JP3128468B2 - ガス機器の点火時の火力調整機構 - Google Patents

ガス機器の点火時の火力調整機構

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JP3128468B2
JP3128468B2 JP07110882A JP11088295A JP3128468B2 JP 3128468 B2 JP3128468 B2 JP 3128468B2 JP 07110882 A JP07110882 A JP 07110882A JP 11088295 A JP11088295 A JP 11088295A JP 3128468 B2 JP3128468 B2 JP 3128468B2
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
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    • F23N1/00Regulating fuel supply
    • F23N1/007Regulating fuel supply using mechanical means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
    • F23D14/00Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
    • F23D14/20Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
    • F23D2207/00Ignition devices associated with burner

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、点火時においてバー
ナの火力を点火が容易でかつ安全なレベルに自動設定す
る火力調整機構に関わる。
【0002】
【従来の技術】テーブルこんろ等のガス機器では、バー
ナの点火および消火を行うための点・消火機構と、燃料
ガスのガス流量を調整してバーナの火力を増減させるた
めの火力調整機構とが設けられている。点・消火操作
は、操作性の観点から点・消火ボタンなど点火摘みの前
後方向の押し操作によりなされるものが多いが、摘みの
回動操作によりなされるガス機器も存在する。火力調整
機構の操作は、火力を弱→中→強またはこの逆に連続的
に調整するためスライド式の操作レバーが設けられ、該
操作レバーの前端に取付けられた火力調整用の操作摘み
を左右方向などにスライド操作してなされる。
【0003】ガス機器においては、放電火花等の点火源
で燃料ガスと燃焼用空気との混合気に着火させる直接
(ダイレクト)着火方式が多用されている。この直接着
火を円滑、確実に行うためには、バーナの火力は点火時
に中火力に設定してあることが望ましい。また、近年、
大火力バーナの使用が要望されており、高齢者や割烹着
など袖のある衣服をまとっている使用者にとって、点火
時の火力が大きすぎると袖などに火が付く恐れもある。
このため、従来より、点火操作に連動して、火力調整の
ための操作レバーを点火に好適な中火力位置に強制的に
自動設定させる点火時の火力調整機構が多数提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の点火時の火力調
整機構は、点・消火機構と火力調整弁との間にリンク機
構を設け、点火時の火力が過大になることを防止してい
た。このため、リンク機構の構造が複雑でありコストお
よび装着スペースの増大を招く欠点がある。この発明の
目的は、簡単な構成によりバーナが大火力で点火するこ
とを阻止できるとともに、製造コストおよび装着スペー
スの増大を阻止できる点火時の火力調整機構の提供にあ
る。なお、この発明において中火力とは、強火力と弱火
力との間の点火に好適な所定範囲内の火力を意味する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、弱火力から
強火力の間で火力の調整が可能なバーナと、該バーナの
火力を調整する火力増減機構と、前記バーナを点火また
は消火させるための点・消火機構と、前記バーナへ燃料
