JPH08208652A - 8a,9−ジヒドロ−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン誘導体 - Google Patents

8a,9−ジヒドロ−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン誘導体

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JPH08208652A
JPH08208652A JP7313683A JP31368395A JPH08208652A JP H08208652 A JPH08208652 A JP H08208652A JP 7313683 A JP7313683 A JP 7313683A JP 31368395 A JP31368395 A JP 31368395A JP H08208652 A JPH08208652 A JP H08208652A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高血圧治療剤として有用な8a,9−ジヒド
ロ−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピ
リジン誘導体を提供する。 【解決手段】 式(II) 【化1】 を有する化合物およびその非毒性の薬学的に許容し得る
塩基または酸付加塩。上記式中、 【化2】 は単結合または二重結合であり、Raの中、1個は存在
しそして水素、1〜20個の炭素のアルキルなどであ
り、Zは酸素または硫黄であり、R2は水素、ハロゲン
などであり、Rは低級アルキルなどである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な8a,9−
ジヒドロ−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−
d〕ピリジン誘導体に関する。本化合物はそれ自体高血
圧の治療に有用であり、さらに、抗高血圧活性を有する
4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−カルボン酸の合成中間体としても有
用である。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4,141,899号には、抗
潰瘍剤および抗分泌剤として4,5,6,7−テトラヒド
ロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン誘導体が開示されて
いる。他の例は Arzneim. Forsch. 34(11)巻 1467〜147
1頁 (1984年)に開示されている。これらの化合物は、
6−位に置換基を欠いているという点において本発明に
開示されているものとは異なっている。この変化はイミ
ダゾ〔4,5−c〕ピリジン環の他の位置における置換
と組合わさって今や抗高血圧活性を有することが判明し
た新規な化合物を生ずるものである。1984年1月6
日に公開された大塚製薬の日本特許出願J59095−
286Aには、精神抑うつ活性、血圧降下活性、中枢神
経系活性または中枢興奮活性を有するイミダゾ〔4,5
−c〕ピリジン−6−カルボン酸誘導体が開示されてい
る。
【0003】「抗ウイルス剤として有用な新規なイミダ
ゾ−ピリジン−6−カルボキサミド誘導体」と題するベ
ルギー特許第902,611号には、次式に示されるよ
うな番号の位置を有する核構造のC6−位におけるアミ
ド官能に限定された関連化合物が開示されている。
【化5】
【0004】アミド官能に限定されたこのような化合物
は、ベルギー特許等902,611号に薬学的に活性な
化合物として開示されている。更に、ベルギー特許第9
02,611号には、C6−位にカルボキシル官能を有す
る関連化合物が開示されているが単に中間体として使用
されるにとどまっている。このように、はじめの3種の
前記文献の化合物は、C4にスピロ環を有する以外は、
1、N3、N5またはC4に置換基を有していないために
本発明に開示された化合物と異なっている。更に、本発
明は、前記ベルギー特許第902,611号において中
間体として開示されたカルボン酸基を有する化合物を除
外するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、後述するよ
うな式(II)の化合物および薬学的に許容し得る担体を
有する薬学的組成物およびその使用方法である。このよ
うな相違は、従来の技術から自明であるとは考えられな
い変化を意味するものである。本発明の後述する式(I
I)の化合物はさらに、式(I)
【化6】 を有する4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−
c〕ピリジンの新規な類似体およびその薬学的に許容し
得る塩基または酸付加塩の合成中間体としても有用であ
る。
【0006】上式I中、 (1)
【化7】 は、単結合または二重結合であり、 (2) R1の1個は存在しそして(a) 4〜20個
の炭素原子を有するアルキル、または(b)
【化8】 {式中yは、0、1、2、3、4または5でありそして
R′はシクロアルキル、ナフチル、ヘテロアリール、未
置換のまたは低級アルキル、ハロゲン、トリフルオロメ
チル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アシルオキ
シ、アミノ、N−低級モノアルキルアミノ、N,N−低
級ジアルキルアミノ、低級チオアルキル、低級アルキル
スルホニル、ニトロまたは−NHC(=O)R10〔式中R
10は低級アルキル、未置換のまたは低級アルキルにより
置換されているフェニルまたは−NHR11(式中R11
水素または低級アルキルである)である〕からなる1〜
5個好適には1〜3個の置換分で置換されているフェニ
ルでありそしてR″は水素、低級アルキル、シクロアル
キル、ナフチル、未置換のまたはアルキル、ハロゲン、
トリフルオロメチル、アミノ、N−低級モノアルキルア
ミノ、N,N−低級ジアルキルアミノ、低級チオアルキ
ル、低級アルキルスルホニルまたはニトロから選択され
る1〜5個の置換分好適には1〜3個の置換分で置換さ
れたフェニルである}であり、
【0007】(3) R2は(a) 水素、(b) ハ
ロゲン、(c) 低級アルキル、(d) R′−(C
2)x−(式中xは1、2、3、4または5でありそし
てR′は独立して前述した通りである)、(e) R′
−C(=O)−(式中R′は独立して前述した通りであ
る)または(f) R′−CH(OH)−(式中R′は独
立して前述した通りである)であり、
【0008】(4) R3は (a) R′−(CH2)x−(式中xおよびR′は独立し
て前述した通りである)、 (b)
【化9】 (式中R′およびyは独立して前述した通りでありそし
てR′′′は低級アルキル、シクロアルキル、ナフチ
ル、未置換のまたはアルキル、ハロゲン、トリフルオロ
メチル、アミノ、N−低級モノアルキルアミノ、N,N
−低級ジアルキルアミノ、低級チオアルキル、低級アル
キルスルホニルまたはニトロから選択される1〜5個の
置換分好適には1〜3個の置換分で置換されたフェニル
である)、
【0009】(c) −C(=O)−R5 〔式中R5は(i) 1〜15個の炭素原子を有するアル
キル、(ii)
【化10】 (式中R′、R″およびyは独立して前述した通りであ
る)、(iv) −(CH=CR6)−R1(式中R6は水素
または低級アルキルでありそしてR1は前述した通りで
ある)、(v)
【化11】 (式中y、R′およびR6は独立して前述した通りであ
る)、(vi) R′−(CH2)y−O−(式中yおよび
R′は独立して前述した通りである)または(vii)
【化12】 (式中、R′、R″およびyは独立して前述した通りで
ある)である〕、または (d)
【化13】 〔式中R5は独立して前述した通りであり好適にはR′
−(CH2)y−(式中R′およびyは独立して前述した通
りである)である〕であり、
【0010】(5) R4は、(a) −CH2OR
7(式中R7は水素、低級アシルまたは低級アルキルであ
る)、(b)
【化14】 (式中、R7は独立して前述した通りでありそしてR8
水素、低級アルキルまたはベンジルである)、(c)
−C(=O)H、(d) −C≡Nまたは(e) −C
(=O)OR9(式中R9は水素、低級アルキルまたはベン
ジルである)でありそして
【0011】(6) nは0、1、2または3である。
但し、R3がR′−(CH2)x−または−C(=O)−R
5〔式中R5はR′−(CH2)y−O−または
【化15】 (式中R′、R″、xおよびyはそれぞれ前述した通り
である)である〕である場合は、R9は水素であっては
ならない。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(II)
【化16】 の新規な化合物およびその無毒性の薬学的に許容し得る
塩基または酸付加塩に関するものである。
【0013】上式II中、
【化17】 は前述した通りであり、 (1) Raの1個は存在しそして(a) 水素、
(b) 1〜20個の炭素原子を有するアルキル、また
は(c)
【化18】 (式中y、R′およびR″はそれぞれ独立して前述した
通りである)であり、 (2) Zは酸素または硫黄であり、 (3) R2は独立して前述した通りであり、そして (4) Rは低級アルキル、ヘテロアリール、フェニル
またはベンジル(それぞれが未置換であるかまたは低級
アルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ヒドロキ
シ、低級アルコキシ、低級アシルオキシ、アミノ、N−
低級モノアルキルアミノ、N,N−低級ジアルキルアミ
ノ、低級チオアルキル、低級アルキルスルホニルまたは
ニトロから選択される1〜5個好適には1〜3個のの置
換分で置換されている)である。
【0014】好適な式(I)の化合物は、R2がHであ
り、R3が−C(=O)R、または
【化19】 でありそしてnが1または2である化合物であり、式
(XX)を有する式(I)の化合物が特に好適である。
【0015】
【化20】 (式中、R1、n、R4およびR5は前述した通りであ
る)。
【0016】より好適な化合物は、R1
【化21】 (式中R′は未置換のまたは前述のようにして置換され
たフェニルであり、R″は水素でありそしてyは0、1
または2である)でありそしてR5
【化22】 (式中R′、R″およびyは前述した通りである)であ
る式(XX)の化合物である。
【0017】本発明の新規な式(II)の化合物は、前述
した式(I)の新規な化合物として示される選択された
誘導体の有用な製造中間体である。更に、前述した式
(II)の新規な化合物である選択された中間体は、ま
た、有用な抗高血圧活性をも有することが判明した。こ
のように、本発明による式(II)の好適な化合物は、
(1)式(I)の好適な化合物の有用な製造中間体であ
りそして(2)抗高血圧剤としての用途を有する化合物
である。
【0018】抗高血圧活性を有する式(II)の化合物
は、式(IIa)
【化23】 を有する化合物である。式中、Zは前述した通りであり
そしてR11は3〜5個の炭素原子を有する有枝鎖状アル
キルおよび未置換のまたは前述のようにして置換された
フェニル、好適には1〜3個のメトキシ置換分によって
置換されているフェニルである。
【0019】更に、薬学的に許容し得る担体と一緒にし
た式(I′)
【化24】 を有する化合物またはその薬学的に許容し得る塩基また
は酸付加塩の抗高血圧に有効な量からなる組成物は哺乳
動物の高血圧を治療するための医薬として有用である。
【0020】上式I′中、 (1)
【化25】 は単結合または二重結合であり、 (2) R1の1個は存在しそして(a) 4〜20個
の炭素原子を有するアルキル、または(b)
【化26】 {式中、yは0、1、2、3、4または5であり、R′
はシクロアルキル、ナフチル、ヘテロアリール、未置換
のまたは低級アルキル、ハロゲン、トリフルオロメチ
ル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アシルオキシ、
アミノ、N−低級モノアルキルアミノ、N,N−低級ジ
アルキルアミノ、低級チオアルキル、低級アルキルスル
ホニル、ニトロまたは−NHC(=O)R10〔式中R10
低級アルキル、未置換のまたは低級アルキルにより置換
されているフェニルまたは−NHR11(式中R11は水素
または低級アルキルである)である〕から選択される1
〜5個好適には1〜3個の置換分で置換されたフェニル
でありそしてR″は水素、低級アルキル、シクロアルキ
ル、ナフチル、未置換のまたはアルキル、ハロゲン、ト
リフルオロメチル、アミノ、N−低級モノアルキルアミ
ノ、N,N−低級ジアルキルアミノ、低級チオアルキ
ル、低級アルキルスルホニルまたはニトロから選択され
る1〜5個の置換分好適には1〜3個の置換分で置換さ
れたフェニルである}であり、
【0021】(3) R2は(a) 水素、(b) ハ
ロゲン、(c) 低級アルキル、(d) R′−(C
2)x−(式中xは1、2、3、4または5でありそし
てR′は独立して前述した通りである)、(e) R′
−C(=O)−(式中R′は独立して前述した通りであ
る)、または(f) R′−CH(OH)−(式中R′は
独立して前述した通りである)であり、
【0022】(4) R3は (a) R′−(CH2)x−(式中xおよびR′は独立し
て前述した通りである)、 (b)
【化27】 (式中R′およびyは独立して前述した通りでありそし
てR′′′は低級アルキル、シクロアルキル、ナフチ
ル、未置換のまたはアルキル、ハロゲン、トリフルオロ
メチル、アミノ、N−低級モノアルキルアミノ、N,N
−低級ジアルキルアミノ、低級チオアルキル、低級アル
キルスルホニルまたはニトロから選択される1〜5個の
置換分好適には1〜3個の置換分で置換されたフェニル
である)、 (c) −C(=O)−R5 〔式中R5は(i) 1〜15個の炭素原子を有するアル
キル、(ii)
【化28】 (式中R′、R″およびyは独立して前述した通りであ
る)、(iv) −(CH=CR6)−R1(式中R6は水素
または低級アルキルでありそしてR1は前述した通りで
ある)、(v)
【化29】 (式中y、R′およびR6は独立して前述した通りであ
る)、(vi) R′−(CH2)y−O−(式中yおよび
R′は独立して前述した通りである)、または(vii)
【化30】 (式中、R′、R″およびyは独立して前述した通りで
ある)である〕、または (d)
【化31】 〔式中R5は独立して前述した通りであり好適にはR′
−(CH2)y−(式中R′およびyは独立して前述した通
りである)である〕であり、
【0023】(5) R4は、(a) −CH2OR
7(式中R7は水素、低級アシルまたは低級アルキルであ
る)、(b)
【化32】 (式中R7は独立して前述した通りでありそしてR8は水
素、低級アルキルまたはベンジルである)、(c) −
C(=O)H、(d) −C≡N、または(e) −C
(=O)OR′9(式中R′9は水素、低級アルキルまたは
ベンジルである)であり、そして (6) nは独立して前述した通りである。
【0024】本発明は、また、薬学的に許容し得る担体
と一緒にした、式(IIa)
【化33】 (式中、Zは酸素または硫黄でありそしてR11は3〜5
個の炭素原子を有する有枝鎖状アルキルであるか、また
は低級アルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ヒド
ロキシ、低級アルコキシ、低級アシルオキシ、アミノ、
N−低級モノアルキルアミノ、N,N−低級ジアルキル
アミノ、低級チオアルキル、低級アルキルスルホニルま
たはニトロから選択される1〜5個好適には1〜3個の
置換分で置換されたフェニルである)を有する式(II)
の選択された化合物またはその無毒性の薬学的に許容し
得る塩基または酸付加塩の抗高血圧的に有効な量からな
る哺乳動物の高血圧を治療するための医薬組成物に関す
るものである。
【0025】式(I)または式(II)の化合物におい
て、1〜20個および1〜15個の炭素原子を有効アル
キルなる語は、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチル、ヘキシルなどおよびそれらの異性体のよ
うな上述した数の炭素原子を有する直鎖状または有枝鎖
状のアルキル基を意味する。ハロゲンは、特に弗素、塩
素または臭素を意味する。低級アルキルは、メチル、エ
チル、プロピルまたはブチルおよびそれらの異性体であ
る。
【0026】低級アルコキシは、アルキルが低級アルキ
ルである−O−アルキルである。低級チオアルキルはア
ルキルが低級アルキルである−S−アルキルである。低
級アシルオキシは、アルキルが低級アルキルであるアル
キル−C(=O)−O−である。低級アルキルスルホニル
は、アルキルが低級アルキルであるアルキル
【化34】 である。
【0027】ヘテロアリールは、2−、3−または4−
ピリジル、1−、2−または4−イミダゾリル、1−、
2−、3−、4−、5−、6−または7−インドリル、
2−または3−チエニル、2−または3−フリルまたは
1−、2−または3−ピラゾリルなどである。シクロア
ルキルは、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シルなどのようなモノシクロ環またはアダマンチルまた
はノルボルニルのようなポリシクロ環を含め、その環が
4〜8個の炭素原子を有する1、2または3個の飽和環
系中に4〜20個の炭素原子を有するものである。それ
ぞれの環は、置換されていないかまたは直鎖状または有
枝鎖状の低級アルキル基によって置換されている。
【0028】式(I)の化合物は、遊離塩基形態、可能
な場合は塩基塩の形態および酸付加塩の形態において使
用できる。3種の形態が本発明の範囲に包含される。実
際に、塩形態の使用は、塩基形態の使用に相当する。本
発明の範囲に含まれる適当な薬学的に許容し得る塩に
は、塩酸塩、硫酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンス
ルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩などを生ずる塩
酸および硫酸のような鉱酸およびメタンスルホン酸、ベ
ンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などのよう
な有機酸から誘導されたものまたは適当な有機または無
機塩基のような塩基から誘導されたものがあげられる。
本発明の化合物の塩の形成に適した無機塩基の例は、ア
ンモニア、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウ
ム、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛などの水酸化
物、炭酸塩および重炭酸塩である。
【0029】塩は、また、適当な有機塩基を使用して形
成することもできる。本発明の化合物との薬学的に許容
し得る塩基付加塩の形成に適した塩基は、無毒性であり
そしてこのような塩を形成するのに十分な強度を有する
有機塩基が包含される。これらの有機塩基は、その限界
が当業者によって容易に理解される種類の塩を形成す
る。単に説明のために示すものであるが、これらの種類
には、メチルアミン、ジメチルアミンおよびトリエチル
アミンのようなモノ−、ジ−およびトリ−アルキルアミ
ン、モノ−、ジ−およびトリ−エタノールアミンのよう
なモノ−、ジ−またはトリ−ヒドロキシアルキルアミ
ン、アルギニンおよびリジンのようなアミノ酸、グアニ
ジン、N−メチルグルコサミン、N−メチルグルカミ
ン、L−グルタミン、N−メチルピペラジン、モルホリ
ン、エチレンジアミン、N−ベンジルフェネチルアミ
ン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンなどが包
含される〔例えば、“Pharmaceutical Salts”J. Phar
m. Sci. 66(1)巻 1〜19頁 (1977年)を参照された
い〕。
【0030】本発明の化合物の塩は、化合物(I)、
(I′)または(II)の遊離塩基を適当な酸または塩基
を含有する水性または水性アルコール溶液または他の適
当な溶媒に溶解しそして溶液を蒸発させることによって
塩を単離するか、または塩が直接析出するかまたは溶液
の濃縮によって得ることができるような有機溶剤中にお
いて反応を行うようにして化合物(I)、(I′)また
は(II)の遊離塩基を酸と反応させるかまたは酸基を有
する化合物(I)、(I′)または(II)を塩基と反応
させることによって製造される。
【0031】本発明の化合物は、不斉炭素原子を含有す
ることができる。すなわち、本発明は、個々の立体異性
体およびそれらの混合物を包含する。個々の異性体は、
当該技術に知られている方法によって調製または単離す
ることができる。
【0032】本発明の新規な方法を一般的に記載すれ
ば、以下のとおりである。 方法 A 式
【化35】 〔式中R1、nおよびR4は前述した通りでありそしてR
3は−C(=O)R5または
【化36】 (式中R5は前述した通りである)である〕を有する化
合物の製法においては、式(III)
【化37】 (式中、R1、nおよびR4は前述した通りである)の化
合物をR5CO2HまたはR5SO3Hの適当に活性化され
たアシル化誘導体を使用してアシル化する。
【0033】好適な方法は、当該技術に知られている変
形法を使用して式(III)の化合物との反応に対してR5
CO2Hを活性化するためにジシクロヘキシルカルボジ
イミドを使用するかまたはR5C(=O)−Hal(式中
Halはハロゲン好適には塩素または臭素である)のよ
うなアシルハライドの製造ほ包含するかまたは
【化38】 (式中Halはハロゲン好適には塩素または臭素であ
る)の製造を包含するかまたは式(III)の化合物との
反応に対して混合または対称無水物の製造が包含され
る。この反応は、もし必要ならば−10℃と溶媒の還流
温度との間でトリエチルアミンまたはピリジンのような
有機塩基を加えてアセトニトリル、テトラヒドロフラン
または塩化メチレンのような非水性溶媒中で実施され
る。このようにする代りに、R4がCO2Hである式(II
I)の化合物を、水性の塩基性溶液中で式RC(=O)H
alまたは
【化39】 を有する選択された化合物でアシル化することもでき
る。R4がCO2Hとして定義される式(I′)の化合物
が望ましい場合は、R4がCOOR9(式中R9は低級ア
ルキルまたはベンジルである)である化合物を、文献に
知られている標準操作を使用しておだやかな酸性または
塩基性条件下に加水分解することができる。
【0034】式(III)の化合物は、塩酸のような強酸
の存在下にπ−R1−置換ヒスチジン誘導体をホルムア
ルデヒドまたはジメトキシメタンのようなホルムアルデ
ヒド等価物と反応させることによって得られる。この反
応は、0℃と溶媒の還流温度との間で水性媒体中で実施
される。R4がCOOHである化合物(III)を単離しそ
して低級アルカノールを使用してエステル化することが
できる。R4がCOOR9(式中R9は低級アルキルまた
はベンジルである)である式(III)の酸は、当該技術
に知られている標準方法を使用して還元してR4がCH2
OHである化合物を形成することができる。π−R1
置換ヒスチジンは、既知であるかまたは文献〔Rec. Tra
v. Chim. 91巻 246頁 (1972年)〕に知られている種々な
方法によって製造することができる。nが2である場合
は、ホモヒスチジン〔Peptides Symp:Proc. 11th Eur.
