JPH0642736A - 燃焼制御装置 - Google Patents

燃焼制御装置

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JPH0642736A
JPH0642736A JP5038911A JP3891193A JPH0642736A JP H0642736 A JPH0642736 A JP H0642736A JP 5038911 A JP5038911 A JP 5038911A JP 3891193 A JP3891193 A JP 3891193A JP H0642736 A JPH0642736 A JP H0642736A
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valve
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rate control
burner
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Masanori Shimizu
正則 清水
Akiyoshi Wakita
章義 脇田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弱燃焼位置での点火を良好にさせるために簡
単な構成で燃焼料量を増大させること。 【構成】 大容量のバーナ1aに連なるガス通路4に第
1流量制御弁10を設けると共に小容量のバーナに連な
るガス通路5に第2流量制御弁11を設ける。これら流
量制御弁10、11の上流のガス通路9に、小容量のバ
ーナ1aの炎で加熱される炎検知器21の起電力が所定
の大きさ以上のとき開弁保持される電磁安全弁12bを
臨ませ、両流量制御弁10、11を共通一個の操作部材
13によって開閉され且つ両流量制御弁10、11は該
操作部材13の操作位置に応じた絞り度合を保つ位置に
保持されるようにする。電磁安全弁12aは点火用押ボ
タン20の点火操作に連動して開弁させる。操作部材1
3により第2流量制御弁11が絞り位置にあるとき、該
点火用押ボタン20の点火操作に伴われて該操作部材1
3を第2流量制御弁11の開弁側に移動操作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大容量のバーナと小容量
のバーナとを備えるガステーブル等の燃焼制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来大容量のバーナと小容量のバーナを
組合わせた複式バーナを備えるガステーブル等の燃焼制
御装置にあって弱点火防止機能を備えたものは、特開平
1−142319号公報に示されている。このものは、
図25に示すガス回路図のごとく、両バーナに連なるガ
ス通路にそれぞれ流量制御弁a,bをバイパスするバイ
パス路cを設け、該バイパス路cに点火時のみに開弁す
る点火用開閉弁d,eを備える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、両バーナに連
なるガス通路に設けた流量制御弁a,bとは別に、これ
をバイパスするバイパス路cを設け、該バイパス路cに
点火時のみに開弁する点火用開閉弁d,eを設けなけれ
ばならず、ガス通路の構成が複雑に成るばかりでなく、
点火用開閉弁d,eを必要とし弁の構成も複雑に成るの
不具合がある。
【0004】しかも、このものでは強弱の燃焼量の差が
大きいものでは、最弱燃焼状態に流量制御弁bが設定さ
れた状態のとき、点火操作の完了と共に急に燃焼量が小
さくなり、消火したものと錯覚し易いの不具合がある。
第1発明はかゝる不具合のない燃焼制御装置を得ること
をその目的とする。
【0005】又、大容量のバーナのガス量を増大させて
点火することは、点火時に無駄なガスの消費を生じるば
かりでなく、過度の熱量が調理物に作用して調理上不都
合を生じることもある。第2発明はかゝる不具合のない
燃焼制御装置を得ることをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1に記載の燃焼制御装置は、大容量のバーナ
と小容量のバーナとを組合せて複式バーナとし、大容量
のバーナに連なるガス通路に第1流量制御弁を設けると
共に小容量のバーナに連なるガス通路に第2流量制御弁
を設け、且つ流量制御弁の上流のガス通路に、炎検知器
の起電力が所定の大きさ以上のとき開弁保持される電磁
安全弁を臨ませ、該炎検知器を小容量のバーナからの炎
によって加熱される位置に設け、且つ両流量制御弁を共
通一個の操作部材によって開閉され且つ両流量制御弁は
該操作部材の操作位置に応じた絞り度合を保つ位置に保
持されるようにし、更に該電磁安全弁は点火用押ボタン
の点火操作に連動して開弁させるものに於いて、該操作
部材により第2流量制御弁が絞り位置にあるとき、該点