ガスを供給するガス流路に設けられた開閉弁と、前記ガ
ス流路に設けられるとともに、前記点・消火機構の動作
に連動して前記開閉弁を開閉させるための作動部材と、
点火操作時において前記作動部材を点火位置に設定し、
点火操作終了後は前記作動部材を燃焼位置に変位させ、
消火操作時には前記作動部材を消火位置に戻す前記作動
部材の位置設定機構とを備えたガス機器に付設されるも
のであって、前記作動部材が前記点火位置に設定された
ときのみ前記ガス流路の流路抵抗を増大する抵抗増大手
段からなり、点火時における燃料ガスの流量を前記バー
ナの火力が中火力となる流量に制限し、点火操作終了後
には前記作動部材が燃焼位置に変位して火力は前記火力
増減機構により設定してあった点火操作前の火力に戻る
ことを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の点火時の火力調整機構
は、前記点・消火機構は、手動操作で往復動するスイッ
チ機構であり、前記作動部材は、前記ガス流路および前
記開閉弁が設けられたバルブボディ内に差し込まれると
ともに、前記スイッチ機構に連動する作動棒であること
を特徴とする。
【0007】請求項3に記載の点火時の火力調整機構
は、前記スイッチ機構は、ガイド枠と、該ガイド枠内に
前後動自在に嵌め込まれたスイッチ本体とを備え、前記
抵抗増大手段は、前記スイッチ本体に連動する前記作動
棒に設けた鍔状部と、前記バルブボディの内に設けた絞
り部とで構成されたことを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の点火時の火力調整機構
は、前記位置設定機構は、前記点・消火機構の消火位置
の操作により前記作動部材を点火位置に往動させ、前記
操作の停止により前記作動部材を中間の燃焼位置に復動
させ、再度前記操作を行うことにより前記作動部材を前
記中間の燃焼位置から元の消火位置に復動させるプッシ
ュ・プッシュ機構であることを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の点火時の火力調整機構
は、前記点・消火機構は、手動操作で往復動するスイッ
チ機構であり、前記プッシュ・プッシュ機構は前記スイ
ッチ機構に設けられたことを特徴とする。請求項6に記
載のガス機器は、前記点火時の火力調整機構を備える。
【0010】
【発明の作用および効果】この発明は、点火時の火力調
整機構をバーナへ燃料ガスを供給するガス流路に設けて
いる。このため、点火時の火力調整機構を備えない場合
に比較し機器の体格の増大および機構の複雑化を防止し
ながら点火時の安全性を向上できる。請求項2〜5の構
成では、ガス機器の燃料ガスのバルブ機構をそのまま利
用して点火時の火力調整機構を形成できる。請求項6の
ガス機器は、低コストに点火時の安全性を向上できる。
【0011】
【実施例】図1〜図3は、こんろバーナBの点・消火機
構100、火力増減機構200、および点火時の火力調
整機構300を含む燃焼調整ユニットUを示す。この燃
焼調整ユニットUは、図6に示すテーブルこんろTの内
部に装着される。テーブルこんろTの前面には、点・消
火機構100を作動させるための点・消火ボタン10
(図5、図6に示す)が、図示しないスプリングにより
前方に付勢されて前後方向に揺動自在に取り付けられて
いる。
【0012】点・消火ボタン10の上方には、火力増減
機構200を作動させるためのスライド式操作摘み20
が、左右方向にスライド自在に設けられている。スライ
ド式操作摘み20のスライド位置は、図5、図6におい
て、右端が弱火力、中間が中火力、左端が強火力となっ
ている。
【0013】図1〜図3に示す如く、点・消火機構10
0は、内部が燃料ガスのガス流路11となっており、い
ずれも開閉弁である安全弁Sおよびメイン弁Mが設けら
れるとともに、前後方向に水平的に配設された筒状のバ
ルブボディ1を備える。バルブボディ1の前部(図示左
部)の上面には火力増減機構200が設けられた火力調
整弁ボディ2Bが縦に締結されている。火力調整弁ボデ
ィ2Bは筒状を呈し、内腔の上端部にはガス流量を調整
してバーナBの火力を増減させるための火力調整弁2が
設けられている。バルブボディ1の前端面には、点・消
火ボタン10によって作動するスイッチ機構3が締結さ
