JP4708692B2 - 同期機 - Google Patents
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Description
前記鋼板を継鉄部鋼板と歯部鋼板とに分割して構成し、
前記歯部鋼板の各歯の歯元の両側縁を歯元端に向かって広がるテーパ状に形成し、
前記継鉄部鋼板の内周縁に、前記歯部鋼板の各歯の歯元を係止するため両側縁が入口から奥に向かって広がるテーパ状の多数の係止溝を形成し、
前記歯部鋼板を、各歯の隣り合う歯先どうしが連結部を介して円形に連なる1枚の鋼板で形成し、
前記固定子鉄心の外側表面に多数の突起を形成するため、外周縁の所定部位に突片が形成された鋼板を当該突片どうしを重ね合わせて所定枚数積層することで前記突起を形成し、前記所定部位に突片が形成されない鋼板を所定枚数積層することで、前記突起と積層方向に隣接するつぎの突起との間隔を形成したものであり、
前記各歯間の各スロットに固定子コイルを巻きながら収容し、固定子コイル付き歯は完成するものであり、積層されて列状に構成される前記各歯は、円形の連結部から放射状に形成され、各スロットは底部に比べて入口部の方が断面積が広く、固定子コイルを各スロットに挿入する際には断面積の広い入口部から行われ、前記各歯の歯元はテーパ状に広がり、各スロットに挿入された固定子コイルがスロットから外方へ浮いてくることを抑制し、
さらに、テーパ状の押え部材を前記各歯の適宜箇所に嵌合しておき、継鉄部鋼板に組み付けられるまでの間、固定子コイル付き歯のすべてのスロット内の固定子コイルが半径方向外方へ浮いてくることを防止するものであり、一体化した継鉄部鋼板に、一体化した固定子コイル付き歯を、軸心を揃えて組み付けたうえ、両端に押え板を配し、通し孔にボルトを通して一体化することで、固定子が構成され、前記継鉄部鋼板の内周縁に形成された多数のテーパ状の係止溝に、固定子コイル付き歯の外周縁に形成された多数のテーパ状の歯元が、固定子鉄心の軸線に沿って嵌め込まれていくことで、前記固定子コイルの浮き上がりを抑えた押え部材は、前記継鉄部鋼板に押されて歯元に沿って摺動していき、最後に歯元から抜け落ち、前記継鉄部鋼板への固定子コイル付き歯の組み付けが終了する瞬間まで、前記押え部材による前記固定子コイルの浮き上がりを抑止する抑止機能を備えた同期機である。
前記鋼板を継鉄部鋼板と歯部鋼板とに分割して構成し、
前記歯部鋼板の各歯の歯元の両側縁を歯元端に向かって広がるテーパ状に形成し、
前記継鉄部鋼板の内周縁に、前記歯部鋼板の各歯の歯元を係止するため両側縁が入口から奥に向かって広がるテーパ状の多数の係止溝を形成し、
前記歯部鋼板を、各歯の隣り合う歯先どうしが連結部を介して円形に連なる1枚の鋼板で形成し、
外周縁に複数の突片が間隔を保って形成された鋼板と、外周縁に突片が形成されない鋼板とを所定枚数ずつ交互に積層することで、重ね合わされた所定枚数分の前記突片により構成される所要厚さの突起を、前記固定子鉄心の外側表面に多数形成したものであり、
前記各歯間の各スロットに固定子コイルを巻きながら収容し、固定子コイル付き歯は完成するものであり、積層されて列状に構成される前記各歯は、円形の連結部から放射状に形成され、各スロットは底部に比べて入口部の方が断面積が広く、固定子コイルを各スロットに挿入する際には断面積の広い入口部から行われ、前記各歯の歯元はテーパ状に広がり、各スロットに挿入された固定子コイルがスロットから外方へ浮いてくることを抑制し、
