JP3580467B2 - ガス機器のガス量調整装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はガス機器のガス量調整装置に関し、詳しくは点火時におけるバーナの火力を安全な中火力に設定するガス量調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、テーブルコンロ等のガス機器においては、中華料理のように大火力を用いる場合から、煮物のようにとろ火を用いる場合まで多様な料理に対応させるために広い火力調節範囲が要求されるが、点火時にミスなく確実にダイレクト着火させるためには、バーナの火力が中火力以上に設定されていなければならない。
しかし、大火力で着火された場合には、使用者によっては予想を越えた炎となって、燃えやすい化学繊維等の衣服を焦がしたりして、特に、高齢者が安心して利用できないこととなる。
そこで、例えば、実開平8−285279号公報に示されるように、点火操作に連動して、点火に適切な中火力位置へ強制的に設定するガス量調節機構が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、点火操作に連動して中火力への設定が行われると、点火操作によっては、中火力への設定途中で強火力のまま着火してしまうといった問題を生じる場合があった。
例えば、通常、テーブルコンロでは、バーナの熱起電力を利用してガス流路を開弁保持するマグネット式安全弁が組込まれており、消火直後に再び点火するような、速い繰り返しでの点火操作を行った場合には、マグネット式安全弁が余熱により開弁保持されているため、中火力への設定が完了しないうちにガス開閉弁が開弁して着火することになってしまう。
即ち、点火操作によっては、点火に適切な中火力位置への設定が機能せず、強火力での着火となる場合があった。
そこで、本発明のガス機器のガス量調整装置は、たとえ速い繰り返し点火が行われた場合であっても、確実に中火力となって点火を行なえるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1記載のガス機器のガス量調整装置は、
消火位置から操作ボタンを押して手を離すとガス流路のメイン弁を開弁保持する燃焼位置となり、該燃焼位置から上記操作ボタンを押して手を離すと該メイン弁が閉弁する消火位置に戻る点火・消火機構と、
回動自在に軸支され、バーナの火力を強火力から弱火力まで火力を調整する回動スライド式のガス量調節レバーと、
上記点火・消火機構に連動して、上記ガス量調節レバーを中火力位置に設定し直す火力リセット部とを備えたガス機器のガス量調整装置において、
上記火力リセット部には、消火操作により上記燃焼位置から上記操作ボタンが押され手が離されて上記消火位置に戻るときリセットバネによる付勢力により上記ガス量調節レバーに当接して中火力位置へ移動させると共に、点火操作により上記消火位置から上記操作ボタンを押したとき上記ガス量調節レバーから退避し、上記燃焼位置で上記ガス量調節レバーの調節を自由とするリセットレバーを設けたことを要旨とする。
【0005】
また、本発明の請求項2記載のガス機器のガス量調整装置は、請求項1記載のガス機器のガス量調整装置において、
上記リセットバネは、上記点火・消火機構に組込まれ、消火方向に付勢する戻しバネを兼用することを要旨とする。
また、本発明の請求項3記載のガス機器のガス量調整装置は、請求項1記載のガス機器のガス量調整装置において、
上記消火位置では、上記リセットバネの付勢力により火力調節レバーが中火力に保たれることを要旨とする。
【0006】
上記構成を有する請求項1記載のガス機器のガス量調整装置は、点火・消火機構を消火位置にすると、それに連動してリセットバネにより付勢されたリセットレバーがガス量調節レバーを押して中火力位置に移動させる。
また、点火・消火機構を燃焼位置にすると、それに連動してリセットレバーがガス量調節レバーから退避し、ガス量調節レバーを規制しなくなり自由に火力調節ができる。
従って、ガス量調節レバーにより、燃焼時の火力が強火力または弱火力に設定されている場合であっても、消火の際には、ガス量調節レバーが中火力に設定される。
この結果、速い繰り返し点火操作を行っても、前もって中火力に設定されており、常に、中火力で燃焼を開始するため、ガス機器における安全性を高めることができる。
【0007】
また、請求項2記載のガス機器のガス量調整装置は、リセットバネを別途設ける必要がなく、コスト高をおさえることができる。
また、請求項3記載のガス機器のガス量調整装置は、消火位置で火力調節レバーによるスライド回動操作が行われた場合であっても、リセットバネの付勢力により火力調節レバーが中火力に保たれる。
【0008】