れている。
【0014】火力調整弁ボディ2Bの上端には、火力調
整弁2の弁開度を増減させ、バーナBの火力を調整する
ための操作レバー4が左右方向に回動自在に取付けられ
ている。操作レバー4は、この実施例では、火力調整弁
ボディ2Bの上端面に締結された底無し箱状のブラケッ
ト41の上壁面に支点42により回動自在に支持されて
いる。操作レバー4の前端部には、前記スライド式操作
摘み20が固着されており、横方向へのスライド操作に
よりバーナBの火力が調整できるようになっている。
【0015】スイッチ機構3は、ネジによってバルブボ
ディ1の前端面に締結され、断面略十字形のガイド面を
形成するガイド枠31と、該ガイド枠31内に前後動自
在に嵌め込まれたスイッチ本体32とを備える。スイッ
チ本体32は、正面形状が略十字形となっており、棒状
基部33、棒状基部33から上方に突設された翼形のレ
バー作用部34、棒状基部33から左右方向に突設され
たマイクロスイッチ作動部35を有する。
【0016】スイッチ機構3の下部の後端には、スイッ
チ機構3の消火位置からの操作によりスイッチ本体32
を点火位置に往動させ、前記操作の停止によりスイッチ
本体32を中間の燃焼位置に復動させ、再度前記操作を
行うことによりスイッチ本体32を前記中間の燃焼位置
から元の消火位置に復動させるための位置設定機構であ
るプッシュ・プッシュ機構30が設置されている。
【0017】プッシュ・プッシュ機構30は、棒状基部
33の下端から後方に延設され、図4の(A)および
(B)に示す変形ハートカム溝3Aが下面に設けられた
カム板3Bを有する。ガイド枠31には、下部後端から
後方に延設された矩形断面の筒部3Cが延設され、前記
カム板3Bが摺動自在に嵌め込まれている。筒部3Cの
後端には、前記カム板3Bのカム溝3A内を摺動する係
止棹3Dが回動可能に取り付けられている。
【0018】係止棹3Dは、該係止棹3Dの後端部3E
が金属線輪3Fにより筒部3Cの後端部3Gに支持さ
れ、前端3Hが鉤状に曲げられ、筒部3Cの下面に形成
された横隙間3Iから変形ハートカム溝3Aに差し込ま
れている。変形ハートカム溝3Aは、係止棹3Dの前端
3Hが、スイッチ機構3の点火、消火操作に応じて図4
の(C)矢印のように移動し、消火位置A1 、点火位置
A2 、燃焼位置A3 の各位置に設定される。
【0019】スイッチ本体32は、ガイド枠31との間
に介装されたスプリング37により前方(図示左方)に
付勢されている。ガイド枠31の左側面には、マイクロ
スイッチ(図示せず)が取り付けられ、前記マイクロス
イッチ作動部35の変位に伴い開閉する。スイッチ本体
32は、図3に示す突出位置(消火位置)から押し込ま
れると、図1に示す押し込み位置(点火位置)に達す
る。
【0020】この状態で押し込みを開放すると、図4に
示す変形ハートカム溝3Aによるプッシュ・プッシュ機
構30により図2に示す中間位置(燃焼位置)に係止さ
れ、中間位置から再度押し込まれると図3に示す元の突
出位置(消火位置)に戻る。すなわち、この実施例で
は、プッシュ・プッシュ機構30によりスイッチ機構3
のスイッチ本体32を所定の位置に保持し、開閉弁であ
るメイン弁Mを開閉させるための作動部材を該スイッチ
本体32に連動させる構成を採用している。
【0021】プッシュ・プッシュ機構30は変形ハート
カム溝3Aの代わりにハートカム溝を有していてもよ
く、位置設定機構は、プッシュ・プッシュ機構30以外
の構成でスイッチ本体32を点火位置に往動させ、前記
操作の停止によりスイッチ本体32を中間の燃焼位置に
復動させ、再度前記操作を行うことによりスイッチ本体
32前記中間の燃焼位置から元の消火位置に復動させる
ものであってもよい。
【0022】バルブボディ1の軸孔は、後部(図示右
部)に安全弁Sの電磁石12が嵌着され燃料ガスのガス
流路11となっている。バルブボディ1の後部(図示右
部)には下方に開口した流入口13が設けられ、前部に
は上方に開口し火力調整弁ボディ2Bに連通した流出口
14が形成されている。ガス流路11内には、先端がス
イッチ本体32の棒状基部33の先端(図示右端)に当
接し、スイッチ機構3の動作に連動して安全弁Sおよび
メイン弁Mの弁体を作動させる作動部材としての作動棒
5が、前後方向の往復動自在に挿入されている。作動棒
