JP3022269B2 - 経路情報提供装置 - Google Patents

経路情報提供装置

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JP3022269B2
JP3022269B2 JP23180295A JP23180295A JP3022269B2 JP 3022269 B2 JP3022269 B2 JP 3022269B2 JP 23180295 A JP23180295 A JP 23180295A JP 23180295 A JP23180295 A JP 23180295A JP 3022269 B2 JP3022269 B2 JP 3022269B2
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紳悟 大橋
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば車載用ナ
ビゲーション装置に適用される経路情報提供装置に関す
る。より詳細には、手動または自動計算により設定され
た二地点間の経路の全体像をシミュレーションによりユ
ーザに確認させることができる経路情報提供装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、手動、またはダイクストラ法
等の自動計算によって設定された道路上の二地点間の経
路を車両の現在位置を示すカーマークとともに道路地図
上に重畳表示し、この表示されている道路地図を車両の
走行に伴ってスクロールさせることにより、不案内な土
地における車両での走行を支援できるようにした車載用
ナビゲーション装置が用いられている。この種のナビゲ
ーション装置には、ユーザに前記経路の全体像を実走行
前等に確認させることができる、いわゆるコースシミュ
レーション機能が設定されている場合がある(たとえば
特開平5−323872号公報参照)。
【0003】ユーザによってコースシミュレーション機
能の実行が指示されると、前記車載用ナビゲーション装
置では、走行経路に沿った一連の地図表示データが作成
され、この作成された地図表示データに対応する地図が
表示画面上を滑らかにスクロールされながら表示され
る。このとき、車両を示すカーマークが画面中央の経路
上に重畳表示される。そして、前記地図のスクロールに
よってカーマークが経路上の主要交差点等の手前に達す
ると、その主要交差点等に関する情報(以下「交差点情
報」という)が提供される。具体的には、その主要交差
点等の模式図が表示されたり、その主要交差点の名称等
が音声出力される。これにより、実走行時のシミュレー
ションが表示画面上で実現される。
【0004】さらに、最近では、実走行時のシミュレー
ションをよりリアルに実現したり、経路に沿った目的地
の施設を走行前に予め探しておきたいという要望に応え
るため、交差点情報だけでなく、経路周辺にある施設に
関する情報(以下「施設情報」という)もユーザに提供
するようにしたナビゲーション装置が開発されている。
【0005】より詳述すると、このナビゲーション装置
では、経路上に重畳表示されているカーマークを中心と
した所定範囲内に情報を提供すべき施設(以下「情報提
供施設」という)があるか否かが検索される。その結
果、情報提供施設があると判別されると、その情報提供
施設に対応する施設情報が提供される。具体的には、前
記情報提供施設のある画面位置にアイコンが表示される
とともに、前記施設情報が表示されたり音声出力され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記施設情
報を提供する車載用ナビゲーション装置において、コー
スシミュレーションすべき距離が相対的に短い場合、コ
ースシミュレーションに要する時間はあまり長くならな
い。しかしながら、コースシミュレーションすべき距離
が東京・大阪間のように相対的に長い場合には、提供す
べき情報量は多くなるので、コースシミュレーションに
要する時間は長くなる。その結果、ユーザはコースシミ
ュレーションが終了するまで長い間待たなければならな
いという不具合があった。
【0007】これに対処するため、コースシミュレーシ
ョンにおける地図のスクロール速度を一律に速くするこ
とが考えられる。しかしながら、この場合には、施設情
報等を十分に提供できないおそれがある。この現象は、
都市部等の情報提供施設が多い区間において特に顕著で
ある。したがって、施設情報等を十分に提供しようとす
れば、スクロール速度を速くするのにも限度がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、コースシミュレーションに要する時間を短
縮できる経路情報提供装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1記載の経路情報提供装置は、いわゆるコース
シミュレーションを実行できる経路情報提供装置であっ
て、コースシミュレーションが実行されている場合にお
いて、表示画面に表示されているカーマークの経路上の
置と次の案内位置との間の距離を求め、この距離が
定された基準距離より長い場合、前記カーマークを次の
交差点案内位置にスキップさせるように前記表示更新手
段を制御する制御手段を有するものである。
【0010】また、請求項2記載の経路情報提供装置
は、カーマークを次の交差点案内位置にスキップさせる
のに代えて、カーマークを次の交差点案内位置まで高速
で更新させるものである。
【0011】このように、前記構成によれば、交差点案
が不要な区間の地図を飛ばして、または前記交差点案
不要区間の地図を高速で更新しながら、コースシミュ
レーションが実行されるので、交差点案内情報を提供し
つつ、コースシミュレーションに要する時間を短縮でき
る。
【0012】また、地図のスキップまたは地図の高速更
新を前記距離が基準距離以上である場合に限って実行す
ることとしているので、たとえば交差点が密集している
経路に対するコースシミュレーションを実行する場合に
はスキップや高速更新は実行されないので、見やすい表
示画面とすることができる。
【0013】なお、案内情報を提供すべき距離的条件
は、地図の更新速度または/および提供される案内情報
量に応じて変更可能なものであってもよい。
【0014】請求項3記載の経路情報提供装置は、いわ
ゆるコースシミュレーションを実行中に、カーマークを
交差点案内位置にスキップさせるように前記表示更新手
段を制御する制御手段を有するものである。
【0015】また、請求項4記載の経路情報提供装置
は、カーマークを交差点案内位置にスキップさせるのに
