JP2003120929A - 着火器 - Google Patents

着火器

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JP2003120929A
JP2003120929A JP2001314077A JP2001314077A JP2003120929A JP 2003120929 A JP2003120929 A JP 2003120929A JP 2001314077 A JP2001314077 A JP 2001314077A JP 2001314077 A JP2001314077 A JP 2001314077A JP 2003120929 A JP2003120929 A JP 2003120929A
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gas
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Masaki Saito
正樹 斉藤
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Tokai Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
    • F23Q2/00Lighters containing fuel, e.g. for cigarettes
    • F23Q2/28Lighters characterised by electrical ignition of the fuel
    • F23Q2/285Lighters characterised by electrical ignition of the fuel with spark ignition
    • F23Q2/287Lighters characterised by electrical ignition of the fuel with spark ignition piezoelectric

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lighters Containing Fuel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスを噴出する噴出ノズルと、燃料を貯蔵す
るガスタンク6と、このガスタンク6から上記噴出ノズ
ルへのガス供給路を開閉するバルブ機構8と、点火用放
電電圧を発生する発火装置15と、点火操作を行なう操
作部材20とを備えた着火器において、別個にロック部
材を設けることなく、したがってロック操作を必要とす
ることなしに不用意な点火操作を阻止する。 【解決手段】 バルブ機構8および着火装置15のうち
の少なくとも一方が、操作部材20の押込み操作に伴っ
てこの操作部材20の押込み方向に移動可能に器具本体
2に設けられ、操作部材20の押込み操作時に、バルブ
機構8および着火装置15のうちの移動可能な部材の移
動を阻止することにより点火を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、「点火棒」とも呼
ばれる着火器に関し、特に、ガスを噴出する噴出ノズル
と、燃料を貯蔵するガスタンクと、このガスタンクから
上記噴出ノズルへのガス供給路を開閉するバルブ機構
と、点火用放電電圧を発生する発火装置と、点火操作を
行なう操作部材とを備えた着火器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような構造を有する着火器は、点
火用操作部材の押込み操作により、調理用ガス器具等を
簡単に点火できる便利なものであるが、不用意に点火す
ることができないように、もしくは、偶発的な点火が起
きないようにロック機構を設けることが要求され、従来
より種々のロック機構を備えた着火器が提案されてい
る。
【0003】例えば、米国特許第6,168,423号に
は、弾性を有する板バネ状部を一端に備えた一体型のロ
ック部材がその中間部を着火器本体に枢支されてなる着
火器が開示されており、この着火器においては、操作部
材(食指で操作される)と干渉してこの操作部材の点火
操作を阻止するロック状態から、ロック部材の他端を例
