JPH08224884A - インク供給装置および記録装置 - Google Patents

インク供給装置および記録装置

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JPH08224884A
JPH08224884A JP7032706A JP3270695A JPH08224884A JP H08224884 A JPH08224884 A JP H08224884A JP 7032706 A JP7032706 A JP 7032706A JP 3270695 A JP3270695 A JP 3270695A JP H08224884 A JPH08224884 A JP H08224884A
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meniscus
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和之 小田
Katsuyuki Fujii
克幸 藤井
Junichi Yoshida
淳一 吉田
Katsuhide Ogawa
克秀 小川
Ichiro Tomikawa
伊知朗 富川
Atsushi Takagi
淳 高木
Yoshihiko Fujimura
義彦 藤村
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インク供給装置が取り外され、どのような姿
勢で放置された場合であっても、インク供給装置内部へ
の空気の侵入およびインクの漏れを防止したインク供給
装置およびそのインク供給装置を用いる記録装置を提供
する。 【構成】 メニスカス形成部材6の両面にかかる圧力の
差圧△Pを考えたとき、差圧△Pが最大となるのはメニ
スカス形成部材6が上になるように放置された場合であ
る。このとき、メニスカス形成部材6の内側の面にはイ
ンクが重力によって下降しようとするインクの水頭圧力
PHが、毛細管部材3の負圧PRと同じ方向に力が加わ
る。そのため、差圧△Pは、△P=PR+PHとなる。
メニスカス形成部材6のバブルポイント圧力PBを、差
圧△Pの最大値PR+PHよりも大きく設定することに
より、メニスカス形成部材6を通して空気がインクタン
ク1内に侵入することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばインクジェッ
トプリンタ等の液体インクを利用する記録装置および該
装置に用いられるインク供給装置に関し、特にインクを
負圧状態で保持するとともにプリントヘッド部との着脱
の容易なインク供給装置および記録装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、液体インクを用いて記録を行なう
記録装置においては、プリントヘッド部にインクを供給
するインク供給部を着脱自在に構成したものが開発され
ている。このような装置では、インク供給部のみを交換
することによってインクを補充することができる。交換
するインク供給部は安価に製造でき、記録装置のランニ
ングコストを低減させることができる。
【0003】例えば、USP4436439や、USP
5119115、特開平3−87266号公報等では、
多孔質部材にインクを保持させたカートリッジを用い、
カートリッジを記録装置に装着する際に、プリントヘッ
ドに設けた針でカートリッジ側の接合部の隔膜を突き破
って連通させる構成が開示されている。このような構成
では、カートリッジの装着前は隔膜によって封止されて
いるので、接合部からインクが漏れ出すことはなく、ま
た、カートリッジの装着とともに液的な結合が図られる
ので、装着動作を容易にしている。
【0004】しかしながらこの構成では、接合部におけ
る接続性を良好にするために針の内径は事実上小さくす
るが、そのために流路抵抗が大きくなり、十分な流量が
得られず、高速印字に応答するために必要なインクの供
給が追いつかないという問題がある。逆に、針を太くす
ると、装着時に隔膜に開口ができ、カートリッジを取り
外したときに開口からインクが漏れ出すという問題もあ
る。また、カートリッジを装着する際に針が隔膜を破っ
たときの隔膜の破片が針の内部に混入したり、あるい
は、カートリッジ内部のゴミなどにより、針が詰まりや
すいという問題がある。さらに、針が突出しているの
で、利用者が不用意な取扱いを行なうと針の先端に触れ
て怪我をするという問題もあった。
【0005】また、例えばUSP5158377では、
多孔質部材にインクを保持させ、プリントヘッドに設け
たインク供給部材を多孔質部材に直接押し当てて連通さ
せる方法が開示されている。しかし、この方法ではプリ
ントヘッド側に設けたインク供給部材をインクタンク側
に挿入するための開口が必要であり、インクタンクが取
り外された状態ではこの開口からインクが漏れ出す心配
がある。
【0006】さらに、特願平6−305069号では、
インクタンク内に毛細管部材が収容された主インク室
と、密閉状態の中間インク室が設けられており、連通路
によって中間インク室と主インク室とを連通するととも
にプリントヘッドとの接続部とも連通させている。そし
て、接続部にはメニスカス形成部材が配置されている。
このような構成により、このメニスカス形成部材によっ
て、インクタンクが取り外されて放置された状態におい
ては、このメニスカス形成部材に設けられた微細孔に形
成されるインクの表面張力によって、中間インク室およ
び連通路内のインクが接続部から漏れ出さないようにし
ている。また、インクタンクを記録装置に装着する際に
は、装着時の圧力によって接続部に残留してしまう空気
を、メニスカス形成部材のインク膜を通過させ、中間イ
ンク室に移動させて、プリントヘッドへの気泡の混入を
低減させている。
【0007】しかし、実際にインクタンクが取り外され
て放置された状態では、メニスカス形成部材が下向きと
なるように放置されるとは限らず、例えばメニスカス形
成部材が上向きとなるように放置される場合もある。こ
のような場合、インクは重力の影響を受けて下方へ移動
しようとする。さらに、主インク室内の毛細管部材の毛
細管力は、インクを引き込む方向に働く。すなわち、連
通路から主インク室の方向へインクが移動する方向に力
が働く。メニスカス形成部材に設けられた微細孔に形成
されるインクの表面張力がこれらの力よりも小さい場
合、メニスカス形成部材を通過して空気が連通路や中間
インク室内へ入り込んでしまう。このような状態となる
と、メニスカス形成部材の両面とも空気にさらされ、乾
燥してメニスカスが破壊されてしまうため、連通路内は
大気圧となってしまう。再びメニスカス形成部材が下向
きになったとき、中間インク室内のインクや、主インク
室内から供給されたインクはメニスカス形成部材の微細
孔から漏れ出してしまうことも考えられる。また、この
状態でインクタンクが装着された場合、適正な負圧に回
復するまで、プリントヘッド側からインクの吸引動作を
行なわなければならず、インクが無駄に消費されるとい
う問題がある。上述の文献には、このような現象につい
ては考えられていない。
【0008】一方、インクを保持し、負圧を与える手段
として、上述のような多孔質体などの毛細管部材の他、
USP4422084に記載されているようなエラステ
イク材料またはバイアス手段を有する容器を用いる構成
や、特開平3−180357号公報に記載されているよ
うな、密閉したハウジングに設けられたバブルジェネレ
ータからインクの消費量に応じて気泡を導入して負圧状
