JPH082622A - ライブラリ装置 - Google Patents

ライブラリ装置

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JPH082622A
JPH082622A JP13680894A JP13680894A JPH082622A JP H082622 A JPH082622 A JP H082622A JP 13680894 A JP13680894 A JP 13680894A JP 13680894 A JP13680894 A JP 13680894A JP H082622 A JPH082622 A JP H082622A
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JP
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cartridge
storage
shelf
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medium driving
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Application number
JP13680894A
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English (en)
Inventor
Yasukimi Takahashi
庸公 高橋
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 初期格納時に媒体駆動装置からの搬送距離が
近い棚に順次格納し、使用後は遠くの棚に格納するライ
ブラリ装置に関し、カートリッジの装着搬送時間が短縮
できるライブラリ装置を提供する。 【構成】 縦/横に複数の棚10を有し、記録媒体を収容
したカートリッジ4が棚10に格納される格納庫1と、装
着したカートリッジ4の記録媒体を駆動する媒体駆動手
段2と、搬送指令によりカートリッジ4の格納庫1へ格
納/取出し、格納庫10及び媒体駆動手段2間の搬送並び
に媒体駆動手段2へ装着/取出しするカートリッジ搬送
手段3と、棚10のアドレス及び媒体駆動手段2からの搬
送距離情報を対応させたテーブルを有する第1の記憶手
段7と、カートリッジ4を格納庫1に初期格納する時
に、テーブルを参照して搬送距離が短い棚10の順に格納
するように制御する第1の制御手段6とを備えた構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、格納庫の棚から磁気テ
ープ等の記録媒体を収容したカートリッジを取り出して
搬送して媒体駆動装置に装着してデータを読み取り、ま
たカートリッジ使用後に再び格納庫の棚に格納するライ
ブラリ装置に係り、特に初期格納時に媒体駆動装置から
の搬送距離が近い棚に順次格納し、使用後は遠くの棚に
格納するライブラリ装置に関するものである。
【0002】近来、データが記録された磁気テープ等の
磁気記録媒体を収容したカートリッジを縦/横方向に棚
を設けた格納庫に保管しておき、カートリッジ搬送装置
によって格納庫の棚からカートリッジを取り出して搬送
し、記録媒体駆動装置へ挿入して、記録媒体のデータを
読み取るライブラリ装置が開発、実用化されている。
【0003】ライブラリ装置では、格納庫からカートリ
ッジを取り出して記録媒体駆動装置に装着する時間をい
かに短縮できるかが最大の技術的課題である。なお、本
特許は格納された複数のカートリッジの使用頻度が略均
等である場合のライブラリ装置を対象としている。
【0004】
【従来の技術】図6にライブラリ装置の概要を示す。図
において、1aは格納庫、2a〜2cは磁気テープ装置、3aは
搬送装置、4aはカートリッジ、10a,10b,─は棚、30はガ
イドレール、31はガイド軸、32は搬送トレイを示す。
【0005】格納庫1aは縦横に複数の棚10a,10b,─を有
し、磁気テープを収容したカートリッジ4aが格納されて
いる。複数のカートリッジ4aが棚10a,10b,─に碁盤の目
を順に辿るように、例えば図7に示すように、X−Y方
向に最下欄から順次上の欄へとアドレスが割当られる方
法等が取られている。
【0006】初期に棚10a,10b,─に複数のカートリッジ
4aを予め格納(初期格納という。最初からすべての棚10
