JPH08265995A - モールドモータの固定子 - Google Patents
モールドモータの固定子Info
- Publication number
- JPH08265995A JPH08265995A JP8640695A JP8640695A JPH08265995A JP H08265995 A JPH08265995 A JP H08265995A JP 8640695 A JP8640695 A JP 8640695A JP 8640695 A JP8640695 A JP 8640695A JP H08265995 A JPH08265995 A JP H08265995A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- stator core
- resin
- molded
- peripheral surface
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ヨーク部１８ａと、固定子コイル７を巻装し
たティース部１８ｂとからなるＴ字状の複数個の分割固
定子鉄心１８の周方向端部をそれぞれ連接させてリング
状の固定子鉄心１７を構成し、この固定子鉄心１７を固
定子コイル７とともに樹脂１２でモールド成形してなる
モールドモータの固定子において、分割固定子鉄心１８
のヨーク部１８ａの外周面に樹脂１２がモールドされる
軸方向の溝１９を設けるようにしたもの。 【効果】 固定子のほぼ全域において樹脂をモールドす
ることができ、固定子の軸方向および径方向おける樹脂
の収縮歪み応力を緩和することができるので、樹脂モー
ルド後も固定子の高い寸法精度を維持でき、組立作業性
向上させることができる。
たティース部１８ｂとからなるＴ字状の複数個の分割固
定子鉄心１８の周方向端部をそれぞれ連接させてリング
状の固定子鉄心１７を構成し、この固定子鉄心１７を固
定子コイル７とともに樹脂１２でモールド成形してなる
モールドモータの固定子において、分割固定子鉄心１８
のヨーク部１８ａの外周面に樹脂１２がモールドされる
軸方向の溝１９を設けるようにしたもの。 【効果】 固定子のほぼ全域において樹脂をモールドす
ることができ、固定子の軸方向および径方向おける樹脂
の収縮歪み応力を緩和することができるので、樹脂モー
ルド後も固定子の高い寸法精度を維持でき、組立作業性
向上させることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、固定子鉄心を分割して
構成したモールドモータの固定子に関するものである。
構成したモールドモータの固定子に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のモールドモータの固定子を図４な
いし図７に基づいて説明する。図４は従来のモールドモ
ータを示す側断面図、図５は図４におけるＡ−Ａ線に沿
う断面図で分かりやすくするために回転子は図示を省略
している。図６は分割固定子鉄心と絶縁体の構成を示す
斜視図、図７は固定子コイルを巻装した分割固定子鉄心
を示す斜視図である。図において、１はモールドモー
タ、２はモールドモータ１のフレーム、３はこのフレー
ム２の負荷側端部に取付けた負荷側ブラケットで、４は
前記フレーム２の反負荷側端部に取付けた反負荷側ブラ
ケットである。５は前記フレーム２の内周面に取付けた
固定子で、固定子鉄心６と固定子コイル７とを有してい
る。前記固定子鉄心６は、ヨーク部８ａとティース部８
ｂからなるＴ字状の複数個の分割固定子鉄心８の周方向
端部を連接させてリング状に構成するが、リング状に連
結しやすいように、周方向端部に例えばアリ９とアリ溝
１０を形成し、それぞれのアリ９とアリ溝１０を係合す
るようにしている。また、前記分割固定子鉄心８は、テ
ィース部８ｂに軸方向の両側からインシュレータを絶縁
体１１として挿入固定しており、この絶縁体１１は、筒
体部１１ａと、その両端に形成した鍔部１１ｂ、１１ｃ
とからなっている。前記固定子コイル７は、前記絶縁体
１１の筒体部１１ａに巻装される。１２は樹脂で、前記
固定子５を、前記フレーム２に嵌合する前にモールド成
形している。図７に、樹脂モールドした後の固定子５を
示している。前記固定子５は樹脂モールドした後に前記
フレーム２の内周面に嵌合固定される。１３は前記両ブ
ラケット３、４に軸受１４、１５を介して回転自在に支
承された回転軸で、中央部に前記固定子５に径方向の細
隙を介して対向するように回転子１６を嵌合固定してい
る。この回転子１６は、回転軸１３に回転子ヨーク１６
ａを嵌合固定し、この回転子ヨーク１６ａの外周面に永
久磁石１６ｂを固定している。
いし図７に基づいて説明する。図４は従来のモールドモ
ータを示す側断面図、図５は図４におけるＡ−Ａ線に沿
う断面図で分かりやすくするために回転子は図示を省略
している。図６は分割固定子鉄心と絶縁体の構成を示す
斜視図、図７は固定子コイルを巻装した分割固定子鉄心
を示す斜視図である。図において、１はモールドモー
タ、２はモールドモータ１のフレーム、３はこのフレー
ム２の負荷側端部に取付けた負荷側ブラケットで、４は
前記フレーム２の反負荷側端部に取付けた反負荷側ブラ
ケットである。５は前記フレーム２の内周面に取付けた
固定子で、固定子鉄心６と固定子コイル７とを有してい
る。前記固定子鉄心６は、ヨーク部８ａとティース部８
ｂからなるＴ字状の複数個の分割固定子鉄心８の周方向
端部を連接させてリング状に構成するが、リング状に連
