JPH08278155A - 経路探索装置 - Google Patents
経路探索装置Info
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- JPH08278155A JPH08278155A JP7080576A JP8057695A JPH08278155A JP H08278155 A JPH08278155 A JP H08278155A JP 7080576 A JP7080576 A JP 7080576A JP 8057695 A JP8057695 A JP 8057695A JP H08278155 A JPH08278155 A JP H08278155A
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Abstract
作性に優れた経路探索装置を提供する。 【構成】 経路探索処理の実行が指示されると、現在の
自車位置を基準として車両の進行方向に向かう所定の範
囲57の地図データの中から、所定の選択条件に従って
選択された地点58を目的地点に自動的に設定する。ま
たたとえば前記自車位置を出発地点に自動的に設定す
る。前記目的地点は、たとえば入力された属性データの
地点に設定される。また、入力された地図データの範囲
の中から選ばれる。このように、車両が走行中であって
も、車両を停止することなく、経路探索のための地点を
設定することができる。
Description
や目的地を表示することができる、いわゆるナビゲーシ
ョン装置で好適に実施され、目的地や経由地などまでの
経路を探索するための経路探索装置に関し、特に操作者
の望む経路を探索することができる、操作性に優れる経
路探索装置に関する。
れ、地図画面上に自車位置を併せて表示し、その表示を
自車の走行に伴って更新してゆく装置である。また近
年、このナビゲーション装置において、現在位置および
目的地または経由地を入力することによって、現在位置
からその目的地または経由地までで、たとえば最短距離
となる経路が演算されて、推薦経路として表示するよう
にした経路探索装置が付加されるようになってきてい
る。
略的に、陸地、海および川などの地形データと、道路デ
ータとから構成されている。前記道路データは、カーブ
を折線近似した折点、交差点、または施設などの地点の
位置を表す位置データ、および当該地点の属性を示す属
性データを含むノードデータと、2つの地点を接続する
道路の経路長データ、および当該道路の種別などの属性
を示す属性データを含むリンクデータとを含んで構成さ
れている。
ストラ法が用いられる。このダイクストラ法では、上述
したリンクデータとノードデータとに基づき、探索開始
点である出発地点と目的地点までの経路に関し、ノード
データ→リンクデータ→ノードデータ→リンクデータ…
という順序で経路長が最短となる経路を算出している。
この最短経路は、ノードデータによってリンク(道路)
を接続してゆき、前記リンクデータにおける経路長を出
発地点から目的地点までの複数の経路について累積し、
その中で最短距離のものとして求められている。
搭載する車両においては、走行中に、たとえば「××温
泉」に行こうとした場合、一旦車両を停止し、停止位置
を出発地点とし、「××温泉」を目的地点として設定
し、経路探索を実行する。この出発地点および目的地点
の設定は、たとえば操作者が所定の範囲の地図データを
読出して表示させ、表示された地図画像上のカーソル位
置を所望の地点に一致させ、指定することによって行わ
れる。
泉」と特定の地点に行くのではなく、「現在位置の周辺
の温泉」に行こうとする場合がある。この場合、上述し
た場合と同様に、車両を一旦停止し、操作者が現在位置
の周辺の地図データを読出し、「最寄りの温泉」をスク
ロール表示させるなどによって検索し、「所望とする温
泉」を選んで目的地点として設定しなければならない。
定するときには、車両を一旦停止しなければなれず、非
常に手間のかかる操作が必要である。
は、走行距離や走行時間に応じてサービスエリアに立寄
ることが多い。このような場合であっても操作者は、上
述したのと同様の手間のかかる操作によって、所定のサ
ービスエリアを中継地点として設定しなければならな
い。
出発地点から目的地点まで走行できるよう経路を設定し
たい場合がある。たとえば、出発地点から目的地点まで
の経路が、一般道路(無料)と有料道路との2系統あっ
た場合、従来の装置では、料金に拘わらず最短距離を選
択してゆくので、操作者の望む料金以内で目的地点まで
ゆくことができないという不都合が生じる。
することができ、より実用的で操作性に優れた経路探索
装置を提供することである。
似した折点、交差点または施設などの地点の位置を表す
位置データ、および当該地点の属性を示す属性データを
含むノードデータと、2つの地点を接続する道路の経路
長データ、および当該道路の種別などの属性を示す属性
データを含むリンクデータとを含んで構成される地図デ
ータに基づいて、指定された出発地点から目的地点まで
の道路種別などで重付けした重付経路長による最短経路
を探索する経路探索装置において、探索の起点に接続さ
れた探索点の中から、起点からの道路種別などで重付け
した重付経路長の最も短い探索点を次の起点として選択
して経路を探索する探索処理を、出発地点を最初の起点
として開始し、探索点と目的地点とが一致するまで繰返
し実行する探索手段と、探索の起点となる地点に接続さ
れている探索点となる地点を表すノードデータと、起点
および探索点に接続されている道路に対応するリンクデ
ータとを、前記探索処理の進行に従って順次地図データ
から読出して確定した経路を記憶する経路記憶手段と、
当該経路探索装置が搭載される車両の現在位置を検出す
る位置検出手段と、前記探索手段に探索の開始を指示す
る指示手段とを含み、前記探索手段は、指示手段の出力
に応答して、位置検出手段が検出した車両位置に基づい
て選ばれた地点を出発地点とし、前記車両位置を基準と
した車両の進行方向に向かう所定の範囲の地図データの
中から所定の選択条件に従って選択された地点を目的地
点とすることを特徴とする経路探索装置である。また本
発明は、前記地点に対する所望の属性データを入力する
地点属性データ入力手段を含み、前記探索手段は、所定
の範囲の地図データの中から、入力された属性データの
地点を目的地点とすることを特徴とする。また本発明
は、所望の地図データの範囲を入力する範囲入力手段を
含み、前記探索手段は、入力された地図データの範囲の
中から、所定の選択条件に従って選択された地点を目的
地点とすることを特徴とする。また本発明は、前記所定
の範囲は、前記出発地点を中心点とした車両の進行方向
に向かう円弧状の領域に選ばれ、当該経路探索装置が搭
載される車両の走行速度が速いときには、前記円弧状の
領域の半径が長く、遅いときには短いことを特徴とす
る。また本発明の前記所定の範囲は、前記出発地点を中
心点とした車両の進行方向に向かう円弧状の領域に選ば
れ、当該経路探索装置が搭載される車両の走行速度が速
いときには、前記円弧状の領域の中心角が狭く、遅いと
きには広いことを特徴とする。また本発明の前記所定の
範囲は、前記出発地点を中心点とした車両の進行方向に
向かう円弧状の領域に選ばれ、当該経路探索装置が搭載
される車両の走行速度が速いときには、前記円弧状の領