a,10b,─にカートリッジ4aを格納しておくとは限らず、
空き棚が残されていることが多く、運用開始後に追加、
減少させることがあることは勿論である。) しておく
が、装置の図示省略した挿入窓からカートリッジ4aを挿
入すると、カートリッジ4aの側面に記されたバーコード
が読み取られて、後述する搬送装置3aによって、順次棚
10a,10b,─に格納され、図示省略した制御部のメモリに
各カートリッジ4aのコードと格納した棚10a,10b,─のア
ドレスが対応して記憶される。
【0007】磁気テープ装置2a〜2cは、装着部20a〜20
cに夫々装着されたカートリッジ4aの磁気テープを駆動
して磁気テープに記録されている情報を読み取る。搬送
装置3aは、格納庫1a及び磁気テープ装置2a〜2cの前方に
設けられたガイドレール30、ガイド軸31及び搬送トレイ
32で構成され、搬送トレイ32は格納庫1aの棚10a,10b,─
及び磁気テープ装置2a〜2cの装着部20a〜20cの前面に
接近している。
【0008】搬送トレイ32は、図示省略したハンド機構
を備え、制御部の制御によりガイド軸31がガイドレール
30上を水平方向に移動し、また搬送トレイ32がガイド軸
31上を垂直方向の移動して、ハンド機構の駆動でカート
リッジ4aを搬送トレイ32上に搭載すると共に、カートリ
ッジ4aを指定の位置へ搬送し、カートリッジ4aを棚10a,
10b,─のいずれかへ格納及び装着部20a〜20cへ装着す
る。
【0009】このような構成を有するので、図示してい
ない上位装置からのカートリッジ搬送指令に基づく制御
部からの指令により、指定の棚10a,10b,─からカートリ
ッジ4aを取り出して、指定の磁気テープ装置2a〜2cのい
ずれかへ搬送して装着部20a〜20cに装着してテープ駆
動を行い、磁気テープの使用が終了すると、制御部から
の指令により該当する装着部20a〜20cのいずれかから
カートリッジ4aを取り外して搬送して指定の棚10a,10b,
─へ格納する。
【0010】この場合、カートリッジ4aが格納された棚
10a,10b,─のいずれかから取り出して、磁気テープ装置
2a〜2cのいずれかで使用した後は、元の棚へ再び格納さ
れる。即ち、最初格納時に指定されたアドレスが不変で
あり、出し入れには同じ棚が使用されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、複数のカートリッジを格納する棚のアドレスが碁盤
の目を辿るように割当てられており、しかも、磁気テー
プ装置で使用したカートリッジを格納庫に格納する時
に、取り出した棚に再び格納するので、効率的な取り出
し格納処理の方法とは言えない。即ち、使用するカート
リッジはできるだけ磁気テープ装置に近い棚の位置が良
いが、カートリッジの使用頻度が略均等である場合に
は、一度使用したカートリッジは以後暫く使用しないに
も関わらず再び近くの棚に格納することになり、また磁
気テープ装置から離れた位置に格納していれば、取り出
し搬送時間が長く掛かるという問題点がある。
【0012】本発明は、媒体駆動手段へのカートリッジ
の装着搬送時間を短縮することができるライブラリ装置
を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図(請求項1に対応している)である。図において、4
は記録媒体を収容したカートリッジ、1は前面に縦方向
及び横方向に複数に区切られた棚10を有し、棚10に夫々
カートリッジ4を格納する格納庫、2は格納庫1の外部
に設けられ、装着されたカートリッジ4に収容された記
録媒体を駆動する媒体駆動手段、3は搬送指令に基づい
て、格納庫1へのカートリッジ4の格納及び取り出し、
格納庫1及び媒体駆動手段2の間のカートリッジ4の搬
送、並びに媒体駆動手段2へのカートリッジ4の装着及
び取り出しを行うカートリッジ搬送手段、5は格納庫1
の棚10のアドレス及び棚10の媒体駆動手段2からの搬送
距離情報を対応させたテーブルを記憶する第1の記憶手
段、6はカートリッジ4を格納庫1に初期格納する時
に、第1の記憶手段5に記憶されたテーブルを参照し
て、媒体駆動手段2からの搬送距離が短い棚10の順に格
納するようにカートリッジ搬送手段3を制御する第1の
制御手段である。
【0014】従って、カートリッジ搬送手段3によって
格納庫1の指令された棚10からカートリッジ4を取り出
して搬送し、媒体駆動手段2に装着するように構成され