結しやすいように、周方向端部に例えばアリ９とアリ溝
１０を形成し、それぞれのアリ９とアリ溝１０を係合す
るようにしている。また、前記分割固定子鉄心８は、テ
ィース部８ｂに軸方向の両側からインシュレータを絶縁
体１１として挿入固定しており、この絶縁体１１は、筒
体部１１ａと、その両端に形成した鍔部１１ｂ、１１ｃ
とからなっている。前記固定子コイル７は、前記絶縁体
１１の筒体部１１ａに巻装される。１２は樹脂で、前記
固定子５を、前記フレーム２に嵌合する前にモールド成
形している。図７に、樹脂モールドした後の固定子５を
示している。前記固定子５は樹脂モールドした後に前記
フレーム２の内周面に嵌合固定される。１３は前記両ブ
ラケット３、４に軸受１４、１５を介して回転自在に支
承された回転軸で、中央部に前記固定子５に径方向の細
隙を介して対向するように回転子１６を嵌合固定してい
る。この回転子１６は、回転軸１３に回転子ヨーク１６
ａを嵌合固定し、この回転子ヨーク１６ａの外周面に永
久磁石１６ｂを固定している。
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術で
は、固定子５を樹脂１２でモールド成形するが、樹脂１
２は固定子鉄心６の外周面には全くモールドされず、固
定子鉄心６の内部と軸方向両端にのみモールドされるの
で、部分的に樹脂１２の硬化収縮が起こる。そのため、
固定子鉄心６に部分的な応力による歪みが生じ、リング
状の固定子鉄心６の円外径精度が悪くなり、フレーム２
への嵌合がしにくくなる問題があった。そこで本発明
は、樹脂をモールドした後も固定子の高い寸法精度を維
持でき組立作業性向上させることのできるモールドモー
タの固定子を提供することを目的とするものである。
は、固定子５を樹脂１２でモールド成形するが、樹脂１
２は固定子鉄心６の外周面には全くモールドされず、固
定子鉄心６の内部と軸方向両端にのみモールドされるの
で、部分的に樹脂１２の硬化収縮が起こる。そのため、
固定子鉄心６に部分的な応力による歪みが生じ、リング
状の固定子鉄心６の円外径精度が悪くなり、フレーム２
への嵌合がしにくくなる問題があった。そこで本発明
は、樹脂をモールドした後も固定子の高い寸法精度を維
持でき組立作業性向上させることのできるモールドモー
タの固定子を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、ヨーク部と、固定子コイルを巻装したテ
ィース部とからなるＴ字状の複数個の分割固定子鉄心の
周方向端部をそれぞれ連接させてリング状の固定子鉄心
を構成し、この固定子鉄心を前記固定子コイルとともに
樹脂でモールド成形してなるモールドモータの固定子に
おいて、前記分割固定子鉄心の前記ヨーク部の外周面に
前記樹脂がモールドされる軸方向の溝を設けるようにし
たものである。
め、本発明は、ヨーク部と、固定子コイルを巻装したテ
ィース部とからなるＴ字状の複数個の分割固定子鉄心の
周方向端部をそれぞれ連接させてリング状の固定子鉄心
を構成し、この固定子鉄心を前記固定子コイルとともに
樹脂でモールド成形してなるモールドモータの固定子に
おいて、前記分割固定子鉄心の前記ヨーク部の外周面に
前記樹脂がモールドされる軸方向の溝を設けるようにし
たものである。
【０００５】
【作用】上記手段により、モールド時に、固定子鉄心の
溝に樹脂を充填することにより、固定子のほぼ全域にお
いて樹脂モールドを施すことができ、固定子の軸方向お
よび径方向おける樹脂の収縮歪み応力が緩和される。
溝に樹脂を充填することにより、固定子のほぼ全域にお
いて樹脂モールドを施すことができ、固定子の軸方向お
よび径方向おける樹脂の収縮歪み応力が緩和される。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図１は本発明の実施例を示すモールドモータの固定
子の正断面図、図２は固定子の斜視図、図３は本発明の
他の実施例を示す分割固定子鉄心の斜視図である。図１
から図３の符号において、図４から図７に示す符号と同
一のものは、同一あるいは相当するものを示しており、
説明は省略する。本発明の固定子鉄心１７は、分割固定
子鉄心１８のヨーク部１８ａの外周面に軸方向の溝１９
を設けている。したがって、個々の分割固定子鉄心１８
を周方向に連接してリング状の固定子鉄心１７を構成す
ると、固定子鉄心１７の外周面には等ピッチで溝１９が
形成されることになる。なお、ティース部１８ｂには従
来同様に絶縁体１１を介して固定子コイル７が巻装され
る。固定子２０を樹脂１２でモールド成形すると、これ
らの溝１９内に樹脂１２が充填されるので、固定子鉄心
１７はほぼ全域において樹脂モールドを施すことができ
る。樹脂１２はモールド後に硬化収縮するが、固定子２
０の全体において樹脂１２の硬化収縮が起こるので、固
定子鉄心１７に部分的な応力による歪みが生じることは
なく、固定子鉄心１７の円外径精度は維持される。した
がって、固定子２０は、フレーム２にスムーズに嵌合固
定することができる。なお、本発明における分割固定子
鉄心１８は、図３に示すように、ヨーク部１８ａとティ
ース部１８ｂがさらに分割された構成のものでもよい。
この場合は、ヨーク部１８ａをはずした状態のティース
部１８ｂに径方向から絶縁体１１を挿入できるので、絶
縁体１１としては、ボビンを用いることができる。
る。図１は本発明の実施例を示すモールドモータの固定
子の正断面図、図２は固定子の斜視図、図３は本発明の