えば中指で着火器本体内に押し込むことにより、このロ
ック部材が上記板バネ状部の弾性変形により操作部材の
点火操作を許容するロック解除位置に枢動し、中指を離
すと、上記板バネ状部の弾性復元力により前記ロック状
態に復帰するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の着火器においては、ロックを解除するの
に、点火用操作部材を操作する食指以外の指(例えば中
指)が必要となり、操作性の点で問題があった。また、
単にロック部材を押し込むような単純な動作でロックの
解除が可能になってしまうものが多いために、小児でも
両手を用いることによって容易に点火操作を行なうこと
ができるという問題もあった。一方、ロック部材のロッ
ク解除操作があまり複雑になると、着火器の通常使用に
おける点火操作が煩雑となって実用的でなくなる虞れが
あり、また構造が複雑化するとコストの面で不利とな
る。
【0005】さらに、オン・オフ操作を必要とするロッ
ク部材が設けられている場合には、ややもするとロック
部材のロック操作を忘れ勝ちになり、ロック部材を設け
た意味が薄れてしまうことになる。
【0006】上述の事情に鑑み、本発明は、ロック部材
を設けることなく、したがってロック操作を必要とする
ことなしに不用意な点火操作を阻止することができる着
火器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガスを噴出す
る噴出ノズルと、燃料を貯蔵するガスタンクと、このガ
スタンクから上記噴出ノズルへのガス供給路を開閉する
バルブ機構と、点火用放電電圧を発生する発火装置と、
点火操作を行なう操作部材とを備え、上記バルブ機構お
よび上記発火装置のうちの少なくとも一方が、上記操作
部材の押込み操作に伴ってこの操作部材の押込み方向に
移動可能に器具本体に設けられ、上記操作部材の押込み
操作時に、上記バルブ機構および上記発火装置のうちの
移動可能な部材の移動を阻止することにより点火を可能
にしたことを特徴とするものである。
【0008】すなわち、本発明においては、バルブ機構
および発火装置のうちのバルブ機構のみが移動可能に設
けられている場合と、発火装置のみが移動可能に設けら
れている場合と、バルブ機構および発火装置の双方が移
動可能に設けられている場合とを含む。そして、バルブ
機構および発火装置のうちの少なくとも一方が、操作部
材の押込み操作に伴って移動すると、点火が不能になる
ように構成されている。
【0009】この場合、少なくともバルブ機構が移動可
能に設けられている場合には、上記ガスタンクがバルブ
機構と一体に移動可能に器具本体に設けられているとと
もに、この記器具本体が、ガスタンクの後部を後方に突
出させる開口を備え、ガスタンクの後部の開口からの突
出阻止により、バルブ機構の移動阻止が行なわれること
が好ましい。
【0010】また、上記器具本体の開口から突出するガ
スタンクの後部を覆うカバーが器具本体の後端に前後方
向に摺動可能に取り付けられ、ガスタンク後部の上記開
口からの突出阻止が、上記カバーの移動阻止により行な
われることが好ましい。
【0011】必要に応じて、ガスタンクの後部と上記カ
バーとの間に、バルブ機構を操作部材とともに原位置に
復帰させるスプリングが介装される。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、バルブ機構および発火
装置のうちの少なくとも一方が、操作部材の押込み操作
に伴ってこの操作部材の押込み方向に移動可能に器具本
体に設けられていて、この移動を阻止しない限り点火が
不能なように構成されているから、従来のこの種の着火
器が備えているような操作部材のロック機構を設けなく
とも不用意な点火を防止することができる。
【0013】特に、ガスタンクがバルブ機構と一体に移
動可能に器具本体に設けられていて、バルブ機構の移動
阻止が、器具本体の開口からのガスタンク後部の突出を
阻止することにより行なわれるように構成されている場
合、ガスタンク後部の上記開口からの突出阻止と、操作
部材の押し込み操作とを片手で同時に行なうことができ
るとともに、点火操作に際してロック機構を解除する手
間を必要としないから、操作性も優れている。そして、
このような同時操作は、手の小さい小児では不可能であ