【発明の実施形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明確にするために、以下、本発明のガス量調節装置を設けた燃焼装置の好適な実施例について説明する。
図13は燃焼装置であるテーブルコンロの平面図を示し、図14はその正面図を示している。
このテーブルコンロ50には、左右に2組のバーナ52a、52bが設けられ、前面に設けられるバーナ点火用の操作ボタン6aまたは6bを押すことによりそれぞれのバーナ52aまたは52bが点火され、再度押すことにより消火される。
また、スライド回動操作によって火力を調整する火力調節つまみ1a、1bは、各々の操作ボタン6a、6bの上方に設けられる。
【0009】
図1は、点火・消火機構およびガス量調節機構の概略構成図である。
点火・消火機構には、点火・消火操作用の操作ボタン6と、押圧操作によって回動(図の右方向)する押動レバー7と、この押動レバー7に当接し押圧操作により進退してガス流路内のスピンドル16を押す摺動部材10と、スピンドル16を図の左方へ付勢する戻しバネ17と、スピンドル16に固着され操作ボタン6による点火操作により吐出口18へのガス流路を開閉するメイン弁19と、同じく点火操作により押動されてガス流路を開き、燃焼時に熱起電力によって開弁状態に保持されるマグネット式安全弁20とが設けられる。
また、吐出口18の下流には、火力調節つまみ1のスライド回動操作に連動して流路の開度を変えるニードル部21が設けられ、この下流でバーナ52a、52b(以下、バーナ52と呼ぶ。)に連通されている。
【0010】
上述した摺動部材10は、ケーシング11内にプッシュバネ13を介して設けられ、摺動部材10の側面には点火時と消火時とで交互に摺動部材10の進退位置を決定するプッシュプッシュ機構14が設けられる。
このプッシュプッシュ機構14は、点火操作における押圧を開放するとメイン弁19を開弁したまま、マグネット式安全弁20を閉弁可能状態とする位置まで後退して摺動部材10を係止し(燃焼位置)、消火操作における押圧を開放すると摺動部材10の係止を解除し、所定ストロークだけ図の左方向にスピンドル16を戻してメイン弁19を閉弁させるように設けられる(消火位置)。
【0011】
この摺動部材10の側面近傍には、摺動部材10の進退と連動してON/OFFする点火スイッチ15が設けられる。この点火スイッチ15は、点火操作における押し込み位置でONして点火器(図1)を作動させ、燃焼位置(図3)および消火位置(図1)で0FFして点火器を停止する関係に設けられる。
【0012】
ガス量調節機構には、スライド回動操作によって火力調節する火力調節つまみ1と、その火力調節つまみ1が装着されて操作力により回動する火力調節レバー2と、火力調節レバー2に連動してガス流量を調節するニードル部21と、操作ボタン6による消火操作によって火力調節レバー2を中火力位置に設定し直す火力リセット部24とが設けられる。
【0013】
このニードル部21には、図4に示すように、火力調節レバー2に連動して上下動し、その位置に応じたガス流量に調節するニードル23が設けられ、その上部には中心軸に直交する方向に挿通する係止ピン25が固定される。この係止ピン25は、火力調節レバー2に設けた斜め長孔2aに移動可能に挿通され、固定される固定板4に形成される長孔4aに挿通される。そして、火力調節レバー2が左右に操作されることにより、係止ピン25は火力調節レバーの斜め長孔2aと固定板4の長孔4aとに案内されて、ニードル23を上下に移動する。従って、ニードル23では、火力調節つまみ1を左右へ回動することによって、その位置に応じた開度になってガス量、即ち、火力が調節される。
【0014】
また、火力リセット部24には、図1に示すように、一端で軸支され、点火操作による押圧操作によって時計方向に回動し、消火操作による押圧操作を開放すると戻しバネ17およびプッシュバネ13力により反時計方向に回動する押動レバー7と、押動レバー7の他端と連結されて押動力を伝える連結板8と、この連結板8に接続されて押圧操作によって回動するリセットレバー9とが設けられる。
【0015】
このリセットレバー9は、図5に示すように、2つのL字状板を所定間隔あけて互いに向い合うようにコの字形に一体形成した金具で支軸5により軸支されると共に、コの字形の連結板8と回動可能に連結される。
また、互いに向かい合うように左右に形成されたつめ片9a、9bは、火力調節レバー2における左右の端部3a、3bに接離するように設けられる。
【0016】
次に、点火,消火操作時における動作について、図1乃至図3を用いて説明する。
尚、図1は消火後の消火位置を、図2は点火の際に押圧する終端位置を、図3は燃焼位置を示している。
【0017】
点火操作時に、操作ボタン6がマグネット式安全弁20の全開位置まで押し付けられたときには、押動レバー7および連結板8を介してリセットレバー9が支軸5を中心に時計方向に回転し、リセットレバー9のつめ片9a、9bが火力調節レバー2の端部3a、3bから離間する(図1→図2)。(火力調節レバー2は、後述するように消火位置で中火力に設定されている。)