態を発生させる構成などが知られている。しかし、これ
らの文献は、プリントヘッドと一体型の構成を示すもの
であり、プリントヘッドと着脱可能な構成を示すもので
はない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、インク供給装置が取り外さ
れ、どのような姿勢で放置された場合であっても、イン
ク供給装置内部への空気の侵入を防止したインク供給装
置およびそのインク供給装置を用いる記録装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、インク供給装置において、インク
を負圧状態で貯蔵する貯蔵手段と、該貯蔵手段に連通し
外部にインクを供給する出口と、該出口に設けられたメ
ニスカス形成部材を有し、前記貯蔵手段の発生している
負圧をPR、前記メニスカス形成部材のバブルポイント
圧力をPB、前記メニスカス形成部材の前記貯蔵手段側
の面に作用するインクの水頭圧力をPH、前記メニスカ
ス形成部材の両面に作用する内向きの差圧をΔPとする
とき、△P=PR+PHであり、かつ、PB>ΔPの関
係を満足するように、前記メニスカス形成部材のバブル
ポイント圧力PBが設定されていることを特徴とするも
のである。
【0011】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載のインク供給装置において、前記貯蔵手段は多
孔質部材を含み、該多孔質部材の毛細管力によって負圧
を発生させることを特徴とするものである。
【0012】請求項3に記載の発明においては、請求項
1の記載のインク供給装置において、前記貯蔵手段は、
ハウジングと、該ハウジングに設けられたバブルジェネ
レータを含み、該バブルジェネレータのバブルポイント
圧力により負圧を発生させることを特徴とするものであ
る。
【0013】請求項4に記載の発明においては、請求項
1に記載のインク供給装置において、前記貯蔵手段は、
インクを収容する可動部材を含み、該可動部材は内部の
負圧を維持すべく動作することを特徴とするものであ
る。
【0014】請求項5に記載の発明においては、請求項
1に記載のインク供給装置において、前記出口は、プリ
ントヘッドと接合可能であって、該プリントヘッドと接
合したときに液的にシール可能に構成されていることを
特徴とするものである。
【0015】請求項6に記載の発明においては、請求項
1に記載のインク供給装置において、前記メニスカス形
成部材が織物であることを特徴とするものである。
【0016】請求項7に記載の発明においては、記録装
置において、互いに分離可能な接合部を有するプリント
ヘッドとインク供給装置とからなる記録装置において、
前記インク供給装置は、インクを負圧状態で貯蔵する貯
蔵手段と、該貯蔵手段に連通し外部にインクを供給する
出口と、該出口に設けられたメニスカス形成部材を有
し、前記貯蔵手段の発生している負圧をPR、前記メニ
スカス形成部材のバブルポイント圧力をPB、前記メニ
スカス形成部材の前記貯蔵手段側の面に作用するインク
の水頭圧力をPH、前記メニスカス形成部材の両面に作
用する内向きの差圧をΔPとするとき、△P=PR+P
Hであり、かつ、PB>ΔPの関係を満足するように、
前記メニスカス形成部材のバブルポイント圧力PBが設
定されていることを特徴とするものである。
【0017】
【作用】請求項1および7に記載の発明によれば、出口
に設けられたメニスカス形成部材のバブルポイント圧力
PBが、貯蔵手段の発生している負圧をPR、メニスカ
ス形成部材の前記貯蔵手段側の面に作用するインクの水
頭圧力をPH、前記メニスカス形成部材の両面に作用す
る内向きの差圧をΔPとするとき、△P=PR+PHで
あり、かつ、PB>ΔPの関係を満足するように設定さ
れている。
【0018】インク供給装置が記録装置から取り外され
て放置された場合、メニスカス形成部材の外側の面には
大気圧が加わっている。また、メニスカス形成部材の内
側の面には、大気圧とともに、インクの水頭圧力PH
と、貯蔵手段において発生している負圧PRが作用す
る。ここで、貯蔵手段において発生している負圧PR
は、常にメニスカス形成部材の内側の面から貯蔵手段に
向く方向に働く。また、インクの水頭圧は、常に重力方
向に向く力である。すなわち、メニスカス形成部材が下
になるように放置された場合には、メニスカス形成部材
の内側の面には貯蔵手段とは反対の方向に力が作用し、
貯蔵手段の負圧PRとは反対方向に力が加わる。また、
メニスカス形成部材が上になるように放置された場合に
は、メニスカス形成部材の内側の面には貯蔵手段に向く
方向に力が作用し、貯蔵手段の負圧PRと同じ方向に力
が加わる。メニスカス形成部材の両面にかかる圧力の差
圧△Pを考えると、メニスカス形成部材が上になるよう
に放置された場合が最大となり、貯蔵手段の負圧PRと
インクの水頭圧力PHとの和、すなわち、△P=PR+
PHとなる。
【0019】メニスカス形成部材を通して空気が侵入し
ないようにするためには、メニスカス形成部材が上向き
となるように放置された場合に、メニスカス形成部材の
内側の面に貯蔵手段に向く方向にかかる力に対向するだ
けの反対向きの力を有していればよい。メニスカス形成
部材にはインクのメニスカスが形成されており、このイ
ンクのメニスカスが空気によって押されるとき、その力
に抗する表面張力が働く。この表面張力に打ち勝って空
気が侵入するときの圧力をバブルポイント圧力という。
バブルポイント圧力PBが上述の差圧△Pの最大値PR
+PHよりも大きければ、空気が侵入することはない。
すなわち、バブルポイント圧力PB>差圧△Pとなるよ
うに、メニスカス形成部材のバブルポイント圧力PBが
設定されているので、たとえメニスカス形成部材が上向
きとなるようにインク供給装置が放置された場合であっ
ても、空気がインク供給装置内に侵入することはない。
【0020】インク供給装置の貯蔵手段は、請求項2に
記載の発明のように多孔質部材を含む構成としたり、請
求項3に記載の発明のようにバブルジェネレータを含む
構成や、請求項4に記載の発明のようにインクを収容す
る可動部材を含む構成とすることができる。また、イン
ク供給装置の出口は、請求項5に記載の発明のように、
プリントヘッドと接合したときに液的にシールされる構
成とすることができる。さらに、メニスカス形成部材と
しては、請求項6に記載の発明のように織物で構成する
ことができる。
【0021】
【実施例】図1は、本発明のインク供給装置の第1の実
施例を示す概略構成図である。図中、1はインクタン
ク、2はインク室、3は毛細管部材、4は大気連通孔、
5はジョイント口、6はメニスカス形成部材、7は凸部
である。
【0022】インクタンク1は、内部にインク室2を有
し、また上部に大気連通孔4、さらに底部にはインクを
導出するためのジョイント口5が設けられている。ジョ
イント口5において、図示しないプリントヘッドと接続
される。このとき、凸部7が図示しないプリントヘッド
側の例えば弾性部材と押圧され、接続部を密閉するよう
に構成し、液的な連通路を形成する。もちろん、凸部7
の代わりにインクタンク1側に弾性部材を設け、プリン
トヘッド側に弾性部材に代えて凸部を設けてもよい。
【0023】インク室2の内部には、毛細管部材3が配
置されている。この毛細管部材3は、毛細管力によりイ
ンクを保持し、負圧を保っている。インク室2内のイン
クは、ジョイント口5を介してプリントヘッドへ供給さ
れる。プリントヘッドへのインクの供給時には、毛細管
部材3の発生する負圧によって、プリントヘッドからの