火用押ボタンの点火操作に伴われて該操作部材を該第2
流量制御弁の開弁側に移動操作させることを特徴とす
る。
【0007】請求項2に記載の燃焼制御装置は、請求項
1記載の燃焼制御装置に於いて、前記点火用押ボタンの
点火操作に伴われて該操作部材を該第2流量制御弁の開
弁側に移動操作させる位置は、前記第1流量制御弁が閉
弁状態を保つ位置であることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成を備える請求項1記載の燃焼制御装置
にあっては、点火用押ボタンを始端位置から終端位置ま
で押操作するとき、即ち該押ボタンによって点火操作さ
せるとき、該流量制御弁が絞り位置にあれば、必ず該押
ボタンの点火操作に伴われて該操作部材を該第2流量制
御弁の開弁側に移動操作させる。従って点火操作時は常
に小容量のバーナの流量制御弁は開かれた状態で点火さ
れ、小容量のバーナに炎検知器を臨ませて、点火時に該
小容量のバーナの炎によって炎検知器を炙り、その起電
力が所定の大きさ以上のとき電磁安全弁を開弁保持させ
るようにしたので、小容量のバーナの炎によって炎検知
器は電磁安全弁を開弁保持させる所定の出力に速やかに
達する。しかも操作部材を移動させるため点火操作終了
後も該流量制御弁は開かれた状態を保つ。
【0009】上記構成を備える請求項2記載の燃焼制御
装置にあっては、流量制御弁が絞り位置にあって点火用
押ボタンの始端位置から終端位置への押動で該操作部材
を介して第2流量制御弁を開弁側に操作されるとき、即
ち絞り位置での点火時に第1流量制御弁は閉弁状態に保
たれて大容量のバーナは作動しない。
【0010】
【実施例】本発明実施の1例を図1乃至図12に示す実
施例に付き説明する。図面で1は大容量のバーナ1aと
小容量のバーナ1bとを組合させて成る複式バーナ、2
は各バーナ1a,1bに供給される燃料を制御する燃焼
制御装置を示し、該燃焼制御装置2を構成する弁筐3に
は、大容量のバーナ1aと小容量のバーナ1bに連なる
各ガス出口4,5を備えた各ガス通路6、7と、該各ガ
ス通路6、7の上流側に連なるガス通路9とを備え、各
ガス通路6、7、9は弁筐3に互いに平行に設けた。そ
してガス通路6、7にはニードル型の第1、第2流量制
御弁10、11を備えガス通路9には、炎検知器21と
しての熱電対の起電力が所定の大きさ以上のとき開弁保
持される電磁安全弁12bと、手動型の主弁12aとを
備える。尚、8は該ガス通路9に設けたガス入口を示
す。
【0011】そして第1、第2流量制御弁10、11は
操作部材13に連動して制御されるもので、該操作部材
13は、操作子14とこれに追従するカム板15からな
り、該カム板15に設けたカム溝16、17に各流量制
御弁10、11から突出するピンp1、p2を係合させ
て、該操作子14の操作量に応じて第1、第2流量制御
弁10、11の各ガス通路6、7に設けた弁孔6a、7
aに対する位置を調節して各バーナ1a,1bに供給さ
れる燃料が制御されるようにした。
【0012】これを説明すると、第1流量制御弁10
は、最小絞り量を設定するオリフィス10aとガス通路
6の弁孔6aと第1流量制御弁10との間で流量を絞る
絞部10bと備え、更に大容量のバーナ1aと連なるガ
ス通路6と協働して大容量のバーナ1aへの燃料の供給
を絶つ遮断部10cを備える。又、第2流量制御弁11
は、最小絞り量を設定するオリフィス11aとガス通路
7の弁孔7aとの間で流量を絞る絞部11bと備えて成
る。18は弁筐3に設けた樹脂製の案内筒、20は該案
内筒18に摺動自在に挿通させた樹脂製の点火用押ボタ
ンを示す。
【0013】そして前記主弁12aは前記ガス通路9を
挿通しその端部を押ボタン20に対向させた弁杆22上
に設けて、該弁杆22が該点火用押ボタン20の始端位
置Aから終端位置Bへ押されるとき主弁12aが開弁
し、電磁安全弁12bも該弁杆22の先端で押されて開
弁し且つ前記炎検知器21としての熱電対の起電力が所
定の大きさ以上のとき開弁保持されるようにした。
【0014】23は該点火用押ボタン20を戻しばね2
4に抗して始端位置Aから終端位置Bへの押動後その押
圧を解くときその中間位置Cに点火用押ボタン20を係
止し、点火用押ボタン20を解除位置Dまで再押操作す
るとき該中間位置Cでの係止が解かれて、戻しばね24
に弾発されて該押ボタン20を始端位置Aに復帰する動
作を行わせる係止機構を示し、該係止機構23は、押ボ
タン20に設けたカム溝25を備えるカム片26と、前
記樹脂製の案内筒18に根部を首振自在に支持させ且つ
先端を該案内筒18に設けた横方向の溝18aを介して
該カム溝25に係合させた係合子27とで構成され、該
係合子27はひげばね19でその先端が該カム溝25の
底面に接触している。
【0015】尚、該カム溝25は図6に示すごとく該押
ボタン20の始端、終端、中間の各位置A、B、C並び
に解除位置Dに対応するイ、ロ、ハ、ニの各点を結ぶ段