Peptide Symposium (1973年) 351頁〕を出発物質とし
て使用する。
【0035】方法 B R1、R4、R5およびnが以下の(IV)および(V)に
相当して定義された式(I)または(II)を有する本発
明の化合物を得る他の操作法は、R4、R5およびnが前
述した通りである以下に示す式(IV)の化合物をR1
Q(式中Qは後述するようなアルキル化剤であるのに適
した離脱基である)で処理しそして次に中間体塩である
式(V)(式中R1、R4、R5およびnは前述した通り
である)の化合物を還元剤、好適には酸性媒体中で亜鉛
で処理することからなる。
【0036】式(IV)または(V)の化合物は次の通り
である。
【化40】
【0037】適当なアルキル化剤は、R1−Q(式中R1
は前述した通りでありそしてQはハロゲンである)、ま
たはR1−OH(式中R1は前述した通りである)を有す
るスルホネートおよびトリフルオロスルホネートエステ
ルである。式(I)の化合物の置換分R4は、必要に応
じて加水分解によって処理することができる。この方法
は、また、方法Aにおいて用いるための前述した式(II
I)の中間体を製造するために使用することもできる。
この場合においては、基R5C(=O)−は典型的には水
性の酸性条件下における加水分解によって除去すること
ができる。前述した式(IV)の中間体は、前記式(II
I)の化合物の製造について記載したと同様な反応順序
によって即ち、文献〔J. chem. Soc. Per I (1979年) 2
261頁〕に記載された化合物であるτ−フェナシルヒス
チジンを使用した酸性ホルムアルデヒド環形成反応によ
って形成される式(VI)(式中R4は前述した通り)の
化合物のアシル化によって製造される。
【化41】
【0038】方法 C 本発明の式(I)または式(II)を有する化合物ならび
に前述した中間体(III)および(IV)を得ることので
きる他の方法は、スピナシンとしても知られている4,
5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−カルボン酸またはそのアルキルエス
テル〔Hoppe-Seyler Zeitschrift. Physiol.Chem. (194
9年) 284巻 129頁〕をそれぞれ式RN=C=OまたはR
N=C=Sのイソシアネートまたはイソチオシアネート
で処理して式(VII)
【化42】 (式中ZおよびRは前述した通りである)の化合物を得
ることからなる。本発明の第2の部分に記載された式
(II)の選択された化合物は、この方法で製造されそし
て次のように示すことができる。
【0039】
【化43】
【0040】上述した式(VII)の化合物は、更に、テ
トラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドなどのような
極性の非プロトン性溶媒中において強塩基典型的には水
素化ナトリウムまたはカリウム、またはナトリウムアル
コキシドの存在下に方法Bに記載したようなアルキル化
剤R1−Qで処理して式(VIII)(式中Z、RおよびR1
は前述した通りである)の化合物および式(IX)(式中
Z、R1およびRは前述した通りである)の化合物の混
合物を得ることによって式(I)の化合物に変換され
る。これらは、結晶化またはクロマトグラフィーによっ
て分離することができる。
【0041】
【化44】
【0042】次に、式(VIII)または(IX)の化合物
は、中程度の塩基性条件下例えば水性のアルコール媒体
中でアルカリ金属水酸化物で溶解が起こるまで還流下に
処理して加水分解し、R5
【化45】 (式中R′およびyは前述した通りでありそしてR6
Hである)である式(I)の化合物となすかまたはより
はげしい塩基性条件下例えば濃アルカリ金属水酸化物溶
液で還流下に延長された時間処理してR4がCO2Hであ
る式(III)の中間体を得る。また、前述した式(III)
および(VI)の中間体は、イソシアネートまたはイソチ
オシアネートとの反応によって直接前述した式(VIII)
または(IX)の化合物に変換することもできる。
【0043】R2がH以外のものである本発明の式
(I)または(II)の化合物は、既に記載した中間体を
変換することによって製造することができる。このよう
に、R2がHであり、R1が前述した通りであり、R4
CH2OR7でありそしてR3がCOR5である式(I)の
化合物、前述したような(VIII)の化合物または式(I
X)の化合物は、溶媒中で臭素またはN−ブロモサクシ
ンイミドのような臭素化剤で処理してR2がBrである
式(I)の化合物またはR2がBrである式(II)の化
合物を得ることができる。特に有用なものは、以下に示
す式(X)の中間体である。
【0044】
【化46】 (式中好適な保護基はトリアルキルシリルである)この
化合物は、低温度で無水溶媒中アルキルリチウム試薬好
適にはn−ブチルリチウムで処理してリチオ誘導体を形
成させそしてこれをアルキル化剤R2−Q(式中Qは前
述した通りである)、アルデヒドまたはケトンまたは適
当なカルボン酸誘導体と反応させて前述したような他の
2部分を結合させることができる。更に、前記方法
A、BまたはCに説明した操作に続き式(X)の中間体
の処理を行って化合物(I)を形成させる。
【0045】またはZがOである前述した式(VIII)ま
たは(IX)の化合物をトリエチルアミンのような第3級
有機塩基の存在下非プロトン性溶媒中においてアロイル
ハライドと反応せしめてR2がR′C(=O)−(式中
R′は前述した通りである)である式(II)の化合物を
得ることができる。この基は、更に当該技術に知られて
いる方法を使用して還元および脱酸素して前述したよう
な他のR2の置換分となすことができる。
【0046】前述した一般的製法の要約は、次のスキー
ムによって示すことができる。 方法 A
【化47】
【0047】方法 B
【化48】
【0048】方法 C
【化49】
【0049】ある情況下においては、前記方法における
中間体(II)および(III)のNまたはOを公知の適当
な保護基で保護することが必要である。このような適当
な酸素および窒素保護基の導入および除去は、有機化学
の技術において、公知である。例えば (1)J.F.W. McOmi
e 編集の 「Protective Groups in Organic Chemistry」
(1973年、 ニューヨーク) 43頁以下、および95頁以下(2)
J.F.W. McOmie: 「Advances in Organic Chemistry」 3巻
191〜281頁 (1963年)、(3)R.A. Borssonas: 「Advances
in Organic Chemistry」 3巻 159〜190頁 (1963年)お
よび(4)J.F.W. McOmie: Cheme. & Ind. 603頁 (1979
年)を参照されたい。
【0050】適当な酸素保護基の例は、ベンジル、t−
ブチルジメチルシリル、メチル、イソプロピル、エチ
ル、第3級ブチル、エトキシエチルなどである。N−H
含有部分の保護は、本発明の化合物の製造について記載
した方法のある場合において必要である。適当な窒素方
法基は、ベンジル、トリフェニルメチル、トリアルキル
シリル、トリクロロエチルカルバメート、トリクロロエ
トキシカルボニル、ビニルオキシカルバメートなどであ
る。
【0051】本発明の化合物の製造について記載した方
法において、保護基の必要性は当業者によってよく認識
されており従って、具体的には例示していないけれど
も、適当な保護基の使用は必然的にスキームの方法によ
って暗示されている。反応生成物は、抽出、蒸留、クロ
マトグラフィーなどのような慣用の方法によって単離さ
れる。一般に、出発物質は既知であって商業的に購入す
るかまたは既知方法によって合成することができる。式
(I)および式(IIa)の化合物およびその薬学的に許
容し得る塩基または酸付加塩は、高血圧の治療にとって
の抗高血圧剤として有用である。
【0052】薬理学的評価 抗高血圧剤としての式(I)および(IIa)を有する本
発明の化合物の有用性は、標準的な薬理学的試験操作に
おける有効性、例えば 125I−アンギオテンシンII結合
の阻止における有効性または2−腎臓、1−クリップゴ
ールドブラット高血圧ラット(RHR)または自然発症
高血圧ラット(SHR)における意識のあるラットの平
均動脈血圧の有意な低下を惹起する有効性によって証明
される。
【0053】このように、例えば1〜100mg/kgの範
囲の投与量で腹腔内または経口により2−腎臓1−クリ
ップゴールドブラット(腎)高血圧ラットに投与して場
合〔S. Sen等: “慢性腎高血圧ラットにおけるレニン−
アンギオテンシン系の役割”Hypertension 1: 427〜434
頁 (1979年)および Clin. Soc. 57: 53〜62頁 (1979
年)“良性および悪意の1−および2−腎臓ゴールドブ
ラット高血圧ラットにおけるアンギオテンシン形成遮断
の延長を有する抗高血圧効果”を参照されたい〕、式
(I)の化合物は、血圧の10〜80mmHgの低下を起こ
す。式(I)の化合物は、また、ラットの副腎レセプタ
ー標本に対するアンギオテンシンIIの結合に拮抗するこ
とが判った〔J.G. Douglas 等の操作: Endocrinology 1
06巻 120〜124頁 (1980年)〕。内因性昇圧ペプチドであ
るアンギオテンシンIIの作用に拮抗する化合物は、有効
な抗高血圧剤であることが知られている〔I. Reid: Arc
h Int.Med. 145巻 1475〜1479頁 (1985年)、N.K. Holle
nberg: Am. Rev. Pharmacol.Toxicol. 19巻 559〜582頁
(1979年)〕。更に、式(II)の化合物は、この後者の
性質を有していないけれども、経口的に与えられた1〜
100mg/kgの投与量で自然発症高血圧ラットの血圧を
低下させることが判った。この試験は、ヒトの抗高血圧
活性の良好な予知であることが判っている〔東京の医学
書院社およびベルリン、ハイデンベルグおよび N.Y. の
スプリンガーフェルラグ社の K. 岡本編集の“自然発生
高血圧−その病原論および併発症”、および H.J. ベー
カー編集「The Laboratory Rat」 Vol II. アメリカン・
カレッジ・オブ・ラボラトリー・アニマル・メジシン・
シリーズ (アカデミック・プレース発行) “Research A
pplications"、 (1980年) 168〜170頁を参照された
い〕。式(I)の最善に置換された例の腎高血圧ラット
におけるアンギオテンシン結合阻止活性および血圧低下
活性は、第1表に示される通りである。式(II)の最善
に置換された例の自然発症高血圧ラットにおける血圧低
下活性は第2表に示されると通りである。特に、第1表
および第2表のデータが得られる試験操作についてのプ
ロトコールは次の通りである。
【0054】抗高血圧評価(AHP3) 意識のあるラットの大動脈血圧および心拍数を直接監視
する方法 ポリエチレンカニューレを外科的に具備せしめた無拘束
の意識のあるラットの拍動血圧(BP)の連続的な監視
を、コンピューター補助データー捕捉スキーム(CAD
CS)によって行う。方法の基本的要素は、カニューレ
挿入操作およびCADCSである。
【0055】方 法 カニューレ挿入操作:ラットをテラゾール(1:1のチ
レタミンHClおよびゾラゼパムHCl)(20〜40
mg/kg、IM)で麻酔しそして中間線切開によって下行
大動脈を露出させる。ポリエチレン管から製作したカニ
ューレを腎動脈の下の小形刺し孔を経て大動脈に挿入す
る。刺し孔は刺し部位の上下において締めた大動脈の一
部分と共に23G使い捨て針によってつくる。PE10
0(内径0.86mm)母体およびPE50(内径0.58
mm)突端からなるカニューレを、トロカールに取り付
け、腰腹筋を通して挿入しそして背の中間線に沿って皮
下的に通しそして耳の間に出す。カニューレを腰腹筋に
そしてスケールラエ(Scalulae)(3−0のグリーンの
組みひも縫い目)間に固定する。中間線切開を連続重複
縫い目(4−0クロニック)を使用して2工程(はじめ
に筋肉次に皮膚)で閉じる。次に、それぞれのラットに
ペニシリン30,000単位(ペニシリンGプロカイン
滅菌溶液)を皮下投与する。
【0056】カニューレを保護しそしてラットを相対的
に自由な運動を与えるように設計された馬具−ばね−さ
るかん装置をラットに具備させる。馬具は、金属板にセ
メント固定したナイロンフックおよびループテープから
つくられておりそして金属板のばねワイヤー(18−8
ステンレス鋼)に対して真輸さるかんが取り付けられて
いる。それぞれのポリエチレンカニューレをばねを通し
そしてさるかんを経て圧力トランスジューサー(プエル
トリコ、Hato Rey の Statham Instruments のModel P
23Gb)および注入ポンプ(MA、 Cambridge の Orion Res
earch の SageModel 234-7)にPE100管によって接
続する。試験中、ラットに、凝結形成を防止するため
に、ヘパリン添加生理食塩溶液を連続して緩慢に注入
(24時間当たりヘパリン約400mlまたは40単位)
する。更に、大動脈脈拍圧(収縮期−拡張期)が25mm
Hg以下である場合に、ヘパリン添加生理食塩溶液による
カニューレの“灌流(flushes)”を実施する。
【0057】CADCS:32匹のラットのそれぞれの
拍動血圧を2個のシグナル状態調節装置(オハイオ州、
Clev., Gould)によって連続的に監視する。これらの装
置からのシグナルを監視しそして平均、収縮期および拡
張期の血圧に対するならびに心拍数に対するディジタル
データを2個の実験室内コンピューター(Ca. 州 Cuper
tino Hewlett Packard)によって5分毎に計算する。こ
れらの実験室内コンピューターは、この5分毎のデータ
の32日分を保管する能力を有している。2個の実験室
内コンピューターからのメーンフレームリサーチコンピ
ューターとの連結によりデーター分析およびレポート作
成しうる。全体のスキームは、圧力トランスジューサー
からの主シグナルをモジュレートし、平均、収縮期およ
び拡張期の血圧ならびに心拍数に対する5分毎のデータ
値を実験室内コンピューターによって計算しそしてメー
ンフレームリサーチコンピューター上で要約データを作
成することからなる。
【0058】血圧または心拍数に対する薬剤の作用を監
視するために、自然発症高血圧ラット(SHR)または
レニン−依存性2−腎臓1−クリップゴールドブラット
高血圧ラット(RHR)に試験化合物を腹腔内または経
口により投与する。ラットに3日間連続して毎日一回投
与しそして投与の最後の日以後24時間血流力学的変数
を連続的に監視する。
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】
【表3】
【0062】従って、本発明はまた、高血圧を治療する
ための薬学的組成物および相当する薬学的組成物を高血
圧にかかったヒトを包含する哺乳動物に経口または非経
口的に投与することからなる高血圧の治療方法を包含す
る。組成物は、適当な単位使用形態で式(I′)または
式(IIa)の化合物を含有する。本発明の化合物から薬
学的組成物を製造するには、不活性の薬学的に許容し得
る担体は、固体または液体であることができる。固体形
態の製剤は、粉剤、錠剤、分散性顆粒、カプセル、カシ
エーおよび坐剤を包含する。固体の担体は、希釈剤、風
味剤、可溶化剤、潤滑剤、懸濁剤、結合剤または錠剤崩
壊剤としても作用し得る1種またはそれ以上の物質であ
ることができる。それは、また、カプセル化物質であっ
てもよい。粉剤においては、担体は微細な活性化合物と
混合される微細な固体である。錠剤においては、活性化
合物を適当な割合で必要な結合性を有する担体と混合し
そして所望の形状および大きさに圧縮する。粉剤および
錠剤は、好適には、活性成分5または10乃至約70%
を含有する。適当な固形担体は、炭酸マグネシウム、ス
テアリン酸マグネシウム、タルク、糖、ラクトース、ペ
クチン、デキストリン、殿粉、ゼラチン、トラガントゴ
ム、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセ
ルロース、低融点ワックス、カカオ脂などである。製剤
化なる語は、活性成分(他の担体を用いるかまたは用い
ずして)が担体によって囲まれ、結果として、担体が活
性成分と一緒になったカプセルを与えるような担体とし
てのカプセル化物質と活性化合物との処方物を包含する
ことを企図するものである。同様に、カシエーも包含さ
れる。錠剤、粉剤、カシエーおよびカプセルは、経口投
与に適した固形の使用形態として使用することができ
る。
【0063】坐剤の製造に際しては、脂肪酸グリセリド
の混合物またはカカオ脂のような低融点ワックスをはじ
めにとかし、そして活性成分を例えば撹拌によってその
中に均質に分散する。融解した均質な混合物を、次に、
都合のよう大きさの型に注入し、冷却しそしてそれによ
って固化させる。液状形態の製剤は、溶液、懸濁液およ
び乳濁液を包含する。例として、非経口注射用の水また
は水プロピレングリコール溶液をあげることができる。
液状の製剤は、また、ポリエチレングリコール水溶液中
の溶液として製剤化することもできる。経口使用に適し
た水溶液は、活性成分を水に溶解させそして必要に応じ
て適当な着色剤、風味料、安定剤および濃厚化剤を加え
ることによって製造することができる。経口使用に適し
た水性懸濁液は、粘稠物質例えば天然または合成ゴム、
樹脂、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチル
セルロース、および他の公知の懸濁剤と一緒に微細な活
性成分を水に分散することによって製造することができ
る。
【0064】また、使用直前に経口または非経口的に投
与するための液体形態の製剤に変換すべく企図された固
体形態の製剤も包含される。このような液状形態は、溶
液、懸濁液および乳濁液を包含する。これらの特定の固
体形態の製剤は、もっとも有利には単位投与形態で提供
されそしてそのまま単一の液状投与単位となすために使
用される。このようにする代わりに、液状形態に変化し
た後、注射器、茶さじまたは他の容量測定容器などで液
状形態の製剤の所定の容量を測定することによって多数
回の個々の液体投与量を得ることができるように十分な
量の固体を提供することもできる。多数回の液体投与量
をそのようにして製造する場合は、ありうる分解を遅延
させるために、液体投与量の未使用の部分を低温度(例
えば冷却下)に維持することが好適である。液状形態に
変換すべく企図された固体形態の製剤は、活性物質以外
に風味料、着色剤、安定剤、緩衝剤、人工および天然甘
味料、分散剤、濃厚化剤、可溶化剤などを含有すること
ができる。液状形態の製剤を製造するために使用される
液体は、水、等張水、エタノール、グリセリン、プロピ
レングリコールなどならびにこれらの混合物である。通
常、使用される液体は、投与方法に関連して選定され
る。例えば、多量のエタノールを含有する液状製剤は、
非経口的使用にとっては適当でない。
【0065】薬学的製剤は、単位投与形態にあるものが
好ましい。このような形態においては、製剤は、活性成
分の適当な量を含有する単位投与量に小分けされる。単
位使用形態は、例えば包装された錠剤、カプセルおよび
バイアルまたはアンプル中の粉末のような不連続量の製
剤を含有する包装形態となし得る。単位使用形態は、ま
た、カプセル、カシエーまたは錠剤それ自体であっても
よくまたそれは包装した形態のこれらの何れかの適当な
数であってもよい。
【0066】製剤の単位投与量中の活性化合物の量は、
特定の適用および活性成分の力価によって0.1〜50
0mg好適には1〜100mgの間を変動または調節でき
る。もし必要ならば、組成物は、また、他の相容性の治
療剤を含有することができる。前述したような治療的使
用においては、70kgの患者に対する哺乳動物の使用量
範囲は、1日につき体重1kg当たり0.1〜150mg、
または好適には1日につき体重1kg当たり1〜100mg
である。しかしながら使用量は、患者の必要性、治療さ
れる病気の程度および使用される化合物によって変化す
ることができる。
【0067】特定の情況に対する適正な使用量の決定
は、当業者の熟練の範囲にある。一般に、治療は、化合
物の最適な投与量より少ない少量で開始される。その
後、情況下における最適の効果に達するまで、使用量は
少量ずつ増量される。便宜上、もし必要ならば、全体の
1日当たりの使用量を分割しそして1日の間に少量ずつ
投与することができる。
【0068】
【発明の実施の態様】以下の例により化合物(I)およ
び化合物(II)の製造方法をさらに具体的に説明する。
化合物(I)の製造例は参考のために記載したものであ
る。しかしながら、本発明はこれらの例に限定されるも
のではない。以下の例は、一般に前述した方法A、Bお
よびCを具体的に説明するものである。
【0069】方法 A 例 1 メチル−1−(2−(1−アダマンチル)エチル)−5
−ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−
1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボキ
シレート ジクロロメタン70ml中のトリフルオロメタンスルホン
酸無水物11.8mlの溶液を−70℃に冷却し、そして
1−アダマンチル−2−ヒドロキシエタン12.6g、
ジイソプロピルエチルアミン12.2mlおよびジクロロ
メタン70mlからなる溶液を滴加処理する。溶液を45
分にわたって−55℃に加温し次にジクロロメタン70
ml中のN,1−ビス−BOC−ヒスチジンメチルエステ
ル〔J. Chem. Soc., Perkin Trans. 1 (1982) 1553〜6
1〕25gの溶液を滴加する。次に、反応混合物を25
℃で24時間撹拌しそしてはげしく撹拌しながらpH7の
0.25M燐酸カリウム緩衝液(500ml)に注加す
る。有機層を分離し、同じ緩衝液で洗浄し、乾燥しそし
て濃縮する。3−(2−(1−アダマンチル)エチル)
−N−BOCヒスチジンメチルエステルを、シリカゲル
上のクロマトグラフィー(99:1のクロロホルム−メ
タノール)によってゴム状物質として単離する。NMR
(CDCl3)3.85(m,2H,NCH2)。
【0070】前記生成物の一部(8.4g)を還流下で
加熱しながら6N HCl 350mlで2.5時間処理す
る。蒸発によってガラス状物質として3−(2−(1−
アダマンチル)エチル)ヒスチジンジ塩酸塩を得る。N
MR(D2O)8.85(s,1H,2−Im)、7.5
5(s,1H,5−Im)。1N HCl 100ml中の
3−(2−(1−アダマンチル)エチル)−ヒスチジン
・2HCl 7.8gの溶液を36%ホルムアルデヒド5
mlで処理し、25℃で30分、次いで還流下で90分撹
拌する。蒸発して、白色固体として1−(2−(1−ア
ダマンチル)エチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−
1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン
酸ジ塩酸塩を得る。NMR(D2O)8.90(s,1
H,2−Im)。
【0071】メタノール350ml中の前記カルボン酸