ている。
【0015】また、請求項2〜請求項4に対応する手段
を以下に示す。請求項2では、格納庫1の棚10に格納さ
れたカートリッジ4の識別データ及び棚10のアドレスを
対応させた格納情報を記憶する第2の記憶手段と、カー
トリッジ搬送手段3が棚10からカートリッジ4を取り出
して媒体駆動手段2に装着した後、他のカートリッジ4
の搬送指令がない空き時間に、第2の記憶手段の格納情
報を参照して、媒体駆動手段2からの搬送距離が最も長
い棚10に格納されているカートリッジ4を既にカートリ
ッジ4が取り出されて空いている棚10へ移動するように
カートリッジ搬送手段3を制御する第2の制御手段とを
備え、第2の制御手段の制御によって移動されたカート
リッジ4の移動後の格納情報により第2の記憶手段の該
当する格納情報を更新するように構成されている。
【0016】請求項3では、媒体駆動手段2へのカート
リッジ4の装着回数を記憶する第3の記憶手段を備え、
カートリッジ搬送手段3は、第2の制御手段により第3
の記憶手段に記憶されている装着回数の少ないカートリ
ッジ4を優先して空いている棚10へ移動し、第2の制御
手段の制御により移動されたカートリッジ4の移動後の
装着回数により第3の記憶手段の該当する装着回数を更
新するように構成されている。
【0017】請求項4では、媒体駆動手段2から取り出
したカートリッジ4を、第1の記憶手段7及び第2の記
憶手段を参照して、カートリッジ4が格納されている棚
10より媒体駆動手段2からの搬送距離が長い棚10に格納
する第3の制御手段を備え、第3の制御手段の制御によ
って移動されたカートリッジ4の移動後の格納情報によ
り第2の記憶手段の該当する格納情報を更新するように
構成されている。
【0018】
【作用】図1に示すように、格納庫1の棚10のアドレス
及び棚10の媒体駆動手段2からの搬送距離情報を対応さ
せたテーブルが第1の記憶手段7に記憶されているの
で、格納庫1にカートリッジ4を初期格納する時に、第
1の制御手段6の制御により第1の記憶手段5のテーブ
ルを参照して、媒体駆動手段2からの搬送距離が近い棚
10の順に格納しておくことにより、カートリッジ4の装
着頻度が略均等である場合に、カートリッジ搬送手段3
によりカートリッジ4を取り出して媒体駆動手段2へ装
着する搬送距離が短くなり搬送時間が短縮される。
【0019】請求項2〜請求項4に対応する作用を以下
に示す。請求項2では、棚10からカートリッジ4を取り
出して媒体駆動手段2に装着した後、他のカートリッジ
4の搬送指令がない空き時間に、第2の制御手段により
第2の記憶手段の格納情報を参照して、媒体駆動手段2
からの搬送距離が最も長い棚10に格納されているカート
リッジ4を既にカートリッジ4が取り出されて空いてい
る棚10へ移動することにより、以後の装着確率が高いカ
ートリッジ4を媒体駆動手段2に近い棚10に移動させる
ことができ、そのカートリッジ4が装着される時に、搬
送距離が短くなり搬送時間が短縮される。
【0020】請求項3では、第2の制御手段の制御によ
り第3の記憶手段に記憶されている装着回数の少ないカ
ートリッジ4を優先して空いている棚10へ移動すること
により、搬送される可能性の高いカートリッジの搬送距
離を短くしておくことができる。
【0021】請求項4では、媒体駆動手段2から取り出
したカートリッジ4を、第3の制御手段の制御により、
第1の記憶手段7及び第2の記憶手段を参照して、カー
トリッジ4が格納されている棚10より媒体駆動手段2か
らの搬送距離が長い棚10に格納することにより、他のカ
ートリッジ4を媒体駆動手段2に対してより近い棚10に
格納しておくことができ、装着される時に搬送距離が短
くなり搬送時間が短縮される。
【0022】
【実施例】以下、従来例で説明したライブラリ装置に本
発明を適用した一実施例を図2〜図5を参照して説明す
る。図2は本発明の実施例を示すブロック図、図3は実
施例の説明図、図4及び図5は実施例のフローチャート
である。全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。
【0023】図2の磁気テープ装置2a〜2c、搬送装置3a
及びアドレステーブル70は、図1の媒体駆動手段2、カ
ートリッジ搬送手段3及び第1の記憶手段7に夫々対応
し、図2の初期格納制御部61及び搬送制御部62は、図1
の第1の制御手段6に対応している。