付形状の第1乃至第3溝部25a、25b、25c、及
びニ点とイ点とを結ぶ第4溝部25dから成るループ状
に形成し、該押ボタン20の始端位置Aから終端位置B
への押動によれば、該カム片26に対する該係合子27
の相対移動により該係合子27がイ点から第1溝部25
aを介してロ点に移動され、次いで該戻しばね24によ
る終端位置Bからの復帰動作によれば、該係合子27は
該第2溝部25bを介して中間位置Cに対応するハ点に
移動され、中間位置Cに係止される。次いで該押ボタン
20を再押し操作すると、係合子27は第3溝部25c
を介して解除位置Dに対応するニ点まで移動し次いでそ
の押圧を解くとき該係合子27は第4溝部25dを介し
て始端位置Aに復帰する。
【0016】そして点火用押ボタン20を戻しばね24
に抗して始端位置Aから終端位置Bへの押動操作すると
き、中間位置Cの手前で主弁12aを押圧開弁させると
共に終端位置B近くで電磁安全弁12bを押圧開弁し且
つ点火器(図示しない)の作動回路に介在させたスイッ
チSを閉じ、終端位置Bで押圧操作を解き中間位置に係
止されるとき電磁安全弁12bの押圧を解くが該主弁1
2aが開弁状態に保つ。そして該再押し操作で中間位置
Cでの係止が解かれ始端位置Aに復帰するとき該主弁1
2aの開弁保持を解く。このため該主弁12aは閉弁す
る。尚、解除位置Dは終端位置Bよりは始端位置A側に
設け、再押し操作するとき該スイッチSを動作しないよ
うにした。
【0017】そして前記操作部材13を構成する操作子
14は、一端を弁筐3の上面に軸支させたレバに構成
し、これによって操作される前記カム板15は、その一
端を弁筐3の側面に軸支させて設け、該カム板15から
突出する突片15aを操作子14に設けた穴14aに挿
着係合させることで、該操作子14に伴われて軸15e
を中心に揺動されるようにした。
【0018】そしてこれに設けた該カム溝16,17は
該カム板15の揺動に応じて、まず第2流量制御弁11
が漸次開いて小容量のバーナ1bに供給する燃料を増大
させ、次いで第1流量制御弁10が開き漸次大容量のバ
ーナ1aに供給する燃料を増大させるようにした。尚、
該カム板15にはその揺動方向に沿う透窓15bの中間
に狭幅の当片15cを設け且つ該当片15cと係合する
突起28aを備えたばね板28を該カム板15と共通の
軸15e上に軸支させて、該ばね板28と当片15cと
でノック機構を形成し、カム板15によって第2流量制
御弁11に続いて第1流量制御弁10を開き始めるとき
又はカム板15によって第1流量制御弁10の閉弁に続
いて第2流量制御弁11を閉じ始めるときのいずれにお
いても、操作子14の操作に抵抗を与えて両流量制御弁
10、11の一方の切換えから他方の切換えに移行する
ことを操作する者に意識させるようにした。
【0019】而して操作部材13を構成するカム板15
が第2流量制御弁11の絞り位置にあるとき、前記押ボ
タン20を始端位置Aから終端位置Bへの押動操作に伴
われて第2流量制御弁11を開弁側に操作されるように
した。尚、この押圧操作によっても第1流量制御弁10
の開弁度に変化はなく閉弁したまゝに保たれる。
【0020】図示するものではカム板15に押ボタン2
0から突出する突片20aの移動軌跡上に臨む受片15
dを設けて、該受片15dが該突片20aに押されると
きカム板15が揺動して第2流量制御弁11を開弁側に
操作されるようにした。
【0021】尚、前記電磁安全弁12bをガス通路9に
取付けるに、図8に示すごとく樹脂製の筒体29内に挿
着して取付ける。この該筒体29はその一端に弁杆22
を挿着する小孔29aを備え、該小孔29aを介して前
記弁杆22の先端を挿着して該弁杆22の先端を電磁安
全弁12bに対向させると共に該弁杆22の先端には係
止片22aを設けて該小孔29aから弁杆22が抜け出
さないように構成して、該弁杆22に設けたばね受座2
2bと筒体29の端部との間にばね31を張設した状態
に組み付け得るようにした。尚、29bは該筒体29の
側面に設けた孔を示し、該筒体29をガス通路9に取付
けるとき該孔29bがガス入口8に重なってガスが該筒
体29内を通り小孔29eを介して主弁12a上流側に
供給されるようにした。
【0022】29cは該筒体29に設けた電磁安全弁1
2bの弁座、29dは該筒体29の外周に施したOリン
グを示す。
【0023】次に本装置の作動を説明する。今図9のa
で示す位置に操作子14を位置させると、カム板15は
図11のaに示す位置となり、これによって第1、第2
流量制御弁10、11はいずれも各ガス通路6、7を最
も開いた状態に保つ。これによって図10のaに示すご
とく大容量のバーナ1aと小容量のバーナ1bには最大
量の燃料が供給される状態と成る。次いで図9のbで示
す位置に操作子14を移動させると、カム板15は図1
1のbに示す位置に移行し、図10のbに示すごとく、
第2流量制御弁11は最も開いた状態を保ち小容量のバ
ーナ1bでは最大量の燃料が供給される状態にあるが、