そして、バーナ52への着火を確認して操作ボタン6から手を離すと、プッシュバネ13および戻しバネ17によりリセットレバー9が反時計方向に回転して戻るが、プッシュプッシュ機構14における燃焼位置で係止され、リセットレバー9と火力調節レバー2との離間を保つ(図2→図3)。
従って、燃焼状態では、火力調節つまみ1を自由に回動操作でき、火力調節することができる(図3および図6(ロ))。
【0018】
続いて、消火操作を行って操作ボタン6が押されると、リセットレバー9が少し時計方向に回転し、手を離すと、プッシュプッシュ機構14の係止が解除され、摺動部材10およびスピンドル16がプッシュバネ13および戻しバネ17により図左方向に戻り、その付勢力が押動レバー7、連結板8からリセットレバー9に伝達され、リセットレバー9が反時計方向に回転する(図5に示す矢印方向に作用する。)。そして、リセットレバー9のつめ片9a、9bが火力調節レバー2の端部3a、3bに当接し、火力調節つまみ1が強火力または弱火力位置にある場合には、火力調節レバー2を中火力位置に戻す(図3→図1)(図6(ロ)→(イ))。
また、消火位置で、更に、火力調節つまみ1によるスライド回動操作が行われた場合であっても、リセットレバー9に伝達される付勢力によって、中火力位置に保たれる。
【0019】
以上、説明したように本実施例のテーブルコンロのガス量調節装置は、消火位置で作用するバネ力により、火力調節つまみ1が中火力位置に戻されて設定される。従って、燃焼中にどのような火力に調節されていたとしても、次の点火時には、常に、中火力のガス量となって、適切な着火が行われる。
この結果、消火直後、マグネット式安全弁20が開弁保持され、メイン弁19の開弁と同時に着火してしまう場合であっても、確実に中火力となって点火が行なわれる。
従って、高齢者であっても安心して燃焼機器の使用ができる。
また、常に使用頻度の高い中火力からスタートするため、わざわざ中火力に調節する手間も省け使い勝手がよい。
また、火力調節レバー2を中火力位置に戻す力は、点火・消火機構に組込まれ、消火方向に付勢するプッシュバネ13および戻しバネ17力を利用するため、後述する第2実施例のように、リセットレバー9を付勢するバネを別途設ける必要がなく、コスト高をおさえることができる。
【0020】
次に、第2実施例について図7乃至図9に基づいて説明する。
尚、図7は消火後の消火位置を、図8は点火の際に押圧する終端位置を、図9は燃焼位置を示している。この第2実施例においては、第1の実施例と同じ部分については図面に同一符号を付して重複した説明を省略する。
第1実施例は、消火位置で火力調節つまみ1を中火力にする付勢力として、点火・消火機構に組み込まれたバネ力を利用するのに対し第2の実施例では、専用のリセットバネ22をリセットレバー90に設けた点が異なる。
リセットレバー90は、同様に、つめ片9a、9bを備えて火力調節レバー2における左右の端部3a、3bに接離するように設けられる。また、図7に示すように、その他端には後述する押動レバー70から押圧力を伝達されると共に、その当接部を下側に案内するガイド部90cが設けられ、リセットレバー90を反時計方向に付勢するリセットバネ22が設けられる。
押動レバー70には、リセットレバー90に押圧力を伝達すると共に、リセットレバー90の下に滑り込む丸み部70aが形成される。
【0021】
次に、第2実施例における動作を説明する。
点火操作時に、操作ボタン6がマグネット式安全弁20の全開位置まで押し付けられたときには、押動レバー70の丸み部70aがリセットレバー90に当接し、リセットバネ22力に打ち勝って回動し、リセットレバー90のつめ片9a、9bが火力調節レバー2の端部3a、3bから離間する(図7→図8)。(火力調節レバー2は、消火位置で中火力に設定されている。)
そして、バーナ52への着火を確認して操作ボタン6から手を離すと、リセットバネ22によりリセットレバー90が逆方向に回動して戻るが、プッシュプッシュ機構14における燃焼位置で係止され、リセットレバー90と火力調節レバー2との離間が保たれている(図8→図9)。
従って、この燃焼位置では、火力調節つまみ1を自由に回動し、火力を調節することができる(図9および図6(ロ))。
【0022】
次に、消火操作時に、操作ボタン6が押されると、リセットレバー90が少し時計方向に回転し、手を離すと、プッシュプッシュ機構14の係止が解除され、摺動部材10およびスピンドル16がプッシュバネ13および戻しバネ17により図左方向に戻る。このとき、リセットレバー90がリセットバネ22により反時計方向に回転する。