5は、スプリング51によって前方向に付勢され、スイ
ッチ本体32に連動して前後方向に往復動する。
【0023】ガス流路11の流出口14が設けられた部
分は絞り部15を介して径小に形成されてメイン弁口1
6となっており、作動棒5に外嵌され前記スプリング5
1が背設された鍔状メイン弁体52とともにメイン弁M
を形成している。メイン弁Mと流入口13との間には、
絞り壁54が形成され安全弁Sの安全弁口55となって
いる。作動棒5の後部には、安全弁Sの鍔状安全弁体5
6が安全弁スプリングとともに外嵌され、作動棒5が前
側(図示左側)に位置したとき安全弁口55を閉じる。
【0024】火力調整弁ボディ2Bの内腔はガス通路2
1となっており、ガス通路21の上端部には火力調整弁
2の弁体22が摺動自在に嵌め込まれている。弁体22
の弁穴はこんろバーナBに燃料ガスを供給するためのガ
ス流出路24に連結している。弁体22は、上端部が火
力調整弁ボディ2Bの上部に露出しており、露出部には
弁体22を回動させるためのニードルピン23が直交方
向に取り付けられている。
【0025】ニードルピン23は、火力調整弁ボディ2
Bの上端から側方に延び、前記箱状のブラケット41の
右側壁に設けられカム溝として作用する傾斜スリット4
0を通じて外部に突出している。傾斜スリット40は、
ニードルピン23の回動量を弁体22の軸方向の移動量
に変換して火力調整弁2の弁開度を増減させる。ニード
ルピン23が上端(前側端)に設定されているとき火力
調整弁2の弁開度は最大となりバーナBの火力は最強と
なる。ニードルピン23が下端(先側端)に設定されて
いるとき火力調整弁2の弁開度は最小となりバーナBの
火力は最弱となる。
【0026】点火時の火力調整機構300は、この実施
例では、前記作動棒5の中間に形成された鍔状部57お
よび前記絞り部15とからなる抵抗増大手段17と、プ
ッシュ・プッシュ機構30とからなり、操作レバー4が
強火力に設定されているとき点火時のバーナBの火力を
中火力に維持する。すなわち、スイッチ本体32が押し
込まれると、作動棒5が図1に示す最後部に設定され、
鍔状部57と絞り部15とが近接してガス流路11を半
開状態に絞る。
【0027】これにより、燃料ガス流量が絞られてバー
ナBの大火力での着火は阻止され中火力で燃焼する。ス
イッチ本体32の押圧操作を解除すると、図2に示す如
く、作動棒5は中間の燃焼位置に戻り、鍔状部57と絞
り部15とは離れるため、ガス流路11の抵抗増大作用
を奏さない。なお、絞り部15はメイン弁Mのメイン弁
口16とは別に軸孔に形成してもよく、ガス流路11の
抵抗増大手段17は、安全弁Sの絞り壁54と、作動棒
5に形成した径大部(図示せず)とで構成してもよい。
【0028】火力調整弁ボディ2Bの右側には、操作レ
バー4が弱火力に設定されているとき、スイッチ機構3
の操作に連動して操作レバー4を強制的に中火力に戻す
ための戻しレバー6が支点61を中心に回動自在に取り
付けられている。戻しレバー6は、下端に前記レバー作
用部34に接触する力点傾斜面62が形成され、上端に
前記ニードルピン23に係合した作用スリット63およ
び操作レバーを駆動するための作用腕64が設けられて
いる。
【0029】操作レバー4は、前記ブラケット41の上
壁面に支点42により回動自在に支持されたレバー基板
43と、該レバー基板43から前方に段44を介して延
長された前側延長部45に連結されたレバー本体7と、
レバー基板43とレバー本体7との間に設けられたスプ
リングジョイント8とからなる。
【0030】レバー基板43の支点42の左側方には、
前記作用腕64と噛み合う切込み溝が形成されたフォー
ク状部46(図5に示す)となっており、前記ニードル
ピン23の先端に係合している。前側延長部45の前端
からは逆L字形の爪47、47が下方に突設されレバー
本体7が取り付けられている。レバー本体7は、板金を
プレス成形して形成され、幅の狭い先端係止部71、幅
の広い中間部72、幅の狭い前端部73からなる。
【0031】ブラケット41の前面壁には、段付の切り
欠きが形成され、レバー本体の先端係止部71か差し込
まれている。スプリングジョイント8は、スライド式操
作摘み20を持ち上げ(図5参照)、レバー本体7を1
0度程度傾斜させた場合にのみ、先端係止部71が段の