第1流量制御弁10はガス通路6を絞り大容量のバーナ
1aに供給される燃料はオリフィス10a及び該弁孔6
aと第1流量制御弁10との間隙を流れる量に制限され
た状態に保たれる。
【0024】次いで図9のcで示す位置に操作子14を
移動させると、カム板15は図11のcに示す位置に移
行し、図10のcに示すごとく、第2流量制御弁11は
最も開いた状態を保ち小容量のバーナ1bには最大量の
燃料が供給される状態にあるが、第1流量制御弁10は
その遮断部10cでガス通路6を閉じる。このため大容
量のバーナ1aに供給される燃料は断たれる。
【0025】次いで図9のdで示す位置に操作子14を
移動させると、カム板15は図11のdの実線で示す位
置に移行し、図10のdに示すごとく、第2流量制御弁
11でガス通路7を絞りこれに設けたオリフィス11a
を介して小容量のバーナ1bに供給される燃料が制限さ
れた状態になる。尚、大容量のバーナ1aに供給される
燃料は断たれたままである。
【0026】次に本装置の点火操作を説明すると、点火
用押ボタン20を戻しばね24に抗して始端位置Aから
終端位置Bへの押動操作するとき、中間位置Cの手前で
主弁12aを押圧開弁させると共に終端位置B近くで電
磁安全弁12bを押圧開弁し且つ点火器(図示しない)
の作動回路に介在させたスイッチSを閉じる。そして前
記操作子14の位置がいずれにあっても少なくとも小容
量のバーナ1bに燃料が供給されこれに点火器(図示し
ない)からの火花が作用して点火する。
【0027】次いで該点火用押ボタン20の押圧を解け
ば該点火用押ボタン20は戻しばね24に弾かれて始端
位置A側に復帰動作する途中で係止機構23によって前
記主弁12aを開弁状態に保つ中間位置Cに係止され
る。尚、消火するには該点火用押ボタン20を再押操作
すれば、点火用押ボタン20はその係止を解かれて始端
位置Aに復帰しこれによって該主弁12aが閉じ燃料ガ
スの供給を断つことにより行う。
【0028】操作子14が図9のdで示す位置にあり、
カム板15が図11のdに示す位置にあるときは、図1
0のdに示すように第2流量制御弁11がガス通路6を
絞りこれに設けたオリフィス11aを介して燃料が小容
量のバーナ1bに制限された状態で供給される。この制
限された状態では炎検知器21としての熱電対の起電力
を速やかに増大させて電磁安全弁12bを速やかに開弁
保持させ良好な点火を行うに燃料が不足である。そこで
この状態に操作子14があるとき、該押ボタン20の点
火操作即ち押ボタン20の始端位置Aから終端位置Bへ
の押動操作時に突片20aがカム板15に設けた受片1
5dを押し、カム板15を図11のdに示す位置から図
11のcの位置に切換え、図10のcに示すごとく、第
1流量制御弁10は閉じたまゝ第2流量制御弁11は最
も開いた状態に切換えるようにした。かくすることで常
に小容量のバーナ1bに最大ガス量を供給させた状態で
点火を行うことが出来る。尚、この実施例では、点火時
第2流量制御弁11でガス通路6を絞った状態にあると
き、第2流量制御弁11を最も開いた状態に切換えて点
火が行われるようにしたが、点火が良好に行われるため
の最小限のガスが小容量のバーナ1bに供給されればた
り、この実施例ではその位置を第2流量制御弁11を最
も開いた状態としたに過ぎない。尚、点火操作後第2流
量制御弁11は点火操作時の状態のまゝ最も開いた状態
に保つ。点火操作終了後も操作部材は該第2流量制御弁
を開いた位置に保たれる。このため強弱の燃焼量の差が
大きいものでも点火の完了と共に急に燃焼量が小さくな
らず消火したと錯覚することがない。
【0029】尚、点火後小容量のバーナ1bに供給され
る燃料を絞るには操作子14を前記に図9のdで示す位
置に戻せば良い。尚、図12に於いて、線Xは大容量の
バーナ1aに供給される燃料の絞り特性を示し、線Yは
小容量のバーナ1bに供給される燃料の絞り特性を示
す。
【0030】尚、上述する大容量のバーナ1aと小容量
のバーナ1bに連なる各ガス出口4,5を備えた各ガス
通路6、7を別個に設け、これにそれぞれ第1、第2流
量制御弁10、11を介在させたが、これは図13、図
14に示すごとく一本のガス通路30にそれぞれ前記大
容量のバーナ1aと小容量のバーナ1bに連なる各ガス
出口4,5を設け、該ガス通路30に第1、第2流量制
御弁10、11を備えた一本の棒状の弁体32を用いて
も、上記するものと同様の制御を行うことができる。
【0031】これを説明すると、第1流量制御弁10は
該弁体32の根部に設けたOリング弁座30bと協働す
る膨大部からなり、第2流量制御弁11は該弁体32の
該第2ガス口32bより少許下流側に形成された鍔部か
らなる。
【0032】そして該ガス通路30の上流側に、該弁体
32に設けた第2流量制御弁11と協働する弁孔30a
を設けると共にその弁孔30aの少許下流側の壁面に前
記小容量のバーナ1bに連なるガス出口5を設け、該ガ