8.0gの溶液を、トリメチルオルトホルメート35ml
で処理し、無水のHClを飽和しそして還流下で6時間
加熱する。得られた溶液を蒸発して泡状物質を得、ジク
ロロメタン350mlに懸濁しそして冷10%Na2CO3
350mlを滴加処理する。有機層を分離し、乾燥しそ
して蒸発して、ゴム状物としてメチル−1−(2−(1
−アダマンチル)エチル)−4,5,6,7−テトラヒド
ロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カル
ボキシレートを得る。NMR(D2O+DCl)4.08
(s,3H,CO2Me)。
【0072】ジシクロヘキシルカルボジイミド1.1
g、ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物1.10g、
ジフェニル酢酸1.1gおよびアセトニトリル25mlの
混合物を、25℃で10分撹拌し次にアセトニトリル2
5ml中のメチル−1−(2−(1−アダマンチル)エチ
ル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボキシレート2.0g
の溶液で処理する。得られた懸濁液を25℃で48時間
撹拌し、濾過しそして濾液を蒸発し、ジクロロメタンに
溶解し、10%Na2CO3で洗浄し、乾燥し次に濃縮す
る。シリカゲル上でクロマトグラフィー処理(クロロホ
ルム)してメチル−1−(2−(1−アダマンチル)エ
チル)−5−ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テト
ラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6
−カルボキシレートを得る。NMR(CDCl3)3.6
3(s,3H,CO2Me)、5.35(s,1H,CH
Ph2)。
【0073】例 2 1−(2−(1−アダマンチル)エチル)−5−ジフェ
ニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イ
ミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸 テトラヒドロフラン−メタノール(3:1、20ml)中
のメチル−1−(2−(1−アダマンチル)エチル)−
5−ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
キシレート2.0gの溶液を、25℃で1N NaOH
4.1mlで処理する。6時間後に、溶液を蒸発し、残留
物を水10mlに懸濁しそして1N HCl 4.1mlで処
理する。得られた沈殿を濾過によって集めそして乾燥し
て白色の固体として1−(2−(1−アダマンチル)エ
チル)−5−ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テト
ラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6
−カルボン酸を得る。MS(FAB)524(M+
1)。融点168〜175℃または187〜200℃
(分解)。
【0074】例 3 メチル−1−(2−シクロヘキシルエチル)−5−ジフ
ェニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−
イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボキシレー
ト 例1における1−アダマンチル−2−ヒドロキシエタン
の代わりに2−シクロヘキシルエタノールを使用するこ
とによって、この付加物を得る。NMR(CDCl3
3.81(t,2H,NCH2)。
【0075】例 4 1−(2−シクロヘキシルエチル)−5−ジフェニルア
セチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸 例3からのメチルエステルを例2に記載した操作を使用
してけん化して白色固体としてこの酸を得る。MS(F
AB)472(M+1)。融点137〜140℃。
【0076】例 5 メチル−1−(2−フェニルエチル)−5−フェニルア
セチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボキシレート 例1における1−アダマンチル−2−ヒドロキシエタン
の代わりに2−フェニルエタノールそしてジフェニル酢
酸の代わりにフェニル酢酸を使用することによって、こ
の付加物を得る。NMR(CDCl3)4.08(tの
d,2H,NCH2)。
【0077】例 6 1−(2−フェニルエチル)−5−フェニルアセチル−
4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−カルボン酸 例5のメチルエステルを例2に記載した操作を使用して
けん化して白色の固体としてこの酸を得る。MS(DE
I)389(M)。融点215〜220℃。適当な出発
物質を使用して例1〜6に類似した方法でそして一般に
方法Aに記載したようにして、式(I)の相当する化合
物を製造する。
【0078】例 7 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(3−メチ
ルブチル)−5−(フェニルアセチル)−1H−イミダ
ゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点16
8〜171℃。 例 8 (S)−1−(2−シクロヘキシルエチル)−4,5,
6,7−テトラヒドロ−5−(フェニルアセチル)−1
H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸
(R1はシクロヘキシルエチルである)。融点200〜
205℃。
【0079】例 9 (S)−5−〔ビス−(4−フルオロフェニル)アセチ
ル〕−1−(2−シクロヘキシルエチル)−4,5,6,
7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリ
ジン−6−カルボン酸。融点144〜149℃。 例 10 (S)−5−(シクロヘキシルエチル)−1−(2−シ
クロヘキシルエチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−
1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン
酸。MS(DEI)401(m)。
【0080】例 11 メチル−1−(3−メチル−4−ニトロフェニル)メチ
ル−5−ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒ
ドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボキシレート ジクロロメタン50ml中のトリフルオロメタンスルホン
酸無水物5.55mlの溶液を、−75℃に冷却しそして
3−メチル−4−ニトロベンジルアルコール5.52
g、ジイソプロピルエチルアミン5.75mlおよびジク
ロロメタン50mlからなる溶液を滴加処理する。得られ
た混合物を−75℃で30分撹拌し次にジクロロメタン
50ml中のN,1−ビス−BOC−ヒスチジンメチルエ
ステルの溶液を滴加処理する。反応混合物を16時間に
わたって25℃に加温しそしてはげしく撹拌しながらpH
=7の0.25M燐酸カリウム緩衝液(300ml)に注
加する。有機層を同じ緩衝液で洗浄し、乾燥し次に濃縮
する。シリカゲル上のクロマトグラフィー(99:1の
クロロホルム−メタノール)によって3−(4−メチル
−3−ニトロフェニル)メチル−n−BOC−ヒスチジ
ンメチルオステルをゴム状物質として単離する。NMR
(CDCl3)2.55(s,3H,ArMe)、1.3
4(s,9H,t−Bu)。
【0081】還流6N HCl中の上起ゴム状物質の加
水分解により3−(3−メチル−4−ニトロフェニル)
メチルヒスチジンジ塩酸塩が得られる。これを、例にお
けるようにホルムアルデヒドで処理しそしてエステル化
して固体としてメチル−1−(3−メチル−4−ニトロ
フェニル)メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H
−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボキシレ
ートを得る。NMR(CDCl3)5.08(s,2H,
CH2Ar)。
【0082】ジシクロヘキシルカルボジイミド16.7
g、ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物10.9g、
ジフェニル酢酸17.2gおよびアセトニトリル150m
lの混合物を、25℃で15分撹拌し次にアセトニトリ
ル125ml中のメチル−1−(3−メチル−4−ニトロ
フェニル)メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H
−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボキシレ
ート25.4gの溶液で処理する。得られた懸濁液を、
25℃で48時間撹拌し、濾過しそして濾液を蒸発し、
ジクロロメタンに溶解し、10%Na2CO3で洗浄し、
乾燥しそして蒸発する。シリカゲル上のクロマトグラフ
ィー(99:1のクロロホルム−メタノール)により泡
状物質が得られる。これは、メタノールですりつぶすと
結晶化する。MS(FAB)525(M+1)。
【0083】例 12 メチル−1−(4−アミノ−3−メチルフェニル)メチ
ル−5−ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒ
ドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボキシレート テトラヒドロフラン−メタノール(2:1、600ml)
中のメチル−1−(4−ニトロ−3−メチルフェニル)
メチル−5−ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テト
ラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6
−カルボキシレート31.2gの溶液を、50psiの水素
圧の下で26時間ラネーニッケル8.0gで処理する。
触媒を濾過によって除去しそして濾液を蒸発して泡状物
質を得る。NMR(CDCl3)6.77(s+d,2
H,2,6−Ar)、6.60(d,1H,5−Ar)。
融点182〜188℃。
【0084】例 13 1−(4−アミノ−3−メチルフェニル)メチル−5−
ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1
H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸 例2に記載した操作を使用して例12からのメチルエス
テルをけん化して白色の固体としてこの酸を得る。MS
(FAB)481(M+1)。
【0085】例 14 メチル−1−(4−ジメチルアミノ−3−メチルフェニ
ル)−メチル−5−ジフェニルアセチル−4,5,6,7
−テトラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジ
ン−6−カルボキシレート エタノール150ml中のメチル−1−(4−アミノ−3
−メチルフェニル)メチル−5−ジフェニルアセチル−
4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−カルボキシレート2.9gの溶液
を、連続的に36%ホルムアルデヒド2.5ml、1N H
Cl 12mlおよびNaCNBH3 1.2gで処理する。
20分後に、さらに1N HCl 12mlを注射器ポンプ
により5時間かかって添加しはじめる。反応混合物を更
に1時間撹拌しそれから蒸発する。残留物をジクロロメ
タンおよび5%NaCO3(それぞれ100ml)間に分
配しそして有機層を乾燥しそして蒸発する。シリカゲル
上のクロマトグラフィー処理(99.5:0.5のクロロ
ホルム−メタノール)し、溶媒を蒸発させた後、主生成
物を泡状物質として得る。NMR(CDCl3)2.67
(s,6H,N(Me)2)。融点165℃。
【0086】例 15 1−(4−ジメチルアミノ−3−メチルフェニル)メチ
ル−5−ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒ
ドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸 例2に記載した操作を使用して例14のメチルエステル
をけん化して白色の固体としてこの酸を得る。MS(F
AB)509(M+1)、1017(2M+1)。融点
72〜75℃。
【0087】例 16 エチル−1−(2−ヒドロキシフェニル)メチル−5−
ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1
H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボキシ
レート ジクロロメタン45ml中のメタンスルホン酸無水物8g
の溶液を−50℃に冷却しそして2−メトキシベンジル
アルコール6.2ml、ジイソプロピルエチルアミン8.0
mlおよびジクロロメタン45mlの溶液を滴加処理する。
得られた溶液を30分にわたって0℃に加温しそしてジ
クロロメタン45mlに溶解したN,1−ビス−BOC−
ヒスチジンメチルエステル15.0gを滴加処理する。
次に混合物を24時間加熱還流し、pH=7の0.25M
燐酸カリウム緩衝液400mlに注加しそして有機層を分
離し、乾燥しそして蒸発させる。溶離剤としてクロロホ
ルム−メタノール(99:1)を使用したシリカゲル上
のクロマトグラフィーによって、ゴム状物質として3−
(2−メトキシフェニル)メチル−N−BOC−ヒスチ
ジンメチルエステルを得る。NMR(CDCl3)4.9
6(s,2H,NCH2Ar)。このゴム状物質を、還
流下で3時間6N HCl 150mlで処理し、蒸発して
ゴム状物質となしそしてエタノールですりつぶして無色
の固体として3−(2−メトキシフェニル)メチル−ヒ
スチジンジ塩酸塩を得る。MS(FAB)267(M+
1)、551(2M+1)。
【0088】上記固形物(3.7g)を水40mlにとか
し、36%ホルムアルデヒド2.5mlで処理しそして2
5℃で30分次いで還流下で90分撹拌する。蒸発して
ゴム状物質を得、これをエタノール−イソプロパノール
から結晶化せしめて無色の固体として1−(2−メトキ
シフェニル)メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1
H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸
ジ塩酸塩を得る。NMR(D2O)3.95(s,3H,
OMe)。濃HBr中の上記カルボン酸2.85gの溶
液を、6時間加熱還流し、水100mlでうすめそして蒸
発させてオレンジ色に着色した固体として1−(2−ヒ
ドロキシフェニル)メチル−4,5,6,7−テトラヒド
ロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カル
ボン酸ジ臭化水素酸塩を得る。NMR(D2O)は前述
したようなMeO一重線を欠いている。
【0089】この粗製酸を還流下無水エタノールおよび
HClで処理することによってエステル化する。エタノ
ール溶液を濃縮し、そしてはげしく撹拌した酢酸エチル
に滴加する。エチル1−(2−ヒドロキシフェニル)メ
チル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボキシレート塩酸塩
臭化水素酸塩を濾過により集める。灰白色の吸湿性固
体、NMR(D2O)1.33(t,3H,CH3)。上
記エチルエステル、ジイソプロピルエチルアミン3.8m
l、イミダゾール1.5gおよびアセトニトリル60mlの
溶液をt−ブチルジメチルシリルクロライド3.3gで
処理しそして25℃で7時間撹拌する。
【0090】反応混合物をメタノール10mlで処理し、
蒸発しそして酢酸エチルと10%Na2CO3の間に分配
する。有機層を乾燥し、蒸発しそして溶離剤としてクロ
ロホルム−メタノール(98:2)を使用したシリカゲ
ル上のクロマトグラフィーによって精製してゴム状物質
としてエチル1−(2−t−ブチルジメチルシロキシフ
ェニル)メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−
イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボキシレー
トを得る。NMR(CDCl3)1.03(s,9H,t
−Bu)。
【0091】ジシクロヘキシルカルボジイミド1.3
g、ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物0.8g、ジ
フェニル酢酸1.3gおよびアセトニトリル25mlの混
合物を、10分撹拌し次にアセトニトリル25ml中の上
記シリルエステル(2.4g)の溶液で処理する。得ら
れた懸濁液を25℃で48時間撹拌しそして濾過する。
濾液を蒸発し、ジクロロメタンと10%Na2CO3との
間に分配しそして有機層を乾燥しそして蒸発する。残留
物を、溶離剤としてクロロホルムを使用してシリカゲル
上でクロマトグラフィー処理することによって、ゴム状
物質としてエチル1−(2−t−ブチルジメチルシロキ
シフェニル)メチル−5−ジフェニルアセチル−4,5,
6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピ
リジン−6−カルボキシレートを得る。NMR(CDC
3)5.39(s,1H,COCHAr2)。
【0092】上記化合物をアセトニトリル50mlに溶解
し、48%HF 0.65mlで処理しそして25℃で6時
間撹拌する。次に、溶液を1N NaOH 15.6mlで
処理し、酢酸エチルでうすめそして飽和NaClで洗浄
する。有機層を乾燥し、蒸発しそしてシリカゲル(CH
Cl3)上でクロマトグラフィー処理してゴム状物質と
してエチル1−(2−ヒドロキシフェニル)メチル−5
−ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−
1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボキ
シレートを得る。NMR(CDCl3)9.68(巾広,
1H,ArOH)。
【0093】例 17 1−(2−ヒドロキシフェニル)メチル−5−ジフェニ
ルアセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミ
ダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸 THF−メタノール(2:1)25ml中の例16からの
生成物(2.35g)の溶液を、25℃で90分撹拌し
ながら1N NaOH 10mlで処理する。1NHCl
10mlで処理した後、混合物をメタノール−水(2:
1)60mlでうすめそして濃厚なスラリーが形成される
まで真空濃縮する。このスラリーを水でうすめそして所
望のカルボン酸を濾過によって集める。MS(FAB)
468(M+1)。融点187〜190℃。
【0094】例 18 メチル−1−(3−メチル−4−メトキシフェニル)メ
チル−5−ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テトラ
ヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−
カルボキシレート ジクロロメタン120ml中のメタンスルホン酸無水物1
0.8gの溶液を−50℃に冷却しそして3−メチル−
4−メトキシベンジルアルコール9.4g、ジイソプロ
ピルエチルアミン10.8mlおよびジクロロメタン80m
lの溶液を滴加処理する。得られた溶液を、30分にわ
たって−25℃に加温しそしてジクロロメタン125ml
に溶解したN,1−ビス−BOC−ヒスチジンメチルエ
ステル20.0gを滴加処理する。次に、混合物を4時
間にわたって25℃に加温し、この温度で24時間撹拌
する。反応混合物をpH=7の0.25M燐酸カリウム緩
衝液700mlに注加しそして有機層を分離し、乾燥しそ
して蒸発させる。溶離剤としてクロロホルム−メタノー
ル(99:1)を使用してシリカゲル上でクロマトグラ
フィー処理してゴム状物質として3−(3−メチル−4
−メトキシフェニル)メチル−N−BOC−ヒスチジン
メチルエステルを得る。NMR(CDCl3)1.43
(s,9H,t−Bu)。
【0095】適当な量の試薬を使用して例1に記載した
合成方法の残りを実施することによって、ゴム状物質と
してメチル1−(3−メチル−4−メトキシフェニル)
メチル−5−ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テト
ラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6
−カルボキシレートを得る。NMR(CHCl3)4.9
1(d,2H,CH2Ar)。
【0096】例 19 1−(3−メチル−4−メトキシフェニル)メチル−5
−ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−
1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン
酸 例2に記載した操作を使用して例18からのエステル生
成物をこの酸に変換する。MS(FAB)496(M+
1)。融点222〜225℃。
【0097】例 20 メチル−1−(4−トリフルオロメチルフェニル)メチ
ル−5−ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒ
ドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボキシレート 例11における3−メチル−4−ニトロベンジルアルコ
ールの代わりに4−トリフルオロメチルベンジルアルコ
ールを使用してこの生成物を得る。NMR(CHC
3)5.06(s,2H,CH2Ar)。
【0098】例 21 1−(4−トリフルオロメチルフェニル)メチル−5−
ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1
H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸 例2に記載した操作によって例20からのエステルを加
水分解することによって、この酸を得る。MS(FA
B)520(M+1)。
【0099】例 22 (S)−5−〔ビス(4−クロロフェニル)アセチル〕
−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメチ
ル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸 アセトニトリル20ml中のジシクロヘキシルカルボジイ
ミド1.3gに、ビス−(4−クロロフェニル)酢酸1.
