JPH0768782A - インクジェットヘッドカートリッジ - Google Patents

インクジェットヘッドカートリッジ

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JPH0768782A
JPH0768782A JP24642093A JP24642093A JPH0768782A JP H0768782 A JPH0768782 A JP H0768782A JP 24642093 A JP24642093 A JP 24642093A JP 24642093 A JP24642093 A JP 24642093A JP H0768782 A JPH0768782 A JP H0768782A
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JP
Japan
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ink
tank
ink tank
cartridge
sub
Prior art date
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Application number
JP24642093A
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Inventor
Masaki Kataoka
雅樹 片岡
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な印字品質を確保するとともに、インク
カートリッジ内のインク利用効率を高め、かつ安価なイ
ンクジェットヘッドカートリッジを提供する。 【構成】 ヘッドカートリッジが装着されると、蓋13
および流路開閉弁9が開状態となり、インクタンク11
内のインク14は、連通路10からサブインクタンク7
内のインク保持材8に供給され、保持される。また、イ
ンク供給管路6を介して記録ヘッド2へインクが供給さ
れる。インク保持材8は、保持するインク量の増加とと
もに体積が増加し、流路開閉弁9が閉状態となる。イン
クが消費されると、インク保持材8の体積が減少し、流
路開閉弁9が開状態となり、再びインクタンク11内の
インク14がサブインクタンク7へ供給される。このイ
ンクの供給により、インク保持材8の体積が増加し、再
び流路開閉弁9が閉状態となる。この動作が繰り返し行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タに用いるインクジェットヘッドカートリッジの構成に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットヘッドカートリッジにお
いては、プリンタの構成上、インクタンクのインク液面
の高さが、記録ヘッドのノズル面の高さより高くなるこ
とが多い。このような場合、記録ヘッドのノズル面には
水頭差圧が加わり、ノズルよりインクか流出してしま
う。そのため、従来のインクジェットヘッドカートリッ
ジでは、インクタンクに負圧を発生する手段を必要とし
ていた。
【0003】例えば、特開昭63−87242号公報
や、特開平2−34349号公報に開示されているよう
に、インクタンク内にスポンジなどの多孔性部材を配置
し、その毛細管力を利用して、記録ヘッドのノズルに常
に負圧を発生させている。このような方法が一般的であ
り、広く用いられている。
【0004】しかし、このようなインクタンク内に多孔
性部材を用いる従来の方法では、多孔性部材にインクを
完全に充填することができず、インクタンク容積の80
%程度しかインクが入らない。また、多孔性部材に充填
されたインクの一部は、使用されずにスポンジに残留
し、充填されたインクの70%程度しか使用されない。
このため、インクタンク容積の利用効率が50〜60%
しかなく、カートリッジの小型化が困難であるばかり
か、インクの利用効率が悪く、ランニングコストの低価
格化を阻害していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、良好な印字品質を確保する
とともに、インクカートリッジ内のインク利用効率を高
め、かつ安価なインクジェットヘッドカートリッジを提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録ヘッド部
と前記記録ヘッド部へインクを供給するインクタンクを
備えたインクジェットヘッドカートリッジにおいて、前
記インクタンクと前記記録ヘッド間に設けられたサブイ
