JP3039358B2 - インク供給装置および記録装置 - Google Patents

インク供給装置および記録装置

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JP3039358B2 JP8033248A JP3324896A JP3039358B2 JP 3039358 B2 JP3039358 B2 JP 3039358B2 JP 8033248 A JP8033248 A JP 8033248A JP 3324896 A JP3324896 A JP 3324896A JP 3039358 B2 JP3039358 B2 JP 3039358B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインクジェ
ット方式の記録装置のように、液体インクを利用する記
録装置に用いられるインク供給装置、および、そのイン
ク供給装置を用いた記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液体インクを用いた記録装置におけるイ
ンク供給装置は、例えば、米国特許第5,158,37
7号明細書に記載されているように、多孔質部材にイン
クを保持させ、プリントヘッドに設けた毛細管部材を多
孔質部材に直接押し当てて、インクをプリントヘッドに
供給するものが知られている。
【0003】このような記録装置では、プリントヘッド
対して適当な負圧を与えるようにしている。例えば、特
開平3−180357号公報に記載されたインクジェッ
トペンでは、密閉したハウジングに設けられたバブルジ
ェネレータからインクの消費量に応じて気泡を導入して
負圧状態でインクを貯蔵するようにしている。この記録
装置では、ハウジングの姿勢によっては、インクが外部
に流出するという問題については考慮されていない。
【0004】また、特開平7−52405号公報や特開
平7−81084号公報の図7〜図11に記載されたイ
ンク供給装置では、プリントヘッドに連通する主インク
室と、毛細管部材を配置した副インク室と、主インク室
の壁の一部に設けられ多数の微小孔を有するメニスカス
形成部材と、メニスカス形成部材に液体を供給するイン
ク供給部材を有し、インク供給部材により供給されたイ
ンクによってメニスカス形成部材の有する微小孔に形成
されるバブルポイント圧力の差圧により、インク室内を
負圧に保たれるように構成されている。
【0005】このインク供給装置では、プリントヘッド
の印字によってインクが消費されると、メニスカス形成
部材のバブルポイント圧力で、中間インク室へは、空気
が導入されることになる。このような状態のときに、イ
ンク供給装置の姿勢が、プリンター本体の設置姿勢の変
化や、プリントヘッドの交換や、インク供給装置を記録
装置から分離して放置するなどの理由により変化する
と、主インク室内のインクが、副インク室内の毛細管部
材に引かれて移動し、代わりに副インク室のメニスカス
形成部材に接している大気圧の空気が主インク室に、気
泡となって侵入してしまい、インクと空気の置換が行な
われ、残印字状態に戻したときに、残りのインクが使用
できない状態が生じることがあるという問題がある。
【0006】また、特開平7−81084号公報の図4
〜図6に示すインク供給装置のように、インク室と毛細
管部材を配置したインク室等を上下に配置したもので
も、インク供給装置の姿勢により同じ問題が生じること
があるという問題点を有している。
【0007】特に、頻繁にインク供給装置の姿勢が、変
化するような場合には、インク室に空気が置換されると
いう現象は、大きな問題となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、インクを負圧状態で保持す
るとともに、インク供給装置が様々な姿勢に放置された
場合にも、インク使用効率の低下などを招かない、信頼
性の高いインク供給装置および記録装置を提供すること
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
おいては、インクをプリントヘッドに供給するインク供
給装置において、インクを供給するための連通孔と該連
通孔に設けられ微小孔が形成された第1のメニスカス形
成部材を有し、インクを内部に負圧状態で収容可能な第
1のインク室と、前記連通孔と連通し、前記プリントヘ
ッドに連通するジョイント部を有し、密閉状態の第2の
インク室とを備え、前記第1のインク室の発生している
負圧をPR、前記第1のメニスカス形成部材のバブルポ
イント圧力をPB、前記第1のメニスカス形成部材の前
記第1のインク室側の面に作用するインクの水頭圧をP
Hとするとき、 |PB|≧|PR|+|PH| の関係を満たしていることを特徴とするものである。
【0010】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載のインク供給装置において、前記第1のメニス
カス形成部材のバブルポイント圧力を設定して、 |PB|≧|PR|+|PH| の関係を満たすことを特徴とするものである。
【0011】請求項3に記載の発明においては、請求項
1または2に記載のインク供給装置において、前記第1
のインク室は、外部の大気と連通する大気連通孔と、該
大気連通孔に連通する多孔質部材を有し、該多孔質部材
の毛細管力により負圧を発生させることを特徴とするも
のである。
【0012】請求項4に記載の発明においては、請求項
1または2に記載のインク供給装置において、前記第1
のインク室は、底部近傍の壁面の一部にバブルジェネレ
ータを有し、該バブルジェネレータのバブルポイント圧
力により負圧を発生させることを特徴とするものであ
る。
【0013】請求項5に記載の発明においては、請求項
1または2に記載のインク供給装置において、前記第1
のインク室は、インクを収容する可動部材を有し、該可
動部材により負圧を維持することを特徴とするものであ
る。
【0014】請求項6に記載の発明においては、請求項