代えて、カーマークを交差点案内位置まで高速で更新さ
せるように制御するものである。
【0016】このように、この構成によれば、常に、交
差点案内情報提供不要区間の地図を飛ばして、または交
差点案内情報提供不要区間の地図を高速で更新しなが
ら、コースシミュレーションが実行されるので、案内情
報を提供しつつ、コースシミュレーションに要する時間
を短縮できる。
【0017】また、この構成では、前記請求項1記載の
構成における基準距離の概念がないので、交差点等が密
集していても、地図は常にスキップまたは高速更新され
る。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の経路情報提供装置が適用された第1実施形態の車載
用ナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図であ
る。この車載用ナビゲーション装置には、コンソール1
1、表示器12、方位センサ13、距離センサ14、経
路地図データ及び道路地図データを格納している地図メ
モリ15、地図メモリ15からデータを読出すメモリド
ライブ16、距離センサ14により検出される走行距離
及び方位センサ13により検出される走行方向変化量を
それぞれ積算した積算データと、メモリドライブ16に
より読出した道路地図データとの比較に基いて車両位置
を検出するロケータ17、経路地図データを利用した推
奨経路の算出、所定範囲の経路地図の検索・読出・拡大
縮小、ユーザを誘導するためのグラフィック表示用デー
タの生成、表示器12および音声出力装置18の制御、
ならびにロケータ17の制御等の種々の演算制御を行う
コントローラ19を有している。
【0025】さらに詳細に説明すれば、コンソール11
は、この装置の起動・停止や画面上のカーソル移動、画
面上に表示すべき経路地図の選択等をするキー入力ボー
ド(図示せず)を有している。方位センサ13は、車両
の走行に伴なう方位の変化を検出するものである。方位
センサ13には、地磁気センサ、ジャイロ、あるいは左
右両輪の回転数の差に基づいて旋回角度を検出する旋回
角度センサ等を使用することが可能である。
【0026】距離センサ14は、車両の速度、あるいは
車輪の回転数等に基づいて走行距離を検出するものであ
る。距離センサ14には、車輪速センサ、車速センサ等
が使用可能である。なお、方位センサ13または/およ
び距離センサ14として、たとえば地球の周回軌道を航
行するGPS(Global Positioning System) 衛星から送
信される電波を受信するGPS受信機を適用してもよ
い。
【0027】地図メモリ15は、大容量記憶媒体である
CD-ROM、ICメモリカード、磁気テープなどのメモリなど
から構成されている。地図メモリ15には、経路計算を
する基礎となるとともに道路形態、座標位置等をグラフ
ィック表示するための経路地図データと、車両位置検出
用の道路地図データとが格納されている。
【0028】経路地図データは、道路地図(高速自動車
国道、自動車専用道路、一般国道、主要地方道、一般都
道府県道、指定都市の一般市道、その他の生活道路を含
む。)をメッシュ状に分割し、各メッシュ単位でノード
とリンクとの組み合わせからなる経路を、全体地図と詳
細地図とに分けて記憶している。全体地図は主として幹
線道路(高速自動車国道、自動車専用道路、一般国道、
主要地方道を含む)のみを含み、詳細地図は幹線道路と
ともに一般都道府県道、指定都市の一般市道、その他の
生活道路等の幹線でない道路をも含んでいる。詳細地図
は地図メモリ15の容量の関係から、全国をカバーする
だけのものを用意することはできないので、都市の主要
部分に該当するもののみ用意している。以下明細書で
は、高速自動車国道、自動車専用道路を「高速道路」と
いい、それ以外の道路を「一般道路」という。
【0029】ここに、ノードとは、一般に、道路の分岐
点や折曲点を特定するための座標位置のことである。こ
のうち、分岐点を表わすノードを分岐点ノード、道路の
折曲点(分岐点を除く)を表わすノードを補間点ノード
ということがある。ノードデータは、ノード番号、当該
ノードに対応する隣接メッシュのノードのアドレス、ノ
ードに接続されるリンクのアドレスなどからなる。
【0030】各分岐点ノードを繋いだものがリンクであ
る。リンクデータはリンク番号、リンクの始点ノード及
び終点ノードのアドレス、リンクの距離、リンクを通過
する方向、その方向における所要時間データ、道路種
別、道路幅、一方通行、右折禁止、左折禁止や有料道路
などの交通規制データからなる。ただし、交通規制デー
タは、幹線道路については完備されているが、非幹線道
路については、すべての道路について備えられているも
のではない。
【0031】また、車両位置検出用の道路地図データ
は、1/2500の地図データベースから作成されたもので、
道路,地名,有名施設,鉄道,川等を特定する地図デー
タ等で構成されている。道路地図データは、前記経路地
図データよりもさらに詳細で精密なデータである。具体
的には、ノードの位置情報と若干のリンク情報(道路幅
など)とからなる1層構造のデータである。リンク情報
の種類が少ないのは、位置検出に直接必要のない所要時
間データや交通規制データ等が含まれていないからであ
る(ただし、道路幅は位置検出にも有用となることがあ
るので含まれている)。
【0032】このように、位置検出用の道路地図データ
と経路地図データとを分けたのは、前者は地図マッチン
グのため詳細な精度が要求され、後者は精度よりも経路
計算に必要な各種データを付属させる必要があるからで
ある。地図メモリ15にはまた、所定の案内地点に関す
る案内情報が格納されている。案内地点とは、たとえば
道路上の主要交差点および道路周辺の施設のことであ
る。道路周辺の施設には、たとえば駅,ホテル,ゴルフ
場,観光施設,遊園地といった種類がある。案内情報と
は、主に前記案内地点の名称である。
【0033】表示器12は、液晶表示素子,プラズマ表
示素子またはCRT等で構成された表示画面を有するも
のである。表示器12では、初期設定メニュー画面等の
各種メニュー画面,地図、車両の現在位置および方位を
示すカーマーク、目的地や目印となる地点、ならびに目
的地までの方位および距離が必要に応じて表示される。
【0034】また、表示器12の表示画面上には、タッ
チパネル(図示せず)が取付けられている。タッチパネ
ルは、初期設定メニュー画面上における推奨経路の計算
基準(例えば、最短時間経路、最短距離経路、右折左折
の少ない道路、道幅の広い道路)の指示、推奨経路に沿
うコースシミュレーションの実行の指示、このコースシ
ミュレーションの実行に関する条件設定、目的地等をユ