インクの漏れを防ぐとともに、印字条件を維持し、印字
品質を保っている。
【0024】大気連通孔4は、インク室2内に大気を取
り込むための孔である。毛細管部材3は、その上部で取
り込まれた大気と連通し、大気圧解放されている。プリ
ントヘッドへのインク供給時には、毛細管部材3内のイ
ンクは大気圧により押され、また、毛細管部材3の下方
からプリントヘッドの発生する負圧により引き出される
ため、効率よく毛細管部材3のインクを使用することが
できる。このとき、毛細管部材3の毛細管力により、プ
リントヘッドにおける負圧は一定に保たれる。
【0025】ジョイント口5には、多数の微細孔が形成
されたメニスカス形成部材6が配置されている。メニス
カス形成部材6には、毛細管部材3の底部が接して、望
ましくは圧接されて配置される。メニスカス形成部材6
としては、例えば、金網や樹脂製の網等の網目状体や、
多孔質体等を用いることができる。網目状体の具体例と
しては、金属メッシュフィルタや、金属繊維、例えば、
SUSの細線をフェルト状にし、さらに、圧縮焼結させ
たものを基材としたフィルタ、エレクトロフォーミング
金属フィルタ等を使用することができる。また、例え
ば、畳綾織などの樹脂繊維や金属の織物であるフィルタ
や、レーザビーム加工、電子ビーム加工等による高精細
な開口径を有するフィルタを用いることができる。
【0026】このメニスカス形成部材6は、インクタン
ク1が記録装置に装着されている場合には、インクの流
路中のフィルタとして作用し、ごみや気泡のプリントヘ
ッドへの侵入を阻止する。また、インクタンク1が取り
外された状態では、毛細管部材3に保持されているイン
クによりメニスカス形成部材6の微細な開口にメニスカ
スが形成され、インクの漏れを防ぐ。また、後述するよ
うに、このメニスカス形成部材6からの空気の侵入も防
いでいる。
【0027】図2は、メニスカス形成部材6に形成され
るメニスカスの説明図である。図2では、メニスカス形
成部材6の1つの開口のみを示している。メニスカス形
成部材6をインク中に沈め、フィルタの内圧をかける
と、図2に示すように開口部に形成されているメニスカ
スが押されてへこむ。徐々に内圧を増加して行くと、メ
ニスカスのへこみが次第に大きくなる。そして、ある圧
力まで達すると、インク側に気泡が発生する。このとき
の圧力をバブルポイント圧力という。
【0028】図2に示すように、メニスカス形成部材6
を深さhまでインク中に沈め、内圧Pを加えたものとす
る。このとき、図2に示すようなインクのメニスカスが
開口に形成されたとする。このとき、インクのメニスカ
スにおける界面張力による力FSは、図中、下から上に
向かう加圧力FPに反する向きに働く。それとともに、
図中、上から下に向かう方向に、インクから受ける力F
hが働く。これらの力の関係を式で示すと、FS=FP
−Fhとなる。ここで、インクの界面張力をS、インク
の密度をγ、濡れ角をθ、開口径をDとすれば、上述の
式は次のように表わせることが知られている。 SπDcosθ=PπD2 /4−γπD2 h/4 これを圧力Pについて解けば、 P=4Scosθ/D−γh となり、h≒0のときには、 P=4Scosθ/D となり、開口径と濡れ角θ、インクの界面張力Sとか
ら、バブルポイント圧力が決定される。
【0029】図3は、本発明のインク供給装置の第1の
実施例において、インク供給装置が放置された状態での
メニスカス形成部材にかかる圧力の説明図である。図1
に示した本発明の第1の実施例における圧力の状態につ
いて考察する。図3(A)では、インクタンク1が記録
装置から取り外され、メニスカス形成部材6が下方に位
置する状態で放置された状態を示している。毛細管部材
3中にはインクが含浸され、図示する仮想液面を形成し
ている。このとき、毛細管部材3は大気連通孔4によっ
て大気に解放されている。そのため、仮想液面は大気圧
を受けている。このときの周囲雰囲気の大気圧をPair
とする。さらに、仮想液面には、毛細管部材の毛細管
力、すなわちインクと毛細管部材との界面張力によって
生じる上向きの圧力Pcap が生じている。また、インク
タンク1の底面に存在するメニスカス形成部材6から、
仮想域面までの鉛直方向の距離をhとすると、メニスカ
ス形成部材6にはインクの水頭圧ρghが外向きにかか
る。ここで、ρはインクの密度、gは重力定数である。
これらをまとめると、メニスカス形成部材6のインクタ
ンク側の面に作用している圧力は、Pair −(Pcap
ρgh)となる。
【0030】メニスカス形成部材の外側の面に作用して
いる圧力は、大気圧であるPair である。よってメニス
カス形成部材の両面に作用している差圧を△Pとする
と、 △P=Pair −{Pair −(Pcap −ρgh)} =Pcap −ρgh である。この差圧△Pは、インクタンク内に周囲の空気
を引き込む方向に作用しており、上述の図2に示した下
からの圧力Pに相当する力である。プリントヘッドに供
給するインク圧力を常に負圧に保つために、△Pは常に
正となるように、毛細管部材3の毛細管力は設定されて
いる。
【0031】このような状態において、周囲の空気がイ
ンクタンク内に侵入しないためには、メニスカス形成部
材のインクとのバブルポイント圧PB が、常にPB >△
Pであればよい。
【0032】次に、図3(B)に示すように、インクタ
ンク1が逆向きに置かれ、メニスカス形成部材6が上面
となるように放置された場合を考える。この場合には、
メニスカス形成部材6の外側の面に作用している圧力は
大気圧であるPair のままである。しかし、インクタン
ク1側の面に作用する力は、インクの重力による圧力が
メニスカス形成部材6を押す方向からメニスカス形成部
材6を引っ張る方向に変わる。そのため、メニスカス形
成部材6のインクタンク側の面に作用している圧力は、
air −(Pcap +ρgh)となる。
【0033】よってメニスカス形成部材の両面に作用し
ている差圧を△Pとすると、 △P=Pair −{Pair −(Pcap +ρgh)} =Pcap +ρgh である。この差圧△Pは、上述の図3(A)の場合に比
べ、2ρghだけ強い力が、インクタンク内に周囲の空
気を引き込む方向に作用することになる。
【0034】インク残量との関係を考えると、インクタ
ンク1のパッケージを開封したとき、仮想液面の高低差
hは最大となっている。ユーザがインクタンクを逆さに
し、インクメニスカス形成部材6がインクタンク1の最
上部に来たときに差圧は最大となり、△Pmax =Pcap
+ρghmax の差圧が、インクメニスカス形成部材の両
面に作用する。このようなときにも空気の侵入を防止す
るためには、 PB >△Pmax =Pcap +ρghmax を満たすバブルポイント圧力PB を有する細密なメニス
カス形成部材6を設置すればよい。また、このような条
件を満たすバブルポイント圧力PB を有するメニスカス
形成部材を用いていれば、インクタンク1をインク残量
の存在する状態で取り外したときにも、常にPB >△P
を満たし、空気の侵入を防止することが可能となる。も
ちろん、図3(A)の状態に置かれた場合にも、空気が
侵入することはない。
【0035】図4は、本発明のインク供給装置の第2の
実施例を示す概略構成図である。図中、図1と同様の部
分には同じ符号を付して説明を省略する。8は可動手段
である。この第2の実施例では、インクタンク1内のイ
ンク室として可動手段8を用いた例を示している。可動
手段8は、ここでは蛇腹状の密閉された容器であり、内
部にインクが充満されている。この可動手段8は、イン