ス出口5より少許下流側に弁体に設けた第1流量制御弁
10と協働する弁座Oリング30bを設けると共にその
下流側の壁面に前記大容量のバーナ1bに連なるガス出
口4を設けてなる。
【0033】該弁体32の先端側には、常時開放状態に
保たれ小容量のバーナの最小絞りを設定する第1のガス
口32aと該弁孔30aと第2流量制御弁11との協働
により開閉される第2のガス口32bを備えてなる。
【0034】この弁体32を前述の操作部材13として
のカム板15に連動して摺動させると共に該第2流量制
御弁11が絞り位置にあるとき、前記押ボタン20の点
火操作即ち押ボタン20の始端位置Aから終端位置Bへ
の押動操作時に、該カム板15を介して第2流量制御弁
11は最も開いた状態に切換わる。
【0035】尚、本実施例では、炎検知器21として熱
電対を用い、該熱電対の起電力を電磁安全弁12bに作
用させて該電磁安全弁12bを開弁保持させたが、炎検
知器21として例えばフレームロッドを用いても良く、
該熱電対に所定以上の起電力が発生したとき、別の電源
から電磁安全弁12bに電力を供給してこれを開弁保持
させても良い。図15乃至図24は更に他の実施例を示
すもので、これを説明すると、図1乃至図12に示した
と同様の構成を備える第1、第2流量制御弁10、11
を、操作部材13によって、第2流量制御弁11を最小
流量位置から漸次開いて小容量のバーナ1bに供給され
る燃料を漸次増大させ、該第2流量制御弁11が開き終
えた後、第1流量制御弁10を閉位置から漸次開いて大
容量のバーナ1aに供給する燃料を漸次増大させるもの
であること先の実施例と特に変わらないが、この実施例
では、弁筐3に枠板3aを取付け、該枠板3aと該枠板
3aに軸支させたレバ型の操作子14とで操作部材13
を構成し、該枠板3aに設けたカム溝16、17に各流
量制御弁10、11から突出するピンp1、p2を係合さ
せ、各ガス通路6、7に設けた弁孔6a、7aに対する
第1、第2流量制御弁10、11の位置を、該操作子1
4の操作量に応じて調節して各バーナ1a,1bに供給
される燃料が制御されるようにした。
【0036】これを更に説明すると、該枠板3aは、図
20から明らかなように、弁筐3の両制御弁10,11
を設けた部分の外側を覆うごとく金属板を屈折させて構
成し、該弁筐3の左側面に沿う左面部分3a−1に図1
7に示すごとく、第1流量制御弁10から突出するピン
p1が係合するカム溝16を設け、右側面に沿う右面部
分3a−3に図22に示すごとく、第2流量制御弁11
から突出するピンp2が係合するカム溝17を設ける。
尚3a−2は弁筐3の正面に沿う正面部分である。そし
て操作子14は、図20乃至23から明らかなごとく、
該枠板3aの左面部分3a−1と正面部分3a−2と右
面部分3a−3とに沿う部分14a,14b,14cを
備えるものに構成し、操作子14をその部分14bで枠
板3aの正面部分3a−2に軸40で軸支させて該軸4
0を中心に上下に揺動するようにした。そして該操作子
14の枠板3aの左面部分3a−1に沿う部分14aと
右面部分3a−3に沿う部分14cに前記ピンp1、p2
が係合する溝33,34を設けた。
【0037】前記カム溝16,17の形状は、上述した
ごとく操作子14の揺動に応じてまず第2流量制御弁1
1を漸次開いて小容量のバーナ1bに供給する燃料を増
大させ、該第2流量制御弁11が開き終えた後第1流量
制御弁10を漸次開いて漸次大容量のバーナ1aに供給
する燃料を増大させる構造を備える。即ち、カム溝16
は、図17に示すごとく第1流量制御弁10を漸次開閉
させる傾斜溝16aとその上部に遊び空間16bを備
え、該遊び空間16bで第1流量制御弁10の閉状態で
も第2流量制御弁11の制御のため操作子14が揺動で
きるようになっている。カム溝17は、図22に示すご
とく第2流量制御弁11を漸次開閉させる傾斜溝17a
に引き続いて横溝17bを備え、該横溝17bで第2流
量制御弁11の全開状態でも第1流量制御弁10の制御
のため操作子14が揺動できるようになっている。
【0038】従って、前記ピンp1、p2の同時移動にお
いて、傾斜溝16aと横溝17bが対応位置にあり、空
間16bと傾斜溝17aとが対応位置にある。
【0039】そして、前述した実施例と同様に、炎検知
器21としての熱電対の起電力を速やかに増大させ電磁
安全弁12bを速やかに開弁保持させるには、点火時
に、小容量のバーナ1bが絞られた状態では燃料不足で
ある。そこでこの実施例では、該操作子14から突出す
る突片14dと押ボタン20の突片20aのとの間に揺
動レバ35を弁筐3に軸35cで軸支させ、該揺動レバ
35の一端35aを突片14dに、他端35bを突片2
0aに対向させた。操作子14によって該小容量のバー
ナ1bが絞られた状態のとき、点火のため点火用押ボタ
ン20を押動操作すると、該揺動レバ35を介して第2
流量制御弁11のみを最も開いた状態に切換えるように