さらに、テーパ状の押え部材を前記各歯の適宜箇所に嵌合しておき、継鉄部鋼板に組み付けられるまでの間、固定子コイル付き歯のすべてのスロット内の固定子コイルが半径方向外方へ浮いてくることを防止するものであり、一体化した継鉄部鋼板に、一体化した固定子コイル付き歯を、軸心を揃えて組み付けたうえ、両端に押え板を配し、通し孔にボルトを通して一体化することで、固定子が構成され、前記継鉄部鋼板の内周縁に形成された多数のテーパ状の係止溝に、固定子コイル付き歯の外周縁に形成された多数のテーパ状の歯元が、固定子鉄心の軸線に沿って嵌め込まれていくことで、前記固定子コイルの浮き上がりを抑えた押え部材は、前記継鉄部鋼板に押されて歯元に沿って摺動していき、最後に歯元から抜け落ち、前記継鉄部鋼板への固定子コイル付き歯の組み付けが終了する瞬間まで、前記押え部材による前記固定子コイルの浮き上がりを抑止する抑止機能を備えた同期機である。
前記鋼板を継鉄部鋼板と歯部鋼板とに分割して構成し、
前記歯部鋼板の各歯の歯元の両側縁を歯元端に向かって広がるテーパ状に形成し、
前記継鉄部鋼板の内周縁に、前記歯部鋼板の各歯の歯元を係止するため両側縁が入口から奥に向かって広がるテーパ状の多数の係止溝を形成し、
前記歯部鋼板を、各歯の隣り合う歯先どうしが連結部を介して円形に連なる1枚の鋼板で形成し、
前記固定子鉄心の中心から等距離の位置に互いに直交する4辺の外周縁を有する鋼板の平行な2辺に複数の突片を間隔を保って形成し、前記鋼板を所定枚数ごとに90°向きを変えて積層することで、重ね合わされた所定枚数分の前記突片により構成される所要厚さの突起を、前記固定子鉄心の外側表面に多数形成したものであり、
前記各歯間の各スロットに固定子コイルを巻きながら収容し、固定子コイル付き歯は完成するものであり、積層されて列状に構成される前記各歯は、円形の連結部から放射状に形成され、各スロットは底部に比べて入口部の方が断面積が広く、固定子コイルを各スロットに挿入する際には断面積の広い入口部から行われ、前記各歯の歯元はテーパ状に広がり、各スロットに挿入された固定子コイルがスロットから外方へ浮いてくることを抑制し、
さらに、テーパ状の押え部材を前記各歯の適宜箇所に嵌合しておき、継鉄部鋼板に組み付けられるまでの間、固定子コイル付き歯のすべてのスロット内の固定子コイルが半径方向外方へ浮いてくることを防止するものであり、一体化した継鉄部鋼板に、一体化した固定子コイル付き歯を、軸心を揃えて組み付けたうえ、両端に押え板を配し、通し孔にボルトを通して一体化することで、固定子が構成され、前記継鉄部鋼板の内周縁に形成された多数のテーパ状の係止溝に、固定子コイル付き歯の外周縁に形成された多数のテーパ状の歯元が、固定子鉄心の軸線に沿って嵌め込まれていくことで、前記固定子コイルの浮き上がりを抑えた押え部材は、前記継鉄部鋼板に押されて歯元に沿って摺動していき、最後に歯元から抜け落ち、前記継鉄部鋼板への固定子コイル付き歯の組み付けが終了する瞬間まで、前記押え部材による前記固定子コイルの浮き上がりを抑止する抑止機能を備えた同期機である。
図1は、この発明による同期機の一実施の形態を回転子を省略して示す概略的断面図、図2は、図1の同期機を一部破断にして示す側面図(平面図も同様)である。この同期機(例えば同期電動機)1は、固定子10の外側表面、すなわち固定子鉄心(磁気回路コア)12の外側表面に多数の突起50を形成したものである。
10,310 固定子
11 空洞
12,312 固定子鉄心(磁気回路コア)
13 継鉄(ヨーク)
14 一体歯(ティース)
14T 歯(ティース)
14C 固定子コイル付き歯(ティース)
15 スロット
16 固定子コイル(電機子コイル)
17 押え板
18 通し孔
30(30A,30B),130,230,330 継鉄部鋼板
32,132,232,332 係止溝