7g次いで1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物
0.8gを加える。この混合物を室温で20分撹拌す
る。この時点で、1−ベンジルスピラシンメチルエステ
ルのジ塩酸塩2.0g次いでトリエチルアミン2.0mlを
加える。この混合物を室温で2時間撹拌し、濾過し、濃
縮しそして酢酸エチルでうすめる。溶液を水で2度そし
て飽和重炭酸ナトリウムで一度洗浄し、乾燥し、濾過し
そして濃縮する。得られた油状物を、溶離剤としてクロ
ロホルム中の10%アセトンを使用してシリカゲル上で
クロマトグラフィー処理して所望のアミドエステル1.
60g(52%)を得る。Rf=0.35(10%アセト
ン/クロロホルム)。
【0100】次に、このアミドエステルをテトラヒドロ
フラン10mlでうすめそして1M水酸化ナトリウム水溶
液3.0mlを加える。室温で3時間撹拌した後、1M塩
化水素水溶液3.0mlを加える。溶液を濃縮しそして残
留物を水ですりつぶす。固体を濾過によって集めそして
乾燥して(S)−5−〔ビス(4−クロロフェニル)ア
セトン〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニ
ルメチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−
6−カルボン酸生成物1.30gを得る。融点162〜
170℃。
【0101】例 23 (S)−5−〔ビス(4−フルオロフェニル)アセチ
ル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメ
チル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−
カルボン酸 例22の操作を使用しそして出発物質としてビス−(4
−フルオロフェニル)酢酸を使用して、この化合物を製
造する。生成物は白色の固体である。〔α〕D 20=11.
3°(0.96%、メタノール)。
【0102】例 24 (S)−5−(シクロペンチルフェニルアセチル)−
4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メトキシ−
3−メチルフェニル)メチル〕−1H−イミダゾ〔4,
5−c〕ピリジン−6−カルボン酸 例22の操作によってそして出発物質としてシクロペン
チルフェニル酢酸を使用してこの化合物を製造する。融
点190℃(分解)。
【0103】例 25 (S)−〔ビス(4−メチルフェニル)アセチル〕−
4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メトキシ−
3−メチルフェニル)メチル〕−1H−イミダゾ〔4,
5−c〕ピリジン−6−カルボン酸 例22の操作によってそして出発物質としてビス−(4
−メチルフェニル)酢酸を使用することによって、この
化合物を製造する。生成物は白色の固体である。〔α〕
D 20=4.9°(1.09%、メタノール)。
【0104】例 26 (S)−5−(シクロヘキシルアセチル)−4,5,6,
7−テトラヒドロ−1−〔(4−メトキシ−3−メチル
フェニル)メチル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピ
リジン−6−カルボン酸 例22の操作によってそして出発物質としてシクロヘキ
シル酢酸を使用することによって、この化合物を製造す
る。生成物は白色の固体である。m/e=426.1
(FAB)。
【0105】例 27 5−〔(9H−フルオレン−9−イル)カルボニル〕−
4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメチル)
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸 アセトニトリル(25ml)中のフルオレン−9−カルボ
ニルクロライド2.3gの溶液を、室温において、1塩
基の溶液である、以下の例152の化合物のメチルエス
テルである1−ベンジルスピナシンメチルエステル2.
7g、トリエチルアミン1.5gおよびアセトニトリル
(25ml)の溶液に徐々に加える。1時間後に析出した
トリエチルアミン塩酸塩濾過しそして濾液を減圧濃縮し
て溶媒を除去する。水(50ml)を残留物に加えそして
不溶性ゴム状物を酢酸エチル(100ml)で抽出する。
溶液を乾燥(Na2SO4)し、そして濃縮して標記生成
物のメチルエステルを得る。この物質を直接加水分解す
る。
【0106】このエステルをメタノール(50ml)に溶
解する。1N水酸化ナトリウム(20ml)を加えそして
溶液を10分間還流下に維持する。1N塩酸(20ml)
を加え生成物を沈殿させる。ジメチルホルムアミド−水
から再結晶して純粋な試料を得る。融点229〜231
℃。適当な出発物質を使用して例11〜27に類似した
方法により、そして一般に方法Aに記載したようにし
て、以下に示すように式(I)の相当する化合物が得ら
れる。
【0107】例 28 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔(メチルフェニル
アミノ)カルボニル〕−1−(フェニルメチル)−1H
−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸、
融点173〜180℃。 例 29 (±)−5−〔(9H−フルオレン−9−イル)カルボ
ニル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニル
メチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6
−カルボン酸、融点229〜231℃。
【0108】例 30 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−(フェニルメチル)−1H−イミダ
ゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸、融点22
0〜225℃(分解)。 例 31 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−(フェニル
アセチル)−1−(フェニルメチル)−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸、融点215
〜217.5℃(分解)。
【0109】例 32 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔(4−メ
トキシフェニル)アセチル〕−1−(フェニルメチル)
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸モノ塩酸塩、融点195℃(分解)。 例 33 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔(3−メ
トキシフェニル)アセチル〕−1−(フェニルメチル)
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸モノ塩酸塩、融点182℃(分解)。
【0110】例 34 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニル
メチル)−5−〔(3,4,5−トリメトキシフェニル)
アセチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−
6−カルボン酸、融点146〜146.5℃。 例 35 (S)−5−〔(3,4−ジクロロフェニル)アセチ
ル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメ
チル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−
カルボン酸、融点222〜226℃。
【0111】例 36 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔(4−ニ
トロフェニル)アセチル〕−1−(フェニルメチル)−
1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン
酸、融点270〜272℃。 例 37 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔(4−ヒ
ドロキシ−3−ニトロフェニル)アセチル〕−1−(フ
ェニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジ
ン−6−カルボン酸、融点243〜245℃。
【0112】例 38 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニル
メチル)−5−〔〔4−(トリフルオロメチル)フェニ
ル〕アセチル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジ
ン−6−カルボン酸、融点243〜245℃(分解)。 例 39 (S)−5−〔(4−アミノフェニル)アセチル〕−
4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメチル)
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸ジ塩酸塩、融点260〜265℃。
【0113】例 40 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニル
メチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−5,
6−カルボン酸5−フェニルメチルエステル、融点20
8〜210℃(分解)。 例 41 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−(オキソフ
ェニルアセチル)−1−(フェニルメチル)−1H−イ
ミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸、MS
(DEI)389(m)。
【0114】例 42 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔(2−メ
トキシフェニル)アセチル〕−1−(フェニルメチル)
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸、融点122〜135℃。 例 43 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔(2−ヒ
ドロキシフェニル)アセチル〕−1−(フェニルメチ
ル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸、融点150〜166℃(分解)。
【0115】例 44 4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメチル)
−5−(3−ピリジニルアセチル)−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸、融点237
〜238℃。 例 45 (S)−5−(シクロヘキシルアセチル)−4,5,6,
7−テトラヒドロ−1−(フェニルメチル)−1H−イ
ミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸、融点
162〜175℃。
【0116】例 46 4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメチル)
−5−(9H−キサンテン−9−イルカルボニル)−1
H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン
酸、融点256〜258℃。 例 47 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−(1H−インドール
−3−イルアセチル)−1−(フェニルメチル)−1H
−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸、
融点237〜240℃。
【0117】例 48 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−(1−ナフ
タレニルアセチル)−1−(フェニルメチル)−1H−
イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸、M
S(DEI)425(m)。 例 49 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−(1−オキ
ソ−3,3−ジフェニルプロピル)−1−(フェニルメ
チル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−
カルボン酸、MS(DEI)465(m)。
【0118】例 50 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−(1H−インデン−
3−イルカルボニル)−1−(フェニルメチル)−1H
−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸、
融点213〜215℃(分解)。 例 51 (S)−5−〔ビス(4−メトキシフェニル)アセチ
ル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメ
チル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−
カルボン酸。NMR(DMSO−d6)3.66(s,3
H,OMe)、3.69(s,3H,OMe)。
【0119】例 52 (S)−5−〔ビス(4−メチルフェニル)アセチル〕
−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメチ
ル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸。NMR(DMSO−d6)2.21(s,3
H,Me)、2.18(s,3H,Me)。 例 53 (±)−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔〔(4−
メトキシフェニル)アミノ〕カルボニル〕−1H−イミ
ダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点2
25〜230℃。
【0120】例 54 (S)−5−〔ビス(4−ニトロフェニル)アセチル〕
−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメチ
ル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸。融点154〜158℃。 例 55 (S)−5−〔ビス(4−アミノフェニル)アセチル〕
−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメチ
ル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸。MS(FAB)482(m+1)。
【0121】例 56 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メ
トキシ−3−メチルフェニル)メチル〕−5−(フェニ
ルアセチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン
−6−カルボン酸。融点239〜240℃。 例 57 (S)−5−〔ビス(4−フルオロフェニル)アセチ
ル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メト
キシ−3−メチルフェニル)メチル〕−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。NMR(D
MSO−d6)2.07(s,3H,Me)。
【0122】例 58 〔S−(E)〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−
〔(4−メトキシ−3−メチルフェニル)メチル〕−5
−(1−オキソ−3−フェニル−3−プロペニル)−1
H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン
酸。融点249〜257℃。 例 59 (S−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メト
キシ−3−メチルフェニル)メチル〕−5−〔〔(メト
キシフェニル)アミノ〕カルボニル〕−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点175
〜177℃。
【0123】例 60 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メ
トキシ−3−メチルフェニル)メチル〕−5−〔(メチ
ルフェニルアミノ)カルボニル〕−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。MS(FA
B)435(m+1)。 例 61 (S)−5−〔ビス(4−メトキシフェニル)アセチ
ル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メト
キシ−3−メチルフェニル)メチル〕−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。NMR(D
MSO−d6)2.07(s,3H,Me)。
【0124】例 62 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メ
トキシ−3−メトキシフェニル)メチル〕−5−(9H
−キサンテン−9−イルカルボニル)−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点255
〜262℃。 例 63 (S)−5−(9H−フルオレン−9−イルカルボニ
ル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メト
キシ−3−メチルフェニル)メチル〕−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点200
〜205℃。
【0125】例 64 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メ
トキシ−3−メチルフェニル)メチル〕−5−(1−オ
キソ−3,3−ジフェニルプロピル)−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。MS(FA
B)1019(2m+1)、510(m+1)。 例 65 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メ
トキシ−3−メチルフェニル)メチル〕−5−(2−チ
エニルアセチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリ
ジン−6−カルボン酸。融点235〜237℃。
【0126】例 66 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メ
トキシ−3−メチルフェニル)メチル)−5−(3−チ
エニルアセチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリ
ジン−6−カルボン酸。融点236〜238℃。 例 67 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メ
トキシ−3−メチルフェニル)メチル〕−5−(オキソ
−2−チエニルアセチル)−1H−イミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点172〜180
℃。
【0127】例 68 (S)−5−〔ビス(4−ニトロフェニル)アセチル〕
−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メトキシ
−3−メチルフェニル)メチル〕−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点152
〜158℃。 例 69 (S)−5−〔ビス(4−クロロフェニル)アセチル〕
−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メトキシ
−3−メチルフェニル)メチル〕−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点145
〜154℃。
【0128】例 70 5−(シクロヘキシルフェニルアセチル)−4,5,6,
7−テトラヒドロ−1−〔(4−メトキシ−3−メチル
フェニル)メチル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピ
リジン−6−カルボン酸。融点140〜149℃。 例 71 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−〔(4−ヒドロキシ−3−メチルフ
ェニル)メチル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリ
ジン−6−カルボン酸。融点217〜225℃。
【0129】例 72 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−〔(3−メチル−4−ニトロフェニ
ル)メチル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン
−6−カルボン酸。融点158〜165℃。 例 73 (S)−1−〔(3,4−ジメチルフェニル)メチル〕
−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−テトラ
ヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−
カルボン酸。融点238〜240℃。
【0130】例 74 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−〔(3−メチルフェニル)メチル〕
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸メチルエステルモノ塩酸塩。融点130〜135
℃。 例 75 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−〔(3−メチルフェニル)メチル〕
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸。融点134〜145℃。
【0131】例 76 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−〔(3−メチル−4−ニトロフェニ
ル)メチル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン
−6−カルボン酸メチルエステル。融点168〜171
℃。 例 77 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−ヒ
ドロキシフェニル)メチル〕−6−(フェニルアセチ
ル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸。融点208〜212℃。
【0132】例 78 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−〔(4−メトキシフェニル)メチ
ル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸。融点150〜160℃。 例 79 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メ
トキシフェニル)メチル〕−5−(フェニルアセチル)
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸。融点228〜230℃。
【0133】例 80 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−〔(4−ニトロフェニル)メチル〕
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸。融点210〜215℃。 例 81 (S)−1−〔(4−アミノフェニル)メチル〕−5−
(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸。ロットP:融点129〜131℃。ロットQ:融
点214〜216℃(分解)。
【0134】例 82 (S)−1−〔〔(4−(アセチルアミノ)フェニル〕
メチル〕−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7
−テトラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジ
ン−6−カルボン酸。融点254〜256℃。 例 83 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−〔(2−メトキシフェニル)メチ
ル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸。融点148〜153℃。