ーザが入力する際に操作するためのものである。すなわ
ち、マンマシン・インタフェースとして機能する。
【0035】なお、タッチパネルでは、前記の他、経路
地図の地名欄、有名施設欄、予めユーザが登録しておい
た地点等の地点データを選択して入力する際にも操作さ
れる。また、途中経由地をユーザ自身で指定する際にも
操作される。ロケータ17は、距離センサ14により検
出される距離データ、及び方位センサ3により検出され
る方位変化データをそれぞれ積算して走行軌跡データを
算出し、走行軌跡データと地図メモリ15に格納されて
いる道路のパターンとの比較(いわゆる地図マッチング
法)に基いて、車両の存在確率を加味した道路上の車両
位置を検出する。
【0036】図2は、前記コントローラ19の内部構成
を示すブロック図である。コントローラ19は、メモリ
ドライブ16を通して地図メモリ15から必要なデータ
を得るメモリドライブ制御部21、音声出力装置18に
電子的に記録された音声を発声させる音声制御部22、
表示器12に必要な画像を所定の拡大倍率で表示させる
表示制御部23、コンソール11で設定された入力情報
を処理する入力処理部24、地図表示データをフレーム
メモリに登録しておく登録部25、ロケータ17の算出
した車両位置をデータとして取り込む車両位置認識処理
部26、CPUとして機能する経路誘導処理部28、経
路計算処理部29、及び地図メモリ15から取出された
推奨経路データを一時蓄える主メモリ27が接続される
とともに、前記メモリドライブ制御部21にメモリドラ
イブ16が接続され、音声制御部22に音声出力装置1
8が接続され、入力処理部24にコンソール11が接続
され、表示制御部23に表示器12が接続され、車両位
置認識処理部26にロケータ17が接続された構成であ
る。
【0037】経路計算処理部29は、ユーザによって目
的地が設定入力されたことに応じて、現在地と目的地と
の間の推奨経路の計算をダイクストラ法等によって行う
ものである。ダイクストラ法は、目的地に最も近いノー
ド又はリンクを始点とし、出発地に最も近いノード又は
リンクを終点とし、始点から終点に至るリンクのツリー
を想定し、ツリーを構成する全ての経路のリンクコスト
を順次加算して、出発地に到達する最もリンクコストの
少ない経路のみを選択する方法である。ここでリンクコ
ストを見積もるときに考慮すべき事項として、走行距
離、走行時間、高速道路の利用の有無、右折左折回数、
幹線道路の走行確率、事故多発地帯回避、その他ユーザ
の好みに応じて設定した事項がある。
【0038】この構成において、前記経路計算処理部2
9によって推奨経路が算出されると、この算出された推
奨経路およびこの推奨経路に関連する案内情報が地図メ
モリ15から読出され、主メモリ27にいったん格納さ
れる。また、地図メモリ15から道路地図データが読出
され、この読出された道路地図データを用いて前記推奨
経路に沿う一連の地図表示データが作成される。作成さ
れた地図表示データは登録部25に与えられて保持され
る。このとき、前記案内情報も登録部25に与えられて
保持される。
【0039】この状態において、車両の現在位置データ
がロケータ17から出力されると、現在位置データは車
両位置認識部26を介して経路誘導処理部28に与えら
れる。経路誘導処理部28は、与えられた現在位置を中
心とした地図表示データに対応する地図を表示部12に
表示させる。このとき、車両の現在位置を示すカーマー
クおよび推奨経路が前記地図に重畳される。このカーマ
ークおよび推奨経路が重畳された地図は、ロケータ17
から現在位置データが出力されるたびに、更新される。
すなわち、スクロールされる。
【0040】スクロールされている場合、車両が案内情
報を提供すべき位置に達すると、音声出力装置18や表
示器12において案内情報が提供される。これにより、
経路案内が達成される。ところで、この車載用ナビゲー
ション装置には、前記算出された推奨経路の全体像をユ
ーザに実走行前等に確認させることができる、いわゆる
コースシミュレーション機能が設定されている。コース
シミュレーションは、車両を示すカーマークおよび推奨
経路を重畳表示した地図(以下「経路地図」という)を
出発地と目的地との間で適宜更新させることによって行
われる。
【0041】コースシミュレーション機能を実行する場
合、ユーザは、初期設定メニュー画面においてコースシ
ミュレーションモードを選択し、シミュレーションメニ
ュー画面を表示画面に表示させる(図3(a) 参照)。そ
して、このシミュレーションメニュー画面において、種
々のシミュレーション条件を設定する。シミュレーショ
ン条件には、たとえば経路地図をスクロールさせる方
向、経路地図を更新する際の更新速度、後述する検索範
囲の形状およびサイズを含む検索施設、スクロール開始
位置、ならびに情報提供形態(案内設定)がある。
【0042】情報提供形態の設定は、案内メニュー画面
を表示画面に表示することによって行われる(図3(b)
参照)。案内メニュー画面では、音声案内(出力)をす
るかしないか、交差点案内を表示するか表示しないか、
および施設名称を表示するか表示しないか、を選択でき
る。音声案内とは、たとえば「斜め左前方2Km先に東京
ディズニーランドがあります」、という情報を音声出力
装置18から出力させることである。交差点案内とは、
たとえば交差点模式図を表示したり交差点の名称を表示
することである。施設名称とは、たとえば情報を提供す
べき施設(以下「情報提供施設」という)の名称を表示
することである。
【0043】次に、前記シミュレーションモードが選択
されたことによって開始されるコースシミューション処
理について詳述する。なお、コースシミュレーション処
理は、設定されたシミュレーション条件に応じて実行さ
れる内容が異なる。そのため、以下では、各条件ごと
に、コースシミュレーション処理について説明する。図
4は、前記シミュレーション条件の設定において交差点
情報の提供だけを選択する場合におけるコースシミュレ
ーション処理を説明するためのフローチャートである。
【0044】コントローラ19は、コースシミュレーシ
ョンモードが選択されたことに応答して、主メモリ27
に格納されている推奨経路データを読出し、この読出さ
れた推奨経路データに基づいて、推奨経路上の走行予定
座標を求める(ステップS1)。走行予定座標とは、推
奨経路上において、出発地から一定距離ずつ順次離れた
座標位置のことで、後述する地図の更新の際に車両を示
すカーマークが移動すべき位置を特定するために用いら
れる。その後、経路地図が表示画面上に表示される(ス
テップS2)。
【0045】次に、現在カーマークが重畳表示されてい