域の半径が長く、かつ中心角が狭く、遅いときには半径
が短く、かつ中心角が広いことを特徴とする。また本発
明は、前記地図データに含まれていない地点の位置を表
す位置データ、および当該地点の属性を示す属性データ
を含む付加地点データを入力するデータ入力手段を含
み、入力された付加地点データは、探索対象地点となる
ことを特徴とする。また本発明の前記探索手段は、所定
の範囲の地図データの中から所定の選択条件に従って選
択された地点を出力する出力手段と、出力された地点の
中から所望の地点を指定する地点指定手段とを含み、指
定された地点を目的地点とすることを特徴とする。また
本発明は、道路を折線近似した折点、交差点または施設
などの地点の位置を表す位置データ、おとび当該地点の
属性を示す属性データを含むノードデータと、2つの地
点を接続する道路の経路長データ、および当該道路の種
別などの属性を示す属性データを含むリンクデータとを
含んで構成される地図データに基づいて、指定された出
発地点から目的地点までの道路種別などで重付けした重
付経路長による最短経路を探索する経路探索装置におい
て、探索の起点に接続された探索点の中から、起点から
の道路種別などで重付けした重付経路長の最も短い探索
点を次の起点として選択して経路を探索する探索処理
を、出発地点を最初の起点として開始し、探索点と目的
地点とが一致するまで繰返し実行する探索手段と、探索
の起点となる地点に接続されている探索点となる地点を
表すノードデータと、起点および探索点に接続されてい
る道路に対応するリンクデータとを、前記探索処理の進
行に従って順次地図データから読出して確定した経路を
記憶する経路記憶手段と、所定の範囲の地図データの中
から所定の選択条件に従って中継地点を選択する中継地
点選択手段とを含み、前記探索手段は、中継地点が選択
されると、探索点と中継地点とが一致するまで探索処理
を実行し、探索点と中継地点とが一致すると、中継地点
を起点として探索点と目的地点とが一致するまで探索処
理を実行することを特徴とする経路探索装置である。ま
た本発明の前記中継地点選択手段は、予め定める属性デ
ータの地点を中継地点として選択することを特徴とす
る。また本発明の前記中継地点選択手段は、前記地点に
対する所望の属性データを入力する地点属性データ入力
手段を含み、入力された属性データの地点を中継地点と
することを特徴とする。また本発明の前記中継地点選択
手段は、所望の地点の位置データを入力する位置データ
入力手段を含み、入力された位置データの地点を中継地
点とすることを特徴とする。また本発明の前記中継地点
選択手段は、所望の地図データの範囲を入力する範囲入
力手段を含み、入力された地図データの範囲の中から所
定の選択条件に従って中継地点を選択することを特徴と
する。また本発明の前記中継地点選択手段は、所望の中
継地点の数を入力する中継地点数入力手段を含み、入力
された中継地点の数だけ中継地点を選択することを特徴
とする。また本発明の前記中継地点選択手段は、出発地
点から中継地点までの距離と、中継地点から目的地点ま
での距離との比率を入力する比率入力手段を含み、入力
された比率の地点付近で中継地点を選択することを特徴
とする。また本発明の前記中継地点選択手段は、所定の
範囲の地図データの中の地点を出力する出力手段と、出
力された地点の中から所望の地点を指定する地点指定手
段とを含み、指定された地点を中継地点とすることを特
徴とする。また本発明は、道路を折線近似した折点、交
差点、または施設などの地点の位置を表す位置データ、
当該地点の属性を表す属性データ、および施設である地
点の使用料金データを含むノードデータと、2つの地点
を接続する道路の経路長データ、当該道路の種別などの
属性を示す属性データ、および当該道路の使用料金デー
タを含むリンクデータとを含んで構成される地図データ
に基づいて、指定された出発地点から目的地点までの道
路種別などで重付けした重付経路長による最短経路を探
索する経路探索装置において、探索の起点に接続された
探索点の中から、起点からの道路種別などで重付けした
重付経路長の最も短い探索点を次の起点として選択して
経路を探索する探索処理を、出発地点を最初の起点とし
て開始し、探索点と目的地点とが一致するまで繰返し実
行する探索手段と、探索の起点となる地点に接続されて
いる探索点となる地点を表すノードデータと、起点およ
び探索点に接続されている道路に対応するリンクデータ
とを、前記探索処理の進行に従って順次地図データから
読出して確定した経路を記憶する経路記憶手段と、所定
の範囲の地図データの中から所定の選択条件に従って中
継地点を選択する中継地点選択手段と、確定している経
路に関する料金A0を算出する料金計算手段と、出発地
点から目的地点までの移動に対する所望の料金Bを入力
する料金入力手段とを備え、前記料金計算手段は、中継
地点が選択されたときには、確定している経路の道路の
使用料金と、中継地点の使用料金と、目的地点の使用料
金とを加算した料金A0を算出し、中継地点が選択され
ないときには、確定している経路の道路の使用料金と、
目的地点の使用料金とを加算した料金A0を算出し、前
記探索手段は、前記料金A0に確定している経路の終点
と探索点とを接続する道路の使用料金を加算した料金A
1と、前記料金Bとが、A1≧Bとなる探索点を次の起
点として選択するようにして探索処理を実行することを
特徴とする経路探索装置である。
示されると、探索手段は、位置検出手段が検出した車両
の現在位置に基づいて選択された地点、たとえば車両の
現在位置を出発地点とし、前記車両の現在位置を基準と
した車両の進行方向に向かう所定の範囲の地図データの
中から所定の選択条件に従って選択された地点を目的地
点として、探索処理を実行する。出発地点を最初の起点
として、探索の起点に接続された探索点の中から、起点
からの道路種別などで重付けした重付経路長の最も短い
探索点を次の起点として選択して経路を探索し、探索点
と目的地点とが一致するまで繰返し実行する。
る車両が走行している場合であっても、車両を停止する
ことなく、出発地点および目的地点を自動的に設定する
ことができ、操作性が著しく向上する。
範囲の地図データの中から、地点属性データ入力手段か
ら入力された属性データの地点を目的地点とする。した
がって、目的地点を操作者の望む属性の地点に設定する
ことができる。
力手段から入力された地図データの範囲の中から、所定
の選択条件に従って選択された地点を目的地点とする。
したがって、目的地点を操作者の望む地図データの範囲
の中から選ぶことができる。
出発地点を中心点とした車両の進行方向に向かう円弧状
の領域に選ばれ、当該経路探索装置が搭載される車両の
走行速度が速いときには前記円弧状の領域の半径が長
く、遅いときには短くなるように選ばれる。したがっ
て、車両の走行速度に応じた範囲の中から目的地点が選
ばれ、地点を設定している間に選んだ目的地点を通過し
てしまうことが少なくなる。
される車両の走行速度が速いときには、前記円弧状の領
域の中心角が狭く、遅いときには広くなるように選ばれ
る。したがって、車両の走行速度に応じた範囲の中から
目的地点が選ばれ、地点を設定している間に選んだ目的
地点を通過してしまうことが少なくなる。
される車両の走行速度が速いときには、前記円弧状の領
域の半径が長く、かつ中心角が狭く、遅いときには半径
が短く、かつ中心角が広くなるように選ばれる。したが