従って、リセットレバー90のつめ片9a、9bが火力調節レバー2の端部3a、3bに当接し、燃焼時に火力調節つまみ1が強火力または弱火力位置にある場合には、リセットバネ22が火力調節レバー2を中火力位置に戻す(図9→図7)(図6(イ))。
また、消火位置で、更に、火力調節つまみ1による調節が行われた場合であっても、リセットバネ22により中火力に保たれる。
【0023】
この第2実施例では、リセットレバー90に直接リセットバネ22を設けるので、点火・消火機構における摺動抵抗の増加とは関係なく、また、ストロークのロスなくバネ力を有効にリセットレバー90へ伝えることができる。
また、押動レバー70とリセットレバー90とを連結するリンク機構(第1実施例の連結板8に相当する)が不要であるため、修理の際に、接続部を外す必要が無くなって修理が容易である。
更に、消火位置で、万が一にもリセットレバー90がリセットバネ22により反時計方向に回転しないトラブルが発生した場合であっても、押動レバー70は、消火位置に戻って、メイン弁19を確実に閉弁させることができる。
【0024】
次に、第3実施例について図10乃至図12に基づいて説明する。
尚、図10は消火後の消火位置を、図11は点火の際に押圧する終端位置を、図12は燃焼位置を示している。この第3実施例においては、第2の実施例と同じ部分については図面に同一符号を付して重複した説明を省略する。
前述の第2実施例は、押動レバー70からリセットレバー90に押動力を伝達するのに対し、第3の実施例では、押動レバー70とリセットレバー91間に、補助レバー92を設けた点が異なる。
リセットレバー91は、同様に、つめ片9a、9bを備えて火力調節レバー2における左右の端部3a、3bに接離するように設けられる。また、図10に示ように、リセットレバー91の他端には、軸支されて回動可能なコの字形の補助レバー92と、このリセットレバー91を反時計方向に付勢するリセットバネ93とが設けられる。
この補助レバー92の側面には円弧状の案内長孔95が設けられ、本体12に固定された支軸94が挿通される。また、補助レバー92には、押動レバー70からの押圧力を受けるように、その中央に当接面92cが設けられる。
【0025】
次に、第3実施例における動作を説明する。
点火操作時に、操作ボタン6がマグネット式安全弁20の全開位置まで押し付けられたときには、押動レバー70の丸み部70aが補助レバー92に当接し、補助レバー92は、案内長孔95に挿通する支軸94に案内され、反時計方向に回動しながら移動する。そして、その回動支点が設けられるリセットレバー91に移動力が伝達され、リセットバネ93力に打ち勝って、リセットレバー91を時計方向に回動し、リセットレバー91のつめ片9a、9bが火力調節レバー2の端部3a、3bから離間する(図10→図11)。(火力調節レバー2は、消火位置で中火力に設定されている。)
そして、バーナ52への着火を確認して操作ボタン6から手を離すと、リセットバネ93によりリセットレバー91が逆方向に回動して戻るが、プッシュプッシュ機構14における燃焼位置で係止され、リセットレバー91と火力調節レバー2との離間が保たれている(図11→図12)。
従って、この燃焼位置では、火力調節つまみ1を自由に回動し、火力を調節することができる(図12および図6(ロ))。
【0026】
次に、消火操作時に、操作ボタン6が押されると、リセットレバー91が少し時計方向に回転し、手を離すと、プッシュプッシュ機構14の係止が解除され、摺動部材10およびスピンドル16がプッシュバネ13および戻しバネ17により図左方向に戻る。このとき、リセットレバー91がリセットバネ93により反時計方向に回転する。
従って、リセットレバー91のつめ片9a、9bが火力調節レバー2の端部3a、3bに当接し、燃焼時に火力調節つまみ1が強火力または弱火力位置にある場合には、リセットバネ93が火力調節レバー2を中火力位置に戻す(図12→図10)(図6(イ))。
また、消火位置で、更に、火力調節つまみ1による調節が行われた場合であっても、リセットバネ93により中火力に保たれる。
【0027】
この第3実施例では、第2実施例のように押動レバー70の丸み部70aがリセットレバー90の下に滑り込んでリセットレバー90を回動することとは異なり、押動レバー70の丸み部70aと補助レバー92の当接面92cとがほとんんど摺動しないために、押動レバー70の丸み部70aの摩滅を少なくすることができる。
【0028】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、本実施例では、点火・消火機構を操作ボタン6による前後方向の押動操作による構成としたが、点火ツマミによる回動操作と連動し、消火時に、リセットレバー9が動作して火力調節つまみ1を中火力にリセットし、点火時に、そのリセットを解除する構成としても良い。
【0029】
