JPH1051983A - 電動機の積層ステータ - Google Patents

電動機の積層ステータ

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JPH1051983A
JPH1051983A JP21686996A JP21686996A JPH1051983A JP H1051983 A JPH1051983 A JP H1051983A JP 21686996 A JP21686996 A JP 21686996A JP 21686996 A JP21686996 A JP 21686996A JP H1051983 A JPH1051983 A JP H1051983A
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敬 岡本
Hidetoshi Uematsu
秀俊 植松
Katsuyuki Yamanaka
克行 山中
Takeshi Furuya
剛 古屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機の積層ステータにおいて、簡易な構成
によって放熱面積を拡大して放熱効率を向上する。 【解決手段】 電磁鋼板のコアを積層して形成するステ
ータであって、積層ステータの表面あるいは積層ステー
タの内部に形成した冷却媒体流路の表面に凹凸を形成す
ることによって、積層ステータの放熱面積を拡大して放
熱効率を向上する。積層ステータを形成するための複数
枚の積層コアにおいて、形状を異にする少なくとも2種
のコア2,3を含ませ、この形状が異なるコアを積層す
ることによって、形成された積層ステータの形状に凹凸
を形成する。形状を異ならせるコア部分として、コアの
外形形状、または積層ステータ内に冷却媒体流路を形成
する開口部、または両者とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機のステータ
構造に関し、特に電磁鋼板のコアを積層して形成する積
層ステータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電動機は抵抗損や鉄損等の種々
のエネルギー損によって発熱する。この発熱は電動機の
能力を決定する要因の1つであり、電動機の連続出力は
発熱と放熱能力とのバランスによって決定される。従っ
て、ステータ表面等の電動機の放熱面積を拡大し、放熱
効率を向上させることによって、電動機の出力を増大す
ることができる。
【0003】電動機のステータとして積層ステータが知
られており、この積層ステータは電磁鋼板からなるコア
を積層して形成している。図9は、従来の電動機の積層
ステータの一構成例を説明するための図である。図9
(a)は積層する前の各コア22を示しており、このコ
アを積層することによって図9(b)に示す積層ステー
タ21を形成している。積層ステータ21を構成する各
コア22は、電磁鋼板を金型による打ち抜き等によって
形成することができ、中心部分にロータ(図示していな
い)を挿入する穴33、該穴33の内周辺にコイル(図
示していない)を巻回する溝34、コア22の周方向に
配列した複数の孔32、およびコア22を連結するため
のロッド(図示していない)を通す孔31を備えてい
る。この孔32は、コア22の積層によって積層ステー
タ21の両端をつなぐ連通孔を構成して冷却媒体通路と
し、この連通孔内に空気やオイル等の冷却媒体を通すこ
とによって、積層ステータ21の冷却を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の積層ステータで
は、放熱面積が小さく、放熱効率が低いという問題点が
ある。この小さな放熱面積および低い放熱効率は、電動
機の連続出力を制限することにもある。従来の積層ステ
ータでは、例えば上記した構成の積層ステータ22で
は、同一形状で同一寸法のコア22を積層して形成して
いるため、積層ステータの外周表面や冷却媒体通路の表
面は、図9(c)の断面に示すように平面状となる。な
お、該図9(c)の断面は、図9(b)中の矢印で示す
部分の断面を示している。そのため、積層ステータ22
の放熱面積は限定されたものとなり、充分な放熱効率を
得ることができない。
【0005】上記した構成の積層ステータの放熱面積を
拡大し放熱効率を向上させるために、コアの外周表面の
面積を拡大する構成の積層ステータが提案されている。
図10は、積層ステータの他の一構成例を示す図であ
る。図10において、積層ステータ41を構成する各コ
ア42には、前記図9に示した積層ステータ21のコア
と同様に、ロッド用の孔51,冷却媒体通路用の孔5
2,ロータ用の穴53,コイル巻回用の溝54が形成さ
れる。積層ステータ41は、この構成に加えて、さらに
各コア42の外周の周方向に凹凸55が形成されてい
る。このコア42に形成した凹凸55は積層ステータ4
