JPH08216707A - 燃料蒸発ガス排出防止装置 - Google Patents

燃料蒸発ガス排出防止装置

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JPH08216707A
JPH08216707A JP7191656A JP19165695A JPH08216707A JP H08216707 A JPH08216707 A JP H08216707A JP 7191656 A JP7191656 A JP 7191656A JP 19165695 A JP19165695 A JP 19165695A JP H08216707 A JPH08216707 A JP H08216707A
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広幸 澤本
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尚宏 麻田
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1本のブリーザでどんな給油速度でもキャニ
スタ吸着量をできるだけ少なくし、且つエミッションも
規制値内に収める。 【解決手段】 燃料タンク10のインレットパイプ12
の口元12Bの近傍には、ブリーザ16の一方の端部1
6Aが連結されており、ブリーザ16の他方の端部16
Bは差圧弁18に接続されている。差圧弁18にはキャ
ニスタ22が連結されている。ブリーザ16の中間部に
は開口面積可変手段28が配設されており、ブリーザ1
6内の燃料蒸発ガス循環量を燃料タンク10の内圧に応
じて調整するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料蒸発ガス排出
防止装置に関し、特に、自動車等の車両に装備される燃
料タンクの燃料蒸発ガス排出防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両に装備される燃料
タンクおいては、燃料タンク内で発生した燃料蒸発ガス
(ベーパ)をキャニスタに吸着させる燃料蒸発ガス排出
防止装置を備えた燃料タンクがあり、その一例が実開昭
55−15376号公報に記載されている。
【0003】図13に示される如く、この燃料蒸発ガス
排出防止装置では、燃料タンク70内とインレットパイ
プ72の口元72Aを連結するブリーザ74が設けてあ
って、給油時に、燃料タンク70の内圧が上昇すること
を利用して燃料タンク70内の燃料蒸発ガスの一部をブ
リーザ74を通してインレットパイプ72の口元72A
へ循環させ、インレットパイプ72の外から口元72A
に入る新規エアの巻き込み量を減らしバーパ発生量を抑
制している。これによって、満タン給油時までの総燃料
蒸発ガス発生量を低減し、燃料タンク70の上部にベー
パライン76によって接続されたキャニスタ78の小型
化を図っている。
【0004】なお、この燃料蒸発ガス排出防止装置で
は、キャニスタ78と、帰化器82のスロットル弁84
の上流側に形成されたパージポート86と、を接続する
管路80の途中に大気圧センサ88の出力に応じて、流
路断面積が変化するパージ流量制御弁90が配設されて
おり、大気圧が減少した場合においても、十分なパージ
流量を確保でき、高地でも平地と同程度の容量のキャニ
スタが使用できるようになっている。また、パージ流量
制御弁90は、吸気負圧供給管路92によって、パージ
流量制御弁90側の負圧が低下するのを防止する向きに
配設された逆止弁94とオリフィス96を介して吸気マ
ニホルド98に接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この燃
料蒸発ガス排出防止装置では、通常の給油速度の低速度
(代表値15リットル/min )または、高速度(代表値
38リットル/min )で、燃料タンク70に給油した時
の、給油時間に対するタンク内圧の変化は図14に示さ
れるようになる。即ち、高速給油時(38リットル/mi
n )には、ブリーザ74が無い場合の圧力に比べて、ブ
リーザ74が有る場合の圧力が低圧力になり、ブリーザ
74が有る場合には、ブリーザ74の径φを大きくした
方が低圧力になる。これは、ブリーザ74による燃料蒸
発ガス循環量が増し、インレットパイプ72の外から口
元72Aに入る新規エアの巻き込み量が減少し、燃料タ
ンク70内での新たな燃料蒸発ガス発生がないためであ
る。即ち、給油速度が同じならインレットパイプ72の
口元72Aからの総巻き込みエア量は同量で、ブリーザ
74を付けることで総巻き込み空気量の何割かが新規エ
アの代わりに燃料蒸発ガスとなる。また、同じブリーザ
径(φ3mm)で給油速度を変えた場合には、高速給油時
(38リットル/min )の方が低速給油時(15リット
ル/min )より新規エアの巻き込み量が多いため、燃料
タンク70内での燃料蒸発ガス発生量が多く圧力が高く
なる。
【0006】図15に示される如く、ブリーザ径φが3
mmの時、給油速度が低速度(15リットル/min )で
は、新規エア巻き込みによる燃料蒸発ガス発生量は0g
/リットルで、これは略新規エアの巻き込みが無いた
め、新たな燃料蒸発ガス発生が無いことになる。また、
ブリーザが無い(ブリーザ径φが0mm)場合の新規エア
巻き込みによる燃料蒸発ガス発生量との差、所謂ブリー
ザ効果は0.11g/リットル(=0.11−0)であ
る。これに対し、給油速度が高速度(38リットル/mi
n )では燃料蒸発ガス発生量は0.4g/リットルでブ
リーザ効果は0.14g/リットル(=0.54−0.