した。即ち点火用押ボタン20を押圧操作し、その突片
20aが最奥部へ移動したときの揺動レバ35の揺動量
は、操作子14が第2流量制御弁11を絞った位置から
全開位置に制御する範囲幅であって第1流量制御弁10
は移動させない。
【0040】尚、該枠板3aの左面部分3a−1には、
図17に示すごとく、操作子14の揺動方向に伸びる透
窓3bを設けた。そして操作子14に該透窓3bに挿込
まれるばね板36を設け、その先端36aが該透窓3b
の側縁の中間位置に設けた突起3b−1と接触するよう
にして、該ばね板36の先端36aと突起3b−1との
間にノック機構を形成し、第2流量制御弁11の全開に
続いて第1流量制御弁10が開き始めるときと、第1流
量制御弁10の閉弁に続いて第2流量制御弁11を閉じ
始めるときに、操作子14の操作に抵抗を与えて両流量
制御弁10、11の切換えを操作する者に意識させるよ
うにした。
【0041】図18で示す37は枠板3aに設けた溝を
示し、該溝37に操作子14から突出する切起爪14a
を係合させて該操作子14の揺動範囲を規制させた。
尚、図15において、7bは第2流量制御弁11の上流
側をガス通路6に繋ぐ通路、38は小容量のバーナ1b
に火移り点火させるための点火バーナ、39は大容量の
バーナ1aに設けた火移部を示し、図21において35
dは揺動レバ35に設けた透孔を示し、該透孔35dを
介してドライバーの先端をねじ41に当てる。尚、この
ねじ41によって蓋部材47が取付けられていてガス通
路を塞いでいる。
【0042】尚、42は電磁安全弁12bのコイルを熱
電対21と接続するためのコネクタを示す。又、弁筐3
には、図24に示すように、第1流量制御弁10から突
出するピンp1が係合する突起43,43と、第2流量
制御弁11から突出するピンp2が係合する突起44を
設け、これらでピンp1,p2を位置決めし、弁筐3に枠
板3aをかぶせるとき、該枠板3aに設けたカム溝1
6,17にピンp1,p2を嵌め易いようにした。尚、図
20で、45は揺動レバ35の予備軸である。即ち本装
置を2口こんろの左側バーナと右側バーナとに共用する
とき等、該弁筐体3の天地を逆にすることで該押ボタン
20と操作子14との左右の位置関係を逆にすることが
出来る。例えば左側バーナ1と右側バーナ1とで押ボタ
ン20の外側にそれぞれ操作子14を設けたい場合、又
は左側バーナ1と右側バーナ1とで押ボタン20の内側
にそれぞれ操作子14を設けたい場合であって、操作子
14による第1、第2流量制御弁10,11の絞り方向
を同じにしたい場合、該弁筺3の天地を逆にすると共に
該枠板3aのカム溝16,17を図17に示す線を対称
としたものを用意し、且つ操作子14と揺動レバ35の
対称形状のものを別途用意し、操作子14と対称形状の
ものを同様に図18に鎖線で示すごとく軸40に軸支
し、揺動レバ35と対称形状のものを予備軸45にする
ことでこれに応じることが出来る。
【0043】46は弁筐3に設けた点火バーナ38への
ガス取入口を示す。尚、その他の構成は先の実施例と変
わる所はない。
【0044】
【発明の効果】上記構成を備える請求項1記載の燃焼制
御装置にあっては次に示す効果を奏する。押ボタンを始
端位置から終端位置まで押操作するとき、即ち該押ボタ
ンによって点火操作させるとき、操作部材が該第2流量
制御弁を絞り位置にあれば、必ず該押ボタンに操作部材
が押され、これに応じて第2流量制御弁を開弁側に操作
する。従って点火操作時は常に小容量のバーナの第2流
量制御弁は開かれた状態で点火され、流量制御弁の上流
のガス通路に、炎検知器の起電力が所定の大きさ以上の
とき開弁保持される電磁安全弁を臨ませ、該炎検知器を
小容量のバーナからの炎によって炙られる位置に設けた
ので、炎検知器はガスが増大した状態の小容量のバーナ
で加熱されるため、電磁安全弁を開弁保持するに必要な
所定以上の起電力を速やかに得られて良好な点火を行わ
せることが出来る。しかも点火操作終了後も操作部材は
該第2流量制御弁を開いた位置に保たれる。このため強
弱の燃焼量の差が大きいものでも点火の完了と共に急に
燃焼量が小さくならず消火したと錯覚することがない。
【0045】又、上記構成を備える請求項2記載の燃焼
制御装置にあっては次に示す効果を奏する。操作部材が
絞り位置にあるときの前記点火用押ボタンの始端位置か
ら終端位置への押動で該操作部材を介して第2流量制御
弁が開弁側に操作されるとき、前記第1流量制御弁は閉
弁状態に保つようにしたため、操作部材により第2流量
制御弁が絞り位置にあるときの点火時には大容量のバー
ナにはガスの供給がなく、従って点火時に不要のガスの
消費もなくしかも点火を良好にする最小限のガスを増大
させるだけであるから過度の熱が調理物にかかるの調理
上の不具合もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施の一例の平面図
【図2】 図1の正面図
【図3】 図1の左側面図