35,135,235,335 突片
40 歯部鋼板
41 鋼板歯
42 歯元
43 歯先
44 連結部
45 切り欠き
49 押え部材
50,350 突起
230P 鋼板片
237 係止突片
238 係止溝
Claims (4)
- 鋼板を多数枚積層して構成される固定子鉄心を備えた同期機において、
前記鋼板を継鉄部鋼板と歯部鋼板とに分割して構成し、
前記歯部鋼板の各歯の歯元の両側縁を歯元端に向かって広がるテーパ状に形成し、
前記継鉄部鋼板の内周縁に、前記歯部鋼板の各歯の歯元を係止するため両側縁が入口から奥に向かって広がるテーパ状の多数の係止溝を形成し、
前記歯部鋼板を、各歯の隣り合う歯先どうしが連結部を介して円形に連なる1枚の鋼板で形成し、
前記固定子鉄心の外側表面に多数の突起を形成するため、外周縁の所定部位に突片が形成された鋼板を当該突片どうしを重ね合わせて所定枚数積層することで前記突起を形成し、前記所定部位に突片が形成されない鋼板を所定枚数積層することで、前記突起と積層方向に隣接するつぎの突起との間隔を形成したものであり、
前記各歯間の各スロットに固定子コイルを巻きながら収容し、固定子コイル付き歯は完成するものであり、積層されて列状に構成される前記各歯は、円形の連結部から放射状に形成され、各スロットは底部に比べて入口部の方が断面積が広く、固定子コイルを各スロットに挿入する際には断面積の広い入口部から行われ、前記各歯の歯元はテーパ状に広がり、各スロットに挿入された固定子コイルがスロットから外方へ浮いてくることを抑制し、
さらに、テーパ状の押え部材を前記各歯の適宜箇所に嵌合しておき、継鉄部鋼板に組み付けられるまでの間、固定子コイル付き歯のすべてのスロット内の固定子コイルが半径方向外方へ浮いてくることを防止するものであり、一体化した継鉄部鋼板に、一体化した固定子コイル付き歯を、軸心を揃えて組み付けたうえ、両端に押え板を配し、通し孔にボルトを通して一体化することで、固定子が構成され、前記継鉄部鋼板の内周縁に形成された多数のテーパ状の係止溝に、固定子コイル付き歯の外周縁に形成された多数のテーパ状の歯元が、固定子鉄心の軸線に沿って嵌め込まれていくことで、前記固定子コイルの浮き上がりを抑えた押え部材は、前記継鉄部鋼板に押されて歯元に沿って摺動していき、最後に歯元から抜け落ち、前記継鉄部鋼板への固定子コイル付き歯の組み付けが終了する瞬間まで、前記押え部材による前記固定子コイルの浮き上がりを抑止する抑止機能を備えたこと特徴とする同期機。 - 鋼板を多数枚積層して構成される固定子鉄心を備えた同期機において、
前記鋼板を継鉄部鋼板と歯部鋼板とに分割して構成し、
前記歯部鋼板の各歯の歯元の両側縁を歯元端に向かって広がるテーパ状に形成し、
前記継鉄部鋼板の内周縁に、前記歯部鋼板の各歯の歯元を係止するため両側縁が入口から奥に向かって広がるテーパ状の多数の係止溝を形成し、
前記歯部鋼板を、各歯の隣り合う歯先どうしが連結部を介して円形に連なる1枚の鋼板で形成し、
外周縁に複数の突片が間隔を保って形成された鋼板と、外周縁に突片が形成されない鋼板とを所定枚数ずつ交互に積層することで、重ね合わされた所定枚数分の前記突片により構成される所要厚さの突起を、前記固定子鉄心の外側表面に多数形成したものであり、
前記各歯間の各スロットに固定子コイルを巻きながら収容し、固定子コイル付き歯は完成するものであり、積層されて列状に構成される前記各歯は、円形の連結部から放射状に形成され、各スロットは底部に比べて入口部の方が断面積が広く、固定子コイルを各スロットに挿入する際には断面積の広い入口部から行われ、前記各歯の歯元はテーパ状に広がり、各スロットに挿入された固定子コイルがスロットから外方へ浮いてくることを抑制し、