係合から外れて、操作レバー4を中火力位置から弱火力
位置へスライド可能としている。
【0032】操作レバー4が図6において右端側の強火
力位置または左端側の弱火力位置に設定されていると
き、ニードルピン23は、上端側位置(図1参照)また
は下端側位置に維持されて火力調整弁2は大開度または
小開度になっている。また、スイッチ機構3が操作され
ていないとき、図3に示す如く、安全弁Sおよびメイン
弁Mは閉弁する。
【0033】つぎに、このガス機器の燃焼調整装置の作
用を説明する。点火時において、図1に示すように操作
レバー4が強火力位置に設定され、ニードルピン23が
上位に位置しているとき、点・消火ボタン10を押す
と、スイッチ本体32が押し込まれる。このとき、図1
に示す如く、棒状基部33は作動棒5を押し込み、メイ
ン弁Mおよび安全弁Sを開き、マイクロスイッチ作動部
35はマイクロスイッチをオンしてバーナBに付設した
スパーカーPで火花放電を発生させる。
【0034】この結果、鍔状部57と絞り部15との隙
間が狭まり、ガス流量が制限されて点火時においてバー
ナBの火力は点火に適した中火力位置の火力に自動的に
設定され、点火が安全になされる。点火されたバーナB
の火炎によりバーナBに付設された熱電対N(図1参
照)の起電力で安全弁Sの電磁石12が磁化して安全弁
Sおよびメイン弁Mが開弁状態に維持し、燃焼が持続す
る。プッシュ・プッシュ機構30は、図4の(A)に示
す実線の消火位置から二点鎖線の点火位置に移動する。
【0035】点・消火ボタン10の押し操作を停止し、
開放するとスイッチ本体32は前方に戻り、プッシュ・
プッシュ機構30により図4の(B)に示す中間位置に
保持され、鍔状部57と絞り部15との隙間は広がり、
ガス流量を制限する作用は無くなる。燃焼中に点・消火
ボタン10を押すと、プッシュ・プッシュ機構30が解
除され、スイッチ本体32は図3に示すように点火前に
値に復帰する。これによりメイン弁Mおよび安全弁Sが
閉じ、バーナBの燃焼は停止する。
【0036】また、点火時において、操作レバー4が弱
火力位置に設定され、ニードルピン23が下位に位置し
ているとき、点・消火ボタン10を押すと、スイッチ本
体32が押し込まれ、戻しレバー6が左回転方向に駆動
される。これにより、ニードルピン23は上方に動かさ
れ、操作レバー4は強火力位置の方向に動かされる。こ
の場合においても、抵抗増大手段17によりガス流量が
バーナBの火力は点火に適した中火力位置の火力に自動
的に設定され、点火が安全になされる。
【0037】開閉弁を開閉させるための作動部材は、作
動棒以外であってもよく、燃料ガスのガス流路11の抵
抗増大手段17は、点・消火機構が操作されたとき、ガ
ス流量を絞ることのできる任意の機構が採用できる。
【0038】図7は他の実施例を示す。この実施例では
上記押圧式の点・消火機構100の代わりに、回動式の
点・消火機構400を採用している。点・消火機構40
0は面取り部付前端9Aにダイヤル状摘み(図示せず)
が取付けられ、後端にスリット9Bが形成された回動軸
91を備える。作動棒5の前端と回動軸91の後端との
間には、前端に前記スリット9Bと係合するピン92が
設けられ、後端に作動棒5の前端との連結筒93が配設
された円筒カム94付の運動方向転換機構95が設けら
れている。
【0039】この回動式の点・消火機構400はつぎの
ように作用する。点火操作前は図7の(イ)に示す如
く、作動棒5は前側(図示左側)に設定されている。点
火を行うため、摘みを回して回動軸91を回動させる
と、円筒カム94の作用で連結筒93は図示右方に押さ
れ、作動棒5はスプリング96を介して図示右方に変位
し、安全弁Sの鍔状安全弁体56を電磁石12方向に移
動させる。
【0040】作動棒の鍔状部57とガス流路11の内周
壁18とは、この発明の抵抗増大手段17を構成してお
り、ガス流路11を絞る。ガス流量が制限されて点火時
においてバーナBの火力は点火に適した中火力位置の火
力に自動的に設定され、点火が安全になされる。この状
態で着火がなされ、点火操作を終了すると、図7の
(ハ)に示す如く、作動棒5は点火操作前に位置に復帰
し、鍔状部57はガス流出口14の前方に設定されるた