【図4】 図3のA−A線截断正面図
【図5】 係止機構部の斜面図
【図6】 係止機構部のカム片の拡大図
【図7】 係止機構部のカム片の截断展開図
【図8】 電磁安全弁と弁杆とを組付ける筒体の截断正
面図
【図9】 操作子の作動を説明する図
【図10】 流量制御弁の作動を説明する図
【図11】 カム板の作動を説明する図
【図12】 燃料の絞り特性を示す線図
【図13】 他の実施例の流量制御弁部を示す截断正面
【図14】 図13の流量制御弁の作動を説明する図
【図15】 他の実施例の一部を切除した平面図
【図16】 図15のB−B線截断面図
【図17】 図15の操作子の一部を切除した正面図
【図18】 図15の燃焼制御装置の正面図
【図19】 図15の燃焼制御装置の背面図
【図20】 図15の燃焼制御装置の平面図
【図21】 図15の燃焼制御装置の底面図
【図22】 図15の燃焼制御装置の右面図
【図23】 図15の燃焼制御装置の左面図
【図24】 図15の弁筐の一部の斜視図
【図25】 従来例を説明する図
【符号の説明】
1 複式バーナ 3 弁筐 4
ガス出口 5 ガス出口 6 ガス通路 7
ガス通路 8 ガス入口 9 ガス通路 10
第1流量制御弁 11 第2流量制御弁 12a 電磁安全弁 13
操作部材 20 点火用押ボタン 21 炎検知器 23
係止機構
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】尚、本実施例では、炎検知器21として熱
電対を用い、該熱電対の起電力を電磁安全弁12bに作
用させて該電磁安全弁12bを開弁保持させたが、炎検
知器21として例えばフレームロッドを用いても良く、
該熱電対に所定以上の起電力が発生したとき、別の電源
から電磁安全弁12bに電力を供給してこれを開弁保持
させても良い。更に上記実施例では、第1、第2流量制
御弁10、11の摺動方向を点火用押ボタンの摺動方向
と同一方向としたが、必ずしも同一方向である必要はな
い。図15乃至図24は更に他の実施例を示すもので、
これを説明すると、図1乃至図12に示したと同様の構
成を備える第1、第2流量制御弁10、11を、操作部
材13によって、第2流量制御弁11を最小流量位置か
ら漸次開いて小容量のバーナ1bに供給される燃料を漸
次増大させ、該第2流量制御弁11が開き終えた後、第
1流量制御弁10を閉位置から漸次開いて大容量のバー
ナ1aに供給する燃料を漸次増大させるものであること
先の実施例と特に変わらないが、この実施例では、弁筐
3に枠板3aを取付け、該枠板3aと該枠板3aに軸支
させたレバ型の操作子14とで操作部材13を構成し、
該枠板3aに設けたカム溝16、17に各流量制御弁1
0、11から突出するピンp1、p2を係合させ、各ガス
通路6、7に設けた弁孔6a、7aに対する第1、第2
流量制御弁10、11の位置を、該操作子14の操作量
に応じて調節して各バーナ1a,1bに供給される燃料
が制御されるようにした。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】尚、42は電磁安全弁12bのコイルを熱
電対21と接続するためのコネクタを示す。又、弁筐3
には、図24に示すように、第1流量制御弁10から突
出するピンp1が係合する突起43,43と、第2流量
制御弁11から突出するピンp2が係合する突起44を
設け、これらでピンp1,p2を位置決めし、弁筐3に枠
板3aをかぶせるとき、該枠板3aに設けたカム溝1
6,17にピンp1,p2を嵌め易いようにした。尚、図
20で、45は揺動レバ35の予備軸である。即ち本装
置を2口こんろの左側バーナと右側バーナとに共用する
とき等、該弁筐3の天地を逆にすることで該押ボタン2
0と操作子14との左右の位置関係を逆にすることが出
来る。例えば左側バーナ1と右側バーナ1とで押ボタン
20の外側にそれぞれ操作子14を設けたい場合、又は
左側バーナ1と右側バーナ1とで押ボタン20の内側に
それぞれ操作子14を設けたい場合であって、操作子1
4による第1、第2流量制御弁10,11の絞り方向を
同じにしたい場合、該弁筺3の天地を逆にすると共に、
図17に示すカム溝16とは鎖線Lを対称軸17とした
対称のカム溝16と、図22に示すカム溝17とは対称
のカム溝17を配した枠板3aとを別途用意し、更に図
18に実線で示す操作子14とは対称形状の操作子14
と、図21に示す揺動レバ35とは対称形状の揺動レバ
35とを別途用意し、該操作子14を図18に鎖線で示
すごとく軸40に軸支し、且つ該揺動レバ35予備軸
45に軸支することでこれに応じることが出来る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【作用】上記構成を備える請求項1記載の燃焼制御装置
にあっては、点火用押ボタンを始端位置から終端位置ま
で押操作するとき、即ち該押ボタンによって点火操作さ
せるとき、該第2流量制御弁が絞り位置にあれば、必ず
