部分が阻止され、図27に示すように、圧電ユニット8のリセットが行われていない初期の位置に戻り、回動操作だけでは点火不能な状態に自動的に復帰する。
【0098】
本実施形態においても同様に、操作部材351の単純な回動操作による点火不能状態の確保と、これを解除する一連の点火操作が得られるとともに自動復帰動作が得られ、その操作性が良好である。
【0099】
なお、図示していないが、前述の第5および第6の実施の形態のような、操作部材351の前端部分が支点部材352により回動可能に支承されるとともにリンク部材による連結部材353が設置されている機構に対しても、前述の第1および第2の実施の形態のようなロック部材による点火ロック状態と、回動操作方向と異なる方向への操作部材の補助操作によってロック解除する機構が採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る点火器の外観斜視図
【図2】図1の中央縦断平面図
【図3】図2の操作機構を一部断面にして示す平面図
【図4】図3のA−A線に沿う断面図
【図5】図3のB−B線に沿う断面図
【図6】図3のC−C線に沿う断面図
【図7】図3のD−D線に沿う断面図
【図8】図4のロック解除状態を示す要部断面正面図
【図9】図5のロック解除状態を示す要部断面側面図
【図10】図9からの点火状態を示す要部断面側面図
【図11】第2の実施の形態に係る点火器の操作機構を一部断面にして示す平面図
【図12】図11のE−E線に沿う断面図
【図13】図12のF−F線に沿う断面図
【図14】図12のロック解除状態を示す要部断面側面図
【図15】図13のロック解除状態を示す要部断面正面図
【図16】図14からの点火状態を示す要部断面側面図
【図17】図16からの復帰途中状態を示す要部断面側面図
【図18】第3の実施の形態に係る点火器の操作機構の非操作状態を示す要部断面側面図
【図19】図18の回動操作状態を示す要部断面側面図
【図20】図19からさらに補助操作を行った状態の要部断面側面図
【図21】第4の実施の形態に係る点火器の操作機構の非操作状態を示す要部断面側面図
【図22】図21の補助操作を行った状態の要部断面側面図
【図23】図22からさらに回動操作状態を示す要部断面側面図
【図24】第5の実施の形態に係る点火器の操作機構の非操作状態を示す要部断面側面図
【図25】図24の回動操作状態を示す要部断面側面図
【図26】図25からさらに補助操作を行った状態の要部断面側面図
【図27】第6の実施の形態に係る点火器の操作機構の非操作状態を示す要部断面側面図
【図28】図27の補助操作を行った状態の要部断面側面図
【図29】図28からさらに回動操作状態を示す要部断面側面図
【符号の説明】
1,10,100,200,300,400 点火器(点火棒)
2 タンク部
3 操作部
4 棒状部
5,50,150,250,350,450 操作機構
6 付勢部材
7 バルブ機構
8 圧電ユニット(発火装置)
9 噴出ノズル
21 タンク本体
22 蓋部材
23 タックカバー
31 本体ケース
31a 上ケース
31b 下ケース
34,134 支承部
34a,134a 受け溝
35 係合部
37 ブラケット
51,151,351 操作部材
51a,151a,351a 操作部
51b 突起
52 支点部材
53,353 連係部材
53a 係合部
53b 溝
54,57 ロック部材
61 ガイド部
62 押圧部材
63 バネ
71 ノズル部材
72 作動レバー
73 ガスパイプ
260,460 リセット阻止部材

Claims (11)

  1. 棒状部の先端に配設されガスを噴出する噴出ノズルと、燃料を収容するタンク部と、該タンク部から前記噴出ノズルへのガスの供給を開閉するバルブ機構と、点火用の放電電圧を発生する発火装置と、前記バルブ機構および発火装置を作動して点火操作を行う操作機構とを備えた点火器において、
    前記操作機構は、本体ケースの中間に配置され、回動操作可能であるとともに回動操作方向と異なる方向への移動による補助操作可能な操作部材と、該操作部材の回動中心となり本体ケースに支持される支点部材と、前記操作部材の回動に応じて前記発火装置を作動させる連係部材と、前記操作部材が非操作状態にある際に係合状態となって該操作部材の回動を禁止して点火ロックする一方前記補助操作に伴って係合が外れるロック部材と、前記操作部材をロック方向に付勢し前記ロック部材を係合させる付勢部材とを備え、