って、車両の走行速度に応じたより好ましい範囲の中か
ら目的地点が選ばれ、地点を設定している間に選んだ目
的地点を通過してしまうことがさらに少なくなる。
記地図データに含まれていない地点の位置を表す位置デ
ータ、および当該地点の属性を示す属性データを含む付
加地点データを入力することができ、入力された付加地
点データは、探索対象地点となる。したがって、操作者
が独自に知っている地点であっても、目的地点として設
定してすることができる。
地点の中から、所望の地点を操作者が指定し、指定した
地点を目的地点とすることができる。したがって、操作
者の望む地点を目的地点とすることができる。
ータの中から所定の選択条件に従って中継地点が選択さ
れると、探索点と中継地点とが一致するまで探索処理を
実行し、探索点と中継地点とが一致すると、中継地点を
起点として探索点と目的地点とが一致するまで探索処理
を実行する。
雑な操作が不要となり、操作性が著しく向上する。
地点が中継地点として選択される。したがって、予め定
める属性の地点を中継地点とすることができる。
から入力された属性データの地点を中継地点とする。し
たがって、操作者の望む属性の地点を中継地点とするこ
とができる。
入力された位置データの地点を中継地点とする。したが
って、操作者の望む地点を中継地点とすることができ
る。
れた地図データの範囲の中から所定の選択条件に従って
中継地点を選択する。したがって、操作者の望む範囲の
中から中継地点を選ぶことができる。
入力された中継地点数だけ中継地点を選択する。したが
って、操作者の望む数だけ中継地点を選ぶことができ
る。
れた出発地点から中継地点までの距離と、中継地点から
目的地点までの距離との比率の地点付近で中継地点を選
択する。したがって、操作者の望む地点付近で中継地点
を選ぶことができる。
地点の中から、操作者が所望の地点を指定し、指定した
地点を中継地点とすることができる。したがって、操作
者の望む地点を中継地点とすることができる。
路を折線近似した折点、交差点、または施設などの地点
の位置を表す位置データ、当該地点の属性を表す属性デ
ータ、および施設である地点の使用料金データを含んで
構成され、リンクデータは、2つの地点を接続する道路
の経路長データ、当該道路の種別などの属性を示す属性
データ、および当該道路の使用料金データを含んで構成
される。地図データは、前記ノードデータおよびリンク
データを含んで構成される。
たときには、確定している経路の道路の使用料金と、中
継地点の使用料金と、目的地点の使用料金とを加算した
料金A0を算出する。一方、中継地点が選択されないと
きには、確定している経路の道路の使用料金と、目的地
点の使用料金とを加算した料金A0を算出する。探索手
段は、前記料金A0に、確定している経路の終点と探索
点とを接続する道路の使用料金を加算した料金A1と、
料金入力手段から入力された料金Bとが、A1≧Bとな
る探索点を次の起点として選択する。
発地点から目的地点まで移動することができる。また、
中継地点および目的地点が有料の施設であった場合で
も、当該有料の施設の使用料金を含んで判断することが
でき、操作者は費用計画を容易に立てることができる。
置が用いられるナビゲーション装置1の電気的構成を示
すブロック図である。このナビゲーション装置1は、自
動車に搭載されて、現在位置表示や目的地点までの経路
案内表示を行い、運転者の進路決定などに役立てられ
る。
操作キー2への入力操作に応答して、マイクロコンピュ
ータなどで実現される中央処理装置3が通信バス4を介
してCD−ROM装置5へ所望とする地域の地図データ
の読取りを指示する。その指示に応答して、処理回路6
が、デコーダ7を介して、CD−ROMディスク8に記
憶されている地図データから対応する地域の地図データ
を読出す。処理回路6から前記通信バス4を介して入力
された地図データに対応して、前記中央処理装置3が、
表示出力駆動回路21を介して、液晶表示装置などで実
現される表示出力装置22を表示出力駆動することによ
って、前記所望とする地域の地図画面表示が実現され
る。また、中央処理装置3が音声出力駆動回路23を介
して音声出力装置24を音声出力駆動する。これによっ
て、現在位置の音声による出力や、進行方向先にある交
差点や観光名所などの音声による案内が実現される。
(Global Positioning System)受信機11が設けられ
ており、このGPS受信機11は、GPSアンテナ12
で受信された地球周回軌道を回る測位衛星からの信号に
基づいて三角測量を行い、自車の緯度、経度、高度およ
び走行速度などを演算し、その演算結果を前記通信バス
4を介して中央処理装置3へ出力する。
センサ13と、ジャイロセンサ14と、車輪速センサ1
5とが備えられている。地磁気センサ13は車両の進行
方向を検出し、ジャイロセンサ14は車両の姿勢変化を
検出し、車輪速センサ15は車体速度を検出する。セン
サ13,14の検出結果は、それぞれアナログ/デジタ
ル変換器16,17でデジタル値に変換されて処理回路
19に入力される。また、車輪速センサ15からの車速
パルスは、パルスカウンタ18でカウントされ、処理回
路19に入力される。このとき、後退位置検出機25に
よって変速機の変速段が後退位置であることが検出され
ると、前記カウント値は負の値で表される。
た自車位置などに関するデータが前記中央処理装置3か
ら入力され、これによって該処理回路19は、前記各セ
ンサ13〜15の検出結果から現在の自車位置を推測演
算し、その演算結果を中央処理装置3へ出力する。この
ようにして、たとえばビル影、高架下またはトンネル内
などで前記GPS受信機11によって正確な自車位置を
計測することが不可能な地点においても、いわゆる推測
航法によって正確に自車位置を計測することができる。
けられている。このメモリ20には、後述するように選
択された経路、目的地点や経由地などが記憶されるとと
もに、経路探索処理時における起点または探索点となっ
た地点を記憶して保持している。
ション装置1の経路案内動作を説明するための機能ブロ
ック図である。前記操作キー2に、GPS受信機11お
よび処理回路19などの入力装置31から現在位置およ
び目的地点または経由地が入力されると、探索を開始す
る前に経路探索装置32の地点設定部33が、入力され
た地点に関連して探索を開始すべき起点または探索を終
了すべき終点となる地点を初期設定する。
ROM装置5などから参照符35で示すように地図デー
タを読出して、起点からリンクデータに基づいて道路を
辿って経路を探索し、その探索結果36は経路案内部3
7に与えられるとともに、経路探索装置32内のデータ
管理部38で前記メモリ20に保管される。前記経路探
索は、探索の起点に接続された探索点の中から、起点か
らの道路種別などの属性で重付けした重付経路長の最も
短い探索点を次の起点として選択して行われる。
置検出部39に与えられており、この自車位置検出部3
9は、前記GPS受信機11および処理回路19などか
らの出力と前記地図データ35とのマップマッチングを
行い、正確な自車位置を演算して前記経路案内部37に
与えるとともに、前記表示出力駆動回路21、表示出力
装置22、音声出力駆動回路23および音声出力装置2
4で実現される出力部40に与える。出力部40には、
前記経路案内部37から、選択された経路に関するデー