2の表面積を拡大するものであり、図10(b)に示す
ように、積層ステータ42の外周面を凹凸形状とするこ
とによって、表面積を拡大している。なお、図9(c)
は、図9(b)中の矢印で示す部分の断面を示してい
る。
【0006】しかしながら、図10に示す構成の積層ス
テータは、ステータの表面積は拡大するものの、各コア
42の外周形状が複雑となり、該コアを打ち抜くための
金型の形状も複雑となるという問題点があり、さらに、
コア42の表面に形成した突起部分の強度は低くなるた
め、コア単体では該突起部分が折れ曲がる可能性がある
といった問題点もある。
【0007】さらに、積層ステータの放熱面積を拡大し
放熱効率を向上させるための別の構成の積層ステータが
提案されている。図11は、積層ステータの別の一構成
例を示す図である。この積層ステータ61は、図11
(a),(b)に示すように、前記図9に示したと同様
に、同形状で同寸法のコア62によって積層ステータ6
1を形成し、ジャケット81を該積層ステータ61に被
せる構成とする。このジャケット81はAl等の熱伝導
率の良い部材によって形成し、周囲に放熱用のフィン8
2を備え、これによって、積層ステータ61の発熱を外
気に放熱するものである。なお、積層ステータ61を構
成する各コア62には、前記した積層ステータ21,4
1のコアと同様に、ロッド用の孔71,冷却媒体通路用
の孔72,ロータ用の穴73,コイル巻回用の溝74が
形成される。
【0008】しかしながら、上記したジャケットを用い
る構成では、ジャケットを別途用意する必要があり、ま
た、ジャケットの製造する工程や、ジャケットを積層ス
テータ本体に被せる工程等の工程が増えるという問題点
がある。
【0009】そこで、本発明は前記した従来の電動機の
積層ステータの持つ問題点を解決して、電動機の積層ス
テータにおいて、簡易な構成によって放熱面積を拡大し
て放熱効率を向上することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電動機の積層ス
テータは、電磁鋼板のコアを積層して形成するステータ
であって、積層ステータの表面あるいは積層ステータの
内部に形成した冷却媒体流路の表面に凹凸を形成するこ
とによって、積層ステータの放熱面積を拡大して放熱効
率を向上するものである。
【0011】積層ステータの表面に凹凸を形成する手段
として、本発明の電動機の積層ステータは、積層ステー
タを形成するための複数枚の積層コアにおいて、形状を
異にする少なくとも2種のコアを含ませるものである。
この形状が異なるコアを積層することによって、形成さ
れた積層ステータの形状には凹凸が形成され、放熱面積
が拡大する(請求項1対応)。
【0012】また、異ならせる形状は、コアの外形形
状、または積層ステータ内に冷却媒体流路を形成する開
口部、または外形形状および開口部の両者とするもので
ある。コアの外形形状を異なる形状とすることによっ
て、積層ステータの外周表面には凹凸形状が形状され、
外気と接触する面積が増え、放熱面積が拡大する(請求
項2対応)。また、積層ステータ内に冷却媒体流路を形
成する開口部の形状を異なる形状とすることによって、
積層ステータの冷却媒体流路の表面に凹凸形状が形状さ
れ、冷却媒体と接触する面積が増え、放熱面積が拡大す
る(請求項3対応)。
【0013】積層ステータの表面に凹凸を形成する他の
手段として、本発明の電動機の積層ステータは、少なく
とも一の径方向の長さが異なる1種のコアを、周方向の
位置を異ならせて積層するものである。これによって、
形成された積層ステータの形状には凹凸が形成され、放
熱面積が拡大する(請求項4対応)。
【0014】また、積層ステータ内に冷却媒体流路を形
成する開口部の形状を少なくとも2種の異なる形状とす
ることによって、積層ステータの冷却媒体流路の表面に
凹凸形状が形状され、冷却媒体と接触する面積が増え、
放熱面積が拡大する(請求項5対応)。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の電動機
の積層ステータの第1の実施形態を説明するためのブロ
ック図である。図1(a)は積層する前の各コア2,3
を示しており、このコア2,3を積層することによって
図1(b)に示す積層ステータ1を形成する。積層ステ
ータ1を構成するコア2,3は、電磁鋼板を金型による
打ち抜き等によって形成することができ、中心部分にロ
ータ(図示していない)を挿入する穴13、該穴13の
内周辺にコイル(図示していない)を巻回する溝14、
コア2,3の周方向に配列した複数の孔12、およびコ
ア2,3を連結するためのロッド(図示していない)を
通す孔11を備える。この孔12は、コア2,3の積層
によって積層ステータ1の両端をつなぐ連通孔を構成し
て冷却媒体通路とし、この連通孔内に空気やオイル等の
冷却媒体を通すことによって、積層ステータ1の冷却を