3に記載のインク供給装置において、前記多孔質部材
は、ポリエステルフェルトから構成され、その密度が
0.04g/cm3 〜0.2g/cm3 であることを特
徴とするものである。
【0015】請求項7に記載の発明においては、請求項
1〜6のいずれか1項に記載のインク供給装置におい
て、前記第1のメニスカス形成部材は、SUSの畳綾織
フィルタであり、その濾過粒度が5〜80μm程度であ
ることを特徴とするものである。
【0016】請求項8に記載の発明においては、請求項
1〜7のいずれか1項に記載のインク供給装置におい
て、前記第2のインク室のジョイント部は、第2のメニ
スカス形成部材を有し、該第2のメニスカス形成部材の
バブルポイント圧力をPB2とし、前記第1のインク室
の発生している負圧をPR、前記第1のメニスカス形成
部材の前記第1のインク室側の面に作用するインクの水
頭圧をPHとするとき、 |PB2|≧|PR|+|PH| の関係を満たすことを特徴とするものである。
【0017】請求項9に記載の発明においては、請求項
1〜8のいずれか1項に記載のインク供給装置におい
て、前記水頭圧PHは、前記インク供給装置を通常の状
態の載置したときとは異なる状態に載置したときに、前
記第1のメニスカス形成部材に作用する水頭圧である特
徴とするものである。
【0018】請求項10に記載の発明においては、請求
項1〜9のいずれか1項に記載のインク供給装置におい
て、前記水頭圧PHは、インクが第1のインク室に満た
されたときの状態で取り得る値の中で最大の水頭圧であ
ることを特徴とするものである。
【0019】請求項11に記載の発明においては、記録
装置において、請求項1〜10のいずれか1項に記載の
インク供給装置を有することを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のインク供給装置
の第1の実施の形態のインク供給装置の概略を示すもの
で、図1(A)は斜視図、図1(B)は断面構成図であ
る。図中、1はハウジング、2は主インク室、3は毛細
管部材、4は中間インク室、5は大気連通孔、6は連通
孔、7は第1のメニスカス形成部材、8はインク供給部
材、9はジョイント部、10はプリントヘッドである。
この実施の形態では、プリントヘッドと分離型のインク
供給装置を示している。図1(A)の斜視図では、手前
側の側壁および毛細管部材3を除いて図示している。
【0021】このインク供給装置は、その内部は、主イ
ンク室2と、その下方に中間インク室4が設けられてい
る。ハウジング1は、剛性を持ち、長期のインク保持を
可能にするため、耐インク性の良い材料が選択される。
ジョイント部9において、プリントヘッド10と接続さ
れる。中間インク室4内のインクは、ジョイント部9を
通って、プリントヘッド10へ供給される。
【0022】主インク室2の下部には、連通孔6が設け
られており、中間インク室4およびジョイント部9と連
通している。連通孔6の断面形状としては、円形、楕円
形、多角形、星形、十字形、スリット形状等、種々の形
状とすることができる。また、主インク室2の底面は、
連通孔6を最低部とするような斜面で形成されている。
この斜面は第1のメニスカス形成部材7が設置されてい
る水平面に対して、図2に示すようにα゜の傾きを有し
て形成されている。
【0023】主インク室2の内部には、毛細管部材3が
配置されている。この毛細管部材3は、毛細管力により
インクを保持し、記録ヘッドにおける負圧を維持してい
る。毛細管部材3の材料としては、2次元構造を持つ繊
維状材料、3次元構造を持つ多孔質体材料、繊維状材料
を3次元状に紡績したフェルトおよび不織布材料等を使
用することができる。具体的には、例えば、ポリエステ
ル繊維を一方向に束ねた中綿材を使用することができ
る。
【0024】この毛細管部材3の形状を、図2に示して
いる。3aは凸状部分である。毛細管部材3の周囲形状
は、主インク室2の内部と同じ形状であり、若干寸法が
大きくなっている。厚さは、インクタンクの奥行きDと
ほぼ同じであるか、やや厚めにしてある。この毛細管部
材3を主インク室2に挿入して用いる。
【0025】この毛細管部材の底面は、毛細管部材3の
上面と平行な面に対して、角度β゜を有する斜面で形成
されている。さらに、図1で説明した連通孔6に設けら
れた第1のメニスカス形成部材7に接する部分3aが、
高さがtmmの凸状に形成されている。
【0026】図1で説明した角度αと図2で説明した角
度βの関係は、β>αとなっており、より好適にはβ−
α=15゜となっている。また、凸状部分3aの高さt
は、好適なtの一例として、t=4mmで形成されてい
る。このような形状の毛細管部材を、図1で説明した主
インク室2内の底面全体において接するように装填する
と、第1のメニスカス形成部材7の上面で凸状部分3a
が圧縮され、特に高密度な部分が形成される。また、連
通孔6の周辺も、斜面の傾きの差異から、連通孔6の近
傍が特に高密度になり、密度勾配が生じる。これよっ
て、記録ヘッドでインクが消費されたときのインクの移
動は、低密度でインク保持力の弱い毛細管部材末端から
生じ、最終インク残量が少ない、効率の良いインク供給
が可能となる。
【0027】このインク供給部材8は、第1のメニスカ
ス形成部材7と別の部材として構成され、連通孔6の径
よりも小さい断面寸法を有しており、第1のメニスカス
形成部材7と接触するように配置されている。このよう
に第1のメニスカス形成部材7に直接取り付ける構成と
したり、あるいは、中間インク室4の側壁からリブなど
の支持部材を用いて固定する構成とすることもできる。
インク供給部材8の材料としては、第1のメニスカス形
成部材7と同一の材料でなくともよく、毛細管力により
インクを第1のメニスカス形成部材7へ上げることがで
きる材料であればよい。例えば、ポリエステル繊維を一
方向に束ねた中綿材や、ポリウレタン、メラミンフォー
ム等の多孔質性部材、2次元、3次元状の繊維構造体等
を使用することができる。
【0028】第1のメニスカス形成部材7の一部をイン
