JPH03189157A

JPH03189157A - インクジェットプリンタのインク供給装置

Info

Publication number: JPH03189157A
Application number: JP32736889A
Authority: JP
Inventors: Mitsuo Ozaki; 光男尾崎; Osamu Taniguchi; 修谷口; Shigeo Nonoyama; 野々山　茂夫; Akira Nakazawa; 明中澤; Noboru Takada; 昇高田
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1989-12-19
Filing date: 1989-12-19
Publication date: 1991-08-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概要〕プリンタに搭載された脱着・交換可能なインクカートリ
ッジと記録ヘッドとに接続し、インクカートリッジ側の
端部に開口をもつ中空針を設け、この中空針をインクカ
ートリッジのインク供給口に挿入することによりインク
を中空針等のインク供給路を経て記録ヘッドへ供給する
インクジェットプリンタのインク供給装置に関し、インクカートリッジのインク供給口に対し中空針の開口
部を挿入・離脱する際に、中空針からインクが流出した
り、中空針へ気泡が浸入したり、更に中空針の開口部に
よって削りかす等を生じるのを防止することを目的とし
、中空針の内部の少なくとも開口部に隣接する側に多孔質
或いは繊維状の部材を充填したインク供給装置を構成す
る。

〔産業上の利用分野〕

本発明はインクジェットプリンタのインク供給装置、特
にプリンタに搭載されたインク貯留器（通常は、脱着・
交換可能なインクカートリッジ）と記録ヘッドとに接続
し、インクカートリッジ側の端部に開口をもつ中空針を
設け、この中空針を貯留部のインク供給口に挿入するこ
とによりインクを、記録ヘッドに供給するインク供給装
置に関する。

使用済のインクカートリッジを取り外す際、中空針の開
口部からインクが流れ出したり、或いは、逆に、新たな
インクカートリッジを装着する際に中空針の開口部から
気泡が浸入したりするのを防止し、インクの供給を円滑
に行うことのできるインクジェットプリンタのインク供
給装置が要望される。

〔従来の技術〕

インクジェットプリンタは、プラテンにより搬送され、
支持される記録紙上に記録ヘッドのノズルよりインクを
噴射し、所定の印字や画像の記録を行うものである。こ
の種のインクジェットプリンタには、脱着・交換可能な
インクカートリッジが搭載され、中空針の先端の尖った
開口部がこのインクカートリッジのインク供給口に挿入
され、中空針の他端はチューブやポンプ等のインク供給
機構を経であるいは直接記録ヘッドのインク供給口に接
続されている。インクカートリッジのインク供給口はゴ
ムや樹脂で構成され、中空針の挿入・離脱が可能で、気
密を保持するようになっている。

従って、１つのインクカートリッジが消耗したときは、
中空針の開口部をインクカートリッジから取り外し、新
たなインクカートリッジと交換して同じ中空針をこれに
挿入する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のこの種のインクジェットプリンタのインク供給装
置では、インクカートリッジのインク供給口に挿入する
中空針には、インクの流出を防止したり、又は気泡の浸
入を防止する特別な手段が何ら設けられていなかった。

このため、使用済のインクカートリッジを取り外すとき
に中空針を外す際に、中空針等のインク供給路に残留し
ているインクの一部が中空針の開口部から流れ出し周囲
を汚くしたり又は記録ヘッドのノズルから気泡が浸入す
る等の問題があり、また、新たなインクカートリッジを
装着するために中空針をインクカートリッジに挿入する
際に、中空針の開口部から気泡が浸入し中空針等のイン
ク供給路をへて言己録ヘッドに到達することによりイン
ク粒子の噴射が停止し、記録ドツトが欠けるという問題
があった。

また、インクカートリッジを装着するときに、中空針の
開口部に付着したゴミ、或いは中空針の開口部によって
削り落とされることによりインクカートリッジの部材か
ら発生する削りかす等のゴミがインク供給機構に浸入し
て記録ヘッドのインク供給路を塞ぐ。これにより、イン
ク粒子の噴射が停止し、記録ドツトが欠けるという問題
もあった。

そこで、本発明は、インクカートリッジのインク供給口
に対し中空針の開口部を挿入・離脱する際に、中空針か
らインクが流出したり、中空針へ気泡が浸入したり、更
に中空針の開口部によって削りかす等を生じさせない、
インクジエ”）トプリンタのインク供給装置を提供する
ことを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

このような課題を解決するために、本発明によれば、第
１図に示すように、プリンタに搭載された脱着・交換可
能なインクカートリッジと記録ヘッドとに接続し、イン
クカートリッジ側の端部に開口をもつ中空針を設け、こ
の中空針をインクカートリッジのインク供給口に挿入す
ることによりインクを中空針やチューブ等を経て記録ヘ
ッドへ供給するインク供給装置において、中空針の内部
の少なくとも開口部に隣接する側に多孔質或いは繊維状
の部材を充填したことを特徴とするインク供給装置が提
供される。

〔作用〕

本発明のインク供給装置によれば、中空針の内部に多孔
質或いは繊維状の部材を充填したので、中空針をインク
カートリッジに挿入する際は中空針内部への気泡の浸入
を防止し、挿入後はインクカートリッジから吸入された
インクを毛細管力によりこの部材内部に保持し記録ヘッ
ド側へ供給し、また中空針をインクカートリッジから外
するときは、インクが外部へ流出するのを防止する。更
に、ゴミ等の異物がインク供給機構へ進入するのも防止
する。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明
する。

