JP2003214879A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JP2003214879A
JP2003214879A JP2002009177A JP2002009177A JP2003214879A JP 2003214879 A JP2003214879 A JP 2003214879A JP 2002009177 A JP2002009177 A JP 2002009177A JP 2002009177 A JP2002009177 A JP 2002009177A JP 2003214879 A JP2003214879 A JP 2003214879A
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JP2002009177A
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Minoru Tokunaga
稔 徳永
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 探索された経路が最適な迂回経路なのか、迂
回する価値のある経路なのか等について、ユーザがより
適切に判断できるようにする。 【解決手段】 CPU17は、異なる探索条件の下で迂
回経路の探索を行い、それぞれの探索条件ごとに最適な
迂回経路を提示する。例えば、時間最短、距離最短、料
金最小等の探索条件下で複数の迂回経路を探索して提示
することにより、探索された複数の迂回経路の中からユ
ーザが所望の1つを選択することができるようにする。
また、探索された複数の迂回経路と共に、各経路を走行
した場合の時間、距離、料金に関する情報をそれぞれ提
示することにより、探索された迂回経路が最適な経路な
のか、迂回する価値のある経路なのか等について、ユー
ザがより適切な判断を行うための情報を増やすことがで
きるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はナビゲーション装置
に関し、特に、経路探索によって出発地と目的地とを結
ぶ最適な経路を設定し、この経路に沿って運転者を目的
地まで案内する経路誘導機能と、走行中の車両が渋滞や
工事等に出会った場合に、現在位置から渋滞等を回避す
る迂回経路を探索する迂回経路探索機能とを備えた車載
用のナビゲーション装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両の走行案内を行い、運転者
が所望の目的地に容易に到達できるようにした車載用の
ナビゲーション装置は、自立航法センサやGPS(Glob
al Positioning System)受信機などを用いて車両の現
在位置を検出し、その近傍の地図データをCD−ROM
やDVD−ROMなどの記録媒体から読み出して画面上
に表示する。また、画面上の所定箇所に自車位置を示す
車両位置マークを重ね合わせて表示する。そして、車両
の移動により現在位置が変化するに従って、画面上で車
両位置マークを移動したり、車両位置マークは画面上の
所定箇所に固定してその近傍の地図データをスクロール
したりすることにより、車両が現在どこを走行している
のかを一目で分かるようにしている。
【0003】また、最近のナビゲーション装置の殆どに
は、運転者が所望の目的地に向かって道路を間違うこと
なく容易に走行できるようにした経路誘導機能が搭載さ
れている。この経路誘導機能によれば、地図データを用
いて出発地から目的地までを結ぶ最もコストが小さな経
路を、幅優先探索(BFS)法あるいはダイクストラ法
などのシミュレーションを行って自動探索し、その探索
した経路を誘導経路として記憶する。そして、車両の走
行中に地図画面上で誘導経路を他の道路とは色を変えて
太く描画する。また、車両が誘導経路上の交差点に一定
距離内に近づいたときに、進行方向を音声で案内した
り、交差点の案内画像を拡大表示して進行方向を示す矢
印を表示したりするなどの交差点案内を行うことによ
り、運転者を目的地まで案内するようになっている。
【0004】なお、コストとは、距離をもとに、道路幅
員、道路種別(一般道か高速道路かなど)、右折および
左折、交通規制などに応じた所定の定数を乗じた値であ
り、誘導経路として適正の程度を数値化したものであ
る。距離が同一の2つの経路があったとしても、運転者
が高速道路を使用するか否か、時間を優先するか距離を
優先するかなどの探索条件を指定することにより、コス
トは異なったものとなる。経路探索処理においては、交
差点や分岐など複数の道路が交わる点をノード、隣接す
るノード間を結ぶベクトルをリンクとして、出発地から
目的地に至る様々な経路上のリンクコストを順次加算
し、リンクコストの合計が最も小さい経路を選択する。
【0005】この経路誘導機能を用いて誘導経路を探索
し、案内に従って走行していけば、道を知らなくても、
目的地に確実に到達することができる。ところが、探索
された誘導経路に沿って走行していても、交通状況によ
って道路が渋滞していることがある。この場合、その誘
導経路の代わりに、車両の現在位置の先から渋滞を回避
して元の誘導経路に戻るような迂回経路を示すことがで
きれば、非常に便利である。そこで、このような迂回経
路を探索できるようにしたナビゲーション装置が現在提
供されている。また、例えば特開平8−128845号
公報に記載されているように、現在位置からどの程度先
まで迂回するかの距離を指定できるようにしたナビゲー
ション装置も提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ナビゲーション装置では、渋滞している道路のリンクコ
ストを大きくし、あるいは、渋滞している道路を擬似的
に削除した上で、時間的に最短で行ける1本の経路を探
索して案内を再開するだけであった。そのため、探索さ
れた経路が本当に最適な迂回経路なのか、迂回する価値