4)である。
【0007】この様に、給油速度がちがってもブリーザ
効果は得られるが、ブリーザ径が小さいと高給油速度側
で、燃料蒸発ガス発生量が大きくなり、キャニスタ78
の容量が大きくなる。
【0008】また、ブリーザ径がφ6mmの場合、給油速
度が高速度(38リットル/min )では、燃料蒸発ガス
発生量が0.14g/リットルで、ブリーザ効果は0.
4g/リットル(=0.54−0.14)と大きいが、
29リットル/min 以下の給油速度では、燃料蒸発ガス
発生量が0g/リットル以下となる。これは、燃料蒸発
ガス循環量過大によるインレットパイプ72の口元72
Aからのベーパリークを起こしていることを表す。よっ
て、ブリーザ径が大きいとブリーザ効果も大きいが低給
油速度側でベーパリークを起こす。
【0009】なお、ベーパリークは、給油の初期と給油
終了の時のわずかな間に起こるだけで、給油中は、ベー
パリークは略0になる。
【0010】上述の如く、どんなブリーザ径でもブリー
ザが1本では、全ての通常ガソリン給油速度に於いて、
最適な燃料蒸発ガス循環量、即ち、新規エアの巻き込み
量が略0は得られない。
【0011】また、図16に示される如く、給油速度が
高速度(38リットル/min )では、ブリーザ径を大き
くした方がキャニスタ吸着量が減り、これは、給油速度
が低速度(15リットル/min )でも同様である。しか
し、図17に示される如く、給油速度が高速度(38リ
ットル/min )では、ブリーザ径を大きくしてもエミシ
ョンの変化が小さいが、給油速度が低速度(15リット
ル/min )では、ブリーザ径φが4mmを越えるとエミッ
ションが規制値をオーバーする。
【0012】即ち、ブリーザ径が小さいとキャニスタ吸
着量が増えてキャニスタ容量が大きくなる。これは、給
油速度が低速度(15リットル/min )でも同様だが、
給油速度が低速度(15リットル/min )の場合にはブ
リーザ径φが4mmを越えるとエミッションが規制値をオ
ーバーする。
【0013】なお、図14〜図17の各グラフのデータ
は、燃料タンク容量70リットル、温室26.7°C、
タンク温度26.7°C、給油燃料温度19.4°C、
でEPA条件に準じて行った試験データである。
【0014】この様に、給油速度により要求ブリーザ径
が異なるため、どんな給油速度でもキャニスタ吸着量を
できるだけ少なく、且つエミッションも規制値内に収め
るためには1本のブリーザでは対応できないという不具
合があった。
【0015】本発明は上記事実を考慮し、1本のブリー
ザでどんな給油速度でもキャニスタ吸着量をできるだけ
少なく、且つエミッションも規制値内に収めることがで
きる燃料蒸発ガス排出防止装置を提供することが目的で
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、燃料タンクと、燃料タンク内と燃料タンク給油口近
傍とを連結するブリーザと、燃料タンク内で発生した燃
料蒸発ガスを処理するキャニスタと、を備えた燃料蒸発
ガス排出防止装置であって、前記ブリーザ内の燃料蒸発
ガス循環量を給油によるタンク内へのエア吸い込み量と
略同じになるように可変する燃料蒸発ガス循環量可変手
段を設けたことを特徴としている。
【0017】従って、燃料蒸発ガス循環量可変手段によ
り、ブリーザ内の燃料蒸気ガス循環量が燃料給油による
燃料タンク内へのエアの吸い込み量と略同じになるよう
に調節されるので、給油口からのベーパリーク及び新規
エアの燃料タンク内への吸い込みが抑制される。
【0018】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
燃料蒸発ガス排出防止装置において、前記燃料蒸発ガス
循環量可変手段はブリーザに設けられ、ブリーザの通気
抵抗を可変するブリーザ通気抵抗可変手段であることを
特徴としている。
【0019】従って、ブリーザに設けられたブリーザ通
気抵抗可変手段により、燃料流入速度(エア吸い込み
量)に応じてブリーザの通気抵抗が可変され、これによ
って、燃料タンクの内圧が変化し、ブリーザ内の燃料蒸
気ガス循環量が燃料給油による燃料タンク内へのエアの
吸い込み量と略同じになるように調節されるので、給油
口からのベーパリーク及び新規エアの燃料タンク内への
吸い込みが抑制される。
【0020】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
燃料蒸発ガス排出防止装置において、前記燃料タンクと
前記キャニスタとを連結するベーパラインを備え、前記
燃料蒸発ガス循環量可変手段は前記ベーパラインに設け
られ前記ベーパラインの通気抵抗を可変するベーパライ
ン通気抵抗可変手段であることを特徴としている。