ると言えるから、小児による不用意な点火操作を防止す
ることができる。
【0014】また、従来の着火器のようにオン・オフ式
のロック機構を備えていないことは、ロック機構をセッ
トするのを忘れるという虞れもなく、安全性も向上す
る。
【0015】さらに、バルブ機構を操作部材とともに原
位置に復帰させるスプリングがガスタンク後部と移動カ
バーとの間に介装されている場合には、操作性をさらに
向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について詳細に説明する。
【0017】図1〜図3は、本発明による着火器の第1
の実施の形態の要部断面図を示し、図1は初期状態、図
2は点火が不能な状態、図3は点火操作状態をそれぞれ
示す。なお、図における左方を前方とし、右方を後方と
する。
【0018】図において、着火器1は、紙面を含む面で
縦に二分割される中間ケース4と、この中間ケース4の
前方に中間ケース4と一体的に設けられた、ガスを噴出
する噴出ノズルを先端に備えた細長い棒状の点火部(先
端部分は図示省略)3と、中間ケース4の後部に印籠嵌
合によって着脱可能に取り付けられた、前後端が開放状
態の筒状の後部ケース5とからなる器具本体2を備え、
中間ケース4と後部ケース5とによって把持部が構成さ
れている。
【0019】後部ケース5内には、ガス供給ユニット7
が前後方向に摺動自在に収容されている。このガス供給
ユニット7は、ブタンガス等の高圧ガスを収容するガス
貯蔵室6aを備えたガスタンク6と、このガスタンク6
の前壁上部に配設されたバルブ機構8とを備えている。
このバルブ機構8は、ガス貯蔵室6aから噴出ノズルへ
向かうガス通路を開閉するためのもので、そのガス通路
に、弁としての機能を有するノズル部材10が介装さ
れ、このノズル部材10は、バルブ機構8内に配設され
たスプリングによって後方に付勢されてガス通路を閉じ
ている。ノズル部材10の先端部分には、このノズル部
材10を開操作する回動レバー14の一端部が係合さ
れ、後述する操作部材20の押込み操作により回動レバ
ー14が回動されてノズル部材10を前進させ、これに
よってガス通路が開かれてノズル部材10を通じた図示
しない噴出ノズルへのガスの供給が行なわれるように構
成されている。
【0020】ノズル部材10の最先端部の延長線上に
は、ガスパイプ18に接続されたコネクタ部材16が中
間ケース4に固定されて設けられており、ガスパイプ1
8は点火部3の先端部まで延びて噴出ノズルに接続され
ている。なお、ガスの供給量、すなわち炎の大きさは、
調整スリーブ12に連接されて外部に突出した炎調整用
つまみ13の回動によって調整される。
【0021】図1に示す初期状態においては、ガスタン
ク6の後部6cは後部ケース5の後端の開口から僅かに
後方へ突出しており、この突出した後部6cを覆うため
の有底筒状の移動カバー9が、後部ケース5の後端に前
後方向に摺動可能に取り付けられている。この移動カバ
ー9は、ガスタンク6の後端に接する平坦な後壁9a
と、後部ケース5の外周面に弾性的に嵌着される筒状の
周壁9bとを備え、この周壁9bの内周面の前端と、後
部ケース5の外周面の後端とにそれぞれ凸縁9cおよび
5aが環設されていることによって、通常の状態では移
動カバー9が後部ケース5から外れないようになってい
る。そして、この移動カバー9は、図1に示す初期状態
においてガスタンク6の後端に接する前方位置と、後部
ケース5の後端縁からさらに突出したガスタンク6の後
部6cに押されて移動した図2に示す後方位置との間で
摺動可能に後部ケース5に取り付けられている。
【0022】バルブ機構8の下方には、点火用の放電電
圧を発生させる発火装置の一つである圧電ユニット15
が配設されている。この圧電ユニット15は、スプリン
グ(図示は省略)を内装した細長い筒状の圧電本体部1
5aと、上記スプリングによって前方へ突出するように
付勢されたスライド部15bとからなる。上記圧電本体
部15aの後部を収容するため、ガスタンク6の前壁の
バルブ機構8の下部には凹部6bが前方側から形成され
ており、この凹部6b内に圧電本体部15aが前方側か
ら挿入されて装着されている。圧電本体部15aの後端
面は凹部6bの垂直な後壁面に当接し、これにより、圧
電本体部15aの後退に伴ってガス供給ユニット7が一