【0024】また、図2の格納情報ファイル71は、請求
項2の第2の記憶手段及び請求項3の第3の記憶手段に
対応し、図2の搬送制御部62及び格納位置移動制御部63
並びに搬送制御部62及び再格納制御部65は、請求項2の
第2の制御手段並びに請求項4の第3の制御手段に夫々
対応している。
【0025】図2において、5はCPU、6aはROM、
7aはRAM、8はバーコード読取装置を示す。CPU5
は、ROM6aの制御プログラムに従って各部を制御す
る。
【0026】ROM6aは、バーコード読取制御部60、初
期格納制御部61、搬送制御部62、磁気テープ装置制御部
63、格納位置移動制御部64及び再格納制御部65から成る
制御プログラムを備えている。
【0027】バーコード読取制御部60は、カートリッジ
4aを初期格納する時に (図示省略した操作パネルから初
期格納モードを指定する) 、従来例で説明したカートリ
ッジ挿入窓からカートリッジ4aを挿入すると、バーコー
ド読取装置8を制御してカートリッジ4aからバーコード
を読み取って識別コードを認識し、初期格納制御部61へ
通知する。
【0028】初期格納制御部61は、初期格納モードの指
定(指定されない時は、運用モードである。また、運用
開始後にカートリッジ4aの追加格納を行う場合にも、初
期格納モードを指定する) で起動し、バーコード読取制
御部60からカートリッジ4aの識別コードが送られると、
後述するアドレステーブル70の空いている棚と格納順序
を参照して、次に格納すべき順序のアドレスを搬送制御
部62へ通知すると共に、そのアドレスと識別コードを対
にして、RAM7aの格納情報ファイル71へ送る。
【0029】搬送制御部62は、初期格納制御部61から
順次送られるアドレスの棚へカートリッジ4aを搬送して
格納する。 初期格納モードの指定解除後に、上位装置からのカー
トリッジ搬送指令に基づいて、格納情報ファイル71を参
照して、搬送指定されたカートリッジ4aの識別コードか
らアドレスを読み出し、該当するアドレスからカートリ
ッジ4aを取り出して搬送し、指定された磁気テープ装置
2a〜2cの装着部20a〜20cのいずれかへ装着する。
【0030】格納位置移動制御部64から移動すべきカ
ートリッジ4aの棚のアドレス及び移動先の空いている棚
のアドレスが送られてきた時に、該当する棚からカート
リッジ4aを取り出して指定された空いている棚へ移動し
て格納する。格納が完了すると、格納情報ファイル71に
格納したアドレス及び識別コードを通知する。
【0031】装着部20a〜20cのいずれかへ装着した
カートリッジ4aが使用済になると、カートリッジ4aを取
り出して搬送し、再格納制御部65から送られる再格納す
べきアドレスの棚へ格納する。格納が完了すると再格納
制御部65へ通知する。
【0032】磁気テープ装置制御部63は、装着部20a〜
20cに装着されたカートリッジ4aの磁気テープを駆動制
御し、駆動完了を搬送制御部62に通知する。格納位置移
動制御部64は、搬送指令によって棚10a,10b,─のいずれ
かのカートリッジ4aを磁気テープ装置2a〜2cの装着部20
a〜20cのいずれかに装着した後、次の搬送指令がなく
空き時間が生じた時に、アドレステーブル70の棚10a,10
b,─のアドレス及び格納順序と、格納情報ファイル71の
格納されたカートリッジ4aの認識コード、アドレス及び
履歴データを参照して、磁気テープ装置2a〜2cからの搬
送距離が最も長い棚のカートリッジ4aを上記の空いた棚
へ移動させるべく、格納されているカートリッジ4a中の
使用回数が少なく、格納順序が最も後の棚のアドレスを
選択して搬送制御部62に通知する。
【0033】再格納制御部65は、アドレステーブル70の
空いている棚のアドレス及び格納順序と、格納情報ファ
イル71の格納済カートリッジ4aのアドレス、識別コード
及び履歴データを参照して、既にカートリッジ4aが格納
されているアドレスの格納順序が最も後のアドレスの次
の格納順序の空きアドレスを選択して搬送制御部62に通
知する。再格納の完了が搬送制御部62から送られると、
格納したアドレス、識別コード及び履歴データ(+1、
即ち、カートリッジ4aの使用回数を累積する。)を格納
情報ファイル71に通知する。
【0034】RAM7aは、アドレステーブル70及び格納
情報ファイル71を備えている。アドレステーブル70は、
図3(a) に示すように、格納庫1aの棚10a,10b,─のアド