行う。
【0016】積層ステータ1が備えるコア2,3は、そ
の外形形状を異にしている。図1に示す形状は、その外
形寸法を異ならせる構成例を示しており、コア2は外周
の形状が小さく、コア3は外周の形状を大きく形成して
いる。なお、コア2,3の外形形状以外のその他の孔1
1,穴13,および溝14は、その形状および寸法を共
通とし、図示しないロータ,連結用ロッド,コイル等の
設置を可能とする。また、孔12については、少なくと
も冷却媒体の流路の確保ができる共通部分を備える。
【0017】図1(b)は外形形状の異なるコア2,3
を交互に積層して形成した積層ステータの例を示してい
る。これによって、積層ステータの外周表面には凹凸が
形成れる。図1(c)は、図1(b)中に示す矢印部分
の断面を示しており、外形寸方の異なるコア2,3を交
互に積層することによって、その断面形状に凹凸が形状
され、外気と接触する放熱面積が拡大する。なお、図1
では、コア2,3を交互に配置した例を示しているが、
両コアの配置順は交互に限らず任意の順とすることがで
きる。同一形状のコアを連続して配置した場合には、そ
の分放熱面積が減少するため、広い放熱面積を確保する
には両コアの交互の配置が望ましい。また、図1に示し
た例では、外形形状の異なるコアを2種としているが、
2種に限らず2種以上の外形形状の異なるコアを用いる
こともできる。
【0018】次に、図2を用いて、本発明の電動機の積
層ステータの第2の実施形態を説明する。図2(a)は
積層する前の各コア4を示しており、このコア2,3を
積層することによって図2(b)に示す積層ステータ1
を形成する。積層ステータ1を構成するコア4は、電磁
鋼板を金型による打ち抜き等によって形成することがで
き、前記図1に示した実施形態と同様に、ロータ用穴1
3、コイル用溝14、冷却媒体流路用孔12、およびロ
ッド用孔11を備える。
【0019】積層ステータ1が備えるコア4は、少なく
とも一つの径方向の長さが異なる1種のコアであり、周
方向の位置を異ならせて積層する。図2に示すコアの形
状は、90度の角度を成して隣接する2つの径の長さを
異ならせ、180度の角度を成す2つの径の長さは共通
とする例を示している。なお、コア2,3の外形形状以
外のその他の孔11,穴13,および溝14は、その形
状および寸法を共通とし、図示しないロータ,連結用ロ
ッド,コイル等の設置を可能とする。また、孔12につ
いては、少なくとも冷却媒体の流路の確保ができる共通
部分を備える。
【0020】コア4の周方向の位置を異ならせた積層に
よる積層ステータ1の形成は、図2(a),(b)で
は、例えば、図中0度で示される位置の1枚のコアを配
置した後、次に図中90度で示される位置の2枚の積層
コアと、図中0度で示される位置の3枚の積層コアを、
順に配置する構成例を示している。これによって、積層
ステータの外周表面には凹凸が形成れる。図2(c)
は、図2(b)中に示す矢印部分の断面を示しており、
外形寸方の異なるコア4の配置位置を周方向に異ならせ
て積層することによって、その断面形状に凹凸が形状さ
れ、外気と接触する放熱面積が拡大する。なお、図2で
は、コア4の配置を一方向に配置した2枚の積層コア
と、他の方向に配置した3枚の積層コアの例を示してい
るが、両積層コアの枚数および配置順は任意とすること
ができる。多数枚の同一方向の積層コアを用いる場合に
は、その分放熱面積が減少するため、広い放熱面積を確
保するには、積層枚数を減らした構成が望ましい。ま
た、図2に示した例では、90度毎に径方向の長さを異
ならせる構成例を示しているが、該角度は90度に限ら
ず任意の角度とすることができる。
【0021】次に、本発明の積層ステータに用いるコア
の形成について、図3〜図6を用いて説明する。図3,
図4は前記第1の実施形態に示すコアを形成する工程を
説明するための図である。図3において、S1はコアの
内周部分に形成する孔11,12,穴13,および溝1
4等の内形部分15を打ち抜き形成するための金型等を
備えたステーションであり、S2は外周の形状の小さい
コア2を打ち抜き形成するための金型等を備えたステー
ションであり、S3は外周の形状の大きなコア3を打ち
抜き形成するための金型等を備えたステーションであ
る。また、ステーション2とステーション3との下方に
は、打ち抜いたコア2,3を受け取るための受取皿を備
えたステージS4を設け、両ステーションS2,S3の
間で移動可能としている。
【0022】コア2,3の形成は、コアを打ち抜くため
の電磁鋼板10をステーションS1,S2,S3とステ
ージS4との間で移動し、各ステーションを駆動して金
型で打ち抜き、ステージS4上に積層することによって
行うことができる。
【0023】図4は、コアを形成する工程の概略を示し
ている。図4(a)は、電磁鋼板10をステーションS
1に移動した状態を示し、このステーションS1によっ
て、コアの内形部分15の打ち抜きを行う。図中のα