【0135】例 84 1−〔〔(4−ジメチルアミノ)フェニル〕メチル〕−
5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−テトラヒ
ドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸。融点166〜170℃。 例 85 1−〔〔(4−ジメチルアミノ)フェニル〕メチル〕−
5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−テトラヒ
ドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸ジ臭化水素酸塩。MS(DEI)494
(m)。
【0136】例 86 (S)−1−〔(3,4−ジメチルフェニル)メチル〕
−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−テトラ
ヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−
カルボン酸。融点238〜240℃。 例 87 (S)−5−〔ビス(4−フルオロフェニル)アセチ
ル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−−1−〔(3−メ
チル−4−ニトロフェニル)メチル〕−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点155
〜165℃。
【0137】例 88 (6S)−1−〔(4−アミノ−3−メチルフェニル)
メチル〕−5−(シクロヘキシルフェニルアセチル)−
4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点159〜164
℃。 例 89 (S)−1−〔(4−アミノ−3−メチルフェニル)メ
チル〕−5−〔ビス(4−フルオロフェニル)アセチ
ル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点198
〜204℃。
【0138】例 90 5−(ジフェニルアセチル)−1−〔(4−フルオロフ
ェニル)メチル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−−1
H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン
酸。融点158〜162℃。 例 91 (6S)−5−〔(2,3−ジヒドロ−1H−インデン
−1−イル)カルボニル〕−4,5,6,7−テトラヒド
ロ−1−〔(4−メトキシ−3−メチルフェニル)メチ
ル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸。融点247〜249℃。
【0139】例 92 1−〔〔(4−ジメチルアミノ)フェニル〕メチル〕−
5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−テトラヒ
ドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸。NMR(CDCl3)1.14(m,6H,2
Me)。 例 93 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−メチル−1
−〔(3−メチル−4−ニトロフェニル)メチル〕−1
H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸
メチルエステル。融点103〜106℃。
【0140】例 94 (S)−5−〔ビス(4−フルオロフェニル)アセチ
ル〕−1−〔〔4−(ジメルアミノ)−3−メチルフェ
ニル〕メチル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−
イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融
点178〜182℃。 例 95 (S)−1−〔〔(4−アセチルアミノ)−3−メチル
フェニル〕メチル〕−5−(ジフェニルアセチル)−
4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点175〜180
℃。
【0141】例 96 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−〔〔(3−メチル−4−〔〔(メチ
ルアミノ)カルボニル〕アミノ〕フェニル〕メチル〕−
1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン
酸。融点198〜201℃。 例 97 (S)−1−〔〔(4−ベンゾイルアミノ)−3−メチ
ルフェニル〕メチル〕−5−(ジフェニルアセチル)−
1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン
酸。融点178〜185℃。
【0142】例 98 (R)−5−〔ビス(4−クロロフェニル)アセチル〕
−1−〔〔4−(ジメチルアミノ)−3−メチルフェニ
ル〕メチル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イ
ミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点
243〜246℃(分解)。 例 99 (R)−1−〔〔4−(ジメチルアミノ)−3−メチル
フェニル〕メチル〕−5−(ジフェニルアセチル)−
4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾール〔4,
5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点255〜25
6℃(分解)。
【0143】例 100 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−〔(4−メトキシ)−3−ニトロフ
ェニル)メチル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリ
ジン−6−カルボン酸。NMR(DMSO−d6)3.9
3(s,3H)。 例 101 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−〔(4−メトキシ−3−メチル−5
−ニトロフェニル)メチル〕−1H−イミダゾ〔4,5
−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点195〜199
℃。
【0144】例 102 4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メトキシ−
3−メチルフェニル)メチル〕−5−(1−オキソ−2
−フェニルプロピル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕
ピリジン−6−カルボン酸。融点223℃(分解)。 例 103 5−(ジフェニルアセチル)−1−〔(3−エチル−4
−メトキシフェニル)メチル〕−4,5,6,7−テトラ
ヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−
カルボン酸。融点137〜146℃。
【0145】例 104 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メ
トキシ−3−メチルフェニル)メチル〕−5−(トリシ
クロ〔3.3.1.13.7〕デス−1−イルアセチル)−1
H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン
酸。融点210℃(分解)。 例 105 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メ
トキシ−3−メチルフェニル)メチル〕−5−(1−オ
キソ−2,2−ジフェニルプロピル)−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点210
℃(分解)。
【0146】例 106 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メ
トキシ−3−メチルフェニル)メチル〕−5−〔(1−
フェニルシクロヘキシル)カルボニル〕−1H−イミダ
ゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点14
5℃(分解)。 例 107 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メ
トキシ−3−メチルフェニル)メチル〕−5−〔(1−
フェニルシクロペンチル)カルボニル〕−1H−イミダ
ゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点19
5℃(分解)。
【0147】例 108 5−〔(4−クロロフェニル)フェニルアセチル〕−1
−〔〔4−(ジメチルアミノ)−3−メチルフェニル〕
メチル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダ
ゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点17
0〜190℃。 例 109 (S)−5−〔(2−クロロフェニル)(4−クロロフ
ェニル)アセチル〕−1−〔〔4−(ジメチルアミノ)
−3−メチルフェニル〕メチル〕−4,5,6,7−テト
ラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6
−カルボン酸。融点175〜185℃。
【0148】例 110 (S)−1−〔(3,5−ジブロモ−4−メトキシフェ
ニル)メチル〕−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,
6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピ
リジン−6−カルボン酸。融点152〜157℃。 例 111 5−〔(4−クロロフェニル)(4−メチルフェニル)
アセチル〕−1−〔〔4−(ジメチルアミノ)−3−メ
チルフェニル〕メチル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸。融点170〜180℃。
【0149】例 112 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−〔〔3−メチル−4−〔(3−メチ
ル−1−オキソブチル)アミノ〕フェニル〕メチル〕−
1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン
酸メチルエステル。MS(DEI)578(m)。 例 113 5−〔(3−クロロフェニル)フェニルアセチル〕−1
−〔〔4−(ジメチルアミノ)−3−メチルフェニル〕
メチル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダ
ゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点15
5〜165℃。
【0150】例 114 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−〔〔3−メチル−4−〔〔〔(1−
メチルエチル)アミノ〕カルボニル〕アミノ〕フェニ
ル〕メチル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン
−6−カルボン酸。MS(FAB)1131(2m+
1)、566(m+1)。 例 115 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−〔〔3−メチル−4−〔(3−メチ
ル−1−オキソブチル)アミノ〕フェニル〕メチル〕−
1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン
酸。MS(DEI)564(m)。
【0151】例 116 1−〔(4−アミノ−3−メチルフェニル)メチル〕−
5−〔(3−クロロフェニル)フェニルアセチル〕−
4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点145〜160
℃。 例 117 (S)−1−〔(4−アミノ−3−ブロモ−5−メチル
フェニル)メチル〕−5−(ジフェニルアセチル)−
4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点225〜228
℃。
【0152】例 118 (S)−1−〔(4−アミノ−3−メチルフェニル)メ
チル〕−5−〔ビス(4−クロロフェニル)アセチル)
−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5
−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点240〜250
℃(分解)。 例 119 (S)−5−〔ビス(4−クロロフェニル)アセチル〕
−1−〔〔4−(ジメチルアミノ)−3−メチルフェニ
ル〕メチル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イ
ミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点
160〜170℃。
【0153】例 120 1−〔(4−アミノ−3−ブロモ−5−メチルフェニ
ル)メチル〕−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,
6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピ
リジン−6−カルボン酸メチルエステル、MS(DE
I)574(m+1)。 例 121 1−〔(4−アミノ−3−メチルフェニル)メチル〕−
4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔(3−メチルフェ
ニル)フェニルアセチル〕−1H−イミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点165〜175
℃。 例 122 1−〔〔4−(ジメチルアミノ)−3−メチルフェニ
ル〕メチル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−
〔(3−メチルフェニル)フェニルアセチル)−1H−
イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融
点200〜210℃(分解)。
【0154】例 123 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−(2−フェニルエチ
ル)−1−(フェニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,
5−c〕ピリジン−6−カルボン酸ジ塩酸塩 新たに乾燥した分子ふるい(3Å、7.0g)を、1−
ベンジルスピナシンジ塩酸塩(3.4g)、フェニルア
セトアルデヒド1.2gおよびエタノール(50ml)の
溶液に加える。トリエチルアミン(2.0g)を加えそ
してその混合物を室温で1時間撹拌する。ブロモクレゾ
ールグリーン(約0.10mg)およびシアノ硼水素化ナ
トリウム(1.3g)を加える。次に、明るい緑色にな
るまで1時間にわたってエタノール性塩化水素を加え
る。室温で2日撹拌した後、エーテル(50ml)を加え
そして過剰の塩化水素ガスを通す。ガス発生が止んだと
きに、ふるいおよび固体を濾過しそして中間体エステル
塩酸塩をエーテル(300ml)でゴム状物質として沈殿
させる。塩酸塩の水(20ml)溶液を過剰の重炭酸ナト
リウムで処理して酢酸エチル中に抽出することによって
遊離塩基を製造する。重量1.2g。
【0155】粗製エステル(1.1g)、メタノール
(20ml)および1N水酸化ナトリウム(10ml)の溶
液を、10分加熱還流しそして濃縮してメタノールを除
去する。1N塩酸(10ml)を加えて生成物をゴム状物
質として沈殿させる。水性部分を傾瀉分離しそして残り
の水を無水エタノール(50ml)の2回の連続した添加
および除去によって共沸的に除去する。残ってゴム状物
質を無水エタノール(10ml)に溶解し、濾過し、次い
で過剰のエタノール性塩化水素(10ml)で処理する。
濃縮によって生成物を得、これをエタノール−エーテル
から再結晶させて生成物0.10gをジ塩酸塩として得
る。融点200〜205℃。
【0156】例 124 4,5,6,7−テトラヒドロ−1,5−ビス(フェニルメ
チル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−
カルボン酸メチルエステル 1−ベンジルスピナシン2.0g、アセトニトリル20m
l、1−メチルアミン0.8gおよび臭化ベンジル1.3
gの溶液を室温で4日放置せしめる。溶剤を除去し、水
(10ml)を加えそして生成物を酢酸エチル(10ml)
およびエーテル(100ml)で抽出する。濃縮によって
生成物を得、これを酢酸エチル(8ml)および石油エー
テルから結晶化して純粋な試料を得る。融点91〜93
℃。
【0157】例 125 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔(メチルフェニル
アミノ)カルボニル〕−1−(フェニルメチル)−1H
−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸 例124のエステル1.0g、メタノール(10ml)お
よび1N水酸化ナトリウム(4.0ml)の溶液を、15
分加熱還流する。メタノールを除去しそして2N塩酸
(2.0ml)を加えて生成物を沈殿させる。メタノール
から再結晶して純粋な生成物を得る。融点220〜22
2℃。下記の例126〜134は中間体を製造するため
に前記方法Aを使用して式(II)を有する選択された化
合物を製造する方法を示すものである。
【0158】例 126 1,4,6,7,8a,9−ヘキサヒドロ−7−フェニル−
1−(フェニルメチル)−6−チオキソ−8H−ジイミ
ダゾ〔1,5−a:5′−d〕ピリジン−8−オン フェニルイソチオシアネート(1.4g)を、ジメチル
ホルムアミド中の1−ベンジルスピナシン2.9gの撹
拌混合物に加える。得られた溶液を、室温で15分放置
する。水(20ml)を加えて生成物を沈殿させる。メタ
ノールから再結晶させて、3.1gを得る。融点224
〜226℃。
【0159】例 127 6,7,8a,9−テトラヒドロ−1−〔(4−メトキシ
−3−メチルフェニル)メチル〕−7−(4−メトキシ
フェニル)−6−チオキソ−1H−ジイミダゾ〔1,5
−a:4′,5′−d〕−ピリジン−8(4H)−オン 1−(4−メトキシ−3−メチル)−ベンジルスピナシ
ンメチルエステル1.7g、ジメチルホルムアミド(4m
l)および4−メトキシフェニルイソチオシアネート
(0.9g)の溶液を、水蒸気浴上で15分加熱する。
水(20ml)を添加しそして残留物を水とともにすりつ
ぶす。得られた固体を濾過しそして水で洗浄する。結晶
性塩酸塩は次のようにして製造する。塩基を塩(40
°)2−プロパノール(20ml)に溶解する。濃塩酸
(1.0ml)の添加によって、生成物を分離する。メタ
ノール−エーテルから再結晶して純粋な生成物1.40
gを得る。融点250〜265℃。
【0160】例 128 6,7,8a,9−テトラヒドロ−7−(4−メトキシフ
ェニル)−1−(フェニルメチル)−6−チオキソ−1
H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン
−8(4H)−オン 1−ベンジルスピナシンメチルエステル1.4g、ジメ
チルホルムアミド(4ml)および4−メトキシフェニル
イソチオシアネート(0.9g)の溶液を、水蒸気浴上
で15分加熱する。水(50ml)を加えて黄色固体2.
5gを沈殿させる。これを水性メタノールから沈殿させ
て精製して6,7,8a,9−テトラヒドロ−7−(4−
メトキシフェニル)−1−(フェニルメチル)−6−チ
オキソ−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−
d〕ピリジン−8(4H)−オンを得る。融点100〜
120℃。
【0161】例 129 (S)−8a,9−ジヒドロ−3−メチル−7−(1−
メチルエチル)−3H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,
5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオン 例164の方法によって3−メチル−L−ヒスチジン
(ベガ生化学)から中間体3−メチルスピナシンジ塩酸
塩を製造する。1N水酸化ナトリウム(16.5ml、0.
0165モル)およびテトラヒドロフラン(20ml)中
の1−メチルスピナシンジ塩酸塩(1.40g)の溶液
を5℃に冷却する。テトラヒドロフラン(5ml)中のイ
ソプロピルイソシアネート(0.65g)を撹拌しなが
ら加える。室温で1時間後に、THFを蒸留しそして水
溶液を清澄化する。濃塩酸(10ml)を加える。溶液を
水蒸気浴上で15分加熱しそして減圧下で濃縮乾涸す
る。飽和するために水(5ml)および固体の炭酸カリウ
ムを加えそして分離した生成物を塩化メチレン中に抽出
する。溶剤を除去して生成物を得る。酢酸エチル−石油
エーテルから再結晶して純粋な生成物を得る。融点16
1〜164℃。
【0162】例 130 8a,9−ジヒドロ−7−(1−メチルエチル)−1−
(フェニルメチル)−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:
4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオ
ン臭化水素酸塩 この化合物は例129の操作によって従って製造され
る。しかしながら、環化工程に使用された酸は臭化水素
酸である。生成物は196〜198℃の融点を有す。適
当な出発物質を使用して例126〜129と同様の方法
でそして一般に方法Aに記載したようにして、以下に示
すような式(II)の相当する化合物を製造する。
【0163】例 131 8a,9−ジヒドロ−3−メチル−7−フェニル−3H
−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−
6,8(4H,7H)−ジオン。融点199〜202℃。 例 132 8a,9−ジヒドロ−1−メチル−7−(1−メチルエ
チル)−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−
d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオン。融点13
4〜137℃。
【0164】例 133 8a,9−ジヒドロ−7−(4−メトキシフェニル)−
1−(フェニルメチル)−1H−ジイミダゾ〔1,5−
a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−
ジオンモノ塩酸塩。融点181〜187℃。 例 134 (S)−8a,9−ジヒドロ−1−〔(4−メトキシ−
3−メチルフェニル)メチル〕−7−(4−メトキシフ
ェニル)−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−
d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオンモノ塩酸
塩。融点154〜159℃。
【0165】方法 B 例 135 メチル−5−ジフェニルアセチル−3−(2−オキソ−
2−フェニルエチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−
1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボキ
シレート クロロホルム150ml中のヒスチジンメチルエステルジ
塩酸塩12.1gの懸濁液を、過剰の無水アンモニアで
0℃で処理する。得られた懸濁液を濾過しそして濾液を
蒸発して油状物としてヒスチジンメチルエステルを得
る。この油状物をジクロロメタン100mlに溶解しそし
てジクロロメタン100ml中のカルボニルジイミダゾー
ル8.1gの還流溶液に滴加する。添加完了後還流を1
5分つづけ次に反応混合物を結晶化しはじめるまで濃縮
する。エチルエーテルを加えそして固体を濾過によって
集める。アセトニトリルから再結晶させてメチル−5,
6,7,8−テトラヒドロ−5−オキソイミダゾ〔1,5
−c〕ピリミジン−7−カルボキシレートを得る。融点
159〜164℃。
【0166】上記生成物7.8g、臭化フェナシル8.0
gおよびアセトニトリル200mlの混合物を6時間加熱
還流する。冷却した懸濁液を濾過し、アセトニトリルで
すすいで7−メトキシカルボニル−2−(2−オキソ−
2−フェニルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−
5−オキソ−イミダゾ−〔1,5−c〕ピリミジニウム
ブロマイドを得る。融点223〜224℃(発生ガスを
伴って分解)。
【0167】上記イミダゾリウム塩を還流下で4時間6
N HCl 250mlで処理しそして蒸発させてゴム状物
質を得る。このゴム状物質をエタノール500mlに溶解
し、濃縮してシロップとなしそしてはげしく撹拌した酢
酸エチルに滴加して塩酸塩および臭化水素酸塩の吸湿性
混合物として3−(2−オキソ−2−フェニルエチル)
