JPS60198255A - 液体噴射記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は液体噴射記録装置に係り、さらに詳しくは液体
供給系を改良した液体噴射記録装置に関するものである
。

［従来技術］ 液体噴射記録装置に装着される液体噴射記録ヘッドには
液体を吐出するためのオリフィス及びこれに連通ずる液
がｔ路が設けられており、液流路の周囲には圧電素子な
どのエネルギー発生手段が設けられている。

そしてこのエネルギー発生手段によりオリフィスから液
滴を吐出させ記録を行なっている。

また、液流路のサブタンク内に挿入された端部にはフィ
ルタが設けられている。

このフィルタ鉢液滴吐出時の吐出方向及び反吐出方向の
圧力バランスを調整する機能と、液体中の異物や気泡な
どを液流路内に浸入させない機能とをもつ。

また、装置に与えられる機械的な衝撃や熱的衝撃あるい
は長期間放置等により液流路内に空気がｌｆ４人し、液
滴の吐出が不能となるのを回復させるためにオリフィス
から強制的に液体を吸引させる吸引回復機構が設けられ
ている。

この吸引回復機構によりオリフィスから液体を吸引させ
る場合にはこのフィルタが重要な影響を及ぼす。

即ち、フィルタ内部に気泡が混入した時フィルタに形成
されている多数の小孔の直径が極めて小さい場合、７昆
大した気泡の除去が不可能となり液流路内の液体を強制
的に吸引した後にフィルタ内部に気泡が残存し、この気
泡の影響で液滴吐出が不安定になったりあるいは不吐出
となる。

このために、液体の粘度や表面張力の低下又はフィルタ
の流体抵抗の低減などの対策などを講じ、フィルタ内部
の気泡除去を行なう方法が提案されたが、このような方
法を採用すれば液滴吐出特性に悪影響を与え、液滴の吐
出可能な駆動周波数が低下してしまう。

そこで、フィルタの小孔の直径を拡大することによりフ
ィルタ内部の気泡の除去を行おうとする方法が提案され
たが、フィルタの小孔の直径がオリフィスの直径より大
となる場合があるため長期間使用しているとオリフィス
がゴミ等によって目詰りが生じてしまう。

［目　的コ 本発明は以上のような従来の欠点を除去するために成さ
れたもので、液流路内の気泡を容易に除去することがで
き、オリフィスの目詰りを防市できるように構成した液
体噴射記録装置を提供することを目的としている。

［実ｊ＆例］ 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

［第１実施例］ 第１図及び第、２図は本発明の第１の実施例を説明する
もので第１図には本発明が適用される液体噴射記録装置
が示されている。

同図において符号１で示すものは本発明に成る液体噴射
記録ヘッドを内蔵したヘッドユニットで、メインタンク
２よりチューブ３を介して供給されたインク等の液体を
飛翔液滴として吐出させ記録紙４に対して記録を行なう
。

また、符号５で示すものは液滴の吐出不良や不吐出が発
生した際に用いられる吐出回復ポンプで、このポンプ５
はチューブ６を介してヘッドユニット１内の図示してい
ないオリフィスから液体を吸引して吐出動作の回復を行
なう。この時チユーブ７からもヘッドユニット１内の液
体は吸引される。

吸引された液体は廃液溜め８に導かれて貯蔵される。

なお、符号９で示すキャップは液体噴射記録を長期に亘
って行なわない場合や装置の運搬時に、ヘッドユニット
ｌ内の液体が乾燥したりゴミ等の異物が液体に混入した
りするのを防ぐためのもので、ヘッドユニット１の先端
部に嵌められる。