ク供給部材8として中間インク室4の底面まで延在させ
てもよい。インク供給部材8は、第1のメニスカス形成
部材7の下面に気泡が溜り、空気の層ができてしまった
り、あるいは、主インク室2内のインクがなくなり、中
間インク室4の高さよりもインクの液面が低下すると、
このインク供給部材8が中間インク室4の底部よりイン
クを吸い上げて第1のメニスカス形成部材7にインクを
供給することにより、第1のメニスカス形成部材7を常
に濡れた状態に保ち、負圧を保つことができる。これに
より、インクを使いきるまで、最良の状態を維持するこ
とができる。インク供給部材8の断面形状は任意であ
り、スリット状や、直方体、三角柱などの角柱、円筒形
状、楕円柱状であってもよい。
【0029】図3は、ジョイント部の一実施例の断面図
である。図中、11はジョイント口、12は第2のメニ
スカス形成部材である。ジョイント部のジョイント口1
1には、第2のメニスカス形成部材12が設けられてい
る。この第2のメニスカス形成部材12は、上述した第
1のメニスカス形成部材と同様に微細孔によるバブルポ
イント圧力を有するものである。インク供給装置が取り
外されて放置された状態においては、この第2のメニス
カス形成部材12に設けられた微細孔に形成されるイン
クの表面張力によって、インクタンク内の負圧が、外部
の空気(大気圧)を引き込むことによって、インクタン
ク内へ空気が浸入することを防止し、また、インクが漏
れることを防止している。また、インク供給装置を記録
装置に装着する際には、装着時の圧力によってジョイン
ト口11に残留してしまう空気を第2のメニスカス形成
部材12のインク膜を通過させ、中間インク室に移動さ
せる。そのため、プリントヘッドに気泡が混入するのを
低減させることができる。さらに、インク供給装置が装
着されている状態では、この第2のメニスカス形成部材
12は、細密な濾過径を有するフィルタとして機能し、
インク中に存在するごみや異物を除去する。それととも
に、インク供給装置にかかる振動および衝撃、加速度に
よる圧力変動、および、プリントヘッドのノズル側から
の気泡混入を防止することができる。
【0030】なお、ジョイント部のジョイント口11に
プリントヘッドが接続されるものであることを前提とし
て説明したが、これに限られるものではない。記録装置
に設けられたプリントヘッドに連通する接続口にインク
供給装置のジョイント口を接続するようにしてもよく、
あるいは、インク供給装置とプリントヘッドが一体型と
なるように構成されたものでもよい。
【0031】第2のメニスカス形成部材12の材料とし
ては、第1のメニスカス形成部材と同様に、金属や樹脂
などの網などの網目状体や多孔質体を用いることができ
る。網目状体の具体例として、金属フィルタメッシュや
金属繊維の圧縮燒結体フィルタ、エレクトロフォーミン
グ金属フィルタを使用することができる。また、例え
ば、畳綾織などの樹脂繊維や金属の編み物であるフィル
タや、レーザビーム加工、電子ビーム加工等による高精
細な穴径を有するフィルタを用いることができる。
【0032】また、ジョイント口11に付着したインク
が、インク供給装置の着脱時に、たれ落ちないように、
吸収材を設けることもできる。吸収材としては、インク
の吸収力に優れた材料が用いられ、例えば、スポンジ、
もしくはポリエステル繊維を一方向に束ねた中綿材等で
構成することができる。この吸収材は、流路抵抗が低い
ことが望まれる。また、この吸収材をインクタ供給装置
が装着される記録装置側に設けることもできる。
【0033】図4〜図10は、本発明のインク供給装置
の第1の実施の形態における動作の一例の説明図であ
る。図中、図1と同様の部分には同じ符号を付して説明
を省略する。斜めのハッチングで示した13はインクで
ある。
【0034】図4は、使用前の状態である。主インク室
2および中間インク室4には、この実施の形態のインク
供給装置は、分離型であるから、使用前のインク供給装
置には、プリントヘッドは取り付けられていない。
【0035】図4は、図1に示したインク供給装置にイ
ンクが充填された使用前の状態を示している。この状態
において、主インク室2には、毛細管部材3による毛細
管力によって保持できる限界までインク13が充填され
ている。使用前の状態としては、インク使用効率上の観
点から、できる限り主インク室2内にインクを満たすこ
とが望ましいが、毛細管部材3の毛細管力によって負圧
を発生させるために、毛細管部材3にはある程度のイン
ク未充填部分が必要である。また、中間インク室4に
は、インク13が満たされている。使用前には、ジョイ
ント部9の開口および大気連通口5には気密シールを貼
っておくことができる。この状態で、パッケージングさ
れている。インク供給装置を使用する際には、気密シー
ルをはがし、記録装置に装着する。
【0036】記録装置にインク供給装置を装着するとき
に、ジョイント部9に多少の空気が残留することがあ
る。残留した空気は、インク供給装置の装着時の圧力に
よって、中間インク室4内に気泡として侵入する。中間
インク室4内に侵入した気泡は、気泡自身の浮力によっ
て中間インク室4の上面の傾斜に従って移動し、上部に
集積される。
【0037】インク供給装置が装着された後、印字が始
まると、プリントヘッド10においてインクが消費され
る。すると、図5に示すように、消費されたインクの量
だけ、大気連通口5から徐々に空気が毛細管部材3に広
がってゆく。毛細管部材3に保持されるインクの減少と
ともに、インクの水頭圧が減少し、負圧は徐々に増大す
るが、許容範囲内で推移し、インクが少なくなっても、
毛細管部材3の有する毛細管力により、安定した負圧で
インクをプリントヘッド10に供給することができる。
毛細管部材3が保持するインクは、第1のメニスカス形
成部材7を通ってスムースに中間インク室4に移動す
る。
【0038】また、通常の印字動作におけるインク供給
において、大気連通口5から侵入した空気は、主インク
室2の壁面を伝わって第1のメニスカス形成部材7へ侵
入しようとするが、主インク室2の底面における毛細管
