JPH08269261A - ポリプロピレン組成物 - Google Patents
ポリプロピレン組成物Info
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- JPH08269261A JPH08269261A JP7071014A JP7101495A JPH08269261A JP H08269261 A JPH08269261 A JP H08269261A JP 7071014 A JP7071014 A JP 7071014A JP 7101495 A JP7101495 A JP 7101495A JP H08269261 A JPH08269261 A JP H08269261A
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Abstract
れ、延伸過程においてブロッキング防止剤に起因する剥
離ボイドの発生が極めて少なく、優れたフィルム外観を
有するポリプロピレン組成物およびポリプロピレン延伸
フィルムを得る。 【構成】(A)結晶性ポリプロピレン100重量部に、
(B)ジ(p−メチルベンジリデン)ソルビトール、ポ
リシクロペンテン、ポリ3−メチルブテン−1等の結晶
核剤0.00001〜1.0重量部、(C)架橋ポリメ
タクリル酸メチル粉末、非溶融型シリコーンゴム粉末等
のブロッキング防止剤0.01〜1.0重量部、(D)
ポリエチレン0.01〜1.0重量部を含有するポリプ
ロピレン組成物、および、少なくとも一軸に延伸されて
なるポリプロピレン延伸フィルム。
Description
および該ポリプロピレン組成物よりなる延伸フィルムに
関する。さらに詳しくは、結晶性ポリプロピレンに結晶
核剤、ブロッキング防止剤、ポリエチレンを少量含有さ
せてなり、透明性、写像性、耐ブロッキング性が著しく
改良され、かつ、フィルム外観において優れた延伸フィ
ルムに適したポリプロピレン組成物および該ポリプロピ
レン組成物よりなる延伸フィルムに関する。
プロピレン二軸延伸フィルムは、その優れた機械的物
性、光学的物性により包装材料等に広く使用されてい
る。しかしながら、これらのポリプロピレン延伸フィル
ムは、ポリプロピレンの持つ高い結晶性のために、透明
性、写像性については、一般にポリスチレンやポリ塩化
ビニル等の他の高透明性熱可塑性樹脂よりも劣ってい
る。
像性を改良する試みとして、これまでにいくつかの提案
がなされている。例えば、ポリプロピレンにソルビトー
ル誘導体、芳香族カルボン酸のアルカリ金属塩もしくは
アルミニウム塩等の有機系の結晶核剤(例えば、特開昭
58−80392号公報、特開昭55−12460号公
報)や、微小粒径のタルク(特開平3−166244号
公報)等の無機系結晶核剤の添加、あるいは、炭素数5
以上の分岐α−オレフィン重合体(特公昭45−324
30号公報)、ビニルシクロアルカン重合体(特公平3
−42298号公報)等の高分子系結晶核剤を含有させ
ることによって、フィルム製膜の際に押出成形されたシ
ートの球晶がより小さく均一になり、フィルムの透明
性、写像性が改良されることが知られている。
が平滑で耐ブロッキング性が劣り、巻取ったフィルムが
互いに密着(以下ブロッキングという)したり、フィル
ム断裁の際の圧力下では著しいブロッキングを発生し
て、包装工程での作業性を著しく低下させるという欠点
を有していた。このような耐ブロッキング性の欠点を改
良するため多くの検討がなされている。例えば、シリカ
やタルク等の無機系の微粒子を添加する方法(特公昭5
2−16134号公報)、有機系の微粒子を添加する方
法(特公昭50−36262号公報)等によって、フィ
ルム表面に上記微粒子に起因する物理的な凹凸を生成さ
せる方法が知られている。
像性を改良する目的で上記の結晶核剤を含有するポリプ
ロピレン組成物に、さらに耐ブロッキング性を付与する
ためにブロッキング防止剤として上記無機系や有機系の
微粒子を添加した場合、延伸過程でブロッキング防止剤
と樹脂の界面で剥離が起こり、ボイドが発生するためフ
ィルム外観を著しく悪化させるという問題があった。
記のような方法によってポリプロピレン延伸フィルムの
透明性、写像性、耐ブロッキング性を改良する試みが行
われていたが、結晶核剤とブロッキング防止剤とを併用
するとブロッキング防止剤に起因する剥離ボイドの発生
によってフィルム外観が悪化するという問題があった。
そこで、本発明の目的は、優れた透明性、写像性、耐ブ
ロッキング性を持ち、かつ、フィルム外観の優れたポリ
プロピレン組成物およびポリプロピレン延伸フィルムを
提供することにある。
らは、透明性、写像性、耐ブロッキング性、フィルム外
観の改良されたポリプロピレン延伸フィルムについて鋭