のある経路なのか等について、全く判断することができ
ないという問題があった。例えば、高速道路上で渋滞に
出会って迂回経路を探索したときに、高速道路を降りて
渋滞を回避した後に再び高速道路に乗る経路が探索され
た場合に、高速料金が加算されても迂回する価値のある
経路なのか、多少時間がかかってもこのまま渋滞を通過
した方が良いのか等について、運転者は全く判断ができ
なかった。
【0007】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、探索された経路が最適な迂回経
路なのか、迂回する価値のある経路なのか等について、
ユーザがより適切に判断できるようにすることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明のナビゲーション装置では、異なる探索
条件の下でそれぞれ最適な迂回経路を探索して提示す
る。例えば、時間最短、距離最短、料金最小等の探索条
件下で複数の迂回経路を探索して提示する。これにより
ユーザは、探索された複数の迂回経路を見比べて経路選
択の判断をすることが可能となる。例えば、探索された
複数の迂回経路の中から所望の経路を選択したり、何れ
の迂回経路も選択せずに元の初期経路をそのまま選択す
ることが可能となる。
【0009】また、探索された複数の迂回経路を地図画
面上に表示するだけでなく、初期経路をそのまま走行し
た場合および迂回経路を選択して走行した場合にかかる
時間、距離、料金に関する情報をそれぞれ表示するよう
にしても良い。このようにすれば、ユーザがより適切な
判断を行うための情報を増やすことが可能となる。これ
によりユーザは、時間、距離、料金等の様々な観点から
初期経路および複数の迂回経路を比較して、より適切な
経路を選択することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る車載用ナビゲーション装置の全体構成例を示すブロ
ック図である。
【0011】図1において、11はDVD−ROM等の
地図記憶媒体であり、地図表示や経路探などに必要な各
種の地図データを記憶している。なお、ここでは地図デ
ータを記憶する記録媒体としてDVD−ROM11を用
いているが、CD−ROM、ハードディスクなどの他の
記録媒体を用いても良い。12はDVD−ROM制御部
であり、DVD−ROM11からの地図データの読み取
りを制御する。
【0012】ここで、DVD−ROM11に記録された
地図データの詳細について説明する。DVD−ROM1
1に記録された地図データは、広い地域を一望するため
の上位レベルの地図から、狭い地域を詳細に記述した下
位レベルの地図まで、レベルと呼ばれる単位に階層化し
て管理されている。各レベルは、所定の経度および緯度
で区切られた区画と呼ばれる矩形領域を単位として分割
されている。各区画の地図データは、区画番号を指定す
ることにより特定され、読み出すことが可能となる。
【0013】区画ごとの地図データには、地図表示に必
要な各種のデータから成る描画ユニットと、マップマッ
チングや経路探索、経路案内等の各種の処理に必要なデ
ータから成る道路ユニットと、交差点の詳細データから
成る交差点ユニットとが含まれている。また、上述した
描画ユニットには、建物あるいは河川等を表示するため
に必要な背景レイヤのデータと、市町村名や道路名等を
表示するために必要な文字レイヤのデータとが含まれて
いる。
【0014】上述の道路ユニットは、交差点や分岐な
ど、複数の道路が交わる点に対応するノードと、道路上
のあるノードとこれに隣接する他のノードとの間を接続
する、道路や車線等に対応するリンクとを含んでいる。
図2は、この道路ユニットの全体構成を示す図である。
同図に示すように、道路ユニットには、道路ユニットで
あることを識別するためのユニットヘッダと、全ノード
の詳細データを納めた接続ノードテーブルと、接続ノー
ドテーブルの格納位置を示すノードテーブルと、隣接す
る2つのノードによって特定されるリンクの詳細データ
を納めたリンクテーブルとが含まれている。
【0015】図3は、道路ユニットに含まれる各種テー
ブルの詳細な内容を示す図である。ノードテーブルは、
図3(A)に示すように、着目している区画に含まれる
全ノードに対応したノードレコード#0,#1,#2,
・・・・を格納している。各ノードレコードは、その並び順
に#0から順にノード番号が与えられており、このノー
ド番号が各ノードに対応する接続ノードテーブルの格納
位置を示している。
【0016】また、接続ノードテーブルには、図3
(B)に示すように、存在するノードのそれぞれ毎に、
a.ノードの正規化経度・緯度、b.ノードの属性フラ
グ、c.接続しているノードの数、d.交通規制の数、
e.接続ノードレコード、f.交通規制レコード、g.
隣接ノードレコード、h.交差点レコードの格納位置お
よびサイズ等の情報が含まれている。
【0017】a.ノードの正規化経度・緯度は、区画を
基準とした経度方向・緯度方向の相対位置を示す。b.
ノードの属性フラグは、そのノードが交差点ノードであ
るか否かを示す交差点ノードフラグや、他の区画との境
界にあるノードであるか否かを示す隣接ノードフラグな
どから成る。c.接続しているノードの数は、そのノー
ドをリンクの一方端とするリンクがある場合に、各リン
クの他方端を構成するノードの数を示す。
【0018】d.交通規制の数は、そのノードに接続さ
れているリンクに右折禁止やUターン禁止等の交通規制
が存在する場合に、その交通規制の数を示す。e.接続
ノードレコードは、そのノードが一方端となっている各
リンクのリンク番号を、リンク本数分だけ示す。f.交
通規制レコードは、上述した交通規制が存在する場合に
はその数に対応した交通規制の具体的な内容を示す。
g.隣接ノードレコードは、そのノードが他の区画との
境界にある隣接ノードである場合に、隣接する区画の対
応するノードの接続ノードテーブルの位置を示す。h.