ンクタンクと、該サブインクタンク内に配設されインク
を保持することにより体積変化を起こすインク保持部材
と、前記サブインクタンクと前記インクタンクの間に設
けられ前記インク保持部材の体積変化により前記インク
タンクと前記サブインクタンク間のインク流路の開閉を
行なう開閉手段を有することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、初期使用時に、サブインクタ
ンク内にインクがない状態の時には、サブインクタンク
内の膨張部材は収縮しており、インクタンクとサブイン
クタンク間の開閉手段が解放され、インクタンクに蓄え
られたインクは、サブインクタンクに供給される。サブ
インクタンクに供給されたインクは、サブインクタンク
内のインク保持部材に保持される。インク保持部材にイ
ンクが保持されると、インク保持部材は例えば膨張す
る。保持されるインク量が一定量を越えると、インク保
持部材の膨張により開閉手段は閉塞され、インクタンク
からのインクの供給は停止する。
【0008】インクの消費により、サブインクタンク内
のインクが減少すると、インク保持部材は収縮し、開閉
手段が解放されて、再びインクタンクからサブインクタ
ンクへのインクの供給が開始される。供給されたインク
により、インク保持部材が膨張し、開閉手段が閉塞され
て、インクの供給が停止する。この動作が繰り返し行な
われることにより、ほぼ一定量のインクがサブインクタ
ンク内のインク保持部材に保持され、安定したインク背
圧によって記録ヘッドを動作させることができる。
【0009】また、インクタンク内には、従来のように
多孔性部材などを配置する必要がなく、また、インクタ
ンク内に未使用のまま残るインク量も少ないので、イン
クタンク内のインクをほぼ100%使用することが可能
となる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明のインクジェットヘッドカー
トリッジの一実施例を示す概略構成図である。図中、1
はヘッドカートリッジ、2は記録ヘッド、3はヒートシ
ンク、4はマニホールド、5はフィルタ、6はインク供
給管路、7はサブインクタンク、8はインク保持材、9
は流路開閉弁、10は連通管、11はインクタンク、1
2は大気連通孔、13は蓋、14はインクである。
【0011】ヘッドカートリッジ1には、記録ヘッド
2、サブインクタンク7、インクタンク11を有してい
る。記録ヘッド2には、図示しない多数のノズルが高密
度で形成されている。例えば、128本のノズルを40
0spiの密度で形成することができる。各ノズルに
は、通電によって気泡を発生させインク滴を噴射するた
めの図示しない発熱体が設けられている。図1におい
て、インク滴の噴射は横向きに行なわれる。しかし、こ
れに限らず、例えば、下向きに噴射する構成としてもよ
い。記録ヘッド2は、ヒートシンク3に取り付けられて
いる。また、記録ヘッド2に電気信号を供給する図示し
ないプリント配線基板、プリンタ装置側からの信号や電
源の供給等を行なうための図示しないコネクタ等も取り
付けられている。記録ヘッド2は、マニホールド4、フ
ィルタ5を介してインク供給管6によりサブインクタン
ク7に接続され、サブインクタンク7から記録ヘッド2
にインクが供給される。
【0012】サブインクタンク7内には、インク保持材
8が収容されている。インク保持材8は、インクタンク
11から供給されるインクを保持するとともに、インク
保持材8が有する毛細管力により、記録ヘッド1にイン
ク背圧を保持する。該インク背圧は、印字に適した値、
例えば、−20〜−130mmH2 Oに設定される。イ
ンク保持材8としては、インクの含浸により体積の変化
する材料が用いられる。例えば、ポリエステルフェル
ト,アクリルフェルト,ポリウレタンスポンジ,ポリエ
チレンスポンジ等の多孔質体や、ポリビニールアルコー
ル等の高分子吸収体等を用いることができる。
【0013】インクタンク11とサブインクタンク7
は、連通路10で接続されている。連通路10は、サブ
インクタンク7への急激なインク流入を防止するため
に、十分な流路抵抗を持つ管径サイズが選ばれる。連通
路10の解放、閉塞を制御するため、インク保持材8に
接して流路開閉弁9が配置されている。流路開閉弁9
は、インク保持材8の体積変化に応じて連通路10を開
閉する。
【0014】インクタンク11には、インク14が収容
されている。インクタンク11には、インクタンク11
の内圧を大気に解放するための大気連通孔12と、この
大気連通孔12を開閉可能な蓋13が設けられている。
大気連通孔12によって、インクタンク11内のインク
は大気圧で押され、流路開閉板9が解放されているとき