タが与えられており、これによって経路案内部37によ
って作成された経路上に、自車位置検出部39で計測さ
れた自車位置が併せて表示され、経路案内を行うことが
できる。
データ54の構成例を示す図である。ノードデータ54
は、ヘッダ50、地点データテーブル51、音声データ
テーブル52、および自然画データテーブル53を含ん
で構成される。ヘッダ50は、ノードデータ54の総サ
イズおよび地点データテーブル51のサイズを含んで構
成される。地点データテーブル51は、地点データP1
〜Pn(nは正の整数)を含んで構成される。各地点デ
ータP1〜Pnは、緯度および経路(位置データ)、地
点の属性、地点名、使用料金、音声データテーブルデー
タサイズ、音声データテーブルデータ先頭アドレス、自
然画データテーブルデータサイズ、自然画データテーブ
ルデータ先頭アドレスなどを含んで構成される。
1〜Qnを含んで構成され、自然画データテーブル53
は、自然画データT1〜Tnを含んで構成される。各音
声データQ1〜Qnは、地点データP1〜Pnを音声で
出力するためのデータであり、各自然画データT1〜T
nは、地点データP1〜Pnを画像として出力するため
のデータである。
ータは、前記地点データテーブル51に記憶された地点
のうちの2つの地点を接続する道路の経路長データ、当
該道路の種別などの属性を示す属性データ、および当該
道路の使用料金データを含んで構成される。なお、道路
の種別を表す属性としては、たとえば高速道路、有料道
路、国道および市道などが挙げられる。また、たとえば
「幅xm以上の道路」で道路を区分することもできる。
つに分割して説明する。先ず、第1の機能について説明
する。第1の機能とは、たとえば車両の走行中であって
も車両を停止することなく、容易に出発地点および目的
地点を設定することができる機能である。
ャートである。第1の機能の実行が指示されたステップ
a1では、各パラメータを初期化する。ステップa2で
は、現在の自車位置(CarX,CarY)、方位Ca
rDir、速度CarVを読込む。前記方位とは、予め
定める方向、たとえば南北方向を基準とし、当該基準方
向に対する自車の進行方向、すなわち基準方向と進行方
向との成す角をいう。
rX,CarY)を基準として、所定の検索範囲内にあ
る所定の属性、たとえば「温泉」の地点を検索する。ス
テップa4では、前記検索範囲内に所定の属性の地点が
あるか否かを判断し、ある場合にはステップa5に移
る。ない場合には、ステップa2に戻る。ステップa5
では、自車位置(CarX,CarY)に最も近い距離
の地点を選ぶ。
内し、ステップa2に戻る。すなわち、ステップa6で
は選んだ地点を目的地点とし、自車位置に基づいて選ば
れた地点、たとえば前記ステップa2で読込んだ自車位
置(CarX,CarY)を出発地点として、経路探索
処理が実行される。
を詳しく示すフローチャートである。また図6は、検索
時に表示される画面を示す図である。ステップb1で
は、カウント値i,jに0を代入する。ここで、iは地
点データの読込みカウンタのカウント値を表し、jは検
索範囲内にある地点カウンタのカウント値を表す。ステ
ップb2では、自車位置を基準とした車両の進行方向に
向かう所定の検索範囲内にある地点(Px(i),Py
(i))の地点データを読込む。
rX,CarY)と、地点(Px(i),Py(i))
との距離m、および方位dirを算出する。前記方位d
irとは、前記基準方向と、自車位置(CarX,Ca
rY)および地点(Px(i),Py(i))とを結ぶ
方向との成す角である。距離mおよび方位dirは、 m =〔{Px(i)−CarX}2+{Py(i)−CarY}2〕0.5 dir =tan-1〔{Py(i)−CarY}/{Px(i)−CarX}〕 で求められる。
と、予め定める速度Vorgとが比較され、自車の速度
CarVが所定の速度Vorgよりも小さいか否かが判
断される。小さい場合にはステップb5に進み、自車の
速度CarVが所定の速度Vorgと等しい、あるいは
所定の速度Vorgよりも大きい場合にはステップb6
に移る。ここで、前記所定の速度Vorgは、たとえば
40km/hに選ばれる。前記所定の速度Vorgに満
たない速度で自車が走行していると判断されたステップ
b5では、たとえば停止状態と考えられ、自車の速度C
arVとして前記所定の速度Vorgが設定される。
の領域に設定された所定の検索範囲の半径LENMAX
(たとえば、1km)を前記所定の速度Vorgで割っ
た値、すなわち速度40km/hでの走行時の検索範囲
の最遠部への予測到達時間と、地点(Px(i),Py
(i))までの距離mを、速度CarVで割った値、す
なわち速度CarVでの走行時の前記地点への到達時間
とを比較し、前記予測到達時間の方が長いか否かを判断
する。長いと判断された場合にはステップb7に移り、
予測到達時間と等しいあるいは予測到達時間の方が短い
と判断された場合には、ステップb10に移る。前記検
索範囲は、自車位置を基準として設定されるものであ
り、自車の移動に従ってその範囲も移動してゆく。前記
ステップb6の判断結果に従って、ステップb10に移
る場合とは、自車の移動につれて地点が検索範囲外とな
る場合である。
rから地点(Px(i),Py(i))の方位dirを
引いた値の絶対値と、方位Dirmaxとを比較し、方
位DIRMAXの方が大きいか否かを判断する。前記所
定の検索範囲は、たとえば図6に示されるように、自車
の進行方向56に対して中心角(2×DIRMAX)を
成す円弧状の領域に設定される。なお、図示される画面
上には、自車を表す車両マーク55、および地点マーク
58などが表示される。また、検索範囲57がたとえば
他の領域とは異なる色で表示される。また、中心角(2
×DIRMAX)を二等分する線分と前記進行方向56
とが一致するように選ばれる。これによって自車の進行
方向に向かう好ましい範囲の中から目的地点を選ぶこと
ができる。
前記絶対値よりも大きいと判断された場合にはステップ
b8に移り、方位DIRMAXと前記絶対値とが等し
い、あるいは方位DIRMAXの方が小さいと判断され
た場合にはステップb10に移る。ここで、ステップb
7の判断結果に従って、ステップb10に移る場合と
は、前記ステップb6の場合と同様に、自車の移動につ
れて地点が検索範囲外となる場合である。
(i),Py(i))が登録地点データ(Dx(j),
Dy(j))として、距離mが登録距離Dm(j)とし
て、方位dirが登録方位Ddir(j)として、それ
ぞれ登録される。ステップb9では、登録された地点の
番号を更新するために、前記カウント値jに1が加算さ
れて新たにカウント値jと設定される。ステップb10
では、読込む地点の番号を更新するために、前記カウン
ト値iに1が加算されて、新たにカウント値1として設
定される。ステップb11では、全ての地点データの検
索が終了したか否かが判断され、終了していないと判断
された場合にはステップb2に戻る。
たときに表示される画面60を示す図である。検索によ
って得られた地点の名称61が、それぞれ表示される。
また、各地点までの距離62が表示される。さらに、複
数の地点が得られた場合には、操作者が所望の地点を選
択するために、「選択して下さい。」という画像63が
表示される。操作者は、たとえば操作キー2を操作して
所望の地点を選択する。選択された地点の地名61およ