交差点レコードの格納位置およびサイズは、そのノード
が交差点ノードである場合に、交差点ユニットにおける
対応する交差点レコードの格納位置およびサイズを示
す。
【0019】また、リンクテーブルは、図3(C)に示
すように、着目している区画に含まれる全てのリンクに
対応したリンクレコード#0,#1,#2,・・・・を格納
している。各リンクレコードには、その並び順に#0か
ら順にリンク番号が与えられており、このリンク番号が
各リンクに対応するリンクレコードの格納位置を示して
いる。
【0020】各リンクレコードには、a.リンクID、
b.ノード番号1,2、c.リンクの距離、d.リンク
のコスト、e.道路属性フラグ、f.道路種別フラグ、
g.路線番号等の情報が含まれている。a.リンクID
は、主に探索経路表示用に各リンクに付されたコードを
示す。b.ノード番号1,2は、リンクの両端に位置す
る2つのノードを特定する番号を示す。c.リンクの距
離は、当該リンクに対応した実際の道路の実距離を示
す。
【0021】d.リンクのコストは、そのリンクを走行
する場合の所要時間を道路種別等から計算により求め
て、そのリンクの通過に必要な時間を例えば分単位で示
したものである。なお、このリンクのコストは、そのリ
ンクを走行する場合の実際の所要時間を統計的に求めて
も良いし、そのリンクに対応した実際の道路の法定速度
から計算により求めても良い。e.道路属性フラグは、
そのリンクに関する各種の属性を示す。f.道路種別フ
ラグは、そのリンクに対応した実際の道路が高速道路で
あるか一般道であるかといった種別を示す。g.路線番
号は、そのリンクに対応した実際の道路に付された番号
を示す。
【0022】図1に戻って説明する。13は車両の現在
位置を測定する位置測定装置であり、自立航法センサ、
GPS受信機、位置計算用CPU等で構成されている。
自立航法センサは、所定走行距離毎に1個のパルスを出
力して車両の移動距離を検出する車速センサ(距離セン
サ)と、車両の回転角度(移動方位)を検出する振動ジ
ャイロ等の角速度センサ(相対方位センサ)とを含む。
自立航法センサは、これらの車速センサおよび角速度セ
ンサによって車両の相対位置および方位を検出する。
【0023】位置計算用CPUは、自立航法センサから
出力される自車の相対的な位置および方位のデータに基
づいて、絶対的な自車位置(推定車両位置)および車両
方位を計算する。また、GPS受信機は、複数のGPS
衛星から送られてくる電波をGPSアンテナで受信し
て、3次元測位処理あるいは2次元測位処理を行って車
両の絶対位置および方位を計算する(車両方位は、現時
点における自車位置と1サンプリング時間ΔT前の自車
位置とに基づいて計算する)。
【0024】14は地図情報メモリであり、DVD−R
OM制御部12の制御によってDVD−ROM11から
読み出された地図データを一時的に格納する。すなわ
ち、DVD−ROM制御部12は、車両現在位置の情報
を入力し、その車両現在位置を含む所定範囲の地図デー
タの読み出し指示を出力することにより、地図表示や誘
導経路の探索に必要な地図データをDVD−ROM11
から読み出して地図情報メモリ14に格納する。
【0025】15はリモートコントローラ(リモコン)
等の操作部であり、ユーザがナビゲーション装置に対し
て各種の情報(例えば、経路誘導の目的地)を設定した
り、各種の操作(例えば、メニュー選択操作、拡大/縮
小操作、手動地図スクロール、数値入力など)を行った
りするための各種操作子(ボタンやジョイスティック
等)を備えている。迂回経路の探索指示や、迂回距離の
指定等は、ユーザがリモコン15を操作することによっ
て行う。16はリモコンインタフェースであり、リモコ
ン15からその操作状態に応じた赤外線信号を受信す
る。
【0026】17はプロセッサ(CPU)であり、ナビ
ゲーション装置の全体を制御する。18はROMであ
り、各種プログラム(誘導経路探索処理プログラム等)
を記憶する。19はRAMであり、各種処理の過程で得
られるデータや、各種処理の結果得られるデータを一時
的に格納する。上述のCPU17は、ROM18に記憶
されている誘導経路探索処理プログラムに従って、地図
情報メモリ14に格納された地図データを用いて、出発
地から目的地までを結ぶ最もコストが小さな誘導経路
(以下、初期経路と呼ぶ)を探索する処理を行う。ま
た、現在位置から初期経路の一部を退避して当該初期経
路に再び戻るような迂回経路を探索する処理も行う。
【0027】20は誘導経路メモリであり、CPU17
が探索した誘導経路(初期経路、迂回経路)のデータを
記憶する。初期経路のデータは、出発地から目的地まで
の各ノードに対応させて、各ノードの位置と、各ノード
が交差点か否かを表す交差点識別フラグとを記憶したも
のである。また、迂回経路のデータは、現在位置から初
期経路上の前方位置にある交差点(迂回経路から初期経
路に戻る位置)までの各ノードに対応させて、各ノード
の位置と、各ノードが交差点か否かを表す交差点識別フ
ラグとを記憶したものである。
【0028】経路探索を行う場合、出発地(現在位置)
と目的地とを含む所定範囲(例えば、出発地と目的地と
を結ぶ直線を対角線とする矩形領域を全て含む1または
複数の区画を所定範囲とする場合や、出発地と目的地と
を結ぶ直線を半径とする範囲を所定範囲とする場合など
がある)の交差点ネットワークリストがあらかじめ作成
され、RAM19等のワークメモリに格納される。交差
点ネットワークリストとは、道路ユニットに含まれる全
ノードの中から交差点(交差点ノード以外に隣接ノード
を含むものとする)を抽出し、交差点ごとに経路探索処
理に必要な各種データを集めたものである。
【0029】例えば、交差点ネットワークリストには、
各交差点ごとに、(1)交差点シーケンシャル番号(その
交差点を特定するために必要な通し番号)、(2)その交
差点が含まれる道路ユニットの区画番号、(3)ノードテ
ーブル上の位置、(4)経度・緯度、(5)VICSサービス
エリア内か外かを示すフラグ、(6)交差点構成ノード