体に後退し、ガス供給ユニット7の前進に伴って圧電本
体部15aが一体に前進するように構成されている。
【0023】圧電ユニット15の一方の極に接続された
リード線23は、図示しない放電電極に接続されてい
る。また、他方の極は図示しない経路を経て、点火部3
先端の噴出ノズルに接続される。
【0024】後部ケース5とともに把持部を形成する中
間ケース4には、前後にスライドする点火用操作部材2
0が配設されている。この操作部材20は、中間ケース
4内に摺動自在に支持される箱状基部20bを有し、こ
の箱状基部20bの前端に操作部20aが設けられ、箱
状基部20b内の中壁20cより上部側に圧電ユニット
15のスライド部15bが後方側から嵌着されている。
また、箱状基部20bのバルブ機構8側の端部には、後
方に延長された脚部20dが連接されており、この脚部
20dは、操作部材20の点火操作時に回動レバー14
の端部に係合して、回動レバー14を回動させる機能を
有する。
【0025】回動レバー14は略L字状に形成され、中
間部分の支点を中心にして回動自在に支持され、操作部
材20の脚部20dによって図の反時計方向に回動され
た場合に、バルブ機構8のノズル部材10を前方へ引き
出してガス通路を開くとともに、ノズル部材10をコネ
クタ部材16と結合させ、これによって、ガスがコネク
タ部材16を介してガスパイプ18に供給されるように
構成されている。
【0026】次に、以上のような構成を有する着火器1
の作用について説明する。
【0027】先ず図1に示す初期状態において、移動カ
バー9の後壁9aに対しこれを前方に押圧する力を加え
ない状態で、すなわちガス供給ユニット7および圧電ユ
ニット15の後退が許容されている状態で、把持部を片
手で把持して指で操作部材20の押込み操作を行なった
場合、操作部材20によって圧電ユニット15のスライ
ド部15bに加えられた力がスプリングを圧縮させるこ
となく(この場合スプリングは剛体として作用する)そ
のまま圧電本体部15aに伝達されて、発火装置15全
体が操作部材20に押されてガス供給ユニット7ととも
に後退するから、ガスタンク6の後部6cが後部ケース
5の後端からさらに突出した図2の状態となり、操作部
材20が押込み操作されたにも拘らず、圧電ユニット1
5による放電電圧発生動作は行なわれない。
【0028】また、図2から明らかなように、操作部材
20の押込み操作によるガス供給ユニット7の後退に伴
って、そのバルブ機構8がノズル部材10とともに後退
することにより、操作部材20とノズル部材10との相
対位置関係は図1の状態と変わらず、回動レバー14も
回動されず、したがって、バルブ機構8のガス通路は閉
鎖されたままに保たれる。そして、操作部材20から指
を離すとともに移動カバー9の底壁9aを前方に押圧す
ることにより、ガス供給ユニット7が圧電ユニット15
および操作部材20とともに図1に示す初期状態に復帰
する。
【0029】一方、図1に示す状態において、把持部を
把持するとともに、移動カバー9の底壁9aを掌の拇指
の根元部で押圧係止して、ガス供給ユニット7および圧
電ユニット本体部15aの後退を阻止した状態で、操作
部材20の押込み操作を行なった場合には、図3に示す
ように、操作部材20の脚部20dが、回動レバー14
の端部に係合して、回動レバー14を図の反時計方向に
回動させるから、バルブ機構8のノズル部材10が前方
へ引き出されてバルブ機構8のガス通路が開かれ、ガス
がコネクタ部材16を介してガスパイプ18に供給さ
れ、点火部3の先端の噴出ノズルからガスが噴出する。
【0030】これと同時に、圧電ユニット15のスライ
ド部15bが、圧電本体部15a内に内装されているス
プリングを圧縮しながら圧電本体部15a内に没入して
放電電圧が発生するから、噴出ノズルに点火用火花が発
生してガスの炎が生じる。
【0031】以上の説明で明らかなように、本実施の形
態においては、点火用操作部材20の押込み操作時に、
ガスタンク6とこのガスタンク6からのガス通路を開閉
するバルブ機構8とを備えたガス供給ユニット7と、圧
電本体部15aとこの圧電本体部15aに内装されたス
プリングにより前方へ付勢されたスライド部15bとを
備えた圧電ユニット15とが、点火用操作部材20の押
込み方向に移動し得るように器具本体2に設けられてい
るから、移動カバー9の後壁9aを押圧係止して移動カ