意検討を重ねた結果、驚くべきことに結晶性ポリプロピ
レンに結晶核剤、ブロッキング防止剤、ポリエチレンを
少量含有させるという簡便な方法によって、ポリプロピ
レン延伸フィルムの透明性、写像性、耐ブロッキング性
が著しく改良され、かつ、延伸過程においてブロッキン
グ防止剤に起因する剥離ボイドの発生が極めて少なくフ
ィルム外観の優れた延伸フィルムが得られることを見出
し、本発明を完成するに至った。
ロピレン100重量部、(B)結晶核剤0.00001
〜1.0重量部、(C)ブロッキング防止剤0.01〜
1.0重量部、(D)ポリエチレン0.01〜1.0重
量部よりなることを特徴とするポリプロピレン組成物で
ある。
ピレンは、プロピレンの単独重合体、プロピレンと他の
α−オレフィンとのランダム共重合体、または、これら
の混合物等を挙げることができる。上記のα−オレフィ
ンとしては、例えば、エチレン、1−ブテン、1−ペン
テン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1
−ノネン、1−デセン、4−メチル−1−ペンテン等を
挙げることができ、これらのα−オレフィンの配合量は
10モル%以下であることが結晶性保持のために好まし
い。
は結晶性であり、一般にアイソタクチックペンタッド分
率は0.85以上である。なお、本発明でいうアイソタ
クチックペンタッド分率とは、A.Zambelliら
によってMacromolecules,13,267
(1980)に発表された13C−NMRスペクトルのピ
ークの帰属に基づいて定量されたプロピレンユニット5
個が連続して等しい立体配置をとる分率である。
の重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との
比(Mw/Mn)で表される分子量分布は特に制限され
るものではないが、フィルム成形の場合を考えると溶融
張力を増加させ加工性を向上させるためには3〜20で
あることが好ましい。なお、分子量分布はo−ジクロル
ベンゼンを溶媒としたゲルパーミエーションクロマトグ
ラフ法(以下、GPC法ともいう。)で測定された値
で、検量線は標準ポリスチレンで較正されたものが用い
られる。
のメルトフローレイトは特に制限されるものではない
が、各種の延伸フィルムへの成形性を勘案すると、通常
は0.01〜100g/10分の範囲のものが使用さ
れ、さらに、0.1〜50g/10分の範囲であること
が好ましい。
機系結晶核剤、無機系結晶核剤、高分子系結晶核剤等の
結晶性ポリプロピレンに使用される結晶核剤を何等制限
なく用いることができる。中でも高分子系結晶核剤がポ
リプロピレン延伸フィルムの透明性、写像性改良効果が
大きく、かつ、延伸フィルムからのブリードアウトが無
く好ましく使用される。
プロピレンへの配合量は0.00001〜1.0重量部
の範囲でなければならない。結晶核剤の配合量が0.0
0001重量部未満の場合は、透明性、写像性改良効果
が見られない。逆に1.0重量部を越えた場合は、ブロ
ッキング防止剤に起因する剥離ボイドの発生が多くなり
透明性の低下や、外観不良が生じる。また、延伸フィル
ムの成形の際に、原反シートの表面荒れが発生して写像
性が低下する。さらに、フィルムの延伸性が低下し、厚
薄精度の悪化や延伸破れが発生したり、延伸フィルムの
溶断シール性が低下する等の問題が生じる。結晶核剤の
配合量のより好ましい範囲は結晶核剤の種類により異な
り、その詳細は後述のとおりである。
としては、例えば、ジベンジリデンソルビトール、ジメ
チルベンジリデンソルビトール等のソルビトール誘導
体、p−tert−ブチル安息香酸ナトリウム、β−ナ
フトエン酸ナトリウム、1,2−シクロヘキサンジカル
ボン酸ナトリウム、ジ安息香酸アルミニウム、塩基性ジ
−p−tert−ブチル安息香酸アルミニウム等の芳香
族カルボン酸のナトリウム塩やアルミニウム塩等の芳香
族カルボン酸金属塩、芳香族カルボン酸、リン酸2,2
−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニ
ル)ナトリウム等の芳香族リン酸金属塩等を挙げること
ができる。有機系結晶核剤の結晶性ポリプロピレンへの
配合量は、前述の理由により0.005〜1.0重量部
の範囲が好ましく、0.01〜0.5重量部であること
がより好ましく、さらに0.05〜0.3重量部である
ことが好ましい。
としては、例えば、タルク、マイカ等を挙げることがで
きる。無機系結晶核剤の粒径は、フィシュアイの発生に
よるフィルム外観の悪化の観点から、平均粒径10.0
μm以下のものが好ましく、0.1〜6.0μmのもの
がさらに好ましい。無機系結晶核剤の結晶性ポリプロピ
レンへの配合量は、前述の理由により0.005〜0.