クの使用とともに下方へ収縮するが、常に上方へ伸びる
方向に力が働き、内部の負圧状態を維持している。
【0036】この実施例の場合も、インクタンク1が取
り外されて放置された場合、メニスカス形成部材6の両
面にかかる差圧の最大値△Pmax は、第1の実施例の場
合と同様に、可動手段8で発生する負圧Pcap とインク
の水頭圧の最大値ρghmaxの和である。メニスカス形
成部材6は、そのバブルポイント圧力PB が、PB >△
max を満足するようなものを使用すればよい。
【0037】図5は、本発明のインク供給装置の第3の
実施例を示す断面図、図6は同じく断面斜視図である。
図中、11はインクタンク、12は主インク室、13は
毛細管部材、14は中間インク室、15は連通路、16
は大気連通口、17は連通孔、18は第1のメニスカス
形成部材、19はインク供給部、20は第2のメニスカ
ス形成部材、21はジョイント口である。この実施例で
は、2室構成のインク供給装置の一具体例を示してい
る。図6では、手前側の側壁および毛細管部材13を除
いて示している。
【0038】インクタンク11の内部には、主インク室
12と、その側方に中間インク室14が設けられてい
る。インクタンク11の筐体は、剛性を持ち、長期のイ
ンク保持を可能にするため、耐インク性の良い材料が選
択される。ジョイント口21において、図示しないプリ
ントヘッドと接続される。主インク室12内のインク
は、連通路15を通過し、このジョイント口21を介し
てプリントヘッドへインクが供給される。
【0039】主インク室12の下部には、連通孔17が
設けられており、連通路15を介して中間インク室14
およびジョイント口21と連通している。連通孔17の
断面形状としては、円形、楕円形、多角形、星形、十字
形、スリット形状等、種々の形状とすることができる。
また、主インク室12の底面は、連通孔17を最低部と
するような角度αを有する斜面で形成されている。
【0040】主インク室12の内部には、毛細管部材1
3が配置されている。この毛細管部材13は、毛細管力
によりインクを保持し、負圧を保っている。毛細管部材
13の材料としては、2次元構造を持つ繊維状材料、3
次元構造を持つ多孔質体材料、繊維状材料を3次元状に
紡績したフェルトおよび不織布材料等を使用することが
できる。具体的には、例えば、ポリエステル繊維を3次
元状に紡績したポリエステルフェルトなどを使用するこ
とができる。密度としては、0.06g/cm3 〜0.
1g/cm3 のものを用いることができ、インクとの毛
細管力、流体抵抗の観点からこの程度の値のものが好適
である。なお、材料の構成はポリエステル繊維に限定さ
れるものではなく、適度な毛細管力を有し、インク耐性
のある材料であれば、インクに合わせ、他の材料を用い
ることができる。
【0041】毛細管部材13の周囲形状は、主インク室
12の内部と同じ形状であり、毛細管部材13の周囲は
主インク室12の側壁に密着するように挿入されてい
る。これにより、大気連通口16から導入される空気
が、主インク室12の側壁に沿って侵入することを極力
避けている。また、毛細管部材13の底面には、主イン
ク室12の底面に設けられている斜面の傾きαより大き
い傾きの傾斜が設けられている。さらに、第1のメニス
カス形成部材18に接する部分だけ、凸状に形成されて
いる。このような形状の毛細管部材13を、主インク室
12内の底面全体において毛細管部材13が接するよう
に、主インク室12に挿入する。すると、第1のメニス
カス形成部材18の上で特につぶれて毛細管部材13の
密度が高くなり、第1のメニスカス形成部材18から離
れるに従って次第に密度が低くなる。これにより、主イ
ンク室12の内面と毛細管部材13の間を通って侵入し
ようとする空気をさらに阻止し、主インク室12内にイ
ンクが残っている状態で第1のメニスカス形成部材18
の表面に到達する空気の量を減少させることができる。
毛細管部材13を第1のメニスカス形成部材18に圧接
しない構成も可能であるが、少なくとも接していること
が必要である。
【0042】主インク室12の上部には、毛細管部材1
3と大気連通可能な、大気連通口16が設けられてい
る。この実施例では、大気連通口16の径は、毛細管部
材13の孔もしくは繊維間の隙間より大きく構成されて
いる。毛細管部材13は、その上部で大気と連通し、大
気圧解放されている。プリントヘッドへのインク供給時
には、毛細管部材13内のインクは大気圧により押さ
れ、また、毛細管部材13の下方から負圧により連通路
15側へ引き出されるため、効率よく毛細管部材13の
インクを使用することができる。このとき、毛細管部材
13の毛細管力により、プリントヘッドにおける負圧は
一定に保たれる。大気連通口16からインクが飛び出さ
ないように、インクは通さず、空気を透過させるシート
を大気連通口16に設けることも可能である。または、
大気連通口16を、インクが流出しない微細孔を多数配
すことにより構成することもできる。
【0043】主インク室12の底面に設けられた連通孔
17には、第1のメニスカス形成部材18が配置されて
いる。第1のメニスカス形成部材18には、毛細管部材
13の底部が圧接されて配置される。第1のメニスカス
形成部材18としては、例えば、金網や樹脂製の網等の
網目状体や、多孔質体等を用いることができる。網目状
体の具体例としては、金属メッシュフィルタや、金属繊
維、例えば、SUSの細線をフェルト状にし、さらに、
圧縮焼結させたものを基材としたフィルタ、エレクトロ
フォーミング金属フィルタ等を使用することができる。
また、例えば、畳綾織などの樹脂繊維や金属の編み物で
あるフィルタや、レーザビーム加工、電子ビーム加工等
による高精細な穴径を有するフィルタを用いることがで
きる。形状は、連通孔17を覆える形状であればよく、
円形や長方形、その他の形状とすることができる。
【0044】毛細管部材13内にインクが含浸されてい
るときは、インクは第1のメニスカス形成部材18を通
過して中間インク室14に移動する。第1のメニスカス
形成部材18は、毛細管部材13にインクがなくなった
場合でも、中間インク室14への不要な空気の侵入を防
ぐ。さらにインクが消費されると、大気連通口16から
入って来た空気は、毛細管部材13を通過し、主インク
室12内の負圧の増加により、毛細管部材13に接した
第1のメニスカス形成部材18に形成されている微細孔
に張っているインクのメニスカスを押し、表面張力に打
ち勝ってこれを通過し、気泡となる。発生した気泡は、
連通路15を通り、中間インク室14へ移動する。気泡
が発生する際の圧力(バブルポイント圧)は、第1のメ
ニスカス形成部材18の濾過粒度に依存する。この濾過
粒度を最適にすることによって、インクタンク11内の
負圧、すなわち、プリントヘッドへのインクの供給圧を
一定に保つことができる。第1のメニスカス形成部材1
8の濾過粒度としては、例えば、40μm〜70μm程
度のものを使用することができる。
【0045】第1のメニスカス形成部材18の下面には
インク供給部19が接するように配置されている。この
インク供給部19は、連通孔17の径よりも小さい断面
寸法を有している。第1のメニスカス形成部材18の下
面に気泡が溜り、空気の層ができてしまったり、あるい
は、主インク室12内のインクがなくなり、連通路15
の高さよりもインクの液面が低下すると、このインク供
給部19が連通路15の底部よりインクを吸い上げて第
1のメニスカス形成部材18にインクを供給することに
より、第1のメニスカス形成部材18を常に濡れた状態