にサブインクタンク7へインクが移動する。この大気連
通孔12は蓋13により閉じておくことにより、インク
タンク11内のインクの漏れを防ぐことができる。ヘッ
ドカートリッジ1を使用する場合には、蓋13は開いて
いる。
【0015】本発明のインクジェットヘッドカートリッ
ジの一実施例の動作を説明する。ヘッドカートリッジ1
は、初期状態およびプリンタ装置への非装着時には、大
気連通孔12の蓋13および流路開閉弁9は閉状態とな
っている。これにより、インクタンク内は完全に密閉さ
れており、外部の気圧変動に関係なく、インク漏れ等が
発生しない構成となっている。
【0016】ヘッドカートリッジがプリンタ装置に装着
されると、蓋13および流路開閉弁9が開状態となり、
インクタンク11は大気圧に解放される。インクタンク
11内のインク14は、連通路10からサブインクタン
ク7に供給される。供給されたインクは、インク保持材
8により保持される。インク保持材8に保持されるイン
ク量が一定以上になると、インクタンク11のインク静
圧により、インク供給管路6を介して記録ヘッド2へイ
ンクが供給される。さらに、プリンタ装置により、例え
ば、プライミング等によって記録ヘッド2の吐出口を負
圧とすることで、記録ヘッド内部はインクで完全に満た
される。この後、さらにインク保持材8に保持されるイ
ンク量が増加し、インク保持材8の体積が増加すること
により、流路開閉弁9が閉状態となり、インクタンク1
1とサブインクタンク7が分離される。これにより、記
録ヘッド2にかかるインク背圧は、インクタンクのイン
ク静水圧と隔離され、サブインクタンク7内のインク保
持材8の有するインク保持力によって決定される。
【0017】通常使用時において、サブインクタンク7
内のインクが消費されると、インク量が一定量以下とな
ると、インク保持材8の体積の減少により流路開閉弁9
が開状態となり、再びインクタンク11内のインク14
がサブインクタンク7へ供給される。サブインクタンク
7に供給されるインクにより、インク量がある一定量以
上となると、インク保持材8の体積の増加により、再び
流路開閉弁9が閉状態となる。この繰り返しによって、
インクタンク7内のインクが完全に使用されるまで、記
録ヘッド2はほぼ一定のインク背圧で印字を行なうこと
ができ、良好な印字画質が得られる。
【0018】ヘッドカートリッジ1が中途でプリンタ装
置から取り外された場合、大気連通孔12の蓋13は閉
状態となる。インクを消費していない状態では、流路開
閉弁9は閉塞状態となっているので、インクタンク11
は密閉され、インク漏れが発生することはない。
【0019】インクタンク11内のインク14がなくな
った場合、例えば、図示しないインク検出手段により、
サブインクタンク7のインク量が一定以下であることを
検出し、ある時間以上変化がない場合、ヘッドのインク
がなくなったと判断し、プリンタ装置のヘッドカートリ
ッジ交換時期の信号をONさせる。これにより、プリン
タ装置は印字を停止するとともに、利用者はヘッドカー
トリッジの交換を行なうことになる。
【0020】図2は、流路開閉弁9の一例を示す断面図
である。図中、図1と同様の部分には同じ符号を付して
説明を省略する。21はボール、22は弾性部材であ
る。連通路10のサブインクタンク7側には、ボール2
1と、そのボール21を受ける弾性部材22が設けられ
ている。インク保持材8に設定量以下のインクが保持さ
れている場合、インク保持材8の体積が収縮しており、
また、弾性部材22の多少の押圧力によって、ボール2
1は下方に移動し、弾性部材22に設けてある間隙より
インクがサブインクタンク7に供給される。インク保持
材8に設定量以上のインクが含有された場合、インク保
持材8の体積膨張により、ボールは上方に移動し、弾性
部材22に押圧されて、弾性部材22に設けてある間隙
を塞ぐ。これにより、連通路10はインクタンク11か
らのインク供給をなさなくなる。
【0021】図3は、流路開閉弁9の別の例を示す断面
図である。図中、図1と同様の部分には同じ符号を付し
て説明を省略する。31は移動部材、32は弁、33は
スプリングである。この例では、連通路10の内部は、
螺旋状のインク流路が形成されている。連通路10の内
部には、螺旋状のインク流路を開閉するための弁32が
設けられている。インク保持材8の上部には、移動部材
31が設けられており、移動部材31はスプリング33
により一定に加圧されている。弁32は、移動部材31
と連動して上下動するように構成されている。このと
き、連通路10が螺旋状のため、インクによって上下方
向の力を受けずに、弁32は上下動を行なうことができ