バー9の移動を阻止しない限り、点火用操作部材20の
押込み操作に伴って圧電本体部15aおよびガス供給ユ
ニット7が後退して、点火を不能にする。
【0032】そして、上記把持部を把持し、移動カバー
9の後壁9aを押圧係止してガス供給ユニット7の器具
本体2内での移動を阻止しつつ点火用操作部材20を押
込み操作をすることにより、バルブ機構8の開動作と、
圧電ユニット15のスライド部15bの圧電本体部15
aへの没入とを同時に可能にして点火がなされる。
【0033】本実施の形態においては、ガス供給ユニッ
ト7および圧電本体部15の移動阻止が、移動カバー9
の移動阻止によって行なわれることにより、ガス供給ユ
ニット7および圧電本体部15aの移動阻止と、操作部
材20の押込み操作とを片手で同時に行なうことができ
るから、操作性も優れている。
【0034】そしてこのような操作部材20の押込み操
作と、移動カバー9の後壁9aを押圧係止とを片手で同
時に行なうことは、手の小さい小児では不可能であると
言えるから、小児による不用意な点火操作を防止するこ
とができるのである。
【0035】また、従来の着火器のようにオン・オフ式
のロック機構を備えていないから、点火操作に際してロ
ック機構を解除する手間を必要とせず、またロック機構
をセットするのを忘れる虞れもなくなる。なお、発火装
置として圧電ユニット15に代わり、電池を用いてもよ
い。
【0036】次に図4および図5は、本発明による着火
器の第2の実施の形態における初期状態と点火不能な状
態とを、図1および図2にそれぞれ対応させて示す要部
断面図である。なお、図4および図5においては、図1
および図2に対応する部分に同一符号を付して、重複す
る説明は省略する。
【0037】上述した本発明の第1実施の形態では、ガ
スタンク6とバルブ機構8とからなるガス供給ユニット
7と、圧電ユニット15とが、ともに移動可能に器具本
体2に設けられていたが、本実施の形態では、圧電ユニ
ット15は器具本体2に固定されており、図5に示すよ
うに、操作部材20の押込み操作に伴ってガス供給ユニ
ット7のみが後退して、ノズル部材10の開操作が行な
われないように構成されている。
【0038】したがって、操作部材20の押込み操作を
行なった場合、点火用火花は発生するが、噴出ノズルへ
のガスの供給は行なわれないから、上述した第1の実施
の形態と同様に、小児による不用意な点火操作を防止す
ることができる。
【0039】なお、上述の第2の実施の形態に代えて、
ガス供給ユニット7を器具本体に固定し、操作部材20
の押込み操作に伴って圧電ユニット15のみが後退して
点火を不能にする構成も考えられるが、その場合は、噴
出ノズルへのガスの供給を止める機構を付加することが
好ましい。
【0040】次に、図6および図7は、本発明による着
火器の第3の実施の形態の初期状態および点火可能状態
をそれぞれ示す要部断面図である。本実施の形態は、図
1〜図3に示した第1の実施の形態にオートリターン機
構を付加したものである。
【0041】すなわち、図6に示す構成では、ガスタン
ク6の後部6cを覆うために後部ケース5の後端に前後
方向に摺動可能に取り付けられているコップ状の移動カ
バー29が、その後壁29aの前面中央部に前方へ突出
する凸部29dを備えているとともに、この凸部29d
に一端を支持されたコイルスプリング25が、移動カバ
ー29の後壁29aとガスタンク6の後端面との間に介
装されている。この場合、移動カバー29の周壁29b
の前後方向の長さが、凸部29dの突出距離分だけ図1
に示す移動カバー9よりも前後方向に長く形成されてい
る。
【0042】そして、移動カバー29の周壁9bの内周
面の前端と、後部ケース5の外周面の後端とにそれぞれ
凸縁29cおよび5aが環設されていることによって、
移動カバー29はコイルスプリング25の付勢力によっ
て、凸縁29cおよび5a同士が係合した後方位置に保
持されている。
【0043】上記スプリング25の付勢力は、圧電ユニ
ット本体部15aに内装されているスプリングの付勢力
よりも弱く設定されており、したがって、ガス供給ユニ
ット7および圧電ユニット15は、このままの状態での
操作部材20の押込み操作により、ガスタンク6の後端
部6cが移動カバー29の凸部29dの前端面に当接す
る位置まで、すなわち図2と同様の位置まで、スプリン