部材3との圧接により、第1のメニスカス形成部材7の
表面まで到達する空気は微量である。多少の空気が第1
のメニスカス形成部材7の表面に到達したとしても、空
気は第1のメニスカス形成部材7上にトラップされたま
ま、インクの移動が続く。インク内に混入している気泡
が毛細管部材3を通過して、第1のメニスカス形成部材
7の上面に空気が接触した場合も、第1のメニスカス形
成部材7の濾過粒度を毛細管部材3よりも細かく設定し
ておくことにより、空気は第1のメニスカス形成部材7
上にトラップされ、インクの移動が続く。主インク室2
から中間インク室4へのインクの移動は、毛細管部材3
の保持するインクがほぼなくなるまで行なわれる。
【0039】第1のメニスカス形成部材7の表面に気泡
がトラップされている状態で、ノズルの目詰まり回避な
どのために、メンテナンス動作としてノズル先端からイ
ンクを吸引することがある。この場合には、ノズルの先
端から強制的にインクを吸引するため、通常よりも大き
な負圧が発生する。また、ベタ印字など、大量にインク
を消費する場合にも、通常よりも負圧が大きくなる場合
がある。このようなとき、第1のメニスカス形成部材7
の表面にトラップされていた気泡が微細孔からインクと
ともに中間インク室4内に引き込まれることがまれにあ
る。第1のメニスカス形成部材7から中間インク室4側
に引き込まれた気泡は、中間インク室4の傾斜した上面
を伝わって上部に集積されることになる。第1のメニス
カス形成部材7の下面が気泡によって覆われても、第1
のメニスカス形成部材7の微細孔に形成されているイン
クの界面の有する表面張力によって、負圧は保たれる。
【0040】毛細管部材3が保持していたインクがほぼ
なくなると、第1のメニスカス形成部材7上に空気が接
する状態となる。この状態を図6に示している。この状
態では、第1のメニスカス形成部材7の微細孔には、イ
ンクの界面あるいはインクのメニスカスが形成されてい
る。さらに印字が続けられると、図7に示すように、中
間インク室4のインク13が消費される。中間インク室
4内のインク13が消費されるに従って徐々に中間イン
ク室4内の負圧が増大するが、ある一定の負圧値(第1
のメニスカス形成部材7の濾過粒度によって決定される
インクのバブルポイント圧力)が第1のメニスカス形成
部材7に加わると、第1のメニスカス形成部材7上に形
成されているインクの界面あるいはメニスカスを通し
て、空気の細かな気泡が第1のメニスカス形成部材7の
下面側に発生する。発生した細かな気泡は、隣接して発
生した細かな気泡や、後続の気泡などと合体し、蟹が吹
く泡のように大きな気泡となりながら、やがて、気泡が
破れ、中間インク室4内に空気が導入され、負圧の増大
は停止し、導入された空気により負圧はやや上昇する。
したがって、この状態では、プリントヘッドの背圧は、
第1のメニスカス形成部材7の毛細管力によって維持さ
れている。そのためには、第1のメニスカス形成部材7
の毛細管にインクがあることが重要である。第1のメニ
スカス形成部材7の上下面が空気に接しても、インク供
給部材8によって、第1のメニスカス形成部材7へ中間
インク室4内からインクが吸い上げられるから、第1の
メニスカス形成部材7は、常に濡れた状態に保たれる。
そのため、第1のメニスカス形成部材7にはインクの膜
が形成され続け、気泡発生後の負圧の制御動作は有効に
作動する。
【0041】図7に示した状態で、環境温度が上昇した
ときや、周囲の気圧が低下したときは、図8に示すよう
に、中間インク室4内部の空気が膨張して、負圧が過度
に減少する。しかし、中間インク室4内のインク13の
一部は、インク供給部材8と第1のメニスカス形成部材
7を通して、主インク室2に逆流され、中間インク室4
内の負圧が維持される。この状態では、プリントヘッド
10の背圧は、毛細管部材3の毛細管力によって維持さ
れる。
【0042】再び、環境温度が低下したり、周囲気圧が
上昇すると、主インク室2のインクは、第1のメニスカ
ス形成部材7とインク供給部材8を通して、中間インク
室4に流れ込み、図9に示す状態となる。図8や図9の
状態で印字が行なわれると、主インク室2内のインクが
消費され、プリントヘッド10の背圧は、毛細管部材3
の毛細管力によって維持される。
【0043】図8の状態から、さらに環境温度が低下し
たり、周囲気圧が上昇すると、図7の状態に戻る。この
ような、環境変化等により、主インク室2と中間インク
室4との間のインクの移動は、図7の状態に限らず、図
5,図6の状態でも同様である。
【0044】このようにして、主インク室2のインクが
消費され、中間インク室4のインクも消費されて、図1
0に示すように、中間インク室4のインクを使いきって
終了する。終了時においても、第1のメニスカス形成部
材7はインクに濡れており、メニスカスが形成され、プ
リントヘッドへの背圧は維持されている。
【0045】上述した説明では、主インク室の毛細管部
材3に保持されたインクが均一に消費されるように説明
したが、実際は、毛細管部材3の密度の高い部分にイン
クが残留してインク塊が存在している。
【0046】図11は、図6の状態において、インク塊
13aが残留している状態を模式的に示している。この
状態では、第1のメニスカス形成部材7の主インク室2
側の面の一部分は、大気連通口から流入してきた空気の
パスと接触している。また、他の一部分は残留インク塊
と流体連通している。このとき毛細管力によって発生す
る圧力PRと、残留インク塊の発生する水頭圧PHを図
中に示した。残留インク塊の発生する合圧PZ=PR−
PHとなる。この合圧PZは、第1のメニスカス形成部
材7のバブルポイント圧力と等しく、平衡状態を保って
いる。
【0047】上記のような状態のインク供給装置が、記
録装置全体の移動などの際や、一時的にインク供給装置
が記録装置から外された場合などにおいて、例えば、図
12に示すような横向きの姿勢になるなど、通常のプリ
ンター登載時の姿勢から他の姿勢に変化されることがあ
る。この状態では、残留インク塊の発生する水頭圧PH