【0021】従って、ベーパラインに設けられたベーパ
ライン通気抵抗可変手段により、燃料流入速度に応じて
ベーパラインの通気抵抗が可変され、これによって、燃
料タンクの内圧が変化し、ブリーザ内の燃料蒸気ガス循
環量と燃料給油による燃料タンク内へのエアの吸い込み
量とが略同じになるように調節されるので、給油口から
のベーパリーク及び新規エアの燃料タンク内への吸い込
みが抑制される。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に係る燃料蒸発ガス排出防
止装置の第1実施形態を図1及び図2を用いて説明す
る。
【0023】なお、図中矢印UPは車両上方方向を示
す。図1に示される如く、燃料タンク10の側壁部10
Aには、インレットパイプ12が貫通しており、インレ
ットパイプ12の先端部12Aが燃料タンク10内に挿
入されている。給油時、給油ガン14が挿入されるイン
レットパイプ12の口元12Bの近傍には、ブリーザ1
6の一方の端部16Aが連結されており、ブリーザ16
の他方の端部16Bは、燃料タンク10の上壁部10に
取付けられた差圧弁18に接続されている。この差圧弁
18の下部には、フロート弁とロールオーバー弁兼用の
弁ユニット20が取付けられており、この弁ユニット2
0は燃料タンク10の内部に配置されている。
【0024】差圧弁18には、キャニスタ22がベーパ
ライン24により連結されている。キャニスタ22には
差圧弁26が取付けられており、この差圧弁26により
キャニスタ22の外気連通孔を開閉制御している。
【0025】ブリーザ16の中間部には、燃料蒸発ガス
循環量可変手段及びブリーザ通気抵抗可変手段としての
開口面積可変手段28が配設されており、ブリーザ16
内の燃料蒸気ガス循環量を調整するようになっている。
【0026】図2に示される如く、開口面積可変手段2
8は、上下方向に沿って配置されたパイプ状のケース3
0を備えており、このケース30の上端部30Aと下端
部30Bにはそれぞれブリーザ16が連結されている。
ケース30の上下方向中間部30Cは、上端部30A及
び下端部30Bに比べ大径とされており、中間部30C
と下端部30Bとの間には、下方へ向けて徐々に縮径さ
れた傾斜面30Dが形成されている。中間部30C内に
は、球体のフロート弁32が上下方向(図2の矢印A及
び矢印B方向)へ移動可能に挿入されている。このフロ
ート弁32の直径は、上端部30A及び下端部30Bの
内径より大きく設定されており、下方へ移動した場合に
は、傾斜面30Dとの間の開口面積が徐々に狭くなり通
気抵抗が大きくなる。即ち、フロート弁32は通気抵抗
を可変する手段となっている。
【0027】上端部30Aの内周部にはストッパ34が
突出しており、このストッパ34とフロート弁32との
間には、圧縮コイルスプリング36が挿入されている。
従って、燃料タンク10の内圧によって、フロート弁3
2が矢印A方向へ移動する場合には、フロート弁32は
自重と圧縮コイルスプリング36の付勢力に抗して矢印
A方向へ移動する。このため、フロート弁32の質量と
圧縮コイルスプリング36のバネ荷重の調整により、燃
料タンク10の内圧に対する、フロート弁32と傾斜面
30Dとの間の開口面積の変化量を調整することができ
る。
【0028】次に、本第1実施形態の作用を説明する。
本第1実施形態の燃料蒸発ガス排出防止装置では、給油
速度が高速度(例えば、38リットル/min )の場合に
は、燃料タンク10の内圧が上昇し、この内圧の上昇に
伴って開口面積可変手段28のフロート弁32が、自重
と圧縮コイルスプリング36の付勢力に抗して図2の矢
印A方向へ移動し、傾斜面30Dとの間の開口面積が広
がる。このため、ブリーザ16による燃料蒸気ガス循環
量が増し、インレットパイプ12の外から口元12Bに
入る新規エアの巻き込み量が減少し、燃料タンク10内
での新たな燃料蒸発ガス発生が減少するので、キャニス
タ吸着量が減る。
【0029】また、給油速度が低速度(例えば15リッ
トル/min )の場合には、燃料タンク10の内圧が下降
し、この内圧の下降に伴って開口面積可変手段28のフ
ロート弁32の矢印A方向への移動量が減少して、傾斜
面30Dとの間の開口面積が狭くなる。このため、燃料
蒸気ガス循環量が過大になることを防止でき、その結
果、インレットパイプ12の口元12Bからのベーパリ
ークを少なくできる。
【0030】従って、本第1実施形態の燃料蒸発ガス排
出防止装置では、1本のブリーザでどんな給油速度でも
キャニスタ吸着量をできるだけ少なく、且つエミッショ
ンも規制値内に収めることができる。
【0031】なお、本第1実施形態では、ブリーザ通気
抵抗可変手段として開口面積可変手段28を使用した