び距離62は、たとえば他の地名および距離とは異なる
表示色で表示される。
時に表示される画面64a,64bを示す図である。自
車位置と選択された地点との距離に応じて画面が切換わ
り、まず図8(1)に示されるように、車両マーク55
と進行方向マーク65とが表示される。また、前記地点
までの距離を示す「××温泉まで500m」という画像
66aが表示される。このとき、たとえば音声出力装置
24から「ポーン」という発信音の後、「××温泉に近
付きました。」という音声出力を行い、操作者に音声に
よる報知を行うことも可能である。
(2)に示されるように、画面64b上には、地点マー
ク58が表示される。また、「××温泉まで200m」
という画像66bが表示される。このときも音声出力装
置24によって、発信音の後、「××温泉付近です。」
という音声による報知を行うことができる。
機能の実行が指示されると、探索部34は、自動的に、
位置検出部39が検出した車両位置に基づいて選ばれた
地点を出発地点とし、前記車両位置を基準とした車両の
進行方向に向かう所定の範囲の地図データの中から所定
の選択条件に従って選択された地点を目的地点として、
探索処理を実行する。したがって、経路探索装置32が
搭載される車両が走行している場合であっても、車両を
停止することなく、出発地点および目的地点を設定する
ことができ、操作性が著しく向上する。
操作キー2から操作者によって入力された属性データの
地点を目的地点とし、操作者の望む属性の地点を目的地
点に設定することができる。また、同様にして入力され
た地図データの範囲の中から、所定の選択条件に従って
選択された地点を目的地点とし、操作者の望む地図デー
タの範囲の中から目的地点を選ぶことができる。
基準とした車両の進行方向に向かう円弧状の領域に選ば
れ、車両の走行速度が速いときには前記円弧状の領域の
半径が長く、遅いときには短くなるように選ばれる。ま
た、車両の走行速度が速いときには、前記円弧状の領域
の中心角が狭く、遅いときには広くなるように選ぶこと
も可能である。したがって、車両の走行速度に応じた範
囲の中から目的地点が選ばれ、地点を設定している間の
走行中に、選んだ目的地点を通過してしまうことが少な
くなる。
記円弧状の領域の半径が長く、かつ中心角が狭く、遅い
ときには半径が短く、かつ中心角が広くなるように選ぶ
ことが可能である。したがって、車両の走行速度に応じ
たより好ましい範囲の中から目的地点が選ばれ、地点を
設定している間の走行中に選んだ目的地点を通過してし
まうことがさらに少なくなる。
含まれていない地点の位置を表す位置データ、および当
該地点の属性を示す属性データを含む付加地点データを
入力することができ、入力された付加地点データは、探
索の対象地点となる。したがって、操作者が独自に知っ
ている地点であっても、目的地点として設定することが
できる。
せ、表示された地点の中から、所望の地点を操作者が指
定し、指定した地点を目的地点とすることができる。し
たがって、操作者の望む地点を目的地点とすることがで
きる。
9が検出した車両位置に基づいて選ばれた地点が、予め
記憶される地図データ内の地点と一致しない場合には、
後述するようにして擬似ノードを設定し、当該擬似ノー
ドを出発地点として経路探索処理を行う。
明するための図である。予め記憶される地図データに
は、ノードN1〜N3に関するノードデータとリンクデ
ータとが含まれる。まず、車両の自車位置G1が検出さ
れ、当該位置G1に最近接するリンクLi1が抽出され
る。次に、抽出されたリンクLi1と前記位置G1とを
最短距離で接続したときの、前記リンクLi1上の地点
N12が擬似ノードとして設定される。
すフローチャートである。図11は、当該動作を説明す
るための図である。図11中において、点S1,E1は
ノードを表し、点G1は自車位置を表す。
nに0xffffが、パラメータiに0が入力される。
ステップe2では、自車位置G1が検出され、この位置
の周辺のリンクLiが全て抽出される。ステップe3で
は、i番目のリンクLi(i)と、自車位置G1とを最
短距離で接続したときの、前記リンクLi(i)上の地
点H1の座標点(xx,yy)が、以下に示す式に基づ
いて算出される。また、前記最短距離lenが算出され
る。
メータminLenとが比較され、パラメータminL
enの方が大きいか否かが判断される。大きい場合に
は、ステップe5に移り、大きくない場合にはステップ
e6に移る。ステップe5では、パラメータminLe
nに最短距離lenが、パラメータminXに前記地点
H1のX座標の値が、パラメータminYにY座標の値
がそれぞれ入力される。
算され、新たにパラメータiに入力される。ステップe
7では、抽出した全てのリンクLiに対して、ステップ
e3〜ステップe6の処理が終了したか否かが判断さ
れ、終了した場合にはステップe8に移り、終了してい
ない場合にはステップe3に戻る。ステップe8では求
められたパラメータminX,minYの地点、たとえ
ば地点H1を擬似ノードとし、当該擬似ノードを出発地
点として経路探索処理が実行される。地点H1の座標点
から、ノードS1と擬似ノードとの距離およびノードE
1と擬似ノードとの距離を求めることができる。
が擬似ノードの地点H1となる場合、地点H1の座標点
(xx,yy)は、xx=ex、yy=eyとなる。
行って経路探索処理を実行することは、本件出願人によ
ってすでに提案されており、たとえば特願平6−873
40に記載されている。
データも経路探索の対象となるけれども、この場合の経
路探索処理は、前記自車位置を付加地点データによって
決定する地点に置換えて、同様にして擬似ノードを設定
することによって行うことができる。
の機能は、経路探索時の経由地を容易に設定することが
できる機能である。図13は、第2の機能を示すフロー
チャートである。図14は、経由地を設定するために用
いられる距離ms,mgを示す図であり、図15は、経
由地を設定するために用いられる長さrを示す図であ
る。
地に関する各種の設定が行われる。たとえば、経由地の
数CNT、経由地施設名NAME、経由地までの距離L
ENG、または経由地の検索範囲を指定する長さLIM
ITが設定される。ここで、経由地までの距離LENG
は、起点Sから経由地までの距離Ls、経由地から目的
地点Gまでの距離Lg、および前記2つの距離の比Ls
/Lgなどで構成される。また、前記長さLIMIT
は、図15を参照して、探索範囲Mが図示されるような
楕円形である場合、その長径rに相当する。また、カウ
ンタのカウント値cntに、入力された経由地の数CN
Tが入力される。
定する長さlimitを算出する。起点Sから目的地点
Gまでの間に経由地を設定する場合、経由地の検索範囲
は、起点Sと目的地点Gとを結ぶ直線を長径rとする楕
円領域とするのが適切である。このような範囲を例にと
ると、短径方向の長さを代えることによって、検索範囲
の大きさを変更することができる。また、このような範
囲では、楕円を同形に2等分し、2つの略半円における
焦点から各半円の円周上までの距離の和が長径rに相当
する。
が、長さlimitよりも大きいか否かが判断される。
前述したような楕円の検索範囲を設定した場合、2つの
略半円の焦点を求め、次に各焦点から探索点までの距離
の和Rを求める。この距離の和Rが、長さlimitに