数、(7)各隣接交差点のシーケンシャル番号、(8)各隣接
交差点までのコスト、(9)各隣接交差点までの道路種別
・幅員、(10)経路探索によって決定した一つ前の交差点
のシーケンシャル番号、(11)出発地からこの交差点まで
のコストの合計、(12)その交差点の検索次数(横形探索
法の場合)などが含まれる。ただし、(10)〜(12)の情報
は、経路探索実行時に登録される。
【0030】また、一般には、この交差点ネットワーク
リストは、あらかじめDVD−ROM11に記録されて
おり、出発地と目的地とで決まる一定範囲に対応するも
のが部分的に読み出されてRAM19に格納されるが、
地図データ中の道路ユニットのデータに基づいて経路探
索の都度作成するようにしても良い。なお、本実施形態
では交差点のみを探索用のノードとし、各ノードの属性
としてネットワークリストを表現したが、リンクの属性
としてネットワークリストを表現して経路探索を行うよ
うにしても良い。
【0031】初期経路を探索する際は、リモコン15の
操作によって経路探索の目的地が設定されると、CPU
17は、その目的地データを誘導経路メモリ20に格納
する。また、リモコン15の操作によって経路探索の指
示が出されると、そのときの自車位置を出発地データに
設定して誘導経路メモリ20に格納する。そして、誘導
経路メモリ20に格納された出発地と目的地との間を結
ぶ走行経路を、ユーザにより指定された条件下で探索す
る。例えば、時間最短、距離最短、料金最小等の何れか
の条件下でコストが最小となる誘導経路を探索して設定
する。経路探索の代表的な手法としては、深さ優先探索
(DFS)法、幅優先探索(BFS)法、幅優先探索の
一種であるダイクストラ法が知られている。
【0032】一方、迂回経路を探索する際は、リモコン
15の所定のキー(以下、迂回キーと言う)の操作によ
って迂回経路探索の指示が出されるとともに、迂回する
距離が設定されると、CPU17はその設定距離の分だ
け、車両の現在位置から初期経路に沿って所定本数の回
避対象リンクを決定する。そして、当該回避対象リンク
を擬似的に削除する(交差点ネットワークリストから回
避対象リンクを削除する)とともに、回避対象リンクの
終点にあるノードから先の所定距離の区間に存在する初
期経路上の複数のノードを仮の目的地に設定して、現在
位置と仮の目的地との間を結ぶ走行経路を複数の条件下
で探索する。例えば、時間最短、距離最短、料金最小等
の互いに内容・性質が異なる複数の条件下で、コストが
最小となる迂回経路をそれぞれ探索する。なお、探索条
件はこれに限られるものでなく、例えば、通過信号数最
小、右折数最小、左折数最小、道路幅最大、交通量最小
等の条件で経路探索を行っても良い。
【0033】なお、ここでは回避対象リンクを擬似的に
削除した上で迂回経路の探索を行っているが、回避対象
リンクのリンクコストを定数倍した上で、このように重
み付けした回避対象リンクも含めて迂回経路の探索を行
うようにしても良い。回避対象リンクを擬似的に削除し
た場合は、必ず初期経路以外の経路が迂回経路として探
索される。一方、回避対象リンクのコストを重み付けし
て経路探索の対象に含めるようにした場合は、多くの場
合では初期経路以外の経路が迂回経路として探索される
が、よりコストの小さい経路がなければ初期経路自身が
迂回経路として探索されることもある。
【0034】CPU17はまた、誘導経路メモリ20に
記憶された誘導経路のデータに基づいて、車両を目的地
まで案内する処理も行う。すなわち、後述する誘導経路
発生部25を制御して、車両の走行中に地図画面上で誘
導経路を他の道路とは色を変えて太く描画する。また、
車両が誘導経路上の案内交差点に一定距離内に近づいた
ときに、進行方向を音声で案内したり、交差点の案内画
像を拡大表示して進行方向を示す矢印を表示したりする
などの交差点案内を行う。
【0035】21は交差点拡大図メモリであり、誘導経
路中にある全誘導対象交差点の拡大図のデータ(目的地
に向けて車両を案内するための交差点拡大図、行先、進
行方向矢印の画像)を一時的に格納する。この交差点拡
大図のデータも、DVD−ROM制御部12の制御によ
ってDVD−ROM11から適宜読み出される。
【0036】22はディスプレイコントローラであり、
地図情報メモリ14に格納された地図データに基づい
て、表示装置28への表示に必要な地図画像データを生
成する。23はビデオRAMであり、ディスプレイコン
トローラ22によって生成された地図画像データを一時
的に格納する。すなわち、ディスプレイコントローラ2
2によって生成された地図画像データはビデオRAM2
3に一時的に格納され、1画面分の地図画像データが読
み出されて画像合成部27に出力される。
【0037】24はメニュー発生部であり、リモコン1
5を用いて各種の操作を行う際に必要なメニュー画像を
発生して出力する。25は誘導経路発生部であり、誘導
経路メモリ20に記憶された誘導経路探索処理プログラ
ムの処理結果を使用して、誘導経路のデータを発生す
る。すなわち、誘導経路メモリ20に記憶された誘導経
路データの中から、その時点でビデオRAM23に描画
された地図エリアに含まれるものを選択的に読み出し、
地図画像に重ねて所定色で太く強調した誘導経路を描画
する。また、自車が誘導経路前方にある交差点から所定
距離内に接近したときに、交差点拡大図メモリ21に格
納された交差点拡大図データに基づいて、接近中の交差
点の案内図の画像を生成して出力する。
【0038】26はマーク発生部であり、マップマッチ
ング処理された後の自車位置に表示する車両位置マーク
や、ガソリンスタンドやコンビニエンスストア等を表示
する各種ランドマーク等を発生して出力する。なお、マ
ップマッチング処理とは、地図情報メモリ14に読み出
されている地図データと、位置測定装置13によって測
定されたGPS受信機による自車位置および車両方位の
データと、自立航法センサによる推定車両位置および車
両方位のデータとを用いて、自車の走行位置を地図デー
タの道路上に位置修正する処理のことを言う。
【0039】27は画像合成部であり、各種画像を合成