め、ガス流路11の抵抗増大作用を有さない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガス機器の燃焼調整装置の断面図である。
【図2】ガス機器の燃焼調整装置の断面図である。
【図3】ガス機器の燃焼調整装置の断面図である。
【図4】プッシュ・プッシュ機構の底面図である。
【図5】ガス機器の燃焼調整装置の斜視図である。
【図6】テーブルこんろの斜視図である。
【図7】他の実施例のガス機器の燃焼調整装置の断面図
である。
【符号の説明】
1 バルブボディ 2 火力調整弁 3 スイッチ機構 4 操作レバー 5 作動棒(作動部材) 6 戻しレバー 11 ガス流路 15 絞り部 17 抵抗増大手段 23 ニードルピン 30 プッシュ・プッシュ機構(位置設定機構) 31 ガイド枠 32 スイッチ本体 57 鍔状部 100 点・消火機構 200 火力増減機構 300 点火時の火力調整機構 B こんろバーナ M メイン弁(開閉弁) S 安全弁(開閉弁) A1 消火位置 A2 点火位置 A3 燃焼位置

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弱火力から強火力の間で火力の調整が可
    能なバーナと、該バーナの火力を調整する火力増減機構
    と、前記バーナを点火または消火させるための点・消火
    機構と、前記バーナへ燃料ガスを供給するガス流路に設
    けられた開閉弁と、前記ガス流路に設けられるととも
    に、前記点・消火機構の動作に連動して前記開閉弁を開
    閉させるための作動部材と、点火操作時において前記作
    動部材を点火位置に設定し、点火操作終了後は前記作動
    部材を燃焼位置に変位させ、消火操作時には前記作動部
    材を消火位置に戻す前記作動部材の位置設定機構とを備
    えたガス機器に付設されるものであって、 前記作動部材が前記点火位置に設定されたときのみ前記
    ガス流路の流路抵抗を増大する抵抗増大手段からなり、
    点火時における燃料ガスの流量を前記バーナの火力が中
    火力となる流量に制限し、点火操作終了後には前記作動
    部材が燃焼位置に変位して火力は前記火力増減機構によ
    り設定してあった点火操作前の火力に戻ることを特徴と
    するガス機器の点火時の火力調整機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記点・消火機構
    は、手動操作で往復動するスイッチ機構であり、前記作
    動部材は、前記ガス流路および前記開閉弁が設けられた
    バルブボディ内に差し込まれるとともに、前記スイッチ
    機構に連動する作動棒であることを特徴とするガス機器
    の点火時の火力調整機構。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記スイッチ機構
    は、ガイド枠と、該ガイド枠内に前後動自在に嵌め込ま
    れたスイッチ本体とを備え、前記抵抗増大手段は、前記
    スイッチ本体に連動する前記作動棒に設けた鍔状部と、
    前記バルブボディの内に設けた絞り部とで構成されたこ
    とを特徴とするガス機器の点火時の火力調整機構。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記位置設定機構
    は、前記点・消火機構の消火位置の操作により前記作動
    部材を点火位置に往動させ、前記操作の停止により前記
    作動部材を中間の燃焼位置に復動させ、再度前記操作を
    行うことにより前記作動部材を前記中間の燃焼位置から
    元の消火位置に復動させるプッシュ・プッシュ機構であ
    ることを特徴とするガス機器の点火時の火力調整機構。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記点・消火機構
    は、手動操作で往復動するスイッチ機構であり、前記プ
    ッシュ・プッシュ機構は前記スイッチ機構に設けられた
    ことを特徴とするガス機器の点火時の火力調整機構。
  6. 【請求項6】 請求項1〜のいずれかに記載の点火時
    の火力調整機構を備えたガス機器。
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