が減少するために、残留インク塊の発生する圧力との合
圧PZが大きくなり、中間インク室4のインクが主イン
ク室側に引き出される。そうすると、中間インク室4内
の負圧が上昇し、負圧が第1のメニスカス形成部材7の
バブルポイント圧力を越えると、気泡が中間インク室4
内に侵入することとなる。これら一連の動作を、上記合
圧PZが、メニスカス形成部材のバブルポイント圧力と
平衡するまで、繰り返すことによって、中間インク室内
のインクと主インク室側の空気との置換現象が発生す
る。中間インク室内のインクと空気の置換現象により、
中間インク室内のインクがすべて、主インク室内に移動
してしまうようなことになると、プリントヘッドとのイ
ンク連通が遮断され、プリントヘッドは印字不可能とな
り、インク供給装置の交換が必要となる。このとき主イ
ンク室内に移動し、残留しているインクは、未使用のま
ま捨てられることになり、インク供給装置としてのイン
ク使用効率が、低減してしまうという問題があった。
【0048】この問題に対処して検討した結果、主イン
ク室内に発生している負圧をPRとし、第1のメニスカ
ス形成部材の主インク室側の面に作用するインクの水頭
圧をPHとし、第1のメニスカス形成部材のバブルポイ
ント圧力をPBとするとき、 |PB|≧|PR|+|PH| の関係式を満たせば、インク供給装置姿勢がどのような
向きになった時にも、第1のメニスカス形成部材のメニ
スカスが破れることがなく、中間インク室内のインクと
主インク室側の空気との置換現象は生じないことが分か
った。
【0049】この関係式を満たすためには、第1のメニ
スカス形成部材のインクに対する濡れ性や気孔の大きさ
などを選択して、バブルポイント圧力PBを大きくすれ
ばよい。また、毛細管部材の毛細管力を下げて、負圧P
Rを小さくしてもよく、あるいは、毛細管部材の第1の
メニスカス形成部材近傍の圧縮力を下げて、残留インク
塊がここに存在しないようにするなど、あるいは、これ
らの方法を組み合わせるなどにより、上記関係式を満足
することができる。
【0050】好適な実施例として、毛細管力による圧力
PRを発生する毛細管部材として、2次元構造を持つ繊
維状材料、3次元構造を持つウレタンフォームやメラミ
ンフォームなどの多孔質体材料、繊維状材料を3次元状
に紡績したフェルトおよび不織布材料等を使用すること
ができる。具体的には、例えば、ポリエステル繊維を一
方向に束ねた中綿材を使用することができる。この中綿
材としては、例えば、密度(=重量/体積)が5%〜1
5%の間のものを用いることができる。また、ポリエス
テル繊維を3次元状に紡績したポリエステルフェルトを
使用することもできる。このポリエステルフェルトの密
度としては、0.04g/cm3 〜0.2g/cm3
ものが適当である。なお、材料の構成はポリエステル繊
維に限定されるものではなく、適度な毛細管力を有し、
インク耐性のあるものなら、他の材料を用いることがで
きる。
【0051】第1のメニスカス形成部材については、例
えば、金網や樹脂性の網等の網目状体や、多孔質体を用
いることができる。網目状態の具体的な例としては、金
属メッシュフィルタや金属繊維、例えばSUSの細線を
フェルト状にし、あるいは、圧縮焼結させた金属焼結フ
ィルタや、エレクトロフォーミング金属フィルタ、電子
線加工金属フィルタ、レーザービーム加工金属フィルタ
などを用いることができる。特に、バブルポイント圧力
がばらつかないことが好ましく、高精細な穴径を有する
フィルタは適当である。この実施例では、SUSの畳綾
織フィルタを用いている。畳綾織フィルタの濾過粒度
は、5〜80μmが好ましい。
【0052】上述した関係式を満たすインク供給装置
は、インクの使用効率の向上が可能である。図13は、
インク供給装置のインク供給圧力を測定したグラフであ
り、曲線Aは、実施例のインク供給圧力の変化を示すも
のであり、上記関係式を満たすものである。曲線Bは、
従来例のインク供給圧力の変化を示すものであり、第1
のメニスカス形成部材のバブルポイント圧力が、主イン
ク室内の毛細管部材とインクが発生する毛細管力による
圧力PRと、残留インク塊の発生する水頭圧PHとの合
圧PZよりも、小さいものである。このグラフで、中間
インク室内のインクを消費している時というのは、大気
連通口によって大気に連通した空気が、第1のメニスカ
ス形成部材を通して、バブルポイント圧力で、中間室内
に侵入しながら、印字によってインク消費が行われてい
る状態である。
【0053】曲線Aでは、メニスカス形成部材のバブル
ポイント圧力が、主インク室内の毛細管部材とインクが
発生する毛細管力による圧力PRと、残留インク塊の発
生する水頭圧PHとの合圧PZよりも、常に大きくなる
ように設定されているために、中間インク室のインクを
バブルポイント圧力でヘッドに供給している時の、供給
インク圧力が最も大きな負圧となっている。第1のメニ
スカス形成部材のバブルポイント圧力が毛細管部材の負
圧に比較して高いため、第1のメニスカス形成部材近傍
の毛細管部材に残留する残留インクが少なくでき、中間
インク室内のインクを消費する時点が曲線Bより左方に
ずれている。
【0054】曲線Bでは、メニスカス形成部材のバブル
ポイント圧力よりも、主インク室内の毛細管部材とイン
クが発生する毛細管力による圧力PRと、残留インク塊
の発生する水頭圧PHとの合圧PZの方が大きいため
に、毛細管部材のインクを消費している最後の部分のイ
ンク供給圧力が最も大きく、その後、メニスカス形成部
材からバブルポイント圧力で、空気侵入後の供給圧力は
低くなっている。この状態で、インク供給装置の姿勢を
変化させると、残留インク塊のインク水頭圧変化が起こ
って、合圧PZが大となり、多量のインクー空気置換現
象を引き起こすこととなることは上述したとおりであ
る。なお、上述した説明では、インク水頭圧PHについ
て、残留インク塊により説明したが、図5のような状態
では、残留インク塊が生じるところまでインクは消費さ
れていない。この場合では、主インク室2のインクが第
1のメニスカス形成部材7に接している。したがって、