が、これに代えて、ブリーザの長さを可変し循環量を可
変する構成としても良い。
【0032】次に、本発明に係る燃料蒸発ガス排出防止
装置の第2実施形態を図3を用いて説明する。
【0033】なお、第1実施形態と同一部材について
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0034】図3に示される如く、本第2実施形態で
は、開口面積可変手段28は、上下方向に沿って配置さ
れたパイプ状のケース40を備えており、このケース4
0の上部には、ケース40より小径とされたパイプ42
が連結されている。また、ケース40の下部には、ケー
ス40より小径とされたパイプ44が連結されており、
このパイプ44の先端44Aは、ケース40の内部空間
46内に挿入されている。なお、パイプ42、44には
それぞれブリーザ16が連結されている。
【0035】パイプ44の先端44Aには、パイプ44
の先端開口部を閉塞する弁48がヒンジ50により開閉
方向(図3の矢印C方向及び矢印D方向)へ揺動可能に
取付けられている。ヒンジ50には、捩じりコイルスプ
リング52が設けられており、弁48を閉方向(図3の
矢印D方向)へ付勢している。
【0036】従って、燃料タンク10の内圧によって、
弁48が矢印C方向へ移動する場合には、弁48は自重
と捩じりコイルスプリング52の付勢力に抗して矢印C
方向へ揺動する。このため、弁48の自重と捩じりコイ
ルスプリング52のバネ荷重の調整により、燃料タンク
10の内圧に対する、パイプ44の先端開口部と弁48
との間の開口面積の変化量を調整することができる。
【0037】次に、本第2実施形態の作用を説明する。
本第2実施形態の燃料蒸発ガス排出防止装置では、給油
速度が高速度の場合には、燃料タンク10の内圧が上昇
し、この内圧の上昇に伴って開口面積可変手段28の弁
48が、自重と捩じりコイルスプリング52の付勢力に
抗して図3の矢印C方向へ揺動し、パイプ44の先端開
口部と弁48との間の開口面積が広がる。このため、ブ
リーザ16による燃料蒸気ガス循環量が増し、インレッ
トパイプ12の外から口元12Bに入る新規エアの巻き
込み量が減少し、燃料タンク10内での新たな燃料蒸発
ガス発生がないので、キャニスタ吸着量が減る。
【0038】また、給油速度が低速度の場合には、燃料
タンク10の内圧が下降し、この内圧の下降に伴って開
口面積可変手段28の弁48の矢印C方向への揺動量が
減少して、パイプ44の先端開口部と弁48との間の開
口面積が狭くなる。このため、燃料蒸気ガス循環量が過
大になることを防止でき、その結果、インレットパイプ
12の口元12Bからのベーパリークを低減できる。
【0039】従って、本第2実施形態の燃料蒸発ガス排
出防止装置では、1本のブリーザでどんな給油速度でも
キャニスタ吸着量をできるだけ少なく、且つエミッショ
ンも規制値内に収めることができる。
【0040】次に、本発明に係る燃料蒸発ガス排出防止
装置の第3実施形態を図4及び図5を用いて説明する。
【0041】なお、第1実施形態と同一部材について
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0042】図4に示される如く、本第3実施形態の開
口面積可変手段28は、上下方向に沿って配置されたパ
イプ状のケース60を備えており、このケース60の上
端部60Aと下端部60Bにはそれぞれブリーザ16が
連結されている。ケース60の上下方向中間部60C
は、上端部60A及び下端部60Bに比べ大径とされて
おり、中間部60Cと下端部60Bとの間には、下方へ
向けて徐々に縮径された傾斜面60Dが形成されてい
る。中間部60C内には、フロート弁62が上下方向
(図4の矢印E及び矢印F方向)へ移動可能に挿入され
ている。
【0043】図5に示される如く、このフロート弁62
は、基部62Aが円柱状とされ基部62Aの下方側端部
に形成された頭部62Bが半球状とされた弾丸状とされ
ている。また、このフロート弁62には、軸線に沿って
貫通孔64が穿設されている。
【0044】図4に示される如く、フロート弁62の軸
径は、ケース60の上端部60A及び下端部60Bの内
径より大きく設定されており、下方へ移動した場合に
は、傾斜面60Dとの間の開口面積が徐々に狭くなり通
気抵抗が大きくなる。
【0045】従って、燃料タンク10の内圧によって、
フロート弁62が矢印E方向へ移動する場合には、フロ
ート弁62は自重に抗して矢印E方向へ移動する。この
ため、フロート弁62の質量の調整により、燃料タンク
10の内圧に対する、フロート弁62と傾斜面60Dと
の間の開口面積の変化量を調整することができる。
【0046】次に、本第3実施形態の作用を説明する。