他の実施例を示す分割固定子鉄心の斜視図である。図１
から図３の符号において、図４から図７に示す符号と同
一のものは、同一あるいは相当するものを示しており、
説明は省略する。本発明の固定子鉄心１７は、分割固定
子鉄心１８のヨーク部１８ａの外周面に軸方向の溝１９
を設けている。したがって、個々の分割固定子鉄心１８
を周方向に連接してリング状の固定子鉄心１７を構成す
ると、固定子鉄心１７の外周面には等ピッチで溝１９が
形成されることになる。なお、ティース部１８ｂには従
来同様に絶縁体１１を介して固定子コイル７が巻装され
る。固定子２０を樹脂１２でモールド成形すると、これ
らの溝１９内に樹脂１２が充填されるので、固定子鉄心
１７はほぼ全域において樹脂モールドを施すことができ
る。樹脂１２はモールド後に硬化収縮するが、固定子２
０の全体において樹脂１２の硬化収縮が起こるので、固
定子鉄心１７に部分的な応力による歪みが生じることは
なく、固定子鉄心１７の円外径精度は維持される。した
がって、固定子２０は、フレーム２にスムーズに嵌合固
定することができる。なお、本発明における分割固定子
鉄心１８は、図３に示すように、ヨーク部１８ａとティ
ース部１８ｂがさらに分割された構成のものでもよい。
この場合は、ヨーク部１８ａをはずした状態のティース
部１８ｂに径方向から絶縁体１１を挿入できるので、絶
縁体１１としては、ボビンを用いることができる。
【０００７】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、固
定子のほぼ全域において樹脂をモールドすることがで
き、固定子の軸方向および径方向おける樹脂の収縮歪み
応力を緩和することができるので、樹脂モールド後も固
定子の高い寸法精度を維持でき、組立作業性向上させる
ことができる。
定子のほぼ全域において樹脂をモールドすることがで
き、固定子の軸方向および径方向おける樹脂の収縮歪み
応力を緩和することができるので、樹脂モールド後も固
定子の高い寸法精度を維持でき、組立作業性向上させる
ことができる。
【図１】本発明の実施例を示すモールドモータの固定子
の正断面図である。
の正断面図である。
【図２】本発明の実施例における樹脂モールド後の固定
子を示す斜視図である。
子を示す斜視図である。
【図３】本発明の他の実施例を示す分割固定子鉄心の斜
視図である。
視図である。
【図４】従来のモールドモータを示す側断面図である。
【図５】図４におけるＡ−Ａ線に沿う断面図で、分かり
やすくするために回転子は図示を省略している。
やすくするために回転子は図示を省略している。
【図６】従来技術における分割固定子鉄心と絶縁体の構
成を示す斜視図である。
成を示す斜視図である。
【図７】従来技術における固定子コイルを巻装した分割
固定子鉄心を示す斜視図である。
固定子鉄心を示す斜視図である。
１ モールドモータ ２ フレーム ３ 負荷側ブラケット ４ 反負荷側ブラケット ５ 固定子 ６ 固定子鉄心 ７ 固定子コイル ８ 分割固定子鉄心 ９ アリ １０ アリ溝 １１ 絶縁体 １２ 樹脂 １３ 回転軸 １４ 軸受 １５ 軸受 １６ 回転子 １７ 固定子鉄心 １８ 分割固定子鉄心 １９ 溝 ２０ 固定子
Claims (1)
- 【請求項１】 ヨーク部と、固定子コイルを巻装したテ
ィース部とからなるＴ字状の複数個の分割固定子鉄心の
周方向端部をそれぞれ連接させてリング状の固定子鉄心
を構成し、この固定子鉄心を前記固定子コイルとともに
樹脂でモールド成形してなるモールドモータの固定子に
おいて、 前記分割固定子鉄心の前記ヨーク部の外周面に前記樹脂
がモールドされる軸方向の溝を設けたことを特徴とする
モールドモータの固定子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8640695A JPH08265995A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | モールドモータの固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8640695A JPH08265995A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | モールドモータの固定子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08265995A true JPH08265995A (ja) | 1996-10-11 |
Family
ID=13885991
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8640695A Pending JPH08265995A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | モールドモータの固定子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08265995A (ja) |
Cited By (31)
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-
1995
- 1995-03-17 JP JP8640695A patent/JPH08265995A/ja active Pending
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