問題となる水頭圧PHは、第1のメニスカス形成部材7
の主インク室2側の面に作用する水頭圧であるというこ
とができる。この水頭圧PHは、図4から図10におい
ては、図4の状態が最大である。
【0055】図3で説明した第2のメニスカス形成部材
12は、インク供給装置が取り外されて放置されたとき
にインクの漏れを防ぐとともに、逆にインクタンク11
内への空気の侵入を防ぐ機能を有している。特に、主イ
ンク室内の毛細管部材にインクが保持されている状態で
は、第1のメニスカス形成部材はフィルタとして機能
し、主インク室12と中間インク室14は液的に連通し
ている。
【0056】ここで、インク供給装置をジョイント口を
上にして置いた場合に、主インク室内に発生している負
圧をPRとする。また、第2のメニスカス形成部材に作
用するインクの水頭圧は、主インク室と中間インク室が
液的に連通しているから、第1のメニスカス形成部材の
主インク室側の面に作用する水頭圧と同じでPHであ
る。ここで、第2のメニスカス形成部材12のバブルポ
イント圧力をPB2としたとき、 |PB2|≧|PR|+|PH| の関係式を満足していれば、インク供給装置を逆さにし
て放置しても、第2のメニスカス形成部材12からイン
ク供給装置内に空気が侵入することはない。第2のメニ
スカス形成部材12のメニスカス開口径は、上述のよう
にバブルポイント圧力とともに、使用するインクとの界
面張力と、濡れ角から規定されるが、具体的には、5μ
m〜60μm程度のものを使用することができる。
【0057】図14,図15は、本発明の第2の実施の
形態を説明するためのもので、図14は、インク供給装
置の断面図、図15は、同じく斜視図である。図中、図
1〜図3と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略
する。14は連通路である。図1(A)と同様に、図1
5における手前側の側壁および毛細管部材3を除いて示
している。
【0058】この実施の形態では、中間インク室4の体
積を小さくして、連通孔6とは連通路14を介して連通
させている。連通路14の上壁は、平らに構成してもよ
いが、図14に示すように、中間インク室4に向かって
次第に高くなるように斜めに構成することができる。こ
れにより、連通路14に発生した気泡をスムースに中間
インク室4へ移動させることができる。この斜面は中間
インク室4と主インク室2を結ぶ区間のみでもよいが、
主インク室2とジョイント口11を結ぶ区間も上面を斜
面とすることによって、ジョイント口11から導入され
る気泡を中間インク室4へスムースに移動させることが
できる。連通路5の底面は、水平であってもよいが、残
留するインク量をなるべく減らすため、この実施例では
中間インク室4と主インク室2を連通する区間だけ斜面
で形成されている。
【0059】中間インク室4は、第1の実施の形態と同
様に、初期状態ではインクにより満たされている。そし
て、主インク室2から第1のメニスカス形成部材7を通
過して連通路5に侵入した気泡が集積される。中間イン
ク室4の大きさは、主インク室2内のインクがなくなる
までにまれに侵入する気泡を集積できる大きさがあれば
よく、小さな室で構成することができる。また、気泡を
集積するため、中間インク室4の上面は主インク室2の
連通孔6よりも高さが上となるように構成する必要があ
る。
【0060】この実施の形態においても、第1の実施の
形態で説明した関係式を満たすように設計されること
は、上述の説明から明らかである。それにより、インク
供給装置が様々な姿勢に放置された場合にも、中間イン
ク室4のインクが主インク室側に移動することが防止で
きる。また、第2のメニスカス形成部材から、中間イン
ク室4内に空気が浸入することはない。
【0061】図16は、本発明の第3の実施の形態を説
明するためのもので、インク供給装置の断面図である。
図中、図1〜図3および図17と同様な部分には同じ符
号を付して説明を省略する。15はバブルジェネレータ
である。
【0062】この実施の形態では、小孔を用いたバブル
ジェネレータ15によって主インク室2内の負圧を制御
する構成を示している。ハウジング1の内部には、主イ
ンク室2と、その側方に中間インク室4が設けられてい
ることは、第2の実施の形態と同様である。主インク室
2は、密閉されており、内部にインクが収容される。バ
ブルジェネレータ15には、主インク室2内に収容され
ているインク13によってメニスカスが形成されてお
り、主インク室2内の圧力が低下すると、主インク室2
内に外部の空気による気泡を発生させる。そのため、小
孔のバブルポイント圧力は、制御するインクの負圧に依
存して決定される。
【0063】この第3の実施の形態では、主インク室2
内には、毛細管部材が用いられないから、インクのみが
収容され、主インク室2の容積のほぼ100%のインク
を収容することができ、インク供給装置の利用効率を向
上させることができる。また、主インク室2内のインク
を使いきるため、バブルジェネレータ15は、なるべく
底部に近い部分に設ける方がよい。
【0064】この第3の実施の形態においても、第1の
実施の形態で説明した関係式を満たすように設計され
る。それにより、インク供給装置が様々な姿勢に放置さ
れた場合にも、中間インク室4のインクが主インク室側
に移動することが防止できる。また、第2のメニスカス
形成部材から、中間インク室4内に空気が浸入して、バ
ブルジェネレータ15から外部にインクが流出すること
もない。なお、中間インク室4は、連通路を用いずに、
第1の実施の形態と同様に、主インク室の下に配置して
もよい。
【0065】図17は、本発明の第4の実施の形態を説
明するためのもので、インク供給装置の断面図である。
図中、図1〜図3および図17と同様な部分には同じ符
号を付して説明を省略する。16は可動部材、17はシ
ール部材である。
【0066】この実施の形態では、インク13の上面に
接する可動部材16を用いた。可動部材16の上の面
は、大気連通孔5に連通している。インクのシールと、