    前記操作部材の点火操作は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記補助操作を行い、前記ロック部材の係合を外して点火ロックを解除してから連続的に前記操作部材を前記支点部材を中心に回動操作して点火操作を行うものであり、該操作部材の復帰移動に伴って初期状態に自動的に復帰することを特徴とする点火器。
  2. 前記支点部材と前記本体ケースとの間に、前記付勢部材の付勢力で互いに係合して点火ロックする前記ロック部材を備え、前記補助操作で前記支点部材を移動させて点火ロックを解除することを特徴とする請求項に記載の点火器。
  3. 前記ロック部材は、前記支点部材または本体ケースに突起状に設けられ、本体ケースまたは支点部材に設けられた係合部と係合して点火ロックすることを特徴とする請求項に記載の点火器。
  4. 前記連係部材と前記本体ケースとの間に、前記付勢部材の付勢力で互いに係合して点火ロックする前記ロック部材を備え、前記補助操作で前記連係部材を移動させて点火ロックを解除することを特徴とする請求項に記載の点火器。
  5. 前記ロック部材は、前記本体ケースまたは前記連係部材に、連係部材または本体ケースに設けられた係合部と干渉する突起状に設けられ、係合部から外れたロック解除時には、連係部材または本体ケースに形成された溝内を通過して、前記連係部材の回動を許容することを特徴とする請求項に記載の点火器。
  6. 前記付勢部材は、前記操作部材の前記補助操作に応じて移動する押圧部材と、該押圧部材を付勢するバネとを備え、前記押圧部材に前記操作部材の一部がその回動に応じて摺動可能に接していることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の点火器。
  7. 棒状部の先端に配設されガスを噴出する噴出ノズルと、燃料を収容するタンク部と、該タンク部から前記噴出ノズルへのガスの供給を開閉するバルブ機構と、点火用の放電電圧を発生する発火装置と、前記バルブ機構および発火装置を作動して点火操作を行う操作機構とを備えた点火器において、
    前記操作機構は、本体ケースの中間に配置され、回動操作可能であるとともに回動操作方向と異なる前後方向への移動による補助操作可能な操作部材と、該操作部材の回動中心となり本体ケースに支持される支点部材と、前記操作部材の回動に応じて前記発火装置を作動させる連係部材とを備え、
    前記操作部材の回動操作に伴う前記連係部材を介した前記発火装置の操作量は、放電位置までの操作量より少なく設定されるとともに、前記操作部材が回動操作方向と異なる前後方向の補助操作により、前記連係部材を介して前記発火装置を作動する方向に移動可能に設置され、
    前記操作部材の点火操作は、前記支点部材を中心とした回動操作に加えて、該回動操作方向と異なる方向に補助操作を相前後して連続的に行って前記発火装置を放電位置まで作動させるものであり、該操作部材の復帰移動に伴って初期状態に自動的に復帰することを特徴とする点火器。
  8. 棒状部の先端に配設されガスを噴出する噴出ノズルと、燃料を収容するタンク部と、該タンク部から前記噴出ノズルへのガスの供給を開閉するバルブ機構と、 点火用の放電電圧を発生する発火装置と、前記バルブ機構および発火装置を作動して点火操作を行う操作機構とを備えた点火器において、
    前記操作機構は、本体ケースの中間に配置され、回動操作可能であるとともに回動操作方向と異なる前後方向への移動による補助操作可能な操作部材と、該操作部材の回動中心となり本体ケースに支持される支点部材と、前記操作部材の回動に応じて前記発火装置を作動させる連係部材と、前記発火装置が次の点火作動が可能となるリセット位置となるまでの復帰移動を阻止するリセット阻止部材とを備え、
    前記操作部材の点火操作は、回動操作方向と異なる前後方向に補助操作を行って前記リセット阻止部材に抗して前記発火装置をリセット位置まで作動させてから、連続的に前記支点部材を中心に回動操作するものであり、該操作部材の復帰移動に伴って初期状態に自動的に復帰することを特徴とする点火器。
  9. 前記リセット阻止部材は、前記操作部材を前記発火装置の作動方向に付勢してリセットを阻止することを特徴とする請求項に記載の点火器。
  10. 前記操作部材の補助操作は、該操作部材の支点位置を前記発火装置の作動方向と平行に移動させることを特徴とする請求項またはに記載の点火器。
  11. 前記連係部材が、前記操作部材の回動操作を発火装置に伝達するリンク部材で構成されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の点火器。
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