該押ボタンの点火操作に伴われて該操作部材を該第2流
量制御弁の開弁側に移動操作させる。従って点火操作時
は常に小容量のバーナの流量制御弁は開かれた状態で点
火され、小容量のバーナに炎検知器を臨ませて、点火時
に該小容量のバーナの炎によって炎検知器を炙り、その
起電力が所定の大きさ以上のとき電磁安全弁を開弁保持
させるようにしたので、小容量のバーナの炎によって炎
検知器は電磁安全弁を開弁保持させる所定の出力に速や
かに達する。しかも操作部材を移動させるため点火操作
終了後も該流量制御弁は開かれた状態を保つ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】上記構成を備える請求項2記載の燃焼制御
装置にあっては、第2流量制御弁が絞り位置にあって点
火用押ボタンの始端位置から終端位置への押動で該操作
部材を介して第2流量制御弁を開弁側に操作されると
き、即ち絞り位置での点火時に第1流量制御弁は閉弁状
態に保たれて大容量のバーナは作動しない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】操作子14が図9のdで示す位置にあり、
カム板15が図11のdに示す位置にあるときは、図1
0のdに示すように第2流量制御弁11がガス通路
絞りこれに設けたオリフィス11aを介して燃料が小容
量のバーナ1bに制限された状態で供給される。この制
限された状態では炎検知器21としての熱電対の起電力
を速やかに増大させて電磁安全弁12bを速やかに開弁
保持させ良好な点火を行うに燃料が不足である。そこで
この状態に操作子14があるとき、該押ボタン20の点
火操作即ち押ボタン20の始端位置Aから終端位置Bへ
の押動操作時に突片20aがカム板15に設けた受片1
5dを押し、カム板15を図11のdに示す位置から図
11のcの位置に切換え、図10のcに示すごとく、第
1流量制御弁10は閉じたまゝ第2流量制御弁11は最
も開いた状態に切換えるようにした。かくすることで常
に小容量のバーナ1bに最大ガス量を供給させた状態で
点火を行うことが出来る。尚、この実施例では、点火時
第2流量制御弁11でガス通路を絞った状態にあると
き、第2流量制御弁11を最も開いた状態に切換えて点
火が行われるようにしたが、点火が良好に行われるため
の最小限のガスが小容量のバーナ1bに供給されればた
り、この実施例ではその位置を第2流量制御弁11を最
も開いた状態としたに過ぎない。尚、点火操作後第2流
量制御弁11は点火操作時の状態のまゝ最も開いた状態
に保つ。点火操作終了後も操作部材は該第2流量制御弁
を開いた位置に保たれる。このため強弱の燃焼量の差が
大きいものでも点火の完了と共に急に燃焼量が小さくな
らず消火したと錯覚することがない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】そして該ガス通路30の上流側に、該弁体
32に設けた第2流量制御弁11と協働する弁孔30a
を設けると共にその弁孔30aの少許下流側の壁面に前
記小容量のバーナ1bに連なるガス出口5を設け、該ガ
ス出口5より少許下流側に弁体に設けた第1流量制御弁
10と協働する弁座Oリング30bを設けると共にその
下流側の壁面に前記大容量のバーナ1aに連なるガス出
口4を設けてなる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大容量のバーナと小容量のバーナとを組
    合せて複式バーナとし、大容量のバーナに連なるガス通
    路に第1流量制御弁を設けると共に小容量のバーナに連
    なるガス通路に第2流量制御弁を設け、且つ流量制御弁
    の上流のガス通路に、炎検知器の起電力が所定の大きさ
    以上のとき開弁保持される電磁安全弁を臨ませ、該炎検
    知器を小容量のバーナからの炎によって加熱される位置
    に設け、且つ両流量制御弁を共通一個の操作部材によっ
    て開閉され且つ両流量制御弁は該操作部材の操作位置に
    応じた絞り度合を保つ位置に保持されるようにし、更に
    該電磁安全弁は点火用押ボタンの点火操作に連動して開
    弁させるものに於いて、該操作部材により第2流量制御
    弁が絞り位置にあるとき、該点火用押ボタンの点火操作
    に伴われて該操作部材を該第2流量制御弁の開弁側に移
    動操作させることを特徴とする燃焼制御装置。
  2. 【請求項2】 前記点火用押ボタンの点火操作に伴われ
    て該操作部材を該第2流量制御弁の開弁側に移動操作さ
    せる位置は、前記第1流量制御弁が閉弁状態を保つ位置
    であることを特徴とする請求項1記載の燃焼制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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