る推奨経路上の位置(以下「カーマーク重畳位置」とい
う)と次の交差点案内ポイントとの間の距離Lが算出さ
れる(ステップS3)。交差点案内ポイントは、情報を
提供すべき交差点(以下「情報提供交差点」という)の
手前の所定位置に設定されているもので、前記情報提供
交差点に対応する交差点情報の提供を開始するポイント
となる位置である。
【0046】交差点案内ポイントは、シミュレーション
モードの実行前に設定された更新速度、および前記情報
提供交差点の名称の長さ等に応じた位置に設定される。
具体的には、更新速度が大きく、かつ情報提供交差点の
名称が長くなるほど、情報提供交差点から遠く離れた位
置に設定される。これは、カーマーク重畳位置が交差点
を通過する前にすべての交差点情報を提供し終えるよう
にするためである。
【0047】次に、前記ステップS3で算出された距離
Lが基準距離L0 よりも長いかどうかが判別される(ス
テップS4)。基準距離L0 は、後述するように、経路
地図をスキップさせるか否かの判断のために設定された
もので、更新速度に応じて決定される。具体的には、基
準距離L0 は更新速度が大きくなるにつれて長くなるよ
うにされる。
【0048】ステップS4での判別の結果、距離Lが基
準距離L0 よりも短いと判別されると、経路地図が前記
更新速度で更新される(ステップS5)。具体的には、
カーマーク重畳位置が前記走行予定座標に対応する位置
に順次移動すべく、経路地図が順次更新される。経路地
図が更新されている間、コントローラ19では、カーマ
ーク重畳位置が交差点案内ポイントを通過したか否かが
判別される(ステップS6)。その結果、カーマーク重
畳位置が交差点案内ポイントを通過していない場合に
は、次に交差点を通過したか否かが判別される(ステッ
プS8)。その結果、通過していなければ、前記ステッ
プS3の処理に移行し、前述した処理が繰り返される。
【0049】一方、前記ステップS6での判別の結果、
カーマーク重畳位置が交差点案内ポイントを通過したと
判別されると、その交差点案内ポイントに対応する交差
点情報が提供される(ステップS7)。具体的には、交
差点の模式図が表示されるとともに、交差点の名称等が
音声出力される。この情報提供は、前記ステップS8で
カーマーク重畳位置が交差点を通過したことと判別され
た場合に終了する(ステップS9)。
【0050】一方、前記ステップS4での判別の結果、
距離Lが基準距離L0 よりも長いと判別されると、その
間の区間は交差点情報提供不要区間であると判断され、
このフローチャートにおける特徴である地図スキップ処
理が実行される。より詳述すると、地図スキップ処理で
は、カーマーク重畳位置が次の交差点案内ポイントに一
気に移動するように、現在表示されている経路地図が交
差点案内ポイントを画面中央にした地図にスキップされ
る(ステップS10)。この処理について図5を参照し
てさらに説明する。
【0051】図5において、経路地図B1が表示されて
いる場合、カーマーク重畳位置P1と次の交差点案内ポ
イントP2 との間の距離Lが基準距離L0 よりも短いと
判別されたとき、表示されるべき経路地図は、通常どお
り、B1→B2→‥‥→B5の順に更新される。一方、
カーマーク重畳位置P1 と次の交差点案内ポイントP 2
との間の距離Lが基準距離L0 よりも長いと判別された
ときには、表示されるべき経路地図は、B2〜B4をス
キップして、B1から交差点案内ポイントが画面中央に
くるB5に一気に更新される。
【0052】図4に戻って、更新後、カーマーク重畳位
置は交差点案内ポイント上に存在するので、その交差点
の模式図が表示されるとともに、交差点に関する情報が
音声出力される(ステップS8)。なお、経路地図を更
新する際、その旨を表示したり音声出力したりする方が
好ましい。
【0053】このように、このフローチャートにかかる
処理によれば、交差点情報提供不要区間をスキップして
経路地図を更新するので、交差点情報は確実に提供しつ
つ、コースシミュレーションに要する時間を短縮でき
る。また、このフローチャートにかかる処理によれば、
カーマーク重畳位置と次の交差点案内ポイントとの間の
距離Lが基準距離L0 以上である場合に限って経路地図
のスキップを実行しているので、次のような効果があ
る。
【0054】すなわち、たとえば図6に示すように、交
差点の多い推奨経路に対するコースシミュレーションを
実行する場合、もしもカーマーク重畳位置が交差点案内
ポイントP1 ,P2 ,P3 に常に移動するように経路地
図をB1 →B2 →B3 →B4とスキップさせることとす
れば、表示画面が非常に見にくくなる。これに対して、
経路地図のスキップを上述の場合に限ると、図6に示す
ような交差点密度が高い場合には滑らかに経路地図の更
新が行われるので、見やすい表示画面とすることができ
る。
【0055】また、交差点間の距離が短い場合に経路地
図をスキップさせても時間短縮の効果はあまり期待する
ことができないので、時間短縮に関して特に問題はな
い。図7は、前記図4に示したフローチャートの変形例
を説明するためのフローチャートである。前記図4に示
したフローチャートでは、カーマーク重畳位置と次の交
差点案内ポイントとの間の距離Lを求め、この求められ
た距離Lが基準距離L0 以上である場合に限って経路地
図をスキップさせているのに対して、この図7に示した
フローチャートでは、カーマーク重畳位置が常に交差点
案内ポイントになるように、経路地図がスキップされる
点で異なる。
【0056】より詳述すると、図7において、走行予定
座標が算出され(ステップV1)、経路地図が表示され
ると(ステップV2)、カーマーク重畳位置が次の交差
点案内ポイントに移動するように、経路地図がスキップ
される(ステップV3)。その結果、カーマーク重畳位
置は交差点案内ポイントに一致する。そして、これに応
答して、その交差点の模式図が表示されるとともに、交
差点に関する情報が音声出力される(ステップV4)。
その後、交差点を通過したと判別されたことを条件とし
て(ステップV5のYES)、前記交差点案内が終了す
る(ステップV6)。
【0057】このフローチャートにかかる処理によれ
ば、たとえば交差点間の距離が短くても経路地図はスキ
ップされるので、たとえば交差点情報のみを確認したい
場合に特に有効となる。図8および図9は、前記シミュ
レーション条件の設定において施設情報の提供だけを選
択する場合におけるコースシミュレーション処理を説明
するためのフローチャートである。
【0058】図8において、コントローラ19は、コー
スシミュレーションモードが選択されると、前述と同様