に保ち、負圧を保つことができる。これにより、インク
を使いきるまで、最良の状態を維持することができる。
インク供給部19の形状は任意であり、スリット状や、
直方体、三角柱などの角柱、円筒形状、楕円柱状であっ
てもよい。また、インク供給部19を複数設けることも
できる。インク供給部19の材料としては、毛細管力に
よりインクを第1のメニスカス形成部材18へ上げるこ
とができる材料であればよく、例えば、ポリエステル繊
維を一方向に束ねた中綿材や、ポリウレタン、メラミン
フォーム等の多孔質性部材、2次元、3次元状の繊維構
造体等を使用することができる。
【0046】インク供給部19は、第1のメニスカス形
成部18に直接取り付ける構成としたり、あるいは、連
通孔17の側壁からリブにより固定される構成とするこ
ともできる。あるいは、第1のメニスカス形成部材18
の一部をインク供給部19として連通路15の底面まで
延在させた構成としてもよい。
【0047】連通路15は、中間インク室14、主イン
ク室12、ジョイント口21をこの順で連通している。
連通路15の上壁は、平らに構成してもよいが、図1に
示すように、中間インク室14に向かって次第に高くな
るように斜めに構成することができる。これにより、ジ
ョイント口21や連通孔17に発生した気泡をスムース
に中間インク室14へ移動させることができる。この斜
面は中間インク室14と主インク室12を結ぶ区間のみ
でもよいが、主インク室12とジョイント口21を結ぶ
区間も上面を斜面とすることによって、インクタンク1
1を記録装置に装着する際にジョイント口21から導入
される気泡を、中間インク室14へスムースに移動させ
ることができる。連通路15の底面は、水平であっても
よいが、残留するインク量をなるべく減らすため、この
実施例では中間インク室14との側が高くなるように、
また、ジョイント口21が最底部となるように形成され
ている。
【0048】中間インク室14は、初期状態ではインク
により満たされている。そして、主インク室12から第
1のメニスカス形成部材18を通過して連通路15に侵
入した気泡や、インクタンク11を記録装置に装着する
際にジョイント口21から導入される気泡が集積され
る。中間インク室14の大きさは、主インク室12内の
インクがなくなるまでにまれに侵入する気泡を集積でき
る大きさがあればよく、小さな室で構成することができ
る。また、気泡を集積するため、中間インク室14の上
面は主インク室12の連通孔17よりも高さが上となる
ように構成する必要がある。さらに、中間インク室14
内の空気量は、主インク室12内のインクが無くなった
後に急激に増加するので、これを観察する窓を中間イン
ク室の側面に設けることによって、インクの残量を知る
ことができるように構成することができる。
【0049】ジョイント口21には、第2のメニスカス
形成部材20が設けられている。この第2のメニスカス
形成部材20は、上述の第1および第2の実施例におけ
るメニスカス形成部材6と同様の働きをするものであ
る。インクタンク1が取り外されて放置された状態にお
いては、この第2のメニスカス形成部材20に設けられ
た微細孔に形成されるインクの表面張力によって、中間
インク室14および連通路15内のインクがジョイント
口21から漏れ出すことはない。また、インクタンク1
1を記録装置に装着する際には、装着時の圧力によって
ジョイント口21に残留してしまう空気を第2のメニス
カス形成部材20のインク膜を通過させ、中間インク室
14に移動させる。そのため、プリントヘッドに気泡が
混入するのを低減させることができる。さらに、インク
タンク11が装着されている状態では、この第2のメニ
スカス形成部材20は細密な濾過径を有するフィルタと
して機能し、インクタンク11内のインク中に存在する
ごみや異物を除去する。それとともに、インクタンク1
1にかかる振動および衝撃、加速度による圧力変動、お
よび、プリントヘッドのノズル側からの気泡混入を防止
する。
【0050】第2のメニスカス形成部材20の材料とし
ては、第1のメニスカス形成部材18と同様、金属や樹
脂などの網などの網目状体や多孔質体を用いることがで
きる。網目状体の具体例として、金属フィルタメッシュ
や金属繊維の圧縮燒結体フィルタ、エレクトロフォーミ
ング金属フィルタを使用することができる。また、例え
ば、畳綾織などの樹脂繊維や金属の編み物であるフィル
タや、レーザビーム加工、電子ビーム加工等による高精
細な穴径を有するフィルタを用いることができる。
【0051】上述のように、第2のメニスカス形成部材
20は、インクタンク11が取り外されて放置されたと
きにインクの漏れを防ぐとともに、逆にインクタンク1
1内への空気の侵入を防ぐ機能を有している。特に、主
インク室12内の毛細管部材13にインクが保持されて
いる状態では、第1のメニスカス形成部材18はフィル
タとして機能し、主インク室12と連通路15および中
間インク室14は液的に連通している。そのため、2室
構成であっても第1の実施例と同様に、第2のメニスカ
ス形成部材20のバブルポイント圧力PB が、ジョイン
ト口21に配置された第2のメニスカス形成部材20の
両面にかかるインク充満時の差圧△Pmax よりも大、す
なわちPB >△Pmax の関係を有するように、第2のメ
ニスカス形成部材20のバブルポイント圧力PB を設定
すればよい。このような関係を満足していれば、図5に
示すインクタンク11を逆さにして放置しても、第2の
メニスカス形成部材20から空気が侵入することはな
い。第2のメニスカス形成部材20のメニスカス開口径
は、上述のようにバブルポイント圧力とともに、使用す
るインクとの界面張力と、濡れ角から規定されるが、具
体的には、5μm〜60μm程度のものを使用すること
ができる。
【0052】また、ジョイント口21に付着したインク
が、インクタンク11の着脱時に、たれ落ちないよう
に、吸収材を設けることもできる。吸収材としては、イ
ンクの吸収力に優れた材料が用いられ、例えば、スポン
ジ、もしくはポリエステル繊維を一方向に束ねた中綿材
等で構成することができる。この吸収材は、流路抵抗が
低いことが望まれる。また、この吸収材をインクタンク
11が装着される記録装置側に設けることもできる。
【0053】次に、本発明の第3の実施例における動作
について説明する。初期状態において、主インク室12
には、毛細管部材13による毛細管力によって保持でき
る限界までインクが充填されている。使用開始時の状態
としては、インク使用効率上の観点から、できる限り主
インク室12内にインクを満たすことが望ましいが、毛
細管部材13の毛細管力によって負圧を発生させるため
に、毛細管部材13にはある程度のインク未充填部分が
必要である。発生させる負圧としては、例えば、初期状
態で−20mmH2 O程度とすることができる。また、
中間インク室14には、インクが満たされている。中間
インク室14および連通路15内のインクも負圧となっ
ており、第2のメニスカス形成部材20の微細孔に形成
されるインクの界面により負圧が保たれる。使用前に
は、ジョイント口21および大気連通口16には気密シ
ールを貼っておくことができる。この状態で、パッケー
ジングされている。インクタンク11を使用する際に
は、気密シールをはがし、記録装置に装着する。
【0054】気密シールをはがした状態で、第2のメニ
スカス形成部材20を上向きにした場合に、第2のメニ
スカス形成部材20の両面の差圧は最大となる。しか
し、上述のように第2のメニスカス形成部材20のバブ