さらに、テーパ状の押え部材を前記各歯の適宜箇所に嵌合しておき、継鉄部鋼板に組み付けられるまでの間、固定子コイル付き歯のすべてのスロット内の固定子コイルが半径方向外方へ浮いてくることを防止するものであり、一体化した継鉄部鋼板に、一体化した固定子コイル付き歯を、軸心を揃えて組み付けたうえ、両端に押え板を配し、通し孔にボルトを通して一体化することで、固定子が構成され、前記継鉄部鋼板の内周縁に形成された多数のテーパ状の係止溝に、固定子コイル付き歯の外周縁に形成された多数のテーパ状の歯元が、固定子鉄心の軸線に沿って嵌め込まれていくことで、前記固定子コイルの浮き上がりを抑えた押え部材は、前記継鉄部鋼板に押されて歯元に沿って摺動していき、最後に歯元から抜け落ち、前記継鉄部鋼板への固定子コイル付き歯の組み付けが終了する瞬間まで、前記押え部材による前記固定子コイルの浮き上がりを抑止する抑止機能を備えたこと特徴とする同期機。 - 鋼板を多数枚積層して構成される固定子鉄心を備えた同期機において、
前記鋼板を継鉄部鋼板と歯部鋼板とに分割して構成し、
前記歯部鋼板の各歯の歯元の両側縁を歯元端に向かって広がるテーパ状に形成し、
前記継鉄部鋼板の内周縁に、前記歯部鋼板の各歯の歯元を係止するため両側縁が入口から奥に向かって広がるテーパ状の多数の係止溝を形成し、
前記歯部鋼板を、各歯の隣り合う歯先どうしが連結部を介して円形に連なる1枚の鋼板で形成し、
前記固定子鉄心の中心から等距離の位置に互いに直交する4辺の外周縁を有する鋼板の平行な2辺に複数の突片を間隔を保って形成し、前記鋼板を所定枚数ごとに90°向きを変えて積層することで、重ね合わされた所定枚数分の前記突片により構成される所要厚さの突起を、前記固定子鉄心の外側表面に多数形成したものであり、
前記各歯間の各スロットに固定子コイルを巻きながら収容し、固定子コイル付き歯は完成するものであり、積層されて列状に構成される前記各歯は、円形の連結部から放射状に形成され、各スロットは底部に比べて入口部の方が断面積が広く、固定子コイルを各スロットに挿入する際には断面積の広い入口部から行われ、前記各歯の歯元はテーパ状に広がり、各スロットに挿入された固定子コイルがスロットから外方へ浮いてくることを抑制し、
さらに、テーパ状の押え部材を前記各歯の適宜箇所に嵌合しておき、継鉄部鋼板に組み付けられるまでの間、固定子コイル付き歯のすべてのスロット内の固定子コイルが半径方向外方へ浮いてくることを防止するものであり、一体化した継鉄部鋼板に、一体化した固定子コイル付き歯を、軸心を揃えて組み付けたうえ、両端に押え板を配し、通し孔にボルトを通して一体化することで、固定子が構成され、前記継鉄部鋼板の内周縁に形成された多数のテーパ状の係止溝に、固定子コイル付き歯の外周縁に形成された多数のテーパ状の歯元が、固定子鉄心の軸線に沿って嵌め込まれていくことで、前記固定子コイルの浮き上がりを抑えた押え部材は、前記継鉄部鋼板に押されて歯元に沿って摺動していき、最後に歯元から抜け落ち、前記継鉄部鋼板への固定子コイル付き歯の組み付けが終了する瞬間まで、前記押え部材による前記固定子コイルの浮き上がりを抑止する抑止機能を備えたこと特徴とする同期機。 - 前記鋼板を前記固定子鉄心の中心まわり方向に沿って複数の鋼板片に分割し、各鋼板片どうしの接合部を、先端に向かってテーパ状に広がる係止突片と、入口から奥に向かってテーパ状に広がる係止溝とによる接合構造としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の同期機。
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