に、走行予定座標を求める(ステップT1)。一方、ユ
ーザは、シミュレーション条件の設定において、検索範
囲を入力する(ステップT2)。検索範囲とは、カーマ
ーク重畳位置を中心にした円,四角等の形状の範囲であ
って、そのサイズスケールはたとえばキロメートル単位
である。ユーザは、シミュレーション条件の設定におい
て、シミュレーションメニュー(図3(a) 参照)の中か
ら検索施設を選択して検索画面(図示せず)を表示させ
る。
【0059】そして、この検索画面において、情報の提
供を受けたい施設を選択する。すなわち、たとえば実走
行の途中で食事に立ち寄ることを考えているとき、レス
トラン等の施設を選択する。これにより、レストランに
関する情報がコースシミュレーション実行中に提供さ
れ、いずれのレストランで食事するかを実走行前に計画
することができる。
【0060】また、前記検索画面において、検索範囲の
形状およびサイズを設定する。ここで、相対的に広い検
索範囲を設定すると、たとえばレストランに関する情報
にヒットする確率は高くなる一方、情報過多になるおそ
れがある。その結果、いずれのレストランに立ち寄るか
のユーザの判断を迷わせるおそれがあり、判断作業が煩
雑になるおそれがある。これに対して、相対的に狭い検
索範囲を設定すると、情報過多は回避できる一方、今度
は情報不足になるおそれがある。したがって、両者の得
失を勘案して検索範囲を設定する必要がある。
【0061】次いで、コントローラ19は、経路地図を
表示画面上に表示させる(ステップT3)。その後、前
記地図メモリ15から読出されて主メモリ27に格納さ
れている情報提供施設の中から前記設定された検索範囲
内の情報提供施設を検索し(ステップT4)、前記検索
範囲内に情報提供施設があるか否かが判別される(ステ
ップT5)。
【0062】その結果、前記検索範囲に情報提供施設が
ないと判別されると、このフローチャートの特徴である
地図スキップ処理が実行される(ステップT6〜T
7)。より詳述すると、地図スキップ処理では、次に検
索範囲内に情報提供施設が現れるカーマーク重畳位置が
求められる(ステップT6)。具体的には、カーマーク
重畳位置をプログラム上で仮想的に移動させ、これに伴
って変化する検索範囲の中に情報提供施設が現れるのを
監視する。そして、初めて情報提供施設が現れたときの
検索範囲の中心位置を前記カーマーク重畳位置として求
める。
【0063】この処理について図10を参照しつつ具体
的に説明する。カーマーク重畳位置P1 を中心とした検
索範囲K1 内に情報提供施設がない場合、カーマーク重
畳位置がP2 →P3 →P4 の順に移動するように、経路
地図が仮想的に更新される。これに伴い、検索範囲もK
2 →K3 →K4 の順に移動する。この図の場合、検索範
囲がK4 になったとき、当該検索範囲K4 内に情報提供
施設Jが現れ、この検索範囲K4 の中心位置P4 がステ
ップT6で求められるべきカーマーク重畳位置となる。
【0064】図8に戻って、前記ステップT6の処理の
結果、カーマーク重畳位置が求められると、このカーマ
ーク重畳位置が画面中央となる経路地図が直ちに表示さ
れる(ステップT7)。その結果、カーマーク重畳位置
は前記位置に一気に移動したことになる。これにより、
施設情報提供不要区間の地図をスキップしたコースシミ
ュレーションを実現できる。
【0065】一方、前記ステップT5での判別の結果、
前記検索範囲に含まれる施設情報があると判別される
と、表示領域内の情報提供施設の数が求められる(ステ
ップT8)。表示領域とは、表示画面に表示可能な領域
のことである。そして、前記求められた施設数および初
期設定メニューにおいて予め設定されている地図縮尺に
基づいて、地図の更新速度が求められ(ステップT
9)、この求められた更新速度が設定される(ステップ
T10)。施設数および地図縮尺に基づいて更新速度を
求めるのは、表示領域内の情報提供施設に対応する施設
情報をすべて提供できるようにするためである。
【0066】その後、前記表示領域内に情報提供施設が
あるか否かが判別される(ステップT11)。その結
果、表示領域内に情報提供施設はないと判別されると、
表示地図が前記更新速度で更新される(ステップT1
2)。その結果、カーマーク重畳位置は次の走行予定座
標に対応する位置に更新されるので、前記検索範囲およ
び表示領域も更新される。そのため、前記ステップT4
からの処理が再度繰り返される。
【0067】一方、前記ステップT11での判別の結
果、前記表示領域内に情報提供施設があると判別される
と、図9に示すように、その情報提供施設のある位置に
アイコンが表示される(ステップT13)。このとき、
情報提供施設が複数ある場合には、これに伴ってアイコ
ンも複数表示される。次いで、情報重複提供の防止のた
め、前記表示領域内にあるすべての情報提供施設に関す
る情報である施設情報は提供済であるか否かが判別され
る(ステップT14)。その結果、施設情報はすべて提
供済であると判別されると、経路地図が前記更新速度で
更新される(ステップT12)。
【0068】一方、前記ステップT14での判別の結
果、施設情報はまだ提供済ではないと判別されると、前
記表示領域内にある情報提供施設のうち、カーマーク重
畳位置に最も近い情報提供施設が特定される(ステップ
T15)。そして、この特定された情報提供施設に関す
る情報は提供済であるか否かが判別される(ステップT
16)。その結果、前記情報提供施設に関する情報が提
供済であると判別された場合には、前記ステップT15
に移行し、前記表示領域内の別の情報提供施設が特定さ
れ、前記ステップT16の判別処理が繰り返される。
【0069】一方、前記ステップT16での判別の結
果、前記情報提供施設に関する情報はまだ提供されてい
ないと判別されると、前記ステップT15で特定された
情報提供施設に対応する施設情報が提供される(ステッ
プT17)。その後、経路地図が前記更新速度で更新さ
れ(ステップT12)、前記ステップT4からの処理が
繰り返される。
【0070】図11ないし図13は、前記シミュレーシ
ョン条件の設定において交差点情報および施設情報の提
供を選択する場合におけるコースシミュレーション処理
を説明するためのフローチャートである。このフローチ
ャートのステップP1〜P5までの処理は、前記図8に
示したフローチャートのステップT1〜T5と同じなの
で、その説明は省略する。
【0071】図11のステップP5において、検索範囲
内に含まれる施設情報がないと判別されると、このフロ
ーチャートの特徴である地図スキップ処理が実行される
(ステップP6〜P9)。より詳述すると、この地図ス
キップ処理では、前記図8のステップT6と同様に、次