レスと、棚10a,10b,─から磁気テープ装置2a〜2cまでの
カートリッジ4aの搬送距離 (実際には、例えば磁気テー
プ装置2aまでの搬送距離で代表する) を勘案して距離が
短い順に順序付けした格納順序が対応して記憶され、各
アドレス及び格納順序の記憶領域と共にフラグ領域が設
けられている。
【0035】フラグ領域はアドレスの棚が使用されてい
ない時は
〔0〕、使用された時にフラグを立てて〔1〕
とする。従って、カートリッジ4aが格納されると、対応
するアドレス及び格納順序の記憶領域にフラグが立てら
れる。
【0036】格納情報ファイル71は、図3(b) に示すよ
うに、格納されたカートリッジ4aの識別コードに対応し
て棚10a,10b,─のアドレスが記憶され、その記憶領域に
履歴データ領域が設けられている。従ってカートリッジ
4aが磁気テープ装置2a〜2cに使用されて再び格納された
時、即ち、カートリッジ4aが一回使用される毎に使用回
数が累積されて、対応するアドレスの履歴データ領域に
記憶される。
【0037】このような構成及び機能を有するので、次
に図4及び図5のフローチャートにより作用を説明す
る。 1)初期格納(図4) まず、図示していない操作パネルより初期格納モード
を指定して、装置の挿入窓からカートリッジ4aを挿入す
ると、バーコード読取装置8はカートリッジ4aからバー
コードを読み取って識別コードを認識し、初期格納制御
部61へ送る。
【0038】すると初期格納制御部61はアドレステー
ブル70(図3(a))の空いている棚(フラグが立っていな
い棚)のアドレスと格納順序を参照して、次の格納順序
とアドレスの記憶領域にフラグ〔1〕を立て、そのアド
レスを搬送制御部62へ通知し、アドレスと識別コードを
格納情報ファイル71へ送って記憶する。
【0039】搬送制御部62は、初期格納制御部61から
送られたアドレスの棚へカートリッジ4aを搬送して格納
する。所望量の格納が完了するまで、〜により後続
のカートリッジ4aの格納 (図3(b))を継続する。格納が
完了すると初期格納モードの指定を解除する。
【0040】2)運用時(図5) 装置の運用が開始されて、上位装置から識別コード及
び磁気テープ装置を指定したカートリッジ搬送指令が送
られてくると、搬送制御部62は、格納情報ファイル71に
記憶されている搬送指定されたカートリッジ4aの識別コ
ードからアドレスを読み出し、該当アドレスの棚からカ
ートリッジ4aを取り出して(アドレステーブル70の該当
アドレスのフラグを消去して
〔0〕にする) 搬送し、指
定された磁気テープ装置2a〜2cの装着部20a〜20cのい
ずれかへ装着する。
【0041】引続きカートリッジ搬送指令が送られて
きた(磁気テープ装置2a〜2cであるため3回まで続く可
能性がある)時は、と同様にして棚から取り出して磁
気テープ装置2a〜2cの装着部20a〜20cのいずれかへ装
着する。
【0042】もし、次のカートリッジ搬送指令がなく
空き時間が生じた時は、格納位置移動制御部64はアドレ
ステーブル70のアドレス及び格納順序と、格納情報ファ
イル71の認識コード、アドレス及び履歴データを参照し
て、格納されているカートリッジ4a中の使用回数が少な
く、最も格納順序が後のアドレスを選択して、搬送指令
によって空いた棚のアドレスと共に搬送制御部62に通知
する。
【0043】搬送制御部62は最も格納順序が後のアド
レスの棚からカートリッジ4aを取り出して指定された空
いている棚へ移動して格納する。かくて磁気テープ装置
2a〜2cからの搬送距離が最も長い棚からで空いた棚へ
移動する。格納が完了すると、格納したアドレス及び識
別コードを格納情報ファイル71に送って記憶する。
【0044】上記で搬送指令が複数回続いた時は、
空いた棚の残がなくなるまで、〜のフローを繰り返し
て行う。但し、途中で後続搬送指令がでた場合は、搬送
指令を優先する。
【0045】やがて、磁気テープ装置2a〜2cのいずれ
かのカートリッジ4aの使用が終了すると再格納制御部65
に通知する。 すると、再格納制御部65はアドレステーブル70の空い
ている棚のアドレス及び格納順序と、格納情報ファイル
71の格納済のアドレス、識別コード及び履歴データを参
照して、既にカートリッジ4aが格納されている棚の中の
最も後の格納順序の次の格納順序の空きアドレスを選択
して搬送制御部62に通知する。
【0046】搬送制御部62は使用済のカートリッジ4a