4重量部の範囲であることが好ましく、0.008〜
0.2重量部であることがより好ましく、さらに0.0
1〜0.1重量部であることが好ましい。
剤としては、例えば、環状オレフィン重合体、炭素数5
以上の分岐α−オレフィン重合体、ビニルシクロアルカ
ン重合体、含フッ素重合体等を挙げることができる。
結合を環内に有するモノマーのその環構造を保持した重
合体であり、炭素数4〜20個の環状オレフィンモノマ
ーの単独重合体、上記環状オレフィンモノマー同士の共
重合体、上記環状オレフィンモノマー50mol%以上
と他のモノマー50mol%以下との共重合体が好適に
使用できる。特に本発明において好適に使用できる環状
オレフィンモノマーを具体的に挙げると、シクロブテ
ン、シクロペンテン、シクロペンタジエン、4−メチル
シクロペンテン、4,4−ジメチルシクロペンテン、シ
クロヘキセン、4−メチルシクロヘキセン、4,4−ジ
メチルシクロヘキセン、1,3−ジメチルシクロヘキセ
ン、1,3−シクロヘキサジエン、1,4−シクロヘキ
サジエン、シクロヘプテン、1,3−シクロヘプタジエ
ン、1,3,5−シクロヘプタトリエン、シクロオクテ
ン、1,5−シクロオクタジエン、シクロドデセン等を
挙げることができる。また、これらの環状オレフィンの
環にさらに直鎖もしくは分枝アルキル基が置換されても
よい。
性であり、結晶性の程度を表す結晶化度が高いほど透明
化効果及び透視性向上効果が高くなるという傾向にある
ため、結晶化度は10%以上であることが好ましく、3
0%以上であることがより好ましく、さらに50%以上
であることが最も好ましい。このような高い結晶化度の
環状オレフィン重合体としては、前記した環状オレフィ
ンモノマーの単独重合体、または、環状オレフィンモノ
マー同士もしくはα−オレフィンとのブロック共重合体
を好適に使用できる。
の結晶性ポリプロピレンへの配合量は、前述の理由によ
り0.00001〜0.1重量部の範囲であることが好
ましく、0.00005〜0.05重量部であることが
より好ましく、さらに0.0001〜0.02重量部で
あることが好ましい。
分岐α−オレフィン重合体は、重合性二重結合を有する
分岐α−オレフィンモノマーの重合体であり、炭素数5
以上の分岐α−オレフィンモノマーの単独重合体、上記
分岐α−オレフィンモノマー同士の共重合体、上記分岐
α−オレフィンモノマー50mol%以上と他のモノマ
ー50mol%以下との共重合体が好適に使用できる。
特に本発明において好適に使用できる分岐α−オレフィ
ンモノマーは炭素数5〜10のものであり、具体的に
は、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテ
ン、3−エチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペン
テン、4−メチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−
1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1−ペンテン、4−
エチル−1−ヘキセン、3−エチル−1−ヘキセン等を
挙げることができる。
は、重合性二重結合を有するビニルシクロアルカンモノ
マーの重合体であり、シクロアルカン構造が主鎖からペ
ンダント状に結合している重合体である。ビニルシクロ
アルカンモノマーの単独重合体、上記ビニルシクロアル
カンモノマー同士の共重合体、上記ビニルシクロアルカ
ンモノマー50mol%以上と他のモノマー50mol
%以下との共重合体が好適に使用できる。特に本発明に
おいて好適に使用できるビニルシクロアルカンモノマー
は、具体的には、ビニルシクロブタン、ビニルシクロペ
ンタン、ビニル−3−メチルシクロペンタン、ビニルシ
クロヘキサン、ビニル−3−メチルシクロヘキサン、ビ
ニルノルボルナン等を挙げることができる。
重合体およびビニルシクロアルカン重合体は一般に結晶
性であり、結晶性の程度を表す結晶化度が高いほど透明
化効果及び写像性向上効果が高くなるという傾向にある
ため、結晶化度は10%以上であることが好ましく、3
0%以上であることがより好ましく、さらに40%以上
であることが最も好ましい。このような高い結晶化度の
分岐α−オレフィン重合体およびビニルシクロアルカン
重合体としては、前記した分岐α−オレフィンモノマー
やビニルシクロアルカンモノマーの単独重合体、また
は、分岐α−オレフィンモノマー同士、ビニルシクロア
ルカン同士もしくは他のα−オレフィンとのブロック共
重合体を好適に使用できる。
−オレフィン重合体の結晶性ポリプロピレンへの配合量
は、前述の理由により0.0001〜1.0重量部の範
囲であることが好ましく、0.001〜0.5重量部で
あることがより好ましく、さらに0.005〜0.2重
量部であることが好ましい。また、本発明で使用される
ビニルシクロアルカン重合体の結晶性ポリプロピレンへ
の配合量は、前述の理由により0.00001〜0.1
重量部の範囲であることが好ましく、0.00005〜
0.05重量部であることがより好ましく、さらに0.
0001〜0.02重量部であることが好ましい。
上の分岐α−オレフィン重合体およびビニルシクロアル
カン重合体を結晶性ポリプロピレンへ配合する方法は、
結晶性ポリプロピレンの重合に先だって、予め予備重合
によって環状オレフィンモノマー、炭素数5以上の分岐
α−オレフィンモノマーまたはビニルシクロアルカンモ
ノマーを重合した後、プロピレンの単独重合またはプロ
ピレンと他のα−オレフィンとの共重合を行うことによ
ってポリプロピレン分子鎖構造中に高分子結晶核剤に基
づく結晶性高分子構造部分を含有せしめポリプロピレン
組成物とする方法が特に好ましい。
上記の含フッ素重合体は、含フッ素モノマーの単独重合
体、含フッ素モノマー同士の共重合体、含フッ素モノマ
ーと炭化水素系モノマー、特にα−オレフィンとの共重
合体等が使用できる。本発明において好適に使用できる
含フッ素重合体を具体的に挙げると、例えば、テトラフ
ルオロエチレン重合体、1−フルオロエチレン重合体、
1,1−ジフルオロエチレン重合体、トリフルオロエチ
レン重合体、1−クロロ−2,2−ジフルオロエチレン
重合体、クロロトリフルオロエチレン重合体、ヘキサフ
ルオロプロピレン重合体、ヘキサフルオロプロピレンオ
キサイド重合体、テトラフルオロエチレン−メチルビニ
ルエーテル共重合体、トリフルオロエチレン−メチルビ
ニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−パー
フルオロビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチ
レン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体等を挙げるこ
とができる。
晶性であり、結晶性の程度を表す結晶化度が高いほど透
明化効果及び写像性向上効果が高くなるという傾向にあ
るため、結晶化度は50%以上であることが好ましく、
さらに70%以上であることがより好ましい。また、含
フッ素重合体の粒子径は特に制限されないが、良好な透
明性、写像性およびフィルム外観を有する延伸フィルム
を得るためには、平均一次粒子径は2.0μm以下であ
ることが好ましく、さらに0.01〜1.0μmの範囲
であることがより好ましい。
性ポリプロピレンへの配合量は、前述の理由により0.