−ヒスチジンを得る。MS(FAB)274(M+
1)。
【0168】1N HCl 400ml中の3−(2−オキ
ソ−2−フェニルエチル)−ヒスチジンジハロゲン化水
素酸塩33gの溶液を、25℃で30分次いで還流下で
2時間撹拌しながら36%ホルムアルデヒド17.5ml
で処理する。蒸発させて、放置すると結晶化するゴム状
物質を得る。エタノールとともにすりつぶして塩酸塩お
よび臭化水素酸塩の混合物として3−(2−オキソ−2
−フェニルエチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−3
H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸
を得る。MS(FAB)286(M+1)。
【0169】上記カルボン酸をメタノール400mlに溶
解しそしてトリメチルオルトホルメート50mlで処理す
ることによってそのメチルエステルに変換する。得られ
た溶液をHClで飽和しそして6時間加熱還流する。冷
却後、得られたスラリーを約200mlに濃縮しそして濾
過して白色の固体としてメチル−3−(2−オキソ−2
−フェニルエチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−3
H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボキシ
レートジ塩酸塩を得る。MS(FAB)300(M+
1)。
【0170】ジシクロヘキシルカルボジイミド9.3
g、ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物6.1g、ジ
フェニル酢酸9.5gおよびアセトニトリル100mlの
混合物を、25℃で15分撹拌する(懸濁液A)。メチ
ル−3−(2−オキソ−2−フェニルエチル)−4,5,
6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ〔4,5−c〕ピ
リジン−6−カルボキシレートジ塩酸塩15.8g、ゾ
イソプロピルエチルアミン14.8mlおよびアセトニト
リル100mlの混合物を25℃で10分撹拌し次に移動
を完了させるためにアセトニトリル100mlを使用して
懸濁液Aで処理する。得られた懸濁液を48時間撹拌
し、濾過しそして濾液を蒸発し、ジクロロメタンに溶解
し、10%Na2CO3で洗浄し、乾燥しそして蒸発させ
る。シリカゲルでクロマトグラフィー処理(99:1の
クロロホルム−メタノール)して、泡状物質としてメチ
ル−5−ジフェニルアセチル−3−(2−オキソ−2−
フェニルエチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H
−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボキシレ
ートを得る。MS(FAB)494(M+1)。
【0171】例 136 メチル−1−(3,4−ジメトキシフェニル)メチル−
5−ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
キシレート 3,4−ジメトキシベンジルクロライド1.5g、メチル
−5−ジフェニルアセチル−3−(2−オキソ−2−フ
ェニルエチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−
イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボキシレー
ト2.5gおよびアセトニトリル30mlの溶液を、16
時間加熱還流する。冷却溶液をはげしく撹拌したエーテ
ル400mlに滴加しそして得られた沈殿を濾過によって
集める。この沈殿物をメタノール40mlに溶解しそして
亜鉛末8gおよび酢酸40mlで処理する。得られた懸濁
液を2時間高周波音処理し、次に溶液を過剰の亜鉛から
濾過する。濾液をジクロロメタン400mlに溶解しそし
てはげしく撹拌しながら10%Na2CO3 450mlで
滴加処理する。有機相を分離し、乾燥し、濃縮しそして
主生成物をシリカゲルのクロマトグラフィー(99:1
のクロロホルム−メタノール)処理によって泡状物質と
して単離する。NMR(CDCl3)3.88(s,3
H,OMe)、3.80(s,3H,OMe)、3.58
(s,3H,OMe)。
【0172】例 137 1−(3,4−ジメトキシフェニル)メチル−5−ジフェ
ニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イ
ミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸例2に
記載した操作を使用して例136からのメチルエステル
を鹸化して白色の固体としてこの酸を得る。MS(FA
B)512(M+1)。
【0173】例 138 メチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)メチ
ル−5−ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒ
ドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボキシレート 3−トリフルオロメチルベンジルクロライド1.4g、
メチル−5−ジフェニルアセチル−3−(2−オキソ−
2−フェニルエチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−
1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボキ
シレート3.0gおよびアセトニトリル20mlの溶液
を、16時間加熱還流する。更に3−トリフルオロメチ
ルベンジルクロライド1.4mlを加えそして還流を24
時間つづける。冷却溶液を、はげしく撹拌したエーテル
400mlに滴加しそして得られた沈殿を濾過によって集
める。この沈殿をメタノール60mlに溶解しそして亜鉛
末10gおよび酢酸60mlで処理する。得られた懸濁液
を2時間高周波音処理し次に溶液を過剰の亜鉛から濾過
する。濾液をジクロロメタン400mlに溶解しそしては
げしく撹拌しながら10%Na2CO3 520mlで滴加
処理する。有機相を分離し、乾燥し、濃縮しそして主生
成物をシリカゲルのクロマトグラフィー(99:0.5
のクロロホルム−メタノール)によって泡状物質として
単離する。NMR(CDCl3)5.05(s,2H,N
CH2Ar)。
【0174】例 139 1−(3−トリフルオロメチルフェニル)メチル−5−
ジフェニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1
H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸 例2に記載した操作を使用して例138のメチルエステ
ルを鹸化させて白色の固体としてこの酸を得る。MS
(FAB)520(M+1)、1039(2M+1)。
【0175】例 140 メチル−1−(3−メチルフェニル)メチル−5−ジフ
ェニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−
イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボキシレー
ト 3−メチルベンジルブロマイド2.7ml、メチル−5−
ジフェニルアセチル−3−(2−オキソ−2−フェニル
エチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダ
ゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボキシレート5.0
gおよびアセトニトリル50mlの溶液を、4時間加熱還
流する。冷却溶液をはげしく撹拌したエーテル750ml
に滴加しそして得られた沈殿を濾過によって集める。こ
の沈殿をメタノール75mlに溶解しそして亜鉛末16g
および酢酸75mlで処理する。得られた懸濁液を6時間
高周波音処理し次に溶液を過剰の亜鉛から濾過する。濾
液をジクロロメタン400mlに溶解しそしてはげしく撹
拌しながら10%Na2CO3 650mlで滴加処理す
る。有機相を分離し、乾燥し、濃縮しそして主生成物を
シリカゲルのクロマトグラフィー(99.5:0.5のク
ロロホルム−メタノール)によって泡状物質として単離
する。NMR(CDCl3)4.97(s,2H,NCH
2Ar)。
【0176】例 141 1−(3−メチルフェニル)メチル−5−ジフェニルア
セチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸 例2に記載した操作を使用して例140のメチルエステ
ルを鹸化して白色の固体としてこの酸を得る。MS(D
EI)465(M)。適当な出発物質を使用して例13
5〜141に類似した方法においてそして一般的に方法
Bに記載したようにして以下の式(I)の相当する化合物
を製造する。
【0177】例 142 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−(フェニルメチル)−1H−イミダ
ゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸、融点22
0〜225℃(分解)。 例 143 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−〔(3−メトキシフェニル)メチ
ル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸、融点138〜150℃。
【0178】例 144 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−1−(ジフェニ
ルメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミ
ダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸、融点1
57〜163℃。 例 145 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−〔(2−メトキシ−5−メチルフェ
ニル)メチル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジ
ン−6−カルボン酸、融点135〜145℃。
【0179】例 146 (S)−1−〔(3−ブロモフェニル)メチル〕−5−
(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸、融点195〜215℃。 例 147 (S)−1−〔(3−クロロフェニル)メチル〕−5−
(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸、融点137〜152℃。
【0180】例 148 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−(2−ナフタレニルメチル)−1H
−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸、
融点180℃(分解)。 例 149 (S)−1−(3−ブロモ−4−メトキシフェニル)メ
チル−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−テ
トラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−
6−カルボン酸、融点150〜165℃。
【0181】方法 C 例 150 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸メチルエステ
ルジ塩酸塩0.33モル水和物(スピナシンメチルエス
テル) スピナシン塩酸塩82gおよびメタノール(2.5リッ
トル)の混合物を塩化水素で飽和する。混合物を撹拌し
ながら一夜加熱還流する。得られた溶液を還流下で再び
塩化水素の流水で1時間処理しそして濃縮して半容量に
する。エーテル(0.5リットル)を添加して生成物9
2.60gを得る。メタノール−エーテルから再結晶し
て水0.33モルを含有する純粋な生成物を得る。融点
140〜160℃。〔α〕D 23 −79.6℃(1.08
%、メタノール)。
【0182】例 151 (S)−8a,9−ジヒドロ−7−フェニル−3H−ジ
イミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−6,
8−(4H,7H)−ジオン0.75モル水和物 フェニルイソシアネート(5.95g)をスピナシンメ
チルエステルジ塩酸塩(12.7g)、ジメチルホルム
アミド(150ml)およびトリエチルアミン(15.2
g)のスラリーに加える。おだやかな発熱(40℃)
後、混合物を室温で2時間撹拌する。トリエチルアミン
塩酸塩を濾去しそして濾液を減圧濃縮する。水(200
ml)を残留物に加えて粗生成物を得る。メタノール−水
から再結晶せしめて水0.75モル含有する生成物9.8
gを得る。融点133〜136℃。〔α〕D 23=−20
1.3℃(1.05%、メタノール)。
【0183】例 152 8a,9−ジヒドロ−7−フェニル−1−(フェニルメ
チル)−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−
d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオン異性体A メタノール中の20%テトラメチルアンモニウムヒドロ
キシド(46.5g)およびジメチルホルムアミド(6
0ml)中の例151の化合物27.3gの溶液を臭化ベ
ンジル(17.4g)で処理する。1/2時間後に、分
離した固体を濾過し、ジメチルホルムアミド(50ml)
それから水(200ml)で洗浄して異性体Aを得る。ジ
メチルホルムアミドから再結晶せしめて純粋な生成物
9.2gを得る。融点277〜279℃。
【0184】上記反応濾液から水で沈殿することによっ
て異性体Bである8a,9−ジヒドロ−7−フェニル−
3−(フェニルメチル)−1H−ジイミダゾール〔1,
5−a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8〔4H,7
H〕−ジオンを単離する。粗生成物をアセトンとともに
すりつぶし、固体を濾過し、アセトン濾液を濃縮しそし
て残留物をジメチルホルムアミドから再結晶することに
よって異性体Bの精製を行う。融点227〜229℃。
【0185】例 153 1−(フェニルメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕−ピリジン−6−カル
ボン酸ジ塩酸塩(1−ベンジル−スピナシンとしても知
られる) 水酸化カリウム(18.0g)、水(13ml)およびメ
タノール(40ml)の溶液中の例152の異性A化合物
9.0gの溶液を、6時間還流下に維持する。メタノー
ルを減圧蒸留し、水(15ml)を加えそして混合物を水
蒸気浴上で加熱して固体のかたまりを溶解する。冷却し
た溶液をエーテル(150ml)で抽出する。水性相に氷
を加えそして濃塩酸(約30ml)を注意深く加えてpH2
にする。この溶液を陽イオン交換樹脂(約200g、B
io−Rad AGW50)に通しそしてカラムを約3
カラム容量の水で洗浄して無機塩を除去する。濃水酸化
アンモニウム(200ml)それから水(250ml)の通
過によって、生成物をカラムから除去する。アンモニア
フラクションを減圧濃縮して無定形のアミノ酸6.0g
を得る。ジ塩酸塩は、以下のようにして製造する。水
(5ml)中の上記アミノ酸6.0gの溶液を、濃塩酸
(5ml)で処理する。2−プロパノール(25ml)を加
えそして混合物を濾過しそして2−プロパノール(10
ml)およびエーテルで洗浄して生成物を得る。水から再
結晶せしめて純粋な試料を得る。融点280〜282℃
(分解)。
【0186】例 154 8a,9−ジヒドロ−7−(1−メチルエチル)−3H
−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−
6,8(4H,7H)−ジオン この化合物は、出発物質としてイソプロピルイソシアネ
ートを使用して上記例151の操作に従って製造され
る。融点149〜157℃。
【0187】例 155 8a,9−ジヒドロ−7−(4−メトキシフェニル)−
1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジ
ン−6,8(4H,7H)−ジオン この化合物は、出発物質として4−メトキシ−フェニル
イソシアネートを使用して上記例151の操作に従って
製造される。融点142〜148℃。
【0188】例 156 7−(1,1−ジメチルエチル)−8a,9−ジヒドロ−
1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジ
ン−6,8(4H,7H)−ジオン この化合物は、出発物質としてt−ブチルイソシアネー
トを使用して上記例151の操作に従って製造される。
生成物は、融点156〜158℃を有す。
【0189】例 157 7−(2,4−ジメトキシフェニル)−8a,9−ジヒド
ロ−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピ
リジン−6,8(4H,7H)−ジオン この化合物は出発物質として2,4−ジメトキシフェニ
ルイソシアネートを使用して例151の操作に従って製
造される。この生成物は、融点241〜243℃(分
解)を有す。
【0190】例 158 8a,9−ジヒドロ−7−〔4−(メチルチオ)フェニ
ル〕−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕
ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオン この化合物は、出発物質として4−(メチルチオ)フェ
ニルイソシアネートを使用して上記例151の操作に従
って製造される。融点241〜243℃(分解)。
【0191】例 159 1,4,6,7,8a,9−ヘキサヒドロ−7−(4−メト
キシフェニル)−6−チオキソ−8H−ジイミダゾ
〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−8−オン スピナシン塩酸塩10.0g、ジオキサン(250ml)
およびトリエチルアミン(5.00g)の混合物を室温
で15分撹拌する。p−メトキシフェニルイソチオシア
ネート(8.15g)を加えそして混合物を窒素下で2
4時間還流下に保持する。濾過後、溶液を濃縮して生成
物18.77gを得る。シリカゲルクロマトグラフィー
によって精製して純粋な生成物10.9gを得る。融点
266.5〜270℃(分解)。
【0192】例 160 7−〔4−(ジメチルアミノ)−フェニル〕−1,4,
6,7,8a,9−ヘキサヒドロ−6−チオキソ−8H−
ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−8
−オン この化合物は、出発物質として4−(ジメチルアミノ)
フェニルイソチオシアネートを使用して上記例159の
操作に従って製造される。融点185〜200℃。
【0193】例 161 1,4,6,7,8a,9−ヘキサヒドロ−7−フェニル−
6−チオキソ−8H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,
5′−d〕ピリジン−8−オン この化合物は、出発物質としてフェニルイソチオシアネ
ートを使用して上記例159の操作に従って製造され
る、融点142〜143℃(分解)。
【0194】例 162 1,4,6,7,8a,9−ヘキサヒドロ−7−(1−メチ
ルエチル)−6−チオキソ−8H−ジイミダゾ−〔1,
5−a:4′,5′−d〕ピリジン−8−オン この化合物は、出発物質としてイソプロピルイソチオシ
アネートを使用して例159の操作に従って製造され
る。生成物は融点218〜220℃(分解)を有す。
【0195】例 163 (S)−3−(フェニルメチル)−4,5,6,7−テト
ラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6
−カルボン酸ジ塩酸塩1.5モル水和物(3−ベンジル
スピナシン) im−ベンジルヒスチジン24.5g、濃塩酸(200m
l)およびジメトキシメタン(60ml)の溶液を、室温
で一夜放置する。更に、ジメトキシメタン(60ml)を
加えそして溶液を水蒸気浴上で3時間加熱する。揮発性
物質を55℃および減圧下で除去する。残留物を温水
(20ml)に溶解する。2−プロパノール(250ml)
を加えて生成物を沈殿させる。水−2−プロパノールか
ら再結晶せしめて純粋な生成物を得る。融点130〜1
35℃。〔α〕D 23 −72.8℃(c=1.12%、メタ
ノール)。
【0196】例 164 (S)−5−ベンゾイル−4,5,6,7−テトラヒドロ
−3−(フェニルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−カルボン酸 1N水酸化ナトリウム(20ml)およびジオキサン(3
0ml)中の3−ベンジルスピナシン、2HCl、1.5
2O(1.79g)の溶液を、3℃に冷却する。撹拌し
ながら、ジオキサン(3ml)中の塩化ベンゾイル(0.
70g)の溶液を5分にわたって滴加する。氷浴を除き
そして室温で1時間後に、氷酢酸(約0.5g)を加え
て粗生成物を沈殿させる。これを濾過しそして水および
エーテルで洗浄して微量の安息香酸を除去する。メタノ
ール(5ml)に溶解し、水(20ml)を加えそして蒸留
によりメタノールを除去することによって再結晶を達成
して純粋な生成物を得る。融点233〜235℃。
〔α〕D 23 −11.4℃(1.12%、0.1N NaO
H)。
【0197】例 165 8a,9−ジヒドロ−7−(4−メトキシフェニル)−
1−(フェニルメチル)−1H−ジイミダゾ〔1,5−
a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−
ジオン塩酸塩 この化合物は、出発物質として4−メトキシフェニルイ
ソシアネートを使用して例151の操作に従って製造さ
れる。この生成物は融点181〜187℃を有す。
【0198】例 166 8a,9−ジヒドロ−1−〔(4−メトキシ−3−メチ
ルフェニル)メチル〕−7−(4−メトキシフェニル)
−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリ
ジン−6,8(4H,7H)−ジオン この化合物は、出発物質として1−(4−ニトロ−3−
メチル)ベンジル−スピナシンおよび4−メトキシフェ
ニルイソシアネートを使用して例151の操作によって
製造される。生成物は、融点154〜159℃を有す。
〔α〕D 23=−104.9℃(1.03、メタノール)。
【0199】例 167 4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メトキシ−
3−メチルフェニル)メチル〕−5−〔〔(4−メトキ
シフェニル)アミノ〕カルボニル〕−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸 1−(4−メトキシ−3−メチル)ベンジルスピナシン
塩酸塩7.5g、1N水酸化ナトリウム(60ml)およ
びテトラヒドロフラン(20ml)の混合物を、撹拌しな
がら5℃に冷却する。p−メトキシフェニルイソシアネ
ート(2.98g)を加える。氷浴中で10分後に、混
合物を室温で1時間撹拌する。テトラヒドロフランを、
減圧蒸留しそして固体を濾過する。透明な濾液を氷浴中
で冷却しそして1N塩酸(20ml)を加えて固体を沈殿
させる。これを濾過し、水で洗浄そしてメタノール(5
0ml)に加え、それによって結晶を析出させる。濾過に
よって生成物を得る。メタノール−塩化メチレンから再
結晶せしめて純粋な生成物を得る。融点175〜177
℃(分解)。〔α〕D 23 +40.0℃(1.35%、5
0:50メタノール−クロロホルム)。
【0200】例 168 5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−テトラヒ
ドロ−1−(フェニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,
5−c〕ピリジン−6−カルボン酸メチルエステル アセトニトリル(25ml)およびトリエチルアミン0.
84g中の1−ベンジルスピナシンメチルエステル2.
0gの溶液を、撹拌しながら10℃に冷却する。アセト
ニトリル(5ml)中のジフェニルアセチルクロライド
1.78gの溶液を、冷却によって温度を20℃未満に
保持しながら徐々に加える。室温で1/2時間後に、大
部分のアセトニトリルを減圧蒸留しそして酢酸エチル
(50ml)、エーテル(50ml)および氷水(50ml)を
加える。水性層を分離しそして有機層を順次に水(50
ml)および2%重炭酸ナトリウム溶液(50ml)で洗浄
する。乾燥(MgSO4)した有機相を木炭処理し、濾
過しそして濃縮して粗生成物を得る。酢酸エチル−石油
エーテルから結晶化せしめて標記化合物1.6gを得
る。融点127〜129℃。NMR(CDCl3)3.4
9(s,3H,OMe)。
【0201】例 169 5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−テトラヒ
ドロ−1−(フェニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,
5−c〕ピリジン−6−カルボン酸 メタノール(10ml)および1N水酸化ナトリウム5.