本第3実施形態の燃料蒸発ガス排出防止装置では、給油
速度が高速度の場合には、燃料タンク10の内圧が上昇
し、この内圧の上昇に伴って開口面積可変手段28のフ
ロート弁62が、自重に抗して図4の矢印E方向へ移動
し、傾斜面60Dとの間の開口面積が広がり、ブリーザ
径が大きくなる。このため、ブリーザ16による燃料蒸
気ガス循環量が増し、インレットパイプ12の外から口
元12Bに入る新規エアの巻き込み量が減少し、燃料タ
ンク10内での新たな燃料蒸発ガス発生がないので、キ
ャニスタ吸着量が減る。
【0047】また、給油速度が低速度の場合には、燃料
タンク10の内圧が下降し、この内圧の下降に伴って開
口面積可変手段28のフロート弁62の矢印E方向への
移動量が減少して、傾斜面60Dとの間の開口面積が狭
くなり、ブリーザ径が小さくなる。このため、燃料蒸気
ガス循環量が過大になることを防止でき、その結果、イ
ンレットパイプ12の口元12Bからのベーパリークを
低減できる。
【0048】従って、本第3実施形態の燃料蒸発ガス排
出防止装置では、1本のブリーザでどんな給油速度でも
キャニスタ吸着量をできるだけ少なく、且つエミッショ
ンも規制値内に収めることができる。
【0049】また、本第3実施形態では、フロート弁6
2を球体でなく、弾丸状としたので、フロート弁62を
割型で形成した場合に発生する、図4及び図5に示され
るパーティングライン66を、傾斜面60Dと当接しシ
ール部となる頭部62Bから外して、基部62Aに形成
することができる。このため、球体の場合の様に、シー
ル部にパーティングラインが来る恐れが無く、シール性
が安定する。
【0050】また、本第3実施形態では、フロート弁6
2に貫通孔64を穿設したので、貫通孔64の径を変え
ることによって最小通気量を0より大きく設定でき、給
油速度が低速度の場合の通気量を確保することができ
る。また、最小通気量を設定するためのバイパスを設け
る必要が無く。また、シール部となる傾斜面60Dまた
は頭部62Bに最小通気量を設定するための切欠を設け
る必要が無いため、シール性を損なうこともない。
【0051】また、本第3実施形態では、フロート弁6
2を弾丸状としたため、軸径を変更せず、即ちブリーザ
16の開口面積に影響なく、円柱状の基部62Aの長さ
を変更するだけで、フロート弁62を質量を調整でき
る。このため、フロート弁が球体の場合のように、必要
以上にケース60の外径が大きくなることもない。ま
た、フロート弁が球体の場合のように、フロート弁の質
量不足を補うために、スプリング等の付勢手段を設ける
必要もない。このため、装置の小型軽量化、部品点数の
削減、構造の簡素化が可能である。
【0052】なお、本第3実施形態では、フロート弁6
2を弾丸状としたが、これに代えて図6に示される如
く、フロート弁68を基部68Aが円柱状とされ、基部
68Aの両端部68B、68Cが半球状とされたカプセ
ル状としてもよい。この場合には、上下逆となっても誤
組付けにならないとともに、弾丸状にした場合に比べ、
外周部にエッジがないため移動が円滑に行われる。
【0053】次に、本発明に係る燃料蒸発ガス排出防止
装置の第4実施形態を図7〜図9を用いて説明する。
【0054】なお、第1実施形態と同一部材について
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0055】図7に示される如く、本第4実施形態の燃
料蒸発ガス排出防止装置では、図1に示される開口面積
可変手段28が配設されていない。また、ブリーザ16
の端部16Bが、差圧弁18内の直接タンク内圧を受け
る部位18Aに達しており、差圧弁18内のダイアフラ
ム18Bが開の時だけベーパライン24とつながるよう
になっている。
【0056】また、差圧弁18とキャニスタ22を結ぶ
ベーパライン24に、ベーパライン24の通気抵抗を可
変するベーパライン通気抵抗可変手段100が設けられ
ている。
【0057】図8に示される如く、ベーパライン通気抵
抗可変手段100は、上下方向に沿って配置されたパイ
プ状のケース102を備えており、このケース102の
上端部102Aと下端部102Bにはそれぞれベーパラ
イン24が連結されている。ケース102の上下方向中
間部102Cは、上端部102A及び下端部102Bに
比べ大径とされており、中間部102Cと上端部102
Aとの間には、上方へ向けて徐々に縮径された傾斜面1
02Dが形成されている。
【0058】中間部102Cの内周面には、周方向に沿
って所定の間隔で突起104が複数個形成されており、
傾斜面102Dの上端部近傍の内周面にも、周方向に沿
って所定の間隔で突起106が複数個形成されている。