00001〜0.1重量部の範囲であることが好まし
く、0.0001〜0.05重量部であることがより好
ましく、さらに0.001〜0.02重量部であること
が好ましい。
止剤は無機系および有機系ブロッキング防止剤等のフィ
ルムの耐ブロッキング性付与のために使用されるブロッ
キング防止剤を何等制限なく用いることができる。
ング防止剤としては、例えば、シリカ、アルミナ、ゼオ
ライト、タルク、カオリン、炭酸カルシウム等を挙げる
ことができる。これらの中では乾式シリカや湿式シリカ
等のシリカが好ましい。
ング防止剤としては、例えば、架橋ポリメタクリル酸メ
チル粉末、非溶融型シリコーン樹脂粉末、メラミン樹脂
粉末、ポリアミド樹脂粉末等を挙げることができる。こ
れらの中では架橋ポリメタクリル酸メチル粉末、非溶融
型シリコーン樹脂粉末が好ましい。
形状は特に制限されないが、耐ブロッキング性改良効果
の優れている球状粒子が好ましい。また、本発明で使用
されるブロッキング防止剤の平均粒径は、耐ブロッキン
グ性改良効果、透明性やフィルム外観を勘案すると0.
1〜5.0μmのものが好ましく、さらに0.5〜3.
0μmのものがより好ましい。
結晶性ポリプロピレンへの配合量は0.01〜1.0重
量部の範囲でなければならず、0.02〜0.5重量部
であることが好ましく、さらに0.05〜0.3重量部
であることがより好ましい。ブロッキング防止剤の配合
量が0.01重量部未満の場合は、耐ブロッキング性改
良効果が不十分であり、延伸フィルムのブロッキングが
発生する。逆に1.0重量部を越えた場合は、延伸フィ
ルムの透明性が低下し、剥離ボイドの発生が多くなり外
観不良が起こる。
は、エチレンの単独重合体、エチレンと他のα−オレフ
ィンとのランダム共重合体、または、これらの混合物等
を挙げることができる。上記のα−オレフィンとして
は、例えば、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、
1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネ
ン、1−デセン、4−メチル−1−ペンテン等を挙げる
ことができ、これらのα−オレフィンの配合量は10モ
ル%以下であることが好ましい。
は、中低圧法により得られた高密度ポリエチレンおよび
直鎖状低密度ポリエチレン、高圧法により得られた低密
度ポリエチレン、各種ポリエチレンワックス等が好適に
使用できる。上記の直鎖状低密度ポリエチレンは遷移金
属化合物、有機金属化合物等の触媒存在下で、エチレン
に少量のプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−
オクテン、4−メチル−1−ペンテン等に代表されるα
−オレフィンを共重合させて得られたエチレン共重合体
であって、その短鎖分岐が炭素数10以下のものが好適
に用いられる。
フローレイトは特に制限されるものではないが、本発明
の結晶性ポリプロピレンへの混練による相溶性を勘案す
ると0.1〜50g/10分の範囲であることが好まし
く、さらに0.5〜10g/10分であることがより好
ましい。また、これらポリエチレンの密度は特に限定さ
れるものではないが、高密度ポリエチレンでは0.95
〜0.97g/cm3、直鎖状低密度ポリエチレンでは
0.89〜0.95g/cm3 、低密度ポリエチレンで
は0.89〜0.94g/cm3 の範囲ものが好適に用
いられる。
ポリプロピレンへの配合量は0.01〜1.0重量部の
範囲でなければならず、0.02〜0.5重量部である
ことが好ましく、さらに0.05〜0.3重量部である
ことがより好ましい。ポリエチレンの配合量が0.01
重量部未満の場合は、ブロッキング防止剤に起因する剥
離ボイドの発生が著しく延伸フィルムの外観不良が起こ
る。逆に1.0重量部を越えた場合は、延伸フィルムの
白化が生じて透明性が低下する。
ロッキング防止剤、(D)ポリエチレンの(A)結晶性
ポリプロピレンへの配合方法は特に制限されず、種々の
混合方法を採用することができる。具体的には、結晶核
剤、ブロッキング防止剤、ポリエチレンを同時に、結晶
性ポリプロピレンに添加して、一軸押出機、二軸押出機
等のスクリュー押出混練機、バンバリーミキサー、コン
ティニュアスミキサー、ミキシングロール等を用いて混
合する方法、結晶核剤が環状オレフィン重合体、炭素数
5以上の分岐α−オレフィン重合体、ビニルシクロアル
カン重合体等の高分子系結晶核剤の場合、さらに好まし