2ml中の上記例168のメチルエステル1.2gの溶液
を、5分加熱還流する。メタノールを蒸留しそして水
(30ml)を残留物に加える。透明な溶液を1N塩酸で
処理して生成物を沈殿させる。メタノール−エーテルか
ら再結晶せしめて純粋な試料0.8gを得る。融点16
7〜169℃。適当な出発物質を使用して例151〜1
69に類似した方法においてそして一般的に方法Cによ
って記載されたようにして、次の式(II)の相当する化
合物が製造される。
【0202】例 170 1,4,6,7,8a,9−ヘキサヒドロ−7−(4−ニト
ロフェニル)−6−チオキソ−8H−ジイミダゾ〔1,
5−a:4′,5′−d〕ピリジン−8−オン、融点2
15〜216℃。 例 171 1,4,6,7,8a,9−ヘキサヒドロ−7−プロピル−
6−チオキソ−8H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,
5′−d〕ピリジン−8−オン。融点85〜105℃。
【0203】例 172 7−〔4−エトキシ−フェニル〕−1,4,6,7,8a,
9−ヘキサヒドロ−6−チオキソ−8H−ジイミダゾ
〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−8−オン、融
点144〜145℃(分解)。 例 173 7−エチル−1,4,6,7,8a,9−ヘキサヒドロ−6
−チオキソ−8H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′
−d〕ピリジン−8−オン。NMR(CDCl3)1.2
3(t,3H,Me)。
【0204】例 174 (S)−8a,9−ジヒドロ−1H−ジイミダゾ〔1,5
−a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−
ジオンモノ塩酸塩。融点315〜325℃。 例 175 (±)−7−(2,6−ジクロロフェニル)−8a,9−
ジヒドロ−3H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−
d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオンモノ塩酸
塩。融点345〜347℃。
【0205】例 176 7−(4−クロロフェニル)−8a,9−ジヒドロ−1
H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン
−6,8(4H,7H)−ジオン。MS(DEI)303
(m+1)。 例 177 7−シクロヘキシル−8a,9−ジヒドロ−1H−ジイ
ミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8
(4H,7H)−ジオン。MS(DEI)274
(m)。
【0206】例 178 8a,9−ジヒドロ−7−〔3−(トリフルオロメチ
ル)フェニル)−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,
5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオン。M
S(DEI)336(m)。 例 179 8a,9−ジヒドロ−7−(2−メトキシフェニル)−
1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジ
ン−6,8(4H,7H)−ジオン。融点102〜104
℃(分解)。
【0207】例 180 8a,9−ジヒドロ−7−(2−ナフタレニル)−1H
−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−
6,8(4H,7H)−ジオン。融点158〜162℃。 例 181 8a,9−ジヒドロ−7−〔4−(1−メチルエチル)
フェニル〕−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′
−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオン。融点1
00〜106℃(分解)。
【0208】例 182 8a,9−ジヒドロ−7−〔4−(メチルスルホニル)
フェニル〕−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′
−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオン。融点1
97〜207℃(分解)。 例 183 4−(4,8,8a,9−テトラヒドロ−6,8−ジオキソ
−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリ
ジン−7(6H)−イル)−安息香酸エチルエステル。
融点115〜150℃。
【0209】例 184 8a,9−ジヒドロ−7−(4−フェノキシフェニル)
−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリ
ジン−6,8(4H,7H)−ジオン。融点110〜13
0℃。 例 185 8a,9−ジヒドロ−7−(1−メチルエチル)−3H
−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−
6,8(4H,7H)−ジオンモノ臭化水素酸塩、融点2
73〜274℃。
【0210】例 186 8a,9−ジヒドロ−7−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−
d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオン。融点15
7〜159℃。 例 187 7−(2−クロロ−6−メトキシフェニル)−8a,9
−ジヒドロ−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′
−d〕−ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオン。融点
250〜254℃(分解)。
【0211】例 188 8a,9−ジヒドロ−7−(3−メトキシフェニル)−
1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジ
ン−6,8(4H,7H)−ジオン。融点157〜16
1.5℃。 例 189 7−(3,5−ジメトキシフェニル)−8a,9−ジヒド
ロ−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピ
リジン−6,8(4H,7H)−ジオン。融点237.5
〜240℃(分解)。
【0212】例 190 (S)−8a,9−ジヒドロ−7−(フェニルメチル)
−3H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリ
ジン−6,8(4H,7H)−ジオンモノ塩酸塩。融点2
60〜270℃。 例 191 7−(3,4−ジクロロフェニル)−8a,9−ジヒドロ
−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリ
ジン−6,8(4H,7H)−ジオン。融点135〜15
0℃(分解)。
【0213】例 192 8a,9−ジヒドロ−7−(4−ヒドロキシフェニル)
−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリ
ジン−6,8(4H,7H)−ジオン。融点271〜27
3℃(分解)。 例 193 (S)−5−〔(3,4−ジクロロフェニル)アセチ
ル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメ
チル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−
カルボン酸。融点222〜226℃。
【0214】例 194 7−(2,6−ジメチルフェニル)−8a,9−ジヒドロ
−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリ
ジン−6,8(4H,7H)−ジオン。MS(DEI)2
96(m)。 例 195 7−(4−アミノフェニル)−8a,9−ジヒドロ−1
H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン
−6,8(4H,7H)−ジオン。融点233〜243℃
(分解)。
【0215】例 196 7−(4−ブトキシフェニル)−8a,9−ジヒドロ−
1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジ
ン−6,8(4H,7H)−ジオン。融点174〜175
℃。 例 197 7−(2−フラニル−メチル)−1,4,6,7,8a,9
−ヘキサヒドロ−6−チオキソ−8H−ジイミダゾ
〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−8−オンモノ
臭化水素酸塩。融点195℃(分解)。
【0216】例 198 (±)−8a,9−ジヒドロ−7−フェニル−1−(フ
ェニルメチル)−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,
5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオン。融
点277〜279℃。 例 199 8a,9−ジヒドロ−7−フェニル−1−(2−プロペ
ニル)−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−
d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオン。融点20
4〜206℃。
【0217】例 200 1−〔(4−フルオロフェニル)メチル〕−8a,9−
ジヒドロ−7−フェニル−1H−ジイミダゾ〔1,5−
a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−
ジオン。融点205〜206.5℃(分解)。 例 201 8a,9−ジヒドロ−1−〔(4−メチルフェニル)メ
チル〕−7−フェニル−1H−ジイミダゾ〔1,5−
a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−
ジオン。融点249〜253℃。
【0218】例 202 8a,9−ジヒドロ−7−フェニル−1−(3−フェニ
ルプロピル)−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,
5′−d〕−ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオン。
融点168〜169℃。 例 203 8a,9−ジヒドロ−7−〔(4−メチルチオ)フェニ
ル〕−1−(フェニルメチル)−1H−ジイミダゾ
〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,
7H)−ジオン。融点202〜203℃。
【0219】例 204 8a,9−ジヒドロ−3−(フェニルメチル)−7−
〔3−(トリフルオロメチル)フェニル〕−1H−ジイ
ミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8
(4H,7H)−ジオン。融点171〜172.5℃。 例 205 8a,9−ジヒドロ−1−〔(4−ニトロフェニル)メ
チル〕−7−フェニル−1H−ジイミダゾ〔1,5−
a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−
ジオン。融点90℃。
【0220】例 206 8a,9−ジヒドロ−7−(2−ナフタレニル)−1−
(フェニルメチル)−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:
4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオ
ン。融点235〜238℃。 例 207 8a,9−ジヒドロ−7−〔4−(1−メチルエチル)
フェニル〕−1−(フェニルメチル)−1H−ジイミダ
ゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4
H,7H)−ジオン。融点220〜223℃(分解)。
【0221】例 208 (S)−8a,9−ジヒドロ−3−(フェニルメチル)
−3H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリ
ジン−6,8(4H,7H)−ジオン。融点230〜23
5℃。 例 209 3−〔(3−クロロフェニル)メチル〕−8a,9−ジ
ヒドロ−7−フェニル−3H−ジイミダゾ〔1,5−
a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−
ジオン。融点217〜225℃。
【0222】例 210 8a,9−ジヒドロ−3−〔(4−ニトロフェニル)メ
チル〕−7−フェニル−3H−ジイミダゾ〔1,5−
a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−
ジオン。融点240〜244℃。 例 211 3−〔(4−フルオロフェニル)メチル〕−8a,9−
ジヒドロ−7−フェニル−3H−ジイミダゾ〔1,5−
a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−
ジオン。融点242〜243℃(分解)。
【0223】例 212 7−(4−クロロフェニル)−8a,9−ジヒドロ−3
−(フェニルメチル)−3H−ジイミダゾ〔1,5−
a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−
ジオン。融点183〜184℃。 例 213 8a,9−ジヒドロ−3−〔(4−メチルフェニル)メ
チル〕−7−フェニル−3H−ジイミダゾ〔1,5−
a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−
ジオン。融点215〜219℃。
【0224】例 214 8a,9−ジヒドロ−3−〔(3−メトキシフェニル)
メチル〕−7−フェニル−3H−ジイミダゾ〔1,5−
a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−
ジオン。融点204〜205℃。 例 215 8a,9−ジヒドロ−7−〔4−(メチルチオ)フェニ
ル〕−3−(フェニルメチル)−3H−ジイミダゾ
〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,
7H)−ジオン。融点226〜228℃。
【0225】例 216 8a,9−ジヒドロ−7−フェニル−3−(3−フェニ
ルプロピル)−3H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,
5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオン。融
点117〜118℃。 例 217 7−シクロヘキシル−8a,9−ジヒドロ−3−(フェ
ニルメチル)−3H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,
5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオン。M
S(DEI)364(m)。
【0226】例 218 8a,9−ジヒドロ−7−〔4−(メチルスルホニル)
フェニル〕−3−(フェニルメチル)−3H−ジイミダ
ゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4
H,7H)−ジオン。融点184〜190℃(分解)。 例 219 8a,9−ジヒドロ−1−(フェニルメチル)−7−
〔3−(トリフルオロメチル)フェニル〕−1H−ジイ
ミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8
(4H,7H)−ジオン。融点227〜230℃(分
解)。
【0227】例 220 8a,9−ジヒドロ−7−(2−ナフタレニル)−3−
(フェニルメチル)−3H−ジイミダゾ〔1,5−a:
4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオ
ン。融点232〜234℃。 例 221 8a,9−ジヒドロ−7−〔4−(1−メチルエチル)
フェニル〕−3−(フェニルメチル)−3H−ジイミダ
ゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4
H,7H)−ジオン。融点228〜229℃(分解)。
【0228】例 222 8a,9−ジヒドロ−7−(1−メチルエチル)−3−
(フェニルメチル)−3H−ジイミダゾ〔1,5−a:
4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオ
ンモノ塩酸塩。融点246〜248℃。 例 223 (±)−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔(フェニ
ルアミノ)カルボニル〕−1−(フェニルメチル)−1
H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン
酸。融点270〜280℃。
【0229】例 224 5−〔〔(4−フルオロフェニル)アミノ〕カルボニ
ル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメ
チル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−
カルボン酸。融点209〜213℃。 例 225 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔〔(4−ニトロフ
ェニル)アミノ〕カルボニル〕−1−(フェニルメチ
ル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸。融点192〜194℃(分解)。
【0230】例 226 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔〔(4−メチルフ
ェニル)アミノ〕カルボニル〕−1−(フェニルメチ
ル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸。融点227〜235℃。 例 227 5−〔(〔1,1′−ビフェニル〕−2−イルアミノ)
カルボニル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フ
ェニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジ
ン−6−カルボン酸。融点158〜162℃(分解)。
【0231】例 228 5−〔〔〔4−(エトキシカルボニル)フェニル〕アミ
ノ〕カルボニル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−
(フェニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピ
リジン−6−カルボン酸。融点173〜175℃(分
解)。 例 229 4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−メチルフェ
ニル)メチル〕−5−〔(フェニルアミノ)カルボニ
ル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸。NMR(DMSO−d6)2.27(s,3
H,Me)。
【0232】例 230 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔〔〔4−(メチル
チオ)フェニル〕アミノ〕カルボニル〕−1−(フェニ
ルメチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−
6−カルボン酸。融点201〜202℃。 例 231 5−〔〔(4−クロロフェニル)アミノ〕カルボニル〕
−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメチ
ル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸。融点203〜204℃(分解)。
【0233】例 232 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔〔〔4−(メチル
スルホニル)フェニル〕アミノ〕カルボニル〕−1−
(フェニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピ
リジン−6−カルボン酸。融点225〜226.5℃
(分解)。 例 233 4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメチル)
−5−〔〔〔3−(トリフルオロメチル)−フェニル〕
アミノ〕カルボニル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕
ピリジン−6−カルボン酸。融点228〜231℃(分
解)。
【0234】例 234 4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(4−ニトロフェ
ニル)メチル〕−5−〔〔フェニルアミノ)−カルボニ
ル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸モノナトリウム塩。融点160〜163℃(分
解)。 例 235 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔〔(1−メチルエ
チル)アミノ〕カルボニル〕−1−(フェニルメチル)
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸。融点170〜180℃(分解)。
【0235】例 236 (S)−5−〔〔(1,1−ジメチルエチル)アミノ〕
カルボニル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−3−(フ
ェニルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジ
ン−6−カルボン酸。融点151〜154℃。 例 237 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔(フェニルアミ
ノ)カルボニル〕−3−(フェニルメチル)−3H−イ
ミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点
222〜227℃(分解)。
【0236】例 238 (S)−5−〔〔(2,6−ジメチルフェニル)アミ
ノ〕カルボニル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−3−
(フェニルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−c〕ピ
リジン−6−カルボン酸。融点145〜150℃。 例 239 4,5,6,7−テトラヒドロ−3−メチル−5−〔(フ
ェニルアミノ)カルボニル〕−3H−イミダゾ〔4,5
−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点176〜178
℃(分解)。
【0237】例 240 5−〔〔(4−クロロフェニル)アミノ〕カルボニル〕
−4,5,6,7−テトラヒドロ−3−(フェニルメチ
ル)−3H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸。融点179〜182℃(分解)。 例 241 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔〔〔4−(メチル
チオ)フェニル〕アミノ〕カルボニル〕−3−(フェニ
ルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−
6−カルボン酸。融点220〜224℃(分解)。
【0238】例 242 5−〔(シクロヘキシルアミノ)カルボニル〕−4,5,
6,7−テトラヒドロ−3−(フェニルメチル)−3H
−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸モ
ノナトリウム塩。融点182〜184.5℃(分解)。 例 243 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔〔〔4−(メチル
スルホニル)フェニル〕アミノ〕カルボニル〕−3−
(フェニルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−c〕ピ
リジン−6−カルボン酸。融点180〜181℃(分
解)。
【0239】例 244 4,5,6,7−テトラヒドロ−3−〔(4−ニトロフェ
ニル)メチル〕−5−〔(フェニルアミノ)−カルボニ
ル〕−3H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸。融点240〜242℃(分解)。 例 245 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔〔(1−メチルエ
チル)アミノ〕カルボニル〕−3−(フェニルメチル)
−3H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸。融点188〜190℃(分解)。
【0240】例 246 5−ベンゾイル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フ
ェニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジ
ン−6−カルボン酸。融点236〜238℃。 例 247 1,4,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメチル)
−5H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−5,6−ジカ
ルボン酸−5−フェニルメチルエステル。融点123〜
127℃。
【0241】例 248 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−(フェニルアセチ
ル)−1−(フェニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,
5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点221〜22
3℃。 例 249 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔(メチルフェニル
アミノ)カルボニル〕−1−(フェニルメチル)−1H
−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。
融点192〜195℃(分解)。
【0242】例 250 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔(メチルフェニル
アミノ)カルボニル〕−1−(フェニルメチル)−1H
−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸モ
ノ塩酸塩。融点204〜206℃(分解)。 例 251 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−(1−オキソ−3−
フェニル−2−プロペニル)−1−(フェニルメチル)
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸。融点242〜244℃。
【0243】例 252 4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメチル)
−5−(フェノキシアセチル)−1H−イミダゾ〔4,
5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点205〜20
8℃。 例 253 5−アセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェ
ニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン
−6−カルボン酸。融点225〜227℃。
【0244】例 254 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔〔メチル(2−フ
ェニルエチル)アミノ〕カルボニル〕−1−(フェニル
メチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6
−カルボン酸。融点134〜136℃。 例 255 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔〔メチル(フェニ
ルメチル)アミノ〕カルボニル〕−1−(フェニルメチ
ル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カ
ルボン酸。融点172〜174℃(分解)。
【0245】例 256 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−(1−オキソ−3−
フェニルプロピル)−1−(フェニルメチル)−1H−
イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融
点205〜207℃。 例 257 5−〔(エチルフェニルアミノ)カルボニル〕−4,5,
6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメチル)−1H
−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。
融点207〜209℃。
【0246】例 258 4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメチル)
−5−〔(フェニルメチル)スルホニル〕−1H−イミ
ダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点1
90〜192℃。 例 259 4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニルメチル)
−5−〔(フェノキシアセチル−1H−イミダゾ〔4,
5−c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点205〜20
8℃。
【0247】例 260 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニル
メチル)−5−〔(フェニルメチル)スルホニル〕−1
H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸
メチルエステル。融点129〜131℃。 例 261 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−(2−メチル−1−
オキソ−3−フェニル−2−プロペニル)−1−(フェ
ニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン
−6−カルボン酸。融点190〜192℃。
【0248】例 262 (±)−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔(4−メ
チルフェニル)スルホニル〕−1−(フェニルメチル)
−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸。融点259〜261℃。 例 263 (S)−1,4,6,7−テトラヒドロ−6−(メトキシ
カルボニル)−γ−オキソ−1−(フェニルメチル)−
5H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−5−ブタン酸
メチルエステル。融点125〜127℃。
【0249】例 264 〔S−(E)〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−
(1−オキソ−2,3−ジフェニル−2−プロペニル)
−1−(フェニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点225〜230
℃。 例 265 (S)−5−アセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−
3−(フェニルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−カルボン酸メチルエステル。融点1
55〜157℃。
【0250】例 266 (S)−5−アセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−
3−(フェニルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−カルボン酸。融点120〜160
℃。 例 267 3,4,6,7−テトラヒドロ−3−(フェニルメチル)
−5H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−5,6−ジカ
ルボン酸5−フェニルエステル。融点174〜177℃
(分解)。 例 268 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−(1−オキソ−3−
フェニル−2−プロペニル)−3−(フェニルメチル)
−3H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボ
ン酸モノ塩酸塩。融点254〜256℃。
【0251】最後に、式(I)および(II)の追加的な
化合物を製造する説明のために、以下に例を示す。 例 269 2−ベンゾイル−8a,9−ジヒドロ−7−(1−メチ
ルエチル)−(フェニルメチル)−1H−ジイミダゾ
〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8〔4H,
7H〕−ジオン トリメチルアミン(2.09g)を、例55の化合物0.