に検索範囲内に施設情報が現れるカーマーク重畳位置が
求められる(ステップP6)。このとき、現在のカーマ
ーク重畳位置からステップP6で求められたカーマーク
重畳位置までの距離L1 も同時に求められる。また、現
在のカーマーク重畳位置よりも目的地側にある交差点案
内ポイントのうち最も近い交差点案内ポイントまでの距
離L2 が求められる(ステップP7)。そして、前記ス
テップP6で求められた距離L1 と前記ステップP7で
求められた距離L2 とが比較され、その距離の短い方の
位置が特定される(ステップP8)。その後、現在のカ
ーマーク重畳位置が前記特定された位置に表示されるよ
うに、経路地図がスキップされる(ステップP9)。こ
れにより、案内情報提供不要区間の地図を飛ばしたコー
スシミュレーションを実現できる。そのため、コースシ
ミュレーションに要する時間を短縮することができる。
【0072】一方、前記ステップP5において、検索範
囲内に含まれる施設情報はあると判別されると、地図の
更新速度が設定された上で(ステップP10〜P1
2)、表示領域内に情報提供施設があるか否かが判別さ
れる(ステップP13)。その結果、表示領域内に情報
提供施設があると判別されると、図12に示すフローチ
ャートに移行し、任意の情報提供施設に対応する施設情
報が提供される(ステップP14〜P18)。一方、表
示領域内に情報提供施設はないと判別されると、図13
に示すフローチャートに移行し、交差点情報の提供が行
われる(ステップP19〜P22)。
【0073】なお、この第1実施形態にかかるコースシ
ミュレーション処理では、現在のカーマーク重畳位置と
次の交差点案内ポイントとの間の距離Lが基準距離L0
よりも長い場合、または検索範囲内に情報提供施設がな
い場合等には、経路地図をスキップしているが、たとえ
ば前述の場合には更新速度を設定し得る最高速度にして
経路地図を更新させてもよい。このとき、カーマーク重
畳位置が次の交差点案内ポイントまたは次に検索範囲内
に情報提供施設が現れる位置に達すると、前記更新速度
を元の更新速度に戻すようにすればよい。
【0074】この構成によれば、案内情報量がない情報
提供不要区間を素早く通過することができるので、案内
情報を確実に提供しつつ、コースシミュレーションに要
する時間を短縮できる。以上のようにこの第1実施形態
にかかる車載用ナビゲーション装置によれば、情報提供
不要区間の経路地図をスキップさせたり情報提供不要区
間における更新速度を速くしているので、案内情報を確
実に提供しつつ、コースシミュレーションに要する時間
を短縮できる。
【0075】図14ないし図19は、車載用ナビゲーシ
ョン装置におけるコースシミュレーション処理を説明す
るためのフローチャートである。なお、以下の説明で
は、前記図1および図2も必要に応じて参照する。前記
第1実施形態にかかるコースシミュレーション処理は、
情報提供不要区間の地図をスキップさせたり情報提供不
要区間における更新速度を速くしたりしてコースシミュ
レーションに要する時間の短縮化を図るものであるのに
対して、このコースシミュレーション処理は、情報提供
不要区間における情報提供形態を変更することによって
コースシミュレーションに要する時間の短縮化を図るも
のである点で異なる。
【0076】図14は、前記シミュレーション条件の設
定において交差点情報の提供だけを選択する場合におけ
るコースシミュレーション処理を説明するためのフロー
チャートである。コントローラ19は、まず、走行予定
座標を求め(ステップN1)、経路地図を表示させる
(ステップN2)。その後、設定された更新速度で経路
地図を適宜更新させる(ステップN3)。
【0077】この状態において、カーマーク重畳位置が
交差点案内ポイントを通過したか否かを判別する(ステ
ップN4)。その結果、カーマーク重畳位置が交差点案
内ポイントを通過したと判別されると、前記更新速度が
予め定める基準速度よりも速いか否かを判別する(ステ
ップN5)。その結果、更新速度は前記基準速度よりも
遅いと判別されると、提供すべきすべての交差点情報を
確実に提供できると判断され、前記交差点に対応する交
差点情報を音声出力させるととともに(ステップN
6)、前記交差点模式図を表示させる(ステップN
7)。
【0078】一方、更新速度が前記基準速度よりも速い
と判別されると、提供情報を確実に、かつ的確に提供す
るため、音声出力を行わずに、交差点模式図の表示だけ
が行われる(ステップN7)。すなわち、音声出力は、
ある程度時間が必要で、更新速度が速ければ、交差点を
通過した後にまで前記音声が継続して出力されるおそれ
があるからである。
【0079】その後、カーマーク重畳位置が交差点を通
過したか否かが判別される(ステップN8)。その結
果、カーマーク重畳位置が交差点を通過したと判別され
ると、前記情報提供が終了される(ステップN9)。こ
のように、このフローチャートにかかる処理によれば、
提供すべきすべての交差点情報を提供できないときに
は、必要最小限の交差点情報だけを提供しているので、
交差点情報は確実に提供しつつ、コースシミュレーショ
ンに要する時間を短縮できる。
【0080】図15および図16は、前記シミュレーシ
ョン条件の設定において施設情報の提供だけを選択する
場合におけるコースシミュレーション処理を説明するた
めのフローチャートである。図15のステップR1〜R
5の処理は、前記図8のステップT1〜T5の処理と同
じなので、その説明を省略する。
【0081】ステップR5において検索範囲内に情報提
供施設がないと判別されると、通常どおり、経路地図が
更新され(ステップR9)、その後ステップR4に移行
し、ステップR4からの処理が繰り返される。一方、ス
テップR5において検索範囲内に情報提供施設があると
判別されると、表示領域内にある情報提供施設数が求め
られる(ステップR6)。そして、この求められた情報
提供施設数、予め設定されている経路地図の縮尺および
更新速度に基づいて、提供可能割合が求められる(ステ
ップR7)。すなわち、前記縮尺の経路地図を前記更新
速度で更新させた場合、前記ステップR6で求められた
情報提供施設数のうちどの程度の割合の前記情報提供施
設に対応する施設情報を確実に提供できるかが求められ
る。
【0082】その後、表示領域内に情報提供施設がある
と判別されると(ステップR8のYES)、ステップR
10〜R12の処理を経て、特定された情報提供施設に
対応する施設情報は提供済であるか否かが判別される
(ステップR13)。その結果、施設情報はまだ提供さ
れていないと判別されると、図16のフローチャートに
移行し、前記提供可能割合が100%を割っているか否