い方法としては、高分子系結晶核剤を予備重合させた
後、プロピレンの単独重合またはプロピレンと他のα−
オレフィンとの共重合を行うことによって高分子系結晶
核剤を含有するポリプロピレン組成物とした後にブロッ
キング防止剤とポリエチレンを添加する方法等を挙げる
ことができる。
結晶核剤を高濃度で含有する組成物を得た後、該組成物
をマスターバッチとして他の結晶性ポリプロピレンを用
いて、希釈倍率2〜1000倍の範囲で希釈(高分子系
結晶核剤配合量を0.5〜0.001倍に希釈)するこ
とにより目的の高分子系結晶核剤配合量とすることがで
きる。マスターバッチの希釈倍率は一般に20倍程度で
あるが、本発明においては、マスターバッチ濃度にもよ
るがかなり大きな希釈倍率でも延伸フィルムの透明性、
写像性を十分に改良することができる。
プロピレン延伸フィルムには、必要に応じて、酸化防止
剤、塩素捕捉剤、耐熱安定剤、帯電防止剤、防曇剤、紫
外線吸収剤、滑剤、顔料、他の樹脂やフィラー等の添加
剤が効果の阻害されない限り配合されてもよい。
さは特に制限されないが、通常は二軸延伸フィルムの場
合3〜150μm、一軸延伸フィルムの場合10〜25
4μmであることが好ましい。本発明のポリプロピレン
延伸フィルムは、少なくとも一軸方向に延伸されてい
る。もちろん二軸方向に延伸されていてもよい。延伸倍
率は特に制限されないが、一軸方向に4〜10倍である
ことが一般的であり、二軸延伸の場合はそれに直角な方
向に4〜15倍の範囲で延伸されていることが一般的で
ある。
面あるいは両面には、必要に応じてコロナ放電処理等の
表面処理が施されてもよい。さらに、ヒートシール性等
の機能を付与する目的で片面あるいは両面に本発明で使
用される結晶性ポリプロピレンよりも融点の低い他の樹
脂よりなる層が積層されてもよい。他の樹脂の積層方法
は特に制限されないが、共押出し法、ラミネート法等が
好適である。
造方法は、公知の方法を何等制限なく採用することがで
きる。例えば、テンター法による逐次二軸延伸法によっ
て延伸フィルムを製造する方法としては、上記のポリプ
ロピレン組成物をTダイ法、インフレーション法等でシ
ートあるいはフィルムに成形した後、縦延伸装置に供給
し、加熱ロール温度120〜170℃で4〜10倍縦延
伸し、つづいてテンターを用いてテンター温度130〜
180℃で4〜15倍横延伸する方法が好適であり、さ
らに、必要に応じて横方向に0〜25%の緩和を許しな
がら80〜180℃で熱処理する方法を挙げることがで
きる。もちろん、これらの延伸の後に再び延伸してもよ
く、また縦延伸において多段延伸、圧延等の延伸法を組
み合わせることができる。また、一軸のみの延伸によっ
ても延伸フィルムとすることができる。
ン延伸フィルムの透明性、写像性、耐ブロッキング性が
著しく改良され、かつ、延伸過程においてブロッキング
防止剤に起因する剥離ボイドの発生が極めて少なくフィ
ルム外観において優れた延伸フィルムを与えるポリプロ
ピレン組成物を得ることができる。
下に実施例および比較例を掲げて説明するが、本発明は
これらの実施例に限定されるものではない。尚、以下の
実施例及び比較例で得られたポリプロピレン延伸フィル
ムの評価は次の方法にて行なった。
25mmを使い、くし方向を二軸延伸フィルムの横延伸
方法に平行にし写像値を測定した。
状にフィルムを切り出し、厚さ3mmとなるように重ね
合わせ、温度30℃、湿度70%RHの雰囲気下に24
時間放置後、プレス機を用いてフィルム束サンプルに2
0kg/cm2の圧力を30秒間かけた。その後、フィル
ム束サンプルの両端を治具で固定し、オートグラフ(島
津製作所製)を用いて曲げ強度を測定した。その際の曲
げ強度の大きさをもってフィルムのブロッキングの程度
の指標とした。
偏光フィルム間に挟み、ライトボックス上で、ブロッキ
ング防止剤に起因する長径300μm以上の剥離ボイド
(フィッシュアイ)数を目視により評価した。これを1
5回行ない、平均値より1m2 当たりの剥離ボイド数か
ら、以下のようにフィルム外観を評価した。
たガラス製反応器に窒素雰囲気下、トルエン500m
l、メチルアルミノキサン500mmol及びジメチル
シリレンビスインデニルジルコニウムジクロリド0.5
mmolを導入し、系内を60℃まで昇温した。シクロ
ペンテン100mlを加えることにより重合を開始し、
60℃で4時間重合を行なった。生成固体を含む反応混
合物を大量の酸性メタノール中に加え重合を停止した。
得られた固体を瀘過、減圧下乾燥することにより63.