グ25を圧縮しながら後退が可能であり、これによって
点火を不能にしている。そして操作部材20から指を離
せば、スプリング25の付勢力により、ガス供給ユニッ
ト7が圧電ユニット15および操作部材20とともに図
6に示す初期状態に自動的に復帰する。
【0044】一方、操作部材20の押込み操作を行なう
際に、移動カバー29の後壁29aを前方に押圧して、
図7に示すように、移動カバー29の凸部29dをガス
タンク6の後端面に当接させ、ガス供給ユニット7およ
び圧電ユニット本体部15aの後退を阻止した状態で、
操作部材20の押込み操作を行なった場合には、図3と
同様に、点火操作が可能になる。
【0045】本実施の形態によれば、移動カバー29の
後壁29aとガスタンク6の後端面との間にスプリング
25が介装されていることにより、後退したガス供給ユ
ニット7および圧電ユニット15を自動的に復帰させる
ことができ、その分、第1の実施の形態よりも操作性が
向上する。なお、本実施の形態においては、コイルスプ
リング25を使用しているが、これに限らずその他の構
造のスプリングを用いることも可能である。
【0046】また、上述した第1および第2の実施の形
態においては、移動カバー9,29の後壁9a,29a
を押圧係止することにより、ガス供給ユニット7および
圧電本体部15aの後退を阻止しているが、上記構成に
限らず、その他の係止手段を用いても本発明の目的を達
成することができること明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による着火器の第1の実施の形態の初期
状態を示す要部断面図
【図2】図1の着火器の点火不能状態を示す要部断面図
【図3】図1の点火棒の点火操作状態を示す要部断面図
【図4】本発明による着火器の第2の実施の形態の初期
状態を示す要部断面図
【図5】図4の着火器の点火不能状態を示す要部断面図
【図6】本発明による着火器の第3の実施の形態の初期
状態を示す要部断面図
【図7】図6の着火器の点火可能状態を示す要部断面図
【符号の説明】
1 着火器 2 器具本体 3 点火部 4 中間ケース 5 後部ケース 6 ガスタンク 7 ガス供給ユニット 8 バルブ機構 9,29 移動カバー 10 ノズル部材 14 回動レバー 15 圧電ユニット(発火装置) 15a 圧電本体部 15b 圧電ユニットのスライド部 20 点火用操作部材 25 コイルスプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスを噴出する噴出ノズルと、燃料を貯
    蔵するガスタンクと、該ガスタンクから前記噴出ノズル
    へのガス供給路を開閉するバルブ機構と、点火用放電電
    圧を発生する発火装置と、点火操作を行なう操作部材と
    を備え、 前記バルブ機構および前記発火装置のうちの少なくとも
    一方が、前記操作部材の押込み操作に伴って該操作部材
    の押込み方向に移動可能に器具本体に設けられ、前記操
    作部材の押込み操作時に、前記バルブ機構および前記発
    火装置のうちの移動可能な部材の移動を阻止することに
    より点火を可能にしたことを特徴とする着火器。
  2. 【請求項2】 前記ガスタンクが前記バルブ機構と一体
    に移動可能に前記器具本体に設けられているとともに、
    該器具本体が、前記ガスタンクの後部を後方に突出させ
    る開口を備え、前記ガスタンクの後部の前記開口からの
    突出阻止により、前記バルブ機構の移動阻止が行なわれ
    ることを特徴とする請求項1記載の着火器。
  3. 【請求項3】 前記器具本体の開口から突出する前記ガ
    スタンクの後部を覆うカバーが前記器具本体の後端に前
    後方向に摺動可能に取り付けられ、前記ガスタンク後部
    の前記開口からの突出阻止が、前記カバーの移動阻止に
    より行なわれることを特徴とする請求項2記載の着火
    器。
  4. 【請求項4】 前記ガスタンクの後端と前記カバーとの
    間に、前記バルブ機構を前記操作部材とともに原位置に
    復帰させるスプリングが介装されていることを特徴とす
    る請求項3記載の着火器。
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