7g、ジメチルホルムアミド(50ml)および塩化ベン
ゾイル(2.90g)の溶液に加える。室温で24時間
後に、水を濁りが発生するまで滴加する。分離した結晶
を濾過しそしてメタノール(10ml)および水で洗浄し
て淡黄色の固体を得る。メタノール−塩化メチレンから
再結晶せしめて純粋な生成物3.50gを得る。融点2
15〜217℃。
【0252】例 270 2−ベンゾイル−8a,9−ジヒドロ−7−フェニル−
3H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジ
ン−6,8(4H,7H)−ジオン。融点213〜215
℃。 例 271 8a,9−ジヒドロ−2−(4−ニトロベンゾイル)−
7−フェニル−3−(フェニルメチル)−3H−ジイミ
ダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8
(4H,7H)−ジオン。融点230〜232℃。
【0253】例 272 8a,9−ジヒドロ−2−(4−メトキシベンゾイル)
−7−フェニル−3−(フェニルメチル)−3H−ジイ
ミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−6,8
(4H,7H)−ジオン。融点200〜201℃。 例 273 8a,9−ジヒドロ−7−(4−メトキシフェニル)−
1−〔(3−メチル−4−ニトロフェニル)メチル〕−
1H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジ
ン−6,8(4H,7H)−ジオンモノ塩酸塩。融点25
8〜261℃(分解)。
【0254】例 274 2−ベンゾイル−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−
〔〔(1−メチルエチル)アミノ〕カルボニル〕−1−
(フェニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピ
リジン−6−カルボン酸 例269からの生成物0.5g、メタノール(50ml)
および1N水酸化ナトリウム(10ml)の懸濁液を水蒸
気浴上で15分間加熱する。得られた溶液を氷浴中で冷
却しそして1N塩酸(10ml)で処理して生成物を沈殿
させる。濾過および湿ったケーキとメタノール(2ml)
とのすりつぶしによって生成物を得る。融点192〜1
94℃(分解)。
【0255】例 275 2−ベンゾイル−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−
〔(フェニルアミノ)カルボニル〕−3−(フェニルメ
チル)−3H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−
カルボン酸。融点140〜145℃(分解)。 例 276 2−ベンゾイル−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−
〔(フェニルアミノ)カルボニル〕−1−(フェニルメ
チル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−
カルボン酸。融点180〜183℃(分解)。 例 277 4,5,6,7−テトラヒドロ−2−(4−メトキシベン
ゾイル)−5−〔(フェニルアミノ)カルボニル〕−3
−(フェニルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−c〕
ピリジン−6−カルボン酸。融点172〜174℃(分
解)。
【0256】例 278 (S)−1,4,6,7−テトラヒドロ−6−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシメチル)−N−メチル−N−フ
ェニル−1−(フェニルメチル)−5H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−5−カルボキサミド (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−(フェニル
メチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6
−カルボン酸メチルエステル2.7gおよびテトラヒド
ロフラン50mlの混合物を窒素雰囲気下で0℃で撹拌し
そして水素化アルミニウムリチウム0.6gを徐々に加
える。氷浴を除去しそして反応混合物を15時間撹拌さ
せる。混合物を、水0.6ml、15%水酸化ナトリウム
溶液0.6mlおよび水1.7mlで冷却しそして1時間撹拌
させる。懸濁液を濾過しそして濾液を濃縮して明るい黄
色の固体としてアミノアルコールを得る。TLC(Si
2)10%MeOH/CHCl3、Rf=0.15。
【0257】上記のアミノアルコール0.7g、t−ブ
チルジメチルシリルクロライド0.96g、イミダゾー
ル0.49gおよび乾燥ジメチルホルムアミド15mlの
混合物を、室温で18時間撹拌する。反応混合物を濃縮
し、酢酸エチルでうすめそして水で2度および飽和重炭
酸ナトリウムで2度洗浄する。有機層を硫酸マグネシウ
ム上で乾燥し、濾過し、次に濃縮する。残留物を、溶離
剤として2.5%メタノールおよびクロロホルムの混合
物を使用してシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフ
ィー処理によって精製する。所望のフラクションを合し
そして集めて油としてシリルエーテルを得る。TLC
(SiO2)10%MeOH/CHCl3、Rf=0.5
5。
【0258】上記シリルエーテル0.65g、N−メチ
ル、N−フェニルカルバモイルクロライド0.34g、
トリエチルアミン0.56mlおよび乾燥テトラヒドロフ
ラン10mlの混合物を、室温で24時間撹拌する。反応
混合物を、濾過しそして濃縮する。残留物を溶離剤とし
て2%メタノールおよびクロロホルムの混合物を使用し
てシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィー処理す
る。所望のフラクションを合しそして濃縮して油として
(S)−1,4,6,7−テトラヒドロ−6−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシメチル)−N−メチル−N−フ
ェニル−1−(フェニルメチル)−5H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−5−カルボキサミドを得る。
TLC(SiO2)10%MeOH/CHCl3、Rf=
0.15。
【0259】例 279 (S)−1,4,6,7−テトラヒドロ−6−(ヒドロキ
シメチル)−N−メチル−N−フェニル−1−(フェニ
ルメチル)−5H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−
5−カルボキサミド (S)−1,4,6,7−テトラヒドロ−6−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシメチル)−N−メチル−N−フ
ェニル−1−(フェニルメチル)−5H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−5−カルボキサミド3.80g
およびアセトニトリル中の2%弗化水素(アセトニトリ
ル96mlを48%弗化水素水溶液4mlと混合することに
よって製造した)100mlの混合物を、室温で1時間撹
拌する。溶液を濃縮し、酢酸エチルでうすめそして飽和
重炭酸ナトリウム溶液で洗浄する。有機層を硫酸マグネ
シウム上で乾燥し、濾過しそして濃縮乾涸する。残留物
を溶離剤としてクロロホルム中の0〜2%メタノールを
使用してシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによ
って精製する。所望のフラクションを濃縮して白色の固
体として(S)−1,4,6,7−テトラヒドロ−6−
(ヒドロキシメチル)−N−メチル−N−フェニル−1
−(フェニルメチル)−5H−イミダゾ〔4,5−c〕
ピリジン−5−カルボキサミドを得る。融点65〜75
℃。
【0260】例 280 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−1,4,6,7−
テトラヒドロ−1−〔(4−メトキシ−3−メチルフェ
ニル)メチル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジ
ン−6−メタノール 例278の操作に従って、はじめの工程において出発物
質として(S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−
〔(4−メトキシ−3−メチルフェニル)メチル〕−1
H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸
メチルエステルを使用しそして第3工程においてジフェ
ニルアセチルクロライドでアシル化しそして例279の
操作後に脱シリル化せしめて所望の生成物を得る。融点
164〜170℃。例278〜280に類似した方法を
使用しそして前記式(I)の化合物を製造する変形を使
用して、以下の例は、適当な相当する出発物質を使用し
て以下に示すような式(I)の化合物を製造する。
【0261】例 281 (S)−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−(フェニル
アセチル)−1−(フェニルメチル)−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−メタノール。融点119
〜125℃。 例 282 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−(2−フェニルメチ
ル)−1−(フェニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,
5−c〕ピリジン−6−メタノール。TLC(Si
2)Rf0.5(1:4のMeOH/CHCl3)。
【0262】例 283 (S)−5−〔ビス(4−クロロフェニル)アセチル〕
−4,5,6,7−テトラヒドロ−1−〔(3−メチル−
4−ニトロ−フェニル)メチル〕−1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−メタノール。融点178
〜185℃。 例 284 (S)−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−〔(3−メチル−4−ニトロフェニ
ル)メチル〕−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン
−6−メタノール。融点187〜195℃。 例 285 (S)−1−〔〔4−(ジメチルアミノ)−3−メチル
フェニル〕メチル〕−5−(ジフェニルアセチル)−
4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−メタノール。融点178〜185
℃。
【0263】例 286 (S)−1,4,6,7−テトラヒドロ−2−ブロモ−6
−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−N−メ
チル−N−フェニル−1−(フェニルメチル)−5H−
イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−5−カルボキサミド (S)−1,4,6,7−テトラヒドロ−6−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシメチル)−N−メチル−N−フ
ェニル−1−(フェニルメチル)−5H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−5−カルボキサミド1.23g
および塩化メチレン10mlの混合物を室温で撹拌しそし
てN−ブロモサクシンイミド0.45gを加える。反応
混合物を20分撹拌しそして濃縮する。残留物を、溶離
剤として50%酢酸エチル−ヘキサン混合物を使用して
シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって
精製する。所望のフラクションを合しそして濃縮して油
として所望の生成物を得る。TLC(SiO2)50%
EtOHc/ヘキサン、Rf=0.35。
【0264】例 287 (S)−1,4,6,7−テトラヒドロ−2−ブチル−6
−(ヒドロキシメチル)−N−メチル−N−フェニル−
1−(フェニルメチル)−5H−イミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−5−カルボキサミド (S)−1,4,6,7−テトラヒドロ−2−ブロモ−6
−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−N−メ
チル−N−フェニル−1−(フェニルメチル)−5H−
イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−5−カルボキサミド
0.64gおよびテトラヒドロフラン5mlの混合物を、
窒素雰囲気下で−78℃に冷却しそしてヘキサン中のn
−ブチルリチウムの2.35M溶液0.48mlを5分にわ
たって滴加する。溶液を15分撹拌しそしてテトラヒド
ロフラン1ml中の沃化n−ブチル0.14gの混合物を
2分にわたり滴加する。−78℃で30分撹拌した後、
ドライアイス−アセトン浴を除きそして反応混合物を一
夜室温に加温せしめる。溶液を濃縮し、酢酸エチルでう
すめそして飽和重炭酸ナトリウムで洗浄する。有機層を
硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過しそして濃縮する。
残留物を、溶離剤としてクロロホルム中の1〜4%メタ
ノールを使用してフラッシュクロマトグラフィーによっ
て精製しそして所望のフラクションを合しそして濃縮し
て油として生成物を得る。TLC(SiO2)5%Me
OH/CHCl3、Rf=0.5。S異性体の精製によっ
て融点70〜75℃を有する生成物を得る。
【0265】例 288 (S)−1,4,6,7−テトラヒドロ−6−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシメチル)−2−(ヒドロキシフ
ェニルメチル)−1−(フェニルメチル)−N−メチル
−N−フェニル−5H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジ
ン−5−カルボキサミド 同じ出発物質および求電子試薬としてベンズアルデヒド
を使用して例287にのべた操作の第1工程を使用し
て、所望の生成物を製造することができる。TLC(S
iO2)10%MeOH/CHCl3、Rf=0.35。
【0266】例 289 (S)−1,4,6,7−テトラヒドロ−6−(ヒドロキ
シメチル)−N−メチル−N−フェニル−1,2−ビス
(フェニルメチル)−5H−イミダゾ〔4,5−c〕ピ
リジン−5−カルボキサミド (S)−1,4,6,7−テトラヒドロ−6−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシメチル)−2−(ヒドロキシフ
ェニルメチル)−1−(フェニルメチル)−N−メチル
−N−フェニル−5H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジ
ン−5−カルボキサミド5.4g、酢酸無水物1.1g、
ジメチルアミノピリジン1.33g、ジイソプロピルエ
チルアミン1.4gおよび塩化メチレン50mlの混合物
を、室温で15時間撹拌する。溶液を濃縮し、酢酸エチ
ルでうすめ、そして順次に水、飽和硫酸銅、水および飽
和重炭酸ナトリウムで洗浄する。有機層を硫酸マグネシ
ウム上で乾燥し、濾過しそして濃縮して油としてアセテ
ートを得る。TLC(SiO2)10%MeOH/CH
Cl3、Rf=0.56。
【0267】アセテートを例279にのべた操作を使用
して脱シリル化してアルコールを得る。TLC(SiO
2)10%MeOH/CHCl3、Rf=0.35。融点
80〜87℃。アルコール1.5g、メタノール75ml
および20%パラジウム/炭素触媒0.1gの混合物
を、室温で50psiの初期圧で水素で7時間パール加圧
装置中で処理する。触媒を濾過によって除去しそして濾
液を濃縮する。残留物を溶離剤としてクロロホルム中の
0〜3%メタノールを使用して4mmのシリカゲルプレー
ト上のラジカルクロマトグラフィーによって精製する。
所望のフラクションを濃縮して白色の固体として生成物
を得る。融点80〜87℃。
【0268】例 290 (S)−1,4,6,7−テトラヒドロ−6−(ヒドロキ
シメチル)−2−(ヒドロキシフェニルメチル)−1−
(フェニルメチル)−N−メチル−N−フェニル−5H
−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−5−カルボキサミ
ド 出発物質として(S)−1,4,6,7−テトラヒドロ−
6−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−
(ヒドロキシフェニルメチル)−1−(フェニルメチ
ル)−N−メチル−N−フェニル−5H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−5−カルボキサミドを使用し
そして例279にのべた操作によって、白色固体として
生成物を得る。融点107〜120℃。
【0269】例 291 (S)−1,4,6,7−テトラヒドロ−6−(ヒドロキ
シメチル)−N,2−ジメチル−N−フェニル−1−
(フェニルメチル)−5H−イミダゾ〔4,5−c〕ピ
リジン−5−カルボキサミド。融点130〜135℃。 例 292 1,4,6,7−テトラヒドロ−2−〔ヒドロキシ−(4
−メトキシフェニル)メチル〕−6−(ヒドロキシメチ
ル)−N−メチル−N−フェニル−1−(フェニルメチ
ル)−5H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−5−カ
ルボキサミド。融点175〜180℃。
【0270】例 293 2−ブロモ−8a,9−ジヒドロ−7−フェニル−1−
(フェニルメチル)−1H−ジイミダゾ〔1,5−a:
4′,5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオ
ン 塩化メチレン中の臭素(1.60g)の溶液を、塩化メ
チレン(150ml)中の例152の生成物3.6gの撹
拌混合物に徐々に加える。得られた溶液を室温で12
間撹拌し、水(150ml)で洗浄し、乾燥(MgS
4)しそして濃縮して20mlにする。酢酸エチル(5
0ml)を添加して生成物の沈殿を得る。ジメチルホルム
アミドエーテルから再結晶せしめて純粋な化合物を得
る。融点267〜269℃。
【0271】例 294 2−ブロモ−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔(フ
ェニルアミノ)カルボニル〕−1−(フェニルメチル)
−1H−イミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジ
ン−6−カルボン酸。融点270〜275℃。 例 295 8a,9−ジヒドロ−7−フェニル−2,3−ビス(フェ
ニルメチル)−3H−ジイミダゾ〔1,5−a:4′,
5′−d〕ピリジン−6,8(4H,7H)−ジオン。融
点181〜182℃。 例 296 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−〔(フェニルアミ
ノ)カルボニル−2,3−ビス(フェニルメチル)−3
H−イミダゾ〔1,5−a:4′,5′−d〕ピリジン−
6−カルボン酸。融点158〜160℃(分解)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨン・シー・ホツジエズ アメリカ合衆国ミシガン州(48105)アン アーバー.ウオールデンドライブ4307 (72)発明者 ジヨン・エス・キーリ アメリカ合衆国ミシガン州(48103)アン アーバー.サンセツトコート4138 (72)発明者 シルベスター・アール・クルツチユコ アメリカ合衆国ミシガン州(48103)アン アーバー.プラツト5143

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(II) 【化1】 を有する化合物およびその非毒性の薬学的に許容し得る
    塩基または酸付加塩。上記式中、 【化2】 は単結合または二重結合であり、 (1) Raの中、1個は存在しそして(a) 水素、
    (b) 1〜20個の炭素のアルキル、(c) 【化3】 {式中、yは、0、1、2、3、4または5でありそし
    てR′はシクロアルキル、ナフチル、ヘテロアリール、
    未置換のまたは低級アルキル、ハロゲン、トリフルオロ
    メチル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アシルオキ
    シ、アミノ、N−低級モノアルキルアミノ、N,N−低
    級ジアルキルアミノ、低級チオアルキル、低級アルキル
    スルホニル、ニトロまたは−NHC(=O)R10〔式中、
    10は低級アルキル、未置換の、または低級アルキルに
    より置換されているフェニルまたは−NHR11(式中R
    11は水素または低級アルキルである)である〕からなる
    1〜5個好適には1〜3個の置換分で置換されているフ
    ェニルであり、そしてR″は水素、低級アルキル、シク
    ロアルキル、ナフチル、未置換の、またはアルキル、ハ
    ロゲン、トリフルオロメチル、アミノ、N−低級モノア
    ルキルアミノ、N,N−低級ジアルキルアミノ、低級チ
    オアルキル、低級アルキルスルホニルまたはニトロから
    なる1〜5個の置換分好適には1〜3個の置換分で置換
    されたフェニルである}であり、 (2) Zは酸素または硫黄であり、 (3) R2は(a) 水素、(b) ハロゲン、
    (c) 低級アルキル、(d) R′−(CH2)x−(式
    中、xは1、2、3、4または5でありそしてR′は独
    立して前述した通りである)、(e) R′−C(=O)
    −(式中、R′は独立して前述した通りである)、
    (f) R′−CH(OH)−(式中、R′は独立して前
    述した通りである)であり、 (4) Rは低級アルキル、ヘテロアリール、フェニル
    またはベンジル(それぞれが未置換の、または低級アル
    キル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、低
    級アルコキシ、低級アシルオキシ、アミノ、N−低級モ
    ノアルキルアミノ、N,N−低級ジアルキルアミノ、低
    級チオアルキル、低級アルキルスルホニルまたはニトロ
    からなる1〜5個の置換分で置換されている)からなる
    群から選択されたものである。
  2. 【請求項2】 Zが前述した通りでありそして、Rが3
    〜5個の炭素の有枝鎖状アルキル、または1、2または
    3個のメトキシ基によって置換されたフェニルである前
    記請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 式(IIa) 【化4】 (式中、Zは酸素または硫黄であり、そしてR11は3〜
    5個の炭素の有枝鎖状アルキルおよび置換されたフェニ
    ルである)の化合物の抗高血圧的な有効な量および薬学
    的に許容し得る担体からなる哺乳動物の高血圧を治療す
    るための薬学的組成物。
  4. 【請求項4】 R11が3〜5個の炭素の有枝鎖状アルキ
    ルおよび1〜3個のメトキシ基によって置換されたフェ
    ニルである請求項3記載の組成物。
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