相当する。長さlimitの方が長さLIMITよりも
小さい場合、すなわち探索点が検索範囲内にある場合に
は、ステップc4に進み、長さlimitと長さLIM
ITとが等しい、あるいは長さlimitの方が大きい
場合にはステップc11に進む。
「0」であるか否かが判断され、「0」である場合には
ステップc11に進み、「0」でない場合にはステップ
c5に移る。ステップc5では、起点Sから探索点まで
の距離lengを算出する。ここで、算出される距離l
engは、図14に示される、起点Sから各探索点A,
Bまでの距離ms、各探索点A,Bから目的地点Gまで
の距離mg、および前記2つの距離の比ms/mgなど
を含んで構成される。
離LENGとが等しいか否かが判断される。等しいと判
断された場合にはステップc7に移り、等しくないと判
断された場合にはステップc4に戻る。なお、ここで、
前記2つの距離leng,LENGが完全に一致するこ
とはまれであり、このため前記距離LENGに距離+
α,−αを加算し、当該加算した値と前記距離leng
とを比較し、前記距離lengの方が大きいか否かを判
断するようにしても構わない。この場合、距離leng
が大きい場合、ステップc7に移る。
施設名(地点名)nameを取得する。ステップc8で
は、施設名nameが前記施設名NAMEと等しいか否
かが判断される。等しい場合にはステップc9に移って
探索点が経由地に選ばれ、等しくない場合にはステップ
c4に戻る。
1が引算され、新たにカウント値cntとして設定され
る。ステップc10では、探索開始地点が変更される。
すなわち、確定した経路の終点、すなわち経由地が新た
な起点として設定される。ステップc10の動作が終了
すると、前記ステップc2に戻る。
したか否か、すなわち探索点と目的地点とが一致したか
否かが判断される。終了していないと判断されるとステ
ップc12に移り、探索点を変更し、ステップc2に戻
る。
定された場合、図14の探索点Aが経由地として選択さ
れる。また、図15に示すような、楕円形の検索範囲M
が設定された場合、当該範囲M内の探索点Aが経由地と
して選択される。なお、設定する範囲Mの形状は、楕円
形に限るものではなく、たとえば起点と目的地点とを結
ぶ直線からの距離によって設定することもできる。さら
に、複数の経由地が設定された場合、1つめの経由地が
確定すると、当該経由地を起点として次の検索処理を実
行し、設定された数だけ経由地が確定するまで検索処理
を繰返し実行する。
選択方法を示す図である。たとえば、前述したのと同様
に、距離Lsと距離Lgとの比Ls/Lgが設定されて
いるときには、この条件を満たす地点が経由地として選
ばれ、また範囲Mが設定されているときにはこの範囲内
の地点が経由地として選ばれる。2つの条件が設定され
ているときには、いずれか一方の条件を満たす地点が経
由地として選ばれ、図示される例では探索点A,C,E
が経由地として選ばれる。
範囲の地図データの中から所定の選択条件に従って経由
地が選択されると、探索点と経由地とが一致するまで探
索処理を実行し、探索点と経由地とが一致すると、経由
地を起点として探索点と目的地点とが一致するまで探索
処理を実行する。したがって、経由地を設定するための
煩雑な操作が不要となり、操作性が著しく向上する。
地として選択される。また、操作パネル2から操作者に
よって入力された属性データの地点を経由地とし、操作
者の望む属性の地点を経由地とすることができる。ま
た、同様にして入力された位置データの地点を経由地と
し、操作者の望む地点を中継地点とすることができる。
なおこの場合、操作者が指定した地点が、予め記憶され
る地図データ内の地点と一致しないことがある。このと
きには、第1の機能で説明したように擬似ノードを設定
し、経路探索処理を行う。
範囲の中から所定の選択条件に従って中継地点を選択
し、操作者の望む範囲の中から中継地点を選ぶことがで
きる。また、同様にして入力された経由地数だけ経由地
を選択し、操作者の望む数だけ経由地を選ぶことができ
る。なお複数の経由地を選んだ場合、経路探索時におい
て経由地を通過する順番は、たとえば次のようにして決
定される。探索の起点に近い順番で経由地を通過する。
あるいは複数の経由地を表示出力装置22から出力し、
操作者が選んだ順番で経由地を通過する。またあるい
は、探索の起点から全ての経由地を通って目的地点に到
達する全ての組合わせについて距離の総和を求め、求め
た距離が最も短くなる順番で経由地を通過する。
経由地までの距離と、経由地から目的地点までの距離と
の比率の地点付近で経由地を選択し、操作者の望む地点
付近で経由地を選ぶことができる。また、表示出力装置
22から地点を出力し、出力された地点の中から、操作
者が所望の地点を指定し、指定した地点を経由地とする
ことができる。したがって、操作者の望む地点を中継地
点とすることができる。
の機能は、所望の料金以内で走行できるように経路を探
索する機能である。図17は、第3の機能を示すフロー
チャートである。また、図18は前記機能を説明するた
めの図である。
金PAYを指定する。ステップd2では、探索中の起点
に接続される探索点の数を取得する。図18に示される
例では、起点Sに接続される探索点A〜Cによって、取
得数は「3」となる。
する所定の処理が終了したか否かが判断される。終了し
たと判断されると、ステップd8に進み、終了していな
いと判断されるとステップd4に進む。ステップd4で
は、起点Sと各探索点A〜Cとの間の通行料金payを
取得する。ステップd5では、経路料金totalを算
出する。たとえば、確定している経路に関する料金をt
otalAとすると、起点Sと探索点Aとの間、および
起点Sと探索点Cとの間は無料なので、出発地点Sから
地点Aまでの経路料金totalおよび出発地点Sから
地点Cまでの経路料金totalは、ともにtotal
Aとなり、起点Sと探索点Bとの間は有料なので、出発
地点Sから地点Bまでの経路料金totalは、tot
alA+payとなる。
合、目的地点の使用料金が加算された値が前記経路料金
totalとなる。
料金totalとが比較され、算出された経路料金to
talが設定された料金PAYよりも小さいか否かが判
断される。小さい場合にはステップd7に移り、大きい
場合にはステップd3に移る。ステップd7では、探索
点(探索ノード)が次の探索の起点として登録され、ス
テップd3に戻る。
る。すなわち、ステップd7で登録された探索点を次の
探索の起点とする。ステップd9では、経路探索が終了
したか否かが判断される。終了したと判断されるとステ
ップd10に移り、終了していないと判断されるとステ
ップd2に戻る。ステップd10では、経路料金tot
alが表示される。
が選択されたときには、前記ステップd5で、経由地の
使用料金が加算されて、経路料金totalが求められ
る。以上のように第3の機能によれば、操作者の指定し
た料金PAY以内で経路を選ぶことができる。また、出
発地点から目的地点までに有する料金を出力することが
でき、操作者は走行に必要な料金の計画を容易に立てる
ことができる。したがって、操作者の望む経路を探索で
きる利便性に優れた経路探索装置を提供できる。
る経路を選ぶという条件を追加せずに出発地点から目的
地点までの経路探索を行った後、確定した経路に関する
料金が操作者の希望する料金と一致しなかった場合、操