5gのポリシクロペンテンを得た。X線回折により求め
た結晶化度は64%であった。
のパウダー100重量部に、酸化防止剤として2,6−
ジ−t−ブチルヒドロキシトルエンを0.1重量部、塩
素捕捉剤としてステアリン酸カルシウムを0.1重量
部、帯電防止剤としてステアリルジエタノールアミド
0.3重量部と、上記で得たポリシクロペンテン0.0
01重量部、平均粒径2.3μmの球状の架橋ポリメタ
クリル酸メチル粉末(PMMA)0.2重量部、高密度
ポリエチレン(HDPE,メルトフローレイト(MF
R)4.0g/10分、密度0.963g/cm3 )
0.15重量部を添加し、ヘンシェルミキサーで5分間
混合した後、スクリュー径65mmφの押出造粒機を用
い、230℃で押し出し、ペレットを造粒し原料ペレッ
トを得た。
プロピレン組成物ペレットを用いて以下の方法で二軸延
伸フィルムの成形実験を行なった。ポリプロピレン組成
物ペレットを、スクリュー径90mmφのTダイシート
押出機を用い、280℃で押し出し、30℃の冷却ロー
ルで厚さ2mmのシートを成形した。次いで、この原反
シートをテンター方式の逐次二軸延伸装置を用いて、縦
方向に150℃で4.6倍縦延伸し、引き続いて165
℃のテンター内で横方向に機械倍率で10倍横延伸した
後、8%緩和させて熱処理を行ない、厚さ50μmの二
軸延伸ポリプロピレンフィルムを16m/分の速度で成
形した。なお、フィルムの片面には常法に従い30W
分/m2のコロナ放電処理を施し、巻取った。得られた
フィルムは35℃で3日間エージングした後、ヘイズ
(透明性)、写像値(写像性)、ブロッキング値(耐ブ
ロッキング性)、剥離ボイド数(外観)の測定を行なっ
た。結果を表1に示した。
リル酸メチル粉末、高密度ポリエチレンを用い、実施例
1で得たポリシクロペンテンを表1の配合量とした以外
は実施例1と同様に行なった。その結果を表1に示し
た。
テン、高密度ポリエチレンを用い、実施例1で用いた架
橋ポリメタクリル酸メチル粉末を表1の配合量とした以
外は実施例1と同様に行なった。その結果を表1に示し
た。
テン、架橋ポリメタクリル酸メチル粉末を用い、実施例
1で用いた高密度ポリエチレンを表1の配合量とした以
外は実施例1と同様に行なった。その結果を表1に示し
た。
ル粉末を使用した(実施例8)こと、また、MFR2.
0g/10分、密度0.912g/cm3 の直鎖状低密
度ポリエチレン(L−LDPE,エチレン−1−ヘキセ
ン共重合体)を使用した(実施例9)こと以外は実施例
1と同様に行ない、その結果を表1に示した。
酸メチル粉末(ブロッキング防止剤)および高密度ポリ
エチレン(ポリエチレン)を添加せずに実施例1と同様
に行ない、その結果を表1に示した。
と同様に行ない、その結果を表1に示した。
剤)を添加せずに実施例1と同様に行ない、その結果を
表1に示した。
い、その結果を表1に示した。
リル酸メチル粉末、高密度ポリエチレンを用い、実施例
1で得たポリシクロペンテンを表1の配合量とした以外
は実施例1と同様に行なった。その結果を表1に示し
た。
テン、高密度ポリエチレンを用い、実施例1で得た架橋
ポリメタクリル酸メチル粉末を表1の配合量とした以外
は実施例1と同様に行なった。その結果を表1に示し
た。
テン、架橋ポリメタクリル酸メチル粉末を用い、実施例
1で得た高密度ポリエチレンを表1の配合量とした以外
は実施例1と同様に行なった。その結果を表1に示し
た。
のプロピレン−エチレンランダム共重合体のパウダーを
使用し、ポリシクロペンテン添加量を0.0005重量
部としたこと以外は実施例1と同様に行ない、その結果
を表1に示した。
のプロピレン−エチレンランダム共重合体のパウダーを
使用した(実施例11)こと、また、MFR2.0g/
10分、1−ブテン成分含有量0.5モル%のプロピレ
ン−1−ブテンランダム共重合体のパウダーを使用した
(実施例12)こと以外は実施例10と同様に行ない、
その結果を表1に示した。
融シリカ0.25重量部を使用したこと以外は実施例1
と同様に行ない、その結果を表1に示した。
融シリカ0.08重量部を使用したこと以外は実施例1
と同様に行ない、その結果を表1に示した。
ガラス製反応器に窒素雰囲気下、トルエン500ml、
メチルアルミノキサン500mmol及びジメチルシリ
レンビスインデニルジルコニウムジクロリド0.5mm
olを導入し、系内を60℃まで昇温した。シクロブテ
ン200mlを加えることにより重合を開始し、室温で
2時間重合を行なった。生成固体を含む反応混合物を大
量の酸性メタノール中に加え重合を停止した。得られた
固体を瀘過、減圧下乾燥することにより135gのポリ
シクロブテンを得た。X線回折により求めた結晶化度は
68%であった。
上記で得たポリシクロブテンを表1の配合量とした以外
は実施例1と同様に行なった。結果を表1に示した。
特開昭58−38006号公報の実施例1の方法に準じ
て行なった。すなわち、無水塩化マグネシウム9.5
g、デカン100ml及び2−エチルヘキシルアルコー
ル47ml(300mmol)を125℃で2時間加熱
攪拌した後、この溶媒中に無水フタル酸5.5g(3
7.5mmol)を添加し、125℃でさらに1時間攪
拌混合を行ない、均一溶液とした。室温まで冷却した
後、−20℃に保持された四塩化チタン400ml
(3.6mmol)中に1時間にわたって全量滴下装入
した。この混合液の温度を2時間かけて110℃に昇温
し、110℃に達したところでジイソブチルフタレート
5.4ml(25mmol)を添加し、これより2時
間、同温度にて攪拌下保持した。2時間の反応終了後、
熱時ろ過にて固体部を採取し、この固体部を2000m
lの四塩化チタンにて再懸濁させた後、再び110℃で
2時間、加熱反応を行なった。反応終了後、再び熱ろ過
にて固体部を採取し、デカン及びヘキサンにて、洗液中
に遊離のチタン化合物が検出されなくなるまで充分洗浄
した。以上の製造方法にて調製された固体状チタン触媒
成分は、ヘプタンスラリーとして保存した。固体状チタ
ン触媒成分の組成はチタン2.1重量%、塩素57.0
重量%、マグネシウム18.0重量%及びジイソブチル
フタレート21.9重量%であった。
素置換を施した10L重合器中に精製ヘキサン6000
ml、トリエチルアルミニウム100mmol、固体状
チタン触媒成分をチタン原子換算で10mmol装入し
た後、3−メチル−1−ブテンを全体でチタン成分10
gに対し80gとなるように2時間連続的に反応器に導
入した。なお、この間温度は20℃に保持した。2時間
後、3−メチル−1−ブテンの導入を停止し、反応器を
窒素で充分に置換した。得られたスラリーの固体部分を
精製ヘキサンで5回洗浄し、チタン触媒成分含有3−メ
チル−1−ブテン重合体を得た。このときの3−メチル
−1−ブテン重合体の重量は72gであった。X線回折
により求めた結晶化度は60%であった。
0Lの重合器に、プロピレン500kgを装入し、トリ
エチルアルミニウム1.64mol、エチルトリエトキ
シシラン0.164mol、シクロヘキシルメチルジメ
トキシシラン0.0082mol、さらに水素10Lを
装入した後、重合器の内温を65℃に昇温した。チタン
含有3−メチル−1−ブテン重合体をチタン原子で0.