る。インク保持材8に一定量のインクが保持されると、
インク保持材8の体積の膨張により、移動部材31は上
昇し、移動部材31と連動して、弁32が上昇すること
により、連通路10内の螺旋状のインク流路が閉じら
れ、インク供給が停止する。記録ヘッドによりインクが
消費されると、インク保持材8の体積膨張力が低下し、
スプリング33の加圧力により、移動部材31および弁
32が下降し、連通路10内の螺旋状のインク流路が開
状態となり、再びインクの供給がなされる。
【0022】上述の図2に示した流路開閉弁9のボール
21の代わりに平板を用いて連通路10の端部を開閉す
る構造とすることもできる。また、図3に示した構造で
は、スプリング33は、種々の弾性体で構成することも
できるし、また、移動部材31の自重のみで上下するよ
うに構成することもできる。流路開閉弁9の構造は、上
述の種々の例に限らず、インク保持材8の体積変化に応
じて連通路10の開閉が行なわれるものであればよく、
これらの例に示した構造に限られるものではない。
【0023】図4は、本発明のインクジェットヘッドカ
ートリッジの別の実施例を示す断面図である。図中、図
1と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。
41は着脱用レバー、42はガイド部材、43は細管、
44は弾性体、45はインクカートリッジである。この
実施例では、記録ヘッド2とサブインクタンク7からな
るヘッドカートリッジ1と、インクカートリッジ45を
分離可能に構成した例を示している。
【0024】ヘッドカートリッジ1は、図1に示したヘ
ッドカートリッジと同様に、記録ヘッド2が取りつけら
れたヒートシンク3、記録ヘッドに電気信号を供給する
図示しないプリント配線基板、プリンタ装置側からの信
号や電源の供給を行なうための図示しないコネクタ、記
録ヘッド1にインクを供給するマニホールド4、マニホ
ールド部に取り付けられたフィルタ5、サブインクタン
ク7とマニホールド4を連結するインク供給管路6、イ
ンク量により体積の変化するインク保持材8を有するサ
ブインクタンク7を有している。また、インクカートリ
ッジ45との接続のための連通路10を有しており、連
通路10のサブインクタンク7側には、流路開閉弁9が
設けられている。連通路10のインクカートリッジ45
側は、例えば、斜めに切断されており、インクカートリ
ッジ45への装着を容易にしている。流路開閉弁9とし
ては、例えば、上述の図2、図3に示した構成のものを
用いることができる。さらに、インクカートリッジ45
の装着時に、インクカートリッジ45の内圧を大気とあ
る一定の差圧をもって平衡状態に保つための細管43が
形成されており、細管43のヘッドカートリッジ1側は
大気連通孔12に連結されている。細管43のインクカ
ートリッジ45側は、例えば斜めに切断されており、イ
ンクカートリッジ45との結合を容易にしている。細管
43は、インクが流出するのを防止するために、撥イン
ク性材料を用いた微細管で構成することができる。ま
た、ヘッドカートリッジ1には、板バネ状のインクカー
トリッジ45の位置決めおよび振動防止のためのガイド
部材42と、インクカートリッジ45の着脱用レバー4
1が形成されている。
【0025】インクカートリッジ45は、インク14を
貯蔵する部屋と弾性体44から構成されている。弾性体
44は、ヘッドカートリッジ1との接続を容易にしてい
る。また、初期状態や、インクが残った状態でインクカ
ートリッジ45を取り外した場合でも、インク漏れを防
いでいる。インクカートリッジ45の筐体は、剛性を持
ち、長期のインク保存を可能にするため、耐インク性の
良いものが選択される。
【0026】図4に示したインクジェットヘッドカート
リッジの動作を説明する。インクカートリッジ45は、
ガイド部材42に沿って、図中、上から下へヘッドカー
トリッジ1に挿入される。インクカートリッジ45をヘ
ッドカートリッジ1にに取り付けたとき、先端の鋭利な
連通路10と細管43は、インクカートリッジ45の弾
性体44を貫通し、インクカートリッジ45に収容され
ているインク14内に達する。このとき、細管43は大
気に解放されているので、細管43からインクカートリ
ッジ45内に空気が吸入されるとともに、インク14は
連通路10からヘッドカートリッジ1内のサブインクタ
ンク7に供給される。サブインクタンク7に供給された
インクは、インク保持材8に吸収され、インク保持材8
は体積膨張を引き起こす。インク保持材8の体積膨張が
ある一定量に達することによって、流路開閉弁9は閉
じ、インクカートリッジ45からのインクの供給が停止
される。インク保持材8に保持されたインクは、インク