作者の希望する料金で走行できる地点まで経路を逆上
り、その地点から料金を考慮して、すなわち無料の道路
を選ぶようにして、経路探索を行ってもかまわない。
から探索の開始が指示されると、自動的に、出発地点と
目的地点とが設定されて探索処理が実行される。したが
って、経路探索装置が搭載される車両が走行している場
合であっても、車両を停止することなく、出発地点およ
び目的地点を設定することができ、操作性が著しく向上
する。
地点属性データ入力手段から入力された属性データの地
点が目的地点に設定される。したがって、目的地点を操
作者の望む属性の地点に設定することができる。
ータの範囲の中から、所定の選択条件に従って選択され
た地点が目的地点とされる。したがって、目的地点を操
作者の望む地図データの範囲の中から選ぶことができ
る。
出発地点を基準とした車両の進行方向に向かう円弧状の
領域に選ばれ、経路探索装置が搭載される車両の走行速
度が速いときには前記円弧状の領域の半径が長く、遅い
ときには短くなるように選ばれる。したがって、車両の
走行速度に応じた範囲の中から目的地点を選ぶことがで
き、地点を設定している間に選んだ目的地点を通過して
しまうことが少なくなる。
記円弧状の領域の中心角が狭く、遅いときには広くなる
ように選ばれる。したがって、車両の走行速度に応じた
範囲の中から目的地点を選ぶことができ、地点を設定し
ている間に選んだ目的地点を通過してしまうことが少な
くなる。
記円弧状の領域の半径が長く、かつ中心角が狭く、遅い
ときには半径が短く、かつ中心角が広くなるように選ば
れる。したがって、車両の走行速度に応じたより好まし
い範囲の中から目的地点を選ぶことができ、地点を設定
している間に選んだ目的地点を通過してしまうことがさ
らに少なくなる。
点の位置を表す位置データ、および当該地点の属性を示
す属性データを含む付加地点データを入力することがで
き、入力された付加地点データは、探索対象地点とな
る。したがって、操作者の独自に知っている地点であっ
ても、目的地点に設定することができる。
ら、所望の地点を操作者が指定し、指定した地点を目的
地点とすることができる。したがって、操作者の望む地
点を目的地点とすることができる。
ると、探索点と中継地点とが一致するまで探索処理を実
行し、探索点と中継地点とが一致すると、中継地点を起
点として探索点と目的地点とが一致するまで探索処理を
実行する。したがって、中継地点を設定するための煩雑
な操作が不要となり、操作性が著しく向上する。
地点として選択される。したがって、予め定める属性の
地点を中継地点とすることができる。
れた属性データの地点を中継地点とする。したがって、
操作者の望む属性の地点を中継地点とすることができ
る。
位置データの地点を中継地点とする。したがって、操作
者の望む地点を中継地点とすることができる。
ータの範囲の中から所定の選択条件に従って中継地点を
選択する。したがって、操作者の望む範囲の中から中継
地点を選ぶことができる。
中継地点数だけ中継地点を選択する。したがって、操作
者の望む数だけ中継地点を選ぶことができる。
点から中継地点までの距離と、中継地点から目的地点ま
での距離との比率の地点付近で中継地点を選択する。し
たがって、操作者の望む地点付近で中継地点を選ぶこと
ができる。
ら、操作者が所望の地点を指定し、指定した地点を中継
地点とすることができる。したがって、操作者の望む地
点を中継地点とすることができる。
ら中継地点が選択されたときには、確定している経路の
道路の使用料金と、中継地点の使用料金と、目的地点の
使用料金とを加算した料金A0を算出する。一方、中継
地点が選択されないときには、確定している経路の道路
の使用料金と、目的地点の使用料金とを加算した料金A
0を算出する。探索手段は、前記料金A0に、確定して
いる経路の終点と探索点とを接続する道路の使用料金を
加算した料金A1と、前記料金Bとが、A1≧Bとなる
探索点を次の起点として選択する。
発地点から目的地点まで移動することができる。なお、
中継地点および目的地点が有料の施設であった場合で
も、当該有料の施設の使用料金を含んで判断することが
でき、操作者は費用計画を容易に立てることができる。
ことができ、操作性に優れる経路探索装置を提供するこ
とができる。
れるナビゲーション装置1の電気的構成を示すブロック
図である。
明するための機能ブロック図である。
例を示す図である。
ローチャートである。
示す図である。
画面64a,64bを示す図である。
図である。
ートである。
図である。
図である。
ローチャートである。
る。
ある。
の図である。
ローチャートである。
Claims (17)
- 【請求項1】 道路を折線近似した折点、交差点または
施設などの地点の位置を表す位置データ、および当該地
点の属性を示す属性データを含むノードデータと、2つ
の地点を接続する道路の経路長データ、および当該道路
の種別などの属性を示す属性データを含むリンクデータ
とを含んで構成される地図データに基づいて、指定され
た出発地点から目的地点までの道路種別などで重付けし
た重付経路長による最短経路を探索する経路探索装置に
おいて、 探索の起点に接続された探索点の中から、起点からの道
路種別などで重付けした重付経路長の最も短い探索点を
次の起点として選択して経路を探索する探索処理を、出
発地点を最初の起点として開始し、探索点と目的地点と
が一致するまで繰返し実行する探索手段と、 探索の起点となる地点に接続されている探索点となる地
点を表すノードデータと、起点および探索点に接続され
ている道路に対応するリンクデータとを、前記探索処理
の進行に従って順次地図データから読出して確定した経
路を記憶する経路記憶手段と、 当該経路探索装置が搭載される車両の現在位置を検出す
る位置検出手段と、 前記探索手段に探索の開始を指示する指示手段とを含
み、 前記探索手段は、指示手段の出力に応答して、位置検出
手段が検出した車両位置に基づいて選ばれた地点を出発
地点とし、前記車両位置を基準とした車両の進行方向に
向かう所定の範囲の地図データの中から所定の選択条件
に従って選択された地点を目的地点とすることを特徴と
する経路探索装置。 - 【請求項2】 前記地点に対する所望の属性データを入
力する地点属性データ入力手段を含み、 前記探索手段は、所定の範囲の地図データの中から、入
力された属性データの地点を目的地点とすることを特徴
とする請求項1記載の経路探索装置。 - 【請求項3】 所望の地図データの範囲を入力する範囲
入力手段を含み、 前記探索手段は、入力された地図データの範囲の中か
ら、所定の選択条件に従って選択された地点を目的地点
とすることを特徴とする請求項1記載の経路探索装置。 - 【請求項4】 前記所定の範囲は、前記出発地点を中心
点とした車両の進行方向に向かう円弧状の領域に選ば
れ、当該経路探索装置が搭載される車両の走行速度が速
いときには、前記円弧状の領域の半径が長く、遅いとき
には短いことを特徴とする請求項1記載の経路探索装
置。 - 【請求項5】 前記所定の範囲は、前記出発地点を中心
点とした車両の進行方向に向かう円弧状の領域に選ば
れ、当該経路探索装置が搭載される車両の走行速度が速
いときには、前記円弧状の領域の中心角が狭く、遅いと
きには広いことを特徴とする請求項1記載の経路探索装
置。 - 【請求項6】 前記所定の範囲は、前記出発地点を中心