中間部102C内の突起104と突起106との間に
は、フロート弁108が上下方向(図8の矢印G及び矢
印H方向)へ移動可能に挿入されている。
【0059】このフロート弁108は、基部108Aが
円柱状とされ基部108Aの上方側端部に形成された頭
部108Bが半球状とされた弾丸状とされている。ま
た、フロート弁108の軸径は、ケース102の上端部
102Aの内径及び突起104の内側端を結んだ円の直
径より大きく設定されており、下方へ移動した場合に
は、突起104に当接し、上方へ移動した場合には、傾
斜面102Dとの間に隙間110を残して突起106に
当接するようになっている。この隙間110は、フロー
ト弁108が下方の位置(図8の想像線の位置)に有る
場合の、フロート弁108と中間部102Cとの隙間1
11より狭くなっている。また、フロート弁108は、
燃料蒸発ガス循環量を増加させたい給油速度Vで上方へ
移動し、突起106に当接するように設定されている。
【0060】従って、所定の給油速度Vとなり、ベーパ
ライン24内の流量が所定値以上になると、流圧によっ
て、フロート弁108が上方へ移動し、突起106に当
接し、これにより、ベーパライン通気抵抗可変手段10
0の通気抵抗が急激に上昇するようになっている。
【0061】次に、本第4実施形態の作用を説明する。
本第4実施形態の燃料蒸発ガス排出防止装置では、給油
速度が高くなり、燃料蒸発ガス循環量を増加させたい給
油速度Vに達して、ベーパライン24内の流量が所定値
以上になると、流圧によって、フロート弁108が上方
へ移動し、突起106に当接する。これにより、ベーパ
ライン通気抵抗可変手段100の通気抵抗が急激に上昇
し、燃料タンク10の内圧が上昇し、この内圧の上昇に
伴ってブリーザ16による燃料蒸気ガス循環量が増し、
インレットパイプ12の外から口元12Bに入る新規エ
アの巻き込み量が減少し、燃料タンク10内での新たな
燃料蒸発ガス発生が減少するので、キャニスタ吸着量が
減る。
【0062】従って、本第4実施形態の燃料蒸発ガス排
出防止装置では、図9の実線に示される如く、給油速度
Vにおいて、急激に燃料蒸発ガス循環量を増加させるこ
とができる。なお、図9の破線は、ベーパライン通気抵
抗可変手段100が設けられていない場合の給油速度と
燃料蒸発ガス循環量との関係を示している。
【0063】また、給油速度が給油速度Vより低い場合
には、ベーパライン24内の流量が所定値より小さくな
ると、フロート弁108が下方へ移動し、突起104に
当接する。これにより、ベーパライン通気抵抗可変手段
100の通気抵抗が急激に減少し、燃料タンク10の内
圧が下降する。このため、燃料蒸発ガス循環量が過大に
なることを防止でき、その結果、インレットパイプ12
の口元12Bからのベーパリークを低減できる。
【0064】従って、本第4実施形態の燃料蒸発ガス排
出防止装置では、1本のブリーザでどんな給油速度でも
キャニスタ吸着量をできるだけ少なく、且つエミッショ
ンも規制値内に収めることができる。
【0065】また、本第4実施形態では、ブリーザ16
の端部16Bが、差圧弁18内の直接タンク内圧を受け
る部位18Aに達しており、差圧弁18内のダイアフラ
ム18Bが開の時だけベーパライン24とつながるよう
になっているため、車両走行中の温度上昇やタンク受熱
により、燃料タンク10の内圧が差圧弁18の開弁設定
圧以上となり、ダイアフラム18Bが開になった時だ
け、燃料蒸気ガスがキャニスタ22へ流れるが、ダイア
フラム18Bが閉じている時は、燃料蒸気ガスがキャニ
スタ22へ流れる通路が遮断される。従って、キャニス
タ吸着量を更に少なくできる。
【0066】なお、図7に想像線で示す如く、ブリーザ
16の端部16Bを直接燃料タンク10内に設けても良
い。この場合、満タン時の液面S1を、ブリーザ16の
端部16Bの端面位置S2より下方に設定することが好
ましい。これは、通常満タン給油時の燃料タンク内で
は、燃料蒸発ガスの逃げ場がないとタンク内圧が上昇
し、燃料がインレットパイプ12側へ押し出される。こ
れに対して、満タン液面S1よりブリーザ16の端面位
置S2が上にあると、燃料蒸発ガスの逃げ場が確保され
るため、燃料がインレットパイプ12側へ押し出される
ことがない。また、オートストップ時の満タン液面S1
とブリーザ16の端面位置S2との距離は、各燃料タン
ク毎に調整するが、燃料タンク10の容量の5%の容量
に相当する距離が好ましい。
【0067】また、本第4実施形態では、フロート弁1
08を弾丸状としたため、軸径を変更せず、即ちベーパ
ライン24の開口面積に影響なく、円柱状の基部108
Aの長さを変更するだけで、フロート弁108を質量を
調整できる。このため、フロート弁が球体の場合のよう