は、内形部分15の打ち抜き部分を示し、ここではコア
2の打ち抜き部分となる。
【0024】内形部分15を打ち抜いた後、電磁鋼板1
0をαの部分をステーションS2の位置に移動し、ステ
ーションS2によって外周の形状の小さいコア2の打ち
抜きを行う。打ち抜いたコア2は、ステージS4の受取
皿上に配置する。図4(b)では、打ち抜いたコア2を
Aで示している。このとき、ステーションS1では、次
のコア3の内形部分15の打ち抜きを行う。図中のβ
は、コア3の打ち抜き部分となる。
【0025】次に、電磁鋼板10をβの部分をステーシ
ョンS3の位置に移動するとともに、ステージS4をス
テーションS3の下方に移動し、ステーションS3によ
って外周の形状の大きいコア3の打ち抜きを行う。打ち
抜いたコア3は、ステージS4の受取皿上に積層する。
図4(c)では、打ち抜いたコア3をBで示している。
ステーションS1では、次のコア2,3の内形部分15
の打ち抜きを行う。
【0026】次に、電磁鋼板10をαの部分をステーシ
ョンS2の位置に移動するとともに、ステージS4をス
テーションS2の下方に移動し、ステーションS2によ
って外周の形状の小さいコア2の打ち抜きを行う。打ち
抜いたコア2は、ステージS4の受取皿上に積層し、コ
ア2,コア3,コア2の積層コアが形成される(図中の
A,B,A)する。図4(d)では、打ち抜いたコア2
をAで示している。このとき、ステーションS1では、
次のコア3の内形部分15の打ち抜きを行う。
【0027】以下、同様の工程を行うことによって、異
なる形状のコアの積層を行うことができる。なお、積層
するコアの種類および積層順の変更は、ステーションS
の配置等を変更することにより行うことができる。
【0028】次に、図5,図6を用いて、第2の実施形
態に示すコアを形成する工程を説明する。図5におい
て、S1はコアの内周部分に形成する孔11,12,穴
13,および溝14等の内形部分15を打ち抜き形成す
るための金型等を備えたステーションであり、S2はコ
ア4を打ち抜き形成するための金型等を備えたステーシ
ョンである。また、ステーション2の下方には、打ち抜
いたコア4を受け取るための受取皿を備えたステージS
4を設ける。ステージS4は軸回転可能とし、コアの周
方向の位置を異ならせて積層することができる。
【0029】コア4の形成は、コアを打ち抜くための電
磁鋼板10をステーションS1,S2とステージS4と
の間で移動し、各ステーションを駆動して金型で打ち抜
き、ステージS4上に積層することによって行うことが
できる。
【0030】図6は、コアを形成する工程の概略を示し
ている。図5(a)は、電磁鋼板10をステーションS
1に移動した状態を示し、このステーションS1によっ
て、コアの内形部分15の打ち抜きを行う。図中のα
は、第1番目の内形部分15の打ち抜き部分を示してい
る。
【0031】内形部分15を打ち抜いた後、電磁鋼板1
0をαの部分をステーションS2の位置に移動し、ステ
ーションS2によってコア4の打ち抜きを行う。打ち抜
いたコア4は、ステージS4の受取皿上に配置する。図
5(b)では、打ち抜いたコア2をAで示している。こ
のとき、ステーションS1では、次のコア4の内形部分
15の打ち抜きを行う。図中のβは、第2番目のコア3
の内形部分15の打ち抜き部分を示している。
【0032】次に、電磁鋼板10をβの部分をステーシ
ョンS2の位置に移動し、ステーションS2によって次
のコア4の打ち抜きを行う。打ち抜いたコア4は、ステ
ージS4の受取皿上に積層する。このとき、ステージ4
を回転させ、積層したコア4の周方向の位置を異ならせ
る。図5(c)では、打ち抜いたコア3をBで示してい
る。ステーションS1では、次のコア4の内形部分15
の打ち抜きを行う。図中のγは、第3番目のコア3の内
形部分15の打ち抜き部分を示している。
【0033】次に、電磁鋼板10をγの部分をステーシ
ョンS2の位置に移動し、ステーションS2によって第
3番目のコア4の打ち抜きを行う。打ち抜いたコア4
は、ステージS4の受取皿上に積層し、図中のA,B,
Cで示されるコア4の積層コアが形成される。このと
き、ステージ4を回転させ、積層したコア4の周方向の
位置を異ならせる。図4(d)では、打ち抜いたコア4
をCで示している。このとき、ステーションS1では、
次の第4番目のコア4の内形部分15の打ち抜きを行
う。図中のδは、第4番目のコア3の内形部分15の打
ち抜き部分を示している。従って、ステージ4上に積層
したコアの周方向の位置は順次変更されることになる。
以下、同様の工程を行うことによって、同形の形状コア
の周方向の位置を異ならせた積層を行うことができる。
【0034】次に、前記第1,第2の実施形態におい
て、冷却媒体流路を形状する孔12の径をコアによって
異ならせ、冷却媒体流路の表面に凹凸形状を形状する場
合を説明する。図7は第1の実施形態に適用した例を説