かが判別される(ステップR14)。
【0083】その結果、提供可能割合が100%を越え
ている場合には、前記縮尺の経路地図を前記更新速度で
更新させてもすべての情報提供施設を提供できると判断
され、提供すべき施設情報の表示時間が通常の長さに設
定される(ステップR18)。また、音声出力すべき施
設情報は、その内容がすべて設定される(ステップR1
9)。そして、対応する施設情報が表示され、また音声
出力される(ステップR20)。
【0084】一方、前記ステップR14での判別の結
果、提供可能割合が100%を割っていると判別された
場合には、前記縮尺の経路地図を前記更新速度で更新さ
せた場合、確実に提供できる施設情報は提供可能割合に
相当する分だけであると判断され、表示すべき施設情報
の表示時間が通常の表示時間の前記提供可能割合に減ら
されて設定される(ステップR15)。たとえば通常の
表示時間が2(sec)で提供可能割合が80(%) であれば、表
示時間は2(sec)の80(%) である1.6(sec)に設定される。
【0085】また、音声出力すべき施設情報は、その中
の語意として優先度の高い情報のみ音声出力のために設
定される(ステップR16)。たとえば「左前方2Km先
に東京ディズニーランドがあります」という内容が音声
出力される予定であれば、「東京ディズニーランド」と
だけ音声出力のために設定される。そして、対応する施
設情報が表示され、また音声出力される(ステップR1
7)。
【0086】このように、このフローチャートにかかる
処理によれば、提供すべき施設情報のうち確実に提供で
きる割合に応じて情報提供形態を変更しているので、必
要な情報を確実に提供することができる。したがって、
コースシミュレーションに要する時間を短時間で実行し
たい場合には、予め更新速度を速く設定しておけばよ
い。そのため、コースシミュレーションに要する時間を
短縮化することができる。
【0087】図17ないし図19は、前記シミュレーシ
ョン条件の設定において音声案内、交差点案内および施
設情報が選択された場合におけるコースシミュレーショ
ン処理を説明するためのフローチャートである。このコ
ースシミュレーション処理では、図17のステップU1
〜U12の処理が行われた結果、表示領域内にある任意
の情報提供施設に対応する施設情報はまだ提供されてい
ないと判別されると、図18のステップU13に移行す
る。
【0088】ステップU13では、提供可能割合が10
0%を割っているか否かが判別され、割っていないと判
別されると、通常どおり、案内情報の提供が行われる
(ステップU17〜U19)。一方、割っていると判別
されると、提供形態が変更され、この変更された形態で
案内情報が提供される(ステップU14〜U16)。情
報提供後、図19に示すフローチャートに移行し、カー
マーク重畳位置が交差点案内ポイントを通過したと判別
されると(ステップU20のYES)、設定されている
更新速度に応じて、音声出力または/および模式図表示
による交差点案内が行われる(ステップU21〜U2
3)。その後、交差点を通過したと判別されると(ステ
ップU24のYES)、前記交差点案内が終了される
(ステップU25)。
【0089】経路地図の更新は、ステップU24にて交
差点を通過していないと判別されたとき、またはステッ
プU25における交差点案内の終了後に、適宜行われる
(ステップU26)。このように、このフローチャート
にかかる処理によれば、交差点情報および施設情報のい
ずれも提供すると設定された場合、いずれの情報も情報
提供形態を圧縮変更して提供されるので、案内情報を提
供しつつ、コースシミュレーションに要する時間を短縮
できる。
【0090】以上のようにこの車載用ナビゲーション装
置によれば、設定されている更新速度に応じて、または
表示領域内の提供可能な情報提供施設数等に基づいて得
られる提供可能割合に応じて、情報提供形態を変更して
案内情報を提供しているので、案内情報を確実に提供し
つつ、コースシミュレーションに要する時間を短縮でき
る。
【0091】本発明の実施の形態は以上のとおりである
が、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではな
い。たとえば前記第1実施形態では、ダイクストラ法等
によって自動的に算出された推奨経路の全体像を確認す
る場合のコースシミュレーション処理について説明して
いるが、この発明は、たとえばユーザが手動で設定した
走行経路の全体像を確認する場合にも適用できることは
もちろんである。
【0092】その他本発明の範囲内において種々の設計
変更を施すことは可能である。
【0093】
【発明の効果】以上のように請求項1または請求項2
載の経路情報提供装置によれば、カーマークと次の交差
案内位置との間の距離が基準距離以上の場合には、そ
の間は交差点案内情報提供不要区間と判断され、この
差点案内情報提供不要区間の地図をスキップして、また
交差点案内情報提供不要区間の地図を高速で更新し
て、コースシミュレーションが実行されるので、案内情
報を提供しつつ、コースシミュレーションに要する時間
を短縮できる。したがって、ユーザへのサービスの向上
を図ることができる。
【0094】また、地図のスキップまたは地図の高速更
新を前記距離が基準距離以上である場合に限って実行
することとしているので、たとえば交差点が密集してい
る経路に対するコースシミュレーションを実行する場合
にはスキップや高速更新は実行されないので、見やすい
表示画面とすることができる。
【0095】また、請求項3または請求項4記載の経路
情報提供装置によれば、カーマークが次の案内位置に常
に一致するように、地図のスキップまたは地図の高速更
新が実行されるので、カーマークと次の案内位置との間
の距離を求める必要がない。そのため、制御が簡単にな
る。
【0096】この請求項2記載の経路情報提供装置は、
たとえば交差点案内情報のみを順に検索したい場合に特
に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の経路情報提供装置が適用された第1実
施形態にかかる車載用ナビゲーション装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】前記車載用ナビゲーション装置の一部を構成す
るコントローラの内部構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態におけるコースシミュレーション
処理に必要なシミュレーション条件を設定する際のシミ
ュレーションメニュー画面、および前記シミュレーショ
ン条件の中の検索範囲を設定する際の案内メニュー画面