に、必要以上にケース102の外径が大きくなることも
ない。また、フロート弁が球体の場合のように、フロー
ト弁の質量不足を補うために、スプリング等の付勢手段
を設ける必要もない。このため、装置の小型軽量化、部
品点数の削減、構造の簡素化が可能である。
【0068】なお、本第4実施形態の燃料蒸発ガス排出
防止装置では、図10に示される如く、フロート弁10
8に、その軸線に沿って貫通孔112を穿設しても良
い。この場合には、傾斜面102Dと頭部108Bとの
間に最小通気量を設定するための突起106(図8参
照)を設ける必要が無い。
【0069】また、本第4実施形態では、フロート弁1
08を弾丸状としたが、これに代えて、フロート弁10
8を基部が円柱状とされ、基部の両端部が半球状とされ
たカプセル状としてもよい。この場合には、フロート弁
108が上下逆となっても誤組付けにならないととも
に、フロート弁108を弾丸状にした場合に比べ、外周
部にエッジがないため移動が円滑に行われる。
【0070】また、本第4実施形態では、ベーパライン
通気抵抗可変手段100を図11に示す構成としても良
い。このベーパライン通気抵抗可変手段100は、上下
方向に沿って配置されたパイプ状のケース140を備え
ており、このケース140の上部には、ケース140よ
り小径とされたパイプ142が連結されている。また、
ケース140の下部には、ケース140より小径とされ
たパイプ144が連結されている。
【0071】パイプ142の下端142Aは、ケース1
40の内部空間146内に挿入されている。なお、パイ
プ142、144にはそれぞれベーパライン24が連結
されている。パイプ142の先端142Aには、パイプ
142の先端開口部を閉塞する弁148がヒンジ150
により開閉方向(図11の矢印K方向及び矢印M方向)
へ揺動可能に取付けられている。ヒンジ150には捩じ
りコイルスプリング152が設けられており、弁148
を閉方向(図11の矢印M方向)へ付勢している。ま
た、パイプ142の下端142Aの近傍には、小径の貫
通孔154がパイプ142の周方向に沿って所定の間隔
で形成されている。
【0072】従って、本第4実施形態では、給油速度が
速くなって、ベーパライン24内の流量が所定値以上に
なると、流圧によって、弁148が矢印M方向へ揺動
し、パイプ142の開口端を閉塞する。これにより、燃
料蒸発ガスは貫通孔154のみを通過するため、ベーパ
ライン通気抵抗可変手段100の通気抵抗が急激に上昇
する。このため、ブリーザ16による燃料蒸気ガス循環
量が急激に増し、インレットパイプ12の外から口元1
2Bに入る新規エアの巻き込み量が減少し、燃料タンク
10内での新たな燃料蒸発ガス発生がないので、キャニ
スタ吸着量が減る。
【0073】また、給油速度が遅くなって、ベーパライ
ン24内の流量が所定値より小さくなると、コイルスプ
リング152の付勢力によって弁148が矢印K方向へ
揺動し、パイプ142の開口端を開く、これにより、燃
料蒸気ガスはパイプ142の開口と貫通孔154を通過
するため、ベーパライン通気抵抗可変手段100の通気
抵抗が急激に下降し、燃料タンク10の内圧が下降す
る。このため、燃料蒸発ガス循環量が過大になることを
防止でき、その結果、インレットパイプ12の口元12
Bからのベーパリークを低減できる。
【0074】また、本発明の燃料蒸発ガス排出防止装置
では、図12に示される如く、第1実施〜第3実施形態
で説明した開口面積可変手段28と、第4実施形態で説
明したベーパライン通気抵抗可変手段100との双方を
設けても良い。この場合、燃料蒸発ガス循環量を更に迅
速に変化させることができる。
【0075】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、燃料タンク
と、燃料タンク内と燃料タンク給油口近傍とを連結する
ブリーザと、燃料タンク内で発生した燃料蒸発ガスを処
理するキャニスタと、を備えた燃料蒸発ガス排出防止装
置であって、ブリーザ内の燃料蒸発ガス循環量を給油に
よるタンク内へのエア吸い込み量と略同じになるように
可変する構成としたので、1本のブリーザでどんな給油
速度でもキャニスタ吸着量をできるだけ少なく、且つエ
ミッションも規制値内に収めることができるという優れ
た効果を得ることができる。
【0076】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
燃料蒸発ガス排出防止装置において、燃料蒸発ガス循環
量可変手段はブリーザに設けられ、ブリーザの通気抵抗
を可変するブリーザ通気抵抗可変手段であるであるた
め、請求項1記載と同じ効果を得ることができる。