供給管6を通じ、記録ヘッド2に供給される。記録ヘッ
ド2によりインクが消費されると、インク保持材8の体
積も減少し、流路開閉弁9は開状態となり、インクカー
トリッジ45よりサブインクタンク7へインクが供給さ
れる。このようにして、サブインクタンク7のインク保
持材8のインク含有量がほぼ一定幅にコントロールされ
る。このとき、記録ヘッド2に働くインク圧力は、イン
ク保持材8の材質やボアサイズおよびインク含有量によ
りほぼ決定される。このインク圧力は、印字に適した
値、例えば−20〜−130mmH2 O程度に設定され
る。
【0027】インクカートリッジ45内のインク14が
なくなった後も、サブインクタンク7内のインク保持材
8にはインクが保持されているので、すぐに記録ヘッド
2において空吐出をするおそれが少ない。ここで、イン
クカートリッジ45の筐体を透明あるいは半透明の部材
で形成したり、または、覗き窓等が設けておくことによ
り、目視で容易にインク残量を知ることが可能である。
目視以外にも、例えば、光学的な検出素子により、イン
ク残量を監視することもできる。あるいは、インクカー
トリッジ45の弾性部材44からインク14内にプロー
ブを挿入し、インクの有無を検知するように構成するこ
ともできる。
【0028】インクカートリッジ45を取り外すときに
は、着脱用レバー41を回動させることにより、インク
カートリッジ45は上方に移動し、取り外しが容易にな
る。インクカートリッジ45を取り外すと、弾性部材4
4を貫通していた連通路10および細管43はインクカ
ートリッジ45から抜けるが、弾性部材44の弾性によ
り、貫通時の孔は塞がれ、例えばインクカートリッジ4
5内にインクが残留している場合でも、インク漏れは発
生しない。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、サブインクタンク内のインク保持材の体積変
化により、インクタンクとの連通路を開閉する開閉弁を
有しているので、簡単な構成により、インクタンクと記
録ヘッドの高低差による差圧を遮断し、常に適正なイン
ク圧により印字を行なうことがでる。さらに、記録ヘッ
ドへのインク圧は、サブインクタンク内のインク保持材
の保持力と開閉弁の設定により、好ましい圧力値に設定
でき、変動幅も小さくなるので、終始良好な印字品質が
得られる。また、従来のように、インクタンク中に多孔
性材料を充填する必要がないので、インクの使用効率を
高くでき、また、同量のインクを有する他のカートリッ
ジに比べ、カートリッジを小型化し、低コスト化を可能
とすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェットヘッドカートリッジ
の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】 流路開閉弁9の一例を示す断面図である。
【図3】 流路開閉弁9の別の例を示す断面図である。
【図4】 本発明のインクジェットヘッドカートリッジ
の別の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドカートリッジ、2 記録ヘッド、3 ヒート
シンク、4 マニホールド、5 フィルタ、6 インク
供給管路、7 サブインクタンク、8 インク保持材、
9 流路開閉弁、10 連通管、11 インクタンク、
12 大気連通孔、13 蓋、14 インク、21 ボ
ール、22 弾性部材、31 移動部材、32 弁、3
3 スプリング、41 着脱用レバー、42 ガイド部
材、43細管、44 弾性体、45 インクカートリッ
ジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッド部と前記記録ヘッド部へイン
    クを供給するインクタンクを備えたインクジェットヘッ
    ドカートリッジにおいて、前記インクタンクと前記記録
    ヘッド間に設けられたサブインクタンクと、該サブイン
    クタンク内に配設されインクを保持することにより体積
    変化を起こすインク保持部材と、前記サブインクタンク
    と前記インクタンクの間に設けられ前記インク保持部材
    の体積変化により前記インクタンクと前記サブインクタ
    ンク間のインク流路の開閉を行なう開閉手段を有するこ
    とを特徴とするインクジェットヘッドカートリッジ。
JP24642093A 1993-09-07 1993-09-07 インクジェットヘッドカートリッジ Pending JPH0768782A (ja)

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