を装着部20a〜20cのいずれかから取り出して、通知さ
れたアドレスの棚へ格納する。そして再格納完了通知を
再格納制御部65へ通知する。
【0047】再格納制御部65は再格納完了通知を受け
ると、格納した棚のアドレス、識別コード及び使用回数
を+1した履歴データを格納情報ファイル71に送る。か
くて格納情報ファイル71の該当するカートリッジ4aの記
憶データが更新される。
【0048】このようにして、初期格納時には、格納順
序に従って (即ち、搬送距離の短い棚から) 順次カート
リッジ4aを格納して行くことにより、磁気テープ装置2a
〜2cの装着部20a〜20cへ装着する搬送距離が短くな
り、搬送時間が短縮される。
【0049】また、引き続いて搬送指令がない空き時間
を利用して、空いた棚へ搬送距離が長い棚に格納されて
いるカートリッジ4aを移動させることにより、その棚の
カートリッジ4aの搬送指令が出た時に、搬送距離が短い
ので搬送時間が短縮される。
【0050】更に、磁気テープ装置2a〜2cでのカートリ
ッジ4aの使用が終了して装着部20a〜20cから取り出し
たカートリッジ4aを格納庫1aに再格納する時に、一度使
用したカートリッジ4aが再度使用される可能性は他のカ
ートリッジ4aに比べて低いので、格納されているカート
リッジ4aの最も後の格納順序の次の格納順序の棚、即
ち、遠くへ格納することにより、使用頻度の少ないカー
トリッジ4aがより近くなり、しかも上記のように、空い
た近くの棚へ他のカートリッジ4aを移動させることがで
きる。
【0051】上記実施例のアドレスファイル70の格納順
序は、搬送装置3aがカートリッジ4aを搬送する時に、水
平 (或いは垂直) 方向に移動してから垂直 (或いは水
平) 方向に移動する場合の搬送距離に基づいているが、
水平方向及び垂直方向に同時に駆動して斜めに移動する
搬送装置の場合には、異なる格納順序となるが、本特許
を同様に適用することができる。
【0052】上記例では磁気テープを収容したカートリ
ッジを使用する磁気テープ装置の場合を説明したが、記
録媒体としてディスクを収容したカートリッジを使用す
る装置、例えば光ディスク装置の場合等にも同様に適用
することができることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、格納庫にカートリッジを初期格納する時
に、媒体駆動手段からの搬送距離が短い棚の順に格納し
ておくことにより、カートリッジを棚から取り出して媒
体駆動手段へ装着する搬送時間が短縮される。
【0054】請求項2では、搬送指令がない空き時間を
有効に利用して、媒体駆動手段からの搬送距離が最も長
いアドレスの棚に格納されているカートリッジを既にカ
ートリッジが取り出されて空いている棚へ移動すること
により、その棚のカートリッジ4aの搬送指令が出た時
に、搬送距離が短いので搬送時間が短縮される。
【0055】請求項3では、媒体駆動手段への装着回数
の少ないカートリッジを優先して空いている棚へ移動す
ることにより、搬送される可能性の高いカートリッジの
搬送距離を短くしておくことができる。
【0056】請求項4では、カートリッジを媒体駆動手
段から取り出して格納庫に再格納する時に、格納されて
いるカートリッジより搬送距離が長い棚に格納すること
により、他のカートリッジが媒体駆動手段に対してより
近い棚に格納されているので、請求項1と同様に搬送時
間が短縮される。という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理構成図
【図2】 本発明の実施例を示すブロック図
【図3】 実施例の説明図
【図4】 実施例のフローチャート(その1)
【図5】 実施例のフローチャート(その2)
【図6】 本発明が適用されるライブラリ装置を示す斜
視図
【図7】 従来例の格納方法を示す説明図
【符号の説明】
1,1a,1bは格納庫、 2は媒体駆動手段、 2a〜2c
は磁気テープ装置、3はカートリッジ搬送手段、
3aは搬送装置、4,4a はカートリッジ、6
は第1の制御手段、 6aはROM、7は第1の記憶手
段、 7aはRAM、 10,10a,10bは棚、20a〜
20cは装着部、 61は初期格納制御部、 62は搬送制御
部、64は格納位置移動制御部、 65
は再格納制御部、70はアドレステーブル、71は格納情報
ファイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に縦方向及び横方向に複数に区切ら