【0077】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
燃料蒸発ガス排出防止装置において、燃料タンクとキャ
ニスタとを連結するベーパラインを備え、燃料蒸発ガス
循環量可変手段は前記ベーパラインに設けられ前記ベー
パラインの通気抵抗を可変するベーパライン通気抵抗可
変手段であるあるため、請求項1記載と同じ効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る燃料蒸発ガス排出
防止装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る燃料蒸発ガス排出
防止装置の燃料蒸発ガス循環量可変手段を示す側断面図
である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る燃料蒸発ガス排出
防止装置の燃料蒸発ガス循環量可変手段を示す一部を断
面とした斜視図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る燃料蒸発ガス排出
防止装置の燃料蒸発ガス循環量可変手段を示す側断面図
である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る燃料蒸発ガス排出
防止装置の燃料蒸発ガス循環量可変手段のフロート弁を
示す斜視図である。
【図6】本発明の第3実施形態の他の形態に係る燃料蒸
発ガス排出防止装置の燃料蒸発ガス循環量可変手段のフ
ロート弁を示す斜視図である。
【図7】本発明の第4実施形態に係る燃料蒸発ガス排出
防止装置を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る燃料蒸発ガス排出
防止装置のベーパライン通気抵抗可変手段を示す側断面
図である。
【図9】給油速度と燃料蒸発ガス循環量との関係を示す
グラフである。
【図10】本発明の第4実施形態の他の形態に係る燃料
蒸発ガス排出防止装置のベーパライン通気抵抗可変手段
を示す側断面図である。
【図11】本発明の第4実施形態の他の形態に係る燃料
蒸発ガス排出防止装置のベーパライン通気抵抗可変手段
を示す一部を断面とした斜視図である。
【図12】本発明の他の実施形態に係る燃料蒸発ガス排
出防止装置を示すブロック図である。
【図13】従来例に係る燃料蒸発ガス排出防止装置を示
すブロック図である。
【図14】給油時間とブリーザ径とタンク内圧との関係
を示すグラフである。
【図15】給油速度とブリーザ径と新規エア巻き込みに
よる燃料蒸発ガス発生量との関係を示すグラフである。
【図16】ブリーザ径とキャニスタ吸着量との関係を示
すグラフである。
【図17】ブリーザ径とエミッションとの関係を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
10 燃料タンク 12 インレットパイプ 12B 口元 16 ブリーザ 18 差圧弁 22 キャニスタ 24 ベーパライン 28 開口面積可変手段(ブリーザ循環量可変手段、
ブリーザ通気抵抗可変手段) 30 ケース 30D 傾斜面 32 フロート弁 40 ケース 48 弁 60 ケース 60D 傾斜面 62 フロート弁 68 フロート弁 100 ベーパライン通気抵抗可変手段 102 ケース 104 突起 106 突起 108 フロート弁 140 ケース 148 弁 154 貫通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクと、燃料タンク内と燃料タン
    ク給油口近傍とを連結するブリーザと、燃料タンク内で
    発生した燃料蒸発ガスを処理するキャニスタと、を備え
    た燃料蒸発ガス排出防止装置であって、前記ブリーザ内
    の燃料蒸発ガス循環量を給油によるタンク内へのエア吸
    い込み量と略同じになるように可変する燃料蒸発ガス循
    環量可変手段を設けたことを特徴とする燃料蒸発ガス排
    出防止装置。
  2. 【請求項2】 前記燃料蒸発ガス循環量可変手段はブリ
    ーザに設けられ、ブリーザの通気抵抗を可変するブリー
    ザ通気抵抗可変手段であることを特徴とする請求項1記
    載の燃料蒸発ガス排出防止装置。
  3. 【請求項3】 前記燃料タンクと前記キャニスタとを連
    結するベーパラインを備え、前記燃料蒸発ガス循環量可
    変手段は前記ベーパラインに設けられ前記ベーパライン
    の通気抵抗を可変するベーパライン通気抵抗可変手段で
    あることを特徴とする請求項1記載の燃料蒸発ガス排出
    防止装置。
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