を説明するための図である。
【図4】第1実施形態におけるコースシミュレーション
処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図5】前記図4にかかるコースシミュレーション処理
の特徴を具体的に説明するための図である。
【図6】前記図4にかかるコースシミュレーション処理
の効果を説明するための図である。
【図7】前記図4にかかるコースシミュレーション処理
の変形例を説明するためのフローチャートである。
【図8】第1実施形態におけるコースシミュレーション
処理の他の例を説明するためのフローチャートである。
【図9】前記図6に示したフローチャートの続きを示す
ものである。
【図10】前記図8および図9におけるコースシミュレ
ーション処理の特徴を具体的に説明するための図であ
る。
【図11】第1実施形態におけるコースシミュレーショ
ン処理の他の例を説明するためのフローチャートであ
る。
【図12】前記図11に示したフローチャートの続きを
示すものである。
【図13】同じく、前記図11に示したフローチャート
の続きを示すものである。
【図14】載用ナビゲーション装置におけるコースシ
ミュレーション処理の一例を説明するためのフローチャ
ートである。
【図15】ースシミュレーション処理の他の例を説明
するためのフローチャートである。
【図16】前記図15に示したフローチャートの続きを
示すものである。
【図17】ースシミュレーション処理の他の例を説明
するためのフローチャートである。
【図18】前記図17に示したフローチャートの続きを
示すものである。
【図19】同じく、前記図17に示したフローチャート
の続きを示すものである。
【符号の説明】
12 表示器 15 地図メモリ 18 音声出力装置 19 コントローラ 22 音声制御部 23 表示制御部 25 登録部 27 主メモリ 28 経路誘導処理部 29 経路計算処理部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路地図データが格納された地図データ格
    納手段と、 道路上の二地点間の経路を設定するための経路設定手段
    と、 コースシミュレーションの実行を指示することができる
    指示手段と、 この指示手段によりコースシミュレーションの実行が指
    示されたことに応じて、前記地図データ格納手段に格納
    されている道路地図前記経路および車両を示すカーマ
    ークを重畳して表示画面上に表示するとともに、この表
    示されている地図を適宜更新するための表示更新手段
    と、前記カ ーマークが経路上の交差点案内位置に達したと
    き、交差点案内を出力する交差点案内手段とを有する
    路情報提供装置であって、 前記コースシミュレーションが実行されている場合にお
    いて、前記表示画面に表示されているカーマークの経路
    上の位置と次の案内位置との間の距離を求める距離演算
    手段と、 この距離演算手段で求められた距離が設定された基準距
    より長い場合、前記カーマークを次の交差点案内位置
    にスキップさせるように前記表示更新手段を制御する制
    御手段とを有することを特徴とする経路情報提供装置。
  2. 【請求項2】道路地図データが格納された地図データ格
    納手段と、 道路上の二地点間の経路を設定するための経路設定手段
    と、 コースシミュレーションの実行を指示することができる
    指示手段と、 この指示手段によりコースシミュレーションの実行が指
    示されたことに応じて、前記地図データ格納手段に格納
    されている道路地図に前記経路および車両を示すカーマ
    ークを重畳して表示画面上に表示するとともに、この表
    示されている地図を適宜更新するための表示更新手段
    と、 前記カーマークが経路上の交差点案内位置に達したと
    き、交差点案内を出力する交差点案内手段とを有する経
    路情報提供装置であって、 前記コースシミュレーションが実行されている場合にお
    いて、前記表示画面に表示されているカーマークの経路
    上の位置と次の案内位置との間の距離を求める 距離演算
    手段と、 この距離演算手段で求められた距離が設定された基準距
    離より長い場合、前記カーマークを次の交差点案内位置
    まで高速で更新させるように前記表示更新手段を制御す
    る制御手段とを有することを特徴とする経路情報提供装
    置。
  3. 【請求項3】道路地図データが格納された地図データ格
    納手段と、 道路上の二地点間の経路を設定するための経路設定手段
    と、 コースシミュレーションの実行を指示することができる
    指示手段と、 この指示手段によりコースシミュレーションの実行が指
    示されたことに応じて、前記地図データ格納手段に格納
    されている道路地図前記経路および車両を示すカーマ
    ークを重畳して表示画面上に表示するとともに、この表
    示されている地図を適宜更新するための表示更新手段
    と、前記 カーマークが経路上の交差点案内位置に達したと
    き、交差点案内を出力する交差点案内手段とを有する
    路情報提供装置であって、前記コースシミュレーションが実行されている場合にお
    いて、 前記カーマークを交差点案内位置にスキップさせ
    ように前記表示更新手段を制御する制御手段を有する
    ことを特徴とする経路情報提供装置。
  4. 【請求項4】道路地図データが格納された地図データ格
    納手段と、 道路上の二地点間の経路を設定するための経路設定手段
    と、 コースシミュレーションの実行を指示することができる
    指示手段と、 この指示手段によりコースシミュレーションの実行が指
    示されたことに応じて、前記地図データ格納手段に格納
    されている道路地図に前記経路および車両を示すカーマ
    ークを重畳して表示画面上に表示するとともに、この表
    示されている地図を適宜更新するための表示更新手段
    と、 前記カーマークが経路上の交差点案内位置に達したと
    き、交差点案内を出力する交差点案内手段とを有する経
    路情報提供装置であって、 前記コースシミュレーションが実行されている場合にお
    いて、前記カーマークを交差点案内位置まで高速で更新
    させるように前記表示更新手段を制御する制御 手段を有
    することを特徴とする経路情報提供装置
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