して出力する。すなわち、ディスプレイコントローラ2
2によって読み出された地図画像データに、メニュー発
生部24、誘導経路描画部25、マーク発生部26のそ
れぞれから出力される各画像データを重ねて画像合成を
行い、表示装置28に出力する。これにより、表示装置
28の画面上には、自車周辺の地図情報が車両位置マー
クや出発地マーク、目的地マーク等と共に表示される。
また、この地図上に誘導経路が表示されるとともに、車
両の位置が交差点近傍に近づいたときに交差点拡大図が
表示される。表示装置28は、ディスプレイコントロー
ラ22によって電源のオン/オフ制御が行われている。
【0040】29は音声発生部であり、交差点案内の音
声や、各種操作案内の音声などを発声する。30はスピ
ーカであり、音声発生部29により発生された音声を外
部に出力する。31はバスであり、上述した各種の機能
構成どうしで互いにデータの授受を行うために使用され
る。
【0041】次に、上記のように構成した本実施形態の
ナビゲーション装置による迂回経路の探索動作について
説明する。図4は、迂回経路探索処理の全体の流れを示
すフローチャートである。図4において、ユーザがリモ
コン15の迂回キーを操作すると(ステップS1)、C
PU17は、初期経路が存在するかどうか判定する(ス
テップS2)。例えば、車両がナビゲーション装置の経
路誘導機能を使わずに走行しているときは、初期経路が
存在しないので、迂回経路の探索自体意味がなく、エラ
ー処理をする(ステップS10)。
【0042】初期経路が存在する場合は、車両の現在位
置が初期経路上にあるかどうかを更に判定する(ステッ
プS3)。例えば、初期経路が存在しても、車両がその
初期経路から外れて走行しているときは、初期経路から
の迂回経路を探索することはできないので、エラー処理
をする(ステップS10)。一方、車両が初期経路上に
存在する場合、CPU17は、以前に設定された迂回経
路を消すために、誘導経路メモリ20の迂回テーブルを
クリアする(ステップS4)。
【0043】次に、CPU17は、回避区間設定処理を
行う(ステップS5)。この回避区間設定処理は、迂回
距離の入力画面を表示装置28に表示し、ユーザが手動
で所望の迂回距離を入力する処理である。回避区間が設
定されると、CPU17は、回避対象リンク設定処理を
行う(ステップS6)。この回避対象リンク設定処理
は、設定された迂回距離の分だけ、車両の現在位置から
初期経路に沿って所定本数のリンクを回避対象リンクに
設定する処理である。回避対象リンクは、誘導経路メモ
リ20の迂回テーブルに登録される。
【0044】回避対象リンクを設定すると、次にCPU
17は、その回避対象リンクを迂回経路の探索枝から除
外するために、回避対象リンクを擬似的に削除する(ス
テップS7)。なお、先にも述べたように、回避対象リ
ンクを擬似的に削除するのではなく、そのリンクコスト
をn倍するようにしても良い。そして、CPU17は、
回避対象リンクの終点にあるノードから先の所定距離の
区間に存在する初期経路上の複数のノードを仮の目的地
に設定して、現在位置と仮の目的地との間を結ぶ走行経
路を複数の条件下で探索する(ステップS8)。これに
よって探索された複数の迂回経路のデータは、誘導経路
メモリ20に格納される。
【0045】なお、料金優先の条件で迂回経路を探索し
た場合、迂回距離を指定しているので、もし自車位置が
高速道路上にあれば、一旦高速道路を降りて再び高速道
路に入る区間の短い(料金のあまりかからない)迂回経
路が探索される。高速道路を一旦降りるのは、高速道路
に対する迂回経路が一般道しかないためである。また、
再び高速道路に戻るのは、距離を指定した迂回経路探索
であり、初期経路上で指示した迂回距離の分だけ先の地
点に戻ることが前提だからである。したがって、高速道
路が初期経路に設定されていれば、高速道路上に戻るル
ートの中で料金の最も安いものが迂回経路として選ばれ
る。逆に、自車位置が一般道上にある場合は、高速道路
に入って再び降りる迂回経路は料金を要するため、料金
優先の条件下では探索されない。
【0046】この迂回経路探索処理では、探索したそれ
ぞれの迂回経路および元の初期経路ごとに、その経路を
走行するのに必要な時間、距離、料金を計算する。時間
の計算は、図3(C)に示したリンクレコード中の「リ
ンクのコスト」で表されるリンク通過時間を、探索され
た経路上に含まれるリンク分だけ加算することによって
行う。距離の計算は、同じく図3(C)に示したリンク
レコード中の「リンクの距離」を、探索された経路上に
含まれるリンク分だけ加算することによって行う。ここ
で計算する時間および距離は、現在位置から迂回経路あ
るいは初期経路を通って目的地に到着するまでにかかる
トータルの時間および距離である。また料金は、DVD
−ROM11に記録されている高速道路の料金情報テー
ブルを参照して、高速道路の入口と出口の情報をもとに
算出する。
【0047】以上のようにして複数の迂回経路が求めら
れると、CPU17は、それら全ての迂回経路と、それ
らの迂回経路あるいは初期経路を通った場合の時間、距
離、料金の情報とを表示装置28に表示する(ステップ
S9)。図5は、この場合の画面表示例を示す図であ
る。図5に示すように、表示装置28上には、元々表示
されている1本の初期経路と共に、時間優先、距離優
先、料金優先の条件下で探索された複数の迂回経路が表
示される。また、これらの初期経路および迂回経路ごと
に、その走行に必要な料金、時間、距離の情報も併せて
表示される。
【0048】なお、図5の例では、料金に関しては、初
期経路を走行した場合の料金を基準として、各迂回経路
を走行する場合の追加料金を表示しているが、目的地に
着くまでにかかるトータルの料金をそれぞれ表示するよ
うにしても良い。また、図5の表示画面は単なる例に過
ぎず、これに限定されるものではない。例えば、初期経
路および複数の迂回経路を通った場合の時間、距離、料
金に関する情報を、図6のように一覧表示するようにし
ても良い。
【0049】ユーザは、図5または図6のように表示さ