明するための図である。図7において、コア2に形成す
る冷却媒体用孔12−1とコア3に形成する冷却媒体用
孔12−2との径を異ならせて形成する。ここで、各孔
12−1と12−2とは、連通した冷却媒体流路が形成
されるよう、積層状態で、少なくとも共通の開口部分が
形成されるように構成する。図7に示す例では、孔12
−1の径を小径とし、孔12−2の径を大径とし、その
中心点が同軸上となるよう形成する。
【0035】なお、図7では、小さなコア2に形成する
孔12−1の径を小径とし、大きなコア3に形成する孔
12−2の径を大径としているが、径の大きさは任意で
あり、コアの形成上あるいは強度上で支障がない場合に
は、逆の関係とすることもできる。
【0036】図8は第2の実施形態に適用した例を説明
するための図である。図8において、コア4に形成する
冷却媒体用孔12−1と12−2との径を異ならせて形
成する。ここで、各孔12−1と12−2とは、連通し
た冷却媒体流路が形成されるよう、積層状態で、少なく
とも共通の開口部分が形成されるように構成する。図8
に示す例では、孔12−1の径を小径とし、孔12−2
の径を大径とし、その中心点が同軸上となるよう形成す
る。
【0037】なお、コアに形成する孔の位置および径は
任意に設定することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電動機の積層ステータにおいて、簡易な構成によって放
熱面積を拡大して放熱効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動機の積層ステータの第1の実施形
態を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の電動機の積層ステータの第2の実施形
態を説明するための図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に示すコアを形成する
工程を説明するための図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に示すコアを形成する
工程を説明するための図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に示すコアを形成する
工程を説明するための図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に示すコアを形成する
工程を説明するための図である。
【図7】異なる形状の冷却媒体流路を第1の実施形態に
適用した例を説明するための図である。
【図8】異なる形状の冷却媒体流路を第2の実施形態に
適用した例を説明するための図である。
【図9】従来の電動機の積層ステータの一構成例を説明
するための図である。
【図10】従来の電動機の積層ステータの他の一構成例
を説明するための図である。
【図11】従来の電動機の積層ステータの別の一構成例
を説明するための図である。
【符号の説明】
1 積層ステータ 2,3,4 コア 10 電磁鋼板 11 ロッド用孔 12,12−1,12−2 冷却媒体流路用孔 13 ロータ用穴 14 コイル用溝 15 内形部分 S1,S2,S3 ステーション S4 ステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 克行 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内 (72)発明者 古屋 剛 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のコアを積層して形成される電動
    機の積層ステータにおいて、前記コアは、形状を異にす
    る少なくとも2種のコアを含むことを特徴とする電動機
    の積層ステータ。
  2. 【請求項2】 前記形状は、コアの外形形状であること
    を特徴とする請求項1記載の電動機の積層ステータ。
  3. 【請求項3】 前記コアは、積層ステータ内に冷却媒体
    流路を形成する共通部分を有する開口部を備え、前記形
    状は、開口部の形状であることを特徴とする請求項1記
    載の電動機の積層ステータ。
  4. 【請求項4】 複数枚のコアを積層して形成される電動
    機の積層ステータにおいて、少なくとも一の径方向の長
    さが異なる1種のコアを、周方向の位置を異ならせて積
    層することを特徴とする電動機の積層ステータ。
  5. 【請求項5】 前記コアは、積層ステータ内に冷却媒体
    流路を形成する共通部分を有する開口部を備え、該開口
    部は、少なくとも2種の異なる形状を備えたことを特徴
    とする請求項4記載の電動機の積層ステータ。
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