00656mol装入し、続いて重合器の内温を70℃
まで昇温し、1時間のプロピレン重合を行なった。1時
間後未反応のプロピレンをパージし、白色顆粒状の重合
体を得た。得られた重合体は、70℃で減圧乾燥を行な
った。全重合体の収量は143kgであった。収量から
求めた3−メチル−1−ブテン重合体含有ポリプロピレ
ン中の3−メチル−1−ブテン重合体含有量は0.03
3重量部であった。また得られたポリプロピレンのMF
R、ペンタッド分率、分子量分布(Mw/Mn)を表2
に示した。
(P−3MB−1)0.033重量部含有ポリプロピレ
ンのパウダー100重量部に、平均粒径1.2μmの球
状の非溶融型シリコーン樹脂粉末0.16重量部、MF
R2.8g/10分、密度0.919g/cm3 の直鎖
状低密度ポリエチレン(L−LDPE,エチレン−1−
ブテン共重合体)0.075重量部を添加したこと以外
は実施例1と同様に行なった。結果を表2に示した。
ル−1−ブテンの導入量と重合時間を変えた以外は実施
例16と同様の方法で行ない、表2に示した3−メチル
−1−ブテン重合体含有ポリプロピレンを得た。このと
き得られた3−メチル−1−ブテン重合体の結晶化度は
実施例16と同様60%であった。表2に示した3−メ
チル−1−ブテン重合体含有ポリプロピレンを用いた以
外は実施例16と同様に行なった。その結果を表2に示
した。
状低密度ポリエチレンを用い、表1に示した3−メチル
−1−ブテン重合体含有量のポリプロピレンを用いた以
外は実施例16と同様に行なった。その結果を表2に示
した。
ポリプロピレンを用い、表2に示した平均粒径の非溶融
型シリコーン樹脂粉末を表2に示した配合量で添加した
こと以外は実施例16と同様に行なった。その結果を表
2に示した。
ポリプロピレンを用い、表2に示した平均粒径の非溶融
型シリコーン樹脂粉末を表2に示した配合量で添加した
こと以外は実施例16と同様に行なった。その結果を表
2に示した。
チレン含有量0.4モル%のプロピレン−エチレンラン
ダム共重合体)を重合して、3−メチル−1−ブテン重
合体含有量を表2に示した3−メチル−1−ブテン重合
体含有ポリプロピレンを用いた以外は実施例16と同様
に行なった。その結果を表2に示した。
よび直鎖状低密度ポリエチレンを添加せずに実施例21
と同様に行ない、その結果を表2に示した。
した10L重合器中に精製ヘキサン6000ml、トリ
エチルアルミニウム100mmol、固体状チタン触媒
成分をチタン原子換算で10mmol装入した後、3−
メチル−1−ペンテンを全体でチタン成分10gに対し
100gとなるように2時間連続的に反応器に導入し
た。なお、この間温度は20℃に保持した。2時間後、
3−メチル−1−ペンテンの導入を停止し、反応器を窒
素で充分に置換した。得られたスラリーの固体部分を精
製ヘキサンで5回洗浄し、チタン含有3−メチル−1−
ペンテン重合体を得た。このときの3−メチル−1−ペ
ンテン重合体の重量は83gであった。X線回折により
求めた結晶化度は58%であった。
ンテン重合体を用いてプロピレンの本重合(プロピレン
−エチレン共重合)を行ない、表2に示した3−メチル
−1−ペンテン重合体(P−3MP−1)含有量の結晶
性ポリプロピレンを得た。この3−メチル−1−ペンテ
ン重合体0.042重量部含有ポリプロピレンを用いた
こと以外は実施例16と同様に行なった。結果を表2に
示した。
有ポリプロピレンを用い、平均粒径1.6μmの架橋ポ
リメタクリル酸メチル粉末(PMMA)0.12重量
部、低密度ポリエチレン(LDPE,MFR1.0g/
10分、密度0.920g/cm3 )0.05重量部を
添加したこと以外は実施例22と同様に行なった。その
結果を表2に示した。
10L重合器中に精製ヘキサン6000ml、トリエチ
ルアルミニウム100mmol、固体状チタン触媒成分
をチタン原子換算で10mmol装入した後、ビニルシ
クロヘキサンを全体でチタン成分10gに対し100g
となるように2時間連続的に反応器に導入した。なお、
この間温度は20℃に保持した。5時間後、ビニルシク
ロヘキサンの導入を停止し、反応器を窒素で充分に置換
した。得られたスラリーの固体部分を精製ヘキサンで5
回洗浄し、チタン含有ビニルシクロヘキサン重合体を得
た。このときのビニルシクロヘキサン重合体の重量は5
9gであった。X線回折により求めた結晶化度は43%
であった。
ン重合体を用いてプロピレンの本重合を行ない、表2に
示したビニルシクロヘキサン重合体(PVCH)含有量