可動部材15の周囲を主インク室2の内壁に適当な摩擦
力を与えるために、シール部材17を用いた。シール部
材17は、ゴムにような可撓性の材料を用いた。適当な
弾性を与えるために中空の管状部材を用いることができ
る。もちろん、中空でなければならない理由はない。
【0067】この実施の形態では、可動部材15の重量
と摩擦力により負圧が発生できる。この実施の形態にお
いても、第1の実施の形態で説明した関係式を満たすよ
うに設計される。それにより、インク供給装置が様々な
姿勢に放置された場合にも、中間インク室4のインクが
主インク室側に移動することが防止できる。また、第2
のメニスカス形成部材から、中間インク室4内に空気が
浸入することはない。この実施の形態でも、中間インク
室4は、連通路14を用いずに、第1の実施の形態と同
様に、主インク室の下に配置してもよい。
【0068】図18は、本発明の記録装置の一実施例に
おける外観図である。図中、21は記録装置、22は下
部ケース、23は上部ケース、24はトレー挿入口、2
5はディップスイッチ、26はメインスイッチ、27は
用紙受け、28はパネルコンソール、29は手差し挿入
口、30は手差しトレー、31はインクタンク挿入蓋、
32はインクタンク、33は用紙送りローラ、34は用
紙トレー、35はインタフェースケーブル、36はメモ
リカードである。図18では、上述のインク供給装置の
第1ないし第4の実施の形態が適用される記録装置の全
体を示している。
【0069】記録装置21の筺体は、概ね下部ケース2
2と上部ケース23により構成されている。この中に図
示しない電気回路や駆動系部品などが収納されている。
下部ケース22にはトレー挿入口24が設けられ、ここ
から記録するための用紙が収納された用紙トレー34が
挿入され、記録装置21に用紙が装填される。
【0070】また、下部ケース22にはディップスイッ
チ25およびメインスイッチ26が取り付けられてい
る。ディップスイッチ25は、記録装置21の動作の一
部を設定するものであり、設定変更の頻度の少ない機能
設定が割り付けられている。このディップスイッチ25
は、使用しないときにはカバーで覆うように構成されて
いる。メインスイッチ26は、記録装置21の電源を切
入するためのスイッチである。下部ケース22には、さ
らに、図示しないインタフェースコネクタや、メモリカ
ード36の挿入口等が設けられている。インタフェース
コネクタには、インタフェースケーブル35が接続さ
れ、外部のコンピュータなどとのデータ交換が行なわれ
る。メモリカード36は、記録装置21の動作時に拡張
メモリとして用いられたり、ある場合にはフォントが格
納され、記録時に用いられる。
【0071】上部ケース23には、用紙受け27が形成
されており、記録済みの用紙が排出される。また、パネ
ルコンソール28が設けられており、記録モードの設定
や、給紙、排紙等の指示など、ユーザが頻繁に使用する
入力手段や、記録装置側からのメッセージの表示手段な
どが配置されている。さらに、手差し挿入口29、手差
しトレー30が設けられており、ここからユーザが手差
しにより給紙することができる。
【0072】また、上部ケース23にはインクタンク挿
入蓋31が設けられている。この蓋を開けることによ
り、内部のインクタンク32の着脱を行なうことができ
る。インクタンク32は、上述の各実施例で示したよう
な構成のものを用いることができる。ここでは、4つの
インクタンク32が装着される。インクタンク32は、
図示しない記録ヘッドに装着される。装着の状態は、上
述の図9ないし図12に示したとおりである。また、記
録ヘッドは図示しないキャリッジに取り付けられてい
る。
【0073】用紙トレー34に収納された用紙は、内部
の図示しない搬送系により1枚ずつ取り出されて搬送さ
れ、用紙送りローラ33の円周に沿って送られる。イン
クタンク32が装着された図示しない記録ヘッドが用紙
の搬送方向とは直角方向に移動し、帯状領域ごとに記録
を行なう。そして、用紙送りローラ33によって次の帯
状領域の記録位置まで用紙の長さ方向に用紙を送る。こ
の動作を繰り返し行なうことにより、用紙上に記録を行
なう。そして、上部ケース23の用紙受け27へ排紙さ
れる。
【0074】上述の記録装置の一実施例においては、イ
ンクタンク1をプリントヘッド3に装着する構成を示し
たが、例えば、プリントヘッド3も記録装置のキャリッ
ジに対して着脱自在に構成し、インクタンク1をキャリ
ッジに対して装着する構成であってもよい。
【0075】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、上述した関係式を満たすことにより、どのよ
うなインク供給装置姿勢の時にも、中間インク室内のイ
ンクと空気との置換現象を防止することにより、インク
供給装置のインク使用効率信頼性を向上させることがで
きる。また、インク供給装置が外された場合でも、ジョ
イント口から空気がインク供給装置内に浸入したり、イ
ンクを流出させることも防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインク供給装置の第1の実施の形態
のインク供給装置の概略を示すもので、図1(A)は斜
視図、図1(B)は断面構成図である。
【図2】 毛細管部材の形状の説明図である。
【図3】 ジョイント部の一実施例の断面図である。
【図4】 本発明のインク供給装置の第1の実施の形態
における動作の説明図である。
【図5】 本発明のインク供給装置の第1の実施の形態
における動作の説明図である。
【図6】 本発明のインク供給装置の第1の実施の形態
における動作の説明図である。
【図7】 本発明のインク供給装置の第1の実施の形態
における動作の説明図である。
【図8】 本発明のインク供給装置の第1の実施の形態
における動作の説明図である。
【図9】 本発明のインク供給装置の第1の実施の形態
における動作の説明図である。
【図10】 本発明のインク供給装置の第1の実施の形
態における動作の説明図である。
【図11】 インク供給装置内にインク塊が残留してい