また、符号１０で示すものはヘッドユニット１が搭載さ
れるキャリッジ、符号１１はプラテンである。

一方、第２図に前記ヘッドユニット１の詳細が示しであ
る。

第２図において符号１２で示すものはヘッドユニット１
内に設けられたサブタンクで、このサブタンク１２内に
はインク等の液体１３が供給されている。

符号１４で示すものは液流路でその一端はサブスを調整
する機能をもつ第１のフィルタ１５が設けられている。

液流路１４の先端にオリフィス１６が形成されている。

そして、このオリフィス１４の近傍において液滴を形成
するエネルギー発生体である円筒型の圧電素子１７が液
流路に沿って設けられている。

また、供給チューブ３とサブタンク１２の連結部には供
給チューブ３から供給される液体中の異物を除去するた
めの第２のフィルタ１８が設けられている。

この第２のフィルタ１８の小孔の最大直径はゴミ等を除
去するためにオリフィス１６の直径よりも小さく設定し
である。

一方、第１のフィルタ１５は不吐出回復動作時にフィル
タ内部の気泡の除去を可能とするため小孔の平均直径は
オリフィス１６の直径よりも大きく設定しである。

このようにして第１のフィルタ１５によりフィルタ内部
の気泡を除去し、第２のフィルタ１８によりゴミ等によ
る目詰まりの防止を行なうことができる液体噴射記録装
置が得られる。

［第２実施例］ 第３図は本発明の第２の実施例を説明するもので本実施
例にあっては第２のフィルタ１９をサブタンク１２内を
横断した状態で供給チューブ３よりも低い位置に設けで
ある。

第１のフィルタ１５及び第２のフィルタ１９の小孔の直
径とオリフィス１６の直径との関係は第１の実施例と同
様である。

このような構造を採用しても第１の実施例と同様な効果
が得られる他に次のような効果が得られる。

即ち、サブタンク１２を横断して第２のフィルタ１９が
設けられているため、サブタンク１２の部分を改良して
適当な液体充填機構又はヘッドユニット交換機構を付加
するだけでメインタンクや供給チューブを不要とするこ
とができる。

また、第２のフィルタ１９の面積は第１の実施例におけ
る第２のフィルタ１８の面積と比較して大きく取れるた
め流体抵抗は比較的小さく、液滴の吐出特性への影響を
低減できる。

［第３実施例］ 第４図は本発明の第３の実施例を説明するもので、本実
施例にあってはメインタンク２側へ嵌合される供給チュ
ーブ３の端部に第２のフィルタ２０が設けられている。

第１及び第２のフィルタ１５．２０の小孔の直径とオリ
フィスの直径との関係は第１及び第２の実施例と全く同
様である。

このような構造を採用しても第１の実施例と同様な効果
が得られる。

［効　果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれけ、サブ
タンク又はメインタンク側にオリフィスの直径以下の最
大孔径を有する第２のフィルタを設けた構造を採用して
いるため従来のように１つのフィルタに複数の機能をも
たせるごとによる矛盾が生じず、液流路内の気泡の除去
が容易となりオリフィスのゴミ等による目詰まりなどを
防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の第１の実施例を説明するも
ので、第１図は液体噴射記録装置の要部の斜視図、第２
図はへッドユニッＩ−古縦断側面図、第３図及び第４図
は本発明の第２及び第３の実施例を説明する要部の縦断
側面図である。 １・・・へ、、　ト、：Ｌ、：、　’／　ｌ・　３・・
・（Ｊ’＜　ｈ６　チューブ１２・・・サブタンク　１
３・・・液体１４・・・液流路　１５・・・第１のフィ
ルタ１６・・・オリフィス

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）液体を吐出して飛翔液滴を形成するオリフィスと
   、このオリフィスに連通ずる液流路と、この液流路に沿
   って設けられた液滴を形成するためのエネルギー発生体
   と、この液流路に連通ずる少なくとも１個の液タンクを
   備えた液体噴射記録装置において、前記液流路の液タン
   ク側の端部にオリフィスの直径以上の平均孔径を有する
   第１のフィルタを設け、液タンクの一部にオリフィスの
   直径以下の最大孔径を有する第２のフィルタを設けたこ
   とを特徴とする液体噴射記録装置。
2. （２）第２のフィルタはメインタンクとサブタンクとを
   連絡する液体供給チューブのサブタンク側の端部に設け
   たことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の液体噴
   射記録装置。
3. （３）第２のフィルタはサブタンク内を横断して前記液
   体供給チューブのサブタンク側の開口端より下側に設け
   られていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の液体噴射記録装置。
4. （４）第２のフィルタは液体供給チューブのメインタン
   ク側の端部に設けられていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の液体噴射記録装置。