ルポイント圧力PB を、第2のメニスカス形成部材20
の両面にかかる最大の差圧△Pmax よりも大きくしてい
るので、第2のメニスカス形成部材20から内部に空気
が侵入することはない。また、逆に、第2のメニスカス
形成部材20を下向きにした場合でも、内部のインクが
漏れ出すことはない。もちろん、インクタンク11内の
インクを使用した後、インクタンクが取り外され、放置
された場合も同様である。
【0055】インクタンクを記録装置に装着する際に
は、ジョイント口21が記録装置側の弾性体などに当接
し、密閉された流路を形成する。その際に、ジョイント
口21には空気が残留し、また、密閉する際に加圧され
る。第2のメニスカス形成部材20では、密閉時の加圧
力がバブルポイント圧力以上となることによって、第2
のメニスカス形成部材20に形成されているインクの界
面が押し上げられ、ジョイント口21に残留している空
気が気泡として連通路15内に取り込まれる。連通路1
5内に侵入した気泡は、気泡自身の浮力によって連通路
15の上面に達する。連通路15の上面は中間インク室
14まで斜面で構成されているので、取り込まれた気泡
は中間インク室14へと移動し、中間インク室14に集
積される。このようにして、ジョイント口21に残留す
る空気量を減少させ、初期のプライミング時の吸引量を
減少させている。
【0056】インクタンク11が装着された後、印字が
始まると、プリントヘッドにおいてインクが消費され
る。すると、消費されたインクの量だけ、大気連通口1
6から徐々に空気が毛細管部材13に広がってゆく。毛
細管部材13に保持されるインクの減少とともに、イン
クの水頭圧が減少し、負圧は徐々に増大するが、許容範
囲内で推移し、インクが少なくなっても、毛細管部材1
3の有する毛細管力により、安定した負圧でインクを供
給することができる。毛細管部材13が保持するインク
は、第1のメニスカス形成部材18を通ってスムースに
連通路15に移動する。
【0057】また、通常の印字動作におけるインク供給
において、大気連通口16から侵入した空気は、主イン
ク室12の壁面を伝わって第1のメニスカス形成部材1
8へ侵入しようとするが、主インク室12の底面におけ
る毛細管部材13との圧接により、第1のメニスカス形
成部材18の表面まで到達する空気は微量である。多少
の空気が第1のメニスカス形成部材18の表面に到達し
たとしても、空気は第1のメニスカス形成部材18上に
トラップされたまま、インクの移動が続く。インク内に
混入している気泡が毛細管部材13を通過して、第1の
メニスカス形成部材18の上面に空気が接触した場合
も、第1のメニスカス形成部材18の開口径を毛細管部
材13よりも細かく設定しておくことにより、空気は第
1のメニスカス形成部材18上にトラップされ、インク
の移動が続く。主インク室12から中間インク室14へ
のインクの移動は、毛細管部材13の保持するインクが
ほぼなくなるまで行なわれる。
【0058】第1のメニスカス形成部材18の表面に気
泡がトラップされている状態で、ノズルの目詰まり回避
などのために、メンテナンス動作としてノズル先端から
インクを吸引することがある。この場合には、ノズルの
先端から強制的にインクを吸引するため、通常よりも大
きな負圧が発生する。また、ベタ印字など、大量にイン
クを消費する場合にも、通常よりも負圧が大きくなる場
合がある。このようなとき、第1のメニスカス形成部材
18の表面にトラップされていた気泡が微細孔からイン
クとともに連通路15内に引き込まれることがまれにあ
る。第1のメニスカス形成部材18の連通路15側に引
き込まれた気泡は、他の気泡などとともに大きくなり、
連通孔17からあふれ、気泡自身の浮力によって連通路
15の傾斜した上面を伝わって中間インク室14へ移動
する。そして、中間インク室14の上部に集積されるこ
とになる。第1のメニスカス形成部材18の連通路15
側の面が気泡によって覆われても、第1のメニスカス形
成部材18の微細孔に形成されているインクの界面の有
する表面張力によって、負圧は保たれる。
【0059】毛細管部材13が保持していたインクがほ
ぼなくなると、第1のメニスカス形成部材18上に空気
が接する状態となる。この状態では、第1のメニスカス
形成部材18の微細孔には、インクの界面あるいはイン
クのメニスカスが形成されている。さらにインクが消費
されるに従って徐々に負圧が増大し、第1のメニスカス
形成部材18のバブルポイント圧力以上となると、第1
のメニスカス形成部材18上に形成されているインクの
界面あるいはメニスカスを通して、空気が細かな気泡と
なって第1のメニスカス形成部材18の連通路15側に
発生する。発生した細かな気泡は、連通孔17からあふ
れると、気泡自身の浮力によって連通路15の斜面を伝
って、中間インク室14の内部に移動する。このとき、
連通路15の上面が傾斜しているので、気泡の中間イン
ク室14への移動がスムースに行なわれる。中間インク
室14に移動した気泡は、中間インク室14に次第に溜
まることになる。これ以降のインク静圧は、第1のメニ
スカス形成部材18により制御されるので、インクがな
くなるまでほぼ一定に保持される。
【0060】毛細管部材13に保持されていたインクが
無くなった後は、第1のメニスカス形成部材18の両面
は空気にさらされることになる。すなわち、第1のメニ
スカス形成部材18の主インク室12側は、主インク室
12内のインクがなくなって大気連通口16から導入さ
れた空気にさらされる。また、第1のメニスカス形成部
材18の連通路15側は、第1のメニスカス形成部材1
8を介して侵入した気泡によって、微小な空気の層が形
成され、やはり空気にさらされることになる。しかし、
インク供給部19によって、第1のメニスカス形成部材
18へ連通路15内のインクが吸い上げられ、第1のメ
ニスカス形成部材18は常に濡れた状態に保たれる。そ
のため、第1のメニスカス形成部材18にはインクの膜
が形成され続け、気泡発生後の負圧の制御動作は有効に
作動する。
【0061】主インク室12内のインクの有無にかかわ
らず、第1のメニスカス形成部材18の連通路15側に
気泡が導入された場合、上述のように連通路15の傾斜
した上面を伝って中間インク室14に気泡が移動する
が、この時の気泡の移動方向は、連通孔17から中間イ
ンク室14へ向かう方向であり、プリントヘッドへ供給
するインクの移動方向は連通孔17からジョイント口2
1へ向かう方向である。このように、気泡の移動方向と
インクの移動方向とが逆になっているので、インクと気
泡との分離を確実に行ない、プリントヘッドへの気泡の
混入を少なくしている。
【0062】図7は、本発明のインク供給装置の第4の
実施例を示す断面図である。図中、図5と同様の部分に
は同じ符号を付して説明を省略する。22は可動手段で
ある。この実施例は、上述の第2の実施例の構成を2室
構成としたものである。第2の実施例と同様、可動手段
22は、内部にインクが充満されており、インクの使用
とともに下方へ収縮する。しかし、常に上方へ伸びる方
向に力が働いており、内部は負圧状態に維持されてい
る。図7に示した可動手段22は、ここでは蛇腹状の密
閉された容器であるが、このほか、密閉された袋や、バ
ネなどによる弾性力を用いる構成などを適用することも
できる。この第4の実施例においても、第2のメニスカ
ス形成部材20はインクタンク11が取り外された状態
で、内部のインクの漏れを防ぐとともに、内部への空気
の侵入を防ぐ。このとき、第2のメニスカス形成部材2
0のバブルポイント圧力PB は、第2のメニスカス形成