点とした車両の進行方向に向かう円弧状の領域に選ば
れ、当該経路探索装置が搭載される車両の走行速度が速
いときには、前記円弧状の領域の半径が長く、かつ中心
角が狭く、遅いときには半径が短く、かつ中心角が広い
ことを特徴とする請求項1記載の経路探索装置。 - 【請求項7】 前記地図データに含まれていない地点の
位置を表す位置データ、および当該地点の属性を示す属
性データを含む付加地点データを入力するデータ入力手
段を含み、 入力された付加地点データは、探索対象地点となること
を特徴とする請求項1記載の経路探索装置。 - 【請求項8】 前記探索手段は、 所定の範囲の地図データの中から所定の選択条件に従っ
て選択された地点を出力する出力手段と、 出力された地点の中から所望の地点を指定する地点指定
手段とを含み、 指定された地点を目的地点とすることを特徴とする請求
項1記載の経路探索装置。 - 【請求項9】 道路を折線近似した折点、交差点または
施設などの地点の位置を表す位置データ、および当該地
点の属性を示す属性データを含むノードデータと、2つ
の地点を接続する道路の経路長データ、および当該道路
の種別などの属性を示す属性データを含むリンクデータ
とを含んで構成される地図データに基づいて、指定され
た出発地点から目的地点までの道路種別などで重付けし
た重付経路長による最短経路を探索する経路探索装置に
おいて、 探索の起点に接続された探索点の中から、起点からの道
路種別などで重付けした重付経路長の最も短い探索点を
次の起点として選択して経路を探索する探索処理を、出
発地点を最初の起点として開始し、探索点と目的地点と
が一致するまで繰返し実行する探索手段と、 探索の起点となる地点に接続されている探索点となる地
点を表すノードデータと、起点および探索点に接続され
ている道路に対応するリンクデータとを、前記探索処理
の進行に従って順次地図データから読出して確定した経
路を記憶する経路記憶手段と、 所定の範囲の地図データの中から所定の選択条件に従っ
て中継地点を選択する中継地点選択手段とを含み、 前記探索手段は、中継地点が選択されると、探索点と中
継地点とが一致するまで探索処理を実行し、探索点と中
継地点とが一致すると、中継地点を起点として探索点と
目的地点とが一致するまで探索処理を実行することを特
徴とする経路探索装置。 - 【請求項10】 前記中継地点選択手段は、予め定める
属性データの地点を中継地点として選択することを特徴
とする請求項9記載の経路探索装置。 - 【請求項11】 前記中継地点選択手段は、前記地点に
対する所望の属性データを入力する地点属性データ入力
手段を含み、入力された属性データの地点を中継地点と
することを特徴とする請求項9記載の経路探索装置。 - 【請求項12】 前記中継地点選択手段は、所望の地点
の位置データを入力する位置データ入力手段を含み、入
力された位置データの地点を中継地点とすることを特徴
とする請求項9記載の経路探索装置。 - 【請求項13】 前記中継地点選択手段は、所望の地図
データの範囲を入力する範囲入力手段を含み、入力され
た地図データの範囲の中から所定の選択条件に従って中
継地点を選択することを特徴とする請求項9記載の経路
探索装置。 - 【請求項14】 前記中継地点選択手段は、所望の中継
地点の数を入力する中継地点数入力手段を含み、入力さ
れた中継地点の数だけ中継地点を選択することを特徴と
する請求項9記載の経路探索装置。 - 【請求項15】 前記中継地点選択手段は、出発地点か
ら中継地点までの距離と、中継地点から目的地点までの
距離との比率を入力する比率入力手段を含み、入力され
た比率の地点付近で中継地点を選択することを特徴とす
る請求項9記載の経路探索装置。 - 【請求項16】 前記中継地点選択手段は、 所定の範囲の地図データの中の地点を出力する出力手段
と、 出力された地点の中から所望の地点を指定する地点指定
手段とを含み、 指定された地点を中継地点とすることを特徴とする請求
項9記載の経路探索装置。 - 【請求項17】 道路を折線近似した折点、交差点、ま
たは施設などの地点の位置を表す位置データ、当該地点
の属性を表す属性データ、および施設である地点の使用
料金データを含むノードデータと、2つの地点を接続す
る道路の経路長データ、当該道路の種別などの属性を示
す属性データ、および当該道路の使用料金データを含む
リンクデータとを含んで構成される地図データに基づい
て、指定された出発地点から目的地点までの道路種別な
どで重付けした重付経路長による最短経路を探索する経
路探索装置において、 探索の起点に接続された探索点の中から、起点からの道
路種別などで重付けした重付経路長の最も短い探索点を
次の起点として選択して経路を探索する探索処理を、出
発地点を最初の起点として開始し、探索点と目的地点と
が一致するまで繰返し実行する探索手段と、 探索の起点となる地点に接続されている探索点となる地
点を表すノードデータと、起点および探索点に接続され
ている道路に対応するリンクデータとを、前記探索処理
の進行に従って順次地図データから読出して確定した経
路を記憶する経路記憶手段と、 所定の範囲の地図データの中から所定の選択条件に従っ
て中継地点を選択する中継地点選択手段と、 確定している経路に関する料金A0を算出する料金計算
手段と、 出発地点から目的地点までの移動に対する所望の料金B
を入力する料金入力手段とを備え、 前記料金計算手段は、 中継地点が選択されたときには、確定している経路の道
路の使用料金と、中継地点の使用料金と、目的地点の使
用料金とを加算した料金A0を算出し、 中継地点が選択されないときには、確定している経路の
道路の使用料金と、目的地点の使用料金とを加算した料
金A0を算出し、 前記探索手段は、前記料金A0に確定している経路の終
点と探索点とを接続する道路の使用料金を加算した料金
A1と、前記料金Bとが、A1≧Bとなる探索点を次の
起点として選択するようにして探索処理を実行すること
を特徴とする経路探索装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8057695A JP3590437B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 経路探索装置 |
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Publications (2)
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JPH08278155A true JPH08278155A (ja) | 1996-10-22 |
JP3590437B2 JP3590437B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=13722176
Family Applications (1)
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JP8057695A Expired - Lifetime JP3590437B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 経路探索装置 |
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