れた複数の迂回経路の中から、所望の迂回経路を1つ選
択することが可能である。例えば、ユーザがリモコン1
5を操作して手動により何れか1つの迂回経路を選択す
ることが可能である。何れかの迂回経路を選択すると、
他の迂回経路は表示画面から消去される。また、探索さ
れた複数の迂回経路と車両の現在位置との関係をCPU
17が判断し、その結果に基づいて何れか1つの迂回経
路を自動的に選択するようにしても良い。
【0050】後者の例では、複数の迂回経路が探索され
た時点では、それらを全て表示したままの状態にしてお
く。そして、マップマッチングによる自車位置の追跡結
果を利用しながら、ある迂回経路への分岐点を通過する
ごとに、車両位置に適合しなくなった迂回経路の表示を
順に消去していく。例えば、図5に示す現在位置CMの
先にある最初の分岐点で迂回経路の方に進路をとる
と、車両位置に適合しなくなった迂回経路の表示が消
去される。さらに、次の分岐点で迂回経路の方に進路
をとると、車両位置に適合しなくなった迂回経路の表
示が消去される。これにより、初期経路の他に、最終
的に進路をとった迂回経路の表示のみが残されること
となる。なお、最初の分岐点で迂回経路に入った時点
で、初期経路の表示も消去するようにしても良い。
【0051】以上説明したように、第1の実施形態によ
れば、ユーザがリモコン15の迂回キーを操作すること
によって迂回経路の探索が指示されたときに、条件の異
なる複数の迂回経路を探索して表示するようにしたの
で、ユーザは表示された複数の迂回経路と元の初期経路
とを見比べてどの経路を選択するかの判断をすることが
でき、自分の意思で所望の経路を自由に選択することが
できる。
【0052】また、第1の実施形態では、探索された複
数の迂回経路と共に、それらの走行に必要な時間、距
離、料金の情報を初期経路のそれと対比できるように表
示するようにしたので、探索された迂回経路が最適な経
路なのか、迂回する価値のある経路なのか等について、
ユーザがより適切な判断を行うための情報を増やすこと
ができる。したがって、時間、距離、料金等の様々な観
点から初期経路および複数の迂回経路を比較して、ユー
ザが所望する経路を選択することができる。
【0053】なお、上記第1の実施形態では、車両が初
期経路上を走行中のときに迂回キーを押し、迂回距離を
設定することによって迂回経路を探索する例について説
明したが、次のようにしても良い。すなわち、初期経路
が存在しない場合でも、現在位置から回避したい道路の
区間を設定することにより、現在位置からその設定区間
の先までの迂回経路を複数の条件下で探索する。
【0054】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。図7は、本発明の第2の実
施形態に係る車載用ナビゲーション装置の全体構成例を
示すブロック図である。なお、この図7において、図1
に示した符号と同一の符号を付したものは互いに同一の
機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を
省略する。
【0055】図7に示すように、第2の実施形態に係る
ナビゲーション装置では、図1に示した構成に加えて、
ビーコン送受信機32を備えている。ビーコン送受信機
32は、主に高速道路上に設置された電波ビーコン送受
信機との間で電波を介して双方向通信を行うとともに、
主に一般道上に設置された光ビーコン送受信機との間で
光を介して双方向通信を行うことにより、図示しない道
路交通情報センタ(VICSセンタ)から送られてくる
VICS道路交通情報を受信する。
【0056】また、DVD−ROM11に記録された地
図データ中の描画ユニットには、上述した背景レイヤお
よび文字レイヤのデータの他に、VICSセンタから送
られてくる渋滞情報に基づいて対応する道路を特定する
ために必要なVICS変換レイヤのデータが含まれてい
る。さらに、地図データ中の道路ユニットを構成するリ
ンクレコードの「道路属性フラグ」(図3(C)参照)
には、そのリンクがVICSセンタで管理しているVI
CSリンク(道路交通情報を受信可能なリンク)と対応
しているか否かを示すVICSリンク対応フラグが含ま
れている。なお、以下では、VICSリンクと区別する
ために道路ユニットに含まれる各リンクを特に「道路リ
ンク」と称する。
【0057】図8は、描画ユニットに含まれるVICS
変換レイヤの詳細な内容を示す図である。同図に示すよ
うに、描画ユニットのVICS変換レイヤには、VIC
S変換テーブルが含まれている。さらに、このVICS
変換テーブルには、VICS変換テーブルであることを
識別するためのVICSユニットヘッダと、道路リンク
番号テーブルと、VICSリンク変換テーブルとが含ま
れている。道路リンク番号テーブルは、道路リンク番号
の順に、各道路リンクのデータがVICS変換テーブル
内のどの位置に格納されているかを示すものであり、着
目している区画の全リンクに対応している。
【0058】また、VICSリンク変換テーブルには、
存在する道路リンクのそれぞれに対応して、a.VIC
Sリンク情報フラグ(VICSリンクと道路リンクの相
対的な長さを示すVICSリンク長と、着目している道
路リンクの上下線が同じか異なるかを示す上下線区別を
含む)、b.着目している道路リンクを一方(他方)の
ノードから他方(一方)のノードに向かって見た場合の
対応するVICSリンクの数、c.VICSリンクの一
方(他方)のノード方向からこの道路リンク開始位置ま
での距離(VICSリンク全体の距離で見た場合のパー
センテージ)、d.道路リンクの一方(他方)のノード
から他方(一方)のノードに向かって見た場合のVIC
Sリンクのそれぞれに対応した2次メッシュコード、V
ICSリンクID、VICSリンクまでの距離等の情報
が含まれる。
【0059】図9は、VICSセンタから送られてくる
VICS情報に含まれる渋滞情報を示す図である。同図
に示す渋滞情報パケットは、あるVICSリンクの特定
箇所がどの程度渋滞しているかを示すものであり、a.