部材20の両面にかかる圧力の最大の差圧△Pmax より
も大きく設定しておく。これにより、例えばインクタン
ク11の初期状態においてインクタンク11が逆さに放
置された場合でも、第2のメニスカス形成部材20から
空気がインクタンク11内に侵入することはない。
【0063】図8は、本発明のインク供給装置の第5の
実施例を示す断面図である。図中、図5と同様の部分に
は同じ符号を付して説明を省略する。23は主インク
室、24は小孔である。この実施例では、小孔24によ
って主インク室23内の負圧を制御する構成を示してい
る。インクタンク11の内部には、主インク室23と、
その側方に中間インク室14が設けられている。主イン
ク室23は、密閉されており、内部にインクが収容され
る。主インク室23の下方には、小孔24が設けられて
いる。この小孔24には、主インク室23内に収容され
ているインクによってメニスカスが形成されており、主
インク室23内の圧力が低下すると、主インク室23内
に外部の空気による気泡を発生させるバブルジェネレー
タの機能を有している。そのため、小孔24のバブルポ
イント圧力は、制御するインクの負圧に依存して決定さ
れる。
【0064】この第5の実施例では、主インク室23内
にはインクのみが収容されるため、主インク室23の容
積のほぼ100%のインクを収容することができ、イン
クタンク11の利用効率を向上させることができる。ま
た、主インク室23内のインクを使いきるため、小孔2
4はなるべく底部に近い部分に設ける方がよい。
【0065】この第5の実施例に示すインク供給装置が
記録装置から取り外されて放置された場合を考えると、
第2のメニスカス形成部材20の両面にかかる圧力の差
圧は、主インク室23内の負圧と、第1のメニスカス形
成部材18と第2のメニスカス形成部材20との高低差
だけのインクの水頭圧との和となる。第2のメニスカス
形成部材20のバブルポイント圧力をこの差圧以上とす
ることによって、第2のメニスカス形成部材20が上に
向けられた場合においても空気がインクタンク11内に
侵入することはない。
【0066】図9は、本発明の記録装置の一実施例にお
けるインク供給装置の装着を説明するための要部断面
図、図10は、同じく要部斜視図、図11は、同じくイ
ンクタンク取り外し時のジョイント口付近の拡大断面
図、図12は、同じくインクタンク装着時のジョイント
口付近の拡大断面図である。図中、図5と同様の部分に
は同じ符号を付して説明を省略する。25は凸状部、3
1はプリントヘッド、32はインク導入部、33はパッ
キン、34はフィルタ、35はインク流路である。図9
ないし図11では、インクタンク11を装着する前の状
態を示し、図12では、インクタンク11が装着された
状態を示している。また、図9ないし図12では、プリ
ントヘッド31が記録装置に装着されており、プリント
ヘッド31にインクタンク11を装着する構成を示し、
インクタンク11とプリントヘッド31の部分のみを図
示している。また、これらの図では、上述のインク供給
装置の第3の実施例で示したインクタンクを用いている
が、他の実施例で示したインクタンクを用いた場合も同
様である。
【0067】インクタンク11とプリントヘッド31と
は、ジョイント口21とインク導入部32において接続
される。インクタンク11のジョイント口21がプリン
トヘッド31のインク導入部32に押圧されることによ
ってインクの流路が接続され、インクタンク11からイ
ンクを供給される。
【0068】プリントヘッド31は、インク導入部32
において、インクタンク11のジョイント口21と接続
される。インクタンク11のジョイント口21の外周部
には、凸状部25が設けられている。インク導入部32
には、この凸状部25に対応して、例えば、ドーナッツ
状のゴム製のパッキン33が配置されている。図12に
示すように、ジョイント口21の凸状部分がパッキン3
3に押圧されることによって、インクの通路を密閉し、
この部分でのインクの漏れを防いでいる。パッキン33
の材料としては、使用するインクに耐性のある材料が望
ましく、具体的には、例えば、シリコンゴムまたはブチ
ルゴムの硬度30度品等を使用することができる。
【0069】インク導入部32からノズルに至るインク
流路35には、フィルタ34が配置されている。このフ
ィルタ34は、インクタンク11が取り外された状態で
インク導入部32に付着するゴミ等をインク流路35内
に混入させないために設けられている。フィルタ34の
材料としては、例えば、濾過粒度が10から60ミクロ
ンのステンレス材のメッシュフィルタ等を使用すること
ができる。その他の材料としては、例えば、セラミック
製のフィルタなどを利用することができる。具体的に
は、例えば、ステンレス材のメッシュフィルタの濾過粒
度20ミクロン品を使用することができる。
【0070】図13は、本発明の記録装置の一実施例に
おける外観図である。図中、41は記録装置、42は下
部ケース、43は上部ケース、44はトレー挿入口、4
5はディップスイッチ、46はメインスイッチ、47は
用紙受け、48はパネルコンソール、49は手差し挿入
口、50は手差しトレー、51はインクタンク挿入蓋、
52はインクタンク、53は用紙送りローラ、54は用
紙トレー、55はインタフェースケーブル、56はメモ
リカードである。図13では、上述のインク供給装置の
第1ないし第5の実施例が適用される記録装置の全体を
示している。
【0071】記録装置41の筺体は、概ね下部ケース4
2と上部ケース43により構成されている。この中に図
示しない電気回路や駆動系部品などが収納されている。
下部ケース42にはトレー挿入口44が設けられ、ここ
から記録するための用紙が収納された用紙トレー54が
挿入され、記録装置41に用紙が装填される。
【0072】また、下部ケース42にはディップスイッ
チ45およびメインスイッチ46が取り付けられてい
る。ディップスイッチ45は、記録装置41の動作の一
部を設定するものであり、設定変更の頻度の少ない機能
設定が割り付けられている。このディップスイッチ45
は、使用しないときにはカバーで覆うように構成されて
いる。メインスイッチ46は、記録装置41の電源を切
入するためのスイッチである。下部ケース42には、さ
らに、図示しないインタフェースコネクタや、メモリカ
ード56の挿入口等が設けられている。インタフェース
コネクタには、インタフェースケーブル55が接続さ
れ、外部のコンピュータなどとのデータ交換が行なわれ
る。メモリカード56は、記録装置41の動作時に拡張
メモリとして用いられたり、ある場合にはフォントが格
納され、記録時に用いられる。
【0073】上部ケース43には、用紙受け47が形成
されており、記録済みの用紙が排出される。また、パネ
ルコンソール48が設けられており、記録モードの設定
や、給紙、排紙等の指示など、ユーザが頻繁に使用する
入力手段や、記録装置側からのメッセージの表示手段な
どが配置されている。さらに、手差し挿入口49、手差
しトレー50が設けられており、ここからユーザが手差
しにより給紙することができる。
【0074】また、上部ケース43にはインクタンク挿
入蓋51が設けられている。この蓋を開けることによ
り、内部のインクタンク52の着脱を行なうことができ
る。インクタンク52は、上述の各実施例で示したよう
な構成のものを用いることができる。ここでは、4つの
インクタンク52が装着される。インクタンク52は、
図示しない記録ヘッドに装着される。装着の状態は、上
述の図9ないし図12に示したとおりである。また、記