の結晶性ポリプロピレンを得た。このビニルシクロヘキ
サン重合体0.0008重量部含有ポリプロピレンを用
い、平均粒径0.8μmの球状溶融シリカ0.2重量部
とMFR3.0g/10分、密度0.920g/cm3
の直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE,エチレン
−4−メチル−1−ペンテン共重合体)0.12重量部
を添加したこと以外は実施例16と同様に行なった。結
果を表2に示した。
ロヘキサンの導入量と重合時間を変えた以外は実施例2
4と同様の方法で行ない、表2に示したビニルシクロヘ
キサン重合体含有ポリプロピレンを得た。このとき得ら
れたビニルシクロヘキサン重合体の結晶化度は実施例2
4と同様43%であった。表2に示したビニルシクロヘ
キサン重合体含有ポリプロピレンを用いたこと以外は実
施例24と同様に行なった。その結果を表2に示した。
量部に、酸化防止剤として2,6−ジ−t−ブチルヒド
ロキシトルエンを0.1重量部、塩素捕捉剤としてステ
アリン酸カルシウムを0.1重量部、帯電防止剤として
ステアリルジエタノールアミド0.3重量部と、テトラ
フルオロエチレン重合体(PTFE(A),旭ICI社
製、商品名「フルオンルブリカントL−171J」、X
線回折法結晶化度78.7%、平均一次粒子径0.2μ
m)0.003重量部、平均粒径2.3μmの球状の架
橋ポリメタクリル酸メチル粉末(PMMA)0.12重
量部、高密度ポリエチレン(HDPE,MFR4.0g
/10分、密度0.963g/cm3 )0.08重量部
を添加したこと以外は実施例1と同様に行なった。その
結果を表3に示した。
タクリル酸メチル粉末、高密度ポリエチレンを用い、テ
トラフルオロエチレン重合体を表3の配合量としたこと
以外は実施例26と同様に行なった。その結果を表3に
示した。
タクリル酸メチル粉末、高密度ポリエチレンを用い、テ
トラフルオロエチレン重合体を表3の配合量としたこと
以外は実施例26と同様に行なった。その結果を表3に
示した。
橋ポリメタクリル酸メチル粉末(ブロッキング防止剤)
添加せずに実施例26と同様に行ない、その結果を表3
に示した。
度ポリエチレンを添加せずに実施例26と同様に行な
い、その結果を表3に示した。
レン重合体(PTFE(B),旭ICI社製、商品名
「フルオンルブリカントL−173」、X線回折法結晶
化度87.6%、平均一次粒子径0.2μm)、球状溶
融シリカ、直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE,
エチレン−1−ブテン共重合体)を用い、表3の配合と
したこと以外は実施例26と同様に行なった。その結果
を表3に示した。
カ、直鎖状低密度ポリエチレンを用い、実施例29で用
いたテトラフルオロエチレン重合体を表3の配合量とし
た以外は実施例29と同様に行なった。その結果を表3
に示した。
ロエチレン重合体、直鎖状低密度ポリエチレンを用い、
実施例29で用いた球状溶融シリカを表3の配合量とし
たこと以外は実施例29と同様に行なった。その結果を
表3に示した。
(p−メチルベンジリデン)ソルビトール(Me−DB
S)を用い、表3の配合としたこと以外は実施例26と
同様に行なった。その結果を表3に示した。
ジ−tert−ブチルフェニル)ナトリウム(PTBPN
a)を用い、表3の配合としたこと以外は実施例31と
同様に行なった。その結果を表3に示した。
ム(Al−PTBBA)を用い、表3の配合としたこと
以外は実施例31と同様に行なった。その結果を表3に
示した。
3の配合としたこと以外は実施例31と同様に行なっ
た。その結果を表3に示した。
3の配合としたこと以外は実施例31と同様に行なっ
た。その結果を表3に示した。
3の配合としたこと以外は実施例31と同様に行なっ
た。その結果を表3に示した。
たこと以外は実施例31と同様に行なった。その結果を
表3に示した。
Claims (2)
- 【請求項1】(A)結晶性ポリプロピレン100重量
部、(B)結晶核剤0.00001〜1.0重量部、
(C)ブロッキング防止剤0.01〜1.0重量部、
(D)ポリエチレン0.01〜1.0重量部よりなるこ
とを特徴とするポリプロピレン組成物。 - 【請求項2】請求項1記載のポリプロピレン組成物より
なり、少なくとも一軸に延伸されてなるポリプロピレン
延伸フィルム。
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