2次メッシュコード、b.VICSリンク番号、c.始
点からの距離、d.長さ、e.渋滞の度合い等の各種情
報を含んでいる。
【0060】a.2次メッシュコードは、そのVICS
リンクが含まれるエリアを特定するためのコードを示
す。b.VICSリンク番号は、その道路に対応したリ
ンク番号を示す。c.始点からの距離は、渋滞が始まる
位置を特定するための始点(VICSリンクの一方端)
からの距離を示す。d.長さは、渋滞の区間を示す。
e.渋滞の度合いは、例えば車両が一定の速度以下にな
る「渋滞」と、ほとんど車両が動かなくなる「混雑」と
の2種類の状態が特定される。この図9に示す渋滞情報
パケットと、図8に示したVICS変換レイヤとを用い
ることにより、渋滞情報に対応するリンクを特定するこ
とができる。
【0061】第1の実施形態で説明したCPU17は、
ユーザがリモコン15の迂回キーを操作することによっ
て経路探索の指示が出されたときに、迂回経路の探索処
理を行っていた。これに対して、第2の実施形態による
CPU33は、ビーコン送受信機32によってVICS
情報が受信されるごとに、迂回経路の探索処理を自動的
に実行する。ただし、探索した結果を全て表示装置28
に表示することはせずに、初期経路よりも時間的に早く
行ける迂回経路が見つかったときにのみ、迂回経路を画
面上に表示して経路誘導を行う。
【0062】次に、上記のように構成した第2の実施形
態のナビゲーション装置による迂回経路の探索動作につ
いて説明する。図10は、迂回経路探索処理の全体の流
れを示すフローチャートである。図10において、CP
U33は、地図情報メモリ14に格納された地図データ
に含まれているリンクを対象にした渋滞情報をVICS
センタから受信したかどうかを判定する(ステップS1
1)。例えば、図8に示したVICS変換レイヤと図9
に示した渋滞情報パケットとから特定されるリンクが、
地図情報メモリ14に格納された地図データのリンクレ
コードに含まれていれば、渋滞情報を受信したと判断す
る。
【0063】渋滞情報を受信していないときは、何も行
わずに処理を終了する。一方、渋滞情報を受信したとき
は、CPU33は、その渋滞情報に基づいてリンクコス
トの修正を行う(ステップ12)。具体的には、交差点
ネットワークリストの「各隣接交差点までのコスト」の
うち、渋滞情報を受信したリンクに対応するものについ
て、例えば受信した渋滞情報に含まれる渋滞の度合いが
「渋滞」である場合は通常の2倍に、また渋滞の度合い
が「混雑」の場合は通常の3倍にというようにそのコス
トを修正する。
【0064】次に、CPU33は、初期経路が存在する
かどうか判定する(ステップS13)。例えば、車両が
ナビゲーション装置の経路誘導機能を使わずに走行して
いるときは、初期経路が存在しないので、迂回経路の探
索自体意味がなく、何も行わずに処理を終了する。初期
経路が存在する場合は、車両の現在位置が初期経路上に
あるかどうかを更に判定する(ステップS14)。例え
ば、初期経路が存在しても、車両がその初期経路から外
れて走行しているときは、初期経路からの迂回経路を探
索することはできないので、何も行わずに処理を終了す
る。
【0065】一方、車両が初期経路上に存在する場合、
CPU33は、以前に設定された迂回経路を消すため
に、誘導経路メモリ20の迂回テーブルをクリアする
(ステップS15)。次に、CPU33は、回避対象リ
ンク設定処理を行う(ステップS16)。この回避対象
リンク設定処理は、受信した渋滞情報によって特定され
る距離だけ、車両の現在位置から初期経路に沿って所定
本数のリンクを回避対象リンクに設定する処理である。
回避対象リンクは、誘導経路メモリ20の迂回テーブル
に登録される。
【0066】回避対象リンクを設定すると、次にCPU
33は、回避対象リンクの終点にあるノードから先の所
定距離の区間に存在する初期経路上の複数のノードを仮
の目的地に設定し、回避対象リンクについてコストが修
正された交差点ネットワークリストに基づいて、現在位
置と仮の目的地との間を結ぶ走行経路を時間優先の条件
下で探索する(ステップS17)。
【0067】そして、CPU33は、回避対象リンクを
そのまま走行するよりも時間的に早く行ける迂回経路が
探索されたか否かを判定する(ステップS18)。これ
は、時間優先の条件で探索された迂回経路が初期経路と
異なるか否かを判定することによって行うことが可能で
ある。回避対象リンクについて渋滞情報に基づくコスト
修正をした上で時間優先の経路探索を行った結果、初期
経路と異なる経路が探索された場合は、それは回避対象
リンクをそのまま走行するよりも時間的に早く行ける迂
回経路であることを示している。
【0068】初期経路よりも時間的に早く行ける迂回経
路が存在しない場合は、その後は何もせずに処理を終了
する。一方、そのような迂回経路が探索された場合は、
CPU33は、回避対象リンクの終点にあるノードから
先の所定距離の区間に存在する初期経路上の複数のノー
ドを仮の目的地に設定して、現在位置と仮の目的地との
間を結ぶ走行経路を、時間優先以外の1または複数の条
件下で探索する(ステップS19)。上記ステップS1
7およびステップS19の処理により、条件の異なる複
数の迂回経路が探索され、それぞれの迂回経路のデータ
が誘導経路メモリ20に格納されることとなる。
【0069】この迂回経路探索処理では、探索したそれ
ぞれの迂回経路および元の初期経路ごとに、その経路を
走行するのに必要な時間、距離、料金を計算する。元の
初期経路に関する時間の計算は、図3(C)に示したリ
ンクレコード中の「リンクのコスト」で表されるリンク
通過時間そのものでなく、渋滞情報によって修正された
コストで表されるリンク通過時間を、探索された経路上
に含まれるリンク分だけ加算することによって行う。距
離および料金の計算は、第1の実施形態で説明したのと
同様である。
【0070】以上のようにして複数の迂回経路が求めら
れると、CPU33は、それら全ての迂回経路と、それ
らの迂回経路あるいは初期経路を通った場合の時間、距
離、料金の情報とを、図5あるいは図6のように表示装
置28に表示する(ステップS20)。ユーザは、この
ように表示された複数の迂回経路の中から、所望の迂回
経路を1つ選択することが可能である。その選択の方法
は、第1の実施形態で説明した通りである。
【0071】以上説明したように、第2の実施形態によ
れば、車両の走行中にビーコン送受信機32によって道
路交通情報が受信されるごとに、時間優先による迂回経
路探索処理をバックグラウンドで行い、初期経路よりも
時間的に早く行ける迂回経路が見つかったときに、その
他の条件でも迂回経路を探索してそれらを全て表示する
ようにしたので、ユーザがより適切な判断を行うために
必要なより多くの情報を自動的に得ることができる。し
かも、その迂回情報は、VICS情報の取得によって、
渋滞等に直面する前にあらかじめ知ることができるの
で、心理的に楽である。また、早めに迂回経路を探索す
ることができるので、経路探索をするときの探索枝とな
り得るリンク数が増え、仮の目的地に達するのにより適
した迂回経路を探索することができる。
【0072】なお、上記第2の実施形態では、渋滞距離
に応じた回避対象リンクのコストをn倍した上で時間優
先の経路探索を行い、時間的に早く行ける迂回経路が見
つかったときのみ他の条件でも迂回経路を探索して表示
する例について説明したが、本発明はこれに限定されな
い。例えば、渋滞距離に応じた回避対象リンクを擬似的
に削除した上で複数の条件により迂回経路を探索して表
示するようにしても良い。
【0073】その他、以上に説明した各実施形態は、何
れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示し
たものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限
定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本
発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱するこ
となく、様々な形で実施することができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異なる探索条件の下で複数の迂回経路を探索して提示す
るようにしたので、ユーザは、探索された複数の迂回経
路を見比べて経路選択の判断をすることが可能となり、
探索された複数の迂回経路の中から所望の経路を選択し
たり、何れの迂回経路も選択せずに初期経路をそのまま
選択したりすることができる。また、本発明によれば、
探索された複数の迂回経路を提示するだけでなく、各経
路を走行した場合の時間、距離、料金に関する情報をそ
れぞれ提示するようにしたので、時間、距離、料金等の
様々な観点から各経路を比較して、探索された迂回経路
が最適な経路なのか、迂回する価値のある経路なのか等
について、ユーザがより適切な判断を行うための情報を
増やすことができ、ユーザはより適切な迂回経路を選択
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る車載用ナビゲー
ション装置の全体構成例を示すブロック図である。
【図2】DVD−ROMに記録された地図データに含ま
れる道路ユニットの全体構成を示す図である。
【図3】道路ユニットに含まれる各種テーブルの詳細な
内容を示す図である。
【図4】第1の実施形態に係るナビゲーション装置によ
って行われる迂回経路探索処理の全体の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図5】迂回経路探索処理の結果表示される画面例を示
す図である。
【図6】迂回経路探索処理の結果表示される他の画面例
を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る車載用ナビゲー
ション装置の全体構成例を示すブロック図である。
【図8】DVD−ROMに記録された地図データの描画
ユニットに含まれるVICS変換レイヤの詳細な内容を
示す図である。
【図9】VICS情報に含まれる渋滞情報を示す図であ
る。
【図10】第2の実施形態に係るナビゲーション装置に
よって行われる迂回経路探索処理の全体の流れを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
11 DVD−ROM 12 DVD−ROM制御部 13 位置測定装置 14 地図情報メモリ 15 リモコン 16 リモコンインタフェース 17 CPU 18 ROM 19 RAM 20 誘導経路メモリ 21 交差点拡大図メモリ 22 ディスプレイコントローラ 23 ビデオRAM 24 メニュー発生部 25 誘導経路発生部 26 マーク発生部 27 画像合成部 28 表示装置 29 音声発生部 30 スピーカ 31 バス 32 ビーコン送受信機 33 CPU
フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB02 HB22 HB23 HB24 HC08 HC15 HC31 HD03 HD16 HD23 HD24 HD30 2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC02 AC06 AC08 AC09 AC14 AC18 AC19 5H180 AA01 BB02 BB04 BB13 CC12 FF04 FF05 FF12 FF13 FF22 FF25 FF27 FF38

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の現在位置から当該現在位置よりも
    先の位置に至る迂回経路を探索する迂回経路探索機能を
    有するナビゲーション装置であって、 異なる探索条件の下で上記迂回経路の探索を行い、それ
    ぞれの探索条件ごとに最適な迂回経路を提示するように
    したことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 目的地までの経路探索を行い、探索した
    初期経路に従って車両を誘導する経路誘導手段と、 上記初期経路上の車両の現在位置から、当該現在位置よ
    りも上記目的地側にある上記初期経路上の位置に至る迂
    回経路を、異なる探索条件の下で複数探索する迂回経路
    探索手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装
    置。
  3. 【請求項3】 上記迂回経路の探索を手動により指示す
    るための迂回経路探索指示手段と、 上記初期経路上で迂回したい距離を手動により設定する
    ための迂回距離設定手段とを備え、 上記迂回経路探索手段は、上記迂回経路探索指示手段に
    より上記迂回経路の探索が指示されるとともに、上記迂
    回距離設定手段により迂回距離が設定されたときに、上
    記経路誘導手段により探索された初期経路上の現在位置
    から先の上記迂回距離の区間を回避対象区間に設定し
    て、上記迂回経路を異なる探索条件の下で複数探索する
    ことを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装
    置。
  4. 【請求項4】 道路に関する渋滞等の交通情報を外部よ
    り取得する交通情報取得手段を備え、 上記迂回経路探索手段は、上記交通情報取得手段により
    上記交通情報が取得されたときに、上記交通情報の内容
    に応じて渋滞区間を回避対象区間に設定して、上記迂回
    経路を異なる探索条件の下で複数探索することを特徴と
    する請求項2に記載のナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 上記迂回経路探索手段は、上記交通情報
    取得手段により上記交通情報が取得されたときに、上記
    交通情報の内容に応じて渋滞区間を回避対象区間に設定
    して、上記迂回経路を時間優先の条件下で探索し、この
    とき探索された迂回経路を走行する場合のコストが上記
    初期経路を走行する場合のコストより小さくなった場合
    に、上記時間優先以外の条件下で更に上記迂回経路の探
    索を行うことを特徴とする請求項4に記載のナビゲーシ
    ョン装置。
  6. 【請求項6】 上記迂回経路探索手段は、上記回避対象
    区間を擬似的に削除して上記迂回経路の探索を行う請求
    項3〜5の何れか1項に記載のナビゲーション装置。
  7. 【請求項7】 上記迂回経路探索手段は、上記回避対象
    区間のコストを通常より大きく設定して上記迂回経路の
    探索を行う請求項3〜5の何れか1項に記載のナビゲー
    ション装置。
  8. 【請求項8】 探索された複数の迂回経路を地図画面上
    に表示するとともに、上記初期経路のみを走行した場合
    および上記複数の迂回経路を走行した場合における時
    間、距離、料金の少なくとも一に関する情報を上記地図
    画面上に表示することを特徴とする請求項1〜7の何れ
    か1項に記載のナビゲーション装置。
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