    れた棚を有し、該棚に夫々記録媒体を収容したカートリ
    ッジが格納される格納庫と、 該格納庫の外部に設けられ、装着された該カートリッジ
    に収容された該記録媒体を駆動する媒体駆動手段と、 搬送指令に基づいて、該格納庫への該カートリッジの格
    納及び取り出し、該格納庫及び該媒体駆動手段の間の該
    カートリッジの搬送、並びに該媒体駆動手段への該カー
    トリッジの装着及び取り出しを行うカートリッジ搬送手
    段と、 該格納庫の該各棚のアドレス及び該各棚から該媒体駆動
    手段までの搬送距離情報を対応させたテーブルを記憶す
    る第1の記憶手段と、 該カートリッジを該格納庫に初期格納する時に、該第1
    の記憶手段に記憶された該テーブルを参照して、該媒体
    駆動手段からの搬送距離情報が短い該棚の順に格納する
    ように該カートリッジ搬送手段を制御する第1の制御手
    段とを備え、 該カートリッジ搬送手段によって該格納庫の指令された
    棚からカートリッジを取り出して搬送し、該媒体駆動手
    段に装着することを特徴とするライブラリ装置。
  2. 【請求項2】 前記格納庫の前記棚に格納された前記カ
    ートリッジの識別データ及び該棚のアドレスを対応させ
    た格納情報を記憶する第2の記憶手段と、 該カートリッジ搬送手段が該棚から該カートリッジを取
    り出して前記媒体駆動手段に装着した後、他のカートリ
    ッジの搬送指令がない空き時間に、該第2の記憶手段の
    格納情報を参照して、前記媒体駆動手段からの搬送距離
    が最も長い棚に格納されているカートリッジを既にカー
    トリッジが取り出されて空いている棚へ移動するように
    該カートリッジ搬送手段を制御する第2の制御手段とを
    備え、 該第2の制御手段の制御によって移動された該カートリ
    ッジの移動後の格納情報により該第2の記憶手段の該当
    する格納情報を更新することを特徴とする請求項1のラ
    イブラリ装置。
  3. 【請求項3】 前記媒体駆動手段への前記カートリッジ
    の装着回数を記憶する第3の記憶手段を備え、 前記カートリッジ搬送手段は、前記第2の制御手段によ
    り該第3の記憶手段に記憶されている装着回数の少ない
    カートリッジを優先して空いている棚へ移動し、該第2
    の制御手段の制御により移動された該カートリッジの移
    動後の装着回数により該第3の記憶手段の該当する装着
    回数を更新することを特徴とする請求項2のライブラリ
    装置。
  4. 【請求項4】 前記媒体駆動手段から取り出したカート
    リッジを、前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手段
    を参照して、前記カートリッジが格納されている棚より
    前記媒体駆動手段からの搬送距離が長い棚に格納する第
    3の制御手段を備え、 該第3の制御手段の制御によって移動された該カートリ
    ッジの移動後の格納情報により該第2の記憶手段の該当
    する格納情報を更新することを特徴とする請求項1、請
    求項2或いは請求項3のライブラリ装置。
JP13680894A 1994-06-20 1994-06-20 ライブラリ装置 Withdrawn JPH082622A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007004494A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Glory Ltd 重要物預かり機
JP2007070010A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Glory Ltd 重要物預かり機および重要物預かりシステム
JP2016210525A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社ダイフク 平面保管設備
JP2016210524A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社ダイフク 平面保管設備

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