録ヘッドは図示しないキャリッジに取り付けられてい
る。
【0075】用紙トレー54に収納された用紙は、内部
の図示しない搬送系により1枚ずつ取り出されて搬送さ
れ、用紙送りローラ53の円周に沿って送られる。イン
クタンク52が装着された図示しない記録ヘッドが用紙
の搬送方向とは直角方向に移動し、帯状領域ごとに記録
を行なう。そして、用紙送りローラ53によって次の帯
状領域の記録位置まで用紙の長さ方向に用紙を送る。こ
の動作を繰り返し行なうことにより、用紙上に記録を行
なう。そして、上部ケース43の用紙受け47へ排紙さ
れる。
【0076】上述の記録装置の一実施例においては、イ
ンクタンク1をプリントヘッド3に装着する構成を示し
たが、例えば、プリントヘッド3も記録装置のキャリッ
ジに対して着脱自在に構成し、インクタンク1をキャリ
ッジに対して装着する構成であってもよい。
【0077】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、インクの貯蔵手段のプリントヘッドへの出口
に設けられたメニスカス形成部材のバブルポイント圧力
を、所定の関係を満たすように構成することにより、こ
のメニスカス形成部材からのインクの漏れ出し防止と、
外部からの空気の吸い込み防止とを両立させることがで
きる。このためインク供給装置をプリントヘッドから分
離した際に生じる記録装置の汚れや、空気の吸い込みに
よる回復動作を減少させることができ、信頼性の高い記
録ヘッド分離型インクタンクおよびそのインクタンクを
用いた記録装置を実現することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインク供給装置の第1の実施例を示
す概略構成図である。
【図2】 メニスカス形成部材6に形成されるメニスカ
スの説明図である。
【図3】 本発明のインク供給装置の第1の実施例にお
いて、インク供給装置が放置された状態でのメニスカス
形成部材にかかる圧力の説明図である。
【図4】 本発明のインク供給装置の第2の実施例を示
す概略構成図である。
【図5】 本発明のインク供給装置の第3の実施例を示
す断面図である。
【図6】 本発明のインク供給装置の第3の実施例を示
す断面斜視図である。
【図7】 本発明のインク供給装置の第4の実施例を示
す断面図である。
【図8】 本発明のインク供給装置の第5の実施例を示
す断面図である。
【図9】 本発明の記録装置の一実施例におけるインク
供給装置の装着を説明するための要部断面図である。
【図10】 本発明の記録装置の一実施例におけるイン
ク供給装置の装着を説明するための要部斜視図である。
【図11】 本発明の記録装置の一実施例におけるイン
クタンク取り外し時のジョイン口部付近の拡大断面図で
ある。
【図12】 本発明の記録装置の一実施例におけるイン
クタンク装着時のジョイント口付近の拡大断面図であ
る。
【図13】 本発明の記録装置の一実施例における外観
図である。
【符号の説明】 1…インクタンク、2…インク室、3…毛細管部材、4
…大気連通孔、5…ジョイント口、6…メニスカス形成
部材、7…凸部、8…可動手段、11…インクタンク、
12…主インク室、13…毛細管部材、14…中間イン
ク室、15…連通路、16…大気連通口、17…連通
孔、18…第1のメニスカス形成部材、19…インク供
給部、20…第2のメニスカス形成部材、21…ジョイ
ント口、22…可動手段、23…主インク室、24…小
孔、25…凸状部、31…プリントヘッド、32…イン
ク導入部、33…パッキン、34…フィルタ、35…イ
ンク流路、41…記録装置、42…下部ケース、43…
上部ケース、44…トレー挿入口、45…ディップスイ
ッチ、46…メインスイッチ、47…用紙受け、48…
パネルコンソール、49…手差し挿入口、50…手差し
トレー、51…インクタンク挿入蓋、52…インクタン
ク、53…用紙送りローラ、54…用紙トレー、55…
インタフェースケーブル、56…メモリカード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 克秀 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 富川 伊知朗 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 高木 淳 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 藤村 義彦 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを負圧状態で貯蔵する貯蔵手段
    と、該貯蔵手段に連通し外部にインクを供給する出口
    と、該出口に設けられたメニスカス形成部材を有し、前
    記貯蔵手段の発生している負圧をPR、前記メニスカス
    形成部材のバブルポイント圧力をPB、前記メニスカス
    形成部材の前記貯蔵手段側の面に作用するインクの水頭
    圧力をPH、前記メニスカス形成部材の両面に作用する
    内向きの差圧をΔPとするとき、△P=PR+PHであ
    り、かつ、PB>ΔPの関係を満足するように前記メニ
    スカス形成部材のバブルポイント圧力PBが設定されて
    いることを特徴とするインク供給装置。
  2. 【請求項2】 前記貯蔵手段は多孔質部材を含み、該多
    孔質部材の毛細管力によって負圧を発生させることを特
    徴とする請求項1に記載のインク供給装置。
  3. 【請求項3】 前記貯蔵手段は、ハウジングと、該ハウ
    ジングに設けられたバブルジェネレータを含み、該バブ
    ルジェネレータのバブルポイント圧力により負圧を発生
    させることを特徴とする請求項1の記載のインク供給装
    置。
  4. 【請求項4】 前記貯蔵手段は、インクを収容する可動
    部材を含み、該可動部材は内部の負圧を維持すべく動作
    することを特徴とする請求項1に記載のインク供給装
    置。
  5. 【請求項5】 前記出口は、プリントヘッドと接合可能
    であって、該プリントヘッドと接合したときに液的にシ
    ール可能に構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載のインク供給装置。
  6. 【請求項6】 前記メニスカス形成部材が織物であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のインク供給装置。
  7. 【請求項7】 互いに分離可能な接合部を有するプリン
    トヘッドとインク供給装置とからなる記録装置におい
    て、前記インク供給装置は、インクを負圧状態で貯蔵す
    る貯蔵手段と、該貯蔵手段に連通し外部にインクを供給
    する出口と、該出口に設けられたメニスカス形成部材を
    有し、前記貯蔵手段の発生している負圧をPR、前記メ
    ニスカス形成部材のバブルポイント圧力をPB、前記メ
    ニスカス形成部材の前記貯蔵手段側の面に作用するイン
    クの水頭圧力をPH、前記メニスカス形成部材の両面に
    作用する内向きの差圧をΔPとするとき、△P=PR+
    PHであり、かつ、PB>ΔPの関係を満足するよう
    に、前記メニスカス形成部材のバブルポイント圧力PB
    が設定されていることを特徴とする記録装置。
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