また、本実施例で述べる中火力とは、最大火力と最小火力との間の点火に最適なガス量をいい、必ずしも最大火力と最小火力との平均ガス量を意味しない。
【0030】
また、第2本実施例では、リセットバネ22に引っ張りばねを用いたがトルクバネを用いる構成であっても良い。
【0031】
また、第1実施例で示したように、リセットバネとして戻しバネを兼用する場合には、摺動部材10と押動レバー7とスピンドル16とを連結し、戻しバネ17を押動レバー7または摺動部材10に設ける構成であっても良い。
【0032】
また、リセットバネ22は、リセットレバー90おける左右のL字形の片方にだけ設けても、両方に設ける構成であっても良い。
【0033】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明の請求項1記載のガス機器のガス量調整装置によれば、消火の際にはガス量調節レバーが中火力に設定されるため、速い繰り返し点火操作を行っても、常に中火力で燃焼開始することとなり、点火時におけるガス機器の安全性を高めることができるという優れた効果を奏する。また、常に、使用頻度の高い中火力からスタートするので使い勝手がよい。
【0034】
また、請求項2記載のガス機器のガス量調整装置によれば、請求項1による効果に加え、リセットバネを兼用化して、コスト高をおさえることができる。
また、請求項3記載のガス機器のガス量調整装置によれば、請求項1による効果に加え、消火位置で火力調節レバーによるスライド回動操作が行われた場合であっても、リセットバネの付勢力により火力調節レバーを中火力に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るガス量調節装置の概略構成図である(消火位置)。
【図2】本発明の第1実施例に係るガス量調節装置の動作説明図である(終端位置)。
【図3】本発明の第1実施例に係るガス量調節装置の動作説明図である(燃焼位置)。
【図4】ニードル部についての説明図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る火力調節レバーとリセットレバーとの斜視図である。
【図6】本発明のガス量調節装置の動作説明図である。
【図7】本発明の第2実施例に係るガス量調節装置の概略構成図である(消火位置)。
【図8】本発明の第2実施例に係るガス量調節装置の動作説明図である(終端位置)。
【図9】本発明の第2実施例に係るガス量調節装置の動作説明図である(燃焼位置)。
【図10】本発明の第3実施例に係るガス量調節装置の概略構成図である(消火位置)。
【図11】本発明の第3実施例に係るガス量調節装置の動作説明図である(終端位置)。
【図12】本発明の第3実施例に係るガス量調節装置の動作説明図である(燃焼位置)。
【図13】一般的なテーブルコンロの平面図である。
【図14】一般的なテーブルコンロの正面図である。
【符号の説明】
1 火力調節つまみ
2 火力調節レバー
3a、3b 端部
4 固定板
6 操作ボタン
7 押動レバー
8 連結板
9、90 リセットレバー
9a、9b つめ片
10 摺動部材
11 ケーシング
13 プッシュバネ
14 プッシュプッシュ機構
15 点火スイッチ
16 スピンドル
17 戻しバネ
18 吐出口
19 メイン弁
20 マグネット式安全弁
21 ニードル部
22 リセットバネ

Claims (3)

  1. 消火位置から操作ボタンを押して手を離すとガス流路のメイン弁を開弁保持する燃焼位置となり、該燃焼位置から上記操作ボタンを押して手を離すと該メイン弁が閉弁する消火位置に戻る点火・消火機構と、
    回動自在に軸支され、バーナの火力を強火力から弱火力まで火力を調整する回動スライド式のガス量調節レバーと、
    上記点火・消火機構に連動して、上記ガス量調節レバーを中火力位置に設定し直す火力リセット部とを備えたガス機器のガス量調整装置において、
    上記火力リセット部には、消火操作により上記燃焼位置から上記操作ボタンが押され手が離されて上記消火位置に戻るときリセットバネによる付勢力により上記ガス量調節レバーに当接して中火力位置へ移動させると共に、点火操作により上記消火位置から上記操作ボタンを押したとき上記ガス量調節レバーから退避し、上記燃焼位置で上記ガス量調節レバーの調節を自由とするリセットレバーを設けたことを特徴とするガス機器のガス量調整装置。
  2. 上記リセットバネは、上記点火・消火機構に組込まれ、消火方向に付勢する戻しバネを兼用することを特徴とする請求項1記載のガス機器のガス量調整装置。
  3. 上記消火位置では、上記リセットバネの付勢力により火力調節レバーが中火力に保たれることを特徴とする請求項1記載のガス機器のガス量調整装置。
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