第１図は本発明のインクジェットプリンタのインク供給
装置の概略図である。インクジェット式プリンタ１０は
、プラテン１１により搬送され且つ支持される記録紙１
２上に記録へラド１３のノズルよりインク１４を噴射し
、所定の印字や画像の記録を行うものであり、脱着・交
換可能なインクカー）　ＩＪッジ１５を搭載している。

インクを送給するためのポンプ（図示せず）やチューブ
１６等からなるインク供給機構の一端には、先端の尖っ
た開口部を有する中空針１７が接続され、その先端開口
部がインクカートリッジに挿入されている。また、他端
は記録ヘッド１３側に接続されている。

第２図は本発明で使用するインクカートリッジ１５の断
面図である。インクカートリッジ１５のケース２１内部
には、ポリエチレン等の可撓性のシート材で構成された
インク袋２２が収容され、この中にはインク２３が充満
されている。ケース２１の開口２４には、樹脂又は硬質
ゴム等よりなるインク袋２２の開口部材２５が固定され
、この開口部材２５はインク袋２２を気密に封止してい
ると共に、インク供給開口部２７にはゴム栓２６が圧入
されている。従って、中空針１７の先端開口部をこのゴ
ム栓２６を介してインク袋２２内へ差し込み、気密を保
持できるようになっている。なお、通常、インクカート
リッジ１５は記録ヘッド１３のノズル部より低い位置に
設置されている。

第３図（ａ）及びら）は中空針１７の尖った先端開口部
１８付近を示す。第１図及び第３図に示すように、中空
針１７の内部の少なくとも先端開口部１８の付近には多
孔質のポリウレタンフォーム３０が充填されている。イ
ンクはポリウレタンフォーム３０に吸入されているため
、毛細管力により外部と圧力差を生じても流れ出したり
、気泡を進入させたりしない。

また、中空針１７がインクカートリッジ１５の供給口２
７に挿入されたとき、開口部２７に付着している空気中
の塵や開口部２７でゴムが削られ生じたゴム滓等は、ポ
リウレタンフォーム３０があるため、内部へ進入するこ
とはない。

この実施例では、中空針１７に充填する多孔質部材とし
てポリウレタンフォーム３０の例を挙げたが、材質とし
ては毛細管構造をもつものであればよく、例えば繊維状
にしたポリウレタンも使用でき、材質としてはポリウレ
タンの他ポリエチレン、ポリビニノペネオプレン等の樹
脂でもよい。ただし、水性のインクを使用する場合には
、繊維状部材としてポリカーボネイト、ポリウレタン等
のようにインクが浸透しやすい親水性の樹脂、或いは親
水性処理を施した部材を用いるのが有効である。さらに
、材質としては上記のような樹脂の他、多孔質のセラミ
ックス等も使用でき、要するに多孔質や繊維状等の毛細
管を有する形状のものであれば使用可能である。

また、中空針１７の開口部は先端ではなく、例えば第３
図（ａ）に破線１８′　で示したように、側面に設けた
方がゴム滓の発生を少なくでき有利であり。

また、多孔質や繊維状物質３０を充填することで、中空
針１７の開口面積が小さくなることが懸念されるが、そ
の場合には開口部を複数設けることで対応できる。

〔発明の効果〕

以上に説明したような、本発明によれば、インクカート
リッジの脱着、交換時のインク供給路への気泡や塵の浸
入を防止することができ、信頼性の高いインクの供給を
行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のインクジェットプリンタのインク供給
装置の概略図、第２図はインクカー）　ＩＪッジの断面
図、第３図（ａ）は本発明のインク供給装置で使用する
中空針の正面図、第３図ら）は同図のＡ−Ｂ断面図であ
る。１０・・・インク供給装置、１１・・・プラテン、１２
・・・記録紙、　　　　　１３・・・記録ヘッド、１４
・・・ノズノベ　　　　　　１５・・・インクカート１
６・・・インク供給路（チューブ）１７・・・中空針、１８．１８°・・・中空針の開口部、２１・・・カートリッジケース、２２・・・インク袋、　　　　　２３・・・インク、２
４・・・開口、　　　　　　２５・・・開口部材、２６
・・・ゴム栓、　　　　　２７・・・開口部、３０・・
・多孔質ないし繊維状物質。（ポリウレタンフォーム）リッジ、（ａ）中空針第３図】開口部１維状物質（ポリウレタンフォーム）本発明のインク供給装置第１図５インクカートリ・ンジ

Claims

【特許請求の範囲】

１、プリンタに搭載された脱着・交換可能なインクカー
トリッジ（１５）と記録ヘッド（１３）とに接続し、イ
ンクカートリッジ側に開口（１８、１８′）をもつ中空
針（１７）を設け、この中空針をインクカートリッジの
インク供給口（２７）に挿入することによりインクを記
録ヘッドへ供給するインク供給装置において、中空針（
１７）の内部の少なくとも開口部（１８、１８′）に隣
接する部分に多孔質或いは繊維状の部材（３０）を充填
したことを特徴とするインク供給装置。