る状態の説明図である。
【図12】 記録装置から外されたインク供給装置を横
向きの姿勢に置いた場合の説明図である。
【図13】 インク供給装置のインク供給圧力を測定し
たグラフである。
【図14】 本発明の第2の実施の形態のインク供給装
置の断面図である。
【図15】 図14のインク供給装置の斜視図である。
【図16】 本発明の第3の実施の形態のインク供給装
置の断面図である。
【図17】 本発明の第4の実施の形態のインク供給装
置の断面図である。
【図18】 本発明の記録装置の一実施例における外観
図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…主インク室、3…毛細管部材、4
…中間インク室、5…大気連通孔、6…連通孔、7…第
1のメニスカス形成部材、8…インク供給部材、9…ジ
ョイント部、10…プリントヘッド、11…ジョイント
口、12…第2のメニスカス形成部材、13…インク、
13a…残留インク塊、14…連通路、15…バブルジ
ェネレータ、16…可動部材、17…シール部材、21
…記録装置、22…下部ケース、23…上部ケース、2
4…トレー挿入口、25…ディップスイッチ、26…メ
インスイッチ、27…用紙受け、28…パネルコンソー
ル、29…手差し挿入口、30…手差しトレー、31…
インクタンク挿入蓋、32…インクタンク、33…用紙
送りローラ、34…用紙トレー、35…インタフェース
ケーブル、36…メモリカード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクをプリントヘッドに供給するイン
    ク供給装置において、インクを供給するための連通孔と
    該連通孔に設けられ微小孔が形成された第1のメニスカ
    ス形成部材を有し、インクを内部に負圧状態で収容可能
    な第1のインク室と、前記連通孔と連通し、前記プリン
    トヘッドに連通するジョイント部を有し、密閉状態の第
    2のインク室とを備え、前記第1のインク室の発生して
    いる負圧をPR、前記第1のメニスカス形成部材のバブ
    ルポイント圧力をPB、前記第1のメニスカス形成部材
    の前記第1のインク室側の面に作用するインクの水頭圧
    をPHとするとき、 |PB|≧|PR|+|PH| の関係を満たしていることを特徴とするインク供給装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1のメニスカス形成部材のバブル
    ポイント圧力を設定して、 |PB|≧|PR|+|PH| の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載のイン
    ク供給装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のインク室は、外部の大気と連
    通する大気連通孔と、該大気連通孔に連通する多孔質部
    材を有し、該多孔質部材の毛細管力により負圧を発生さ
    せることを特徴とする請求項1または2に記載のインク
    供給装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のインク室は、底部近傍の壁面
    の一部にバブルジェネレータを有し、該バブルジェネレ
    ータのバブルポイント圧力により負圧を発生させること
    を特徴とする請求項1または2に記載のインク供給装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1のインク室は、インクを収容す
    る可動部材を有し、該可動部材により負圧を維持するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のインク供給装
    置。
  6. 【請求項6】 前記多孔質部材は、ポリエステルフェル
    トから構成され、その密度が0.04g/cm3 〜0.
    2g/cm3 であることを特徴とする請求項3に記載の
    インク供給装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のメニスカス形成部材は、SU
    Sの畳綾織フィルタであり、その濾過粒度が5〜80μ
    m程度であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    1項に記載のインク供給装置。
  8. 【請求項8】 前記第2のインク室のジョイント部は、
    第2のメニスカス形成部材を有し、該第2のメニスカス
    形成部材のバブルポイント圧力をPB2とし、前記第1
    のインク室の発生している負圧をPR、前記第1のメニ
    スカス形成部材の前記第1のインク室側の面に作用する
    インクの水頭圧をPHとするとき、 |PB2|≧|PR|+|PH| の関係を満たすことを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載のインク供給装置。
  9. 【請求項9】 前記水頭圧PHは、前記インク供給装置
    を通常の状態の載置したときとは異なる状態に載置した
    ときに、前記第1のメニスカス形成部材に作用する水頭
    圧であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項
    に記載のインク供給装置。
  10. 【請求項10】 前記水頭圧PHは、インクが第1のイ
    ンク室に満たされたときの状態で取り得る値の中で最大
    の水頭圧であることを特徴とする請求項1〜9のいずれ
    か1項に記載のインク供給装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
    のインク供給装置を有することを特徴とする記録装置。
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